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JP3986272B2 - Rest member support structure - Google Patents

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JP3986272B2 JP2001243680A JP2001243680A JP3986272B2 JP 3986272 B2 JP3986272 B2 JP 3986272B2 JP 2001243680 A JP2001243680 A JP 2001243680A JP 2001243680 A JP2001243680 A JP 2001243680A JP 3986272 B2 JP3986272 B2 JP 3986272B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレスト部材サポート構造に関し、特に、シートバック上端に支持されるヘッドレストに適用して好適なレスト部材サポート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のヘッドレストサポート構造では、レスト部材から下方へ突設したレスト部材ステーをシートバックの上辺に埋設した筒体に挿入し、当該筒体内の高さ調整機構にて高さを調整しつつレスト部材ステーを支持するようになっている。高さ調整機構においてはレスト部材ステーの側面に複数個の切欠を設けて高さ調整用係合部を形成し、筒体の上端に高さ調整用係合部に対して進退可能な高さ調整用係合片を設ける。高さ調整用係合部は上部がレスト部材ステーの軸に垂直な平面であり、当該平面の下方でレスト部材ステーの外周に向けて傾斜が設けられた切欠である。
【0003】
また、高さ調整用係合片は弾性体によって通常状態でレスト部材ステー方向に付勢され、筒体に設けられた操作ボタンを押圧することによって逆付勢力を作用させて高さ調整用係合片をレスト部材ステーから退避させることができる。かかる構成により、レスト部材ステーを下方に挿入する際には高さ調整用係合片を複数の高さ調整用係合部のいずれかに係合させてレスト部材ステーを支持するとともに、操作ボタンを押圧して係合を解除し利用者任意の高さに調整することができる。
【0004】
一方、レスト部材ステーにおいては最も下部に位置する上記高さ調整用係合部のさらに下方において当該高さ調整用係合部の逆向きに係合部が形成されており、抜止がなされる。すなわち、この係合部は下部がレスト部材ステーの軸に垂直な平面であり、当該平面の上方でレスト部材ステーの外周に向けて傾斜が設けられた切欠である。従って、レスト部材ステーが上記筒体に挿入された状態で当該レスト部材ステーを上方に引き抜こうとすると、上記高さ調整用係合片がこの係合部の平面に係合し、レスト部材ステーの抜けが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のレスト部材サポート構造においては、次のような課題があった。すなわち、レスト部材ステーは上記高さ調整用係合片が通常状態でレスト部材ステー方向に付勢されることによって抜けが防止されるものの、当該高さ調整用係合片は上記操作ボタンによって進退可能であることから、利用者がこの操作ボタンを操作すれば容易にレスト部材ステーを筒体から抜くことができてしまう。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたものでレスト部材ステーが支持体から安易に脱落することを防止しながらも、必要に応じてレスト部材ステーの引き抜きが可能なレスト部材サポート構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、レスト部材から突設されるとともにその外周に軸方向に沿って複数の高さ調整用係合部が並設され、当該高さ調整用係合部の下部に第1の抜止係合部が設けられたレスト部材ステーと、支持体に埋設されて上記レスト部材ステーを挿入支持する筒体と、同筒体上部に設けられ、上記高さ調整用係合部と第1の抜止係合部とに係合可能な第1の係合片を第1の弾性体でレスト部材ステーの方向へ付勢するとともに外部からの押圧操作によって逆付勢力を作用させることにより付勢力作用線方向に沿って上記第1の係合片を進退可能な第1の係合片操作部と、上記レスト部材ステーと筒体とのいずれかまたはそれらの組み合わせに設けられた第2の抜止係合部と、上記レスト部材ステーと筒体とのいずれかまたはそれらの組み合わせに設けられ上記第2の抜止係合部に係合可能であるとともに第2の弾性体によって一方から他方に向けて付勢される第2の係合片と、上記第2の係合片に対して逆付勢力を作用させて同第2の係合片と第2の抜止係合部との係合状態を解除する係合解除機構とを具備する構成としてある。
【0007】
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、レスト部材はレスト部材ステーを介して支持されるようになっており、同レスト部材ステーは支持体に埋設された筒体に挿入支持される。このレスト部材ステーは複数の高さ調整用係合部のいずれに対して第1の係合片を係合させるかを適宜選択することによってレスト部材を所望の高さに調整することができる。第1の係合片はレスト部材ステーの方向に付勢されているので、レスト部材ステーの挿入量を調整し高さ調整用係合部が第1の係合片の位置に到達すると自動で第1の係合片と高さ調整用係合部とが係合してレスト部材ステーがロックされる。さらに、第1の係合片には第1の係合片操作部によって逆付勢力を作用させることができるので、当該第1の係合片操作部を押圧することによって上記係合状態を解除し、再びレスト部材ステーの高さを調整することが可能になる。
【0008】
一方、レスト部材ステーにおいて高さ調整用係合部の下部には第1の抜止係合部が設けられており上記第1の係合片はレスト部材ステーの方向に付勢されているので、レスト部材ステーの挿入量を調整して第1の抜止係合部が第1の係合片の位置に到達すると自動で第1の抜止係合部と第1の係合片とが係合する。従って、利用者がレスト部材ステーを筒体から引き抜こうとして同レスト部材ステーを単に持ち上げても第1の抜止係合部における係合によって抜けが防止される。この係合は第1の係合片操作部を押圧操作すれば容易に解除できるが、本発明においてはレスト部材ステーを容易に引き抜くことを防止するため、第1の係合片操作部を操作してレスト部材ステーを引き抜こうとしても抜けないように構成してある。
【0009】
このために第2の抜止係合部と第2の係合片とを設けてあり、第2の係合片がレスト部材ステーと筒体とのいずれかまたはそれらの組み合わせに設けられて一方から他方に付勢されているため、レスト部材ステーの挿入量を調整して第2の抜止係合部が第2の係合片の位置に到達すると自動で両者が係合する。従って、抜止がなされる。さらに、係合解除機構によって上記第2の係合片に対して逆付勢力を作用させて係合状態を解除することができるのでレスト部材ステーの抜けが完全に禁止されるわけではないが、上記第1の係合片操作部に対する単なる押圧操作のみでレスト部材ステーが脱落することはない。従って、レスト部材ステーが支持体から安易に脱落することを防止しながらも、必要に応じてレスト部材ステーを引き抜くことができる。
【0010】
本発明にかかるレスト部材サポート構造は種々のレスト部材に適用可能である。例えば、車両内のシートバックを支持体とするヘッドレストや屋内で利用する座椅子のアームレスト等に適用可能である。レスト部材ステーは筒体に支持された状態でレスト部材を支持することができればよく、筒体に挿入可能な外周面を有していればよい。すなわち、筒体が円筒形であってステー部分も円筒形であることが好ましいが、ステー部分は円柱であっても良い。さらに、筒体が矩形の内周面を有していればステー部分を角柱や矩形筒体で構成可能である。
【0011】
また、高さ調整用係合部においては第1の係合片と係合することによってレスト部材ステーの挿入量を維持(高さを維持)しつつ支持することができればよく、その形状は特に限定されない。レスト部材ステーの軸と略垂直な平板状部材で第1の係合片を構成し、上部がレスト部材ステーの軸に略垂直な平面であり、当該平面の下方でレスト部材ステーの外周に向けて傾斜が設けられた切欠で高さ調整用係合部を構成すれば、レスト部材ステーを引き抜く方向に移動させているときは係合させずに自由移動可能にし、下方への移動の際に上記平面によって係合させることができ調整を容易ならしめることができる。
【0012】
第1の抜止係合部においては第1の係合片と係合することによってレスト部材ステーの抜止をすることができればよく、その形状は特に限定されない。レスト部材ステーの軸と略垂直な平板状部材で第1の係合片を構成した場合、上記高さ調整用係合部の切欠を上下逆にしたような切欠で第1の抜止係合部を構成すれば、レスト部材ステーの抜止を行いつつもレスト部材ステーの挿入方向への移動を禁じることがなく利用者が再度高さ調整を行うこと等を可能にすることができる。第2の抜止係合部と第2の係合片との関係は、上記第1の抜止係合部と第1の係合片との関係と同様であり、抜止をすることができればよく形状が限定されないとともに切欠形状を上述のようにすればレスト部材ステーの抜止を行いつつも再度の高さ調整を可能にすることができる。上記第1の弾性体は第1の係合片に付勢力を作用させ、第2の弾性体は第2の係合片に付勢力を作用させることができればよく、具体的形状や材質等は限定されない。例えば、金属や樹脂製のスプリング、板バネ,所定の屈曲部位に応力を作用させる構成など種々の構成を採用可能である。
【0013】
また、第2の係合片の具体例として請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載のレスト部材サポート構造において、上記第2の係合片は、上記第1の係合片操作部の進退方向と略平行に進退可能に支持されるとともに上記第2の弾性体によってレスト部材ステー方向へ付勢される構成としてある。すなわち、第2の係合片は第1の係合片操作部の進退方向と略平行に進退可能であることによって、両者を近隣に配設し、あるいは当接して摺動するように構成しても進退経路が干渉し合うことがない。また、第2の係合片は第2の弾性体によって付勢されることから、第1の係合片操作部や第1の係合片と独立して付勢力が付与され、第1の係合片の状態によらず独立して第2の抜止係合部に対して進退することができる。むろん、第1の係合片操作部に対して第2の弾性体を支持したとしても、第1の係合片の状態によらず独立した抜止操作が可能である。
【0014】
係合解除機構は、第2の係合片に対して逆付勢力を作用させて同第2の係合片と第2の抜止係合部との係合状態を解除することができればよく、種々の構成を採用可能である。その具体例として請求項3にかかる発明は、上記請求項2に記載のレスト部材サポート構造において、上記係合解除機構は、上記第2の係合片と上記筒体との間に形成された挿入穴を備えており、当該挿入穴を介して細長い部材を挿入して当該部材の先端を上記第2の弾性体と第2の係合片とのいずれかまたはその組み合わせに係合させることにより逆付勢力を付与可能である構成としてある。
【0015】
すなわち、第2の係合片は筒体に覆われており、外部からは挿入穴を介して細長い部材を挿入することによって当該細長い部材の先端を第2の係合片や第2の弾性体に到達させることができる。従って、この細長い部材の先端を上記第2の弾性体と第2の係合片とのいずれかまたはその組み合わせに係合させて当該細長い部材を付勢力の作用線と逆方向に移動させることによって逆付勢力を付与することができる。両者のいずれかに逆付勢力を付与すれば、第2の係合片が第2の抜止係合部から遠ざかり、係合状態を解除することができる。
【0016】
ここで、細長い部材は先端を第2の弾性体と第2の係合片とのいずれかまたはその組み合わせに係合させて逆付勢力を作用させることができればよく、その形状は特に限定されない。細長い部材の先端を屈曲させると種々の形状の第2の弾性体および第2の係合片に容易に係合させることができて好適である。かかる形状によれば、第2の弾性体がバネであっても可撓性のある樹脂を湾曲させたものであってもそのいずれかに係合させれば容易に逆付勢力を作用させることができるし、第2の係合片に上記先端を掛けることができる切欠や穴を設けることによって容易に逆付勢力を作用させることができる。
【0017】
さらに、請求項4にかかる発明は、上記請求項2または請求項3のいずれかに記載のレスト部材サポート構造において、上記レスト部材ステーの挿入先端には、当該レスト部材ステーの挿入の際に上記第2の係合片に上記逆付勢力を作用させて当該第2の係合片を挿入経路から退避させるテーパが設けられている構成としてある。すなわち、通常状態において上記第2の係合片はレスト部材ステーの方向へ付勢されていることから、挿入先端が平坦なレスト部材ステーを筒体に挿入すれば第2の係合片と干渉してしまう。しかし、本発明のようにその挿入先端にテーパを設けておけば、挿入時には第2の係合片を退避させて容易に挿入を行うことができる。
【0018】
さらに、レスト部材ステーの安易な脱落を防止するための他の構成例として請求項5にかかる発明は、上記請求項1に記載のレスト部材サポート構造において、上記レスト部材ステーは筒状体であり、上記第2の抜止係合部は当該筒状体の周に設けられた係合穴と上記レスト部材ステーが所定の高さにある時に当該係合穴と対面するように上記筒体の内周に設けられた係合部とから構成され、上記第2の係合片は可撓性のある部材であって撓みながら上記筒状体内部に嵌入されるとともに一部を上記筒状体の周に設けられた係合穴に挿通して上記筒体の内周に設けられた係合部に係合可能である。
【0019】
すなわち、第2の係合片は可撓性のある部材であり、この撓力によって当該係合片自体が第2の弾性体としても作用する。また、レスト部材ステーを筒状体とし、当該筒状体の周に係合穴を設けてレスト部材ステーを挿入する筒体内周に係合部を設けることによって第2の係合片をレスト部材ステー内部に配設するとともに係合穴を介して係合片の一部を係合部に係合する。従って、従来のヘッドレストサポートのような構造において変化させるべき構成は係合穴や係合部を設ける構成のみであり、これに別部材の第2の係合片を加えるのみで本発明を構成可能である。この結果、本発明を非常に低コストで実現可能である。
【0020】
また、第2の係合片はレスト部材ステー内部に配設されることから、外部からは安易にその係合状態を変化させることができない。この係合状態を解除するための構成例として請求項6にかかる発明は、上記請求項5に記載のレスト部材サポート構造において、上記係合解除機構は、上記レスト部材ステーの周に設けられた挿入穴を備えており、当該挿入穴を介して略垂直に屈曲された棒状体を挿入するとともに上記レスト部材ステーの内部にて上記棒状体の先端で上記第2の係合片を押圧することにより係合解除可能である構成としてある。
【0021】
すなわち、第2の係合片がレスト部材ステー内部に嵌入されていることから、同第2の係合片に到達できるようにレスト部材ステーの周に挿入穴を設ける。この結果、略垂直に屈曲された棒状体を挿入することによって先端で第2の係合片を押圧することができる。ここにおいて第2の係合片が可撓性を有し、レスト部材ステーに嵌入されていることから、当該押圧によって撓んで上記係合状態が解除される。従って、安易に係合状態を解除できないように構成しているものの、その意志のある利用者は係合状態を解除してレスト部材ステーを引き抜くことができる。ここで、上記棒状体は第2の係合片を押圧して係合状態を解除可能な形状であれば良く、その形状が厳密に限定されるものではない。
【0022】
第2の係合片は、レスト部材ステーと別部材であるため上記構成によって係合状態を解除すると下方に落下する。そこで、この第2の係合片が脱落してレスト部材ステーを支持する支持体内部に取り残されることを防止できると好適である。かかる構成の具体例として請求項7にかかる発明は、上記請求項5または請求項6のいずれかに記載のレスト部材サポート構造において、上記レスト部材ステーの係合穴の下部には第2の係合穴が設けられており、上記第2の係合片の係合穴に対する係合が解除された後に当該第2の係合穴に第2の係合片を係合させることによって当該第2の係合片の脱落を防止する構成としてある。
