JP4044231B2 - 画像読取装置及び画像形成装置に適用される診断方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、光学的に原稿画像を読み取る画像読取装置、及び画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置に適用される診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置、すなわちディジタル複写装置は、原稿画像を光学的に読み取って画像データを作成するスキャナ部、及びスキャナ部で作成された画像データに基づいて用紙上に画像を形成するプリンタ部を備えている。このようなディジタル複写装置において、複写機能の他に、ファックス機能や、プリンタ機能を有する、いわゆる複合機では、スキャナ部単体の読み取り性能、プリンタ部単体のプリント性能、及び装置全体の画像形成性能は、各機能の画質を左右する。このため、スキャナ部及びプリンタ部の各性能を診断する必要がある。
【0003】
特開平10−210206号によれば、スキャナ部により、予め作成された基準フィルムを読み取った画像データ、及び、プリンタ部により、予め作成された基準画像データに基づいて形成された画像の画像データを、通信回線を介して外部装置に送り、この外部装置において、各部の各性能を診断する遠隔診断方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の診断方法では、各部の性能を診断するための装置は、画像形成装置本体内に備えられておらず、画像形成装置とは別に通信回線を介して接続された外部装置を用意する必要がある。このため、外部に診断用の画像メモリや演算部が必要となり、通信回線を介して送信された画像データに基づいて、各部の性能を診断しようとすると、外部装置が大掛かりになる。
【0005】
また、このような診断方法では、スキャナ部、または、プリンタ部それぞれ単体で各性能を診断することは可能であるが、画像形成装置全体での診断は不可能である。
【0006】
さらに、このような診断方法では、プリンタ部の性能を診断する際、プリンタ部で形成された画像を画像データ化するためには、新たに濃度計を用意する必要がある。
【0007】
このように、上述したような従来の診断方法は、画像形成装置の各部を診断するために、画像形成装置本体とは別個に診断用の外部装置を必要としている。このため、市場に出回った後の画像形成装置を診断しようとすると、サービスマンが外部装置を持ち歩く必要があるとともに、新たな設備を必要とする分、コストが増大するおそれがある。また、サービスマンなどの主観に頼って診断しようとすると、常に安定した画質を望むことができないといった問題が発生する。
【0008】
この発明の目的は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、コストアップすることなく、簡素化したシステムで、常に安定した画質を提供できる画像読取装置及び画像形成装置に適用される診断方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の態様による画像読取装置に適用される診断方法は、
主走査方向に一列に配置され、原稿画像を読み取る読取手段と、主走査方向に垂直な第1の線分と、この第1の線分と鋭角に交差する2本1組の平行な第2の線分及び第3の線分とからなる調整用マークからなるチャートに対応した基準データを記憶する記憶手段と、を備えた画像読取装置において、前記読取手段により、前記チャートを有する原稿を読み取って、前記チャートに含まれる前記調整用マークを、所定の走査ラインに沿って読み取り、画像データに変換し、走査ラインに沿って前記調整用マークを読み取った際に得られた前記画像データに基づいて、前記調整用マークの各線と前記走査ラインとが交差する第1、第2、及び第3交点の位置、及び、各交点における信号の出力レベルを検出し、検出した交点の位置及び各交点における信号の出力レベルと、前記記憶手段に記憶された基準データに基づく所定の交点の位置及び各交点における信号の所定の出力レベルとを比較して、主走査方向、前記主走査方向に直交する副走査方向、前記主走査方向及び前記副走査方向に直交するビーム進行方向、及び、各軸周りの回転方向についての前記読取手段のずれ量を検出することを特徴とする。
この発明の第2の態様による画像形成装置に適用される診断方法は、
