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JP3918793B2 - コードレス締結工具 - Google Patents

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JP3918793B2
JP3918793B2 JP2003331041A JP2003331041A JP3918793B2 JP 3918793 B2 JP3918793 B2 JP 3918793B2 JP 2003331041 A JP2003331041 A JP 2003331041A JP 2003331041 A JP2003331041 A JP 2003331041A JP 3918793 B2 JP3918793 B2 JP 3918793B2
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Description

本発明はビル建築、橋梁建築等に使用される鉄骨の締結に用いるナットランナーやシャーレンチ等のコードレス締結工具に関するものである。
以下、ボルト先端のチップを一定の剪断力で剪断してボルトを一定トルクで締結するシャーレンチをコードレス締結工具として説明する。
実開平6−53066号 実開平6−11972号 特開平4−217473号 特開平1−210278号 特開平6−31646号
図3は鉄骨の締結に用いられているシャーボルトを示す。M16〜M24のボルト41の先端には、締付時にインナソケット16で把持されるチップ42が設けられ、ナット43とボルト41の頭40の間に複数の鉄骨44を挾み込み、図4に示すシャーレンチのアウタソケット15でナット43を、インナソケット16でチップ42を保持し、300〜1000Nmの強大なトルクで締め付ける。チップ42にはくびれ部45があり、該くびれ部45の均一な剪断トルクでねじ切れる性質を利用し、一定の締付トルクを得るようにしていた。
従来、この作業に用いる電動式シャーレンチは、図4に示すように商用の100V〜200Vの交流電源から、30m〜60mの長大なコード101を介して電源を得ていた。モータ102の回転を、アイドルギヤ3、ファーストギヤ4、小傘歯車5、大傘歯車6、3段の遊星歯車等で約1/1500に差動減速し、インナソケット16とアウタソケット15の間に300〜1000Nmの強大な締結トルクを得ていた。ハンドル103は、前記ソケット15、16、遊星歯車、傘歯車5、6からなる出力部とモータ102等の動力部を連結する形で出力部後端のテールカバー106から後方に突出して取り付けられていた。ハンドル103内にはモータ102と電源の接続を開閉する電源スイッチ27と、小傘歯車5の後端からプランジャ17とソレノイドコイル18の吸引力を利用して歯車内部の貫通穴を介してロッド19でチップ42を押し出すソレノイド式のチップ排出機構を駆動するサブスイッチ28が収納されていた。
上記シャーレンチには以下に示す問題があった。
(1)この種の作業はビルや橋梁等の高所で足場や電源事情も悪い状態で行われるが、商用電源を利用するため、コード101を30m〜60mと長く引き回す必要があり非能率的であると共に強大なトルクを出すためにモータ102そのものも入力電力が1200W以上の大型のものとなり、例えば100Vでは13Aを超す大電流となり、長いコード101の抵抗による電圧降下が12〜24Vに達してしまう。このため、モータ回転数の低下による締結速度の低下やソレノイドコイル18の吸引力の低下によるチップ42の排出不良等の性能の低下及びコード101が太く重いものとなり操作性が悪い。
(2)これら問題を解決するために、電池を電源としたコードレス締結工具にすることも考えられるが、現状技術では電圧24V、容量2Ah、質量1.2kg程度の電池が必要である。しかし、モータの焼損やスイッチ接点の溶着に対する電流許容量の限界から、24Vでは約30Aが電流の限界であり、この制限から得られるモータの許容入力電力は、24V×30A=720W程度が限界である。AC100Vに比べて約40%も非力なモータで従来同様のトルクを得るためには、減速比を従来の1/1500から1.6倍の1/2400に上げる必要があり、モータピニオンから傘歯車5、6の間のファーストギヤ4等の平歯車を大型化し減速比を大きくせざるを得ない。このため図4に示す如く大傘歯車6を小傘歯車5の前方に設けると、小傘歯車5に係合したファーストギヤ4の大型化によって出力部の全長(図4のL寸法)が長くなり、寸法上の制限のあるH形鋼の中での締め付けにおいて本体が長くH形鋼の中に入らない恐れがある。
