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JP3917988B2 - 両開きドア付き収納庫 - Google Patents

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JP3917988B2 JP2004155464A JP2004155464A JP3917988B2 JP 3917988 B2 JP3917988 B2 JP 3917988B2 JP 2004155464 A JP2004155464 A JP 2004155464A JP 2004155464 A JP2004155464 A JP 2004155464A JP 3917988 B2 JP3917988 B2 JP 3917988B2
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Description

本発明は、収納庫や、屋外に設置される物置などに適用される両開きドア、なかでも開口枠で揺動自在に軸支した上下一対ずつの揺動腕にドアパネルが支持され、右開放時と左開放時とで、揺動腕のいずれか一方がドアパネルに同行し、他方が開口枠側に残る形態の両開きドア付き収納庫に関する。
この種の両開きドアは特許文献1に公知である。そこでは、開口枠とドアパネルとの間に、ドアパネルを右開放時に支持する上下一対の第1揺動腕と、ドアパネルを左開放時に支持する上下一対の第2揺動腕とが配されている。各揺動腕は、開口枠およびドアパネルに対して管蝶番で連結されている。ドアパネルの外面には、右開放用のハンドルと左開放用のハンドルとを設けてあり、開放したい側のハンドルを引っ張り操作することにより、他端側に位置する管蝶番を中心にしてドアパネルを左右いずれにも開放操作できる。
本発明では、ドアパネルを開放不能にロックする錠止構造を設けるが、両開きドアにおいて錠止構造を設けることは特許文献2に公知である。その錠止構造は、ドアパネルに装着した鍵と、鍵の解錠操作に連動して回動変位するロック片と、鍵の解錠操作に連動して横スライドするロック棒とで構成してあり、開口枠に設けた係合部にロック片およびロック棒を掛止することにより、ドアパネルの開放動作を阻止している。
特開2004−68537号公報(段落番号0011〜12、図2) 特許第3199547号公報(段落番号0019、図4)
特許文献1の両開きドアは、第1、第2の揺動腕の両端が、開口枠およびドアパネルに対して管蝶番を介して連結されている。そのため、ドア全体が開口枠の外に露出する、いわゆる外付けドア構造になるのを避けられず、例えば屋外に設置される物置に両開きドアを適用するとき、ドアパネルと開口枠との間の隙間から雨水や塵埃が入り込むおそれがある。ドアパネルと開口枠との接合面間に防水パッキンを設けると、雨水や塵埃の進入は阻止できるが、第1、第2の揺動腕と管蝶番とを避けて防水パッキンを設ける必要があり、シール構造が複雑になる。
右開放用のハンドルと左開放用のハンドルとを同時に引っ張り操作する場合に、第1、第2の揺動腕が同時に揺動して、数センチ前後と僅かではあるがドアパネルが開口枠から離れることがある。とくに管蝶番にがたつきがあるとドアパネルが開口枠から離れやすく、このときに両揺動腕や管蝶番に無理な力が加わって、揺動腕や管蝶番が歪むなどの不具合を生じやすい。
特許文献2の錠構造においては、ドア内面に設けたロック片とロック棒を、開口枠に設けた係合部に係止することによりドアパネルの開放動作を阻止する。そのため、開口枠側にロック片とロック棒とを受け入れる係合部を要し、しかもロック片およびロック棒と係合部との位置調整が不可欠となり、その分だけ製作コストが高くつく。施錠状態のドアパネル3を開放操作するとき、開放操作力がロック片、あるいはロック棒に集中するので、ロック片あるいはロック棒を頑丈に構成する必要があり、この点でも製作コストが嵩む不利がある。
本発明の目的は、雨水や塵埃がドアパネルと開口枠との間に入り込むのを解消でき、したがって屋内はもちろんのこと、屋外設置も可能な両開きドア付き収納庫を提供することにある。本発明の目的は、ドアパネルを支持する揺動腕が開口枠から同時に浮き離れるのを確実に規制して、揺動腕やヒンジなどに無理な力が加わるのを確実に阻止することにある。本発明の目的は、隣接する揺動腕を拘束してドアパネルの開放操作を規制する錠止機構を備えており、したがって開口枠側にロック棒用の係合部を形成する必要がなく、さらにロック棒と係合部との位置調整を省略できる分だけ製作コストが少なくて済む両開きドア付き収納庫を提供することにある。
