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JP4042690B2 - 内燃機関の触媒劣化診断装置 - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関の触媒劣化診断装置に関し、更に詳しくは、触媒劣化診断の精度を向上できる内燃機関の触媒劣化診断装置に関する。
空燃比を強制的に変動させて触媒劣化を検出する手段において、その空燃比の変調を、酸素ストレージ量が劣化触媒の破過量(触媒の許容酸素吸蔵量)と正常触媒の破過量の間になるように設定する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この酸素吸蔵量は、触媒下流に設けられた酸素センサにより排気ガス中の酸素濃度を検出することによって算出される。
特開2002−130018号公報
しかしながら、従来の内燃機関の触媒劣化診断装置では、上記触媒劣化判断の開始時における酸素吸蔵量が不確定であるため、正常な触媒であっても上記酸素センサの出力変動が発生する場合があり、触媒の劣化を正確に診断できない虞があるという課題があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、触媒劣化診断の精度を向上できる内燃機関の触媒劣化診断装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明の請求項1に係る内燃機関の触媒劣化診断装置は、内燃機関の排気系に設けられた触媒に付与する酸素変化量に基づいて当該内燃機関に供給する混合気の空燃比を強制的にリッチまたはリーンに振って設定し、このリッチまたはリーンへの振り幅を、劣化した前記触媒では酸素貯蔵量がほぼ飽和するように設定し、正常な前記触媒では酸素貯蔵量が飽和しない程度に設定し、前記触媒下流の酸素濃度検出手段の検出値に基づいて前記触媒の劣化を診断する内燃機関の触媒劣化診断装置において、前記空燃比を最初にリッチに振る場合には、前記触媒の酸素貯蔵量がほぼゼロになるまで振ることを特徴とするものである。
また、この発明の請求項2に係る内燃機関の触媒劣化診断装置は、内燃機関の排気系に設けられた触媒に付与する酸素変化量に基づいて当該内燃機関に供給する混合気の空燃比を強制的にリッチまたはリーンに振って設定し、このリッチまたはリーンへの振り幅を、劣化した前記触媒では酸素貯蔵量がほぼ飽和するように設定し、正常な前記触媒では酸素貯蔵量が飽和しない程度に設定し、前記触媒下流の酸素濃度検出手段の検出値に基づいて前記触媒の劣化を診断する内燃機関の触媒劣化診断装置において、前記空燃比を最初にリーンに振る場合には、前記触媒の酸素貯蔵量がほぼ飽和するまで振ることを特徴とするものである。
また、この発明の請求項3に係る内燃機関の触媒劣化診断装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記リッチまたはリーンへの振り幅は、当該リッチの振り幅が当該リーンの振り幅よりも大きく設定されることを特徴とするものである。
また、この発明の請求項4に係る内燃機関の触媒劣化診断装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記リッチまたはリーンに振る制御を開始してから所定期間は触媒劣化診断を行わないことを特徴とするものである。
この発明に係る内燃機関の触媒劣化診断装置(請求項1)によれば、空燃比を最初にリッチに振る場合に、触媒の酸素貯蔵量をほぼゼロ状態でリセットすることで、触媒劣化診断の開始時における酸素貯蔵量を確定でき、触媒の劣化診断を精度良く行うことができる。
この発明に係る内燃機関の触媒劣化診断装置(請求項2)によれば、空燃比を最初にリッチまたはリーンに振る場合に、触媒の酸素貯蔵量をほぼ飽和状態でリセットすることで、触媒劣化診断の開始時における酸素貯蔵量を確定でき、触媒の劣化診断を精度良く行うことができる。
また、この発明に係る内燃機関の触媒劣化診断装置(請求項3)によれば、触媒の酸素吸蔵能力が酸素放出能力を上回るという能力誤差が触媒の劣化診断に与える悪影響を抑制することができる。
また、この発明に係る内燃機関の触媒劣化診断装置(請求項4)によれば、酸素濃度検出手段の検出値が不安定な時の触媒異常診断を行わないようにすることができ、触媒異常の検出性が低下するのを抑制することができる。
