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JP3923070B1 - 防犯装置制御システム - Google Patents

防犯装置制御システム Download PDF

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JP3923070B1 JP2006049786A JP2006049786A JP3923070B1 JP 3923070 B1 JP3923070 B1 JP 3923070B1 JP 2006049786 A JP2006049786 A JP 2006049786A JP 2006049786 A JP2006049786 A JP 2006049786A JP 3923070 B1 JP3923070 B1 JP 3923070B1
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Abstract

【課題】防犯監視の開始/終了に関する従来装置の煩わしさを解消して、使い勝手を良くする。
【解決手段】電気錠1により施錠/開錠される出入口Gが閉鎖された状態で室内の防犯監視を開始し、当該防犯監視の状態において正規手続きを受け付けると前記防犯監視を終了する一方、前記防犯監視の状態において前記出入口Gが正規手続きによらず開放された場合には外部に警報を発する防犯装置による前記防犯監視の開始/終了を制御する防犯装置制御システムであって、前記出入口Gの外側に設けられ、データキャリア装置Cの情報を読み取る読取手段3と、当該読取手段3が読み取った情報が正規のデータキャリア装置Cの情報であった場合に、前記電気錠1を制御し、前記読取手段3が正規のデータキャリア装置Cの情報を所定時間を越えて連続的に読み取った場合に、防犯装置による防犯監視の開始/終了を行う監視手段(4,5からなる)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、防犯装置による防犯監視の開始/終了を制御する防犯装置制御システムに関する。
従来、住居や事務所等で用いられている防犯装置には、扉や窓等にその開閉を検知するセンサを設置するとともに室内に住宅情報盤を設置し、センサにより不法な侵入が検知された場合にこれを住宅情報盤により室内外に報知するものがある。
住宅情報盤は、インタホンとしての機能や、ガス漏れ、漏水等を報知する機能等、住宅の種々の情報をユーザに知らせる機能をもつものである。
このような防犯装置は、例えば、特許文献1に示すもののように、防犯設定、即ち、扉や窓が開かれたときに不法な侵入があったとしてこれを報知するよう設定する場合には、室内の住宅情報盤により操作するようになっているものが多い。このような防犯装置を設置した住居や事務所において、外出時に留守宅への不法侵入を監視するべく防犯設定する場合には、ユーザは、まず、室内にて住宅情報盤により防犯設定操作を行い、数十秒程度の猶予時間が経過するまでに屋外へ出る。この猶予時間が経過すると、防犯装置が防犯監視を開始する。そして、こういった防犯装置は、一般に、防犯設定の解除も室内の住宅情報盤により操作するようになっているので、帰宅時には、扉を開けた際に一旦警報状態となるが、ユーザが数十秒程度の猶予時間が経過するまでに住宅情報盤を操作することにより防犯設定を解除すると、防犯装置が防犯監視を終了し、警報状態が解除される。
上記特許文献1に記載の技術の他に、室内に設けられる住宅情報盤以外によって防犯設定及び防犯設定解除を行うようにしている防犯装置もある。例えば、特許文献2の技術のような扉の鍵とは別の防犯設定用鍵によってON/OFF切替操作されるキースイッチを玄関扉の外側に設けたものや、特許文献3の技術のようなタッチパネルやテンキー等を備える入力装置を屋外に設け、パスワード等の入力を受け付けることにより防犯設定及び防犯設定解除を行うようにしたもの等がある。
特開2004−310495号公報 特開平10−188148号公報 特開2003−324535号公報
上記特許文献1のような防犯装置では、外出時には、ユーザは、住宅情報盤により防犯設定操作を行ってから防犯監視が開始されるまでの数十秒程度の猶予時間が経過するまでに、屋外へ出る必要がある。したがって、何らかの事情により、ユーザが屋外へ出るために扉を開けるのが猶予時間経過後になった場合には、警報状態となってしまう。