本発明は、開口枠2の開口面を塞ぐドアパネル3が、左右いずれにも開放可能に支持してある両開きドア付き収納庫を対象とする。開口枠2の前面には、閉じ状態のドアパネル3を受け入れるドア凹部8が凹み形成され、ドアパネル3の内面には、第1、第2の揺動腕18・19を受け入れる枠受凹部15が凹み形成される。ドアパネル3の枠受凹部15とドア凹部8との間には、ドアパネル3を右開放時に支持する上下一対の第1揺動腕18と、ドアパネル3を左開放時に支持する上下一対の第2揺動腕19とが配置されている。これら第1、第2の揺動腕18・19は、それぞれ一端がドア凹部8に、他端がドアパネル3の枠受凹部15にピボットヒンジ20・21を介して連結されて、互いに左右逆向きに開放揺動できるように支持される。ピボットヒンジ20・21は、各揺動腕18・19の上面あるいは下面に固定される第1ヒンジ板20a・21aと、ドア凹部8と枠受凹部15のいずれか一方に固定される第2ヒンジ板20b・21bと、両ヒンジ板20a・20b・21a・21bを相対揺動可能に連結するヒンジピン20c・21cとからなる。そのうえで、第1、第2の揺動腕18・19を択一的に開放揺動してドアパネル3が左右いずれにも開放できるようにしたことを特徴とする。
ドアパネル3の枠受凹部15とドア凹部8とのいずれか一方に、第1、第2の揺動腕18・19と係合するラッチ23を設ける。そのラッチ23は、上下方向へ変位できるラッチ腕24と、ラッチ腕24に支持されて、両揺動腕18・19の係合穴26・27に係脱できるラッチブロック25とを含み、ドア閉じ状態において、ラッチブロック25が両揺動腕18・19の係合穴26・27と同時に係合して、両揺動腕18・19の同時開放揺動を規制できるようにする。
ドアパネル3に、ドアパネル3の開放動作を規制する錠止構造を設けることができる。この錠止構造は、ドアパネル3に固定される鍵本体30と、鍵本体30の施錠動作、および解錠動作に連動して上下スライドするロック棒31とを含み、施錠状態において、上下に隣接する第1、第2の揺動腕18・19にそれぞれ設けたロック穴32・33をロック棒31で貫通して、両揺動腕18・19の開放揺動を規制できるようにする。
ドアパネル3の内面には、ドア凹部8と接触するドアパッキン35を装着することができる。
本発明では、開口枠2とドアパネル3との間に設けた上下一対の第1揺動腕18、および上下一対の第2揺動腕19でドアパネル3を支持して、第1、第2の揺動腕18・19を択一的に開放揺動することにより、ドアパネル3を左右いずれにも開放できるようにした。そのうえで、第1、第2の揺動腕18・19の一端をドア凹部8に、他端をドアパネル3に対して、それぞれピボットヒンジ20・21を介して連結することにより、開口枠2の前面に形成したドア凹部8の内部に閉じ状態のドアパネル3を収容できるようにした。このように、内付けドア構造とした両開きドアによれば、ドアパネル3とドア凹部8との接合面が、ドア凹部8の周側壁で覆い隠せるので、ドアパネル3と開口枠2との間から雨水や塵埃が入り込むのを解消できる。したがって、屋内はもちろんのこと、屋外に設置することも可能な両開きドア付き収納庫を提供できる。
ドアパネル3の枠受凹部15とドア凹部8とのいずれか一方にラッチ23を設け、ドア閉じ状態においてラッチブロック25が両揺動腕18・19の係合穴26・27と同時に係合して、両揺動腕18・19の開放揺動を規制できるようにしてあると、ドアパネル3を支持する両揺動腕18・19が、ドア凹部8から同時に浮き離れるのを規制して、両揺動腕18・19やピボットヒンジ20・21などに無理な力が加わるのを阻止できる。例えば、ドア凹部8にラッチ23を設けた場合は、第1揺動腕18が揺動するとき、ラッチブロック25が第1揺動腕18の係合穴26の開口縁で押し下げられて、第2揺動腕19の係合穴27を係合捕捉し続けるので、第2揺動腕19が第1揺動腕18と同行移動するのを規制して確実にドア凹部8側に残すことができる。逆に、第2揺動腕19が揺動するときは、ラッチブロック25が第1揺動腕18の係合穴26を係合捕捉し続けるので、第1揺動腕18が第2揺動腕19と同行移動するのを規制してドア凹部8側に残すことができる。
