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JP3907761B2 - 4-stroke internal combustion engine valve deactivation system - Google Patents

4-stroke internal combustion engine valve deactivation system Download PDF

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JP3907761B2
JP3907761B2 JP34324996A JP34324996A JP3907761B2 JP 3907761 B2 JP3907761 B2 JP 3907761B2 JP 34324996 A JP34324996 A JP 34324996A JP 34324996 A JP34324996 A JP 34324996A JP 3907761 B2 JP3907761 B2 JP 3907761B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、4ストローク内燃機関のバルブ休止システムに関し、さらに詳しくは、4ストローク内燃機関の吸排気弁を開閉駆動するカムと吸排気弁の弁軸との間にあって、内燃機関の運転状態に応じて吸排気弁の一部を閉位置に保持するバルブ休止システムに関する。
【0002】
【従来技術】
従来、4ストローク内燃機関において、内燃機関の運転状態に応じて複数の吸気弁もしくは排気弁のうちの一部を、カム軸の弁開位置に拘わらず、閉位置に保持できるようにしたバルブ休止システムを備えたものとして、特開平8−74543号公報、特開平7−253007号公報に記載されたものがある。 これらのもののうち、特に前者のもの(図12ないし図15参照)においては、吸排気弁の弁軸頭部に当接する伝達部材のロッド部が、バルブ休止システムにおけるプランジャに形成された逃げ孔内を相対的に滑動して、カム軸が弁開位置にあるとき、その弁開動作が弁軸に伝達されないようにしている。すなわち、図12において、バルブ休止システム09は、リフタ011 、伝達部材028 、プランジャ023 、リフタ011 と伝達部材028 とを常時離間方向に付勢するリフタばね024 、プランジャ023 を常時バルブ休止方向に付勢するプランジャばね025 とからなっている。
【0003】
そして、前記リフタ011 は、カムキャリヤ029 に形成されたリフタガイド孔013 内を摺動する円筒体020 が、その軸方向略中央部に仕切壁020cを有しており、該円筒体020 の上端開口には、カム軸のカムノーズ( 図示されず)が摺接するパッド020a が固着され、前記仕切壁020cの上面にはボス部020dが膨出形成され、該ボス部020dには、前記円筒体020 の軸に直交するようにシリンダ孔020eが貫通形成され、該シリンダ孔020eは、前記円筒体020 の外周面に形成された環状溝020fに開口するようにされているとともに、その一方の端部には、前記プランジャ023 の摺動を規制するストッパ020gが形成され、他方の端部には、同じくプランジャ023 の摺動を規制するとともにその位置決めをする係止リング030 が配設され、前記一方の端部は、蓋部材031 により閉塞されている。
また、前記リフタ011 には、前記ボス部020d、シリンダ孔020e、仕切壁020cを貫通して、円筒体020 と同軸にスライド孔020hが形成されており、該スライド孔020hに、前記伝達部材028 のロッド部028aが摺動自在に挿通し得るようにされている。また、前記伝達部材028 のフランジ部028bの下面中央部には、吸排気弁の弁軸の頭部が当接している(図示されず)。
【0004】
さらに、前記プランジャ023 は、前記シリンダ孔020e内に摺動自在に挿入され、その丸い棒状体の一端寄りに、前記スライド孔020hと丁度合致する大きさの逃げ孔023bが貫通形成され、その略中央から他端寄りには、圧油を受ける室023iが形成され、その下面には、プランジャ023 がシリンダ孔020e内をバルブ休止解除方向に移動したとき、該シリンダ孔020e内に弁閉状態(カム軸のベース円がパッド020aに摺接している状態)において所定長lだけ突出するロッド部028aの端部を受容できる凹部023fが形成され、該凹部023fの天井面は、ロッド部028aの頂面と所定のクリアランスをおいて隔てられているが、カム軸のカムノーズがパッド020aに摺接する場合には、これと面接触して力を伝達できるように、平坦な力伝達面023gとされている。そして、前記プランジャ023 の一端と前記蓋部材031 との間には、前記プランジャばね025 が収容され、該プランジャ023 を図12において常時右方向(バルブ休止方向)に付勢するようにされている。
【0005】
前者の4ストローク内燃機関のバルブ休止システム09は、前記のように構成されているので、内燃機関の中・高速回転時あるいは中・高負荷運転時のような中・大吸気量運転域においては、図示されない内燃機関クランク室下部のオイルパンからオイルポンプにより汲み上げられた潤滑油の一部が、シリンダヘッドに固着されたカムキャリヤ029 に形成されたオイル通路032 から円筒体020 の環状溝020f、シリンダ孔020e内の室020iを経てプランジャ023 の室023iに導入されて、プランジャ023 をプランジャばね025 の付勢力に抗して図12において左方向に移動させる。そうすると、図15に図示されるように、プランジャ023 の力伝達面023gがロッド部028aの頂面028cを覆い、それと接触し得る状態となり、リフタ011 と弁軸とが伝達部材028 を介して弁軸方向に力を伝達できる状態となるので、カムがリフタ011 のパッド020aに摺接して回転するのに追随して、弁軸が上下動して、吸排気弁を開閉動作させる。
【0006】
また、内燃機関の低速回転時あるいは低負荷運転時のような小吸気量運転域においては、潤滑油の一部の室020i、室023iへの供給が断たれて、プランジャ023 は、プランジャばね025 に付勢されて図15において右方向に移動させられ、プランジャ023 の力伝達面023gがロッド部028aの頂面028cから外れて、そこから後退した元の状態となり(図12参照)、カムがリフタ011 のパッド020aに摺接して回転しても、ロッド部028aがスライド孔020h、プランジャ023 の逃げ孔023b内を滑動して、伝達部材028 がリフタ011 に相対的にさらに近付く方向に移動するので(図14参照)、結局、伝達部材028 は、弁軸を下動させることができず、リフタ011 と弁軸との伝達部材028 を介した力の伝達関係が解かれた状態となるので、吸排気弁は開閉動作をせず(バルブ休止)、閉じたままの状態を保持する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記のようなバルブ休止システム09は、シリンダ孔020e内に弁閉状態において所定長lだけ突出するロッド部028aの端部が、プランジャ023 の逃げ孔023bの下部内壁面や力伝達面023gと接触することにより、プランジャ023 のシリンダ孔020e内での回転が防止されている。しかしながら、内燃機関の作動中、バルブのジャンピングやカムの摩耗等に起因して、この接触は外れる虞があり、この接触が外れると、プランジャ023 がシリンダ孔020e内で回転して、バルブ休止作動時、ロッド部028aがプランジャ023 の逃げ孔023b内を滑動しにくくなって、所期のバルブ休止動作ができなくなったり、プランジャ023 の逃げ孔023bと力伝達面023gとの交線がロッド部028aの端部の周面と交差して、プランジャ023 のバルブ休止位置からバルブ休止解除位置への左方向摺動が妨げられ、バルブ休止解除が全くできなくなったり、バルブ休止解除時、ロッド部028aの頂面028cと力伝達面023gとの接触が正しく行なわれず、吸排気弁の開閉動作が所期のとおりに行なわれなくなったりする問題がある。
また、プランジャ023 の位置決めは、係止リング030 によって行なわれているが、このためには、係止リング030 を用意するのに加えて、シリンダ孔020eの内周面に、該係止リング030 を収容するための溝を形成しなければならず、位置決め手段の構造と製造が煩瑣となる。
【0008】
【課題を解決するための手段および効果】
本発明は、前記のような問題を解決した4ストローク内燃機関のバルブ休止システムであり、その請求項1に記載された発明は、リフタと、該リフタ内に吸排気弁の弁軸と直交する方向に形成された円筒形シリンダ孔内を摺動する円筒形状のプランジャと、前記リフタと前記弁軸とを常時離間する方向に付勢するリフタばねと、前記プランジャを常時バルブ休止方向に付勢するプランジャばねと、前記プランジャに前記プランジャばねの付勢力に抗して油圧を作用させる圧油供給機構とからなり、
前記リフタは、シリンダヘッド側に形成されたリフタガイド孔内をカムの回転に応じて往復摺動し、前記弁軸が進入し得るスライド孔が形成されており、
前記プランジャは、前記弁軸が挿通し得る逃げ孔と、前記油圧を受ける受圧面とが形成され、かつ、該受圧面が油圧を受けないとき、前記プランジャばねに付勢されて前記逃げ孔と前記スライド孔とが合致するように位置決めされており、前記受圧面が油圧を受けないとき、前記リフタが前記カムの回転に応じて下動すると、前記弁軸が前記スライド孔および前記逃げ孔の内部を滑動して、前記吸排気弁を閉じた状態に保持するとともに、前記受圧面が油圧を受けたとき、前記リフタが前記カムの回転に応じて下動すると、前記プランジャが前記弁軸の頭部に当接して、前記吸排気弁を開けるように作動する4ストローク内燃機関のバルブ休止システムにおいて、
前記逃げ孔と前記スライド孔とが合致するように前記プランジャを位置決めする位置決め手段が、前記プランジャの軸線方向の一端面部に形成された溝と、前記円筒形シリンダ孔を横切ってリフタに設けられて前記溝内に挿通された位置決めピンとからなり、前記位置決めピンは前記プランジャの軸線方向摺動位置に関わらず前記溝内に位置するようにされ、前記溝の溝底に前記位置決めピンが当接するまで前記プランジャが摺動することによりプランジャの位置決めがなされるように構成されたことを特徴とする4ストローク内燃機関のバルブ休止システムである。