主走査方向に一列に配置され、原稿画像を読み取る読取手段と、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成手段と、主走査方向に垂直な第1の線分と、この第1の線分と鋭角に交差する2本1組の平行な第2の線分及び第3の線分とからなる調整用マークからなるチャートに対応した基準データを記憶する記憶手段と、を備えた画像形成装置において、前記画像形成手段により、前記記憶手段に記憶されている前記基準データに基づいて用紙上に前記チャートを有する画像を形成し、前記読取手段により、前記画像形成手段により形成された画像を読み取って、前記チャートに含まれる前記調整用マークを、所定の走査ラインに沿って読み取り、画像データに変換し、走査ラインに沿って前記調整用マークを読み取った際に得られた前記画像データに基づいて、前記調整用マークの各線と前記走査ラインとが交差する第1、第2、及び第3交点の位置、及び、各交点における信号の出力レベルを検出し、検出した交点の位置及び各交点における信号の出力レベルと、前記記憶手段に記憶された基準データに基づく所定の交点の位置及び各交点における信号の所定の出力レベルとを比較して、主走査方向、前記主走査方向に直交する副走査方向、前記主走査方向及び前記副走査方向に直交するビーム進行方向、及び、各軸周りの回転方向についての前記画像形成手段のずれ量を検出することを特徴とする。
この発明の第3の態様による画像形成装置に適用される診断方法は、
主走査方向に一列に配置され、原稿画像を読み取る読取手段と、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成手段と、主走査方向に垂直な第1の線分と、この第1の線分と鋭角に交差する2本1組の平行な第2の線分及び第3の線分とからなる調整用マークからなるチャートに対応した基準データを記憶する記憶手段と、を備えた画像形成装置において、前記読取手段により、前記チャートを有する原稿を読み取って、前記チャートに含まれる前記調整用マークを、所定の走査ラインに沿って読み取り、第1画像データに変換し、走査ラインに沿って前記調整用マークを読み取った際に得られた前記第1画像データに基づいて、前記調整用マークの各線と前記走査ラインとが交差する第1、第2、及び第3交点の位置、及び、各交点における信号の出力レベルを検出し、検出した交点の位置及び各交点における信号の出力レベルと、前記記憶手段に記憶された基準データに基づく所定の交点の位置及び各交点における信号の所定の出力レベルとを比較して、主走査方向、前記主走査方向に直交する副走査方向、前記主走査方向及び前記副走査方向に直交するビーム進行方向、及び、各軸周りの回転方向についての前記読取手段のずれ量を検出し、前記画像形成手段により、前記記憶手段に記憶されている前記基準データに基づいて用紙上に前記チャートを有する画像を形成し、前記読取手段により、前記画像形成手段により形成された画像を読み取って、前記チャートに含まれる前記調整用マークを、所定の走査ラインに沿って読み取り、第2画像データに変換し、走査ラインに沿って前記調整用マ ークを読み取った際に得られた前記第2画像データに基づいて、前記調整用マークの各線と前記走査ラインとが交差する第1、第2、及び第3交点の位置、及び、各交点における信号の出力レベルを検出し、前記読取手段のずれ量に基づいて、検出した交点の位置及び各交点における信号の出力レベルと、前記記憶手段に記憶された基準データに基づく所定の交点の位置及び各交点における信号の所定の出力レベルとを比較して、主走査方向、前記主走査方向に直交する副走査方向、前記主走査方向及び前記副走査方向に直交するビーム進行方向、及び、各軸周りの回転方向についての前記画像形成手段のずれ量を検出することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の画像読取装置及び画像形成装置に適用される診断方法の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
図1には、この発明の画像読取装置及び画像形成装置の一例としてのディジタル複写装置の断面、及びこの複写装置を制御する制御系が概略的に示されている。
【0017】
図1に示すように、画像形成装置すなわちディジタル複写装置は、読取手段として機能するスキャナ部4と、画像形成手段として機能するプリンタ部6とを有している。
【0018】
スキャナ部4は、装置本体の上面に配設され、原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿テーブル11を有している。原稿テーブル11の下方には、原稿テーブル11に載置された原稿Dを照明する露光ランプ13、及び原稿Dからの反射光を所定の方向に折曲げる第1ミラー15などを含む図示しない第一キャリッジが配置されている。原稿テーブル11の側方であって、第1ミラー15により反射された反射光が案内される方向には、第1ミラー15により案内される原稿Dからの反射光を順に折曲げる第2ミラー20、及び第3ミラー21が互いに直角に配置された図示しない第2キャリッジが配設されている。第2のキャリッジは、第1キャリッジを駆動する歯付きベルトなどにより第1キャリッジに従動されるとともに、第1キャリッジに比較して1/2の速度で原稿テーブル11に沿って平行に移動される。
【0019】
