JP4042535B2 - 車載情報提供装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音楽データや情報データを利用者に提供する車載情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報提供局から無線を介して取得した情報を車内の利用者に提供する情報提供装置が知られている(特許文献1参照)。すなわち、情報提供局は、利用者が予め設定した番組情報を含む個人情報に基づいて、音楽や情報を車両に配信し、情報提供装置は、設定順序に基づいて音楽や情報を利用者に提供する。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−343979号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の情報提供装置では、利用者が設定した順序に従って番組を再生するので、車両が目的地に到着した時に番組が途中で終了してしまうことがあり、利用者が違和感を感じることがあった。
【0005】
本発明は、走行終了時に再生されている音楽や情報コンテンツが途中で中断されるのを防止する車載情報提供装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による車載情報提供装置は、目的地まで走行するのに要する所要時間を推定する所要時間推定手段と、複数の情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されている情報を番組表に指定されている再生順序に基づいて順に再生する情報再生手段と、番組表に指定されている再生順序に基づいて最終情報の再生時間を取得する取得手段と、最終情報の再生時間と所要時間推定手段により推定された所要時間とが一致する車両位置を決定する位置決定手段と、車両が位置決定手段により決定された車両位置に到達したことを少なくとも検出する位置検出手段と、車両が車両位置に到着したことが検出されると、最終情報を再生するように情報再生手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】
本発明による車載情報提供装置によれば、番組表に指定されている再生順序に基づいて提供する複数の情報のうち、最後に再生する情報の再生開始位置を決定し、車両が再生開始位置に到着すると、最後に再生する情報の再生を開始するので、車両が目的地に到着した時に、再生中の情報が中途半端に途切れてしまうのを防ぐことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
−第1の実施の形態−
図1は、本発明による情報提供装置の第1の実施の形態の構成を示す図である。第1の実施の形態における情報提供装置は、ナビゲーション装置1と、スイッチ7と、ディスプレイ8と、CPU9と、記憶装置10と、再生部11と、スピーカー15とを備える。
【0009】
ナビゲーション装置1は、車両の走行に関する情報を提示する機能、具体的には、車両位置周辺の道路地図をディスプレイ8に表示する機能、出発地から目的地までの推奨経路を演算する機能、演算された推奨経路に基づいて経路誘導を行う機能などを兼ね備えている。ナビゲーション装置1は、各種演算処理を行うCPU2、GPS衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ3、車速を検出する車速センサ4、道路地図データや過去の平均走行速度データ等を有するDVD−RAM5、CPU2で実行するプログラム等が格納されたROM6を備える。CPU2は、GPSセンサ3により検出されたGPS信号に基づいて、車両の現在位置を検出する。また、CPU2は、後述するように、検出した現在地から、予め設定された目的地までの所要時間を推定する演算処理を行う。
【0010】
記憶装置10には、再生するコンテンツ、および、コンテンツを再生するための進行表である番組表が複数記憶されている。番組表は、利用者が予め設定しておいてもよいし、図示しない情報提供局から無線を介して入手するようにしてもよい。コンテンツには、音楽やトークなどの音コンテンツ、ニュースや交通情報などの情報コンテンツが含まれる。各コンテンツには、それぞれのコンテンツを識別するための属性情報が付加されている。
【0011】
図2は、コンテンツに付随する属性情報の一例を示す図である。属性情報には、(1)識別番号、(2)ファイル名、(3)コンテンツタイプ、(4)コンテンツタイプ番号、(5)チャンネル番号、(6)チャンネル名、(7)更新頻度、(8)更新日時、(9)ファイルサイズ、(10)再生時間が含まれる。「識別番号」は、各コンテンツを識別するために割り振られた番号であり、「ファイル名」は、コンテンツのファイル名称を示す。「コンテンツタイプ」は、コンテンツの種類を示すものであり、「音楽」、「ナレーション」、「情報」等がある。「音楽」や「ナレーション」のコンテンツは、録音された音声データであり、「情報」のコンテンツはテキストデータである。「コンテンツタイプ番号」は、コンテンツタイプごとに予め定められた番号である。
