JP3984571B2 - Reinforcement structure of opening wall in steel house - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スチールハウス(板厚1mm前後の薄板軽量形鋼による枠材と、この枠材に構造用面材を組合わせて構成される鉄骨系パネル構造の建物をスチールハウスと定義する)における開口壁の補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
前記の枠材は、薄鋼板をロールフォーミングにより成形して溝形、リップ付き溝形、ボックス形等の断面形状とし、巾寸法なども所定の使用に合わせて成形するもので、施工する時は、1本物の枠材で使用し、又は複数本の枠材をドリルねじで接合した補強枠材とし、これら各鋼材どうしをドリルねじで接合して建物の主架構を構築する。
【0003】
図1、図2、図3によって、従来のスチールハウス工法による構造を説明する。下枠材1から複数の縦枠材2が所定の間隔をあけて立ち上がっており、各縦枠材2の上端は上枠材3で結合されており、この下枠材1と縦枠材2と上枠材3で構成される壁枠材に構造用面材7(図3に示す)をドリルねじ23で固着して構成されている。建物には、出入口8a、窓8bなどの開口部8が形成されている。
【0004】
構造用面材7を取付ける上枠材3には、側根太5aと端根太5bが支持されていて、両根太が矩形に組まれている。そして、側根太5aと平行して複数の床根太10が所定間隔で設けられていて、床根太10の両端は前後の端根太5bまたは、床梁12にそれぞれ受け金物11を介して結合されている。側根太5a、端根太5b、床根太10および床梁12に合板等の構造用面材13を敷き詰めて床パネル14が構成される。図1において、10aは床開口部端根太、10bは床開口部側根太、10cは根太受け金物、10dはころび止めである。
【0005】
このスチールハウス工法(SH工法という)による建物において、出入口8a、8bなどの開口部8には縦枠材2が存在しないことから、この開口部8においては、屋根等の上階からの鉛直荷重を支える縦方向の支持柱がなく、開口部8の部位は強度的に弱くなる。このため、開口部8の上部を補強する必要があり、開口部8の上にまぐさ15を設ける。
【0006】
図2に示すように、窓8b(開口部8)のまぐさ15の上下に上枠材3とまぐさ枠材17が設けられ、まぐさ枠材17と開口部上枠材18の間にまぐさ部縦枠材19が設けられ、まぐさ15の両端が、まぐさ受け20にまぐさ受け金物21を介して取付けられ、まぐさ受け20は、まぐさ受け取付け用縦枠材22に固着されている。まぐさ受け取付け用縦枠材22の下端と上端は、下枠材1と上枠材3にドリルねじ23で固着されている。図2において、開口部下枠材24は、下端を下枠材1に固着した開口下部縦枠材25の上端で支持されている。24aは受け部材である。
【0007】
図3に示すように、開口部下枠材24とその上方に配置の各枠材には、構造用面材がドリルねじ23で固着されて垂壁26を構成している。また、開口部下枠材24とその下方に配置の各枠材には構造用面材がドリルねじ23で固着されて腰壁27を構成している。さらに、まぐさ受け取付け用縦枠材22とその両外側の枠材(縦枠材2a)には、構造用面材がドリルねじ23で固着されて側面壁28を構成している。
【0008】
前記のように開口部8の上下左右の4辺には、各辺側に配置の枠材を介して垂壁26と腰壁27と側面壁28が配置されることで当該開口部8が構成されているが、この開口部8内には枠材(支持柱)が存在しないことから、当該開口部8の周辺は地震等により水平力が作用したとき強度が不足して変形しやすく、このとき開口部8の4辺、つまり矩形の各辺の枠材とその外側に位置する枠材が横移動して、開口部8の両側に位置する、左右のまぐさ受け取付け用縦枠材22には引抜力と圧縮力が作用する。
【0009】
この場合、開口部8の周辺に取付けられる構造用面材からなる垂壁26及び腰壁27と側面壁28が相互に剛結合されていれば、各壁が耐力壁として機能し、開口部周辺の枠材の水平力移動を制止する機能を有するはずである。しかし、従来はそれとは反対に、地震等の水平力による垂壁26及び腰壁27の挙動が側面壁28およびその外側の耐力壁に影響を及ぼさないように、相互間が緩い接合とされている。このときの垂壁26及び腰壁27の挙動と、側面壁28の相互の挙動は図4(a)、図5(a)のようになり、側面壁28の揺動に伴うせん断力は垂壁26及び腰壁27に伝達されず、したがって、側面壁28は垂壁26及び腰壁27とは別に単独で揺動する(これの問題点については[0012]以下で説明する)。
【0010】