【0009】
請求項1に記載された発明は、前記のように構成されているので、プランジャは、リフタと該プランジャとを通される位置決めピンにより、シリンダ孔内において確実に回り止めされるので、プランジャがシリンダ孔内において回転を起こした場合に生ずる、バルブ休止作動時、弁軸がプランジャの逃げ孔内を滑動しにくくなって、所期のバルブ休止動作ができなくなったりする問題が生じない。また、位置決めピンの製造は容易であり、リフタとプランジャとに該位置決めピンが通される孔を形成する作業も容易に行なえるので、プランジャの位置決め手段の構造と製造が簡単となる。さらに、このようなピンを用いた位置決めのため、プランジャがプランジャばねにより付勢されても、プランジャがシリンダ孔から飛び出すようなことが全くなくなり、この結果、バルブ休止システムの作動がさらに確実にされるとともに、バルブ休止システムを1つのまとまった部品組立体として構成することが容易となる。
【0010】
また、請求項2記載のように請求項1記載の発明を構成することにより、バルブ休止作動時、弁軸の頭部のプランジャの逃げ孔内への進入が円滑に行なわれるようになるとともに、バルブ休止解除動作が確実に行なわれ、リフタと弁軸との間の力の伝達が円滑になされて、吸排気弁の開閉動作が正確に行なわれるようになる。
【0011】
また、請求項3記載のように請求項1または請求項2記載の発明を構成することにより、バルブ休止作動時の吸排気弁の僅かな開動作を調節するためのシムの交換が容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図9にされる発明の一実施形態(実施形態1)について説明する。
本実施形態における4ストローク内燃機関は、4気筒4バルブ内燃機関であって、各気筒は、2つの吸気弁と2つの排気弁とを有している。
図1は、本内燃機関のシリンダヘッドカバーおよびカム軸を取り外した状態を示す概略平面図であり、同図において、10a 、10b は前記各気筒が有する2つの吸気弁の弁軸頭部に被冠される吸気リフタ、12a 、12b は同吸気リフタ10a 、10b が摺動自在に嵌入される吸気リフタガイド孔、11a 、11b は前記各気筒が有する2つの排気弁の弁軸頭部に被冠される排気リフタ、13a 、13b は同排気リフタ11a 、11b が摺動自在に嵌入される排気リフタガイド孔、14は点火栓である。また、16は後述する吸気側バルブ休止システム8に油圧を供給するオイル通路、17は後述する排気側バルブ休止システム9に油圧を供給するオイル通路、15はこれらのオイル通路への圧油の供給、遮断を制御する切替弁である。
【0013】
そして、本実施形態においては、前記吸気リフタ10b 、排気リフタ11a 側にバルブ休止システムが組み込まれており、これらバルブ休止システムと協働する弁軸に連なる吸気弁、排気弁が、内燃機関の運転状態に応じてその開閉動作を休止され、カム軸の弁開位置に拘わらず、その弁閉位置を保持できるようにされている。このように、バルブ休止システムが組み込まれるリフタを、点火栓14を中心として対称の位置にある吸気弁および排気弁の弁軸頭部に被冠される吸気リフタ10b および排気リフタ11a に選ぶと、バルブ休止作動時、通常に作動する残りの吸気弁の弁口から流入した吸気は、燃焼後、前記点火栓14を挟んで対称の位置にある通常に作動する残りの排気弁の弁口から排出されることとなり、これにより、バルブオーバーラップ時の吸気吹き抜けが減少し、エミッシヨン等に有利となる。
【0014】
図2は、図1のII−II線において本内燃機関を切断した部分概略断面図であって、同図において、1はシリンダヘッドより上の部分のみが図示された内燃機関、2はシリンダヘッド、3はシリンダヘッドカバー、4は吸気弁、4a は同弁軸、5は排気弁、5a は同弁軸、6は吸気弁駆動カム軸、7は排気弁駆動カム軸、8は前記吸気リフタガイド孔12b に嵌入された吸気リフタ10b 側に組み込まれた吸気側バルブ休止システム、9は前記排気リフタガイド孔13a に嵌入された排気リフタ11a 側に組み込まれた排気側バルブ休止システムである。
以下に、バルブ休止システムの構造と作用について説明するが、本実施形態においては、吸気側バルブ休止システム8と排気側バルブ休止システム9とは、ともに同じ構造を有し、油圧を受けて同様に作動するので、以下においては、排気側バルブ休止システム9について、その構造と作用を詳細に説明し、吸気側バルブ休止システム8についての詳細な説明を省略することとする。
【0015】
図3は、図2における排気側バルブ休止システム9を中心とする部分の拡大図であり、これらの図において、該バルブ休止システム9は、排気リフタ11a と、該排気リフタ11a の構成要素である後述するプランジャ保持体21内に排気弁5の弁軸5a と直交して形成されたシリンダ孔21a 内に収容され該孔内を摺動するプランジャ23と、前記排気リフタ11a と前記弁軸5a とを常時離間する方向に付勢するリフタばね24と、前記プランジャ23を常時バルブ休止方向(図において右方向)に付勢するプランジャばね25と、前記プランジャ23に前記プランジャばね25の付勢力に抗して油圧を作用させる圧油供給機構とからなっている。
【0016】
そして、前記排気リフタ11a は、カムとの摺接面20a を有し前記排気リフタガイド孔13a 内に嵌入されて該孔内を摺動する逆有底円筒体20と、該逆有底円筒体20内に収容されたプランジャ保持体21と、これら逆有底円筒体20とプランジャ保持体21との間に介在させられたシム22とにより構成されており、前記プランジャ保持体21には、図5に詳細に図示されるように、シリンダ孔21a と、これと直交し前記弁軸5a の頭部が進入して貫通し得るスライド孔21b と、リフタばね24を受けるばね受け面21c (図3)と、その外周面に形成されオイルを導くための環状溝21d と、前記スライド孔21b 頂部内周壁に形成され前記シム22を受けるシム受け面21e と、後述するピン26の挿入孔21f とが形成されている。なお、このプランジャ保持体21は、軽量化のため、平面視十字状部分を残して肉抜きがされた丸いブロック状の部品として形成されている。また、前記シム22は、前記弁軸5a の頭部を覆うに十分な程度の大きさを有した円板状のものである。
ここで、前記リフタばね24は、プランジャ保持体21と弁軸5a とを常時離間する方向に付勢しており、これにより、プランジャ保持体21とシム22と逆有底円筒体20とは、上方からカム軸7のカムにより押圧されつつ、相互に当接して一体化され、カム軸7の回転に追随して、排気リフタガイド孔13a 内を一体として往復摺動するようにされている。
【0017】
前記プランジャ23は、前記のとおり、プランジャ保持体21に形成されたシリンダ孔21a 内に収容されて該孔内を摺動するが、図3において左方向端部に形成された孔23a 内の段差23h と前記シリンダ孔21a の底面21g との間には、前記プランジャばね25が圧縮されて介設されており、図6に詳細に図示されるように、その長さ方向中央よりやや左端寄りには、前記弁軸5a が挿通し得る逃げ孔23b が形成され、その右端部には、U字状溝23c が形成され、該U字状溝23c の溝底23d は、前記プランジャ23がプランジャばね25に付勢されて右方向に摺動したとき、前記プランジャ保持体21を弁軸方向に貫通して設けられたピン26に当接するようにされている。そして、この当接状態において、前記逃げ孔23b と前記プランジャ保持体21に形成されたスライド孔21b とは合致して、前記弁軸5a の頭部がこれらの孔に進入して滑動できるようにされている。
【0018】
また、前記プランジャ23の右端部の端面23e と前記溝底23d とは、これらと前記逆有底円筒体20の内周面とで仕切られるシリンダ孔21a 内の室が油圧室21h とされているので、該油圧室21h に油圧が導入されると、該油圧を受ける受圧面となる。そして、該受圧面が油圧を受けると、プランジャ23は、プランジャばね25の付勢力に抗して図において左方向(バルブ休止解除方向)に摺動させられる。これにより、前記逃げ孔23b と前記スライド孔21b との合致が壊れて食い違い状態となり(図8参照)、前記弁軸5a の頭部が最早これらの孔に進入して滑動することができないようにされている。
【0019】
さらに、前記プランジャ23の下面略中央部には、弁閉時、弁軸5a の頭部が所定長lだけシリンダ孔21a 内に突出でき、かつ、なお所定のクリアランスが形成されるように、凹部23f が形成されている。この凹部23f は、プランジャ23の下面略中央部を平面により切り欠くことによって形成され、その長さは、少なくとも該プランジャ23がシリンダ孔21a 内を前記プランジャばね25の付勢力に抗して図において左方向に移動したとき、その天井面23g が弁軸5a の頂面5b の過半を覆う長さとされ、これら天井面23g と頂面5b との接触を介して排気リフタ11a と弁軸5a との間で力が伝達されるのに支障のない長さとされる。なお、この長さは、プランジャ23の逃げ孔23b を左方向に僅かに越えた長さにされるのが望ましい。
このようにして凹部23f が形成されることにより、弁軸5a の頭部がプランジャの逃げ孔23b 内へ進入するとき、その進入がガイドされて円滑に進入できるようになる。また、バルブ休止解除動作が確実に行なわれ、排気リフタ11a と弁軸5a との間の力の伝達が弁軸方向に正確に円滑になされて、排気弁5の開閉動作が正確に行なわれるようになる。
【0020】
次に、圧油供給機構について説明する。図1において、図示されない内燃機関クランク室下部のオイルパンからオイルポンプにより汲み上げられた潤滑油の一部は、切替弁15を経てオイル通路16およびオイル通路17に分流して流れる。そして、前記のとおり、そこからそれぞれ吸気側バルブ休止システム8および排気側バルブ休止システム9に圧油として供給される。
ここで、排気側バルブ休止システム9に供給される圧油は、図3に詳細に図示されるように、前記オイル通路17から連絡通路17a 、排気リフタガイド孔13a 内周面に形成された環状溝13c 、逆有底円筒体20に形成された連通孔20b 、プランジャ保持体21の外周面に形成された環状溝21dを通って、プランジャ保持体21のシリンダ孔21a 内の油圧室21hに導入される。