【0012】
「チャンネル番号」は、情報コンテンツを取得するためのチャンネルの番号を示すものである。「チャンネル名」は、例えば、交通情報、天気情報、プロ野球情報、経済情報、株情報などである。「更新頻度」は、コンテンツ情報を最新の情報に更新する頻度を示しており、「5分」とある場合には、5分おきに最新の情報に更新される。「更新日時」は、最新の情報に更新された日時である。「ファイルサイズ」は、提供されるコンテンツのデータサイズを示し、「再生時間」は、提供されるコンテンツを再生するのに要する時間を示している。
【0013】
図3は、番組表の一例を示す図である。番組表には、上述したコンテンツに付随する属性情報(1)〜(10)の他に、(20)再生順序、(11)再生予定時刻、(12)最終指定コンテンツフラグの情報が含まれている。「再生順序」は、各コンテンツを再生させるための順序が割り振られた番号を示す。「再生予定時刻」は、番組の再生開始時刻を起点として、各コンテンツの再生時間を加算して計算されるものであり、各コンテンツの再生開始予定時刻を示す。「最終指定コンテンツフラグ」は、番組の最後に再生するコンテンツを指定するために用いるフラグである。番組には、通常何らかのテーマがあるので、そのテーマに則り、利用者に最後に提供するのにふさわしいコンテンツが設定される。
【0014】
再び図1を参照し、再生部11は、CDプレイヤー12、MDプレイヤー13、ラジオ14を備え、記憶装置10に記憶されているコンテンツを番組表に指定されている順序で再生する。交通情報や天気情報などの情報コンテンツは、例えば、CPU9で音声データに変換されて、合成音声により利用者に提供される。音声は、スピーカー15から出力される。スイッチ7は、利用者が様々な指示を行う際に用いられる。例えば、ナビゲーション装置1に対して目的地を設定する際に操作されたり、コンテンツの再生を指示する際に操作される。また、利用者は、コンテンツの再生を指示する際に、主として音楽コンテンツの提供を望んだり、主としてニュースの提供を望むといった利用者の現在の気分を示す情報をスイッチ7を用いて入力することもできる。
【0015】
図4は、本発明による車載情報提供装置により行われる情報提供の処理内容を示す一実施の形態のフローチャートである。第1の実施の形態における車載情報提供装置では、番組表に指定されている再生順序に従って一番最後に利用者に提供する最終コンテンツの再生開始位置を計算し、車両がその再生開始位置に到達すると最終コンテンツの再生を開始する。ステップS10から始まる処理は、ナビゲーション装置1のCPU2またはCPU9により行われる。
【0016】
ステップS10では、図示しないイグニッションスイッチがオンされたか否かを判定する。イグニッションスイッチがオンされたと判定するとステップS20に進み、オンされていないと判定するとオンされるまでステップS10で待機する。ステップS20では、利用者がスイッチ7を用いて目的地を設定したか否かを判定する。目的地が設定されたと判定するとステップS30に進み、設定されていないと判定すると目的地が設定されるまでステップS20で待機する。
【0017】
ステップS30では、設定された目的地までの所要時間を算出(推定)する。後述するように、DVD−RAM5には、最新のリンク別平均走行速度データが含まれているので、車両の現在地から目的地までの経路上におけるリンクと、リンクごとの最新平均走行速度とに基づいて、目的地までの所要時間Tresを算出する。リンク番号Iのリンクの最新平均走行速度をVave(I)、リンクの長さをDist(I)とすると、目的地までの所要時間Tresは、次式(1)にて表される。なお、リンクとは、DVD−RAM5に格納されている地図データにおいて、交差点などを示すノード間を結ぶ線である。
【0018】
目的地までの所要時間を算出すると、ステップS40に進む。ステップS40では、利用者がスイッチ7を用いてコンテンツの再生指示および最終コンテンツの指定指示を出したか否かを判定する。コンテンツの再生指示および最終コンテンツの指定指示があったと判定するとステップS50に進み、指示がないと判定すると指示があるまでステップS40で待機する。ステップS50では、記憶装置10に格納されている複数の番組表の中から、1つの番組表を取得する。すなわち、ステップS30で算出された目的地までの所要時間や、利用者がスイッチ7を用いて入力する利用者の現在の気分等の情報に基づいて、最適な番組表を1つ選択する。番組表を1つ取得するとステップS60に進む。
