JP3924547B2 - Tank truck - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、危険物たる液体をタンクに充填して搬送するためのタンクローリーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種タンクローリーは、一般のタンクローリーと同様に、タンク内が直線的な筒状体からなり、危険物たる液体を充填積載して運搬するので内部が仕切板によって複数のタンク室に仕切られており、また各タンク室の液体の荷卸しのための各タンク室ごとにその底面に底弁が設けられ、これがタンク底部に配設される排出管につながれている。
【0003】
そしてタンクは、若干進行方向側に低く、即ちタンク全体が若干前下がりに取り付けられており、従って排出管もタンク底部に沿って前下がりに配設されており、これによって各タンク室の液体は排出管を通って一旦タンク前方に送り出され、この前方位置よりタンクローリーの後部あるいはローリの左右側面部に送られ、その位置から液体を外部に取り出すようになっている。
【0004】
このように複数のタンク室の液体を一旦前方位置に集め、この前方位置より後方または左右側方に送り出す必要があるため、排出管の総延長長さが非常に長いものとなっていた。そして、このようなタンクローリーのタンク内つまり各タンク室に、種々の油を始め各種液体が充填積載されて運搬されるが、充填される液体の粘度が高くなると、その排出時に、各タンク室や長さが長い排出管内に、多量の残液が発生するようになる。そこで従来、高粘度液体については、そのままの温度では、タンクローリーによる充填、運搬が困難であるとされていた。また低粘度の液体であっても、従来のように排出管の総延長長さが長いと、残液がタンク室または排出管内に発生したり、また残液を完全に排出するのにかなりの時間を要した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで高粘度液体については、液温を上げることにより粘度を下げ、もって荷卸し時の残液発生を極力抑え、タンクローリーによる積載、運搬を可能とすることも従来行われていた。しかしながら、このような方式を採用し、運搬のために高粘度液体の液温を上げ高温化すると、まず変質・劣化するものも多く、又、タンクローリーのタンクや排出管について高温を維持する付帯設備を要し、更に、タンクローリーへの積み込みや荷卸し側にも耐高温設備を要する等、非常にコスト高となっていた。
【0006】
本発明は、上記のような実情に鑑み、従来の問題点を解決しようとするもであって、タンクの内部底面をタンク長手方向両端部及び幅方向両側部からそれぞれ中央部にかけて下向きに傾斜させることにより、各タンク室の液体を中央部に集めて、この中央部から液体をタンクローリーの側面部や後部から排出させるようにすることによって、液体排出時の残液の発生を極力抑えるようにすることを主たる目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のタンクローリーは、液体を充填するタンク1の内部底面をタンク長手方向両端部から中央部にかけ且つタンク幅方向両側部から中央部にかけて下向き傾斜状に形成し、タンク内部にはその長手方向前部寄りには後方に膨らみのある仕切板3aを、後部寄りには前方に膨らみのある仕切板3bを設け、これら仕切板3a,3bによって前部、中央部、後部の3個のタンク室4a,4b,4cを形成し、各タンク室4a,4b,4cの底部の最も低位置に底弁6a,6b,6cを設けると共に、各底弁6a,6b,6cにはタンク1を上下方向に貫通するハンドル22付き操作軸23を当該底弁6a,6cの真上に垂直に設けることにより、前部及び後部のタンク室4a,4cでは前記仕切板3a,3bの凹面側に沿って該ハンドル22付き操作軸23を配置させ、また各タンク室4a,4b,4cの底弁6a,6b,6cを、タンク底部の中央部側で排出用主管7に連通連結してなることを特徴とする。
【0008】
上記構成により、前部タンク室4aでは、後方に傾斜したタンク室の底部と後方へ湾曲した仕切板3a下部の接続部に近接して、タンク室内の最も低い位置に底弁6aを設置しえる。このため、前部タンク室4aでは底弁6aより低い位置に隙間が発生しない。この結果、前部タンク室4aでは、積荷液の排出時に残液が僅少となる。後部タンク室4cも同様に僅少となる。中央部タンク室4bでは、底弁6bは自然とタンク中央の最下部に在るため、積荷液の排出時にこれまた残液が僅少となる。
また、配管長も少なくなるため、配管内部の残液もその分少なくなる。
【0009】
また本発明では、タンク底部かつその中央部に位置する底弁を、タンク上部からのハンドル操作で開閉できる。なおこの際、前部の仕切板3aは膨らみが後方に在るので、この仕切板の前方に近接して在る前部タンク室4a用の底弁6aの操作軸23とのスペース上の不都合は生じない。後部の仕切板3cと底弁6cの操作軸23についても同様に不都合は生じない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態に基づいて説明する。
