JP3980848B2 - Supply / exhaust control method for paint booth with supply air - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗装ブース内に区画された塗装ゾーン等の作業ゾーン内にその上方から空調空気を流下させる給気送風機と、作業ゾーン内の汚染空気をその下方に排出させる排気送風機を備えた給気付塗装ブースの給排気制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用給気付塗装ブースは、両端が開口されたトンネル型に形成されると共に、その入口から出口に至るまで種々の作業を行なう複数の作業ゾーンに区画されている。
例えば、比較的単純な1ステージの塗装ゾーンを設けただけの給気付塗装ブースでも、ワーク(被塗物)となる自動車ボディの進行方向に沿って、準備室−手吹補正塗装ゾーン自動塗装ゾーン−セッティングゾーン−確認ゾーンなどに区画されている。
【0003】
このような給気付塗装ブースは、その内圧を大気圧に比して若干陽圧に維持して、その出入口から塗装品質低下の原因となるゴミや埃が塗装ブース内に侵入するのを防止すると共に、最適の塗装環境が得られ、且つ、排気処理の負担が軽減されるように、各ゾーン内を流下する空気流の最適風速が設定され、それに応じて給排気量が決定されているのが一般的である。
【0004】
例えば、各ゾーンの天井に形成されたプレナムチャンバから床下に流下される空調空気の風速は、手吹補正塗装ゾーンにおいては、作業環境を適正に保つため0.5m/s程度に設定され、自動塗装ゾーンは、塗装機の種類や溶剤濃度などを考慮してその風速を決定するが、ベル型塗装機を用いる場合の風速は、0.2〜0.4m/s程度に設定され、さらに、作業者のいないセッティングゾーンにおいては0.2m/s程度に設定されている。
【0005】
この場合に、各ゾーンに供給される空調空気の給気風量と、各ゾーンから排出される排気風量は、予め設定された風量に維持されていれば、各ゾーンの出入口から隣接するゾーン内に空気が流入流出することがなく、各ゾーンが適正な塗装環境に維持される。
しかし、現実には、給気系や排気系の圧力損失の変化、具体的には各フィルタの目詰まり、ゾーン内に設置されたグレーチングの汚れ、水膜板を流れる水量変化、排気処理装置等の圧力損失の変化に伴い、各ゾーンの給排気バランスが崩れて隣接するゾーンとの間で空気が流入流出し、いわゆる斜流と称する空気の横流れ現象を生ずる。
【0006】
そして、隣接する各ゾーン間、例えば、手吹補正塗装ゾーンと自動塗装ゾーンの間で斜流を起こすと、一方の塗装ゾーンで塗装している塗料がオーバースプレーされ、その塗料ミストが他方の塗装ゾーンまで流されて、そのワークに塗装すべき色と異なる色の塗料が付着して色かぶりを起こしたり、乾燥した塗料粒子がダストとなってワーク表面に付着して肌荒れを起こしたり、場合によってはブツが付着して塗装不良を起こすおそれがある。
これは、塗装ゾーン間で斜流を起こす場合に限らず、各塗装ゾーンからその前段に隣接する準備室やその後段のセッティングゾーン及び確認ゾーンに向かって斜流を起こしたり、また、その逆方向に斜流を起こす場合も同様である。
【0007】
このため、給気送風機から送給される給気風量を一定に維持した状態で、各ゾーン間を区画するワーク搬入出口から流入出する空気流の風量・風速等を検出し、その検出量が斜流による悪影響が出ない値として予め設定された目標値に維持されるように排気送風機をフィードバック制御して排気風量を調節することにより、給排気バランスを維持している(特開昭61−222572号、同222573号、特開平11−300248号)
【0008】
また、塗装ブースの運転開始時は、各ゾーンの給排気バランスが安定しなければ塗装ラインにワークを流すことができず、省エネ、CO2排出量削減の観点からも、各ゾーン内を短時間で給排気バランスがとれた安定状態にするという要請がある。
このため、給気送風機及び排気送風機を給排気バランスが安定していた前回運転終了時直前の回転数で起動させ、所定時間経過後に前記フィードバック制御に移行することとしている(特開昭62−152569号)。
【0009】
このようにすれば、フィルタの目詰まり、ゾーン内に設置されたグレーチングの汚れなど、給気系や排気系の圧力損失の経時的な変化があっても、各送風機は最初から給排気バランスが維持される回転数で立ち上げられるので、各ゾーンは短時間で安定状態になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、平日運転される塗装ラインのメンテナンス作業や清掃作業は、塗装ラインが停止される週末の土曜日及び日曜日に行うのが通常である。
この場合、ブースの清掃により、フィルタの目詰まりやグレーチングや排気ファンのブレードの汚れが落とされたり、塗装機器類の入れ換えや配置換えがあると、給気系や排気系の圧力損失が大幅に変化する。
【0011】
特に、排気系に設置されているグレーチング、排気ファンのブレード及び排気処理装置のフィルタは、給気系のフィルタなどに比して塗料ミストで汚れやすいため、清掃前と清掃後で圧力損失が大幅に変化し、塗装機器類もグレーチングの上に設置されることが多いので塗装機器類の入換えや配置換えによりグレーチングの有効開口面積が変化して排気系の圧力損失が大幅に変化する。
【0012】
したがって、週明けの月曜日に塗装ブースを立ち上げようとして、給気送風機及び排気送風機を金曜日の運転終了直前の回転数で起動させると、排気系の圧力損失が清掃前に比して大幅に低下しているため、給気風量に比して排気風量が大きくなり、給排気バランスが崩れた状態に立ち上がる。
【0013】
そして、所定時間経過後に各ゾーン間を区画するワーク搬入出口から流入出する空気流の風量を検出し、その検出風量が斜流による悪影響が出ない値として予め設定された目標値に維持されるように排気送風機をフィードバック制御されるが、当初の給排気バランスが著しく崩れていることから、フィードバック制御により給排気バランスをとろうとしても目標値に収束するまでかなりの時間を要するという新たな問題を生じた。
