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JP3920843B2 - 給湯器 - Google Patents

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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、給排気管を備え、燃焼ファンにより給排気管を介して燃焼用空気の供給と燃焼排気の排出とを行うようにした給湯器に関する。
本願出願人は、先に、この種の給湯器として、特願2003−113734号により、図3に示すようなものを提案している。この先願の給湯器は、ハウジング1と、ハウジング1内に配置した、バーナ2およびバーナ2により加熱される給湯用熱交換器3を収納した燃焼室4と、ハウジング1内に燃焼室4の上方に位置させて配置した、ハウジング1の内部空間に連通する給気室5と、燃焼室4に連通して排気路7を構成する内管6aと、給気室5に連通して内管6aとの間に給気路8を構成する外管6bとで構成される2重管構造の給排気管6と、外気を給気路8と給気室5とハウジング1の内部空間とを介して燃焼室4に燃焼用空気として供給すると共に、バーナ2の燃焼排気を燃焼室4から排気路7を介して外部に排出する燃焼ファン9とを備える。
ところで、上記の如き2重管構造の給排気管6を使用すると、排気路7を流れる高温の燃焼排気によって給気路8を流れる空気が70〜100℃程度まで加熱されることがある。このままでは、ハウジング1内に高温空気が流入することになり、燃焼ファン9やハウジング1内に設ける制御ユニット10が昇温して、その作動不良や誤作動をきたすおそれがある。
そこで、先願のものでは、給気室5に、給湯用熱交換器3の上流側の給水路11から分岐して給湯用熱交換器3の下流側の出湯路12に合流するバイパス通路13に介設される冷却用熱交換器14を配置し、給気室5に流入した高温空気をバイパス通路13に流れる冷水と冷却用熱交換器14で熱交換させて冷却するようにしたものを提案している。
ところで、冷却用熱交換器を具備しない給湯器であるが、従来、バイパス通路と出湯路の合流部を、バイパス通路と給水路の分岐部よりも鉛直方向上方に位置させて、冷水サンドイッチ現象の発生を防止するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。冷水サンドイッチ現象は、出湯停止時に、バイパス通路と給水路の分岐部から給湯用熱交換器→バイパス通路と出湯路の合流部→バイパス通路の経路で分岐部に戻る閉ループ内の温水と冷水が両者の比重差により閉ループ内で回転するように流動し、バイパス通路内の冷水が合流部から給湯用熱交換器側に逆流して、給湯用熱交換器と合流部との間の出湯路の部分に冷水が滞留し、再出湯時にこの冷水が流出する現象である。
これを更に詳述するに、上記閉ループを、その鉛直方向最高位置と鉛直方向最低位置とを互いに逆向き結ぶ第1と第2の2つの流路に二分し、第1流路内と第2流路内の任意の高さyにおける滞留水の比重を夫々ρ1,ρ2とし、第1流路と第2流路の最低位置から最高位置までの滞留水の比重の鉛直方向の積分値を夫々∫ρ1dy,∫ρ2dyと定義する。各流路の滞留水の鉛直方向積分値∫ρ1dy,∫ρ2dyに重力加速度を乗じた値は、閉ループの最低位置における各流路の水圧に等しくなる。そのため、∫ρ1dy=∫ρ2dyになるように滞留水が流動する。
バイパス通路と出湯路の合流部は、一般的に、バイパス通路と給水路の分岐部と鉛直方向同一高さに位置している。この場合、第1流路が閉ループの鉛直方向最高位置たる給湯用熱交換器の出口部から合流部とバイパス通路とを介して閉ループの鉛直方向最低位置たる分岐部に至る流路、第2流路が給湯用熱交換器の出口部から給湯用熱交換器を介して分岐部に至る流路であるとすると、分岐部とその上方の給湯用熱交換器の入口部との間の給水路の部分(第2流路の一部分)に滞留する冷水の影響で∫ρ1dy<∫ρ2dyになる。そのため、第2流路内の滞留水が分岐部を介して第1流路側に流動し、バイパス通路内の冷水が合流部から給湯用熱交換器側に流れて、冷水サンドイッチ現象が発生する。