図1は本発明に係るタンクローリーの縦断面図、図2は図1に示すタンクローリーの底面図、図3の(A)はタンクローリーのタンクを示す平面図、同図の(B)はタンクの横断面図である。タンク1は、図1及び図2に示すように内タンク1aと外タンク1bとの2重構造からなり、そして内外タンク1a,1bともに、図3の(B)のように偏平円筒形状に形成されている。このタンク1は、図1及び図2に示すように、走行車24Aの車台24Bに取り付けられている。
【0011】
タンク1の内部底面2は、図1に示すようにタンク長手方向両端部から中央部にかけ且つ図3(B)に示すようにタンク幅方向両側部から中央部にかけて下向き傾斜状に形成されて、両中央部の交差部が最も低くなっている。また、タンク1の内部は、その長手方向に設けられた2個の仕切板3a,3bによって3つのタンク室4a,4b,4cに区画形成されている。そして、中央のタンク室4bの底面2の最も低位置(上記両中央部の交差部)に緊急遮断弁5b付き底弁6bが設けられ、またその前後のタンク室4a,4cにあっても膨らみのある仕切板3a,3bの反膨らみ側に在るため近接して当該タンク室の底面部の最も低位置にそれぞれ緊急遮断弁5a,5c付き底弁6a,6cが設けられている。また、タンク1の上部には、各タンク室4a,4b,4cに液体を充填する液体充填口8a,8b,8cが設けてある。
【0012】
前記緊急遮断弁5a,5b,5c付き底弁6a,6b,6cは、図1及び図2に示すように、タンク1の底部中央部側でタンク長手方向に延設された排出用主管7にそれぞれ連通連結されている。この排出用主管7の長手方向中央部に、当該主管7と直交してタンクローリーの一側面部に延びる排出管9が接続され、この排出管9の排出端部側に開閉弁10が設けられている。この側部排出管9からは、排出用主管7と平行してタンク1の後方側へ比較的短く延びる排出管11が分岐され、この分岐排出管11にはその分岐端部側に開閉弁12が設けられ、この開閉弁12の下手側(後方側)には、送液方向切換弁13付きの送液ポンプ14が設けられている。排出用主管7は、図1から分かるように両端部から中央部にかけて下り傾斜状に形成されて、そのほぼ中央部で最も低位置となり、この最低位置に前記排出管9が水平に配管されている。
【0013】
タンクローリーの一側面部に延びる側部排出管9から分岐した前記排出管11には、送液ポンプ13の下手側から分岐してタンクローリーの両側面部に延びる一対の側部排出管15,16が接続され、両側部排出管15,16のそれぞれ排出端部側に開閉弁17,18が設けられ、そして上記両側部排出管15,16のうち一方の側部排出管15からは、タンクローリーの後部向かって延びる後部排出管19が分岐され、この後部排出管19には、その分岐端部側と排出端部側とにそれぞれ開閉弁20,21が設けられている。
【0014】
前記各底弁6a,6b,6cには、図1に示すようにタンク1を上下方向に貫通する周知のハンドル22付き操作軸23が設けられ、タンク1の上部からこの操作軸23をハンドル22により正逆回転させることによって、タンクの中央部下に在る各底弁6a,6b,6cを開閉することができる。なお、前部と後部の底弁6a,6cは、各近接する仕切板3a,3bが膨らんでいるのとは逆の方向に位置するため、これら底弁の操作軸23と仕切板3a,3bの膨らみにスペース上の不都合は生じない。また、各底弁6a,6b,6cには緊急遮断弁5a,5b,5cが付設されているが、これについては周知であるため、説明を省略する。
【0015】
前記送液方向切換弁13付き送液ポンプ14について説明すると、図4及び図5に示すように、両側面に排出管11と連通する開口部25a,25bを設けると共に、その下面に送液ポンプ14の吐出口14aと吸入口14bとにそれぞれ連通する開口部25c,25dを設けたケーシング25内に、縦断面略U字状の弁体26を回転自在に配設し、この弁体26に、上記吸入口14bを左右の排出管11,11または吐出口14aに選択的に連通させる流通路26aを形成し、上記弁体26に操作杆27を一体的に連結してなるものである。尚、28は吐出口14a側の高圧液体を吸入口14b側に逃がすための圧力調整弁である。
【0016】
以上説明したような構成を有するタンクローリーの液体排出操作に際しては、排出管11における送液ポンプ14の上手側にある開閉弁12を閉じておいて、タンク室4a,4b,4cのいずれかの底弁6a,6b,6cを開口すると共に、排出用主管7に接続された側部排出管9の排出端部側の開閉弁10を開口すれば、いずれかのタンク室4a,4b,4cの液体を、排出用主管7から側部排出管9を通じてタンクローリーの一側部側に自然排出させることができる。また、上記開閉弁10の開閉操作によって排出量の調整を行うことができる。
【0017】