【0019】
ステップS60では、ステップS50で取得した番組表の最後に示されている最終コンテンツの再生時間を取得する。例えば、図3に示す番組表の場合には、最終コンテンツは識別番号「00005」のコンテンツであり、再生時間は、18(秒)である。最終コンテンツの再生時間を取得すると、ステップS70に進む。ステップS70では、最終コンテンツを再生する位置を以下の手順によって計算する。
【0020】
まず初めに、ナビゲーション装置1のCPU2は、GPSセンサ3から送られてくるGPS信号に基づいて、車両の現在地を検出する。次にCPU2は、検出した車両の現在地から目的地までの経路において、目的地に最も近いリンクから順に1,2,3,…のようにリンク番号を割り振る。
【0021】
車両現在地から目的地までの経路上のリンクにリンク番号を割り振ると、各リンクごとの所要時間Timelink(n)を算出する。所要時間Timelink(n)は、各リンクの長さをDist(n)、リンクの平均走行速度をVave(n)とすると、次式(2)にて表される。なお、リンクの平均走行速度Vave(n)の算出方法については、後述する。
Timelink(n)=Dist(n)/Vave(n) …(2)
【0022】
CPU2は、上式(2)に基づいてリンク番号1のリンクから順に所要時間Timelink(n)を算出するとともに、算出した所要時間Timelink(n)の累計所要時間を算出する。ここで、リンク番号Xまでの累計所要時間がステップS60で取得した最終コンテンツ再生時間を越えたとすると、リンク番号Xのリンク(以下、リンク(X)と記す)上に最終コンテンツ再生位置が存在することになる。
【0023】
リンク(X)上における最終コンテンツ再生位置の算出方法について説明する。ステップS60で取得した最終コンテンツ再生時間をTsとすると、リンク(X)上にて最終コンテンツを再生する時間Timeres(X)は、次式(3)にて表される。
【0024】
リンク(X)上の両端のノードのうち、目的地側のノードの緯度,経度をそれぞれLati(1),Longi(1)、車両現在地側のノードの緯度,経度をそれぞれLati(2),Longi(2)とすると、最終コンテンツ再生位置の緯度Lati(X)、経度Longi(X)は、それぞれ次式(4),(5)で表される。
Lati(X)=Timeres(X)/Timelink(X)×(Lati(1)−Lati(2)) …(4)
Longi(X)=Timeres(X)/Timelink(X)×(Longi(1)−Longi(2)) …(5)
【0025】
なお、最終コンテンツ再生位置は、演算誤差を考慮して、式(4),(5)で求められる位置を中心とする所定半径内の範囲とする。
【0026】
ステップS70で最終コンテンツの再生位置を算出すると、ステップS80に進む。ステップS80では、番組表に指定されている再生順序に従って、コンテンツの再生を開始する。コンテンツの再生を開始するとステップS90に進む。
ステップS90では、利用者がスイッチ7を用いて目的地の変更操作を行ったか否かを判定する。目的地の変更があったと判定するとステップS100に進み、変更はないと判定するとステップS110に進む。
【0027】
ステップS100では、目的地の変更があったので、新たに設定された目的地までの所要時間、および、最終コンテンツの再生位置を再演算する。すなわち、ステップS30およびステップS70で行った処理を再び行う。目的地までの所要時間、および、最終コンテンツの再生位置の再演算処理を行うとステップS110に進む。
【0028】
ステップS110では、車両がステップS70で演算した最終コンテンツの再生位置、または、目的地の再設定があった場合にはステップS100で演算した最終コンテンツの再生位置に到達したか否かを判定する。最終コンテンツの再生位置に到達したと判定するとステップS120に進み、到達していないと判定するとステップS90に戻る。すなわち、車両が最終コンテンツの再生位置に到達するまでは、番組表に指定されている再生順序に基づいたコンテンツの提供が継続して行われる。
【0029】
ステップS120では、車両が最終コンテンツの再生位置に到達したので、現在再生しているコンテンツの再生を中止してステップS130に進む。ステップS130では、番組表に記されている最終コンテンツの再生を開始して、本フローチャートによる処理を終了する。
【0030】
図5は、リンク別の最新平均走行速度を算出してDVD−RAM5に記録するまでの処理手順を示すフローチャートである。ステップS500から始まる処理は、ナビゲーション装置1のCPU2にて行われる。ステップS500では、過去に平均走行速度を算出した回数を求めて、ステップS510に進む。ステップS510では、車速センサ4により検出された走行速度を取得して、ステップS520に進む。
