JP4045195B2 - Induction heating cooker - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は誘導加熱調理器に関し、特に誘導加熱コイルを冷却する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
誘導加熱調理器は、誘導加熱コイルに高周波電流を流して発生する磁力線が、金属製の鍋を通過するときに鍋底に生じる渦電流によるジュール加熱を利用して、加熱調理を行う装置である。加熱時には鍋だけでなく、誘導加熱コイルや誘導加熱コイルを制御する電子基板等からも発熱が生じるため、ファンを用いて通風冷却が行われている。
【0003】
従来の誘導加熱調理器における通常の誘導加熱コイルの冷却構造は、ファンから送風される冷却風を誘導加熱コイルの下方から吹き付けて冷却するものである。しかし、誘導加熱調理器の出力が高出力化されるに従い、この冷却構造の冷却効率では不充分となる場合があった。
【0004】
そこで、誘導加熱コイルを効率的に冷却する例として、特許文献1や特許文献2で開示された例がある。
【0005】
特許文献1に開示された誘導加熱コイルの冷却構造の例は、トッププレートの下面と誘導加熱コイルの上面との間の隙間に、ファン等による吸引または吹き付けによって冷却風を流す構成とし、トッププレートから伝達されてくる熱を遮断し、誘導加熱コイル等の温度上昇を低減するものである。
【0006】
特許文献2に開示された誘導加熱コイルの冷却構造の例は、誘導加熱コイルの中央部に冷却路を設けるとともに、トッププレートの下面と誘導加熱コイルの上面との間の隙間に、前記冷却路を介して冷却風を送り込むファンを設ける構成、または前記隙間の気体を前記冷却路を介して吸引するファンを設ける構成とし、誘導加熱コイルを効率的に冷却するものである。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−245950号公報
【特許文献2】
特開平10−162947号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
近年、誘導加熱調理器は調理時間の短縮等の要請から、より高出力化される傾向にある。また、使用する鍋の種類に関しても、高効率で加熱できる鉄鍋だけでなく、加熱効率の下がる非磁性ステンレス製鍋でも使用されるようになっている。さらに、従来の誘導加熱調理器では加熱が困難であったアルミ鍋や銅鍋も加熱できる高出力の誘導加熱調理器が提案されている。
【0009】
前述したように、特許文献1に開示された誘導加熱調理器における誘導加熱コイルの冷却構造の例は、トッププレートの下面と誘導加熱コイルの上面との間の隙間に、ファン等による吸引または吹き付けによって冷却風を流す構成とし、トッププレートから伝達されてくる熱を遮断し、誘導加熱コイル等の温度上昇を低減するものであるが、より高出力化、非磁性ステンレス製鍋への対応、アルミ鍋や銅鍋への対応等の誘導加熱調理器においては、誘導加熱コイルの冷却効率が不充分であった。
【0010】
また、特許文献2に開示された誘導加熱調理器における誘導加熱コイルの冷却構造の例は、誘導加熱コイルの中央部に冷却路を設けるとともに、トッププレートの下面と誘導加熱コイルの上面との間の隙間に、前記冷却路を介して冷却風を送り込むファンを設ける構成、または前記隙間の気体を前記冷却路を介して吸引するファンを設ける構成とし、誘導加熱コイルを効率的に冷却するものである。この冷却構造は、冷却風の風速の大きい誘導加熱コイルの内周部の冷却には充分であった。しかしながら、この冷却構造の場合、誘導加熱コイルの外周側ほど冷却風の風速が低下し、誘導加熱コイルの外周部が内周部と比較して冷却されにくく、より高出力化、非磁性ステンレス製鍋への対応、アルミ鍋や銅鍋への対応等の誘導加熱調理器においては、冷却効率が充分ではないという問題があった。
【0011】
本発明は、前記不具合を解決するものであり、誘導加熱コイルを効率よく冷却し、特に誘導加熱コイルの内周部だけでなく外周部も充分冷却し、加熱効率が鉄鍋に比べ小さい鍋を用いた場合でも高出力での加熱調理が実現できる誘導加熱調理器を提供することにある。
【0012】
さらに、誘導加熱コイルをより均一に冷却することにある。
【0013】
また、温度検知器を有した誘導加熱調理器において、誘導加熱コイルをより均一に冷却するとともに、温度検知器の温度検知誤差をより小さくすることにある。
【0014】
また、誘導加熱コイルをより均一に冷却するとともに、流路隙間調整手段を不用とし、構成が単純化され、組立て作業を減少することにある。
【0015】
また、誘導加熱コイルの内周部だけでなく外周部も充分冷却するとともに、流路隙間調整手段を不用とし、構成が単純化され、組立て作業を減少することにある。
【0016】
また、誘導加熱コイルの外周側での熱伝達率の低下を抑えて、誘導加熱コイルの外周部の温度上昇を抑えることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、本体の上面に設けられたトッププレートと、高周波電流が流れることにより磁力線を発生し負荷を加熱する誘導加熱コイルと、該誘導加熱コイルを載置するコイルベースと、前記誘導加熱コイルと前記コイルベースとから構成されるコイルユニットと、該コイルユニットの中央部に設けられた、冷却風が通過する冷却路と、該冷却路の上方で前記トッププレートの下面に密着して設置された温度検出器と、前記トッププレート下方と前記誘導加熱コイルの上面の間に設けられた、下部の形状が円錐面形状の流路隙間調整手段と、前記流路隙間調整手段と一体化した、前記温度検出器を覆うカバーと、を具備しており、前記誘導加熱コイルと前記流路隙間調整手段の間に形成される流路隙間は、前記誘導加熱コイルの内周側から外周側に向かって順次小さくなっており、前記冷却路を通った冷却風は流路隙間に至り誘導加熱コイル上面の内周側から外周側に向かって放射状に流れ前記誘導加熱コイル上面を冷却するものとする。