その他の従来技術(1)として、特開2000−234406「壁構造及び面材貼設方法」がある。この従来技術(1)は、側面壁(袖壁)の面材の目地部を垂壁の合板の位置とずらす方法である。従来技術(2)として、特開2001−164645「木造住宅の計算方法及びこれを利用して建築木造住宅」がある。この従来技術(2)は、腰壁と垂壁の計算のみ開示である。従来技術(3)として、特開2002−38630「木造住宅」がある。この従来技術(3)は、在来木造の構造体に合板を貼り、腰壁と垂壁の耐力を見込むようにしているが、本発明のような骨組(枠材)の接合構造を開示しておらず、本発明の課題である、腰壁と垂壁に耐力壁として作用させるための構成に適用できない。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−234406号公報
【特許文献2】
特開2001−164645号公報
【特許文献3】
特開2002−38630号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
図4(a)に示すように、従来は、地震等により垂壁26及び腰壁27と側面壁28(耐力壁)が水平移動するとき、垂壁26及び腰壁27の挙動が側面壁28(耐力壁)に悪影響を及ぼさないことを前提にしており、垂壁26と側面壁28の間、腰壁27と側面壁28の間は緩い接合構造であり、この場合、垂壁26及び腰壁27の挙動と側面壁28の相互の挙動は、前述の図5(a)のようになった。
【0013】
すなわち、開口部両側の側面壁28の相互間は、せん断力伝達機構的には、開口部8とその上下の垂壁26と腰壁27で切断されており、したがって、両側面壁28は横揺れに対しての抵抗が小さくなり、水平変形が大きくなる。さらに、図5(a)の矢印のように下向きの力(引抜き力)、上向きの力(圧縮力)、右向きの力、左向きの力が交互に循環的に作用し、左右の揺れが大きいほど下向きの力(引抜き力)、上向きの力(圧縮力)が大きくなる。
【0014】
特に、下向きの力(引抜き力)は、図5(a)の点線楕円(ロ)の下向きの矢印の合計であるので、この下向きの力が大きければ、下向きの力(引抜き力)も大きくなる。この引抜き力に抵抗するため(1)側面壁28(耐力壁)を取付ける縦枠材を大型化する必要があると共に、(2)縦枠材を基礎等に取付けるためのホールダウン金物も堅牢にするため大型化する必要があり、さらに、(3)ホールダウン金物をコンクリート基礎に固着するためのアンカーも太くかつ長くするなどにより強度を高める必要がある。このように引抜力と圧縮力が大であることは、ホールダウン金物、アンカー、縦枠が大型化する。
【0015】
前記問題の根本は垂壁26及び腰壁27と側面壁28を緩く接合していることにあり、垂壁26及び腰壁27は耐力壁としては機能しておらず、この問題を解決しない限り前記の問題は解決できない。
【0016】
前記の問題を解決するためには、開口部の上下に配置の垂壁26及び腰壁27を耐力壁として機能させる。つまり、垂壁26及び腰壁27と側面壁28を相互にせん断力伝達可能に接合することで側面壁28の挙動を極力押さえ込むことである。これは従来の垂壁26及び腰壁27と両側面壁との緩い結合構造とは逆の発想であり、本発明者は、このように従来殆ど作用しなかった垂壁26及び腰壁27をせん断パネルとして有効に利用することで、前記側面壁28の水平変形を抑えることができ、さらに、前記側面壁28に作用する引抜き力と圧縮力を抑えることができるとの知見を得た。
【0017】
本発明は、前記の知見に基づいて創案された、スチールハウスにおける開口壁の補強構造を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明は次のように構成する。
【0019】
第1の発明は、下枠材と上枠材との間に所定間隔で立設した、まぐさ受け取付け用縦枠材と、前記両まぐさ受け取付け用縦枠材に両端部を固着した開口部上枠材および開口部下枠材とで開口部の4辺を構成し、前記各辺の枠材および、各辺の外側に配置の枠材に構造用面材をドリルねじで固着してなる垂壁と腰壁と側面壁からなり、薄板軽量形鋼で前記各枠材を構成してなるスチールハウスにおいて、開口部上枠材および開口部下枠材の延長上に位置するように接続金物を設置し、この接続金物に側面壁をドリルねじで固着することで、当該接続金物を介して垂壁と側面壁および、腰壁と側面壁が相互にせん断力伝達可能に結合され、前記接続金物は、前記開口部上枠材および開口部下枠材とほぼ同一断面形状の補強用枠材を前記開口部上枠材および開口部下枠材に接合して構成し、更にまぐさ受け取付け用縦枠材に開設の孔に挿通し、前記孔から突出する一端側が開口部上枠材又は開口部下枠材に固着され、他端側が前記補強用枠材に固着された所定長のL形鋼等からなる接続用鋼材をさらに備え、前記接続用鋼材は、前記開口部上枠材又は前記開口部下枠材と、前記補強用枠材とを横方向にずれ動きしないように結合することを特徴とする。
