JP3978640B2 - 電子カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子カメラに係り、特にファインダーとして使用可能な液晶モニタ等の画像表示装置を備えた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラ等の電子カメラに使用される固体撮像素子は画素数が多くなる傾向にあり、数百万画素のものがある。一方、電子カメラに設けられた液晶モニタの画素数は、6万画素から10万画素程度のものが多い。従って、画素数の少ない液晶モニタをファインダーとして使用する場合には、記録やプリント出力に必要な精度のピント状態を確認することができず、マニュアルでピント合わせを精度良く行うことができないという問題がある。
【0003】
そこで、従来、液晶モニタに表示される画像の一部を拡大して見ることができる拡大スイッチを設け、これにより実際に撮像される画像のピント状態を精度よく確認することができる電子カメラが提案されている(特開平11−298791号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、画像データを記録するためのメモリカードの残容量が無く「CARD FULL!」の警告表示を行っている状況で拡大スイッチによる拡大表示を行うと、拡大表示と警告表示が重なって警告表示の確認が困難となる。また、拡大表示を利用してマニュアル操作によるピント調整を行っても、結局のところ画像をメモリカードに書き込むことができない。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ピント確認用の拡大表示によって警告表示などのオンスクリーンディスプレイ(OSD)が見え難くなる状況を改善することができる電子カメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明に係る電子カメラは、光学像を電気信号に変換する固体撮像素子を有する撮像手段と、被写体を示す画像光を前記固体撮像素子の受光面に結像させる撮影レンズと、前記撮像手段を介して取得された画像を記録媒体に記録する記録手段と、前記固体撮像素子の画素数よりも画素数が少ない画像表示手段と、前記画像表示手段に表示させる画像を所定の倍率に拡大させるための指示を与える拡大スイッチと、前記拡大スイッチから画像拡大の指示を受入すると、前記撮像手段によって取得した撮影画像から所定の部分画像を切り出し、該切り出した部分が前記所定の倍率となるように前記画像表示手段に拡大表示させる拡大処理手段と、撮影によって得られる画像を記録メディアに記録できない状況であることが検知されたときに、その旨を示す警告を前記画像表示手段に表示する警告手段と、前記警告手段による警告表示中に、前記拡大ボタンの操作に伴う前記拡大表示を禁止する制御を行う表示制限手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
本発明によれば、拡大スイッチの操作に伴う拡大表示と警告手段による警告表示の同時表示を排除する構成にしたので、撮影者は画像表示手段の画面に示される表示内容を容易に確認することができる。特に、警告手段による警告表示中に拡大表示を禁止する態様により、重要な警告表示を表示し続けることができ、撮影者に警告状況を再認識させることができる。
【0010】
本発明の更に他の態様によれば、前記拡大処理手段は、前記切り出した部分画像を前記画像表示手段の表示画面よりも小さい所定の表示領域に拡大表示させるとともに、切り出し前の元の画像中に当該拡大された部分画像を嵌め込み合成することを特徴としている。この場合、前記画像表示手段の表示画面に前記拡大表示の表示領域を明示する枠線を表示させる拡大表示枠出力手段を備える態様が好ましい。
【0011】
また、本発明の電子カメラにおいて、前記拡大処理手段による拡大処理は、前記記録手段による記録時の画像信号には反映されず、撮影開始の指示が与えられると、前記撮像手段から得られる画像信号が前記拡大処理手段による拡大処理を受けずに前記記録手段に出力されることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に電子カメラの好ましい実施の形態について説明する。
【0013】
図1乃至図3は、本発明の実施形態に係るカメラの外観斜視図である。このカメラ10は、撮影レンズ12としてズームレンズを備えたデジタルカメラであり、カメラ本体から前方へ突出したレンズ部14と本体側部のグリップ部22を撮影者が確実に保持して、撮影ブレを防止できる大きさ、形状を有している。撮影レンズ12には、例えば光学6倍ズームレンズが用いられ、カメラ電源をONすると鏡胴15がレンズ部14から前方に繰り出され、電源OFF時にはレンズ部14内に収納される。
【0014】