【0018】
【発明の実施の形態】
前述のように、請求項1記載の発明は、本体の上面に設けられたトッププレートと、高周波電流が流れることにより磁力線を発生し負荷を加熱する誘導加熱コイルと、該誘導加熱コイルを載置するコイルベースと、前記誘導加熱コイルと前記コイルベースとから構成されるコイルユニットと、該コイルユニットの中央部に設けられた、冷却風が通過する冷却路と、該冷却路の上方で前記トッププレートの下面に密着して設置された温度検出器と、前記トッププレート下方と前記誘導加熱コイルの上面の間に設けられた、下部の形状が円錐面形状の流路隙間調整手段と、前記流路隙間調整手段と一体化した、前記温度検出器を覆うカバーと、を具備しており、前記誘導加熱コイルと前記流路隙間調整手段の間に形成される流路隙間は、前記誘導加熱コイルの内周側から外周側に向かって順次小さくなっており、前記冷却路を通った冷却風は流路隙間に至り誘導加熱コイル上面の内周側から外周側に向かって放射状に流れ前記誘導加熱コイル上面を冷却する誘導加熱調理器とする。
【0030】
【実施例】
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。なお、図2以降においては、図1の実施例と共通する構成の一部を省略すると共に、重複する説明を省略する。各実施例の図における同一符号は、同一物又は相当物を示す。また、同一物が二つ以上あり、これらを判別して説明した方が分り易い場合は、図中に表れない部分についても、数字の符号にa、b等の接尾辞を付け、他の場合は前記接尾辞を付けていない。
【0031】
本実施例は、二つの誘導加熱部と、一つのヒータ加熱部と、一つのロースターとを備えた誘導加熱調理器を例にとって説明する。
【0032】
先ず、本発明の一実施例の誘導加熱調理器の全体の構造について説明する。
図1は本発明の一実施例の誘導加熱調理器の鍋を載置した外観斜視図であり、本発明に係る誘導加熱調理器、及び従来の誘導加熱調理器に共通した代表的構造を示した図である。図2は本発明の一実施例の誘導加熱調理器において、トッププレート等を本体から取外した状態を示す図である。図3は本発明の一実施例の誘導加熱調理器において、右の誘導加熱部のほぼ中央で切断した内部側面図である。図4は本発明の一実施例のコイルユニット部の下面図である。
【0033】
尚、図1は二つの鍋を左右の誘導加熱部上方のトッププレート上に載置している状態を示している。また、図における矢印は冷却風を表している。以下、同様である。
【0034】
図1〜図4において、1はトッププレートで、後記本体6の上面に設けられ、ガラス製で、後記鍋15(15a、15b)等の負荷を載置する。
【0035】
2(2a、2b)は誘導加熱コイルで、左右二つの誘導加熱部に対応して二つあり、高周波電流が流れることにより磁力線を発生し、負荷である後記鍋15(15a、15b)を加熱する。右の誘導加熱部に対応するものは2a、左の誘導加熱部に対応するものは2bとする。
【0036】
3(3a、3b)はコイルベースで、左右二つの誘導加熱部に対応して二つあり、前記誘導加熱コイル2(2a、2b)を載置するものであり、右の誘導加熱部に対応するものは3a、左の誘導加熱部に対応するものは3bとする。
【0037】
4(4a、4b)はコイルユニットで、左右二つの誘導加熱部に対応して二つあり、誘導加熱コイル2(2a、2b)とコイルベース3(3a、3b)とから構成され、トッププレート1下方の手前左右に二つ設けられ、右の誘導加熱部に対応するものは4a、左の誘導加熱部に対応するものは4bとする。
【0038】
5(5a、5b)はフェライトで、左右二つのコイルユニット4(4a、4b)に対応して二組あり、複数のほぼ直方体のフェライトで構成され、コイルベース3(3a、3b)の下面に所定間隔ごとに埋め込まれ、誘導加熱コイル2下側へ磁力線が広がって加熱効率が低下することを防止するものであり、右のコイルユニット4aに対応するものは5a、左のコイルユニット4bに対応するものは5bとする。
【0039】
6は誘導加熱調理器の本体である。7はファンで、本体6内部の奥側下部に設けられ、主に後記電子基板10を冷却する。8はファンで、本体6内部の奥側上部に設けられ、誘導加熱コイル2を冷却する。
【0040】
9は吸気口で、本体6上部の奥側に設けられ、本体6内部の冷却風の入口である。10は電子基板で、複数の基板で構成され、コイルユニット4等を支持する板の下方に配置され、誘導加熱コイル2等を制御する。11は排気口で、本体6上部の奥側に設けられ、本体6内部の冷却風の出口である。
【0041】
12は冷却路で、前記コイルユニット4(4a、4b)の中央部に設けられ、冷却風が通過する。
【0042】
13(13a、13b)は温度検知器で、左右二つの誘導加熱部に対応して二つあり、コイルユニット4(4a、4b)中央上方でトッププレート1下面に密着して設置され、トッププレート1の温度を検知し、上方に載置される後記鍋15(15a、15b)の温度が過度に上昇するような場合に出力を下げる安全装置の一部として利用される。右の誘導加熱部に対応するものは13a、左の誘導加熱部に対応するものは13bとする。
【0043】
14(14a、14b)はカバーで、左右の温度検知器13a、13b用に二つあり、温度検知器13(13a、13b)を覆うものであり、冷却風の影響を低減して温度検知誤差を抑制する。右の温度検知器13a用は14a、左の温度検知器13b用は14bとする。
【0044】
15(15a、15b)は鍋で、通常鉄などで形成され、食材をいれる容器であり、右の誘導加熱部上に載置されるものは15a、左の誘導加熱部上に載置されるものは15bとする。16は電源スイッチで、機器全体の電源をオン、オフする。
【0045】