【0021】
そして、前記切替弁15は、内燃機関1の運転状態に応じてECU18により開閉制御され、内燃機関1の中・高速回転時あるいは中・高負荷運転時のような中・大吸気量運転域においては開とされ、低速回転時あるいは低負荷運転時のような小吸気量運転域においては閉とされる。
【0022】
本実施形態の排気側バルブ休止システム9は、前記のように構成されているので、内燃機関1の中・高速回転時あるいは中・高負荷運転時のような中・大吸気量運転域において、切替弁15が開とされると、圧油が前記のようにしてプランジャ保持体21のシリンダ孔21a 内の油圧室21h に導かれ、受圧面23e 、23d が該圧油の油圧を受けて、プランジャ23をプランジャばね25の付勢力に抗して図において左方向(バルブ休止解除方向)に摺動させる。これにより、逃げ孔23b とスライド孔21b とは食い違い状態となり、プランジャ23の天井面23g と弁軸5a の頂面5b とが接触し得る状態となり、弁軸5a の頭部がプランジャ23に当接し得る状態となるので(図8参照)、カム軸7の回転に追随して排気リフタ11a が排気リフタガイド孔13a 内を下動すると、該排気リフタ11a と弁軸5a との間で力が伝達されて、弁軸5a も下動し(図9参照)、排気弁5が開かれる。カム軸7の回転がさらに進むと、バルブスプリング27の作用により、弁軸5a が上昇し、その頭部に当接するプランジャ23を介して排気リフタ11a が上動するので、図8に図示される元の状態となり、排気弁5が閉じられる。このようにして、前記のような運転域においては、内燃機関1は、全ての吸排気弁が開閉動作を行なう。
【0023】
また、内燃機関1の低速回転時あるいは低負荷運転時のような小吸気量運転域において、切替弁15が閉とされると、圧油の油圧室21hへの導入が断たれ、受圧面23e 、23d が油圧を受けなくなるので、プランジャ23は、プランジャばね25に付勢されて、図において右方向(バルブ休止方向)にピン26に当接するまで摺動する。これにより、逃げ孔23b とスライド孔21b とが合致して元の状態となり、プランジャ23の天井面23g と弁軸5a の頂面5b との接触が外れ、弁軸5a の頭部とプランジャ23との当接が外れるので(図3参照)、カム軸7の回転に追随して排気リフタ11a が排気リフタガイド孔13a 内を下動すると、弁軸5a の頭部がこれらの孔に進入して滑動するので、排気リフタ11a と弁軸5a との間の力の伝達が遮断されて、排気弁5が閉じたままの状態を保持する(図7参照)。カム軸7の回転がさらに進むと、リフタばね24の作用により、排気リフタ11a が上動して弁軸5a から離れ、図3に図示される元の状態に戻る。このようにして、前記のような運転域においては、内燃機関1は、吸排気弁の一部(1つの吸気弁と1つの排気弁)が開閉動作を休止される。
【0024】
なお、この場合、弁軸5a の頭部が逃げ孔23b およびスライド孔21b に進入する程度を、カム軸7のカムノーズ7a が排気リフタ11a の摺接面20a に摺接するとき(図7参照)、弁軸5a の頂面5b がシム22の下面に僅かに当接する程度にすると、バルブ休止作動中においても、排気弁5が僅かに開かれるので、内燃機関1の排気時、燃焼ガスが少量該排気弁5の弁口から排気されて、燃焼ガス中の固形分が弁座や排気ポートに固着するのが防止される。同様の手段が吸気側バルブ休止システム8に施されると、燃料炭化物が吸気弁4の弁座や吸気ポートに固着するのが防止される。前記の進入する程度の調節は、排気リフタ11a を分解して、シム22を適切な厚さのものに交換することにより行なわれる。
【0025】
本実施形態においては、内燃機関1の低速回転時あるいは低負荷運転時のような小吸気量運転域において、切替弁15が閉とされ圧油の油圧室21h への供給が断たれて、プランジャ23がプランジャばね25に付勢されてバルブ休止方向に摺動したときの停止位置の位置決めが、ピン26により行なわれている。そして、このピン26は、前記のとおり、排気リフタ11a の構成要素であるプランジャ保持体21のピン挿入孔21f およびプランジャ23のU字状溝23c を通されて、プランジャ保持体21により保持されている。このため、プランジャ23は、シリンダ孔21a 内において確実に回り止めされるので、プランジャ23がシリンダ孔21a 内において回転を起こした場合に生ずる、バルブ休止作動時、弁軸5a の頭部がプランジャ23の逃げ孔23b 内を滑動しにくくなって、所期のバルブ休止動作ができなくなったり、プランジャ23の逃げ孔23b と天井面(力伝達面)23g との交線が弁軸5a の頭部の周面と交差して、プランジャ23のバルブ休止位置からバルブ休止解除位置への左方向摺動が妨げられ、バルブ休止解除が全くできなくなったり、バルブ休止解除時、弁軸5a の頂面5b と天井面23g との接触が正しく行なわれず、排気弁5の開閉動作が所期のとおりに行なわれなくなったりする問題が全く生じない。
【0026】
また、位置決めピン26の製造は容易であり、該ピン26が挿通するプランジャ保持体21のピン挿入孔21f 、プランジャ23のU字状溝23c の形成も容易に行なえるので、プランジャ23の位置決め手段の構造と製造が簡単となる。さらに、このようなピン26を用いた位置決めのため、プランジャ23がプランジャばね25により付勢されても、プランジャ23がシリンダ孔21a から飛び出すようなことが全くなくなり、この結果、バルブ休止システム9の作動がさらに確実にされるとともに、バルブ休止システム9を1つのまとまった部品組立体として構成することが容易となる。
【0027】
さらに、シム22は、比較的小さな部材であるので、これを複数種用意することは容易であり、排気リフタ11a が分解可能であることとも相俟つて、その交換が容易に行なえる。
【0028】
次に、図10および図11にされる発明の他の実施形態(実施形態2)について説明する。
本実施形態においては、排気リフタ11a の構造が実施形態1と異なる他は、特に実施形態1と異なるところはない。また、作用も実施形態1と基本的に異なるところはない。
図10、図11は、図2、図3と同様の図であって、これらの図において、排気リフタ11a は、実施形態1における逆有底円筒体20とプランジャ保持体21とが合体されて一体に形成されたような構造とされている。そして、実施形態1におけるシム22に替えて、カムとの摺接面20a (実施形態1における逆有底円筒体20の底壁)が他の部分と別体とされ、これがシムとして兼用されている。なお、このようにして別体とされシムとして兼用される摺接面20a'を、排気リフタ11a の本体11c に組み込むに当たっては、該排気リフタ11a の本体11c の頂部内壁面に形成された受け面21d にきつく嵌合させるか、ボルトを用いて固定する。
【0029】
本実施形態においては、前記のとおり、実施形態1における逆有底円筒体20とプランジャ保持体21とが合体されて一体に形成されたような構造とされた結果、実施形態1におけるシリンダ孔21a 、スライド孔21b 、ばね受け面21c 、シム受け面21e 、位置決めピン26の挿入孔21f 、シリンダ孔21a の底面21g 等は、排気リフタ本体11c に、それぞれシリンダ孔21a'、スライド孔21b'、ばね受け面21c'、シム受け面21e'、位置決めピン26の挿入孔21f'、シリンダ孔21a'の底面21g'として形成されている。また、実施形態1における環状溝21d は除去されており、油圧室21h は油圧室21h'として形成されているが、該油圧室21h'は、プランジャ23に形成された円形孔の底面23i と、ピン26が通される上下2つのU字状溝の溝底23d'と、プランジャ23の端面23e'と、排気リフタガイド孔13a の内周面とで仕切られる室として形成されている。油圧室21h'がこのようにして形成されることにより、油圧室21h'に臨むプランジャ23の面(受圧面として作用する溝底23d'、端面23e'、底面23i )が油圧を受け易くなるとともに、プランジャ23を軽量化できる。
【0030】
本実施形態の排気側バルブ休止システム9は、前記のように構成されているので、シムとして兼用される別体構成の摺接面20a'が比較的大きな部品となり、その交換にやや難点はあるが、部品点数が削減され、構造が簡単となるので、コストが低減される。
【0031】
前記のような、実施形態1および実施形態2における排気側バルブ休止システム9が奏する効果は、吸気側バルブ休止システム8においても同様に奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の第1の実施形態における4ストローク内燃機関のバルブ休止システムを、シリンダヘッドカバーおよびカム軸を取り外して見た概略平面図である。
【図2】図1のII−II線で切断した部分概略断面図であって、シリンダヘッドカバーおよびカム軸を含む図である。
【図3】図2における排気側バルブ休止システムを中心とする部分の拡大図である。
【図4】図3のIV−IV線で切断した部分断面図である。
【図5】図1の実施形態で、プランジャ保持体の斜視図である。
【図6】図1の実施形態で、プランジャの斜視図である。
【図7】図1の実施形態で、バルブ休止システムの作動状態を示す図である。
【図8】図1の実施形態で、バルブ休止システムの他の作動状態を示す図である。
【図9】図1の実施形態で、バルブ休止システムのさらに他の作動状態を示す図である。
【図10】 発明の第2の実施形態における4ストローク内燃機関のバルブ休止システムを示す図であって、図2と同様の図である。
【図11】図10の排気側バルブ休止システムを中心とする部分の拡大図であって、図3と同様の図である。
【図12】従来の4ストローク内燃機関のバルブ休止システムを示す図である。
【図13】図12のXIII −XIII 線で切断した断面図である。
【図14】図12のバルブ休止システムの作動状態を示す図である。
【図15】図12のバルブ休止システムの他の作動状態を示す図である。
【符号の説明】
