JP3926553B2 - Airbag grid structure for vehicles - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車等の車両に設けられる車両用エアバッグリッド部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両には、緊急時の安全手段としてエアバッグ装置を備えたものがある。
【0003】
例えば、特開平9−150696号公報に記載されたエアバッグ装置1は、図8に示すように、自動車のフロントウインドウガラス2の下方に位置する助手席側のインストルメントパネル3の上面に形成された開口4の部分に設置される。
【0004】
上記エアバッグ装置1は、前記開口4の周縁部に係止爪5を係止させて嵌合保持可能な樹脂製のエアバッグリッド6を備えていると共に、エアバッグリッド6の裏面側から突設された脚部7に形成された長孔状のフック係止孔8に対して挿入・係止可能なリッド取付フック9を有するエアバッグモジュール10を備えている。
【0005】
そして、このエアバッグモジュール10は、圧力気体を噴出する筒状のインフレータ11と、インフレータ11から噴出された圧力気体によって車室内乗員側へ膨出するエアバッグ本体12とを収納するモジュール容器13を備えている。なお、エアバッグ本体12は折り畳まれた状態でモジュール容器13に収容されている。このモジュール容器13は、ステアリングサポートメンバ等の図示しない車体側メンバへブラケット14及びボルト15を用いて締結固定される。
【0006】
そして、エアバッグリッド6の裏面には、例えば、図9に示すように、平面視略H形状をした開裂線18が形成されている。そして、エアバッグ本体12が膨張した時の押圧力によってこの開裂線18が開裂し、脚部7の根本部をヒンジ部19として開裂線18で画成されたリッド体20が矢印イ,ロで示すように互いに離反する方向へ開く(観音開きとなる)ことにより、エアバッグ本体12の膨出開口が形成される(実際には開いたときに形成される)ようになっている。
【0007】
また、エアバッグリッド6の一般部は、縦横の補強リブ21,22によって補強されているが、この補強リブ21,22のうち脚部7を隔ててヒンジ部19沿いに設けられる縦の補強リブ21は、ヒンジ部19の延設方向と直交する方向へ延設されている。
【0008】
このような構成によれば、インフレータ11が作動すると、このインフレータ11から噴出される圧力気体が、エアバッグ本体12内へと導入される。
【0009】
エアバッグ本体12は、この圧力気体の導入に伴って膨張し、この膨張の圧力により先ずエアバッグリッド6の一部がH形状の開裂線18に沿って開裂され、ヒンジ部19を中心としてリッド体20が矢印イ,ロで示すように互いに離反する方向へ開くことにより、膨出開口が形成されると同時に、この膨出開口からエアバッグ本体12が、車体斜め後方(車室内乗員側)へ向かって膨出する。これによって、エアバッグ本体12は定位置に着座している助手席側の乗員の頭部等を受け止め、頭部等がインストルメントパネル3等に当接しないように保護する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車両用エアバッグリッド部構造では、エアバッグ本体12に押されてリッド体20が開く際に、ヒンジ部19にはヒンジ部19に沿った直線的な応力ではなくヒンジ部19からズレた曲線的な応力が発生するので、ヒンジ部19が延設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がるようにするために、ヒンジ部19を脚部7の根本部によって補強及び案内するようにしていた。しかし、エアバッグリッド6とエアバッグモジュール10とを直接連結しない分離タイプのエアバッグ装置1の場合には、脚部7に相当する部分がないので、ヒンジ部19が延設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がるようにするための手段が別途必要となるという問題があった。
【0011】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、リッド体が開く際にヒンジ部がうまく直線的に折れ曲がり得るようにした車両用エアバッグリッド部構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、エアバッグリッドの裏面にエアバッグ本体の膨出開口及び該膨出開口を塞ぐリッド体を画成する開裂線及び前記リッド体が開く中心となるヒンジ部を形成すると共に、前記エアバッグリッドの裏面に該エアバッグリッドを補強する補強リブを形成した車両用エアバッグリッド部構造において、前記補強リブのうち、前記ヒンジ部の近傍に設けられる補強リブを、前記リッド体の開放時におけるヒンジ部の応力曲線に略直交配置したことを特徴としている。
【0013】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、エアバッグリッドの裏面に形成される補強リブのうち、少なくとも一方のヒンジ部近傍に設けられる補強リブを、前記リッド体の開放時におけるヒンジ部の応力曲線に略直交配置したことにより、エアバッグ本体に押されてリッド体が開く際にヒンジ部に発生する曲線的な応力を上記傾斜配置された補強リブが受けて緩和するように機能するので、ヒンジ部は延設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がることができる。
【0014】
