JP3934761B2 - Slope greening method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、苗木のための基盤材を法面に吹き付けて、自然に近い傾斜面緑化を確実に実現するための法面緑化工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、法面を緑化する場合、水、土、肥料、種等を混合した基盤材を吹き付ける方法や、傾斜面地盤を凹状に堀り込んでそこへ苗木を植栽する方法等を基本として様々な提案がなされている。
【0003】
上記例として、例えば図9に示すように、根部をネットnで包んだポット苗木5をアンカーピン4によって傾斜面(法面)1に固定し、その周辺に基盤材(図示せず)を吹き付けて固定する方法(特公平5ー487号公報)がある。
【0004】
また、他の例として、図10に示すように、法面1の表面2に敷設した金網3をアンカーピン4で固定しておき、金網3を部分的に切断して上方へ折り曲げ、そこからポット苗木5の根部6を内側からくくらせるか、もしくは金網3の上部から挟持して、その周辺部に基盤材7を吹き付けることによって固定する方法(特開平6ー173270号公報)も存在する。
【0005】
さらに、図11に示すように、苗木12の根鉢部11を薄く根系3を密に育成し、地上部を途上より切断除去した、法面積載用ポット苗木10を法面20に載置し、根鉢部11が隠れるまで植生基材30で被覆する方法(特開平7ー189261号公報)も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような基盤材を傾斜面に吹き付け施工した場合、傾斜面の土壌環境に合わない種類の植物が成長しなかったり、違う種子同士が駆逐しあって単一種の植物だけによる植生となってしまうことがある。そして、この状況下で傾斜面の土壌の肥料が切れてしまった場合、単一種のみの植生だと一斉に傾斜面全体から植物が衰退することに繋がるので、長期的観測からすると理想的な植生とは言い難い。
【0007】
また、上記例のように基盤材を用いるのに加えて、ポット苗木を植栽する方法では、樹木が傾斜面に根付いて植生が安定するまでの期間において樹木周辺の土壌中の栄養分を吸収する際に、周辺の草木や厚層基盤中の種子の栄養分を吸収してしまう可能性もある。そうなった場合には、樹木周辺の土壌の地肌が露出したりはげた状態になるので、緑化景観を図る上で確実性に問題がある。
【0008】
また、金網やアンカーピンによってポット苗木を植栽し緑化を図る工法においては、樹木分の栄養分がポット苗木中の客土に確保されているので、周辺に種子を混入した厚層基盤材を吹き付けた場合や、周辺に草木が存在する場合でも、駆逐する影響を与える心配はない。しかし、傾斜面に金網製の植生棚を設置する際に、その材料を傾斜面の所定のポイントまで運搬したり、そこで金網を組み立てて棚自体を形成する作業が比較的手間のかかるものになってします問題がある。
【0009】
また、こうした金網を使用する方法では、基盤材を吹き付ける際に完全にポット苗木の根部を覆いきれないこともあり、苗木の成長が確実でなくなる問題もある。さらに、アンカーピンを使用する方法においては、そのアンカーピンによりポット苗木の根系を傷つけたり、地盤に対する根の活着が安定したものとは言い難い問題もある。
【0010】
このような理由から、植物の成長性に確実性があり、また自然に近い斜面緑化を実現し、しかも比較的手間のかからない緑化景観を実現する方法の開発が望まれていた。
【0011】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、ネット枠を用いて吹き付け基盤材の必要な厚さを確保しつつ、苗木の根部を覆うように吹き付ける苗木育成基盤材と、その周辺に吹き付ける厚層基盤材の2種類の基盤材を用いる考え方を採用することによって、苗木の育成領域とその周囲の植物育成領域とを積極的に区分けして法面全体としての健全な緑化環境を形成すると共に、施工性の向上、経済性の向上、並びに耐候性の向上などを併せて図ることができる技術を提供することを目的とする。
【0012】
