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JP3975090B2 - Ship - Google Patents

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JP3975090B2
JP3975090B2 JP2002031298A JP2002031298A JP3975090B2 JP 3975090 B2 JP3975090 B2 JP 3975090B2 JP 2002031298 A JP2002031298 A JP 2002031298A JP 2002031298 A JP2002031298 A JP 2002031298A JP 3975090 B2 JP3975090 B2 JP 3975090B2
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propeller
mode
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propulsion
ship
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正康 松田
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Sumitomo Heavy Industries Marine and Engineering Co Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Marine and Engineering Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は船舶に関し、より詳細には、推進装置の二重化が図られた船舶に関する。
【0002】
【従来の技術】
推進装置の二重化が図られた船舶として、例えば特公平7−121717号公報(文献1)に開示された船舶がある。
【0003】
この船舶は、後プロペラを有する第1の推進器と、後プロペラと対峙する前プロペラを有する第2の推進器とを備えている。これら後プロペラと前プロペラとは二重反転プロペラを構成しており、前プロペラのプロペラ後流中の推進に寄与しない回転成分のエネルギーを後プロペラで回収することで、省エネルギー化が図られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、船舶の推進器は、通常航行のため以外にも、洋上で荷役作業を行う場合等において、船舶を定点保持するためにも使用される。
【0005】
しかしながら、上記した従来の船舶では、船舶を定点保持する際における推進器の効率的な運用を図ることができず、省エネルギー化が十分でなかった。
【0006】
そこで本発明は、二重化された推進器の効率的な運用を図り、もって省エネルギー化の向上を図ることが可能な船舶を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る船舶は、第1のプロペラを有する第1の推進器と、第1のプロペラとの間で二重反転プロペラを構成する第2のプロペラを有する第2の推進器と、第1及び第2の推進器の運転を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、少なくとも通常航行モードと定点保持モードとを含む複数の運転モードを切り替え可能である。運転モードが通常航行モードのとき、制御装置は、第1及び第2の推進器の双方を駆動する。運転モードが定点保持モードのとき、制御装置は、推進器の出力が所定値以下では第1の推進器の駆動を停止する一方で第2の推進器を駆動し、推進器の出力が所定値を超えたときには少なくとも第1の推進器を駆動する。
【0008】
この船舶では、制御装置により複数の運転モードを切り替え可能であり、通常航行モードにおいて、第1及び第2の推進器の双方を駆動するように制御することで、二重反転プロペラ効果による省エネルギー化が図られる。また、定点保持モードにおいて、推進器の出力が所定値以下では、第1の推進器の駆動を停止する一方で第2の推進器を駆動し、推進器の出力が所定値を超えたときには少なくとも第1の推進器を駆動するように制御することで、第1及び第2の推進器の効率的な運用が図られ、もって省エネルギー化の向上を図ることが可能となる。
【0009】
本発明に係る船舶では、第1の推進器は、船尾部の後部垂線を中心として旋回可能に設けられたポッド型推進器である。このようにすれば、船舶の舵が不要となると共に操縦性の向上が図られる。また、船舶の進行方向を船首方向と船尾方向のいずれにも容易に変える(DAS:Double Acting Ship)ことが可能となる。
【0010】
本発明に係る船舶では、運転モードには後進モードが含まれており、運転モードが後進モードのとき、制御装置は、第1のプロペラが通常航行モードとは逆方向を向くように第1の推進器を後部垂線を中心として旋回させて駆動する一方、第2の推進器の駆動を停止する。このように、後進モードでは制御装置により第2の推進器の駆動を停止することで、省エネルギー化が図られる。
【0011】
本発明に係る船舶では、第2のプロペラは可変ピッチプロペラであり、運転モードが後進モードのとき、制御装置は、第2のプロペラをフェザリングピッチの状態に維持する。このようにすれば、第2のプロペラの抵抗が低減され省エネルギー化がより一層図られると共に、障害物(例えば氷海中の氷など)の衝突から第2のプロペラを保護することが可能となる。
【0012】
本発明に係る船舶では、第2の推進器の最大出力は、第1の推進器の最大出力の5%〜30%であると省エネルギー化に好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
【0014】
図1は、本実施形態に係る船舶を示す側面図である。図1に示すように、船舶10は、船体12と、船体12に取り付けられた主推進器としてのポッド型推進器(第1の推進器)14と、補助推進器(第2の推進器)16と、ポッド型推進器14及び補助推進器16を制御する制御装置18と、を備えている。
【0015】
船体12は、船首部20、船体中央部22、及び船尾部24を有している。この船首部20は、開水中における推進抵抗の低減が図られるように形状設計されており、例えば水面下の部分が前方に張り出したバルバスバウ形状とされている。
【0016】
