JP3988863B2 - アレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光通信あるいは光情報処理で用いられる導波路型光素子(光導波回路)である平面基板上に形成されたアレイ導波路格子を含む集積光回路に適用して有用なものである。
【0002】
【背景技術】
近年の光通信システムの発展にともない、光集積回路に対する種々の要求が高まってきている。ここで、シリコン基板あるいは石英基板上に形成した石英系ガラス光導波路によって構成されたプレーナ光波回路(PLC:Planer Lightwave Circuit)は低損失な光回路が形成でき、光ファイバと同一の素材で形成されているため、接続損失が小さいなどの優れた特性を有している。このため、研究開発が盛んに行われている。なかでも、アレイ導波路格子型波長合分波器やマッハツェンダ干渉計のように、多光束あるいは2光束の光干渉を用いた光回路は近年の波長多重通信に必要とされる波長合分岐回路を実現できるため、光集積回路を構成する主要な要素として用いられている。
【0003】
本発明では、これらのアレイ導波路格子が重要な意味を有するため、先ず、これについて詳細な説明を行う。アレイ導波路格子は、入射導波路、入射側スラブ導波路、アレイ導波路、出射側スラブ導波路、出射導波路から構成されている。ここで、アレイ導波路は互いに光路長がn×ΔLずつ異なる数十〜数百本のアレイ状の導波路(導波路アレイ)からなり、各導波路を伝搬する複数の光の干渉により、波長合分波機能を実現している。ここで、nは導波路の実効屈折率、ΔLは隣接した各導波路間の長さの差であり、具体的には10〜100μm程度の値である。詳しくは、H.Takahashi et al.,“Arrayed−Waveguide Grating for Wavelength Division Multi/Demultiplexerwith Nanometre Resolution”,Electron.Lett.,Vol.26,No.2,pp,87−88,1990に記載されている。
【0004】
アレイ導波路格子型波長合分波器は、近年のWDMシステムでは必要不可欠の要素となっており、また近年の高機能光デバイスの要求に伴い、複数の光素子もしくは光回路をアレイ導波路に接続した、集積光回路が盛んに研究開発されている。
【0005】
しかし、アレイ導波路格子を用いた光回路の場合、時として集積化により、個別のデバイスに対してクロストークが劣化するということが問題となる。特に、アレイ導波路格子と光回路を直結する必要のある集積光回路では、これらのクロストーク劣化の影響は非常に大きい。
【0006】
ところで、本発明に関連する技術として、本発明者等は図4に示すようなアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路を提案した。このアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路の特徴は、アレイ導波路13の入射側スラブ導波路14に光素子もしくは複数の光素子からなる光回路16を接続した点にある。なお、図4中の光回路16のサイズは、アレイ導波路格子型波長合分波器に対して小さいが、実際の回路においては、必ずしも小さいとは限らない。図4中、11は入射導波路、12は出射導波路、15は出射側スラブ導波路である。
【0007】
さて、これらの光集積回路においては、集積によりアレイ導波路格子の特性が設計した特性と比べて透過スペクトルの裾部分の広がりが大きく、チャンネル間のクロストークを生じるという問題点を有していた。ここでは、それらの集積光回路の一例として、入射端面でのフィールド分布のピーク位置が周波数に対して連続的かつ周期的に変化する素子(以下、フィールド分布変調素子と略す)を集積した光回路16を一例として取り上げる。
【0008】
フィールド分布変調素子を構成する光回路16の代表的な例を図5(a)乃至同図(c)に示す。同図(a)において、21は入力用導波路、22は非対称分岐回路、23は遅延線、24は基本モードと高次モードの変換と合波機能を併せ持つモード変換結合素子、25は出力用導波路である。26は出力用導波路25の基本モードのフィールド分布、27は出力用導波路25の高次モードのフィールド分布、28は遅延線23である導波路の位相調整用のヒータである。すなわち、このフィールド分布変調素子は、これら入力用導波路21、非対称分岐回路22、遅延線23、モード変換結合素子24、出力用導波路25及びヒータ28で構成される。なお、非対称分岐回路22とは、光の分岐比が対称(1:1)とならない、非対称な分岐比を有する分岐回路のことであり、方向性結合器やY分岐回路、マルチモード干渉合分波器等で構成することができる。
【0009】
また、図5(b)において、31は入力用導波路、32はマルチモード干渉合分波器、33は遅延線、34は基本モードと高次モードの変換と合波機能を併せ持つモード変換結合素子、35は出力用導波路である。36は出力用導波路35の基本モードのフィールド分布、37は出力用導波路35の高次モードのフィールド分布、38は遅延線33である導波路の位相調整用のヒータ、39は入力用導波路31とマルチモード干渉分波器32の中心軸のオフセットを示している。すなわち、このフィールド分布変調素子は、これら入力用導波路31、非対称分岐回路32、遅延線33、モード変換結合素子34、出力用導波路35及びヒータ38で構成される。
【0010】
さらに、図5(c)において、41は入力用導波路、42は非対称分岐回路、43は遅延線、44はマルチモード干渉合分波器、45,46は出力用導波路である。また、47は遅延線43である導波路の位相調整用のヒータである。