また、エアバッグリッドを補強する補強リブの配置を工夫することのみによって、ヒンジ部が延設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がるように構成しているので、そのための特別な手段を不要とすることができ、コストアップを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図示例と共に説明する。
【0016】
図1〜図7は、この発明の実施の形態を示すものである。
【0017】
先ず、構成を説明すると、自動車等の車両における車室の前部でかつフロントウインドウガラス25の下部には図1に示すようなインストルメントパネル26が設けられている。このインストルメントパネル26にはエアバッグ膨出用開口27が形成されている。そして、このインストルメントパネル26に対し、エアバッグ膨出用開口27を塞ぐエアバッグリッド28と、エアバッグモジュール29とからなるエアバッグ装置30が取付けられる。
【0018】
上記インストルメントパネル26は、例えば、表面に適宜絞加工を施した芯材のみからなるハードパネルとなっている。
【0019】
上記エアバッグリッド28は、上記インストルメントパネル26の助手席側略半分の領域を覆う大きさを有する、インストルメントパネル26とは別体の弾性部分パットとされており、例えば、TEO製の表皮層31とPEF製の発泡層32とTEO製のバッキング層33とからなる多層ラミネートシート材34の裏面にTPO製の芯材35を一体化した構造を備えている。エアバッグリッド28は、予めエアバッグリッド28の形状に成形された多層ラミネートシート材34を図示しない射出成形型へ入れて裏面に芯材35を射出成形することによって形成される。
【0020】
このエアバッグリッド28には、図2に示すように、側部にベンチレータ用開口36が形成されている。そして、エアバッグリッド28の裏面には、エアバッグ本体が膨出する膨出開口及びこの膨出開口を塞ぐリッド体37を画成する開裂線38が形成されている。この開裂線38は、例えば、平面視略H字形状、又は、平面視略U字形状をしている(図2では平面視略H字形状となっている)。なお、開裂線38を平面視略H字形状とした場合には、リッド体37は二枚形成されることとなる。また、開裂線38を平面視略U字形状とした場合には、リッド体37は一枚形成されることとなる。
【0021】
この平面視略H字形状の開裂線38は、図3に示すように、比較的広くて浅い凹溝39と、この凹溝39に形成された切込40とで構成されている。この切込40は、図4(a)に示すように、予めティーチングされた工業用多関節ロボットによって多層ラミネートシート材34のバッキング層33に達しない深さとなるように芯材35側からレーザー加工される。そして、切込40のうち横開裂線部41,42は、二箇所の不連続部43によって三分割されており、図4(b)に示すように、中央の横開裂線部42のみ更にバッキング層33の中間部に達する深さとなるようナイフ加工される。また、開裂線38における凹溝39の横開裂線部42と縦開裂線部44とのコーナー部は、図5に示すように、三角形状に面取り(面取部45)されている。そして、縦開裂線部44の両端部は横開裂線部42と略平行な方向へ向くように屈曲されている。この縦開裂線部44の対向する両端部間を結ぶようにヒンジ部46が形成されている。このヒンジ部46はV溝となっている。また、縦開裂線部44の両端部には、ヒンジ部46の凹溝39からV溝に移行するための徐変部47が形成されている。そして、凹溝39と三角形状の面取り部分とヒンジ部46のV溝とは、上記の射出成形型に突起を設けることにより、芯材35の射出成形時に形成されるようになっている。
【0022】
また、図2に示すように、エアバッグリッド28の裏面には、膨出開口の外方に縦横の補強リブ50,51が多数形成されている。また、エアバッグリッド28の裏面には、ボルト固定用のボス52が複数突設形成されている。
【0023】
上記エアバッグリッド28は、インストルメントパネル26の表面側にエアバッグ膨出用開口27を塞ぐように当接された状態で裏面側からボルト53で固定されている。このボルト53はエアバッグリッド28の裏面から突設されたボス52部に螺着される。また、インストルメントパネル26の裏面側には、エアバッグ膨出用開口27の周囲に、金属製の枠状をした補強部材54が上記ボルト53によって共締めされている。この補強部材54には、リッド体37の裏面側にてリッド体37と対応するドア部55を有する金属製のドア部材56が取付けられている。ドア部55には補強用のビード57が形成されている。このビード57は、好ましくは、図6に示すように、ループ状に形成する。図6では、ビード57は、横開裂線部42に沿った部分が凹形状部58となっている。また、ヒンジ部46に沿った部分がヒンジ部46と平行な直線形状部59となっている。
【0024】
一方、上記エアバッグモジュール29は、圧力気体を噴出するインフレータと、インフレータからの圧力気体によって展開するエアバッグ本体とを収納したものである。このエアバッグモジュール29は、その開口端側(上部)をエアバッグリッド28とは連結せずに分離した状態で配置されている。また、エアバッグモジュール29の開口端側とは略反対側(下部)にはブラケット60が取付けられ、このブラケット60をステアリングサポートメンバ等の車体側メンバ61にボルト、ナットを用いて固定される。
【0025】
この実施の形態では、図2に示すように、上記縦横の補強リブ50,51のうち、少なくとも一方のヒンジ部46の近傍に設けられる縦の補強リブ50を、リッド体の開放時におけるヒンジ部の応力曲線に略直交するようにそれぞれ配置する。
【0026】
