JP3973375B2

JP3973375B2 - Iron with cord reel

Info

Publication number: JP3973375B2
Application number: JP2001155836A
Authority: JP
Inventors: 喜代志中尾; 正美福本
Original assignee: Tottori Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 2001-05-24
Filing date: 2001-05-24
Publication date: 2007-09-12
Anticipated expiration: 2021-05-24
Also published as: JP2002346299A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はアイロン本体の後部にコードを巻装するコードリール付アイロンに関する。
【０００２】
【従来の技術】
アイロン本体の後部にコードリールを固定した先行技術は古くから知られており、アイロンの使用時には全て引き出して交流電源に接続しヒータに通電させ、不使用時には巻装してコードの処理を簡単にしている。（実開平２−２８０００号公報）
そして、アイロン掛け作業における休止状態の時にはアイロン本体を略垂直位置にしてコードリールの後面をアイロン台やテーブル、畳の上に置いて自立状態としている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
アイロン掛け作業中におけるアイロン本体の自立時は必ずしも平坦面に置かれるとは限らず、寧ろ布地の表皮により形成したアイロン台や畳の上に載置することが多く安定性に欠けている。
【０００４】
このため、アイロン掛け作業中におけるアイロン本体の水平、自立の繰り返しがかなり多いことから、自立時の載置面に十分に目を向けることなく自立状態にしていることが多い。
【０００５】
従って、自立時にはコードリールの後部平坦面の全域が載置面となることから、多少の凹凸があった時には自立時での安定が悪く、時には横転することがある。
【０００６】
横転をすれば、使用者が近くにいる場合には、すぐに立て起こして再度自立状態にするわけであるが、高温となっているベースの位置が通常のアイロン掛け状態では生じない横向きになって手が触れる危険がある。
【０００７】
特に危険なことは、アイロン本体を自立状態にしたままで使用者がその場所から離れた場合である。この時には、確実に自立状態を維持できる載置面であれば、仮にヒータに通電したままでその場から離れてもサーモスタットやマイコンがベースの温度を制御して問題ないが、載置面が布地である場合には、自立後、しばらく経過してから布地の復元力や周囲の振動によってアイロン本体が転倒することがある。
【０００８】
この様な使用者がその場から離れた場合に生じるアイロン本体の横転は、ベースの一部は常にアイロン掛けを行う布地に当っているため、接触部分の温度が上昇し火災に至る危険があった。
【０００９】
本発明は、アイロン本体の自立時における接地面に多少の凹凸や弾力性があっても安定した自立状態を維持できるようにし、アイロン本体の水平、自立状態の繰り返しを行っても瞬時に安定した自立状態に移行できるものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ヒータを固定したベースと、このベースの上方に設けたハンドルを有する基台と、この基台の後部に固定され前記ヒータに接続したコードを巻装するコードリールとを備え、前記コードリールの後壁下部の両側には後壁面よりも突出する突起を設けると共に、前記突起のそれぞれの後部にはさらに側方に偏位して突出した凸部を設けたものである。
【００１２】
また、前記コードリールは、前記コードを囲むカバーを設け、このカバーの両側縁を基台の外側壁に重合したものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図１は本発明のコードリール付アイロンの一部を断面とした側面図、図２は同じく側面断面図、図３は同じく後面図、図４は同じく自立状態を示す側面図である。
【００１５】
（１）はアイロン本体、（２）はヒータ（３）を埋設固定し上面に気化室（４）を有したベースで、前記ヒータの後部には接続端子（５）（５）を設けている。（６）は前記ベース（２）の上面に固定され前記ヒータ（３）に接続したサーモスタット、（７）は前記ベース（２）の上方に設けられハンドル（８）を一体成形した基台で、後側には後側壁（９）と該後側壁に連なる外側壁（１０）（１０）を有している。
【００１６】
（１１）は前記基台（７）に着脱自在に装着し下部には前記気化室（４）に連通するノズル（１２）を設けたタンク、（１３）はハンドル（８）の上面にスライド自在に設けられ伝達機構（１４）を介して前記サーモスタット（６）の調節を行う温度調節ツマミ、（１５）はハンドル（８）内に設けた表示ランプ、（１６）は前記タンク（１１）の前面上部に設けられ前記ノズル（１２）の開閉を行うスチーム／ドライ切替釦である。
【００１７】
（１７）は前記基台（７）の後側壁（９）に固定したコードリールで、一端を前記ヒータ（３）の接続端子（５）とサーモスタット（６）に接続し、他端に差し込みプラグ（１８）を備えたコード（１８）と、前記コード（１８）を巻装する回転ドラム（１９）と、この回転ドラムを一方向に回転附勢するゼンマイバネ（２０）と、受給電端子（２１）と、前記コード（１８）、回転ドラム（１９）、ゼンマイバネ（２０）、受給電端子（２１）のそれぞれを囲むカバー（２２）とから構成している。
【００１８】
前記カバー（２２）の後壁下部の両側には、図１〜図３に示す様にカバー（２２）の後壁面（２３）よりも後側に突出する左右一対の突起（２４）（２４）を一体成形している。
【００１９】
この突起の内側（カバー内側）にはネジ孔（２５）（２５）を設けると共に、この突起のそれぞれの後部にはさらに側方に偏位して突出した凸部（２６）（２６）を一体成形している。（２７）はゼンマイバネ（２０）による回転ドラム（１９）の回転を行いコード（）を巻き取る巻取り釦である。
