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JP3994987B2 - 再生装置 - Google Patents

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JP3994987B2 JP2004155134A JP2004155134A JP3994987B2 JP 3994987 B2 JP3994987 B2 JP 3994987B2 JP 2004155134 A JP2004155134 A JP 2004155134A JP 2004155134 A JP2004155134 A JP 2004155134A JP 3994987 B2 JP3994987 B2 JP 3994987B2
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Description

本発明は再生装置に係り、特に光ディスク等の記録媒体から再生された、ランレングス制限符号を波形等化する波形等化回路を備えた再生装置に関する。
ランレングス制限符号が高密度記録された光ディスク等の記録媒体から当該ランレングス制限符号を再生する再生装置では、再生信号の波形歪を除去するために、パーシャルレスポンス(以下、PRともいう)等化特性を持つ波形等化回路を使用するものが従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
図11はこの従来の再生装置の一例のブロック図を示す。同図において、光ディスク1より記録/再生系2により再生されたランレングス制限符号は、トランスバーサルフィルタ3に供給され、ここでパラメータ設定器5内のタップ係数決定器6より入力されるタップ係数に基づいて、PR等化される。
X値選定器10は、トランスバーサルフィルタ3での例えばPR(1,X,X,1)等化における符号間干渉値であるXの値を再生波形の特性に基づいて選定するもので、誤り率判定器9の判定結果から順次Xiを求め、最終的に誤り率が許容値を満たすXの値を選定する。等化目標波形作成器8は、パラメータ設定用二値データ用メモリ7から与えられる二値データと、X値選定器10で選定された、PR等化における符号間干渉付与値のXの値とから等化後目標波形を作成し、タップ係数決定器6に与えられる。
光ディスク1には予めパラメータ設定用二値データ用メモリ7に対応するビットが記録されている。タップ係数決定器6はこのビットに対応する再生波形と等化後目標波形とから、再生波形が等化後目標波形に一致するようなタップ係数を求めてトランスバーサルフィルタ3に入力する。識別点信号レベルを求め、これをML復号器4に供給する。ML復号器4はトランスバーサルフィルタ3から取り出された等化後再生波形を、上記の識別点信号レベルを基準にして二値データに復号して出力する。
ML復号器4から取り出された復号データは、誤り率判定器9に供給され、ここでパラメータ設定用二値データ用メモリ7からのパラメータ設定用二値データと比較されて誤り率が求められ、その誤り率が許容値を満たしているか否かの判定結果がX値選定器10に供給される。誤り率判定器9で誤り率が許容値を満たしていると判定された段階で、その時のタップ係数及び識別点信号レベルを用いたPR(1,X,X,1)ML方式により、PR等化及び最尤検出が行われる。
また、従来、最小符号反転間隔が2以上の定数に制限されたランレングス制限符号による再生信号を等化した上で、符号反転間隔を拘束条件としてもつような最尤検出を行う光ディスク信号再生方式で、符号の反転位置の直前又は直後の点のうちで最小符号反転間隔をもつデータ列に対応する点を除く振幅と、符号の反転位置の振幅のみを対象として、三値等化する再生装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、上記の従来の再生装置のうち特許文献1記載の従来の再生装置は、光ディスク1には予めパラメータ設定用二値データ用メモリ7に対応するビットが記録されていることが前提となっており、光ディスク1の記録信号がパラメータ設定用二値データ用メモリ7に記憶されている二値データに対応しているものであるかどうか不明な場合、適応的に波形等化ができない。
そのため、パラメータ設定用二値データ用メモリ7の記憶二値データに対応した既知のパターンのデータを再生して、正常に波形等化されるようにトランスバーサルフィルタ3のタップ係数を決定してなければならない。このため、タップ係数を決定したときと異なる再生特性で再生信号が入力されたときには対応できない。
また、上記の従来の再生装置のうち特許文献2記載の従来の再生装置は、再生装置が行うPR等化が、目標値が多値となるため、細かいスレッショルド比較が誤り率判定器9で必要となり、ノイズや歪によって判定が難しくなるという問題がある。従って、複数種類の信号が入力される機器(例えばCD、DVDなどの再生装置)では、再生する信号の性質によってランレングスや等化したいPR特性等が異なるため、スレッショルドを合わせるための制御が煩雑となり、波形等化を安定に行うまでの収束時間が長くかかる可能性がある。