【0023】
すなわち、第2の係合片が係合穴から脱落しても、その後に第2の係合片が第2の係合穴に係合することにより第2の係合片自体がレスト部材ステーから脱落してしまうことがない。従って、レスト部材ステーを支持する支持体内部に第2の係合片が取り残されることはなく、レスト部材ステーを引き抜くことによって同レスト部材ステーの下部に第2の係合片を係合させたまま支持体外部にて取り除くことができる。
【0024】
第2の係合片が支持体内部に取り残されることを防止するための他の構成例として請求項8にかかる発明は、上記請求項6または請求項7のいずれかに記載のレスト部材サポート構造において、上記レスト部材ステーと第2の係合片は紐状部材で連結されており、上記第2の係合片の係合穴に対する係合が解除された後に当該紐状部材を介して第2の係合片の脱落を防止する構成としてある。
【0025】
すなわち、第2の係合片とレスト部材ステーが紐状部材で連結されていることから、第二の係合片の係合が解除されて下方に落下したとしても当該第2の係合片は紐状部材でレスト部材ステーにぶら下がり、落下することはない。従って、レスト部材ステーを支持する支持体内部に第2の係合片が取り残されることはなく、レスト部材ステーを引き抜くことによって支持体外部にて容易に取り除くことができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、レスト部材ステーが支持体から安易に脱落することを防止しながらも、必要に応じて引き抜くことが可能なレスト部材サポート構造を提供することができる。
また、請求項2にかかる発明によれば、第2の係合片が第1の係合片の状態によらず独立して第2の抜止係合部に対して進退する構成を容易に採用することができる。
さらに、請求項3にかかる発明によれば、安易な脱落を防止しながらも所定の部材を使用することによって容易に係合状態を解除することができる。
さらに、請求項4にかかる発明によれば、レスト部材ステーを容易に挿入することができる。
【0027】
さらに、請求項5にかかる発明によれば、別部材の第2の係合片を加えるのみで本発明を構成可能であり、非常に低コストで実現可能である。
さらに、請求項6にかかる発明によれば、安易な脱落を防止しながらも所定の部材を使用することによって容易に係合状態を解除することができる。
さらに、請求項7にかかる発明によれば、レスト部材ステーを支持する支持体内部に第2の係合片が取り残されることが無い。
さらに、請求項8にかかる発明によれば、レスト部材ステーを支持する支持体内部に第2の係合片が取り残されることが無い。
【0028】
【発明の実施の形態】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ヘッドレストステーのサポート構造:
(2)高さ調整構造:
(3)第1の抜止構造:
(4)第2の抜止構造:
(5)第2の実施形態:
(6)第3の実施形態:
(7)第4の実施形態:
【0029】
(1)ヘッドレストステーのサポート構造:
図1は、本発明の一実施形態にかかるレスト部材サポート構造を自動車内のヘッドレストに対して適用した場合の使用例を斜視図により示している。同図において、シートバック10の上辺部分にて幅方向に配向されたフレーム11には、シートバック10の縦方向に配向された角パイプ12,12が所定間隔で溶接固定されている。ヘッドレスト20の底面から下方に突出するヘッドレストステー21,21は、上記角パイプ12,12に挿入支持される略筒体の樹脂製ヘッドレストサポート30,30に挿通され、ヘッドレストサポート30,30にて挿入支持することによって間接的にフレーム11に支持されている。
【0030】
並設されるヘッドレストステー21,21の側面には、後述する高さ調整用係合部と第1の抜止係合部と第2の抜止係合部とが設けられている。当該一方のヘッドレストステー21が挿入される側のヘッドレストサポート30は、図2に示すように、全体をなす筒部31とその上端にて支持される第1の係合片操作部32とによって構成される。筒部31は、上下方向に貫通する貫通穴31aと、上端にて筒部31の軸と略直角方向に開口した第1の係合片操作部保持穴31bとを備え、第1の係合片操作部32を第1の係合片操作部保持穴31bに右側から挿入し、貫通穴31aにヘッドレストステー21を挿入して保持するようになっている。図3は、第1の係合片操作部32を第1の係合片操作部保持穴31bに挿入した状態のA−A断面図である。
【0031】
第1の係合片操作部32は、中央に穴の空いた略板状の基体32eと利用者が押圧力を作用させるボタン部32bとを備え、高さ調整および抜止のために金属製の第1の係合片32aを装着し、抜止のために金属製の第2の係合片32dを装着するようになっている。第1の係合片32aは板状の部材であり、その長手辺側の一方に凸部を有し他方に凹部を有するとともに、短手辺の縁側に穴が設けられている。上記基体32e上面においてボタン部32bと反対側の角には突起32e1が設けられるとともに同突起32e1の手前に一対の係止片32e2が突設されている。
【0032】
従って、上記第1の係合片32aの凸部を突起32e1の間に配設しつつ、突起32e1を上記第1の係合片32aの穴に挿入することによって同第1の係合片32aのガタを防止しつつ基体32e上に支持することができる。第1の係合片操作部32は、ヘッドレストサポート30との間に第1の弾性体32cを介在させつつ上記第1の係合片操作部保持穴31bに挿入される。従って、通常状態において第1の係合片操作部32は上記第1の係合片操作部保持穴31bの開口方向に付勢され、第1の係合片32aの上記凹部も同開口方向に付勢される。
【0033】
一方、ヘッドレストステー21の片側には図4に示すようにその軸方向に沿って複数の高さ調整用係合部21bと第1の抜止係合部21aとが並設されている。これらの高さ調整用係合部21bと第1の抜止係合部21aとは第1の係合片操作部32の挿入方向奥側を向いており、ヘッドレストステー21のヘッドレストサポート30に対する挿入量を調整することによって高さ調整用係合部21bと第1の抜止係合部21aとが上記第1の係合片32aの上記凹部と対面するようになっている。第1の係合片32aの凹部は第1の係合片操作部保持穴31bの開口方向に付勢されるので、通常状態においては高さ調整用係合部21bや第1の抜止係合部21aと対面したときに係合する。
【0034】
さらに、本発明においては上記抜止係合部21aと第1の係合片32aとによる係合と独立した抜止を実現している。すなわち、ヘッドレストステー21において高さ調整用係合部21bや第1の抜止係合部21aと反対側の面には第2の抜止係合部21cが設けられており、上記第2の係合片32dと第2の抜止係合部21cとの係合を可能に構成している。図5は、第1の係合片操作部32の一部破断上面図である。同図において、第2の係合片32dは板状の部材であるとともに、矩形部材の一方の長手辺の中央と他方の長手辺の両角を切り欠いたような形状である。両角が切り欠かれた辺の中央は外方に円弧状の突起32d1が設けてあり、突起の内側には円形の穴32d2が空けてある。
【0035】
第1の係合片操作部32のボタン部32bの内側には第2の弾性体32fが一体的に成形されている。同第2の弾性体32fは、基体32eの平面に略同一の面内において基体32e中央穴の内周辺から第1の係合片操作部32の挿入方向と略垂直に突設され、略U字状になるように略180度屈曲される。また、この第2の弾性体32fの先端付近は湾曲されており、上記円弧状の突起32d1と当接するようになっている。
【0036】
従って、第2の弾性体32f先端の湾曲部と円弧状の突起32d1とを当接させながら上記第2の係合片32dを基体32eの平面内に配設すると、同第2の係合片32dは第2の弾性体32fの弾性力によって第1の係合片操作部32の挿入方向へ付勢される。従って、上記第1の弾性体32cと独立した付勢力を第2の係合片32dに作用させるとともに、ヘッドレストステー21のヘッドレストサポート30に対する挿入量を調整することによって第2の抜止係合部21cと第2の係合片32dとを係合させることができる。
【0037】
(2)高さ調整構造:
本発明においては、上述の各係合片に対する付勢と各係合部の形状とによって適切な高さ調整と抜止を行うようにしてある。高さ調整は高さ調整用係合部21bと第1の係合片32aとの係合によって行う。図6は、高さ調整用係合部21bと第1の係合片32aとが係合した状態を示すA−A断面図である。同図に示すように高さ調整用係合部21bは、上部がヘッドレストステー21の軸に垂直な平面であり当該平面の下方でヘッドレストステー21の外周に向けて傾斜が設けられた切欠である。ヘッドレストステー21を貫通穴31aに挿入し、上方に移動させると高さ調整用係合部21bと第1の係合片32aとが対面した位置で上記第1の弾性体32cの付勢力によって第1の係合片操作部32がヘッドレストステー21方向に移動し、図に示すように高さ調整用係合部21bと第1の係合片32aとが係合する。
【0038】
高さ調整用係合部21bは上述のように上部が平面であることから、通常状態でヘッドレストステー21をさらに下方に移動させることができず、この係合状態が維持される。また、高さ調整用係合部21bの下方に傾斜が設けられていることから、図6に示す状態でヘッドレストステー21を上方に移動させると当該傾斜部分が上記第1の弾性体32cに逆付勢力を作用させて第1の係合片32aをヘッドレストステー21と逆側に退避させる。従って、上方にヘッドレストステー21を移動させるに際して高さ調整用係合部21bが障害になることはない。
【0039】
むろん、図6に示す係合状態においても、利用者がボタン部32bを押圧することによって上記第1の弾性体32cに逆付勢力を作用させて第1の係合片32aをヘッドレストステー21と逆側に退避させることは可能である。従って、高さ調整において、利用者はヘッドレストステー21を上方に所望の量移動させ、ヘッドレスト20をある程度の高さに調整した後にヘッドレスト20を下降させると、高さ調整用係合部21bと第1の係合片32aとが係合して所定の高さでヘッドレスト20がロックされる。ここで、ヘッドレスト20を高くしすぎた場合にはボタン部32bを押圧することによってヘッドレストステー21を再び下降させることができ、自由に調整し直すことができる。
【0040】
(3)第1の抜止構造:
抜止は利用者がボタン部32bを押圧することによって容易に解除可能な第1の機構と、別部材を使用して解除可能な第2の機構との2つの機構が構成される。第1の機構においては第1の抜止係合部21aと第1の係合片32aとの係合によって抜止を行う。図7は、第1の抜止係合部21aと第1の係合片32aとが係合した状態を示すA−A断面図である。第1の抜止係合部21aは上記高さ調整用係合部21bの下方に設けられており、同図に示すように下部がヘッドレストステー21の軸に垂直な平面であり、当該平面の上方でヘッドレストステー21の外周に向けて傾斜が設けられた切欠である。
【0041】
ヘッドレストステー21を貫通穴31aに挿入し、上方に移動させると第1の抜止係合部21aと第1の係合片32aとが対面した位置で上記第1の弾性体32cの付勢力によって第1の係合片操作部32がヘッドレストステー21方向に移動し、図に示すように第1の抜止係合部21aと第1の係合片32aとが係合する。第1の抜止係合部21aは上述のように下部が平面であることから、通常状態でヘッドレストステー21をさらに上方に移動させることができず、抜止として作用する。また、第1の抜止係合部21aの上方に傾斜が設けられていることから、図7に示す状態でヘッドレストステー21を下方に移動させると当該傾斜部分が上記第1の弾性体32cに逆付勢力を作用させて第1の係合片32aをヘッドレストステー21と逆側に退避させる。従って、抜止がなされた状態であってもヘッドレストステー21を下方に移動させることはできる。
【0042】
(4)第2の抜止構造:
むろん、図7に示す係合状態においても、利用者がボタン部32bを押圧することによって上記第1の弾性体32cに逆付勢力を作用させて第1の係合片32aをヘッドレストステー21と逆側に退避させることは可能である。従って、利用者は容易に抜止を解除することができ、かかる構成のみであればヘッドレスト20が安易にシートバック10から脱落してしまう。そこで、第2の抜止構造を設け、ヘッドレスト20が安易にシートバック10から脱落することを防止している。
【0043】
第2の機構においては第2の抜止係合部21cと第2の係合片32dとの係合によって抜止を行う。図8は、第2の抜止係合部21cと第2の係合片32dとが係合した状態を示すA−A断面図である。第2の抜止係合部21cは上記第1の抜止係合部21aよりさらに下方であって同第1の抜止係合部21aの逆側に設けられており、切欠の形状は第1の抜止係合部21aと同様である。上記第1の機構による抜止を解除して、ヘッドレストステー21を上方に移動させると第2の抜止係合部21cと第2の係合片32dとが対面した位置で上記第2の弾性体32fの付勢力によって第2の係合片32dがヘッドレストステー21方向に移動し、図に示すように第2の抜止係合部21cと第2の係合片32dとが係合する。
【0044】
第2の抜止係合部21cは上述のように下部が平面であることから、通常状態でヘッドレストステー21をさらに上方に移動させることができず、抜止として作用する。また、第2の抜止係合部21cの上方に傾斜が設けられていることから、図8に示す状態でヘッドレストステー21を下方に移動させると当該傾斜部分が上記第2の弾性体32fに逆付勢力を作用させて第2の係合片32dをヘッドレストステー21と逆側に退避させる。従って、抜止がなされた状態であってもヘッドレストステー21を下方に移動させることはできる。尚、図8に示すようにヘッドレストステー21の下端において、上記第2の係合片32dと同側にはテーパ22が設けられており、ヘッドレストステー21の挿入の際にはテーパ22にて第2の係合片32dを退避させることによりヘッドレストステー21先端と第2の係合片32dとを干渉させないようになっている。
【0045】
ここで、第1の係合片操作部32のボタン部32bを押圧しても同第1の係合片操作部32の奥側の先端がヘッドレストサポート30の内壁に当接していることにより第1の係合片操作部32をそれ以上奥に移動させることはできない。また、ボタン部32bを引き抜こうとしても第1の係合片32aとヘッドレストステー21外周とが当接していることから、引き抜くこともできない。従って、ボタン部32bによって第2の弾性体32fに対して逆付勢力を作用させることができず、同ボタン部32bによって抜止を解除することはできない。
【0046】
本実施形態においては、特殊工具によって第2の係合片32dと第2の抜止係合部21cとの係合を解除可能な係合解除機構が構成されており、第1の係合片操作部32の下部に上記特殊工具の先端を第2の係合片32dに到達させる到達経路33が設けられている。図9はヘッドレストサポート30上部の左側面図である。図において、到達経路33は楕円を短半径に平行に切断するとともに細長い長方形の長手辺を楕円の短半径に平行に配置したような形状の開口を有しており、上記第1の係合片操作部32の挿入方向に沿って略平行に貫通穴31aまで連通されている。
【0047】
特殊工具40は先端が略直角に屈曲された細長い部材40aを有しており、図10に示すように部材40aを上記到達経路33の開口に挿入して先端を第2の係合片32dに到達させることができる。ここで、同図に示すように特殊工具40の先端を奥まで挿入して部材40aの先端を上記ヘッドレストステー21の外周面に当接させた状態で部材40aの先端を係合片32dの穴32d2の直下に配置させることができる。さらに、部材40aの先端径は第2の係合片32dの穴32d2の径と略同一であり、また、穴32d2の下部は下側に向けて開口径が大きくなるようにテーパが設けられている。従って、図10に示す状態で特殊工具40を上方に移動させることによって部材40aの先端を穴32d2にスムーズに挿入することができる。