以下に、この発明に係る内燃機関の触媒劣化診断装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図3は、本実施例に係る内燃機関の触媒劣化診断装置を搭載する内燃機関を示す模式図である。図3に示すように、内燃機関10には、吸気通路30および排気通路20が設けられている。排気通路20には、排気ガスを浄化するために、三元触媒触媒である上流側触媒21と下流側触媒22とが直列に配置されている。すなわち、内燃機関10から排出される排気ガスは、先ず上流側触媒21で浄化され、この上流側触媒21で浄化しきれなかった排気ガスが下流側触媒22によって浄化されるようになっている。
これらの触媒21,22は、所定量の酸素を吸蔵することができ、排気ガス中に炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)等の未燃成分が含まれている場合は、吸蔵している酸素を用いてそれらを酸化し、また、排気ガス中に窒素酸化物(NOx)等の酸化成分が含まれている場合には、それらを還元し、放出された酸素を吸蔵することができるように構成されている。
また、上流側触媒21の上流には、排気ガス中の酸素濃度を検出する空燃比センサ(以下、「メインO2センサ」と記す)23が設けられている。すなわち、このメインO2センサ23は、上流側触媒21に流入する排気ガスの酸素濃度に基づいて内燃機関で燃焼された混合気の空燃比を検出するものである。
また、上流側触媒21の下流には、排気ガス中の酸素濃度検出手段である空燃比センサ(以下、「サブO2センサ」と記す)24が設けられている。すなわち、このサブO2センサ24は、上流側触媒21を流出した排気ガスの酸素濃度に基づいて、燃料リッチな排気ガス(HC、COを含む排気ガス)であるか、あるいは燃料リーンな排気ガス(NOxを含む排気ガス)であるか否かを検出するものである。また、上流側触媒21には、排気ガス温度を検出する温度センサ(図示せず)も設けられている。
なお、吸気通路30には、エアフィルタ31、吸気温度を検出する吸気温センサ32、吸気量を検出するエアフロメータ33、スロットルバルブ34、スロットル開度を検出するスロットルセンサ35、スロットルバルブ34の全閉状態を検出するアイドルスイッチ36、サージタンク37、燃料噴射弁38等が設けられている。
また、電子制御装置(ECU)41は、上記O2センサ23,24や車速センサ39、冷却水温センサ40等の各種センサが接続され、これらのセンサ出力値に基づいて内燃機関10を制御するとともに、触媒劣化診断を行うように構成されている。
本実施例は、上記のような構成のメインO2センサ23およびサブO2センサ24を用い、空燃比をリッチまたはリーンに強制的に操作(以下、「アクティブA/F制御」と称する)し、理論空燃比に対し所定の酸素量の過不足を触媒に付与して、その時のサブO2センサ24の出力の軌跡長(触媒劣化検出の特性値)に基づいて触媒の酸素ストレージ能力(以下、OSCと略称する)を判断し、触媒劣化診断を以下のように行うものである。なお、後述する図1および図2において、このメインO2センサ23の検出値に基づく目標空燃比(A/F)へのフィードバック制御を、「メインFB目標A/F」と記す。
すなわち、以下に触媒劣化診断の制御動作について図1に基づいて説明する。ここで、図1は、本実施例に係る制御動作を示すフローチャートである。図1に示すように、先ず、アクティブA/F制御の実行条件が成立しているか否かを判断する(ステップS10)。実行条件が成立していないならば(ステップS10否定)、スタートに戻り、実行条件が成立しているならば(ステップS10肯定)、制御の初期条件の調整が完了しているか否かを判断する(ステップS11)。
この初期条件調整ルーチンは、図2に示すように、触媒21の初期化処理終了のフラグxinitがONとなっているか否かを判断し(ステップS31)、ONとなっているならば(ステップS31肯定)、図1に示すメインルーチンのステップS11に戻り、ステップS12に進む。ここで、図2は、初期条件調整の制御ルーチンを示すフローチャートである。
一方、上記フラグxinitがONとなっていないならば(ステップS31否定)、初期化処理を実行すべく、メインFB目標A/Fをリッチにセットする(ステップS32)。たとえば、通常のストイキ制御時の目標A/Fが14.6程度であるならば、14.1程度となるように制御目標値をリッチに設定する。このようにメインFB目標A/Fを先ずリッチ側にセットすることにより、触媒21の酸素吸蔵量をほぼゼロにし、酸素を吸蔵できる状態にリセットする。これにより、三元触媒の特性上、急激に増加し易いNOx排出量を抑制することができる。