【0014】
そこで本発明は、前回運転終了後に塗装ブース内を清掃したり、塗装機器類の入換えや配置換えにより排気系の圧力損失が大幅に変化していても、給気付塗装ブースの運転開始時に、極めて短時間でその給排気バランスをとれた状態に立ち上げることができるようにすることを技術的課題としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1の発明は、給気付塗装ブース内に区画形成された作業ゾーン内にその上方から一定風量で空調空気を流下させる給気送風機と、作業ゾーン内の汚染空気をその下方に排出させる排気送風機を、当該塗装ブースの運転開始時に、給排気バランスが安定していた前回運転終了時直前の回転数で起動させた後、当該ゾーンのワーク搬入出口から流入出する風量に応じて変化する物理量を検出し、その検出量が予め設定された目標値になるように給気送風機排気送風機をフィードバック制御する給気付塗装ブースの給排気制御方法において、前記給気送風機及び排気送風機の起動後、前記フィードバック制御開始前に、排気風量を検出する排気風量検出ステップと、検出排気風量が給排気バランスを維持できる適正排気風量の許容範囲内であるか否かを判別して、許容範囲内であると判断されたときは前記フィードバック制御に移行し、許容範囲外であると判断されたときは、排気送風機固有の特性、排気送風機の回転数、検出排気風量に基づいて適正排気風量が得られる適正回転数を演算処理により算出し、その適正回転数で排気送風機を運転した後、前記フィードバック制御に移行する予備調整ステップとを備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項1の発明によれば、給気送風機及び排気送風機を給排気量バランスが安定していた前回運転終了時直前の回転数で起動させた後、フィードバック制御開始前に、まず、排気風量検出ステップで排気風量を検出する。
【0017】
そして、通常の朝の運転開始時など、前回終了時と比して排気系の圧力損失にそれほど大きな変化がない場合は、給気風量及び排気風量も前回運転終了時直前と変わらないので、検出排気風量の値は給排気バランスを維持できる適正排気風量の許容範囲内であると判断され、給排気バランスがとれた状態のままフィードバック制御に移行される。
【0018】
ところが、土曜日、日曜日又は連休中に塗装ブースの清掃やメンテナンスが行われると、前回の塗装作業が終了した時から排気抵抗の圧力損失が大きく変化し、特に清掃作業が行なわれた場合は圧力損失が低下するため、前回運転終了時直前の回転数で起動させると、検出排気風量は適正排気風量を超え、適正排気風量の許容範囲外であると判断される。
【0019】
この場合、排気送風機固有の特性、排気送風機の回転数、検出排気風量に基づいて適正排気風量が得られる適正回転数を算出し、その適正回転数で排気送風機を運転する。
適正回転数は、検出排気風量等に基づいて演算処理により算出されるので、適正回転数を算出するためのタイムラグが短く、したがって、短時間で排気送風機を適正回転数で回転させることができる。
【0020】
そして、このように予備調節された後にフィードバック制御に移行し、フィードバック制御が開始されるときには給排気バランスが概ね維持されているので、フィードバック制御に移行した後も、短時間で確実に適正値に収束させることができる。
【0021】
請求項2の発明は、排気送風機がインバータにより回転数を周波数制御するモータで駆動され、前記排気風量検出ステップで、排気送風機の風量−動力−制御周波数特性曲線データに基づき、現在の制御周波数と供給動力から排気風量を求めるようにしている。
【0022】
請求項2の発明によれば、排気風量を検出する際に風量センサや風速センサなどを使用せず、排気送風機の風量−動力−制御周波数特性曲線データに基づいて算出するようにしているので、塗装ブースの排気のように塗料ミストが混ざった排気がセンサに大量に付着することにより測定不能に陥ることもなく、より短時間で確実に排気風量を算出することができる。
【0023】
請求項3の発明は、排気送風機がインバータにより回転数を周波数制御するモータで駆動され、前記予備調整ステップで、排気風量が適正排気風量の許容範囲外であると判断されたときに、排気送風機をその制御周波数で運転したときの風量−圧力特性曲線データに基づき、その風量−圧力特性曲線上の検出排気風量に対応する点を通る排気抵抗の風量−圧力特性曲線データを求め、その風量−圧力特性曲線データ上の適正排気風量に対応する点を通る排気送風機の風量−圧力特性曲線の関係式から適正な制御周波数を算出し、当該制御周波数で排気送風機を運転した後、前記フィードバック制御に移行するようになっている。
【0024】
請求項3の発明によれば、回転数が周波数制御される排気送風機を用いた場合に、適正回転数で回転させるために供給する交流電力の制御周波数を計算上でダイレクトに算出することができるので、請求項2の発明と組み合わせることにより、さらに時間を短縮することができる。
【0025】
請求項4の発明は、給気付塗装ブースが複数の作業ゾーンに区画されている場合に、全ての作業ゾーンに対して排気風量検出ステップ及び予備調整ステップによる給排気制御を行った後、任意の一の作業ゾーンに対して前記フィードバック制御を行い、次いで、これに隣接する他の作業ゾーンについて順次前記フィードバック制御を行うようにしている。
【0026】
これによれば、全ての作業ゾーンについて排気送風機の回転数が予備調整されるので略同時に給排気バランスが概ね良好な状態に維持され、次いで、各ゾーン間を流れる空気流の風量に応じて排気風量を微調整するので、もともと各作業ゾーン間で横流れを生じにくい。
しかも、一つの作業ゾーンの給排気バランスを維持した後、隣接された作業ゾーンについて順次給排気バランスをとっていくので、その間に作業ゾーン間で大量に空気が流れたり、その影響を受けて制御が乱れたりすることもなく、塗装ブース全体として給排気バランスの調整を短時間で行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明方法を示すフローチャート、図2は排気風量検出ステップの処理を示すグラフ、図3はその予備調整ステップの処理を説明するグラフ、図4は本発明方法を使用した給気付塗装ブースを示す説明図である。