17a、17b、17cは出力調節ツマミで、本体6の前面部に配置され、各々右の誘導加熱部、左の誘導加熱部、ヒータ加熱部に対応して、それぞれの出力を調節する。18a、18bは表示パネルで、右、左の誘導加熱部に対応して二つあり、トッププレート1上面手前に配置され、それぞれ右、左の誘導加熱部の出力を液晶で表示し、使用者に加熱出力の強さを伝達する。
【0046】
19はロースターで、本体6左下側に設けられ、ヒータ加熱式で、焼魚の調理等に用いられる。20はトップフレームで、トッププレート1を本体6に固定する。21はラジアントヒータで、本体6内部奥側に設けられたヒータ加熱部であり、誘導加熱方式では加熱出来ない鍋15(15a、15b)、容器等での調理時に用いられる。
【0047】
22a、22bは通気口で、コイルユニット4a、4b等を支持する板に設けられる開口であり、22aは右のコイルユニット4aの下方近傍に、22bは左のコイルユニット4bの下方近傍に設けられる。
【0048】
23は第二の通気口で、コイルユニット4a、4b等が配置された空間と排気口11とを仕切る板に設けられる開口である。24はロースター排気口で、排気口11に併設され、ロースター19から発生する油煙等を排出する出口である。
【0049】
以上の構成において、全体の動作を説明する。
鍋15aを右の誘導加熱部上、すなわち右の誘導加熱コイル2a上方のトッププレート1上に載置し、電源スイッチ16をオンし、右の誘導加熱部に対応した出力調節ツマミ17aを好みの出力に調節する。
【0050】
すると、電子基板10は右の誘導加熱コイル2aに高周波電流を流し、誘導加熱コイル2aから磁力線を発生させ、鍋15aを加熱する。同時に、電子基板10はファン7、8を駆動する。
【0051】
駆動されたファン7は、吸気口9から外気を吸気し、冷却風を電子基板10に吹き付け、これを冷却する。電子基板10を冷却した冷却風は、上方に向かい、コイルユニット4等を支持する板に設けられた通気口22aを通り、コイルユニット4等が配置された空間に吹き出され、主に右のコイルユニット4aすなわち誘導加熱コイル2aに吹き付けられて、これを冷却し、その後、第二の通気口23を通り、本体6上部の奥側に設けられた排気口11に至り、排気口11から外気に排気される。
【0052】
駆動されたもう一方のファン8は、吸気口9から外気を吸気し、その冷却風は上方に向かい、コイルユニット4等を支持する板に設けられた通気口22bを通り、コイルユニット4等が配置された空間に吹き出され、主に左のコイルユニット4bすなわち誘導加熱コイル2bに吹き付けられて、これを冷却する。また、この冷却風の一部は表示パネル18a、18bに吹き付けられて、これらを冷却し、その後、第二の通気口23を通り、本体6上部の奥側に設けられた排気口11に至り、排気口11から外気に排気される。
【0053】
次に、本発明に係る誘導加熱コイル2の冷却構造の実施例の詳細について説明する。尚、二つの誘導加熱部は同じ構造なので、以下の説明においては、代表として右の誘導加熱部について説明する。以下、同様とする。
【0054】
(冷却構造の第一の実施例)
図5は本発明の冷却構造の第一の実施例の要部断面図で、コイルユニット4aの近傍の断面を示したものである。尚、図のコイルユニット4aはフェライト5aが設置されていない部分で切断したものである。以下のコイルユニット4aの近傍の断面図についても、フェライト5aが設置されていない部分で切断したものである。
【0055】
図5において、誘導加熱コイル2aはコイルベース3aに載置されてコイルユニット4aを構成し、トッププレート1下方に設けられている。トッププレート1の温度を検知する温度検知器13aは、コイルユニット4a中央上方でトッププレート1下面に密着して設置され、この温度検知器13aを覆うようにカバー14aが設けられている。
【0056】
25は流路隙間で、トッププレート1下方と誘導加熱コイル2a上面との間の隙間である。コイルユニット4aの中央部には冷却路12が設けられ、この冷却路12と前記流路隙間25とを連結する冷却風路が構成される。
【0057】
26(26a、26b)は流路隙間調整手段で、左右二つの誘導加熱部に対応して二つあり、トッププレート1下方と前記誘導加熱コイル2aの上面の間に設けられ、形状は円環形状であり、前記流路隙間25が誘導加熱コイル2aの内周側から外周側に向かって小さくなっている。
【0058】
以上の構成にすることにより、ファン7およびファン8から送風される冷却風がコイルユニット4aの下方に吹き付けられると、この冷却風の一部によって誘導加熱コイル2aおよびコイルベース3aの下面が冷却され、その後、横方向に流れ、第二の通気口23に向かい、第二の通気口23、排気口11を通り外気に排気される。
【0059】
前記冷却風の他の一部は、コイルユニット4aの中央部に設けられた冷却路12を通り、トッププレート1下方の流路隙間調整手段26aと誘導加熱コイル2a上面との間の流路隙間25に至り、誘導加熱コイル2a上面の内周側から外周側に向かって放射状に流れ、誘導加熱コイル2a上面を冷却する。この冷却風は、その後、第二の通気口23に向かい、第二の通気口23、排気口11を通り外気に排気される。
【0060】
このとき、流路隙間調整手段26aが円環形状なので、内周側より外周側の流路隙間25が小さくなる。このため、誘導加熱コイル2aの外周部の冷却風の風速の低下が抑制され、誘導加熱コイル2aの内周部だけでなく外周部も充分冷却できる効果が得られる。
【0061】
(冷却構造の第二の実施例)
図6は本発明の冷却構造の第二の実施例の要部断面図で、コイルユニット4aの近傍の断面を示したものである。
【0062】
本実施例では、冷却構造の第一の実施例で示した実施形態と同様な構成において、図6に示すように、流路隙間調整手段26aの下部の形状をほぼ円錐面形状としたものである。つまり、流路隙間25は前記誘導加熱コイル2aの内周側から外周側に向かって順次小さくなる構造である。
【0063】
