JP3937605B2 - Ventilator for vehicles - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バスや鉄道車両等に搭載されて車室内の換気を行う車両用換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、第2526996号特許公報では、車室外から導入した空気を、天井左右両側窓際部に複数個設けた吹出口から座席側に向けて吹出し、車室最後部上方に1か所設けた吸入口から車室内の空気を取り入れて、車室外に排出するようにした車両用換気装置が提案されている。
【0003】
また、第2526995号特許公報では、図6に示すように、天井左右両側窓際部に複数個設けた吹出口10から座席3側に向けて空気を吹出し、座席3側方(窓側)の床面2近傍(乗客の足元付近)に複数個設けた吸入口14から車室5内の空気を取り入れて、車室5外に排出するようにしている。さらに、車室前部上方に1か所設けた内気導入口6Bから車室内の空気を取り入れて、車室内に循環するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の従来装置について、本発明者らが、外気導入モード(換気量1200m3/h)での乗客の周辺の気流とCO2 濃度を調べたところ、図7に示すように、乗客12の頭部(顎から頭の頂部)周辺のCO2 濃度が特に高くなることがわかった。
【0005】
この図7において(図中の矢印は空気の流れを示す)、吹出口10からの空気は乗客12に当たった後、乗客12の前方で下向きの速度が低下して吹出空気の大部分は上昇し始め(上向き気流成分が大)、それによって乗客12の頭部近傍に大きな渦が発生している。このように空気が上昇するのは、以下の理由による。すなわち、吸入口が車室最後部上方にあるため、車両中央の天井部付近に車両後方へ向かう空気の流れが生じている。そして、天井窓際部の吹出口10から車両中央側に向かって斜め下方に吹き出された空気は次第に風速が低下して、上記の天井部付近の空気の流れに引かれるためである。
【0006】
そして、乗客12の頭部近傍の大きな渦に乗客12の呼気中のCO2 が巻き込まれて、乗客12の頭部周辺にCO2 が停滞し、その結果乗客12の頭部周辺のCO2 濃度が特に高くなる。
一方、後者の従来装置では、吸入口14を床面2近傍でかつ座席3側方(窓側)に設けているが、空気を車室5外に排出するための排気ファンの排気能力は、換気による熱損失を考慮するとさほど高く設定することができず、従って床面2近傍の空気を主に吸い込むだけで、車両中央側に向かって斜め下方に吹き出された空気の流れを、床面2近傍でかつ窓側に位置する吸入口14側に変えることはあまり期待できない。
【0007】
また、外気導入モード時にも、換気による熱損失を考慮して一部内気を混入させることが知られている。そして、この従来装置では内気導入口6Bが車室最前部上方にあるため、車両中央の天井部付近に車両前方へ向かう空気の流れが生じており、吹出口10から車両中央側に向かって斜め下方に吹き出された空気は、図6中の矢印eのように結局天井部付近の空気の流れに引かれる。
【0008】
従って、前述の従来装置と同様に、乗客12の頭部近傍に大きな渦が発生し、乗客12の頭部周辺のCO2 濃度が特に高くなるという問題がある。
そして、乗客頭部周辺のCO2 濃度を下げるために例えば換気量を増やすことが考えられるが、これは換気による熱損失が増加して、空調装置の消費動力の増加を招き望ましくない。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、換気量を増やすことなく乗客頭部周辺のCO2 濃度を低下させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1ないし4に記載の発明では、座席(3)が車両前後方向に多数列配設された車両に搭載される換気装置において、送風手段(9)から送られた外気を吹出口(10)から車室(5)内に吹出し、吸入口(14)から取り入れた車室(5)内の空気を排気手段(13)によって車室(5)外に排出するようにし、吹出口(10)を、座席(3)の上方において車両左右方向に延びるように設置し、吸入口(14)を、座席(3)の前方足元部において座席(3)側に向けて設置し、吹出口(10)および吸入口(14)をともに、車両左右方向に長いスリット状にする構成としている。
【0011】