また、上記特許文献1のような防犯装置では、帰宅時には、扉を開けて警報状態となってから数十秒程度の猶予時間が経過するまでに住宅情報盤により防犯設定を解除する必要がある。したがって、何らかの事情により、ユーザが猶予時間経過前に防犯設定を解除できなかった場合には、警報が通報される先の警備会社等に連絡を取り、今回の警報は誤操作等によるものであるとの連絡をしなければならない。
特許文献2のような防犯装置では、キースイッチを玄関扉の外側に設けなければならない。また、ユーザは、扉の鍵とは別の鍵を持ち歩かなければならない。そして、ユーザは、扉の鍵とは別に、防犯設定用のキースイッチを操作しなければならない。
特許文献3のような防犯装置では、入力装置を玄関扉の外側に設けなければならない。また、ユーザは、パスワード等を記憶しておかなければならない。パスワード等は、漏洩する恐れがある。漏洩に備えて定期的にパスワード等を変更するようにすると、手間がかかる上、ユーザがパスワード等を忘れ易くなってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、防犯監視の開始/終了に関する従来装置の煩わしさを解消して、使い勝手を良くすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、防犯装置制御システムに係る第1の手段として、電気錠により施錠/開錠される出入口が閉鎖された状態で室内の防犯監視を開始し、当該防犯監視の状態において正規手続きを受け付けると前記防犯監視を終了する一方、前記防犯監視の状態において前記出入口が正規手続きによらず開放された場合には外部に警報を発する防犯装置による前記防犯監視の開始/終了を制御する防犯装置制御システムであって、前記出入口の外側に設けられ、データキャリア装置の情報を読み取る読取手段と、当該読取手段が読み取った情報が正規のデータキャリア装置の情報であった場合に、前記電気錠を制御し、前記読取手段が正規のデータキャリア装置の情報を特定のパターンで読み取った場合に、防犯装置による防犯監視の開始/終了を行う監視手段と、を備えるものを採用した。
上記課題を解決するために、本発明では、防犯装置制御システムに係る第2の手段として、上記第1の手段において、前記監視手段は、前記読取手段が正規のデータキャリア装置の情報を所定時間を越えて連続的に読み取った場合に、防犯装置による防犯監視の開始/終了を行うものを採用した。
本発明によれば、読取手段が出入口の外側に設けられており、また、監視手段は、読取手段が正規のデータキャリア装置から情報を読み取ると、防犯監視の開始/終了を行うので、防犯監視の開始/終了に関する従来装置の煩わしさを解消して、使い勝手を良くすることができる。
つまり、例えば、室内における防犯監視の開始操作後、一定の猶予時間内に退室する必要がなく、入室後、一定の猶予時間内に防犯監視の終了操作を行う必要がない。
また、例えば、施錠/開錠に用いる鍵と防犯設定/解除に用いる鍵とを分ける必要がなく、両方を同じデータキャリア装置で兼ねることができる。
更に、例えば、ボタン等を操作する必要がなく、パスワード等を記憶しておく必要がない。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る防犯装置の構成を示す模式図である。本防犯装置は、電気錠1、マグネットセンサ2、カードリーダ3(読取手段)、コントローラ4及び住宅情報盤5を備えている。コントローラ4及び住宅情報盤5は、監視手段を構成している。カードリーダ3、コントローラ4及び住宅情報盤5は、防犯装置制御システムを構成している。
電気錠1は、住居や事務所等の出入口Gに備えられた扉Dに設けられ、コントローラ4から信号が入力されることにより、出入口Gを施錠又は開錠する。
マグネットセンサ2は、扉Dの開閉状態を検知し、住宅情報盤5へ検知結果を出力する。
カードリーダ3は、非接触ICカードC(データキャリア装置)に記憶された情報(カード情報)を非接触で読み取るものである。非接触ICカードCは、ICチップ及びアンテナを備え、無線により情報の読み出しが可能に構成されたものである。