これに対し、バイパス通路と出湯路の合流部を、バイパス通路と給水路の分岐部よりも鉛直方向上方に位置させれば、バイパス通路に滞留する冷水の影響で第1流路の滞留水の比重積分値∫ρ1dyが増加し、第2流路から第1流路への分岐部を介しての滞留水の流動が抑制されて、冷水サンドイッチ現象の発生も抑制される。
然し、上記先願の冷却用熱交換器14を具備する給湯器において、上記図3に示されているように、バイパス通路13と出湯路12の合流部13bを、バイパス通路13と給水路11の分岐部13aよりも鉛直方向上方に位置させると、出湯停止時に、給湯用熱交換器3で後沸きされた高温の湯が冷却用熱交換器14に移行し、再出湯時に出湯温度が高温化する不具合を生ずる。
図4は、図3のA〜Dの各点、即ち、出湯路12の合流部13b下流のA点、バイパス通路13の合流部13b近傍のB点、冷却用熱交換器14の中間のC点、バイパス通路13の分岐部13a近傍のD点で計測した水温を示している。t1は出湯を停止した時点、t2は出湯を再開した時点であり、出湯停止から再開までの時間は1分間である。尚、出湯時は、出湯路12の合流部13b下流の水温が40℃になるように制御し、また、出湯停止後に燃焼ファン9の継続作動で5秒間のアフターパージを行っている。図4に示されているように、出湯を停止した瞬間にB点の温度が急上昇する。これは、慣性により出湯路12の温水が合流部13bからバイパス通路13に流入したためと考えられる。尚、図3の分岐部13aと合流部13bとの高さの差の実際値は2cmである。
ここで、出湯停止時には、分岐部13aから給湯用熱交換器3→合流部13b→冷却用熱交換器14の経路で分岐部13aに戻る閉ループ内で滞留水が流動可能になる。そして、閉ループの鉛直方向最高位置は冷却用熱交換器14の最高部、閉ループの鉛直方向最低位置は分岐部13aになり、また、閉ループの最高位置と最低位置とを互いに逆向きに結ぶ2つの流路は、冷却用熱交換器14の最高部から合流部13bと給湯用熱交換器3とを介して分岐部13aに至る第1流路と、冷却用熱交換器14の最高部から冷却用熱交換器14を介して分岐部13aに至る第2流路とになる。第1流路の滞留水の鉛直方向の比重積分値は、第1流路に給湯用熱交換器が存在し、且つ、合流部13bと最高位置との間のバイパス通路13の部分に上記の如く温水が流入するため小さくなり、一方、第2流路の滞留水の鉛直方向の比重積分値は、第2流路に滞留するのが殆ど冷水であるため、第1流路の比重積分値に比しかなり大きくなる。その結果、第2流路から分岐部13aを介して第1流路に向かう流れを生じ、給湯用熱交換器3内の温水が合流部13bを介して冷却用熱交換器14に勢い良く流入して、C点の水温が急上昇し、更に、D点の温度も上昇する。
このように冷却用熱交換器14に温水が流入すると、第2流路の比重積分値が減少するが、給湯用熱交換器3内の水温は後沸きにより上昇するため、第1流路の比重積分値は第2流路の比重積分値よりも減少し、給湯用熱交換器3内の温水が合流部13bを介して冷却用熱交換器14に継続して流入する。その結果、冷却用熱交換器14内の水温がかなり上昇し、再出湯時に、冷却用熱交換器14内の温度上昇した温水が合流部13bを介して出湯路12に流れ、出湯温度が一時的にオーバーシュートする。そして、設定温度(40℃)に対するオーバーシュート量は13.5℃程度にもなる。
特許第2678330号公報(段落0010〜0014、図1、図2)