カメラ上部にはポップアップ式のストロボ16が設けられ、ストロボ発光部の横にはストロボ調光センサ18が設けられている。符号40は、ストロボ16を利用可能状態の位置にポップアップさせるストロボポップアップボタンである。グリップ部22上面にはシャッターボタン80が配置され、セルフタイマーランプ20はグリップ部22の前面に設けられている。
【0015】
レンズ部14にはフォーカスリング24が設けられており、マニュアルモード時に撮影者がフォーカスリング24を手で回動操作することによって、手動によるピント調整を行うことができる。
【0016】
カメラ10の側面には、自動焦点調節(AF)モード又はマニュアル焦点調節(MF)モードを選択するフォーカスモード切換スイッチ30、ズームキー32、情報ボタン34、露出補正ボタン36、及びホワイトバランス調節ボタン38等が配設されている。これら各操作部は、撮影者がカメラ10のレンズ部14を保持した左手の親指で操作できる位置に設けられている。
【0017】
ズームキー32は、撮影レンズ12の焦点距離の調節と電子ズーム機能による拡大/縮小の指示に兼用される操作部である。ズームキー32は、カメラ10の前後方向に傾動するシーソー型スイッチ構造を有し、傾動方向に応じて撮影レンズ12の焦点距離をテレ側及びワイド側へ変更できる。ズームキー32の前側部分(TELEキーという。)が押されると、テレ方向(拡大方向)にズーム制御され、ズームキー32の後側部分(WIDEキーという。)が押されると、ワイド方向(縮小方向)にズーム制御される。なお、TELEキーとWIDEキーを分離して別々のキーとする構成も可能である。
【0018】
本例のカメラ10は、光学ズームのテレ端から更にテレ方向のズーム指示を与えると、電子ズームによる拡大処理に移行する。また、電子ズームのワイド端(最小倍率)から更にワイド方向のズーム指示を与えると、光学ズームによるワイド方向のズーム動作に移行する。
【0019】
情報ボタン34は、撮影時の撮影条件をワンタッチでカメラ10の液晶モニタ(図1中不図示、図2において符号68として記載)に表示させる指示を与える手段である。露出補正ボタン36は、撮影画像の露出補正量を指示するときに使用され、ホワイトバランス調節ボタン38は、ホワイトバランスの設定を変更するときに使用される。
【0020】
カメラ側面に設けられている端子カバー42を開けると、他の電子機器と情報の送受信を行うための通信コネクタ(例えばUSB端子)44、映像信号を送受信する映像出力端子46、外部から電源を供給する際に利用する電源入力端子48が設けられている。
【0021】
図2は、カメラ10の背面側斜視図である。カメラ背面には、ファインダー50及び液晶モニタ68が設けられ、操作部として、十字キー52、メニュー/実行ボタン54、キャンセル/戻るボタン56、表示ボタン58、シフトボタン60、表示切替ボタン62、拡大ボタン64、並びにAEロックの指示を入力するAE固定ボタン66等が設けられている。
【0022】
ファインダー50は、電子ビューファインダーで構成されるが、このファインダー50を光学式ファインダーに置換する態様も可能である。液晶モニタ68は、撮影時に画角確認用の電子ファインダーとして使用できるとともに、撮影した画像のプレビュー画やメモリカード(図2中不図示、図4において符号136として記載)から読み出した再生画像等を表示する表示手段である。また、十字キー52や後述のコマンドダイヤル(図3中符号96)を使用したメニューの選択や各メニューにおける各種項目の設定なども液晶モニタ68の表示画面を用いて行われる。更に液晶モニタ68には、撮影可能枚数(コマ数)や再生コマ番号の表示、ズーム可変範囲と現在のズーム位置を示すズームバー、ストロボ発光の有無、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報を表示することができる。
【0023】
撮影者はファインダー50又は液晶モニタ68に映し出される映像を見て画角を調整することができる。表示切替ボタン62は、画像や情報の表示先としてファインダー50を使用するか液晶モニタ68を使用するかを切り換える指示を入力する操作部である。
【0024】
十字キー52は、上下左右のいずれかの縁部を押圧することによって、対応する4方向(上、下、左、右)の指示を入力できるように構成された多機能キーであり、メニュー画面における各種設定項目の選択や、設定内容の変更を指示する操作キーとして使用されるとともに、撮影レンズ12の焦点距離調整(テレ/ワイド操作)、電子ズームの倍率調整、ズーム中心の移動指示、再生コマの送り/戻しを指示する手段として用いられる。なお、十字キー52は、一つの操作部材が上下左右に傾動するタイプでもよいし、上下左右の4つのキーが別々に設けられていてもよい。
【0025】
メニュー/実行ボタン54は、各モードの通常画面からメニュー画面へ遷移させる時、或いは、選択内容の確定、処理の実行指示の時などに使用される。キャンセル/戻るボタン56は、処理のキャンセル又は処理を以前の状態に戻すことを指定する手段であり、メニューから選んだ項目の取消や一つ前の操作状態に戻る時などに使用される。