【0048】
部材40aの先端を穴32d2に挿入した状態で特殊工具40を第1の係合片操作部32の挿入方向逆側に引くと、図11に示すように第2の弾性体32fに逆付勢力が作用して第2の係合片32dが第1の係合片操作部32の挿入方向逆側に移動する。この結果、第2の係合片32dと第2の抜止係合部21cとの係合が解除され、ヘッドレストステー21を上方に引き抜くことが可能になる。尚、上記部材40aを第2の係合片32dの穴32d2にスムーズに挿入するための構成は上記図10に示すもののほか種々の態様を採用可能である。
【0049】
例えば図12の断面図に示すように部材40aの先端に突起40a1を設け、特殊工具40を到達経路33に挿入して突起40a1をヘッドレストステー21の外周面に当接させた状態で部材40aの先端を上記穴32d2にスムーズに挿入できるようにした構成等を採用可能である。図13はさらに他の構成を採用した場合におけるヘッドレストサポート30の断面図である。同図に示す構成においては、到達経路33奥側の構成等が異なっている。
【0050】
すなわち、到達経路33は第1の係合片操作部32の挿入方向に沿って奥側に伸びるとともに、貫通穴31aに連通しないように突設部33aが設けられている。突設部33aは到達経路33の最奥部で上記先端が略直角に屈曲された特殊工具40と当接可能である。同図13に示すようにヘッドレストステー21の外周と第2の係合片32dとが当接している状況において特殊工具40の先端と突設部33aを当接させると、特殊工具40の先端は穴32d2の直下に位置するようになっている。
【0051】
穴32d2の内径は特殊工具40の先端外径より若干大きくなっており、同穴32d2の下部には開口部が広くなるようにテーパが設けられている。従って、各部材の寸法誤差を吸収可能に構成されているとともに、図に示すように第2の係合片32dと第2の抜止係合部21cとが係合しておらず、ヘッドレストステー21の外周と第2の係合片32dとが当接している状況で、特殊工具40の先端を穴32d2にスムーズに挿入することが可能である。
【0052】
また、この状況において、同図に示す第2の弾性体32fの周囲には多少の空間がある。すなわち、同第2の弾性体32fが完全に縮んでおらず特殊工具40を引くことによって第2の弾性体32fをさらに縮めることができる。ヘッドレストステー21の外径と貫通穴31aの内径とでは多少の遊びがあるものの、特殊工具40を引くことにより第2の係合片32dを確実に退避させることができる。従って、ヘッドレストステー21を上昇させる際に、同第2の係合片32dと第2の抜止係合部21cとを干渉させることなく同ヘッドレストステー21を上方に引き抜くことができる。
【0053】
以上述べたように、本発明にかかる第2の抜止構造においては、図10,図12に示すように第2の係合片32dと第2の抜止係合部21cとが係合した状態で特殊工具40を使用する構成とすることもできるし、図13に示すように両者が係合していない状態で特殊工具40を使用する構成とすることもでき、種々の構成が採用可能である。すなわち、ヘッドレストステー21がどのような状況にあっても、特殊工具40を使用することによって抜止を解除可能であり、この結果、ヘッドレストステー21がヘッドレストサポート30から安易に脱落することを防止するとともに、必要に応じて引き抜くことが可能な構成を提供することができる。
【0054】
(5)第2の実施形態:
以上説明したように、本発明においては第1の抜止係合部21aと高さ調整用係合部21bとの切欠形状を適切なものとし、これらの係合部に対して第1の係合片32aを進退させることによって高さ調整と抜止を実施する構成において、この機構とは別の機構によって抜止を実現し、この抜止を特殊工具40によって解除するよう構成することによってヘッドレスト20の安易な脱落を防止していた。しかし、上記安易な脱落を防止するための抜止機構は上記のものに限られず、種々の構成が採用可能である。
【0055】
図14は第2の実施形態にかかるヘッドレストサポートおよびヘッドレストステーのB−B断面図であり、図15は同左側面図である。本実施形態においては、上記第2の機構が異なっておりそれ以外の構成、すなわち高さ調整や第1の抜止等の構成は上記第1実施形態と同様であるからそれらの構成は第1実施形態と同様の符号を付してある。第2の実施形態においては、抜止のために独立した部材である樹脂製の第2の係合片320dを構成する。
【0056】
第2の係合片320dは、断面略U字形状体の両端において外側に突起320d1,320d2を突出させるようにして一体成形された部材である。同第2の係合片320dは、樹脂製であるため可撓性を有しており突起320d1,320d2を結ぶ直線方向に両者を近接離間させるように撓ませることができる。突起320d2は第2の係合片320dの外側に向けて突出した半球形の突起であり、突起320d1は第2の係合片320dの外側に向けた略角状の突起であるとともに一面にテーパが設けてある。
【0057】
ヘッドレストステー21においてその軸方向には上記第1実施形態と同様に図示しない高さ調整用係合部21bと第1の抜止係合部21aとが設けられており、その下部に挿入穴210dが設けられている。さらに、その下部には対面するように係合穴210c1,210c2,210c3が空けられている。係合穴210c1は、上記第2の係合片320dの突起320d1を係合し、係合穴210c2,210c3は上記第2の係合片320dの突起320d2を係合する穴である。
【0058】
一方、ヘッドレストサポート30側において第1の係合片操作部32においては上述の高さ調整用係合部21bと第1の抜止係合部21aとによって高さ調整と第1の抜止とを実施するため第1の係合片32aを備えており、第1の係合片32aにかかる構成は上記第1実施形態と同様である。しかし、第2の抜止は上記第2の係合片320dによって実施するため、上記第2の係合片32dのような構成は採用しておらず、これらが配設されていた空間には樹脂が充填されている。すなわち、図14に示すように第1の係合片32aとヘッドレストステー21の最外周とが当接している状態において、縁がヘッドレストステー21の最外周と略当接する様に樹脂が充填され、成形されている。
【0059】
また、第1の係合片操作部32の挿入位置の下方には、従来のヘッドレストサポート30においても備えられているような角パイプ用クッション340が形成されている。角パイプ用クッション340は、その軸が第1の係合片操作部32の挿入方向と略平行な略楕円状の筒状体であり、ヘッドレストサポート30の外周面から貫通穴31a側へと連通した穴である。この角パイプ用クッション340は樹脂製であることからその筒体を押し潰す方向に弾性力を有している。従って、ヘッドレストサポート30を上記シートバック10の角パイプ12に挿入する際に同角パイプ12の上端面と当接して僅かに押し潰されることによって角パイプ12に対して下方向の弾性力を作用させ、角パイプ12とヘッドレストサポート30とにガタを生じることなく支持させることができる。
【0060】
この角パイプ用クッション340は連通した穴であることから、貫通穴31a側にも開口しており、ヘッドレストステー21をヘッドレストサポート30に所定量挿入した状態において上記係合穴210c1と対面するようになっている。上記突起320d1の突出量は、上記ヘッドレストステー21の壁厚よりも大きくなっており、図14に示すように同突起320d1が係合穴210c1を貫通して角パイプ用クッション340のヘッドレストステー21側の開口部に係合することが可能である。
【0061】
この係合状態において、上記突起320d1の上面が平面であることから、単にヘッドレストステー21を上方に引き抜こうとしても同図の状態より上方に移動させることができずに抜止として作用する。尚、上記突起320d1の下面にはテーパが設けられているので、第2の係合片320dの突起320d1を係合穴210c1に係合し、突起320d2を係合穴210c2に係合した状態でヘッドレストステー21の先端を貫通穴31aにスムーズに挿入することができる。すなわち、ヘッドレストステー21の先端を貫通穴31aに挿入して下降させると、上記突起320d1のテーパが貫通穴31aの上開口部の縁に当接し、ヘッドレストステー21内側に退避する。この結果、図16に示すように突起320d1を退避させた状態でヘッドレストステー21を下降させることができる。
【0062】
また、ヘッドレストステー21の下降過程で突起320d1が角パイプ用クッション340の開口部に対面したときには、図14に示すように突起320d1が角パイプ用クッション340の開口部に係合するが、さらに、ヘッドレストステー21を下方に移動させようとしたときには、やはりテーパを介して突起320d1をヘッドレストステー21方向に退避させる力が作用し、上記角パイプ用クッション340との係合を解除させてヘッドレストステー21を下方に移動させることができる。むろん、このときヘッドレストステー21を再上昇させようとしても突起320d1と角パイプ用クッション340の開口部とが係合し、特殊工具を使用しない限りそれ以上は上昇させることができない。
【0063】
すなわち、本実施形態においても、安易なヘッドレスト20の脱落を防止してあり、ヘッドレストステー21を引き抜くための係合解除には特殊工具400を使用するようになっている。上記挿入穴210dは当該特殊工具400を挿入するための穴であり、本実施形態においては特殊工具400の先端をヘッドレストステー21内部で上記第2の係合片320dに押しつけることによって角パイプ用クッション340に対する第2の係合片320dの係合を解除するようになっている。
【0064】
すなわち、図17に示すように特殊工具400は棒状体400aを有しており、一部が略垂直に屈曲されていることによって棒状体400aを先端から上記挿入穴210dに挿入可能になっている。また、ヘッドレストステー21の内部においては棒状体400aの先端を第2の係合片320dに到達させることが可能であり、同先端にて第2の係合片320dを押圧することができる。棒状体400aの先端で第2の係合片320dを押圧すると同第2の係合片320dが撓み、突起320d1と突起320d2とが近接して突起320d1と上記係合穴210c1との係合状態が解除される。従って、これ以後ヘッドレストステー21を上方に移動させることが可能になり、ヘッドレストサポート30から引き抜くことができる。
【0065】
尚、上記棒状体400aの先端によって突起320d1と上記係合穴210c1との係合状態が解除されると第2の係合片320dが下方に移動するが、上記係合穴210c2の下方に係合穴210c3が配設されていることによって上記第2の係合片320dが下降する過程にて突起320d2が図18に示すように係合穴210c3に係合する。第2の係合片320dは樹脂製であってUの字状の部分を外側に開こうとする撓力が作用するので、当該係合穴210c3に対する係合によって第2の係合片320dは図18に示す状態から下方に落下することなく維持される。従って、第2の係合片320dがヘッドレストステー21から脱落してシートバック10内に取り残されることはない。
【0066】
ここで、本実施形態において第2の係合片320dはヘッドレストステー21の内周面に向けて撓力を作用させる弾性体であれば良く、上述のように略Uの字状に限られることはない。例えば、半球状の係合片を構成すること等も可能である。また、突起320d1と係合穴210c1との係合状態を解除するための構成も上記特殊形状の工具によるものに限られることはない。すなわち、上記角パイプ用クッション340はシートバック10内に埋設されているが、同シートバック10の上辺に図19に示すように小穴402を開口させ、当該小穴402と角パイプ用クッション340におけるヘッドレストサポート30外周面側の開口と連通する経路を設ければ、当該シートバック10の上辺の小穴402から湾曲した細長い部材を有した特殊工具401の先端を挿入することによって同図に示すように上記係合状態を解除することができる。
【0067】
むろん、上記突起320d1を係合させるための穴も上記角パイプ用クッション340に限られず、図20に示すようにヘッドレストサポート30の一部位に穴340aを設けて同突起320d1を係合させるよう構成しても良い。さらに、上記第2の係合片320dの脱落を防止するための構成も上記係合穴210c3によるものに限られない。例えば、第2の係合片320dとヘッドレストステー21とを紐状の部材で連結すれば、同紐状の部材で第2の係合片320dの脱落を防止することができる。
【0068】
(6)第3の実施形態:
さらに、本発明の細部において上記実施形態と異なる構成を採用することも可能である。例えば、第2の弾性体にかかる構成も種々のものが採用可能である。図21は第3の実施形態においてレスト部材ステーを挿入した状態の断面図であり、図22は第3の実施形態における第1の係合片操作部の一部破断上面図である。この第3の実施形態においては第2の弾性体としてスプリングを採用しており、他の構成は上記第1の実施形態と同様である。
【0069】
すなわち、図に示すように第2の弾性体320fはスプリングであり、第1の係合片操作部において第2の弾性体320fを挿入する挿入片320f1が設けられている。第2の弾性体320fは第1の係合片操作部に挿入支持され、その軸は第2の係合片32d方向に配向される。従って、第2の弾性体320fの端部は第2の係合片32dと当接して弾性力が作用し、第2の弾性体320fは第1の係合片操作部32の挿入方向へ付勢される。従って、かかる構成においても上記第1の弾性体32cと独立した付勢力を第2の係合片32dに作用させることができる。
【0070】
また、上記特殊工具40の先端を挿入するための穴32d2も上記円形のものに限られず、図22に示すように矩形等のものであっても良い。かかる矩形状の穴321d2であっても特殊工具40の先端を挿入することができれば、先端を穴321d2に挿入した状態で特殊工具40を第1の係合片操作部32の挿入方向逆側に引くと第2の弾性体320fに逆付勢力が作用する。従って、第2の係合片32dが第1の係合片操作部32の挿入方向逆側に移動し、第2の係合片32dと第2の抜止係合部21cとの係合を解除することができる。
【0071】
(7)第4の実施形態:
図23は第4の実施形態における第1の係合片操作部の一部破断上面図であり、図24は第4の実施形態における第2の係合片の斜視図である。図においては第2の弾性体と第2の係合片とが一体製作された部材によって構成され、他の構成は上記第1の実施形態と同様である。第2の係合片322dは板状の部材から形成され、第2の係合片322dの形状は上記第2の係合片32dと略同一である。しかし、上記第2の係合片32dに円弧状の突起32d1が設けられていた側の辺には屈曲部322f1と細長い弾性部322f2が連設されている。
【0072】
すなわち、屈曲部322f1は上記第2の係合片322dの平板表面に対して略垂直に屈曲されており、弾性部322f2はさらに略U字状に屈曲されて図24に示すような形状になっている。従って、弾性部322fの一方側を上記第1の係合片操作部の内面に当接させながら上記第2の係合片322dを基体32eの平面内に配設すると、同第2の係合片322dは第2の弾性体322fの弾性力によって第1の係合片操作部32の挿入方向へ付勢される。従って、上記第1の弾性体32cと独立した付勢力を第2の係合片322dに作用させるとともに、ヘッドレストステー21のヘッドレストサポート30に対する挿入量を調整することによって第2の抜止係合部21cと第2の係合片32dとを係合させることができる。
【0073】
以上述べてきたように、本発明においてはヘッドレストステー21に高さ調整用係合部21bと第1の抜止係合部21aとを設け、第1の弾性体32cによって進退動作可能な第1の係合片操作部32に第1の係合片32aを取り付け、高さ調整用係合部21bと第1の抜止係合部21aとに係合させることによって高さ調整と第1の抜止を実施する。さらに、この機構とは別の機構によって第2の係合片32dと第2の抜止係合部21cとを係合させて第2の抜止を実施する。第2の抜止における係合は特殊工具等によって解除可能に構成する。従って、ヘッドレストステー21がシートバック10から安易に脱落することを防止しながらも、必要に応じてヘッドレストステー21の引き抜きが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるレスト部材サポート構造の適用状況を示す斜視図である。