ドアパネル3に固定される鍵本体30と、上下スライドするロック棒31などで錠止構造を構成し、鍵本体30を施錠するとき、上下に隣接する第1、第2の揺動腕18・19にそれぞれ設けたロック穴32・33をロック棒31で貫通支持して、両揺動腕18・19の開放揺動を規制すると、開口枠2側にロック棒31用の係合部を形成する必要がないし、ロック棒31と係合部との位置調整の必要もないので、その分だけ錠止構造の製作コストを削減できる。第1、第2の揺動腕18・19をロック棒31で貫通支持して両揺動腕18・19の開放揺動を規制すると、施錠状態のままでドアパネル3が開き操作されるとき、両揺動腕18・19とロック棒31とが協同して開放外力を受け止めて、ロック棒31に開放外力が集中するのを緩和でき、その分だけ錠止構造を堅牢化できる。
ドアパネル3の内面に枠受凹部15を凹み形成し、第1、第2の揺動腕18・19を枠受凹部15内に収容できるようにすると、閉じ状態におけるドアパネル3の内面周囲壁をドア凹部8の縦壁に接合して、両者3・8の間に隙間が形成されるのを解消できる。しかもドアパネル3の内面にドアパッキン35を設けることによって、ドア接合面をさらに確実にシールして、収納庫の水密性を向上できる。
(実施例) 図1ないし図9は、本発明を屋外に設置される組立式の物置(収納庫)に適用した実施例を示す。図2、図3において物置は、前面が開口する物置本体1と、その開口枠2の開口面を開閉するドアパネル3などで構成する。物置本体の内部には、必要に応じて収納対象を載置する棚を有する。物置本体1は、左右一対の側面パネル5・5と、屋根パネル6と、床パネル7と、後面パネルを互いに締結固定して構成されている。後面パネルを除く各パネル5〜7によって開口枠2を構成し、その前面に閉じ状態のドアパネル3を受け入れるためのドア凹部8が凹み形成されている。
ドアパネル3は、パネル体11と、その内面上下に固定した補強枠12と、パネル体11の外面左右に固定した一対の把手13(図2参照)などで構成する。補強枠12には、後述する第1、第2の揺動腕18・19を受け入れる枠受凹部15が凹み形成されている。
ドアパネル3を左右の双方向へ開放可能に支持するために、ドアパネル3とドア凹部8との間には、上下一対の第1揺動腕18と、上下一対の第2揺動腕19とを配置する。図1および図3においてドアパネル3側の第1揺動腕18は、ドアパネル3を閉じ位置から右へ開放するために設けられている。ドア凹部8側の第2揺動腕19は、図3の想像線で示すように、ドアパネル3を閉じ位置から左へ開放するために設けられている。ドアパネル3を閉じた状態では、両揺動腕18・19は上下に設けた各枠受凹部15に収まる(図6参照)。
図4において両揺動腕18・19は、それぞれ断面コ字状の枠体からなり、各々の一端がドア凹部8に、他端がドアパネル3に、それぞれピボットヒンジ20・21を介して連結されて、互いに左右逆向きに開放揺動できるように支持する。上下に隣接して配置した両ピボットヒンジ20・21のヒンジ中心は、同じ中心線上に位置させる(図5参照)。
図4において前者ピボットヒンジ20は、各揺動腕18・19の上面あるいは下面に固定される、一端が丸められた帯板状の第1ヒンジ板20aと、板面の後ろ側に取付壁20dが一体に折り曲げ形成された第2ヒンジ板20bと、両ヒンジ板20a・20bを相対揺動可能に連結するヒンジピン20cとを含む。第2ヒンジ板20bの取付壁20dは、ドア凹部8の縦壁に締結固定される。後者ピボットヒンジ21は、先の第1ヒンジ板20aと同じ部品からなる、一対のヒンジ板21a・21bと、両ヒンジ板21a・21bを相対揺動可能に連結するヒンジピン21cとを含む。各ヒンジ板20a・20b、21a・21b、およびヒンジピン20c、21cはそれぞれステンレス材で形成した。
図4および図5において第1揺動腕18の右端下面と、ドア凹部8の縦壁との間に前者ピボットヒンジ20を配置し、第1揺動腕18はヒンジピン20cまわりに右開放揺動できるようにする。また、第1揺動腕18の左端上面と、ドアパネル3の枠受凹部15の上壁との間に後者ピボットヒンジ21を配置し、第1揺動腕18とドアパネル3とを相対回動できるようにする。
同様に、第2揺動腕19の左端上面と、ドア凹部8の縦壁との間に前者ピボットヒンジ20を配置し、第2揺動腕19をヒンジピン20cまわりに左開放揺動できるようにする。また、第2揺動腕19の右端下面と、ドアパネル3の枠受凹部15の下壁との間に後者ピボットヒンジ21を配置し、第2揺動腕19とドアパネル3とを相対回動できるようにする。