また、カードリーダ3は、2つのLED(Light Emitting Diode)3a,3b(報知手段)を備えている。一方のLED3aは、緑色に発光するもので、コントローラ4による制御の下に、施錠/開錠をユーザに伝える。他方のLED3bは、赤色に発光するもので、コントローラ4による制御の下に、監視状態/非監視状態をユーザに伝える。
コントローラ4は、CPUを備えており、電気錠1、カードリーダ3及び住宅情報盤5と施錠/開錠及び防犯監視の開始/終了に係わる情報の授受を行い、またこれらに対して、施錠/開錠及び防犯監視の開始/終了に係わる制御を行う。
住宅情報盤5は、コントローラ4による制御の下に、防犯設定処理/防犯設定解除処理を行う。また、住宅情報盤5は、マグネットセンサ2により出入口Gの扉Dの開閉状態を認知し、防犯監視中に扉Dが開放された場合には警報状態としてこれを警備会社等に通報する。
次に、図2及び図3をも参照して、本実施形態の防犯装置の動作について説明する。図2は、防犯装置の動作を示すフローチャートであり、図3は、カードリーダ3が備えるLED3a,3bの状態遷移を示す状態遷移図である。
まず、本実施形態の防犯装置が設置された住居(又は事務所)の住人(又は使用者)である操作者は、施錠/開錠及び防犯設定/解除に用いる鍵として、非接触ICカードCを用いる。この非接触ICカードCには、例えば、住人(又は使用者)を特定する固有情報が記憶されている。
操作者が、図3(a)に示すように非接触ICカードCをカードリーダ3に近接させ、カードリーダ3に非接触ICカードCの固有情報を読み取らせると、カードリーダ3は固有情報をコントローラ4に出力し、コントローラ4は、固有情報を受け取る(ステップS1)。
次に、コントローラ4は、現在、出入口Gが開錠されているか施錠されているかを確認し(ステップS2)、それに応じて続く処理を選択する。出入口Gが開錠されている場合には(ステップS2の開錠状態)、コントローラ4は、タイマを設定し(ステップS3)、電気錠1により出入口Gを施錠する(ステップS4)。このとき、図3(b)に示すように、カードリーダ3は、コントローラ4による制御の下に、LED3aを点滅させ、操作者に対して施錠したことを知らせる。
続いて、コントローラ4は、カードリーダ3が非接触ICカードCの固有情報を読み取り続けているか否かを判断し(ステップS5)、読み取り続けている場合には(ステップS5のYes)、タイマにより計測されている時間が所定時間(例えば2秒程度)を越えたか否かを判断し(ステップS6)、所定時間を越えていた場合には(ステップS6のYes)、住宅情報盤5に対して防犯監視の開始を促す防犯設定信号を出力する。これにより、住宅情報盤5は、防犯設定処理を行う(ステップS7)。このとき、図3(c)に示すように、カードリーダ3は、コントローラ4による制御の下に、LED3a及び3bを同時に点滅させ、操作者に対して防犯設定処理中であることを知らせる。そして、防犯設定処理が完了し防犯監視が開始されたときには、図3(d)に示すように、カードリーダ3は、コントローラ4による制御の下に、LED3a及び3bを同時に点灯させ、操作者に対して防犯監視中となったことを知らせた後、消灯させる。
ステップS6において、タイマにより計測されている時間が所定時間(前述のように例えば2秒程度)を越えていなかった場合には(ステップS6のNo)、ステップS5へ戻る。
また、ステップS5において、カードリーダ3が非接触ICカードCの読み取りを終了していた場合には(ステップS5のNo)、防犯設定処理は行われないので、防犯監視は開始されない。
ステップS2において、出入口Gが施錠されていた場合には(ステップS2の施錠状態)、コントローラ4は、防犯監視中であるか否かを判断し(ステップS8)、防犯監視中であれば(ステップS8のYes)、住宅情報盤5に対して防犯監視の終了を促す防犯設定解除信号を出力する。これにより、住宅情報盤5は、防犯設定解除処理を行う(ステップS9)。続いて、コントローラ4は、電気錠1に信号を出力して出入口Gを開錠する(ステップS10)。
ステップS8において、防犯監視中でなかった場合には(ステップS8のNo)、そのまま開錠する(ステップS10)。