【００２０】
前記凸部（２６）（２６）の位置は図３に示す様に突起（２４）（２４）の中心（Ｃ）よりも側方（下方）に偏位することにより、カバー（２２）の上部端縁（Ｈ）からの距離を長くしている。
【００２１】
斯して、コードリール（１７）は、カバー（２２）の前側の両側縁（２５）（２５）を基台（７）の外側壁（１０）の外側に重合した状態でネジ（２８）（２８）によりネジ孔（２５）（２５）を介して基台（７）の後側壁（９）に螺合固定する。
【００２２】
アイロン掛けに際しては、コード（１８）を回転ドラム（１９）から引き出して壁面コンセント（図示せず）に連結し、温度調節ツマミ（１３）を操作して布地に適した温度に設定する。
【００２３】
ベース（２）が布地に適した温度に達するまでの間の待機状態では、アイロン本体（１）を図４に示す様な自立状態とする。
【００２４】
自立状態では、凸部（２６）（２６）とカバー（２２）の上部端縁（Ｈ）の３点でアイロン台等の接地面（Ｆ）に接触して自立状態を維持しているわけであるが、アイロン本体（１）の重心は、垂直方向（Ｐ）に対して大きい角度（Ａ）だけ傾きを生じる。
【００２５】
もし、突起（２４）（２４）や凸部（２６）（２６）がなくコードリール（１７）のカバー（２２）の後壁面（２３）全体で接地面（Ｆ）に接触した場合は、垂直方向（Ｐ）に対して小さい角度（Ｂ）となり、ベース（２）から図４の左方向に倒れやすくなる。
【００２６】
また、アイロン本体（１）の自立時には、図４に示す様に凸部（２６）（２６）とカバー（２２）の上部端縁（Ｈ）の３点接触により接地面（Ｆ）との間に空間（Ｓ）を形成する。
【００２７】
通常、小型サイズのアイロンは、取りまわしがよいが、最近のハイパワー化により１０００Ｗ〜１２００Ｗに設定され、本体の外かく温度も高くなるが、空間（Ｓ）はコードリール（１７）と接地面（Ｆ）との間の空気の流通をよくして放熱を行う。
【００２８】
【発明の効果】
以上の様に本発明は、コードリールの後部下部の両側に後壁面よりも突出する突起を設けたものであるから、アイロン本体の自立時にはコードリールの後壁は接地面と点又は線接触となり接地面に多少凹凸があっても安定して維持できる。また、突起のそれぞれには側方に偏位して突出した凸部を設けたものであるから、接地部間の距離が大きくなりより安定した自立状態を維持することができると共に、アイロン本体の重心に対する傾きを補正しアイロン掛け時においてアイロン本体の水平、自立状態の繰り返しを行っても瞬時に安定した自立状態に移行できる。
【００３０】
そして、コードリールのカバーの両側縁を基台の外側壁に重合したものであるから、コードリールの固定時にガイドとなるばかりか、左右の揺れを防止でき、より強固な固定ができる。
【００３１】
さらに、アイロン本体の自立時には、コードリールのカバーの上部端縁と突起とを接地部としてカバーと接地面との間に空間を形成したものであるから、アイロン本体のコードリール側の熱は空間から放熱され、仮にコードを全て引き出さずにヒータに通電して巻装したコードが発熱したとしても空間の放熱により内部温度の上昇を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のコードリール付アイロンの一部を断面とした側面図である。
【図２】同じく側面断面図である。
【図３】同じく後面図である。
【図４】同じく自立状態を示す側面図である。
【符号の説明】
１アイロン本体
２ベース
３ヒータ
７基台
８ハンドル
１０外側壁
１７コードリール
１８コード
２２カバー
２４突起
２６凸部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an iron with a cord reel in which a cord is wound around a rear portion of an iron body.
[0002]
[Prior art]
Prior art with a cord reel fixed to the rear part of the iron body has been known for a long time. When using the iron, it is pulled out and connected to an AC power source to energize the heater. ing. (Japanese Utility Model Laid-Open No. 2-28000)
When the ironing operation is in a resting state, the iron body is placed in a substantially vertical position, and the rear surface of the cord reel is placed on an ironing board, a table, or a tatami to be in a self-supporting state.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
During the ironing operation, the iron body is not always placed on a flat surface, but rather is often placed on an ironing board or tatami formed by the skin of the fabric and lacks stability.
[0004]
For this reason, since the iron body is repeatedly horizontal and independent during the ironing operation, it is often in an independent state without paying sufficient attention to the mounting surface during the independent operation.
