JP3930120B2 - Printing apparatus and recording medium - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラテンに沿って平行移動するキャリアを備え、該キャリアに、用紙が通過したことを検出する2つのセンサをキャリアの移動方向と平行に並べて搭載すると共に、印字部への用紙吸入を自動的に行う印刷装置(例えば、シリアルドットプリンタ)に利用されるものであり、特に、用紙吸入の安定化を図るための用紙斜行状態検出機能を備えた印刷装置、及び記録媒体に関する。
【0002】
近年、印刷装置の普及に伴い、印刷媒体が多様化し、様々なフォーマット印刷済みの用紙も増えて来ている。このようなフォーマット印刷済みの用紙においては、印刷済みのライン上や枠内などに正確に文字を印字しなければならない。
【0003】
しかし、用紙を吸入する際、用紙の斜行が発生してしまうと、例えば、行の左端近辺ではライン上に文字を印字しても、行の右端近辺になると大きく離れてしまう、という印字結果となる。そのため、フォーマット印刷済みの用紙においては、特に、用紙幅に応じた正確な斜行状態検出を行うことが要望されていた。
【0004】
【従来の技術】
以下、図に基づいて従来例を説明する。
§1:従来例1の説明・・・図10参照
図10は従来例の説明図である。以下、図10に基づいて従来例を説明する。図10において、1はキャリア、2は印字ヘッド、3、4はキャリア1上に、該キャリアの移動方向と平行に並べて搭載したセンサ、5は用紙(A4、A3等の印刷用紙)、6は用紙の上端面を示す。
【0005】
また、(a)はセンサ3、4間のセンサ間距離、αは用紙5の斜行角度、(x)は前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差、(y1)はA4縦の用紙の左端と右端の用紙送り量の差、(y2)はA3縦の用紙の左端と右端の用紙送り量の差、(y3)はA3横の用紙の左端と右端の用紙送り量の差を示す。
【0006】
従来、プラテンに沿って平行移動するキャリアを備え、該キャリアに、用紙が通過したことを検出する2つのセンサをキャリア移動方向と平行に並べて搭載した印刷装置において、用紙5の吸入時に該用紙5の斜行状態を検出することが行われていた。
【0007】
このような斜行状態検出方法としては、用紙幅に関わらず、プラテンに沿って平行移動するキャリア1に搭載されたセンサ3、4により、片方のセンサ(例えば、センサ4)を用紙5が通過してから、もう片方のセンサ(例えば、センサ3)を用紙5が通過するまでの用紙送り量(x)を計測し、その値が、斜行状態と判断する一定量(閾値)を超えているかどうかにより、斜行状態か否かを判断していた。即ち、用紙の斜行角度αだけで、斜行状態か否かを判断していたことになる。
【0008】
§2:従来例2の説明
従来、用紙の斜行状態を検出する例として、例えば、特開昭55−53362号公報記載の像形成装置が知られていた。この像形成装置は、記録材の斜め送り(斜行)による給送開始が紙詰まりの多くの原因であることに着目し、斜行を検知して未然にジャム発生を防止しようとするものである。
【0009】
このため、前記像形成装置は、給送された記録材の斜行を検出すべく記録材通路に設けた複数の記録材検出器と上記検出器の一方が作動してから他方が作動するまでの所要時間及び記録材サイズに応じて斜行検出し、像形成実行を制御する制御手段を備えたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。
(1) :前記従来例1では、用紙の斜行角度αだけで斜行状態か否かを判断していた。このため、幅が狭い用紙に対しては、小さい斜行であっても斜行状態と判断しているが、幅が広い用紙に対しては、大きい斜行であっても斜行状態と判断できない、というように、用紙の幅により、斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差に、大きな差が出る、という課題があった。
【0011】
(2) :前記従来例2のように用紙幅を考慮し、用紙幅に応じて使用するセンサを選択する場合、使用する用紙の種類数が増えるとセンサも増やさなければならない、という課題が生じていた。また、用紙幅に関わらず同じセンサを使用するので、予めメモリに記憶しておいた用紙サイズに対しては、斜行状態と判断する量(閾値)を選択できるが、メモリに記憶されていないその他の用紙に対しては、初期値の量(閾値)を使用するか、若しくは、その用紙サイズに近い、前記メモリ内の閾値(用紙サイズに対する斜行状態と判断する量)を使用せざるを得ない、という課題を生じていた。従って、用紙の斜行状態を正確に検出できない、という課題がある。
【0012】
本発明は、このような従来の課題を解決し、用紙検出センサを増やすことなく、あらゆる用紙幅の用紙に対して、それぞれの用紙幅に従った正確な斜行状態検出ができるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明の原理説明図であり、A図は斜行状態検出処理説明図、B図は装置ブロック図である。図1において、1はキャリア、2は印字ヘッド、3、4はセンサ、5は用紙、32は用紙計測手段、35は斜行量検出手段、36は斜行状態判定手段、34は用紙の搬送や排出等の制御を行う用紙制御手段を示す。本発明は前記の目的を達成するため、次のように構成した。
【0014】
(1) :プラテンに沿って平行移動するキャリア1を備え、キャリア1に、用紙5が通過したことを検出する2つのセンサ3、4をキャリア1の移動方向と平行に並べて搭載し、前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)により、用紙吸入時の斜行状態を検出する印刷装置において、用紙吸入時に、前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求める用紙計測手段32と、前記用紙計測手段32で求めた、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)、及び吸入した用紙5のキャリア移動方向の用紙幅(b)と、2つのセンサ間の距離(a)とを基に、用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する斜行量検出手段35と、前記斜行量検出手段35で算出した用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する斜行状態判定手段36を備えている。
【0015】
(2) :プラテンに沿って平行移動するキャリア1を備え、キャリア1に、用紙5が通過したことを検出する2つのセンサ3、4をキャリア1の移動方向と平行に並べて搭載し、前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)により、用紙吸入時の斜行状態を検出する印刷装置において、用紙吸入時に、前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求める用紙計測手段32と、前記用紙計測手段32で求めた、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、2つのセンサ間の距離(a)と、上位装置から通知された用紙サイズ(d)を基に、用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する斜行量検出手段35と、前記斜行量検出手段35が算出した用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙5が斜行状態であるか否かを判定する斜行状態判定手段36を備えている。
【0016】
(3) :プラテンに沿って平行移動するキャリア1を備え、キャリア1に、用紙5が通過したことを検出する2つのセンサ3、4をキャリア1の移動方向と平行に並べて搭載し、前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)により、用紙吸入時の斜行状態を検出する印刷装置において、用紙吸入時に、前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求める用紙計測手段32と、前記2つのセンサ間の距離(a)と、上位装置から通知された用紙サイズ(d)と、斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)を基に、前記斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)に対するその用紙サイズでの前記2つのセンサで検出すべき用紙送り量の差(x)を算出する斜行量検出手段35と、前記斜行量検出手段35で算出した用紙送り量の差(算出したx)を、前記用紙計測手段32が測定して求めた、用紙送り量の差(計測したx)と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する斜行状態判定手段36を備えている。
【0017】
(4) :プラテンに沿って平行移動するキャリア1を備え、キャリア1に、用紙5が通過したことを検出する2つのセンサ3、4をキャリア1の移動方向と平行に並べて搭載し、前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)により、用紙吸入時の斜行状態を検出する印刷装置に、用紙吸入時に、前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙5のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求める手順と、前記手順で求めた、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)、及び吸入した用紙5のキャリア移動方向の用紙幅(b)と、2つのセンサ間の距離(a)とを基に、用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する手順と、前記手順で算出した用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する手順と、を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0018】
(作用)
前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づいて説明する。
(a) :前記(1) の作用
用紙計測手段32は、用紙吸入時に、前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求める。次に、斜行量検出手段35は、前記用紙計測手段32で求めた、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)、及び吸入した用紙5のキャリア移動方向の用紙幅(b)と、2つのセンサ間の距離(a)とを基に、用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する。
【0019】
その後、斜行状態判定手段36は、斜行量検出手段35で算出した用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する。
【0020】
このようにすれば、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求めることで、用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を正確に算出することができる。
【0021】
従って、用紙検出用のセンサを増やすことなく、また、規定外の用紙幅の用紙に対しても、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)を算出することが可能である。更に、前記算出した用紙送り量(y)を用いて斜行状態か否かを判定しているため、各用紙に従った、正確な斜行状態検出を行うことが可能になる。
【0022】
(b) :前記(2) の作用
