JP3920115B2 - ボトル缶の測定検査方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、測定検査方法に係り、特にアルミニウムやその合金からなるボトル缶を測定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属製のボトル缶(以下、単にボトル缶と略称す)は、アルミニウムやアルミニウム合金からなる金属板を絞り加工(Drawing)と、次いで行われるしごき加工(Ironing)とによって形成されるため、一般にDI缶と呼ばれている。
【0003】
このようなボトル缶は、現在、飲料用の缶として広く使われており、金属板から有底筒状の缶胴に形成された後、その上部が縮径(ネックイン加工)されることによって缶胴の径より小さな口金が形成され、その後、口金にキャップを被着するためのねじ部が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、ボトル缶の需要が高まるにつれ、より高品質より均一化を図るため、ボトル缶を測定することが要求されている。
ところが、アルミニウム製等のようなボトル缶は、円筒形状であるので、周囲の位置が明確に区別されておらず、また柔軟性を有する薄肉でかつDI加工されていて、しかも缶胴をネックイン加工することによって口金を形成した後、口金にねじ部を設けるので、缶胴の軸線と口金の軸線とにずれを生じることが余儀なくされ、そのため、形成されたねじ部にばらつきが生じる、即ち、ねじ部のねじ山やねじ谷にばらつきが生じる問題があった。
この問題を解消するためには、ボトル缶のねじ部を検査し、この検査結果に基づいてねじ部の加工を修正することが考えられるが、一般の二次元形状測定機を用いた手動による方法以外検査するための有効適切な方法が提供されていないのが実情であった。
【0005】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、ボトル缶のねじ部を確実に測定検査することができ、ボトル缶の品質を高めることが可能な測定検査方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、外周面にねじ部が形成された口金を有する金属製のボトル缶を測定台上にセットし、該ボトル缶をその軸線を中心として回転させつつ、該ボトル缶の側方から撮像手段により該ボトル缶の輪郭線を撮像し、その撮像データに基づいて前記ねじ部を測定検査するボトル缶の測定検査方法であって、A.前記ねじ部のねじ始まり部が前記輪郭線上に現れた状態にて該ねじ始まり部に対応する部分に計測領域を設定し、B.ボトル缶の回転に伴って変位するねじ山突端及びねじ谷の座標を求めつつ、一定間隔おきに前記計測領域を該ねじ山突端及びねじ谷に追従して変位させ、C.前記ねじ山突端及びねじ谷の座標データに基づきねじ部を測定検査することを特徴とする。
【0007】
この発明に係る測定検査方法によれば、ボトル缶の回転に伴って変位するねじ山突端及びねじ谷の座標を求めつつ、一定間隔おきに前記計測領域を該ねじ山突端及びねじ谷に追従して変位させると、計測領域によりねじ山突端及びねじ谷の座標データが得られ、その座標データに基づいてねじ部を測定検査するので、ボトル缶のねじ部を確実に測定検査することができ、ねじ部の測定検査を良好に行うことができる。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の測定検査方法において、前記ねじ山突端及びねじ谷の座標データに基づいてねじ歪みを測定検査することを特徴とする。
【0009】
この発明に係る測定検査方法によれば、ねじ山突端及びねじ谷の座標データに基づいてねじ歪みを測定検査するので、ねじ歪みの検査を良好に行うことができる。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の測定検査方法において、前記ねじ山突端及びねじ谷の座標データに基づいてねじの傾斜角度を測定検査することを特徴とする。
【0011】
この発明に係る測定検査方法によれば、ボトル缶のねじ部の傾斜角度も確実に測定することができるので、ねじ部の傾斜角度の測定検査を良好に行うことができる。
【0012】
請求項4に係る発明は、請求項1記載の測定検査方法において、前記ねじ山突端及びねじ谷の座標データにより検出された前記ねじ始まり部からねじ終り部までの前記ボトル缶の回転角度に基づいてねじ巻数を測定検査することを特徴とする。