第1キャリッジの下方であって、第2キャリッジを介して折返された光の光軸を含む面内には、図示しない駆動機構を介して移動可能に形成され、第2キャリッジからの反射光に集束性を与えるとともに、自身が移動することにより反射光を所定の倍率で結像させる結像レンズ22、及び、結像レンズ22の結像面の主走査方向に一列に配置され、結像された光の光量に対応した電気信号を生成するCCDラインセンサ23が配置されている。
【0020】
プリンタ部6は、装置本体のほぼ中央に回転自在に位置された感光体ドラム30と、感光体ドラム30表面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ31と、画像データに基づいて強度変調されたレーザ光を出射する半導体レーザを備え、帯電された感光体ドラム30の表面に静電潜像を形成する露光装置41と、感光体ドラム30の表面上に形成された静電潜像にトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像装置32と、用紙カセットから給紙された用紙に感光体ドラム30に形成されたトナー像を転写するとともにトナー像が転写された用紙を感光体ドラム30から分離させるための転写・剥離チャージャ33と、感光体ドラム30の表面からコピー用紙Pを剥離する剥離爪34と、感光体ドラム30の表面に残留したトナーを清掃する清掃装置35と、感光体ドラム30の表面に残った電位を除電する除電器36とを備えている。
【0021】
トナー像が転写された用紙を搬送する搬送路51の進行方向には、用紙を搬送する搬送ベルト52が組み込まれている。搬送ベルト52により用紙Pが搬送される方向には、ローラ表面が互いに圧接されたヒートローラ対を含み、トナー像が転写された用紙を加熱することでトナー像を溶融させつつトナー像と用紙とを加圧して用紙にトナー像を定着させる定着装置53が設けられている。
【0022】
搬送路51の感光体ドラム30の近傍・上流側には、搬送路51を案内された用紙の傾きを補正するとともに、感光体ドラム30上のトナー像の先端と用紙の先端とを整合させ、感光体ドラム外周面の移動速度と同じ速度で用紙を転写部へ給紙するタイミングローラ対58が配設されている。また、タイミングローラ対58の手前側には、用紙の到達を検出するタイミング検知センサ59が設けられている。
【0023】
また、原稿テーブル11の近傍には、複写装置に対して種々の情報を入力するとともに、入力された情報及び複写装置の動作状態などを表示する表示部を備えた操作パネル300が配置されている。
【0024】
また、この複写装置は、制御手段として機能するCPU77と、このCPU77に接続され、装置本体を動作させるためのプログラム、CCDラインセンサ23によって生成された画像信号すなわち原稿画像に対応した画像データ、後述する診断モードにおいて基準となる所定の画像パターンすなわちチャートに対応した基準画像データ、及び操作パネル300等を介して入力されたデータなどが一時的に記憶される記憶手段として機能するメモリ78と、CCDラインセンサ23によって生成された画像データに所定の画像処理を施す画像処理部79と、画像データに基づいて、露光装置41の半導体レーザの駆動を制御するレーザ駆動回路80とを有している。
【0025】
CPU77には、露光ランプ13を点灯するランプ点灯回路81、第1及び第2キャリッジを移動させるパルスモータ、感光体ドラム30および現像器32を回転させる主モータ、及び、搬送ベルト52を駆動する小型モータなどの各種モータを、それぞれ、所定の速度で回転させるためのモータ駆動回路82、帯電チャージャ31および転写・剥離チャージャ33に所定の電圧を提供する高電圧発生回路83、剥離爪34、清掃器35およびタイミングローラ対58などに利用されるソレノイドなどをオン/オフするメカニカルコントローラ84、タイミング検知センサ59や複数のセンサからのオン/オフ信号が入力される入力回路85、定着装置53の定着温度を制御する温度制御回路86、操作パネル300などの入力装置とCPU77との接続するインタフェース87、及び、通信回線やモデムを介して外部装置との間でデータを送受信する外部コントローラ88などが接続されている。
【0026】
次に、このディジタル複写装置に適用される診断方法について説明する。
【0027】
この診断方法は、スキャナ部4単体、プリンタ部6単体、及び装置全体のそれぞれに適用することが可能である。この診断方法を実行する診断モードは、ユーザ、またはサービスマンによって選択可能であり、いずれかの診断モードが選択されると、診断専用の所定の画像パターンすなわちチャート、またはこのチャートに対応した基準画像データを利用して、各部の診断が実行される。
【0028】
ここで、診断専用に利用されるチャートは、例えば、図2に示すような画像パターン、すなわち調整用マーク12を有している。
【0029】
すなわち、この調整用マーク12は、主走査方向をX軸、副走査方向をZ軸、紙面の法線方向をY軸とすると、主走査方向に垂直な線分12a、および主走査方向に対して所定の角度で交差する、互いに平行な2本1組の線分12b、12cを有している。
【0030】