そして、触媒21に付与した酸素変化量eosaを積算する(ステップS33)。すなわち、次式(1)に示すように、触媒に付与した酸素変化量の積算値eosaを算出する。ここで、カッコ中のnは整数(以下、同様)、Δosaは所定の変化量である。
eosa[n+1]=eosa[n]+Δosa ・・・・・・・・・(1)
つぎに、この触媒21に付与した酸素変化量が所定値以上か否かを判断する(ステップS34)。所定値以上でないならば(ステップS34否定)、スタートに戻り、所定値以上ならば(ステップS34肯定)、初期化処理終了のフラグxinitをONにセットし(ステップS35)、図1に示すメインルーチンのステップS11に戻る。
上記のように初期条件の調整が完了しているならば(ステップS11肯定)、上記ステップS10の実行条件成立後、初回のメインFB目標A/Fが変更されたか否かを判断する(ステップS12)。初回のメインFB目標A/Fが変更されたならば(ステップS12肯定)、メインFB目標A/Fをリーンへセットする(ステップS13)。たとえば、通常のストイキ制御時の目標A/Fが14.6程度であるならば、15.1程度となるように制御目標値をリーンに設定する。
一方、初回のメインFB目標A/Fが変更されていないならば(ステップS12否定)、触媒21に付与した酸素変化量eosaを積算する(ステップS14)。すなわち、上式(1)に示した場合と同様に、触媒に付与した酸素変化量の積算値eosaを算出する。
つぎに、この触媒に付与した酸素変化量が所定値以上か否かを判断する(ステップS15)。所定値以上でないならば(ステップS15否定)、スタートに戻り、所定値以上ならば(ステップS15肯定)、現在のメインFB目標A/Fがリーンか否かを判断する(ステップS16)。たとえば、通常のストイキ制御時の目標A/Fが14.6程度であるならば、現在のメインFB目標A/Fが15.1程度であるか否かを判断する。
このステップS15における触媒21に付与する酸素変化量の所定値は、図4に示すように、触媒21の温度と吸入空気量(負荷)により整理したマップに基づいて設定されている。ここで、図4は、触媒に付与する酸素変化量を触媒温度と吸入空気量により整理したものを示すマップである。
たとえば、触媒に付与する酸素変化量は、定常走行における場合を基準とすると、触媒が高温かつ吸入空気量が小さい場合には大きな値に設定され、触媒が低温かつ吸入空気量が大きい場合には小さな値に設定される。これにより、過渡運転状態において過大な酸素変化量付与により正常触媒21のサブO2センサ24出力が反転し、検出S/N比が低下するのを抑制することができるとともに、サブO2センサ24の不要なリーン出力によりNOxエミッションが悪化するのを抑制することができる。
なお、触媒21に付与する酸素変化量の所定値を、上記のように触媒21の温度と吸入空気量(負荷)により整理したマップに基づいて設定するのではなく、上記ステップS14における触媒に付与した酸素変化量の積算過程において、各演算タイミング毎に触媒温度と吸入空気量(負荷)に応じた所定の重み付け係数を乗じることによって設定してもよい。
また、このステップS15における酸素変化量の所定値は、目標A/Fをリッチに制御しているときには、リーンに制御しているときに比べて大きな値となるように設定されている。これにより、触媒21の酸素吸蔵能力が酸素放出能力を上回るという能力誤差が触媒21の劣化診断に与える悪影響を抑制することができる。すなわち、目標A/Fをリッチまたはリーンに振動制御しているときに、その振動中心がリーン側にシフトして正常触媒21のサブO2センサ24出力が反転し、検出S/N比が低下するのを抑制することができる。また、サブO2センサ24の不要なリーン出力によりNOxエミッションが悪化するのを抑制することができる。
現在のメインFB目標A/Fがリーンであるならば(ステップS16肯定)、メインFB目標A/Fをリッチへセットする(ステップS17)。たとえば、通常のストイキ制御時の目標A/Fが14.6程度であるならば、14.1程度となるように制御目標値を設定する。
そして、次式(2)に示すように、メインFB目標A/Fの反転回数であるカウンタカウントechantenを1つ増やす(ステップS18)。
echanten[n+1]=echanten[n]+1 ・・・・・(2)
つぎに、触媒21に付与した酸素変化量の積算値eosaを、次式(3)に示すように、クリアする(ステップS19)。