【0031】
ステップS520では、ステップS510で取得した走行速度に基づいて、走行しているリンクの平均走行速度を算出し、ステップS530に進む。ステップS530では、過去に算出されてDVD−RAM5に記録されているリンク別の平均走行速度と、ステップS500で求めた平均走行速度の算出回数と、ステップS520で算出した平均走行速度とに基づいて、最新のリンク別平均走行速度を算出する。例えば、DVD−RAM5に記録されているリンク別の平均走行速度をV1、過去の平均走行速度の算出回数をk、ステップS520で算出した平均走行速度をV2とすると、最新のリンク別平均走行速度Vaveは、次式(6)にて表される。
Vave=(V1×k+V2)/(k+1) …(6)
【0032】
最新のリンク別平均走行速度を算出するとステップS540に進む。ステップS540では、ステップS530で算出した最新のリンク別平均走行速度をDVD−RAM5に記録する。以後、ステップS500〜ステップS540の処理が繰り返し行われるので、DVD−RAM5には、常に最新のリンク別平均走行速度が記録されている。
【0033】
上述したように、第1の実施の形態における車載情報提供装置では、番組表に指定されている最後のコンテンツの再生時間に基づいて、最終コンテンツの再生を開始する位置を算出し、車両が最終コンテンツ再生位置に到達すると、再生中のコンテンツの再生を中止して最終コンテンツを再生するようにした。これにより、利用者が目的地に到着する時刻には、最終コンテンツの再生を終了できるので、番組表に指定されている再生順序に従って再生しているコンテンツが中途半端に終了するのを防ぐことができる。
【0034】
−第2の実施の形態−
第2の実施の形態における車載情報提供装置は、最終コンテンツ再生位置において再生中のコンテンツを急に中止せずに、最終コンテンツ再生位置に到達する前に再生しているコンテンツを徐々にフェードアウトさせるものである。第2の実施の形態における車載情報提供装置の構成は、第1の実施の形態における車載情報提供装置の構成と同じであり、CPU2およびCPU9で行う処理内容が異なる。
【0035】
図6は、第2の実施の形態における車載情報提供装置により行われる情報提供の処理内容を示すフローチャートである。ステップS10から始まる処理は、ナビゲーション装置1のCPU2またはCPU9により行われる。図4に示すフローチャートと同じ処理内容のステップについては、同一の符合を付して説明を省略する。
【0036】
ステップS10〜ステップS70で行う処理は、図4に示すフローチャートのステップS10〜ステップS70で行う処理と同一である。ステップS70で最終コンテンツの再生位置を算出すると、ステップS200に進む。ステップS200では、ステップS70で算出した最終コンテンツの再生位置に基づいて、番組編集判断位置を算出する。ここで、番組編集判断位置とは、再生中のコンテンツのフェードアウト処理を開始する位置のことである。第2の実施の形態では、ステップS70で算出した最終コンテンツの再生位置を基準として、車両が上述した平均走行速度Vaveで最終コンテンツの再生開始位置に到着する前の所定時間内に走行する距離にある位置を番組編集判断位置とする。所定時間は、例えば、10秒である。
【0037】
番組編集判断位置を算出すると、ステップS80に進む。ステップS80およびステップS90で行う処理は、図4に示すフローチャートのステップS80およびステップS90で行う処理と同一であるので、説明を省略する。ステップS90で目的地の変更が行われたと判定するとステップS210に進み、目的地の変更が行われていないと判定するとステップS220に進む。ステップS210では、新たに設定された目的地までの所要時間、最終コンテンツの再生位置、および、番組編集判断位置を再演算する。目的地までの所要時間、最終コンテンツの再生位置、および、番組編集判断位置の再演算処理を行うとステップS220に進む。
【0038】
ステップS220では、車両がステップS200で算出した番組編集判断位置に到達したか否かを判定する。番組編集判断位置に到達したと判定するとステップS230に進み、到達していないと判定するとステップS90に戻る。従って、車両が番組編集判断位置に到達するまでは、番組表に指定された再生順序にてコンテンツの再生を継続して行う。ステップS230では、再生中のコンテンツのフェードアウト処理を開始する。すなわち、車両が番組編集判断位置に到達した時に再生しているコンテンツの音量を徐々に小さくしていき、車両が最終コンテンツの再生位置に到達した時に音量が0になるように制御する。フェードアウト処理を開始するとステップS120に進む。