【図2】レスト部材サポートの構成を示す斜視図である。
【図3】レスト部材ステーを挿入した状態のA−A断面図である。
【図4】レスト部材サポートの構成を示す斜視図である。
【図5】第1の係合片操作部の一部破断上面図である。
【図6】高さ調整用係合部と第1の係合片とが係合した状態を示すA−A断面図である。
【図7】第1の抜止係合部と第1の係合片とが係合した状態を示すA−A断面図である。
【図8】第2の抜止係合部と第2の係合片とが係合した状態を示すA−A断面図である。
【図9】ヘッドレストステーサポート上部の左側面図である。
【図10】係合を解除する際のA−A断面図である。
【図11】係合を解除する際のA−A断面図である。
【図12】係合を解除する際のA−A断面図である。
【図13】係合を解除する際のA−A断面図である。
【図14】第2の実施形態のB−B断面図である。
【図15】第2の実施形態の左側面図である。
【図16】ヘッドレストステー挿入時のB−B断面図である。
【図17】係合を解除する際のB−B断面図である。
【図18】係合を解除する際のB−B断面図である。
【図19】係合を解除する際のB−B断面図である。
【図20】突起を係合させる穴として他の構成を採用した場合のB−B断面図である。
【図21】第3の実施形態においてレスト部材ステーを挿入した状態の断面図である。
【図22】第3の実施形態における第1の係合片操作部の一部破断上面図である。
【図23】第4の実施形態における第1の係合片操作部の一部破断上面図である。
【図24】第4の実施形態における第2の係合片の斜視図である。
【符号の説明】
10…シートバック
11…フレーム
12…角パイプ
20…ヘッドレスト
21…ヘッドレストステー
21a…第1の抜止係合部
21b…高さ調整用係合部
21c…第2の抜止係合部
22…テーパ
30…ヘッドレストサポート
31…筒部
31a…貫通穴
31b…第1の係合片操作部保持穴
32…第1の係合片操作部
32a…第1の係合片
32b…ボタン部
32c…第1の弾性体
32d…第2の係合片
32d1…突起
32d2…穴
32e…基体
32e1…突起
32e2…係止片
32f…第2の弾性体
33…到達経路
40…特殊工具
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rest member support structure, and more particularly to a rest member support structure suitable for application to a headrest supported by a seat back upper end.
[0002]
[Prior art]
In the conventional headrest support structure, a rest member stay protruding downward from the rest member is inserted into a cylinder embedded in the upper side of the seat back, and the height of the rest member is adjusted by a height adjustment mechanism in the cylinder. Supports the stay. In the height adjustment mechanism, a height adjustment engagement portion is formed by providing a plurality of notches on the side surface of the rest member stay, and the height that can be moved forward and backward with respect to the height adjustment engagement portion at the upper end of the cylindrical body An adjustment engagement piece is provided. The height adjusting engagement portion is a cutout having an upper portion which is a plane perpendicular to the axis of the rest member stay, and is inclined toward the outer periphery of the rest member stay below the plane.
[0003]
Further, the height adjustment engagement piece is urged toward the rest member stay in a normal state by an elastic body, and a reverse urging force is applied by pressing an operation button provided on the cylindrical body, thereby engaging the height adjustment member. The combined piece can be retracted from the rest member stay. With this configuration, when the rest member stay is inserted downward, the height adjustment engagement piece is engaged with one of the plurality of height adjustment engagement portions to support the rest member stay, and the operation button The user can be pressed to release the engagement and adjusted to any height desired by the user.
[0004]
On the other hand, in the rest member stay, an engaging portion is formed in the opposite direction of the height adjusting engaging portion further below the height adjusting engaging portion located at the lowermost portion, thereby preventing the rest member stay. In other words, the engaging portion is a notch having a lower portion which is a plane perpendicular to the axis of the rest member stay and is inclined toward the outer periphery of the rest member stay above the plane. Therefore, when the rest member stay is inserted into the cylindrical body and the rest member stay is pulled upward, the height adjusting engagement piece engages with the plane of the engaging portion, and the rest member stay Omission is prevented.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional rest member support structure described above has the following problems. That is, the rest member stay is prevented from coming off when the height adjusting engagement piece is urged toward the rest member stay in a normal state, but the height adjusting engagement piece is advanced and retracted by the operation button. Since it is possible, if a user operates this operation button, a rest member stay can be easily extracted from a cylinder.
The present invention has been made in view of the above problems, and provides a rest member support structure in which the rest member stay can be pulled out as necessary while preventing the rest member stay from easily falling off the support. Objective.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is provided with a plurality of height adjustment engaging portions arranged along the axial direction on the outer periphery of the rest member. A rest member stay provided with a first retaining engagement portion at a lower portion of the engagement portion, a cylinder body embedded in the support body to insert and support the rest member stay, and provided at the upper portion of the cylinder body. The first engagement piece that can be engaged with the height adjusting engagement portion and the first retaining engagement portion is urged toward the rest member stay by the first elastic body and reversely pressed by an external pressing operation. One of the first engagement piece operating portion capable of moving the first engagement piece back and forth along the direction of the urging force acting line by applying the urging force, and the rest member stay and the cylindrical body, or their Second retaining engagement portion provided in combination, rest member stay and cylindrical body A second engagement piece that is provided in any one or a combination thereof and can be engaged with the second retaining engagement portion and is biased from one to the other by the second elastic body; The second engagement piece is configured to include a disengagement mechanism that releases an engagement state between the second engagement piece and the second retaining engagement portion by applying a reverse biasing force to the second engagement piece. .
[0007]
In the invention according to claim 1 configured as described above, the rest member is supported via the rest member stay, and the rest member stay is inserted and supported by the cylindrical body embedded in the support body. The The rest member stay can adjust the rest member to a desired height by appropriately selecting which of the plurality of height adjusting engaging portions the first engaging piece is engaged with. Since the first engagement piece is urged in the direction of the rest member stay, the insertion amount of the rest member stay is adjusted, and the height adjustment engagement portion automatically reaches the position of the first engagement piece. The first engaging piece and the height adjusting engaging portion are engaged to lock the rest member stay. Further, since the reverse biasing force can be applied to the first engagement piece by the first engagement piece operation portion, the engagement state is released by pressing the first engagement piece operation portion. Then, it becomes possible to adjust the height of the rest member stay again.