これにより、ファン7およびファン8から送風される冷却風はコイルユニット4aの中央部に設けられた冷却路12を通り、誘導加熱コイル2a上方の流路隙間25に至り、内周側から外周側へ流れる際に、滑らかな流れとなり、誘導加熱コイル2aをより均一に冷却できる効果が得られる。
【0064】
(冷却構造の第三の実施例)
図7は本発明の冷却構造の第三の実施例の要部断面図で、コイルユニット4aの近傍の断面を示したものである。
【0065】
本実施例では、冷却構造の第二の実施例で示した実施形態と同様な構成において、図7に示すように、流路隙間調整手段26aは下部の形状をほぼ円錐面形状とし、且つ、温度検知器13aのカバー14aと一体化してカバー14aを兼ねる構造である。つまり、カバー14aは大型化される。
【0066】
これにより、トッププレート1の温度を検知する温度検知器13aを有した誘導加熱調理器において、冷却構造の第二の実施例で示した実施形態と同様に、ファン7およびファン8から送風される冷却風はコイルユニット4aの中央部に設けられた冷却路12を通り、誘導加熱コイル2a上方の流路隙間25に至り、内周側から外周側へ流れる際に、滑らかな流れとなり、誘導加熱コイル2aをより均一に冷却ができるとともに、温度検知器13aの温度検知誤差をより小さくすることができる効果が同時に得られる。
【0067】
(冷却構造の第四の実施例)
図8は本発明の冷却構造の第四の実施例の要部断面図で、コイルユニット4aの近傍の断面を示したものである。
【0068】
本実施例では、冷却構造の第二の実施例で示した実施形態とほぼ同様な構成において、図8に示すように、流路隙間調整手段26aは省き、誘導加熱コイル2aを湾曲して設置し、前記流路隙間25が前記誘導加熱コイル2aの内周側から外周側に向かって順次小さくなるようにしたものである。
【0069】
これにより、冷却構造の第二の実施例と同様に、ファン7およびファン8から送風される冷却風はコイルユニット4aの中央部に設けられた冷却路12を通り、誘導加熱コイル2a上方の流路隙間25に至り、内周側から外周側へ流れる際に、滑らかな流れとなり、誘導加熱コイル2aをより均一に冷却できるとともに、流路隙間調整手段26aが不用なので、構成が単純化され、組立て作業を減少できる効果が得られる。
【0070】
(冷却構造の第五の実施例)
図9、図10は本発明の冷却構造の第五の実施例の要部断面図で、コイルユニット4aの近傍の断面を示したものである。
【0071】
本実施例では、冷却構造の第四の実施例で示した実施形態とほぼ同様な構成において、図9、図10に示すように、誘導加熱コイル2a上面が内周側から外周側に向かって階段状にトッププレート1方向に高くなるように構成したものである。
【0072】
図9に示す例は、誘導加熱コイル2aが分割されず一体の場合であり、巻き方を途中で変えて、内周側より外周側が高くなるように、二つの段差がある如く階段状にしたものである。
【0073】
図10に示す例は、誘導加熱コイル2aを複数、図においては三つ、に分割して構成した場合であり、内周側のコイルより外周側になるに従い高くなるようコイルベース3aを形成したものである。
【0074】
これにより、冷却構造の第四の実施例と同様に、誘導加熱コイル2aの外周部の冷却風の風速の低下が抑制され、誘導加熱コイル2aの内周部だけでなく外周部も充分冷却できるとともに、流路隙間調整手段26aが不用なので、構成が単純化され、組立て作業を減少できる効果が得られる。
【0075】
(冷却構造の第六の実施例)
図11は本発明の冷却構造の第六の実施例の要部断面図で、コイルユニット4aの近傍の断面を示したものである。図12は本発明の冷却構造の第六の実施例のトッププレート1を外して上方から見た要部上面図である。
【0076】
本実施例では、冷却構造の第一の実施例で示した実施形態とほぼ同様な構成において、図11および図12に示すように、流路隙間調整手段26aは省き、トッププレート1の下面側に乱流促進体27を設置したものである。
【0077】
この乱流促進体27は、冷却風に乱流を生じさせる複数の三角形状の板で、誘導加熱コイル2aの内周側から外周側に向かって流れる冷却風が、この乱流促進体27を通過すると、その下流側には縦渦形成に伴った乱流が形成される。
【0078】
これにより、熱伝達促進作用が生じ、誘導加熱コイル2aの外周側での熱伝達率の低下を抑えて、誘導加熱コイル2aの外周部の温度上昇を抑えることができる効果が得られる。
【0079】
尚、乱流促進体27は三角形状に限定されるものではなく、四角形状、多角形状等としても同様の効果を得ることができる。
【0080】
以上の説明において、上記冷却構造は、右の誘導加熱部を例にとったが、右の誘導加熱部に限るものではなく、左の誘導加熱部にも適用でき、また、二つの誘導加熱部を備えた誘導加熱調理器だけでなく、一つ、もしくは三つ以上の誘導加熱部を備えた誘導加熱調理器にも適用できるものである。
【0081】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1記載の発明によれば、トッププレートを有し、前記トッププレート下方に、少なくとも誘導加熱コイルと前記誘導加熱コイルを載置するコイルベースから構成されるコイルユニットを有し、前記コイルユニットの中央部に冷却路を設けて、前記トッププレート下方と前記誘導加熱コイル上面との間の流路隙間と、前記冷却路とを連結する冷却風路を構成し、前記誘導加熱コイル上面を内周側から外周側に向かって放射状に通風冷却する誘導加熱調理器において、前記流路隙間を前記誘導加熱コイルの内周側から外周側に向かって小さくなるように構成するものである。
【0082】
これにより、高出力化等によって誘導加熱コイルの発熱が増加した場合に、従来の冷却方式では、温度上昇が大きくなる誘導コイル上面側、特に外周部を、効率良く冷却することができる。すなわち、誘導加熱コイルを効率よく冷却し、特に誘導加熱コイルの内周部だけでなく外周部も充分冷却し、加熱効率が鉄鍋に比べ小さい鍋を用いた場合でも高出力での加熱調理が実現できる誘導加熱調理器を提供することができるという効果を奏する。
