JP3988989B2 - ガス利用機関の停止方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池自動車、CNG車等のガスを利用して稼動するガス利用機関を停止する際の停止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガスを燃料として、ガス消費装置101を稼動させるガス利用機関100は、図5(a)のような構成を有する。即ち、ガス利用機関100は、ガスを高圧で貯蔵するタンク102と、このタンク102からガス消費装置101にガスを供給するガス供給管105と、ガス供給管105の途中に設けられ、ガスをガス消費装置101の稼動に好適な圧力まで減圧するための減圧弁104と、ガスの供給を停止するために、減圧弁104とタンク102との間に設けられる遮断弁103とを備える。
【0003】
ガス利用機関100の稼動時には、遮断弁103が開弁されることでタンク102からガスが供給される。このガスは減圧弁104により所定圧力まで減圧された上でガス消費装置101に供給され、ガス消費装置101の稼動により消費される。
【0004】
ガス利用機関100を停止させる際には、遮断弁103を閉弁して、タンク102からガスの供給を停止する。あわせて、ガス消費装置101を停止する。通常の状態であれば、減圧弁上流側のガス供給管105aに高圧のガスが封入された状態であっても、ガス供給管105bは、減圧弁の2次圧以上の圧力に上昇することがない。
【0005】
ところが、減圧弁104に微小な異物(ゴミ等)が挟まったり、減圧弁104のシート不良等が発生すると、減圧弁上流側のガス供給管105aの高圧のガスが、減圧弁104で減圧されずに減圧弁下流側のガス供給管105bにリークすることがある。
【0006】
このようなリークに対応するために、特許文献1においては、減圧弁の下流側(減圧室)の圧力が所定圧力以上となった場合に、減圧弁の上流側の燃料遮断弁を閉弁する構成が記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開昭63−41651号公報(第8頁〜12頁)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された発明は、ガス利用機関100の運転中に減圧弁104の不良によって、減圧弁104よりも下流側の圧力が所定圧力以上になった場合に作動する保護装置であり、ガス利用機関100の運転中の緊急遮断装置としては優れているものの、ガス利用機関100の停止時に発生するようなリークについては考慮されていないという問題があった。
【0009】
即ち、ガス利用機関100の停止時においては、減圧弁104よりも上流側の遮断弁103を遮断することによってガス消費装置101へのガスの供給を遮断する装置が一般的であるが、このときに遮断弁103と減圧弁104との間に残留した高圧のガス、すなわち、タンク内に残留しているガス圧力と同等のガスが減圧弁104に掛かり続けることとなる。
このとき減圧弁104よりも下流側は、減圧弁104によって減圧されているので、上流側と比較し、低圧となっている。つまり、減圧弁104よりも上流側及び下流側で圧力差が生じ、前述した減圧弁不良が発生した状態でガス利用機関100を停止してしまうと、ガス消費装置101を含む減圧弁104の下流側が高圧のガスに曝されるこことなる虞があった。
【0010】
このような問題は、図5(b)のように、減圧弁104の下流側に第2の遮断弁106を備えるガス利用機関100’についても生じ得る。この場合には、減圧弁104と第2の遮断弁106との間のガス供給管105に、高圧のガスが封入されることとなり、ガス利用機関100’の再起動時に、ガス消費装置101に高圧のガスが供給され、ガス消費装置101にダメージを与える虞があった。
