JP3916010B2 - Multistage rocket motor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前段モータと後段モータを備えることによって段階的な作動を可能にした多段ロケットモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の多段ロケットモータとしては、例えば、尾部にロケットノズルを備えたモータケース内に開口を有する隔壁を設け、この隔壁によりモータケース内を頭部側と尾部側の燃焼室に区切ると共に、それぞれの燃焼室に固体推進薬を装填し、隔壁の開口をポートカバーで閉塞したものがある。この多段ロケットモータは、尾部側燃焼室の固体推進薬に点火することにより発進して加速し、後に所定のタイミングで頭部側燃焼室の固体推進薬に点火することにより、頭部側燃焼室の内部圧力でポートカバーを破砕し、頭部側燃焼室の固体推進薬の燃焼によって飛翔を継続する。
【0003】
このような多段ロケットモータとしては、「AIAA−86−1576,The Dual−Interrupted−Thrust Pulse Motor」に類似の構造が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したような従来の多段ロケットモータでは、1つのモータケースの内部を隔壁で区切る構造であったため、モータケース内への隔壁の取付けや固体推進薬の装填などの作業に手間がかかるという問題があり、このような問題を解決することが課題であった。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたもので、製作の容易化を実現することができる多段ロケットモータを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる多段ロケットモータは、請求項1として、ロケットノズルを設けた前段モータと、前段と別体の後段モータを備え、前段モータの頭部鏡板の中央および後段モータの尾部鏡板の中央に内側を開口させた環状の嵌合部を設け、嵌合部同士をいんろう継手の状態に連結すると共に、後段モータの尾部鏡板の外周部に設けた張出し部を前段モータの頭部鏡板側に固定した構成とし、請求項2として、嵌合部の内側の開口部を後段モータの内部圧力により開放される隔壁体で閉塞した構成とし、請求項3として、嵌合部の外周側で且つ前段モータの頭部鏡板と後段モータの尾部鏡板の間に、前段モータに装填した固体推進薬に対する点火手段を設けた構成とし、請求項4として、点火手段が、前段モータと同軸の環状を成し且つ円周方向に所定間隔で前段モータ内への噴射孔を設けた装填室と、この装填室に装填されたイグナイタ主装薬に対する点火器を備えている構成とし、請求項5として、装填室および噴射孔が、前段モータに一体成形してある構成とし、請求項6として、隔壁体が、両モータ側に通じた貫通孔を有する後段モータ側の第1隔壁部材と、後段モータの内部圧力により破壊変形して開放状態となる前段モータ側の第2隔壁部材を備えている構成としており、上記の構成を課題を解決するための手段としている。
【0007】
【発明の作用】
本発明の請求項1に係わる多段ロケットモータでは、前段モータと後段モータが別体であり、両モータは環状の嵌合部同士をいんろう継手の状態で直接連結すると共に、嵌合部の外周側において後段モータの張出し部を前段モータに固定してあるので、固体推進薬の装填などの作業は連結前の各モータ毎に行えばよく、これにより製作が容易になる。
【0008】
本発明の請求項2に係わる多段ロケットモータでは、請求項1と同様に、固体推進薬の装填などの作業は連結前の各モータ毎に行えばよく、しかも、後段モータの内部圧力により開放される隔壁体の取付けも連結前のモータに行えばよいので、これにより製作が容易になる。
【0009】
本発明の請求項3に係わる多段ロケットモータでは、嵌合部の外周側で且つ前段モータの頭部鏡板と後段モータの尾部鏡板の間に、前段モータに装填した固体推進薬に対する点火手段を設けているので、作動後の点火手段を分離する必要がなく、点火手段が前段モータの内部やロケットノズルに機械的影響を及ぼすことがないと共に、点火手段で固体推進薬の頭部側に点火を行うので、固体推進薬に対する着火性が良好なものになる。
【0010】
本発明の請求項4に係わる多段ロケットモータでは、点火手段において、点火器により装填室内のイグナイタ主装薬に点火すると、イグナイタ主装薬の燃焼により生じた高温のガスを各噴射孔から前段モータ内に噴射し、これにより固体推進薬への点火が行われ、このとき、装填室が前段モータと同軸の環状を成し且つ円周方向に所定間隔で噴射孔が設けてあるので、その円周方向において固体推進薬に対して各噴射孔からガスが均一に噴射されることとなり、着火性が良好なものになる。