【0083】
請求項2記載の発明は、請求項1の発明において、さらに、前記トッププレート下方と前記誘導加熱コイルの上面の間に設けた流路隙間調整手段により、前記流路隙間が前記誘導加熱コイルの内周側から外周側に向かって順次小さくなるように構成するものである。
【0084】
これにより、誘導加熱コイルをより均一に冷却できるという効果を奏する。
【0085】
請求項3記載の発明は、請求項2の発明において、前記トッププレートの温度を検知する温度検知器と、この温度検知器を覆うカバーとを有し、前記流路隙間調整手段は前記温度検知器のカバーを兼ねるものである。
【0086】
これにより、誘導加熱コイルをより均一に冷却ができるとともに、温度検知器の温度検知誤差をより小さくすることができるという効果を奏する。
【0087】
請求項4記載の発明は、請求項1の発明において、前記誘導加熱コイルを湾曲して設置することにより、前記流路隙間が前記誘導加熱コイルの内周側から外周側に向かって順次小さくなるように構成するものである。
【0088】
これにより、誘導加熱コイルをより均一に冷却できるとともに、流路隙間調整手段が不用なので、構成が単純化され、組立て作業を減少できるという効果を奏する。
【0089】
請求項5記載の発明は、請求項1の発明において、前記誘導加熱コイル上面が内周側から外周側に向かって階段状にトッププレート方向に高くなるように設置することにより、前記流路隙間が前記誘導加熱コイルの内周側から外周側に向かって小さくなるように構成するものである。
【0090】
これにより、誘導加熱コイルの内周部だけでなく外周部も充分冷却できるとともに、流路隙間調整手段が不用なので、構成が単純化され、組立て作業を減少できるという効果を奏する。
【0091】
請求項6記載の発明は、請求項1の発明において、前記トッププレートの下面側に乱流を生じさせる乱流促進体を設置するものである。
【0092】
これにより、誘導加熱コイルの外周側での熱伝達率の低下を抑えて、誘導加熱コイルの外周部の温度上昇を抑えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の誘導加熱調理器の鍋を載置した外観斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の誘導加熱調理器において、トッププレート等を本体から取外した状態を示す図である。
【図3】本発明の一実施例の誘導加熱調理器において、右の誘導加熱部のほぼ中央で切断した内部側面図である。
【図4】本発明の一実施例のコイルユニット部の下面図である。
【図5】本発明の冷却構造の第一の実施例の要部断面図である。
【図6】本発明の冷却構造の第二の実施例の要部断面図である。
【図7】本発明の冷却構造の第三の実施例の要部断面図である。
【図8】本発明の冷却構造の第四の実施例の要部断面図である。
【図9】本発明の冷却構造の第五の実施例の要部断面図で、誘導加熱コイルが一体の場合である。
【図10】本発明の冷却構造の第五の実施例の要部断面図で、誘導加熱コイルが分割された場合である。
【図11】本発明の冷却構造の第六の実施例の要部断面図である。
【図12】本発明の冷却構造の第六の実施例のトッププレートを外して上方から見た要部上面図である。
【符号の説明】
1 トッププレート
2(2a、2b) 誘導加熱コイル(右、左)
3(3a、3b) コイルベース(右、左)
4(4a、4b) コイルユニット(右、左)
12 冷却路
13(13a、13b) 温度検知器(右、左)
14(14a、14b) カバー(右、左)
25 流路隙間
26(26a、26b) 流路隙間調整手段(右)
27 乱流促進体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an induction heating cooker, and more particularly to a structure for cooling an induction heating coil.
[0002]
[Prior art]
The induction heating cooker is a device that performs cooking by using Joule heating due to eddy current generated in the bottom of a pan when magnetic lines generated by flowing a high-frequency current through an induction heating coil pass through a metal pan. Since heat is generated not only from the pan but also from an induction heating coil, an electronic substrate that controls the induction heating coil, and the like during heating, ventilation cooling is performed using a fan.
[0003]
In a conventional induction heating coil cooling structure in a conventional induction heating cooker, cooling air blown from a fan is blown from below the induction heating coil to cool. However, as the output of the induction heating cooker is increased, the cooling efficiency of this cooling structure may become insufficient.