【0026】
表示ボタン58は、液晶モニタ68をON/OFF操作したり、再生中のコマ番号等のオンスクリーンディスプレイ(OSD)の表示/非表示を切り換えるための手段である。また、この表示ボタン58は、後述する構図補助フレーム(図7中符号154)の表示/非表示、及び使用フレームを切り換えるための手段として兼用される。シフトボタン60は、十字キー52などの多機能キーの機能を拡張するためのプッシュスイッチである。拡大ボタン64は、被写体に対する合焦状態を確認するために画面の一部(例えば、画面中心部)を拡大表示させる指示を行う操作ボタンである。
【0027】
カメラ背面に設けられた操作部のうち、シフトボタン60は、他の操作ボタン(キー)との同時押しの必要性に鑑み、撮影者が左手で操作できる位置に設けられているが、シフトボタン60以外の操作部(52、54、56、58、62、64、66)は、撮影者がグリップ部22を把持した右手の親指で操作できる位置に設けられている。
【0028】
グリップ部22のあるカメラ側部にはスロットカバー70が開閉自在に設けられており、カバー内部には、メモリカード136を装着するメディアスロット(不図示)が設けられている。また、カメラ10の底面には、図示せぬ電池を装着する部分を覆う電池カバー72及び三脚用ねじ穴74が設けられている。
【0029】
図3は、ストロボ16と鏡胴15を収納した状態のカメラ10の斜視図である。カメラ10の上面には、シャッターボタン80、電源スイッチ82、モードレバー84、ストロボ16の発光モード又は発光禁止を指示するストロボボタン86、マクロ(近距離撮影)モードの設定又は解除を指示するマクロボタン88、セルフタイマーボタン90、連写モードの設定又は解除を指示する連写ボタン92、モードダイヤル94、及び各種モードを設定するコマンドダイヤル96が設けられている。
【0030】
シャッターボタン80は、画像の記録開始を指示する手段であり、シャッターボタン80を軽く押して止める「半押し」の状態で自動ピント合わせ(AF)及び自動露出制御(AE)が作動し、「半押し」から更に押し込む「全押し」の状態で撮影が実行される。シャッターボタン80は、動画記録時の録画開始/停止を指示する録画ボタンとして兼用される。モードレバー84は、カメラ10を撮影又は再生の各モードに設定する手段である。モードレバー84は、電源スイッチ82の外周に回動自在に支持されたレバースイッチで構成されており、レバーの停止位置によって撮影モードと再生モードを切り換えることができる。
【0031】
モードダイヤル94は、各種の撮影モードを切り換える手段である。モードダイヤル94を回し、ダイヤル上に描かれた各モードのマークを指標に合わせることにより、セットアップモード、マニュアル撮影モード、絞り優先の撮影モード、シャッター速度優先の撮影モード、予め撮影条件を設定しておくプログラム撮影モード、全自動の撮影モード(通常撮影モード)、夜景、人物、遠景等の撮影シーンを設定して撮影するシーンセレクトモード、動画記録モード等のモードの選択を行うことができる。
【0032】
セットアップモードは、例えば記録画像の解像度、圧縮率、シャープネス、記録色、日付、ビープ音の有無等の設定を行うモードである。なお、画像の記録に関する解像度、圧縮率などは、撮影モードにおけるメニュー画面からも設定できる。マニュアル撮影モードに設定したときは、露出やストロボの発光量或いはフォーカスなどを全て手動で設定することができる。
【0033】
図4は、本例のカメラ10の内部構成を示したブロック図である。撮影レンズ12を通過した光は、絞り102により光量が調節された後、CCDイメージセンサ(以下、CCDという。)104に入射する。CCD104の受光面には、フォトセンサが平面的に配列されており、撮影レンズ12を介してCCD104の受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。なお、CCD104は、シャッターゲートパルスのタイミングによって各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
【0034】
各フォトセンサに蓄積された信号電荷は、CCDドライバ106から与えられるパルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。CCD104から出力された画像信号は、アナログ処理部108に送られる。アナログ処理部108は、サンプリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路等の信号処理回路を含み、このアナログ処理部108において、相関二重サンプリング(CDS)処理並びにR,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整(プリホワイトバランス処理)が行われる。
【0035】