【0022】
【作用】
本発明によると、スチールハウスの開口壁において、開口部上枠材と開口部下枠材の延長上に接続金物を設け、この接続金物に側面壁をドリルねじで接合することにより、当該接続金物を介して垂壁と腰壁と側面壁をせん断力伝達可能に結合でき、地震等により水平力が作用したとき垂壁と腰壁を耐力壁として機能させることができる。
【0023】
このように従来分断されていた開口部両側の側面壁が、せん断力を伝達可能に連結されて剛性が増し、側面壁の剛性の増大に伴って、この側面壁が接合される、まぐさ受け取付け用縦枠材と他の縦枠材の水平変形を抑えこむことができる。さらに、開口部の両側に位置する、まぐさ受け取付け用縦枠材と他の縦枠材に作用する引き抜き力と圧縮力を低減でき、結果、(1)縦枠材の小型化、(2)各縦枠材を基礎等に固定するホールダウン金物の小型化、(3)ホールダウン金物を基礎に固定するアンカーの小型化が達成できる。したがって、これら部材の材料コスト低減、施工の容易性などが実現されるもので、これらはせん断パネル理論等により効果を定量化できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。
【0025】
図6(a)、(b)は本発明の基本原理を示す模式図で、これをさらに具体的にした構造を図7、図8に示している。
【0026】
図6(a)、(b)、図7、図8は、スチールハウスにおける窓などの開口部8のある壁32を示し、開口部8の上部には垂壁26が設置され、下部には腰壁27が設置され、両側に側面壁(耐力壁の一部)28が設置されている。各壁は、薄板軽量形鋼製の枠材に構造用面材をドリルねじで固定して構成されている。さらに詳しくは、垂壁26では、上枠材3と開口部上枠材18と、まぐさ部縦枠材19等に構造用面材をドリルねじで固着している。腰壁27では、下枠材1と開口部下枠材24と開口部下縦枠材25に構造用面材をドリルねじで固着している。側面壁28では、上枠材3と下枠材1と、まぐさ受け取付け用縦枠材22および、これと平行に立ち上がる縦枠材2aに構造用面材をドリルねじで固着している。
【0027】
さらに、図6の点線楕円部(ハ)内に示すように本発明では、開口部上枠材18と開口部下枠材24の延長線上に接続金物29を設置している。この接続金物29の具体的構造は任意でよいが、例えば、図7、図8に示すように開口部の上下枠材18、24と同一断面形状の薄板軽量溝形鋼からなる補強用枠材29aで構成してもよい。さらに、補強用枠材29aに、まぐさ受け取付け用縦枠材22を左右に貫通する所定長のL形鋼などで構成される接続用鋼材33を組み合わせてもよい(詳細は図9、図10で後に説明する)。
【0028】
側面壁28では、構造用面材7を、上枠材3、下枠材1と、まぐさ受け取付け用縦枠材22と、これの外方に平行に立ち上がる縦枠材2aにドリルねじ23で固着することに加えて、接続金物29にもドリルねじ23により固着する。したがって、上枠材3、下枠材1と、開口部上枠材18と開口部下枠材24に構造用面材がドリルねじ23で固着された垂壁26と腰壁27と側面壁28とが接続金物29を介して、せん断力伝達可能に強固に結合されることになる。
【0029】
図6〜図8に示す構成の開口壁の補強構造において、地震などにより水平力が作用した場合の各壁が変位する態様は図4(b)に示されている。同図において、開口部8の4辺に位置し、矩形を形成する垂壁26と腰壁27と両側面壁28が、下辺30を固定部としてその上部が左右に水平移動するとき、垂壁26と両側面壁28および腰壁27と両側面壁28は上下の各接続金物29を介して堅固に接合されているから、相互間に従来のような開き(図4(a)および図5(a)に示す)が生じない。つまり、垂壁26及び腰壁27と両側面壁28が相互にせん断力を伝達し合うもので、このとき垂壁26及び腰壁27が、せん断パネルとして水平力に抵抗するよう有効に機能し、両側面壁28の揺動を低減するのに寄与する。したがって、側面壁28の剛性が大幅に向上する。
【0030】
図5(b)でさらに説明すると、下辺30を固定部としてその上部が左右に水平移動するとき、垂壁26と両側面壁28および、腰壁27と両側面壁28に矢印方向の力が流れる。つまり、垂壁26と両側面壁28および、腰壁27と両側面壁28は接続金物29で堅牢に結合されていることで、開口周辺の矩形の壁面で力の伝達が変化し、4つの隅部31では矢印の力の流れとなる。また、垂壁26の下端縁の延長線(イ)と腰壁27の上端縁の延長線(イ)で挟まれる範囲の両側面壁28に矢印の力が流れる。さらに、垂壁26と腰壁27の面内でも矢印の力が流れる。