線分12aの一方の端部は、線分12bに対して鋭角をなすように線分12bの端部と一致するとともに、線分12aの他方の端部は、線分12cに対して鋭角をなすように線分12cの端部と一致する。線分12aと線分12bおよび線分12cとのなす角(傾き角)は、検出感度に応じて設定され、ここでは、例えば、45°に設定されている。
【0031】
スキャナ部4により、主走査方向に平行な方向に線分12aの中点を通過するような走査ラインで読み取った際、走査ラインと各線分12a〜12cとの交点13a〜13cの間隔が等しく検出されるように設定されている。すなわち、交点13aと交点13bとの間隔は、交点13aと交点13cとの間隔に等しい。
【0032】
ここで、診断専用に利用されるチャート18は、図3に示すように、4つの調整用マーク(第1マーク、第2マーク、第3マーク、第4マーク)19〜22を有している。各調整用マークにおいて、第1マーク19の線分19aと19bとが接する点C1、第2マーク20の線分20aと20bとが接する点C2、第3マーク21の線分21aと線分21bとが接する点C3、および第4マーク22の線分22aと線分22bとが接する点C4は、長方形の頂点を形成するように配置されている。
【0033】
すなわち、このチャー卜18において、第1マーク19の線分19aと第3マーク21の線分21aとが同一直線上に配置され、同様に、線分20aと線分22a、線分19bと線分22b、および線分20bと21bも同一直線上に配置され、辺C1C2、辺C2C3、辺C3C4、及び辺C4C1が長方形の各辺を形成し、C1C4、及びC2C3がこの長方形の対角線を形成している。
【0034】
このチャート18によれば、以下のような診断項目を診断することが可能である。ここで、主走査方向をX軸、副走査方向をZ軸、ビーム進行方向をY軸、各軸周りの回転方向をそれぞれθx、θy、θzとする。
【0035】
すなわち、スキャナ部4を介してチャート18のうちの1つの調整用マークを読み取ることにより、種々のずれ量を検出する。
【0036】
例えば、図2に示したような調整用マーク12を読み取ることにより、X方向(主走査方向)のずれ量、Y方向(ピント、焦点)のずれ量、Z方向(副走査方向)のずれ量、θy方向(主走査方向に対する傾き)のずれ量、及びθz方向(ピント勾配)のずれ量が検出できる。
【0037】
X方向(主走査方向)のずれ量については、線分12aと走査ラインとの交点13aの座標を検出し、この座標が所定の座標値と比較してどの程度ずれているかにより主走査ラインの主走査方向のずれ量が検出される。
【0038】
Y方向(ピント、焦点)のずれは、スキャナ部4においてはCCDラインセンサ23とレンズとの光学的な関係に基づくピントのずれを示し、プリンタ部6においては露光装置41と感光体ドラムとの光学的な関係に基づくピントのずれを示す。このずれ量は、交点13aを検出した際のCCDラインセンサ23からの出力レベルIaの大きさにより検出される。出力レベルIaの大きさが所定の最大値に対してどの程度ずれているかによりピントのずれ量が検出される。
【0039】
Z方向(副走査方向)のずれは、交点13a−13b間の距離と交点13b−13c間の距離との差により検出される。この差が0あるいは所定の最小値に対してどの程度ずれているかにより主走査ラインの副走査方向へのずれ量が検出される。
【0040】
θy方向(主走査方向に対する傾き)のずれは、交点13a−13c間の距離により検出される。交点13a−13c間の距離が所定の距離に対してどの程度ずれているかにより走査面上における主走査ラインの主走査方向に対する傾きが検出される。
【0041】
θz方向(ピント勾配)のずれは、交点13bを検出した際のCCDラインセンサ出力レベルIbと交点13aを検出した際のCCDラインセンサ出力レベルIaとの比較により検出される。出力レベルIbと所定の最大値との差による交点13bの検出座標位置におけるピントのずれ量と、出力レベルIaと所定の最大値との差による交点13aの検出座標位置におけるピントのずれ量とにより、ピントのずれの勾配、つまり、走査面に対する傾きが検出される。
【0042】
また、図3に示したようなチャート18のうち、主走査方向に並列配置された2つの調整用マーク19及び20を読み取ることにより、θy方向のずれ量と倍率のずれ量を検出できる。
【0043】
θy方向のずれ量は、チャート18の第1マーク19から検出されるZ方向のずれ量Z1と第2マーク20から検出されるZ方向のずれ量Z2との差からθy方向のずれ量を検出する。ずれ量Z1とずれ量Z2との差が0あるいは所定の最小値に比較してどの程度ずれているかにより走査面上におけるCCDラインセンサ23の走査ラインの傾きのずれ量を検出する。これにより、1つの調整用マークにより検出されるずれ量に比べ、2つの調整用マークにより検出されるずれ量が大きな値で検出でき、検出感度を高めることができる。
【0044】