eosa[n]=0 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
一方、ステップS16において、現在のメインFB目標A/Fがリーンでないならば(ステップS16否定)、メインFB目標A/Fをリーンへセットする(ステップS25)。たとえば、通常のストイキ制御時の目標A/Fが14.6程度であるならば、15.1程度となるように制御目標値を設定する。
そして、次式(4)に示すように、メインFB目標A/Fの反転回数(カウンタカウント)echantenを1つ増やす(ステップS26)。
echanten[n+1]=echanten[n]+1 ・・・・・(4)
つぎに、触媒21に付与した酸素変化量の積算値eosaを、次式(5)に示すように、クリアする(ステップS27)。
eosa[n]=0 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
このように、現在のメインFB目標A/Fがリーンであるならばリッチにセットして反転し(ステップS16肯定、ステップS17)、リッチであるならばリーンにセットして反転するように制御する(ステップS16否定、ステップS25)。
そして、触媒21に付与した酸素変化量の積算値eosaをクリアしたら(ステップS19、S27)、メインFB目標A/Fの反転回数echantenが、次式(6)に示すように、所定の軌跡長積算許可回数に到達したか否かを判断する(ステップS20)。
echanten[n] ≧ 所定値 ・・・・・・・・・・・・(6)
メインFB目標A/Fの反転回数echantenが所定の軌跡長積算許可回数に到達していないならばスタートに戻り(ステップS20否定)、所定の軌跡長積算許可回数に到達したならば(ステップS肯定20)、サブO2センサ24の出力の軌跡長eoxsintを、次式(7)に示すように積算する(ステップS21)。ここで、Δoxsは軌跡長の変化量である。
eoxsint[n+1]=eoxsint[n]+Δoxs ・・・(7)
このように、制御開始後に上記所定の反転回数となるまでサブO2センサ24の出力の軌跡長を積算しないようにすることにより、当該センサ24の出力データが不安定な時の触媒異常診断を行わないようにすることができ、触媒異常の検出性が低下するのを抑制することができる。なお、ステップS20において、上記のように所定の反転回数で判断するのではなく、所定時間が経過してから上記軌跡長を積算するようにしてもよい。
つぎに、メインFB目標A/Fの反転回数echantenが、次式(8)に示すように、所定の判定許可回数に到達したか否かを判断する(ステップS22)。
echanten[n] ≧ 所定値 ・・・・・・・・・・・・(8)
メインFB目標A/Fの反転回数echantenが所定の判定許可回数に到達していないならばスタートに戻り(ステップS22否定)、所定の判定許可回数に到達しているならば(ステップS22肯定)、更にサブO2センサ24の出力の軌跡長eoxsintが、次式(9)に示すように、所定値以上か否かを判断する(ステップS23)。
eoxsint[n] ≧ 所定値 ・・・・・・・・・・・・・(9)
サブO2センサ24の出力の軌跡長eoxsintが所定値以上ならば(ステップS23肯定)、触媒21が異常であると判定し(ステップS24)、所定値未満であるならば(ステップS23否定)、触媒21が正常であると判定して(ステップS24)、スタートに戻る。
つぎに、本発明による効果について図5および図6に基づいて説明する。ここで、図5は、従来技術を適用した場合におけるサブO2センサの出力の軌跡長と平均吸入空気量との関係を示すグラフであり、触媒21の正常・異常の検出S/N比を示したものである。また、図6は、本実施例におけるサブO2センサの出力の軌跡長と平均吸入空気量との関係を示すグラフであり、触媒21の正常・異常の検出S/N比を示したものである。なお、図中における黒塗りの四角印は異常触媒の場合を示し、黒塗りおよび白抜きの丸印は正常触媒の場合を示している。
両図を比較して分かるように、本実施例では、従来技術を適用した場合に比べて触媒の正常・異常の検出S/N比を改善することができ、触媒劣化診断の精度を向上することができる。
なお、エミッションの悪化を更に抑制すべく、図7に示すように、上記図1において示したステップS15とステップS16との間に、サブO2センサ24の出力が反転したか否かを判断するステップS40を付加することができる。ここで、図7は、他の制御動作例を示すフローチャートである。