【0011】
ここで、基本モードと高次モードの変換と合波機能を併せ持つモード変換結合素子24、34の一例としては、J.Leuthold,J.Eckner,E.Gamper,P.A.Besse,H.Melchior,“Multimode Interference coupler for the conversion and combining of Zero and First ordermodes”,et.al.J.L.T,vol.16,No.7,1998,pp.1228−1239に記載されている。
【0012】
上述の如く光回路16としてフィールド分布変調素子を接続したアレイ導波路格子型波長合分波器では、WDMシステムで求められる、低損失かつ透過スペクトルが平坦な特性を得る事ができるため、非常に有用な回路を実現する事ができる。
【0013】
しかしながら、上述の方式では、設計した特性と比べて透過スペクトルの、特に裾の部分の広がりが大きくチャンネル間のクロストークを生じるという問題を有している。なお、かかる問題は、図4及び図5に示す構成のものに限らずアレイ導波路格子を含む集積光回路で一般的に見られる現象である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如くアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積回路においては、通常のアレイ導波路格子型波長合分波器から想定される特性が得られない場合が少なくなく、特にクロストークが劣化するという問題点を有している。
【0015】
本発明は、上記背景技術に鑑み、透過スペクトルの裾の広がりにより、クロストークを生じるという問題点の解決を図り得るアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、図4に示すアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路のクロストークの劣化原因が、アレイ導波路格子に接続する光回路16から発生する漏れ光がアレイ導波路格子型波長合分波器の入射側スラブ導波路14に入射するためであることを発見した。すなわち、接続する光回路16から発生した漏れ光がアレイ導波路格子型波長合分波器に入射することを妨げることで、クロストークを改善することができる。
【0017】
そして、具体的に漏れ光を防ぐには、遮光用の溝を形成すること、反射ミラーを配置すること、又は溝を形成し吸収剤を配置することにより実現し得る点に思い至った。本願発明は、かかる知見を基礎とするものであり、その構成は次の点を特徴とする。
【0018】
1) 光素子もしくは複数の光素子を含む光回路が接続された、アレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路であって、アレイ導波路格子は、基板上に配置された入射導波路と、出射導波路と、アレイ導波路と、前記入射導波路及びアレイ導波路を接続する第1の扇形スラブ導波路と、前記出射導波路及びアレイ導波路を接続する第2の扇形スラブ導波路とを備え、前記アレイ導波路の各導波路の長さが所定の光路長差で順次長くなるように構成するとともに、当該アレイ導波路格子に接続される光素子もしくは複数の光素子を含む光回路は、フィールド分布のピーク位置が、周波数に対して連続的且つ周期的に変化するフィールド分布変調素子であって、入力用導波路と、該入力用導波路に接続された非対称分岐回路と、該非対称分岐回路の出力側に接続された2本の遅延線と、該2本の遅延線の他端に接続された基本モードと高次モードの変換と合波機能を併せ持つモード変換結合素子とで構成されており、前記フィールド分布変調素子から生じる漏れ光を遮断する溝、反射ミラー又は吸収剤を配置したこと。
【0019】
2)光素子もしくは複数の光素子を含む光回路が接続された、アレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路であって、アレイ導波路格子は、基板上に配置された入射導波路と、出射導波路と、アレイ導波路と、前記入射導波路及びアレイ導波路を接続する第1の扇形スラブ導波路と、前記出射導波路及びアレイ導波路を接続する第2の扇形スラブ導波路とを備え、前記アレイ導波路の各導波路の長さが所定の光路長差で順次長くなるように構成するとともに、当該アレイ導波路格子に接続される光素子もしくは複数の光素子を含む光回路は、フィールド分布のピーク位置が、周波数に対して連続的かつ周期的に変化するフィールド分布変調素子であって、入力用導波路と、該入力用導波路に接続されたマルチモード干渉分波器と、該マルチモード干渉分波器の出力側に接続された3本の遅延線と、該3本の遅延線の他端に接続された基本モードと高次モードの変換と合波機能を併せ持つモード変換結合素子とで構成され、かつ、前記入力用導波路と前記マルチモード干渉分波器の中心がオフセットを有しており、前記フィールド分布変調素子から生じる漏れ光を遮断する溝、反射ミラー又は吸収剤を配置したこと。
【0020】
3) 上記1)又は2)に記載するアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路において、前記フィールド分布変調素子を取り囲むように、遮光溝、反射ミラー又は吸収剤を配置したこと。
【0021】
4) 上記1)又は2)に記載するアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路において、
アレイ導波路格子を構成する、扇形スラブ導波路の入射端に遮光溝、反射ミラー又は吸収剤を配置したこと。
【0022】
