JP4048803B2 - Electronics - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケース体の上面の所定位置に表示体などの可動体を備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶表示器等の可動体を備えた電子機器として、例えば液晶表示器を表示パネルに用いたノート型パソコンがある。周知のようにノート型パソコンでは表示器パネルがキーボードの蓋の役目をしていて、この表示器パネルを開いて所望の角度に保持するようになっている。そして、この表示器パネルの角度を保持する角度保持機構としては表示パネルの下端部と本体とを連結する蝶番等の摩擦を大きくした摩擦機構が採用されている。
【0003】
また、液晶表示器等の角度保持機構として、特許2781760号公報に開示されたものがある。この特許2781760号公報のものは、表示器パネル(液晶表示装置)の背面の略中央にロックプレートの一端を軸支し、この揺動自在なロックプレートの他端を、ベースの上面に形成された複数の凸部に係止することで、表示器パネルを複数の位置に角度保持するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、角度保持機構として前記ノート型パソコンのような摩擦機構を採用したものにおいて、長期使用していると、経年変化により摩擦力が低下して表示器パネルを所定位置に保持する能力が低下する恐れがある。このため、軽い力でも表示器パネルが回動転倒してしまい、最悪の場合は表示器パネルに衝撃が加えられて破壊されてしまう恐れもある。
【0005】
また、特許2781760号公報に開示されている技術においては、角度保持機構(ロックプレートやベースの上面の凸部)が外部に露出しているので、この角度保持機構に外力や衝撃が加えられて、この機構自体を破壊してしまう恐れがある。さらに、この露出された角度保持機構に手などを挟んでしまう恐れもある。なお、その他の角度保持機構においてもその一部でも露出していると、同様な問題が生じる。
【0006】
本発明は、ケース体の上面の所定位置に表示体などの可動体を備えた電子機器において、可動体を例えば複数の任意の位置に角度保持できるようにするとともに、可動体を確実に保持して可動体の転倒等による破壊を防止し、さらに、角度保持機構自体の破壊防止や使用時の安全対策を図ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の電子機器は、ケース体と、後端面を回動軸より前記ケース体内部へ延出し、それ自体の内部で軸支されて、前記ケース体の上面に回動自在に配設された可動体と、リンク部材と、前記可動体の回動方向に応じた第1、第2の異なる案内溝を有するとともに該リンク部材の一端を前記案内溝に嵌合しながら移動可能にして該一端を前記一方の案内溝の所定位置でロックするロック機構ブロックとを有する任意角度保持機構であって、前記リンク部材の他端が前記可動体の前記延出した部分に連結されるとともに前記ロック機構ブロックが前記ケース体に連結され、該可動体を任意の角度に保持する任意角度保持機構と、を備え、前記任意角度保持機構を前記ケース体の内側に取り付けたことを特徴とする。可動体としては液晶パネル等を用いた表示体や電子楽器における譜面台、さらには各種制御パラメータを設定するために機器本体に対して回転自在に設けられた操作パネルなどでもよい。
【0008】
上記のように構成された請求項1の電子機器によれば、任意角度保持機構において、リンク部材の一端がロック機構ブロックに嵌合しながら移動し、所定の位置でロックできるので、このリンク部材に連結された表示体等の可動体の角度を任意(例えば複数の所定角度の内の任意角度)に固定することができ、この任意角度を選択できるので、例えば表示の視認性が向上する。
【0009】
また、任意角度保持機構のロック機構ブロックはリンク部材の一端を嵌合しながら移動可能にしている、すなわち、ロック機構ブロックはリンク部材の一端の移動経路を所定の経路に規制し、可動体の回動範囲を規制するリミッタの役割も果たしている。したがって、液晶表示体などの可動体を必要以上に回動あるいは転倒してしまうこともないので、この可動体自体の破壊等を防止することができる。
【0010】