【0013】
この発明に係る測定検査方法によれば、ねじ山突端及びねじ谷の座標データにより検出された前記ねじ始まり部からねじ終り部までの前記ボトル缶の回転角度に基づいてねじ巻数を測定するので、ねじ巻数の測定検査を良好に行うことができる。
【0014】
請求項5に係る発明は、請求項4記載のボトル缶の測定検査方法において、前記ボトル缶を、前記ねじ始まり部から規定のねじ巻数に基づいて前記ねじ部のねじ終わりが前記輪郭線に現れる近傍手前まで回転させ、その後、該ボトル缶を所定角度ずつ回転させつつねじ終わりを検出し、前記近傍手前までの回転角度及び前記所定角度ずつの回転累積角度に基づいてねじ部の巻数を測定検査することを特徴とする。
【0015】
この発明に係る測定検査方法によれば、ボトル缶を、前記ねじ始まり部から規定のねじ巻数に基づいてねじ終わりが輪郭線上に現れる近傍手前まで回転させた後、ボトル缶を所定角度ずつ回転させつつねじ終わりを検出することで、ねじ部の巻数を測定検査するので、これによってもねじ部の巻数の測定検査を良好に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1から図9はこの発明の一実施の形態に係る測定検査方法を適用した測定検査装置を示す図である。
この実施形態の測定検査方法を述べる前に、まず、測定するボトル缶について説明する。図9に示すボトル缶30は、アルミニウム製若しくはその合金製の板体をDI加工することによって有底筒状の缶胴31が形成され、次いでその缶胴31の先端開口部をネックイン加工して口金32が形成され、その後、口金32の周囲に図示しないキャップを被着するためのねじ部33が形成され、また先端部に開口部の形成壁を外方に折り返してカール部34が形成される。
【0017】
この場合、ボトル缶30の形成過程においては、下塗り塗装、文字塗装等が施され、かつ焼き付け処理される。図9において、符号35は、口金のねじ部33におけるねじ始まり部35を示している。このねじ始まり部35は、詳細に図示していないが、口金32の周囲に対し上部から下方に螺旋状に形成されたねじ部33において、そのねじ山とねじ谷とが規定の寸法をもつことでねじ部33として機能する有効ねじの始点部分をなしている。
【0018】
そして、図1に示す実施形態の測定検査装置は、上記ボトル缶30を測定するためのものであって、大別すると、ボトル缶30の供給部1と、供給部1から繰り出されたボトル缶30を測定位置に送り込む搬送機構3を備えている。
【0019】
供給部1にはボトル缶30を複数貯留するストッカー2が備えられ、ストッカー2は、図2に示すように、出口側が低くかつそれと反対側が高くなるように傾斜して設置されており、内部に例えば同一種類のボトル缶30を三段に重ねて貯留する第1貯留部2Aと、その上に、長さが違う等種類の異なるボトル缶30を三段に重ねて貯留する第2貯留部2Bとを有し、これら貯留部2A、2B内のボトル缶30が出口側に移動するようになっている。
【0020】
各貯留部2A、2Bには、図1のように長手方向に沿う位置決め板2cと押圧板2dとが設けられ、押圧板2dが前方にスライドしてボトル缶30の先端開口を位置決め板2cに押し付けることで、長さの異なるボトル缶30でもボトル缶30の先端を揃えた状態で貯留するようになっている。
また、供給部1には、図2に示すようにL字状に形成された搬出体2aが設けられ、搬出体2aが貯留部2A、2Bの出口側にて測定すべきボトル缶30を受け取った後、鎖線のように回転することで排出シュータ2bを介して繰り出し位置に繰り出すようにしている。搬出体2aは、各貯留部2A、2B間で昇降可能でかつ回動可能に構成されている。
【0021】
搬送機構3は、吸着部4と、ロボットハンド5と、マーカセンサ6を備え、供給部1からボトル缶30が繰り出されると、そのボトル缶30をシリンダ等の介添体(図示せず)を介して吸着部4に押し出し、吸着部4がボトル缶30を吸着した後、その状態で受け渡し位置7まで移動する。
【0022】
その際、吸着部4が受け渡し位置7に到達した時点で、ボトル缶30をその軸線周りに回転させ、マーカセンサ6がボトル缶30に設けられたマーク部36を検出することで、受け渡し位置7においてボトル缶30の周方向の位置が特定位置として位置決めされる。マーク部36は、ボトル缶30の口金32において、ねじ部33のねじ始まり部35の位置に予め設けられた着色体からなっている。吸着部4にはボトル缶30を軸線周りに回転させる回転機構が設けられ、マーカセンサ6がマーク部36を検出した時点で、ボトル缶30の回転を停止することで、ボトル缶30のマーク部36の位置を特定位置に位置決めさせ、これによってボトル缶30の周方向の位置が特定されるようになっている。