【0031】
このように垂壁26と腰壁27と両側面壁28とが、相互に堅牢に結合されていることで、矩形壁面が一体に形成される結果、下辺30を固定部として上部が水平移動するとき、矩形の枠では図5(b)のように8つに区画された領域で力は矢印の方向に流れ、しかも隣り合う領域では力の方向が逆方向になっていることで、相互に打ち消し合い、又は弱め合うので、力が増幅されて次の区画部へ伝達されることがない。図5(b)において、引抜力は点線の楕円(ロ)の内の矢印の合計であるが、側面壁28でみた場合、図5(b)と(a)の矢印を比較して分るように、本発明のほうが力の方向が弱められていて、下辺30に下向きの矢印で示す引き抜き力が弱く、これに伴って、下辺30に上向きの矢印で示す圧縮力も小さくなることが分る。
【0032】
本発明によると、上向きの力(圧縮力)と下向きの力(引抜き力)が共に小さいので、まぐさ受け取付け用縦枠材22と縦枠材2aを小型化できる。また、まぐさ受け取付け用縦枠材22と縦枠材2aを基礎等に取付けるためのホールダウン金物も強度は小さくてよいので小型化できる。さらに、ホールダウン金物をコンクリート基礎に固着するためのアンカーも強度は小さくてよいので小型化できる。
【0033】
図9、図10を参照して、本発明の詳細な構造を説明する。なお、窓8b(開口部8)の4辺を構成する開口部上枠材18、開口部下枠材24、まぐさ受け取付け用縦枠材22、その隣の縦枠材2a等は、図2に示した構成と同じであるので、以下では共通の要素には共通の符号を付して重複説明を省略し、本発明の特徴的な構成について説明する。
【0034】
図9、図10において、接続金物29は、開口部上枠材18及び開口部下枠材24と同一断面形状の補強用枠材29aと、L形鋼等の所定長の接続用鋼材33で構成され、両部材は開口部上枠材18及び開口部下枠材24の延長線上に設けられる。さらには補強用枠材29aは、まぐさ受け取付け用縦枠材22の外側面(開口部8と反対の側面)にドリルねじ23で固着される。接続用鋼材33は、まぐさ受け取付け用縦枠材22に開設された孔34を挿通して、左右にほぼ同寸の長さ延長しており、該接続用鋼材33の一端側は、溝形鋼からなる開口部上枠材18及び開口部下枠材24内に挿入され、他端側は、溝形鋼からなる補強用枠材29a内に挿入されている。
【0035】
接続用鋼材33には所定間隔で孔が開設されていて、これに挿通したドリルねじ23を開口部の上下枠材18、24の上下部面に打設することで、接続用鋼材33を介して、開口部上下枠材18、24と補強用枠材29aを横方向にずれ動きしないように結合している。
【0036】
まぐさ受け取付け用縦枠材22には、配線などのために複数の孔34が開設されているので、接続用鋼材33を挿通する孔34もその配線孔の一つを利用するのがよい。
【0037】
補強用枠材29aと接続用鋼材33(接続金物29)を設けた開口部8の壁枠材を構築した後、開口部8の周辺の各枠材に、垂壁26および腰壁27の構造用面材と、側面壁28の構造用面材7を当てがって、開口部8の周辺の壁面を構築する。このとき、垂壁26と腰壁27の構造用面材は、接続用鋼材33の一端側が固着された開口部上枠材18と開口部下枠材24にドリルねじ23で固着される。両側面壁28の構造用面材7は、まぐさ受け取付け用縦枠材22とその隣の縦枠材2aに、ドリルねじ23で固着するのに加えて、接続用鋼材33に固着された補強用枠材29aにドリルねじ23で固着される(該部は従来に比べてドリルねじの増し打ち部となる)。
【0038】
したがって、垂壁26と両側面壁28および、腰壁27と両側面壁28は上下の接続金物29によって互いにせん断力を伝達可能に結合され、図5(b)で示した力の伝達経路が形成でき、所期の作用効果が達成される。
【0039】
なお、各実施形態で示した構成を適宜設計変更して実施することは、本発明の範囲に含まれる。例えば、接続用鋼材33の断面形状や全体構造は図示以外であってもよい。開口部8を構成する各枠材と、これに取付ける垂壁26や腰壁27両側面壁28は、サッシ等の建具を含めた壁のモジュール化も可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明によると、スチールハウスの開口壁において、開口部上枠材と開口部下枠材の延長上に接続金物を設け、この接続金物に両側面壁をドリルねじで接合することにより、当該接続金物を介して垂壁と腰壁と両側面壁をせん断力伝達可能に結合でき、地震等により水平力が作用したとき垂壁と腰壁を耐力壁として機能させることができる。
【0041】