【0011】
本発明の請求項5に係わる多段ロケットモータでは、装填室および噴射孔を前段モータに一体成形したので、構造がより簡略化されることとなり、製作もより一層容易になる。
【0012】
本発明の請求項6に係わる多段ロケットモータでは、後段モータを作動させると、後段モータの内部圧力が第1隔壁部材の貫通孔を介して第2隔壁部材に加わり、その圧力により第2隔壁部材を破壊変形させてこれを開放状態にし、後段モータからの燃焼ガスを第1隔壁部材の貫通孔から前段モータ側に噴出させることとなり、このとき、第2隔壁部材は離脱することなく破壊変形した状態を維持するので、ロケットノズルに損傷を与える恐れがある破片等が飛散するような事態が防止される。
【0013】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係わる多段ロケットモータによれば、前段モータと後段モータが別体であることから、固体推進薬の装填などの作業を連結前の各モータ毎に行うことができ、その後、両モータの嵌合部同士をいんろう継手の状態で直接連結すればよいので、例えば1つのモータケース内に隔壁を設ける場合に比べて、製作にかかる手間を大幅に軽減することができ、製作の容易化を実現することができると共に、嵌合部同士の連結に加えて、嵌合部の外周側において後段モータの張出し部を前段モータに固定するので、両モータを充分な強度で連結することができる。
【0014】
本発明の請求項2に係わる多段ロケットモータによれば、請求項1と同様の効果を得ることができるうえに、両モータ間の隔壁体の取付けにあっても連結前のモータに行うことができ、その後、両モータを直接連結すればよいので、製作の容易化を実現することができる。
【0015】
本発明の請求項3に係わる多段ロケットモータによれば、請求項2と同様の効果を得ることができるうえに、嵌合部の外周側で且つ前段モータの頭部鏡板と後段モータの尾部鏡板の間に設けた点火手段を採用したことにより、作動後の点火手段を分離する必要がなく、点火手段が前段モータの内部やロケットノズルに機械的影響を及ぼすような事態を防ぐことができると共に、点火手段で固体推進薬の頭部側から点火を行うので、固体推進薬に対する良好な着火性を得ることができる。また、当該多段ロケットモータによれば、点火手段に接続する導爆線等の点火ラインをロケットモータの外側に配設することができ、これらの組立て性などを向上させることができ、さらには、点火手段の分離を行わないので、ロケットノズルの内側に設けるジェットベーン等の推力方向制御装置の採用を実現することができる。
【0016】
本発明の請求項4に係わる多段ロケットモータによれば、請求項3と同様の効果を得ることができるうえに、前段モータと同軸の環状を成し且つ円周方向に所定間隔で噴射孔を設けたイグナイタ主装薬用の装填室を採用したことから、その円周方向において固体推進薬に対して各噴射孔からガスが均一に噴射することができ、より良好な着火性を得ることができる。
【0017】
本発明の請求項5に係わる多段ロケットモータによれば、請求項4と同様の効果を得ることができるうえに、装填室および噴射孔を前段モータに一体成形したことから、構造をさらに簡略化することができ、製作の容易化により一層貢献し得る。
【0018】
本発明の請求項6に係わる多段ロケットモータによれば、請求項2と同様の効果を得ることができうるうえに、貫通孔を有する後段モータ側の第1隔壁部材と、後段モータの内部圧力により破壊変形して開放状態となる前段モータ側の第2隔壁部材を備えた隔壁体の採用により、前段モータの作動時には、後段モータ内を確実に密閉することができ、後段モータの作動時には、第2隔壁部材を破壊変形した状態で維持し、ロケットノズルに損傷を与える恐れがある破片等が飛散するような事態を防止することができ、これにより、ロケットノズルの内側に設ける推力方向制御装置の採用の実現化に貢献し得る。
【0019】
【実施例】
以下、図面に基づいて、本発明に係わる多段ロケットモータの一実施例を説明する。
【0020】
図1に示す多段ロケットモータRは、尾部にロケットノズル1を設けた前段モータ2と、前段と別体の後段モータ3を同軸状に備えている。図において左側となるロケット頭部側が後段モータ3である。
【0021】