用紙計測手段32は、用紙吸入時に、前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求める。次に、斜行量検出手段35は、前記用紙計測手段32で求めた、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、2つのセンサ間の距離(a)と、上位装置から通知された用紙サイズ(d)を基に、用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する。
【0023】
その後、斜行状態判定手段36は、前記斜行量検出手段35が算出した用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙5が斜行状態であるか否かを判定する。
【0024】
このようにすれば、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求めることで、用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を正確に算出することができる。従って、用紙検出用のセンサを増やすことなく、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)を算出することが可能である。更に、前記算出した用紙送り量(y)を用いて斜行状態か否かを判定しているため、各用紙に従った、正確な斜行状態検出を行うことが可能になる。
【0025】
(c) :前記(3) の作用
用紙計測手段32は、用紙吸入時に、前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求める。そして、斜行量検出手段35は、2つのセンサ間の距離(a)と、上位装置から通知された用紙サイズ(d)と、斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)を基に、前記斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)に対するその用紙サイズでの前記2つのセンサで検出すべき用紙送り量の差(x)を算出する。
【0026】
その後、斜行状態判定手段36は、斜行量検出手段35で算出した用紙送り量の差(算出したx)を、前記用紙計測手段32が計測して求めた、用紙送り量の差(計測したx)と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する。
【0027】
このようにすれば、2つのセンサ間の距離(a)と、上位装置から通知された用紙サイズ(d)と、斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)を基に、前記斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)に対するその用紙サイズでの前記2つのセンサで検出すべき用紙送り量の差(x)を算出することができる。
【0028】
従って、用紙検出用のセンサを増やすことなく、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)を正確に算出することが可能である。更に、前記算出した用紙送り量の差(算出したx)を、計測して求めた、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(計測したx)と比較することで、斜行状態か否かを判断しているので、各用紙に従った、正確な斜行状態検出を行うことが可能になる。
【0029】
(d) :前記(4) の作用
記録媒体のプログラムを実行することにより、用紙吸入時に、前記2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求める手順と、前記手順で求めた、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)、及び吸入した用紙5をキャリア移動方向に計測した用紙幅(b)と、2つのセンサ間の距離(a)とを基に、用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する手順と、前記手順で算出した用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する手順とを行う。
【0030】
このようにすれば、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求めることで、用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を正確に算出することができる。
【0031】
従って、用紙検出用のセンサを増やすことなく、また、規定外の用紙幅の用紙に対しても、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)を算出することが可能である。更に、前記算出した用紙送り量(y)を用いて斜行状態か否かを判定しているため、各用紙に従った、正確な斜行状態検出を行うことが可能になる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
§1:印刷装置の構成の説明・・・図2、図3参照
図2は印刷装置のブロック図である。以下、図2、図3に基づいて、印刷装置の構成を説明する。なお、以下の例は、印刷装置をシリアルドットプリンタに適用した例である。
【0033】
(1) :印刷装置全体の説明・・・図2参照
印刷装置11はホスト(パーソナルコンピュータ、ワークステーション等のホストコンピュータ)10に接続されて運用するように構成されている。そして、前記印刷装置11には、機構部(印刷用のメカ部)12、スペースモータ13、改行モータ15、センサ3、4、左端位置検出センサ17、スペースモータ駆動回路14、改行モータ駆動回路16、A/Dコンバータ18、ソフトウェア部19等が設けてある。そして、前記ソフトウェア部19には、CPU20、ROM21、メモリ22等が設けてある。前記各部の機能等は次の通りである。
【0034】
▲1▼:スペースモータ13は、搬送ベルトを駆動して該搬送ベルトに固定されたキャリアを移動させるものである。なお、スペースモータ13はステッピングモータにより構成され、スペースモータ駆動回路14により駆動される。
【0035】
▲2▼:改行モータ15は、用紙送りローラを回転駆動して用紙を搬送するものである。なお、この改行モータ15は、ステッピングモータにより構成され、改行モータ駆動回路16により駆動される。
【0036】
▲3▼:センサ3、4は、用紙5が通過したことを検出するセンサである。なお、このセンサ3、4は、例えば、発光部と受光部を有する光学反射式のセンサで構成する。
【0037】
▲4▼:左端位置検出センサ17は、キャリア1が移動できる領域の左端位置に到達したことを検出するためのセンサである。なお、左端位置検出センサ17は、光透過型センサにより構成する。
【0038】
▲5▼:スペースモータ駆動回路14は、スペースモータ13に駆動パルスを供給することで、該スペースモータ13を駆動する回路である。
▲6▼:改行モータ駆動回路16は、改行モータ15に駆動パルスを供給することで、該改行モータ15を駆動する回路である。
【0039】
▲7▼:A/Dコンバータ18は、センサ3、4、左端位置検出センサ17から出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換するものである。
▲8▼:ソフトウェア部19は、CPU20、ROM21、メモリ22等で構成され、CPU20がROM21に格納されたプログラムを実行することにより、印刷装置11内の各種制御、或いは処理を実行するものである。なお、ソフトウェア部19は、図1に示した用紙計測手段32、斜行量検出手段35、斜行状態判定手段36、用紙制御手段34の各処理を、前記のようなプログラムの実行により行うものである。
【0040】
(2) :機構部の詳細な説明・・・図3参照
図3は印刷装置の機構部説明図であり、A図は側面図、B図は平面図である。図3において、25、26は用紙送りローラ、27はプラテン、28は連帳トラクタ、29はシャフト、30は搬送ベルトを示す。
【0041】
図3のA図において、改行モータ駆動回路16により改行モータ15を駆動すると、プラテン27及び用紙送りローラ25、26が連動して図示矢印方向に動く。この動作により、用紙送りローラ25、26が回転し用紙5が、図示矢印方向に搬送される。
【0042】
この場合、改行モータ駆動回路16から改行モータ15へ送られる駆動パルスの数を制御することで、用紙5の送り量を制御できるようになっている。従って、用紙5の送り量は、改行モータ駆動回路16から改行モータ15へ送られる駆動パルスの数から求めることができる。例えば、センサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差は、メモリ22内に設定したカウンタ等を使用し、前記駆動パルスの数を計数することで、簡単に求めることができる。
【0043】
また、図3のB図において、スペースモータ駆動回路14によりスペースモータ13を回転駆動すると、それに合わせて搬送ベルト30が図示矢印方向に回転し、搬送ベルト30に固定されているキャリア1、及び印字ヘッド2が、シャフト29上を左右方向に移動する。この場合、スペースモータ駆動回路14からスペースモータ13へ送られる駆動パルスの数を制御することで、キャリア1の移動量を制御することができるようになっている。
【0044】
§2:斜行状態検出処理の基本的な説明・・・図4参照
図4は処理説明図1である。前記構成の印刷装置において、用紙の吸入時に、吸入された用紙が斜行状態か否かの検出を行う。以下、この場合の基本的な処理を図4に基づいて説明する。
【0045】
図4において、(a)はセンサ3、センサ4間の距離(センサ間距離)、(x)は片方のセンサ(例えば、センサ4)を用紙が通過してから、もう片方のセンサ(例えば、センサ3)を用紙が通過するまでの用紙送り量、(b)は吸入した用紙をキャリア移動方向に計測した用紙幅、(y)は用紙の左端と右端の用紙送り量の差、(d)は実際の用紙サイズを示す。なお、(c)、(e)、(f)、(g)は説明のために記号化した値である。
【0046】
以下、図において、(x)が既知数で、(y)が未知数の場合について説明する。先ず、(a)、(c)、(x)を三辺とする直角三角形の辺の関係は、以下の式で示すことができる。
【0047】
(c)2 =(a)2 +(x)2 ・・・式−1
次に、(a)、(c)、(x)を三辺とする直角三角形と、(d)、(b)、(e)を三辺とする直角三角形は、3つの角が等しいことから、相似形であることが判り、以下の比例式が成り立つ。
【0048】
(c):(x)=(b):(e)・・・式−2
ここで、前記式−2を展開すると、以下の式となり、(e)が求められる。
(e)=(b)(x)/(c)・・・式−3
また、(a)と(c)の挟角と、(y)と(e)の挟角が等しいことから、(a)、(c)、(x)を三辺とする直角三角形と、(y)、(e)、(f)を三辺とする直角三角形は、相似形であることが判り、以下の比例式が成り立つ。
【0049】
(a):(c)=(y):(e)・・・式−4
前記式−4を展開すると、以下の式となり、(y)が求められる。
(y)=(a)(e)/(c)・・・式−5
前記式−5に、前記式−1と前記式−3を代入すると、
(y)={(a)(b)(x)/(c)}/(c)=(a)(b)(x)/(c)2 =(a)(b)(x)/{(a)2 +(x)2 }・・・式−6
となる。式−6により、センサ3、4間の距離(a)、吸入した用紙5をキャリア1の移動方向に計測した用紙幅(b)、片方のセンサ(例えば、センサ4)を用紙5が通過してから、もう片方のセンサ(例えば、センサ3)を用紙5が通過するまでの用紙送り量(x)の各値を基に、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を求めることができる。
【0050】
また、図4の三角形の辺の長さには、以下の比例関係があることも分かる。
(c):(x)=(d):(y)・・・式−7
前記式−7を展開すると、以下の式になる。
【0051】
(y)=(d)(x)/(c)・・・式−8
また、前記式−8の(c)は、前記式−1を展開することにより、以下のように表すことができる。
【0052】
(c)=√{(a)2 +(x)2 }・・・式−9