本発明は、以上の点に鑑み、再出湯時の出湯温度のオーバーシュートを抑制できるようにした冷却用熱交換器付きの給湯器を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、ハウジングと、ハウジング内に配置した、バーナおよびバーナにより加熱される給湯用熱交換器を収納した燃焼室と、ハウジング内に燃焼室の上方に位置させて配置した、ハウジングの内部空間に連通する給気室と、燃焼室に連通して排気路を構成する内管と、給気室に連通して内管との間に給気路を構成する外管とで構成される2重管構造の給排気管と、外気を給気路と給気室とハウジングの内部空間とを介して燃焼室に燃焼用空気として供給すると共に、バーナの燃焼排気を燃焼室から排気路を介して外部に排出する燃焼ファンとを備える給湯器であって、給気室に、給湯用熱交換器の上流側の給水路から分岐して給湯用熱交換器の下流側の出湯路に合流するバイパス通路に介設される冷却用熱交換器を配置するものにおいて、バイパス通路と出湯路の合流部を、バイパス通路と給水路の分岐部よりも鉛直方向下方に位置させることを特徴とする。
上記の構成によれば、バイパス通路と給水路の分岐部から給湯用熱交換器→バイパス通路と出湯路の合流部→冷却用熱交換器の経路で分岐部に戻る閉ループの鉛直方向最低位置は合流部になる。そして、閉ループの鉛直方向最高位置と鉛直方向最低位置とを結ぶ互いに逆向きの2つの流路は、最高位置たる冷却用熱交換器の最高部からバイパス通路の下流部分を介して合流部に至る第1流路と、冷却用熱交換器の最高部から冷却用熱交換器とバイパス通路の上流部分と分岐部と給湯用熱交換器と出湯路の上流部分とを介して合流部に至る第2流路とになる。出湯停止時、慣性により出湯路の温水が合流部から第1流路に流入し、第1流路の滞留水の鉛直方向の比重積分値が一時的に減少する。一方、第2流路の滞留水の鉛直方向の比重積分値は、給湯用熱交換器に温水が存在するものの、冷却用熱交換器及び冷却用熱交換器と分岐部との間のバイパス通路の上流部分に存在する冷水の影響で、第1流路の比重積分値よりも大きくなる。そのため、第2流路から合流部を介して第1流路に向かう流れを生じ、給湯用熱交換器内の温水が合流部を経由して冷却用熱交換器に流入する。然し、給湯用熱交換器内の水温が後沸きで上昇すると、第2流路の比重積分値が減少して、遂には第1流路の比重積分値と等しくなり、この時点で第2流路から合流部を介して第1流路に向かう流れが停止する。従って、給湯用熱交換器内の温水が合流部を介して冷却用熱交換器に流入するのは一時的であり、冷却用熱交換器内の水温の上昇が抑制される。その結果、再出湯時の出湯温度のオーバーシュートも抑制される。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態の給湯器を模式的に示した図、図2は図1の給湯器の各部の水温の変化を示すグラフである。
図1に示す実施形態の給湯器の基本的な構造は、図3に示した先願の給湯器と同様であり、先願の給湯器と同様な部材には上記と同一の符号を付している。先願の給湯器の説明と重複するが、本実施形態の給湯器の構造を概略的に説明する。
本実施形態の給湯器は、ハウジング1と、ハウジング1内に配置した略密閉構造の燃焼室4とを備える。燃焼室4には、バーナ2と、バーナ2により加熱される給湯用熱交換器3とが収納されている。ハウジング1内には、更に、燃焼室4の上方に位置させて、ハウジング1の内部空間に連通する給気室5が配置されている。また、家屋の外壁Wを通して屋外にのびる給排気管6が設けられている。給排気管6は、燃焼室4に連通して排気路7を構成する内管6aと、給気室5に連通して内管6aとの間に給気路8を構成する外管6bとから成る二重管構造のものである。そして、ハウジング1内に、燃焼室4の下部に連通する燃焼ファン9を設け、燃焼ファン9により外気を給気路8と給気室5とハウジング1の内部空間とを介して燃焼室4に燃焼用空気として供給すると共に、バーナ2の燃焼排気を燃焼室4から排気路7を介して外部に排出するようにしている。ハウジング1内には、バーナ2及び燃焼ファン9を制御する制御ユニット10も配置されている。