1…内燃機関、2…シリンダヘッド、3…シリンダヘッドカバー、4…吸気弁、4a …弁軸、5…排気弁、5a …弁軸、5b …頂面、6…カム軸、7…カム軸、8…吸気側バルブ休止システム、9…排気側バルブ休止システム、10a 、10b …吸気リフタ、11a 、11b …排気リフタ、11c …排気リフタ本体、12a 、12b …吸気リフタガイド孔、13a 、13b …排気リフタガイド孔、14…点火栓、15…切替弁、16…オイル通路、17…オイル通路、18…ECU、20…逆有底円筒体、20a'…摺接面(別体)、21…プランジャ保持体、21a …シリンダ孔、21b …スライド孔、21c…ばね受け面、22…シム、23…プランジャ、23b …逃げ孔、23f …凹部、23g …天井面(力伝達面)、24…リフタばね、25…プランジャばね、26…ピン、27…バルブスプリング。
[0001]
[Industrial application fields]
The present invention Relates to a valve deactivation system for a four-stroke internal combustion engine, and more specifically, between a cam for opening and closing the intake / exhaust valve of the four-stroke internal combustion engine and a valve shaft of the intake / exhaust valve, and performing suction according to the operating state of the internal combustion engine. The present invention relates to a valve deactivation system that holds a part of an exhaust valve in a closed position.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a 4-stroke internal combustion engine, a valve pause in which a part of a plurality of intake valves or exhaust valves can be held in a closed position regardless of the valve open position of the camshaft according to the operating state of the internal combustion engine. As those equipped with a system, there are those described in JP-A-8-74543 and JP-A-7-253007. Among these, particularly in the former (see FIGS. 12 to 15), the rod portion of the transmission member that comes into contact with the valve shaft head of the intake / exhaust valve is in the escape hole formed in the plunger in the valve deactivation system. When the camshaft is in the valve open position, the valve opening operation is not transmitted to the valve shaft. That is, in FIG. 12, the valve deactivation system 09 includes a lifter 011, a transmission member 028, a plunger 023, a lifter spring 024 that constantly urges the lifter 011 and the transmission member 028 in the separating direction, and a plunger 023 in the constant valve deactivation direction. The plunger spring 025 is energized.
[0003]
In the lifter 011, a cylindrical body 020 that slides in a lifter guide hole 013 formed in the cam carrier 029 has a partition wall 020 c at a substantially central portion in the axial direction, and the upper end opening of the cylindrical body 020 A pad 020a with which a cam nose (not shown) of the cam shaft is slidably contacted is fixed, and a boss portion 020d bulges on the upper surface of the partition wall 020c. A cylinder hole 020e is formed so as to be perpendicular to the axis, and the cylinder hole 020e is opened to an annular groove 020f formed on the outer peripheral surface of the cylindrical body 020, and at one end thereof. A stopper 020g that restricts the sliding of the plunger 023 is formed, and a locking ring 030 that similarly restricts the sliding of the plunger 023 and positions the plunger 023 is disposed at the other end. The end is closed by the lid member 031. That.
Further, the lifter 011 has a slide hole 020h formed coaxially with the cylindrical body 020 through the boss portion 020d, cylinder hole 020e, and partition wall 020c, and the transmission member 028 is formed in the slide hole 020h. The rod portion 028a can be slidably inserted. Further, the head portion of the valve shaft of the intake / exhaust valve is in contact with the center of the lower surface of the flange portion 028b of the transmission member 028 (not shown).
[0004]
Further, the plunger 023 is slidably inserted into the cylinder hole 020e, and an escape hole 023b having a size that exactly matches the slide hole 020h is formed in the vicinity of one end of the round rod-like body. A chamber 023i for receiving pressurized oil is formed near the other end from the center, and the lower surface of the chamber 023i is closed in the cylinder hole 020e when the plunger 023 moves in the cylinder hole 020e in the valve suspension release direction. A recess 023f that can receive the end of the rod portion 028a protruding by a predetermined length l in a state where the base circle of the cam shaft is in sliding contact with the pad 020a is formed, and the ceiling surface of the recess 023f is the top of the rod portion 028a. It is separated from the surface by a predetermined clearance, but when the cam nose of the camshaft is in sliding contact with the pad 020a, it is a flat force transmission surface 023g so that the force can be transmitted in contact with the pad 020a. Yes. The plunger spring 025 is accommodated between one end of the plunger 023 and the lid member 031. The plunger 023 is always urged rightward (valve resting direction) in FIG. .
