JP3997671B2 - 電子楽器および演奏カロリー消費量測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、演奏者の演奏操作によるカロリー消費量を計測することができる電子楽器および演奏カロリー消費量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
楽器を演奏するという行為は、相当量の体力的なエネルギーを使うものである。このエネルギーの消費量を客観的に測定すれば、どの程度練習できたかの指標にもなるし、また、楽器の演奏とダイエットとを両立させたい人には楽器の演奏でどの程度のカロリーを消費したかを知ることができれば、それを参考にしてダイエットを進めることも可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、演奏者の演奏行為によるエネルギーの消費量を測定できる装置は実現されていないのが現状である。
【0004】
この発明は、電子楽器の多くは演奏操作をMIDIデータなどの形式の演奏情報に変換して演奏装置から音源装置へ伝達するが、この演奏情報を利用して演奏者の演奏行為によるカロリー消費量を測定することのできる電子楽器および演奏カロリー消費量測定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、演奏者の演奏操作に応じた演奏情報を発生する演奏手段と、該演奏情報に応じて楽音を発生する発音手段と、演奏情報に基づいて前記演奏操作によるカロリー消費量を割り出す演算手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
この発明において、演奏操作とは、たとえば演奏用鍵盤(キーボード)を打鍵する操作や管楽器型コントローラを吹奏する操作などどのようなものでもよく、演奏手段はこのような演奏操作に対応した演奏情報を発生する上記キーボードや管楽器コントローラなどである。演算手段は、この演奏情報に基づきその演奏手段の種類に応じたカロリー消費量を割り出す。演奏情報とカロリー消費量との関係は、たとえば、キーボードの場合、ベロシティが大きいほどカロリー消費量が大きい、同じ打鍵回数でも打鍵間隔が短いほどカロリー消費量が大きい、連続した打鍵で音高のジャンプが大きいほどカロリー消費量が大きいなどのルールに基づいてカロリー消費量を割り出す。ここで、カロリー消費量は演奏者の演奏操作によるエネルギー消費量を一般的に表したものであり、算出の単位がカロリー(Cal)に限定されるものではない。たとえばジュールや同等のカロリーを有する食物のグラム数などで表してもよい。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記演奏手段が発生する演奏情報に対応するカロリー消費量を記憶したリファレンスデータベースを備え、野瀬演算手段は、前記演奏手段が発生した演奏情報で前記リファレンスデータベースを検索することによってカロリー消費量を割り出すことを特徴とする。
【0008】
この発明において、リファレンスデータベースは、演奏操作の強さ、発音指示した音の高さなどの1つの演奏情報に対応するカロリー消費量を記憶しているとともに、演奏操作の間隔や頻度など複数の演奏情報に対応するカロリー消費量も記憶している。このリファレンスデータベースは、上記ベロシティが大きいほどカロリー消費量が大きい、同じ打鍵回数でも打鍵間隔が短いほどカロリー消費量が大きい、連続した打鍵で音高のジャンプが大きいほどカロリー消費量が大きいなどのルールを定量化したものである。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1、2の発明において、前記演算手段は、カロリー消費量の割り出しを繰り返し行い、割り出されたカロリー消費量を積算することを特徴とする。
【0010】