即ち、先ず、ヒンジ部46の二等分位置にある補強リブ50はヒンジ部46の延設方向と略直交する通常の縦補強リブ65とする。そして、残りの上記縦の補強リブ50を縦補強リブ65に対して傾斜した傾斜縦補強リブ66とする。この傾斜縦補強リブ66は、縦補強リブ65を中心として外方へ傾斜させるようにする。即ち、ヒンジ部46から離れるに従いヒンジ部46の外方へ拡がるように配置する。この際、縦補強リブ65に近い傾斜縦補強リブ66は傾斜角度が小さくなり、縦補強リブ65から遠い傾斜縦補強リブ66は傾斜角度が大きくなるようにする。なお、図2では傾斜縦補強リブ66の傾斜角度は1本又は複数本ずつ変えるようにしている。
【0027】
なお、図2の場合、上記構造はエアバッグリッド28の端縁との間の距離が長いため強度確保が難しい反フロントウインドウガラス側67のヒンジ部46に対して適用している。なお、フロントウインドウガラス側68のヒンジ部46に対してはエアバッグリッド28の端縁との間の距離が短いため強度確保が容易なので特に上記構成は採用していない。代わりに、上記傾斜縦補強リブ66を設けなかった膨出開口の周囲三方には、囲い状の補強リブ69を形成している。
【0028】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0029】
インフレータが作動すると、このインフレータから圧力気体が噴出され、エアバッグ本体内へと圧力気体が導入される。
【0030】
エアバッグ本体は、この圧力気体の導入に伴って膨張し、この膨張の圧力により、先ず、ドア部材56のドア部55が押され、ドア部55によってエアバッグリッド28のリッド体37の部分が押されて、エアバッグリッド28が開裂線38に沿って開裂されリッド体37が開いて膨出開口が形成されると同時に、この膨出開口からエアバッグ本体が、車体斜め後方(車室内乗員側)へ向かって膨出する。これによって、エアバッグ本体は定位置に着座している助手席側の乗員の頭部等を受け止め、頭部等がインストルメントパネル26等に当接しないように保護する。
【0031】
この実施の形態によれば、エアバッグリッド28の裏面に形成される縦横の補強リブ50,51のうち、少なくとも一方のヒンジ部46近傍に設けられる補強リブ(傾斜縦補強リブ66)を、ヒンジ部46から離れるに従いヒンジ部46の外方へ拡がるように傾斜配置したことにより、エアバッグ本体に押されてリッド体37が開く際にヒンジ部46に発生する曲線的な応力を上記傾斜配置された補強リブ(傾斜縦補強リブ66)が受けて緩和するように機能するので、ヒンジ部46は延設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がることができる。
【0032】
そして、エアバッグリッド28を補強する補強リブ(傾斜縦補強リブ66)の配置を工夫することのみによって、ヒンジ部46が延設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がるように構成しているので、そのための特別な手段を不要とすることができ、コストアップを防止することができる。
【0033】
また、開裂線38の切込40のうち横開裂線部42を、二箇所の不連続部43によって三分割することにより、横開裂線部42の強度を僅かに上げて、エアバッグリッド28のベコ付き防止と、横開裂線部42の切れ易さの確保との両立を図ることができる。
【0034】
そして、中央の横開裂線部42のみをバッキング層33の中間に達する深さとして部分的に強度を下げることにより、開裂線38における開裂起点を設定し、かつ、この部分の多層ラミネートシート材34の強度を弱めないようにすることができる。
【0035】
開裂線38における凹溝39の横開裂線部42と縦開裂線部44とのコーナー部を三角形状に面取りする(面取部45)ことにより、展開中のエアバッグ本体が上記コーナー部にこすれた場合でも、エアバッグ本体が破れることが防止される。
【0036】
加えて、ドア部55に形成したビード57の横開裂線部42に沿った部分を凹形状部58とすることにより、ドア部55の中央の強度を弱くかつドア部55の両サイドの強度を強く設定することができる。これにより、エアバッグリッド28の開裂を中央の横開裂線部42から安定して起こさせることができる。また、ドア部55に形成したビード57のヒンジ部46に沿った部分をヒンジ部46と平行な直線形状部59とすることにより、ヒンジ部46が折れ曲がる際に、ヒンジ部46が延設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がるように案内することができる。
【0037】
更に、ヒンジ部46をV溝とすることにより、リッド体37が開く際に、ヒンジ部46が或る程度折れ曲がった時点で、ヒンジ部46を破断分離させることができる。このようにヒンジ部46が破断分離されると、リッド体37が多層ラミネートシート材34でつながった状態となるため、膨出開口をうまく出現させることができる。
【0038】
【変形例】
図7は実施の形態の変形例であり、ヒンジ部46の近傍に設けられる補強リブ50(縦補強リブ65及び傾斜縦補強リブ66)を、ヒンジ部46が折れ曲がる際に発生する応力曲線70と略直交するような傾斜配置としている。
【0039】