倍率のずれ量は、第1マーク19の線分19aと走査ラインとの交点と第2マーク20の線分20aと走査ラインとの交点との距離と設定されている倍率の所定の距離とを比較することにより倍率に伴うずれ量を検出する。つまり、図3に示すように、チャート18の第1、第2マーク19、20から検出されるX方向の座標値P1、P2間の距離と設定倍率に伴う所定の距離とを比較することで倍率のずれ量を検出する。
【0045】
さらに、図3に示したようなチャート18のうち、第1マーク19および第2マーク20上の1主走査ラインと、第3マーク21および第4マーク22上の1主走査ラインとを読取ることにより、倍率に伴うずれ量、画像歪み、原稿面上での位置のずれ量が算出できる。
【0046】
すなわち、読取った2ラインにおける第1マーク19の線分19aおよび線分19bと交差する点P1および点P2、第2マーク20の線分20aおよび線分20bと交差する点P3および点P4、第3マーク21の線分21aおよび線分21bと交差する点P5および点P6、第4マーク22の線分22aおよび線分22bと交差する点P7および点P8をそれぞれ検出する。この検出された点P1〜P8により、長方形の頂点C1〜C4が幾何学的性質から算出できる。
【0047】
つまり、点P1と点P3とを含む直線と点P2と点7とを含む直線との交点が頂点C1、点P3と点P6とを含む直線と点P4と点P8とを含む直線との交点が頂点C2、点P5と点P1とを含む直線と点P6と点P3とを含む直線との交点が頂点C3、点P7と点P2とを含む直線と点P8と点P4とを含む直線との交点が頂点C4として算出される。
【0048】
これらの頂点C1〜C4の位置座標に基づいて、倍率に伴うずれ量、画像歪み、原稿面上での位置のずれ量が算出される。
【0049】
倍率に伴うずれ量は、検出された各点C1〜C4の相対距離と設定倍率に対応する所定の相対距離とを比較することにより倍率に対するずれ量を検出する。例えば、C1C2間、C2C4間、C3C4間、C1C4間の各距離、つまり、4点により形成される4角形の各辺の長さが設定倍率に対応する所定の長さと比較してどの程度ずれているかにより倍率に伴うずれ量を検出する。
【0050】
画像歪みは、検出されたC1〜C4で形成される四角形と所定の長方形とを比較することにより歪みを検出する。例えば、C1C3間の距離と、C2C4間の距離の差、つまり、4点C1〜C4で形成される4角形の対角線が所定の値と比較してどの程度ずれているかにより歪みによるずれ量を検出する。
【0051】
このような手法を用いると第2チャート18が原稿台上に多少ずれて載置されている場合にも無関係に頂点の検出ができ、画像の歪みに伴うずれ量、倍率に対するずれ量が算出できる。
【0052】
また、読取り位置のずれは、4点の座標と所定の座標とを比較することにより位置のずれ量を検出する。
【0053】
これらの診断項目は、スキャナ部4及びプリンタ部6を構成する構成部品の所定の取り付け位置からの変位に起因する、いわゆるハード的な調整を必要とする第1特性と、スキャナ部4及びプリンタ部6を制御するための制御パラメータの変位に起因する、いわゆるソフト的に調整可能な第2特性に分類できる。
【0054】
すなわち、第1特性と分類された診断項目において、ずれ量が検出された場合、CPU77は、診断結果、及びサービスマンによる調整の要求を報知する。
【0055】
また、第2特性と分類された診断項目において、ずれ量が検出された場合、CPU77は、画像処理部79、レーザ駆動回路80、ランプ点灯回路81、モータ駆動回路82、高電圧発生回路83、メカニカルコントローラ84、温度制御回路86などを制御する制御パラメータを変更して、ずれ量を自動調整する。
【0056】
例えば、主走査方向の読み取り位置のずれ量は、以下のようにして調整される。すなわち、スキャナ部4により、上述したようなチャートの調整用マークを読み取って、生成した画像データをメモリ78に一時的に記憶し、主走査方向に直交する線分の読み取り位置を検出する。この検出位置が理想の位置からどの程度ずれているかを算出し、操作パネル300の表示部、または、外部コントローラ88を介して外部端末装置に結果を表示させるか、プリンタ部6を駆動して結果を出力する。これに伴って、CCDラインセンサ23の画像読み取り位置を設定したレジスタの値を変更することにより、自動的に位置ずれを調整する。
【0057】
ここで、スキャナ部4単体の診断方法について、図4及び図5を参照して説明する。
【0058】
すなわち、CPU77がスキャナ部4単体を診断するスキャナ部診断モードの選択を検知すると(ST11、Y)、診断用のチャートbを有する原稿が原稿テーブル11の上に載置されたか否かを検知する(ST12)。CPU77がチャート原稿の載置を検知すると(ST12、Y)、原稿の読み取り開始を指示するスタートボタンが押下されたか否かを検知する(ST13)。
【0059】
CPU77は、スタートボタンの押下を検知すると(ST13、Y)、スキャナ部4を駆動して、チャートbを有する原稿の読み取りを開始する(ST14)。そして、チャートbを読み取ることによって生成された第1画像データcは、メモリ78に記憶される(ST15)。
【0060】