船体中央部22は、船舶10の種類により構成が異なり、例えば、船舶10がコンテナ船であれば、船体中央部22の内部には複数の船倉が形成されている。また、船舶10が原油タンカーであれば、船体中央部22の内部には複数のオイルタンクが形成されている。
【0017】
船尾部24は、推進器を取り付けるための取付部26と、オーバーハング部28と、を含んでいる。この船尾部24の外表面は、船尾方向への航行時に砕氷を行うための砕氷面として機能している。
【0018】
ポッド型推進器14は、プロペラ(第1のプロペラ)30と、プロペラ30を回転させるためのモータ(図示しない)を内蔵するポッド部32と、ポッド部32を支持するためのストラット34と、を有している。このポッド型推進器14は、図1に示すように、ストラット34を介し、船尾部24の取付部26において、図示しない回転装置により、後部垂線Yを中心として360度の範囲で旋回可能に取り付けられている。このポッド型推進器14は、プロペラ30がポッド部32の前部に取り付けられたいわゆるトラクタータイプの推進器であり、プロペラ30の回転によりストラット34の側にプロペラ後流を噴出して推進力を得る。
【0019】
本実施形態に係る船舶10は、かかるポッド型推進器14を備えているため、後部垂線Yを中心として旋回させ、ポッド型推進器14を任意の方向に向けることで、大きな旋回力を得ることができる。よって、舵方式に比べて操縦性能の向上が図られる。また、ポッド型推進器14の前後方向を逆にすることで、船舶10の進行方向を船首方向と船尾方向とのいずれにも容易に変える(DAS:Double Acting Ship)ことが可能となる。
【0020】
補助推進器16は、プロペラ(第2のプロペラ)36と、プロペラ36を回転駆動するための原動機38と、原動機38の駆動力をプロペラ36に伝達するための駆動軸40と、を有している。原動機38は、電動モータであっても、ディーゼル機関であってもよい。プロペラ36は、羽根の取付け角度(ピッチ)を自由に変えることが可能な可変ピッチプロペラであっても、固定ピッチプロペラであってもよい。この補助推進器16は、船体中央部22の船尾側の端部部分において、ポッド型推進器14と対面するように設けられている。補助推進器16のプロペラ36の回転方向は、通常航行時において、ポッド型推進器14のプロペラ30の回転方向と逆方向になるように設定されており、これによりポッド型推進器14のプロペラ30と補助推進器16のプロペラ36とで二重反転プロペラが構成されている。なお、補助推進器16の最大出力は、ポッド型推進器14の最大出力の5%〜30%に設計されている。
【0021】
制御装置18は、ポッド型推進器14及び補助推進器16と電気的あるいは制御空気等で接続されている。この制御装置18は、通常航行モード、定点保持モード、及び後進モードの間で運転モードを切り替え可能であり、図示しない入力受付部において受け付けた操縦者の入力した運転モード情報に基づいて、以下に説明するようにポッド型推進器14及び補助推進器16の運転を制御する。
【0022】
次に、上記した構成を備えた船舶10の作用及び効果について説明する。
【0023】
上述したように、本実施形態に係る船舶10は、制御装置18により運転モードを切り替え可能である。従って、開水中を航行するときに操縦者が通常航行モードの入力を行うと、制御装置18は、ポッド型推進器14及び補助推進器16の双方を駆動するように制御する。このとき、図1及び図2に示すように、ポッド型推進器14のプロペラ30と補助推進器16のプロペラ36とは二重反転プロペラを構成しているため、プロペラ36のプロペラ後流中の推進に寄与しない回転成分のエネルギーをプロペラ30で回収することができ、省エネルギー化を図ることが可能となる。
【0024】
また、氷海中を航行するときに操縦者が後進モードの入力を行うと、制御装置18は、図3に示すように、プロペラ30が船尾方向を向くようにポッド型推進器14を後部垂線Yを中心として旋回させて駆動する一方、補助推進器16の駆動を停止する。このように、後進モードでは、制御装置18により補助推進器16の駆動を停止することで、省エネルギー化を図ることが可能となる。
【0025】
ここで、後進モードのときには、制御装置18は、補助推進器16のプロペラ36を遊転状態に制御すると好ましい。特に、プロペラ36が可変ピッチプロペラのときは、制御装置18は、羽根が流れ方向に沿って略水平な状態、いわゆるフェザリングピッチ状態に制御すると好ましい。このようにすれば、プロペラ36の抵抗が低減され省エネルギー化をより一層図ることが可能となると共に、障害物(例えば氷海中の氷など)の衝突からプロペラ36を保護することが可能となる。
【0026】
また、図4に示すように、洋上ターミナル50で船舶10を係留して石油の積み出し等の荷役作業等を行うときに、操縦者が定点保持(DPS:Dynamic Positioning System)モードの入力を行うと、制御装置18は、ポッド型推進器14の駆動を停止する一方で補助推進器16を駆動する。そして、比較的穏やかな海象で潮流もほとんどない場合のように推進器の出力(ポッド型推進器14の出力と補助推進器16の出力の合計)が所定値(例えば、補助推進器16の最大出力の70%)以下のときは、この状態を維持する。そして、海象が荒れて潮流も速い場合のように推進器の出力が所定値を超えるときには、主推進器としてのポッド型推進器14を駆動する。このとき、補助推進器16の駆動は継続してもよく、停止してもよい。そして、推進器の出力が再び所定値以下になったときには、ポッド型推進器14の駆動を停止する一方で補助推進器16の駆動を継続ないしは開始する。このように、定点保持モードにおいて、最大出力の小さい補助推進器16をメインとして使用し、海象によってポッド型推進器14への切り替え、或いは併用を行うようにしているため、これら推進器の効率的な運用が図られ、もって省エネルギー化の向上を図ることが可能となると共に、海象の変化にかかわらず、安定して船舶10を定点保持することが可能となる。
【0027】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
【0028】
例えば、上記した実施形態では、ポッド型推進器としてトラクタータイプの推進器について説明したが、ポッド型推進器は、プロペラの回転によりストラットとは反対の側にプロペラ後流を噴出して推進力を得るプッシングタイプの推進器であってもよい。
【0029】
また、上記した実施形態では、船舶10の種類としてコンテナ船や原油タンカーを例示したが、船舶10の種類はこれに限定されない。
【0030】