このような点に鑑み、本発明者は収束範囲の拡大及び収束時間の短縮を実現することにより、ノイズや歪の影響なくより高品質なPR等化による波形等化を行い得る再生装置を提案した(特許文献3参照)。この特許文献3記載の再生装置は、記録媒体に記録されているランレングス制御符号を再生し、その再生信号をトランスバーサルフィルタを用いてパーシャルレスポンス等化した後復号する再生装置において、トランスバーサルフィルタに入力される再生信号のゼロクロスポイントか否かを検出して0ポイント情報を出力する検出手段と、検出手段よりクロックに同期して取り出される0ポイント情報を少なくとも連続する3つ出力する遅延回路と、パーシャルレスポンス等化の種類を示すPRモード信号と、再生信号のランレングス制限符号の種類を示すRLLモード信号と、遅延回路からの複数の0ポイント情報と、トランスバーサルフィルタから出力される波形等化後再生信号とを入力として受け、PRモード信号とRLLモード信号で定まる状態遷移と、複数の0ポイント情報のパターンとに基づき、波形等化信号の仮判別値を算出し、その仮判別値と波形等化後再生信号との差分値をエラー信号として出力する仮判別回路と、仮判別回路の出力エラー信号に基づき、トランスバーサルフィルタのタップ係数をエラー信号が最小になるように可変制御する係数生成手段とを有する構成である。
この再生装置では、上記の仮判別回路によりPRモード信号とRLLモード信号で定まる状態遷移と、複数の0ポイント情報のパターンとに基づき、波形等化信号の仮判別値を算出し、その仮判別値と波形等化後再生信号との差分値をエラー信号として出力するようにしたため、現在のサンプル点のレベルに依存することなく、収束目標との誤差であるエラー信号を生成して出力し、このエラー信号に基づいてトランスバーサルフィルタのタップ係数を可変制御することで、トランスバーサルフィルタによるパーシャルレスポンス波形等化特性をエラー信号を0にするような制御ができる。
特開平10−106161号公報 特開平7−192270号公報 特許第3395734号公報
しかるに、特許文献3記載の再生装置では、高密度化がすすむにつれ、ランレングスの小さい信号の読み取りレベルは大幅に小さくなり、再生信号の特性はPR(a,b,b,a)の特性からずれてくる。無理にPR(a,b,b,a)に合わせようとすると、ノイズも増幅してしまい、結果として十分なエラーレート抑圧ができなくなる。
これを解決するためには、さらに拘束長が大きいPR(a,b,b,b,a)に等化すればよいが、その場合には状態遷移がより複雑な処理が必要となる。また、特許文献3記載の再生装置では、極性判定に、仮判別検出対象に対応した波形等化後信号の極性を利用しているが、ランレングスの小さい信号のようにレベルが小さい信号では、仮判別に重要な0ポイント情報の誤りが大きくなってしまう。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、PR(a,b,b,a)のように、9値以上の目標値を有するような仮判別の難しい特性に対しても、確からしい0ポイント情報を検出し、判定のノイズや歪の影響なくより高品質なPR等化による波形等化を行い得る再生装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明は、入力されたランレングス制限符号を再生して得た再生信号を、イコライザによりパーシャルレスポンス等化特性を付与して波形等化した後復号する再生装置であって、ランレングス制限符号をディジタル再生信号に変換するA/D変換手段と、A/D変換手段から出力されたディジタル再生信号を所望のビットレートでリサンプリング演算してリサンプリングデータを生成してイコライザへ供給すると共に、ディジタル再生信号のゼロクロス点を検出して得た0ポイント情報を生成してイコライザへ供給するリサンプリング演算位相同期ループ回路手段とを有し、リサンプリング演算位相同期ループ回路手段は、リサンプリングデータに対して、閾値よりも振幅の大きな低周波数の信号に対しては振幅を制限し、閾値よりも小振幅の高周波数の信号に対しては振幅を制限せずに振幅を増幅する非線形のイコライズ特性を付与する信号処理手段と、信号処理手段から出力される信号処理後信号からゼロクロス点を検出し、ゼロクロス点でのデータ値を利用して位相誤差として出力すると共に、ゼロクロス点を示す0ポイント情報を出力する位相検出手段と、位相検出手段から出力された位相誤差に基づいて次のデータ点位相情報を推定し、そのデータ点位相情報と生成したビットクロックから位相点データのデータ値を補間により推定してリサンプリングデータとして出力する補間手段とからなり、イコライザは、リサンプリングデータに対して、付与すべき所定のパーシャルレスポンス等化特性と再生信号のランレングス制限規則とで定まる状態遷移と、0ポイント情報とを用いて、所定のパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化することを特徴とする。
この発明では、リサンプリングデータに対して閾値よりも振幅の大きな低周波数の信号のときは振幅を制限し、閾値よりも小振幅の高周波数の信号のときは振幅を制限せずに振幅を増幅する非線形のイコライズ特性を付与して得た信号処理後信号からゼロクロス点を検出して0ポイント情報を出力するようにしたため、高密度な光ディスク記録に使用する、仮判別の困難なPR(a,b,b,b,a)に対しても、確からしい0ポイント情報が得られる。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明は、入力されたランレングス制限符号を再生して得た再生信号を、イコライザによりパーシャルレスポンス等化特性を付与して波形等化した後復号する再生装置であって、ランレングス制限符号をディジタル再生信号に変換するA/D変換手段と、A/D変換手段から出力されたディジタル再生信号を所望のビットレートでリサンプリング演算してリサンプリングデータを生成してイコライザへ供給すると共に、ディジタル再生信号のゼロクロス点を検出して得た0ポイント情報を生成してイコライザへ供給するリサンプリング演算位相同期ループ回路手段とを有し、リサンプリング演算位相同期ループ回路手段は、リサンプリングデータに対して、閾値よりも振幅の大きな低周波数の信号に対しては振幅を制限し、閾値よりも小振幅の高周波数の信号に対しては振幅を制限せずに振幅を増幅する非線形のイコライズ特性を付与する信号処理手段と、信号処理手段から出力される信号処理後信号からゼロクロス点を検出し、ゼロクロス点を示す0ポイント情報を出力するゼロ検出手段と、リサンプリングデータから位相誤差を検出する位相検出手段と、位相誤差に基づいて次のデータ点位相情報を推定し、そのデータ点位相情報と生成したビットクロックから位相点データのデータ値を補間により推定してリサンプリングデータとして出力する補間手段とからなり、イコライザは、リサンプリングデータに対して、付与すべき所定のパーシャルレスポンス等化特性と再生信号のランレングス制限規則とで定まる状態遷移と、0ポイント情報とを用いて、所定のパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化することを特徴とする。