アナログ処理部108から出力された信号は、A/D変換器110によりデジタル信号に変換された後、メモリ112に格納される。タイミングジェネレータ(TG)114は、CPU120の指令に従ってCCDドライバ106、アナログ処理部108及びA/D変換器110に対してタイミング信号を与えており、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
【0036】
メモリ112に格納されたデータは、バス122を介して信号処理部124に送られる。信号処理部124は、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路等を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成された画像処理手段であり、CPU120からのコマンドに従って画像信号を処理する。
【0037】
信号処理部124に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ112に格納される。撮影画像を表示出力する場合、メモリ112から画像データが読み出され、表示回路126に転送される。表示回路126は入力された画像データを表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換して液晶モニタ(LCD)68に出力する。
【0038】
CCD104は、液晶モニタ68及びファインダー50の画素数よりも多いものが使用されており、表示回路126は、入力する画像信号の水平方向及び垂直方向の画素数を液晶モニタ68の画素数に一致させるように減じる処理(所定の割合で画素を間引く処理)を行い、液晶モニタ68及びファインダー50に出力する。こうして、当該画像データの画像内容が液晶モニタ68等の画面上に表示される。
【0039】
液晶モニタ68とファインダー50には同じ表示内容を出力することが可能であり、表示切替ボタン62によって指定された一方、又は両方に画像が表示される。以下の説明では、液晶モニタ68に出力する場合のみを説明し、ファインダー50への出力については、説明を省略する。
【0040】
CCD104から出力される画像信号によってメモリ112内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が液晶モニタ68に供給されることにより、CCD104を介して入力する画像がリアルタイムに液晶モニタ68に表示される。撮影者は、液晶モニタ68に映し出される画像(スルー画)、或いはファインダー50によって撮影画角を確認することができる。
【0041】
OSD信号発生部127は、キャラクタジェネレータを含み、撮影日時、タイトル、警告メッセージ等の文字及び記号情報を表示するための信号を発生することができるとともに、後述する拡大表示の表示部分を囲む枠線(図6中符号150として記載)や構図決定の目安となるアシスト線(図7中符号154として記載、以下、構図補助フレームという。)などの信号を発生することができる。OSD信号発生部127から出力される信号は、必要に応じて画像信号に混合され、液晶モニタ68に供給される。これにより、撮影画像又は再生画像に文字等が合成された合成画像が表示される。
【0042】
モードレバー84によって静止画撮影モードが設定され、シャッターボタン80が押下されると、撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられる。CPU120は、レリーズON信号を検知して記録用の撮像動作を実行する。すなわち、CPU120は、後述する評価値演算の結果に基づいてレンズ駆動部128を制御して撮影レンズ12を合焦位置に移動させるとともに、絞り102の開口径やCCD104の電子シャッターを制御することにより露出制御を行う。また、CPU120は必要に応じてストロボ制御回路130にコマンドを送り、発光部131の発光を制御する。
【0043】
こうして、シャッターボタン80の押下操作に応動して、記録用の画像データの取り込みが開始される。画像データを圧縮記録するモードが選択されている場合、CPU120は圧縮伸張回路132にコマンドを送る。圧縮伸張回路132は、メモリ112に取り込まれた画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。
【0044】
圧縮された画像データは、カードインターフェース134を介してメモリカード136に記録される。非圧縮の画像データを記録するモード(非圧縮モード)が選択されている場合には、圧縮伸張回路132による圧縮処理は省略され、非圧縮のまま画像データがメモリカード136に記録される。
【0045】