また、上記した実施形態では、船首部20の形状はバルバスバウ形状としたが、船首部20は他の形状を有していてもよい。ただし、船首部20の形状は、船首方向への通常の航行時における推進性能の向上が図られる形状であると好ましい。
【0031】
また、上記した実施形態では、船舶10は船尾部24が砕氷面として機能する砕氷船について説明したが、船尾部24は必ずしも砕氷機能を有する必要はない。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、二重化された推進器の効率的な運用を図り、もって省エネルギー化の向上を図ることが可能な船舶が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る船舶を示す側面図である。
【図2】本実施形態に係る船舶の船尾部分を拡大して示す図である(通常航行モードないし定点保持モードのとき)。
【図3】本実施形態に係る船舶の船尾部分を拡大して示す図である(後進モードのとき)。
【図4】本実施形態に係る船舶が洋上ターミナルに係留されて定点保持モードにある状態を示す図である。
【符号の説明】
10…船舶、14…ポッド型推進器、16…補助推進器、18…制御装置、24…船尾部、30…プロペラ、36…プロペラ、Y…後部垂線。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a ship, and more particularly, to a ship in which a propulsion device is duplicated.
[0002]
[Prior art]
As a ship in which the propulsion device is duplicated, there is a ship disclosed in, for example, Japanese Patent Publication No. 7-121717 (Reference 1).
[0003]
The ship includes a first propeller having a rear propeller and a second propeller having a front propeller facing the rear propeller. The rear propeller and the front propeller constitute a counter-rotating propeller, and the energy of the rotating component that does not contribute to the propulsion of the front propeller in the wake of the propeller is recovered by the rear propeller, thereby saving energy.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Here, the propulsion device of the ship is used not only for normal navigation but also for holding the ship at a fixed point when carrying out cargo handling work offshore.
[0005]
However, in the above-described conventional ship, efficient operation of the propulsion device when holding the ship at a fixed point cannot be achieved, and energy saving is not sufficient.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a ship that can efficiently operate a double propulsion device and can improve energy saving.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A marine vessel according to the present invention includes a first propeller having a first propeller, a second propeller having a second propeller that constitutes a contra-rotating propeller with the first propeller, and a first propeller. And a control device for controlling the operation of the second propulsion device. The control device can switch a plurality of operation modes including at least the normal navigation mode and the fixed point holding mode. When the operation mode is the normal navigation mode, the control device drives both the first and second propulsion devices. When the operation mode is the fixed point holding mode, the control device stops the driving of the first propulsion device when the output of the propulsion device is equal to or less than a predetermined value, while driving the second propulsion device, and the output of the propulsion device is a predetermined value. When this is exceeded, at least the first propeller is driven.