この発明も第1の発明と同様に、リサンプリングデータに対して非線形のイコライズ特性を付与して得た信号からゼロクロス点を示す0ポイント情報を検出するようにしたため、高密度な光ディスク記録に使用する、仮判別の困難なPR(a,b,b,b,a)に対しても、確からしい0ポイント情報が得られる。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明は、入力されたランレングス制限符号を再生して得た再生信号を、イコライザによりパーシャルレスポンス等化特性を付与して波形等化した後復号する再生装置であって、ランレングス制限符号をディジタル再生信号に変換するA/D変換手段と、A/D変換手段から出力されたディジタル再生信号に対して、閾値よりも振幅の大きな低周波数の信号に対しては振幅を制限し、閾値よりも小振幅の高周波数の信号に対しては振幅を制限せずに振幅を増幅する非線形のイコライズ特性を付与する信号処理手段と、信号処理手段から出力される信号処理後信号のゼロクロス点を検出し、ゼロクロス点を示す0ポイント情報をイコライザへ出力するゼロ検出手段とを有し、イコライザは、A/D変換手段から出力されたディジタル再生信号に対して、付与すべき所定のパーシャルレスポンス等化特性と再生信号のランレングス制限規則とで定まる状態遷移と、0ポイント情報とを用いて、所定のパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化することを特徴とする。
この発明では、ディジタル再生信号に対して、閾値よりも振幅の大きな低周波数の信号に対しては振幅を制限し、閾値よりも小振幅の高周波数の信号に対しては振幅を制限せずに振幅を増幅する非線形のイコライズ特性を付与して得た信号処理後信号からゼロクロス点を検出して0ポイント情報を出力するようにしたため、高密度な光ディスク記録に使用する、仮判別の困難なPR(a,b,b,b,a)に対しても、確からしい0ポイント情報が得られる。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明は、入力されたランレングス制限符号を再生して得た再生信号を、イコライザによりパーシャルレスポンス等化特性を付与して波形等化した後復号する再生装置であって、ランレングス制限符号をディジタル再生信号に変換するA/D変換手段と、イコライザにより、A/D変換手段から出力されたディジタル再生信号に対して、付与すべき所定のパーシャルレスポンス等化特性と再生信号のランレングス制限規則とで定まる状態遷移と、0ポイント情報とを用いて、所定のパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化されて出力された波形等化後再生信号が、閾値よりも振幅の大きな低周波数の信号のときには振幅を制限し、閾値よりも小振幅の高周波数の信号のときには振幅を制限せずに振幅を増幅する非線形のイコライズ特性を有する信号処理手段と、信号処理手段から出力される信号処理後の波形等化後再生信号のゼロクロス点を検出し、ゼロクロス点を示す0ポイント情報をイコライザへ出力するゼロ検出手段とを有することを特徴とする。
この発明では、イコライザから出力される波形等化後再生信号に対して、閾値よりも振幅の大きな低周波数の信号に対しては振幅を制限し、閾値よりも小振幅の高周波数の信号に対しては振幅を制限せずに振幅を増幅する非線形のイコライズ特性を付与して得た信号処理後信号からゼロクロス点を検出して0ポイント情報を出力するようにしたため、高密度な光ディスク記録に使用する、仮判別の困難なPR(a,b,b,b,a)に対しても、確からしい0ポイント情報が得られる。
また、上記の目的を達成するため、第5の発明は、上記の第1乃至第4の発明のいずれかのイコライザは、リサンプリングデータ又はA/D変換手段から出力されたディジタル再生信号に対して、タップ係数に応じた所定のパーシャルレスポンス等化特性を付与して波形等化後再生信号を出力するトランスバーサルフィルタと、ビットクロックに同期して入力される0ポイント情報を、1クロックずつ順次遅延して、少なくとも連続する4つの0ポイント情報を出力する第1の遅延回路と、波形等化後再生信号を、第1の遅延回路の遅延周期に同期して1クロックずつ順次サンプリングして、少なくとも連続する4つのサンプリング点の値を出力する第2の遅延回路と、パーシャルレスポンス等化の種類を示すPRモード信号と、再生信号のランレングス制限規則を示すRLLモード信号と、第1の遅延回路からの複数の0ポイント情報と、第2の遅延回路からの複数のサンプリング点の値とを入力として受け、PRモード信号により指定される所定のパーシャルレスポンス等化特性とRLLモード信号により指定される再生信号のランレングス制限規則とで定まる状態遷移と、複数の0ポイント情報のパターンと、複数のサンプリング点のうち対象とするサンプリング点の値の極性とに基づき、波形等化後再生信号の仮判別値を算出し、その仮判別値と第2の遅延回路から出力された対象とするサンプリング点の値との差分値をエラー信号として出力する仮判別手段と、仮判別手段から出力されたエラー信号に基づき、トランスバーサルフィルタのタップ係数をエラー信号が最小になるように可変制御する係数生成手段とを有し、PRモード信号により指定される所定のパーシャルレスポンス等化特性をPR(a,b,b,b,a)で表わしたとき、仮判別手段は、連続する4つ以上の0ポイント情報に基づいて、仮判別することを特徴とする。