[0004]
Therefore, examples of efficiently cooling the induction heating coil include those disclosed in
[0005]
The example of the cooling structure of the induction heating coil disclosed in
[0006]
In the example of the cooling structure for the induction heating coil disclosed in
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-245950
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-162947.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, induction heating cookers tend to have higher output due to demands for shortening cooking time and the like. Moreover, regarding the kind of pan to be used, not only an iron pan that can be heated with high efficiency but also a non-magnetic stainless steel pan that has a reduced heating efficiency is used. Furthermore, a high-power induction heating cooker that can heat an aluminum pan or a copper pan that has been difficult to heat with conventional induction heating cookers has been proposed.
[0009]
As described above, in the induction heating coil cooling structure in the induction heating cooker disclosed in
[0010]
Moreover, the example of the cooling structure of the induction heating coil in the induction heating cooker disclosed in
[0011]
The present invention solves the above-mentioned problem, and efficiently cools the induction heating coil, in particular, cools not only the inner peripheral portion of the induction heating coil but also the outer peripheral portion, and a pot having a heating efficiency smaller than that of the iron pan. An object of the present invention is to provide an induction heating cooker that can realize cooking with high output even when used.
[0012]
Furthermore, the induction heating coil is cooled more uniformly.
[0013]
In addition, in the induction heating cooker having a temperature detector, the induction heating coil is cooled more uniformly, and the temperature detection error of the temperature detector is further reduced.
[0014]
Further, the induction heating coil is cooled more uniformly, the flow path gap adjusting means is not required, the configuration is simplified, and the assembly work is reduced.
[0015]
Further, not only the inner peripheral portion but also the outer peripheral portion of the induction heating coil is sufficiently cooled, the flow path gap adjusting means is not required, the configuration is simplified, and the assembly work is reduced.
[0016]
Moreover, it is in suppressing the fall of the heat transfer rate in the outer peripheral side of an induction heating coil, and suppressing the temperature rise of the outer peripheral part of an induction heating coil.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, an induction heating cooker according to the present invention includes a top plate provided on an upper surface of a main body, an induction heating coil that generates a magnetic line of force when a high-frequency current flows, and heats the load. A coil base on which a heating coil is placed; a coil unit including the induction heating coil and the coil base; a cooling path provided at a central portion of the coil unit through which cooling air passes; and the cooling path A temperature detector installed in close contact with the lower surface of the top plate above the upper surface, and a flow path gap adjustment between the lower portion of the top plate and the upper surface of the induction heating coil and having a conical shape in the lower part And a cover that covers the temperature detector and is integrated with the flow path gap adjusting means, and a flow formed between the induction heating coil and the flow path gap adjusting means. The gap is gradually reduced from the inner circumference side to the outer circumference side of the induction heating coil, and the cooling air passing through the cooling path reaches the flow path gap and moves from the inner circumference side to the outer circumference side of the upper surface of the induction heating coil. The upper surface of the induction heating coil is cooled in a radial manner.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As described above, the invention of claim 1A top plate provided on the upper surface of the main body; an induction heating coil for generating a magnetic field line by flowing high-frequency current to heat the load; a coil base on which the induction heating coil is placed; the induction heating coil and the coil base; A coil unit comprising: a cooling path provided in the center of the coil unit through which cooling air passes; and a temperature detector disposed in close contact with the lower surface of the top plate above the cooling path And a temperature gap detector provided between the lower portion of the top plate and the upper surface of the induction heating coil, the flow path gap adjusting means having a conical shape in the lower part, and the flow path gap adjusting means. A flow path gap formed between the induction heating coil and the flow path gap adjusting means is directed from the inner circumference side to the outer circumference side of the induction heating coil. An induction heating cooker that gradually decreases and the cooling air that has passed through the cooling path reaches a gap in the flow path and flows radially from the inner peripheral side to the outer peripheral side of the upper surface of the induction heating coil, and cools the upper surface of the induction heating coil; To do.
[0030]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In FIG. 2 and subsequent figures, a part of the configuration common to the embodiment of FIG. 1 is omitted, and a redundant description is omitted. The same reference numerals in the drawings of the embodiments indicate the same or equivalent. Also, if there are two or more of the same thing and it is easier to understand by explaining these, add suffixes such as a and b to the numerals of the parts that do not appear in the figure, and in other cases Does not have the suffix.
[0031]
In the present embodiment, an induction heating cooker including two induction heating units, one heater heating unit, and one roaster will be described as an example.
[0032]
First, the whole structure of the induction heating cooker of one Example of this invention is demonstrated.
FIG. 1 is an external perspective view in which a pan of an induction heating cooker according to an embodiment of the present invention is placed, and shows a typical structure common to the induction heating cooker according to the present invention and a conventional induction heating cooker. It is a figure. FIG. 2 is a view showing a state where the top plate and the like are removed from the main body in the induction heating cooker according to the embodiment of the present invention. FIG. 3 is an internal side view of the induction heating cooker according to the embodiment of the present invention, cut at substantially the center of the right induction heating unit. FIG. 4 is a bottom view of the coil unit portion of one embodiment of the present invention.
[0033]
In addition, FIG. 1 has shown the state which has mounted two pans on the top plate above the left and right induction heating parts. Moreover, the arrow in the figure represents the cooling air. The same applies hereinafter.
[0034]
1 to 4,
[0035]
2 (2a, 2b) are two induction heating coils corresponding to the left and right induction heating units, which generate magnetic lines of force when high-frequency current flows, and heat the pan 15 (15a, 15b) as a load. To do. The one corresponding to the right induction heating unit is 2a, and the one corresponding to the left induction heating unit is 2b.
[0036]
3 (3a, 3b) is a coil base, and there are two corresponding to the left and right induction heating parts, and the induction heating coil 2 (2a, 2b) is placed on it, corresponding to the right induction heating part. What to do is 3a, and what corresponds to the left induction heating part is 3b.
