JP3978232B2 - 流体力学的結合装置 - Google Patents
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Description
上記明細書に記載のこの装置は、おおむね横方向を向く壁を有し、この壁は、駆動シャフトに回転不能に連結され、かつこの壁には、中心ガイドリングが固定されている。
このガイドリングに沿って、シールされた状態で軸方向に移動できるようにして、ピストンが取り付けられている。このピストンは、横方向壁およびガイドリングと共に容積可変チャンバを構成し、このチャンバの外側は、摩擦ライナーとディスクとによって境界が定められている。この摩擦ライナーは、ピストンとディスクとの間、およびディスクと横方向壁との間にグリップされるようになっている。
各摩擦ライナーは、ディスクと、ピストンと、横方向壁とのうちのいずれかに固定され、ピストンと横方向壁との間に、摩擦ライナーがグリップされるようになっている。
フランス国特許公開第2634849号公報には、容積可変チャンバ内に配置された駆動部材に固定された接線方向を向くタングにより、軸方向に移動でき、かつ前記軸方向に固定された横方向壁に、ピストンを回転不能に連結することが提案されている。
実際には、この駆動部材は、横方向壁に中心部が保持され、かつ固定されているガイドリングにスプライン結合することによって、固定されたディスク状となっている。
そのため、前記ガイドリングには、ピストンに結合された接線方向タングを保持するディスクが予め設けられるので、横方向壁にガイドリングを嵌合することは、期待されるほどには容易ではない。
またディスクは、ガイドリングにスプライン結合されているので、この解決方法は、簡単かつ安価に実施しうるものではない。
更に、前記リング内に公知の方法で形成されたチャンネルによって、容積可変チャンバへの流体の供給を行わなければならず、かつ前記チャンネルは、ディスクが存在することを考慮して配置しなければならず、このような配置のために、ピストンと横方向壁との間の軸方向距離が長くなる。
本発明の課題は、ピストンをガイドリングに沿って容易にスライドさせるようにし、かつ駆動部材と接線方向タングとピストンとから成るサブアセンブリを設けることにより、利点を失うことなく、上記の欠点を、簡単かつ安価に低減させることにある。
本発明によれば、上記タイプのロックアップクラッチを備える流体力学的結合装置は、タングに対する駆動部材が、レーザー透過溶接により前記横方向壁に固定され、かつ接線方向タングおよびピストンを備えるサブアセンブリに、予め駆動部材が含まれていることを特徴とする。
本発明によれば、駆動部材は、溶接により横方向壁に固定されるので、スプラインカップリングを設ける必要がなくなり、ガイドリングが簡単になる。
本発明の別の利点として、ガイドリングにディスクが固定されないので、容積可変チャンバに対するオイル供給チャンネルを、任意の方法で設けることが可能となることが挙げられる。
このことにより、横方向壁とピストンとの間の軸方向の寸法を小さくすることも可能となる。更に軸方向に固定された横方向壁の構造により利点を得ることができる。これに関連して述べると、この壁の中間部分は、前記壁の中心部分に対して、ピストンから軸方向に突出する部分が設けられている。駆動部材が取り付けられるのは、この中間壁部分であって、これにより軸方向の寸法を小さくできる。
例えば、横方向壁に対してピストンをセンタリングするための取り外し自在なジグにより、溶接作業前にタングとピストンも含むサブアセンブリとして予め組み立てられた駆動部材を、横方向壁に対して位置決めできる。このジグは、例えばピストンを外部にセンタリングする横方向壁の中心部分のボア内に嵌合される中心部品を有するものとする。
従って、上記サブアセンブリを有しながら、溶接作業により、駆動部材からピストンまでの運動列内の公差を小さくすることが可能となる。このサブアセンブリにより、単純な締結手段、例えばリベット、ネジまたはボルトを使用することが可能となる。このようなサブアセンブリは、横方向壁へピストンを短時間で取り付けることを可能にする。
ガイドリングの取り付けは、最終工程として行うことができる。
このような構造のすべてにより、ピストンは、ロッキングを生じることなく、ガイドリングに沿って満足にスライドすることができる。