前段モータ2は、頭部鏡板4を有するモータケース5内に、インシュレータ6を介して内面燃焼型の固体推進薬7が装填してある。後段モータ3は、頭部鏡板8および尾部鏡板9を有するモータケース10内に、インシュレータ11を介して内面燃焼型の固体推進薬12が装填してあり、頭部鏡板8の中央には、固体推進薬12の内孔に突出する状態でイグナイタ13が取付けてある。
【0022】
前段モータ2の頭部鏡板4の中央には、図2(a)および(b)にも示すように、内側を開口させ且つ頭部方向に突出した環状の嵌合部4aが設けてある。これに対して、後段モータ3の尾部鏡板9の中央には、内側を開口させ且つ尾部方向に突出した環状の嵌合部9aが設けてある。後段モータ3の嵌合部9aは、前段モータ2の嵌合部4aの内側に嵌合し得る外径寸法を有している。また、後段モータ3の尾部鏡板9の外周部には、両モータ2,3を連結した際に双方の側面を滑らかな連続状態にするための筒状の張出し部9pが設けてある。
【0023】
そして、両モータ2,3は、後段モータ3の嵌合部9aの外周にOリング25を設けて、前段モータ2の嵌合部4aの内側に後段モータ3の嵌合部9aをいんろう継手の状態に嵌合することにより気密的に連結してあり、嵌合部4a,9aの内側の開口部には、後段モータ3の内部圧力により開放される隔壁体14が設けてある。
【0024】
隔壁体14は、両モータ側に通じた貫通孔21aを有する後段モータ3側の第1隔壁部材21と、後段モータ3の内部圧力により破壊変形して開放状態となる前段モータ2側の第2隔壁部材22を備えている。
【0025】
第1隔壁部材21は、図3にも示すように円盤状の部材であり、多数の貫通孔21aが機軸を中心にして対称位置に形成してある。第2隔壁部材22は、例えばアルミニウム製であって、図4(a)に示すように、前段モータ2側の面に破壊促進用の溝22aが十字状に形成してあり、同じく前段モータ2側の面にゴム板23が貼り付けてある。これらの第1および第2の隔壁部材21,22は、ともに各嵌合部4a,9aの内側に設けた内向フランジ4b,9bの間に挟み込んだ状態で固定してある。
【0026】
このとき、第1隔壁部材21には、その外周に、後段モータ3の嵌合部9aの内周面との間で気密性を保持するOリング26が設けてあると共に、第2隔壁部材22側の面の外周部近傍に、同隔壁部材22との間で気密性を保持するOリング27が設けてある。また、隔壁体14の両側における各内向フランジ4b,9bの内側開口部分は、前段モータ2の頭部鏡板4および後段モータ3の尾部鏡板9の各々の内側面に設けたインシュレータ6,11により閉塞される。
【0027】
さらに、多段ロケットモータRは、嵌合部4a,9aの外周側で且つ前段モータ2の頭部鏡板4と後段モータ3の尾部鏡板9および張出し部9pとの間に環状の空間15を形成し、この空間15内に、前段モータ2に装填した固体推進薬7に対する点火手段16を設けている。
【0028】
点火手段16は、前段モータ2と同軸の環状を成す装填室17と、装填室17に装填されたイグナイタ主装薬18に対する点火器19を備えている。装填室17は、前段モータ2の頭部鏡板4に形成した環状の溝部4cと、溝部4cの開放部分を閉塞するリング状カバー20とによって形成してあり、このように前段モータ2と一体化することで構造のさらなる簡略化を図っている。この装填室17には、円周方向に所定間隔で前段モータ2内への噴射孔23が形成してある。点火器19は、リング状カバー20に取付けてあり、作動の信頼性を高めるために複数個用いられる。
【0029】
上記構成を備えた多段ロケットモータRは、前段モータ2と後段モータ3が別体であることから、固体推進薬7,12の装填や隔壁体14の取付けといった作業を連結前の各モータ2,3に行い、その後、両モータ2,3の嵌合部4a,9a同士をいんろう継手の状態で直接連結すればよいので、例えば、1つのモータケース内を隔壁で区切る構成のものに比べて、製作にかかる手間が大幅に軽減されることとなる。また、嵌合部4a,9a同士の連結に加えて、後段モータ3の尾部鏡板9に設けた張出し部9pが前段モータ2の頭部鏡板4側に固定されるので、両モータ2,3はより充分な強度で連結される。
【0030】
ここで、この種の多段ロケットモータにおいて、前段モータ2の固体推進薬7に点火するためのイグナイタを設けるには、この実施例以外に、隔壁体14に分離可能に設けたり、ロケットノズル1の内側に分離可能に設けたりすることが考えられる。なお、内面燃焼型の固体推進薬に点火するには、その頭部側にイグナイタを配置した方が着火性が良好である。ところが、隔壁体14にイグナイタを設ける場合、その頭部側には後段モータ3があるため、イグナイタに接続する点火ラインを固体推進薬7の内側に通さねばならず、点火ラインを固体推進薬7に固定するのが困難であると共に、振動などによって点火ラインが固体推進薬7に損傷を与える恐れがある。また、隔壁体14やロケットノズル1への配置では、当然のことながらロケットノズル1の内側にジェットベーン等の推力方向制御装置を設けることができない。