【0028】
図4に示す給気付塗装ブース1は、ワークを搬送するコンベア2の進行方向に沿って所定間隔で配設されたシルエットプレート3…で複数の作業ゾーン4…に区画されると共に、夫々の作業ゾーン4…ごとに天井部及び床下にプレナムチャンバ5及び排気室6が配されている。
【0029】
各ゾーン4に空調空気を送給する空調装置7は、給気ファン(給気送風機)8の下流側で分岐形成された給気ダクト9…を介して夫々のプレナムチャンバ5に接続され、各排気室6…には排気ファン(排気送風機)10を介装した排気ダクト11が夫々接続されている。
【0030】
そして、分岐された給気ダクト9には、各ゾーン4ごとに給気風量を検出する給気風量センサ12と、給気風量を個別に調整するオートダンパ13が介装されている。
【0031】
また、各排気ファン10は、各ゾーン4ごとに排気風量を調整することができるように、夫々の駆動モータ14にその回転数を周波数制御するインバータ15が接続されている。
【0032】
一方、塗装ブース1内には、各ゾーン4…のワーク搬入出口となるシルエットプレート3の開口部下方又はシルエットプレート3に貫通形成した空気穴に、各ゾーン4を横切って流れる空気流の風量に応じて変化する物理量(風量,風速,圧力など)を検出するセンサとして本例では風速センサ16…が配されている。
【0033】
各ゾーン4…への給気風量及び各ゾーン4…からの排気風量を制御する給排気制御装置20は、その入力側に、給気風量センサ12…、風速センサ16…が接続され、その出力側に、給気ファン8、オートダンパ13…、排気ファン10のインバータ15が接続されている。
【0034】
この給排気制御装置20は、各ゾーン4…に供給される給気風量を一定に維持しながら、各作業ゾーン4…間で斜流を生じないように排気風量をコントロールするものである。
【0035】
図1はその制御手順を示すもので、まず、塗装ブース1の起動スイッチ(図示せず)がオンされると、ステップSTP1で、各作業ゾーン4…給気ファン8及び排気ファン10を、給排気バランスが安定していた前回運転終了時直前の回転数で起動させると共に、各給気ダクト9に介装された給気風量センサ15の検出風量に基づいてオートダンパ13を調整し、給気風量を各ゾーンごとに予め設定された所定の風量に維持する。
【0036】
次いで、ステップSTP2で排気風量を検出する。
本例では、排気風量を迅速に検出するために、排気ファン10の特性から排気風量を算出するようにしている。
即ち、一般に、排気ファン10は、図2に示すように、夫々、排気風量−動力−回転数の関係を表わす特性曲線データを有しているので、そのうち二つの動力及び回転数が特定できれば排気風量は容易に算出できる。
【0037】
本例では、駆動モータ14が周波数制御されるので、排気ファン10の排気風量Q−動力W−回転数の特性曲線データを、回転数に比例する制御周波数をZn(Hz)としたときに次式で表わすことができる。
【0038】
【数式1】
W=A(Zn/60)Q2+B(Zn/60)2Q+C(Zn/60)3
A、B、C:Znが60Hzのときの各排気ファン固有の特性係数
【0039】
図2はこの関係を表わしたグラフであり、制御周波数により二次のQ−W特性曲線が特定されるので、動力Wから排気風量Qを導くことができる。
なお、計算式としても、インバータ15から排気ファン10の駆動モータ14に供給されている動力W及び制御周波数Znは既知であり、A、B、Cの各値も排気ファン10ごとに既知であるので、これらの値を上式に代入することにより、現在の排気風量Q1を算出することができる。
【0040】
次いで、ステップSTP3では、ステップSTP2で算出された検出排気風量が、給排気バランスを維持できる値として予め設定された適正排気風量の許容範囲内であるか否かを判別し、許容範囲内であると判断されたときはステップSTP6に移行し、許容範囲外であると判断されたときは、ステップSTP4に移行する。
【0041】
ステップSTP4では、排気ファン10固有の特性、回転数及び検出排気風量に基づいて適正排気風量が得られる適正回転数を演算処理により算出する。
即ち、排気ファン10の排気風量Qは圧力Hと制御周波数(回転数)の関数で表わされるので、適正排気風量Q0で排気するときの圧力(圧力損失)が判れば、適正排気風量Q0が得られる制御周波数(回転数)を求めることができ、そのときの圧力(圧力損失)は、排気抵抗の風量−圧力特性曲線から定まる。
【0042】
ステップSTP4の処理を図3に示すグラフを用いて説明すると、まず、ステップSTP41で、排気ファン10を現在の制御周波数Z1で運転したときの風量−圧力特性曲線データD1を求め、ステップSTP42で、その風量−圧力特性曲線データD1上の検出排気風量Q1に対応する点を通る排気抵抗の風量−圧力特性曲線データD2を求め、ステップSTP43で、排気抵抗の風量−圧力特性曲線データD2の適正排気風量に対応する点を通る排気ファン10の風量−圧力特性曲線データD3の関係式から適正な制御周波数Z0を算出している。
【0043】
具体的に説明すると、ステップSTP41では、現在運転されている排気ファン10の制御周波数Z1に基づいて、その風量−圧力特性曲線データD1を求める。
排気ファン10の排気風量Qと圧力Hの関係は、回転数に比例する制御周波数をZn(Hz)としたときに、次式で表わされる。
【0044】
【数式2】
H=AHQ2+BHP(Zn/60)Q+CH(Zn/60)2
AH、BH、CH:Znが60Hzのときの各排気ファン固有の特性係数
【0045】
次いで、ステップSTP42で、その風量−圧力特性曲線データD1上の検出排気風量Q1に対応する点(Q1、H1)を通る排気抵抗の風量−圧力特性曲線データD2を求める。
本例では、排気抵抗の排気風量Qと圧力Hの関係を表わす抵抗曲線が二次曲線になることから、排気ファン10の風量−圧力特性曲線データD1に基づき検出排気風量Q1から圧力H1を算出し、次式に風量Q=Q1、圧力H=H1を代入して、その係数Rを求める。