この発明において、演算手段は、カロリー消費量を割り出し動作を繰り返し実行し、その時点におけるカロリー消費量(瞬時値)を割り出す。そして、最終的にどれだけのカロリーを消費したかを測定するため、この割り出されたカロリー消費量を積算する。この積算値を見れば、演奏者が演奏によってどれだけのカロリーを消費したかを知ることができる。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1〜3の発明において、特定曲の所定区間毎の標準的なカロリー消費量であるフレーズカロリーデータを記憶した記憶手段を備え、前記演算手段は、前記演奏手段が発生した演奏情報に基づいて前記特定曲の所定区間毎のカロリー消費量を割り出し、前記フレーズカロリーデータとの比較結果を出力する手段であることを特徴とする。
【0012】
この発明において、標準的なカロリー消費量とは、たとえば熟練した演奏者が普通に演奏したときのカロリー消費量を用いることができ、割り出された実際のカロリー消費量とこの標準的なカロリー消費量との比較結果を出力することで、演奏者が標準的なレベルからどの程度ずれているかを知ることができる。これにより、カロリー消費量に基づいて演奏を評価することも可能になる。
【0013】
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記記憶手段は、前記特定曲の進行順に発生すべき音高情報であるシーケンスデータを、前記フレーズカロリーデータに対応づけて記憶し、前記演奏手段は、演奏情報として演奏操作の強さを示すベロシティ情報、音高を指示する音高情報を発生し、前記演算手段は、前記演奏手段が発生した音高情報と前記シーケンスデータとを比較して演奏箇所を判断するとともに、少なくとも前記ベロシティ情報に基づいて前記曲の所定区間毎のカロリー消費量を算出することを特徴とする。
【0014】
記憶手段に特定曲のシーケンスデータを記憶しておき、演奏手段が発生した演奏情報とシーケンスデータとを比較することによって演奏者の現在の演奏位置を判断する。この演奏位置を判断するための演奏情報としては音高情報がある。また、演奏手段は演奏情報としてベロシティ情報も発生し、少なくともこのベロシティ情報に基づいてカロリー消費量が算出される。カロリー消費量の算出に音高のジャンプなどを考慮する場合には、音高情報もカロリー消費量算出のための情報となる。
【0015】
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記シーケンスデータは、各音高情報の発生タイミングを示すタイミングデータを含み、前記演算手段は、前記所定区間毎のカロリー消費量とフレーズカロリーデータとの比較結果および前記演奏手段が発生した音高情報と前記シーケンスデータとの比較結果に基づいて前記演奏操作を採点することを特徴とする。
【0016】
いわゆる演奏の採点は、演奏された音高とその発生タイミングやそのベロシティがリファレンスとどの程度一致していたかに基づいて行われるが、この発明では、これに加えてカロリー消費量が標準的な値とどの程度一致していたかも採点の考慮に入れるようにした。これにより、演奏操作の適正度をより多方面から判断することができる。
【0017】
請求項7の発明は、演奏装置から演奏者の演奏操作に応じた演奏情報を出力する入力手段と、入力された演奏情報に基づいて前記演奏操作によるカロリー消費量を割り出す演算手段と、割り出されたカロリー消費量を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記演奏手段が発生する演奏情報の各態様に対応するカロリー消費量を記憶したリファレンスデータベースを備え、前記演算手段は、前記演奏手段が発生した演奏情報で前記リファレンスデータベースを検索してカロリー消費量を割り出すことを特徴とする。
【0019】
請求項9の発明は、請求項7,8の発明において、前記演算手段は、カロリー消費量の割り出しを繰り返し行い、割り出されたカロリー消費量を積算することを特徴とする。
【0020】
請求項10の発明は、請求項7〜9の発明において、特定曲の所定区間毎の標準的なカロリー消費量であるフレーズカロリーデータを記憶した記憶手段を備え、前記演算手段は、前記演奏手段が発生した演奏情報に基づいて前記特定曲の所定区間毎のカロリー消費量を割り出し、前記フレーズカロリーデータとの比較結果を出力する手段であることを特徴とする。
【0021】
