JP3909908B2 - Power transmission device - Google Patents
Power transmission device Download PDFInfo
- Publication number
- JP3909908B2 JP3909908B2 JP8514297A JP8514297A JP3909908B2 JP 3909908 B2 JP3909908 B2 JP 3909908B2 JP 8514297 A JP8514297 A JP 8514297A JP 8514297 A JP8514297 A JP 8514297A JP 3909908 B2 JP3909908 B2 JP 3909908B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- worm
- shaft
- worm wheel
- power transmission
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば電動パワーステアリング装置において、電動モータ等の駆動源からの動力伝達に用いられる動力伝達装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動パワーステアリング装置では、例えば、電動モータの出力軸に連係するウォームと、このウォームが噛合するウォームホイールとを備えた動力伝達装置が設けられ、この動力伝達装置を介して、電動モータからの回転力を減速および増力して、操舵力に付与するようになっている。
【0003】
このような動力伝達装置については、例えば特開平8−207792号公報等に提案がなされている。
【0004】
図5には、この特開平8−207792号公報の動力伝達装置を示す。図示されるように、ハウジング102内の動力伝達装置は、本体ハウジング103側に収容されたウォームホイール105と、この本体ハウジングに連設されたウォームハウジング104側に収容され、ウォームホイール105の外周上に軸心を略直交させているウォーム軸106とを備えている。
【0005】
ウォームホイール105はステアリングホイール側に連係する舵輪軸107の外周に装着される一方、ウォーム軸106は電動モータ108の出力軸114に連係し、電動モータ108からのアシスト力が、ウォーム軸106とウォームホイール105を介して舵輪軸107に付与される。なお、電動モータ108は、ウォームハウジング104のウォーム軸106基端側(図の上方)に形成された大径部109に固設されている。
【0006】
さらに詳しく説明すれば、ウォーム軸106の先端側に形成された軸受ブッシュ110は、ウォームハウジング104の嵌合穴111に回転自在に嵌合する一方、基端側は玉軸受112により軸支される。すなわち、ウォーム軸106は断面略L字型のリング120の内周に貫通し、このリング120の内周は延長部113のスプライン根元に形成された溝にかしめられ、玉軸受112の内輪は、このリング120とのウォーム軸106の拡径部119との間で押さえ付けられて固定されている。一方、玉軸受112の外輪は、ウォームハウジング104の突起部118と、ウォームハウジング104にネジ溝122にねじ込まれた断面略L字型の固定部材121との間に保持される。
【0007】
ウォーム軸106の基端側は、外周にスプラインが形成された延長部113となっており、この延長部113がスリーブ115を介してモータ108の出力軸114と連結されている。スリーブ115の両端には止め輪116が設けられ、スリーブ115の軸方向の移動を拘束している。
【0008】
また、動力伝達装置としては、図6に示すようなものも用いられる。
【0009】
これでは、ウォームホイール203とウォーム軸204はハウジング201内に収容されている。
【0010】
出力軸202に圧入されウォームホイール203と噛み合うウォーム軸204は、噛合部(ウォーム)の両端を軸受205、209を介してハウジング201に支持される。すなわち、ウォーム軸204の噛合部の両側には拡径部214、215が形成され、軸受209はハウジング201に取り付けられた止め輪210と拡径部215との間に保持され、軸受205は、プレート206と拡径部214との間に保持される。プレート206はハウジング201端部からボルト207に押圧され、ウォーム軸204のガタが防止されている。ボルト207はナット208でハウジング201に固定されている。