【0046】
【数式3】
H=RQ2
【0047】
そして、ステップSTP43で、排気抵抗の風量−圧力特性曲線データD2の適正排気風量Q0に対応する点を通る排気ファン10の風量−圧力特性曲線データD3の関係式から適正な制御周波数Z0を算出する。
本例では、排気抵抗の風量−圧力特性曲線データD2を表わす数式3に適正排気風量Q0を代入して、適正排気風量Q0で排気したときの圧力H0を算出し、次いで、それぞれの値(Q0,H0)を排気ファン10の風量−圧力特性曲線の関係式に代入して適正な制御周波数Z0を算出する。
すなわち、数式2に、風量Q=Q0、圧力H=H0を代入し、適正な制御周波数Z0を算出する。
【0048】
次いで、ステップSTP5に移行して、インバータ15から駆動モータ14に対し算出された制御周波数Z0の駆動電力供給して、適正回転数で排気ファン10を運転した後、ステップSTP6に移行する。
【0049】
ステップSTP6では、一の作業ゾーンのワーク搬入出口から流入出する空気流の風速を風速センサ16,16で検出し、その検出量が予め設定された目標値(例えば0)になるように排気ファン10のフィードバック制御を実行する。
【0050】
このとき、排気ファン10は、ステップSTP3により適正排気風量で運転されていることが確認されており、あるいは、ステップSTP4及び5を経て逸早く適正排気風量が得られる回転数で運転されるので、ステップSTP6のフィードバック制御に移行した時点では、既に、給排気バランスがとれていることとなり、フィードバック制御に移行すると略同時に回転数が適正値に収束し、給排気バランスが安定するまでの立上げ時間が大幅に短縮される。
【0051】
また、各作業ゾーン4…の夫々について給排気制御を行う場合は、全ての作業ゾーン4…に対してステップSTP1〜ステップSTP5の給排気制御を行った後、任意の一の作業ゾーン4に対してステップSTP6のフィードバック制御を行い、次いで、これに隣接する他の作業ゾーン4…についてステップSTP6のフィードバック制御を順次行えばよい。
【0052】
なお、ステップSTP2の制御が排気風量検出ステップの具体例、ステップSTP3〜ステップSTP5の制御が予備調整ステップの具体例、ステップSTP6がフィードバック制御の具体例である。
【0053】
また、上述した説明では、適正周波数を算出するために、ステップSTP41〜43において、各風量−圧力特性曲線データD1〜D3を表わす数式に基づいて適正な制御周波数Z0を算出するような場合について説明したが、各風量−圧力特性曲線データD1〜D3をグラフィック表示しながら夫々の交点座標を求めて適正な制御周波数Z0を算出したり、各風量−圧力特性曲線データD1〜D3を表わすデータテーブルを参照しながら適正な制御周波数Z0を算出する場合であっても良い。
【0054】
さらに、ステップSTP41〜ステップSTP43までをステップ的に順次処理する場合について説明したが、検出排気風量Q1と、制御周波数Z1と、適正排気風量H0のみを入力値とする一つの伝達関数を作って適正制御周波数を算出するようにしても良い。
【0055】
さらにまた、排気風量はステップSTP2の処理で算出する場合に限らず、各排気ダクト11に配した風量センサや風速センサで検出してもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明方法によれば、前回運転終了後の塗装ブース内清掃や、塗装機器類の入換えや配置換えにより排気系の圧力損失が大幅に変化していても、排気ファンのフィードバック制御を行う前に、当該排気ファンを逸早く適正排気風量が得られる回転数で運転することができるので、フィードバック制御に移行すると略同時に回転数が適正値に収束し、給排気バランスが安定するまでの立上げ時間を大幅に短縮することができるという大変優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を示すフローチャート。
【図2】排気風量検出ステップの処理を示すグラフ。
【図3】予備調整ステップの処理を説明するグラフ。
【図4】本発明方法を使用した給気付塗装ブースを示す説明図。
【符号の説明】
1………給気付塗装ブース
4………作業ゾーン
8………給気ファン(給気送風機)
10………排気ファン(排気送風機)
12………給気風量センサ
13………オートダンパ
14………駆動モータ
15………インバータ
16………風速センサ
20………給排気制御装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides an air supply fan that causes air-conditioned air to flow down from above into a work zone such as a paint zone that is partitioned in a paint booth, and an air supply fan that exhausts contaminated air in the work zone downward. The present invention relates to an air supply / exhaust control method for a care painting booth.
[0002]
[Prior art]
An automotive air supply painting booth is formed in a tunnel type having both ends opened, and is partitioned into a plurality of work zones for performing various operations from the entrance to the exit.