このように、ヒンジ部46の近傍に設けられる補強リブ50(縦補強リブ65及び傾斜縦補強リブ66)を、ヒンジ部46が折れ曲がる際に発生する応力曲線70と略直交するような傾斜配置とすることにより、上記応力を最も効果的に緩和することが可能となる。よって、ヒンジ部46が延設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がる機能が向上され、補強リブ50,51をより簡素なものとすることが可能となる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、エアバッグリッドの裏面に形成される補強リブのうち、少なくとも一方のヒンジ部近傍に設けられる補強リブを、前記リッド体の開放時におけるヒンジ部の応力曲線に略直交配置したことにより、エアバッグ本体に押されてリッド体が開く際にヒンジ部に発生する曲線的な応力を上記傾斜配置された補強リブが受けて緩和するように機能するので、ヒンジ部は延設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がることができる。また、エアバッグリッドを補強する補強リブの配置を工夫することのみによって、ヒンジ部が延設方向に沿ってうまく直線的に折れ曲がるように構成しているので、そのための特別な手段を不要とすることができ、コストアップを防止することができる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の側方断面図である。
【図2】図1のエアバッグリッドの背面図である。
【図3】図2の開裂線の拡大図である。
【図4】(a)(b)開裂線分の断面図である。
【図5】開裂線のコーナー部の斜視図である。
【図6】ドア部の部分概略平面図である。
【図7】実施の形態の変形例を示す傾斜縦補強リブ部分の背面図である。
【図8】従来例の側方断面図である。
【図9】図8のエアバッグリッドの背面図である。
【符号の説明】
28 エアバッグリッド
37 リッド体
38 開裂線
46 ヒンジ部
50 補強リブ
51 補強リブ
65 縦補強リブ
66 傾斜縦補強リブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle airbag grid structure provided in a vehicle such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
Some vehicles such as automobiles have an airbag device as a safety means in an emergency.
[0003]
For example, as shown in FIG. 8, an airbag apparatus 1 described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-150696 is formed on the upper surface of an instrument panel 3 on the passenger seat side that is located below a front window glass 2 of an automobile. It is installed at the portion of the
[0004]
The airbag device 1 is provided with a resin-made
[0005]
The
[0006]
Further, for example, as shown in FIG. 9, a
[0007]
The general portion of the
[0008]
According to such a configuration, when the
[0009]
The airbag
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional air bag grid part structure for a vehicle, when the
[0011]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a vehicle airbag grid structure in which the above-mentioned problems are solved and the hinge part can be bent well and linearly when the lid body is opened.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, in the invention described in claim 1, the tear line defining the inflation opening of the airbag body and the lid body closing the inflation opening on the back surface of the airbag grid and the lid body are provided. In the vehicle airbag grid structure in which a hinge portion serving as a center to be opened is formed and a reinforcing rib for reinforcing the airbag grid is formed on the back surface of the airbag grid, the reinforcing rib is provided in the vicinity of the hinge portion. The reinforcing rib is characterized by being arranged substantially orthogonal to the stress curve of the hinge portion when the lid body is opened.