本例のカメラ10では、画像データを保存する手段として、例えばスマートメディア(Solid-State Floppy Disk Card)が適用される。記録メディアの形態はこれに限定されず、PCカード、コンパクトフラッシュ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁気的、若しくは光学的、又はこれらの組み合わせによる方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることができる。使用される媒体に応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。異種、同種の記録メディアを問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。また、画像ファイルを保存する手段は、カメラ本体に着脱可能なリムーバブルメディアに限らず、カメラ10に内蔵された記録媒体(内部メモリ)であってもよい。
【0046】
モードレバー84によって再生モードが設定されると、メモリカード136から画像ファイルが読み出される。読み出された画像データは、必要に応じて圧縮伸張回路132によって伸張処理され、表示回路126を介して液晶モニタ68に出力される。
【0047】
CPU120は、本カメラシステムの各回路を統括制御する制御部である。CPU120は、ROM140及びRAM142等の記憶手段を備え、ROM140にはCPU120が処理するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納され、RAM142はCPU120が各種の演算処理等を行う際の作業用エリアとして利用される。CPU120は、シャッターボタン80、拡大ボタン64その他の操作部から受入する入力信号に基づき、対応する回路の動作を制御するとともに、液晶モニタ68における表示制御、オートフォーカス(AF)制御及び自動露出(AE)制御等を行う。
【0048】
ここでオートフォーカス制御について説明する。A/D変換器110によってデジタル信号に変換された画像信号は、AF演算部144に入力される。AF演算部144は、高周波成分抽出回路と積算回路を有し、入力される画像信号のうちG成分のデータをサンプリングし、画面中央部に設定されているAF検出対象エリア(以下フォーカスエリアという。)内での高周波成分を抽出するとともにその絶対値をとり、フォーカスエリア内で絶対値データを積算して得られた値(評価値に相当)をCPU120に提供する。なお、G成分のデータをサンプリングする態様に代えて、輝度信号(Y信号)から評価値を算出する態様も可能である。
【0049】
AF動作時にCPU120は、撮影レンズ12を焦点調節領域内で無限遠から至近(又は至近から無限遠)の方向に移動させながら、複数のAF検出ポイント(サーチポイント)で画像中央部分のコントラストを検出し、評価値を算出する。そして、各ポイントで算出された評価値を総合して、評価値が最大となるレンズ位置を合焦位置として決定し、求めた合焦位置に撮影レンズ12を移動させるようにレンズ駆動部128を制御する。
【0050】
撮影レンズ12は、フォーカスモード切換スイッチ30がMFモード側に切り換えられると、手動でフォーカスリング24を操作することによってピント合わせを行うことができるようになっている。
【0051】
部分拡大・合成処理回路146は、拡大ボタン64が押された場合(ONした場合)に動作可能となり、以下に示す画像処理を行う。なお、フォーカスモード切換スイッチ30によってMFモードが選択され、かつ拡大ボタン64が押された場合に部分拡大・合成処理回路146による拡大表示処理が作動する態様も可能である。
【0052】
部分拡大・合成処理回路146は、信号処理部124から入力する1コマ全体の画像信号から、図5に示すように所定の領域69Aの部分画像の画像信号を抽出し、この部分画像が液晶モニタ68上の領域69Bに表示されるように部分画像の画像信号をサイズ変換(拡大)する。なお、CCD104の画素数は、液晶モニタ68の画素数よりも多いため、当該部分画像の拡大処理によって画質劣化は生じない。つまり、CCD104の画素数の範囲内で通常の表示処理よりも間引き量を減らす処理が行われる。
【0053】
拡大処理された部分画像の画像信号を1コマ全体の画像信号に上書きし、1コマ全体の画像中にその画像よりも倍率の高い部分画像が嵌め込み合成された画像の画像信号を表示回路126に出力する。こうして、拡大ボタン64の押されている間だけ中央部が拡大されたピクチャー・イン・ピクチャーの画像が液晶モニタ68に表示される。
【0054】
また、このとき、OSD信号発生部127からは当該拡大された部分画像の表示領域69B(以下、拡大表示部という。)を囲む枠線150の信号が出力され、ピクチャー・イン・ピクチャーの画像に枠線(以下、拡大表示枠という。)150が合成表示される。拡大表示枠150は、所定の色彩(例えば、黄色)を有し、拡大表示部69Bの範囲が明示される。
【0055】
次に、上記の如く構成された電子カメラ10の作用について説明する。
【0056】