ここで式−8に式−9を代入すると、
(y)=(d)(x)/(c)=(d)(x)/√{(a)2 +(x)2 }・・・式−10
となる。
【0053】
従って、式−10により、センサ3、センサ4間の距離(a)、実際の用紙サイズ(d)、片方のセンサを用紙が通過してから、もう片方のセンサを用紙が通過するまでの用紙送り量(x)の各値を基に、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を求めることができる。
【0054】
次に、(y)が既知数で、(x)が未知数の場合について説明する。
図4において、(d)、(g)、(y)を三辺とする直角三角形の辺の関係は、以下の式で表すことができる。
【0055】
(g)=√{(d)2 −(y)2 }・・・式−11
次に、(a)、(c)、(x)を三辺とする直角三角形と、(g)、(d)、(y)を三辺とする直角三角形は、3つの角が等しいから相似形であることが判り、以下の比例式が成り立つ。
【0056】
(a):(x)=(g):(y)・・・式−12
前記式−12を展開すると、以下の式が成り立つ。
(x)=(a)(y)/(g)・・・式−13
ここで、前記式−13に前記式−11を代入すると、
(x)=(a)(y)/(g)=(a)(y)/√{(d)2 −(y)2 }・・・式−14
となる。
【0057】
従って、式−14により、センサ3、センサ4間の距離(a)、実際の用紙サイズ(d)、斜行状態と判断する用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を基に、前記(y)に対するその用紙サイズでの前記センサ3、センサ4で検出すべき用紙送り量の差(x)を求めることができる。
【0058】
§3:斜行状態検出処理の説明・・・図5参照
図5は処理説明図2である。図5では、印刷用紙として、A4縦用紙、A3縦用紙、A3横用紙を使用した場合の例であり、各用紙毎に、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)は異なっているが、これらを測定して求めることで、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)が、常に正確に検出できていることを示している。
【0059】
以下、図5を参照しながら、前記構成の印刷装置における斜行状態検出処理例を説明する。なお、以下の処理は、全て前記ソフトウェア部19のCPU20がプログラムを実行することで行う処理である。
【0060】
(1) :処理例1の説明
処理例1では、用紙吸入時に、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求める。
【0061】
この場合、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)は、改行モータ15により用紙5を搬送しながら、例えば、センサ4を用紙5が通過してから、センサ3を用紙5が通過するまでの間に、改行モータ駆動回路16から改行モータ15へ送られる駆動パルスの数を、メモリ22内に設定したカウンタによりカウントすることで計測することができる。
【0062】
また、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)は、スペースモータ13を駆動してキャリア1を左右方向に移動させながら、センサ3、又はセンサ4により、用紙の左端位置を検出してから、用紙5の右端を検出するまでの間に、スペースモータ駆動回路14からスペースモータ13へ送られた駆動パルスの数を、メモリ22内に設定したカウンタによりカウントすることで計測することができる。なお、これらの計測処理は、CPU20がプログラムを実行することで行われる。
【0063】
次に、前記求めた、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)、及び吸入した用紙5のキャリア移動方向の用紙幅(b)と、2つのセンサ間の距離(a)とを基に、前記式−6を使用して用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する。その後、前記算出した用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する。
【0064】
このようにすれば、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求め、これらの測定して求めた値を基に、前記式−6を使用して、用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出するので、前記用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、常に正確に算出することができる。
【0065】
従って、図5に示したように、用紙検出用のセンサを増やすことなく、また、規定外の用紙幅の用紙に対しても、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)を算出することが可能である。更に、前記算出した用紙送り量(y)を用いて斜行状態か否かを判定しているため、各用紙に従った、正確な斜行状態検出を行うことが可能になる。
【0066】
(2) :処理例2の説明
処理例2では、用紙吸入時に、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求める。次に、前記求めた、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、2つのセンサ間の距離(a)と、上位装置から通知された用紙サイズ(d)を基に、前記式−10を用いて用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する。その後、斜行状態判定手段36は、前記斜行量検出手段35が算出した用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙5が斜行状態であるか否かを判定する。
【0067】
このようにすれば、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求めることで、用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を正確に算出することができる。従って、用紙検出用のセンサを増やすことなく、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)を算出することが可能である。更に、前記算出した用紙送り量(y)を用いて斜行状態か否かを判定しているため、各用紙に従った、正確な斜行状態検出を行うことが可能になる。
【0068】
(3) :処理例3の説明
処理例3では、用紙吸入時に、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求める。そして、2つのセンサ間の距離(a)と、ホスト10から通知された用紙サイズ(d)と、斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)を基に、前記式−14を用いて前記斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)に対するその用紙サイズでの2つのセンサで検出すべき用紙送り量の差(x)を算出する。その後、斜行量検出手段35で算出した用紙送り量の差(算出したx)を、前記計測して求めた、用紙送り量の差(計測したx)と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する。
【0069】
このようにすれば、2つのセンサ間の距離(a)と、ホスト10から通知された用紙サイズ(d)と、斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)を基に、前記斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)に対するその用紙サイズでの前記2つのセンサで検出すべき用紙送り量の差(x)を算出することができる。
【0070】
従って、用紙検出用のセンサを増やすことなく、また、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)を正確に算出することが可能である。更に、前記算出した用紙送り量の差(算出したx)を、計測して求めた、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(計測したx)と比較することで、斜行状態か否かを判断しているので、各用紙に従った、正確な斜行状態検出を行うことが可能になる。
【0071】
§4:用紙の斜行状態検出処理の詳細な説明1・・・図6参照
図6は斜行状態検出処理フローチャート1である。以下、図6に基づいて、斜行状態検出処理1を説明する。この処理は、前記処理例1の具体的な処理を示したものであり、前記印刷装置をシリアルドットプリンタに適用した場合に、ソフトウェア部19のCPU20がプログラムを実行することで行う処理である。なお、S1〜S14は各処理ステップを示す。
【0072】
先ず、CPU20は、ホスト10からの用紙吸入指令、又はオペレータパネル操作による吸入指令を受け取ると、2つのセンサ3、4と、印字ヘッド2を搭載しているキャリア1を、用紙5が検出できる位置に移動させる(S1)。次に、印字ヘッド2のセンタ位置迄用紙5を搬送し、その位置を用紙送り量=0(V0 )の位置としてメモリ22に記憶する(S2)。
【0073】
その後、センサ4(又はセンサ3)で用紙5を検出するまで(S4)、用紙搬送を行う(S3)。この場合、センサ3、4を用紙5が通過する順番は、吸入した用紙5が右上がりに傾いているか、左上がりに傾いているかにより変わるものであり、この実施の形態では、用紙5がセンサ4を先に通過したものとして説明している。このようにして、用紙5がセンサ4を通過したら、その時点の縦方向の現在位置(V1 )をメモリ22に記憶する(S5)。
【0074】
その後、もう片方のセンサ3で用紙5を検出するまで(S7)、用紙5の搬送を続ける(S6)。そして、もう片方のセンサ3を用紙5が通過したら、その時点の縦方向の現在位置(V2 )をメモリ22に記憶する(S8)。次に、一定量の用紙搬送を行い(S9)、キャリア1を左端から右端へ移動させ、用紙の幅(b)を計測する(S10)。
【0075】
この場合、前記S9の処理では、S10の用紙左右端検出動作で、斜行量が大きい場合でも、用紙5の左右端を検出できるように、2つのセンサ3、4を用紙5が通過してから、一定量の改行を行っておく。そして、前記S10の処理では、キャリア1を左端から右端に移動させ、センサ3、或いはセンサ4で用紙5の左端を検出してから右端を検出するまでの移動量により、キャリア移動方向の用紙5の幅(b)を計測する。この用紙5の幅(b)は、斜行している用紙5に対して、キャリア1の移動方向に測定した値であるため、実際の用紙幅(d)とは異なる。
前記のようにして、S5、及びS8の処理でメモリ22に記憶しておいたV1 、V2 の値、前記S10の処理で算出した用紙幅(b)の値、及びセンサ3、センサ4間の距離(a)から、前記式−6を用いて、用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する。
【0076】
すなわち、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)={センサ3〜センサ4間の距離×計測した用紙幅×(V2 −V1 )}/{(センサ3〜センサ4間の距離)2 +(V2 −V1 )2 }=(a)(b)(x)/{(a)2 +(x)2 }の式により求める(S11)。
【0077】
次に、前記S11の処理で求めた、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)と、例えば、ROM21に予め設定されている閾値(斜行と判断するための閾値)とを比較する(S12)。その結果、前記用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)が、前記閾値未満であれば、吸入動作成功と見なし、前記S2の処理でメモリ22に記憶しておいた、用紙送り量0(V0 )の位置を基準とした現在位置と、用紙頭出し位置とを比較して、用紙頭出し位置までの移動量と搬送方向を求め、用紙頭出し位置まで用紙搬送を行う(S13)。