右開放用のハンドル13と左開放用のハンドル13とを同時に引っ張り操作した場合に、第1、第2の揺動腕18・19が同時に揺動して、両揺動腕18・19やピボットヒンジ20・21に無理な力を加えるおそれがある。こうした、両揺動腕18・19の同時開放を確実に阻止するために、ドアパネル3の内面には第1、第2の両揺動腕18・19と係合するラッチ23を設けてある。
図8および図5において、ラッチ23は枠受凹部15の縦壁に締結固定される逆L字状のラッチ腕24と、ラッチ腕24の突端に固定した断面菱形のラッチブロック25とを含む。ラッチブロック25を支持するラッチ腕24は上下方向へ弾性変形でき、この変形を利用して、ラッチブロック25が両揺動腕18・19の対向面に設けた係合穴26・27と係脱できる。第1、第2の揺動腕18・19が同時に揺動しようとした場合、係合穴26・27がラッチブロック25の上半部分と下半部分との傾斜面に同時に当たる。そのため、ラッチブロック25は上下いずれへも変位できず、その結果として両揺動腕18・19を位置保持できる。
ドアパネル3の開放操作を規制するために、ドアパネル3には錠止構造を設けてある。図3において錠止構造は、パネル体11に固定したシリンダー錠を含む鍵本体30と、鍵本体30の施錠動作および解錠動作に連動して上下スライドする上下一対のロック棒31とからなる。上下一対ずつの両揺動腕18・19の中途部には、図1および図4に示すごとくロック棒31を挿通するためのロック穴32・33が、それぞれ上下貫通状に形成されている。
鍵本体30には、施錠解錠時の回動動作を往復動作に変換するピニオンとラックが組み込まれており、ラックの上下動作に連動してロック棒31が上下移動する。施錠状態においては、図5に示すように各ロック穴32・33にロック棒31が係合して、上下に隣接する両揺動腕18・19を上下に貫通するので、両揺動腕18・19はロック棒31を介して互いに拘束しあうことになり、したがって、ドアパネル3を開放操作することはできない。
以上のように構成した両開きドアによれば、閉じ状態におけるドアパネル3をドア凹部8内に収容して内付けドア構造にできるので、ドアパネル3と開口枠2との間の接合隙間をドア凹部8の周囲壁で覆い隠して、両者2・3の接合隙間に雨水や塵埃が入り込むのを確実に防止できる。この実施例においては、図6に示すように、ドアパネル3の内面に開口枠2と接触するドアパッキン35を装着して、さらに確実に防水機能を発揮できるようにした。第1、第2の揺動腕18・19は、ピボットヒンジ20・21で揺動可能に支持したので、他のヒンジを用いる場合に比べて両開き構造をコンパクトにまとめて簡素化できるし、両開き構造が占めるスペースも小さくできる。
次に、ドアパネル3を開閉するときの各揺動腕18・19の動作、およびラッチ23の機能などを説明する。図8に示すように、ドア閉じ状態においては、ラッチブロック25は両揺動腕18・19の係合穴26・27と同時に係合して、両揺動腕18・19の開放揺動を規制する。この状態から、ドアパネル3に向かって左側の把手13を引っ張り操作すると、第1揺動腕18がドアパネル3に同行してその右端に設けたピボットヒンジ20まわりに揺動する。
このとき、図9に示すようにラッチブロック25の半の傾斜面が係合穴27に接して、第1揺動腕18の係合穴26側へ押し上げられることで、ラッチブロック25は第2揺動腕19を乗り越える。したがって、第1揺動腕18のみがドアパネル3に同行し、第2揺動腕19は開口枠2側に保持される。第2揺動腕19とドアパネル3とは、別のピボットヒンジ21を介して連結してあるので、ドアパネル3の揺動動作はピボットヒンジ21によって吸収され、したがって第2揺動腕19が同行移動することはない。
ドアパネル3を閉じ操作すると、第1揺動腕18はドア凹部8へ入り込み、ラッチブロック25が第2揺動腕19を乗り越えて、その係合穴27に進入係合する。ドアパネル3を左開放するときは、ドアパネル3に向かって右側の把手13を引っ張り操作して、第揺動腕19をその左端に設けたピボットヒンジ20まわりに揺動させる。
このとき、ラッチブロック25の半部分が係合穴26に接して、第2揺動腕19の係合穴27側へ押し下げられることで、ラッチブロック25は第1揺動腕18を乗り越え、第2揺動腕19のみがドアパネル3に同行し、第1揺動腕18は開口枠2側に保持される。ドアパネル3の揺動動作は、第1揺動腕18の左端に設けたピボットヒンジ21によって吸収され、したがって第1揺動腕18がドアパネル3と同行移動することはない。