前記課題を解決するため、本発明では、法面に苗木を植裁するに際し、その法面の苗木植裁位置にネット枠を固定した上で苗木のための基盤材を吹き付けながら施工する法面緑化工法であって、基盤材に、苗木の根部を覆う厚さに吹き付ける苗木生育基盤材と、その苗木生育基盤材の周囲に吹き付ける厚層基盤材とを用い、それら苗木生育基盤材及び厚層基盤材の成分を異ならせ、ネット枠は、苗木生育基盤材の厚さとほぼ同じ高さのネットを有し、そのネット自体を全体として半円弧状に湾曲させて設置してあり、そのネットの少なくとも両端を法面の地盤に固定したアンカーピンによって支持している工法を採用した。その場合、ネットとアンカーピンとを一体に構成することもできる。ここで、法面に基盤材を吹き付けるための基礎工として、予め法面全体に網を敷設するのが好適である。また、苗木生育基盤材の吹き付け厚さについては、厚層基盤材の厚さよりも厚く施工するのが望ましい。また、苗木生育基盤材としては、砂、土、堆肥、緩効性肥料を含む配合とするのが大変好適である。また、厚層基盤材は、有機質生育基盤材を主体とするのが好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図1〜図8を参照して説明する。
図1〜図6は、本発明の実施の形態1に係る法面緑化工法を示すもので、図1は法面への苗木植栽位置関係を示す平面図、図2は苗木を植栽した状態の断面図、図3はネット枠を固定した状態の断面図、図4はそのネット枠の平面図、図5はネット枠の正面図、図6はネット枠の斜視図をそれぞれ示している。
【0014】
本実施の形態に係る法面緑化工法は、図1〜図3に示すように、法面100に苗木101を植栽するに際し、その法面100の苗木植栽位置にネット枠110を固定した上で、苗木101のための基盤材を吹き付けながら施工する。その場合、基盤材に、苗木101の根部102を覆う厚さに吹き付ける苗木生育基盤材120と、その苗木生育基盤材120の周囲に吹き付ける厚層基盤材130とを用い、それら苗木生育基盤材120及び厚層基盤材130の成分を異ならせておく考え方を採用している。
【0015】
次いで、これらの詳細について説明する。
(1) まず、法面100に基盤材を吹き付けるための基礎工として、法面全体に金網103を敷設する。
【0016】
(2) 次に、法面100上でポット苗木を植生する箇所を定める。その場合、例えば図1に示すように、ポット苗木101が成長した後、隣接する区域同士で地盤中の養分を吸収する際に影響を与え合わない程度に間隔を開ける。
【0017】
(3) ポット苗木設置区域に、図3に示すネット111と複数のアンカーピン112とから成るネット枠110を設置する作業を行う。このネット枠110に関しては、その設置後においてポット苗木設置区域に苗木生育基盤材120を吹き付けることになるが、図4に示すようにその区域の法尻側半分を半円弧状に囲むような形態に湾曲させて設置する。
【0018】
ネット111としては、例えばポリエチレンなどのプラチック製のもの、あるいは金属製のものなどを用いることができるが、何れにしてもプラスチックのように半円弧状を保持できるようなある程度弾力性のある素材で構成するのが好適である。
【0019】
ネット枠110の設置にあたっては、まず、半円弧状に湾曲させたネット111の両端部に相当する位置の法面100に対しアンカーピン112、112を垂直に打ち込み、さらに設置区域の最下端(半円弧状の中間に相当する位置)にもアンカーピン112を打ち込んでおく。その際、アンカーピン112を完全に打ち込んでしまうのではなく、頭部部分をネット111の高さに相当する分だけ余らせておくようにする。
【0020】
そして、その余らせた部位の上から掛けるようにネット111を維持し、針金等でネット111をアンカーピン112に縛り付けて固定することで、半円弧状のネット枠110を形成する。勿論、このネット枠110に関しては、予めネット111とアンカーピンとを一体に構成したものを用いるようにすることもできる。
【0021】
このネット枠110の高さについては、苗木生育基盤材120の吹き付け厚さを左右するので、苗木生育基盤材120を吹き付ける際に必要十分な厚みを保てる程度に設定しておく。必要十分な厚さとしては、苗木101の根部102の部分の乾燥を防止し、根の活着を良くする程度、例えば根部102の部分が苗木生育基盤材120で覆われる程度である。
(4) 次に、苗木101を法面100に固着する作業を行う。この作業は苗木生育基盤材120を吹き付けることにより行うが、その際に、予め、ポット苗木の根より上の部分(枝葉等の部分)に対して、吹き付ける苗木生育基盤材120が掛からないようにナイロン袋等で覆っておくようにするのも大変好ましい。
【0022】
そして、実際に苗木生育基盤材120を吹き付けて法面100に固定する作業では、苗木101を所定の中央位置に置いて、苗木の根部102の部分が完全に覆い被さる程度に苗木生育基盤材120を吹き付けて完全に固定する。苗木101自体は通常の場合さほど大きくないので、吹付を行う作業員以外の手によって維持しながら苗木生育基盤材120を吹き付ければよい。
【0023】