5) 上記1)又は2)に記載するアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路において、前記フィールド分布変調素子の前記モード変換結合素子の出力端に漏れ光を遮光する、遮光溝、反射ミラー又は吸収剤を配置したこと。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0024】
図1は本発明の第1の実施の形態を示す構成図である。同図に示すように、本形態に係るアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路は、図4に示すアレイ導波路格子型波長合分波器の入射側スラブ導波路14に接続した光回路16(もしくは光素子。以下同じ。)を取り囲むように遮光用構造体100を設けたものである。
【0025】
この遮光用構造体100は、溝、反射ミラー又は吸収剤を配置することによって、アレイ導波路格子型波長合分波器の入射側スラブ導波路14への漏れ光の入射を防ぐように構成することで実現し得る。
【0026】
これにより、アレイ導波路格子型波長合分波器のクロストークを改善し良好な特性の集積回路を実現する事ができる。
【0027】
なお、図1中、図4と同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
【0028】
図2は本発明の第2の実施の形態を示す構成図である。同図に示すように、本形態においては、アレイ導波路の入射側スラブ導波路14に接続した光回路16と入射側スラブ導波路14との接続部に遮光用構造体200を設けたものである。すなわち、図1に示すように、遮光用構造体100で光回路16を取り囲むだけでなく、本形態の場合のように光回路16と入射側スラブ導波路14との間に遮光用構造体200を介在させるだけでも良い。
【0029】
この遮光用構造体200は、溝、反射ミラー又は吸収剤を配置することによって、アレイ導波路格子型波長合分波器の入射側スラブ導波路14への漏れ光の入射を防ぐように構成することで実現し得る。
【0030】
これにより、アレイ導波路格子型波長合分波器のクロストークを改善し良好な特性の集積回路を実現する事ができる。
【0031】
なお、図2中、図1と同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
【0032】
図3は本発明の第3の実施の形態を示す構成図である。同図に示すように、本形態においては、アレイ導波路格子型波長合分波器の入射側スラブ導波路14に接続した光回路16がマルチモード干渉導波路44を構成部分に含む場合である。この場合には、漏れ光の主要因がマルチモード干渉導波路44の出力端から生じるため、そのマルチモード干渉導波路44の出力端に遮光用構造300を介在させれば良い。
【0033】
この遮光用構造体300は、溝、反射ミラー又は吸収剤を配置することによって、アレイ導波路格子型波長合分波器の入射側スラブ導波路14への漏れ光の入射を防ぐように構成することで実現し得る。
【0034】
これにより、アレイ導波路格子型波長合分波器のクロストークを改善し良好な特性の集積回路を実現する事ができる。
【0035】
なお、本形態では、マルチモード干渉導波路44が一つである場合であるが、これに限るものではない。2つ以上のマルチモード干渉導波路が含まれている場合においても同様に、各々のマルチモード干渉導波路の出力側に遮光用構造体300を設ければ同様の作用・効果を得る。また、図3中、図1と同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
【0036】
上記実施の形態において、光回路16がフィールド分布変調素子である場合には、フィールド分布変調素子とスラブ導波路の間の距離が短く、漏れ光の影響が大きい為、特に効果が高い。また、この場合のフィールド分布変調素子としては、図5に示す何れのフィールド分布変調素子であっても同様に本発明の光回路16として適用できる。さらに、本発明は導波路の材料や構造によらないため、材料としては、石英ガラス、LiNbO3 、有機材料、半導体など、導波路を形成できるものであればどのような材料であっても構わない。また、上記実施の形態において、導波路の近傍は遮光用の構造を配置しないことが、伝播損失を低減するために望ましい。
【0037】
【発明の効果】
以上実施の形態とともに詳細に説明した通り、本発明では、アレイ導波路格子に接続される光回路から生じる漏れ光を遮断する溝、反射ミラー又は吸収剤を配置しているので、従来のアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路と比較して、良好なクロストーク特性を有する光集積回路を実現することが可能となる。
【0038】
この結果、WDM通信システムでもとめられる高度な素子を実現する事ができる。特に、請求項2に記載したように接続する光回路がフィールド分布変調素子である場合には、フィールド分布変調素子とスラブ導波路の間の距離が短く、漏れ光の影響が大きい為、クロストークを改善する効果が顕著なものとなる。
【0039】
さらに、請求項3乃至請求項5に記載したように、遮光する構造の配置を工夫することにより、ごく簡単な構成もしくは変更を加える事により、光集積回路の特性を改善する事が可能であり、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路を示す構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路を示す構成図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係るアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路を示す構成図である。