【0011】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたものであり、燃料電池自動車、CNG車等のガス利用機関の停止中に、減圧弁の上流側に残留したガスが、減圧弁の下流側に流入したとしても、再起動時に高圧のガスが、ガス利用機関に供給されることを防止できるガス利用機関の停止方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、タンクに貯蔵されたガスを、ガス供給管を通じてガス消費装置に供給するガス利用機関において、前記ガス供給管に、前記ガス消費装置へ供給するガスを減圧する減圧弁、及び、前記減圧弁の上流側に前記ガス消費装置へ供給するガスを遮断する遮断弁を備え、前記減圧弁の閉弁状態において、前記減圧弁の上流側の高圧部から下流側の低圧部にガスが流入する不良が発生した場合に、前記ガス利用機関に対して停止指令が発せられると、前記ガス消費装置を稼動したまま前記遮断弁を閉じ、前記遮断弁と前記減圧弁との間の高圧部のガス圧力が所定圧力以下となるまで前記ガスを消費した後に前記ガス消費装置を停止することを特徴とするガス利用機関の停止方法である。
【0013】
請求項1に記載の発明によれば、ガス利用機関に対して停止指令が発せられると、ガス消費装置は稼動状態を保ったまま、遮断弁が閉じられる。
これにより、遮断弁が閉じられた後も、高圧部におけるガスのガス圧力(高圧部ガス圧力)が所定圧力以下となるまで、ガス消費装置によりガス供給管中に残留するガスを消費することができる。
【0014】
よって、たとえ、ガス利用機関が停止状態に置かれている間に、減圧弁の異物の挟み込みやシート不良等で高圧部から減圧弁の下流側の低圧部へガスが流入したとしても、低圧部におけるガスのガス圧力(低圧部ガス圧力)が所定圧力を超えて高くなり過ぎることがなく、再起動時に高圧のガスが供給されることでガス消費装置にダメージを与えることを防止できる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、前記高圧部に設けられた圧力センサにより前記高圧部のガス圧力を測定することを特徴とする請求項1に記載のガス利用機関の停止方法である。
【0016】
請求項2に記載の発明によれば、ガス供給管の遮断弁と減圧弁との間の高圧部に圧力センサを設けたので、ガス利用機関に対して停止指令が発せられてから、ガス利用機関が停止するまでの間の高圧部ガス圧力の変化を測定して、高圧部ガス圧力が確実に所定圧力以下に減少するまで、ガス消費装置を稼動することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、前記高圧部のガス圧力を前記所定圧力以下にするまでの前記ガス消費装置の稼動時間を算出し、前記稼動時間が経過した後に前記ガス消費装置を停止させることを特徴とする請求項1に記載のガス利用機関の停止方法である。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、高圧部のガス圧力を所定圧力以下とするために要するガス消費装置の稼働時間を計算によって求め、遮断弁閉弁後、この稼働時間が経過するまで、ガス消費装置を稼動させることにより、高圧部のガス圧力を確実に所定圧力以下に減少させることができる。
【0019】
請求項4に記載の発明は、前記稼動時間を前記タンク内のガス圧力に応じて算出することを特徴とする請求項3に記載のガス利用機関の停止方法である。
請求項4に記載の発明によれば、遮断弁が閉弁された際に、ガス供給管の高圧部に残留するガスの圧力を、タンク内に残留するガスのガス圧力により代表させることができる。これにより、圧力センサ等により高圧部のガス圧力を測定しなくとも、高圧部のガス圧力を確実に所定圧力以下に減少させることができる。
【0020】
請求項5に記載の発明は、前記稼動時間を前記ガス消費装置の単位時間あたりの水素消費量から算出することを特徴とする請求項3に記載のガス利用機関の停止方法である。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、ガス消費装置の遮断弁閉弁後における稼働時間を、ガス消費装置により単位時間当たりに消費される水素消費量から求めるので、高圧部のガス圧力を圧力センサ等により直接測定しなくとも、高圧部のガス圧力を確実に所定圧力以下に減少させることができる。
【0022】