(5) 次に、苗木植生区域以外の法面(地盤)に厚層基盤材130を吹き付ける。その場合の厚さは、苗木生育基盤材ほど確保する必要はなく、混入した草木植物の種子に合わせて必要十分程度の薄さでよい。苗木植生区域との境目は余分に吹き付けてなだらかに被さるようにする。
【0024】
ちなみに、苗木生育基盤材120の配合(m3 当たり)については、表1のような成分配合とした。
【0025】
【表1】
【0026】
また、厚層基盤材130の配合(m3 当たり)としては、表2のような成分配合とした。
【0027】
【表2】
【0028】
このような成分配合としたのは次のような理由に基づいている。即ち、苗木生育基盤材120の場合、苗木101の健全かつ効果的な生育を図れる成分、例えば砂、鹿沼土の他にバーク堆肥、緩効性肥料等を配合している。
【0029】
他方、厚層基盤材130の場合、有機質生育基盤材を主体とし、緩効性肥料の他に草木植物等の種子を若干配合している。なお、何れの基盤材においても吹き付けと固定のために必要な接合剤を配合している。この厚層基盤材130に混入する種子としては、少なくとも苗木101の生育に悪影響を及ぼさない範囲の植物等の種子が好ましく、さらに好ましくは、相互に駆逐し合わない複数種の種子を混入するのが好適である。
【0030】
図7は先の実施の形態で示したネット枠110の他の実施の形態を示す平面図であり、図8はそのネット枠110を用いた法面緑化工法を示す断面図である。
【0031】
これらの図から理解できるように、本実施の形態では、ネット111をほぼ楕円形状に湾曲させ、その両端部分の二点でアンカーピン112を法面100の地盤Gに打ち込んで固定したものである。このようにすると、上述の効果に加えて、アンカーピン112の数を少なくし、その分、施工性や経済性をさらに高めることができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明は、以上のような考え方を採用しているので、次のような種々の効果を奏することができる。
(1) 苗木生育基盤材の領域とその周囲の厚層基盤材の領域とを明確に区別することによって、苗木が法面に根付くまで確実に成長させることができ、しかもこのように樹木周辺部に区画を区切って生育力旺盛な草木植物の種子を基盤材に混合して吹き付けることで、短期間に緑化環境を形成し、時間が経過すればさらに自然環境に近い樹林景観を実現できることとなる。
(2) 基盤材の配合を双方の区域に適した配合に区別することで、植栽された樹木と厚層基盤材中に混入された草木植物とが駆逐し合うことがなく、成長後も長期間にわたって緑化環境を維持することができる。
(3) 本工法実現のために、取り立てて特段のポット苗木を育成することや、法面に苗木を維持するために特別な部材を製造する必要もなく、通常の苗木と身近に手に入る部材を流用することが可能なので、比較的容易に現場施工が可能となる。
(4) ネット自体に弾力性があるために、苗木生育基盤材を厚く吹き付けても苗木の荷重等によって斜面から崩れ落ちる心配がなく、根付くまでの間に地震等が起こっても苗木周辺の荷重をネット枠が支えるので崩落する心配も無い。そして、苗木が生長した頃には根が完全に地盤に張り付き、さらに安定する。
(5) 苗木生育基盤材を厚く吹き付けておく効果として、苗木が地面に固着するまで周辺の草植物に吸収されぬように養分を確保しておくことができ、また風雨にさらされて若干の苗木生育基盤材がはげ落ちて根が表面に張り出し根枯れするような危険性も少ない。また、ポット苗木自体にアンカーを打ち込まなくて済むので、苗木を傷付ける心配もない。図2は、図3は、図4はその、図5は、図6はネット枠の斜視図
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の法面緑化工法に係る苗木植栽位置関係を示す平面図である。
【図2】本発明の法面緑化工法に係る苗木を植栽した状態の断面図である。
【図3】本発明の法面緑化工法に係るネット枠を固定した状態の断面図である。
【図4】本発明の法面緑化工法に係るネット枠の平面図ある。
【図5】本発明の法面緑化工法に係るネット枠の正面図である。
【図6】本発明の法面緑化工法に係るネット枠の斜視図である。
【図7】本発明の法面緑化工法に係るネット枠の他の実施の形態を示す正面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態に係るネット枠を用いた法面緑化工法を示す断面図である。
【図9】従来の法面緑化工法を示す一部断面図である。
【図10】従来の法面緑化工法を示す一部断面図である。