続いて、CPU77は、予めメモリ78に記憶しているチャートbに対応した基準画像データaと、第1画像データcとを比較して、スキャナ部4に含まれる各診断項目のずれ量を検出する診断を行う(ST16)。このとき、診断結果に含まれる診断項目は、スキャナ部の構成部品の変位に起因する第1画像読取特性と、画像データに変換する際の制御パラメータの変位に起因する第2画像読取特性とを含み、各項目について、それぞれずれ量が算出される。
【0061】
そして、CPU77が診断した診断結果を操作パネル300の表示部、または、外部コントローラ88を介して外部端末装置に表示させるか、プリンタ部6を駆動して出力することによって報知する(ST17)。
【0062】
続いて、CPU77は、第2画像読取特性に分類される診断項目について、制御パラメータを変更して、自動調整する(ST18)。
【0063】
このように、既存のシステムを利用して、スキャナ部単体の診断を行うことが可能となり、コストアップすることなく、簡素化したシステムで、常に安定した読取特性を得ることが可能となる。
【0064】
次に、プリンタ部6単体の診断方法について図4及び図6を参照して説明する。
【0065】
すなわち、CPU77がプリンタ部6単体を診断するプリンタ部診断モードの選択を検知すると(ST21、Y)、プリンタ部6を駆動し、診断用のチャートbに対応した基準画像データaに基づいて、用紙上に第1出力画像eを形成する(ST22)。
【0066】
続いて、CPU77が第1出力画像eを有する原稿が原稿テーブル11の上に載置されたか否かを検知する(ST23)。CPU77が原稿の載置を検知すると(ST23、Y)、原稿の読み取り開始を指示するスタートボタンが押下されたか否かを検知する(ST24)。
【0067】
CPU77は、スタートボタンの押下を検知すると(ST24、Y)、スキャナ部4を駆動して、原稿の読み取りを開始する(ST25)。そして、原稿を読み取ることによって生成された第2画像データfは、メモリ78に記憶される(ST26)。
【0068】
続いて、CPU77は、予めメモリ78に記憶していたチャート原稿を読取って生成された第1画像データcと、第2画像データfとを比較して、スキャナ部4に含まれる各診断項目のずれ量を除いたプリンタ部6単体に含まれる各診断項目のずれ量を検出する診断を行う(ST27)。すなわち、第1画像データcには、スキャナ部4単体のずれ量が含まれているのに対して、第2画像データfには、プリンタ部6及びスキャナ部4のずれ量が含まれている。このため、第1画像データcと第2画像データfとを比較することにより、プリンタ部6単体のずれ量を算出できる。
【0069】
このとき、診断結果に含まれる診断項目は、プリンタ部6の構成部品の変位に起因する第1画像形成特性と、用紙上に画像を形成する際の制御パラメータの変位に起因する第2画像形成特性とを含み、各項目について、それぞれずれ量が算出される。
【0070】
そして、CPU77は、診断した診断結果を報知する(ST28)。続いて、CPU77は、第2画像形成特性に分類される診断項目について、制御パラメータを変更して、自動調整する(ST29)。
【0071】
このように、既存のシステムを利用して、プリンタ部6単体の診断を行うことが可能となり、コストアップすることなく、簡素化したシステムで、常に安定した読取特性を得ることが可能となる。
【0072】
次に、複写装置1全体の第1の診断方法について図4及び図7を参照して説明する。
【0073】
すなわち、CPU77が複写装置1全体を診断する複写装置診断モードの選択を検知すると(ST31、Y)、プリンタ部6を駆動し、診断用のチャートbに対応した基準画像データaに基づいて、用紙上に第1出力画像eを形成する(ST32)。
【0074】
続いて、CPU77が第1出力画像eを有する原稿が原稿テーブル11の上に載置されたか否かを検知し(ST33)、CPU77が原稿の載置を検知すると(ST33、Y)、原稿の読み取り開始を指示するスタートボタンが押下されたか否かを検知する(ST34)。
【0075】
CPU77は、スタートボタンの押下を検知すると(ST34、Y)、スキャナ部4を駆動して、原稿の読み取りを開始する(ST35)。そして、原稿を読み取ることによって生成された第2画像データfは、メモリ78に記憶される(ST36)。
【0076】
続いて、CPU77は、予めメモリ78に記憶していたチャートbに対応した基準画像データaと、第2画像データfとを比較して、複写装置1全体すなわちスキャナ部4及びプリンタ部6に含まれる各診断項目のずれ量を検出する診断を行う(ST37)。このとき、診断結果に含まれる診断項目は、複写装置1全体の構成部品の変位に起因する第1画像形成特性と、用紙上に画像を形成する際の制御パラメータの変位に起因する第2画像形成特性とを含み、各項目について、それぞれずれ量が算出される。
【0077】
そして、CPU77は、診断した診断結果を報知する(ST38)。続いて、CPU77は、第2画像形成特性に分類される診断項目について、制御パラメータを変更して、自動調整する(ST39)。