【0039】
ステップS120では、車両が最終コンテンツ再生位置に到達したか否かを判定し、到達していないと判定するとフェードアウト処理を継続して行う。一方、車両が最終コンテンツ再生位置に到達したと判定するとステップS130に進み、最終コンテンツの再生を開始して、本フローチャートによる処理を終了する。
【0040】
第2の実施の形態における車載情報提供装置によれば、車両が最終コンテンツ再生開始位置に到達する前に、再生中のコンテンツのフェードアウト処理を開始する番組編集判断位置を算出し、車両が番組編集判断位置に到達すると再生中のコンテンツのフェードアウト処理を開始して再生音量を徐々に小さくしていく。これにより、車両が最終コンテンツ再生開始位置に到達した時に、再生しているコンテンツの再生を急に中止することによって、利用者が違和感を感じることを防ぐことができる。すなわち、再生中のコンテンツの再生音量を徐々に小さくした後、最終コンテンツの再生処理を開始するので、利用者は違和感無くコンテンツを聞くことができる。
【0041】
−第3の実施の形態−
第3の実施の形態における車載情報提供装置は、最終コンテンツを再生する直前に再生するコンテンツを最終コンテンツ再生位置に到達するまでの時間等に基づいて決定し、コンテンツの途中停止処理やフェードアウト処理を必要としないスムーズなコンテンツ再生処理を行う。第3の実施の形態における車載情報提供装置の構成は、第1および第2の実施の形態における車載情報提供装置の構成と同じであり、CPU2およびCPU9で行う処理内容が異なる。
【0042】
図7は、第3の実施の形態における車載情報提供装置により行われる情報提供の処理内容を示すフローチャートである。ステップS10から始まる処理は、ナビゲーション装置1のCPU2またはCPU9により行われる。図4および図6に示すフローチャートと同じ処理内容のステップについては、同一の符合を付して説明を省略する。
【0043】
ステップS10〜ステップS70で行う処理は、図4および図6に示すフローチャートのステップS10〜ステップS70で行う処理と同一である。ステップS70で最終コンテンツの再生位置を算出すると、ステップS200Aに進む。ステップS200Aでは、ステップS70で算出した最終コンテンツの再生位置に基づいて、番組編集判断位置を算出する。第2の実施の形態における番組編集判断位置は、フェードアウト処理を開始する位置であったが、第3の実施の形態における番組編集判断位置は、最終コンテンツを再生する直前に再生するコンテンツを決定する位置のことである。本実施の形態では、ステップS70で算出した最終コンテンツの再生位置を基準として、車両が上述した平均走行速度Vaveで最終コンテンツの再生開始位置に到着する前の所定時間内に走行する距離にある位置を番組編集判断位置とし、所定時間を、例えば5分とする。
【0044】
ステップS200Aに続くステップS80〜ステップS220で行う処理は、図6に示すフローチャートのステップS80〜ステップS220で行う処理と同一である。ステップS220において、車両がステップS200Aで算出した番組編集判断位置に到達したと判定するとステップS300に進む。
【0045】
ステップS300では、車両が番組編集判断位置に到達した時に再生しているコンテンツの残り再生時間Ta、および、再生中のコンテンツの再生終了から最終コンテンツの再生を開始するまでの残り時間Tbを算出する。時間TaおよびTbの算出方法について、図8を用いて説明する。ステップS200Aの処理内容について説明したように、車両が番組編集判断位置から最終コンテンツ再生位置までの間に走行する所定時間を5分とすると、車両が番組編集判断位置に到達した時に再生しているコンテンツの残り再生時間Ta、および、最終コンテンツの再生を開始するまでの残り時間Tbとの間には、Ta+Tb=5(分)の関係が成り立つ。再生中のコンテンツの残り再生時間Taは、番組表内の「(10)再生時間」に基づいて算出することができるので、算出した時間Taに基づいて、最終コンテンツの再生を開始するまでの残り時間Tbも算出することができる。
【0046】
ステップS300に続くステップS310では、ステップS300で算出した残り時間Tbに基づいて、再生中のコンテンツが再生終了してから最終コンテンツの再生を開始するまでの間に再生するコンテンツを選択する。例えば、最終コンテンツの再生を開始するまでの残り時間Tbが3分である場合には、番組表の中の未再生コンテンツの中から、再生時間が3分に最も近いコンテンツを1つ選択する。コンテンツを選択するとステップS320に進む。ステップS320では、再生中のコンテンツが終了したか否かを判定する。再生中のコンテンツが終了したと判定するとステップS330に進み、終了していないと判定すると終了するまでステップS320で待機する。ステップS330では、ステップS310で選択したコンテンツの再生を開始して、本フローチャートによる処理を終了する。