【図4】本願発明の背景技術を構成するアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路の一例を示す構成図である。
【図5】図4に示すアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路に用いるフィールド分布変調素子の例を示す構成図である。
【符号の説明】
11 入射導波路
12 出射導波路
13 アレイ導波路
14 入射側スラブ導波路
15 出射側スラブ導波路
16 光素子もしくは複数の光素子を含む光回路
21 フィールド分布変調素子の入射導波路
22 非対称分岐回路
23 2本の光路長の異なる遅延線
24 モード変換結合素子
25 フィールド分布変調素子の出射導波路
26 フィールド分布変調素子からの基本モードの出力
27 フィールド分布変調素子からの高次モードの出力
28 位相調整領域
31 入射導波路
32 入射側マルチモード干渉合分波器
33 3本の遅延線
34 出射側モード変換結合素子
35 出射導波路
36 フィールド分布変調素子からの基本モードの出力
37 フィールド分布変調素子からの高次モードの出力
38 遅延線の位相変調器
39 入射導波路の入射側マルチモード干渉導波路の中心のオフセット
41 入射導波路
42 入射側マルチモード干渉合分波器
43 2本の遅延線
44 出射側モード変換結合素子
47 遅延線の位相調整器
100、200、300 遮蔽用構造体
Claims (5)
- 光素子もしくは複数の光素子を含む光回路が接続された、アレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路であって、
アレイ導波路格子は、基板上に配置された入射導波路と、出射導波路と、アレイ導波路と、前記入射導波路及びアレイ導波路を接続する第1の扇形スラブ導波路と、前記出射導波路及びアレイ導波路を接続する第2の扇形スラブ導波路とを備え、
前記アレイ導波路の各導波路の長さが所定の光路長差で順次長くなるように構成するとともに、
当該アレイ導波路格子に接続される光素子もしくは複数の光素子を含む光回路は、フィールド分布のピーク位置が、周波数に対して連続的且つ周期的に変化するフィールド分布変調素子であって、入力用導波路と、該入力用導波路に接続された非対称分岐回路と、該非対称分岐回路の出力側に接続された2本の遅延線と、該2本の遅延線の他端に接続された基本モードと高次モードの変換と合波機能を併せ持つモード変換結合素子とで構成されており、
前記フィールド分布変調素子から生じる漏れ光を遮断する溝、反射ミラー又は吸収剤を配置したことを特徴とするアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路。 - 光素子もしくは複数の光素子を含む光回路が接続された、アレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路であって、
アレイ導波路格子は、基板上に配置された入射導波路と、出射導波路と、アレイ導波路と、前記入射導波路及びアレイ導波路を接続する第1の扇形スラブ導波路と、前記出射導波路及びアレイ導波路を接続する第2の扇形スラブ導波路とを備え、
前記アレイ導波路の各導波路の長さが所定の光路長差で順次長くなるように構成するとともに、
当該アレイ導波路格子に接続される光素子もしくは複数の光素子を含む光回路は、フィールド分布のピーク位置が、周波数に対して連続的かつ周期的に変化するフィールド分布変調素子であって、入力用導波路と、該入力用導波路に接続されたマルチモード干渉分波器と、該マルチモード干渉分波器の出力側に接続された3本の遅延線と、該3本の遅延線の他端に接続された基本モードと高次モードの変換と合波機能を併せ持つモード変換結合素子とで構成され、かつ、前記入力用導波路と前記マルチモード干渉分波器の中心がオフセットを有しており、
前記フィールド分布変調素子から生じる漏れ光を遮断する溝、反射ミラー又は吸収剤を配置したことを特徴とするアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路。 - 〔請求項1〕又は〔請求項2〕に記載するアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路において、
前記フィールド分布変調素子を取り囲むように、遮光溝、反射ミラー又は吸収剤を配置したことを特徴とするアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路。 - 〔請求項1〕又は〔請求項2〕に記載するアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路において、
アレイ導波路格子を構成する、扇形スラブ導波路の入射端に遮光溝、反射ミラー又は吸収剤を配置したことを特徴とするアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路。 - 〔請求項1〕又は〔請求項2〕に記載するアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路において、
前記前記フィールド分布変調素子の前記モード変換結合素子の出力端に漏れ光を遮光する、遮光溝、反射ミラー又は吸収剤を配置したことを特徴とするアレイ導波路格子型波長合分波器を含む集積光回路。
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