[0008]
On the other hand, in the rest member stay, a first retaining engagement portion is provided below the height adjustment engagement portion, and the first engagement piece is biased in the direction of the rest member stay. When the insertion amount of the rest member stay is adjusted and the first retaining engagement portion reaches the position of the first engagement piece, the first retaining engagement portion and the first engagement piece are automatically engaged. . Therefore, even if the user simply lifts the rest member stay in order to pull out the rest member stay from the cylindrical body, the removal is prevented by the engagement in the first retaining engagement portion. This engagement can be easily released by pressing the first engaging piece operating portion. However, in the present invention, the first engaging piece operating portion is operated to prevent the rest member stay from being easily pulled out. And it is comprised so that it may not come out even if it tries to pull out a rest member stay.
[0009]
For this purpose, a second retaining engagement portion and a second engagement piece are provided, and the second engagement piece is provided on one of the rest member stay and the cylindrical body or a combination thereof, and from one side. Since it is biased to the other side, when the amount of insertion of the rest member stay is adjusted and the second retaining engagement portion reaches the position of the second engagement piece, both engage automatically. Accordingly, the stopper is made. Furthermore, since the engagement state can be released by applying a reverse biasing force to the second engagement piece by the engagement release mechanism, the removal of the rest member stay is not completely prohibited. The rest member stay does not fall off only by a simple pressing operation on the first engaging piece operating portion. Accordingly, the rest member stay can be pulled out as necessary while preventing the rest member stay from easily falling off the support.
[0010]
The rest member support structure according to the present invention can be applied to various rest members. For example, the present invention can be applied to a headrest using a seat back in a vehicle as a support, an armrest of a seat chair used indoors, and the like. The rest member stay only needs to be able to support the rest member in a state of being supported by the cylindrical body, and may have an outer peripheral surface that can be inserted into the cylindrical body. That is, it is preferable that the cylinder is cylindrical and the stay portion is also cylindrical, but the stay portion may be a column. Furthermore, if the cylindrical body has a rectangular inner peripheral surface, the stay portion can be configured by a prism or a rectangular cylindrical body.
[0011]
In addition, the height adjusting engagement portion may be supported by maintaining the insertion amount of the rest member stay (maintaining the height) by engaging with the first engagement piece. It is not limited. The first engaging piece is constituted by a flat plate member that is substantially perpendicular to the axis of the rest member stay, the upper part is a plane that is substantially perpendicular to the axis of the rest member stay, and is directed to the outer periphery of the rest member stay below the plane. If the engaging part for height adjustment is configured by a notch provided with an inclination, the rest member stay can be freely moved without being engaged when the rest member stay is moved in the pulling direction, and when moving downward, It can be engaged by the said plane, and adjustment can be made easy.
[0012]
There is no particular limitation on the shape of the first retaining engagement portion as long as the rest member stay can be retained by engaging the first engagement piece. When the first engagement piece is constituted by a flat plate member that is substantially perpendicular to the axis of the rest member stay, the first retaining engagement portion is a notch in which the notch of the height adjusting engagement portion is turned upside down. With this configuration, it is possible to allow the user to adjust the height again without prohibiting the movement of the rest member stay in the insertion direction while preventing the rest member stay from being removed. The relationship between the second retaining engagement portion and the second engagement piece is the same as the relationship between the first retaining engagement portion and the first engagement piece, and it is sufficient if it can be retained. However, if the cutout shape is set as described above, it is possible to adjust the height again while keeping the rest member stay in place. The first elastic body only needs to apply a biasing force to the first engagement piece, and the second elastic body can apply a biasing force to the second engagement piece. It is not limited. For example, various configurations such as a metal or resin spring, a leaf spring, and a configuration in which a stress is applied to a predetermined bent portion can be employed.
[0013]
As a specific example of the second engagement piece, the invention according to claim 2 is the rest member support structure according to claim 1, wherein the second engagement piece is the first engagement piece operation. It is configured to be supported so as to be able to advance and retreat substantially in parallel with the advancing and retreating direction of the portion and to be urged toward the rest member stay by the second elastic body. In other words, the second engagement piece can be moved back and forth substantially in parallel with the advance and retreat direction of the first engagement piece operation portion, so that both are arranged in the vicinity or abut and slide. However, the advancing and retreating paths do not interfere with each other. In addition, since the second engagement piece is urged by the second elastic body, an urging force is applied independently of the first engagement piece operation portion and the first engagement piece, Regardless of the state of the engagement piece, it can advance and retreat independently with respect to the second retaining engagement portion. Of course, even if the second elastic body is supported with respect to the first engaging piece operating portion, independent retaining operation is possible regardless of the state of the first engaging piece.
[0014]
The engagement release mechanism only needs to be able to release the engagement state between the second engagement piece and the second retaining engagement portion by applying a reverse biasing force to the second engagement piece. Various configurations can be employed. As a specific example, the invention according to claim 3 is the rest member support structure according to claim 2, wherein the disengagement mechanism is formed between the second engagement piece and the cylindrical body. An insertion hole is provided, an elongated member is inserted through the insertion hole, and the tip of the member is engaged with either the second elastic body or the second engagement piece or a combination thereof. The reverse biasing force can be applied.
[0015]
That is, the second engagement piece is covered with a cylindrical body, and by inserting an elongated member from the outside through an insertion hole, the distal end of the elongated member is moved to the second engagement piece or the second elastic body. Can be reached. Therefore, by engaging the tip of the elongated member with one of the second elastic body and the second engagement piece or a combination thereof, the elongated member is moved in the direction opposite to the line of action of the urging force. A reverse biasing force can be applied. If a reverse biasing force is applied to either of them, the second engagement piece moves away from the second retaining engagement portion, and the engagement state can be released.
[0016]
Here, the elongate member is not particularly limited as long as the tip can be engaged with either the second elastic body and the second engagement piece or a combination thereof to apply a reverse biasing force. Bending the tip of the elongated member is preferable because it can be easily engaged with the second elastic body and the second engagement piece of various shapes. According to such a shape, even if the second elastic body is a spring or a flexible resin is curved, a reverse biasing force can be easily applied if it is engaged with either of them. A reverse biasing force can be easily applied by providing a notch or a hole in which the tip can be hung on the second engagement piece.
[0017]
Furthermore, the invention according to claim 4 is the rest member support structure according to claim 2 or 3, wherein the rest tip of the rest member stay is inserted at the tip of the rest member stay when the rest member stay is inserted. A taper is provided to apply the reverse biasing force to the second engagement piece to retract the second engagement piece from the insertion path. That is, since the second engaging piece is biased toward the rest member stay in the normal state, if the rest member stay having a flat insertion tip is inserted into the cylindrical body, the second engaging piece interferes with the second engaging piece. Resulting in. However, if a taper is provided at the insertion tip as in the present invention, the second engagement piece can be retracted during insertion to facilitate insertion.
[0018]
Furthermore, the invention according to claim 5 as another configuration example for preventing easy drop-off of the rest member stay is the rest member support structure according to claim 1, wherein the rest member stay is a cylindrical body. The second retaining engagement portion is formed in the cylindrical body so that the engagement hole provided on the periphery of the cylindrical body and the rest member stay face the engagement hole when the rest member stay is at a predetermined height. The second engagement piece is a flexible member that is inserted into the tubular body while being bent and a part of the second engagement piece is formed on the periphery of the tubular body. It can be inserted into an engagement hole provided in the periphery and engageable with an engagement portion provided in the inner periphery of the cylinder.
[0019]
That is, the second engagement piece is a flexible member, and the engagement piece itself also acts as the second elastic body by this bending force. Further, the rest member stay is a cylindrical body, and an engagement hole is provided on the periphery of the cylindrical body, and an engagement portion is provided on the periphery of the cylinder body into which the rest member stay is inserted. A part of the engagement piece is engaged with the engagement portion through the engagement hole while being disposed inside the stay. Therefore, the structure to be changed in the structure such as the conventional headrest support is only the structure in which the engagement hole and the engagement portion are provided, and the present invention can be configured only by adding the second engagement piece as a separate member to this. It is. As a result, the present invention can be realized at a very low cost.
[0020]
Further, since the second engagement piece is disposed inside the rest member stay, the engagement state cannot be easily changed from the outside. The invention according to claim 6 as a configuration example for releasing the engagement state is the rest member support structure according to claim 5, wherein the engagement release mechanism is provided around the rest member stay. An insertion hole is provided, and a rod-like body bent substantially vertically through the insertion hole is inserted, and the second engagement piece is pressed at the tip of the rod-like body inside the rest member stay. Therefore, the engagement can be released.
[0021]
That is, since the second engagement piece is fitted inside the rest member stay, an insertion hole is provided around the rest member stay so as to reach the second engagement piece. As a result, the second engaging piece can be pressed at the tip by inserting a rod-like body bent substantially vertically. Here, since the second engagement piece has flexibility and is fitted in the rest member stay, the second engagement piece is bent by the pressing and the engagement state is released. Therefore, although it is configured so that the engaged state cannot be easily released, a user with the intention can release the engaged state and pull out the rest member stay. Here, the rod-shaped body may be any shape that can press the second engagement piece to release the engagement state, and the shape is not strictly limited.
[0022]
Since the second engagement piece is a separate member from the rest member stay, the second engagement piece falls downward when the engagement state is released by the above configuration. Therefore, it is preferable that the second engagement piece can be prevented from dropping and being left behind inside the support body that supports the rest member stay. As a specific example of such a configuration, the invention according to claim 7 is the rest member support structure according to claim 5 or 6, wherein a second engagement is provided below the engagement hole of the rest member stay. An engagement hole is provided, and after the engagement of the second engagement piece with the engagement hole is released, the second engagement piece is engaged with the second engagement piece, so that the second engagement piece is engaged. The engagement piece is prevented from falling off.
[0023]
That is, even if the second engagement piece falls out of the engagement hole, the second engagement piece is then engaged with the second engagement hole, whereby the second engagement piece itself becomes the rest member stay. Will not fall off. Therefore, the second engaging piece is not left inside the support body that supports the rest member stay, and the second engaging piece is engaged with the lower portion of the rest member stay by pulling out the rest member stay. It can be removed outside the support.
[0024]
The invention according to claim 8 as another configuration example for preventing the second engagement piece from being left behind in the support body is the rest member support structure according to claim 6 or 7. The rest member stay and the second engagement piece are connected by a string member, and after the engagement of the second engagement piece with the engagement hole is released, the rest member stay and the second engagement piece are connected via the string member. 2 is configured to prevent the engagement pieces 2 from falling off.
[0025]
That is, since the second engagement piece and the rest member stay are connected by the string-like member, even if the engagement of the second engagement piece is released and falls downward, the second engagement piece Is a string-like member that hangs on the rest member stay and does not fall. Therefore, the second engaging piece is not left inside the support that supports the rest member stay, and can be easily removed outside the support by pulling out the rest member stay.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, the present invention can provide a rest member support structure that can be pulled out as needed while preventing the rest member stay from easily falling off the support.
Further, according to the invention of claim 2, a configuration in which the second engagement piece advances and retreats independently with respect to the second retaining engagement portion independently of the state of the first engagement piece is easily adopted. can do.
Furthermore, according to the third aspect of the present invention, the engagement state can be easily released by using a predetermined member while preventing easy dropout.
Furthermore, according to the invention concerning Claim 4, a rest member stay can be inserted easily.
[0027]
Furthermore, according to the invention concerning Claim 5, this invention can be comprised only by adding the 2nd engagement piece of another member, and it can implement | achieve at very low cost.
Furthermore, according to the sixth aspect of the present invention, the engagement state can be easily released by using a predetermined member while preventing easy dropout.
Furthermore, according to the invention concerning Claim 7, a 2nd engagement piece is not left in the support body which supports a rest member stay.
Furthermore, according to the invention concerning Claim 8, a 2nd engagement piece is not left in the support body which supports a rest member stay.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Here, embodiments of the present invention will be described in the following order.
(1) Headrest stay support structure:
(2) Height adjustment structure:
(3) First retaining structure:
(4) Second retaining structure:
(5) Second embodiment:
(6) Third embodiment:
(7) Fourth embodiment:
[0029]
(1) Headrest stay support structure:
FIG. 1 is a perspective view showing a usage example when a rest member support structure according to an embodiment of the present invention is applied to a headrest in an automobile. In the figure, square pipes 12 and 12 oriented in the longitudinal direction of the seat back 10 are fixed by welding at predetermined intervals to a frame 11 oriented in the width direction at the upper side portion of the seat back 10. Headrest stays 21, 21 projecting downward from the bottom surface of the headrest 20 are inserted into substantially cylindrical resin headrest supports 30, 30 inserted and supported by the square pipes 12, 12, and inserted by the headrest supports 30, 30. It is supported by the frame 11 indirectly by supporting.