(3)締結途中で電池の残量が無くなりカセット式電池を交換する際、例えば、H形鋼のコーナ部等では、本体の上方向、ソケットの長手方向が建築物に近接し、もしもこの方向に電池の挿入方向があると、電池を取外せない恐れがある。
(4)電池の大きさは100×100×70mmの大きなサイズとなるため、H形鋼のコーナ部等の狭所でナット43とソケット15の嵌合を阻害する恐れがある。
(5)図14の従来のドライバドリルのように電池31をハンドル24cの下部に配置すると、シャーレンチの場合先端の出力機構部が約2.5kgと重いため先端側に傾き倒れてしまう。このため本体を立てられず寝せておくと全重量約5kgの本体を取り上げる際、本体を起こすこととなり操作性が悪い。
(6)入力電力720W程度の従来のコードレス工具にはない大出力のモータでは、内蔵の磁石も従来になく強力かつ大形となり、モータの外部に漏れる磁束も大きくなる。このため図15に示す如く本体を鉄骨や足場板の上に寝かせて置いた時に、鉄骨や足場板上の鉄粉や鉄製の切粉がモータハウジング外周に吸い付けられる恐れが大きい。また、この大きな入力電力に耐えるためモータには冷却用ファンが装着されるが、吸着した鉄粉や切粉が冷却ファンによってモータ内に吸引されて回転子と磁石の間に付着し、メカニカルロスが増える恐れがある。
(7)本体重量が約4〜5kg有るのに加えて、電池が1.2kg加わるため、バランスを考慮しないと重く操作性の悪いものになってしまう。
(8)重い電池は本体落下時にハウジング等の外枠部品に相当のダメージを与え破損の原因となる。
(9)図4のシャーレンチのように出力部に対してハンドルが後方に突出した構造では、H形鋼の中等の狭い場所ではハンドルが邪魔になって作業ができなかったり、カチアゲ作業とよばれる足元のボルトを下から上へ締め上げる際(図13参照)に、ハンドルが出力部よりも突出している分ハンドル位置が操作者から遠くなり、スイッチの操作がしにくい。
(10)重心バランスを良くするためにハンドルやモータを前方のソケット部に近付けて配置し、重心位置とハンドルの握り部を近付けると、ソケットの周囲に手の入るスペースが無くなり、ソケットをナットに挿入する際に両手で(一方の手でハンドルを他方の手でソケットを)保持することが難しく操作性が悪い。
(11)遊星歯車列やインナソケット、アウタソケット等の出力機構部は摩耗やかじりによって寿命が短く、定期的に交換する必要がある。しかし、出力機構部が歯車箱となるインナカバー104内の大傘歯車6に隠れた取付ボルト107で直接固定されているため、交換修理の際に取付ボルトを外して出力機構部を分離するには、インナカバー104をハウジング108から外し、ギヤカバー105とインナカバー104を分離し、テールカバー106を分離し、更にコイル18、プランジャ17、大傘歯車6、小傘歯車5を取り外す作業が必要となり、修理が面倒で費用がかさむ。
(12)100V、60Aで動作していたチップ排出用コイル18を電池の24V、30A程度の電源能力で駆動しなければならない。しかし低電圧のためコイルの吸引力が不足であり、同じチップ排出力を得ることができない。これを解決するためにコイル外周を鉄板で被い磁束の漏れを防ぐことは可能であるが、スペース及び部品点数が増し好ましくない。
(13)締結途中で電池の残量が無くなり、まだチップが剪断されていない場合、電源スイッチを切ってもモータピニオンからナットまでの軸系にはこの間の部材のねじれ変形による残留トルクが残っている。ある程度は自然に逆回転し戻るが、モータのカーボンブラシの摩擦抵抗や途中の歯車のメカニカルロス及び磁石モータ特有の磁石による磁力で復元しきらず、残留したねじりトルクでナットとアウタソケット及びチップとインナソケットの間に摩擦抵抗力が働き、本体をナットから外すことができなくなる。この場合、満充電の別の電池を持って来て交換するまで現場に本体を放置しなければならない。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、操作性、信頼性を向上すると共に分解修理が容易で、コンパクトなコードレス締結工具を提供することである。
なお、本発明の便宜上、図1に示す締結工具の場合、紙面の上方を工具の上方、紙面の下方を工具の下方と呼ぶことにする。また紙面の左側を工具の前方、紙面の右側を工具の後方と称して以下説明する。
上記した目的は、前記課題の順に次のようにすることにより達成される。
(1)電源を着脱自在なカセット式電池とするか、または該カセット式電池の端子部とほぼ同じ形状の端子部を有するアダプタを設け、該アダプタを短いコードを介してカセット式電池とは別の外部電池に接続し、該外部電池を電源とする。
(2)ファーストギヤに係合する小傘歯車を大傘歯車の前方に設ける。