次に、添付図面を参照して、本発明について説明する。
図1は、ロックアップクラッチの係合が外れた状態にある、本発明に係わる流体力学的結合装置の、図2におけるA−Aラインに沿った軸方向部分断面図である。
図2は、装置のうちのタービンホイール、ハブ、ピストンおよびトーションダンパーのすべてを除いたタングを示す、図1の矢印方向から見た一部切り欠き図である。
図3は、図2におけるB−Bラインの方向に見た図である。
図4は、ロックアップクラッチが係合状態にある、図3と類似する図である。
図5および図6は、図1および図4のそれぞれに示したボックスZおよびYによって示された部分の拡大図である。
公知のように、例えば国際特許公開第WO94/07058号公報に記載されているように、流体力学的結合装置は、トルクコンバータとロックアップクラッチ1とを含み、これらは、オイルが充填され、かつ共通のケーシングを構成するシールされたハウジング内に配置されている。
本例では、金属製のこのケーシングは駆動機素を構成し、駆動シャフト、すなわち自動車に使用される場合には、内燃機関のクランクシャフトに、回転不能に結合されるようになっている。
環状をなすこのケーシングは、2つのハーフシェルから成り、両ハーフシェルは互いに対向し、その外周部同士は溶接により、シールされた状態で結合されている。
第1ハーフシェル2、3は、駆動シャフトに回転不能に結合されるようになっており、おおむね横方向を向く環状壁2を含み、この環状壁2の外周部は、おおむね軸方向を向く円筒形壁3となって延びている。
コンバータの反作用ホイールのような第2ハーフシェル(図を簡略にするために省略)は、ハーフシェルの内側面に対して、翼が固定されたインパルスホイールを構成している。この翼は、タービンホイール4の翼の方を向いており、タービンホイール4は、ハブ5と一体的なダンパープレートに、リベット締結または溶接により固定されている。
ハブ5の内側にはスプラインが設けられ、被動シャフト、すなわち自動車に用いられる場合には、ギアボックスの入力シャフトに回転不能に結合されている。このシャフトは、オイルをガイドリング6へ送るためのチャンネルを構成するよう中空となっており、ガイドリング6は、ハブ5と横方向壁2との間に軸方向に取り付けられるようになっている。
より詳細に述べると、前記ガイドリング6の中心には、軸方向に突出するセンタリングノーズ7があり、このセンタリングノーズ7の中心部は、図示するような一体的な溶接金属バンドにより、壁2に固定されている。この壁2は、この固定のために、外側方へ軸方向を向くスリーブ50を中心に有し、このスリーブ50内に、センタリングノーズ7が進入し、ノーズ7の外周部が、スリーブ50の内周部に密に接触している。
ガイドリング6は、横方向を向くカラー部分8を有し、このリング6には、ショルダーが設けられ、溶接により固定した後に、カラー部分8を介して、ハブ5の方を向く壁2の内側面に接触している。
ハブ5とガイドリング6との間には、剛性材料製のワッシャー80が挟持されており、ワッシャー80は符号がつけられていないピンにより、ハブ5に固定されている。
カラー部分8の環状外周部に沿って軸方向にスライド運動できるように、ピストン9が取り付けられている。カラー部分8には、環状シールリング29が嵌合される溝が形成されている。ピストン9の中心には、軸方向を向くスリーブを有し、このスリーブは、カラー部分8の外周部に沿ってスライド運動できるように、壁2の方を向いている。
このピストン9は、リング6、壁2およびディスク10と共に容積可変チャンバ30を構成し、ディスク10の各面には、例えば接着剤により、摩擦ライナー11が固定されている。容積可変チャンバ30には、ガイドリング6を通してオイルが供給される。リング6には、この目的のために、上記被動シャフト内のチャンネルを通してオイルが供給される、符号の付いていない孔を設けてある。本例では、この孔は、カラー部分8に設けられており、ガイドリング6の中心に形成しめくら孔内に開口する傾斜した部分を有する。
ディスク10は、ピストン9の外周部に嵌合され、ピストン9の径方向外側の外周部に軸方向に配列された部分を備えるラグを有し、各ラグは、ガイドリング12の外周部に形成されたノッチ内に突入している。従って、ディスク10は、ラグとノッチとからなる、ほぞとほぞ穴タイプのカップリング13を介して、ガイドリング12に対し軸方向に移動でき、かつ回転不能に結合されるようになっている。