給湯用熱交換器3には、上流側の給水路11と下流側の出湯路12とが接続されている。また、給水路11から分岐して出湯路12に合流するバイパス通路13が設けられている。そして、給気室5に、給気室5とハウジング1の内部空間との連通部となる給気室5の出口部に位置させて、バイパス通路13に介設される冷却用熱交換器14を配置している。
バーナ2には、火炎を検知するフレームロッド15と、点火電極16とが付設されており、また、バーナ2に接続されたガス供給路17には、上流側から順に、主電磁弁18と、電磁比例弁19とが介設されている。給水路11には、水量センサ20と電動式の水量調整弁21とが介設されている。出湯路12には、バイパス通路13との合流部13bの下流側に位置させて、出湯温度を検出する湯温サーミスタ22と、更にその下流側に位置させてリリーフ弁23とが設けられている。
出湯路12の下流端のカラン(図示せず)が開かれて出湯が開始されると、水量センサ20から通水量に応じて出力される信号を受けて、制御ユニット10はバーナ2の点火処理を開始する。この点火処理により、燃焼ファン9が駆動されて、給気路6からの外気が給気室5とハウジング1の内部空間とを介して燃焼室4に燃焼用空気として供給される。また、点火電極16での火花放電が行われると共に、主電磁弁18が開弁され、更に、電磁比例弁19が所定開度に開弁されて、バーナ2にガスが供給され、バーナ2に点火される。そして、バーナ2の点火がフレームロッド15からの信号で確認されると、制御ユニット10は、湯温サーミスタ22の検出温度が設定湯温になるように、電磁比例弁19によるバーナ2の燃焼量の調整と、水量調整弁21による通水量の調整とを行う。
ところで、バーナ2の燃焼排気は給湯用熱交換器3を流れる水を加熱した後、排気路7を介して外部に排出されるが、この際、排気路7と給気路8との間での熱交換により、給気路8を流れる外気が加熱されて70〜100℃程度まで昇温される可能性がある。然し、給気路8から給気室5に流入した高温空気は、給気室5に配置した冷却用熱交換器14を流れる冷水により冷却される。従って、空気が高温のままハウジング1の内部空間に流入することを防止でき、高温空気による制御ユニット10や燃焼ファン9の昇温、ひいてはこれらの誤作動等の弊害が防止される。
以上は、上記先願のものと同様であるが、本実施形態では、バイパス通路13と出湯路12の合流部13bを、バイパス通路13と給水路11の分岐部13aよりも鉛直方向下方に位置させており、この点で先願のものと相違する。以下、この相違点による作用効果について詳述する。
出湯停止時には、分岐部13aから給湯用熱交換器3→合流部13b→冷却用熱交換器14の経路で分岐部13aに戻る閉ループ内で滞留水が流動可能になる。ここで、本実施形態では、閉ループの鉛直方向最低位置は合流部13bになる。そして、閉ループの鉛直方向最高位置と鉛直方向最低位置とを結ぶ互いに逆向きの2つの流路は、最高位置たる冷却用熱交換器14の最高部からバイパス通路13の下流部分を介して合流部13bに至る第1流路と、冷却用熱交換器14の最高部から冷却用熱交換器14とバイパス通路13の上流部分と分岐部13aと給湯用熱交換器3と出湯路12の上流部分とを介して合流部13bに至る第2流路とになる。尚、本実施形態では、分岐部13aと合流部13bとの高さの差を10cmに設定している。