【0023】
ロボットハンド5は、受け渡し位置7にてボトル缶30を受け取ると、自身の姿勢を変えてボトル缶30を測定台8に載置する。従って、ロボットハンド5がボトル缶30を測定台8に載置すると、測定台8上におけるボトル缶30の周方向の位置が定まっている。
【0024】
測定台8は、図3のようにボトル缶30をその軸線周りに回転させる回転部9と、回転部9を昇降させる昇降部10とを備え、測定時、必要に応じボトル缶30を回転させたり昇降できるようにしている。この測定台8は、回転部9に吸着機構が設けられ、ロボットハンド5によってボトル缶30が送り込まれると、ボトル缶30を吸着機構の作動により回転部9に吸着し、しかもボトル缶30の軸線と回転部9の測定中心軸とが一致するようにしている。
【0025】
また、この測定検査装置は、図3に示すように、撮像カメラとして三台からなる第1〜第3カメラ11〜13と、測定すべきボトル缶30を照明する照明機構(符示せず)と、撮像データに基づいて画像処理することでボトル缶30を測定する画像処理部17とを備えている。
【0026】
撮像カメラの第1カメラ11は、測定個所数の多いメインとなる撮像データを得るためのもので、図1のようにボトル缶30と正対した位置に設置され、第2カメラ12は第1カメラ11と所定角度(例えば120度)α1隔てた位置にボトル缶30と正対して設置され、第3カメラ13は、ボトル缶30の開口部に設けられたカール部34の内径を撮像するため、ボトル缶30の上方位置に設置されている。
【0027】
この場合、第1カメラ11は、ボトル缶30の全長、首長、スカート高さ、カール幅の他、ねじ部33等多数の測定個所を撮像するためのものであり、第2カメラ12は、ボトル缶30のネック長を測定するためのものである。これら第1〜第3カメラ11〜13の各々は、例えばCCD等のような固体撮像素子により構成されている。
【0028】
照明機構は、第1〜第3照明器14〜16からなっている。第1及び第2照明器14、15は、第1及び第2カメラ11、12の各々がボトル缶30をシルエット像として撮像できるように設置されている。即ち、図1のように、第1照明器14は、測定台8上のボトル缶30を挟んで第1カメラ11と対向する位置に設置され、第2照明器15は、測定台8上のボトル缶30を挟んで第2カメラ12と対向する位置に設置されている。第3照明器16は、第1カメラ11の前方位置の周囲に設けられた環状をなしている。
【0029】
画像処理部17は、制御装置18に備えられている。制御装置18は、図3に示すように測定検査装置全体を制御するもので、入力部20により、測定検査に必要な各種のデータが入力されると、それに基づいて前述したストッカー2を備えた供給部1と、吸着部4及びロボットハンド5並びマーカセンサ6を備えた搬送装置3の各種駆動系と、測定台8の各種駆動系及び制御系とをそれぞれ駆動制御するようになっている。
【0030】
画像処理部17は、第1〜第3カメラ11〜13によって撮像された撮像データに基づいて、ボトル缶30の測定部位をそれぞれ測定するようになっている。
つまり、第1カメラ11によってボトル缶30における口金周辺部の撮像データが入力されると、それに基づいてボトル缶30のねじ部33を種々検査する他、ボトル缶30の全長、首長、ネック長、スカート高さ、ねじ山33の高さ等を測定するようになっている。それ以外として、画像処理部17は、第2カメラ12により第1カメラ11と異なる撮像距離でボトル缶30の口金周辺部の撮像データが入力されると、それに基づいてネック長を測定し、更に第3カメラ13によってボトル缶30の先端開口部の撮像データが入力されると、その撮像データからボトル缶30の口金32に設けられているカール部34の内径寸法を測定するようになっている。
【0031】
そして、画像処理部17による測定結果、測定内容が許容範囲内であれば、測定対象のボトル缶30が次の工程に搬出され、許容範囲外であれば、ロボットハンド5が測定対象のボトル缶30を不良処理工程へ搬出するようにしている。
【0032】
