JP3999536B2 - Suspension device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の懸架装置に係り、特に車高調整式の懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明者は既に特願2001−347837号に於て、緩衝装置のロッドと車体側とをラバーブッシュ(防振ゴム)を介して連結し、かつ、緩衝装置のロッドと、エアスプリングのロッド挿入用孔部との間に、隙間を形成し、ロッドがエアスプリングの軸心に対して偏心できる構造のものを、提案している。
【0003】
即ち、上述の偏心できる構造とは、上記ラバーブッシュを採用し、及び、ロッド外径に対して、エアスプリングのロッド挿入用孔部の内径を、1mm〜5mm大きくした(言い換えると隙間を 0.5mm〜 2.5mmに設定した)構造である。
【0004】
ストラット式サスペンションでは走行中にステアリングを切った際、緩衝装置のロッドがアッパーマウント(車体側への連結部)を中心として振れ、エアスプリングの軸心に対して偏心するが、このとき、上記隙間によってロッドがロッド挿入用孔部に干渉するのを防止する構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車種によっては、上記ロッドの上端のラバーブッシュと車体側との連結部位(いわゆるアッパーマウント)に於て、ロッド軸心と車体接合面とが直交していない場合があり、あるいは、同一車種でも製造ばらつき等によって直交度が悪い場合があり、ステアリングを切っていない状態でも、既にロッドがエアスプリング軸心に対して偏心し、上述の隙間が2mm以下では、走行中にロッドがエアスプリングのロッド挿入孔と干渉してしまうことが、判明した。
【0006】
さらに、ストラット式サスペンションでは、ストラット軸心(ロッドの軸心)と、上記アッパーマウントの中心点とタイヤ接地点とを結んだ荷重入力軸心が、ずれているため、緩衝装置(ロッド)に曲げモーメントが作用する。この曲げモーメントが付加されることにより、一層、ロッドと挿入孔の上記干渉が発生しやすくなることが、判明した。
【0007】
そこで、上述の隙間を、例えば2mm以上にしようとすると、通常市販されているエアーシールパッキンでは、張り代が小さく、密封性が著しく低下するので、特別に張り代の大きいパッキンを独自に設計する必要がある。
【0008】
走行中の摺動や振動、偏心を考慮しつつ、かつ、高い密封性のパッキンを設計・開発することは、至難である。
そこで、本発明は、ストラット(ロッド)に曲げモーメントが働いても、ロッドと、エアスプリングのロッド挿入孔と軸心がずれないようにすることを目的とし、また、ストラット軸心と車体側接合面との角度が直交していなくても、同様に軸心がずれないようにすることを他の目的とする。そして、エアースプリング用のパッキンとして標準的な通常のパッキンでも十分使用可能とすることで開発費低減と金型費用の節減を図ることを別の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、緩衝装置とコイルスプリングとエアスプリングとを備え、上記コイルスプリングと上記エアスプリングとを直列的に配設し、上記緩衝装置のロッドが該エアスプリングを貫通して、該緩衝装置が車体側と車軸側とを連結した懸架装置に於て、上記ロッドに往復動自在に摺動外嵌する偏心防止用ガイド部材を、上記エアスプリングに内設し、さらに、一中心点廻りに首振り可能でかつ軸心廻りに回転自在な軸受機構を介して、上記緩衝装置を車体側に連結し、さらに、上記エアスプリングの内圧を、上記偏心防止用ガイド部材を挟んで上下各々に配設されて上記ロッドに接するシール材にて、密封するように構成し、かつ、上記エアスプリングは、上壁部材と下壁部材と両者間に介設された弾性膜とを、備え、上記上壁部材はフランジ部と該フランジ部から下方突出状の円筒部を備えて軸心方向のロッド挿通用段付孔を有し、該円筒部は該段付孔に上記シール材を嵌込む凹溝を有し、さらに、上記下壁部材はフランジ部と該フランジ部から上方突出状の円筒部を備えて軸心孔を有し、さらに、上記偏心防止用ガイド部材は滑り軸受けから成ると共に、該滑り軸受け及び上記シール材を、上記円筒部に於て上記軸心孔に嵌着し、上記下壁部材の上記円筒部を上記弾性膜内へ突入し、上記下壁部材の上記円筒部の上端外周は小径に切欠形成され、上記上壁部材の上記円筒部の下面に内方開口端を開口したエアー流路を上記上壁部材の円筒部から上記フランジ部に渡って貫設して、上記内方開口端を、下壁部材の上記円筒部の上記切欠形成された上端外周に対応させて、上記エアスプリングに内圧が無い無圧状態下で、上記上壁部材の上記円筒部の下面と、上記下壁部材の上記円筒部の上面とが、相互に当接するように構成したものである。
また、一中心点廻りに首振り自在でかつ軸心廻りに回転自在な上記軸受機構は、防振ゴム部と、該防振ゴム部の軸心孔部に嵌着されたボールベアリング又はスラストベアリングから成る回転軸受部とから、構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳説する。
【0011】
図1〜図3は本発明に係る自動車の車輪懸架装置の実施の一形態を示したものであり、この懸架装置Aは、緩衝装置(ダンパー)2とコイルスプリング3とエアスプリング4とを備え、コイルスプリング3の上部に、直列的にエアスプリング4を配設している。そして、緩衝装置2のロッド2aがエアスプリング4を貫通して、緩衝装置2が、車体側Bと車軸側Sとを連結している。つまり、本懸架装置Aは、自動車の車体側Bと車軸側Sとの間に装着される。ここで、「直列的」とは、車体側Bと車軸側Sの間の力の伝達が、一方のみを介して伝達されることが無く、必ず両者を介して伝達されるような配置を言う。
【0012】
さらに具体的に説明すれば、緩衝装置2のストラット本体2bの下部は車軸側S───車軸自体又はリンク若しくは取付具───に取付けられ、かつ、緩衝装置2のロッド2aの上部は、一中心点O廻りに首振り可能でかつ軸心L廻りに回転自在な軸受機構Cを介して、車体側Bに連結される。このように、ストラットアッパーマウントに於て一中心点Oを支点に振れると共にスラスト荷重を受けて軸心L廻りに回転可能な軸受機構Cが用いられている。
【0013】
この軸受機構Cとしては、防振ゴム部41と、その軸心孔部42に嵌着された(スラスト荷重を受けても回転可能な)ボールベアリング又はスラストベアリングの回転軸受部43とから、構成されている。さらに具体的には、車体側Bの取付板部7の取付孔部7aを下方から閉じるように当接する板部材41aと、この板部材41aの中央膨出部の下面に一体的に付設されたゴム材41bで、防振ゴム部41が、構成されている。この板部材41aには雄ネジ部9…が予め上方突出状に設けられていて、取付板部7の孔部に、この雄ネジ部9を挿入して、ナット10にて螺着することで、上記防振ゴム部41を、車体側Bへ固着している。
【0014】
防振ゴム部41のゴム材41bに、回転軸受部43が嵌着され、スペーサ部材26等を介して、ナット27にて、ロッド2aの上端と回転軸受部43とは、連結される。
特に、防振ゴム部41の板部材41aの外周縁及びラジアル方向中間部位は、エアスプリング4の上壁部材16上面との間に、(従来のラバーブッシュにおける)スラスト部材又は弾性部材等の介装材が、省略されており、従って、軸受部43の中心点Oを支点(中心)として、軸受機構Cが首振り(揺動)が行い得る。
【0015】
コイルスプリング3は、緩衝装置(ダンパー)2の中間部位を包囲するように配設される。ストラット本体2bに外鍔状に突設された受け鍔部14に、コイルスプリング3の下端が当接乃至取付けられ、かつ、コイルスプリング3の上端は、エアスプリング4の下壁部材15に当接乃至取付けられる。また、図4に示した他の実施の形態に於ては、図1と比較して、同一符号は同一の構成である。主として相違する点は軸受機構Cに関してであり、この軸受機構Cとしては、図4ではピローボールジョイント13を用いた場合を例示する。つまり、車体側Bの取付板部7の取付孔部7aを下方から閉じるように当接する取付片8には雄ネジ部9…が上方へ予め突設されており、取付板部7に形成した孔部へこの雄ネジ部9を挿入して上方からナット10にて螺着して、取付片8を固着する。
【0016】
この取付片8が、ピローボールジョイント13の雌部材(外殻体)11に外鍔状に固着されていると共に、ロッド2aの上端には雄側球面体12が固着され、ロッド2aの軸心Lは、ピローボールジョイント13の中心点O廻りに首振り自在である。このように軸受機構Cが球面軸受の場合を図4では示している。
【0017】
以下、図1〜図3、及び、図4について、合わせて説明する。前記エアスプリング4は、上壁部材16と上記下壁部材15と、両者間に介設された弾性膜17とを、備えている。即ち、ビア樽型等の(ゴム製の)弾性膜17の上開口部・下開口部を、各々、上壁部材16・下壁部材15にて、塞ぐように挟んで、組立てられている。
【0018】
上壁部材16は、図例では、小径孔部18と大径孔部19から成る段付孔20を軸心に有する円盤型であり、かつ、段付孔20の大径孔部19には、シール材21を嵌込む凹溝22が形成されている。また、上壁部材16は、上記段付孔20を有する円筒部23と、この円筒部23の上半部から突出状に連設されたフランジ部24と、を備え、円筒部23がフランジ部24から下方へ突出している部位は、弾性膜17内へ突入し、かつ、弾性膜17の上方外面はフランジ部24に当接する。
【0019】
上壁部材16には、エアー流路25が貫設されていて、弾性膜17の内部と、外側(大気側)の図示省略のエアー配管とを、連通連結する。この上壁部材16は、スペーサ部材26を介して、回転軸受部43(図1参照)又は球面体12(図4参照)に軸心方向の力を伝達するように、設けられている。言い換えると、段付孔20の段付面と、上方のナット27によって、上壁部材16はスペーサ26と回転軸受部43(図1参照)又は球面体12(図4参照)と共に、締付けられて、ロッド2aに固着されている。このように、エアスプリング4の上壁部材16はロッド2aに固定される。
【0020】
これに対して、下壁部材15はロッド2aに対して、その軸心Lに沿って往復動自在である。具体的にその下壁部材15の構造を説明すると、ロッド2aに往復動自在に直接に摺接する偏心防止用ガイド部材30を嵌着する上方孔部28と、シール材29を嵌め込む凹溝31を有する下方孔部32とから成る軸心孔33を有する円盤型である。
【0021】
34はC型止め輪を示し、偏心防止用ガイド部材30としては、例えば、低摩擦・耐摩耗性の金属又はプラスチックから成る滑り軸受けが好適であって、この滑り軸受けを、段付き部35に当接するまで上方孔部28に上方から嵌入して、C型止め輪34にて抜け止めする。また、シール材(パッキン)29としては、図1,図4ではU字状パッキンを例示し、図2では、ダストシール舌片部29aを有するU字状パッキンを例示するが、いずれを選択するも自由であることを示す。
【0022】
また、下壁部材15は、上記軸心孔33を有する円筒部36と、この円筒部36の下端部から突出状に連設されたフランジ部37と、を備えている。円筒部36がフランジ部37から上方へ突出している部位は、弾性膜17内へ突入し、かつ、弾性膜17の下方外面はフランジ部37に当接する。円筒部36の上端外周はやや小径となるように切欠形成され、図1又は図4のように、上壁部材16の円筒部23に当接した状態に於て、エアー流路25の内方開口端25aが閉じることを防止している。また、外鍔状フランジ部37の下面には、コイルスプリング3の上端を嵌着状に受ける円環状突条部38が突出状に形成されている。このように、下壁部材15はコイルスプリング3の弾発力を直接に受ける部材である。なお、下壁部材15の下方に於て、ロッド2aにはバンプラバー39が外嵌状に取付けられている。
【0023】
この下壁部材15の軸心は、ロッド2aの軸心Lに対して、常時一致するように、ロッド2aに往復動自在に摺動外嵌する前記偏心防止用ガイド部材30が、機能(作用)する。言い換えると、エアスプリング4の軸心とロッド2aの軸心Lとを、常に一致させるためのすべり軸受等の偏心防止用ガイド部材30を、エアスプリング4に内設している。
【0024】
また、図1又は図4と図2から明らかなように、上記ガイド部材30を挟んで上下各々に配設されたシール材(パッキン)21, 29は、ロッド2aに摺接して、エアスプリング4の内圧を密封する。
【0025】
エアスプリング4の内部へ、エアー流路25を介して加圧エアを供給・排出する制御により、エアスプリング4の弾性膜17を伸長縮小(膨張縮小)させて、車高を調整することができる。
【0026】
本発明は上述のように、車体側Bと車軸側Sとを、軸心Lに沿って配設した緩衝装置(ダンパー)2にて上下に連結し、かつ、エアスプリング4は、コイルスプリング3の上部に、緩衝装置2のロッド2aを包囲状に配設され、さらに、エアスプリング4の内部には、偏心防止用ガイド部材30が内設され、ストラット軸(ダンパー2)に、図3に矢印Fで示すような外力が作用して、それに伴って曲げモーメントが働いても、ロッド2aの軸心Lは、エアスプリング4の軸心に対して、偏心しない構造となっている。
【0027】
また、図1又は図4に示すように、エアスプリング4に内圧が無いとき、エアスプリング4の内部で、上壁部材16と下壁部材15とが相互に当接し、車体荷重を受持ち、弾性膜17に荷重が掛からないように構成されている。
【0028】
なお、図示省略するが、コンプレッサからエアタンク,電磁弁,配管等を介して、エアー流路25へ加圧エアが供給される。その操作は、運転席付近のスイッチにて、電磁弁を開閉させることにより、エアスプリング4への加圧エアの出し入れを行う。また、コンプレッサの電源は、バッテリ等を用いる。
【0029】
車両(自動車)の見栄えや走行性能を重視するユーザーの場合、通常、エアスプリング4に加圧エアを充填せず、車高が低い状態で走行し、段差等がある場合に、エアスプリング4に加圧エアを充填して車高を上昇させて、段差等を乗り越える等の使用方法がとられる。
【0030】
次に、ステップワゴンのフロントに図4と図3に示すように、本発明に係る懸架装置Aを取付けて、本発明実施例とする。このとき、偏心防止用ガイド部材30として、エヌティエヌ株式会社製の精密樹脂滑り軸受けを使用すると共に、シール材21, 29としては一般的なエアー用Uパッキンを使用した。これに対し、従来例として、特願2001−347837号の発明のように、アッパーマウントにラバーブッシュタイプであって、緩衝装置のロッドとエアスプリングとの隙間を 1.5mmとした懸架装置を、図3と同様の部位に取付けたものを採用して、比較テストを実施した。そのテストの結果、従来例では、ステアリングを切った状態で、エアスプリング内にエアを出し入れし車高を上げ下げしたところ、エアスプリングがスムーズに伸長しにくいことがあった。テスト後、分解してみると、エアスプリングの下壁部材の孔部内面とロッドに傷が付いていた。
【0031】
これに対し、本発明の実施例では、ステアリングを切った状態も、エアスプリング4がスムーズに伸長することができ、ロッド2aには全く傷がついていなかった。
【0032】
図3に示すように、ストラット式サスペンションでは、ストラット軸心Lと、タイヤ接地点Gとストラットアッパマウント点(中心点)Oとを結んだ直線Lg(荷重入力軸)とが、ずれているため、曲げモーメントがストラット軸心Lに作用する。この際、従来例では、アッパーマウントにラバーブッシュを採用しているので、ロッドとエアスプリングの孔部との隙間が 1.5mm程度ではロッドとエアスプリングの孔部とが干渉を発生するため、上述のロッドに傷が生じ、かつ、スムーズに伸長しなくなったと考えられる。本発明は、上述の構成により、コイルスプリング3とエアスプリング4を直列的に配置したため、全体のばね定数を小さくでき、地面等からの衝撃を和らげて乗り心地を向上できる。かつ、エアスプリング4の内圧を変えることで、(ばね定数を変化させて)様々な乗り心地を楽しみ得る。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、上述の構成により次のような著大な効果を奏する。
ステアリングを切った状態等にあっても、緩衝装置2のロッド2aはエアスプリング4の孔部に対して、常時軸心が一致し、円滑に伸縮できる。かつ、シール材21, 29として、大きな張り代の特殊なものを必要とせず、安価かつ入手容易な汎用パッキンを適用可能となる。
【0034】
車体側Bの接合面に対してロッド軸心Lが直交状でない場合でも、ロッド軸心Lがエアスプリング4の(孔部の)軸心に対して偏心せず、一層、スムーズにエアスプリング4が伸長・短縮できる。
【0035】
また、図3に示したように、ストラット式サスペンションであって、ストラット軸(軸心L)と荷重入力軸Lgとが、ずれて曲げモーメントが懸架装置に働いたとしても、基本的な偏心量が微小に抑制できるので、エアスプリング4の伸縮に支障がなく、スムーズとなる。
【0036】
シール材21, 29として一般市販用のパッキンを使用可能であり、かつ、密封性(シール性)も長期間安定して確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態を示す一部断面要部説明図である。
【図2】 要部拡大図である。
【図3】 使用方法の一例を説明する正面図である。
【図4】 他の実施の形態を示す一部断面要部説明図である。
【符号の説明】
2 緩衝装置
3 コイルスプリング
4 エアスプリング
15 下壁部材
16 上壁部材
17 弾性膜
20 段付孔
21 シール材
22 凹溝
23 円筒部
24 フランジ部
29 シール材
30 偏心防止用ガイド部材
33 軸心孔
36 円筒部
37 フランジ部
41 防振ゴム部
42 軸心孔部
43 回転軸受部
B 車体側
C 軸受機構
L 軸心
O 中心点
S 車軸側[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle suspension system, and more particularly to a vehicle height adjustment type suspension system.
[0002]
[Prior art]
In the Japanese Patent Application No. 2001-347837, the inventor has already connected the rod of the shock absorber and the vehicle body side via a rubber bush (vibration isolation rubber), and inserted the rod of the shock absorber and the rod of the air spring. A structure has been proposed in which a gap is formed between the air hole and the rod can be eccentric with respect to the axis of the air spring.
[0003]
That is, the above-described structure capable of eccentricity adopts the rubber bush, and the inner diameter of the rod insertion hole of the air spring is increased by 1 mm to 5 mm with respect to the outer diameter of the rod (in other words, the gap is 0.5 mm). The structure is set to ~ 2.5mm.
[0004]
In strut suspension, when the steering wheel is turned off while running, the shock absorber rod swings around the upper mount (connecting part to the vehicle body) and is eccentric with respect to the axis of the air spring. This prevents the rod from interfering with the rod insertion hole.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, depending on the vehicle type, the rod shaft center and the vehicle body joint surface may not be orthogonal to each other at the connecting portion (so-called upper mount) between the rubber bush at the upper end of the rod and the vehicle body side, or the same vehicle type. However, the orthogonality may be poor due to manufacturing variations, etc. Even if the steering is not turned off, the rod is already eccentric with respect to the air spring axis, and if the gap is less than 2 mm, the rod will It has been found that it interferes with the rod insertion hole.
[0006]
Furthermore, in a strut suspension, the strut shaft center (rod shaft center) and the load input shaft centering the center point of the upper mount and the tire ground contact point are misaligned. Moment acts. It has been found that the addition of this bending moment further facilitates the above-described interference between the rod and the insertion hole.
[0007]
Therefore, if the above-mentioned gap is made to be 2 mm or more, for example, a commercially available air seal packing has a small tension margin and remarkably deteriorates the sealing performance. Therefore, the packing having a particularly large tension margin is designed uniquely. There is a need.
[0008]
It is extremely difficult to design and develop a packing with high sealing performance while taking into account sliding, vibration and eccentricity during running.
Therefore, the present invention aims to prevent the rod and the rod insertion hole of the air spring and the shaft center from shifting even if a bending moment is applied to the strut (rod). Even if the angle with the surface is not orthogonal, it is another object to prevent the axis from being shifted similarly. Another object of the present invention is to reduce the development cost and the mold cost by making it possible to use a standard packing as a standard for an air spring.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention comprises a shock absorber, a coil spring, and an air spring, wherein the coil spring and the air spring are arranged in series, and the rod of the shock absorber penetrates the air spring. In the suspension device in which the shock absorber connects the vehicle body side and the axle side, a guide member for preventing eccentricity that is slidably fitted to the rod so as to reciprocate is provided in the air spring. In addition, the shock absorber is connected to the vehicle body via a bearing mechanism that can swing about one center point and that can rotate about the axis, and further, the internal pressure of the air spring can be reduced to the eccentric prevention guide. The air spring is arranged between the upper wall member and the lower wall member so as to be sealed with a sealing material that is disposed above and below the member and in contact with the rod. With membrane The upper wall member has a flange portion and a cylindrical portion projecting downward from the flange portion, and has a stepped hole for inserting a rod in the axial direction, and the cylindrical portion fits the sealing material into the stepped hole. The lower wall member includes a flange portion and a cylindrical portion protruding upward from the flange portion, and has a shaft hole. Further, the eccentricity prevention guide member is formed of a sliding bearing. In addition, the sliding bearing and the sealing material are fitted into the axial hole in the cylindrical portion, the cylindrical portion of the lower wall member is inserted into the elastic film, and the cylindrical portion of the lower wall member is inserted. The upper end outer periphery of the upper wall member is cut out to have a small diameter, and an air flow path having an inner opening end opened on the lower surface of the cylindrical portion of the upper wall member is provided through the flange portion from the cylindrical portion of the upper wall member. The inner opening end outside the upper end where the notch of the cylindrical portion of the lower wall member is formed. The lower surface of the cylindrical portion of the upper wall member and the upper surface of the cylindrical portion of the lower wall member are in contact with each other under a non-pressure state in which the air spring has no internal pressure. It is a thing.
Further, the above-mentioned bearing mechanism that can swing around one central point and rotate around the shaft center includes a vibration-proof rubber portion, and a ball bearing or a thrust bearing that is fitted into the shaft hole of the vibration-proof rubber portion. And a rotary bearing portion.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0011]
FIG. 1 to FIG. 3 show an embodiment of an automobile wheel suspension device according to the present invention. This suspension device A includes a shock absorber (damper) 2, a
[0012]
More specifically, the lower part of the
[0013]
As the bearing mechanism C, a
[0014]
The
In particular, the outer peripheral edge of the
[0015]
The
[0016]
The mounting
[0017]
Hereinafter, FIGS. 1 to 3 and FIG. 4 will be described together. The air spring 4 includes an
[0018]
In the illustrated example, the
[0019]
An
[0020]
On the other hand, the
[0021]
[0022]
Further, the
[0023]
The shaft member of the
[0024]
Further, as is clear from FIG. 1 or FIG. 4 and FIG. 2, the sealing materials (packings) 21 and 29 disposed above and below the
[0025]
By controlling the supply and discharge of pressurized air to and from the air spring 4 through the
[0026]
In the present invention, as described above, the vehicle body side B and the axle side S are connected up and down by a shock absorber (damper) 2 disposed along the axis L, and the air spring 4 is connected to the
[0027]
Further, as shown in FIG. 1 or FIG. 4, when there is no internal pressure in the air spring 4, the
[0028]
Although not shown, pressurized air is supplied from the compressor to the
[0029]
In the case of a user who places importance on the appearance of the vehicle (automobile) and the running performance, the air spring 4 is usually not filled with pressurized air, travels at a low vehicle height, and there is a step or the like. A method of using such as filling the pressurized air to raise the vehicle height and overcoming a step or the like is taken.
[0030]
Next, as shown in FIGS. 4 and 3, the suspension device A according to the present invention is attached to the front of the step wagon to form an embodiment of the present invention. At this time, a precision resin sliding bearing manufactured by NTN Co., Ltd. was used as the
[0031]
On the other hand, in the embodiment of the present invention, even when the steering wheel was turned off, the air spring 4 was able to extend smoothly and the
[0032]
As shown in FIG. 3, in the strut suspension, the strut axis L and the straight line Lg (load input shaft) connecting the tire ground contact point G and the strut upper mount point (center point) O are shifted. The bending moment acts on the strut axis L. At this time, in the conventional example, a rubber bush is used for the upper mount, so if the clearance between the rod and the hole of the air spring is about 1.5 mm, the rod and the hole of the air spring will interfere with each other. It is considered that the rod of this was damaged and did not stretch smoothly. In the present invention, since the
[0033]
【The invention's effect】
The present invention has the following remarkable effects by the above-described configuration.
Even in a state such as turning off the
[0034]
Even if the rod axis L relative to the joint surface of the vehicle body side B is not orthogonally, rod axis L of the air spring 4 (aperture) without eccentricity relative to the axis, further, the air spring 4 smoothly Can be expanded and shortened.
[0035]
Further, as shown in FIG. 3, even if the strut suspension is a strut shaft (shaft center L) and the load input shaft Lg are displaced from each other and a bending moment is applied to the suspension device, the basic amount of eccentricity. Therefore, the air spring 4 can be smoothly expanded and contracted.
[0036]
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a partial cross-sectional explanatory view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged view of a main part.
FIG. 3 is a front view illustrating an example of a usage method.
FIG. 4 is a partial cross-sectional explanatory view showing another embodiment.
[Explanation of symbols]
2
15 Lower wall member
16 Upper wall member
17 Elastic membrane
20 step hole
21 Sealing material
22 groove
23 cylindrical part
24 flange
29 Seal material
30 Guide member for preventing eccentricity
33 axial hole
36 cylindrical part
37 flange
41 Anti-vibration rubber
42 axial hole
43 Rotating bearing B Body side C Bearing mechanism
L axis
O Center point S Axle side
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