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JP3975483B2 - コリオリ質量流量計 - Google Patents

コリオリ質量流量計 Download PDF

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JP3975483B2
JP3975483B2 JP2002290896A JP2002290896A JP3975483B2 JP 3975483 B2 JP3975483 B2 JP 3975483B2 JP 2002290896 A JP2002290896 A JP 2002290896A JP 2002290896 A JP2002290896 A JP 2002290896A JP 3975483 B2 JP3975483 B2 JP 3975483B2
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vibration
tube
vibration tube
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axis
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紀和 大沢
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、振動チューブに熱変形が生じても、その影響を受けることなく、安定した定常振動が得られる励振器を有するコリオリ質量流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
は、従来より一般に使用されている従来例の構成説明図で、例えば、特開平11−108723号に示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
11は、上流側固定端12と下流側固定端13とを結ぶ直線を基準軸14として、この基準軸14の各点から、それぞれ所定距離の円周線上で単振動あるいは円運動をする緩やかなカーブをもつ形状を有する振動チューブである。
【0004】
15は、振動チューブ11の中央部に設けられた励振器である。
この場合は、コイルとマグネットから成る。
16,17は、振動チューブ11の両側にそれぞれ設けられた振動検出センサである。
この場合も、コイルとマグネットから成る。
【0005】
以上の構成において、図は、図の振動チューブ11のb−b断面図、図は図の振動チューブ11のa−a,c−c断面図、図は振動チューブ11の振動の様子を示す斜視図である。
図7,図において、非励振状態の時、振動チューブ11はAの位置近傍にある。
【0006】
励振状態になると、振動チューブ11の中心は、基準軸14から半径R(x)離れた円周上を移動する。
断面b−bの位置では、基準軸14から半径R(b) 離れた円周上を、断面a−aやc−cの位置では、基準軸14から半径R(a) や R(c) 離れた円周上を、A→B→A→C→A→B→(繰り返し)のように振動する。
【0007】
において、A,B,Cは図,図の振動チューブ11の各位置に一致する。なお、12,13は固定端、14は基準軸を示す。
【0008】
振動チューブ11は、基準軸14から等距離にある円周面内のみでの振動なので、振動チューブ11の位置がどこであっても、振動チューブ11の長さが変わることはない。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−108723号(第3−4頁、第1−4図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような装置においては、ほとんどのコリオリ流量計で発生する問題だが、特に図従来例のように、振動チューブ11が分岐部を持たない1本管で、その形状は大きな湾曲部を有さず、直線似のセミストレート管の場合に、問題が大きくなりやすい。
【0011】
製造時の溶接による伸縮や、ハウジング6との温度差による熱膨張で、管軸方向(X方向)にわずかに変形が生じると、図10で示したように、振動チューブ11の湾曲方向(Z方向)に大きな変形が生じる。
【0012】
振動チューブ11の形状等によるが、Z方向変形は、X方向変形の数倍以上になるので、励振器付近の位置変形は数mmになることもある。
振動チューブ11に固定されたマグネット(あるいはコイル)が位置移動すると、ペアとなるコイル(あるいはマグネット)は、ハウジング6等の不動な場所に固定されているので、両者の間に位置ずれが生じる。
【0013】
円筒のコイル内部にマグネットを配置した励振器や検出器の構造では、位置ずれがおきると、すぐに両者が接触してしまい、安定した振動ができなくなり、ひどい場合には破損してしまう。
【0014】
本発明の目的は、上記の課題を解決するもので、振動チューブに熱変形が生じても、その影響を受けることなく、安定した定常振動が得られる励振器を有するコリオリ質量流量計を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明では、請求項1のコリオリ質量流量計においては、
振動チューブ内に測定流体が流れこの測定流体の流れと前記振動チューブの角振動によって生じるコリオリ力によりこの振動チューブを変形振動させるコリオリ質量流量計において、