このように従来分断されていた開口部両側の側面壁が、せん断力を伝達可能に連結されて剛性が増しているので、この側面壁の剛性の増大に伴って、該側面壁の水平変形を抑えこむことができる。これにより、開口部の両側に位置する、まぐさ受け取付け用縦枠材とその外側の縦枠材に作用する引き抜き力と圧縮力を低減できる。結果、(1)縦枠材の小型化、(2)各縦枠材を基礎等に固定するホールダウン金物の小型化、(3)ホールダウン金物を基礎に固定するアンカーの小型化が達成できる。したがって、これら部材の材料コスト低減、施工の容易性などが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例として示すスチールハウスの斜視図である。
【図2】(a)、(b)は、開口部枠材(窓枠)の分解斜視図と組立後の斜視図である。
【図3】従来例に係る開口壁の正面図である。
【図4】(a)、(b)は、従来例の開口部壁と本発明に係る開口部壁における垂壁と腰壁と両側面壁の変形態様の模式図である。
【図5】(a)、(b)は、従来例の開口部壁と本発明に係る開口部壁における垂壁と腰壁と両側面壁の変形時のせん断力の伝達経路図である。
【図6】(a)、(b)は、本発明に係る開口壁の模式図と、開口部枠材の模式図である。
【図7】本発明に係る開口部(窓枠)組立後の斜視図である。
【図8】本発明に係る開口壁の正面図である。
【図9】実施形態に係る開口壁の補強構造物の部分斜視図である。。
【図10】(a)、(b)は、図9の(A)部と(B)部の断面図である。
【符号の説明】
1 下枠材
2 縦枠材
2a 縦枠材
3 上枠材
5a 側根太
5b 端根太
7 構造用面材
8 開口部
8a 出入口
8b 窓
10 床根太
10a 床開口部端根太
10b 床開口部側根太
10c 根太受け金物
10d ころび止め
11 受け金物
12 床梁
13 構造用面材
14 床パネル
15 まぐさ
17 まぐさ枠材
18 開口部上枠材
19 まぐさ部縦枠材
20 まぐさ受け
21 まぐさ受け金物
22 まぐさ受け取付け用縦枠材
23 ドリルねじ
24 開口部下枠材
24a 受け部材
25 開口部下縦枠材
26 垂壁
27 腰壁
28 側面壁
29 接続金物
29a 補強用枠材
30 下辺
31 隅部
32 壁
33 接続用鋼材
34 孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a steel house (a steel-based panel structure building configured by combining a frame material made of a thin lightweight steel with a thickness of about 1 mm and a structural surface material on the frame material is defined as a steel house). The present invention relates to a reinforcing structure of an opening wall.
[0002]
[Prior art]
The frame material is formed by roll forming a thin steel plate into a cross-sectional shape such as a groove shape, a groove shape with a lip, and a box shape. A single frame material is used, or a plurality of frame materials are joined by a drill screw to form a reinforcing frame material, and each steel material is joined by a drill screw to construct the main frame of the building.
[0003]
The structure by the conventional steel house construction method is demonstrated with FIG.1, FIG.2, FIG.3. A plurality of
[0004]
[0005]
In a building by this steel house method (referred to as SH method), the
[0006]
As shown in FIG. 2, the
[0007]
As shown in FIG. 3, a structural face material is fixed by a
[0008]
As described above, the