For example, even in a paint booth with air supply that only has a relatively simple one-stage paint zone, the preparation room-hand blow correction paint zone automatic paint zone along the traveling direction of the automobile body that will be the workpiece (workpiece) -It is divided into a setting zone and a confirmation zone.
[0003]
In such a paint booth with air supply, the internal pressure is maintained at a slightly positive pressure compared to the atmospheric pressure, and dust and dust that cause paint quality deterioration from entering and exiting the coating booth are prevented. At the same time, the optimum wind speed of the airflow flowing through each zone is set so that the optimum painting environment is obtained and the burden of exhaust treatment is reduced, and the supply / exhaust amount is determined accordingly. Is common.
[0004]
For example, the air velocity of the conditioned air flowing down the floor from the plenum chamber formed on the ceiling of each zone is set to about 0.5 m / s in order to keep the work environment appropriate in the manual blow correction coating zone. The wind speed of the coating zone is determined in consideration of the type of coating machine and the solvent concentration. The wind speed when using a bell type coating machine is set to about 0.2 to 0.4 m / s. In the setting zone where there is no worker, the speed is set to about 0.2 m / s.
[0005]
In this case, if the supply air volume of the conditioned air supplied to each zone and the exhaust air volume exhausted from each zone are maintained at a preset air volume, it is within the adjacent zone from the entrance / exit of each zone. Air does not flow in and out, and each zone is maintained in an appropriate painting environment.
However, in reality, changes in the pressure loss of the air supply system and exhaust system, specifically clogging of each filter, contamination of the grating installed in the zone, changes in the amount of water flowing through the water film plate, exhaust treatment equipment, etc. With the change in pressure loss, the supply / exhaust balance of each zone is lost and air flows in and out between adjacent zones, causing a so-called mixed flow phenomenon called air flow.
[0006]
Then, when a diagonal flow occurs between adjacent zones, for example, between the manual correction coating zone and the automatic coating zone, the paint applied in one coating zone is oversprayed, and the paint mist is applied to the other coating zone. Flowed up to the zone, the paint of a color different from the color to be painted adheres to the work and causes color cast, or the dried paint particles become dust and adheres to the work surface, causing rough skin. May cause poor coating due to adhesion.