【0078】
しかし、前記用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)が、前記閾値以上であれば、吸入した用紙5が斜行状態であると見なし、用紙排出動作を行う(S14)。なお、斜行状態と判断した後の用紙制御は、装置の仕様により決定するものであり、排出動作以外でも構わない。
【0079】
§5:用紙の斜行状態検出処理の詳細な説明2・・・図7参照
図7は斜行状態検出処理フローチャート2である。以下、図7に基づいて、斜行状態検出処理2を説明する。この処理は、前記処理例2の具体的な処理を示したものであり、前記印刷装置をシリアルドットプリンタに適用した場合において、ソフトウェア部19のCPU20がプログラムを実行することで行う処理である。なお、S21〜S33は各処理ステップを示す。
【0080】
先ず、CPU20は、ホスト10から通知された「用紙サイズ指定情報」を基に、用紙5の実際のサイズ(d)を求める(S21)。すなわち、実際の用紙サイズ(d)はホスト10から通知されるので、その通知から用紙サイズ(d)を抽出して求める。次に、CPU20は、ホスト10からの吸入命令、又はオペレータパネル操作による吸入指令を受け取ると、2つのセンサ3、4と印字ヘッド2を搭載しているキャリア1を、用紙5が検出できる位置に移動させる(S22)。
【0081】
その後、印字ヘッド2のセンタ位置まで用紙5を搬送し、その位置を用紙送り量=0(V0 )の位置としてメモリ22に記憶する(S23)。次に、センサ4(又はセンサ3)で用紙5を検出するまで(S25)、用紙5を搬送する(S24)。この場合、センサ4、3を通過する順番は、吸入した用紙5が右上がりに傾いているか、左上がりに傾いているかにより変わるものであり、この例では、センサ4が先に用紙5を通過したものとして説明してある。
【0082】
次に、センサ4(又はセンサ3)が用紙5を通過したら、その時点の縦方向の現在位置(V1 )をメモリ22に記憶する(S26)。その後、もう片方のセンサ3(又はセンサ4)で用紙5を検出するまで(S28)、用紙搬送を行う(S27)。このようにして、もう片方のセンサで用紙5を検出したら、その時点の縦方向の現在位置(V2 )をメモリ22に記憶する(S29)。
【0083】
次に、前記S21の処理で求めた、実際の用紙幅(d)、センサ3〜4間の距離(a)、及び予め定めておいた、斜行と判断する用紙の左端と右端の用紙送り量の差(閾値)を基に、前記式−14を用いて、前記斜行と判断する用紙送り量の差に対する、その用紙幅で斜行と判断するセンサ3とセンサ4の用紙送り量の差を算出する(S30)。
【0084】
すなわち、(その用紙幅で斜行と判断するセンサ3とセンサ4の用紙送り量の差)=(センサ3、4間の距離)×(斜行と判断する用紙の左端と右端の用紙送り量の差)/√{(実際の用紙サイズ)2 −(斜行と判断する用紙の左端と右端の用紙送り量の差)2 }の式により、その用紙幅で斜行と判断するセンサ3とセンサ4の用紙送り量の差を算出する。
【0085】
次に、前記S30の処理で算出した、その用紙幅で斜行と判断するセンサ3とセンサ4の用紙送り量の差を、前記メモリ22に格納しておいたV1 とV2 の差(V2 −V1 )と比較する(S31)。その結果、V1 とV2 の差(V2 −V1 )が、前記S30の処理で算出した「その用紙幅で斜行と判断するセンサ3とセンサ4の用紙送り量の差」の値未満であれば、吸入動作成功と見なし、前記S23の処理でメモリ22に記憶しておいた用紙送り量0(V0 )の位置を基準とした現在位置と、用紙頭出し位置とを比較して、用紙頭出し位置までの移動量と搬送方向を求め、用紙頭出し位置まで用紙搬送を行う(S32)。
【0086】
また、前記S31の処理の結果、V1 とV2 の差(V2 −V1 )が、前記S30の処理で算出した値以上であれば、吸入した用紙5は斜行状態であると見なし、用紙排出動作を行う。なお、斜行状態と判断した後の用紙制御は、装置の仕様により決定するものであり、排出動作以外でもかまわない。
【0087】
前記処理において、ホスト10より通知される用紙サイズは、ホスト10より送信される「用紙サイズ指定情報」、又はオペレータパネルから設定される「用紙サイズ指定情報」などがある。
【0088】
§6:詳細な処理の説明3・・・図8参照
図8は用紙送り量検出処理フローチャートである。以下、図8に基づいて、用紙送り量検出処理を説明する。この処理は、前記「片方のセンサを用紙が通過してから、もう片方のセンサを用紙が通過するまでの用紙送り量(x)の値を求める処理であり、前記印刷装置をシリアルドットプリンタに適用した場合において、ソフトウェア部19のCPU20がプログラムを実行することで行う処理である。なお、S41〜S48は各処理ステップを示す。
【0089】
先ず、CPU20の指示により、スペースモータ駆動回路14がスペースモータ13を駆動し、キャリア1を用紙5が通過する位置へ移動させる(S41)。そして、キャリア1を前記位置へ移動させたら、スペースモータ13を停止させる(S42)。この状態で、CPU20は、メモリ22内に設定した「改行モータステップ数カウンタ」を初期化し(S43)、改行モータ駆動回路16に指示を出して改行モータ15の駆動を開始する(S44)。
【0090】
そして、センサの出力値が、ローレベルからハイレベルに変化したか否かを判断し(S45)、センサの出力値が、ローレベルからハイレベルに変化したら、「改行モータステップ数カウンタ」の値を更新(例えば、インクリメント)(S46)し、センサの出力値が、ローレベルからハイレベルに変化したか否かを判断する(S47)。
【0091】
このようにして、センサの出力値が、ローレベルからハイレベルに変化するまで、前記S46の処理から繰り返して行い、センサの出力値が、ローレベルからハイレベルに変化したら、改行モータ15を停止させる(S48)。このようにして前記(x)の値を求めることができる。
【0092】
§7:詳細な処理の説明3・・・図9参照
図9は用紙幅検出処理フローチャートである。以下、図9に基づいて用紙幅検出処理を説明する。この処理は、吸入した用紙をキャリア移動方向に計測した用紙幅(b)を求める処理であり、以下、前記印刷装置をシリアルドットプリンタに適用した場合において、ソフトウェア部19のCPU20がプログラムを実行することで行う処理である。なお、S51〜S64は各処理ステップを示す。
【0093】
先ず、CPU20の指示により、スペースモータ駆動回路14がスペースモータ13を駆動し、キャリア1を左端位置へ移動させ(S51)、左端位置検出センサ17の出力値が、ローレベルからハイレベルに変化したか否かを判断する(S52)。そして、CPU20は、左端位置検出センサ17の出力値が、ローレベルからハイレベルに変化したら、スペースモータ13を停止させ(S53)、メモリ22内に設定した「スペースモータステップ数カウンタ」を初期化する(S55)。
【0094】
次に、CPU20の指示により、スペースモータ駆動回路14がスペースモータ13の駆動を開始する(S55)。そして、センサ3(又はセンサ4)の出力値がローレベルからハイレベルに変化するまで(S57)、前記「スペースモータステップ数カウンタ」の値を更新(例えば、インクリメント)する(S56)。このようにして、センサの出力値がローレベルからハイレベルに変化すると、前記カウンタのカウンタ値をメモリ22内の領域「メモリa」に記憶する(S58)。
【0095】
そして、センサ3(又はセンサ4)の出力値が、ハイレベルからローレベルに変化するまで(S60)、前記「スペースモータステップ数カウンタ」の値を更新(例えば、インクリメント)する(S59)。このようにして、センサの出力値がハイレベルからローレベルに変化したら、スペースモータ13停止させ(S61)、前記カウンタのカウンタ値をメモリ22内の領域「メモリb」に記憶する(S62)。
【0096】
次に、CPU20は、A=メモリb−メモリaの演算を行い(S63)、求めたAを距離に変換して(S64)、処理を終了する。このようにして、前記(b)の値を求めることができる。
【0097】
§8:記録媒体とプログラムの説明
前記印刷装置が行う斜行状態検出処理(ソフトウエア部が行う処理)は、印刷装置内のCPU20がプログラムを実行することにより次のようにして実現する。前記ホスト10にはハードディスク装置が設けてあり、このハードディスク装置の記録媒体(ハードディスク)に、前記斜行状態検出処理を実現するためのプログラムやその他の各種データ等を格納しておく。そして、前記処理を行う場合は、ホスト10内のCPUの制御によりハードディスク装置の記録媒体に格納されている前記プログラムやデータを読み出して、印刷装置11内のメモリ22に転送する。
【0098】
その後、印刷装置内のCPU20が前記メモリ22に格納してあるプログラムの内、必要なプログラムから順次読み出して実行することにより、前記印刷装置11の斜行状態検出処理を行う。なお、前記ハードディスク装置の記録媒体に格納するプログラムは、次のようにして記録(記憶)する。
【0099】
▲1▼:フレキシブルディスク(フロッピィディスク)に格納されているプログラム(他の装置で作成したプログラムデータ)を、ホスト10に設けたフレキシブルディスクドライブ装置により読み取り、ハードディスク装置の記録媒体(ハードディスク)に格納する。
【0100】
▲2▼:光磁気ディスク、或いはCD−ROM等の記憶媒体に格納されているデータを、前記ホスト10に設けたドライブ装置により読み取り、ハードディスク装置の記録媒体(ハードディスク)に格納する。
【0101】
▲3▼:LAN等の通信回線を介して他の装置から伝送されたデータを前記ホスト10で受信し、そのデータをハードディスク装置の記録媒体(ハードディスク)に格納する。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。
(1) :用紙検出用のセンサを増やすことなく、また、規定外の用紙幅の用紙に対しても、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)を、常に正確に算出することが可能である。
【0103】
(2) :計測した値を基に算出した、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)により、吸入した用紙の状態が斜行状態か否かを判定しているため、各用紙に従った、正確な斜行状態検出を行うことが可能になる。
【0104】
(3) :前記従来例1では、用紙の斜行角度αだけで斜行状態か否かを判断していたため、幅が狭い用紙に対しては、小さい斜行であっても斜行状態と判断しているが、幅が広い用紙に対しては、大きい斜行であっても斜行状態と判断できない、というように、用紙の幅により、斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差に、大きな差が出る、という課題があった。
【0105】
これに対して本発明は、どのような用紙に対しても、常に正確な斜行状態の検出を行うことができるので、前記従来例の課題は全て解決できる。
前記効果の外、各請求項に対応した次のような効果がある。
【0106】
(4) :請求項1では、用紙計測手段は、用紙吸入時に2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求め、斜行量検出手段は、用紙計測手段で求めた、2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)、及び吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)と、2つのセンサ間の距離(a)とを基に、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する。
【0107】
そして、斜行状態判定手段は、斜行量検出手段で算出した用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する。
【0108】
このようにすれば、2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求めることで、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を正確に算出することができる。