[0037]
4 (4a, 4b) is a coil unit corresponding to two induction heating units on the left and right sides, and is composed of an induction heating coil 2 (2a, 2b) and a coil base 3 (3a, 3b). Two are provided on the front left and right sides below 1 and 4a corresponds to the right induction heating unit, and 4b corresponds to the left induction heating unit.
[0038]
5 (5a, 5b) are ferrites, and there are two sets corresponding to the two left and right coil units 4 (4a, 4b), which are composed of a plurality of substantially rectangular parallelepiped ferrites on the lower surface of the coil base 3 (3a, 3b) It is embedded at predetermined intervals to prevent the magnetic field lines from spreading below the
[0039]
6 is a main body of the induction heating cooker.
[0040]
[0041]
A cooling
[0042]
13 (13a, 13b) are two temperature detectors corresponding to the left and right induction heating units, and are installed in close contact with the lower surface of the
[0043]
14 (14a, 14b) are two covers for the left and
[0044]
15 (15a, 15b) is a pan, which is usually made of iron or the like and is a container in which food is placed. The one placed on the right induction heating unit is placed on the left induction heating unit 15a. The thing shall be 15b.
[0045]
Reference numerals 17a, 17b, and 17c are output adjustment knobs, which are arranged on the front surface of the
[0046]
A
[0047]
Reference numerals 22a and 22b denote vents, which are openings provided in a plate that supports the
[0048]
[0049]
The overall operation of the above configuration will be described.
Place the pan 15a on the right induction heating unit, that is, the
[0050]
Then, the
[0051]
The driven
[0052]
The other driven
[0053]
Next, the detail of the Example of the cooling structure of the
[0054]
(First embodiment of cooling structure)
FIG. 5 is a cross-sectional view of the main part of the first embodiment of the cooling structure of the present invention, showing a cross section in the vicinity of the
[0055]
In FIG. 5, the
[0056]
[0057]
26 (26a, 26b) are flow path gap adjusting means, corresponding to two induction heating portions on the left and right sides, provided between the lower side of the
[0058]
With the above configuration, when the cooling air blown from the
[0059]
The other part of the cooling air passes through the cooling
[0060]
At this time, since the flow path gap adjusting means 26a has an annular shape, the
[0061]
(Second embodiment of cooling structure)
FIG. 6 is a cross-sectional view of the main part of the second embodiment of the cooling structure of the present invention, showing a cross section in the vicinity of the
[0062]
In this example, the configuration of the cooling structure having the same configuration as that of the first example is shown in FIG. 6, and the lower part of the flow path gap adjusting means 26a has a substantially conical shape. is there. That is, the
[0063]
Thereby, the cooling air blown from the
[0064]
(Third embodiment of cooling structure)
FIG. 7 is a cross-sectional view of an essential part of a third embodiment of the cooling structure of the present invention, showing a cross section in the vicinity of the
[0065]
In this example, in the same configuration as that of the embodiment shown in the second example of the cooling structure, as shown in FIG. 7, the flow path gap adjusting means 26a has a substantially conical surface shape at the bottom, and This structure is integrated with the
[0066]
Thereby, in the induction heating cooking appliance which has the
[0067]
(Fourth embodiment of cooling structure)
FIG. 8 is a cross-sectional view of an essential part of a fourth embodiment of the cooling structure of the present invention, showing a cross section in the vicinity of the
[0068]
In this example, in the configuration almost the same as that of the embodiment shown in the second example of the cooling structure, as shown in FIG. 8, the flow path gap adjusting means 26a is omitted, and the
[0069]
As a result, like the second embodiment of the cooling structure, the cooling air blown from the
[0070]
(Fifth embodiment of cooling structure)
9 and 10 are cross-sectional views of the main part of the fifth embodiment of the cooling structure of the present invention, showing a cross section in the vicinity of the
[0071]
In this example, the top surface of the
[0072]
The example shown in FIG. 9 is a case in which the
[0073]
The example shown in FIG. 10 is a case where the
[0074]
As a result, similarly to the fourth embodiment of the cooling structure, a decrease in the wind speed of the cooling air at the outer peripheral portion of the
[0075]
(Sixth embodiment of cooling structure)
FIG. 11 is a cross-sectional view of an essential part of a sixth embodiment of the cooling structure of the present invention, showing a cross section in the vicinity of the
[0076]
In this example, in the configuration almost the same as that of the embodiment shown in the first example of the cooling structure, as shown in FIG. 11 and FIG. 12, the channel clearance adjusting means 26a is omitted, and the lower surface side of the
[0077]
The
[0078]
As a result, an effect of promoting heat transfer is obtained, and an effect of suppressing a decrease in heat transfer coefficient on the outer peripheral side of the
[0079]
The
[0080]
In the above description, the cooling structure is exemplified by the right induction heating unit, but is not limited to the right induction heating unit, and can be applied to the left induction heating unit. It can be applied not only to an induction heating cooker provided with the above, but also to an induction heating cooker provided with one or more induction heating units.
[0081]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the coil unit including the top plate and including at least the induction heating coil and the coil base on which the induction heating coil is placed below the top plate. Having a cooling path at the center of the coil unit, and forming a cooling air path connecting the cooling path with the flow path gap between the lower side of the top plate and the upper surface of the induction heating coil, In the induction heating cooker that radially cools the top surface of the induction heating coil from the inner circumference side toward the outer circumference side, the flow path gap is configured to become smaller from the inner circumference side to the outer circumference side of the induction heating coil. Is.