【0031】
このような状況に対して、当該多段ロケットモータRでは、嵌合部4a,9aの外周側で且つ前段モータ2の頭部鏡板4と後段モータ3の尾部鏡板9の間に点火手段16を設けているので、図2に示すように点火手段16に接続する導爆線等の点火ライン24がロケットモータの外側に配設されることとなり、作動後の点火手段16を分離する必要がないことから、点火手段16が前段モータ2の内部やロケットノズル1に機械的影響を及ぼすこともなく、固体推進薬7の頭部側から点火を行うので良好な着火性が得られ、さらには、ロケットノズル1の内側に設けるジェットベーン等の推力方向制御装置の採用が可能になっている。
【0032】
そして、当該多段ロケットモータRは、点火手段16において、点火器19により装填室17内のイグナイタ主装薬18に点火すると、イグナイタ主装薬18の燃焼により生じた高温のガスを各噴射孔23から前段モータ2内に噴射し、これにより固体推進薬7への点火が行われる。このとき、当該多段ロケットモータRでは、装填室17が前段モータ2と同軸の環状を成し且つ円周方向に所定間隔で噴射孔23が設けてあるので、その円周方向において固体推進薬7に対して各噴射孔23からガスが均一に噴射され、良好な着火が行われる。
【0033】
前段モータ2の作動により発進して加速した多段ロケットモータRは、その後の所定のタイミングにおいて、イグナイタ13により後段モータ3の固体推進薬12への点火を行う。
【0034】
後段モータ3が作動を開始すると、後段モータ3の内部圧力が第1隔壁部材21の貫通孔23を介して第2隔壁部材22に加わる。第2隔壁部材22は、その圧力により溝22aの部分で破断が生じ、図4(b)に示すように破壊変形して開放状態となる。なお、隔壁体14の両側を閉塞していたインシュレータ6,11は、後段モータ3の内部圧力により容易に破壊され、第2隔壁部材22に設けたゴム板23にあっても、同圧力により容易に破壊除去されると共に、前段モータ2内で焼尽し得る。このようにして隔壁体14の第2隔壁部材22を開放させたのち、後段モータ3の固体推進薬12の燃焼ガスを第1隔壁部材21の貫通孔23から前段モータ2内に噴出させ、さらに、燃焼ガスをロケットノズル1から噴出させることにより、多段ロケットモータRの飛翔を継続する。
【0035】
このとき、当該多段ロケットモータRでは、第2隔壁部材22が離脱することなく破壊変形した状態を維持し、しかも第2隔壁部材22がアルミニウム製である場合には次第に燃焼することとなるので、ロケットノズル1に損傷を与える恐れがある破片等が飛散するような事態が確実に防止されることとなる。
【0036】
また、当該多段ロケットモータRによれば、前段および後段のモータ2,3が別体であるため、各モータ2,3にはそれ自身の内部圧力に対応し得る強度が備わっていればよく、前段および後段のモータを1つのモータケースで構成する場合に比べて強度的に有利であり、大型化に対処することも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる多段ロケットモータの一実施例を説明する断面図である。
【図2】図1に示す多段ロケットモータの前段および後段モータの連結部分を拡大した断面図(a)および隔壁体部分の拡大図(b)である。
【図3】隔壁体を構成する第1隔壁部材の正面図である。
【図4】隔壁体を構成する第2隔壁部材の斜視図(a)および破壊変形して開放状態になった第2隔壁部材を示す斜視図(b)である。
【符号の説明】
R 多段ロケットモータ
1 ロケットノズル
2 前段モータ
3 後段モータ
4 前段モータの頭部鏡板
4a 頭部鏡板の嵌合部
7 固体推進薬
9 後段モータの尾部鏡板
9a 尾部鏡板の嵌合部
14 隔壁体
16 点火手段
17 装填室
18 イグナイタ主装薬
19 点火器
21 第1隔壁部材
22 第2隔壁部材
23 噴射孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a multi-stage rocket motor that can be operated stepwise by including a front-stage motor and a rear-stage motor.