【0109】
従って、用紙検出用のセンサを増やすことなく、また、規定外の用紙幅の用紙に対しても、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)を算出することが可能である。更に、前記算出した用紙送り量(y)を用いて斜行状態か否かを判定しているため、各用紙に従った、正確な斜行状態検出を行うことが可能になる。
【0110】
(5) :請求項2では、用紙計測手段は、用紙吸入時に、2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求め、斜行量検出手段は、用紙計測手段で求めた、2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、2つのセンサ間の距離(a)と、上位装置から通知された用紙サイズ(d)を基に、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する。そして、斜行状態判定手段は、斜行量検出手段が算出した用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する。
【0111】
このようにすれば、2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求めることで、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を正確に算出することができる。従って、用紙検出用のセンサを増やすことなく、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)を算出することが可能である。更に、前記算出した用紙送り量(y)を用いて斜行状態か否かを判定しているため、各用紙に従った、正確な斜行状態検出を行うことが可能になる。
【0112】
(6) :請求項3では、用紙計測手段は、用紙吸入時に2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求め、斜行量検出手段は、2つのセンサ間の距離(a)と、上位装置から通知された用紙サイズ(d)と、斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)を基に、前記斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)に対するその用紙サイズでの前記2つのセンサで検出すべき用紙送り量の差(x)を算出する。
【0113】
そして、斜行状態判定手段は、斜行量検出手段で算出した用紙送り量の差(算出したx)を、用紙計測手段が測定して求めた、用紙送り量の差(計測したx)と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する。
【0114】
このようにすれば、2つのセンサ間の距離(a)と、上位装置から通知された用紙サイズ(d)と、斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)を基に、前記斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(yの閾値)に対するその用紙サイズでの前記2つのセンサで検出すべき用紙送り量の差(x)を算出することができる。
【0115】
従って、用紙検出用のセンサを増やすことなく、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)を正確に算出することが可能である。更に、前記算出した用紙送り量の差(算出したx)を、計測して求めた、2つのセンサ3、4のそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(計測したx)と比較することで、斜行状態か否かを判断しているので、各用紙に従った、正確な斜行状態検出を行うことが可能になる。
【0116】
(7) :請求項4では、記録媒体のプログラムを実行することにより、用紙吸入時に、2つのセンサのそれぞれを用紙5が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求める手順と、前記手順で求めた、2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)、及び吸入した用紙をキャリア移動方向に計測した用紙幅(b)と、2つのセンサ間の距離(a)とを基に、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する手順と、前記手順で算出した用紙5の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する手順とを行う。
【0117】
このようにすれば、2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求めることで、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を正確に算出することができる。
【0118】
従って、用紙検出用のセンサを増やすことなく、また、規定外の用紙幅の用紙に対しても、各用紙の左端と右端の用紙送り量(y)を算出することが可能である。更に、前記算出した用紙送り量(y)を用いて斜行状態か否かを判定しているため、各用紙に従った、正確な斜行状態検出を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態における印刷装置のブロック図である。
【図3】実施の形態における印刷装置の機構部説明図である。
【図4】実施の形態における処理説明図1である。
【図5】実施の形態における処理説明図2である。
【図6】実施の形態における斜行状態検出処理フローチャート1である。
【図7】実施の形態における斜行状態検出処理フローチャート2である。
【図8】実施の形態における用紙送り量検出処理フローチャートである。
【図9】実施の形態における用紙幅検出処理フローチャートである。
【図10】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 キャリア
2 印字ヘッド
3、4 センサ
5 用紙
6 用紙の上端面
10 ホスト(ホストコンピュータ)
11 印刷装置
12 機構部
13 スペースモータ
14 スペースモータ駆動回路
15 改行モータ
16 改行モータ駆動回路
17 左端位置検出センサ
18 A/Dコンバータ
19 ソフトウェア部
20 CPU
21 ROM
22 メモリ
27 プラテン
28 連帳トラクタ
29 シャフト
30 搬送ベルト
32 用紙計測手段
34 用紙制御手段
35 斜行量検出手段
36 斜行状態判定手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes a carrier that translates along the platen, and two sensors for detecting that the paper has passed are mounted side by side in parallel with the moving direction of the carrier and the paper is sucked into the printing unit. The present invention is used for a printing apparatus (for example, a serial dot printer) that performs automatically, and particularly relates to a printing apparatus having a sheet skew state detection function for stabilizing sheet suction and a recording medium.
[0002]
In recent years, with the widespread use of printing apparatuses, printing media have been diversified and the number of sheets on which various formats have been printed has increased. In such a format-printed paper, characters must be printed accurately on a printed line or in a frame.
[0003]
However, if the paper skews when inhaling the paper, for example, even if characters are printed on the line near the left end of the line, they will be greatly separated near the right end of the line. It becomes. For this reason, there has been a demand for accurate skew detection in accordance with the paper width, especially for paper that has been formatted and printed.
[0004]
[Prior art]
A conventional example will be described below with reference to the drawings.
§1: Description of Conventional Example 1 ... See FIG.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a conventional example. Hereinafter, a conventional example will be described with reference to FIG. In FIG. 10, 1 is a carrier, 2 is a print head, 3 and 4 are sensors mounted on the
[0005]
(A) is the distance between the
[0006]
2. Description of the Related Art Conventionally, in a printing apparatus that includes a carrier that moves in parallel along a platen and has two sensors that detect that the paper has passed side by side in parallel with the carrier moving direction, the
[0007]
As such a skew state detection method, the
[0008]
§2: Description of Conventional Example 2
Conventionally, for example, an image forming apparatus described in JP-A-55-53362 has been known as an example of detecting a skew state of a sheet. In this image forming apparatus, attention is paid to the fact that the feeding start by the oblique feeding (slanting) of the recording material is a cause of the paper jam, and the skew is detected to prevent the occurrence of the jam. is there.