ところで、ボトル缶30のねじ部33を測定する際、ボトル缶30が円筒形状であって、周方向の任意の位置を特定することができないものとなっている。そこで、前記撮像カメラがボトル缶30を撮像する際、ボトル缶30に設けられているマーク部36を特定の位置に位置決めし、その位置決めされたマーク部36を基準として撮像することで、ボトル缶30の周方向の位置を特定するようにしている。
【0033】
そのため、この測定検査装置では、測定位置においては、第1カメラ11がボトル缶30を撮像したとき、ボトル缶30のマーク部36の位置が撮像画面上の左右いずれかの端部に配置されるように設定され、この実施形態では図4のように、撮像画面X上に現れているボトル缶30の輪郭線上の左端にマーク部36が、つまりねじ始まり部35が位置決めされるようになっている。
【0034】
即ち、ボトル缶30がロボットハンド5によって測定台8に載置されたとき、そのボトル缶30のねじ部33におけるねじ始まり部35が、図1のように第1カメラ11と正対する位置から90度の角度αで反時計方向にずれた位置となるように載置している。従って、第1カメラ11によってボトル缶30が撮像されると、その撮像画面Xの輪郭線上にはボトル缶30のねじ始まり部35が図4のようにボトル缶30の口金の左端に位置決めされる。
【0035】
このようにして測定台8に対し、ボトル缶30の周方向の位置を特定してセットすることにより、画像処理部17がボトル缶30のねじ部33について、ねじ歪み、ねじ傾斜角度及びねじ巻数を測定検査するようにしている。
【0036】
次に、この実施形態の測定検査装置による測定方法について説明する。
ボトル缶30の測定に際しては、供給部1のストッカー2から測定すべき種類のボトル缶30が一個繰り出されると、そのボトル缶30が搬送機構3の吸着部4に吸着され、吸着部4の移動によって受け渡し位置7に移動される。このとき、吸着部4が回転すると共に、ボトル缶30の口金32のねじ部33のねじ始まり部35に設けられているマーク部36をマーカセンサ6が検出することで、受け渡し位置7においてボトル缶30のマーク部36が周方向を特定位置にして位置決めされる。
【0037】
このように、ボトル缶30がマーク部36により周方向を特定位置として受け渡し位置7に到達された後、そのボトル缶30がロボットハンド5によって測定台8に載置されると、その状態でボトル缶30が測定されることとなる。このとき、測定台8は、ボトル缶30が載置されると、これを吸着することによってボトル缶30の軸線が測定中心軸に一致したままで固定する。
【0038】
そして、撮像カメラとしての第1〜第3カメラ11〜13が測定台8上のボトル缶30をそれぞれの設置位置から撮像すると、その撮像データが画像処理部17に出力されることとなる。その際、ボトル缶30が、図1のように第1カメラ11と正対する位置から90度の角度α1で反時計方向に移動した位置にマーク部36が位置決めされ、その位置がねじ始まり部35の位置であることから、第1カメラ11がボトル缶30を撮像すると、ボトル缶30の撮像データの左端に図4のようなねじ始まり部35が映し出され、第1カメラ11がボトル缶30のねじ始まり部35を基準として撮像する。
【0039】
その後、画像処理部17では、ねじ歪み測定検査が実行される。その際、画像処理部17は、測定検査に際し、予め、基準ゲージに基づいてボトル缶の天面高さ、計測領域Kを設定しておく。そして、第1カメラ11がボトル缶30を撮像してその撮像データが画像処理部17に入力され、画像処理部17は、測定すべきボトル缶30の天面L1の位置を設定すると共に、計測領域Kを決定する。
【0040】
そして、測定台8が所定の角度(例えば3.6度)ずつ回転し、画像処理部17がその角度ごとに撮像データを取り込む。即ち、画像処理部17は、最初の撮像データに基づき、計測領域K内のねじ始まり部35であるねじ山突端37a、ねじ谷37bの座標位置を測定し、次に、測定台8がねじ部33の巻方向に沿って所定の角度(3.6度)回転したときに同様にねじ山突端37a、ねじ谷37bの座標位置を測定し、順次これを繰り返す。この際、計測領域Kをねじ山突端37a、ねじ谷37bの変位に追従させて下方へ変位させる。そして、この測定をねじ部33のねじ終わりまで継続し、ねじ終わりにおいてボトル缶30の回転を停止する。ここで、ボトル缶30のねじ終わりは、ねじ山突端37aとねじ谷37bとの寸法差が一定値以下になったことをもって、ねじ終わりとして検出する。
【0041】