This is not limited to the case where a diagonal flow occurs between the coating zones, and a diagonal flow may occur from each coating zone to the preparation room adjacent to the preceding stage, the setting zone and the confirmation zone of the subsequent stage, and vice versa. The same applies to the case where a mixed flow occurs.
[0007]
For this reason, the air volume / velocity etc. of the air flow flowing in / out from the work loading / unloading section dividing each zone is detected in a state where the air supply volume supplied from the air supply fan is kept constant. The supply / exhaust balance is maintained by adjusting the exhaust air volume by feedback controlling the exhaust air blower so as to maintain the target value set in advance as a value that does not cause adverse effects due to the mixed flow (Japanese Patent Laid-Open No. Sho 61-61). (No. 222257, No. 222257, JP-A-11-300408)
[0008]
Also, at the start of operation of the paint booth can not supply and exhaust balance of each zone to flow workpiece coating line to be stable, energy saving, in terms of CO 2 emission reduction, short time in each zone Therefore, there is a demand for a stable state with a balanced supply and exhaust.
For this reason, the air supply blower and the exhaust blower are started at the number of revolutions immediately before the end of the previous operation when the supply / exhaust balance was stable, and the control is shifted to the feedback control after a predetermined time has elapsed (Japanese Patent Laid-Open No. 62-152569). issue).
[0009]
In this way, even if there is a change in the pressure loss of the air supply system and exhaust system over time, such as clogging of the filter and contamination of the grating installed in the zone, each air blower has a balanced supply / exhaust from the beginning. Each zone is stabilized in a short time because it is started up at a maintained rotational speed.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the maintenance work and the cleaning work of the painting line operated on weekdays are usually performed on Saturday and Sunday of the weekend when the painting line is stopped.
In this case, if the booth is clogged, the filter is clogged, the grating or the blade of the exhaust fan is removed, or if the painting equipment is replaced or rearranged, the pressure loss of the air supply system and exhaust system will be greatly increased. Change.
[0011]
In particular, the grating installed in the exhaust system, the blade of the exhaust fan, and the filter of the exhaust treatment device are more easily contaminated with paint mist than the air supply system filter. Since the painting equipment is often installed on the grating, the effective opening area of the grating changes due to the replacement or rearrangement of the painting equipment, and the pressure loss of the exhaust system changes greatly.
[0012]
Therefore, if the air supply blower and exhaust blower are started at the rotation speed just before the end of operation on Friday in order to start a paint booth on Monday, the exhaust system pressure loss will be significantly lower than before cleaning. Therefore, the exhaust air volume becomes larger than the air supply air volume, and the air supply / exhaust balance is lost.
[0013]
Then, the air volume of the air flow flowing in and out from the work loading / unloading section that divides the zones after a predetermined time is detected, and the detected air volume is maintained at a preset target value as a value that does not adversely affect the diagonal flow. Although the exhaust blower is feedback-controlled as described above, the initial supply / exhaust balance is significantly disrupted, so a new problem that it takes a considerable amount of time to converge to the target value even if the supply / exhaust balance is attempted by feedback control. Produced.
[0014]
Therefore, the present invention cleans the interior of the painting booth after the end of the previous operation, or even when the pressure loss of the exhaust system has changed significantly due to replacement or replacement of painting equipment, It is a technical problem to be able to start up the supply / exhaust balance in an extremely short time.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve this problem, the invention of
[0016]
According to the first aspect of the present invention, after the supply air blower and the exhaust air blower are started at the number of revolutions immediately before the end of the previous operation when the supply / exhaust amount balance is stable, the exhaust air volume detection is first performed before starting the feedback control. The exhaust air volume is detected in steps.
[0017]
If there is no significant change in the pressure loss of the exhaust system compared to the previous end, such as when starting normal morning operation, the supply air volume and exhaust air volume will not change from immediately before the end of the previous operation. The value of the exhaust air volume is determined to be within the allowable range of the appropriate exhaust air volume that can maintain the supply / exhaust balance, and the control shifts to feedback control with the supply / exhaust balance maintained.
[0018]
However, if the paint booth is cleaned or maintained on Saturdays, Sundays, or during consecutive holidays, the pressure loss of the exhaust resistance will change greatly from the end of the previous painting work, especially if cleaning work is performed. Therefore, if the engine is started at the rotation speed immediately before the end of the previous operation, it is determined that the detected exhaust air volume exceeds the appropriate exhaust air volume and is outside the allowable range of the appropriate exhaust air volume.
[0019]
In this case, an appropriate number of revolutions for obtaining an appropriate amount of exhaust air is calculated based on the characteristics unique to the exhaust fan, the number of revolutions of the exhaust fan, and the detected amount of exhaust air, and the exhaust fan is operated at the appropriate number of revolutions.
Since the appropriate rotational speed is calculated by calculation processing based on the detected exhaust air volume and the like, the time lag for calculating the appropriate rotational speed is short, and therefore the exhaust blower can be rotated at the appropriate rotational speed in a short time.