【0011】
ウォーム軸204の基端には雄型スプライン211が形成され、電動モータ213の出力軸に形成された雌型スプライン212と係合しており、電動モータ213からのアシスト力がウォーム軸204、ウォームホイール203を介して出力軸202に伝達される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の動力伝達装置では、いずれもウォーム軸106または204の組み付けのために、ウォームとウォームホイールとの間に歯車間の遊び(バックラッシュ)を設ける必要があり、このバックラッシュは、動力伝達装置の作動時においては、ウォームとウォームホイール間の歯打ち音の発生原因となる。特に、経時劣化でウォームとウォームホイールの歯が摩耗すると、この歯打ち音は大きくなってしまう。
【0013】
また、ウォーム軸106または204とウォームホイール105または203間の距離は固定であるので、ウォームとウォームホイール間の噛合状態は、部品精度によって決定され、正常で滑らかな作動を確保するには、高い部品精度が要求されることになり、これはコスト高の原因となってしまう。
【0014】
本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、ウォームとウォームホイール間の歯打ち音の発生を低減できるとともに、ウォームとウォームホイール間の確実な噛合を容易かつ低コストで確保できる動力伝達装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、駆動源からの駆動力が入力されるウォーム軸と、このウォーム軸外周のウォームと噛合するウォームホイールと、このウォームホイールを外周に備えた出力軸と、前記ウォーム軸およびウォームホイールを収容するとともに前記駆動源が装着されるケースとを備えた動力伝達装置において、前記ウォームホイールと前記出力軸との間に弾性部材を介装するとともに、前記出力軸の中心軸を前記ウォームホイールの中心軸よりも前記ウォーム軸側に偏心させ、前記弾性部材がウォームホイールをウォーム軸側に付勢するようにした。
【0018】
第2の発明は、前記弾性部材としてリング状部材を備えた。
【0019】
第3の発明は、前記ウォームまたはウォームホイールの歯に膨らみを持たせるクラウニング加工を施した。
【0022】
【作用】
第1の発明では、ウォームホイールは、弾性部材を介してウォーム軸側に押し付けられるので、部品精度をことさら高めなくとも、ウォームとウォームホイールとはバックラッシュがゼロの状態で確実に噛合し、歯打ち音の低減および製造コストの削減が図れる。
【0023】
第2の発明では、弾性部材はリング状部材であるので、出力軸外周とウォームホイール内周との間に容易に装着でき、組み立て作業が容易となる。
【0024】
第3の発明では、ウォームまたはウォームホイールの歯に膨らみを持たせるクラウニング加工がなされているので、ウォームとウォームホイールをバックラッシュがゼロの状態で噛合させたとしても、ウォーム軸の倒れや、ウォームおよびウォームホイールの偏摩耗による噛み合い不良は、クラウニング加工部分で吸収することができ、動力伝達装置の正常で滑らかな作動は阻害されることはない。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、実施の形態の参考例について説明する。
【0026】
図1に示すように、動力伝達装置は、ウォームホイール2およびウォーム軸4を備え、これらを収容するギヤケース1は、ステアリングギヤボックスの図示されないハウジング本体にボルト17で装着されている。外周にウォームホイール2が圧入される出力軸3は、このハウジング本体に支持され、また、ハウジング本体内では、出力軸3に形成されたピニオンが図示されないラック軸のラックに噛合し、このラック軸が車輪等の被操舵側に連係している。
【0027】
ギヤケース1には、ウォーム軸4の基端側に開口部1Aが開口し、この開口部1Aから連続して、ウォーム軸4を収容する筒状のウォーム軸収容部1Cが形成される。このウォーム軸収容部1Cは、ウォーム軸4の先端4B側に、閉鎖された底面1Bを備えている。
【0028】
さらに、このウォーム軸収容部1Cの略中央部の側方には、ウォームホイール収容部1Dが形成される。ウォームホイール3は、このウォームホイール収容部1D内に収容され、その歯面2Aを、ウォーム軸収容部1C側に覗かせて、ウォーム軸4の略中央の外周に形成されたウォーム4Eと噛合させている。