[0030]
On the side surfaces of the headrest stays 21 and 21 provided side by side, a height adjusting engagement portion, a first retaining engagement portion, and a second retaining engagement portion, which will be described later, are provided. As shown in FIG. 2, the headrest support 30 on the side where the one headrest stay 21 is inserted is constituted by a cylindrical portion 31 forming the whole and a first engagement piece operation portion 32 supported at the upper end thereof. Is done. The cylinder portion 31 includes a through hole 31a penetrating in the vertical direction, and a first engagement piece operation portion holding hole 31b opened at an upper end in a direction substantially perpendicular to the axis of the cylinder portion 31. The single operation part 32 is inserted into the first engagement piece operation part holding hole 31b from the right side, and the headrest stay 21 is inserted and held in the through hole 31a. FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA in a state in which the first engagement piece operation portion 32 is inserted into the first engagement piece operation portion holding hole 31b.
[0031]
The first engagement piece operation part 32 includes a substantially plate-like base body 32e having a hole in the center and a button part 32b on which a user applies a pressing force, and is made of metal for height adjustment and retaining. A first engagement piece 32a is attached, and a metal second engagement piece 32d is attached for the purpose of retaining. The first engagement piece 32a is a plate-like member, and has a convex portion on one side of the long side and a concave portion on the other side, and a hole is provided on the edge side of the short side. On the upper surface of the base 32e, a protrusion 32e1 is provided at a corner opposite to the button portion 32b, and a pair of locking pieces 32e2 are provided in front of the protrusion 32e1.
[0032]
Accordingly, the first engaging piece 32a is inserted into the hole of the first engaging piece 32a while the convex portion of the first engaging piece 32a is disposed between the protrusions 32e1. It can be supported on the base 32e while preventing the play. The first engagement piece operation portion 32 is inserted into the first engagement piece operation portion holding hole 31b with a first elastic body 32c interposed between the first engagement piece operation portion 32 and the headrest support 30. Accordingly, in the normal state, the first engagement piece operation portion 32 is biased in the opening direction of the first engagement piece operation portion holding hole 31b, and the concave portion of the first engagement piece 32a is also in the opening direction. Be energized.
[0033]
On the other hand, on one side of the headrest stay 21, as shown in FIG. 4, a plurality of height adjusting engagement portions 21b and first retaining engagement portions 21a are provided in parallel along the axial direction thereof. The height adjusting engagement portion 21b and the first retaining engagement portion 21a face the back in the insertion direction of the first engagement piece operation portion 32, and the insertion amount of the headrest stay 21 with respect to the headrest support 30. By adjusting the height, the height adjusting engagement portion 21b and the first retaining engagement portion 21a face the concave portion of the first engagement piece 32a. Since the concave portion of the first engagement piece 32a is biased in the opening direction of the first engagement piece operation portion holding hole 31b, in the normal state, the height adjustment engagement portion 21b and the first retaining engagement are provided. Engage when facing part 21a.
[0034]
Further, in the present invention, the retaining independent of the engagement by the retaining engagement portion 21a and the first engagement piece 32a is realized. That is, in the headrest stay 21, a second retaining engagement portion 21c is provided on a surface opposite to the height adjusting engagement portion 21b and the first retaining engagement portion 21a, and the second engagement is performed. The engagement between the piece 32d and the second retaining engagement portion 21c is possible. FIG. 5 is a partially broken top view of the first engagement piece operating portion 32. In the drawing, the second engaging piece 32d is a plate-like member and has a shape in which both the corners of the one long side and the other long side of the rectangular member are cut out. An arc-shaped protrusion 32d1 is provided at the center of the side where both corners are cut out, and a circular hole 32d2 is formed inside the protrusion.
[0035]
A second elastic body 32 f is integrally formed inside the button portion 32 b of the first engagement piece operation portion 32. The second elastic body 32f protrudes from the inner periphery of the center hole of the base 32e in a plane substantially the same as the plane of the base 32e so as to be substantially perpendicular to the insertion direction of the first engagement piece operating portion 32. It is bent approximately 180 degrees so as to form a letter. Further, the vicinity of the tip of the second elastic body 32f is curved, and comes into contact with the arc-shaped protrusion 32d1.
[0036]
Accordingly, when the second engagement piece 32d is disposed in the plane of the base body 32e while the curved portion at the tip of the second elastic body 32f is in contact with the arc-shaped protrusion 32d1, the second engagement piece 32d is urged in the insertion direction of the first engagement piece operating portion 32 by the elastic force of the second elastic body 32f. Accordingly, a biasing force independent of the first elastic body 32c is applied to the second engagement piece 32d, and the second retaining engagement portion 21c is adjusted by adjusting the amount of insertion of the headrest stay 21 into the headrest support 30. And the second engagement piece 32d can be engaged with each other.
[0037]
(2) Height adjustment structure:
In the present invention, appropriate height adjustment and retaining are performed according to the urging force to each engagement piece and the shape of each engagement portion. The height adjustment is performed by the engagement between the height adjustment engagement portion 21b and the first engagement piece 32a. FIG. 6 is a cross-sectional view taken along line AA, showing a state in which the height adjusting engagement portion 21b and the first engagement piece 32a are engaged. As shown in the figure, the height adjusting engagement portion 21b is a notch in which the upper part is a plane perpendicular to the axis of the headrest stay 21 and is inclined toward the outer periphery of the headrest stay 21 below the plane. . When the headrest stay 21 is inserted into the through hole 31a and moved upward, the first elastic body 32c is biased by the biasing force of the first elastic body 32c at the position where the height adjusting engagement portion 21b and the first engagement piece 32a face each other. The one engagement piece operating portion 32 moves in the direction of the headrest stay 21, and the height adjusting engagement portion 21b and the first engagement piece 32a are engaged as shown in the figure.
[0038]
Since the upper portion of the height adjustment engagement portion 21b is flat as described above, the headrest stay 21 cannot be moved further downward in the normal state, and this engagement state is maintained. Further, since the slope is provided below the height adjusting engagement portion 21b, when the headrest stay 21 is moved upward in the state shown in FIG. 6, the slope portion is opposite to the first elastic body 32c. An urging force is applied to retract the first engagement piece 32a to the side opposite to the headrest stay 21. Therefore, when the headrest stay 21 is moved upward, the height adjusting engagement portion 21b does not become an obstacle.
[0039]
Of course, even in the engaged state shown in FIG. 6, when the user presses the button portion 32 b, a reverse biasing force is applied to the first elastic body 32 c, so that the first engaging piece 32 a is connected to the headrest stay 21. It is possible to retract to the opposite side. Accordingly, in height adjustment, when the user moves the headrest stay 21 upward by a desired amount, adjusts the headrest 20 to a certain height, and then lowers the headrest 20, the height adjustment engaging portion 21b One engagement piece 32a is engaged, and the headrest 20 is locked at a predetermined height. Here, when the headrest 20 is made too high, the headrest stay 21 can be lowered again by pressing the button portion 32b, and can be adjusted again freely.
[0040]
(3) First retaining structure:
Detachment includes two mechanisms: a first mechanism that can be easily released by the user pressing the button portion 32b, and a second mechanism that can be released using a separate member. In the first mechanism, the first locking engagement portion 21a and the first engagement piece 32a are engaged to prevent the locking. FIG. 7 is a cross-sectional view taken along line AA showing the state where the first retaining engagement portion 21a and the first engagement piece 32a are engaged. The first retaining engagement portion 21a is provided below the height adjusting engagement portion 21b, and the lower portion is a plane perpendicular to the axis of the headrest stay 21, as shown in FIG. And a notch provided with an inclination toward the outer periphery of the headrest stay 21.
[0041]
When the headrest stay 21 is inserted into the through hole 31a and is moved upward, the first elastic body 32c is biased by the urging force of the first elastic body 32c at the position where the first retaining engagement portion 21a and the first engagement piece 32a face each other. The one engagement piece operating portion 32 moves in the direction of the headrest stay 21, and the first retaining engagement portion 21a and the first engagement piece 32a engage as shown in the figure. Since the lower portion of the first retaining engagement portion 21a is flat as described above, the headrest stay 21 cannot be moved further upward in a normal state, and acts as a retaining portion. Further, since an inclination is provided above the first retaining engagement portion 21a, when the headrest stay 21 is moved downward in the state shown in FIG. 7, the inclined portion is opposite to the first elastic body 32c. An urging force is applied to retract the first engagement piece 32a to the side opposite to the headrest stay 21. Accordingly, the headrest stay 21 can be moved downward even in the state where the stopper is made.
[0042]
(4) Second retaining structure:
Of course, even in the engaged state shown in FIG. 7, when the user presses the button portion 32 b, a reverse biasing force is applied to the first elastic body 32 c so that the first engaging piece 32 a is connected to the headrest stay 21. It is possible to retract to the opposite side. Therefore, the user can easily release the retaining, and the headrest 20 easily falls off the seat back 10 with such a configuration. Therefore, a second retaining structure is provided to prevent the headrest 20 from easily falling off the seat back 10.
[0043]
In the second mechanism, the second locking engagement portion 21c and the second engagement piece 32d are engaged to prevent the locking. FIG. 8 is a cross-sectional view taken along line AA, showing a state in which the second retaining engagement portion 21c and the second engagement piece 32d are engaged. The second retaining engagement portion 21c is provided further below the first retaining engagement portion 21a and on the opposite side of the first retaining engagement portion 21a. The shape of the notch is the first retaining engagement. It is the same as the engaging part 21a. When the retaining by the first mechanism is released and the headrest stay 21 is moved upward, the second elastic body 32f is located at a position where the second retaining engagement portion 21c and the second engagement piece 32d face each other. Due to this urging force, the second engagement piece 32d moves toward the headrest stay 21, and the second retaining engagement portion 21c and the second engagement piece 32d engage with each other as shown in the figure.
[0044]
Since the lower part of the second retaining engagement part 21c is flat as described above, the headrest stay 21 cannot be moved further upward in the normal state, and acts as a retaining part. Further, since the slope is provided above the second retaining engagement portion 21c, when the headrest stay 21 is moved downward in the state shown in FIG. 8, the slope portion is opposite to the second elastic body 32f. The urging force is applied to retract the second engagement piece 32d to the side opposite to the headrest stay 21. Accordingly, the headrest stay 21 can be moved downward even in the state where the stopper is made. As shown in FIG. 8, a taper 22 is provided at the lower end of the headrest stay 21 on the same side as the second engaging piece 32d. When the headrest stay 21 is inserted, the taper 22 By retracting the second engagement piece 32d, the tip of the headrest stay 21 and the second engagement piece 32d are prevented from interfering with each other.
[0045]
Here, even if the button part 32 b of the first engagement piece operation part 32 is pressed, the tip on the back side of the first engagement piece operation part 32 is in contact with the inner wall of the headrest support 30. One engagement piece operation part 32 cannot be moved any further. Even if the button portion 32b is to be pulled out, the first engaging piece 32a and the outer periphery of the headrest stay 21 are in contact with each other, so that the button portion 32b cannot be pulled out. Therefore, a reverse biasing force cannot be applied to the second elastic body 32f by the button portion 32b, and the retaining state cannot be released by the button portion 32b.
[0046]
In the present embodiment, an engagement release mechanism capable of releasing the engagement between the second engagement piece 32d and the second retaining engagement portion 21c with a special tool is configured, and the first engagement piece operation is performed. A reaching path 33 for allowing the tip of the special tool to reach the second engagement piece 32d is provided below the portion 32. FIG. 9 is a left side view of the upper portion of the headrest support 30. In the drawing, the reaching path 33 has an opening having a shape in which an ellipse is cut in parallel to the short radius and the long side of the elongated rectangle is arranged in parallel to the short radius of the ellipse. It communicates with the through hole 31a substantially in parallel along the insertion direction of the operation portion 32.
[0047]
The special tool 40 has an elongated member 40a whose tip is bent at a substantially right angle. As shown in FIG. 10, the member 40a is inserted into the opening of the reaching path 33 and the tip is made into the second engagement piece 32d. Can be reached. Here, as shown in the figure, the tip of the member 40a is inserted into the hole of the engaging piece 32d in a state where the tip of the special tool 40 is inserted all the way and the tip of the member 40a is in contact with the outer peripheral surface of the headrest stay 21. It can be arranged directly below 32d2. Further, the tip diameter of the member 40a is substantially the same as the diameter of the hole 32d2 of the second engagement piece 32d, and the lower part of the hole 32d2 is tapered so that the opening diameter increases downward. Yes. Therefore, the tip of the member 40a can be smoothly inserted into the hole 32d2 by moving the special tool 40 upward in the state shown in FIG.