【0047】
なお、ステップS330で再生を開始したコンテンツの再生が終了すると、最終コンテンツの再生処理が開始される。
【0048】
第3の実施の形態における車載情報提供装置によれば、利用者に提供するコンテンツの内容および再生順序を考察する番組編集判断位置を算出し、車両が番組編集判断位置に到達すると、再生中のコンテンツの再生が終了してから最終コンテンツの再生を開始するまでの間に再生するコンテンツを決定する。最終コンテンツを再生する前に再生するコンテンツは、車両が番組編集判断位置に到達した時に再生しているコンテンツの再生が終了してから、車両が最終コンテンツ再生位置に到達するまでの見込み時間に基づいて定めるので、スムーズなコンテンツ提供を行うことができる。すなわち、コンテンツの再生中止処理やフェードアウト処理を行わずに、車両が目的地に到達する頃に番組表の最終コンテンツの再生終了を実現することができる。
【0049】
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、利用者は、ナビゲーション装置1に対して目的地を設定する際や、コンテンツの再生を指示する際にスイッチ7を用いたが、ボイスコマンドにより行うこともできる。この場合、車載情報提供装置は、音声認識処理装置を備えればよい。
【0050】
また、最終コンテンツ再生位置を目的地の予想到着時刻に基づいて算出することもできる。すなわち、上述したリンク別の平均走行速度に基づいて、目的地に到着する予想時刻を算出し、到着予想時刻から最終コンテンツの再生時間を差し引いた時刻を最終コンテンツ再生開始時刻とする。この場合、車両の位置に関わらず、現在時刻が最終コンテンツ再生開始時刻になると、最終コンテンツの再生を開始する。この場合にも、最終コンテンツ再生開始時刻に所定時間分の幅を持たせることもできる。
【0051】
また、最終コンテンツの再生を上述した最終コンテンツ再生開始時刻に基づいて行う場合には、最終コンテンツ再生開始時刻より第1の所定時間前の第1の時刻になった時に、再生中のコンテンツのフェードアウト処理を開始することもできる。同様に、最終コンテンツ再生開始時刻より第2の所定時間前の第2の時刻になった時に、再生中のコンテンツの再生終了時刻から最終コンテンツ再生開始時刻までの間に再生するコンテンツを決定するようにしてもよい。
【0052】
第3の実施の形態では、最終コンテンツの再生を開始するまでの残り時間Tbに基づいて、番組表の中の未再生コンテンツの中から、1つのコンテンツを選択したが、残り時間Tb中に再生するためのコンテンツを、再生時間ごとに予め複数用意するようにしてもよい。この場合、残り時間Tb中に再生するためのコンテンツが番組表の中の未再生コンテンツに限定されないので、残り時間に対応したコンテンツの再生を行うことができる。
【0053】
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、記憶装置10が記憶手段を、再生部11およびスピーカ15が情報再生手段を、CPU2およびCPU9が所要時間推定手段、取得手段、位置決定手段、位置検出手段、制御手段、フェードアウト処理開始位置決定手段、決定手段、到着時刻推定手段および再生開始時刻算出手段を、車速センサ4およびCPU2が平均走行速度算出手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車載情報提供装置の第1の実施の形態の構成を示す図
【図2】コンテンツに付随する属性情報の一例を示す図
【図3】番組表の一例を示す図
【図4】第1の実施の形態における車載情報提供装置により行われる情報提供処理内容を示すフローチャート
【図5】最新の平均走行速度を算出する手順を示すフローチャート
【図6】第2の実施の形態における車載情報提供装置により行われる情報提供処理内容を示すフローチャート
【図7】第3の実施の形態における車載情報提供装置により行われる情報提供処理内容を示すフローチャート
【図8】車両が番組編集判断位置に到達した時に再生しているコンテンツの残り再生時間Ta、および、最終コンテンツの再生を開始するまでの残り時間Tbについて説明するための図
【符号の説明】
1…ナビゲーション装置、2…CPU、3…GPSセンサ、4…車速センサ、5…DVD−RAM、6…ROM、7…スイッチ、8…ディスプレイ、9…CPU、10…記憶装置、11…再生部、12…CDプレイヤー、13…MDプレイヤー、14…ラジオ、15…スピーカ
Claims (7)
- 目的地まで走行するのに要する所要時間を推定する所要時間推定手段と、