(3)電池の着脱方向をソケットの長手方向と直角でハンドルの長手方向とする。
(4)ハンドルの上方にハンドルの長手方向と直角方向前方に延びる出力部を配置し、電池をハンドルに対して出力部と対称の位置に当たるハンドルの下方に配置する。
(5)ハンドルとモータに対して前記出力部と対称の位置に当たるハンドル及びモータの下方にこれらにまたがる位置に電池を配置し、本体の重心の長手方向の位置が電池の底面に収まる範囲に配置する。
(6)前記ハンドルとモータの下方にこれらにまたがる位置に電池を配置すると共に電池の幅(図2のB)をモータハウジングの幅(図2のA)よりも広くする。
(7)ハンドルの上方に出力部を配置すると共に前方にモータ部を配置し、ハンドルとモータに対して出力部と対称の位置に当たるハンドル及びモータの下方でこれらにまたがる位置に電池を配置する。
(8)モータハウジングと電池挿入口とハンドルと出力部の夫々の外枠をほぼ四角形状に連結する。
(9)出力部のアウタソケットとは反対側に位置する出力部の後端部とほぼ同じか僅かにへこむ位置にハンドルと電池を配置する。
(10)アウタソケットとモータハウジングの間に空間部を形成する。
(11)複数段の遊星歯車列とソケット部からなる出力部に歯車箱とは別体の板状のインナカバーを設けると共に傘歯車を覆う外枠の歯車箱となるギヤカバーに外部から取付ボルトで固定する。
(12)大傘歯車の軸となるファーストサンピニオンを磁性の有る鋼材製の中空構造とし、内部にソレノイドコイルを配置する。
(13)モータの通電極性を切替て回転方向を切替る自動復帰の押しボタン式等のスイッチをモータと電池の間に配置する。或いは、モータからセカンドリングギヤに至る間の回転軸の何れかに、スパナ、レンチ等の補助具を取付け可能な部分を設けるか、モータピニオンからセカンドリングギヤに至る間の回転軸の何れかに回転の伝達を離脱するクラッチを設ける。
上記のように構成したシャーレンチは、次のような作用効果を奏する。
(1)電池には従来のAC100V品のように数10mにも及ぶ長いコードが無く本体内部の数10cmのリード線のみ或いは別電池からの短いコードのみのため、電流が流れても電圧降下は1/20程度に小さく、コードの長さや太さに無関係に一定となる。
(2)ファーストギヤが係合する小傘歯車を大傘歯車の前方に配置したことによって、従来に比べて1.6倍程度外径の大きなファーストギヤを出力部後方のギヤカバーから突出することなく配置できる。
(3)H形鋼のコーナ部等周囲に障害物のある作業場所において、電池の着脱方向が、本体のハンドルを支えている操作者の腕の方向であるハンドルの長手方向に一致するので、障害物があっても電池を着脱できる。
(4)形状の大きな電池がソケットから最も離れた位置にあるため、ボルトを中心とした本体の振り角が図11のように大きくとれる。
(5)本体の重心位置が電池の底面の中にあるので、本体を電池を下にして立てても倒れない。従って作業の合間に置いたり取ったりする際に本体を起こす必要がない。
(6)本体を鉄粉や切粉の付いた鉄骨や足場板の上に横に寝せても、広幅の電池によってモータ及びモータハウジングが鉄骨や足場板に直接接することなく数10mm浮くため、モータの磁石の磁力が鉄粉や切り粉に達せず、モータやモータハウジングに吸引、付着することがない。またモータに内蔵された冷却ファンの風窓からの吸い込み力も達しない。
(7)電池の重さがハンドルに対して出力部の重さと釣り合う形となり、ハンドルの握り部が本体重心に近付くためバランスが良い。
(8)ハンドルとモータをつなぐ形で4角形状に外枠が形成されるので、ハンドルやモータの外枠が片持ち構造にならず、落下や打撃に対して強度が強い。
(9)ハンドルや電池が、全長の最も長い出力部よりも出張らないため、狭い所の作業でも邪魔にならない。
(10)アウタソケットを一方の手で持って本体を保持する際に、アウタソケットとモータハウジングの間に設けた空間部に手が入るので、もう一方の手でハンドルを握り、本体を両手で楽に保持できる。
(11)出力部は、他の部分を分解することなく外枠の外部からインナカバーの取付ボルトを外すのみで本体から分離できる。
(12)ソレノイドコイルから発生する磁束の漏れを中空のファーストサンピニオンが防ぐので、別部品のヨークを付けることなく吸引力を大きくできる。