本発明によれば、高密度な光ディスク記録に使用する、仮判別の困難なPR(a,b,b,b,a)に対しても、確からしい0ポイント情報が得られるので、現在のサンプル点のレベルに依存することなく、0ポイント情報と状態遷移から決定される収束目標値との誤差であるエラー信号を生成して出力し、このエラー信号に基づいてイコライザを構成するトランスバーサルフィルタのタップ係数を可変制御することで、レベルの小さいゼロクロス付近の信号に対しても、正しい判定ができ、結果として、迅速、かつ、正確な適応等化ができる。
また、本発明によれば、非線形イコライズ特性を持つ信号処理手段は0ポイント情報を得るために使用し、イコライザで所定のパーシャルレスポンス特性を付与する信号に対しては使用しないので、波形等化後再生信号の線形性を保ち、後段のビタビ復号の能力を十分に発揮することができる。
更に、本発明によれば、最小反転間隔2と3のいずれのランレングス制限符号にも対応でき、また、ディジタル回路で構成できるため、アナログ回路に比べて信頼性が高く、また回路規模も殆ど増大することのない構成にできる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる再生装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図において、ランレングス制限符号が高密度記録された光ディスク(図示せず)から公知の光ヘッド(図示せず)により再生された信号は、A/D変換器15に供給され、ここでマスタークロックでサンプリングされてディジタル信号に変換されて、次段のAGC・ATC回路16に供給され、ここで振幅が一定に制御される自動振幅制御(AGC)及び2値コンパレートの閾値を適切に直流(DC)制御する自動閾値制御(ATC)が行われる。
AGC・ATC回路16から出力されたディジタル再生信号は、リサンプリングDPLL17に供給される。リサンプリングDPLL17は、自分自身のブロックの中でループが完結しているディジタルPLL(位相同期ループ)回路で、入力信号を所望のビットデートでリサンプリング(間引き補間)演算して生成したリサンプリングデータ(すなわち、リサンプリングデータの位相0°、180°のうち、180°のリサンプリングデータ)を、イコライザ18内のトランスバーサルフィルタに供給する。
また、リサンプリングDPLL17は、リサンプリングデータのゼロクロスを検出しており、それにより得られる0ポイント情報をイコライザ18内のタップ遅延回路とエラー演算器(いずれも図示せず)にそれぞれ供給する。なお、上記0ポイント情報は、ビットサンプリングのデータが、ゼロレベルとクロスするポイントをビットクロック単位で示している。更に、リサンプリングDPLL17は、この0ポイント情報が示すゼロクロスポイントに対応するリサンプリングデータの値に基づいて、位相エラーが0になるように、リサンプリングのタイミング、つまり周波数をロックさせる。
図2はリサンプリングDPLL17の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図において、補間器171は図1のAGC・ATC回路16から出力されたディジタル再生信号と後述のタイミング発生器174からの信号とを入力信号として受け、タイミング発生器174から入力されるデータ点位相情報とビットクロックから位相点データのデータ値を補間により推定して出力する。この補間器171の出力データ値は位相調節器175と信号処理器176にそれぞれ供給される。
位相調節器175は、供給されるデータ値に対して、後段のパーシャルレスポンス特性に必要な位相となるように、必要に応じて補間等によって位相シフト、もしくはプリイコライズ動作を行った後、図2のイコライザ18に出力する。信号処理器176は、2T(Tは再生信号のビット周期)のみをブーストする目的で、公知の構成により非線形のイコライズ特性を付与する信号処理動作(具体的には、光ディスク上の記録マークが長くて振幅の大きな低周波数の信号に対しては振幅を制限し、実効的なフィルタの利得を抑え、一方、上記記録マークが最短の2Tマークのような高い周波数の信号に対してはリミッタが働かずに振幅を増幅するイコライズ動作)を行った後、信号処理後信号を位相検出器172に供給する。
位相検出器172は、信号処理後信号からゼロクロス点を検出し、ゼロクロス点でのデータ値を利用して位相誤差として出力する。例えば1ビット前のデータDt−1と現時点でのデータDとからゼロクロス点を検出し、Dt−1の極性に(Dt−1+D)/2を乗ずることにより、位相誤差が得られる。
従来は位相検出器172からは位相誤差のみを出力するようにしているが、この実施の形態では、位相検出器172からゼロクロス点を示す0ポイント情報も出力するようにしている。この0ポイント情報は、リサンプリングDPLL17がロックすべきゼロクロス点に相当するサンプルポイントが存在するタイミングを示す。
位相検出器172の出力位相誤差信号は、ループフィルタ173で積分された後、タイミング発生器174に供給され、ここでループフィルタ173の出力の次のデータ点位相の推定が行われ、このデータ点位相情報と同じく生成されたビットクロックが補間器171に供給される。