[0009]
In this case, if the
[0010]
As other prior art (1), there is JP-A-2000-234406 “Wall structure and face material attaching method”. This prior art (1) is a method of shifting the joint portion of the face material of the side wall (sleeve wall) from the position of the plywood of the vertical wall. As prior art (2), there is JP-A-2001-164645 “Calculation method of wooden house and wooden house built using this method”. This prior art (2) only discloses the calculation of the waist wall and the vertical wall. As a prior art (3), there is JP 2002-38630 “Wooden house”. In this prior art (3), a plywood is attached to a conventional wooden structure so as to allow for the strength of the waist wall and the vertical wall. However, the joint structure of the frame (frame material) as in the present invention is not disclosed. Therefore, it cannot be applied to the configuration for causing the waist wall and the vertical wall to act as load bearing walls, which is the subject of the present invention.
[0011]
[Patent Document 1]
JP 2000-234406 A [Patent Document 2]
JP 2001-164645 A [Patent Document 3]
JP 2002-38630 A
[Problems to be solved by the invention]
As shown in FIG. 4A, conventionally, when the
[0013]
That is, between the
[0014]
In particular, since the downward force (pullout force) is the sum of the downward arrows of the dotted ellipse (b) in FIG. 5A, if this downward force is large, the downward force (pullout force) also increases. . In order to resist this pulling force, (1) it is necessary to increase the size of the vertical frame material for attaching the side wall 28 (bearing wall), and (2) the hole down hardware for mounting the vertical frame material to the foundation is also robust. Therefore, it is necessary to increase the size, and (3) it is necessary to increase the strength by making the anchor for fixing the hole-down hardware to the concrete foundation thicker and longer. The large pull-out force and compression force in this way increase the size of the hole-down hardware, anchor, and vertical frame.