また、送液ポンプ14による強制排出を行う場合は、側部排出管9の開閉弁10を閉じ、この側部排出管9から分岐している排出管11の開閉弁12を開き、この排出管11の上手側から下手側へ送液される通常の送液方向に切換弁13を操作して送液ポンプ14を作動させると、タンク室4a,4b,4cの液体は、排出用主管7から側部排出管9を介して上記分岐排出管11側へ流れることになる。従って、この排出管11に接続されている側部排出管15,16の一方の側部排出管15から外部に排出させるときは、他方の側部排出管16側の開閉弁18を閉じると共に、後部排出管19の上手側にある開閉弁20をそれぞれ閉じて、上記一方の側部排出管15側の開閉弁17を開くことにより、いずれかのタンク室4a,4b,4cの液体を、排出用主管7から排出管11の送液ポンプ14を経由し、上記一方の側部排出管15を通じてタンクローリーの一側部側に強制排出させることができる。上記他方の側部排出管16によってタンクローリーの他側部側に強制排出させるときは、上記一方の側部排出管15側の開閉弁17を閉じ、当該他方の側部排出管16の開閉弁18を開けばよい。
【0018】
また、送液ポンプ14によって後部排出管19からタンクローリーの後部側に強制排出させる場合は、前記両側部排出管15,16の開閉弁17,18を閉じると共に、後部排出管19の上手側にある開閉弁20を開き、当該後部排出管19の排出端部側の開閉弁21を開くことによって、いずれかのタンク室4a,4b,4cの液体を、この後部排出管19を通じてタンクローリーの後部側に強制排出させることができる。また、排出用主管7及び側部排出管9内の残液を送液ポンプ14で強制的に排出させる場合には、送液ポンプ14の送液方向を切換弁13で通常の方向と逆に切り換えればよい。
【0019】
尚、タンク室4a,4b,4cの液体を、前記側部排出管15または16を通じてタンクローリーの側部側に排出させたり、後部排出管19を通じてタンクローリーの後部側に排出させる場合に、上記のような送液ポンプ14による強制排出によらず、送液ポンプ14を停止して自然排出させることも可能である。
【0020】
上記のようにして、タンク室4a,4b,4cの液体を、排出用主管7から側部排出管9,15,16及び後部排出管19を通じてタンクローリーの側部及び後部に自然排出または強制排出させることができるわけであるが、タンク1の内部底面2がタンク長手方向両端部から中央部にかけ且つタンク幅方向両側部から中央部にかけて下向き傾斜状に形成されていると共に、3つに仕切られた各タンク室4a,4b,4cの最も低位置に底弁6a,6b,6cが設けられて、これらの底弁6a,6b,6cが排出用主管7に連通連結されているため、タンク1内の液体を全部排出してしまうときに、各タンク室4a,4b,4cの液体を完全に排出用主管7に落とし込むことができ、従って比較的高粘度の液体であっても各タンク室4a,4b,4cに残液の発生することがない。
【0021】
上記のようにタンク1内部を空にした後、タンク1下方の上記排水用配管部を洗浄する際には、各タンク室4a,4b,4cの底弁6a,6b,6cを閉じ、排出管9,11,15,16,19に設けてある開閉弁10,12,17,18,20,21を開き、そして排出用主管7に接続されている側部排出管9の排出端部から例えばスチームを加圧供給することにより、この加圧スチームは側部排出管9から排出用主管7及び排出管11に導入され、この排出管11に導入されたスチームは、側部排出管15,16を通り、更に後部排出管19を通って、各排出管15,16,19の排出端部から外へ排出され、それによってこれら配管の内部を完璧に洗浄することができる。このスチームの供給箇所は、排出管9,15,16,19のいずれの排出端部でもよい。また、スチームに代えて、水を加圧供給するようにしてもよい。また水によって洗浄する場合、送液ポンプ14を作動させてもよい。
【0022】
また、このタンクローリーにおいては、上記のようにタンク1の内部底面2がタンク長手方向両端部から中央部にかけ且つタンク幅方向両側部から中央部にかけて下向き傾斜状に形成されていると共に、各タンク室4a,4b,4cの最も低位置に底弁6a,6b,6cが設けられて、これらの底弁6a,6b,6cが排出用主管7に連通連結され、この排出用主管7にタンクローリーの一側部に延びる側部排出管9を接続し、この側部排出管9からから分岐した排出管11に、送液ポンプ14の下手側からタンクローリーの両側面部に延びる一対の側部排出管15,16を接続し、両側部排出管15,16の一方の側部排出管15からタンクローリーの後部に延びる後部排出管19を分岐させているから、排出用配管をタンク1底部の中央部に集中させることができて、排出管の総延長長さを極力短くすることができ、それにより排出管内部の残液を極力抑えることができると共に、残液の排出を容易にすることができる。
【0023】
以上説明した図示による実施形態では、タンクの構造に適合させて、図1及び図2に示すように、排出用主管7に連通連結されてタンクローリーの一側面部に延びる側部排出管9から分岐した排出管11に、送液ポンプ14の下手側からタンクローリーの両側面部に延びる一対の側部排出管15,16を接続し、両側部排出管15,16のいずれか一方からタンクローリーの後部に延びる後部排出管19を分岐させた配管構成をとっているが、本発明のタンクに適合した配管は、この構成に限るものではない。