ガイドリング12の横方向部分14にはノッチが形成されている。この横方向部分14は、コイルスプリング16を径方向外側に保持するように働く軸方向環状部分15となって延び、コイルスプリング16は、ダンパープレート18の環状係止部分17によって内側が係止され、ダンパープレート18は、タービンホイール4と同時に、ハブ5のフランジにリベット締結して固定されたプレート部分19となって内側に延びている。この目的のために、タービンホイール4の内周部には、符号のついていないラグが設けられている。
別の変形例として、溶接により、この締結を行うことができる。このプレート部分19は、1組の孔(符号なし)を有し、この孔を通して、オイルがピストン9とホイール4の間に流入できる。
ダンパープレート18は、スプリング16の円周方向端部に対する当接部分20を有し、この当接部分20は、ダンパープレート18の係止部分17の内周部から外周部へ延びる波形の係止スロット内に形成されている。この係止部分17は、ハーフシェル状をしており、ガイドリング12の部分14、15に対して軸方向にずれている。ガイドリング12もハーフシェルを構成している。
ガイドリング12の軸方向部分15の高さの所には、スプリング16の端部と係合するよう、径方向内側を向く一体的な変形部21が設けられている。これらの詳細については、国際特許公開第WO94/07058号、特にこの公報の図24〜図28を参照されたい。
シール29およびライナー11を除けば、この流体力学的結合装置の部品は、通常、板金をプレス加工したものであり、ダンパープレート18が、その環状部分15によってガイドリング12を保持し、環状部分15は、第1に、係止部分17の外周部に形成された軸方向を向くフランジを囲み、第2に、前記フランジの自由端と協働するよう径方向内側に延びるラグを有している。
従って、ロックアップクラッチ1は、タービンホイール4と第1シェルの外周部の壁2との間に、ほとんどが嵌合されたトーションダンパー23と、ピストン9およびライナー11の径方向外側に配置され、ハーフシェル14、15状をしたガイドリング12およびコイルスプリング16から成る入力部分12と、外周部がハーフシェル状をしたダンパープレート18から成る出力部分とを含んでいる。
出力部分18は、タービンホイール4、詳細にはタービンホイールのハブ5に回転不能に結合され、入力部分12は、ピストン9に対して径方向に突出するディスク10に回転不能に結合されている。従って、入力部分12は、ディスク10およびライナー11を介して、駆動シャフトに係脱自在に結合され、ライナー11を備えた前記ディスク10は、ピストン9とカウンターピストンを構成する壁2との間に、係脱自在にグリップされるようになっている。従ってディスク10は、弾性的にハブ5およびホイール4に結合されている。
より詳細に述べると、タービンホイール4は、シールされたハウジングすなわちケーシング内に含まれる流体が循環することにより、インパルスホイールにより、回転駆動され、車両が発進した後に、タービンホイールとインパルスホイールとの間のスライド効果を防止するために、ピストン9とカウンターピストン2との間に摩擦ライナー10およびディスク10をグリップし、被動シャフトが、直接シェル1によって駆動されるよう、ロックアップクラッチ(図4および図6)が、被動シャフトを直接駆動シャフトに固定(つまり結合)できるようになっている。
クラッチ1を切るために(このクラッチを切った状態は、図1および図5に示されている)、被動シャフト内のチャンネル、ガイドリング6内のめくら孔、およびガイドリングの孔を通して、チャンバ30に圧力が伝えられる。このチャンバ30は、カラー部分8に保持されたシール29によってシールされている。
クラッチ1が(図4および図6に示されるようにグリップされたライナー11と)係合すなわち結合された状態では、前記チャンバ30には圧力が加えられない。従って、このチャンバ30は、ディスク10およびライナー11によって外側の境界が定められ、ピストン9および壁2は、その外周部にライナー11に対する平らな(横方向の)摩擦面を有する。
本例においては、ピストン9は、接線方向を向く弾性タング40により、第1シェルの壁2に回転不能に結合される。このタング40は、一定間隔で円周方向に隔置されており、本例(図2)では、4つの組のタングから成っている。これらのタング40は、ピストン9が壁2に対して軸方向に移動できるようにするものであり、環状部材44を介して、横方向壁2に取り付けられている。