図2は、図1のA〜Dの各点、即ち、出湯路12の合流部13b下流のA点、バイパス通路13の合流部13b近傍のB点、冷却用熱交換器14の中間のC点、バイパス通路13の分岐部13a近傍のD点で計測した水温を示している。t1は出湯を停止した時点、t2は出湯を再開した時点であり、出湯停止から再出湯までの時間は1分間である。尚、出湯時は、出湯路12の合流部13b下流の水温が40℃になるように制御し、また、出湯停止後に燃焼ファン9の継続作動で5秒間のアフターパージを行っている。
図2に示されているように、出湯を停止した瞬間にB点の温度が急上昇する。これは、慣性により出湯路12の温水が合流部13bからバイパス通路13に流入したためと考えられる。このようにして第1流路の水温が上昇すると、第1流路の滞留水の鉛直方向の比重積分値が一時的に減少する。一方、第2流路の滞留水の鉛直方向の比重積分値は、給湯用熱交換器3に温水が存在するものの、冷却用熱交換器14及びバイパス通路13の上流部分に存在する冷水の影響で、第1流路の比重積分値よりも大きくなる。そのため、第2流路から合流部13bを介して第1流路に向かう流れを生じ、給湯用熱交換器3内の温水が合流部13bを経由して冷却用熱交換器14に流入し、C点の水温が上昇し、更には、D点の水温が上昇する。但し、第2流路と第1流路の比重積分値の差は先願のものに比し小さい。そのため、第2流路から合流部13bを介して第1流路に向かう流れの勢いは弱く、C点、D点の水温は緩やかに上昇する。
次に、給湯用熱交換器3内の水温が後沸きで上昇すると、第2流路の比重積分値が減少して、遂には第1流路の比重積分値と等しくなり、この時点(図2のt3の時点)で第2流路から合流部13bを介して第1流路に向かう流れが停止する。その後は、B点の水温が放熱で下降し、D点の水温は上昇しなくなる。尚、C点の水温は、流動停止後も燃焼室4からの熱伝導により緩やかに上昇しているが、図4に示した先願の給湯器のC点の水温に比べるとかなり低い。再出湯時には、出湯温度のオーバーシュートを生ずるが、設定湯温(40℃)に対するオーバーシュート量は10.5℃程度であり、オーバーシュート量が13.5℃にもなる先願の給湯器に比し、3℃も低くなる。
尚、バイパス通路13に、給湯用熱交換器3の温水が冷却用熱交換器14に移行することを阻止する逆止弁を介設することも考えられるが、本実施形態では、合流部13bの位置を分岐部13aの位置よりも低くするだけで再出湯時の出湯温度のオーバーシュートを抑制でき、コスト的に非常に有利である。
本発明の実施形態の給湯器を模式的に示した図。 図1の給湯器の各部の水温の変化を示すグラフ。 先願の給湯器を模式的に示した図。 図3の給湯器の各部の水温の変化を示すグラフ。
符号の説明
1…ハウジング、2…バーナ、3…給湯用熱交換器、4…燃焼室、5…給気室、6…給排気管、6a…内管、6b…外管、7…排気路、8…給気路、9…燃焼ファン、11…給水路、12…出湯路、13…バイパス通路、13a…分岐部、13b…合流部、14…冷却用熱交換器。

Claims (1)

  1. ハウジングと、ハウジング内に配置した、バーナおよびバーナにより加熱される給湯用熱交換器を収納した燃焼室と、ハウジング内に燃焼室の上方に位置させて配置した、ハウジングの内部空間に連通する給気室と、燃焼室に連通して排気路を構成する内管と、給気室に連通して内管との間に給気路を構成する外管とで構成される2重管構造の給排気管と、外気を給気路と給気室とハウジングの内部空間とを介して燃焼室に燃焼用空気として供給すると共に、バーナの燃焼排気を燃焼室から排気路を介して外部に排出する燃焼ファンとを備える給湯器であって、
    給気室に、給湯用熱交換器の上流側の給水路から分岐して給湯用熱交換器の下流側の出湯路に合流するバイパス通路に介設される冷却用熱交換器を配置するものにおいて、
    バイパス通路と出湯路の合流部を、バイパス通路と給水路の分岐部よりも鉛直方向下方に位置させることを特徴とする給湯器。
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