請求項6に記載の発明は、前記高圧部のガス圧力が前記所定圧力以下となるまでに前記ガス消費装置により消費されるガス消費量を算出し、このガス消費量を消費した後に、前記ガス消費装置を停止することを特徴とする請求項1に記載のガス利用機関の停止方法である。
【0023】
請求項6に記載の発明は、高圧部のガス圧力が所定圧力以下となるまでにガス消費装置により消費されるガス消費量を算出する。これにより、ガス消費装置の稼働時間に拠らずとも、高圧部ガス圧力を確実に所定圧力以下に減少させることができる。
【0024】
請求項7に記載の発明は、前記ガス利用機関が燃料電池自動車であり、前記ガスが水素であり、前記ガス消費装置が燃料電池であることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載のガス利用機関の停止方法である。
請求項7に記載の発明によれば、水素を燃料ガスとする燃料電池により発電された電力で走行する燃料電池自動車に対して、本発明のガス利用機関の停止方法を好適に適用できる。
【0025】
請求項8に記載の発明は、前記燃料電池自動車の停止時に、前記燃料電池を稼動したまま前記遮断弁を閉じ、前記高圧部のガス圧力が所定圧力以下となるまで前記水素を消費した後に前記燃料電池を停止し、発電された電力を充電手段に充電させることを特徴とする請求項7に記載のガス利用機関の停止方法である。
【0026】
請求項8に記載の発明によれば、燃料電池自動車に本発明のガス利用機関の停止方法を適用することで、停止指令後に燃料電池により発電された電力を充電手段に充電させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、適宜図面を参照して説明する。
第1実施形態においては、本発明をガス利用機関としての燃料電池自動車に適用した場合を例示する。
【0028】
図1は、燃料電池自動車の機能ブロック図である。
燃料電池自動車は、燃料である水素を貯蔵するとともに、燃料電池2に対して水素を供給するための燃料供給系Fと、燃料電池2と、燃料電池2により発電された電力により、車輪を駆動するためのモータ10と、燃料電池2により発電された電力を蓄えるための、2次電池やキャパシタ等からなる充電手段9とを含む。
【0029】
燃料電池2は、アノード電極(不図示)とカソード電極(不図示)との間に固体高分子電解質膜(不図示)を挟持したものである。アノード電極には燃料である水素が供給され、固体高分子電解質膜において、水素はプロトンと電子とに解離する。この解離した電子を取り出すことにより発電を行う。
プロトンは、固体高分子電解質膜中を移動し、カソード電極において、酸化剤ガス(空気等)と接触することで酸化され水が生成される。
【0030】
燃料供給系Fは、燃料である水素を高圧で貯蔵するタンク1と、このタンク1からガス消費装置である燃料電池2に水素を供給するガス供給管3と、ガス供給管3の途中に設けられ、水素を燃料電池2の稼動に好適な圧力まで減圧するための減圧弁4と、水素の供給を停止するために、減圧弁4とタンク1との間に設けられる遮断弁5とを備える。
【0031】
ガス供給管3は、減圧弁4を境にして、遮断弁5と減圧弁4との間のガス供給管高圧部3bと、減圧弁4と燃料電池2との間のガス供給管低圧部3aとに分かれている。ガス供給管低圧部3aには、この部分の水素の圧力が許容限界以上となった場合に、燃料供給系Fの系外に水素を放出するための安全弁7が設けられている。また、ガス供給管高圧部3bには、この部分の水素の圧力を測定するための圧力センサ6が設けられている。
【0032】
また、燃料供給系Fは、ECU8を有している。ECU8は、燃料電池自動車に対する停止指令が発せられた後に、圧力センサ6により計測されたガス供給管高圧部3bの圧力に応じて、燃料電池2の稼働を制御する。また、ECU8は、燃料電池自動車に対する停止指令や起動指令を受けて遮断弁5の開閉を制御する。
【0033】
ECU8は、燃料電池自動車の起動指令を受けると、遮断弁5及び安全弁7を開弁し、タンク1に貯蔵された水素を燃料電池2に供給する。タンク1に貯蔵された圧縮水素は、減圧弁4により所望の圧力に減圧され、減圧された水素が燃料電池2に供給される。圧力センサ6は通常運転時において、タンク1に残留する水素量を検出するために用いられている。