[0002]
[Prior art]
As this type of multistage rocket motor, for example, a partition having an opening is provided in a motor case provided with a rocket nozzle at the tail, and the motor case is partitioned by the partition into a combustion chamber on the head side and the tail side, The combustion chamber is filled with a solid propellant, and the opening of the partition wall is closed with a port cover. This multi-stage rocket motor starts and accelerates by igniting the solid propellant in the tail side combustion chamber, and later ignites the solid propellant in the head side combustion chamber at a predetermined timing, thereby The port cover is crushed by the internal pressure of and the flight is continued by burning the solid propellant in the head side combustion chamber.
[0003]
As such a multistage rocket motor, a similar structure is disclosed in “AIAA-86-1576, The Dual-Interrupted-Thrust Pulse Motor”.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional multi-stage rocket motor as described above has a structure in which the interior of one motor case is divided by a partition wall, and it takes time and effort to mount the partition wall in the motor case and to load a solid propellant. There was a problem, and it was a problem to solve such a problem.
[0005]
OBJECT OF THE INVENTION
The present invention has been made paying attention to the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide a multistage rocket motor capable of realizing easy manufacture.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Multistage rocket motor according to the present invention, as claimed in claim 1, and a front motor provided a rocket nozzle includes a subsequent motor front and separate, the center of the tail end plate of the middle and the rear stage motor head end plate of the front motor An annular fitting part that opens inside is provided, and the fitting parts are connected to the state of the solder joint, and the overhang part provided on the outer peripheral part of the rear end plate of the rear motor is on the head end side of the front motor. a fixed structure, as claimed in
[0007]
[Effects of the Invention]
In the multistage rocket motor according to claim 1 of the present invention, the front stage motor and the rear stage motor are separate bodies, and both motors directly connect the annular fitting parts in a state of a brazed joint, and the outer periphery of the fitting part. Since the projecting portion of the rear motor is fixed to the front motor on the side, operations such as loading of the solid propellant may be performed for each motor before connection, thereby facilitating manufacture.
[0008]
In the multistage rocket motor according to the second aspect of the present invention, as in the first aspect, the work such as loading of the solid propellant may be performed for each motor before the connection, and it is released by the internal pressure of the rear stage motor. Since the partition wall body can be attached to the motor before connection, this facilitates manufacture.
[0009]
In the multistage rocket motor according to
[0010]
In the multistage rocket motor according to
[0011]
In the multistage rocket motor according to
[0012]
In the multistage rocket motor according to
[0013]
【The invention's effect】
According to the multistage rocket motor according to claim 1 of the present invention, since the front stage motor and the rear stage motor are separate bodies, operations such as loading of solid propellant can be performed for each motor before connection, Since it is only necessary to directly connect the fitting parts of both motors in the state of a wax joint, for example, compared to the case where a partition wall is provided in one motor case, it is possible to greatly reduce the labor required for production, In addition to enabling easy manufacture, the extension part of the rear motor is fixed to the front motor on the outer periphery of the fitting part in addition to the connection between the fitting parts, so both motors are connected with sufficient strength. Can
[0014]
According to the multistage rocket motor according to
[0015]
According to the multistage rocket motor according to
[0016]
According to the multistage rocket motor according to
[0017]
According to the multistage rocket motor of
[0018]
According to the multistage rocket motor of
[0019]
【Example】
An embodiment of a multistage rocket motor according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0020]
The multistage rocket motor R shown in FIG. 1 includes a
[0021]
The front-
[0022]
At the center of the
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
At this time, the
[0027]
Further, the multistage rocket motor R forms an
[0028]
The ignition means 16 includes a
[0029]
Since the
[0030]
Here, in this type of multi-stage rocket motor, in order to provide an igniter for igniting the
[0031]
In such a situation, in the multistage rocket motor R, the ignition means 16 is provided between the
[0032]
Then, when the igniter
[0033]
The multistage rocket motor R started and accelerated by the operation of the
[0034]
When the
[0035]
At this time, in the multistage rocket motor R, the
[0036]
In addition, according to the multistage rocket motor R, the front and
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view illustrating an embodiment of a multistage rocket motor according to the present invention.
2 is an enlarged cross-sectional view (a) and an enlarged view (b) of a partition wall portion of a connecting portion of a front stage and rear stage motor of the multistage rocket motor shown in FIG.
FIG. 3 is a front view of a first partition member constituting the partition body.
FIG. 4 is a perspective view (a) of a second partition member constituting the partition body and a perspective view (b) showing the second partition member opened in a broken state.
[Explanation of symbols]
R Multi-stage rocket motor 1
Claims (6)
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