これによれば、吹出口(10)が座席(3)の上方において車両左右方向に延びるように設置されていて、吹出空気が乗客(12)に向かってほぼ真下に吹出されることから、吹出空気が下方まで到達しやすくなる。従って、吹出空気は天井部付近の空気の流れの影響を受けにくくなり、上向き気流成分が小さくなって渦も小さくなり、しかも吹出空気は乗客(12)の体に沿って流れて、渦を頭部から離れる方向に移動させる。
【0012】
その結果、この渦に乗客(12)の呼気中のCO2 が巻き込まれる量が少なくなり、換気量を増やすことなく乗客(12)頭部周辺のCO2 濃度を低下させることが可能になる。
しかも、吹出口(10)が車両左右方向に延びていて、空気は車両左右方向に所定の幅をもって吹き出されるため、乗客(12)頭部位置が車両左右方向に若干ずれていても、乗客(12)頭部周辺の換気を確実に行うことができる。
【0013】
また、吹出口(10)を、車両左右方向に長いスリット状にしていることにより、吹出空気は層状になって吹き出されるため、乗客(12)頭部位置が車両左右方向に若干ずれていても、乗客(12)頭部周辺の換気をさらに確実に行うことができ、CO2低減効果を確実なものにすることができる。
【0015】
また、乗客(12)に向かってほぼ真下に吹出された吹出空気は、乗客(12)に当たった後、乗客(12)の体に沿って前方方向に流れの向きが変わる。そして、吸入口(14)がその流れの向き、すなわち各座席(3)の前方に設置してあるから、吹出空気はスムーズに吸入口(14)側に流れ、この流れに乗って乗客(12)頭部周辺のCO2が効率よく車室(5)外に排出される。
【0016】
しかも、上記のように吹出空気がスムーズに吸入口(14)側に流れるため、乗客(12)の前方に発生する渦は小さくなると共に、その渦の位置が頭部からさらに離れる方向に移動する。従って、この渦に乗客(12)の呼気中のCO2が巻き込まれる量が大幅に少なくなり、乗客(12)頭部周辺のCO2濃度の低減効果をさらに高めることができる。
さらに、請求項3に記載の発明では、吹出口(10)を、二人掛け座席(3)の車両左右方向の幅の略全長に亘って延びるように設置する構成としている。これによれば、窓側および通路側のいずれの乗客(12)に対しても、換気を確実に行うことができる。また、請求項4に記載の発明のように、吸入口(14)を、各座席(3)毎に設ける構成としてもよい。
【0017】
なお、上記した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。
図1ないし図3は本発明装置をバス車両1に適用した例を示すもので、バス車両1の床面2には車両前後方向に二人掛けの座席3が多数列設けられ、床面2の下方には空調ユニット4が設置されている。空調ユニット4には、床面2に開口する内気導入口6Bから車室5の空気を導入する内気ダクト6と、車室5外に開口する外気導入口7Bから外気を導く外気ダクト7とが接続され、各ダクト6、7はそれぞれ内気ダンパー6A、外気ダンパー7Aによって開閉されるようになっている。
【0019】
内気導入口6Bは、車両前後方向は中央よりもやや前寄りで、車両進行方向に向かって左側の座席3の座面下方(図2参照)に位置する。外気導入口7Bは、車両前後方向は中央よりもやや前寄りで、車両進行方向に向かって左側の車両壁面(図2参照)に位置する。
また、空調ユニット4には,床面2の下方で車両左右方向に分岐した後、左右窓際部を車両1の天井1A部まで延びて空気を導く第1の送風ダクト8Aが接続され、このダクト8A内には送風ファン9(送風手段)が設置されている。車両1の天井1Aの左右窓際部には、車両前後方向に延びて空気を導く第2の送風ダクト8Bが設置され、このダクト8Bは第1の送風ダクト8Aと接続されている。さらに、第2の送風ダクト8Bから車両中央寄りの座席部分の上方まで延びる第3の送風ダクト8Cが、各座席3の上方でかつ天井1Aの近傍に設けられている。
【0020】
この第3の送風ダクト8Cの下に、下面側が開口した車両左右方向に延びる細長いスリット状の吹出口10が設けられている。そして、送風ファン9から送られる空気は、第1の送風ダクト8A、第2の送風ダクト8Bおよび第3の送風ダクト8Cを介して、吹出口10から座席3側に吹き出し方向が案内されて吹出されるようになっている。
【0021】
吹出口10の大きさは、座席3が二人掛けの場合、車両左右方向の長さは座席3の幅より少し短い約800mm(望ましくは座席3の幅と同程度)でよく、車両前後方向の長さは30mm程度でよい。また、吹出口10の車両左右方向の位置は座席3の幅内に納めてあり、吹出口10の車両前後方向の位置は、乗客12の頭上真上、ないしはそこから車両前方へ約600mmの範囲が望ましい。
【0022】