静止画の撮影モードを選択して、拡大ボタン64が押されていない場合(OFFされている場合)には、図6(A)に示したように1コマ全体の画像が液晶モニタ68に表示される。フォーカスモード切換スイッチ30によってAFモードからMFモードに切り換えると、フォーカスリング24を操作することによってピント合わせを行うことができるが、液晶モニタ68の画素数が少ないため、現在のピント状態を正確に把握できない。
【0057】
このような状況において、撮影者が拡大ボタン64を押すと、図6(B)に示すように中央部が拡大された画像が液晶モニタ68に表示される。これにより、液晶モニタ68の中央部の拡大された画像によってピント状態を確認しながらフォーカスリング24を操作することができ、マニュアルでピント合わせを精度良く行うことができる。
【0058】
この実施の形態では、拡大ボタン64は押している間だけONするスイッチであるが、ワンプッシュするごとに交互にON/OFFするスイッチでもよいし、押下後タイマーによって一定時間ON状態を継続したらOFFにする構成でもよい。
【0059】
拡大ボタン64の押下によって作動する拡大表示の処理は、記録系の画像信号処理とは別の処理手段によって行われるため、液晶モニタ68において部分画像が拡大表示されているときに、シャッターボタン80を押下して撮影を実行した場合にも、1コマ全体のオリジナル画像がメモリカード136に記録される。
【0060】
図6(A)には、液晶モニタ68に提示される警告表示の例が示されている。カメラ10に装着されたメモリカード136に空き容量がなく、新規に画像を記録できない状況であることが検出されると、液晶モニタ68において「CARD FULL!」という警告が表示される。
【0061】
仮に、警告表示中に拡大ボタン64が押され、図5で説明した画面中央部の拡大表示を行うと、図6(B)に示すように、警告表示と拡大表示枠150とが重なってしまい、表示内容を確認し難い。
【0062】
そこで、本実施の形態に係るカメラ10では、警告表示中には拡大ボタン64の操作に伴う拡大表示を禁止する制御を行う。かかる制御により、警告表示の視認性が改善される。また、拡大ボタン64を押しても、拡大表示が行われないことによって、ユーザが改めて警告を再認識する機会を与えることができるという利点もある。
【0063】
警告表示の内容は、図6(A)の例に限定されない。他にも、メモリカード136が未装着、又は装着されている向きが間違っていることを示す「NO CARD ! 」という警告表示、メモリカード136がフォーマット( 初期化) されていないことを示す「CARD NOT INITIALIZED! 」という警告表示、メモリカード136が誤記録防止状態になっていることを示す「PROTECTED CARD! 」という警告表示など、種々の警告表示があり、これら警告表示中には拡大表示が行われない。
【0064】
図7には、液晶モニタ68に提示される構図補助フレーム154の例が示されている。このカメラ10にはベストフレーミング表示と呼ばれる撮影支援機能が設けられている。これは、撮影目的に合わせて液晶モニタ68の画面にフレーミングの目安となる構図補助フレーム154が表示され、撮影者はこの構図補助フレーム154を参考にしながら画角合わせを行うことにより、良好な構図の写真が得られるというものである。
【0065】
静止画の撮影モードの画面で表示ボタン58を所定回数だけ押下すると、図7(A)に示すような構図補助フレーム154の表示画面となる。仮に、構図補助フレーム154の表示中に拡大ボタン64が押され、図5で説明した画面中央部の拡大表示を行うと、図7(B)に示すように、構図補助フレーム154と拡大表示枠150とが重なってしまい、表示内容を確認し難い。
【0066】
そこで、本実施の形態に係るカメラ10では、構図補助フレーム154表示中には拡大ボタン64の操作に伴う拡大表示を禁止する制御を行う。または、拡大ボタン64の操作に伴う拡大表示を優先して、拡大表示中には構図補助フレーム154を非表示とする制御を行う態様もある。このような場合、拡大表示が解除されたら構図補助フレーム154の表示状態に自動復帰させる。
【0067】
構図補助フレーム154の形態は、図7の例に限定されない。図8には構図補助フレームの他の例が示されている。図8(A)及び(B)に示した構図補助フレームF1 、F2 は、主に風景撮影に使用されるフレームであり、地平線、水平線、縦方向若しくは横方向に延びる構造物などの水平、垂直がきちんと撮れるように構図を決定する際の目安となるフレームである。
【0068】
図8(C)及び(D)に示した構図補助フレームF3 、F4 は、一人若しくは二人程度の人物撮影に使用されるもので、フレームF3 は、カメラ10を横方向の姿勢(通常姿勢)で構えた時の撮影(横撮影時)に使用されるフレームであり、フレームF4 は、カメラ10を縦姿勢で構えた時の撮影(縦撮影時)に使用されるフレームである。
【0069】
図8(E)及び(F)に示した構図補助フレームF5 、F6 は人物の集合写真を撮影する時に使用されるフレームであり、フレームF5 は横撮影時に使用され、フレームF6 は縦撮影時に使用される。
【0070】