【0029】
このウォーム軸4のウォーム4Eおよびウォームホイール2の歯面2Aは、歯スジの方向に適度な膨らみが設けられ、噛み合ったときに歯スジ端部の両側に適度な隙間が生じるようになっている。このように、ウォーム4E、歯面2Aにいわゆるクラウニング処理を施すことで、ウォーム軸4の倒れや、ウォーム4Eおよび歯面2Aの偏摩耗によるウォーム4Eと歯面2A間の噛み合い不良が、吸収できるようになっている。
【0030】
開口部1Aからはウォーム軸4の基端4Aが突出する。また、開口部1A上には、駆動源である電動モータ15が、合わせ面をOリング13でシールされながらボルト16により装着され、電動モータ15の出力軸14が、開口部1A側に延び出している。この電動モータ15の出力軸14には円筒形のジョイント12が圧入されており、このジョイント12内周の雌型のスプライン10が、ウォーム軸基端4A側の外周の雄型のスプライン11と噛合する。これにより、電動モータ15の回転力が、ウォーム軸4およびウォームホイール2を介して、出力軸3に付与されるようになっている。
【0031】
ウォーム軸4には、ウォーム4Eに対して基端4A側(開口部1A側)に、径が拡大された段差部4Cが、また、先端4B側(底面1B側)に、同じく径が拡大された段差部4Dが、それぞれ形成される。ウォーム軸4の基端4A側を回動自在に支持する軸受5は、この段差部4Cと、ウォーム軸収容部1C内周に装着された止め輪7との間に保持される。一方、ウォーム軸4の先端4B側を軸支する軸受6は、段差部4Dと、凹部1Cの底面1B側に設けられたプレート8との間に保持される。
【0032】
このプレート8の底面1B側には段部8Aが切り欠かれ、この段部8Aと底面1Bとの間に弾性部材9が介装される。この弾性部材9により、ギヤケース1、止め輪7、ウォーム軸4、軸受5、6、およびプレート8の寸法公差により生じる隙間xが吸収される。この結果、ウォーム軸4は、軸受5、6を介して止め輪7とプレート8の間に安定的に保持され、軸方向のがたつきが防止されるようになっている。
【0033】
図2には、図1のA−A断面(ウォーム軸収容部1Cおよび軸受5の断面)を示す。
【0034】
図示されるように、ウォーム軸収容部1Cの内周面23は、電動モータ15の出力軸14の中心軸に対して、所定量e1だけウォームホイール収容部1D側に偏心した長円形となっている。さらに、この長円形の内周面23の軸受5の設置面には円形の溝20が形成され、この円形溝20の中心は長円形の内周面23の中心と一致している。この円形溝20には、Oリング状の弾性部材18が設けられ、ウォーム軸4を支持する軸受5は、この弾性部材18により、ウォーム軸4の中心軸が軸受5の収容部の中心軸と一致する方向に、弾性的に付勢されている。なお、弾性部材18、19をOリング状とすることにより、ギヤケース1への組み付けが容易となる。
【0035】
一方、図1のB−B断面(ウォーム軸収容部1Cおよび軸受6の断面)は図示しないが、これは図2と全く同様に構成され、電動モータ15の出力軸14の中心軸から偏心したウォーム軸収容部1Cの長円形の内周面には、同心の円形溝が形成される。ウォーム軸4を先端4B側で支持する軸受6は、この円形溝に収容された弾性部材19により、中心軸が軸受6の収容部の中心軸と一致する方向に、弾性的に付勢されている。
【0036】
つぎに作用を説明する。
【0037】
電動モータ15が駆動されると、この回転力はジョイント12を介してウォーム軸4に伝達され、さらに、このウォーム軸4外周のウォーム4Eに噛合するウォームホイール2を介して、回転速度が減速され、また回転トルクが増力されて、出力軸3へと伝達される。
【0038】
この場合、本参考例では、ウォーム軸4は段差部4C、4Dにおいて、軸受5、6を介して、プレート8下方の弾性部材9により、止め輪7側に押圧されながら保持されるので、軸方向には、がたつくことなく所定の位置に保持される。
【0039】
また、ウォーム軸4は、軸と直角方向には、弾性部材18、19により軸受5、6を介してウォームホイール2側に押し付けられるので、ウォーム4Eとウォームホイール2の歯面2Aとは、バックラッシュがゼロの状態まで確実に噛合する。したがって、本発明では、ことさら部品精度を高めなくとも、ウォーム4Eとウォームホイール2の歯面2Aとはバックラッシュがない状態で噛合し、動力伝達装置の正常で滑らかな作動が保証され、バックラッシュが原因の歯打ち音が低減できるとともに、製造コストの削減が図れる。