次に、リサンプリングDPLL17の第2の実施の形態について図面と共に説明する。図3は図1中のリサンプリングDPLL17の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図3に示すリサンプリングDPLL17において、位相検出器172は補間器171の出力信号を直接に入力として受け、信号処理された信号を使用しない。また、信号処理器176は、信号処理動作して得た信号処理後信号を位相検出器172ではなく、ゼロ検出器177に供給する。
ゼロ検出器177は、信号処理後信号からゼロクロス点を示す0ポイント情報を検出して出力する。補間器171、位相検出器172、ループフィルタ173及びタイミング発生器174からなるDPLLのループが正常に動作する限りは、この実施の形態の方が遅延が図2の構成より少なくなるため、キャプチャレンジ等で有利である。
本実施の形態によれば、高密度な光ディスク記録に使用する、仮判別の困難なパーシャルレスポンス特性PR(a,b,b,b,a)に対しても、確からしい0ポイント情報が得られるので、現在のサンプル点のレベルに依存することなく、0ポイント情報に基づき波形等化を行うイコライザ18による、迅速、かつ、正確な波形等化が可能となる。
また、本実施の形態によれば、光ディスク上の記録マークが長くて閾値よりも振幅の大きな低周波数の信号に対しては振幅を制限し、実効的なフィルタの利得を抑え、一方、上記記録マークが最短の2Tマークのような閾値よりも小振幅で高い周波数の信号に対しては振幅制限(リミッタ)が働かずに振幅を増幅する、公知のイコライズ動作を行う信号処理器176は、再生信号に対してではなく、0ポイント情報を得るために用いているので、リサンプリングデータは線形性を保ち、後段のビタビ復号の能力を充分に発揮させることができる。
再び図1に戻って説明するに、上記の図2又は図3の構成のリサンプリングDPLL17は、入力信号を所望のビットレートでリサンプリング(間引き補間)演算して生成したリサンプリングデータを、0ポイント情報と共にイコライザ18に供給する。イコライザ18は、入力されたリサンプリングデータに対して、パーシャルレスポンス(PR)等化特性を付与して波形等化する。
図4は上記のイコライザ18の一例のブロック図を示す。同図に示すように、イコライザ18は、リサンプリングDPLL17から出力されるリサンプリングデータに対して、PR等化特性を付与して出力するトランスバーサルフィルタ31と、このトランスバーサルフィルタ31のタップ係数をエラー信号に応じて可変する乗算器・低域フィルタ(LPF)32と、リサンプリングDPLL17から出力される0ポイント情報を遅延するタップ遅延回路33と、トランスバーサルフィルタ31から出力された波形等化後再生信号とタップ遅延回路33からの遅延信号とに基づいて、エラー信号を生成する仮判別回路34と、エラー信号を極性反転して乗算器・LPF32に供給するインバータ(INV)35とからなる。
上記のタップ遅延回路33と仮判別回路34は、イコライザ18がPR(a,b,b,a)等化特性を付与するときは、例えば図5の回路図に示す構成とされる。図5に示すように、タップ遅延回路33は、端子42を介して入力される上記の0ポイント情報を遅延する遅延調整器331と、遅延調整器331から出力された遅延0ポイント情報をそれぞれ単位時間(システムクロックの一周期)ずつ遅延する3段縦続接続されたD型フリップフロップ332〜334からなる。図5において、タップ遅延回路33以外の回路部は、仮判別回路34を構成している。
仮判別器51は、端子41を介して入力される図4のトランスバーサルフィルタ31からの波形等化後再生信号と、タップ遅延回路33から供給される互いに遅延時間の異なる4つの0ポイント情報と、端子43を介して入力されるPRモード信号と、端子44を介して入力されるRLLモード信号とを入力として受け、パーシャルレスポンス(PR)特性の性質を巧みに利用した仮判別(収束目標設定)動作を行い、仮判別値Qを出力する。上記のPRモード信号は、光ディスクから再生されるランレングス制限符号のPR特性の種類を示す信号であり、上記のRLLモード信号は、再生ランレングス制限符号のランレングス制限規則を示す信号である。
すなわち、特許文献3に記載したように、PRモード信号で指定されるPR特性とRLLモード信号で指定されるRLLとで示される状態遷移図において、ある状態のときの入力値が所定値のときにのみPR等化後の出力値が所定値となって次の状態に遷移するが、それ以外の入力値の時には次の状態に遷移しないため、上記の所定値以外の入力値は入力されないはずであるから、もし上記の所定値以外の入力値が入力されればそれはエラーであることが分かる。
また、状態遷移図の各状態の遷移は0ポイント情報の値(1のときゼロクロス点を示し、それ以外のときは0)の出力に同期しており、またゼロクロス点に対応する状態が定まっているので、ゼロクロス点の前又は後の値を参照することにより(つまり、着目する対象点の値を中央値とする連続する4つ以上の0ポイント情報の値を参照することにより)、状態遷移図での状態遷移の経路が分かり、しかも、あるゼロクロス点から次のゼロクロス点までの間隔が分かれば、上記の経路が確定する。そこで、上記の点に着目したアルゴリズムに従って、仮判別器51は仮判別(収束目標設定)動作を行い、仮判別値Qを出力する。
減算器52は、端子41を介して入力される図4のトランスバーサルフィルタ31からの波形等化後再生信号から、仮判別器51の出力仮判別値Qを差し引いてエラー信号を生成する。このエラー信号は、0ポイント情報と再生ランレングス制限符号の状態遷移(元のデータを入力値とし、PR等化後の再生信号を出力したときの状態遷移図で表わされる状態遷移)から決定される収束目標値との誤差を示す。