車両1の床面2の左右窓際部には、車両前後方向に延びて空気を導く排気ダクト11が設置され、この左右の各ダクト11内にはそれぞれ排気ファン13(排気手段)が設置されている。この排気ダクト11から車両中央寄りの座席部分の前方まで延びる吸入口14が、各座席3の前方で乗客12の足元部に位置するように、前の座席3の背もたれ部に取り付けられている。この吸入口14は車両左右方向に延びる細長いスリット状で、車両後方側の面が開口している。そして、排気ファン13の駆動により、車室5内の空気が吸入口14から吸い込まれ、排気ダクト11を介して車室5の外に排出されるようになっている。
【0023】
吸入口14の大きさは、座席3が二人掛けの場合、車両左右方向の長さは約800mm(望ましくは座席3の幅と同程度)でよく、車両上下方向の長さは30mm程度でよい。また、吸入口14は、乗客12の膝位の高さがよく、例えば床面2から300〜700mmの位置に設置されている。15は車室内外の差圧を利用して換気を行う自然換気口である。
【0024】
前述の空調ユニット4は,エバポレータ4Aとヒータコア4Bを備える。エバポレータ4Aは、図示しないエンジンにて駆動される圧縮機をもつ冷凍サイクルに設けられ、送風空気を冷媒の蒸発潜熱により冷却する。また、ヒータコア4Bはエンジンの冷却水(温水)を熱源として送風空気を加熱する。
次に、上記構成において作動を説明する。
【0025】
冷房時は、冷凍サイクルの圧縮機および送風ファン9を作動させることにより、エバポレータ4Aに冷媒が循環すると共に、送風ファン9にて導入された空気がエバポレータ4Aを通過する間に冷却されて冷風となり、第1〜第3の送風ダクト8A〜8Cを介して吹出口10から座席3側に吹出される。そして、温水弁によるヒータコア4Bへの温水循環量の制御により、吹出空気温度が調整される。
【0026】
この冷房時において、内気循環モードでは、内気ダンパー6Aが内気導入口6Bを開き、外気ダンパー7Aが外気導入口7Bを閉じて、送風ファン9にて車室5内の空気が導入される。逆に外気導入モードでは、内気導入口6Bが内気ダクト6を閉じ、外気ダンパー7Aが外気導入口7Bを開いて送風ファン9にて外気が導入される。ただし、外気導入モード時に、換気による熱損失の増加を考慮して、内気導入口6Bを少し開いて一部内気を混入させるのが望ましい。
【0027】
換気時は、外気導入モードにし、冷凍サイクルの圧縮機を停止すると共にヒータコア4Bへの温水の循環を停止する。そして、送風ファン9を作動させることにより、外気を取り入れて吹出口10から座席3側に吹出す。
なお、いずれの場合も排気ファン13を作動させて車室5内の空気を吸入口14から吸引し、排気ダクト11を介して車室5の外に排出する。
【0028】
図4は、本実施形態の外気導入モード(換気量1200m3/h)での、乗客12周辺の気流(図中の矢印は空気の流れを示す)とCO2 濃度を示すもので、空気の流れについて説明すると、各座席3の上方に設置されかつ車両左右方向に延びた吹出口10から、窓側および車両中央側のそれぞれの乗客12に向かって空気がほぼ真下に吹出され、吹出空気は乗客12に当たった後乗客12の体に沿って前方方向に流れの向きが変わる。
【0029】
そして、吸入口14がその流れの向き、すなわち各座席3の前方に設置してあり、しかも吸入口14は車両左右方向に延びて窓側および車両中央側のそれぞれの乗客12の前方にあるから、吹出空気はスムーズに吸入口14側に流れ、この流れに乗って乗客12頭部周辺のCO2 が、効率よく排気ダクト11を介して車室5の外に排出される。
【0030】
また、吸入口14へのスムーズな空気の流れにより、従来装置に比べて、上向き気流成分が小さくなって乗客12の前方に発生する渦が小さくなり、しかもその渦は従来装置に比べて乗客12の頭部から十分離れた位置に発生する。その結果、この渦に乗客12の呼気中のCO2 が巻き込まれる量が大幅に少なくなり、乗客12の頭部周辺のCO2 濃度が著しく低下する。
【0031】
さらに、内気導入口6Bを床面2に設けているため、この内気導入口6Bからは床面2近傍の空気が取り込まれる。そして、外気導入モード時に一部内気を混入させた場合、内気導入口6B近傍の座席3の床面2付近では、内気導入口6Bに向かう空気の流れが生じている。従って、内気導入口6B近傍の座席3付近では、吸入口14側に流れてくる空気がさらに下方に引き寄せられてCO2 濃度がさらに低下する。
【0032】
さらにまた、吹出空気はスリット状の吹出口10から層状になって吹き出されるため、座席3内はムラなく均一に換気され、乗客12頭部位置が車両左右方向に若干ずれていても、乗客12頭部周辺の換気を確実に行うことができる。