【0024】
即ち、排出用主管7に接続されてタンクローリーの一側面部に延びる側部排出管9からタンクローリーの後部に延びる排出管(図2の排出管11に相当)を分岐させて、この分岐排出管に送液ポンプ14を設けると共に、この分岐排出管の分岐端部側に開閉弁(図2の開閉弁12に相当)を、また排出端部側に開閉弁(図2の開閉弁21に相当)を設けるようにしてもよい。この場合は、配管がきわめて簡単で、排出管の総延長長さを最短にすることができながら、最低限必要とされるタンクローリーの側部1箇所と後部1箇所との2箇所で液体の排出を行うことができる。
【0025】
更には、タンクローリーの一側面部に延びる側部排出管9から分岐した排出管11に、送液ポンプ14の下手側からタンクローリーの他側面部に延びる他の側部排出管(図2の側部排出管15に相当)を接続してその排出端部側に開閉弁(図2の開閉弁17に相当)を設け、当該他の側部排出管からタンクローリーの後部に延びる後部排出管(図2の後部排出管19に相当)を分岐させ、この後部排出管の分岐端部側に開閉弁(図2の開閉弁20に相当)を、また排出端部側に開閉弁(図2の開閉弁21に相当)を設けるようにしてもよい。この場合には、配管の簡単で、排出管の総延長長さを十分短くできると共に、タンクローリーの側部2箇所と後部1箇所との3箇所で液体の排出を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】
請求項1に係る発明のタンクローリーによれば、タンクの内部底面をタンク長手方向両端部から中央部にかけ且つタンク幅方向両側部から中央部にかけて下向き傾斜状に形成し、タンク内部にはその長手方向前部寄りには後方に膨らみのある仕切板を、後部寄りには前方に膨らみのある仕切板を設け、これら仕切板によって前部、中央部、後部の3個のタンク室を形成し、各タンク室の底部の最も低位置に底弁を設けると共に、各タンク室の底弁を、タンク底部の中央部側でタンク長手方向に延びる排出用主管に連通連結しているから、タンク内の液体を全部排出してしまうときに、各タンク室の液体を完全に排出用主管に落とし込むことができ、従って比較的高粘度の液体でも各タンク室に残液の発生することがない。
【0027】
また本発明によれば、各タンクの室の底弁は、ハンドル付き操作軸の正逆回転で開閉され、更にこの操作軸は仕切板の膨らみ部とスペース的に干渉しないため、タンク上部のハンドルに無理なくそのまま接続可能となる。このため、タンク室底部しかも中央に在る底弁は、ハンドル操作で開閉可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るタンクローリーの縦断面図である。
【図2】 図1に示すタンクローリーの底面図である。
【図3】 (A)はタンクローリーのタンクを示す平面図、(B)はタンクの横断面図である。
【図4】 切換弁付き送液ポンプの要部縦断面図である。
【図5】 図4のY−Y線断面図である。
【符号の説明】
1 タンク
2 タンクの内部底面
3a,3b 仕切板
4a,4a,4c タンク室
6a,6b,6c 底弁
7 排出用主管
9,15,16 側部排出管
11 排出管
19 後部排出管
10,12,17 開閉弁
18,20,21 開閉弁
13 切換弁
14 送液ポンプ
22 ハンドル
23 底弁の操作軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tank lorry for filling a tank with a liquid that is a dangerous substance and transporting the tank.
[0002]
[Prior art]
This type of conventional tank lorry, like a general tank lorry, is composed of a straight cylindrical body and is filled and transported with dangerous liquid, so the interior is partitioned into multiple tank chambers by partition plates. In addition, a bottom valve is provided on the bottom surface of each tank chamber for unloading the liquid in each tank chamber, and this is connected to a discharge pipe disposed at the bottom of the tank.
[0003]