(13)締結途中で電池が消耗し、チップが剪断されない状態でソケットが喰い付いたままモータが停止しても、押しボタンスイッチを押しながらメインスイッチを入れると、残っている電池の僅かの残量の電気でもモータは逆転可能なため、本体内の前記残留トルクは逆転で解放され、ナットとソケットの摩擦抵抗が無くなり、本体をナットから外すことが可能となる。またはスパナやレンチ等の補助具でモータ回転軸を逆転させても同様の作用が得られる。或いは、モータピニオンからセカンドリングギヤの間のクラッチを切り、残留トルクを解放しても同様の作用が得られる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1は本発明をコードレスシャーレンチに適用した一実施例を示すものである。
モータ1の上方に突出した回転軸の先端にはピニオン2が圧入により装着され、モータ1はモータハウジング24a、25a内に取付けられている。以下この部位を動力部83と称する。モータハウジング24a、25aとほぼ平行に設けられたハンドル24c、25c内にはモータ1と電池31間を開閉する電源スイッチ27が収納されている。以下この部位をハンドル部82と称する。ハンドル24c、25cとモータハウジング24a、25aの下方にはこれらをまたぐ状態で電池31が設けられ、電池31の電極31aに接触する端子30は電源スイッチ27に接続される。電池31は後述するインナソケット16や遊星歯車列からなる後述する出力機構部50とはハンドル24c、25cを基準に対称の位置にあるハンドル24c、25c下方の電池挿入部24d、25dに図中下方から挿入され、ハンドル24c、25cとモータハウジング24a、25aのまたぐ位置に両端をラッチ32とラッチ33で着脱自在に保持されている。また、図2に示す如く側面から見ると電池31の幅Bはモータハウジング24a、25aの幅Aよりも45mmほど大きくされ、この幅を有する電池31がハンドル24c、25cの後端からモータハウジング24a、25aの底部の1/3位にかかる位置まで延びている。以下この部位を電源部84と称する。
モータハウジング24a、25aにはモータ1に内蔵された図示しない冷却ファンの風の入口となる入口側風窓71が電池31寄りに、また風の出口となる出口側風窓72がピニオン2寄りに設けられている。電池31の着脱方向はソケットの長手方向と直角でハンドル24c、25cの長手方向と同一である。前記出力機構部50の重量は約2.5kg、電池31の重量は約1.2kgであるが、前記ハンドル24c、25cの握り部の位置となる電源スイッチ27の位置はハンドル24c、25cの上方1/3の位置にあり、これは、本体の重心の高さ方向の位置にほぼ等しい。
電源スイッチ27をオンするとモータ1、ピニオン2が回転し減速機構部51に伝わる。減速機構部51ではギヤカバー24b、25b内のアイドルギヤ3とファーストギヤ4で減速し、更にファーストギヤ4に圧入された小傘歯車5から90度方向転換して図中右方後端に設けられた大傘歯車6とこれに圧入されたファーストサンピニオン7に伝わり、ピニオン2の回転は約1/24に減速される。以下この部位を減速機構部51と称する。
前記ファーストサンピニオン7の回転は、減速のための3段の遊星歯車列とナットを保持するアウターソケット15、チップ42を保持するインナソケット16、これらソケット15、16をギヤカバー24b、25bに固定するためのインナカバー22等から成る出力機構部50に伝わる。
出力機構部50では、ファーストサンピニオン7の回転はファーストアイドルギヤ8、ファーストリングギヤ13からなる1段目の遊星歯車列、セカンドサンピニオン11、セカンドアイドルギヤ9、ファーストリングギヤ13からなる2段目の遊星歯車列、サードサンピニオン12、サードアイドルギヤ10、セカンドリングギヤ14からなる3段目の遊星歯車列で減速される。ここで、セカンドリングギヤ14にはアウタソケット15が、また、ファーストリングギヤ13にはインナソケット16が連結されており、ファーストリングギヤ13とセカンドリングギヤ14の差動減速で大傘歯車6の回転数は約1/100に減速される。これら減速機構部51と出力機構部50を合わせて出力部81と称するが、以上の伝達経路でモータ1の回転は約1/2400に減速され、トルクは500Nmに増加し、ナット43を締めながらチップ42を剪断でねじ切り、結果として、500Nmのトルクで鉄骨44を締結する。前記出力機構部50は板状のインナカバー22に6個の小ねじ48で固定され、インナカバー22は外周に設けられたねじ穴49とギヤカバー24b、25bの外周に設けられたねじ穴47を4個の取付けボルト23でギヤカバー24b、25bの外部から固定されている。
ねじ切られたチップ42はインナソケット16の中に残されるが、これは、ハンドル24c、25c内のサブスイッチ28をオンすることで、鋼製のファーストサンピニオン7の中を中空にしてその中に設けられたソレノイドコイル18に、制御回路29から24V、30Aの大電流が数10msecの間通電され、コイル18内のプランジャ17が、コイル18のセンタ方向即ち図1の左方向に吸引され、プランジャ17から出力機構部50を貫通して伸びるロッド19を介してハンマ20を図中左方のインナソケット16方向に飛ばし、インナソケット16内に残っているチップ42に衝突させてチップ42を排出する。