上記のエラー信号は、D型フリップフロップ53のデータ入力端子に供給され、ここで端子45を介してクロック端子に供給されるシステムクロックに同期して、かつ、端子40から供給されるビットクロックがハイレベルのときにラッチされた後、出力端子54へ出力される。この出力端子54から出力されたエラー信号は、図4の極性反転回路35を介して乗算器・LPF32に供給される。
なお、D型フリップフロップ332〜334、53の各イネーブル端子には端子40を介してビットクロックがそれぞれ入力されており、また、各クロック端子には端子45を介してシステムクロックがそれぞれ入力され、更に、各クリア端子には端子46を介してリセット信号がそれぞれ入力される。
図6は図4のタップ遅延回路33と仮判別回路34とからなる回路部の他の例の回路図を示す。図6中、図5と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図6は、イコライザ18がPR(a,b,b,b,a)等化特性を付与するときの構成であり、端子41を介して入力されるトランスバーサルフィルタ31からの波形等化後再生信号は、遅延回路部50を構成する3段縦続接続されたD型フリップフロップ501〜503により単位時間(システムクロックの一周期)ずつ遅延される。
これにより、遅延回路部50からはタップ遅延回路33の遅延周期に同期して1クロックずつ順次サンプリングされた3つの遅延波形等化後再生信号(サンプリング点の値)D4、D3、D2が非遅延波形等化後再生信号D5と共に仮判別器55に供給される一方、遅延波形等化後再生信号D3が減算器52に供給される。すなわち、遅延回路部50からは、波形等化後再生信号を、第1の遅延回路の遅延周期に同期して1クロックずつ順次サンプリングした、少なくとも連続する4つのサンプリング点の値D2〜D5が出力される。
仮判別器55はPRモード信号及びRLLモード信号でそれぞれ指定されたパーシャルレスポンス特性とランレングス制限規則とで定まる状態遷移と、タップ遅延回路33から供給される連続する4つのサンプリング点の0ポイント情報の各値Z2、Z3、Z4、Z5からなる計4つの値のパターンと、遅延回路部50からの対象とするサンプリング点の値(通常は現在時刻のデータD3であるが、それとはシステムクロック一周期分時間の異なるデータD4又はD2でもよい)の極性とに基づいて、仮判別値Qを決定する。
なお、0ポイント情報の値Z2〜Z5は、それぞれ1のときゼロクロスポイントを示しており、それ以外のときは0である。仮判別値Qは現在時刻の波形等化後再生信号データD3と減算器52で減算されてエラー信号とされた後、D型フリップフロップ53でラッチされて出力端子54へ出力される。
図4の乗算器・LPF32は、トランスバーサルフィルタ31からのタップ出力と、図5又は図6に示した構成の仮判別回路34の出力端子54から出力され、更に極性反転回路35で極性反転されたエラー信号とを乗算した後、その高域周波数成分を低減して、上記のエラー信号を0にするようなタップ係数(フィルタ係数)を生成して、トランスバーサルフィルタ31へ供給する。
このようにして、図4に示す構成のイコライザ18は、トランスバーサルフィルタ31を用いて入力リサンプリングデータを適応等化し(波形等化し)、得られた波形等化後再生信号を、ビタビ復号回路(図示せず)に供給して、ビタビ復号させる。
このビタビ復号の回路構成は公知であり、例えば等化後再生波形のサンプル値からブランチメトリックを計算するブランチメトリック演算回路と、そのブランチメトリックを1クロック毎に累積加算してパスメトリックを計算するパスメトリック演算回路と、パスメトリックが最小となる、最も確からしいデータ系列を選択する信号を記憶するパスメモリとよりなる。このパスメモリは、複数の候補系列を格納しており、パスメトリック演算回路からの選択信号に従って選択した候補系列を復号データ系列として出力する。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面と共に説明する。図7は本発明になる再生装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図7に示す第2の実施の形態では、リサンプリングDPLL17は使用しておらず、図示しない位相同期ループにより、A/D変換器15のサンプリングクロックが制御される。また、AGC・ATC回路16の出力信号は、イコライザ18に供給されると共に、公知の構成の信号処理器19に供給されて前記信号処理器176と同様の非線形イコライズ特性の信号処理が施される。
信号処理器19により信号処理して得られた信号処理後信号は、ゼロ検出器20によりゼロクロス点を示す0ポイント情報が検出され、その0ポイント情報がイコライザ18に供給される。本実施の形態も図1の第1の形態と同様の後述の効果を有する。
次に、本発明の第3の実施の形態について図面と共に説明する。図8は本発明になる再生装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図7に示す第2の実施の形態では、リサンプリングDPLL17は使用しておらず、図示しない位相同期ループにより、A/D変換器15のサンプリングクロックが制御される。
AGC・ATC回路16から出力されたディジタル再生信号は、イコライザ18に供給されて所定の波形等化特性に従う波形等化が行われる。イコライザ18から出力された波形等化後再生信号は、信号処理器22に供給され、ここで前記信号処理器176と同様の公知の非線形イコライズ特性の信号処理が施される。