【0040】
さらに、本参考例では、ウォーム4Eまたはウォームホイール2の歯面2Aにはクラウニング処理が施されているので、このようにバックラッシュをゼロとしたとしても、ウォーム軸4の倒れや、ウォーム4Eおよび歯面2Aの偏摩耗によるウォーム4Eと歯面2A間の噛み合い不良は、このクラウニング部分により吸収することができ、動力伝達装置の正常で滑らかな作動が阻害されることはない。
【0041】
図3、図4には本発明の実施の形態を示す。
【0042】
この実施の形態は、基本的構成において図1、図2に示した実施の形態と共通するものであるので、以下、図1、図2に示した実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0043】
図3に示されるように、この実施の形態では、ウォーム軸収容部1Cは断面円形に形成され、この円の中心と電動モータ15の出力軸14の軸心が一致している。これにより、ウォーム軸4はギヤケース1内に軸と直角な方向に拘束されて支持されるようになっている。
【0044】
一方、図4に示されるように、ウォームホイール2は、出力軸3の外周の段部25と止め輪26によって、出力軸3の軸方向に拘束される一方、ウォームホイール2の内周の雌型のインボリュートギヤ28と、出力軸3外周の雄型のインボリュートギヤ29との噛合により出力軸3と一体に回転する。
【0045】
さらに、このウォームホイール2と出力軸3との間には、例えばOリング状の弾性部材27が介装される。この場合、ウォームホイール2の中心軸はウォーム軸4に対して所定の位置に配置されるが、出力軸3の中心軸は、このウォームホイール2の中心軸に対して、偏心量e2だけウォーム軸4側に寄った位置に配置されている。これにより、ウォームホイール2は、弾性部材27を介してウォーム軸4側に押し付けられ、部品精度をことさら高めなくとも、ウォーム4Eとウォームホイール2の歯面2Aとはバックラッシュがゼロの状態で噛合するようになっており、歯打ち音の低減および製造コストの削減が図れる。なお、ウォーム軸4の組み付けは、弾性部材27の変形により行うことができ、不都合が生じることはない。
【0048】
【発明の効果】
第1の発明によれば、ウォームホイールは、弾性部材を介してウォーム軸側に押し付けられるので、部品精度をことさら高めなくとも、ウォームとウォームホイールとはバックラッシュがゼロの状態で確実に噛合し、歯打ち音の低減および製造コストの削減が図れる。
【0049】
第2の発明によれば、弾性部材はリング状部材であるので、出力軸外周とウォームホイール内周との間に容易に装着でき、組み立て作業が容易となる。
【0050】
第3の発明によれば、ウォームまたはウォームホイールの歯に膨らみを持たせるクラウニング加工がなされているので、ウォームとウォームホイールをバックラッシュがゼロの状態で噛合させたとしても、ウォーム軸の倒れや、ウォームおよびウォームホイールの偏摩耗による噛み合い不良は、クラウニング加工部分で吸収することができ、動力伝達装置の正常で滑らかな作動は阻害されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】同じく図1のA−A断面図である。
【図3】同じく他の実施の形態を示す断面図である。
【図4】同じく図3のC−C断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ギヤケース
1A 開口部
1B 底面
1C ウォーム軸収容部
1D ウォームホイール収容部
2 ウォームホイール
2A ウォームホイールの歯面
3 出力軸
4 ウォーム軸
4A ウォーム軸の基端
4B ウォーム軸の先端
4C 段差部
4D 段差部
4E ウォーム
5 軸受
6 軸受
7 止め輪
8 プレート
9 弾性部材
10 スプライン
11 スプライン
12 ジョイント
14 電動モータの出力軸
15 電動モータ
18 弾性部材
19 弾性部材
20 円形溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in a power transmission device used for power transmission from a drive source such as an electric motor, for example, in an electric power steering device.