本実施例の外枠部品は、モータハウジング24a、ハンドル24c、ギヤカバー24b、電池挿入口24dが一体の樹脂成形品で形成された外枠24と、同様にモータハウジング25a、ハンドル25c、ギヤカバー25b、電池挿入口25dが一体の樹脂成形品で形成された外枠25の二つ割構造となっている。そして、ハンドル24c、25cと電池31の後端面は、ギヤカバー24b、25bの後端面よりもややへこんだ位置に配置してある。またピニオン2のモータ1からの突出量は短い方が強度上好ましいが、これを故意に長くし、その分、モータハウジング24a、25aをへこませ、セカンドリングギヤ14とモータハウジング24a、25aの間に手の入る空間74を形成している。
モータ1の下部には、図1のように電池31及び電源スイッチ27からの正極、負極2本のリード線35a、35bと共モータ1の正極、負極2本のリード線36a、36bの接続を切り替える2回路3接点からなる押しボタンスイッチ34が設けられている。図12に示すように、押しボタンスイッチ34を放した状態では電池31の正極とモータ1の正極及び電池31の負極とモータ1の負極が直接接続され、押しボタンスイッチ34を押した状態では図12の破線のように押しボタンスイッチ34は接続され電池31の正極とモータ1の負極及び電池31の負極とモータ1の正極が数Ωの抵抗37を介して接続されている。押しボタンスイッチ34を押しながら電源スイッチ27を押すとモータ1に加わる電圧は抵抗37で降下し、モータ1はゆっくり低速で逆転する。また、通常、押しボタンスイッチ34を放した状態では押しボタンスイッチ34は弾性部材39の復元力で自動復帰し、図12の実線のように押しボタンスイッチ34は接続され、電源スイッチ27を入れると、モータ1は正回転して締め付け可能なようになっている。
図5は寸法上制限のあるH形鋼61の中での締結作業を示す図である。ハンドル24c、25cや電池31の後端がギヤカバー24b、25bの後端より出張らないと共にファーストギヤ4が大きくなっても小傘歯車5が前方に設けられているので、アウタソケット15先端からギヤカバー24b、25b後端までが短くコンパクトとなり、図5のような狭い場所での締結作業が可能となる。また電池31の着脱方向がハンドル24c、25cの長手方向と同じで操作者の腕62の方向と同じなので、締結途中で電池31の残量がなくなったとしても、工具本体をナット43から外すことなく電池31を着脱でき、作業能率を向上できる。
図6は締結前を示す図で、モータハウジング24a、25aとアウタソケット15及びセカンドギヤリング14間の空間74に操作者の手を入れることができるので、アウタソケット15を十分握ることが可能となり作業能率を向上できると共に操作者の疲れを減少させることが可能となる。
図7は出力機構部50の分解状況を示す図で、4個の取付けボルト23を取外すだけで出力機構部50を取外すことができ、モータ1、ハンドル24c、25c、平歯車3、4、傘歯車5、6、コイル18等を取外す必要がないので、分解修理、組立が短時間で行えるようになり経済的である。
図8は工具本体の縦方向の重心Gがハンドル24c、25cの上方であって電源スイッチ27近傍の握り部73の範囲内にあることを示す図である。即ち、ハンドル24c、25cの上下に重さ2.5kgの出力機構部50及び1.2kgの電池31を取付け、重心Gが図示の如く握り部73近傍に位置するようにしたので、バランスが良くなり、振り回しが楽で操作者の疲れを減少できるようになる。
図9は工具本体を鉄骨44等の上に横に寝かせておいた状態を示す図で、上記した如く、電池31の幅Bをモータハウジング24a、25aの幅Aより大きくしたので、モータハウジング24a、25aが鉄骨44等に直接接触することがなくなり、約δ=30mm程度浮く。このためモータ1内の永久磁石によって鉄粉や切粉70を吸着することがなくなると共にモータ1内に吸引されることも殆どなくなる。この結果モータ1のメカロスが増すことがなくなり、工具の信頼性が増す。
図10はモータハウジング24a、25a、ギヤカバー24b、25b及びハンドル24c、25cが一体の外枠24、25で形成されていることを示す図である。外枠24、25は出力部81、ハンドル部82、動力部83、電源部84の4方向で連結し強度的に優れていると共に重い電池31がモータハウジング24a、25aとハンドル24c、25cにまたがって配置されているため、落下、衝突、振動等によって電池31の慣性力に起因する外力に対して外枠24、25の耐力が強くなる。この結果外枠24、25を軽くて安価な合成樹脂で形成することが可能となり、経済的でかつ軽量で操作性の良いコードレス工具を提供できるようになる。