【0034】
続いて、図2を用いて、燃料電池自動車の停止時における第1実施形態の処理フローを説明する。先ず、ステップS1において、ECU8は、イングニッションスイッチがOFFにされると、燃料電池自動車に対して停止指令を発する。
【0035】
すると、ステップS2において、ECU8は、燃料電池2を稼動したまま、遮断弁5を閉弁し、タンク1からガス供給管3への水素の供給を停止する。
続いて、ECU8は圧力センサ6の検出値を読み込み、ガス供給管高圧部3bに残留する水素の圧力(PH)を測定する(ステップS3)。
【0036】
続いて、ステップS4では、ECU8において、ステップS3で測定されたPHと、予めECU8に記憶されているガス供給管高圧部3bの水素圧力の所定圧力Pとが比較され、 “PH>所定圧力P”の場合(N)には、処理はステップS3に戻り、ステップS3とステップS4との間をループする。
【0037】
このループ(S3〜S4)の間にも、燃料電池2は稼動しており、燃料電池2には、ガス供給管3に残留する水素が燃料として供給されることで、ガス供給管高圧部3b内部の水素圧力PHが低下していく。即ち、ガス供給管低圧部3aに残留する水素が、燃料電池2で消費されると、ガス供給管高圧部3bから減圧弁4を介してガス供給管低圧部3aに水素が供給され、ガス供給管高圧部3bの水素圧力PHが低下していく。
【0038】
また、このループ(S3〜S4)の間に燃料電池2により発電された電力はバッテリ等の充電手段9に充電される。このようにすることにより、ループ(S3〜S4)の間に燃料電池2により消費された水素を電力の形で充電手段9に蓄えることができ、燃料電池自動車の再起動時に図示しないコンプレッサ、モータ等の補器類を、円滑に起動することができる。
【0039】
燃料電池2の稼動は、ステップS4において、“PH≦所定圧力P”と判断される(Y)まで継続し、その後、処理はステップS5に移行し、ステップS5において、燃料電池2が停止される。
【0040】
ここで、ガス供給管高圧部3bの水素圧力の所定圧力Pは、ステップS5が終了して、完全に燃料電池自動車が停止した時点でガス供給管高圧部3bに残留する水素が、減圧弁4の不具合により、この減圧弁4を介してガス供給管低圧部3aへ移動することで、ガス供給管高圧部3bとガス供給管低圧部3aとの水素圧力が等しくなったとしても、ガス供給管低圧部3aの水素圧力が許容限界以下となるような水素圧力、例えば、前記した安全弁7が起動しないような水素圧力であればよい。
【0041】
この所定圧力Pと、ガス供給管3の全容積Vallと、ガス供給管高圧部3bの容積VHと、ガス供給管低圧部3aの容積VLと、ガス供給管低圧部3aにおける水素の圧力PL、及び、許容限界の水素圧力Palwとの間には下記(1)式の関係が成り立つ。
zP×VH+zPL×VL=zPalw×Vall・・・・・(1)
(zは、ガスの種類や圧力により決定される圧縮係数である。)
【0042】
(1)式において、右辺は、ガス供給管3全体が、許容限界Palwの圧力の水素で満たされたときに、ガス供給管3に存在する水素量を示している。一方、左辺は、ガス供給管低圧部3aに存在する水素量(zPL×VL)と、ガス供給管高圧部3b(zP×VH)に所定圧力Pの圧力で存在する水素量とを別々に求めて加算したものである。
よって、(1)式をPについて解くことにより、所定圧力Pを求めることができる。
【0043】
尚、外気温が上昇して、水素がガス供給管3中で膨張することで水素の圧力が増加して許容限界Palwを超えることも考えられるので、(1)式より求められる所定圧力Pには、外気温上昇分や圧力センサ6の誤差等のマージンを含めることが望ましい。
【0044】
このように、第1実施形態では、燃料電池自動車の停止指令が発せられると、燃料電池2を稼動したまま遮断弁5を閉弁することで、ガス供給管3に残留する水素により燃料電池2を稼動し、ガス供給管高圧部3bに残留する水素の圧力を所定圧力P以下にまで低下させることができる。
【0045】