[0002]
[Prior art]
In the electric power steering device, for example, a power transmission device including a worm linked to the output shaft of the electric motor and a worm wheel meshing with the worm is provided, and the rotation from the electric motor is performed via the power transmission device. The force is decelerated and increased to give the steering force.
[0003]
Such a power transmission device has been proposed in, for example, JP-A-8-207792.
[0004]
FIG. 5 shows a power transmission device disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-207792. As shown in the figure, the power transmission device in the
[0005]
The
[0006]
More specifically, the
[0007]
The base end side of the
[0008]
As the power transmission device, a power transmission device as shown in FIG. 6 is also used.
[0009]
In this case, the
[0010]
A
[0011]
A male spline 211 is formed at the base end of the
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional power transmission device, it is necessary to provide a play (backlash) between the gears between the worm and the worm wheel in order to assemble the
[0013]
Further, since the distance between the
[0014]
The present invention has been made paying attention to such problems, and can reduce the occurrence of rattling noise between the worm and the worm wheel, and can ensure reliable engagement between the worm and the worm wheel easily and at low cost. An object is to provide a power transmission device.
[0017]
[ Means for Solving the Problems ]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a worm shaft to which a driving force from a driving source is input, a worm wheel meshing with a worm on the outer periphery of the worm shaft, an output shaft provided with the worm wheel on the outer periphery, the worm shaft and the worm In the power transmission device including a case that accommodates the wheel and to which the driving source is mounted, an elastic member is interposed between the worm wheel and the output shaft, and the central axis of the output shaft is the worm The central member of the wheel is decentered toward the worm shaft, and the elastic member biases the worm wheel toward the worm shaft.
[0018]
The second invention includes a ring-shaped member as the elastic member.
[0019]
In the third aspect of the present invention, crowning is performed to give the worm or worm wheel teeth swelling.
[0022]
[ Action ]
In the first invention, since the worm wheel is pressed to the worm shaft side through the elastic member, the worm and the worm wheel can be reliably engaged with each other with zero backlash without further improving the component accuracy. The hitting sound can be reduced and the manufacturing cost can be reduced.
[0023]
In the second invention, since the elastic member is a ring-shaped member, it can be easily mounted between the outer periphery of the output shaft and the inner periphery of the worm wheel, and the assembling work is facilitated.
[0024]
In the third aspect of the invention, the crowning process is performed to make the worm or worm wheel teeth bulge. Therefore, even if the worm and the worm wheel are engaged with each other with zero backlash, the worm shaft falls, Further, the meshing failure due to uneven wear of the worm wheel can be absorbed by the crowning portion, and normal and smooth operation of the power transmission device is not hindered.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, reference examples of the embodiment will be described with reference to the accompanying drawings.
[0026]
As shown in FIG. 1, the power transmission device includes a
[0027]
In the
[0028]
Further, a worm wheel housing portion 1D is formed on the side of the substantially central portion of the worm shaft housing portion 1C. The
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
A
[0033]
FIG. 2 shows a cross section taken along the line AA in FIG. 1 (a cross section of the worm shaft housing portion 1C and the bearing 5).
[0034]
As shown in the figure, the inner
[0035]
On the other hand, although the BB cross section (the cross section of the worm shaft housing portion 1C and the bearing 6) in FIG. 1 is not shown, it is configured in exactly the same way as FIG. 2 and is eccentric from the central axis of the
[0036]
Next, the operation will be described.
[0037]
When the
[0038]
In this case, in this reference example , the
[0039]
The
[0040]
Further, in this reference example , the
[0041]
3 and 4 show an embodiment of the present invention.
[0042]
Since this embodiment is common to the embodiment shown in FIG. 1 and FIG. 2 in the basic configuration, the following description will focus on differences from the embodiment shown in FIG. 1 and FIG. To do.