図11は幅広の電池31をアウタソケット15から最も離れた位置に設けたために振れる角度θを約170度と大きくすることができることを示す図で、締結対象のボルト41近傍の障害物63に干渉することが少なくなり、締結場所を選ぶ必要がなくなる。
図13はボルトを下から上に締め上げるカチアゲ作業状況を示す図で、操作者の上半身よりも下方で本体を支えながらの作業となるが、ハンドル24c、25cがギヤカバー24b、25b等より出張らない分電源スイッチ27に近付くので、腕を伸ばす量が少なくなり、操作性が良くなると共に安全性が増す。
図16、図17は本発明の他の実施例を示すもので、前記カセット式電池31の代わりにアダプタ55を電池挿入口24d、25dに挿入し、該アダプタ55及び約1.5m程度の短いコード54を介して外部電池53から電力を供給するようにし、工具本体を軽くして操作性の向上を図るようにしたものである。なお外部電池53は保持用ベルト56を介して操作者の腰に吊り下げられる。
図18はモータ1下方の他の実施例を示すもので、モータ1の回転軸をモータケースの下方に突出させると共に先端にマイナス溝58を設け、ドライバ57をマイナス溝58に係合させてモータ1を手動で回転させることができるようにしたものである。従って締結途中で電池31の残量が少なくなってアウタソケット15等がナット43から外すことができなくなった場合、ドライバ57によってモータ1を逆転させると、アウタソケット15及びインナソケット16を夫々ナット43及びチップ42から外すことができ、工具本体を放置してしまうということはなくなる。なお前記モータ1の回転軸を下方に突出させるとしたが、上方に突出させると共に該回転軸の上端にマイナス溝を設け、ドライバ等によって回転させるようにしてもよい。またモータ1の回転軸を回転させるとしたが、任意の回転軸例えばアイドルギヤ3の軸を回転させるようにしてもよい。
図19は締結途中で電池31の残量が少なくなってアウタソケット15等がナット43から外すことができなくなった場合の回復法を示す更に他の実施例を示すものである。小傘歯車5の軸部にスプライン溝76で空転防止され回転を伝達するクラッチ板69があり、スプリング68で付勢されクラッチ板69の爪65はファーストギヤ4の爪64と噛み合い、ソケット15、16から伝わるねじりトルクはファーストギヤ4へ伝達し、モータ1の抵抗でブレーキがかかり、残留トルクが生じる。ここで、図20のように支軸75を支点として回動自在なレバー67の一端のレバーツマミ67aを図中下向きに下げると、レバー先端67bは上昇し、クラッチ板69の溝69aに係合したレバー先端67bはクラッチ板69を押し上げ、クラッチ板69の爪65とファーストギヤ4の爪64との噛み合いが外れ、小傘歯車5とクラッチ板69は一体のまま空転し、モータ1でブレーキのかかったファーストギヤ4から解放される。従って、アウタソケット15を逆転させることによりアウタソケット15及びインナソケット16を夫々ナット43及びチップ42から外すことができる。
上記した実施例によれば、前記課題の順に次の効果を得ることができる。
(1)電池駆動のコードレスのため、長いコードを引き回す必要が無く能率的であると共にコードが鉄骨にひっかかるなどの恐れもない。また長大なコードによる電圧降下が全くないので、締め付けスピードの低下がなく能率的である。更にコードを引き回す重さが無いので操作者の疲労も少ない。また本構成のコードレスシャーレンチは図16、図17の外部電池53とアダプタ55が取付け可能であり、これを用いれば、ハンドル下部から短いコードが出るだけなので、コードの出る方向や重量等が従来のコード付シャーレンチと同様の感覚で使え、かつ重い電池は保持ベルトで吊り下げられるので操作性は更に向上すると共に上記したコードレスシャーレンチのメリットも併せ持つ。
(2)ファーストギヤ4は大きくなっても、その分小傘歯車5が前方に移動しているので、アウタソケット15からギヤカバー24b、25bの後端38までの長さは短くコンパクトである。このため図5のように寸法上制限のあるH形鋼61の中での締付作業において有利となる。
(3)H形鋼61のコーナ部等周囲に障害物のある作業場所であって締結途中で電池31の残量が無くなったとしても、電池31の着脱方向が工具本体を支える操作者の腕62の方向と同じ方向のため、図5のように工具本体をボルト40から動かすことなく電池31を着脱でき便利である。