さらに、任意角度保持機構が前記ケース体の内側に取り付けられている、すなわち、該任意角度保持機構と前記可動体との連結部もケース体の内側にある。仮にこのような角度保持機構の一部でもケース体から露出していると、前記従来技術と同様であり、異物との干渉や外力や衝撃が加えられて、この機構自体を破壊してしまう恐れがある。しかし、本発明においては、ケース体の外側に任意角度保持機構が露出していないので、この任意角度保持機構自体を破壊するようなこともない。また、任意角度保持機構に手などを挟む恐れもない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は実施形態の鍵盤式電子楽器(電子機器)の要部斜視図であり、電子楽器の略中央部を後方側から見た状態を示している。なお、この電子楽器において、演奏時の演奏者側(鍵盤側)を「前部」あるいは「前方」とし、その反対側を「後部」あるいは「後方」とし、さらに「左右」とは電子楽器の正立状態で前部から向かって右左とする。この電子楽器の本体ケースは、合成樹脂製の上ケース(ケース体)1と図示しない下ケースとで構成されており、上ケース1の上面において鍵盤10より後方側の面は操作パネル面11となっている。この操作パネル面11には、音色選択スイッチや各種機能スイッチなどの多数の操作スイッチ20が配設され、さらに操作パネル面11の一部には収納凹部12が形成されている。
【0012】
収納凹部12は、平面形状が矩形状で左右にテーパを有する均一深さとされ、操作パネル面11の途中から後方側の背面パネル13の部分まで形成されている。そして、収納凹部12に可動体としての表示体2が配設されている。表示体2は、収納凹部12の前方側内部において後述のヒンジ機構により軸支され、左右方向を回動軸として前後方向に回動可能となっている。また、表示体2のカバー21の背面には、後述の延設部211がカバー21と一体に形成されるとともに、後述のトルク機構(摩擦機構)に係合する大歯車212が取り付けられている。
【0013】
収納凹部12の中央後方端部には係合爪121が配設されるとともに、表示体2の中央上端部には係合爪121に着脱自在となる係合部22が形成されており、表示体2を後方側に倒して収納凹部12内に収納したとき係合部22が係合爪121に係合し、表示体2が上ケース1に固定される。また、係合部22の突起221を操作することにより、係合部22が係合爪121から解放され、表示体2を起こすことができる。
【0014】
図2は上ケース1の裏面側の要部を示す斜視図であり、電子楽器の前方下部から見た状態を示している。なお、同図は表示体2を収納凹部12内に収容した状態である。上ケース1の裏面側には、前記収納凹部12に対応する矩形台状の膨出部12Rが形成されており、この膨出部12Rの図において左側(電子楽器の右側)には第1プリント基板301が配設され、膨出部12Rの前方側には第2プリント基板302が配設され、さらに、膨出部12Rの図において右側(電子楽器の左側)には第3プリント基板303が配設されている。また、背面パネル13の裏面及びその他の所定箇所には、図示しない下ケースのボスと当接する当接部14が形成されており、この当接部14と下ケースのボスとを下ケース側からネジ止めすることにより、上ケース1と下ケースとが合体される。
【0015】
膨出部12R(収納凹部12の裏面)の前方左右端部の2箇所には、後述図5及び図6で詳細に説明するヒンジ機構3の蝶番31が取り付けられている。また、膨出部12Rの中央部の第2プリント基板302の近傍には矩形の開口部12aが形成されており、この開口部12aに前記表示体2の延設部211が貫通されている。さらに、膨出部12Rにおいて開口部12aと一方のヒンジ機構3との間にはトルク機構4が形成されている。トルク機構4は、膨出部12Rに固定され回転摩擦を発生する摩擦発生器41とこの摩擦発生器41の軸に固定されたピニオン42とで構成され、このピニオン42に表示体2の大歯車212が係合されている。そして、表示体2の回動と共に大歯車212が回動しようとすると、摩擦発生器41によりピニオン42の回転に摩擦力が働き、さらに大歯車212とピニオン42のギヤ比が大きいことから、表示体2の回動力に抵抗が加わる。この抵抗は表示体2がその自重で回動する場合にゆっくりと回動する程度である。上記トルク機構は、金属軸とそれを包むゴム体の回転手段や、オイルダンパ機構で実現できる。
【0016】
膨出部12R(収納凹部12の裏面)の中央には任意角度保持機構5が配設されている。任意角度保持機構5は、膨出部12Rにおいて開口部12aの後方に互いに平行に対向して配置された2つのロック機構ブロック51,51と、一端をロック機構ブロック51,51に嵌合され、他端を表示体2の延設部211の端部211aに連結されたリンク部材52とで構成されている。2つのロック機構ブロック51,51は合成樹脂により互いに鏡像対称の形状に成形されており、後述図3及び図4で詳細に説明する案内溝511を備えている。リンク部材52は金属製であり、リンク521の一端にガイドピン522を固定するとともに、リンク521の他端に固定板523をヒンジ524で連結して構成されている。そして、固定板523が延設部211の端部211aに固定され、ガイドピン522がロック機構ブロック51,51の案内溝511に嵌合されている。