請求項11の発明は、請求項10の発明において、前記記憶手段は、前記特定曲の進行順に発生すべき音高情報であるシーケンスデータを、前記フレーズカロリーデータに対応づけて記憶し、前記演奏手段は、演奏情報として演奏操作の強さを示すベロシティ情報、音高を指示する音高情報を発生し、前記演算手段は、前記演奏手段が発生した音高情報と前記シーケンスデータとを比較して演奏箇所を判断するとともに、少なくとも前記ベロシティ情報に基づいて前記曲の所定区間毎のカロリー消費量を算出することを特徴とする。
【0022】
請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記シーケンスデータは、各音高情報の発生タイミングを示すタイミングデータを含み、前記演算手段は、前記所定区間毎のカロリー消費量とフレーズカロリーデータとの比較結果、および、前記演奏手段が発生した音高情報と前記シーケンスデータとの比較結果に基づいて前記演奏操作を採点することを特徴とする。
【0023】
請求項13の発明は、請求項8〜12の発明において、前記リファレンスデータベースを、複数種類の演奏装置のそれぞれに対応して複数備え、該複数のリファレンスデータベースのうち1つが前記演算手段に供給されることを特徴とする。
【0024】
この発明では、どのような演奏装置の演奏操作によって発生した演奏情報であっても入力手段から入力することができる。しかし、同じような演奏情報であっても演奏装置によってカロリー消費量が異なる。そこで、複数種類の演奏装置に対応したリファレンスデータベースをそれぞれ備え、そのとき演奏されているものに対応するものを演算手段に供給するようにした。これにより、正確なカロリー消費量の割り出しが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施形態である電子楽器のブロック図である。この電子楽器は演奏用のキーボード15を備えた電子鍵盤楽器であり、演奏者がこのキーボードを操作することによって音源18から楽音を発生することができるものである。また、この演奏操作の強さ(ベロシティ)や回数などに基づいて演奏者が演奏によってどのくらいのカロリーを消費したかを測定して表示することができるようにもなっている。
【0026】
同図において、装置全体を制御するCPU10には、ROM11、RAM12、ハードディスク13、MDドライブ14、演奏用キーボード15、操作部16、表示部17、音源18、エフェクタ・アンプ19およびMIDIインタフェース21が接続されている。
【0027】
ROM11は、この電子楽器の制御プログラム、演奏カロリー消費量データベースなどを記憶している。なお、制御プログラムをハードディスク13に記憶しておいてROM11に起動プログラムのみを記憶し、起動時に制御プログラムをハードディスク13からRAM12に読み出すようにしてもよい。また、演奏カロリー消費量データベースも同様にハードディスク13に記憶しておき、起動時にRAM12に読み出すようにしてもよい。
【0028】
RAM12にはカロリー消費量積算エリア、フレーズカロリー消費量積算エリアやポイント積算エリアなどの各種記憶エリアが設定される。また、制御プログラムや演奏カロリー消費量データベースをハードディスク13に記憶する方式の電子楽器の場合、これら制御プログラムや演奏カロリー消費量データベースは起動時にRAM12に読み出される。
【0029】
ハードディスク13には、複数の曲データが記憶される。曲データは、基本的には自動演奏データであり、これをテンポにしたがって読み出すことにより曲を自動演奏することができるものであるが、この電子楽器ではこの曲データを、演奏者の演奏の正確さを判定するためのリファレンスとして用いている。すなわち、曲を指定して演奏者が演奏すると、その演奏によって(キーボード15の操作によって)発生した演奏情報と曲データとを比較し、その一致度に基づいて演奏の正確さを判定しポイントとして定量化する。曲データは、図2(B)のようにシーケンストラックとフレーズカロリーデータからなっている。この曲データの詳細は後述する。ハードディスク13はこの曲データを複数記憶しており、演奏者は操作部16の選曲スイッチを操作することによってそのうちの1曲を選択することができる。また、MDドライブ14にはMDデータディスク14aがセットされる。このMDデータディスク14aにも曲データが複数記憶することができ、ハードディスク13およびMD14aの両方から曲データを選択することができる。また、MD14aに記憶されている曲データをハードディスク13にコピーすることもできる。