図5は定員(47名)フル乗車での、換気量(外気導入量)と乗客12の頭部周辺のCO2 濃度の関係を示すもので、図中aは本実施形態において乗客12の頭部周辺のCO2 濃度を各座席3毎にそれぞれ測定しそれを平均した平均値、bは最高濃度の座席3の測定値と最低濃度の座席3の測定値、すなわち座席間ばらつきを示している。また、図中cは従来技術の欄で説明した前者の従来装置の平均値、dはその従来装置の座席間ばらつきである。
【0033】
図5から明らかなように、CO2 濃度の各座席3の平均値は、従来に比し全域で低下しており、特に換気量が少ない領域でのCO2 の低減効果が著しい。
また、吹出口10および吸入口14を各座席3毎に設け、しかも吹出口10および吸入口14を車両左右方向に延ばしているため、座席3位置(車両の前側・後ろ側、窓側・通路側の位置)に関わらず、各座席3を均等に換気可能であり、図5に示すように、CO2 濃度の座席間ばらつきを従来装置の1/4程度に少なくすることができる。
【0034】
さらに、CO2 濃度の平均値を例えば1500ppmに抑えようとすると、図5に示すように、従来は換気量が1200m3/h必要であるのに対し、本実施形態では500m3/hで済み、換気量の大幅低減が可能である。その結果、換気による熱損失が減少し、空調装置の消費動力を少なくすることができる。
なお、上記の実施形態において、各座席3前方の吸入口14を廃止し、吸入口14を車室5後部上方に1か所設ける構成に変更しても、本発明は実施可能である。
【0035】
この場合、従来装置では空気が車両中央側に向かって斜め下方に吹き出されるのに対し、吹出口10が各座席3の上方に設置されて空気がほぼ真下に吹出されるため、吹出空気は下方まで到達しやすくなる。従って、吹出空気は天井部付近の空気の流れの影響を受けにくくなり、上向き気流成分が小さくなって渦も小さくなり、しかも吹出空気は乗客12の体に沿って流れて、渦を頭部から離れる方向に移動させる。
【0036】
このように、乗客12の前方に発生する渦が小さくなると共に、頭部から離れる方向に移動することにより、この渦に乗客12の呼気中のCO2 が巻き込まれる量が少なくなり、乗客12の頭部周辺のCO2 濃度が低下する。
従って、吸入口14を車室5後部上方に1か所設ける構成に変更しても、乗客12の頭部周辺のCO2 濃度を、例えば換気量300m3/hでは従来装置よりも600ppm低減することができる。
【0037】
なお、上記の実施形態では、本発明をバス車両に適用した例について説明したが、例えば座席が車両前後方向に多数列配設された鉄道車両にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による換気装置を搭載した車両の側面断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB部拡大断面図である。
【図4】本発明装置の空気の流れを示す説明図である。
【図5】本発明装置および従来装置のCO2 濃度を示す図表である。
【図6】従来装置を搭載した車両の正面断面図である。
【図7】従来装置の空気の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
3…座席、5…車室、9…送風ファン(送風手段)、10…吹出口、13…排気ファン(排気手段)、14…吸入口。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle ventilation device that is mounted on a bus, a railway vehicle, or the like and ventilates a vehicle interior.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in Japanese Patent No. 2526996, the air introduced from the outside of the passenger compartment is blown out toward the seat side from a plurality of outlets provided on the right and left side windows of the ceiling, and is provided at one place above the rear end of the passenger compartment. A vehicle ventilator has been proposed in which air in a vehicle compartment is taken in and discharged outside the vehicle compartment.