(4)電池31がアウタソケット15から最も離れたハンドル24c、25cの下方にあるため、図11のようにボルト41に対して振れる角度θが170度と大きい。このため、電池31が締付対象のボルト41の近傍の障害物63に干渉することが少ない。
(5)図10のように工具本体の長手方向の重心位置Gが電池31底面の長さCの中にあるので、電池31を下にして立てても倒れない。従って作業の合間に工具本体を置いたり取ったりする際に重い工具本体を起こす必要がなく操作性が良い。
(6)図9のように工具本体を鉄粉や切粉70の付いた鉄骨44や足場板の上に横に寝かせても、モータ1及びモータハウジング24a、25aが広幅の電池31によって鉄骨44に直接接触することなくδ=30mm程度浮くため、モータ1の永久磁石の磁力で鉄粉や切粉70を吸着し、モータ1の冷却ファンで入口側風窓71からモータ1内部に吸引されて永久磁石とコアの間に挟まりメカロスが増す等の恐れがなく信頼性が増す。
(7)図8のようにハンドル24c、25cの上下に重さ2.5kgの出力機構部50と重さ1.2kgの電池31があるので、ハンドル上方のメインスイッチ27付近の握り部73の範囲内に工具本体の縦方向重心Gがあり、バランスが良く振り回しが楽で疲れない。
(8)図10のように外枠24、25が、出力部81、ハンドル部82、動力部83、電源部84の4方向で連結し強度的に優れていると共に重い電池31がモータハウジング24a、25aとハンドル24c、25cにまたがって固定されるので、落下、衝突、振動等によって電池31の慣性力に起因する外力に対して外枠24、25の耐力が強くなる。これにより、外枠24、25を軽くて安価な合成樹脂成形品で作ることができ経済的かつ軽量で操作性が良い。
(9)図5のように工具本体のギヤカバー24b、25bの後端38よりもハンドル24c、25cや電池31が出張らないので、狭い場所での作業時にハンドル24c、25cや電池31が邪魔にならず、今まで不可能であったような深くて狭い場所での作業が可能となる。また、図13のようなボルトを下から上へ締め上げるカチアゲ作業においては、操作者の上半身よりも下方で工具本体を支えながらの作業となるが、ハンドル24c、25cが出張らない分電源スイッチ27が近付くので腕を伸ばす量が少なくなり、操作性が良くかつ安全性が増す。
(10)図6のように本体を両手で持ってアウタソケット15をナット43に挿入する際も、モータハウジング24a、25aとアウタソケット15及びセカンドリングギヤ14の間の空間74に手が入るので、アウタソケット15を十分握れて持ちやすく疲れない。
(11)図7のように、モータ1やハンドル24c、25c、平歯車3、4、傘歯車5、6、ソレノイドコイル18等の内蔵部品を分解することなく、外側から取付けボルト23を4個外すだけで出力機構部50を取外せるので、修理の時間が短く経済的である。
(12)図1のようにコイル18の外側を鋼製のファーストサンピニオン7で覆うことにより磁束の漏れが低下し、チップ42の排出力が覆う前の5倍に向上し、24Vの電池31でも従来のAC100V品と同等に排出可能となった。またヨークをファーストサンピニオン7の軸部で兼用しているので、新たな部品の追加もなく経済的である。
(13)締結途中で電池31の残量が無くなっても、モータ1を逆転させることでピニオン2からナット43までの軸系に溜った部材のねじれ変形による残留トルクを解除できるので、アウタソケット15とナット43の間の摩擦抵抗がなくなり、ナット41から工具本体を抵抗なく外せるので、電池31の交換時に工具本体をナット43に喰い付いたまま宙吊り状態で放置することがなくなり、紛失や落下の恐れがなく安全である。また、抵抗37がなくても上記効果は同様であるが、逆転時に図12の抵抗37を介して電流がモータ1に流れると、モータ1に加わる電圧は降下し、回転数もトルクも低くゆっくりと回転するので安心である。また図18に示す如くモータ1の回転軸をドライバ57等の補助工具で逆転させても、或いは図19、図20のように回転軸中に設けたクラッチ板69によってモータ1とソケット15、16の伝達を切り離しても同様の効果が得られる。なおこのクラッチ板69は爪式の他に摩擦板式やスプリングクラッチ式等伝達を入りきりするものであれば任意のもので良い。
上述の実施例はシャーレンチを例にとって説明したが、本発明はコードレス締結工具一般に適用することができる。