[0008]
In this ship, a plurality of operation modes can be switched by the control device, and in the normal navigation mode, by controlling to drive both the first and second propulsion devices, energy saving by the contra-rotating propeller effect is achieved. Is planned. Further, in the fixed point holding mode, when the output of the propulsion device is equal to or less than a predetermined value, the driving of the first propulsion device is stopped while the second propulsion device is driven, and at least when the output of the propulsion device exceeds the predetermined value By controlling so as to drive the first propulsion unit, the first and second propulsion units can be efficiently operated, and energy saving can be improved.
[0009]
In the ship according to the present invention, the first propulsion device is a pod type propulsion device provided so as to be able to turn around the rear vertical line of the stern portion. In this way, the rudder of the ship becomes unnecessary and the maneuverability is improved. Further, the traveling direction of the ship can be easily changed to either the bow direction or the stern direction (DAS: Double Acting Ship).
[0010]
In the ship according to the present invention, the operation mode includes the reverse mode, and when the operation mode is the reverse mode, the control device causes the first propeller to face in the direction opposite to the normal navigation mode. The propulsion device is driven by turning around the rear vertical line, while the driving of the second propulsion device is stopped. In this way, in the reverse mode, energy saving is achieved by stopping the driving of the second propulsion device by the control device.
[0011]
In the ship according to the present invention, the second propeller is a variable pitch propeller, and when the operation mode is the reverse mode, the control device maintains the second propeller in the feathering pitch state. In this way, the resistance of the second propeller is reduced to further save energy, and the second propeller can be protected from the collision of an obstacle (for example, ice in the ice sea).
[0012]
In the ship which concerns on this invention, it is suitable for energy saving that the maximum output of a 2nd propulsion device is 5 to 30% of the maximum output of a 1st propulsion device.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In the description of the drawings, the same elements are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted. Further, the dimensional ratios in the drawings do not necessarily match those described.
[0014]
FIG. 1 is a side view showing a ship according to the present embodiment. As shown in FIG. 1, a ship 10 includes a hull 12, a pod type propulsion device (first propulsion device) 14 as a main propulsion device attached to the hull 12, and an auxiliary propulsion device (second propulsion device). 16 and a control device 18 for controlling the pod type propulsion device 14 and the auxiliary propulsion device 16.
[0015]
The hull 12 has a bow portion 20, a hull center portion 22, and a stern portion 24. The bow portion 20 is designed so as to reduce the propulsion resistance in open water. For example, the bow portion 20 has a Barbus bow shape in which a portion below the water surface projects forward.
[0016]
The structure of the hull center part 22 differs depending on the type of the ship 10. For example, if the ship 10 is a container ship, a plurality of holds are formed inside the hull center part 22. If the ship 10 is a crude oil tanker, a plurality of oil tanks are formed inside the hull center portion 22.
[0017]
The stern part 24 includes an attachment part 26 for attaching the propeller and an overhang part 28. The outer surface of the stern portion 24 functions as an ice breaking surface for performing ice breaking during navigation in the stern direction.
[0018]
The pod-type propulsion device 14 includes a propeller (first propeller) 30, a pod portion 32 containing a motor (not shown) for rotating the propeller 30, and a strut 34 for supporting the pod portion 32. Have. As shown in FIG. 1, the pod type propulsion device 14 is attached to a mounting portion 26 of the stern portion 24 via a strut 34 so as to be able to turn around 360 ° around the rear vertical line Y by a rotating device (not shown). It has been. The pod type propulsion device 14 is a so-called tractor type propulsion device in which the propeller 30 is attached to the front portion of the pod portion 32. The propeller 30 rotates and the propeller wake is ejected toward the strut 34 to generate propulsive force. obtain.
[0019]
Since the ship 10 according to the present embodiment includes the pod-type propulsion device 14, a large turning force is obtained by turning the pod-type propulsion device 14 in an arbitrary direction by turning around the rear vertical line Y. Can do. Therefore, the steering performance can be improved as compared with the rudder method. Further, by reversing the front-rear direction of the pod type propulsion device 14, the traveling direction of the ship 10 can be easily changed to either the bow direction or the stern direction (DAS: Double Acting Ship).