ここで、防犯装置が、ユーザの意図しない動作を行うことを防ぐために、本実施形態の防犯装置では、ステップS6において、タイマにより計測されている時間が所定時間を越えていたと判断された後も更にユーザが非接触ICカードCをカードリーダ3にかざし続けたとしても、何も処理を行わないとしている。したがって、例えば、ユーザが、施錠(又は施錠及び防犯設定)を行った後に続けて、忘れ物を取りに行く等の理由で開錠(又は開錠及び防犯設定解除)を行うような場合には、非接触ICカードCを一旦カードリーダ3から離間させた後に、改めて、非接触ICカードCをカードリーダ3に近接させるよう、ユーザに周知しておく。
同様に、本実施形態の防犯装置では、ステップS10において、開錠が行われた後も更にユーザが非接触ICカードCをカードリーダ3にかざし続けたとしても、何も処理を行わない。したがって、例えば、ユーザが、開錠した後に続けて、再度施錠(又は施錠及び防犯設定)を行うような場合には、非接触ICカードCを一旦カードリーダ3から離間させた後に、改めて、非接触ICカードCをカードリーダ3に近接させるよう、ユーザに周知しておく。
なお、本実施形態では、報知手段としてLED3a,3bを用いているが、実施にあたっては、他の報知手段としてもよい。例えば、スピーカを設け、スピーカから防犯監視を開始/終了したことを案内する音声を発声させるようにしてもよい。
本発明の一実施形態の防犯装置の構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態の防犯装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の防犯装置が備えるLEDの状態遷移を示す状態遷移図である。
符号の説明
1…電気錠、 2…マグネットセンサ、 3…カードリーダ(読取手段)、 3a,3b…LED(Light Emitting Diode)(報知手段)、 4…コントローラ(監視手段の一部) 5…住宅情報盤(監視手段の一部)

Claims (2)

  1. 電気錠により施錠/開錠される出入口が閉鎖された状態で室内の防犯監視を開始し、当該防犯監視の状態において正規手続きを受け付けると前記防犯監視を終了する一方、前記防犯監視の状態において前記出入口が正規手続きによらず開放された場合には外部に警報を発する防犯装置による前記防犯監視の開始/終了を制御する防犯装置制御システムであって、
    前記出入口の外側に設けられ、データキャリア装置の情報を読み取る読取手段と、
    当該読取手段が読み取った情報が正規のデータキャリア装置の情報であった場合に、前記電気錠が施錠されていれば開錠し、前記電気錠が開錠されていれば施錠し、更に、
    前記開錠にあたって前記防犯装置が前記防犯監視中であれば前記防犯監視を終了し、
    前記読取手段が正規のデータキャリア装置の情報を所定時間を越えて連続的に読み取った場合に、前記防犯装置が前記防犯監視中でなければ前記防犯監視開始する監視手段と、
    点灯、消灯又は点滅の何れかの状態(明滅状態)をとる2個のLEDを有し、
    該LED各々の前記明滅状態の組み合わせが相違する4つの表示パターンを、前記監視手段による施錠及び防犯監視開始/開錠及び防犯監視終了/施錠/開錠の4種類の制御動作に対応付け、
    各前記LEDの前記明滅状態を変更することにより前記制御動作の何れが実行中であるかを表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする防犯装置制御システム。
  2. 前記表示手段は、
    緑色に発光する前記LEDと赤色に発光する前記LEDとを有し、
    前記監視手段によって前記電気錠が施錠されると緑色に発光する前記LEDを点滅させ、
    前記監視手段によって前記防犯装置による前記防犯監視を開始するにあたって、防犯設定処理中には2つの前記LEDを同時に点滅させ、前記防犯設定処理が完了すると2つの前記LEDを所定時間点灯させた後に消灯させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の防犯装置制御システム。
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