[0009]
For this reason, the image forming apparatus has a plurality of recording material detectors provided in the recording material passage to detect skew feeding of the fed recording material, and one of the detectors operates until the other operates. The image forming apparatus includes control means for detecting skew according to the required time and the recording material size and controlling execution of image formation.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional apparatus as described above has the following problems.
(1): In the conventional example 1, it is determined whether or not the paper is skewed only by the skew angle α of the paper. For this reason, it is determined that the skewed state is small even for a narrow width paper, but the skewed state is determined for a wide width paper even if the skew is large. There is a problem that a large difference appears in the difference in the sheet feeding amount between the left end and the right end, which is determined as the skew state, depending on the sheet width.
[0011]
(2): In the case of selecting the sensor to be used according to the paper width in consideration of the paper width as in the conventional example 2, there arises a problem that the sensor must be increased as the number of types of paper to be used increases. It was. In addition, since the same sensor is used regardless of the sheet width, an amount (threshold value) for judging the skew state can be selected for the sheet size stored in the memory in advance, but is not stored in the memory. For other sheets, an initial value amount (threshold value) is used, or a threshold value in the memory that is close to the sheet size (an amount determined to be a skew state with respect to the sheet size) must be used. There was a problem of not getting. Therefore, there is a problem that the skew state of the sheet cannot be accurately detected.
[0012]
The present invention solves such a conventional problem, and makes it possible to accurately detect a skew state in accordance with each sheet width without increasing the number of sheet detection sensors. With the goal.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
FIG. 1 is an explanatory view of the principle of the present invention, FIG. 1A is an explanatory view of skew state detection processing, and FIG. 1B is an apparatus block diagram. In FIG. 1, 1 is a carrier, 2 is a print head, 3 and 4 are sensors, 5 is paper, 32 is paper measurement means, 35 is skew amount detection means, 36 is skew state determination means, and 34 is paper transport. And a sheet control means for controlling discharge and discharge. In order to achieve the above object, the present invention is configured as follows.
[0014]
(1): A
[0015]
(2): The
[0016]
(3): A
[0017]
(4): A
[0018]
(Function)
The operation of the present invention based on the above configuration will be described with reference to FIG.
(a): Action of (1) above
The sheet measuring means 32 calculates the difference (x) in the sheet feed amount when the
[0019]
After that, the skew
[0020]
In this way, the difference (x) in the sheet feed amount when the
[0021]
Therefore, it is possible to calculate the sheet feed amount (y) at the left end and the right end of each sheet without increasing the number of sensors for detecting the sheet, and even for a sheet with an unspecified width. Further, since it is determined whether or not the skew feeding state is performed using the calculated sheet feed amount (y), it is possible to accurately detect the skew feeding state according to each sheet.
[0022]
(b): Action of (2) above
The sheet measuring means 32 measures and obtains the difference (x) in the sheet feed amount when the
[0023]
After that, the skew
[0024]
In this way, the difference (x) in the sheet feed amount at the time when the
[0025]
(c): Action of (3) above
The sheet measuring means 32 measures and obtains the difference (x) in the sheet feed amount when the
[0026]
Thereafter, the skew feeding
[0027]
In this way, the distance (a) between the two sensors, the paper size (d) notified from the host device, and the difference (y threshold value) between the left and right edge paper feed amounts determined to be in the skew state. Based on this, the difference (x) in the sheet feeding amount to be detected by the two sensors at the sheet size with respect to the difference in the sheet feeding amount between the left end and the right end (threshold value of y) determined as the skew state can be calculated. .
[0028]
Therefore, it is possible to accurately calculate the sheet feed amount (y) at the left end and the right end of each sheet without increasing the sheet detection sensors. Further, the difference in the calculated sheet feed amount (calculated x) is compared with the difference in the sheet feed amount (measured x) when the
[0029]
(d): Action of (4) above
By executing the program of the recording medium, the sheet feed amount difference (x) when the
[0030]
In this way, the difference (x) in the sheet feed amount when the
[0031]
Therefore, it is possible to calculate the sheet feed amount (y) at the left end and the right end of each sheet without increasing the number of sensors for detecting the sheet, and even for a sheet with an unspecified width. Further, since it is determined whether or not the skew feeding state is performed using the calculated sheet feed amount (y), it is possible to accurately detect the skew feeding state according to each sheet.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described in detail below with reference to the drawings.
§1: Description of the configuration of the printing apparatus: See FIGS. 2 and 3
FIG. 2 is a block diagram of the printing apparatus. Hereinafter, the configuration of the printing apparatus will be described with reference to FIGS. In the following example, the printing apparatus is applied to a serial dot printer.
[0033]
(1): Explanation of the entire printing device ... See Fig. 2
The printing apparatus 11 is configured to be connected to a host (host computer such as a personal computer or workstation) 10 for operation. The printing device 11 includes a mechanism unit (printing mechanism unit) 12, a
[0034]
{Circle around (1)} The
[0035]
{Circle around (2)} The
[0036]
{Circle around (3)}
[0037]
{Circle around (4)} The left end
[0038]
(5): The space
{Circle around (6)} The line feed
[0039]
{Circle around (7)} The A / D converter 18 converts the analog signals output from the
{Circle over (8)} The
[0040]
(2): Detailed description of the mechanism part ... See FIG.
3A and 3B are explanatory views of a mechanism part of the printing apparatus, in which FIG. 3A is a side view and FIG. 3B is a plan view. In FIG. 3, 25 and 26 are paper feed rollers, 27 is a platen, 28 is a continuous tractor, 29 is a shaft, and 30 is a conveyor belt.
[0041]
In FIG. 3A, when the
[0042]
In this case, the feed amount of the
[0043]
In FIG. 3B, when the
[0044]
§2: Basic explanation of skew state detection processing ... See FIG.
FIG. 4 is a process explanatory diagram 1. In the printing apparatus configured as described above, when the sheet is inhaled, it is detected whether the inhaled sheet is in a skew state. Hereinafter, basic processing in this case will be described with reference to FIG.
[0045]
In FIG. 4, (a) is the distance between the
[0046]
Hereinafter, in the figure, a case where (x) is a known number and (y) is an unknown number will be described. First, the relationship between the sides of a right triangle whose three sides are (a), (c), and (x) can be expressed by the following equation.
[0047]
(C) 2 = (A) 2 + (X) 2 ... Formula-1
Next, a right triangle with three sides (a), (c) and (x) and a right triangle with three sides (d), (b) and (e) have the same three angles. It turns out that it is a similar form, and the following proportional expression holds.
[0048]
(C) :( x) = (b) :( e) Expression-2
Here, when the expression -2 is expanded, the following expression is obtained, and (e) is obtained.
(E) = (b) (x) / (c) Formula-3
Since the included angle of (a) and (c) is equal to the included angle of (y) and (e), a right triangle having three sides (a), (c) and (x), ( A right triangle having three sides y), (e), and (f) is found to be a similar shape, and the following proportional expression holds.
[0049]
(A) :( c) = (y) :( e) Formula-4
When Formula-4 is expanded, the following formula is obtained, and (y) is obtained.
(Y) = (a) (e) / (c) Formula-5
Substituting Equation-1 and Equation-3 into Equation-5,
(Y) = {(a) (b) (x) / (c)} / (c) = (a) (b) (x) / (c) 2 = (A) (b) (x) / {(a) 2 + (X) 2 } ... Form-6
It becomes. According to Formula-6, the distance (a) between the
[0050]
It can also be seen that the lengths of the sides of the triangle in FIG. 4 have the following proportional relationship.
(C): (x) = (d): (y) Expression-7
When the expression −7 is expanded, the following expression is obtained.
[0051]
(Y) = (d) (x) / (c) Expression-8
Moreover, (c) of said Formula-8 can be represented as follows by expand | deploying said Formula-1.
[0052]
(C) = √ {(a) 2 + (X) 2 } ... Form-9
Here, when substituting equation-9 into equation-8,
(Y) = (d) (x) / (c) = (d) (x) / √ {(a) 2 + (X) 2 } ... Form-10
It becomes.
[0053]
Therefore, according to Equation-10, the distance (a) between the
[0054]
Next, a case where (y) is a known number and (x) is an unknown number will be described.
In FIG. 4, the relationship between the sides of a right triangle whose three sides are (d), (g), and (y) can be expressed by the following equation.