信号処理器22により信号処理して得られた信号処理後信号は、ゼロ検出器23によりゼロクロス点を示す0ポイント情報が検出され、その0ポイント情報がイコライザ21に供給される。本実施の形態は、イコライザ21から出力された波形等化後再生信号に対して、所定の信号処理とゼロ検出を行うものである点で第2の実施の形態と異なるが、本実施の形態も図1の第1の形態及び図7の第2の実施の形態と同様の後述の効果を有する。
次に、本発明の効果について図面と共に説明する。図9及び図10は、本発明になる再生装置のイコライザ18、21の出力信号をビタビ復号する復号回路の出力信号のアイパターンの各例を示す。図9及び図10において、縦軸は量子化レベル、横軸は時間を示す。図10に示す例は、パーシャルレスポンス特性PR(a,b,b,b,a)がPR(1,2,2,2,1)で、かつ、最小反転間隔が”2”で、最大反転間隔が変調方式によって異なる所定の値Xのランレングス制限規則RLL(1,X)のランレングス制限符号を再生したときの例で、0,a,2a,a+b,2a+b,2b,a+2b,3b,a+3b,2a+3bに対応した、0、1、2、3、4、5、6、7、8の9値に収束している(但し、実際のデータは、8ビット等で量子化された値であるから、利得分を乗じた値となる。)。
また、図10に示す例は、パーシャルレスポンス特性PR(a,b,b,b,a)がPR(1,3,3,3,1)で、かつ、ランレングス制限規則RLL(1,X)のランレングス制限符号を再生したときの例で、0,a,2a,a+b,2a+b,2b,a+2b,3b,a+3b,2a+3bに対応した、0、1、2、4、5、6、7、9、10、11の10値に収束している(但し、実際のデータは、8ビット等で量子化された値であるから、利得分を乗じた値となる。)。図9及び図10に示すように、本実施の形態の再生装置によれば、再生信号が各値に良く収束しており、正確な波形等化ができていることが分かる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、パーシャルレスポンス特性はPR(1,1,1,1,1)やPR(3,4,4,4,3)等にも適用可能であり、ランレングス制限規則も最小反転間隔が”3”で、最大反転間隔が変調方式によって異なる所定の値XのRLL(2,X)のランレングス制限符号に適用することも可能である。
本発明装置の第1の実施の形態のブロック図である。 リサンプリングDPLLの第1の実施の形態のブロック図である。 リサンプリングDPLLの第2の実施の形態のブロック図である。 本発明装置中のイコライザの一例のブロック図である。 図4中の仮判別回路及びタップ遅延回路の一例の回路図である。 図4中の仮判別回路及びタップ遅延回路の他の例の回路図である。 本発明装置の第2の実施の形態のブロック図である。 本発明装置の第3の実施の形態のブロック図である。 本発明装置の復号回路の出力信号のアイパターンの一例を示す図である。 本発明装置の復号回路の出力信号のアイパターンの他の例を示す図である。 従来の再生装置の一例のブロック図である。
符号の説明
15 A/D変換器
16 AGC・ATC回路
17 リサンプリングDPLL
18、21 イコライザ
19、22、176 信号処理器
20、23 ゼロ検出器
171 補間器
172 位相検出器
173 ループフィルタ
174 タイミング発生器
175 位相調整器

Claims (5)

  1. 入力されたランレングス制限符号を再生して得た再生信号を、イコライザによりパーシャルレスポンス等化特性を付与して波形等化した後復号する再生装置であって、
    前記ランレングス制限符号をディジタル再生信号に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段から出力された前記ディジタル再生信号を所望のビットレートでリサンプリング演算してリサンプリングデータを生成して前記イコライザへ供給すると共に、前記ディジタル再生信号のゼロクロス点を検出して得た0ポイント情報を生成して前記イコライザへ供給するリサンプリング演算位相同期ループ回路手段と
    を有し、前記リサンプリング演算位相同期ループ回路手段は、前記リサンプリングデータに対して、閾値よりも振幅の大きな低周波数の信号に対しては振幅を制限し、前記閾値よりも小振幅の高周波数の信号に対しては振幅を制限せずに振幅を増幅する非線形のイコライズ特性を付与する信号処理手段と、前記信号処理手段から出力される信号処理後信号から前記ゼロクロス点を検出し、該ゼロクロス点でのデータ値を利用して位相誤差として出力すると共に、該ゼロクロス点を示す前記0ポイント情報を出力する位相検出手段と、前記位相検出手段から出力された前記位相誤差に基づいて次のデータ点位相情報を推定し、そのデータ点位相情報と生成したビットクロックから位相点データのデータ値を補間により推定して前記リサンプリングデータとして出力する補間手段とからなり、
    前記イコライザは、前記リサンプリングデータに対して、付与すべき所定のパーシャルレスポンス等化特性と前記再生信号のランレングス制限規則とで定まる状態遷移と、前記0ポイント情報とを用いて、前記所定のパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化することを特徴とする再生装置。
  2. 入力されたランレングス制限符号を再生して得た再生信号を、イコライザによりパーシャルレスポンス等化特性を付与して波形等化した後復号する再生装置であって、
    前記ランレングス制限符号をディジタル再生信号に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段から出力された前記ディジタル再生信号を所望のビットレートでリサンプリング演算してリサンプリングデータを生成して前記イコライザへ供給すると共に、前記ディジタル再生信号のゼロクロス点を検出して得た0ポイント情報を生成して前記イコライザへ供給するリサンプリング演算位相同期ループ回路手段と