尚、第1実施形態においては、所定圧力Pを安全弁7が作動しないような圧力に設定したが、所定圧力Pは、例えば、ガス供給管高圧部3bに残留する水素が、減圧弁4を介してガス供給管低圧部3aへ移動することで、ガス供給管高圧部3bとガス供給管低圧部3aとの水素圧力が等しくなったとしても、ガス供給管低圧部3aにおける水素圧力が、燃料電池にダメージを与えないような水素圧力とすることも可能である。
【0046】
これにより、たとえ、燃料電池自動車が停止状態に置かれている間に、減圧弁4の異物の挟み込みやシート不良等でガス供給管高圧部3bからガス供給管低圧部3aへ水素が流入したとしても、ガス供給管低圧部3aにおける水素の圧力が許容限界を超えて高くなり過ぎることがなく、停止時に安全弁7を開放してしまうような事態や、再起動時に許容圧力以上の水素が燃料電池2に供給されるような事態を避けることができる。
【0047】
続いて、本発明の第2実施形態を、図3、図4を参照して説明する。
第2実施形態は、第1実施形態と同様に、本発明をガス利用機関としての燃料電池自動車に適用した場合を例示する。
【0048】
図3は、燃料電池自動車を示す機能ブロック図である。
第2実施形態は、燃料供給系Fにおいて圧力センサ6が遮断弁5よりも上流に設けられている以外は第1実施形態と同様であるため、構成の説明を省略する。第2実施形態においては、圧力センサ6が遮断弁5よりも上流に設けられているので、停止指令が発せられて遮断弁5が閉弁された後に、ガス供給管高圧部3bの水素圧力を測定することができない。
【0049】
そのため、第2実施形態では、遮断弁5が閉じられた際にガス供給管3に残留する水素量と、燃料電池2により単位時間あたりに消費される水素量とから、ガス供給管高圧部3bの水素圧力を所定圧力P以下とするために必要な燃料電池2の稼働時間Tを計算し、遮断弁5を閉弁した後、この稼働時間T以上の時間に渡って燃料電池2を稼動させる。
【0050】
以下、図4を用いて、第2実施形態の処理フローを説明する。先ず、ステップS11において、ECU8は、イングニッションスイッチがOFFされると、燃料電池自動車に対して停止指令を発する。
【0051】
すると、ステップS12において、ECU8は、燃料電池2を稼動したまま、遮断弁5を閉弁し、タンク1からガス供給管3への水素の供給を停止する。
次に、ステップS13において、ECU8は、圧力センサ6の出力を読み取ることで、ガス供給管高圧部3bに残留する水素の圧力(PH’)を測定する。
尚、センサ6は、遮断弁5の上流側(タンク1)の圧力を測定するものであるが、遮断弁5を閉じた際のガス供給管高圧部3bの圧力はセンサ6で検出される圧力とほぼ同じである。
【0052】
続いて、ステップS14では、ECU8内部において、ガス供給管高圧部3bの水素圧力を所定圧力P以下とするために必要な燃料電池2の稼働時間Tが計算される。
【0053】
つまり、ステップS13で測定されたPH’と、(1)式より求められる所定圧力Pと、ガス供給管高圧部3bの容積VHと、単位時間あたりに燃料電池2により消費される水素流量Qとの間には、下記(2)式の関係が成り立つ。
(zPH’−zP)×VH=Q×T・・・・(2)
(zは、ガスの種類や圧力により決定される圧縮係数である。)
【0054】
(2)式において、左辺の(zPH’−zP)×VHは、ガス供給管高圧部3bに存在する水素の圧力をPH’から所定圧力Pまで減少させるために消費しなければならない水素量を示している。また、右辺のQ×Tは、燃料電池2を稼働時間Tだけ稼動させたときに消費される水素量を示している。
【0055】
よって、(2)式をTについて解くことにより、ガス供給管高圧部3bの水素圧力を所定圧力P以下とするために必要な燃料電池2の稼働時間Tを求めることができる。
【0056】
尚、(2)式において、ガス供給管高圧部3bの水素の圧力がPH’から所定圧力Pまで減少する間に、ガス供給管低圧部3aの水素圧力は一定に保たれているものと仮定する。
また、所定圧力P及び単位時間あたりに燃料電池2により消費される水素の流量Qは、予めECU8に記憶されているものとする。