【0030】
また、前記カロリーデータベースをMD14aに記憶しておき、これをハードディスク13にコピーすることもできる。
【0031】
演奏用のキーボード15は5オクターブ(61鍵)程度の鍵を有するものであり、各鍵にはオン・オフを検出するキーオンセンサのほか、キーオン・キーオフの強さを検出するイニシャルタッチセンサやキーオン中の押鍵圧を検出するアフタタッチセンサなどが設けられている。これらのセンサの検出内容は、演奏情報として定期的にCPU10によって読み取られる。演奏情報は、キーオン、キーオフを示す音高情報、ベロシティ、アフタタッチ情報などからなっている。
【0032】
操作部16には、リセットスイッチ、選曲スイッチ、スタートスイッチ等が設けられている。リセットスイッチは、前記カロリー消費量積算エリアをリセットするスイッチである。すなわち、リセットスイッチがオンされると、それまでのキーボード15の操作によって演奏者が消費したカロリー量の積算値をリセットする。また、選曲スイッチおよびスタートスイッチは、曲データを用いた演奏判定モードにするときに操作されるスイッチである。演奏判定モードは、上述した曲データを用いて演奏の正確さを判定するとともに、その曲の演奏によるカロリー消費量を測定するモードである。演奏者は、選曲スイッチを用いて上記曲データのなかから1つを選択する。選曲スイッチで特定の曲を選択したのち、演奏者がスタートスイッチをオンして演奏を開始すると、CPU10はこの演奏によって発生した演奏情報と曲データとを比較してポイント算出するとともに、この演奏によるカロリー消費量を割り出す。
【0033】
表示部17は、液晶マトリクス表示器などで構成され、選曲スイッチによって選択された曲の曲名、カロリー消費量やポイントなどが表示される。
【0034】
音源18はキーボード15の操作に対応する楽音を発生する回路である。発生した楽音はエフェクタ・アンプ19に入力される。エフェクタ・アンプ19はこの楽音に対して所定の効果を付与して増幅し、スピーカ20から放音する。
【0035】
MIDIインタフェース21は、他のMIDI機器とケーブルを介して接続するためのインタフェースであり、他のMIDI機器としては自動演奏装置、音源装置などがある。キーボード15の操作によって発生した演奏情報は、CPU10によってMIDIメッセージに変換され、これがMIDIインタフェース21から出力される。また、MIDIインタフェース21から入力されたMIDIメッセージはCPU10を介して音源10に供給され、このMIDIメッセージによる楽音が発生される。このようにMIDIインタフェース21の出力機能は、キーボード15を用いて内蔵の音源18以外の外部接続された音源を発音させたり、キーボード15の演奏情報を外部に記憶させたりするときに用いられる。またMIDIインタフェース21の入力機能は、外部接続された自動演奏装置などから演奏情報を入力して内蔵の音源18を駆動するときに用いられる。
【0036】
図2(A)は、前記ROM11またはハードディスク14に記憶される演奏カロリー消費量データベースを示す図である。この演奏カロリー消費量データベースは、演奏情報に基づき、その演奏情報を発生するための演奏操作によって演奏者が消費したカロリーを記憶したものである。カロリー消費量を割り出すための演奏態様としてキーオン(音高を含む)、キーオフなどの単独の演奏情報に加えて、2音間の音高の間隔、キーオン頻度(単位時間当たりのキーオン回数)など複数の演奏情報からなる演奏態様が記憶されている。それぞれの演奏態様に対応して、演奏者がその演奏態様で演奏したときに消費されるであろうカロリー消費量が記憶されている。
【0037】