[0013]
According to the invention according to claim 1 configured as described above, among the reinforcing ribs formed on the back surface of the airbag grid, the reinforcing rib provided in the vicinity of at least one hinge portion is used as a hinge when the lid body is opened. Because it is placed almost perpendicular to the stress curve of the part, it functions to relieve the inclined reinforcing ribs that receive the curvilinear stress generated in the hinge when the lid body is pushed by the airbag body. Therefore, the hinge portion can be bent well along the extending direction.
[0014]
In addition, the hinge part is configured to bend in a straight line along the extending direction only by devising the arrangement of reinforcing ribs that reinforce the air bag grid. And cost increase can be prevented.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments of the present invention will be described together with illustrated examples.
[0016]
1 to 7 show an embodiment of the present invention.
[0017]
First, the configuration will be described. An
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
As shown in FIG. 2, the
[0021]
As shown in FIG. 3, the
[0022]
As shown in FIG. 2, a large number of vertical and horizontal reinforcing
[0023]
The
[0024]
On the other hand, the
[0025]
In this embodiment, as shown in FIG. 2, among the vertical and horizontal reinforcing
[0026]
That is, first, the reinforcing
[0027]
In the case of FIG. 2, the above structure is applied to the
[0028]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0029]
When the inflator is activated, the pressure gas is ejected from the inflator, and the pressure gas is introduced into the airbag body.
[0030]
The airbag body is inflated with the introduction of the pressure gas, and the pressure of the inflation first pushes the
[0031]
According to this embodiment, among the vertical and horizontal reinforcing
[0032]
Since the
[0033]
Further, the transverse
[0034]
Then, by lowering the strength partially by setting only the central lateral
[0035]
By chamfering the corner portion of the lateral
[0036]
In addition, by making the portion along the lateral
[0037]
Furthermore, by making the
[0038]
[Modification]
FIG. 7 shows a modification of the embodiment. The reinforcing ribs 50 (vertical reinforcing
[0039]
In this manner, the reinforcing ribs 50 (the vertical reinforcing
[0040]
【The invention's effect】
As described above, according to the invention of claim 1, among the reinforcing ribs formed on the back surface of the airbag grid, the reinforcing rib provided in the vicinity of at least one hinge portion is used as a hinge when the lid body is opened. Because it is placed almost perpendicular to the stress curve of the part, it functions to relieve the inclined reinforcing ribs that receive the curvilinear stress generated in the hinge when the lid body is pushed by the airbag body. Therefore, the hinge portion can be bent well along the extending direction. In addition, the hinge part is configured to bend in a straight line along the extending direction only by devising the arrangement of reinforcing ribs that reinforce the air bag grid. It is possible to achieve a practically beneficial effect that it is possible to prevent cost increase.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a rear view of the airbag grid of FIG.
FIG. 3 is an enlarged view of the cleavage line of FIG. 2;
4A and 4B are cross-sectional views of a cleavage line segment.
FIG. 5 is a perspective view of a corner portion of a cleavage line.
FIG. 6 is a partial schematic plan view of a door portion.
FIG. 7 is a rear view of a tilted vertical reinforcing rib portion showing a modification of the embodiment.
FIG. 8 is a side sectional view of a conventional example.
9 is a rear view of the airbag grid of FIG. 8;
[Explanation of symbols]
28
Claims (1)
前記補強リブのうち、前記ヒンジ部の近傍に設けられる補強リブを、前記リッド体の開放時におけるヒンジ部の応力曲線に略直交配置したことを特徴とする車両用エアバッグリッド部構造。A rear surface of the airbag grid is formed with a bulge opening of the airbag body, a tear line defining a lid body that closes the bulge opening, and a hinge portion that is the center of the lid body opening, and the rear surface of the airbag grid In the air bag grid part structure for a vehicle in which reinforcing ribs for reinforcing the air grid are formed,
Of the reinforcing ribs, a reinforcing rib provided in the vicinity of the hinge portion is disposed substantially orthogonal to a stress curve of the hinge portion when the lid body is opened.
Priority Applications (1)
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Publications (2)
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