[0003]
In addition, in Japanese Patent No. 2526995, as shown in FIG. 6, air is blown out toward the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, with respect to the former conventional apparatus, the present inventors examined the airflow and CO 2 concentration around the passenger in the outside air introduction mode (ventilation rate 1200 m 3 / h). As shown in FIG. It was found that the CO 2 concentration around the head of the dog (from the jaw to the top of the head) was particularly high.
[0005]
In FIG. 7 (the arrows in the figure indicate the flow of air), the air from the
[0006]
Then, the CO 2 in the breath of the
On the other hand, in the latter conventional apparatus, the
[0007]
Also, it is known that a part of the inside air is mixed in the outside air introduction mode in consideration of heat loss due to ventilation. In this conventional apparatus, since the
[0008]
Therefore, like the above-described conventional apparatus, there is a problem that a large vortex is generated near the head of the
In order to reduce the CO 2 concentration around the passenger's head, for example, it is conceivable to increase the ventilation amount, but this is not desirable because heat loss due to ventilation increases and power consumption of the air conditioner increases.
[0009]
The present invention has been made in view of the above, and an object thereof to reduce the concentration of CO 2 around the passenger head without increasing the ventilation.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first to fourth aspects of the present invention, in the ventilator mounted on the vehicle in which the seats (3) are arranged in multiple rows in the vehicle front-rear direction, the air is sent from the blowing means (9). The outside air is blown into the passenger compartment (5) from the outlet (10), and the air in the passenger compartment (5) taken in from the inlet (14) is exhausted out of the passenger compartment (5) by the exhaust means (13). Thus, the air outlet (10) is installed so as to extend in the vehicle left-right direction above the seat (3), and the suction port (14) is directed to the seat (3) side at the front foot portion of the seat (3). The air outlet (10) and the inlet (14) are both slit-like in the vehicle left-right direction .
[0011]
According to this, since the blower outlet (10) is installed so as to extend in the left-right direction of the vehicle above the seat (3), the blown air is blown out almost directly toward the passenger (12). Air becomes easy to reach below. Therefore, the blown air is less affected by the air flow near the ceiling, the upward airflow component is reduced and the vortex is reduced, and the blown air flows along the body of the passenger (12), and the vortex is capped. Move away from the part.
[0012]
As a result, the amount of CO 2 in the breath of the passenger (12) is reduced in this vortex, and the CO 2 concentration around the head of the passenger (12) can be reduced without increasing the ventilation.
Moreover, since the air outlet (10) extends in the left-right direction of the vehicle and the air is blown out with a predetermined width in the left-right direction of the vehicle, even if the passenger (12) head position is slightly shifted in the left-right direction of the vehicle, the passenger (12) Ventilation around the head can be reliably performed.
[0013]
Moreover, the blow outlet (10), by being a long slit shape in the transverse direction of the vehicle, since the blown air is blown become stratified, passengers (12) head position is deviated slightly in the vehicle right-left direction However, the ventilation around the head of the passenger (12) can be more reliably performed, and the CO 2 reduction effect can be ensured.
[0015]
Moreover , after the blown air blown out almost directly toward the passenger (12) hits the passenger (12), the flow direction changes in the forward direction along the body of the passenger (12). And since the inlet (14) is installed in the direction of the flow, that is, in front of each seat (3), the blown air smoothly flows toward the inlet (14), and rides on the passenger (12 ) CO 2 around the head is efficiently discharged out of the passenger compartment (5).
[0016]
Moreover, since the blown air smoothly flows to the inlet (14) side as described above, the vortex generated in front of the passenger (12) is reduced and the position of the vortex moves further away from the head. . Therefore, the amount of CO 2 in the breath of the passenger (12) in the vortex is greatly reduced, and the effect of reducing the CO 2 concentration around the head of the passenger (12) can be further enhanced.