[0020]
After the preliminary adjustment as described above, the control shifts to the feedback control, and when the feedback control is started, the supply / exhaust balance is generally maintained. It can be converged.
[0021]
According to a second aspect of the present invention, the exhaust blower is driven by a motor whose frequency is controlled by an inverter, and in the exhaust air volume detection step, the current control frequency and the current control frequency are calculated based on the air flow-power-control frequency characteristic curve data of the exhaust blower. The exhaust air volume is obtained from the supply power.
[0022]
According to the invention of
[0023]
According to a third aspect of the present invention, when the exhaust blower is driven by a motor that controls the frequency of rotation by an inverter, and the exhaust air flow is determined to be outside the allowable range of the appropriate exhaust air flow in the preliminary adjustment step, the exhaust blower is Based on the air volume-pressure characteristic curve data when the engine is operated at the control frequency, the air flow-pressure characteristic curve data of the exhaust resistance passing through the point corresponding to the detected exhaust air volume on the air volume-pressure characteristic curve is obtained, and the air volume- An appropriate control frequency is calculated from the relational expression of the air flow-pressure characteristic curve of the exhaust blower passing through the point corresponding to the appropriate exhaust air flow on the pressure characteristic curve data, and after operating the exhaust blower at the control frequency, the feedback control is performed. It is supposed to migrate.
[0024]
According to the third aspect of the present invention, when an exhaust blower whose frequency is controlled in frequency is used, the control frequency of the AC power supplied to rotate at the appropriate speed can be directly calculated. Therefore, the time can be further shortened by combining with the invention of
[0025]
In the invention of
[0026]
According to this, since the rotational speed of the exhaust blower is preliminarily adjusted for all the work zones, the supply / exhaust balance is maintained in a substantially good state at the same time, and then the exhaust air is exhausted according to the air volume of the airflow flowing between the zones. Since the air volume is finely adjusted, it is difficult to cause a lateral flow between the work zones.
In addition, after maintaining the supply / exhaust balance in one work zone, the air supply / exhaust balance is established sequentially for adjacent work zones, so that a large amount of air flows between the work zones during that time, and control is affected by that. The supply / exhaust balance can be adjusted in a short time for the entire painting booth.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a flowchart showing the method of the present invention, FIG. 2 is a graph showing the process of the exhaust air volume detecting step, FIG. 3 is a graph explaining the process of the preliminary adjustment step, and FIG. 4 is a paint booth with a supply air using the method of the present invention. It is explanatory drawing which shows.
[0028]
4 is divided into a plurality of
[0029]
An
[0030]
The branched air supply duct 9 is provided with an air supply
[0031]
In addition, each
[0032]
On the other hand, in the
[0033]
The supply / exhaust control device 20 for controlling the supply air volume to each
[0034]
The air supply / exhaust control device 20 controls the exhaust air volume so as not to generate a mixed flow between the
[0035]
FIG. 1 shows the control procedure. First, when a start switch (not shown) of the
[0036]
Next, the exhaust air volume is detected at step STP2.
In this example, the exhaust air volume is calculated from the characteristics of the
Specifically, as shown in FIG. 2, the
[0037]
In this example, since the frequency of the
[0038]
[Formula 1]
W = A (Zn / 60) Q 2 + B (Zn / 60) 2 Q + C (Zn / 60) 3
A, B, C: characteristic coefficients specific to each exhaust fan when Zn is 60 Hz
FIG. 2 is a graph showing this relationship. Since the secondary QW characteristic curve is specified by the control frequency, the exhaust air volume Q can be derived from the power W.
As a calculation formula, the power W and the control frequency Zn supplied from the
[0040]
Next, in step STP3, it is determined whether or not the detected exhaust air volume calculated in step STP2 is within an allowable range of an appropriate exhaust air volume preset as a value capable of maintaining the supply / exhaust balance. If it is determined, the process proceeds to step STP6. If it is determined that the value is outside the allowable range, the process proceeds to step STP4.
[0041]
In step STP4, an appropriate rotational speed at which an appropriate exhaust air volume can be obtained based on the characteristics unique to the
That is, the exhaust the exhaust air volume Q of the
[0042]
When the processing in step STP4 be described with reference to the graph shown in FIG. 3, first, at step STP41, the air volume when operating the
[0043]
More specifically, in step STP41, based on the control frequency Z 1 of the
The relationship between the exhaust air volume Q and the pressure H of the
[0044]
[Formula 2]
H = A H Q 2 + B H P (Zn / 60) Q + C H (Zn / 60) 2
A H , B H , C H : Characteristic coefficient specific to each exhaust fan when Zn is 60 Hz
Then, at step STP42, the air volume - a point corresponding to the detected exhaust air volume to Q 1 on the pressure characteristic curve data D 1 (Q 1, H 1 ) flow rate of the exhaust resistance through the - determine the pressure characteristic curve data D 2.