【図11】従来の法面緑化工法を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 法面
2 表面
3 金網
4 アンカーピン
5 ポット苗木
6 根部
7 基盤材
10 ポット苗木
11 根鉢部
12 苗木
13 根系
20 法面
30 植生基盤材
G 地盤
100 法面
101 ポット苗木(苗木)
102 根部
110 ネット枠
111 ネット
112 アンカーピン
120 苗木生育基盤材(基盤材)
130 厚層基盤材(基盤材)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a slope revegetation method for spraying a base material for seedlings onto a slope and reliably realizing greening of an inclined surface close to nature.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when planting slopes, there are various methods such as spraying a base material mixed with water, soil, fertilizer, seeds, etc., or digging an inclined surface ground into a concave shape and planting seedlings there. Proposals have been made.
[0003]
As an example, for example, as shown in FIG. 9, a
[0004]
As another example, as shown in FIG. 10, a wire mesh 3 laid on the surface 2 of the slope 1 is fixed with an
[0005]
Furthermore, as shown in FIG. 11, the root loading pot seedling 10 in which the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when such a base material is sprayed onto an inclined surface, plant types that do not match the soil environment of the inclined surface do not grow, or different seeds are driven out and only a single type of plant is vegetated. May end up. And if the soil fertilizer on the inclined surface is cut under this condition, it will lead to the decline of the plant from the entire inclined surface at the same time if it is a single species of vegetation. It's hard to say.
[0007]
In addition to using the base material as in the above example, in the method of planting pot seedlings, the nutrients in the soil around the trees are absorbed during the period until the trees are rooted on the inclined surface and the vegetation is stabilized. In some cases, it may absorb the nutrients of the seeds in the surrounding vegetation and thick layers. In such a case, the ground of the soil around the trees is exposed or peeled off, so there is a problem in certainty in planning a greening landscape.