    を有し、前記リサンプリング演算位相同期ループ回路手段は、前記リサンプリングデータに対して、閾値よりも振幅の大きな低周波数の信号に対しては振幅を制限し、前記閾値よりも小振幅の高周波数の信号に対しては振幅を制限せずに振幅を増幅する非線形のイコライズ特性を付与する信号処理手段と、前記信号処理手段から出力される信号処理後信号から前記ゼロクロス点を検出し、該ゼロクロス点を示す前記0ポイント情報を出力するゼロ検出手段と、前記リサンプリングデータから位相誤差を検出する位相検出手段と、前記位相誤差に基づいて次のデータ点位相情報を推定し、そのデータ点位相情報と生成したビットクロックから位相点データのデータ値を補間により推定して前記リサンプリングデータとして出力する補間手段とからなり、
    前記イコライザは、前記リサンプリングデータに対して、付与すべき所定のパーシャルレスポンス等化特性と前記再生信号のランレングス制限規則とで定まる状態遷移と、前記0ポイント情報とを用いて、前記所定のパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化することを特徴とする再生装置。
  3. 入力されたランレングス制限符号を再生して得た再生信号を、イコライザによりパーシャルレスポンス等化特性を付与して波形等化した後復号する再生装置であって、
    前記ランレングス制限符号をディジタル再生信号に変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段から出力された前記ディジタル再生信号に対して、閾値よりも振幅の大きな低周波数の信号に対しては振幅を制限し、前記閾値よりも小振幅の高周波数の信号に対しては振幅を制限せずに振幅を増幅する非線形のイコライズ特性を付与する信号処理手段と、
    前記信号処理手段から出力される信号処理後信号のゼロクロス点を検出し、該ゼロクロス点を示す前記0ポイント情報を前記イコライザへ出力するゼロ検出手段と
    を有し、前記イコライザは、前記A/D変換手段から出力された前記ディジタル再生信号に対して、付与すべき所定のパーシャルレスポンス等化特性と前記再生信号のランレングス制限規則とで定まる状態遷移と、前記0ポイント情報とを用いて、前記所定のパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化することを特徴とする再生装置。
  4. 入力されたランレングス制限符号を再生して得た再生信号を、イコライザによりパーシャルレスポンス等化特性を付与して波形等化した後復号する再生装置であって、
    前記ランレングス制限符号をディジタル再生信号に変換するA/D変換手段と、
    前記イコライザにより、前記A/D変換手段から出力された前記ディジタル再生信号に対して、付与すべき所定のパーシャルレスポンス等化特性と前記再生信号のランレングス制限規則とで定まる状態遷移と、0ポイント情報とを用いて、前記所定のパーシャルレスポンス特性を付与して波形等化されて出力された波形等化後再生信号が、閾値よりも振幅の大きな低周波数の信号のときには振幅を制限し、前記閾値よりも小振幅の高周波数の信号のときには振幅を制限せずに振幅を増幅する非線形のイコライズ特性を有する信号処理手段と、
    前記信号処理手段から出力される信号処理後の波形等化後再生信号のゼロクロス点を検出し、該ゼロクロス点を示す前記0ポイント情報を前記イコライザへ出力するゼロ検出手段と
    を有することを特徴とする再生装置。
  5. 前記イコライザは、
    前記リサンプリングデータ又は前記A/D変換手段から出力された前記ディジタル再生信号に対して、タップ係数に応じた所定のパーシャルレスポンス等化特性を付与して波形等化後再生信号を出力するトランスバーサルフィルタと、
    ビットクロックに同期して入力される前記0ポイント情報を、1クロックずつ順次遅延して、少なくとも連続する4つの0ポイント情報を出力する第1の遅延回路と、
    前記波形等化後再生信号を、前記第1の遅延回路の遅延周期に同期して1クロックずつ順次サンプリングして、少なくとも連続する4つのサンプリング点の値を出力する第2の遅延回路と、
    前記パーシャルレスポンス等化の種類を示すPRモード信号と、前記再生信号のランレングス制限規則を示すRLLモード信号と、前記第1の遅延回路からの複数の前記0ポイント情報と、前記第2の遅延回路からの複数の前記サンプリング点の値とを入力として受け、前記PRモード信号により指定される所定のパーシャルレスポンス等化特性と前記RLLモード信号により指定される前記再生信号のランレングス制限規則とで定まる状態遷移と、前記複数の0ポイント情報のパターンと、前記複数のサンプリング点のうち対象とするサンプリング点の値の極性とに基づき、前記波形等化後再生信号の仮判別値を算出し、その仮判別値と前記第2の遅延回路から出力された前記対象とするサンプリング点の値との差分値をエラー信号として出力する仮判別手段と、
    前記仮判別手段から出力された前記エラー信号に基づき、前記トランスバーサルフィルタのタップ係数を前記エラー信号が最小になるように可変制御する係数生成手段と
    を有し、前記PRモード信号により指定される前記所定のパーシャルレスポンス等化特性をPR(a,b,b,b,a)で表わしたとき、前記仮判別手段は、前記連続する4つ以上の0ポイント情報に基づいて、仮判別することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の再生装置。

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