【0017】
図5及び図6はヒンジ機構3を示す断面図である。なお、両図は図2のA−A矢視断面図に対応しており、図5は表示体2を収納凹部12内に収容した状態、図6は表示体2を収納凹部12から起こした状態を示している。ヒンジ機構3の蝶番31は回動板31aと固定板31bを軸31cで連結して構成されている。表示体2のカバー21の下端部は断面円弧状にされ、該カバー21の左右2箇所(2組のヒンジ機構に対応する位置)に開口21aが形成されている。また、カバー21の内部の該開口21aの近傍にはボス21bが形成され、該ボス21bに蝶番31の回動板31aがネジ止めされている。また、上ケース1の膨出部12R(収納凹部12の裏面)の前方端部にはボス12R−1が形成され、このボス12R−1に蝶番31の固定板31bがネジ止めされている。
【0018】
以上のようにヒンジ機構3は、表示体2を操作パネル面11に回動自在に保持するヒンジ機構として、軸31c及び回動板31aがカバー21内に内装され、一端部がカバーに固着され、他端部をカバー21外に突設された固定板31bが延設して設けられ、この固定板31bをケース体1内部からケース体1に対して固着した構成になっている。そして、表示体2は蝶番3,3の軸31c,31cを軸として回動する。また、表示体2の回動軸は、カバー21の内部において蝶番31,31の軸31c,31cの部分により構成され、例えばカバー21を左右方向に貫通するような実際の軸とはなっていない。すなわち、指などを軸に引っかけることもなく安全で、回動軸自体が外から視認されないので見栄えのよいものとなっている。
【0019】
なお、蝶番31,31に摩擦機構を設けるようにしてもよいが、任意角度保持機構5により表示体2の角度を保持できるので、蝶番31,31に摩擦機構を必要とせず、簡単な構成となっている。
【0020】
図3及び図4は任意角度保持機構5を示す要部断面図である。なお、両図は図2のB−B矢視断面図に対応しており、図3は表示体2を収納凹部12内に収容した状態、図4は表示体2を収納凹部12から起こした状態を示している。ロック機構ブロック51の案内溝511は、下側の水平な第1溝511aと、該第1溝511aと水平板51aによって大半仕切られた上側の水平な第2溝511bと、第1溝511aの下片に形成された4つの係合溝511c,511d,511e,511fとで形成されている。また、ロック機構ブロック51は案内溝511の後方側の一部において開口51bを有するとともに水平板51aから厚さを薄くして開口51b上に延設された羽根板51cを有している。羽根板51cの端部は第1溝511aと第2溝511bとを前記リンク部材52のガイドピン522の径より小さな幅で連通するだけで、この羽根板51cの端部は該羽根板51cの弾性により自由端となっている。
【0021】
以上の構成により、表示体2を収納凹部12から起こすと、すなわち蝶番31,31の軸31c,31cを回動軸として図3において反時計回りに回動すると、表示体2の延設部211に連結されたリンク部材52が移動し、ガイドピン522が第1溝511aに倣って後方側(図の右側)に移動する。ガイドピン522が第1溝511aの後端部の傾斜面まで移動し、表示体2をさらに回動するとガイドピン522が傾斜面に倣って羽根板51cを押し上げ、該ガイドピン522は第2溝511bに移動する。ここから表示体2を図3において時計回りに回動すると、ガイドピン522は羽根板51c上で第2溝511bに倣って前方側(図の左側)に移動する。そして、ガイドピン522が第2溝511bの前端部の傾斜面まで移動し、表示体2をさらに回動するとガイドピン522がこの傾斜面に倣って第1溝511aに移動する。以上のことから、上記羽根板51cはピン移動の逆止弁の機能を果たしている。
【0022】
このように表示体2を収納凹部12から最大の起立位置(ガイドピン522が第2溝511bの後端部に当接する位置)まで起こし、再び収納部12に収納すると、その間にガイドピン522は第1溝511a→第2溝511b→第1溝511aと移動する。そこで、ガイドピン522が第1溝511a内にあるときに、表示体2を後方側に倒すと(図3において時計回りに回動すると)、ガイドピン522が、係合溝511c,511d,511e,511fのうちガイドピン522より前方側にある係合溝に係合し、それ以上表示体2が収納凹部12側に回動(転倒)することがなくなる。すなわち、複数の係合溝511c,511d,511e,511fに対応して、複数の任意の位置で表示体2の角度を保持することができる。したがって、演奏者(ユーザ)は表示体2を所望の角度に設定することができ、表示体2の表示の視認性が向上する。
【0023】