[0043]
As shown in FIG. 3, in this embodiment, the worm
[0044]
On the other hand, as shown in FIG. 4, the
[0045]
Further, for example, an O-ring shaped
[0048]
[ Effect of the invention ]
According to the first invention, since the worm wheel is pressed against the worm shaft side via the elastic member, the worm and the worm wheel can be surely engaged with zero backlash without further improving the accuracy of the parts. In addition, it is possible to reduce the rattling noise and the manufacturing cost.
[0049]
According to the second invention, since the elastic member is a ring-shaped member, it can be easily mounted between the outer periphery of the output shaft and the inner periphery of the worm wheel, and the assembling work is facilitated.
[0050]
According to the third aspect of the invention, since the crowning process is performed to make the teeth of the worm or worm wheel have swelling, even if the worm and the worm wheel are engaged with each other with zero backlash, Incorrect meshing due to uneven wear of the worm and worm wheel can be absorbed by the crowning portion, and normal and smooth operation of the power transmission device is not hindered.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing another embodiment.
4 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a conventional example.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing another conventional example.
[Explanation of symbols]
1 Gear Case 1A Opening 1B Bottom 1C Worm Shaft Housing 1D
Claims (3)
このウォーム軸外周のウォームと噛合するウォームホイールと、
このウォームホイールを外周に備えた出力軸と、
前記ウォーム軸およびウォームホイールを収容するとともに前記駆動源が装着されるケースと、を備えた動力伝達装置において、
前記ウォームホイールと前記出力軸との間に弾性部材を介装するとともに、
前記出力軸の中心軸を前記ウォームホイールの中心軸よりも前記ウォーム軸側に偏心させ、前記弾性部材がウォームホイールをウォーム軸側に付勢するようにしたことを特徴とする動力伝達装置。A worm shaft to which a driving force from a driving source is input;
A worm wheel meshing with the worm on the outer periphery of the worm shaft;
An output shaft with this worm wheel on its outer periphery,
In a power transmission device comprising: a case for housing the worm shaft and the worm wheel and mounting the drive source;
While interposing an elastic member between the worm wheel and the output shaft,
A power transmission device characterized in that a central axis of the output shaft is decentered toward the worm shaft side with respect to a central axis of the worm wheel, and the elastic member biases the worm wheel toward the worm shaft side.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8514297A JP3909908B2 (en) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | Power transmission device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8514297A JP3909908B2 (en) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | Power transmission device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10281235A JPH10281235A (en) | 1998-10-23 |
JP3909908B2 true JP3909908B2 (en) | 2007-04-25 |
Family
ID=13850421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8514297A Expired - Fee Related JP3909908B2 (en) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | Power transmission device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3909908B2 (en) |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4665895B2 (en) * | 1997-05-29 | 2011-04-06 | 日本精工株式会社 | Electric power steering device |
US8336412B1 (en) | 2000-07-11 | 2012-12-25 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Electric power steering apparatus |
DE19944133B4 (en) * | 1999-09-15 | 2004-10-28 | Zf Lenksysteme Gmbh | Electric power steering for motor vehicles |
FR2808759B1 (en) * | 2000-05-10 | 2005-08-26 | Koyo Seiko Co | POWER ASSISTED STEERING APPARATUS |
US7219761B2 (en) | 2000-07-21 | 2007-05-22 | Nsk Ltd. | Motor-operated power steering apparatus |
JP2002284022A (en) * | 2001-03-28 | 2002-10-03 | Showa Corp | Electric power steering device |
JP4648558B2 (en) * | 2001-03-28 | 2011-03-09 | 株式会社ショーワ | Electric power steering device |
JP4627377B2 (en) * | 2001-03-28 | 2011-02-09 | 株式会社ショーワ | Electric power steering device |
JP4196831B2 (en) * | 2001-12-03 | 2008-12-17 | 日本精工株式会社 | Electric power steering device |