本発明の一実施例を示すコードレスシャーレンチの断面図。 図1の右側面図。 シャーボルトの取付け状態を示す断面図。 従来のコード付シャーレンチを示す断面図。 本発明シャーレンチによるH形鋼コーナ部での作業状態を示す斜視図。 本発明シャーレンチの作業前の状態を示す正面図。 本発明シャーレンチの出力機構部の分解状態を示す正面図。 図1に示すシャーレンチの重心バランスを示す右側面図。 本発明シャーレンチを鉄骨の上に放置した状態を示す右側面図。 本発明シャーレンチの重心バランスを示す正面図。 本発明シャーレンチの振り角を示す右側面図。 本発明シャーレンチの電気配線を示す回路図。 本発明シャーレンチでカチアゲ作業をしている状態を示す正面図。 従来のコードレスドリル等と同様の電池配置をした場合の重心配置を示す正面図。 従来のコードレスドリル等と同様の電池配置をした場合の鉄骨上に放置した場合の側面図。 本発明コードレスシャーレンチの他の実施例を示す正面断面図。 図16の側面図。 本発明の他の実施例を示すモータ下方の断面図。 本発明の更に他の実施例を示す要部断面図。 図19の要部拡大断面図。
符号の説明
図において、1はモータ、2はピニオン、3はアイドルギヤ、4はファーストギヤ、5は小傘歯車、6は大傘歯車、7はファーストサンピニオン、15はアウタソケット、16はインナソケット、18はソレノイドコイル、19はロッド、20はハンマ、21はハンマスプリング、22はインナカバー、23は取付けボルト、24、25は外枠、24a、25aはモータハウジング、24b、25bはギヤカバー、24c、25cはハンドル、27は電源スイッチ、28はサブスイッチ、29は制御回路、31は電池、31aは電池電極、35a、35bは電源リード線、36a、36bはモータのリード線、37は抵抗、38はギヤカバー後端面、41はボルト、42はチップ、43はナット、44は鉄骨、50は出力機構部、51は減速機構部、52は足場板、70は鉄粉や切粉、71は入口側風窓、72は出口側風窓、81は出力部、82はハンドル部、83は動力部、84は電源部である。

Claims (5)

  1. モータと該モータを収納するモータハウジングとを有する動力部と、電源スイッチを内蔵し、上記モータの回転軸と平行な方向に沿って延びるハンドル部と、上記動力部及び上記ハンドル部の長手方向の一方の端部側に設けられ、上記モータの回転軸の回転を減速する平歯車及び該平歯車の回転方向を変えて減速するための小傘歯車及び大傘歯車と、該平歯車、小傘歯車及び大傘歯車を収納するギアカバーとを有する減速機構部と、上記モータの回転軸と直角方向に延びるように設けられ、上記減速機構部により減速された駆動力により、締結するボルトまたはナットを回転させる先端部材を有する出力機構部とよりなるコードレス締結工具において、上記大傘歯車に連結された磁性体からなる歯車を有し、破断されたボルト部材を排出するためのロッドを前記出力機構部にスライド可能に取付け、該ロッドを駆動するためのソレノイドコイル手段を前記磁性体からなる歯車の内部に設けると共に、上記動力部及び上記ハンドル部の長手方向であって、前記一方の端部とは反対側の他方の端部側に電池を収納する電源部を着脱自在に設け、該電源部は上記動力部と上記ハンドル部をまたぐ方向であって且つ上記回転軸と直角方向に所定の長さCを持つように配設すると共に、工具全体の重心を上記モータの回転軸と平行に延長した線が上記長さCを有する電源部と交わるような位置に配置し、且つ上記電源部の着脱方向を上記モータの回転軸と平行な方向とし、更に、上記長さCを有する方向とは直角で且つ上記モータの回転軸とは直角な方向における上記電源部の幅Bが、上記ハンドル部の幅及び上記動力部の幅より大きくしたことを特徴とするコードレス締結工具。
  2. 請求項1において上記モータハウジングにモータ冷却用の風窓を設けたことを特徴とする締結工具。
  3. 前記モータの回転軸の回転を複数個の平歯車で減速すると共に、最終段平歯車の回転を小傘歯車及び該小傘歯車に噛み合う大傘歯車を介して回転方向を変えて減速し、更に該大傘歯車を前記ギアカバー内であって前記出力機構部と反対側の前記減速機構部の端部と、前記小傘歯車との間に位置するように配設したことを特徴とする請求項1記載のコードレス締結工具。
  4. 請求項1において、前記モータの回転軸とは平行で且つ前記電源部の長さC方向とは直角な所定方向に延びる前記ハンドル部の端面を、上記所定方向に延びるギアカバーの端面と同一面かまたは上記回転軸により近い面に沿って延びるように構成したことを特徴とするコードレス締結工具。
  5. 前記出力機構部の先端部を、ナットに嵌合してナットを回転させるアウタソケットと、ボルトに嵌合しボルトを回転させ、ボルトのくびれ部を破断させるインナーソケットより構成し、締結工具をシャーレンチとしたことを特徴とする請求項1記載のコードレス締結工具。
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