The tank is slightly lower in the direction of travel, that is, the entire tank is attached slightly forward and downward, and therefore the discharge pipe is also disposed forward and downward along the bottom of the tank. The tank is once sent to the front of the tank through the discharge pipe, and sent from the front position to the rear part of the tank lorry or the left and right side parts of the lorry, and the liquid is taken out from the position.
[0004]
As described above, since the liquids in the plurality of tank chambers need to be collected once at the front position and sent to the rear side or the left and right sides from the front position, the total length of the discharge pipe is very long. Then, various liquids including various oils are filled and transported in the tanks of such tank trucks, that is, each tank chamber. When the viscosity of the liquid to be filled becomes high, each tank chamber or A large amount of residual liquid is generated in the discharge pipe having a long length. Therefore, conventionally, it has been considered that a high viscosity liquid is difficult to be filled and transported with a tank lorry at the same temperature. Even in the case of a low viscosity liquid, if the total length of the discharge pipe is long as in the conventional case, a residual liquid is generated in the tank chamber or the discharge pipe, and it is not enough to completely discharge the residual liquid. It took time.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, it has been conventionally practiced to reduce the viscosity of the high viscosity liquid by raising the liquid temperature, thereby suppressing the generation of residual liquid at the time of unloading as much as possible, and enabling loading and transportation by tank lorries. However, when this type of system is adopted and the temperature of the high viscosity liquid is increased for transportation, the temperature is often changed or deteriorated, and there are incidental facilities that maintain the high temperature of tank tanks and discharge pipes. In addition, it was very expensive, such as loading on a tank lorry and requiring high temperature resistant equipment on the unloading side.