[0005]
Since the valve deactivation system 09 of the former four-stroke internal combustion engine is configured as described above, in the medium / high intake air amount operation region such as during medium / high speed rotation or during medium / high load operation of the internal combustion engine. A part of the lubricating oil pumped up by an oil pump from an oil pan below the crankcase of the internal combustion engine (not shown) passes from an oil passage 032 formed in a cam carrier 029 fixed to the cylinder head to an annular groove 020f of the cylindrical body 020, a cylinder It is introduced into the chamber 023i of the plunger 023 through the chamber 020i in the hole 020e, and the plunger 023 is moved in the left direction in FIG. 12 against the biasing force of the plunger spring 025. Then, as shown in FIG. 15, the force transmission surface 023g of the plunger 023 covers the top surface 028c of the rod portion 028a so that it can come into contact with it, and the lifter 011 and the valve shaft are connected via the transmission member 028 to the valve. Since the force can be transmitted in the axial direction, the valve shaft moves up and down to open and close the intake and exhaust valves following the rotation of the cam in sliding contact with the pad 020a of the lifter 011.
[0006]
Further, in a small intake air amount operation region such as when the internal combustion engine rotates at a low speed or during a low load operation, the supply of lubricating oil to the chambers 020i and 023i is cut off, and the plunger 023 is connected to the plunger spring 025. 15 and moved to the right in FIG. 15, the force transmission surface 023g of the plunger 023 is detached from the top surface 028c of the rod portion 028a, and returns to its original state (see FIG. 12), and the cam is Even if it slides in contact with the pad 020a of the lifter 011 and rotates, the rod portion 028a slides in the slide hole 020h and the escape hole 023b of the plunger 023, and the transmission member 028 moves in a direction closer to the lifter 011. Therefore (see FIG. 14), the transmission member 028 cannot eventually move the valve shaft down, and the force transmission relationship between the lifter 011 and the valve shaft via the transmission member 028 is released. The intake and exhaust valves do not open and close (valve pause) Keep it closed.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the valve deactivation system 09 as described above, the end of the rod portion 028a that protrudes by a predetermined length l in the closed state in the cylinder hole 020e contacts the lower inner wall surface of the escape hole 023b of the plunger 023 and the force transmission surface 023g. Thus, the rotation of the plunger 023 in the cylinder hole 020e is prevented. However, during the operation of the internal combustion engine, this contact may come off due to valve jumping, cam wear, etc. When this contact is removed, the plunger 023 rotates in the cylinder hole 020e, and the valve is inactive. At this time, the rod part 028a becomes difficult to slide in the escape hole 023b of the plunger 023, and the desired valve pausing operation cannot be performed, or the intersection line between the escape hole 023b of the plunger 023 and the force transmission surface 023g is Crossing the peripheral surface of the end of the valve, the plunger 023 is prevented from sliding leftward from the valve deactivation position to the valve deactivation release position. There is a problem that the contact between the top surface 028c and the force transmission surface 023g is not performed correctly, and the intake / exhaust valve cannot be opened / closed as expected.
The plunger 023 is positioned by the locking ring 030. For this purpose, in addition to preparing the locking ring 030, the locking ring 030 is provided on the inner peripheral surface of the cylinder hole 020e. A groove for accommodating the material must be formed, and the structure and manufacturing of the positioning means becomes cumbersome.
[0008]
[Means for solving the problems and effects]
The present invention Is a valve deactivation system for a four-stroke internal combustion engine that solves the above-described problems. The invention described in claim 1 is directed to a lifter and a direction perpendicular to the valve shaft of the intake / exhaust valve in the lifter. Been formed Cylindrical Slide in the cylinder hole Cylindrical shape A plunger, a lifter spring that normally biases the lifter and the valve shaft in a direction in which they are separated, a plunger spring that constantly biases the plunger in the valve resting direction, and a biasing force of the plunger spring against the plunger. And a pressure oil supply mechanism that applies hydraulic pressure,
The lifter is reciprocally slid according to the rotation of the cam in the lifter guide hole formed on the cylinder head side, and a slide hole into which the valve shaft can enter is formed.
The plunger is formed with a relief hole through which the valve shaft can be inserted and a pressure receiving surface that receives the hydraulic pressure, and when the pressure receiving surface does not receive the hydraulic pressure, the plunger spring is biased to the escape hole and When the lifter moves downward according to the rotation of the cam when the pressure receiving surface is not subjected to hydraulic pressure when positioned so as to match the slide hole, the valve shaft moves between the slide hole and the escape hole. The plunger slides inside to hold the intake / exhaust valve in a closed state, and when the pressure receiving surface receives hydraulic pressure, when the lifter moves downward according to the rotation of the cam, the plunger moves to the valve shaft. In a valve deactivation system of a four-stroke internal combustion engine that contacts the head and operates to open the intake and exhaust valves,
The escape hole and the slide hole are matched. The plunger Positioning Positioning means The plunger includes a groove formed at one end surface in the axial direction of the plunger, and a positioning pin provided in the lifter across the cylindrical cylinder hole and inserted into the groove. The positioning pin slides in the axial direction of the plunger. Regardless of the movement position, the plunger is positioned in the groove, and the plunger is positioned by sliding the plunger until the positioning pin contacts the groove bottom of the groove. A valve deactivation system for a four-stroke internal combustion engine, characterized in that it is configured.
[0009]
Since the invention described in claim 1 is configured as described above, the plunger is reliably prevented from rotating in the cylinder hole by the positioning pin passed through the lifter and the plunger. At the time of valve pause operation that occurs when rotation occurs in the cylinder hole, there is no problem that the valve shaft becomes difficult to slide in the escape hole of the plunger and the intended valve pause operation cannot be performed. In addition, the positioning pin can be easily manufactured, and a hole for allowing the positioning pin to pass through the lifter and the plunger can be easily formed. Therefore, the structure and manufacturing of the positioning means for the plunger are simplified. Further, because of the positioning using such a pin, even if the plunger is urged by the plunger spring, the plunger does not jump out of the cylinder hole, and as a result, the operation of the valve deactivation system is further ensured. In addition, the valve deactivation system can be easily configured as a single component assembly.
[0010]
Further, by configuring the invention according to claim 1 as described in claim 2, the valve shaft head is smoothly moved into the escape hole of the plunger during the valve pausing operation, and The valve pause release operation is reliably performed, the force is smoothly transmitted between the lifter and the valve shaft, and the intake / exhaust valve is accurately opened / closed.
[0011]
Further, by configuring the invention according to claim 1 or 2 as described in claim 3, it is easy to replace shims for adjusting a slight opening operation of the intake / exhaust valve during the valve pause operation. .
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, FIG. 1 to FIG. Indication Be done Book An embodiment (Embodiment 1) of the invention will be described.
The 4-stroke internal combustion engine in this embodiment is a 4-cylinder 4-valve internal combustion engine, and each cylinder has two intake valves and two exhaust valves.
FIG. 1 is a schematic plan view showing a state in which a cylinder head cover and a camshaft of the internal combustion engine are removed, in which 10a and 10b are crowned on the valve shaft heads of two intake valves of each cylinder. The intake lifters 12a and 12b are intake lifter guide holes into which the intake lifters 10a and 10b are slidably inserted, and 11a and 11b are crowned on the valve shaft heads of the two exhaust valves of each cylinder. Exhaust lifters 13a and 13b are exhaust lifter guide holes into which the exhaust lifters 11a and 11b are slidably inserted, and 14 is a spark plug. Also, 16 is an oil passage for supplying hydraulic pressure to an intake side valve deactivation system 8 described later, 17 is an oil passage for supplying hydraulic pressure to an exhaust side valve deactivation system 9 described later, and 15 is a supply of pressure oil to these oil passages. , A switching valve for controlling the shut-off.
[0013]
In this embodiment, a valve deactivation system is incorporated on the intake lifter 10b and exhaust lifter 11a side, and an intake valve and an exhaust valve connected to a valve shaft that cooperates with these valve deactivation systems operate the internal combustion engine. The opening / closing operation is suspended depending on the state, and the valve closed position can be maintained regardless of the valve open position of the camshaft. In this way, when the lifter into which the valve deactivation system is incorporated is selected as the intake lifter 10b and the exhaust lifter 11a that are crowned on the valve shaft heads of the exhaust valve and the exhaust valve at the symmetrical positions around the spark plug 14, During the valve deactivation operation, the intake air that flows in from the valve ports of the remaining intake valves that normally operate is exhausted from the valve ports of the remaining normally operated exhaust valves that are located symmetrically across the ignition plug 14 after combustion. As a result, intake air blow-off during valve overlap is reduced, which is advantageous for emission and the like.