環状部材44は、本例では金属製であり、符号45におけるレーザー透過溶接により、壁2に固定されている。環状部材44は、内周部のところどころにラグ48を有し、これらのラグは、その主要部分に対して軸方向にずれており、これらのラグにより、環状部材44は壁2に締結されている。本例では、2つのタングを重ねてなるタング40の一方の端が、リベット43によりラグ48に固定されている。このリベットを、ネジまたはボルトに置換してもよい。
従って、部材44はタングを保持し、タングを後述するように駆動するための部材を構成している。
タング40の他端をピストン9に取り付けるため、再度リベット41が使用されるが、ネジまたはボルトを使用することもできる。本例では、本発明の特徴の1つにより、駆動部材44とタング40とピストン9とから成るサブアセンブリを予め形成する。これにより、壁2に部材44を取り付けるための組み立て時間が短縮できる。
タング40は、摩擦ライナー11とアセンブリの軸線との間で径方向に延びる空間、例えばチャンバ30内に位置している。
従ってタング40は、壁2とピストン9との間で軸方向に延び、前記タング40の長手方向は、本装置の円周部に対してほぼ接線方向となっている。
横方向壁2のこの構造により、その中間領域において、容積可変チャンバ30に対する拡大された空間が開放されたままになるという利点が得られることが理解できよう。
図面から判るように、この点に関連して、壁2の中間部分と、この部分と対向するピストンの中間部分との間には、ピストン9の内周部と壁2の中心部分との間のギャップよりも大きなギャップが存在する。
組み立て作業は、次のようにして行われる。
まず、軸方向に固定された壁2にタング40を取り付ける。
この取り付けのために、駆動部材44と、該部材44のラグ48にリベット43によって取り付けられたタング40と、リベット41によりタング40に固定されたピストンとから成るサブアセンブリを予め組み立てる。このサブアセンブリを、45で溶接することにより壁2に固定する。
本発明によれば、この溶接は、レーザーを用いた透過性タイプの方法で、すなわち材料を加えることなく行うことが好ましい。添付図面では、横方向壁のピストン9と反対側、すなわち外側から溶接を行っている。この溶接部は、壁2の厚さ部分を貫通し、駆動部材44の厚さ部分を部分的に貫通している。
このような溶接により、図2の符号45に示すような連続した溶接バンドが生じる。
溶接作業前に、壁2に対して駆動部材44がタング40を正しい位置に位置決めできるようにする、取り外し自在なセンタリング部品を備えるジグを使用する。例えば、壁2のセンタリングスリーブ50を活用する。次にジグのセンタリング部品を、スリーブ50に係合し、ピストン9をセンタリングするような外部構造となっている。センタリング部品は、例えば外周部にピストン9の中心スリーブと係合し、これをセンタリングするためのカラーを含み、従って、このスリーブの内側ボアは、カラー部分に密に接触する。
従って、センタリング部品の助けにより、部材44は、壁2に対して正確に位置決めされ、その後、溶接作業を実行し、最終的に前記ジグを取り除く。
このようにして得られるセンタリング効果により、その後、前記ピストン9は、ガイドリング66上に正しくスライド係合することになる。
最後に、センタリング部品を引き抜き、シール29を備えるガイドリング6を、ピストン9内に(すなわちピストン9のスリーブの内側ボア内に)係合し、最終的にスリーブ50の端部にリング6を溶接する。
この溶接は、例えばレーザー溶接によって行われる。溶接リングを生じさせる。
後に理解できるように、本発明は、駆動部材44とピストンとの間に生じる公差を小さくし、ピストンがリング6上で正しくスライドし、従って、リング6を簡単な形状とし、例えば最終工程でこれを取り付けできる。
当然ながら本発明は上記実施例のみに限定されるものではない。特に、ピストン9と第1ハーフシェル2、3との回転結合を、例えばフランス国特許公開第2726620号公報の図面に記載されているように、駆動部材44と一体的なタング40によって行ってもよく、これによってリベット43が不要となる。このような構造によっても、公差を小さくできる。