【0078】
このように、既存のシステムを利用して、複写装置1全体の診断を行うことが可能となり、コストアップすることなく、簡素化したシステムで、常に安定した読取特性を得ることが可能となる。
【0079】
次に、複写装置1全体の第2の診断方法について図4及び図8を参照して説明する。
【0080】
すなわち、CPU77が複写装置1全体を診断する複写装置診断モードの選択を検知すると(ST41、Y)、診断用のチャートbを有する原稿が原稿テーブル11の上に載置されたか否かを検知し(ST42)、CPU77がチャート原稿の載置を検知すると(ST42、Y)、原稿の読み取り開始を指示するスタートボタンが押下されたか否かを検知する(ST43)。
【0081】
CPU77は、スタートボタンの押下を検知すると(ST43、Y)、スキャナ部4を駆動して、チャートbを有する原稿の読み取りを開始する(ST44)。そして、チャートbを読み取ることによって生成された第1画像データcは、メモリ78に記憶される(ST45)。続いて、CPU77は、プリンタ部6を駆動し、第1画像データcに基づいて、用紙上に第2出力画像dを形成する(ST46)。
【0082】
続いて、CPU77は、第2出力画像dを有する原稿が原稿テーブル11の上に載置されたか否かを検知し(ST47)、CPU77が原稿の載置を検知すると(ST47、Y)、原稿の読み取り開始を指示するスタートボタンが押下されたか否かを検知する(ST48)。
【0083】
CPU77は、スタートボタンの押下を検知すると(ST48、Y)、スキャナ部4を駆動して、原稿の読み取りを開始する(ST49)。そして、原稿を読み取ることによって生成された第3画像データgは、メモリ78に記憶される(ST50)。
【0084】
続いて、CPU77は、先にメモリ78に記憶していた第1画像データcと、第3画像データgとを比較して、複写装置1全体すなわちスキャナ部4及びプリンタ部6に含まれる各診断項目のずれ量を検出する診断を行う(ST51)。このとき、診断結果に含まれる診断項目は、上述した場合と同様に、第1画像形成特性と、第2画像形成特性とを含み、各項目について、それぞれずれ量が算出される。
【0085】
そして、CPU77は、診断した診断結果を報知する(ST52)。続いて、CPU77は、第2画像形成特性に分類される診断項目について、制御パラメータを変更して、自動調整する(ST53)。
【0086】
このように、既存のシステムを利用して、複写装置1全体の診断を行うことが可能となり、コストアップすることなく、簡素化したシステムで、常に安定した読取特性を得ることが可能となる。
【0087】
上述したように、この発明の画像読取装置及び画像形成装置に適用される診断方法によれば、スキャナ部単体、プリンタ部単体、及び画像形成装置全体で、それぞれハード的な調整が必要な第1特性と、ソフト的に調整が可能な第2特性とに分類される複数の診断項目にわたり、ずれ量を検出することが可能である。また、第2特性については、制御パラメータを適当な値に変更することによって自動的にずれ量を調整することが可能となる。
【0088】
したがって、画像形成装置の各部を診断するための別個の診断用の外部装置を用意することなく、既存の簡素化したシステムを利用して診断が可能となる。また、サービスマンなどの人間の主観に頼らないため、常に安定した画質を提供することが可能となる。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、コストアップすることなく、簡素化したシステムで、常に安定した画質を提供できる画像読取装置及び画像形成装置に適用される診断方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の診断方法が適用される画像読取装置及び画像形成装置を備えたディジタル複写装置の断面及びこの複写装置を制御する制御系を概略的に示す図である。
【図2】図2は、この発明の診断方法に適用される診断用チャートの調整用マークの一例を示す図である。
【図3】図3は、この発明の診断方法に適用される診断用チャートの一例を示す図である。
【図4】図4は、この発明の診断方法を説明するためのブロック図である。
【図5】図5は、この発明のスキャナ部単体を診断するための診断方法を説明するためのフローチャートである。
【図6】図6は、この発明のプリンタ部単体を診断するための診断方法を説明するためのフローチャートである。
【図7】図7は、この発明の複写装置全体を診断するための第1の診断方法を説明するためのフローチャートである。
【図8】図8は、この発明の複写装置全体を診断するための第2の診断方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…ディジタル複写装置
4…画像読取部
6…画像形成部
12…調整用マーク
18…チャート
77…CPU
78…メモリ
79…画像処理部
Claims (3)
- 主走査方向に一列に配置され、原稿画像を読み取る読取手段と、