上記の実施例では、物置本体1を構成する各パネル5〜7を利用して開口枠2を構成したが、各パネル5〜7とは別体の枠材を用いて開口枠2を構成してもよい。その場合には、ドア凹部8を各パネル5〜7とは別体の枠材側に形成することができる。各揺動腕18・19は、中空枠にする必要はなく、棒材や管材で形成してもよい。
本発明は、物置以外の収納庫や貯蔵庫などにも適用できる。必要があれば開口枠2の開口面は、複数個のドアパネル3で開閉できるようにしてもよい。ラッチ23は、ドア凹部8に設けることもできる。
両開きドアを右へ開放した状態の斜視図である。 収納庫の斜視図である。 両開きドアを右へ開放した状態の収納庫の正面図である。 ドア支持構造の分解斜視図である。 上側のドア支持構造の縦断正面図である。 図5におけるA−A線断面図である。 図5におけるB−B線断面図である。 図5におけるC−C線断面図である。 ラッチの係脱動作を示す図8と同等位置の断面図である。
符号の説明
2 開口枠
3 ドアパネル
8 ドア凹部
15 枠受凹部
18 第1揺動腕
19 第2揺動腕
20・21 ピボットヒンジ
23 ラッチ
24 ラッチ腕
25 ラッチブロック
26・27 係合穴
30 鍵本体
31 ロック棒
35 ドアパッキン

Claims (4)

  1. 開口枠(2)の開口面を塞ぐドアパネル(3)が、左右いずれにも開放可能に支持してある両開きドアを備えた収納庫であって、
    開口枠(2)の前面には、閉じ状態のドアパネル(3)を受け入れるドア凹部(8)が凹み形成されており、
    ドアパネル(3)の内面に、第1、第2の揺動腕(18・19)を受け入れる枠受凹部(15)が凹み形成されており、
    ドアパネル(3)の枠受凹部(15)とドア凹部(8)との間に、ドアパネル(3)を右開放時に支持する上下一対の第1揺動腕(18)と、ドアパネル(3)を左開放時に支持する上下一対の第2揺動腕(19)とが配置されており、
    第1、第2の揺動腕(18・19)は、それぞれ一端がドア凹部(8)に、他端がドアパネル(3)の枠受凹部(15)に、ピボットヒンジ(20・21)を介して連結されて、互いに左右逆向きに開放揺動できるように支持されており、
    ピボットヒンジ(20・21)は、各揺動腕(18・19)の上面あるいは下面に固定される第1ヒンジ板(20a・21a)と、ドア凹部(8)と枠受凹部(15)のいずれか一方に固定される第2ヒンジ板(20b・21b)と、両ヒンジ板((20a・20b)・(21a・21b))を相対揺動可能に連結するヒンジピン(20c・21c)とからなり、
    第1、第2の揺動腕(18・19)を択一的に開放揺動してドアパネル(3)が左右いずれにも開放できるようにしたことを特徴とする両開きドア付き収納庫。
  2. ドアパネル(3)の枠受凹部(15)とドア凹部(8)とのいずれか一方に、第1、第2の揺動腕(18・19)と係合するラッチ(23)が設けられており、
    ラッチ(23)は、上下方向へ変位できるラッチ腕(24)と、ラッチ腕(24)に支持されて、両揺動腕(18・19)の係合穴(26・27)に係脱できるラッチブロック(25)とを含み、
    ドア閉じ状態において、ラッチブロック(25)が両揺動腕(18・19)の係合穴(26・27)と同時に係合して、両揺動腕(18・19)の同時開放揺動を規制している請求項1記載の両開きドア付き収納庫。
  3. ドアパネル(3)に、ドアパネル(3)の開放動作を規制する錠止構造が設けられており、
    錠止構造は、ドアパネル(3)に固定される鍵本体(30)と、鍵本体(30)の施錠動作、および解錠動作に連動して上下スライドするロック棒(31)とを含み、
    施錠状態において、上下に隣接する第1、第2の揺動腕(18・19)にそれぞれ設けたロック穴(32・33)をロック棒(31)で貫通支持して、両揺動腕(18・19)の開放揺動を規制できる請求項1または2記載の両開きドア付き収納庫。
  4. ドアパネル(3)の内面に、ドア凹部(8)と接触するドアパッキン(35)が装着してある請求項1から3のいずれかに記載の両開きドア付き収納庫。
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