なお、図2に示したように、上ケース1の背面パネル13と任意角度保持機構5のロック機構ブロック51,51との間には水平断面「ヨ」字状の突部15が形成されており、ロック機構ブロック51,51の後端部はこの突部15に当接するようになっている。これにより、表示体2を最大の起立位置まで起こた状態で、さらに表示体2を前側に倒そうとする力が加わっても、ロック機構ブロック51,51が耐えられるように補強されている。
【0024】
以上のように任意角度保持機構5は、リンク部材52と該リンク部材52の一端を嵌合しながら移動可能にして該一端を所定位置でロックするロック機構ブロック51とを有する任意角度保持機構であって、一方が表示体(可動体)2に連結されるとともに他方がケース体1に連結され、該表示体2を任意の角度に保持する構成になっている。すなわち、ロック機構ブロック51はリンク部材52のガイドピン522の移動経路を第1溝511aと第2溝511bのみの経路に規制し、表示体2の回動範囲を規制するリミッタの役割をする。したがって、表示体2を必要以上に回動あるいは転倒してしまうこともないので、この表示体2の破壊等を防止することができる。
【0025】
また、任意角度保持機構5はケース体1の内側に取り付けられ、この任意角度保持機構5と表示体2との連結部(延設部211の端部211aとリンク部材52の固定板523)もケース体1の内側にある。すなわち、ケース体1の外側に任意角度保持機構5が露出していないので、この任意角度保持機構5自体を破壊するようなこともなく、また、任意角度保持機構5に手などを挟む恐れもない。
【0026】
図3及び図4に示したように、表示体2の延設部211は、ヒンジ機構3の軸31cを中心とする断面円弧状でカバー21の背面部21−1から膨出された湾曲部211−1と、この湾曲部211−1からカバー21の背面部21−1と平行に該カバー21の下端部側に形成された矩形部211−2とで構成されている。湾曲部211−1は、表示体2の回動により収納凹部12に対して開口部12aから出没するが、矩形部211−2は、膨出部12R(収納凹部12の裏面)の前方側近傍でケース体1の内側において移動(回動)する。また、延設部211には、表示体2を収納凹部12内に収容した状態(図3)において上ケース1の裏面に対向する部分に、開口211−3が形成されている。そして、表示体2の内部の回路部に接続されたフラットケーブル等の配線ケーブル23が、カバー21内から湾曲部211−1、矩形部211−2及び開口211−3を介して上ケース1の内部に引き出されている。また、図2に示したようにこの配線ケーブル23は、表示回路等を搭載した第2プリント基板302においてコネクタ302aに接続されている。
【0027】
以上説明したように、この実施例では表示体である可動体は、その終端面211−4をその回動軸(回動支点部)よりケース体1内部へ延出し、この延出部(延設部211)に任意角度保持機構5の一方を回動自在に設けている。この技術思想により、任意角度保持機構をケース体に内装してかつ可動体の角度保持を任意に行うことが可能となっている。また、上記延出部がケーブル配線のための可動体回動全範囲のカバーとなし得るので、外から配線部が見えて見苦しいということもないことにもつながっている。
【0028】
なお、回路設計に応じて配線ケーブル23は第1プリント基板301あるいは第3プリント基板303側に接続できることはいうまでもないが、このような場合でも、例えば図7に示したように、延設部211に隣接している第2プリント基板302に押え部材302bを設け、この押え部材302bに配線ケーブル23を引っかけてから第1プリント基板301あるいは第3プリント基板303側に配線するとよい。なお、図7では第1プリント基板301側に配線されている状態を示しているが、第3プリント基板303側に配線する場合は配線ケーブル23は反対側に折り曲げることはいういまでもない。このように、配線ケーブル23を第2プリント基板302に配線するか、押え部材302bを設けると、表示体2の回動時にも配線ケーブル23の撓み変形がほんの一部分だけとなるので上ケース1内の配線が安定する。
【0029】
以上のように、任意角度保持機構5を上ケース1に固着する際にこの任意角度保持機構5をカバー21に固着したリンク部材52の固定板523に対する延設部211の内部を介して、表示体2の回路部から配線ケーブル23を配設するような構造になっている。したがって、配線ケーブル23が上ケース1の外部に露出せず、断線がきわめてされにくく、安全配線設計となっている。
【0030】
また、任意角度保持機構5における収納時として設定される表示体2の操作パネル面11に対する配設位置に、収納凹部12を設け、この収納凹部12に表示体2を嵌合させて収納するようにしているので、表示体2の収納時に操作パネル面11から表示体2が出っ張らず、操作パネル面11がスマートになる。
