JP4046100B2 - 放熱装置 - Google Patents
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Description
これは、熱伝導シートとICチップ、シンクタンクとの間に空気が入りこむと、熱伝導シートがICチップ、或はシンクタンクにしっかりと接着されているため、間に入り込んだ空気を完全に抜き出すことが困難となり、微少量の空気が気泡として残ってしまうのである。このようにしてICチップと熱伝導シートとの間、或は熱伝導シートとシンクタンクとの間に残った空気は、ICチップからシンクタンクへの熱伝導を妨げるため、結局、シンクタンクによるICチップの冷却性能も低くなるという問題を生ずる。
この場合、前記通気部を構成する前記切れ目は、請求項2〜4のように直線状、十字状、V字状とすることができる。
この構成によれば、冷却対象部品とヒートシンクとを熱伝導シートによってしっかりと接着できると共に、その接着時に冷却対象部品と熱伝導シート、熱伝導シートとシンクタンクとの間に空気が入ったとしても、これを容易に抜き出すことができる。
この構成によれば、冷却対象部品と熱伝導シートとの間、或はヒートシンクと熱伝導シートとの間に空気が残っていたとしても、熱伝導シートがヒートシンクと冷却対象部品との間で押圧される状態となるので、万一、電子部品または電気部品と熱伝導シートとの間、或はヒートシンクと熱伝導シートとの間に空気が残っていた場合、その空気が熱伝導シートの通気部、或はヒートシンクの通気部から抜け出ることが期待できるようになる。
図1ないし図3は本発明の第1の実施形態を示す。
図2は制御回路のプリント配線基板1を示すもので、このプリント配線基板(以下、単に基板と称する。)1には、例えばCPUを構成する冷却対象部品としてのICチップ2が装着されている。なお、図示はしないが、この基板1には、上記ICチップ2の他に制御回路を構成する多数のICチップやトランジスタなどの電子部品、抵抗やコンデンサなどの電気部品が搭載されている。
このような小孔9をもった熱伝導シート3は、ICチップ2を基板1に装着する前、或はICチップ2を基板1上に装着した後、ICチップ2の上面に接着される。この接着時に、熱伝導シート3とICチップ2との間に空気が入り込んだとする。この空気は、熱伝導シート3を上から擦るなどすると、入り込んだところから移動し、やがていずれかの小孔9から外部に抜け出るようになる。このため、ICチップ2と熱伝導シート3との間に、空気が気泡として残ることを極力防止することができ、ICチップ2から熱伝導シート3への熱伝導を良好に行わせることができる。
図4は本発明の第2の実施形態を示す。この第2の実施形態は、上述の第1の実施形態と同様にICチップ2を冷却ファン装置4によって冷却することを前提としており、相違するところは、次の2点である。
(1)熱伝導シート3の両面に接着剤3aを塗布して両面に接着性を持たせたこと。
(2)ファンケーシング5の底面壁5aに上下に貫通する通気孔11を多数形成したこと。
以上のことから、本実施形態によれば、ICチップ2と熱伝導シート3との間、および熱伝導シート3とファンケーシング5との間に、空気が残ることを一層確実に防止できる。
図5および図6は本発明の第3の実施形態を示す。この実施形態が上述の第1および第2の実施形態と異なるところは、ヒートシンクをアルミニウム製の板材としたことにある。
即ち、熱伝導シート3は、その両面に接着剤3aが塗布されて、両面が接着性を有している。この熱伝導シート3は、基板1上に装着されたICチップ2上に接着されている。熱伝導シート3上の熱伝導シート3には、アルミニウム製の板材をコ字形に折り曲げて形成したヒートシンクとしての放熱板12が接着されている。この放熱板12のうち、熱伝導シート3に重ねられる下片部分には、多数の通気孔13が形成されており、その一部は熱伝導シート3の小孔9に合致している。
この実施形態においては、放熱板12は予め補助放熱板14に固定されている。そして、熱伝導シート3は、基板1上に装着されたICチップ2に先に接着し、後で放熱板12の下片部分をICチップ2上の熱伝導シート3に接着しながら、補助放熱板14を基板1に固定する。これにより、放熱板12がICチップ2上の熱伝導シート3に適度な押圧力で押し付けられるようになる。
第1の実施形態において、接着剤3aが塗布された片面を、ファンケーシング5に接着するようにしても良い。この場合は、熱伝導シート3を先にファンケーシング5に接着し、その後で、ファンケーシング5を基板1に固定するようにすれば良い。
熱伝導シート3に設ける通気部は、小孔9に限らず、図9〜11のような直線状、十字状、或はV字状の切れ目17〜19であっても良い。
冷却対象部品はCPUを構成するICチップ2に限らず、パワートランジスタなどの他の電子部品でも良いし、また、電子部品に限らず、抵抗などの電気部品であっても良い。
Claims (6)
- 電子部品または電気部品からなる冷却対象部品と、ヒートシンクと、前記冷却対象部品とヒートシンクとの間に介在された熱伝導シートとを備え、
前記熱伝導シートは、少なくとも片面が接着性を有し、且つ厚さ方向に気体を通すための、切れ目からなる通気部が形成されていることを特徴とする放熱装置。 - 前記通気部を構成する前記切れ目は、直線状であることを特徴とする請求項1記載の放熱装置。
- 前記通気部を構成する前記切れ目は、十字状であることを特徴とする請求項1記載の放熱装置。
- 前記通気部を構成する前記切れ目は、V字状であることを特徴とする請求項1記載の放熱装置。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の放熱装置において、
前記熱伝導シートは、両面が接着性を有し、
前記ヒートシンクは、前記熱伝導シートとの接触面から当該接触面とは反対側の面に向って気体を通す通気部を有していることを特徴とする放熱装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の放熱装置において、
前記冷却対象部品は基板上に装着され、
前記ヒートシンクは前記基板に直接固定、または中間部材を介して固定されて前記冷却対象部品に前記熱伝導シートを介して押圧されていることを特徴とする放熱装置。
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