また、水素流量Qは燃料電池2の発電量に比例するので、この発電量から水素流量Qをマップ等により算出することも可能である。特に、燃料電池自動車のアイドル運転状態等のように、燃料電池2が一定の発電状態の場合には、水素流量Qとして固定値を採用することもできる。
【0057】
続いて、ステップS15において、燃料電池2を(2)式より求められた稼働時間T以上稼動する。例えば、遮断弁5を閉弁してから稼働時間Tの間、燃料電池2を稼動する。これにより、ガス供給管高圧部3bに残留する水素の圧力を所定圧力P以下にまで低下させる。
【0058】
また、このステップS15で燃料電池2により発電された電力は充電手段9に充電される。このようにすることにより、ステップS15で燃料電池2により消費された水素を電力の形で充電手段9に蓄えることができ、燃料電池自動車の再起動時に補器類を、円滑に起動することができる。
その後ステップS16において、燃料電池2を停止して処理が終了する。
【0059】
このように、第2実施形態では、燃料電池自動車の停止指令が発せられると、燃料電池2を稼動したまま遮断弁5を閉弁し、燃料電池2を稼働時間T以上稼動させることで、ガス供給管高圧部3bに残留する水素の圧力を所定圧力P以下にまで低下させることができる。
尚、第2の実施形態では、(2)式を用いて稼働時間Tを算出したが、(2)式からガス供給管高圧部3bのガス圧力が所定圧力P以下となるような燃料電池2の水素消費量を算出し、予め定めた稼働時間Tから燃料電池による単位時間あたりの水素消費量を算出し、その単位時間当たりの水素消費量から燃料電池2の運転状態を可変することも可能である。このように構成することで、ガス供給管高圧部3bに残留する水素の圧力を所定圧力P以下にまで低下させることができることに加え、燃料電池自動車の停止指令から間を置くことなく、燃料電池2の運転を停止することができる。
【0060】
これにより、たとえ、燃料電池自動車が停止状態に置かれている間に、減圧弁4の異物の挟み込みやシート不良等でガス供給管高圧部3bからガス供給管低圧部3aへ水素が流入したとしても、ガス供給管低圧部3aにおける水素の圧力が許容限界を超えて高くなり過ぎることがなく、再起動時に許容圧力以上の水素ガスが燃料電池2に供給されるような事態を避けることができる。
【0061】
以上、本発明を燃料電池自動車に応用した場合について例示したが、本発明は、CNG車や他のガス利用機関に好適に応用することが可能である。
また、図5(b)にように、減圧弁104の下流側に第2の遮断弁106を備えるような実施形態とする場合は、ガス供給管高圧部105aの圧力を下げてから第2の遮断弁106を閉じるようにすることで本発明の目的を達成することができる。
【0062】
【発明の効果】
本発明は、次のような顕著な効果を奏する。
本発明のガス利用機関の停止方法は、遮断弁が閉じられた後も、高圧部におけるガスのガス圧力が所定圧力以下となるまで、ガス消費装置によりガス供給管中に残留するガスを消費することができる。
よって、たとえ、ガス利用機関が停止状態に置かれている間に、減圧弁の異物の挟み込みやシート不良等で高圧部から低圧部へガスが流入したとしても、低圧部におけるガスのガス圧力が許容限界を超えて高くなり過ぎることがない(請求項1)。
【0063】
本発明のガス利用機関の停止方法は、ガス利用機関に対して停止指令が発せられてから、ガス利用機関が停止するまでの間の高圧部ガス圧力の変化を圧力センサにより測定して、高圧部のガス圧力が確実に所定圧力以下に減少するまで、ガス消費装置を稼動することができる(請求項2)。
【0064】
本発明のガス利用機関の停止方法は、遮断弁閉弁後に、高圧部のガス圧力を所定圧力以下に減少させるために要するガス消費装置の稼働時間を算出し、この稼働時間以上に渡ってガス消費装置を稼動させるので、高圧部のガス圧力を確実に所定圧力以下に減少させることができる(請求項3)。
【0065】
本発明のガス利用機関の停止方法は、遮断弁が閉弁された際に、ガス供給管の高圧部に残留するガスの圧力を、タンク内に残留するガスのガス圧力により代表させることができる。これにより、圧力センサにより高圧部のガス圧力を測定しなくとも、高圧部のガス圧力を確実に所定圧力以下に減少させることができる(請求項4)。