主走査方向に垂直な第1の線分と、この第1の線分と鋭角に交差する2本1組の平行な第2の線分及び第3の線分とからなる調整用マークからなるチャートに対応した基準データを記憶する記憶手段と、を備えた画像読取装置において、
前記読取手段により、前記チャートを有する原稿を読み取って、前記チャートに含まれる前記調整用マークを、所定の走査ラインに沿って読み取り、画像データに変換し、
走査ラインに沿って前記調整用マークを読み取った際に得られた前記画像データに基づいて、前記調整用マークの各線と前記走査ラインとが交差する第1、第2、及び第3交点の位置、及び、各交点における信号の出力レベルを検出し、
検出した交点の位置及び各交点における信号の出力レベルと、前記記憶手段に記憶された基準データに基づく所定の交点の位置及び各交点における信号の所定の出力レベルとを比較して、主走査方向、前記主走査方向に直交する副走査方向、前記主走査方向及び前記副走査方向に直交するビーム進行方向、及び、各軸周りの回転方向についての前記読取手段のずれ量を検出することを特徴とする画像読取装置に適用される診断方法。 - 主走査方向に一列に配置され、原稿画像を読み取る読取手段と、
画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成手段と、
主走査方向に垂直な第1の線分と、この第1の線分と鋭角に交差する2本1組の平行な第2の線分及び第3の線分とからなる調整用マークからなるチャートに対応した基準データを記憶する記憶手段と、を備えた画像形成装置において、
前記画像形成手段により、前記記憶手段に記憶されている前記基準データに基づいて用紙上に前記チャートを有する画像を形成し、
前記読取手段により、前記画像形成手段により形成された画像を読み取って、前記チャートに含まれる前記調整用マークを、所定の走査ラインに沿って読み取り、画像データに変換し、
走査ラインに沿って前記調整用マークを読み取った際に得られた前記画像データに基づいて、前記調整用マークの各線と前記走査ラインとが交差する第1、第2、及び第3交点の位置、及び、各交点における信号の出力レベルを検出し、
検出した交点の位置及び各交点における信号の出力レベルと、前記記憶手段に記憶された基準データに基づく所定の交点の位置及び各交点における信号の所定の出力レベルとを比較して、主走査方向、前記主走査方向に直交する副走査方向、前記主走査方向及び前記副走査方向に直交するビーム進行方向、及び、各軸周りの回転方向についての前記画像形成手段のずれ量を検出することを特徴とする画像形成装置に適用される診断方法。 - 主走査方向に一列に配置され、原稿画像を読み取る読取手段と、
画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成手段と、
主走査方向に垂直な第1の線分と、この第1の線分と鋭角に交差する2本1組の平行な第2の線分及び第3の線分とからなる調整用マークからなるチャートに対応した基準データを記憶する記憶手段と、を備えた画像形成装置において、
前記読取手段により、前記チャートを有する原稿を読み取って、前記チャートに含まれる前記調整用マークを、所定の走査ラインに沿って読み取り、第1画像データに変換し、
走査ラインに沿って前記調整用マークを読み取った際に得られた前記第1画像データに基づいて、前記調整用マークの各線と前記走査ラインとが交差する第1、第2、及び第3交点の位置、及び、各交点における信号の出力レベルを検出し、
検出した交点の位置及び各交点における信号の出力レベルと、前記記憶手段に記憶された基準データに基づく所定の交点の位置及び各交点における信号の所定の出力レベルとを比較して、主走査方向、前記主走査方向に直交する副走査方向、前記主走査方向及び前記副走査方向に直交するビーム進行方向、及び、各軸周りの回転方向についての前記読取手 段のずれ量を検出し、
前記画像形成手段により、前記記憶手段に記憶されている前記基準データに基づいて用紙上に前記チャートを有する画像を形成し、
前記読取手段により、前記画像形成手段により形成された画像を読み取って、前記チャートに含まれる前記調整用マークを、所定の走査ラインに沿って読み取り、第2画像データに変換し、
走査ラインに沿って前記調整用マークを読み取った際に得られた前記第2画像データに基づいて、前記調整用マークの各線と前記走査ラインとが交差する第1、第2、及び第3交点の位置、及び、各交点における信号の出力レベルを検出し、
前記読取手段のずれ量に基づいて、検出した交点の位置及び各交点における信号の出力レベルと、前記記憶手段に記憶された基準データに基づく所定の交点の位置及び各交点における信号の所定の出力レベルとを比較して、主走査方向、前記主走査方向に直交する副走査方向、前記主走査方向及び前記副走査方向に直交するビーム進行方向、及び、各軸周りの回転方向についての前記画像形成手段のずれ量を検出することを特徴とする画像形成装置に適用される診断方法。
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