上記の測定において、第1カメラ11によってボトル缶30が撮像され、かつ各所定角度ごとの計測領域K内のねじ山突端37aの座標位置を測定することにより、これらのデータを最小二乗法で演算することで図6のようなねじ山基準線Oを求める。そして、このねじ山基準線Oからねじ山突端37aの最大値P1、最小値P2及び基準線Oの角度θを求める。これにより、ねじ山突端37aの最大値P1をねじ歪みの大きさとして検出すると共に、基準線Oの角度θによりねじ部33の傾斜角度(リード角)Qが得られることとなる。
【0042】
一方、ねじ部33の巻数を測定するには、ボトル缶30の輪郭線上に現れるねじ部33に対応する部分に計測領域Kを設定し、ボトル缶30を、規定のねじ巻数に基づいてねじ部33のねじ終わりが前記輪郭線に現れる近傍手前まで回転させ、その後、ボトル缶30を所定角度ずつ回転させつつねじ終わりを検出し、前記近傍手前までの回転角度及び前記所定角度ずつの回転累積角度に基づいてねじ部の巻数を測定する。
【0043】
以下、巻数測定の具体例について説明する。この例では、ボトル缶30のねじ部33の規定巻数が1.7回であるものとする。図8に示すように、ボトル缶30のねじ始まり部35(マーク部36)の位置を、カメラ11に対し90度の角度をもって輪郭線の左側端部に位置させた場合には(この位置を0度とする)、ボトル缶30の規定のねじ終わりEの位置は、反対側の輪郭線(180度位置)右端からα2=72゜の位置にある。
即ち、巻数を2倍して整数部と小数部とに分け、小数部に180゜を乗じるとα2が算出される。
1.7×2=3.4=3+0.4 …(1)
180°×0.4=72゜ …(2)
規定の巻数であれば、72゜回せば輪郭線上にねじ終わりEが現れるが、実際にはねじ終わりEの位置に誤差ある場合があるので、その手前、例えばその90%手前まで回し、そこから一定角度ずつ測定すればいずれかの測定位置でねじ終わりEを測定できることになる。
【0044】
即ち、ボトル缶30を72°の角度α2で反時計方向に一気に逆転させると、誤差等の関係からねじ終わりEの部分が通過してしまい、ねじ部33の有効な部分とねじ終わり部Eとの境界が判断できなくなるため、一定角度回転し、その位置から小刻みに測定してねじ終わりEの位置を検出するのである。
ここで、90%回転させるとすれば、
72°×0.9=64.8° …(3)
α3=64.8°となり、この位置まで回転させ、この位置から前述したと同様にして3.6°ずつ回転させ、その都度ねじ終わりEが現れたかどうかを判定しつつその回転させた回数をカウントし、ねじ終わりEが現れた時点で回転を停止する。
ここで、上記回数ごとの回転角度を積算し、例えば回数が3回であった場合には、
3.6°×3=10.8° …(4)
となり、従って巻数は、
(180°×3+64.8°+10.8°)/360°=1.71回
となり、規定の巻数1.7回に対して0.01回多い巻数であることが判断できる。
【0045】
このように、ボトル缶30を、規定のねじ巻数に基づいてねじ部33のねじ終わりが前記輪郭線に現れる近傍手前まで回転させ、その後、ボトル缶30を所定角度ずつ回転させつつねじ終わりを検出し、前記近傍手前までの回転角度及び前記所定角度ずつの回転累積角度に基づいてねじ部の巻数を測定することにより、巻数をねじ始まりから測定する必要が無く、巻数測定を迅速かつ的確に行うことができる。
なお、同様にしてボトル缶30を時計方向に回転させることにより測定することもできるのは勿論であるが、ねじ部33の巻数に応じ、ボトル缶輪郭線の左右のいずれかに寄っているのかに応じて選定する方が好ましい。
【0046】
かくして、この測定検査装置によれば、供給部1と搬送機構3と撮像カメラとしての第1〜第3カメラ11〜13と画像処理部17と制御装置19とを備えて構成されるので、ボトル缶30のねじ部33における種々の測定検査を確実に行うことができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、ボトル缶の回転に伴って変位するねじ山突端及びねじ谷の座標を求めることで得られたねじ山突端及びねじ谷の座標データに基づき、ねじ部を測定検査するので、ボトル缶のねじ部を確実に測定検査することができ、ねじ部の測定検査を良好に行うことができる効果が得られ、ボトル缶をより高品質かより均一化させることができる効果が得られる。
【0048】
請求項2に係る発明によれば、ねじ山突端及びねじ谷の座標データに基づきねじ歪みを測定検査するので、ねじ歪みの検査を良好に行うことができる効果が得られる。