[0015]
The root of the problem is that the hanging
[0016]
In order to solve the above problem, the
[0017]
An object of this invention is to provide the reinforcement structure of the opening wall in a steel house created based on the said knowledge.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is configured as follows.
[0019]
1st invention fixed the both ends to the vertical frame material for the lintel support attachment and the vertical frame material for both of the lintel support attachments that were erected at a predetermined interval between the lower frame material and the upper frame material. The opening upper frame material and the opening lower frame material constitute four sides of the opening, and the structural surface material is fixed to the frame material of each side and the frame material arranged outside each side with a drill screw. In a steel house consisting of a vertical wall, a waist wall, and side walls, and each frame member made of thin lightweight steel, the connecting hardware is positioned on the extension of the opening upper frame member and the opening lower frame member was placed, the side wall connecting hardware by sticking a drill screw, the connection hardware and vertical walls and the side walls through the waist wall and the side walls are shear communicatively coupled to each other, the connection The hardware includes a reinforcing frame member having substantially the same cross-sectional shape as the opening upper frame member and the opening lower frame member. And it is constructed by joining to the opening lower frame member, and further inserted into the opening hole in the vertical frame member for attaching the lintel support, and one end side protruding from the hole is fixed to the opening upper frame member or the opening lower frame member, It further comprises a connecting steel material made of L-shaped steel or the like having a predetermined length fixed to the reinforcing frame material on the other end side, the connecting steel material comprising the opening upper frame material or the opening lower frame material and the reinforcing material. The frame material is combined so as not to move laterally .
[0022]
[Action]
According to the present invention, in the opening wall of the steel house, the connection hardware is provided on the extension of the opening upper frame material and the opening lower frame material, and the side wall is joined to the connection hardware with a drill screw. The vertical wall, the waist wall, and the side wall can be coupled so as to be able to transmit a shearing force, and when the horizontal force acts due to an earthquake or the like, the vertical wall and the waist wall can function as a load bearing wall.
[0023]
In this way, the side walls on both sides of the opening, which have been divided in the past, are connected so as to be able to transmit shearing force to increase the rigidity, and the side walls are joined as the rigidity of the side walls increases. Horizontal deformation of the vertical frame member for mounting and other vertical frame members can be suppressed. Further, it is possible to reduce the pulling force and the compressive force acting on the vertical frame member for attaching the lintel support and other vertical frame members located on both sides of the opening, and as a result, (1) downsizing of the vertical frame material, (2 ) It is possible to achieve downsizing of the hole down hardware for fixing each vertical frame member to the foundation or the like, and (3) downsizing of the anchor for fixing the hole down hardware to the foundation. Therefore, the material cost reduction of these members, the ease of construction, etc. are implement | achieved and these can quantify an effect by the shear panel theory etc.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0025]
FIGS. 6A and 6B are schematic views showing the basic principle of the present invention, and FIGS.
[0026]
6 (a), (b), FIG. 7 and FIG. 8 show a wall 32 having an
[0027]
Furthermore, as shown in the dotted-line ellipse (c) in FIG. 6, in the present invention, the
[0028]
In the
[0029]
In the reinforcing structure of the opening wall configured as shown in FIGS. 6 to 8, the manner in which each wall is displaced when a horizontal force is applied due to an earthquake or the like is shown in FIG. In the same figure, when the
[0030]
5B, when the upper side of the
[0031]
Thus, the
[0032]
According to the present invention, since the upward force (compression force) and the downward force (pull-out force) are both small, the
[0033]
The detailed structure of the present invention will be described with reference to FIGS. Note that the opening
[0034]
9 and 10, the
[0035]
Holes are opened in the connecting
[0036]
Since the
[0037]
After constructing the wall frame material of the
[0038]
Therefore, the
[0039]
In addition, it is included in the scope of the present invention to appropriately change the design of the configuration shown in each embodiment. For example, the cross-sectional shape and overall structure of the connecting
[0040]
【The invention's effect】
According to the present invention, in the opening wall of the steel house, the connection hardware is provided on the extension of the opening upper frame material and the opening lower frame material, and both the side walls are joined to the connection hardware with a drill screw. The vertical wall, the waist wall, and the both side walls can be coupled to each other so that shear force can be transmitted, and when the horizontal force is applied due to an earthquake or the like, the vertical wall and the waist wall can function as a load bearing wall.