再生可能な複数の情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている情報を番組表に指定されている再生順序に基づいて順に再生する情報再生手段と、
前記番組表に指定されている再生順序に基づいて最後に再生する情報(以下、最終情報と呼ぶ)の再生時間を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記最終情報の再生時間と、前記所要時間推定手段により推定された所要時間とが一致する車両位置を決定する位置決定手段と、
車両が前記位置決定手段により決定された車両位置に到達したことを少なくとも検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段によって車両が前記車両位置に到着したことが検出されると、前記最終情報を再生するように前記情報再生手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする車載情報提供装置。 - 請求項1に記載の車載情報提供装置において、
車両が前記位置決定手段により決定された車両位置に到着する直前に再生している情報のフェードアウト処理を開始する位置(以下、フェードアウト処理開始位置と呼ぶ)を決定するフェードアウト処理開始位置決定手段をさらに備え、
前記位置検出手段は、車両が前記フェードアウト処理開始位置に到着したことをさらに検出し、
前記制御手段は、前記位置検出手段によって車両が前記フェードアウト処理開始位置に到着したことが検出されると、再生中の情報のフェードアウト処理を開始するように前記情報再生手段を制御することを特徴とする車載情報提供装置。 - 請求項2に記載の車載情報提供装置において、
車両の平均走行速度を算出する平均走行速度算出手段をさらに備え、
前記フェードアウト処理開始位置決定手段は、前記位置決定手段により決定された車両位置と、前記平均走行速度算出手段により算出された平均走行速度で所定時間に走行する距離とに基づいて、前記フェードアウト処理開始位置を決定することを特徴とする車載情報提供装置。 - 請求項1に記載の車載情報提供装置において、
車両の平均走行速度を算出する平均走行速度算出手段と、
前記位置決定手段により決定された車両位置と、前記平均走行速度算出手段により算出された平均走行速度で所定時間に走行する距離とに基づいて定められる位置において再生中の情報の再生終了位置から、前記車両位置までに走行する間に再生する情報を前記記憶手段に記憶されている複数の情報の中から決定する決定手段とをさらに備え、
前記制御手段は、前記決定手段により決定された情報の再生終了後に前記最終情報を再生するように前記情報再生手段を制御することを特徴とする車載情報提供装置。 - 車両が目的地に到着する時刻を推定する到着時刻推定手段と、
再生可能な複数の情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている情報を番組表に指定されている再生順序に基づいて順に再生する情報再生手段と、
前記番組表に指定されている再生順序に基づいて最後に再生する情報(以下、最終情報と呼ぶ)の再生時間を取得する取得手段と、
前記到着時刻推定手段により推定される推定到着時刻と、前記取得手段により取得された前記最終情報の再生時間とに基づいて、前記最終情報の再生開始時刻を算出する再生開始時刻算出手段と、
現在時刻が前記再生開始時刻算出手段により算出された再生開始時刻になると、前記最終情報の再生を開始するように前記情報再生手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする車載情報提供装置。 - 請求項5に記載の車載情報提供装置において、
前記制御手段は、現在時刻が前記再生開始時刻算出手段により算出された再生開始時刻より第1の所定時間前の第1の時刻になると、再生中の情報のフェードアウト処理を開始するように前記情報再生手段を制御することを特徴とする車載情報提供装置。 - 請求項5に記載の車載情報提供装置において、
前記再生開始時刻算出手段により算出された再生開始時刻より第2の所定時間前の第2の時刻になると、再生中の情報が再生を終了する時刻から前記最終情報の再生開始時刻までの間に再生する情報を前記記憶手段に記憶されている複数の情報の中から決定する決定手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記決定手段により決定された情報の再生終了後に前記最終情報を再生するように前記情報再生手段を制御することを特徴とする車載情報提供装置。
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