【0049】
請求項3に係る発明によれば、ボトル缶のねじ部の傾斜角度も測定検査するので、ねじ部の傾斜角度の測定検査を良好に行うことができる効果が得られる。
【0050】
請求項4に係る発明によれば、ねじ山突端及びねじ谷の座標データにより検出された前記ねじ始まり部からねじ終り部までの前記ボトル缶の回転角度に基づいてねじ巻数を測定検査するので、ねじ巻数の測定検査を良好に行うことができる効果が得られる。
【0051】
請求項5に係る発明によれば、ボトル缶を、前記ねじ始まり部から規定のねじ巻数に基づいてねじ終わりが輪郭線上に現れる近傍手前まで回転させた後、ボトル缶を所定角度ずつ回転させつつねじ終わりを検出することでねじ部の巻数を測定検査するように構成したので、これによってもねじ部の巻数の測定検査を良好に行うことができる効果が得られ、しかも迅速に行える効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態に係る測定検査装置を示す図であって、ボトル缶の搬送経路を示す平面図である。
【図2】 供給部を示す説明用正面図である。
【図3】 図1の測定検査装置における要部を示す構成ブロック図である。
【図4】 撮像カメラによって撮像されたボトル缶を示す説明図である。
【図5】 ボトル缶のねじ部のねじ歪み検査時、ねじ部におけるねじ始まりのねじ山突端の座標を読み出す説明図である。
【図6】 ねじ部のねじ山突端の座標データに基いてねじ歪み、ねじの傾斜角度を求めるための説明図である。
【図7】 ボトル缶のねじ部におけるねじ山突端とねじ谷との差を求める説明図である。
【図8】 ねじ部の巻数に基づいて巻数の測定検査を行うための説明図である。
【図9】 ボトル缶の口金周辺を示す説明図である。
【符号の説明】
1 供給部
2 ストッカー
2A、2B 第1、第2貯留部
3 搬送機構
4 吸着部
5 ロボットハンド
6 マーカセンサ
7 受け渡し位置
8 測定台
9 回転部
10 昇降部
11 第1カメラ(撮像カメラ)
12 第2カメラ(撮像カメラ)
13 第3カメラ(撮像カメラ)
14 第1照明器(照明機構)
15 第2照明器(照明機構)
16 第3照明器(照明機構)
17 画像処理部
18 制御装置
20 入力部
30 ボトル缶
32 口金
33 ねじ部
34 カール部
35 ねじ始まり部
36 マーク部
37a ねじ山突端(ねじ山の頂部)
37b ねじ谷
E ねじ終わり
X 撮像画面
K 計測領域
Δ ねじ山(突端)とねじ谷との差
Claims (5)
- 外周面にねじ部が形成された口金を有する金属製のボトル缶を測定台上にセットし、該ボトル缶をその軸線を中心として回転させつつ、該ボトル缶の側方から撮像手段により該ボトル缶の輪郭線を撮像し、その撮像データに基づいて前記ねじ部を測定検査するボトル缶の測定検査方法であって、
A.前記ねじ部のねじ始まり部が前記輪郭線上に現れた状態にて該ねじ始まり部に対応する部分に計測領域を設定し、
B.ボトル缶の回転に伴って変位するねじ山突端及びねじ谷の座標を求めつつ、一定間隔おきに前記計測領域を該ねじ山突端及びねじ谷に追従して変位させ、
C.前記ねじ山突端及びねじ谷の座標データに基づきねじ部を測定検査することを特徴とするボトル缶の測定検査方法。 - 請求項1記載の測定検査方法において、
前記ねじ山突端及びねじ谷の座標データに基づいてねじ歪みを測定検査することを特徴とするボトル缶の測定検査方法。 - 請求項1記載の測定検査方法において、
前記ねじ山突端及びねじ谷の座標データに基づいてねじの傾斜角度を測定検査することを特徴とするボトル缶の測定検査方法。 - 請求項1記載の測定検査方法において、
前記ねじ山突端及びねじ谷の座標データにより検出された前記ねじ始まり部からねじ終り部までの前記ボトル缶の回転角度に基づいてねじ巻数を測定検査することを特徴とするボトル缶の測定検査方法。 - 請求項4記載の測定検査方法において、
前記ボトル缶を、前記ねじ始まり部から規定のねじ巻数に基づいて前記ねじ部のねじ終わりが前記輪郭線に現れる近傍手前まで回転させ、その後、該ボトル缶を所定角度ずつ回転させつつねじ終わりを検出し、前記近傍手前までの回転角度及び前記所定角度ずつの回転累積角度基づいてねじ部の巻数を測定検査することを特徴とするボトル缶の測定検査方法。
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