[0082]
Thereby, when the heat generation of the induction heating coil increases due to high output or the like, the conventional cooling method can efficiently cool the upper side of the induction coil, particularly the outer periphery, where the temperature rise is large. That is, the induction heating coil is efficiently cooled, and not only the inner peripheral portion of the induction heating coil but also the outer peripheral portion is sufficiently cooled. Even when a pot having a heating efficiency smaller than that of the iron pan is used, cooking with high output is possible. There exists an effect that the induction heating cooking appliance which can be realized can be provided.
[0083]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the flow path gap is further reduced by the flow path gap adjusting means provided between the lower portion of the top plate and the upper surface of the induction heating coil. It is configured so as to decrease sequentially from the inner peripheral side toward the outer peripheral side.
[0084]
Thereby, there exists an effect that the induction heating coil can be cooled more uniformly.
[0085]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect of the present invention, the apparatus includes a temperature detector that detects the temperature of the top plate and a cover that covers the temperature detector. It also serves as a container cover.
[0086]
As a result, the induction heating coil can be cooled more uniformly, and the temperature detection error of the temperature detector can be further reduced.
[0087]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, by curving and installing the induction heating coil, the flow path gap gradually decreases from the inner peripheral side to the outer peripheral side of the induction heating coil. It is comprised as follows.
[0088]
As a result, the induction heating coil can be cooled more uniformly, and the flow path gap adjusting means is unnecessary, so that the structure is simplified and the assembly work can be reduced.
[0089]
According to a fifth aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the upper surface of the induction heating coil is installed in a stepped manner from the inner peripheral side toward the outer peripheral side so as to be higher in the top plate direction. Is configured to become smaller from the inner peripheral side to the outer peripheral side of the induction heating coil.
[0090]
Accordingly, not only the inner peripheral portion but also the outer peripheral portion of the induction heating coil can be sufficiently cooled, and the flow path gap adjusting means is unnecessary, so that the configuration is simplified and the assembly work can be reduced.
[0091]
According to a sixth aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, a turbulence promoting body for generating turbulent flow is installed on the lower surface side of the top plate.
[0092]
Thereby, the fall of the heat transfer rate in the outer peripheral side of an induction heating coil is suppressed, and there exists an effect that the temperature rise of the outer peripheral part of an induction heating coil can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view in which a pan of an induction heating cooker according to an embodiment of the present invention is placed.
FIG. 2 is a diagram showing a state where a top plate and the like are removed from a main body in an induction heating cooker according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an internal side view of the induction heating cooker according to one embodiment of the present invention, cut at substantially the center of the right induction heating unit.
FIG. 4 is a bottom view of a coil unit portion according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a sectional view of an essential part of a first embodiment of the cooling structure of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view of an essential part of a second embodiment of the cooling structure of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view of an essential part of a third embodiment of the cooling structure of the present invention.
FIG. 8 is a sectional view of an essential part of a fourth embodiment of the cooling structure of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view of an essential part of a fifth embodiment of the cooling structure of the present invention, in which an induction heating coil is integrated.
FIG. 10 is a cross-sectional view of a principal part of a fifth embodiment of the cooling structure of the present invention, in which the induction heating coil is divided.
FIG. 11 is a cross-sectional view of an essential part of a sixth embodiment of the cooling structure of the present invention.
FIG. 12 is a top view of an essential part viewed from above with the top plate of a sixth embodiment of the cooling structure of the present invention removed.
[Explanation of symbols]
1 Top plate
2 (2a, 2b) Induction heating coil (right, left)
3 (3a, 3b) Coil base (right, left)
4 (4a, 4b) Coil unit (right, left)
12 Cooling path
13 (13a, 13b) Temperature detector (right, left)
14 (14a, 14b) Cover (right, left)
25 Channel gap
26 (26a, 26b) Channel gap adjusting means (right)
27 Turbulence promoter
Claims (1)
高周波電流が流れることにより磁力線を発生し負荷を加熱する誘導加熱コイルと、An induction heating coil that heats the load by generating magnetic lines of force when high-frequency current flows;
該誘導加熱コイルを載置するコイルベースと、A coil base on which the induction heating coil is placed;
前記誘導加熱コイルと前記コイルベースとから構成されるコイルユニットと、A coil unit composed of the induction heating coil and the coil base;
該コイルユニットの中央部に設けられた、冷却風が通過する冷却路と、A cooling path provided in the center of the coil unit through which cooling air passes;
該冷却路の上方で前記トッププレートの下面に密着して設置された温度検出器と、A temperature detector installed in close contact with the lower surface of the top plate above the cooling path;
前記トッププレート下方と前記誘導加熱コイルの上面の間に設けられた、下部の形状が円錐面形状の流路隙間調整手段と、A flow path gap adjusting means having a conical surface at the bottom, provided between the lower side of the top plate and the upper surface of the induction heating coil;
前記流路隙間調整手段と一体化した、前記温度検出器を覆うカバーと、A cover that covers the temperature detector, integrated with the flow path gap adjusting means;
を具備しており、It has
前記誘導加熱コイルと前記流路隙間調整手段の間に形成される流路隙間は、前記誘導加熱コイルの内周側から外周側に向かって順次小さくなっており、The flow path gap formed between the induction heating coil and the flow path gap adjusting means is gradually reduced from the inner peripheral side to the outer peripheral side of the induction heating coil,
前記冷却路を通った冷却風は流路隙間に至り誘導加熱コイル上面の内周側から外周側に向かって放射状に流れ前記誘導加熱コイル上面を冷却することを特徴とする誘導加熱調理器。The induction heating cooker characterized in that the cooling air passing through the cooling path reaches the flow path gap and flows radially from the inner peripheral side to the outer peripheral side of the upper surface of the induction heating coil to cool the upper surface of the induction heating coil.
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