[0006]
The present invention is to solve the conventional problems in view of the above situation, and the inner bottom surface of the tank is inclined downward from the both ends in the tank longitudinal direction and the both sides in the width direction toward the center. As a result, the liquid in each tank chamber is collected in the central part, and the liquid is discharged from the side part and the rear part of the tank lorry from the central part, thereby suppressing the generation of residual liquid when the liquid is discharged as much as possible. This is the main purpose.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The tank lorry of the invention according to claim 1 is formed such that the inner bottom surface of the tank 1 filled with liquid is inclined downward from both ends in the longitudinal direction of the tank to the center and from both sides in the tank width direction to the center. A
[0008]
With the above configuration, in the front tank chamber 4a, the
Moreover, since the pipe length is reduced, the residual liquid in the pipe is reduced accordingly.
[0009]
Moreover, in this invention, the bottom valve located in the tank bottom part and its center part can be opened and closed by handle operation from the tank upper part. At this time, since the
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on the embodiments.
1 is a longitudinal sectional view of a tank lorry according to the present invention, FIG. 2 is a bottom view of the tank lorry shown in FIG. 1, FIG. 3A is a plan view showing a tank of the tank lorry, and FIG. FIG. The tank 1 has a double structure of an inner tank 1a and an outer tank 1b as shown in FIGS. 1 and 2, and both the inner and outer tanks 1a and 1b are formed in a flat cylindrical shape as shown in FIG. Has been. As shown in FIGS. 1 and 2, the tank 1 is attached to a
[0011]
The
[0012]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0013]
Connected to the discharge pipe 11 branched from the
[0014]
As shown in FIG. 1, each of the
[0015]
The
[0016]
In the liquid discharge operation of the tank lorry having the configuration described above, the on-off
[0017]
When forced discharge by the
[0018]
Further, when the
[0019]
When the liquid in the
[0020]
As described above, the liquid in the
[0021]
After the tank 1 is emptied as described above, when the drainage pipes below the tank 1 are washed, the
[0022]
In this tank lorry, as described above, the
[0023]
In the illustrated embodiment described above, as shown in FIGS. 1 and 2, it is branched from the
[0024]
That is, a discharge pipe (corresponding to the discharge pipe 11 in FIG. 2) connected to the discharge
[0025]
Furthermore, another side discharge pipe (side part in FIG. 2) extending from the lower side of the
[0026]
【The invention's effect】
According to the tank lorry of the invention according to claim 1, the inner bottom surface of the tank is formed to be inclined downward from both ends of the tank in the longitudinal direction of the tank to the central portion and from both sides of the tank in the width direction of the tank to the central portion. A partition plate with a bulge on the rear side is provided near the front part, and a partition plate with a bulge on the front side is provided near the rear part, and these partition plates form three tank chambers of a front part, a central part, and a rear part. Since the bottom valve is provided at the lowest position of the bottom of the tank chamber, and the bottom valve of each tank chamber is connected to the discharge main pipe extending in the tank longitudinal direction at the center of the tank bottom, the liquid in the tank When all of the liquid is discharged, the liquid in each tank chamber can be completely dropped into the main pipe for discharge, and therefore no residual liquid is generated in each tank chamber even with a relatively high viscosity liquid.
[0027]
Further, according to the present invention, the bottom valve of each tank chamber is opened and closed by forward and reverse rotation of an operating shaft with a handle , and further, this operating shaft does not interfere with the bulge portion of the partition plate in space, so It becomes possible to connect as it is. For this reason, the bottom valve located at the bottom of the tank chamber and in the center can be opened and closed by operating the handle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a tank lorry according to the present invention.
FIG. 2 is a bottom view of the tank lorry shown in FIG.
3A is a plan view showing a tank of a tank lorry, and FIG. 3B is a cross-sectional view of the tank.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of an essential part of a liquid feed pump with a switching valve.
5 is a cross-sectional view taken along line YY in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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