KR100625072B1 (en) | 2002-01-29 | 2006-09-19 | 가부시키가이샤 제이텍트 | Electric power steering apparatus |
JP4207449B2 (en) * | 2002-04-04 | 2009-01-14 | 株式会社ジェイテクト | Reduction gear mechanism and electric power steering apparatus using the same |
WO2004026665A1 (en) | 2002-09-19 | 2004-04-01 | Nsk Ltd. | Control device for motorized power steering device |
JP4506467B2 (en) | 2003-02-20 | 2010-07-21 | 日本精工株式会社 | Assist device for electric power steering device and electric power steering device |
JP4716679B2 (en) | 2003-06-25 | 2011-07-06 | 日本精工株式会社 | Worm speed reducer and electric power steering device |
JP4563074B2 (en) * | 2004-05-12 | 2010-10-13 | 株式会社マキタ | Electric circular saw |
JP2006129690A (en) * | 2004-09-28 | 2006-05-18 | Asmo Co Ltd | Motor |
KR20060032283A (en) * | 2004-10-12 | 2006-04-17 | 주식회사 만도 | Shaft of motor for electrical power steering system |
JPWO2007132624A1 (en) * | 2006-05-17 | 2009-09-24 | マブチモーター株式会社 | Motor with reduction gear and method for manufacturing the same |
KR100797058B1 (en) | 2006-06-05 | 2008-01-23 | 주식회사 만도 | Electrical power steering apparatus and manufacturing method thereof |
EP2079626B1 (en) | 2006-11-04 | 2011-07-20 | TRW Limited | Worm gear for electric assisted steering apparatus and method of controlling the movement of the worm shaft in a worm gearing |
DE102008009107B4 (en) * | 2008-02-14 | 2010-06-17 | Jtekt Europe | Mechanical reduction gear with worm and worm wheel |
JP5583416B2 (en) * | 2009-01-13 | 2014-09-03 | 日本電産サンキョー株式会社 | Motor actuator |
CN102765418A (en) * | 2011-05-06 | 2012-11-07 | 豫北(新乡)汽车动力转向器有限公司 | Automatic clearance adjusting mechanism for worm and gear of automobile electric power steering gear |
CN103818471A (en) * | 2014-03-17 | 2014-05-28 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | Worm abnormal-sound-preventing supporting structure of electric power steering column |
CN114435462B (en) * | 2020-11-05 | 2024-05-24 | 操纵技术Ip控股公司 | Linear worm and worm gear assembly |
-
1997
- 1997-04-03 JP JP8514297A patent/JP3909908B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10281235A (en) | 1998-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3909908B2 (en) | Power transmission device | |
US7575090B2 (en) | Electric power steering device | |
US6629578B2 (en) | Electric power steering system | |
US7523805B2 (en) | Electric power steering apparatus | |
US20030136211A1 (en) | Electric power steering apparatus | |
EP1714851B1 (en) | Electric power steering device | |
JP2007247734A (en) | Worm type reduction gear and electric power steering system | |
JP3841601B2 (en) | Electric steering device | |
JP3763347B2 (en) | Electric steering device | |
JP3658683B2 (en) | Electric steering device | |
WO2021241135A1 (en) | Worm speed reducer and electric power assist device | |
JP2004149070A (en) | Electric power steering and joint | |
JP4600708B2 (en) | Power steering device and joint unit | |
JP2004345444A (en) | Electric power steering device | |
JP3850509B2 (en) | Power transmission device | |
JP3639948B2 (en) | Electric steering device | |
JPH11198829A (en) | Electric power steering device | |
US8336412B1 (en) | Electric power steering apparatus | |
JP2002154443A (en) | Motor-driven power steering device | |
JP2008296633A (en) | Electric assist mechanism for electric power steering device | |
JP2004249767A (en) | Electric power steering device | |
JP4100148B2 (en) | Electric power steering device | |
JP3638406B2 (en) | Electric power steering device | |
JP3937386B2 (en) | Electric power steering device | |
JP2000177607A (en) | Motor driven power steering device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051102 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060823 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060915 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070123 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100202 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110202 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120202 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130202 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140202 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |