JP3997910B2 - Recording apparatus and recording method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクに対してデータの書き込みが可能な記録装置及び記録方法に関わり、特に、光ディスクにディスクタイトルの書き込むのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、大容量の光ディスクであるDVDにおいて、書き込み可能な光ディスクは、1回のみ書き込み可能なDVD−R(DVD−Recordable)、追記可能なDVD−RW(DVD−Rewritable)、DVD−RAM(DVD−Random Access Memory)が提供されている。これらの光ディスクのうち、DVD−R、DVD−RWは、DVDビデオフォーマットに準拠したフォーマットでビデオデータを記録してファイナライズすることで、再生専用の光ディスクとの互換性を図るようにした提案がされている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−148166号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、DVDビデオフォーマットとして、1枚のDVDディスクに名前を入力する機能であるディスクタイトル(Disc Representative Name)機能がある。
このようなディスクタイトル機能によれば、光ディスクを初期化した後ならば、任意の時点でディスクタイトルの入力や編集を行うことが可能とされるが、通常は、ファイナライズを行った後は入力及び編集を行うことができなくなる。
このため、例えばユーザがディスクタイトルの入力や編集操作方法を知らない場合や、ユーザが知っていても積極的にディスクタイトルの入力や編集を行わない場合には、ディスクタイトルを入力する機会を逃してしまう可能性が高く、ディスクタイトル機能を有効活用していないのが現状であった。
【0005】
そこで、本発明は上記したような点を鑑みてなされたものであり、光ディスクのタイトル機能を有効活用できる記録装置及び記録方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の記録媒体にデータの記録を行うことができる記録装置において、前記記録媒体にタイトル情報の書き込みを行う書込手段と、前記記録媒体のファイナライズ処理の実行指示を受け付ける受付手段と、前記記録媒体の前記タイトル情報の入力または編集を行うタイトル情報作成画面を表示する表示手段と、前記受付手段により前記記録媒体のファイナライズの実行指示を受け付けた後に、前記記録媒体の前記タイトル情報作成画面に移行するための選択項目を前記表示手段に表示するように制御する制御手段とを備えている。
また、記録媒体にデータの記録を行うことができる記録方法において、前記記録媒体のファイナライズ処理の実行指示を受け付ける受付ステップと、前記記録媒体の前記タイトル情報の入力または編集を行うタイトル情報作成画面を表示する表示手段に表示する表示ステップと、前記受付ステップにより前記記録媒体のファイナライズの実行指示を受け付けた後に、前記記録媒体の前記タイトル情報作成画面に移行するための選択項目を前記表示手段に表示するように制御する制御ステップと、前記記録媒体にタイトル情報の書き込みを行う書込ステップとを備えている。
【0007】
本発明によれば、記録媒体のファイナライズを行うための選択画面にタイトル表示領域を設け、選択画面を表示するときは、タイトル表示領域に、記録媒体から読み出したタイトル情報を表示させることで、ファイナライズを実行する際に、必ず表示される選択画面において記録媒体のタイトルを表示させることが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明していく。
図1は、本発明の実施の形態としての光ディスク装置のブロック図である。
なお、本実施の形態としての光ディスク装置は、可搬型のビデオカメラに搭載され、カメラ装置部からの入力される画像(静止画又は動画)や音声等を光ディスクに記録に記録したり、或いは光ディスクからデータを再生するような構成を採るものとされる。
【0009】
この図1に示す光ディスク装置1において、映像入力部3は、図示しないカメラ装置部より得られる撮像結果である映像信号、或いは外部機器から入力される映像信号をアナログ/デジタル変換処理を行ってビデオデータとして出力するようにされる。
なお、図示していないカメラ装置部は、マイコン4により制御され、動画による撮像結果、或いは静止画による撮像結果を出力するようにされる。
この結果、映像入力部3では、マイコン4によるカメラ装置部の制御に応動して、動画または静止画によるビデオデータを選択的に出力するようにされる。
【0010】
オーディオ入力部5は、図示しないマイクにて取得される音声信号、外部入力による音声信号をアナログ/デジタル変換処理してオーディオデータとして出力するようにされる。
【0011】
圧縮/伸長処理部6は、マイコン4の制御により、動作を切り換え、記録再生に供するデータを処理する。即ち、記録時は、映像入力部3、オーディオ入力部5から入力されるビデオデータ、オーディオデータを、ランダムアクセスメモリ(RAM)9を用いて、データ圧縮して多重化処理し、ヘッダー情報処理部7に出力するようにされる。
またこれとは逆に、再生時は、ランダムアクセスメモリ9を用いて、ヘッダー情報処理部7より得られるデータをビデオデータ及びオーディオデータに分離した後、それぞれデータ伸長して出力するようにされる。
【0012】
即ち、圧縮/伸長処理部6のビデオ処理部8は、マイコン4の制御により、記録時、映像入力部3から出力されるビデオデータをデータ圧縮して出力する。このとき、ビデオデータが動画によるビデオデータの場合、MPEG(Moving Picture Experts Group)2のフォーマットによりデータ圧縮するのに対し、ビデオデータが静止画によるビデオデータの場合、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)のフォーマットによりデータ圧縮するようにされる。
また、ビデオ処理部8は、再生時、多重化処理部10から出力されるビデオデータを、このビデオデータのデータ圧縮フォーマットに対応してデータ伸長して出力するようにされる。
【0013】
また圧縮/伸長処理部6のオーディオ処理部11は、記録時、オーディオ入力部5から出力されるオーディオデータをMPEG、ドルビーオーディオ、またはリニアPCM等のフォーマットによりデータ圧縮して出力する。またこれとは逆に、再生時、多重化処理部10から得られるオーディオデータをデータ伸長して出力するようにされる。
【0014】
圧縮/伸長処理部6の多重化処理部10は、記録時、ビデオ処理部8から出力されるビデオデータ、オーディオ処理部11から出力されるオーディオデータを時分割多重化してヘッダー情報処理部7に出力する。またこれとは逆に、再生時、ヘッダー情報処理部7から出力される時分割多重化データよりビデオデータ及びオーディオデータを分離し、それぞれビデオ処理部8、オーディオ処理部11に出力するようにされる。
【0015】
モニタ部12は、映像入力部3から入力されるビデオデータ、オーディオ入力部5から入力されるオーディオデータ、または圧縮/伸長処理部6から出力されるビデオデータ、オーディオデータをモニタする表示機構、音声処理機構により構成される。これにより、本実施の形態の光ディスク装置1では、撮像結果をモニターし、再生結果をモニターするようにされる。
【0016】
ビデオ/オーディオエンコーダ13は、オーディオ入力部5から入力されるビデオデータ及びオーディオデータ、又は圧縮/伸長処理部6から出力されるビデオデータ及びオーディオデータを所定フォーマットによりデータ圧縮して外部機器に出力する。これにより、本実施の形態の光ディスク装置1では、撮像結果、再生結果を外部機器でモニタできるようにされる。
【0017】
ヘッダー情報処理部7は、(記録時、圧縮/伸長処理部6から出力される時分割多重化データを受け、マイコン4の制御により、DVDに固有のヘッダー情報、後述する拡張ファイルのヘッダー情報等を付加して出力する。)、マイコン4からの情報により、後述するDVDのファイルシステムエリア、DVD管理用情報エリア、リアルタイムデータ記録エリアなどに記録されているデータを生成してDVD信号処理部14に出力するようにされる。
また、再生時等において、DVD信号処理部14の出力データから、記録時に付加したヘッダー情報を分離して圧縮/伸長処理部6に出力するようにされる。
【0018】
DVD信号処理部14は、記録時、ランダムアクセスメモリ15を用いて、ヘッダー情報処理部7の出力データよりエラー訂正符号を生成し、このエラー訂正符号をこの出力データに付加する。またスクランブル処理、8/16変調等の処理を実行し、その処理結果によるデータ列をシリアルデータ列によりアナログフロントエンド部16に出力するようにされる。
【0019】
これに対して、再生時、DVD信号処理部14は、記録時とは逆に、アナログフロントエンド部16の出力データを復号処理、デスクランブル処理、エラー訂正処理し、処理結果をヘッダー情報処理部7に出力するようにされる。
またDVD信号処理部14は、マイコン4から出力されるスピンドル制御用、トラッキング制御用、フォーカス制御用、スレッド制御用の各種駆動情報をデジタルアナログ変換処理してこれらの駆動信号を生成し、これら駆動信号をモーターアンプ部18に出力するようにされる。
【0020】
アナログフロントエンド部16は、光学ヘッド19から光ディスク2に照射するレーザービームについて、光量制御信号を生成して出力するようにされる。
アナログフロントエンド部16は、再生時、この光量制御信号により光学ヘッド19から光ディスク2に照射するレーザービームの光量を再生用の一定光量に保持するのに対し、記録時、DVD信号処理部14からの出力データに応じてこの光量制御信号の信号レベルを変化させ、これによりこのDVD信号処理部14からの出力データに応じてレーザービームの光量を再生時の光量から記録の光量に間欠的に立ち上げる。
【0021】
またアナログフロントエンド部16は、光学ヘッド19から得られる戻り光の受光結果を増幅して演算処理することにより、光ディスク2に形成されたピット列に対応して信号レベルが変化する再生信号を生成し、この再生信号の信号処理によりこの再生信号の2値識別結果である再生データをDVD信号処理部14に出力する。またこの演算処理により、トラッキングエラー量、フォーカスエラー量に応じて信号レベルが変化するトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号等を生成し、これらの信号をデジタル信号によりマイコン4に出力するようにされる。
【0022】
モーターアンプ部18は、DVD信号処理部14から出力される各種駆動信号により、それぞれ対応する機構を駆動する。即ちモーターアンプ部18は、これらの駆動信号のうち、スピンドル制御用の駆動信号、スレッド制御用の駆動信号によりスピンドルモータ20、スレッドモータ21を回転駆動する。またトラッキング制御用の駆動信号、フォーカス制御用の駆動信号により光学ヘッド19に搭載のアクチュエータを駆動するようにされる。
【0023】
スピンドルモータ20は、光ディスク2をチャッキングして所定の回転速度により回転駆動する。スレッドモータ21は、光学ヘッド19を光ディスク2の半径方向に可動させる。
【0024】
光学ヘッド19は、アナログフロントエンド部16から出力される光量制御信号により内蔵の半導体レーザーからレーザービームを出射し、対物レンズを介してこのレーザービームを光ディスク2の情報記録面に集光する。またこのレーザービームの照射により光ディスク2から得られる戻り光をこの対物レンズを介して所定の受光素子に導き、この受光素子の受光結果をアナログフロントエンド部16に出力するようにされる。
【0025】
光学ヘッド19は、この対物レンズがトラッキング制御用の駆動信号、フォーカス制御用の駆動信号により駆動されるアクチュエータにより可動するようになされ、これによりトラッキング制御、フォーカス制御できるようにされている。またレーザービームの光量が光量制御信号により間欠的に立ち上げられ、これにより光ディスク2の情報記録面を局所的に温度上昇させて所望のデータを記録するようにされる。
【0026】
マイコン4は、この光ディスク装置1全体の動作を制御するコンピュータであり、この光ディスク装置1に事前にインストールされた処理プログラムを実行することにより、操作部22を介して得られるユーザーの操作により、さらにはアナログフロントエンド部16で検出される各種信号等により、各部の動作を制御するようにされる。
【0027】
即ち、マイコン4は、アナログフロントエンド部16で検出されるトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号により、トラッキング制御用、フォーカス制御用の駆動情報を生成し、DVD信号処理部14でアナログ信号に変換してモーターアンプ部18に出力し、これによりトラッキング制御、フォーカス制御の処理を実行する。またヘッダー情報処理部7で検出されるヘッダー情報等によりレーザービーム照射位置を検出し、この検出結果よりスレッド制御用の駆動情報を生成してDVD信号処理部14に出力する。これにより、シーク等の処理を実行する。また同様にしてスピンドル制御の処理を実行するようにされる。
【0028】
操作部22は、所要の操作キーが設けられ構成される。また、それ以外でも例えば赤外線や電波を利用したリモートコマンダ、さらにはモニタ部12に押圧操作を関知してこれを操作情報として出力するタッチパネル機構を設け、モニタ部12に表示した操作画像に対して押圧操作を行う、いわゆるGUI(Graphical User Interface)としての操作が可能になるように構成されている。また操作部22は、キーボードやマウス、ジョイスティックやゲームパッドなどによりを構成することも考えられる。
【0029】
また、ユーザが操作部22に対して所要の操作を行うことで、マイコン4は、操作部22の操作に応じて得られる所要の文字情報を一時的に保持したうえで、所定のタイミングでもって、DVD信号処理部14に出力するようにされる。
これにより、マイコン4に一時的に保持されていた文字情報がディスクタイトル情報として光ディスク2のDVD管理用情報エリアに記録可能とされる。
【0030】
また、マイコン4は、初期化された状態で、まだ何も記録されていないディスク2にデータを記録する際には、例えば操作部22により記録操作が行われた時点の日時情報を計時部23から取得して、その日時情報をディスクタイトル情報として光ディスク2に書き込む処理を実行するようにされる。
【0031】
また、マイコン4は、操作部22から光ディスク2のファイナライズを実行させる操作情報が入力された場合において、光ディスク2にディスクタイトルが記録されていないときは、ユーザに対してディスクタイトルの入力を促すような表示処理を実行するようにされる。なお、マイコン4が実行するディスクタイトルに関する処理については詳細に後述する。
【0032】
図2は、上記したような光ディスクにおけるDVDビデオフォーマットを示した図である。
この図2に示すように、DVDビデオフォーマットによる光ディスクは、図2(A)に示すように、その情報記録面が、先頭側である最内側よりリードイン(Lead in)、データゾーン(Data Zone)、リードアウト(Lead out)に区切られている。そして、データゾーンに所望のビデオデータ等が記録される。
【0033】
データゾーンは、リードイン側より、UDF(Universal Disk Format )領域(ファイルシステムエリア)A1、VMG(Video Manager )領域(DVD管理用情報エリア)A2、リアルタイムデータ記録エリアA3に区分される。
UDF領域及びVMG領域は、この光ディスクに記録されたビデオデータによるファイルを管理する管理用情報記録領域である。これらのUDF領域及びVMG領域のうち、VMG領域は、DVD記録再生装置に対応する領域であり、リアルタイムデータ記録エリアA3に記録されたビデオデータ全体を管理する管理用情報であるTOCの情報が記録される。
【0034】
これに対して、UDF領域A1は、コンピュータによるファイル管理システムに対応する領域であり、コンピュータにおけるファイルシステムとの互換を図るフォーマットによりリアルタイムデータ記録エリアA3に記録したビデオデータ全体を管理する管理用情報が記録される。
【0035】
リアルタイムデータ記録エリアA3は、実データを記録するプログラムエリアであり、同図(B)示されているように、VTS(Video Title Set )を単位にして、ビデオデータが記録される。
なお、VTSは、最大で99個まで設けることができるようにされている。
ここで、VTSは、同図(C)に示すように、先頭側より、VTSI(Video Title Set Information )、VTSM VOBS(Video Object Set for the VTSM )、VTSTT VOBS(Video Object SetFor Titl es in a VTS)、VTSI BUP(Backup of VTSI)により構成される。
VTSTT VOBSには、実データであるMPEG2のフォーマットによるビデオデータが記録される。
VTSIには、この実データによるビデオデータを管理する管理用情報である記録位置情報等が記録される。
VTSM VOBSには、ビデオデータのタイトルメニューが記録される。
なお、VTSM VOBSは、オプションである。VTSI BUPは、VTSIのバックアップである。
【0036】
また、この種の光ディスク2においては、コンピュータによりアクセスする場合は、UDFにより所望するファイルを検索して再生することができるようにされる。例えばDVDプレイヤーによりアクセスする場合には、VMGにより所望するファイルを検索して再生することができるようにされる。
これにより、UDFは、コンピュータのファイル管理システムに対応して光ディスクに記録されたビデオデータの管理用情報を構成するのに対し、VMGは、DVDプレイヤーに対応して光ディスク2に記録されたビデオデータの管理用情報を構成するようにされる。
【0037】
本実施の形態として光ディスク装置1においては、光ディスク2にディスクタイトルを記録する場合には、上記図2に示したDVD管理情報エリアであるVMG領域A2に記録されることになる。
【0038】
図3はディスクタイトルエリアの構造を示した図である。
この図3に示すように、ディスクタイトルエリアは、1バイトのキャラクタセットコードエリアと、128バイトのタイトルエリアとにより形成されている。
128バイトのタイトルエリアは、64バイトの「ASCII」コードエリアと、同じく64バイトの「other」コードエリアとに区分されており、キャラクタセットコードエリアのコード情報により、何れかのタイトルエリアにディスクタイトル情報が記録される。
例えば、キャラクタセットコードエリアに「00h」というコード情報が書き込まれたときは、図3に示す2つのタイトルエリアの内、ASCIIコードエリアにASCII(ISO/IEC646:1983)によりディスクタイトル情報を書き込むようにしている。
また、キャラクタセットコードエリアに対して「11h」「12h」「13h」「14h」の何れかのコード情報が書き込まれたときは、図3に示すように、otherコードエリアに、それぞれ「ISO8859−1:1987」、「Shift−JIS」、「KS C 5601−1987」、「KS C 5700−1995」の何れかによりディスクタイトル情報を書き込むようにしている。
【0039】
ところで、光ディスクのアプリケーションフォーマットには、VR(Video Recording)と、VF(Video Format Recording)という2種類のフォーマットがある。
VRフォーマットは書き換え可能なフォーマットであり、VFは書き換えは不可能なフォーマットとされる。このため、1回のみ書き換え可能なDVD−Rには、このVFフォーマットが採用される。
これに対して、追記可能なDVD−RWには、VRフォーマットとVFフォーマットの何れのフォーマットも採用可能とされる。
【0040】
VFとは、通常、DVDを初期化してからファイナライズするまでの中間状態を指し、このVFフォーマットの光ディスク2をファイナライズ処理することにより、いわゆるDVD−VIDEOフォーマットになるようにされる。
このため、通常は、光ディスク2をVFでフォーマットすることをVIDEOモードによるフォーマットと呼ばれている。
そして、このようなVFで初期化された光ディスク2をファイナライズすることにより、後述する図5(a)に示したTMP_VMGIの部分が変化して、上記図2(a)に示したVMG領域A2の一部を形成するようにされる。
【0041】
一方、VRは、初期化してからファイナライズしても変化することなく、VRフォーマットのままとされる。即ち、上記VFフォーマットのように、ファイナライズした後にDVD−VIDEOフォーマットにはならないものとされる。
また、ファイナライズ前後で全体の構造に変化はなく、後述する図4(a)に示された構造のままとされる。また、論理ファイルアクセスのため、上記図2に示したようなビデオフォーマットの構造のように表現することはできないものとされる。
【0042】
但し、これらVFとVRに関して共通して言えることは、どちらもファイナライズすることにより再生専用装置により再生可能とされるものである。
【0043】
ここで、各アプリケーションフォーマットにおけるディスクタイトルエリアを図4、図5を示しておく。
図4は、VRフォーマットにおけるディスクタイトルエリアを示した図である。
この図4(a)に示すように、VRフォーマットにおいては、VR_MANGR.IFO(Video Recording Manager Information)フォルダ内にはRTR_VMG(Real Time Recording Video Manager)フォルダが設けられている。そしてこのRTR_VMGフォルダ内にはRTR_VMGI(RTR Video Manager Information)フォルダが設けられている。そして、このRTR_VMGIフォルダ内にはVMGI_MAT(VMGI Management Table)フォルダが設けられている。さらに、このVMGI_MATフォルダ内にディスクタイトルを記録するための領域が設けられている。
そして、図4(b)に示すように、VMGI_MATフォルダのRBP(0〜511)の内、RBP(67)により示される領域に1バイトのキャラクタセットエリアが設けられている。またRBP(98)〜(225)の領域に128バイトのタイトルエリアが設けられている。
【0044】
図5はVFフォーマットにおけるディスクタイトルエリアを示した図である。
この図5(a)に示すように、VFフォーマットにおいては、VMG領域の形成されたTEMP_VMGI(Temporary VMGI)フォルダ内にTEMP_VMGI_MAT(TEMP_VMGI Management Table)フォルダが設けられている。そして、このTEMP_VMGI_MATフォルダ内にディスクタイトルを書き込むための領域が設けられている。
そして、この図5(b)に示すように、TEMP_VMGI_MATフォルダのRBP(0〜511)の内、RBP(39)により示される領域に1バイトのキャラクタセットエリアが設けられ、RBP(128)〜(255)の領域に128バイトのタイトルエリアが設けられている。
【0045】
以下、本実施の形態としての光ディスク装置1におけるディスクタイトルの入力機能について説明していくことにする。
先ず、本実施の形態としての光ディスク装置1において、VRまたはVFフォーマットによって初期化された光ディスク2で、まだ何も記録されていない光ディスク(バージンディスク)が装填されたとする。そして、そのような光ディスク2に対してユーザがディスクタイトルの入力を行わないで、データを記録するために所要の記録操作を行ったとする。
この場合、本実施の形態の光ディスク装置1では、光ディスク2に対するデータの書き込みを行うと共に、そのようなデータの書き込みと並行して、ディスクタイトルの書き込みを行うようにしている。
【0046】
即ち、光ディスク装置1においては、初期化された状態にある光ディスク2に対して最初にデータを記録する記録動作(以下、「1st Rec」と表記する)が行われるまでの間に、ユーザがディスクタイトルの入力を行わなかったときは、光ディスク2にディスクタイトルを自動的に書き込むようにしている。
また、このとき、本実施の形態の光ディスク装置1においては、1st Rec時の日時情報をディスクタイトル情報として光ディスク2に書き込むようにしている。
【0047】
図6は、光ディスクに自動記録されるディスクタイトルの一例を示した図である。
例えば、上記図3に示したキャラクタセットコードエリアにデフォルトとしてコード情報「12h」が書き込まれている場合には、光ディスク2には、「Shift−JIS」により表された日時情報が、上記図3に示したotherコードエリアに書き込まれることになる。即ち、日本語表記によりディスクタイトル情報が書き込まれることになる。
またこのときの日時情報は、日本語表記に則った表示形態、例えば図6(a)に示すような順序で書き込まれることになる。
【0048】
一方、例えばキャラクタセットコードエリアにデフォルトとしてコード情報「11h」が書き込まれている場合には、光ディスク2には、「ISO8859−1」により表された日時情報が、上記図3に示したotherコードエリアに書き込まれることになる。即ち、日本語以外の表記によりディスクタイトル情報が書き込まれることになる。またこのときの日時情報の順序も図6(b)(c)に示すような、上記図6(a)に示した日本語表記とは異なる形態で書き込まれることになる。なお、この場合、光ディスク2に書き込み可能な文字列は最大20カラムとされる。
【0049】
図7は、上記図6に示したようなディスクタイトルの自動記録を実現するために、マイコン4が実行する処理を示したフローチャートである。
この場合、マイコン4は、ステップS101において、図示していないディスク検出機構などにより光ディスク2が装填されているかどうかの判別を行い、光ディスク2装填されているときはステップS102に進む。
【0050】
次に、マイコン4は、ステップS102において、DVD信号処理部14から光ディスク2のDVD管理情報を取得し、続くステップS103において、光ディスク2のリアルタイムデータ記録エリアにデータが記録されているかどうかの判別を行う。
具体的には、マイコン4は、例えばスレッドモータ21を駆動して光学ヘッド19を光ディスク2の最内周に移動させ、この最内周側の再生結果をDVD信号処理部14から取得することにより、DVD管理情報エリアであるVMGエリアのデータを取得し、リアルタイムデータ記録エリアが未記録であるかどうかの判別を行う。
【0051】
そしてステップS103において、未記録である判別したときはステップS104に進み、ステップS104において、DVD管理情報からディスクタイトルが未記録であるかどうかの判別を行う。そして、ステップS104において肯定結果が得られたとき、光ディスク2にディスクタイトルが記録されていないと判別したときは、ステップS105進む。
【0052】
なお、ステップS103及びステップS105において否定結果が得られたとき、即ち、光ディスク2のリアルタイムデータ記録エリアにデータが記録されている、若しくは光ディスク2にディスクタイトルが記録されていると判別したときは、ディスクタイトル自動入力処理を終えることになる。
【0053】
次に、マイコン4は、ステップS105において、光ディスク2にデータを記録するための記録操作が行われたか否かの判別を行う。
そして、ステップS105において否定結果が得られたときはステップS104に戻り、ステップS104から処理を行うようにされる。このようなステップS105の処理を肯定結果が得られるまで行う。
そして、ステップS105において肯定結果が得られたときは、ステップS106に進み、ステップS106において計時部23から日時情報を取得するようにしている。そして続くステップS107において取得した日時情報からディスクタイトル情報を作成して、所要のタイミングでもって光ディスク2に書き込むようにしている。
【0054】
このようにすれば、ユーザがディスクタイトルの入力方法を知らない場合や、面倒で行わない場合でも、光ディスク2にディスクタイトルを付けることができる。即ち、光ディスク2のディスクタイトルの未入力を防止するようにしている。これにより、例えば、ユーザがディスクタイトルの入力方法を知らない場合でも、ディスクタイトルを利用して光ディスク2の判別を行うことが可能なり、それだけディスクタイトル機能を有効活用することができる。
【0055】
また、ディスクタイトルとして、その光ディスク2に1st Rec時の日時を書き込むようにすれば、ディスクタイトルを自動入力した場合でもディスクタイトルが重複することがないので、光ディスク2ごとに固有のディスクタイトルを付けることができる。また、1st Rec時の日時を記録しておくと、ユーザはディスクタイトルからそのデータ内容を把握しやすいといった利点もある。
【0056】
次に、本実施の形態としての光ディスク装置1において、ユーザ自身がディスクタイトルの入力を行う場合の動作について説明する。
光ディスク装置1においては、ユーザが光ディスク2のディスクタイトルを入力する場合には、モニタ部12に対して操作画面の表示を行い、この操作画面に対して押圧操作を行うGUI操作が可能とされる。
【0057】
図8は、本実施の形態としての光ディスク装置1における操作画面の表示形態例を示した図である。
なお、このような操作画面は、モニタ部12や外部機器として設けられているモニタに表示されるものである。
【0058】
この図8(a)に示す選択画面50には、複数の選択が表示された項目表示領域51が設けられている。
そして、ユーザが「ディスクタイトル」の設定を行う場合には、操作部22により、この項目表示領域51から「ディスクタイトル」領域51aを選択するようにされる。
【0059】
ここで、例えば項目表示領域51から「ディスクタイトル」領域51aを選択すると、ハッチを施して示したように「ディスクタイトル」領域だけがハイライト表示領域51aとなる。
【0060】
また、この場合、「ディスクタイトル」領域の右側には、ディスクタイトル表示領域52が設けられており、光ディスク2にディスクタイトルが記録されているときは、そのディスクタイトルを表示するようにしている。
この図8(a)に示す例では、ディスクタイトル表示領域52に先に説明したディスクタイトル自動入力処理によって光ディスク2に書き込まれたディスクタイトルの一部「2002 12・・・」が表示されている。もちろん、ディスクタイトル表示領域52にディスクタイトル全部を表示することも可能である。
【0061】
そして、このようにして項目表示領域51から「ディスクタイトル」領域を選択した状態で、選択画面50の右下にある「決定」領域53を押圧する、或いは操作部22にある図示しない決定ボタンを操作するといった所要の決定操作を行うことで、図8(b)に示すようなディスクタイトル作成画面60に移行することになる。
なお、画面右下の「終了」領域54の押圧操作や、操作部22にあるとされる終了ボタンを操作するといった所要の終了操作により、図8(a)に示す選択画面50を終了することができる。
【0062】
図8(b)に示すディスクタイトル作成画面60においては、ユーザが操作部22を操作して文字選択領域62のカーソル62aを移動させながら文字を選択していくことで、文字入力領域61に文字を入力していく。そして、文字入力が終わったら、所要の終了操作を行うことで、光ディスク2のディスクタイトルを入力することができる。
【0063】
図9は、上記図8に示したようなディスクタイトルの入力操作を実現するためにマイコン4が実行する処理を示したフローチャートである。
なお、図9に示す処理は、図8(a)に示した選択画面50の項目表示領域51から「ディスクタイトル」領域が選択されたときにマイコン4が実行する処理とされる。
この場合、先ず、マイコン4は、ステップS201において、モニタ部12上に図8(b)に示したようなディスクタイトル作成画面を表示するための表示制御を実行する。そして、次のステップS202において、操作部22の操作に応じた文字入力処理を実行するようにされる。即ち、図8(b)に示した文字選択領域62で選択された文字を文字入力領域61に表示するようにしながら文字入力を行うといった文字入力処理を実行する。
【0064】
そして、ステップS203において、「終了」操作が行われたと判別したときは、即ち、図8(b)に示した「終了」領域63や、操作部22の終了ボタンが操作されたと判別したら、ステップS204に進む。なお、ステップS203において、肯定結果が得られるまではステップS202の処理を行うことになる。
そして、ステップS203において、肯定結果が得られてステップS204に進んだときは、ステップS204において、上記図8に示したディスクタイトル作成画面60の文字入力領域61に入力された文字情報をディスクタイトル情報として、所要のタイミングでもって光ディスク2に書き込むようにしている。
【0065】
従って、このような光ディスク装置1によれば、ユーザが光ディスク2のディスクタイトルを自由に付けたり、或いは既に記録されているディスクタイトルの編集などを行うことが可能になる。
【0066】
また、例えば図8(a)に示した選択画面50の項目表示領域51から「ディスクタイトル」領域が選択されたときは、この「ディスクタイトル」領域がハイライト表示領域51aとなる。またこのとき選択画面50内にはディスクタイトル表示領域52が表示され、既に光ディスク2にディスクタイトルが記録されているときは、そのディスクタイトルを表示するようにしている。これにより、ユーザは、再度、ディスクタイトルの入力を行うするときに、現時点において光ディスク2に記録されているディスクタイトルが、ユーザ自身が入力したディスクタイトルか、或いはディスクタイトルの自動入力機能によって入力されたディスクタイトルであるかといったことが容易に把握できる。
【0067】
ところで、上述したようなディスクタイトルの自動入力機能により、本実施の形態の光ディスク装置1において、光ディスク2にディスクタイトルを記録したとしても、そのディスクタイトルが必ずしもユーザの意志に則ったものであるとは言えない。
また、例えば選択画面50にディスクタイトル表示領域52を設けたとしても、ユーザがディスクタイトルを入力するのを忘れ、ユーザが意図しないディスクタイトル(自動入力によるディスクタイトル)のままとされることもある。そして、そのような状態のもとで、例えば光ディスク2のファイナライズを行うと、通常、それ以降はディスクタイトルの入力や変更が行えなくなってしまう。
【0068】
そこで、本実施の形態としての光ディスク装置1は、光ディスク2のファイナライズを実行する際に、ユーザに対して、光ディスク2に書き込まれているディスクタイトルの確認を促し、ディスクタイトルがユーザの意志に則ったものでない、或いはディスクタイトルが書き込まれていないときは、ファイナライズを実行する前に、ディスクタイトルの入力、編集を行うことができるようにしている。
【0069】
図10は、本実施の形態としての光ディスク装置においてファイナライズを実行する際の操作画面の表示形態を示した図である。
先ず、ユーザがファイナライズを実行するには、図10(a)に示す選択画面50の項目表示領域51から「ファイナライズ」領域を選択するようにされる。
この場合も、例えば項目表示領域51からファイナライズ項目を選択すると、「ファイナライズ」領域だけがハイライト表示領域51aとなり、この状態で所要の決定操作を行うことで、図10(b)に示すようなファイナライズ画面70に移行することになる。
【0070】
図10(b)に示すように、ファイナライズ画面70内には項目選択領域71が設けられている。そして、この項目選択領域71には「ディスクタイトル」の項目領域が設けられている。
そして、上記図10(a)に示した選択画面50から図10(b)に示したファイナライズ画面70に移行したときは、ファイナライズ画面70に設けられている項目選択領域71の「ディスクタイトル」領域が選択された状態となるようにしている。つまり、図10(b)に示したファイナライズ画面70の項目選択領域71では「ファイナライズ」領域がハイライト表示領域71aとなる。
【0071】
また、この場合も「ディスクタイトル」領域の右側には、ディスクタイトル表示領域72が設けられており、光ディスク2にディスクタイトルが記録されているときは、そのディスクタイトルを表示するようにしている。
【0072】
従って、ユーザは、項目選択領域71の「ディスクタイトル」領域が選択された状態で、所要の決定操作を行うだけで、図10(c)に示すようなディスクタイトル作成画面60に移行することができる。
そして、この図10(c)に示すディスクタイトル作成画面60でディスクタイトルの入力を行い、その画面内の「終了」領域63や操作部22の終了ボタンを操作すれば、光ディスク2のディスクタイトルを入力することができる。
そして、この後、ファイナライズ画面70の項目選択領域71にある実行領域71bを選択して決定操作を行うことでファイナライズを実行することができる。
【0073】
従って、このように構成すれば、ユーザがディスクタイトルを良く確認しないで、ファイナライズを行ったとしても、つまり、上記図10(a)に示した選択画面50内の項目表示領域51から「ファイナライズ」領域を選択して決定操作を行ったとしても、ファイナライズ画面70を表示してディスクタイトルの確認と入力や編集を促すことができる。つまり、ファイナライズを行う前に、再度、ユーザにディスクタイトルの確認と入力、編集を促すことが可能なる。
【0074】
図11は、上記図10に示したようなファイナライズを行うときにマイコン4が実行する処理を示したフローチャートである。
なお、図11に示す処理は、図10(a)に示した選択画面50の項目表示領域51から「ファイナライズ」領域が選択決定された状態のもとでマイコン4が実行する処理とされる。
【0075】
この場合、マイコン4は、ステップS301において、モニタ部12に上記図10(b)に示したファイナライズ画面70を表示するための表示制御を実行する。
そして次のステップS302において、ディスクタイトルを入力するための入力操作が行われたか否かの判別を行う。つまり、図10(b)に示したファイナライズ画面70に設けられているファイナライズ画面70の「ディスクタイトル」領域が選択された状態で「決定」領域73などによる決定操作が行われたかどうかの判別を行うようにされる。
【0076】
そして、ステップS302において、肯定結果が得られたときは、ステップS303に進み、ステップS303において、ディスクタイトルの入力処理を実行するようにしている。つまり、上記図9に示したようなステップS201〜S204の処理を実行する。
【0077】
そして、続くステップS304において、ファイナライズを実行するための実行操作が行われたかどうかの判別を行う。ディスクタイトルを入力するための入力操作が行われたか否かの判別を行う。つまり、図10(b)に示したファイナライズ画面70の実行領域71bが選択された状態で決定操作が行われたかどうかの判別を行う。
【0078】
そして、ステップS304において、肯定結果が得られたときは、ステップS305に進み、ステップS305においてファイナライズを実行するようにしている。なお、ステップS304において否定結果が得られたときはステップS302に戻り、ステップS302から処理を行うようにする。
これにより、上記図10に示したようなファイナライズ動作を実現することができる。
【0079】
次に、本実施の形態としての光ディスク装置1が実行可能なファイナライズ実行処理について説明する。
図12は、本実施の形態としての光ディスク装置1において、ファイナライズを行った時に表示される操作画面の他の表示形態を示した図である。
この場合も、ユーザがファイナライズを実行するには、図12(a)に示すような選択画面50の項目表示領域51から「ファイナライズ実行」領域を選択するようにされる。すると、この場合も「ファイナライズ実行」領域だけがハイライト表示領域51aとなる。そして、ユーザはファイナライズを実行する場合には、この状態で、所要の決定操作が行われることで、ファイナライズを実行することになる。但し、この場合にファイナライズが実行されるのは、ユーザ自身が、予め、光ディスク2のディスクタイトルが入力されているときのみファイナライズを行うようにしている。
【0080】
そして、それ以外のとき、例えばディスクタイトルが未入力であったり、或いは先に述べたディスクタイトル自動入力処理により入力されている場合は、図12(b)に示すようなディスクタイトル入力選択画面80に移行するようにしている。
ここで、例えば「Yes」領域81が選択されたときは、図12(c)に示すようなディスクタイトル作成画面60に移行し、このディスクタイトル作成画面60においてディスクタイトルの作成が完了した時点で、ファイナライズを実行するようにしている。
【0081】
一方、図12(b)に示したディスクタイトル入力選択画面80において、例えば「No」領域82が選択されたときは、ディスクタイトルの作成を行うことなく、ファイナライズを実行するようにしている。
【0082】
従って、このようにして光ディスク装置1を構成した場合は、ユーザはファイナライズを実行したときは、ユーザが自身でディスクタイトルの入力を行っていないときのみ、ディスクタイトル入力選択画面80を表示してディスクタイトルの入力確認を促すことが可能になる。
即ち、この場合はディスクタイトルが記録されていない、或いは記録されていたとしてもユーザの意に反するディスクタイトルが記録されているときのみ、ユーザに対してディスクタイトルの入力を行うかどうか確認を促すようにしている。
【0083】
このようにすれば、ファイナライズを実行する際のディスクタイトルの確認は、ユーザが自身でディスクタイトルの入力を行っていないときのみでよいものとなる。つまり、ユーザ自身がディスクタイトルの入力を行っていないときだけディスクタイトルの確認を促し、ディスクタイトルの入力、編集の機会を提供することができるようになる。
【0084】
図13は、上記図12に示したようなファイナライズを実現するためにマイコン4が実行する処理を示したフローチャートである。
なお、図13に示す処理は、上記図12(a)に示した選択画面50の項目表示領域51から「ファイナライズ実行」領域が選択決定された状態のもとでマイコン4が実行する処理とされる。
【0085】
この場合、マイコン4は、先ず、ステップS401において、装填されている光ディスク2にディスクタイトルが記録されているかどうかの判別を行い、ディスクタイトルが記録されているときはステップS402に進む。
ステップS402においては、ディスクタイトルが自動入力により入力されたディスクタイトルであるかどうかの判別を行い、肯定結果が得られたときはステップS403に進む。
【0086】
そして、ステップS403において、上記図12(b)に示したようなディスクタイトル入力選択画面80を表示するための処理を実行する。
そして、続くステップS404において、ディスクタイトルを入力するための入力操作が行われたか否かの判別を行う。つまり、図12(b)に示した「Yes」領域81の操作が行われたかどうかの判別を行い、肯定結果が得られたときはステップS405に進む。
そして、ステップS405において、ディスクタイトルの入力処理を実行するようにしている。つまり、上記図9に示したようなステップS201〜S204の処理を実行する。
【0087】
そして、続くステップS406において、ディスクタイトルの入力操作が完了したと判別したら、つまり図12(c)に示したディスクタイトル作成画面60の「終了」領域63が操作されたらステップS407に進む。
そしてステップS407において、上記ステップS405において作成されたディスクタイトルを光ディスク2に書き込むようにしている。そして、続くステップS408においてファイナライズを実行して処理を終えることになる。
【0088】
なお、ステップS402及びステップS404において否定結果が得られたときは、ステップS408に移行してファイナライズを実行して処理を終えることになる。
これにより、上記図12に示したようなファイナライズ動作を実現することができる。
【0089】
また、これまで説明した本実施の形態では、光ディスク2の1st Rec時にディスクタイトルが記録されていなければ、計時部23から日時情報を取得して、その日時情報をディスクタイトルとして自動記録するようにしているが、例えば、このような日時情報を光ディスク2にボリュームラベルとして自動記録することも可能である。つまり、光ディスク2の1st Rec時において、光ディスク2のボリュームラベルが記録されていなければ日時情報を自動記録することも可能である。
また、ディスクタイトルと同様に、例えばファイナライズを実行する際に、光ディスク2のボリュームラベルをユーザに提示して、ファイナライズを実行する前にボリュームラベルの確認や入力、編集を促すことも可能である。
【0090】
また、光ディスク2に記録された記録データにおいて、各記録データ単位(VTS単位)でタイトルなどを付けられる場合も、記録開始時にタイトルが記録されていなければ、日時情報をタイトルとして自動記録することも可能である。
そして、ファイナライズを実行する際には、記録データ単位ごとのタイトルをユーザに提示して、ファイナライズを実行する前にタイトルの確認や入力、編集を促すことも可能である。
【0091】
なお、本実施の形態としての光ディスク装置においては、光ディスク2の1st Rec時にディスクタイトルが記録されていなければ、計時部23から日時情報を取得して、その日時情報をディスクタイトルとして自動記録する場合を例に挙げて説明したがこれはあくまでも一例である。例えば、光ディスク2にディスクタイトルとして日時情報を取得するタイミングなどは任意に設定することが可能である。またディスクタイトルとして記録する情報も、必ずしも日時情報とする必要はない。要は、ユーザがディスクタイトルから光ディスクを識別することができるような固有情報であれば良いものである。
【0092】
なお、これまで説明した本実施の形態としての光ディスク装置は、可搬型のビデオカメラに搭載されるものとして説明したが、これはあくまでも一例であり、光ディスクにデータ記録を行うことができるDVDレコーダとしての機能を有する機器であれば、全ての装置に及びシステムなどに適用可能である。
【0093】
また、本実施の形態では、記録媒体として光ディスクを例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、記録完了時などにおいてファイナライズを行う必要がある記録媒体であれば、例えば光磁気ディスク、カード型のメモリ記憶媒体、磁気テープなどの各種記録媒体に適用可能である。
【0094】
また、本実施の形態の光ディスク装置では事前にインストールされた処理プログラムにより一連の処理を実行する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、インターネット等のネットワークを介してダウンロードしたプログラムをインストールして実現された光ディスク装置などにも広く適用することができる。
【0095】
【発明の効果】
以上の説明からわかるように、本発明によれば、記録媒体のファイナライズを行うための選択画面にタイトル表示領域を設け、選択画面を表示するときは記録媒体から読み出したタイトル情報を表示する表示制御を行うようにしている。このようにしてファイナライズの実行前に記録媒体のタイトルを提示し、ユーザに対して、記録媒体に記録されているタイトルの確認や、入力、編集を促すことが可能になる。
【0096】
また、記録媒体に対してデータの書き込みを行う際に、タイトル情報が書き込まれていないときは、タイトル情報として、記録媒体に固有情報を書き込むようにしているため、記録媒体のタイトルの未入力を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる光ディスク装置の構成したブロック図である。
【図2】DVDビデオフォーマットを示した図である。
【図3】ディスクタイトルエリアの構造説明図である。
【図4】VFフォーマットにおけるディスクタイトルの構造を示した図である。
【図5】VRフォーマットにおけるディスクタイトルの構造を示した図である。
【図6】光ディスクに自動記録されるディスクタイトルの一例を示した図である。
【図7】ディスクタイトルの自動入力処理を示したフローチャートである。
【図8】ファイナライズを実行領域が設けられている選択画面の表示態様を示した図である。
【図9】図8に示した選択画面にディスクタイトルの入力操作処理を示したフローチャートである。
【図10】ファイナライズを実行する際の操作画面の表示形態を示した図である。
【図11】図10に示したファイナライズを実行するときの処理を示したフローチャートである。
【図12】ファイナライズを実行する際の操作画面の他の表示形態を示した図である。
【図13】図12に示したファイナライズを実行するときの処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 光ディスク装置、2 光ディスク、3 映像入力部、4 マイコン、5 オーディオ入力部、6 圧縮/伸長処理部、7 ヘッダー情報処理部、8 ビデオ処理部、9 15 ランダムアクセスメモリ、10 多重化処理部、11 オーディオ処理部、12 モニタ部、13 ビデオ/オーディオエンコーダ、14信号処理部、16 アナログフロントエンド部、18 モーターアンプ部、19 光学ヘッド、20 スピンドルモータ、21 スレッドモータ、22 操作部、23 計時部、50 選択画面、60 ディスクタイトル作成画面、70 ファイナライズ画面、80 ディスクタイトル入力選択画面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a recording apparatus capable of writing data to an optical disc. And recording method In particular, it is suitable for writing a disc title on an optical disc.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a DVD that is a large-capacity optical disc, writable optical discs can be written only once, such as a DVD-R (DVD-Recordable), a recordable DVD-RW (DVD-Rewritable), and a DVD-RAM (DVD-RAM). Random Access Memory). Among these optical discs, DVD-R and DVD-RW are proposed to be compatible with playback-only optical discs by recording and finalizing video data in a format compliant with the DVD video format. (Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-148166 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as a DVD video format, there is a disc title (Disc Representative Name) function which is a function for inputting a name to one DVD disc.
According to such a disc title function, it is possible to input and edit a disc title at an arbitrary time after initializing the optical disc. Normally, however, input and editing after finalizing are performed. It becomes impossible to edit.
For this reason, for example, if the user does not know how to input or edit the disc title, or if the user knows and does not actively enter or edit the disc title, the opportunity to enter the disc title is missed. At present, the disc title function is not effectively used.
[0005]
Therefore, the present invention has been made in view of the above points, and a recording apparatus capable of effectively utilizing the title function of an optical disc. And recording method The purpose is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in a recording apparatus capable of recording data on the recording medium of the present invention, writing means for writing title information on the recording medium, Reception means for receiving an instruction to execute finalization processing of the recording medium, display means for displaying a title information creation screen for inputting or editing the title information of the recording medium, and execution of finalization of the recording medium by the reception means Control means for controlling the display means to display a selection item for shifting to the title information creation screen of the recording medium after receiving the instruction And.
In a recording method capable of recording data on a recording medium, A receiving step for receiving an instruction to execute finalization processing of the recording medium; a display step for displaying on a title information creation screen for inputting or editing the title information of the recording medium; and the recording by the receiving step. After receiving an instruction to execute finalization of the medium, a control step for controlling the display unit to display a selection item for shifting to the title information creation screen of the recording medium, and writing of the title information on the recording medium Write step to perform And.
[0007]
According to the present invention, the title display area is provided on the selection screen for finalizing the recording medium, and when the selection screen is displayed, the title information read from the recording medium is displayed in the title display area. Can be displayed on a selection screen that is always displayed.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
FIG. 1 is a block diagram of an optical disc apparatus as an embodiment of the present invention.
Note that the optical disk apparatus according to the present embodiment is mounted on a portable video camera, and records images (still images or moving images), audio, and the like input from the camera apparatus unit on the optical disk, or records on the optical disk. It is assumed that the data is reproduced from the above.
[0009]
In the
Note that a camera device unit (not shown) is controlled by the microcomputer 4 and outputs an imaging result based on a moving image or an imaging result based on a still image.
As a result, the
[0010]
The audio input unit 5 performs analog / digital conversion processing on an audio signal acquired by a microphone (not shown) and an audio signal from an external input, and outputs the result as audio data.
[0011]
The compression / decompression processing unit 6 switches the operation under the control of the microcomputer 4 and processes data used for recording and reproduction. That is, at the time of recording, video data and audio data input from the
On the contrary, at the time of reproduction, the
[0012]
That is, the
Further, the
[0013]
The audio processing unit 11 of the compression / decompression processing unit 6 compresses and outputs the audio data output from the audio input unit 5 in a format such as MPEG, Dolby Audio, or linear PCM during recording. On the contrary, at the time of reproduction, the audio data obtained from the
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
The video /
[0017]
The header
Further, at the time of reproduction or the like, the header information added at the time of recording is separated from the output data of the DVD
[0018]
At the time of recording, the DVD
[0019]
On the other hand, at the time of reproduction, the DVD
Further, the DVD
[0020]
The analog
The analog
[0021]
Further, the analog
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
The microcomputer 4 is a computer that controls the operation of the entire
[0027]
That is, the microcomputer 4 generates drive information for tracking control and focus control based on the tracking error signal and focus error signal detected by the analog
[0028]
The
[0029]
In addition, when the user performs a required operation on the
Thereby, the character information temporarily held in the microcomputer 4 can be recorded as disc title information in the DVD management information area of the
[0030]
Further, when the microcomputer 4 records data on the
[0031]
When the operation information for finalizing the
[0032]
FIG. 2 is a diagram showing a DVD video format in the optical disc as described above.
As shown in FIG. 2, an optical disc in the DVD video format has an information recording surface with a lead-in (Lead in) and a data zone (Data Zone) from the innermost side, which is the leading side, as shown in FIG. 2 (A). ) And lead-out (Lead out). Then, desired video data or the like is recorded in the data zone.
[0033]
The data zone is divided from the lead-in side into a UDF (Universal Disk Format) area (file system area) A1, a VMG (Video Manager) area (DVD management information area) A2, and a real-time data recording area A3.
The UDF area and the VMG area are management information recording areas for managing files based on video data recorded on the optical disc. Of these UDF area and VMG area, the VMG area is an area corresponding to the DVD recording / reproducing apparatus, and records TOC information, which is management information for managing the entire video data recorded in the real-time data recording area A3. Is done.
[0034]
On the other hand, the UDF area A1 is an area corresponding to a file management system by a computer, and management information for managing the entire video data recorded in the real-time data recording area A3 in a format that is compatible with the file system in the computer. Is recorded.
[0035]
The real-time data recording area A3 is a program area for recording actual data, and video data is recorded in units of VTS (Video Title Set) as shown in FIG.
Note that a maximum of 99 VTSs can be provided.
Here, as shown in FIG. 5C, the VTS has a VTSI (Video Title Set Information), a VTSM VOBS (Video Object Set for the VTSM), and a VTSTT VOBS (Video Object Set For Tiles in a VTS as shown in FIG. ), VTSI BUP (Backup of VTSI).
Video data in the MPEG2 format, which is actual data, is recorded in the VTSTT VOBS.
In the VTSI, recording position information, which is management information for managing video data based on the actual data, is recorded.
In the VTSM VOBS, a title menu of video data is recorded.
Note that VTSM VOBS is optional. The VTSI BUP is a backup of VTSI.
[0036]
In addition, in this type of
Thereby, UDF constitutes management information for video data recorded on the optical disc corresponding to the file management system of the computer, whereas VMG corresponds to video data recorded on the
[0037]
In the
[0038]
FIG. 3 shows the structure of the disc title area.
As shown in FIG. 3, the disc title area is formed by a 1-byte character set code area and a 128-byte title area.
The 128-byte title area is divided into a 64-byte “ASCII” code area and a 64-byte “other” code area, and a disc title is placed in any title area according to the code information of the character set code area. Information is recorded.
For example, when the code information “00h” is written in the character set code area, the disc title information is written in ASCII (ISO / IEC 646: 1983) in the ASCII code area of the two title areas shown in FIG. I have to.
Further, when any of the code information “11h”, “12h”, “13h”, and “14h” is written in the character set code area, as shown in FIG. 3, “ISO8859− 1: 1987 "," Shift-JIS "," KS C 5601-1987 ", or" KS C 5700-1995 ", the disc title information is written.
[0039]
There are two types of application formats for optical disks: VR (Video Recording) and VF (Video Format Recording).
The VR format is a rewritable format, and the VF is a non-rewritable format. For this reason, this VF format is adopted for a DVD-R that can be rewritten only once.
On the other hand, any format of the VR format and the VF format can be adopted for the additionally recordable DVD-RW.
[0040]
The VF usually refers to an intermediate state from initialization of the DVD to finalization, and the VF format
For this reason, normally, formatting the
Then, by finalizing the
[0041]
On the other hand, the VR remains in the VR format without changing even if the VR is finalized after initialization. That is, unlike the VF format, the DVD-VIDEO format is not obtained after finalization.
Further, there is no change in the overall structure before and after finalization, and the structure shown in FIG. Further, because of the logical file access, it cannot be expressed like the video format structure shown in FIG.
[0042]
However, what can be said in common regarding these VF and VR is that both can be played back by a playback-only device by finalizing.
[0043]
Here, FIG. 4 and FIG. 5 show the disc title area in each application format.
FIG. 4 is a diagram showing a disc title area in the VR format.
As shown in FIG. 4A, in the VR format, VR_MANGR. An RTR_VMG (Real Time Recording Video Manager) folder is provided in an IFO (Video Recording Manager Information) folder. In the RTR_VMG folder, an RTR_VMGI (RTR Video Manager Information) folder is provided. A VMGI_MAT (VMGI Management Table) folder is provided in the RTR_VMGI folder. Further, an area for recording a disc title is provided in this VMGI_MAT folder.
As shown in FIG. 4B, a 1-byte character set area is provided in an area indicated by RBP (67) in RBP (0 to 511) of the VMGI_MAT folder. A 128-byte title area is provided in the RBP (98) to (225) area.
[0044]
FIG. 5 is a diagram showing a disc title area in the VF format.
As shown in FIG. 5A, in the VF format, a TEMP_VMGI_TEMP (TEMP_VMGI Management Table) folder is provided in a TEMP_VMGI (Temporary VMGI) folder in which a VMG area is formed. An area for writing a disc title is provided in the TEMP_VMGI_MAT folder.
As shown in FIG. 5B, a 1-byte character set area is provided in the area indicated by RBP (39) in RBP (0 to 511) of the TEMP_VMGI_MAT folder, and RBP (128) to ( The title area of 128 bytes is provided in the area 255).
[0045]
Hereinafter, the input function of the disc title in the
First, in the
In this case, the
[0046]
In other words, in the
At this time, in the
[0047]
FIG. 6 is a diagram showing an example of a disc title that is automatically recorded on the optical disc.
For example, when code information “12h” is written as a default in the character set code area shown in FIG. 3, the date / time information represented by “Shift-JIS” is stored on the
Further, the date information at this time is written in a display form according to Japanese notation, for example, in the order shown in FIG.
[0048]
On the other hand, for example, when code information “11h” is written as a default in the character set code area, the date / time information represented by “ISO8859-1” is stored in the
[0049]
FIG. 7 is a flowchart showing the processing executed by the microcomputer 4 in order to realize the automatic recording of the disc title as shown in FIG.
In this case, in step S101, the microcomputer 4 determines whether or not the
[0050]
Next, the microcomputer 4 acquires the DVD management information of the
Specifically, for example, the microcomputer 4 drives the
[0051]
If it is determined in step S103 that recording has not been performed, the process proceeds to step S104. In step S104, it is determined whether or not the disc title has been recorded from the DVD management information. When a positive result is obtained in step S104, if it is determined that no disc title is recorded on the
[0052]
When a negative result is obtained in step S103 and step S105, that is, when it is determined that data is recorded in the real-time data recording area of the
[0053]
Next, the microcomputer 4 determines whether or not a recording operation for recording data on the
If a negative result is obtained in step S105, the process returns to step S104, and processing is performed from step S104. The process in step S105 is performed until a positive result is obtained.
When a positive result is obtained in step S105, the process proceeds to step S106, and the date / time information is acquired from the
[0054]
In this way, even when the user does not know the input method of the disc title or when it is not troublesome, the disc title can be attached to the
[0055]
If the date and time at the time of 1st Rec is written on the
[0056]
Next, an operation when the user himself inputs a disc title in the
In the
[0057]
FIG. 8 is a diagram showing a display form example of the operation screen in the
Such an operation screen is displayed on the
[0058]
In the
When the user sets “disc title”, the
[0059]
For example, when the “disc title”
[0060]
In this case, a disc
In the example shown in FIG. 8A, a part of the disc title “2002 12...” Written on the
[0061]
Then, in a state where the “disc title” area is selected from the
It should be noted that the
[0062]
In the disc
[0063]
FIG. 9 is a flowchart showing the processing executed by the microcomputer 4 in order to realize the disc title input operation as shown in FIG.
The process shown in FIG. 9 is executed by the microcomputer 4 when the “disc title” area is selected from the
In this case, first, in step S201, the microcomputer 4 executes display control for displaying a disc title creation screen as shown in FIG. Then, in the next step S202, a character input process corresponding to the operation of the
[0064]
If it is determined in step S203 that the “end” operation has been performed, that is, if it is determined that the “end”
If a positive result is obtained in step S203 and the process proceeds to step S204, the character information input in the
[0065]
Therefore, according to such an
[0066]
For example, when the “disc title” area is selected from the
[0067]
By the way, even if the disc title is recorded on the
For example, even if the disc
[0068]
Therefore, the
[0069]
FIG. 10 is a diagram showing a display form of the operation screen when finalizing is executed in the optical disc apparatus according to the present embodiment.
First, in order to execute finalization, the user selects a “finalize” area from the
Also in this case, for example, when a finalize item is selected from the
[0070]
As shown in FIG. 10B, an
When the
[0071]
Also in this case, a disc
[0072]
Therefore, the user can move to the disc
Then, by inputting the disc title on the disc
Then, finalization can be executed by selecting the
[0073]
Therefore, with this configuration, even if the user performs finalization without confirming the disc title well, that is, from the
[0074]
FIG. 11 is a flowchart showing processing executed by the microcomputer 4 when finalizing as shown in FIG. 10 is performed.
The process shown in FIG. 11 is a process executed by the microcomputer 4 in a state where the “finalize” area is selected from the
[0075]
In this case, the microcomputer 4 executes display control for displaying the finalize screen 70 shown in FIG. 10B on the
In the next step S302, it is determined whether or not an input operation for inputting a disc title has been performed. That is, it is determined whether or not a determination operation using the “determination”
[0076]
If an affirmative result is obtained in step S302, the process proceeds to step S303, and a disc title input process is executed in step S303. That is, the processes of steps S201 to S204 as shown in FIG. 9 are executed.
[0077]
In subsequent step S304, it is determined whether or not an execution operation for executing finalization has been performed. It is determined whether or not an input operation for inputting a disc title has been performed. That is, it is determined whether or not the determination operation has been performed in a state where the
[0078]
If a positive result is obtained in step S304, the process proceeds to step S305, and finalization is executed in step S305. If a negative result is obtained in step S304, the process returns to step S302, and processing is performed from step S302.
As a result, the finalizing operation as shown in FIG. 10 can be realized.
[0079]
Next, finalization execution processing that can be executed by the
FIG. 12 is a diagram showing another display form of the operation screen displayed when finalizing is performed in the
Also in this case, in order for the user to execute finalization, the “finalize execution” area is selected from the
[0080]
In other cases, for example, when the disc title is not input or is input by the disc title automatic input process described above, a disc title
Here, for example, when the “Yes”
[0081]
On the other hand, in the disc title
[0082]
Therefore, when the
That is, in this case, the user is prompted to confirm whether or not to input the disc title only when the disc title is not recorded, or even if it is recorded, a disc title that is against the user's will is recorded. I am doing so.
[0083]
In this way, the confirmation of the disc title when finalizing is performed only when the user does not input the disc title by himself / herself. In other words, it is possible to prompt confirmation of the disc title only when the user himself / herself does not input the disc title, and to provide an opportunity for inputting and editing the disc title.
[0084]
FIG. 13 is a flowchart showing processing executed by the microcomputer 4 in order to realize finalization as shown in FIG.
The process shown in FIG. 13 is a process executed by the microcomputer 4 in a state where the “finalize execution” area is selected from the
[0085]
In this case, the microcomputer 4 first determines whether or not a disc title is recorded on the loaded
In step S402, it is determined whether or not the disc title is a disc title input by automatic input. If a positive result is obtained, the process proceeds to step S403.
[0086]
In step S403, a process for displaying the disc title
In subsequent step S404, it is determined whether or not an input operation for inputting a disc title has been performed. That is, it is determined whether or not the “Yes”
In step S405, a disc title input process is executed. That is, the processes of steps S201 to S204 as shown in FIG. 9 are executed.
[0087]
In step S406, if it is determined that the input operation of the disc title is completed, that is, if the “end”
In step S407, the disc title created in step S405 is written on the
[0088]
If a negative result is obtained in step S402 and step S404, the process proceeds to step S408, finalization is executed, and the process ends.
As a result, the finalizing operation as shown in FIG. 12 can be realized.
[0089]
Further, in the present embodiment described so far, if the disc title is not recorded at the time of the first Rec of the
Similarly to the disc title, for example, when executing finalization, it is also possible to present the volume label of the
[0090]
In addition, in the recording data recorded on the
When executing finalization, it is possible to present a title for each recording data unit to the user and prompt confirmation, input, and editing of the title before finalizing.
[0091]
In the optical disc apparatus according to the present embodiment, if the disc title is not recorded at the first Rec of the
[0092]
The optical disk apparatus according to the present embodiment described so far has been described as being mounted on a portable video camera. However, this is merely an example, and a DVD recorder capable of recording data on an optical disk. Any device having the above function can be applied to all devices and systems.
[0093]
In the present embodiment, the optical disk has been described as an example of the recording medium. However, this is only an example, and any recording medium that needs to be finalized when recording is completed, for example, a magneto-optical disk, The present invention can be applied to various recording media such as card-type memory storage media and magnetic tapes.
[0094]
In the optical disk apparatus according to the present embodiment, a case where a series of processing is executed by a processing program installed in advance has been described. However, the present invention is not limited to this, and a program downloaded via a network such as the Internet is installed. Thus, the present invention can be widely applied to an optical disk device or the like realized as described above.
[0095]
【The invention's effect】
As can be seen from the above description, according to the present invention, the title display area is provided on the selection screen for finalizing the recording medium, and the title information read from the recording medium is displayed when the selection screen is displayed. Like to do. In this way, it is possible to present the title of the recording medium before finalization and prompt the user to confirm, input, and edit the title recorded on the recording medium.
[0096]
When title information is not written when data is written to the recording medium, unique information is written to the recording medium as title information. Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an optical disc device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a DVD video format.
FIG. 3 is an explanatory diagram of the structure of a disc title area.
FIG. 4 is a diagram showing the structure of a disc title in the VF format.
FIG. 5 is a diagram showing the structure of a disc title in the VR format.
FIG. 6 is a diagram showing an example of a disc title automatically recorded on an optical disc.
FIG. 7 is a flowchart showing automatic input processing of a disc title.
FIG. 8 is a diagram illustrating a display mode of a selection screen in which an execution area is provided for finalization.
FIG. 9 is a flowchart showing a disc title input operation process on the selection screen shown in FIG. 8;
FIG. 10 is a diagram showing a display form of an operation screen when finalizing is executed.
FIG. 11 is a flowchart showing processing when the finalization shown in FIG. 10 is executed.
FIG. 12 is a diagram showing another display form of the operation screen when finalizing is executed.
FIG. 13 is a flowchart showing processing when the finalization shown in FIG. 12 is executed.
[Explanation of symbols]
1 optical disk device, 2 optical disk, 3 video input unit, 4 microcomputer, 5 audio input unit, 6 compression / decompression processing unit, 7 header information processing unit, 8 video processing unit, 9 15 random access memory, 10 multiplexing processing unit, DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 Audio processing part, 12 Monitor part, 13 Video / audio encoder, 14 signal processing part, 16 Analog front end part, 18 Motor amplifier part, 19 Optical head, 20 Spindle motor, 21 Thread motor, 22 Operation part, 23
Claims (12)
前記記録媒体にタイトル情報の書き込みを行う書込手段と、
前記記録媒体のファイナライズ処理の実行指示を受け付ける受付手段と、
前記記録媒体の前記タイトル情報の入力または編集を行うタイトル情報作成画面を表示する表示手段と、
前記受付手段により前記記録媒体のファイナライズの実行指示を受け付けた後に、前記記録媒体の前記タイトル情報作成画面に移行するための選択項目を前記表示手段に表示するように制御する制御手段とを
を備えていることを特徴とする記録装置。In a recording apparatus capable of recording data on a recording medium,
Writing means for writing title information on the recording medium;
Receiving means for receiving an instruction to execute finalization processing of the recording medium;
Display means for displaying a title information creation screen for inputting or editing the title information of the recording medium;
Control means for controlling the display means to display a selection item for shifting to the title information creation screen of the recording medium after receiving an instruction to execute finalization of the recording medium by the receiving means. A recording apparatus.
前記記録媒体に対してデータの書き込みを行う際に、前記記録媒体にタイトル情報が記録されていないときは、前記記録媒体に対してタイトル情報として固有情報を書き込むようにしたことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。The writing means includes
When title data is not recorded on the recording medium when data is written to the recording medium, unique information is written as title information on the recording medium. Item 2. The recording device according to Item 1.
前記記録媒体に最初にデータの書き込みを始めたときの日時情報としたことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。The specific information is
6. The recording apparatus according to claim 5 , wherein the date and time information is the time when data is first written to the recording medium.
前記記録媒体のディスクタイトルを示す情報とされることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。The title information is
The recording apparatus according to claim 1, wherein the recording apparatus is information indicating a disc title of the recording medium.
前記記録媒体のファイナライズ処理の実行指示を受け付ける受付ステップと、
前記記録媒体の前記タイトル情報の入力または編集を行うタイトル情報作成画面を表示する表示手段に表示する表示ステップと、
前記受付ステップにより前記記録媒体のファイナライズの実行指示を受け付けた後に、前記記録媒体の前記タイトル情報作成画面に移行するための選択項目を前記表示手段に表示するように制御する制御ステップと、
前記記録媒体にタイトル情報の書き込みを行う書込ステップと
を備えていることを特徴とする記録方法。In a recording method capable of recording data on a recording medium,
A receiving step for receiving an instruction to execute the finalizing process of the recording medium;
A display step for displaying on a display means for displaying a title information creation screen for inputting or editing the title information of the recording medium;
A control step for controlling to display on the display means a selection item for shifting to the title information creation screen of the recording medium after receiving an instruction to finalize the recording medium by the receiving step;
And a writing step of writing title information on the recording medium .
前記記録媒体に最初にデータの書き込みを始めたときの日時情報としたことを特徴とする請求項10に記載の記録方法。The specific information is
The recording method according to claim 10 , wherein the date / time information is the time when data is first written to the recording medium.
前記記録媒体のディスクタイトルを示す情報とされることを特徴とする請求項8に記載の記録方法。The title information is
The recording method according to claim 8 , wherein the recording method is information indicating a disc title of the recording medium.
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