すなわち、触媒21に付与した酸素変化量が所定値に到達する前にサブO2センサ24の出力が反転したならば(ステップS40肯定)、ステップS16に移行し、触媒21に付与した酸素変化量が所定値に到達する前にサブO2センサ24の出力が反転していないならば(ステップS40否定)、スタートに戻るように制御する。その他の制御ステップは、上記図1の場合と同様である。
これにより、触媒21のOSCを超えた目標A/F入力状態(時間)を極力削減することができ、エミッションの悪化を更に抑制することができる。
また、上記実施例においては、触媒21の初期化処理として、図2のステップS32において示したように、メインFB目標A/Fを先ずリッチ側にセットしてから図1のステップS12以降を実行するものとして説明したが、これに限定されず、リーン側にセットしてから以降の制御を実行することもできる。
この場合、上記実施例の場合と比べると、サブO2センサ24の不要なリーン出力によりNOxエミッションが若干悪化する虞もあるが、上述した従来技術の場合と比べると、サブO2センサ24の出力の軌跡長の安定化は図れるので、エミッション悪化の度合いを少なくすることができる。
以上のように、この発明に係る内燃機関の触媒劣化診断装置は、触媒の劣化を精度良く診断できるとともに、エミッションの悪化を抑制できる内燃機関に有用である。
本実施例に係る制御動作を示すフローチャートである。 初期条件調整の制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施例に係る内燃機関の触媒劣化診断装置を搭載する内燃機関を示す模式図である。 触媒に付与する酸素変化量を触媒温度と吸入空気量により整理したものを示すマップである。 従来技術を適用した場合におけるサブO2センサの出力の軌跡長と平均吸入空気量との関係を示すグラフである。 本実施例におけるサブO2センサの出力の軌跡長と平均吸入空気量との関係を示すグラフである。 他の制御動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 内燃機関
20 排気通路
21 上流側触媒
22 下流側触媒
23 メインO2センサ
24 サブO2センサ(酸素濃度検出手段)
30 吸気通路
33 エアフロメータ
41 電子制御装置
eosa 触媒に付与した酸素変化量
eoxsint サブO2センサの出力の軌跡長

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気系に設けられた触媒に付与する酸素変化量に基づいて当該内燃機関に供給する混合気の空燃比を強制的にリッチまたはリーンに振って設定し、このリッチまたはリーンへの振り幅を、劣化した前記触媒では酸素貯蔵量がほぼ飽和するように設定し、正常な前記触媒では酸素貯蔵量が飽和しない程度に設定し、前記触媒下流の酸素濃度検出手段の検出値に基づいて前記触媒の劣化を診断する内燃機関の触媒劣化診断装置において、
    前記空燃比を最初にリッチに振る場合には、前記触媒の酸素貯蔵量がほぼゼロになるまで振ることを特徴とする内燃機関の触媒劣化診断装置。
  2. 内燃機関の排気系に設けられた触媒に付与する酸素変化量に基づいて当該内燃機関に供給する混合気の空燃比を強制的にリッチまたはリーンに振って設定し、このリッチまたはリーンへの振り幅を、劣化した前記触媒では酸素貯蔵量がほぼ飽和するように設定し、正常な前記触媒では酸素貯蔵量が飽和しない程度に設定し、前記触媒下流の酸素濃度検出手段の検出値に基づいて前記触媒の劣化を診断する内燃機関の触媒劣化診断装置において
    前記空燃比を最初にリーンに振る場合には、前記触媒の酸素貯蔵量がほぼ飽和するまで振ることを特徴とする内燃機関の触媒劣化診断装置。
  3. 前記リッチまたはリーンへの振り幅は、当該リッチの振り幅が当該リーンの振り幅よりも大きく設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の触媒劣化診断装置。
  4. 前記リッチまたはリーンに振る制御を開始してから所定期間は触媒劣化診断を行わないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の内燃機関の触媒劣化診断装置。
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