[0048]
When the special tool 40 is pulled in the direction opposite to the insertion direction of the first engagement piece operating portion 32 with the tip of the member 40a inserted into the hole 32d2, a reverse biasing force is applied to the second elastic body 32f as shown in FIG. The second engagement piece 32d moves to the opposite side of the first engagement piece operation portion 32 in the insertion direction. As a result, the engagement between the second engagement piece 32d and the second retaining engagement portion 21c is released, and the headrest stay 21 can be pulled upward. The configuration for smoothly inserting the member 40a into the hole 32d2 of the second engagement piece 32d can employ various modes other than that shown in FIG.
[0049]
For example, as shown in the sectional view of FIG. 12, a protrusion 40a1 is provided at the tip of the member 40a, the special tool 40 is inserted into the reaching path 33, and the protrusion 40a1 is brought into contact with the outer peripheral surface of the headrest stay 21. A configuration in which the tip can be smoothly inserted into the hole 32d2 can be employed. FIG. 13 is a cross-sectional view of the headrest support 30 when another configuration is employed. In the configuration shown in the figure, the configuration on the far side of the arrival path 33 is different.
[0050]
That is, the reaching path 33 extends to the back side along the insertion direction of the first engagement piece operation section 32, and is provided with a projecting portion 33a so as not to communicate with the through hole 31a. The projecting portion 33 a can contact the special tool 40 whose tip is bent at a substantially right angle at the innermost portion of the reaching path 33. As shown in FIG. 13, when the tip of the special tool 40 and the protruding portion 33 a are brought into contact with each other in a situation where the outer periphery of the headrest stay 21 and the second engagement piece 32 d are in contact with each other, the tip of the special tool 40 is It is located directly below the hole 32d2.
[0051]
The inner diameter of the hole 32d2 is slightly larger than the outer diameter of the tip of the special tool 40, and a taper is provided at the lower part of the hole 32d2 so as to widen the opening. Accordingly, the dimensional error of each member can be absorbed, and the second engagement piece 32d and the second retaining engagement portion 21c are not engaged with each other as shown in FIG. It is possible to smoothly insert the tip of the special tool 40 into the hole 32d2 in a state where the outer periphery of the second contact piece 32d is in contact with the second engagement piece 32d.
[0052]
In this situation, there is some space around the second elastic body 32f shown in FIG. That is, the second elastic body 32f is not completely contracted, and the second elastic body 32f can be further contracted by pulling the special tool 40. Although there is some play between the outer diameter of the headrest stay 21 and the inner diameter of the through hole 31a, the second engagement piece 32d can be reliably retracted by pulling the special tool 40. Therefore, when the headrest stay 21 is raised, the headrest stay 21 can be pulled upward without causing the second engagement piece 32d and the second retaining engagement portion 21c to interfere with each other.
[0053]
As described above, in the second retaining structure according to the present invention, as shown in FIGS. 10 and 12, the second engagement piece 32d and the second retaining engagement portion 21c are engaged. A configuration using the special tool 40 can be used, or a configuration using the special tool 40 in a state in which both are not engaged as shown in FIG. 13 can be adopted, and various configurations can be adopted. . That is, regardless of the situation of the headrest stay 21, it is possible to release the retaining by using the special tool 40, and as a result, the headrest stay 21 is prevented from easily falling off the headrest support 30. The structure which can be pulled out as needed can be provided.
[0054]
(5) Second embodiment:
As described above, in the present invention, the cutout shapes of the first retaining engagement portion 21a and the height adjusting engagement portion 21b are appropriate, and the first engagement with these engagement portions is performed. In the configuration in which the height adjustment and the retaining are performed by advancing and retracting the piece 32a, the retaining is realized by a mechanism different from this mechanism, and the retaining is released by the special tool 40. The dropout was prevented. However, the retaining mechanism for preventing the easy dropout is not limited to the above, and various configurations can be employed.
[0055]
FIG. 14 is a cross-sectional view of the headrest support and the headrest stay according to the second embodiment taken along the line B-B, and FIG. 15 is a left side view thereof. In the present embodiment, the second mechanism is different, and other configurations, that is, configurations such as height adjustment and first retaining are the same as those in the first embodiment. The code | symbol similar to a form is attached | subjected. In the second embodiment, a second engagement piece 320d made of resin, which is an independent member for retaining the stopper, is configured.
[0056]
The second engagement piece 320d is a member that is integrally formed so that the protrusions 320d1 and 320d2 protrude outwardly at both ends of the substantially U-shaped cross section. Since the second engagement piece 320d is made of resin, it has flexibility, and can be bent so as to approach and separate both in the linear direction connecting the protrusions 320d1 and 320d2. The protrusion 320d2 is a hemispherical protrusion that protrudes toward the outside of the second engagement piece 320d, and the protrusion 320d1 is a substantially square protrusion that protrudes toward the outside of the second engagement piece 320d and is tapered to one surface. Is provided.
[0057]
The headrest stay 21 is provided with a height adjusting engagement portion 21b and a first retaining engagement portion 21a (not shown) in the axial direction in the axial direction, and an insertion hole 210d is formed in the lower portion thereof. Is provided. Furthermore, engagement holes 210c1, 210c2, and 210c3 are formed in the lower part so as to face each other. The engagement hole 210c1 engages the protrusion 320d1 of the second engagement piece 320d, and the engagement holes 210c2 and 210c3 are holes that engage the protrusion 320d2 of the second engagement piece 320d.
[0058]
On the other hand, on the headrest support 30 side, the first engaging piece operating portion 32 performs height adjustment and first retaining by the above-described height adjusting engaging portion 21b and the first retaining engaging portion 21a. Therefore, the first engagement piece 32a is provided, and the configuration of the first engagement piece 32a is the same as that of the first embodiment. However, since the second retaining is performed by the second engagement piece 320d, the configuration of the second engagement piece 32d is not adopted, and the space where these are arranged is not resin. Is filled. That is, as shown in FIG. 14, in a state where the first engagement piece 32a and the outermost periphery of the headrest stay 21 are in contact, the resin is filled so that the edge substantially contacts the outermost periphery of the headrest stay 21, Molded.
[0059]
A square pipe cushion 340 that is also provided in the conventional headrest support 30 is formed below the insertion position of the first engagement piece operating portion 32. The square pipe cushion 340 is a substantially oval cylindrical body whose axis is substantially parallel to the insertion direction of the first engagement piece operating portion 32, and communicates from the outer peripheral surface of the headrest support 30 to the through hole 31 a side. Hole. Since this square pipe cushion 340 is made of resin, it has an elastic force in the direction of crushing the cylinder. Accordingly, when the headrest support 30 is inserted into the square pipe 12 of the seat back 10, the elastic force acts downward on the square pipe 12 by abutting against the upper end surface of the square pipe 12 and being slightly squashed. Thus, the square pipe 12 and the headrest support 30 can be supported without causing backlash.
[0060]
Since this square pipe cushion 340 is a communicating hole, it is also opened on the through hole 31a side so as to face the engagement hole 210c1 when the headrest stay 21 is inserted into the headrest support 30 by a predetermined amount. It has become. The protrusion amount of the protrusion 320d1 is larger than the wall thickness of the headrest stay 21, and as shown in FIG. 14, the protrusion 320d1 passes through the engagement hole 210c1 and the square pipe cushion 340 is on the headrest stay 21 side. It is possible to engage with the opening.
[0061]
In this engaged state, since the upper surface of the protrusion 320d1 is a flat surface, if the headrest stay 21 is simply pulled upward, it cannot be moved upward from the state shown in FIG. Since the lower surface of the protrusion 320d1 is tapered, the protrusion 320d1 of the second engagement piece 320d is engaged with the engagement hole 210c1, and the protrusion 320d2 is engaged with the engagement hole 210c2. The tip of the headrest stay 21 can be smoothly inserted into the through hole 31a. That is, when the tip of the headrest stay 21 is inserted into the through hole 31a and lowered, the taper of the protrusion 320d1 comes into contact with the edge of the upper opening of the through hole 31a and retracts inside the headrest stay 21. As a result, the headrest stay 21 can be lowered with the protrusion 320d1 retracted as shown in FIG.
[0062]
Further, when the protrusion 320d1 faces the opening of the square pipe cushion 340 in the descending process of the headrest stay 21, the protrusion 320d1 engages with the opening of the square pipe cushion 340 as shown in FIG. When trying to move the headrest stay 21 downward, a force for retracting the protrusion 320d1 toward the headrest stay 21 also acts through the taper, and the engagement with the square pipe cushion 340 is released to cause the headrest stay 21 to move. Can be moved downward. Of course, even if the headrest stay 21 is to be raised again at this time, the protrusion 320d1 engages with the opening of the square pipe cushion 340, and the headrest stay 21 cannot be raised further unless a special tool is used.
[0063]
That is, also in the present embodiment, the easy removal of the headrest 20 is prevented, and the special tool 400 is used for releasing the engagement for pulling out the headrest stay 21. The insertion hole 210d is a hole for inserting the special tool 400. In this embodiment, the tip of the special tool 400 is pressed against the second engagement piece 320d inside the headrest stay 21 to cushion the square pipe. The engagement of the second engagement piece 320d with respect to 340 is released.
[0064]
That is, as shown in FIG. 17, the special tool 400 has a rod-shaped body 400a, and a portion of the special tool 400 is bent substantially vertically, so that the rod-shaped body 400a can be inserted into the insertion hole 210d from the tip. . Further, in the headrest stay 21, the tip of the rod-like body 400a can reach the second engagement piece 320d, and the second engagement piece 320d can be pressed at the tip. When the second engagement piece 320d is pressed at the tip of the rod-shaped body 400a, the second engagement piece 320d is bent, and the protrusion 320d1 and the protrusion 320d2 come close to each other and the protrusion 320d1 and the engagement hole 210c1 are engaged. Is released. Accordingly, the headrest stay 21 can be moved upward thereafter and can be pulled out from the headrest support 30.
[0065]
When the engagement between the projection 320d1 and the engagement hole 210c1 is released by the tip of the rod-shaped body 400a, the second engagement piece 320d moves downward, but the engagement is below the engagement hole 210c2. Since the joint hole 210c3 is disposed, the protrusion 320d2 engages with the engagement hole 210c3 as shown in FIG. 18 in the process of lowering the second engagement piece 320d. Since the second engagement piece 320d is made of resin and a bending force is applied to open the U-shaped portion outward, the second engagement piece 320d is engaged with the engagement hole 210c3. It maintains without falling downward from the state shown in FIG. Accordingly, the second engagement piece 320d is not dropped from the headrest stay 21 and left in the seat back 10.
[0066]
Here, in the present embodiment, the second engagement piece 320d may be an elastic body that applies a bending force toward the inner peripheral surface of the headrest stay 21, and is limited to a substantially U shape as described above. There is no. For example, it is possible to form a hemispherical engagement piece. Further, the configuration for releasing the engagement state between the protrusion 320d1 and the engagement hole 210c1 is not limited to the above-described specially shaped tool. That is, although the square pipe cushion 340 is embedded in the seat back 10, a small hole 402 is opened on the upper side of the seat back 10 as shown in FIG. 19, and the headrest in the small hole 402 and the square pipe cushion 340 is formed. If a path communicating with the opening on the outer peripheral surface side of the support 30 is provided, the tip of the special tool 401 having a slender member curved from the small hole 402 on the upper side of the seat back 10 is inserted as shown in FIG. The engaged state can be released.
[0067]
Of course, the hole for engaging the projection 320d1 is not limited to the square pipe cushion 340, and a hole 340a is provided at one part of the headrest support 30 as shown in FIG. 20 to engage the projection 320d1. You may do it. Further, the configuration for preventing the second engagement piece 320d from falling off is not limited to the one using the engagement hole 210c3. For example, if the second engagement piece 320d and the headrest stay 21 are connected by a string-like member, the second engagement piece 320d can be prevented from falling off by the same string-like member.
[0068]
(6) Third embodiment:
Furthermore, in the details of the present invention, it is possible to adopt a configuration different from the above embodiment. For example, various configurations for the second elastic body can be employed. FIG. 21 is a cross-sectional view showing a state in which the rest member stay is inserted in the third embodiment, and FIG. 22 is a partially broken top view of the first engagement piece operating portion in the third embodiment. In the third embodiment, a spring is employed as the second elastic body, and other configurations are the same as those in the first embodiment.
[0069]
That is, as shown in the drawing, the second elastic body 320f is a spring, and an insertion piece 320f1 for inserting the second elastic body 320f is provided in the first engagement piece operating portion. The second elastic body 320f is inserted and supported by the first engagement piece operating portion, and its axis is oriented in the direction of the second engagement piece 32d. Accordingly, the end portion of the second elastic body 320f abuts on the second engagement piece 32d and an elastic force acts, and the second elastic body 320f is attached in the insertion direction of the first engagement piece operation portion 32. Be forced. Accordingly, even in such a configuration, an urging force independent of the first elastic body 32c can be applied to the second engagement piece 32d.