[0041]
In this way, the side walls on both sides of the opening that have been divided in the past are connected so as to be able to transmit a shearing force and the rigidity is increased, so as the rigidity of the side wall increases, the side wall is deformed horizontally. Can be suppressed. Thereby, the drawing-out force and compression force which act on the vertical frame material for lintel support attachment and the vertical frame material of the outer side located in the both sides of an opening part can be reduced. As a result, (1) downsizing of the vertical frame material, (2) downsizing of the hole down hardware for fixing each vertical frame material to the foundation, and (3) downsizing of the anchor for fixing the hole down hardware to the base can be achieved. . Therefore, the material cost reduction of these members, the ease of construction, etc. are realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a steel house shown as a conventional example.
FIGS. 2A and 2B are an exploded perspective view of an opening frame member (window frame) and a perspective view after assembly.
FIG. 3 is a front view of an opening wall according to a conventional example.
FIGS. 4A and 4B are schematic views of deformation modes of a vertical wall, a waist wall, and both side walls in a conventional opening wall and the opening wall according to the present invention. FIGS.
FIGS. 5A and 5B are transmission path diagrams of shearing force when the vertical wall, the waist wall, and both side walls of the conventional opening wall and the opening wall according to the present invention are deformed, respectively.
6A and 6B are a schematic view of an opening wall and a schematic view of an opening frame material according to the present invention.
FIG. 7 is a perspective view after the opening (window frame) is assembled according to the present invention.
FIG. 8 is a front view of an opening wall according to the present invention.
FIG. 9 is a partial perspective view of the reinforcing structure of the opening wall according to the embodiment. .
FIGS. 10A and 10B are cross-sectional views taken along lines (A) and (B) of FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記接続金物は、前記開口部上枠材および開口部下枠材とほぼ同一断面形状の補強用枠材を前記開口部上枠材および開口部下枠材に接合して構成し、
更にまぐさ受け取付け用縦枠材に開設の孔に挿通し、前記孔から突出する一端側が開口部上枠材又は開口部下枠材に固着され、他端側が前記補強用枠材に固着された所定長のL形鋼等からなる接続用鋼材をさらに備え、
前記接続用鋼材は、前記開口部上枠材又は前記開口部下枠材と、前記補強用枠材とを横方向にずれ動きしないように結合すること
を特徴とするスチールハウスにおける開口壁の補強構造。A vertical frame material for installing a lintel support that is erected at a predetermined interval between a lower frame material and an upper frame material, and an opening upper frame material that has both ends fixed to the vertical frame material for both lintel support installations, and A vertical wall and a waist wall formed by forming four sides of the opening with the lower frame material of the opening, and fixing the structural face material to the frame material of each side and the frame material arranged outside each side with a drill screw In the steel house consisting of the above-mentioned frame members made of thin plate lightweight section steel, connecting hardware is installed so as to be located on the extension of the opening upper frame material and the opening lower frame material. By fixing the side wall to the hardware with a drill screw, the vertical wall and the side wall and the waist wall and the side wall are coupled to each other through the connection hardware so that shearing force can be transmitted to each other.
The connection hardware is configured by joining a reinforcing frame member having substantially the same cross-sectional shape as the opening upper frame member and the opening lower frame member to the opening upper frame member and the opening lower frame member,
Further, the vertical frame member for attaching the lintel support is inserted into the opening hole, and one end side protruding from the hole is fixed to the upper frame member of the opening or the lower frame member of the opening, and the other end side is fixed to the reinforcing frame member. It further includes a connecting steel material made of L-shaped steel or the like having a predetermined length,
The connecting steel material is a reinforcing structure of an opening wall in a steel house , wherein the opening upper frame material or the opening lower frame material and the reinforcing frame material are coupled so as not to move laterally. .
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