[0014]
2 is a partial schematic cross-sectional view of the internal combustion engine taken along line II-II in FIG. 1. In FIG. 2, reference numeral 1 is an internal combustion engine in which only a portion above the cylinder head is shown, and 2 is a cylinder head. 3 is a cylinder head cover, 4 is an intake valve, 4a is the same valve shaft, 5 is an exhaust valve, 5a is the same valve shaft, 6 is an intake valve drive cam shaft, 7 is an exhaust valve drive cam shaft, and 8 is the intake lifter guide. An intake side valve deactivation system 9 incorporated in the intake lifter 10b fitted in the hole 12b, and an exhaust side valve deactivation system 9 incorporated in the exhaust lifter 11a fitted in the exhaust lifter guide hole 13a.
Hereinafter, the structure and operation of the valve deactivation system will be described. In the present embodiment, the intake side valve deactivation system 8 and the exhaust side valve deactivation system 9 both have the same structure and receive the hydraulic pressure in the same manner. In the following description, the structure and operation of the exhaust side valve deactivation system 9 will be described in detail, and the detailed description of the intake side valve deactivation system 8 will be omitted.
[0015]
FIG. 3 is an enlarged view of a portion around the exhaust side valve deactivation system 9 in FIG. 2. In these drawings, the valve deactivation system 9 is an exhaust lifter 11a and components of the exhaust lifter 11a. A plunger 23 accommodated in a cylinder hole 21a formed perpendicular to the valve shaft 5a of the exhaust valve 5 in a plunger holder 21, which will be described later, slides in the hole, the exhaust lifter 11a and the valve shaft 5a. A lifter spring 24 that constantly biases the plunger 23 in the direction of separating the plunger 23, a plunger spring 25 that constantly biases the plunger 23 in the valve resting direction (rightward in the drawing), and a biasing force of the plunger spring 25 against the plunger 23. And a pressure oil supply mechanism for applying hydraulic pressure.
[0016]
The exhaust lifter 11a has a sliding contact surface 20a with a cam, and is inserted into the exhaust lifter guide hole 13a and slides in the reverse bottomed cylindrical body 20, and the reverse bottomed cylindrical body 20 comprises a plunger holding body 21 accommodated in 20 and a shim 22 interposed between the inverted bottomed cylindrical body 20 and the plunger holding body 21. As shown in detail in FIG. 5, a cylinder hole 21a, a slide hole 21b orthogonal to this and through which the head of the valve shaft 5a can enter and penetrate, and a spring receiving surface 21c for receiving the lifter spring 24 (FIG. 3) ), An annular groove 21d formed on the outer peripheral surface for guiding oil, a shim receiving surface 21e formed on the inner peripheral wall of the top portion of the slide hole 21b and receiving the shim 22, and an insertion hole 21f for a pin 26 described later. Is formed. Note that the plunger holder 21 is formed as a round block-shaped part that is thinned out so as to leave a cross-shaped portion in plan view in order to reduce the weight. The shim 22 has a disk shape having a size sufficient to cover the head of the valve shaft 5a.
Here, the lifter spring 24 urges the plunger holder 21 and the valve shaft 5a to always separate from each other, whereby the plunger holder 21, the shim 22 and the reverse bottomed cylindrical body 20 are: While being pressed by the cam of the camshaft 7 from above, they are brought into contact with each other and integrated, and follow the rotation of the camshaft 7 so as to slide back and forth integrally within the exhaust lifter guide hole 13a.
[0017]
As described above, the plunger 23 is accommodated in the cylinder hole 21a formed in the plunger holder 21 and slides in the hole, but the step in the hole 23a formed at the left end in FIG. The plunger spring 25 is interposed between 23h and the bottom surface 21g of the cylinder hole 21a in a compressed manner. As shown in detail in FIG. 6, it is slightly closer to the left end than the center in the length direction. An escape hole 23b through which the valve shaft 5a can be inserted is formed, and a U-shaped groove 23c is formed at the right end thereof. The groove bottom 23d of the U-shaped groove 23c is connected to the plunger 23 by a plunger spring. When urged by 25 and slid in the right direction, the plunger holder 21 is brought into contact with a pin 26 provided through the valve shaft direction. In this abutting state, the escape hole 23b and the slide hole 21b formed in the plunger holding body 21 coincide with each other so that the head of the valve shaft 5a can enter and slide. Has been.
[0018]
Further, the end surface 23e at the right end of the plunger 23 and the groove bottom 23d have a chamber in the cylinder hole 21a partitioned by these and the inner peripheral surface of the inverted bottomed cylindrical body 20 as a hydraulic chamber 21h. Therefore, when the hydraulic pressure is introduced into the hydraulic chamber 21h, it becomes a pressure receiving surface that receives the hydraulic pressure. When the pressure receiving surface receives hydraulic pressure, the plunger 23 is slid in the left direction (valve deactivation direction) against the urging force of the plunger spring 25. As a result, the mate between the escape hole 23b and the slide hole 21b is broken and becomes inconsistent (see FIG. 8), so that the head of the valve shaft 5a can no longer enter and slide into these holes. Has been.
[0019]
Further, at the substantially central portion of the lower surface of the plunger 23, when the valve is closed, a concave portion is provided so that the head of the valve shaft 5a can protrude into the cylinder hole 21a by a predetermined length l and still have a predetermined clearance. 23f is formed. The recess 23f is formed by cutting out a substantially central portion of the lower surface of the plunger 23 with a flat surface, and the length thereof is at least as long as the plunger 23 resists the urging force of the plunger spring 25 in the cylinder hole 21a. When moving to the left, the ceiling surface 23g has a length that covers the majority of the top surface 5b of the valve shaft 5a, and the exhaust lifter 11a and the valve shaft 5a are brought into contact with each other through contact between the ceiling surface 23g and the top surface 5b. The length is such that there is no hindrance to the transmission of force between them. It is desirable that this length is slightly longer than the escape hole 23b of the plunger 23 in the left direction.
By forming the recess 23f in this way, when the head of the valve shaft 5a enters the escape hole 23b of the plunger, the entry is guided and can be smoothly entered. Further, the valve pause release operation is reliably performed, and the force transmission between the exhaust lifter 11a and the valve shaft 5a is accurately and smoothly performed in the valve shaft direction so that the opening / closing operation of the exhaust valve 5 is performed accurately. become.
[0020]
Next, the pressure oil supply mechanism will be described. In FIG. 1, a part of the lubricating oil pumped up by an oil pump from an oil pan below an internal combustion engine crankcase (not shown) flows through an oil passage 16 and an oil passage 17 via a switching valve 15. Then, as described above, the oil is supplied as pressure oil to the intake side valve deactivation system 8 and the exhaust side valve deactivation system 9, respectively.
Here, as shown in detail in FIG. 3, the pressure oil supplied to the exhaust side valve deactivation system 9 is annularly formed from the oil passage 17 to the communication passage 17a and the inner peripheral surface of the exhaust lifter guide hole 13a. The groove 13c is introduced into the hydraulic chamber 21h in the cylinder hole 21a of the plunger holder 21 through the communication hole 20b formed in the inverted bottomed cylindrical body 20 and the annular groove 21d formed in the outer peripheral surface of the plunger holder 21. Is done.
[0021]
The switching valve 15 is controlled to be opened and closed by the ECU 18 in accordance with the operating state of the internal combustion engine 1, and in a medium / large intake air amount operation region such as during medium / high speed rotation or during medium / high load operation of the internal combustion engine 1. Is opened, and is closed in a small intake air amount operation region such as during low speed rotation or low load operation.