カロリー消費量は、具体的な数値で記憶してもよいが、関数として記憶してもよい。たとえば、キーオンは、音高やベロシティによってカロリー消費量が異なるため、音高,ベロシティを変数とする関数で記憶する。音高の間隔はその間隔(半音数)を変数とする関数で記憶する。キーオンの間隔は連続する2音間の時間を変数とする関数で記憶する。キーオン頻度は、単位時間当たりのキーオン回数を変数とする関数で記憶する。これらの関数は、ベロシティが大きいほどカロリー消費量が大きい、音高が高いほどカロリー消費量が大きい、連続する2音の音高の間隔(ジャンプ)が大きいほどカロリー消費量が大きい、連続する2音の間隔が短いほどカロリー消費量が大きい、単位時間当たりの発音回数が多いほどカロリー消費量が大きいなどのルールを関数化したものを記憶する。
【0038】
なお、このカロリー消費量は、熟練した演奏者に実際に演奏させ、そのときの実際のカロリー消費量をサンプリングしたものを用いればよい。
【0039】
図3は、同電子楽器の動作を示すフローチャートである。同図(A)は通常の演奏モード時の動作を示すフローチャートである。演奏者がキーボード15を操作して演奏情報を入力すると(s1)、CPU10はこの演奏情報に応じて音源18を制御し楽音の発音や消音を制御する(s2)。そして、この演奏情報(およびそれ以前の演奏情報)で演奏カロリー消費量データベースを検索し、対応するカロリー消費量を読み出すことによって、すなわち、対応する関数を読み出し与えられた変数でこの関数を演算することによって演奏操作によるカロリー消費量を算出する(s3)。算出されたカロリー消費量をRAM12に設定されているカロリー消費量積算エリアに積算する(s4)。そして表示部17のカロリー消費量の表示を更新して(s5)、s1にもどる。表示部17には、演奏情報が入力される毎にその演奏操作によるカロリー消費量を表示するとともに、それまでカロリー消費量積算エリアに積算されている積算値を表示する。
【0040】
また同図(B)は、リセットスイッチがオンされたときの動作を示すフローチャートである。リセットスイッチ16aがオンされると(s6)、演奏カロリー消費量積算エリアをリセットし(s7)、表示部17の積算値の表示を0に変更する(s8)。
【0041】
また、図2(B)は、上記曲データの構成を示す図である。この曲データは上述したように演奏判定モード時に用いられるものである。曲データは、シーケンストラックとフレーズカロリートラックからなっている。
【0042】
シーケンストラックはいわゆる自動演奏データが書き込まれたトラックであり、キーオン・キーオフなどのイベントデータと各イベントデータのタイミングを示すタイミングデータからなっている。キーオンデータ、キーオフデータは、ベロシティ情報、音高情報を含んでいる。また、イベントデータとしては上記キーオンデータ,キーオフデータ以外にテンポを指示するテンポデータ、曲のフレーズの切れ目を示すフレーズマークデータが書き込まれている。
【0043】
フレーズカロリートラックには、各フレーズ毎の標準カロリーデータが、フレーズ順に記憶されている。フレーズは、上記フレーズマークデータで区切られる区間である。標準カロリーデータは、各フレーズにおける標準的なカロリー消費量を示すデータであり、熟練した演奏者がこの曲を演奏した場合にこの区間の演奏で消費するカロリーを示している。なお、このフレーズカロリートラックの標準カロリーデータは、熟練した演奏者に実際に演奏させ、そのときの実際のカロリー消費量をサンプリングしたものを用いればよい。
【0044】
図4は演奏判定モード時の動作を示すフローチャートである。同図(A)はスイッチ操作を示すフローチャートである。選曲スイッチが操作されると(s11)、この選曲操作に対応する曲データをハードディスク13またはMD14aからRAM12に読み出す(s12)。そして、スタートスイッチがオンされると(s13)、演奏カロリー消費量積算エリアをリセットするとともに(s14)、シーケンストラックの先頭から読み取りを開始し、そこに書き込まれているテンポデータに基づいてテンポのカウントを開始する(s15)。CPU10はこのテンポデータに基づいてシーケンストラックを読み進むが、これによる発音処理(音源18への入力)はしない。そして、曲の拍タイミングに合わせて表示部17にタイミングを示す表示を行うかまたは音源18を用いてメトロノーム音を発生させる(s16)。
【0045】