【0066】
本発明のガス利用機関の停止方法は、ガス消費装置の遮断弁閉弁後における稼働時間を、ガス消費装置により単位時間当たりに消費される水素消費量から求めるので、高圧部のガス圧力を圧力センサ等により測定しなくとも、高圧部のガス圧力を確実に所定圧力以下に減少させることができる(請求項5)。
【0067】
本発明のガス利用機関の停止方法は、高圧部のガス圧力が所定圧力以下となるまでにガス消費装置により消費されるガス消費量を算出する。これにより、ガス消費装置の稼働時間に拠らずとも、高圧部のガス圧力を確実に所定圧力以下に減少させることができる(請求項6)。
【0068】
本発明のガス利用機関の停止方法は、水素を燃料ガスとする燃料電池により発電された電力で走行する燃料電池自動車に対して好適に適用できる(請求項7)。
【0069】
本発明のガス利用機関の停止方法は、停止指令後に燃料電池により発電された電力を充電手段に充電させる。これにより燃料電池自動車の再起動時に補器類を、円滑に起動することができる(請求項8)。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における燃料電池自動車の機能ブロック図である
【図2】第1実施形態の処理フローを説明するフローチャートである。
【図3】第2実施形態における燃料電池自動車の機能ブロック図である
【図4】第2実施形態の処理フローを説明するフローチャートである。
【図5】ガス利用機関の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 タンク
2 燃料電池
3 ガス供給管
3a ガス供給管低圧部
3b ガス供給管高圧部
4 減圧弁
5 遮断弁
6 圧力センサ
7 保護装置
8 ECU
9 充電手段
10 モータ
Claims (8)
- タンクに貯蔵されたガスを、ガス供給管を通じてガス消費装置に供給するガス利用機関において、前記ガス供給管に、前記ガス消費装置へ供給するガスを減圧する減圧弁、及び、前記減圧弁の上流側に前記ガス消費装置へ供給するガスを遮断する遮断弁を備え、
前記減圧弁の閉弁状態において、前記減圧弁の上流側の高圧部から下流側の低圧部にガスが流入する不良が発生した場合に、前記ガス利用機関に対して停止指令が発せられると、前記ガス消費装置を稼動したまま前記遮断弁を閉じ、前記遮断弁と前記減圧弁との間の高圧部のガス圧力が所定圧力以下となるまで前記ガスを消費した後に前記ガス消費装置を停止することを特徴とするガス利用機関の停止方法。 - 前記高圧部に設けられた圧力センサにより前記高圧部のガス圧力を測定することを特徴とする請求項1に記載のガス利用機関の停止方法。
- 前記高圧部のガス圧力を前記所定圧力以下となるまでの前記ガス消費装置の稼動時間を算出し、前記稼動時間が経過した後に前記ガス消費装置を停止させることを特徴とする請求項1に記載のガス利用機関の停止方法。
- 前記稼動時間を前記タンク内のガス圧力に応じて算出することを特徴とする請求項3に記載のガス利用機関の停止方法。
- 前記稼動時間を前記ガス消費装置の単位時間あたりの水素消費量から算出することを特徴とする請求項3に記載のガス利用機関の停止方法。
- 前記高圧部のガス圧力が前記所定圧力以下となるまでに前記ガス消費装置により消費されるガス消費量を算出し、このガス消費量を消費した後に、前記ガス消費装置を停止することを特徴とする請求項1に記載のガス利用機関の停止方法。
- 前記ガス利用機関が燃料電池自動車であり、前記ガスが水素であり、前記ガス消費装置が燃料電池であることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載のガス利用機関の停止方法。
- 前記燃料電池自動車の停止時に、前記燃料電池を稼動したまま前記遮断弁を閉じ、前記高圧部のガス圧力が所定圧力以下となるまで前記水素を消費した後に前記燃料電池を停止し、発電された電力を充電手段に充電させることを特徴とする請求項7に記載のガス利用機関の停止方法。
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