[0020]
The auxiliary propulsion device 16 includes a propeller (second propeller) 36, a prime mover 38 for rotationally driving the propeller 36, and a drive shaft 40 for transmitting the driving force of the prime mover 38 to the propeller 36. Yes. The prime mover 38 may be an electric motor or a diesel engine. The propeller 36 may be a variable pitch propeller capable of freely changing the attachment angle (pitch) of the blades or a fixed pitch propeller. The auxiliary propulsion device 16 is provided so as to face the pod-type propulsion device 14 at the stern side end portion of the hull center portion 22. The rotation direction of the propeller 36 of the auxiliary propulsion device 16 is set so as to be opposite to the rotation direction of the propeller 30 of the pod type propulsion device 14 during normal navigation, whereby the propeller 30 of the pod type propulsion device 14 is set. And the propeller 36 of the auxiliary propulsion device 16 constitutes a counter rotating propeller. The maximum output of the auxiliary propulsion device 16 is designed to be 5% to 30% of the maximum output of the pod type propulsion device 14.
[0021]
The control device 18 is connected to the pod type propulsion device 14 and the auxiliary propulsion device 16 by electric or control air. The control device 18 can switch the operation mode among the normal navigation mode, the fixed point holding mode, and the reverse drive mode, and is based on the operation mode information input by the operator received in the input reception unit (not shown) as follows. As described, the operation of the pod type propulsion device 14 and the auxiliary propulsion device 16 is controlled.
[0022]
Next, the operation and effect of the ship 10 having the above-described configuration will be described.
[0023]
As described above, the ship 10 according to the present embodiment can switch the operation mode by the control device 18. Therefore, when the pilot inputs the normal navigation mode when navigating in open water, the control device 18 controls to drive both the pod type propulsion device 14 and the auxiliary propulsion device 16. At this time, as shown in FIGS. 1 and 2, the propeller 30 of the pod type propulsion device 14 and the propeller 36 of the auxiliary propulsion device 16 constitute a counter-rotating propeller. The energy of the rotating component that does not contribute to the propulsion can be recovered by the propeller 30 and energy saving can be achieved.
[0024]
Further, when the operator inputs the reverse mode when navigating in the ice sea, the control device 18 moves the pod type propulsion device 14 to the rear perpendicular Y so that the propeller 30 faces the stern direction as shown in FIG. And the auxiliary propulsion unit 16 is stopped. Thus, in the reverse mode, energy saving can be achieved by stopping the driving of the auxiliary propulsion unit 16 by the control device 18.
[0025]
Here, in the reverse mode, the control device 18 preferably controls the propeller 36 of the auxiliary propulsion device 16 to the idle state. In particular, when the propeller 36 is a variable pitch propeller, it is preferable that the control device 18 controls the blades to be in a substantially horizontal state along the flow direction, that is, a so-called feathering pitch state. In this way, the resistance of the propeller 36 can be reduced to further save energy, and the propeller 36 can be protected from the collision of an obstacle (for example, ice in the ice sea).
[0026]
In addition, as shown in FIG. 4, when the operator inputs a fixed position holding (DPS: Dynamic Positioning System) mode when mooring the ship 10 at the offshore terminal 50 and performing cargo handling work such as oil loading, etc. The control device 18 drives the auxiliary propulsion unit 16 while stopping the driving of the pod type propulsion unit 14. The propulsion unit output (the sum of the output of the pod-type propulsion unit 14 and the output of the auxiliary propulsion unit 16) is a predetermined value (for example, the maximum of the auxiliary propulsion unit 16) as in the case where the sea state is relatively calm and there is almost no tidal current. This state is maintained when the output is 70% or less of the output. Then, when the output of the propulsion device exceeds a predetermined value as in the case where the sea condition is rough and the tidal current is fast, the pod type propulsion device 14 as the main propulsion device is driven. At this time, the driving of the auxiliary propulsion device 16 may be continued or stopped. When the output of the propulsion device again becomes a predetermined value or less, the driving of the pod type propulsion device 14 is stopped while the driving of the auxiliary propulsion device 16 is continued or started. As described above, in the fixed point holding mode, the auxiliary propulsion device 16 having a small maximum output is used as the main, and the pod type propulsion device 14 is switched or used together by the sea state. Therefore, it is possible to improve the energy saving, and it is possible to stably hold the ship 10 at a fixed point regardless of changes in sea conditions.