同図(B)はスタートスイッチがオンされたのちの動作を示すフローチャートである。演奏者がキーボード15を操作することにより演奏情報が発生すると(s21)、CPU10はこの演奏情報に応じて音源18を制御し楽音の発音や消音を制御する(s22)。そして、今回発生した演奏情報に対応するイベントデータをシーケンストラックから検索し、いま曲のどこが演奏されているかを判断する(s23)。この対応するイベントデータの検索は、テンポクロック上における演奏情報が発生したタイミングとシーケンストラックのタイミングデータとの比較、音高の比較を今回の演奏情報だけでなくそれまでに発生した演奏情報についても総合的に判断して決定する。そして、対応するイベントデータが検索されると、そのイベントデータと今回発生した演奏情報とを比較し、音高の一致/不一致、ベロシティの一致度、タイミングのズレなどを評価してポイントを算出する(s24)。そしてこのポイントをポイント積算エリアに加算する(s25)。なお、この演奏による採点は上記方式に限定されるものではなく、入力された演奏情報に基づくものであればどのような方式であってもよい。
【0046】
次に、この演奏情報(およびそれ以前の演奏情報)で演奏カロリー消費量データベースを検索し、対応するカロリー消費量を読み出すことによって、すなわち、対応する関数を読み出し与えられた変数でこの関数を演算することによって演奏操作によるカロリー消費量を算出する(s26)。算出されたカロリー消費量をRAM12に設定されているフレーズカロリー消費量積算エリアに積算する(s27)。フレーズの区切りまたは曲の終了までs21〜s27の動作を繰り返し実行する(s28,s35)。
【0047】
入力された演奏情報またはテンポクロックに合わせたシーケンストラックの読み出しなどによってフレーズの区切りであることが判断された場合には(s28)、いま終了したフレーズのカロリー消費量を表示部17に表示するとともに(s22)、このフレーズに対応する標準カロリーデータをフレーズカロリートラックから読み出し(s30)、前記積算したカロリー消費量とこの標準カロリーデータとを比較し、この比較結果に基づいてポイントを算出する(s31)。すなわち、習熟度が高いほど演奏者のカロリー消費量が標準カロリーデータに近づくというルールポイントを算出する。すなわち、ここでカロリー消費量は、打鍵の強さ等から総合的に判断される演奏動作の評価に用いられている。そして、この算出されたポイントをポイント積算エリアに積算する(s32)。このポイントは上記演奏情報とイベントデータとの一致度に基づいて算出したポイントと一緒に積算してもよく、別々に積算してもよい。そして、このフレーズのカロリー消費量を曲全体のカロリー消費量を積算するカロリー消費量積算エリアに転機し、フレーズカロリー消費量積算エリアをクリアしたのち(s33)、s21にもどる。
【0048】
一方、入力された演奏情報またはテンポクロックに合わせたシーケンストラックの読み出しなどによって曲の終了が判断された場合には(s35)、まずフレーズ処理を実行する(s36)。このフレーズ処理はフレーズ終了時に実行する処理であり、前記s29〜s33と同様の処理である。こののち、カロリー消費量積算エリアに積算されている総カロリー消費量を表示し(s37)、ポイント積算エリアに積算されているポイントを総合得点として表示して(s38)、動作を終了する。
【0049】
このように、曲を演奏すれば、その曲をどの程度うまく弾いたかを判定することができるとともに、その演奏によってカロリーをどの程度消費したかを計測表示することができる。また、標準的なカロリー消費量をフレーズ毎に記憶し、実際の消費量をこれを比較するようにしているため、より精度よく、単に技量だけでなく演奏の善し悪しを判断することができる。
【0050】
また、上記のカロリー消費量に基づく演奏採点とは逆に、演奏の採点結果に基づいてカロリー消費量を割り出すこともできる。すなわち、演奏者は演奏の採点結果に応じたカロリーを消費していると考え、「フレーズカロリー消費量=(フレーズ採点結果/満点)×フレーズカロリー」という演算式でカロリー消費量を割り出すこともできる。
【0051】
図5はこの発明の他の実施形態である演奏カロリー消費量表示装置を示す図である。この演奏カロリー消費量表示装置は、MIDI出力を持つ電子楽器に装着され演奏操作に応じたカロリー消費量を算出するものである。たとえば、MIDIメッセージ出力機能を有するアコースティックピアノ(ピアノプレーヤー(商標))の上に載置される小型装置で該ピアノのMIDI端子に接続される装置のようなものである。なお、この装置はこの発明の演奏カロリー消費量測定装置に対応しており、測定したカロリー消費量を表示する機能を持つものである。