【0031】
また、表示体2の回動支点部(蝶番31,31の軸31c,31c)を支点として回動するとともに、カバー21の延設部211は、回動支点部と交差する方向において該支点部近傍に設けられ、表示体2の収納時に、操作パネル面11に設けた収納凹部12から開口部12aを介してさらに内部に配設するようにしている。したがって、配線ケーブル23の配線スペースを無理なく確保できている。
【0032】
実施形態における表示体は液晶パネル等をカバーで覆ったものであるが、フレーム等を有する表示体であって、このフレームを任意角度保持機構の一端に連結するような構成でもよい。
【0033】
また、実施形態では可動体が表示体である場合について説明したが、この可動体は電子楽器の上面に設けられる譜面台でもよい。
【0034】
また、実施形態では電子鍵盤楽器を例に説明したが、本発明は他の各種電子機器に適用できることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】
請求項1の電子機器によれば、任意角度保持機構により、表示体等の可動体の角度を任意(例えば複数の所定角度の内の任意角度)に固定することができ、この任意角度を選択できるので、例えば表示の視認性が向上する。また、任意角度保持機構のロック機構ブロックは可動体の回動範囲を規制するリミッタの役割も果たしているので、液晶表示体などの可動体を必要以上に回動あるいは転倒してしまうこともなく、この可動体自体の破壊等を防止することができる。さらに、ケース体の外側に任意角度保持機構が露出していないので、この任意角度保持機構自体を破壊するようなこともなく、また、任意角度保持機構に手などを挟む恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の鍵盤式電子楽器の要部斜視図である。
【図2】本発明の実施形態における上ケースの裏面側の要部を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態における表示体を収納凹部内に収容した状態の任意角度保持機構を示す要部断面図である。
【図4】本発明の実施形態における表示体を収納凹部から起こした状態の任意角度保持機構を示す要部断面図である。
【図5】本発明の実施形態における表示体を収納凹部内に収容した状態のヒンジ機構示す要部断面図である。
【図6】本発明の実施形態における表示体を収納凹部から起こした状態のヒンジ機構示す要部断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1…上ケース(ケース体)、2…表示体(可動体)、3…ヒンジ機構、11…操作パネル面、12…収納凹部、12a…開口部、21…カバー、211…延設部、5…任意角度保持機構、51…ロック機構ブロック、52…リンク部材、511…案内溝、522…ガイドピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electronic apparatus including a movable body such as a display body at a predetermined position on an upper surface of a case body.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as an electronic device having a movable body such as a liquid crystal display, there is a notebook personal computer using a liquid crystal display as a display panel, for example. As is well known, in a notebook type personal computer, a display panel serves as a keyboard lid, and the display panel is opened and held at a desired angle. As an angle holding mechanism for holding the angle of the display panel, a friction mechanism having a large friction such as a hinge connecting the lower end portion of the display panel and the main body is employed.