In this example, since the resistance curve representing the relationship between the exhaust air volume Q and the pressure H of the exhaust resistance is a quadratic curve, the detected exhaust air volume Q 1 to the pressure H based on the air volume-pressure characteristic curve data D 1 of the
[0046]
[Formula 3]
H = RQ 2
[0047]
Then, at step STP43, the air volume of the exhaust resistance - the
In this example, the exhaust resistance airflow - by substituting a proper exhaust airflow Q 0 in
That is, an appropriate control frequency Z 0 is calculated by substituting the air volume Q = Q 0 and the pressure H = H 0 into
[0048]
Then, the processing proceeds to step STP5, and drive power supply of the control frequency Z 0 which is calculated with respect to the
[0049]
In step STP6, the wind speed of the air flow flowing in and out from the work loading / unloading port of one work zone is detected by the
[0050]
At this time, it has been confirmed that the
[0051]
Further, when the supply / exhaust control is performed for each of the
[0052]
The control in step STP2 is a specific example of the exhaust air volume detection step, the control in steps STP3 to STP5 is a specific example of the preliminary adjustment step, and step STP6 is a specific example of the feedback control.
[0053]
Further, in the above description, in order to calculate an appropriate frequency, in step STP41~43, Kakukazeryou - that calculates the proper control frequency Z 0 on the basis of the equations representing the pressure characteristic curve data D 1 to D 3 has been described, Kakukazeryou - or calculating the proper control frequency Z 0 to obtain the intersection coordinates of each while the pressure characteristic curve data D 1 to D 3 and graphic display, Kakukazeryou - pressure characteristic curve data D 1 with reference to the data table representing a to D 3 may be a case of calculating the proper control frequency Z 0.
[0054]
Furthermore, a case has been described in which sequentially processes up to step STP41~ step STP43 stepwise, the detected exhaust air volume Q 1, and the control frequency Z 1, one of the transfer function to the input value only proper exhaust airflow H 0 It is also possible to make an appropriate control frequency.
[0055]
Furthermore, the exhaust air volume is not limited to the calculation in step STP2, but may be detected by an air volume sensor or a wind speed sensor arranged in each
[0056]
【The invention's effect】
As described above, according to the method of the present invention, even if the pressure loss of the exhaust system changes significantly due to cleaning in the painting booth after the end of the previous operation, replacement of the painting equipment, and rearrangement, the exhaust fan Before the feedback control is performed, the exhaust fan can be quickly operated at a rotational speed that can obtain the appropriate exhaust air volume. There is a very excellent effect that the start-up time until it can be greatly shortened.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart showing a method of the present invention.
FIG. 2 is a graph showing processing of an exhaust air volume detection step.
FIG. 3 is a graph illustrating processing of a preliminary adjustment step.
FIG. 4 is an explanatory view showing a paint booth with air supply using the method of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 ………
10 ... Exhaust fan (exhaust fan)
12 ... Air supply sensor 13 ...
Claims (4)
前記給気送風機(8)及び排気送風機(10)の起動後、前記フィードバック制御開始前に、排気風量を検出する排気風量検出ステップ(STP2)と、
検出排気風量が給排気バランスを維持できる適正排気風量の許容範囲内であるか否かを判別して、許容範囲内であると判断されたときは前記フィードバック制御に移行し、許容範囲外であると判断されたときは、排気送風機(10)固有の特性、排気送風機(10)の回転数、検出排気風量に基づいて適正排気風量が得られる適正回転数を演算処理により算出し、その適正回転数で排気送風機(10)を運転した後、前記フィードバック制御(STP6)に移行する予備調整ステップ(STP3〜5)と、
を備えたことを特徴とする給気付塗装ブースの給排気制御方法。An air supply blower (8) that causes air-conditioned air to flow down from above in a work zone (4) that is defined in the paint booth with air supply (1), and contaminated air in the work zone (4) The exhaust blower (10) to be discharged downward is started at the rotation speed immediately before the end of the previous operation when the supply / exhaust balance was stable at the start of the operation of the painting booth (1), and then the zone (4) A physical quantity that changes in accordance with the amount of air flowing in and out from the work loading / unloading port is detected, and the air supply blower (8) and the exhaust blower (10) are feedback-controlled (STP6) so that the detected amount becomes a preset target value. In the supply / exhaust control method of the paint booth with supply air,
An exhaust air volume detecting step (STP2) for detecting an exhaust air volume after starting the supply air fan (8) and the exhaust air fan (10) and before starting the feedback control;
It is determined whether or not the detected exhaust air volume is within the allowable range of the appropriate exhaust air volume that can maintain the supply / exhaust balance. Is calculated by calculating the appropriate rotational speed for obtaining an appropriate exhaust air volume based on the characteristics unique to the exhaust air fan (10), the rotational speed of the exhaust air fan (10), and the detected exhaust air volume. A preliminary adjustment step (STP3 to 5) for shifting to the feedback control (STP6) after operating the exhaust blower (10) with
An air supply / exhaust control method for a paint booth with air supply.
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