【0052】
この装置において、演奏用キーボード15および音源18、エフェクタ・アンプ19、スピーカ20を備えていないことを除けば、図1の電子楽器とほぼ同様の電気的構成を備えており、それ以外に上記電子楽器と異なる点は以下の点である。ROM31またはハードディスク33に複数種類の演奏カロリー消費量データベースを備えている。すなわち、この装置は特定の演奏手段を備えておらず、種々の演奏手段がMIDIインタフェース37を介して接続されるものであるため、接続された演奏手段に合わせた演奏カロリー消費量データベースを選択できるように、各演奏手段に対応するものを備えている。接続される演奏手段としては、アコースティックピアノ、MIDIギター、電子キーボード、管楽器型コントローラ、身振りコントローラなどがある。そして、操作部35には、前記リセットスイッチ35a,選曲スイッチ35b,スタートスイッチ35cに加えてデータベース選択スイッチ35dを備えている。このデータベース選択スイッチ35dは、利用者がMIDIインタフェース37に接続した演奏手段に合わせて、対応する演奏カロリー消費量データベースを選択するためのものである。選択された演奏カロリー消費量データベースがROM31に記憶されている場合には、データベースを指し示すアドレスポインタにそのアドレスがセットされる。また、選択された演奏カロリー消費量データベースがハードディスク33に記憶されている場合には、そのデータベースがRAM32の所定エリアに読み出され、その所定エリアのアドレスが前記アドレスポインタにセットされる。
【0053】
また、この演奏カロリー消費量表示装置は、前記電子楽器と同様に、図3,図4のフローチャートに示すような処理動作を実行する。
【0054】
なお、上記実施形態ではカロリー消費量の積算値を数値で表示するのみであるが、積算値が所定値になったところでキャラクターなどを表示するようにすることで、所定値へ到達したことがハッキリわかり演奏者の励みにすることができる。また、カロリー消費量の瞬時値や積算値を数値ではなくグラフ表示するようにしてもよい。また、カロリー消費量の積算値を実際にそれだけのカロリーを有する食物に対応させてグラフィック表示するようにしてもよい。
【0055】
なお、上記演奏カロリー消費量表示装置は、測定したカロリー消費量を表示するのみでなく、データとして外部出力したり電子媒体や紙媒体に記録するものであってもよい。
【0056】
【発明の実施の形態】
以上のようにこの発明によれば、演奏者が演奏操作によってどの程度カロリーを消費したかを知ることができるため、楽器の練習の程度をそれで知ることができるとともに、楽器の練習とダイエットとを両立させることも可能になる。また、練習による疲労感かあってもカロリー消費量が客観的に分かるため満足感をえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である電子楽器のブロック図
【図2】同電子楽器の演奏カロリー消費量データベースおよび曲データの構成を示す図
【図3】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図4】同電子楽器の動作を示すフローチャート
【図5】この発明の他の実施形態である演奏カロリー消費量表示装置のブロック図
【符号の説明】
10…CPU、11…ROM、12…RAM、13…ハードディスク、14…MDD、14a…MD、15…演奏用キーボード、16…操作部、16a…リセットスイッチ、16b…選曲スイッチ、16c…スタートスイッチ、17…表示部、18…音源、19…エフェクタ・アンプ、20…スピーカ、21…MIDIインタフェース、
30…CPU、31…ROM、32…RAM、33…ハードディスク、34…MDD、34a…MD、35…操作部、35a…リセットスイッチ、35b…選曲スイッチ、35c…スタートスイッチ、35d…データベース選択スイッチ、36…表示部、37…MIDIインタフェース
Claims (13)