一般的にライナー11は、ピストンと壁2との間に、間接的または直接的にグリップされる。
別の変形例では、ディスク10を、接着剤による接着またはろう付けにより固定する代わりに、摩擦ライナー11を、例えば接着剤による接着、またはろう付けにより、それぞれピストン9および壁2に固定することができる。これにより、各摩擦ライナーは、摩擦ライナーをグリップするピストンと横方向壁とから成る部品の一方に固定される。
当然ながら、ガイドリング12のほぞが係合するほぞ穴をディスク10が有するように、カップリング13の構造を逆にすることも可能である。
変形例として、タービンホイール4に取り付けられたクラウンに、ほぞとほぞ孔タイプのカップリングによって、ディスク10を結合してもよい。この場合、ディスク10はタービンホイール4に強固に結合される。
シール29をピストン9により、より詳細には、ピストン9のスリーブにより保持してもよい。トーションダンパー23を、別の形状、例えば米国特許第5,209,330号に記載されているような形状としてもよい。
当然ながら、フランス国特許公開第2734047号公報に記載されているように、横方向壁2の方を向く当接手段を設けてもよい。この当接手段は、ピストン9の横方向壁2から離間する運動を制限するように、横方向壁2とガイドリング6とから成る部品の一方により保持される。
この当接手段は、容積可変チャンバの外側に取り付けてもよい。例えば、ガイドリングに固定された環状部材、より詳細には、横方向壁の反対の方を向くガイドリング6のドーサル面に固定された環状部材から構成してもよい。
別の変形例として、この当接手段は、容積可変チャンバ内に取り付けてもよい。内側駆動部材44の主要部分に対して、軸方向にずれたラグ48内にプレス成形によって形成してもよい。
当然ながら、部材44の位置決めは、例えば壁3の内周部と部材44の外周部との間で働く取り外し自在なセンタリング部品を用いることにより変えることができる。
別の変形例として、壁2に対して、部材44の外周部をセンタリングできるようにする環状表面を形成するように、横方向壁2を機械加工してもよい。
更に別の変形例として、前記横方向壁2の厚さ部分に部分的に進入し、駆動リングの壁を完全に貫通するように、横方向壁2の反対側で透過溶接を行ってもよい。
溶接するべき部品を、レーザーに対して回転させることが好ましい。
Claims (5)
- 駆動シャフトとともに回転するよう結合され、中心部に固定されたガイドリング(6)を保持する、横方向を向く壁(2)と、ガイドリング(6)に沿って軸方向に移動できるようシールされた状態で取り付けられ、前記リング(6)と前記横方向壁(2)と共に、ディスク(10)によって外側の境界が定められた容積可変チャンバ(30)を構成するピストン(9)と、ピストン(9)とディスク(10)との間、およびディスク(10)と横方向壁(2)との間にそれぞれ把持されるようになっている摩擦ライナー(11)とを備え、各摩擦ライナー(11)が、ディスク(10)、摩擦ライナーを挟持するようになっているピストン(9)と横方向壁(2)とのうちのいずれか1つに固定されており、ピストン(9)が駆動部材(44)に固定された、挟持された接線方向の弾性タング(40)により軸方向に移動できるよう、横方向壁(2)に回転不能に結合された、自動車用の流体力学的結合装置において、
タング(40)に対する駆動部材(44)が、レーザー透過溶接により前記横方向壁(2)に固定され、かつ駆動部材(44)が、接線方向タング(40)およびピストン(9)を備えるサブアセンブリに予め含まれていることを特徴とする、流体力学的結合装置。 - 溶接がレーザーを用いて実行される透過タイプの溶接であり、この溶接により、連続した溶接部(45)が形成されることを特徴とする、請求項1記載の装置。
- ピストン(9)をセンタリングする取り外し自在なセンタリング部品を有するジグにより、溶接前に予め駆動部材(44)を位置決めしてあることを特徴とする、請求項1記載の装置。
- ガイドリング(6)を取り付けるための横方向壁(2)の中心スリーブ(50)内に、センタリング部品が係合されていることを特徴とする、請求項3記載の装置。
- 横方向壁(2)のピストン(9)と反対側から、レーザー透過溶接作業を施してあることを特徴とする、請求項1記載の装置。
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