[0027]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made.
[0028]
For example, in the embodiment described above, a tractor-type propulsion device has been described as a pod-type propulsion device. However, the pod-type propulsion device ejects a propeller wake on the opposite side of the strut by rotation of the propeller and generates propulsive force. It may be a pushing type propulsion device.
[0029]
In the above-described embodiment, the container ship and the crude oil tanker are exemplified as the type of the ship 10, but the type of the ship 10 is not limited to this.
[0030]
Moreover, in the above-described embodiment, the shape of the bow portion 20 is a Barbus bow shape, but the bow portion 20 may have other shapes. However, the shape of the bow portion 20 is preferably a shape that can improve the propulsion performance during normal navigation in the bow direction.
[0031]
Moreover, although the ship 10 demonstrated the icebreaker in which the stern part 24 functions as an icebreak surface in the above-mentioned embodiment, the stern part 24 does not necessarily need to have an icebreaking function.
[0032]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the ship which can aim at the efficient operation of the double propulsion device and can aim at improvement in energy saving is provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a ship according to the present embodiment.
FIG. 2 is an enlarged view of a stern portion of a ship according to the present embodiment (in normal navigation mode or fixed point holding mode).
FIG. 3 is an enlarged view of a stern portion of a ship according to the present embodiment (in reverse mode).
FIG. 4 is a view showing a state where a ship according to the present embodiment is moored at an offshore terminal and is in a fixed point holding mode.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Ship, 14 ... Pod type propulsion device, 16 ... Auxiliary propulsion device, 18 ... Control apparatus, 24 ... Stern part, 30 ... Propeller, 36 ... Propeller, Y ... Rear perpendicular line.

Claims (2)

第1のプロペラを有する第1の推進器と、前記第1のプロペラとの間で二重反転プロペラを構成する第2のプロペラを有する第2の推進器と、前記第1及び第2の推進器の運転を制御する制御装置と、を備え、
前記第1の推進器は、船尾部の後部垂線を中心として旋回可能に設けられたポッド型推進器であり、
前記第2の推進器の最大出力は、前記第1の推進器の最大出力の5%〜30%であり、
前記第2のプロペラは可変ピッチプロペラであり、
前記制御装置は、少なくとも通常航行モードと定点保持モードと後進モードとを含む複数の運転モードを切り替え可能であり、
前記運転モードが前記通常航行モードのとき、前記制御装置は、前記第1及び第2の推進器の双方を駆動し、
前記運転モードが前記定点保持モードのとき、前記制御装置は、推進器の出力が所定値以下では前記第1の推進器の駆動を停止する一方で前記第2の推進器を駆動し、推進器の出力が前記所定値を超えたときには少なくとも前記第1の推進器を駆動し、
前記運転モードが前記後進モードのとき、前記制御装置は、前記第1のプロペラが前記通常航行モードとは逆方向を向くように前記第1の推進器を前記後部垂線を中心として旋回させて駆動する一方、前記第2の推進器の駆動を停止することを特徴とする船舶。
A first propeller having a first propeller; a second propeller having a second propeller that constitutes a contra-rotating propeller with the first propeller; and the first and second propulsion. A control device for controlling the operation of the vessel,
The first propulsion device is a pod-type propulsion device provided so as to be pivotable about a rear vertical line of a stern part,
The maximum output of the second propeller is 5% to 30% of the maximum output of the first propeller,
The second propeller is a variable pitch propeller;
The control device can switch at least a plurality of operation modes including a normal navigation mode, a fixed point holding mode, and a reverse mode ,
When the operation mode is the normal navigation mode, the control device drives both the first and second propulsion devices,
When the operation mode is the fixed point holding mode, the control device drives the second propulsion unit while stopping the driving of the first propulsion unit when the output of the propulsion unit is a predetermined value or less, and the propulsion unit When the output of exceeds the predetermined value, at least the first propulsion device is driven ,
When the operation mode is the reverse drive mode, the control device drives the first propeller to turn about the rear vertical line so that the first propeller faces in a direction opposite to the normal navigation mode. On the other hand, the ship which stops driving of the second propulsion device .
前記運転モードが前記後進モードのとき、前記制御装置は、前記第2のプロペラをフェザリングピッチの状態に維持することを特徴とする請求項1に記載の船舶。When said operation mode is the reverse mode, the controller vessel according to claim 1, characterized by maintaining the second propeller in a state of feathering pitch.
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