[0055]
(G) = √ {(d) 2 -(Y) 2 } Formula-11
Next, a right triangle with three sides (a), (c), (x) and a right triangle with three sides (g), (d), (y) are similar because the three angles are equal. It turns out that it is a shape, and the following proportional expression holds.
[0056]
(A): (x) = (g): (y) Formula-12
When the formula-12 is expanded, the following formula is established.
(X) = (a) (y) / (g) Expression -13
Here, when the equation-11 is substituted into the equation-13,
(X) = (a) (y) / (g) = (a) (y) / √ {(d) 2 -(Y) 2 } ... Formula-14
It becomes.
[0057]
Accordingly, based on the distance (a) between the
[0058]
§3: Description of skew state detection processing ... See FIG.
FIG. 5 is an explanatory diagram 2 of the processing. FIG. 5 shows an example in which A4 portrait paper, A3 portrait paper, and A3 landscape paper are used as printing paper. Paper feed at the time when the
[0059]
Hereinafter, an example of skew state detection processing in the printing apparatus having the above-described configuration will be described with reference to FIG. The following processes are all performed by the
[0060]
(1): Explanation of processing example 1
In the processing example 1, when the sheet is sucked, the difference (x) in the sheet feeding amount when the
[0061]
In this case, the difference (x) in the sheet feed amount when the
[0062]
The sheet width (b) of the sucked sheet in the carrier movement direction is determined by detecting the left end position of the sheet by the
[0063]
Next, the difference (x) in the sheet feeding amount when the
[0064]
In this way, the difference (x) in the sheet feed amount when the
[0065]
Therefore, as shown in FIG. 5, the sheet feed amount (y) at the left end and the right end of each sheet is calculated without increasing the sheet detection sensor and also for a sheet with an unspecified sheet width. Is possible. Further, since it is determined whether or not the skew feeding state is performed using the calculated sheet feed amount (y), it is possible to accurately detect the skew feeding state according to each sheet.
[0066]
(2): Explanation of processing example 2
In the processing example 2, when the sheet is inhaled, the difference (x) in the sheet feeding amount at the time when the
[0067]
In this way, the difference (x) in the sheet feed amount at the time when the
[0068]
(3): Explanation of processing example 3
In processing example 3, when the sheet is inhaled, the difference (x) in the sheet feed amount at the time when the
[0069]
In this way, the distance (a) between the two sensors, the paper size (d) notified from the host 10, and the difference (y threshold value) between the left and right edge paper feed amounts determined to be in the skew state. Based on this, the difference (x) in the sheet feeding amount to be detected by the two sensors at the sheet size with respect to the difference in the sheet feeding amount between the left end and the right end (threshold value of y) determined as the skew state can be calculated. .
[0070]
Therefore, it is possible to accurately calculate the sheet feed amount (y) at the left end and the right end of each sheet without increasing the number of sheets detecting sensors. Further, the difference in the calculated sheet feed amount (calculated x) is compared with the difference in the sheet feed amount (measured x) when the
[0071]
§4: Detailed explanation of sheet skew
FIG. 6 is a skew state
[0072]
First, when the
[0073]
Thereafter, until the
[0074]
Thereafter, the conveyance of the
[0075]
In this case, in the process of S9, the
As described above, the V stored in the
[0076]
That is, the difference (y) in the sheet feed amount between the left end and the right end of the sheet is the difference (y) in the sheet feed amount between the left end and the right end of the sheet = {distance between the
[0077]
Next, the difference (y) in the sheet feed amount between the left end and the right end of the sheet obtained in the process of S11 is compared with, for example, a threshold value (threshold value for determining skew) set in advance in the
[0078]
However, if the difference (y) in the sheet feed amount between the left end and the right end of the sheet is equal to or greater than the threshold value, the sucked
[0079]
§5: Detailed description of the skew state detection process of the
FIG. 7 is a
[0080]
First, the
[0081]
Thereafter, the
[0082]
Next, when the sensor 4 (or sensor 3) passes through the
[0083]
Next, the actual sheet width (d), the distance (a) between the
[0084]
That is, (the difference between the sheet feed amounts of the
[0085]
Next, the difference between the sheet feed amounts of the
[0086]
Further, as a result of the process of S31, V 1 And V 2 Difference (V 2 -V 1 ) Is equal to or greater than the value calculated in the process of S30, the sucked
[0087]
In the processing, the paper size notified from the host 10 includes “paper size designation information” transmitted from the host 10 or “paper size designation information” set from the operator panel.
[0088]
§6: Detailed processing
FIG. 8 is a flowchart of the paper feed amount detection process. Hereinafter, the paper feed amount detection process will be described with reference to FIG. This process is a process for obtaining the value of the paper feed amount (x) from when the paper passes through one sensor until the paper passes through the other sensor, and the printing apparatus is applied to a serial dot printer. In this case, the processing is performed by the
[0089]
First, in accordance with an instruction from the
[0090]
Then, it is determined whether or not the output value of the sensor has changed from the low level to the high level (S45). If the output value of the sensor has changed from the low level to the high level, the value of the “line feed motor step number counter” Is updated (for example, incremented) (S46), and it is determined whether or not the output value of the sensor has changed from the low level to the high level (S47).
[0091]
In this way, the process of S46 is repeated until the sensor output value changes from the low level to the high level. When the sensor output value changes from the low level to the high level, the
[0092]
§7: Detailed processing
FIG. 9 is a flowchart of the sheet width detection process. Hereinafter, the paper width detection process will be described with reference to FIG. This process is a process for obtaining the sheet width (b) obtained by measuring the sucked sheet in the carrier movement direction. Hereinafter, when the printing apparatus is applied to a serial dot printer, the
[0093]
First, in accordance with an instruction from the
[0094]
Next, the space
[0095]
Then, the value of the “space motor step number counter” is updated (for example, incremented) until the output value of the sensor 3 (or sensor 4) changes from the high level to the low level (S60) (S59). Thus, when the output value of the sensor changes from the high level to the low level, the
[0096]
Next, the
[0097]
§8: Description of recording medium and program
The skew state detection process (process performed by the software unit) performed by the printing apparatus is realized as follows by the
[0098]
Thereafter, the
[0099]
(1): A program (program data created by another device) stored on a flexible disk (floppy disk) is read by a flexible disk drive device provided in the host 10 and stored in a recording medium (hard disk) of the hard disk device. To do.
[0100]
{Circle around (2)}: Data stored in a storage medium such as a magneto-optical disk or CD-ROM is read by a drive device provided in the host 10 and stored in a recording medium (hard disk) of the hard disk device.
[0101]
(3): The host 10 receives data transmitted from another device via a communication line such as a LAN, and stores the data in a recording medium (hard disk) of the hard disk device.
[0102]
【The invention's effect】
As described above, the present invention has the following effects.
(1): The paper feed amount (y) at the left and right edges of each paper can always be accurately calculated without increasing the number of paper detection sensors and even for paper with an unspecified paper width. It is.
[0103]
(2): Because the difference (y) in the paper feed amount between the left edge and the right edge of the paper calculated based on the measured value determines whether the state of the sucked paper is skewed or not, Accordingly, accurate skew state detection can be performed.
[0104]
(3): In the conventional example 1, since it is determined whether or not the skew state is determined only by the skew angle α of the sheet, even if the skew is small, the skew state is determined. Judging, but for wide paper, even if it is a large skew, it cannot be judged to be in a skewed state. There was a problem that there was a big difference in the difference.
[0105]
On the other hand, the present invention can always detect the skew state accurately on any paper, and thus can solve all the problems of the conventional example.
In addition to the above effects, there are the following effects corresponding to each claim.
[0106]
(4): In
[0107]
Then, the skew state determination unit compares the difference (y) between the sheet feed amount between the left end and the right end of the sheet calculated by the skew amount detection unit with a preset threshold value, so that the sheet at the time of suction is in the skew state. It is determined whether or not.
[0108]
In this way, by measuring and obtaining the difference (x) in the sheet feed amount when the sheet passes through each of the two sensors and the sheet width (b) in the carrier movement direction of the sucked sheet, It is possible to accurately calculate the difference (y) in the sheet feed amount between the left end and the right end.
[0109]
Therefore, it is possible to calculate the sheet feed amount (y) at the left end and the right end of each sheet without increasing the number of sensors for detecting the sheet, and even for a sheet with an unspecified width. Further, since it is determined whether or not the skew feeding state is performed using the calculated sheet feed amount (y), it is possible to accurately detect the skew feeding state according to each sheet.