[0008]
In addition, in the method of planting pot seedlings with a wire net or anchor pin, the nutrients of the trees are secured in the soil in the pot seedlings, so a thick base material mixed with seeds is sprayed around the area. Even if there is a vegetation in the vicinity, there is no worry that it will have a destructive effect. However, when installing a wire mesh vegetation shelf on an inclined surface, the work of transporting the material to a predetermined point on the inclined surface or assembling the wire mesh to form the shelf itself is relatively laborious. There is a problem.
[0009]
In addition, in the method using such a wire mesh, there is a problem that the root part of the pot seedling cannot be completely covered when spraying the base material, and the seedling does not grow reliably. Furthermore, in the method using an anchor pin, there is a problem that it is difficult to say that the root system of the pot seedling is damaged by the anchor pin or that the root survival on the ground is stable.
[0010]
For these reasons, there has been a demand for the development of a method that has a certain plant growth potential, realizes greening of slopes close to nature, and realizes a greening landscape that is relatively hassle-free.
[0011]
The present invention was made in consideration of the above points, and while securing the necessary thickness of the spray base material using a net frame, the seedling growing base material to be sprayed so as to cover the root part of the seedling, By adopting the idea of using two types of base material, the thick base material sprayed on its periphery, the planting area and the surrounding plant growing area are actively divided and healthy greening as a whole slope An object of the present invention is to provide a technique capable of forming an environment and improving workability, economy, weather resistance, and the like.
[0012]
In order to solve the above-mentioned problem, in the present invention, when planting a seedling on a slope, the slope is constructed while spraying a base material for the seedling after fixing a net frame at the seedling planting position of the slope. It is a tree planting method, using a seedling growth base material sprayed to a thickness covering the seedling root and a thick base material sprayed around the seedling growth base material, and the seedling growth base material and the thick layer The components of the base material are different, and the net frame has a net that is almost the same height as the thickness of the seedling growth base material, and the net itself is curved and installed in a semicircular arc shape as a whole. A construction method in which at least both ends are supported by anchor pins fixed to the slope ground is adopted. In that case, the net and the anchor pin can be configured integrally. Here, as a foundation for spraying the base material on the slope, it is preferable to lay a net on the entire slope in advance. Moreover, it is desirable that the thickness of the seedling growth base material is thicker than that of the thick base material. As the seedlings grow base material, sand, soil, compost, is very preferable to a blend comprising a slow release fertilizer. The thick base material is preferably composed mainly of an organic growth base material.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the invention will be described with reference to the accompanying FIGS.
FIGS. 1-6 shows the slope revegetation method concerning Embodiment 1 of this invention, FIG. 1 is a top view which shows the seedling planting positional relationship to a slope, FIG. 2 planted the seedling FIG. 3 is a sectional view of the net frame in a fixed state, FIG. 4 is a plan view of the net frame, FIG. 5 is a front view of the net frame, and FIG. 6 is a perspective view of the net frame. .
[0014]
The slope revegetation method according to the present embodiment, as shown in FIGS. 1 to 3, fixes the
[0015]
Next, these details will be described.
(1) First, a
[0016]
(2) Next, the place where a pot seedling is vegetated on the
[0017]
(3) An operation of installing the
[0018]
The net 111 may be made of plastic such as polyethylene, or metal, for example, but in any case, the net 111 is made of a material that is elastic to some extent so that it can maintain a semicircular shape like plastic. It is preferable to configure.
[0019]
When installing the
[0020]
Then, the net 111 is maintained so as to be hung from above the surplus part, and the net 111 is bound and fixed to the
[0021]
About the height of this
(4) Next, an operation of fixing the
[0022]
In the operation of actually spraying the seedling
[0023]
(5) Next, the
[0024]
By the way, the composition of the seedling growth base material 120 (per m 3) was set as shown in Table 1.
[0025]
[Table 1]
[0026]
The
[0027]
[Table 2]
[0028]
The reason why such a component is blended is based on the following reason. That is, in the case of the seedling
[0029]
On the other hand, in the case of the thick
[0030]
FIG. 7 is a plan view showing another embodiment of the
[0031]
As can be understood from these drawings, in the present embodiment, the net 111 is curved in an approximately elliptical shape, and the anchor pins 112 are driven into the ground G of the
[0032]
【The invention's effect】
Since the present invention adopts the above concept, the following various effects can be achieved.