[0070]
Further, the hole 32d2 for inserting the tip of the special tool 40 is not limited to the circular one, but may be a rectangle or the like as shown in FIG. If the tip of the special tool 40 can be inserted even with such a rectangular hole 321d2, the special tool 40 is placed on the side opposite to the insertion direction of the first engagement piece operating portion 32 with the tip inserted into the hole 321d2. When pulled, a reverse biasing force acts on the second elastic body 320f. Accordingly, the second engagement piece 32d moves to the opposite side to the insertion direction of the first engagement piece operation portion 32, and the engagement between the second engagement piece 32d and the second retaining engagement portion 21c is released. can do.
[0071]
(7) Fourth embodiment:
FIG. 23 is a partially broken top view of the first engaging piece operating portion in the fourth embodiment, and FIG. 24 is a perspective view of the second engaging piece in the fourth embodiment. In the figure, the second elastic body and the second engagement piece are constituted by a member manufactured integrally, and other configurations are the same as those of the first embodiment. The second engagement piece 322d is formed of a plate-like member, and the shape of the second engagement piece 322d is substantially the same as the second engagement piece 32d. However, a bent portion 322f1 and an elongated elastic portion 322f2 are connected to the side where the arc-shaped protrusion 32d1 is provided on the second engagement piece 32d.
[0072]
That is, the bent portion 322f1 is bent substantially perpendicularly to the flat plate surface of the second engagement piece 322d, and the elastic portion 322f2 is further bent into a substantially U shape to have a shape as shown in FIG. ing. Accordingly, when the second engagement piece 322d is disposed in the plane of the base body 32e while one side of the elastic portion 322f is in contact with the inner surface of the first engagement piece operation portion, the second engagement is performed. The piece 322d is urged in the insertion direction of the first engagement piece operating portion 32 by the elastic force of the second elastic body 322f. Accordingly, an urging force independent of the first elastic body 32c is applied to the second engagement piece 322d, and the second retaining engagement portion 21c is adjusted by adjusting the amount of insertion of the headrest stay 21 into the headrest support 30. And the second engagement piece 32d can be engaged with each other.
[0073]
As described above, in the present invention, the headrest stay 21 is provided with the height adjusting engagement portion 21b and the first retaining engagement portion 21a, and the first elastic body 32c can be moved forward and backward. The first engagement piece 32a is attached to the engagement piece operating portion 32, and the height adjustment and the first retention are prevented by engaging the engagement portion 21b for height adjustment and the first retention engagement portion 21a. carry out. Further, the second engagement piece 32d and the second retaining engagement portion 21c are engaged by a mechanism different from this mechanism to perform the second retaining. The engagement in the second retaining is configured to be released by a special tool or the like. Therefore, the headrest stay 21 can be pulled out as necessary while preventing the headrest stay 21 from easily falling off the seat back 10.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an application situation of a rest member support structure according to the present embodiment.
FIG. 2 is a perspective view showing a configuration of a rest member support.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line AA with the rest member stay inserted.
FIG. 4 is a perspective view showing a configuration of a rest member support.
FIG. 5 is a partially cutaway top view of a first engagement piece operating portion.
FIG. 6 is a cross-sectional view taken along the line AA, showing a state in which the height adjusting engagement portion and the first engagement piece are engaged.
FIG. 7 is a cross-sectional view taken along line AA showing a state in which a first retaining engagement portion and a first engagement piece are engaged.
FIG. 8 is a cross-sectional view taken along line AA showing a state in which a second retaining engagement portion and a second engagement piece are engaged.
FIG. 9 is a left side view of the upper part of the headrest stay support.
FIG. 10 is a cross-sectional view taken along line AA when releasing engagement.
FIG. 11 is a cross-sectional view taken along line AA when the engagement is released.
FIG. 12 is a cross-sectional view taken along line AA when releasing engagement.
FIG. 13 is a cross-sectional view taken along line AA when the engagement is released.
FIG. 14 is a sectional view taken along line BB of the second embodiment.
FIG. 15 is a left side view of the second embodiment.
FIG. 16 is a sectional view taken along the line BB when the headrest stay is inserted.
FIG. 17 is a cross-sectional view taken along the line BB when the engagement is released.
FIG. 18 is a cross-sectional view taken along the line BB when the engagement is released.
FIG. 19 is a sectional view taken along the line BB when the engagement is released.
FIG. 20 is a cross-sectional view taken along the line B-B when another configuration is employed as a hole for engaging the protrusion.
FIG. 21 is a sectional view showing a state in which a rest member stay is inserted in the third embodiment.
FIG. 22 is a partially cutaway top view of a first engagement piece operating portion in the third embodiment.
FIG. 23 is a partially cutaway top view of a first engagement piece operating portion in the fourth embodiment.
FIG. 24 is a perspective view of a second engagement piece in the fourth embodiment.
[Explanation of symbols]
10 ... Seat back
11 ... Frame
12 ... Square pipe
20 ... Headrest
21 ... Headrest stay
21a ... 1st retaining engagement part
21b... Height adjusting engagement portion
21c ... 2nd retaining engagement part
22 ... Taper
30 ... Headrest support
31 ... Cylinder part
31a ... through hole
31b ... 1st engagement piece operation part holding hole
32. First engaging piece operating section
32a ... 1st engagement piece
32b ... Button part
32c ... 1st elastic body
32d ... second engaging piece
32d1 ... protrusion
32d2 ... hole
32e ... Substrate
32e1 ... protrusion
32e2 ... locking piece
32f ... second elastic body
33 ... Arrival route
40 ... Special tools

Claims (8)

レスト部材から突設されるとともにその外周に軸方向に沿って複数の高さ調整用係合部が並設され、当該高さ調整用係合部の下部に第1の抜止係合部が設けられたレスト部材ステーと、
支持体に埋設されて上記レスト部材ステーを挿入支持する筒体と、
同筒体上部に設けられ、上記高さ調整用係合部と第1の抜止係合部とに係合可能な第1の係合片を第1の弾性体でレスト部材ステーの方向へ付勢するとともに外部からの押圧操作によって逆付勢力を作用させることにより付勢力作用線方向に沿って上記第1の係合片を進退可能な第1の係合片操作部と、
上記レスト部材ステーと筒体とのいずれかまたはそれらの組み合わせに設けられた第2の抜止係合部と、
上記レスト部材ステーと筒体とのいずれかまたはそれらの組み合わせに設けられ上記第2の抜止係合部に係合可能であるとともに第2の弾性体によって一方から他方に向けて付勢される第2の係合片と、
上記第2の係合片に対して逆付勢力を作用させて同第2の係合片と第2の抜止係合部との係合状態を解除する係合解除機構とを具備することを特徴とするレスト部材サポート構造。
A plurality of height adjustment engagement portions are provided in parallel along the axial direction on the outer periphery of the rest member, and a first retaining engagement portion is provided below the height adjustment engagement portion. A rest member stay,
A cylindrical body that is embedded in the support and inserts and supports the rest member stay;
A first engagement piece provided at the upper portion of the cylindrical body and capable of engaging with the height adjusting engagement portion and the first retaining engagement portion is attached to the rest member stay with the first elastic body. A first engagement piece operating section capable of moving the first engagement piece forward and backward along the direction of the urging force acting line by applying a reverse urging force by an external pressing operation.
A second retaining engagement portion provided on any one of the rest member stay and the tubular body or a combination thereof;
A second member provided on one of the rest member stay and the cylinder or a combination thereof, engageable with the second retaining engagement portion, and biased from one to the other by the second elastic body. Two engagement pieces;
A disengagement mechanism for releasing the engagement state between the second engagement piece and the second retaining engagement portion by applying a reverse biasing force to the second engagement piece. Characteristic rest member support structure.
上記請求項1に記載のレスト部材サポート構造において、
上記第2の係合片は、上記第1の係合片操作部の進退方向と略平行に進退可能に支持されるとともに上記第2の弾性体によってレスト部材ステー方向へ付勢されることを特徴とするレスト部材サポート構造。
In the rest member support structure according to claim 1,
The second engagement piece is supported so as to be able to advance and retreat substantially in parallel with the advance and retreat direction of the first engagement piece operation portion, and is biased toward the rest member stay by the second elastic body. Characteristic rest member support structure.
上記請求項2に記載のレスト部材サポート構造において、
上記係合解除機構は、上記第2の係合片と上記筒体との間に形成された挿入穴を備えており、当該挿入穴を介して細長い部材を挿入して当該部材の先端を上記第2の弾性体と第2の係合片とのいずれかまたはその組み合わせに係合させることにより逆付勢力を付与可能であることを特徴とするレスト部材サポート構造。
In the rest member support structure according to claim 2,
The disengagement mechanism includes an insertion hole formed between the second engagement piece and the cylindrical body, and an elongated member is inserted through the insertion hole so that the tip of the member is A rest member support structure characterized in that a reverse urging force can be applied by engaging with any one or a combination of the second elastic body and the second engagement piece.
上記請求項2または請求項3のいずれかに記載のレスト部材サポート構造において、
上記レスト部材ステーの挿入先端には、当該レスト部材ステーの挿入の際に上記第2の係合片に上記逆付勢力を作用させて当該第2の係合片を挿入経路から退避させるテーパが設けられていることを特徴とするレスト部材サポート構造。
In the rest member support structure according to any one of claims 2 and 3,
The insertion tip of the rest member stay has a taper that retracts the second engagement piece from the insertion path by applying the reverse biasing force to the second engagement piece when the rest member stay is inserted. A rest member support structure characterized by being provided.
上記請求項1に記載のレスト部材サポート構造において、
上記レスト部材ステーは筒状体であり、上記第2の抜止係合部は当該筒状体の周に設けられた係合穴と上記レスト部材ステーが所定の高さにある時に当該係合穴と対面するように上記筒体の内周に設けられた係合部とから構成され、上記第2の係合片は可撓性のある部材であって撓みながら上記筒状体内部に嵌入されるとともに一部を上記筒状体の周に設けられた係合穴に挿通して上記筒体の内周に設けられた係合部に係合可能であることを特徴とするレスト部材サポート構造。
In the rest member support structure according to claim 1,
The rest member stay is a cylindrical body, and the second retaining engagement portion includes an engagement hole provided on a circumference of the cylindrical body and the engagement hole when the rest member stay is at a predetermined height. And the second engaging piece is a flexible member that is inserted into the cylindrical body while being bent. And a rest member support structure characterized in that a part of the rest member can be inserted into an engagement hole provided on the circumference of the cylindrical body and engageable with an engagement portion provided on the inner circumference of the cylinder. .
上記請求項5に記載のレスト部材サポート構造において、
上記係合解除機構は、上記レスト部材ステーの周に設けられた挿入穴を備えており、当該挿入穴を介して略垂直に屈曲された棒状体を挿入するとともに上記レスト部材ステーの内部にて上記棒状体の先端で上記第2の係合片を押圧することにより係合解除可能であることを特徴とするレスト部材サポート構造。
In the rest member support structure according to claim 5,
The disengagement mechanism includes an insertion hole provided in the periphery of the rest member stay, and inserts a rod-like body bent substantially vertically through the insertion hole and inside the rest member stay. The rest member support structure, wherein the disengagement is possible by pressing the second engagement piece with the tip of the rod-shaped body.
上記請求項5または請求項6のいずれかに記載のレスト部材サポート構造において、
上記レスト部材ステーの係合穴の下部には第2の係合穴が設けられており、上記第2の係合片の係合穴に対する係合が解除された後に当該第2の係合穴に第2の係合片を係合させることによって当該第2の係合片の脱落を防止することを特徴とするレスト部材サポート構造。
In the rest member support structure according to any one of claims 5 and 6,
A second engagement hole is provided in a lower portion of the engagement hole of the rest member stay, and the second engagement hole is released after the engagement of the second engagement piece with the engagement hole is released. A rest member support structure, wherein the second engagement piece is prevented from falling off by engaging the second engagement piece with the second engagement piece.
上記請求項6または請求項7のいずれかに記載のレスト部材サポート構造において、
上記レスト部材ステーと第2の係合片は紐状部材で連結されており、上記第2の係合片の係合穴に対する係合が解除された後に当該紐状部材を介して第2の係合片の脱落を防止することを特徴とするレスト部材サポート構造。
In the rest member support structure according to any one of claims 6 and 7,
The rest member stay and the second engagement piece are connected by a string-shaped member, and after the engagement of the second engagement piece with the engagement hole is released, the second engagement piece is interposed via the string-shaped member. A rest member support structure characterized by preventing the engagement piece from falling off.
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