[0110]
(5): In
[0111]
In this way, the difference (y) between the left edge and the right edge of the paper is accurately calculated by measuring and obtaining the difference (x) in the paper feed amount when the paper passes through each of the two sensors. can do. Accordingly, it is possible to calculate the sheet feed amount (y) at the left end and the right end of each sheet without increasing the sheet detection sensors. Further, since it is determined whether or not the skew feeding state is performed using the calculated sheet feed amount (y), it is possible to accurately detect the skew feeding state according to each sheet.
[0112]
(6): In
[0113]
Then, the skew state determination unit compares the difference (calculated x) in the sheet feed amount calculated by the skew amount detection unit with the difference (measured x) in the sheet feed amount obtained by measurement by the sheet measuring unit. Thus, it is determined whether or not the sheet at the time of inhalation is in a skew state.
[0114]
In this way, the distance (a) between the two sensors, the paper size (d) notified from the host device, and the difference (y threshold value) between the left and right edge paper feed amounts determined to be in the skew state. Based on this, the difference (x) in the sheet feeding amount to be detected by the two sensors at the sheet size with respect to the difference in the sheet feeding amount between the left end and the right end (threshold value of y) determined as the skew state can be calculated. .
[0115]
Therefore, it is possible to accurately calculate the sheet feed amount (y) at the left end and the right end of each sheet without increasing the sheet detection sensors. Further, the difference in the calculated sheet feed amount (calculated x) is compared with the difference in the sheet feed amount (measured x) when the
[0116]
(7): In
[0117]
In this way, by measuring and obtaining the difference (x) in the sheet feed amount when the sheet passes through each of the two sensors and the sheet width (b) in the carrier movement direction of the sucked sheet, It is possible to accurately calculate the difference (y) in the sheet feed amount between the left end and the right end.
[0118]
Therefore, it is possible to calculate the sheet feed amount (y) at the left end and the right end of each sheet without increasing the number of sensors for detecting the sheet, and even for a sheet with an unspecified width. Further, since it is determined whether or not the skew feeding state is performed using the calculated sheet feed amount (y), it is possible to accurately detect the skew feeding state according to each sheet.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating the principle of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a printing apparatus according to the embodiment.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a mechanism unit of the printing apparatus according to the embodiment.
FIG. 4 is a process explanatory diagram 1 according to the embodiment;
FIG. 5 is a process explanatory diagram 2 according to the embodiment;
FIG. 6 is a skew state
FIG. 7 is a skew state
FIG. 8 is a flowchart of a paper feed amount detection process in the embodiment.
FIG. 9 is a flowchart of paper width detection processing in the embodiment.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Career
2 Print head
3, 4 sensor
5 paper
6 Top edge of paper
10 Host (host computer)
11 Printing device
12 Mechanism part
13 Space motor
14 Space motor drive circuit
15 Line feed motor
16 Line feed motor drive circuit
17 Left end position detection sensor
18 A / D converter
19 Software Department
20 CPU
21 ROM
22 memory
27 Platen
28 Continuous tractor
29 Shaft
30 Conveyor belt
32 Paper measuring means
34 Paper control means
35 Skew amount detection means
36 Skew state determination means
Claims (4)
用紙吸入時に、前記2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求める用紙計測手段と、
前記用紙計測手段で求めた、2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)、及び吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)と、2つのセンサ間の距離(a)とを基に、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する斜行量検出手段と、
前記斜行量検出手段で算出した用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する斜行状態判定手段を備えていることを特徴とする印刷装置。When a carrier that moves in parallel along the platen is provided, two sensors for detecting that the paper has passed are mounted in parallel with the moving direction of the carrier, and when the paper passes through each of the two sensors. In a printing apparatus that detects a skew state at the time of paper inhalation based on a difference (x) in paper feed amount of
A sheet measuring means for measuring a sheet feeding amount difference (x) when the sheet passes through each of the two sensors and measuring a sheet width (b) in the carrier movement direction of the sucked sheet when the sheet is sucked;
The difference (x) in the sheet feed amount when the sheet passes through each of the two sensors, the sheet width (b) in the carrier movement direction of the sucked sheet, and the distance between the two sensors. A skew amount detecting means for calculating a difference (y) between the paper feed amounts of the left end and the right end of the paper based on (a);
By comparing the difference (y) in the sheet feed amount between the left end and the right end of the sheet calculated by the skew amount detecting means with a preset threshold value, it is determined whether or not the sheet during inhalation is in the skew state. A printing apparatus comprising skew state determination means.
用紙吸入時に、前記2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求める用紙計測手段と、
前記用紙計測手段で求めた、2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、2つのセンサ間の距離(a)と、上位装置から通知された用紙サイズ(d)を基に、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する斜行量検出手段と、
前記斜行量検出手段が算出した用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する斜行状態判定手段を備えていることを特徴とした印刷装置。When a carrier that moves in parallel along the platen is provided, two sensors for detecting that the paper has passed are mounted in parallel with the moving direction of the carrier, and when the paper passes through each of the two sensors. In a printing apparatus that detects a skew state at the time of paper inhalation based on a difference (x) in paper feed amount of
A paper measuring means for measuring and obtaining a difference (x) in a paper feed amount when the paper passes through each of the two sensors when the paper is inhaled;
The difference (x) in the paper feed amount when the paper passes through each of the two sensors, the distance (a) between the two sensors, and the paper size (d) notified from the host device. ) Based on the skew amount detection means for calculating the difference (y) in the paper feed amount between the left edge and the right edge of the paper,
By comparing the difference (y) in the sheet feed amount between the left end and the right end of the sheet calculated by the skew amount detecting means with a preset threshold value, it is determined whether or not the sheet during inhalation is in the skew state. A printing apparatus comprising skew state determination means.
用紙吸入時に、前記2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)を計測して求める用紙計測手段と、
前記2つのセンサ間の距離(a)と、上位装置から通知された用紙サイズ(d)と、斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(y)を基に、前記斜行状態と判断する左端と右端の用紙送り量の差(y)に対するその用紙サイズでの前記2つのセンサで検出すべき用紙送り量の差(x)を算出する斜行量検出手段と、
前記斜行量検出手段で算出した用紙送り量の差(x)を、前記用紙計測手段が計測して求めた、用紙送り量の差(x)と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する斜行状態判定手段を備えていることを特徴とした印刷装置。When a carrier that moves in parallel along the platen is provided, two sensors for detecting that the paper has passed are mounted in parallel with the moving direction of the carrier, and when the paper passes through each of the two sensors. In a printing apparatus that detects a skew state at the time of paper inhalation based on a difference (x) in paper feed amount of
A paper measuring means for measuring and obtaining a difference (x) in a paper feed amount when the paper passes through each of the two sensors when the paper is inhaled;
Based on the distance (a) between the two sensors, the paper size (d) notified from the host device, and the difference (y) in the paper feed amount between the left end and the right end determined as the skew state, the skew state Skew amount detecting means for calculating a difference (x) in paper feed amount to be detected by the two sensors at the paper size with respect to a difference (y) in paper feed amount between the left end and the right end to be determined.
By comparing the difference (x) in the sheet feed amount calculated by the skew amount detection means with the difference (x) in the sheet feed amount measured by the sheet measuring means, the sheet at the time of inhalation is skewed. A printing apparatus comprising skew state determination means for determining whether or not
用紙吸入時に、前記2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)と、吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)を計測して求める手順と、
前記手順で求めた、2つのセンサのそれぞれを用紙が通過した時点の用紙送り量の差(x)、及び吸入した用紙のキャリア移動方向の用紙幅(b)と、2つのセンサ間の距離(a)とを基に、用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を算出する手順と、
前記手順で算出した用紙の左端と右端の用紙送り量の差(y)を、予め設定した閾値と比較することで、吸入時の用紙が斜行状態であるか否かを判定する手順と、
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。When a carrier that moves in parallel along the platen is provided, two sensors for detecting that the paper has passed are mounted in parallel with the moving direction of the carrier, and when the paper passes through each of the two sensors. In the printing device that detects the skew state at the time of paper inhalation by the difference (x) in the paper feed amount of
A procedure for measuring and obtaining a difference (x) in a sheet feed amount when a sheet passes through each of the two sensors and a sheet width (b) in the carrier movement direction of the sucked sheet when the sheet is sucked;
The difference (x) in the sheet feed amount when the sheet passes through each of the two sensors obtained in the above procedure, the sheet width (b) in the carrier movement direction of the sucked sheet, and the distance (a ) To calculate the difference (y) in the paper feed amount between the left edge and the right edge of the paper,
A procedure for determining whether or not the sheet at the time of inhalation is skewed by comparing the difference (y) between the sheet feed amounts of the left end and the right end of the sheet calculated in the above procedure with a preset threshold;
The computer-readable recording medium which recorded the program for performing this.
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