[0003]
Further, as an angle holding mechanism for a liquid crystal display or the like, there is one disclosed in Japanese Patent No. 2781760. In this Japanese Patent No. 2781760, one end of a lock plate is pivotally supported substantially at the center of the back of a display panel (liquid crystal display device), and the other end of the swingable lock plate is formed on the upper surface of the base. The display panel is held at angles at a plurality of positions by engaging with the plurality of protrusions.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when a friction mechanism such as the above-mentioned notebook type personal computer is used as the angle holding mechanism, the frictional force is reduced due to aging and the ability to hold the display panel in a predetermined position is deteriorated when it is used for a long time. There is a fear. For this reason, the display panel may turn and fall even with a light force, and in the worst case, the display panel may be shocked and destroyed.
[0005]
In the technology disclosed in Japanese Patent No. 2789760, the angle holding mechanism (the protrusion on the upper surface of the lock plate or the base) is exposed to the outside, so that an external force or impact is applied to the angle holding mechanism. There is a risk of destroying the mechanism itself. Furthermore, there is a risk that a hand or the like may be caught in the exposed angle holding mechanism. Note that the same problem arises when other angle holding mechanisms are also exposed at a part thereof.
[0006]
In an electronic apparatus including a movable body such as a display body at a predetermined position on the upper surface of a case body, the movable body can be held at an angle at a plurality of arbitrary positions and the movable body is securely held. It is an object of the present invention to prevent destruction of the movable body due to overturning, etc., and further to prevent destruction of the angle holding mechanism itself and to take safety measures during use.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The electronic apparatus according to
[0008]
According to the electronic device of
[0009]
In addition, the lock mechanism block of the arbitrary angle holding mechanism is movable while fitting one end of the link member, that is, the lock mechanism block restricts the movement path of one end of the link member to a predetermined path, It also serves as a limiter that regulates the rotation range. Therefore, the movable body such as the liquid crystal display body does not turn or fall more than necessary, so that the movable body itself can be prevented from being destroyed.
[0010]
Furthermore, the arbitrary angle holding mechanism is attached to the inside of the case body, that is, the connecting portion between the arbitrary angle holding mechanism and the movable body is also inside the case body. If even a part of such an angle holding mechanism is exposed from the case body, it is the same as the prior art, and the mechanism itself may be destroyed due to interference with foreign matter, external force or impact. There is. However, in the present invention, since the arbitrary angle holding mechanism is not exposed outside the case body, the arbitrary angle holding mechanism itself is not destroyed. In addition, there is no risk of a hand or the like being caught in the arbitrary angle holding mechanism.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view of a main part of a keyboard-type electronic musical instrument (electronic device) according to an embodiment, and shows a state where a substantially central portion of the electronic musical instrument is viewed from the rear side. In this electronic musical instrument, the performer side (keyboard side) at the time of performance is “front” or “front”, the opposite side is “rear” or “rear”, and “left and right” means the electronic instrument In the upright state, it is set to the right and left from the front. The main body case of the electronic musical instrument is composed of a synthetic resin upper case (case body) 1 and a lower case (not shown), and the upper surface of the
[0012]
The
[0013]
An
[0014]
FIG. 2 is a perspective view showing a main part on the back surface side of the
[0015]
[0016]
An arbitrary angle holding mechanism 5 is disposed at the center of the bulging
[0017]
5 and 6 are sectional views showing the
[0018]
As described above, the
[0019]
The hinges 31 and 31 may be provided with a friction mechanism. However, since the angle of the
[0020]
3 and 4 are cross-sectional views of the main part showing the arbitrary angle holding mechanism 5. 2 corresponds to a cross-sectional view taken along the line B-B in FIG. 2, FIG. 3 shows a state in which the
[0021]
With the above configuration, when the
[0022]
In this way, when the
[0023]
As shown in FIG. 2, a
[0024]
As described above, the arbitrary angle holding mechanism 5 is an arbitrary angle holding mechanism having the
[0025]
The arbitrary angle holding mechanism 5 is attached to the inside of the
[0026]
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0027]
As described above, in this embodiment, the movable body, which is a display body, extends the end surface 211-4 from the rotating shaft (rotating fulcrum portion) to the inside of the
[0028]
It goes without saying that the
[0029]
As described above, when the arbitrary angle holding mechanism 5 is fixed to the
[0030]
Further, a
[0031]
Further, the
[0032]
Although the display body in the embodiment is a liquid crystal panel or the like covered with a cover, it may be a display body having a frame or the like, and the frame may be connected to one end of an arbitrary angle holding mechanism.