(1) By clearly distinguishing the area of the seedling growth base material and the surrounding thick base material area, the seedlings can be reliably grown until they are rooted, and in this way the periphery of the tree By planting seeds of vigorous plants and plants on the base material and spraying them on the base material, a greening environment can be formed in a short period of time, and a forest landscape closer to the natural environment can be realized over time. .
(2) By distinguishing the composition of the base material into a composition suitable for both areas, the planted tree and the plant plant mixed in the thick base material will not be driven out, and after the growth A greening environment can be maintained over a long period of time.
(3) In order to realize this construction method, it is not necessary to collect and cultivate special pot seedlings or to manufacture special parts to maintain the seedlings on the slope, and it is readily available with ordinary seedlings. Since the members can be diverted, construction on the site is relatively easy.
(4) Due to the elasticity of the net itself, even if the seedling growth base material is sprayed thickly, there is no fear of collapsing from the slope due to the load of seedlings, etc. Even if an earthquake occurs before it takes root, There is no worry of collapsing because the net frame supports it. When the seedlings grow, the roots stick to the ground completely and become more stable.
(5) As an effect of spraying the seedling growth base material thickly, nutrients can be secured so that the seedlings will not be absorbed by the surrounding grass plants until the seedlings are fixed to the ground. There is little risk that the seedling growth base material will come off and the roots will stick out and die. Moreover, since it is not necessary to drive the anchor into the pot seedling itself, there is no worry of damaging the seedling. 2 is a perspective view of a net frame. FIG. 5 is a perspective view of a net frame.
FIG. 1 is a plan view showing a planting plant positional relationship according to a slope planting method of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a state in which a seedling according to the slope planting method of the present invention is planted.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a state in which a net frame according to the slope greening method of the present invention is fixed.
FIG. 4 is a plan view of a net frame according to the slope greening method of the present invention.
FIG. 5 is a front view of a net frame according to the slope planting method of the present invention.
FIG. 6 is a perspective view of a net frame according to the slope greening method of the present invention.
FIG. 7 is a front view showing another embodiment of the net frame according to the slope planting method of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a slope greening method using a net frame according to another embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a partial cross-sectional view showing a conventional slope greening method.
FIG. 10 is a partial cross-sectional view showing a conventional slope greening method.
FIG. 11 is a partial cross-sectional view showing a conventional slope greening method.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 slope 2 surface 3
102
130 Thick layer base material (base material)
Claims (6)
前記基盤材に、苗木の根部を覆う厚さに吹き付ける苗木生育基盤材と、
その苗木生育基盤材の周囲に吹き付ける厚層基盤材とを用い、
それら苗木生育基盤材及び厚層基盤材の成分を異ならせ、
前記ネット枠は、前記苗木生育基盤材の厚さとほぼ同じ高さのネットを有し、そのネット自体を全体として半円弧状に湾曲させて設置してあり、そのネットの少なくとも両端を法面の地盤に固定したアンカーピンによって支持していることを特徴とする、法面緑化工法。When planting seedlings on the slope, it is a slope planting method that works while spraying the base material for seedlings after fixing the net frame at the seedling planting position of the slope,
A seedling growth base material that is sprayed on the base material to a thickness that covers the root of the seedling, and
Using thick layer base material sprayed around the seedling growth base material,
The ingredients of these seedling growth base materials and thick layer base materials are different ,
The net frame has a net having a height substantially the same as the thickness of the seedling growth base material, and the net itself is curved and installed in a semicircular arc shape as a whole, and at least both ends of the net are sloped. A slope revegetation method characterized by being supported by anchor pins fixed to the ground .
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