このように、カメラ10には複数種類の構図補助フレーム154が用意されており、撮影者は表示ボタン58又は十字キー52を操作することによって、所望の構図補助フレーム154を選択することができる。
【0071】
上記実施の形態では、MFモード時に拡大ボタン64を押下する例を説明したが、AFモード時に拡大ボタン64を押下した時にも、MFモード時と同様の拡大表示が可能である。これにより、AFによる合焦状態を確認することができ、十分な合焦状態が得られていない時には、MFモードに切り換えてマニュアルでフォーカス調整を行うことも可能である。
【0072】
また、上記実施の形態では、静止画撮影モードにおいて、拡大表示を行う例を述べたが、動画撮影モード時においても、静止画撮影モード時と同様に拡大表示を行う態様が可能である。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る電子カメラによれば、フォーカス確認用の拡大表示と警告表示の同時表示を排除する構成にしたので、撮影者は画像表示手段の画面に示される表示内容を容易に確認することができる。特に、警告手段による警告表示中に拡大表示を禁止する態様により、重要な警告表示を撮影者に再認識させることができる。
【0074】
また、本発明によれば、構図補助フレームの表示と、拡大スイッチの操作に伴う拡大表示の同時表示を排除する構成にしたので、撮影者は画像表示手段の画面に示される表示内容を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカメラの外観を示す斜視図
【図2】図1に示したカメラの背面側斜視図
【図3】図1に示したカメラの正面側斜視図
【図4】本例のカメラの内部構成を示すブロック図
【図5】液晶モニタの表示画面の一例を示す図
【図6】液晶モニタに表示される警告の例を示す図
【図7】液晶モニタに表示される構図補助フレームの例を示す図
【図8】液晶モニタに表示される構図補助フレームの他の例を示す図
【符号の説明】
10…カメラ、12…撮影レンズ、50…ファインダー(画像表示手段)、64…拡大ボタン(拡大スイッチ)、68…液晶モニタ(画像表示手段)、80…シャッターボタン、104…CCD(固体撮像素子)、120…CPU(表示制限手段)、127…OSD信号発生部(警告手段、構図補助フレーム出力手段、拡大表示枠出力手段)、134…カードインターフェース(記録手段)、136…メモリカード(記録媒体)、146…部分拡大・合成処理回路(拡大処理手段)、150…拡大表示枠、154…構図補助フレーム
Claims (5)
- 光学像を電気信号に変換する固体撮像素子を有する撮像手段と、
被写体を示す画像光を前記固体撮像素子の受光面に結像させる撮影レンズと、
前記撮像手段を介して取得された画像を記録媒体に記録する記録手段と、
前記固体撮像素子の画素数よりも画素数が少ない画像表示手段と、
前記画像表示手段に表示させる画像を所定の倍率に拡大させるための指示を与える拡大スイッチと、
前記拡大スイッチから画像拡大の指示を受入すると、前記撮像手段によって取得した撮影画像から所定の部分画像を切り出し、該切り出した部分が前記所定の倍率となるように前記画像表示手段に拡大表示させる拡大処理手段と、
撮影によって得られる画像を記録メディアに記録できない状況であることが検知されたときに、その旨を示す警告を前記画像表示手段に表示する警告手段と、
前記警告手段による警告表示中に、前記拡大ボタンの操作に伴う前記拡大表示を禁止する制御を行う表示制限手段と、
を備えたことを特徴とする電子カメラ。 - 前記警告表示の内容は、前記記録メディアの空き容量が不足した状態、前記記録メディアが未装着の状態、前記記録メディアの装着されている向きが間違っている状態、前記記録メディアが初期化されていない状態、又は前記記録メディアが誤記録防止状態になっている状態の何れかを示すものであることを特徴とする請求項1記載の電子カメラ。
- 前記拡大処理手段は、前記切り出した部分画像を前記画像表示手段の表示画面よりも小さい所定の表示領域に拡大表示させるとともに、切り出し前の元の画像中に当該拡大された部分画像を嵌め込み合成することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子カメラ。
- 前記画像表示手段の表示画面に前記拡大表示の表示領域を明示する枠線を表示させる拡大表示枠出力手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の電子カメラ。
- 前記拡大処理手段による拡大処理は、前記記録手段による記録時の画像信号には反映されず、撮影開始の指示が与えられると、前記撮像手段から得られる画像信号が前記拡大処理手段による拡大処理を受けずに前記記録手段に出力されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電子カメラ。
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