[0033]
Moreover, although the case where a movable body was a display body was demonstrated in embodiment, this movable body may be a music stand provided in the upper surface of an electronic musical instrument.
[0034]
In the embodiments, the electronic keyboard musical instrument has been described as an example, but it goes without saying that the present invention can be applied to other various electronic devices.
[0035]
【The invention's effect】
According to the electronic device of the first aspect, the angle of the movable body such as the display body can be fixed arbitrarily (for example, an arbitrary angle among a plurality of predetermined angles) by the arbitrary angle holding mechanism, and the arbitrary angle is selected. Thus, for example, display visibility is improved. In addition, since the lock mechanism block of the arbitrary angle holding mechanism also serves as a limiter that regulates the rotation range of the movable body, the movable body such as the liquid crystal display body does not rotate or fall more than necessary, It is possible to prevent the movable body itself from being destroyed. Furthermore, since the arbitrary angle holding mechanism is not exposed outside the case body, the arbitrary angle holding mechanism itself is not destroyed, and there is no possibility that a hand or the like is caught in the arbitrary angle holding mechanism.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of essential parts of a keyboard-type electronic musical instrument according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a main part on the back side of the upper case in the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view of an essential part showing an arbitrary angle holding mechanism in a state in which a display body in an embodiment of the present invention is housed in a housing recess.
FIG. 4 is a cross-sectional view of an essential part showing an arbitrary angle holding mechanism in a state where a display body is raised from a storage recess according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the main part showing the hinge mechanism in a state where the display body in the embodiment of the present invention is housed in the housing recess.
FIG. 6 is a cross-sectional view of the main part showing the hinge mechanism in a state where the display body in the embodiment of the present invention is raised from the storage recess.
FIG. 7 is a diagram showing another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
後端面を回動軸より前記ケース体内部へ延出し、それ自体の内部で軸支されて、前記ケース体の上面に回動自在に配設された可動体と、
リンク部材と、
前記可動体の回動方向に応じた第1、第2の異なる案内溝を有するとともに該リンク部材の一端を前記案内溝に嵌合しながら移動可能にして該一端を前記一方の案内溝の所定位置でロックするロック機構ブロックとを有する任意角度保持機構であって、
前記リンク部材の他端が前記可動体の前記延出した部分に連結されるとともに前記ロック機構ブロックが前記ケース体に連結され、該可動体を任意の角度に保持する任意角度保持機構と、
を備え、
前記任意角度保持機構を前記ケース体の内側に取り付けたことを特徴とする電子機器。The case body,
A movable body that extends from the pivot shaft into the case body, is pivotally supported within itself, and is pivotally disposed on the upper surface of the case body;
A link member;
It has first and second different guide grooves according to the rotation direction of the movable body, and one end of the link member can be moved while being fitted into the guide groove, and the one end is set in the predetermined one of the guide grooves. An arbitrary angle holding mechanism having a lock mechanism block that locks in position,
An arbitrary angle holding mechanism that connects the other end of the link member to the extended portion of the movable body and the lock mechanism block is connected to the case body, and holds the movable body at an arbitrary angle;
With
An electronic apparatus, wherein the arbitrary angle holding mechanism is attached to the inside of the case body.
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