[0022]
Since the exhaust side valve deactivation system 9 of the present embodiment is configured as described above, in the medium / large intake air amount operation region such as during the medium / high speed rotation or the medium / high load operation of the internal combustion engine 1, When the switching valve 15 is opened, the pressure oil is guided to the hydraulic chamber 21h in the cylinder hole 21a of the plunger holder 21 as described above, and the pressure receiving surfaces 23e, 23d receive the oil pressure of the pressure oil, The plunger 23 is slid in the left direction (valve deactivation direction) in the drawing against the urging force of the plunger spring 25. As a result, the escape hole 23b and the slide hole 21b are in a state of being inconsistent, the ceiling surface 23g of the plunger 23 and the top surface 5b of the valve shaft 5a can come into contact with each other, and the head of the valve shaft 5a comes into contact with the plunger 23. Therefore, when the exhaust lifter 11a moves down in the exhaust lifter guide hole 13a following the rotation of the cam shaft 7, force is transmitted between the exhaust lifter 11a and the valve shaft 5a. Then, the valve shaft 5a is also moved downward (see FIG. 9), and the exhaust valve 5 is opened. When the rotation of the camshaft 7 further proceeds, the valve spring 5 rises due to the action of the valve spring 27, and the exhaust lifter 11a moves upward via the plunger 23 that comes into contact with the head thereof. The original state is reached and the exhaust valve 5 is closed. In this way, in the operating region as described above, in the internal combustion engine 1, all intake and exhaust valves perform opening / closing operations.
[0023]
Further, when the switching valve 15 is closed in a small intake air amount operation region such as during low speed rotation or low load operation of the internal combustion engine 1, the introduction of pressure oil into the hydraulic chamber 21h is cut off, and the pressure receiving surface 23e. , 23d are not subjected to the hydraulic pressure, and the plunger 23 is urged by the plunger spring 25 and slides in the right direction (valve resting direction) in FIG. As a result, the escape hole 23b and the slide hole 21b are brought into an original state, the contact between the ceiling surface 23g of the plunger 23 and the top surface 5b of the valve shaft 5a is released, and the head of the valve shaft 5a and the plunger 23 (See FIG. 3), when the exhaust lifter 11a moves down in the exhaust lifter guide hole 13a following the rotation of the camshaft 7, the head of the valve shaft 5a enters these holes. Since it slides, the transmission of force between the exhaust lifter 11a and the valve shaft 5a is cut off, and the exhaust valve 5 is kept closed (see FIG. 7). When the rotation of the camshaft 7 further proceeds, the lifter spring 24 moves up to move the exhaust lifter 11a away from the valve shaft 5a and return to the original state shown in FIG. In this manner, in the operating region as described above, in the internal combustion engine 1, a part of the intake / exhaust valves (one intake valve and one exhaust valve) is suspended.
[0024]
In this case, when the cam nose 7a of the camshaft 7 is in sliding contact with the sliding contact surface 20a of the exhaust lifter 11a (see FIG. 7), the extent to which the head of the valve shaft 5a enters the escape hole 23b and the slide hole 21b. When the top surface 5b of the valve shaft 5a is slightly in contact with the lower surface of the shim 22, the exhaust valve 5 is slightly opened even during the valve pause operation, so that a small amount of combustion gas is generated when the internal combustion engine 1 is exhausted. Exhaust from the valve port of the exhaust valve 5 prevents solids in the combustion gas from sticking to the valve seat or the exhaust port. When the same means is applied to the intake side valve deactivation system 8, the fuel carbide is prevented from sticking to the valve seat or intake port of the intake valve 4. The above-mentioned adjustment of the degree of entry is performed by disassembling the exhaust lifter 11a and replacing the shim 22 with an appropriate thickness.
[0025]
In the present embodiment, the switching valve 15 is closed and the supply of pressure oil to the hydraulic chamber 21h is cut off in the small intake amount operation region such as during low speed rotation or low load operation of the internal combustion engine 1, and the plunger The pin 26 is used to position the stop position when the plunger 23 is urged by the plunger spring 25 and slides in the valve resting direction. As described above, the pin 26 is held by the plunger holder 21 through the pin insertion hole 21f of the plunger holder 21 and the U-shaped groove 23c of the plunger 23, which are components of the exhaust lifter 11a. Yes. For this reason, since the plunger 23 is reliably prevented from rotating in the cylinder hole 21a, the head of the valve shaft 5a is moved to the plunger 23 at the time of the valve pause operation that occurs when the plunger 23 rotates in the cylinder hole 21a. It becomes difficult to slide in the relief hole 23b of the valve, so that the desired valve pausing operation cannot be performed, or the intersection line between the relief hole 23b of the plunger 23 and the ceiling surface (force transmission surface) 23g is formed on the head of the valve shaft 5a. Crossing the circumferential surface, the leftward sliding of the plunger 23 from the valve rest position to the valve rest release position is prevented, and the valve rest release cannot be performed at all, or when the valve rest is released, the top surface 5b of the valve shaft 5a There is no problem that the contact with the ceiling surface 23g is not properly performed and the opening / closing operation of the exhaust valve 5 is not performed as intended.
[0026]
The positioning pin 26 is easy to manufacture, and the pin insertion hole 21f of the plunger holder 21 through which the pin 26 is inserted and the U-shaped groove 23c of the plunger 23 can be easily formed. The structure and manufacture of this is simplified. Further, because of such positioning using the pin 26, even if the plunger 23 is urged by the plunger spring 25, the plunger 23 does not jump out of the cylinder hole 21a. Operation is further ensured and it is easy to configure the valve deactivation system 9 as a single component assembly.
[0027]
Furthermore, since the shim 22 is a relatively small member, it is easy to prepare a plurality of types thereof, and the exhaust lifter 11a can be disassembled and can be easily replaced.
[0028]
Next, FIG. 10 and FIG. Indication Be done Book Another embodiment (Embodiment 2) of the invention will be described.
In the present embodiment, there is no difference from the first embodiment except that the structure of the exhaust lifter 11a is different from the first embodiment. Also, the operation is basically the same as that of the first embodiment.
10 and 11 are the same as FIGS. 2 and 3. In these drawings, the exhaust lifter 11a is formed by combining the inverted bottomed cylindrical body 20 and the plunger holder 21 in the first embodiment. It is a structure that is formed integrally. Then, instead of the shim 22 in the first embodiment, the sliding contact surface 20a with the cam (the bottom wall of the inverted bottomed cylindrical body 20 in the first embodiment) is separated from other portions, and this is also used as a shim. Yes. When the sliding contact surface 20a ′, which is used as a separate shim in this way, is incorporated into the main body 11c of the exhaust lifter 11a, the receiving surface formed on the top inner wall surface of the main body 11c of the exhaust lifter 11a. Fit 21d tightly or fix with bolts.
[0029]
In the present embodiment, as described above, as a result of the structure in which the inverted bottomed cylindrical body 20 and the plunger holder 21 in the first embodiment are combined and integrally formed, the cylinder hole 21a in the first embodiment is obtained. , Slide hole 21b, spring receiving surface 21c, shim receiving surface 21e, insertion hole 21f of positioning pin 26, bottom surface 21g of cylinder hole 21a, etc. are connected to exhaust lifter body 11c with cylinder hole 21a ', slide hole 21b' and spring, respectively. A receiving surface 21c ′, a shim receiving surface 21e ′, an insertion hole 21f ′ for the positioning pin 26, and a bottom surface 21g ′ for the cylinder hole 21a ′ are formed. Further, the annular groove 21d in the first embodiment is removed, and the hydraulic chamber 21h is formed as a hydraulic chamber 21h ′. The hydraulic chamber 21h ′ includes a bottom surface 23i of a circular hole formed in the plunger 23; It is formed as a chamber partitioned by a groove bottom 23d 'of two upper and lower U-shaped grooves through which the pin 26 passes, an end surface 23e' of the plunger 23, and an inner peripheral surface of the exhaust lifter guide hole 13a. By forming the hydraulic chamber 21h ′ in this way, the surfaces of the plunger 23 facing the hydraulic chamber 21h ′ (the groove bottom 23d ′ acting as the pressure receiving surface, the end surface 23e ′, and the bottom surface 23i) are easily subjected to the hydraulic pressure. The weight of the plunger 23 can be reduced.
[0030]
Since the exhaust-side valve deactivation system 9 of the present embodiment is configured as described above, the separate sliding contact surface 20a ′ that is also used as a shim becomes a relatively large component, and there is a slight difficulty in its replacement. However, since the number of parts is reduced and the structure is simplified, the cost is reduced.
[0031]
The effects exerted by the exhaust side valve deactivation system 9 in the first and second embodiments as described above are also exhibited in the intake side valve deactivation system 8.
[Brief description of the drawings]
[Figure 1] Book It is the schematic plan view which removed the cylinder head cover and the cam shaft of the valve deactivation system of the 4-stroke internal combustion engine in the first embodiment of the invention.
2 is a partial schematic cross-sectional view taken along line II-II in FIG. 1 and includes a cylinder head cover and a cam shaft.