Furthermore, in invention of
[0017]
In addition, the code | symbol in the above-mentioned parenthesis shows the correspondence with the specific means of embodiment description later mentioned.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments shown in the drawings will be described below.
FIGS. 1 to 3 show an example in which the device of the present invention is applied to a
[0019]
The inside
The
[0020]
Under the
[0021]
The size of the
[0022]
[0023]
As for the size of the
[0024]
The aforementioned
Next, the operation in the above configuration will be described.
[0025]
During cooling, by operating the compressor and the
[0026]
At the time of cooling, in the inside air circulation mode, the
[0027]
At the time of ventilation, the outside air introduction mode is set, the compressor of the refrigeration cycle is stopped, and the circulation of hot water to the
In either case, the
[0028]
FIG. 4 shows the air flow around the passenger 12 (the arrow in the figure indicates the flow of air) and the CO 2 concentration in the outside air introduction mode (ventilation amount 1200 m 3 / h) of the present embodiment. Explaining the flow, air is blown out almost directly from the
[0029]
The
[0030]
Further, due to the smooth air flow to the
[0031]
Further, since the inside
[0032]
Furthermore, since the blown air is blown out in layers from the slit-
FIG. 5 shows the relationship between the ventilation amount (outside air introduction amount) and the CO 2 concentration around the head of the
[0033]
As can be seen from FIG. 5, the average value of the CO 3 concentration of each
Further, since the
[0034]
Furthermore, if the average value of the CO 2 concentration is to be suppressed to 1500 ppm, for example, as shown in FIG. 5, the conventional ventilation requires 1200 m 3 / h, whereas in this embodiment, only 500 m 3 / h is required. The ventilation volume can be greatly reduced. As a result, heat loss due to ventilation is reduced, and power consumption of the air conditioner can be reduced.
In addition, in said embodiment, even if it eliminates the
[0035]
In this case, in the conventional apparatus, air is blown obliquely downward toward the center of the vehicle, whereas the
[0036]
As described above, the vortex generated in front of the
Therefore, even if the
[0037]
In the above embodiment, an example in which the present invention is applied to a bus vehicle has been described. However, the present invention can also be applied to, for example, a railway vehicle in which seats are arranged in multiple rows in the vehicle front-rear direction.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view of a vehicle equipped with a ventilation device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG.
FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view of a portion B in FIG.
FIG. 4 is an explanatory view showing the air flow of the device of the present invention.
FIG. 5 is a chart showing the CO 2 concentration of the device of the present invention and the conventional device.
FIG. 6 is a front sectional view of a vehicle equipped with a conventional device.
FIG. 7 is an explanatory view showing the air flow of the conventional apparatus.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記車室(5)外から導入した空気を前記車室(5)内に送る送風手段(9)と、
この送風手段(9)からの空気を前記車室(5)内に吹出す吹出口(10)と、
前記車室(5)内の空気を取り入れる吸入口(14)と、
この吸入口(14)から取り入れた空気を前記車室(5)外に排出する排気手段(13)とを備え、
前記吹出口(10)は、前記座席(3)の上方において車両左右方向に延びるように設置され、
前記吸入口(14)は、前記座席(3)の前方足元部において座席(3)側に向けて設置され、
前記吹出口(10)および前記吸入口(14)はともに、車両左右方向に長いスリット状であることを特徴とする車両用換気装置。In a ventilator mounted on a vehicle in which a plurality of rows of seats (3) are arranged in the vehicle front-rear direction in the passenger compartment (5),
A blowing means (9) for sending air introduced from outside the vehicle compartment (5) into the vehicle compartment (5);
An air outlet (10) for blowing out air from the air blowing means (9) into the vehicle compartment (5);
An inlet (14) for taking in air in the passenger compartment (5);
An exhaust means (13) for discharging the air taken in from the suction port (14) to the outside of the passenger compartment (5),
The air outlet (10) is installed to extend in the vehicle left-right direction above the seat (3) ,
The inlet (14) is installed toward the seat (3) at the front foot of the seat (3),
Both the air outlet (10) and the inlet (14) have a slit shape that is long in the left-right direction of the vehicle.
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