- 演奏者の演奏操作に応じた演奏情報を発生する演奏手段と、
該演奏情報に応じて楽音を発生する発音手段と、
演奏情報に基づいて、前記演奏操作によるカロリー消費量を割り出す演算手段と、
を備えた電子楽器。 - 前記演奏手段が発生する演奏情報に対応するカロリー消費量を記憶したリファレンスデータベースを備え、
前記演算手段は、前記演奏手段が発生した演奏情報で前記リファレンスデータベースを検索することによってカロリー消費量を割り出す請求項1に記載の電子楽器。 - 前記演算手段は、カロリー消費量の割り出しを繰り返し行い、割り出されたカロリー消費量を積算する請求項1または請求項2に記載の電子楽器。
- 特定曲の所定区間毎の標準的なカロリー消費量であるフレーズカロリーデータを記憶した記憶手段を備え、
前記演算手段は、前記演奏手段が発生した演奏情報に基づいて前記特定曲の所定区間毎のカロリー消費量を割り出し、前記フレーズカロリーデータとの比較結果を出力する手段である請求項1、請求項2または請求項3に記載の電子楽器。 - 前記記憶手段は、前記特定曲の進行順に発生すべき音高情報であるシーケンスデータを、前記フレーズカロリーデータに対応づけて記憶し、
前記演奏手段は、演奏情報として演奏操作の強さを示すベロシティ情報、音高を指示する音高情報を発生し、
前記演算手段は、前記演奏手段が発生した音高情報と前記シーケンスデータとを比較して演奏箇所を判断するとともに、少なくとも前記ベロシティ情報に基づいて前記特定曲の所定区間毎のカロリー消費量を算出する請求項4に記載の電子楽器。 - 前記シーケンスデータは、各音高情報の発生タイミングを示すタイミングデータを含み、
前記演算手段は、前記所定区間毎のカロリー消費量とフレーズカロリーデータとの比較結果、および、前記演奏手段が発生した音高情報と前記シーケンスデータとの比較結果に基づいて前記演奏操作を採点する請求項5に記載の電子楽器。 - 演奏装置から演奏者の演奏操作に応じた演奏情報を出力する入力手段と、
入力された演奏情報に基づいて、前記演奏操作によるカロリー消費量を割り出す演算手段と、
を備えた演奏カロリー消費量測定装置。 - 前記演奏手段が発生する演奏情報に対応するカロリー消費量を記憶したリファレンスデータベースを備え、
前記演算手段は、前記演奏手段が発生した演奏情報で前記リファレンスデータベースを検索することによってカロリー消費量を割り出す請求項7に記載の演奏カロリー消費量測定装置。 - 前記演算手段は、カロリー消費量の割り出しを繰り返し行い、割り出されたカロリー消費量を積算する請求項7または請求項8に記載の演奏カロリー消費量測定装置。
- 特定曲の所定区間毎の標準的なカロリー消費量であるフレーズカロリーデータを記憶した記憶手段を備え、
前記演算手段は、前記演奏手段が発生した演奏情報に基づいて前記特定曲の所定区間毎のカロリー消費量を割り出し、前記フレーズカロリーデータとの比較結果を出力する手段である請求項7、請求項8または請求項9に記載の演奏カロリー消費量測定装置。 - 前記記憶手段は、前記特定曲の進行順に発生すべき音高情報であるシーケンスデータを、前記フレーズカロリーデータに対応づけて記憶し、前記演奏手段は、演奏情報として演奏操作の強さを示すベロシティ情報、音高を指示する音高情報を発生し、
前記演算手段は、前記演奏手段が発生した音高情報と前記シーケンスデータとを比較して演奏箇所を判断するとともに、少なくとも前記ベロシティ情報に基づいて前記特定曲の所定区間毎のカロリー消費量を算出する請求項10に記載の演奏カロリー消費量測定装置。 - 前記シーケンスデータは、各音高情報の発生タイミングを示すタイミングデータを含み、
前記演算手段は、前記所定区間毎のカロリー消費量とフレーズカロリーデータとの比較結果、および、前記演奏手段が発生した音高情報と前記シーケンスデータとの比較結果に基づいて前記演奏操作を採点する請求項11に記載の演奏カロリー消費量測定装置。 - 前記リファレンスデータベースを、複数種類の演奏装置のそれぞれに対応して複数備え、
該複数のリファレンスデータベースのうち1つが前記演算手段に供給される請求項8乃至請求項12のいずれかに記載の演奏カロリー消費量測定装置。
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