3 is an enlarged view of a portion centering on an exhaust side valve deactivation system in FIG. 2; FIG.
4 is a partial cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 3;
FIG. 5 is a perspective view of a plunger holder in the embodiment of FIG.
FIG. 6 is a perspective view of a plunger in the embodiment of FIG.
FIG. 7 is a diagram showing an operating state of the valve deactivation system in the embodiment of FIG. 1;
FIG. 8 is a diagram showing another operating state of the valve deactivation system in the embodiment of FIG. 1;
FIG. 9 is a view showing still another operating state of the valve deactivation system in the embodiment of FIG. 1;
FIG. 10 Book It is a figure which shows the valve deactivation system of the 4-stroke internal combustion engine in 2nd Embodiment of invention, Comprising: It is a figure similar to FIG.
11 is an enlarged view of a portion around the exhaust side valve deactivation system of FIG. 10 and is the same as FIG. 3;
FIG. 12 is a view showing a conventional valve deactivation system of a four-stroke internal combustion engine.
13 is a cross-sectional view taken along line XIII-XIII in FIG.
14 is a diagram showing an operating state of the valve deactivation system of FIG. 12. FIG.
15 is a diagram showing another operating state of the valve deactivation system of FIG. 12. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Internal combustion engine, 2 ... Cylinder head, 3 ... Cylinder head cover, 4 ... Intake valve, 4a ... Valve shaft, 5 ... Exhaust valve, 5a ... Valve shaft, 5b ... Top surface, 6 ... Cam shaft, 7 ... Cam shaft, 8 ... Intake side valve deactivation system, 9 ... Exhaust side valve deactivation system, 10a, 10b ... Intake lifter, 11a, 11b ... Exhaust lifter, 11c ... Exhaust lifter body, 12a, 12b ... Intake lifter guide hole, 13a, 13b ... Exhaust Lifter guide hole, 14 ... Spark plug, 15 ... Switching valve, 16 ... Oil passage, 17 ... Oil passage, 18 ... ECU, 20 ... Reverse bottom cylindrical body, 20a '... Sliding contact surface (separate), 21 ... Plunger Holder, 21a ... Cylinder hole, 21b ... Slide hole, 21c ... Spring receiving surface, 22 ... Shim, 23 ... Plunger, 23b ... Escape hole, 23f ... Recess, 23g ... Ceiling surface (force transmission surface), 24 ... Rifter spring , 25 ... Plunger spring, 26 ... Pin, 27 ... Valve spring.

Claims (4)

リフタと、該リフタ内に吸排気弁の弁軸と直交する方向に形成された円筒形シリンダ孔内を摺動する円筒形状のプランジャと、前記リフタと前記弁軸とを常時離間する方向に付勢するリフタばねと、前記プランジャを常時バルブ休止方向に付勢するプランジャばねと、前記プランジャに前記プランジャばねの付勢力に抗して油圧を作用させる圧油供給機構とからなり、
前記リフタは、シリンダヘッド側に形成されたリフタガイド孔内をカムの回転に応じて往復摺動し、前記弁軸が進入し得るスライド孔が形成されており、
前記プランジャは、前記弁軸が挿通し得る逃げ孔と、前記油圧を受ける受圧面とが形成され、かつ、該受圧面が油圧を受けないとき、前記プランジャばねに付勢されて前記逃げ孔と前記スライド孔とが合致するように位置決めされており、前記受圧面が油圧を受けないとき、前記リフタが前記カムの回転に応じて下動すると、前記弁軸が前記スライド孔および前記逃げ孔の内部を滑動して、前記吸排気弁を閉じた状態に保持するとともに、前記受圧面が油圧を受けたとき、前記リフタが前記カムの回転に応じて下動すると、前記プランジャが前記弁軸の頭部に当接して、前記吸排気弁を開けるように作動する4ストローク内燃機関のバルブ休止システムにおいて、
前記逃げ孔と前記スライド孔とが合致するように前記プランジャを位置決めする位置決め手段が、前記プランジャの軸線方向の一端面部に形成された溝と、前記円筒形シリンダ孔を横切ってリフタに設けられて前記溝内に挿通された位置決めピンとからなり、前記位置決めピンは前記プランジャの軸線方向摺動位置に関わらず前記溝内に位置するようにされ、前記溝の溝底に前記位置決めピンが当接するまで前記プランジャが摺動することによりプランジャの位置決めがなされるように構成されたことを特徴とする4ストローク内燃機関のバルブ休止システム。
And lifter, with a plunger of a cylindrical sliding in cylindrical cylinder hole formed in the direction, in a direction which always separating the said valve shaft and said lifter perpendicular to the valve axis of the intake and exhaust valves in the lifter A lifter spring that urges, a plunger spring that constantly urges the plunger in the valve resting direction, and a pressure oil supply mechanism that applies hydraulic pressure against the urging force of the plunger spring against the plunger.
The lifter is reciprocally slid according to the rotation of the cam in the lifter guide hole formed on the cylinder head side, and a slide hole into which the valve shaft can enter is formed.
The plunger is formed with a relief hole through which the valve shaft can be inserted and a pressure receiving surface that receives the hydraulic pressure, and when the pressure receiving surface does not receive the hydraulic pressure, the plunger spring is biased to the escape hole and When the lifter moves downward according to the rotation of the cam when the pressure receiving surface is not subjected to hydraulic pressure when positioned so as to match the slide hole, the valve shaft moves between the slide hole and the escape hole. The plunger slides inside to hold the intake / exhaust valve in a closed state, and when the pressure receiving surface receives hydraulic pressure, when the lifter moves downward according to the rotation of the cam, the plunger moves to the valve shaft. In a valve deactivation system of a four-stroke internal combustion engine that contacts the head and operates to open the intake and exhaust valves,
Positioning means for positioning the plunger so that the escape hole and the slide hole coincide with each other is provided on the lifter across the groove formed on one end surface in the axial direction of the plunger and the cylindrical cylinder hole. The positioning pin is inserted into the groove, and the positioning pin is positioned in the groove regardless of the sliding position of the plunger in the axial direction until the positioning pin contacts the groove bottom of the groove. A valve deactivation system for a four-stroke internal combustion engine, wherein the plunger is positioned by sliding the plunger .
前記プランジャは、その下面に、該プランジャがシリンダ孔内を前記プランジャばねの付勢力に抗してバルブ休止解除方向に移動したとき、該シリンダ孔内に弁閉状態において所定長だけ突出する弁軸の頭部を受容できる凹部が形成され、該凹部の天井面は、弁軸の頂面に対し所定のクリアランスをおいて隔てられた力伝達面として構成されたことを特徴とする請求項1記載の4ストローク内燃機関のバルブ休止システム。Said plunger is in its lower surface, when said plunger is moved in the cylinder bore in the valve pause release direction against the biasing force of the plunger spring, a valve which only projects it a predetermined length in the valve closed state to the cylinder bore 2. A concave portion capable of receiving a head portion of the shaft is formed, and a ceiling surface of the concave portion is configured as a force transmission surface separated from the top surface of the valve shaft with a predetermined clearance. A valve deactivation system for a four-stroke internal combustion engine as described. 前記リフタは、前記カムとの摺接面を有し前記リフタガイド孔内を摺動する逆有底円筒体と、該逆有底円筒体内に収容されたプランジャ保持体と、これら逆有底円筒体とプランジャ保持体との間に介在させられたシムとにより構成され、前記プランジャ保持体には、前記シリンダ孔と前記スライド孔と前記リフタばねを受けるばね受け面とが形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の4ストローク内燃機関のバルブ休止システム。  The lifter includes a reverse bottomed cylindrical body that has a sliding contact surface with the cam and slides in the lifter guide hole, a plunger holder that is accommodated in the reverse bottomed cylindrical body, and the reverse bottomed cylindrical body A shim interposed between the body and the plunger holder, and the plunger holder is formed with a spring receiving surface for receiving the cylinder hole, the slide hole, and the lifter spring. The valve deactivation system for a four-stroke internal combustion engine according to claim 1 or 2. 前記位置決めピンは拡径部を備え、前記逆有底円筒体と、該逆有底円筒体内の前記プランジャ保持体との間に前記拡径部が位置することを特徴とする請求項3記載の4ストローク内燃機関のバルブ休止システム。The said positioning pin is provided with an enlarged diameter part, and the said enlarged diameter part is located between the said reverse bottomed cylindrical body and the said plunger holding body in this reverse bottomed cylindrical body. 4-stroke internal combustion engine valve deactivation system.
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