上流側固定端部近傍と下流側固定端部近傍との前記振動チューブにそれぞれ設けられ前記振動チューブの外周面に沿ってこの振動チューブの管軸を含む平面に対して対称に管軸に対して斜め方向に取り付けられ互い逆位相になるように斜め方向に伸縮振動を行い前記振動チューブに捻じりを発生させる少なくとも一対の圧電素子が使用され前記上流側固定端と下流側固定端とを結ぶ直線を基準軸として前記振動チューブに前記基準軸回りの回動力あるいは前記振動チューブの管軸回りの回動力を加える励振器を具備したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例の要部構成説明図、図2は図1の要部構成説明図、図3は図1の動作説明図である。
本実施例において、励振器51,52は、振動チューブ20の外周面に沿ってこの振動チューブ20の管軸を含む平面に対して対称に、且つ管軸に対して斜め方向に取り付けられ、互い逆位相になるように斜め方向に伸縮振動を行い、振動チューブ20に捻じりを発生させる少なくとも一対の圧電素子511,512が使用されている。
【0017】
すなわち、振動チューブ20の形状、振動モード、励振器の動作等は、図,図2,図 3に示す通りであり、励振器51,52に、図2に示す如き圧電素子511,512,521,522を用いた回転トルク発生器を採用している。
【0018】
上流側励振器51と下流側励振器52は、同じものが対称に設置されてあり、図では下流側を示す。
振動チューブ20の表面に伸縮自由な圧電素子を2つ1組の圧電素子521,522を互い違いに斜めに、対称になるようにお互いが逆斜め向きに貼り付ける。
【0019】
対称な2つの圧電素子521,522は、お互い逆位相になるように伸縮振動を行う。
すなわち図の矢印で示したように、圧電素子521が伸びたとき、圧電素子522は縮むことによって、振動チューブ20は、その管軸回りにねじれが生じ、結果的に振動チューブ20は図のB→A→C→A→B→A→ のように位置を変えて振動する。
【0020】
コイルとマグネットを利用したもの、モーター等を利用したものなど、通常の励振器は、振動チューブ20と、ハウジング6等の構造物の間に設置される。
振動チューブ20に大きな力を加えることが可能だが、反作用としてハウジング6等の構造物にも同じ大きさで反対向きの力が加わってしまう。
【0021】
ハウジング6等への余計な力は振動ノイズとなり、コリオリ質量流量計の精度や安定性を悪化させる。
本実施例においては、振動チューブ20の表面に設置された圧電素子のみによって励振が起こり、振動チューブ20以外に余計な力を及ぼさない。
この結果、効率良い励振が可能で、更に高精度で安定な質量流量計が得られる。
【0022】
は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図は図の側面図である。
本実施例においては、励振器61,62は、2組の圧電素子611,612,613,614を組み合わせて使用したものである。
なお、圧電素子は、2組以上の圧電素子を組み合わせて使用しても良いことは勿論である。
【0023】
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1によれば、次のような効果がある。
コイルとマグネットを利用したもの、モーター等を利用したものなど、通常の励振器は、振動チューブと、ハウジング等の構造物の間に設置される。
【0025】
振動チューブに大きな力を加えることが可能だが、反作用としてハウジング等の構造物にも同じ大きさで反対向きの力が加わってしまう。
ハウジング等への余計な力は振動ノイズとなり、コリオリ質量流量計の精度や安定性を悪化させる。
【0026】
請求項おいては、振動チューブの表面に設置された圧電素子のみによって励振が起こり、振動チューブ以外に余計な力を及ぼさない。
よって、効率良い励振が可能で、更に高精度で安定なコリオリ質量流量計が得られる。
【0027】
従って、本発明によれば、振動チューブに熱変形が生じても、その影響を受けることなく、安定した定常振動が得られる励振器を有するコリオリ質量流量計を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】 図1の要部構成説明図である。
【図3】 図1の動作説明図である。
【図4】 本発明の他の実施例の要部構成説明図である。
【図5】 図4の側面図である。
【図6】 従来より一般に使用されている従来例の要部構成説明図である。
【図7】 図6の動作説明図である。
【図8】 図の動作説明図である。
【図9】 図6の動作説明図である。
【図10】 図6の動作説明図である。
【符号の説明】
2 フランジ
6 ハウジング
11 振動チューブ
12 上流側固定端部
13 下流側固定端部
14 基準軸
16 振動検出センサ
17 振動検出センサ
20 振動チューブ
25 中点
51 上流側励振器
511 圧電素子
512 圧電素子
52 下流側励振器
521 圧電素子
522 圧電素子
61 励振器
611 圧電素子
612 圧電素子
613 圧電素子
614 圧電素子
62 励振器
621 圧電素子
622 圧電素子
623 圧電素子
624 圧電素子

Claims (1)

  1. 振動チューブ内に測定流体が流れこの測定流体の流れと前記振動チューブの角振動によって生じるコリオリ力によりこの振動チューブを変形振動させるコリオリ質量流量計において、
    上流側固定端部近傍と下流側固定端部近傍との前記振動チューブにそれぞれ設けられ前記振動チューブの外周面に沿ってこの振動チューブの管軸を含む平面に対して対称に管軸に対して斜め方向に取り付けられ互い逆位相になるように斜め方向に伸縮振動を行い前記振動チューブに捻じりを発生させる少なくとも一対の圧電素子が使用され前記上流側固定端と下流側固定端とを結ぶ直線を基準軸として前記振動チューブに前記基準軸回りの回動力あるいは前記振動チューブの管軸回りの回動力を加える励振器
    を具備したことを特徴とするコリオリ質量流量計。
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