[0005]
Therefore, since the entire area of the rear flat surface of the cord reel becomes a mounting surface when it is self-supporting, when there are some irregularities, the stability at the time of self-supporting is poor and sometimes it rolls over.
[0006]
If the user rolls over, if the user is nearby, he or she will erection immediately and become self-supporting again. There is a danger of touching.
[0007]
What is particularly dangerous is when the user leaves the place while the iron body is left standing. At this time, if the mounting surface can reliably maintain a self-supporting state, there is no problem if the thermostat or the microcomputer controls the base temperature even if the heater is energized and leaves the site, but the mounting surface is not the fabric. In such a case, the iron body may fall down due to the restoring force of the fabric or the vibration of the surroundings after a while after being self-supported.
[0008]
The rollover of the iron body that occurs when such a user leaves the site is likely to cause a fire due to the temperature of the contact area rising because part of the base is always in contact with the fabric to be ironed. It was.
[0009]
The present invention makes it possible to maintain a stable self-supporting state even if there is some unevenness or elasticity on the grounding surface when the iron body is self-supporting, and the iron main body is stable even instantaneously even if the horizontal and self-supporting states are repeated. It can shift to a self-supporting state.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention includes a base to which a heater is fixed, a base having a handle provided above the base, and a cord reel around which a cord fixed to the rear portion of the base and connected to the heater is wound, Protrusions that protrude from the rear wall surface are provided on both sides of the lower part of the rear wall of the cord reel, and convex portions that are further deviated laterally are provided at the rear portions of the protrusions.
[0012]
The cord reel has a cover surrounding the cord, and both side edges of the cover are superposed on the outer wall of the base.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a side view in which a part of the iron with a cord reel according to the present invention is cut, FIG. 2 is a side sectional view, FIG. 3 is a rear view, and FIG. 4 is a side view showing a self-standing state.
[0015]
(1) is an iron body, (2) is a base having a heater (3) embedded and fixed and a vaporization chamber (4) on the upper surface, and connection terminals (5) and (5) are provided at the rear of the heater. . (6) is a thermostat fixed to the upper surface of the base (2) and connected to the heater (3), (7) is a base provided integrally with the handle (8) provided above the base (2), The rear side has a rear side wall (9) and outer walls (10) (10) connected to the rear side wall.
[0016]
(11) is detachably mounted on the base (7), a tank provided with a nozzle (12) communicating with the vaporization chamber (4) at the lower part, and (13) is slidable on the upper surface of the handle (8). And a temperature control knob for adjusting the thermostat (6) via a transmission mechanism (14), (15) an indicator lamp provided in the handle (8), and (16) a front surface of the tank (11). A steam / dry switching button provided at the top for opening and closing the nozzle (12).
[0017]
(17) is a cord reel fixed to the rear side wall (9) of the base (7). One end is connected to the connection terminal (5) and the thermostat (6) of the heater (3), and the other end is plugged. A cord (18) provided with (18), a rotary drum (19) around which the cord (18) is wound, a spring (20) which urges the rotary drum to rotate in one direction, and a power supply / reception terminal (21 ) And a cover (22) surrounding each of the cord (18), the rotating drum (19), the spring (20), and the power supply / reception terminal (21).
[0018]
A pair of left and right projections (24) and (24) projecting rearward from the rear wall surface (23) of the cover (22) as shown in FIGS. Is integrally molded.
[0019]
Screw holes (25) and (25) are provided inside the projections (inside the cover), and convex portions (26) and (26) protruding further laterally are integrally formed at the rear portions of the projections. Molding. (27) is a take-up button that rotates the rotary drum (19) by the mainspring (20) and winds the cord ().
[0020]
As shown in FIG. 3, the position of the projections (26) and (26) is shifted to the side (downward) from the center (C) of the projections (24) and (24), so that The distance from the edge (H) is increased.
[0021]
Thus, the cord reel (17) has the screws (28) (25) in a state where the both side edges (25) (25) on the front side of the cover (22) are superimposed on the outside of the outer wall (10) of the base (7). 28) and screwed and fixed to the rear side wall (9) of the base (7) through the screw holes (25) and (25).
[0022]
When ironing, the cord (18) is pulled out of the rotating drum (19) and connected to a wall outlet (not shown), and the temperature control knob (13) is operated to set the temperature to a suitable temperature for the fabric.
[0023]
In the standby state until the base (2) reaches a temperature suitable for the fabric, the iron body (1) is set in a self-supporting state as shown in FIG.
[0024]
In the self-supporting state, the self-supporting state is maintained by contacting the grounding surface (F) of the ironing board or the like at three points of the convex portions (26) and (26) and the upper edge (H) of the cover (22). However, the center of gravity of the iron body (1) is inclined by a large angle (A) with respect to the vertical direction (P).
[0025]
If there are no protrusions (24), (24) and protrusions (26), (26) and the entire rear wall (23) of the cover (22) of the cord reel (17) contacts the grounding surface (F), it is vertical. The angle (B) is small with respect to the direction (P), and the base (2) tends to fall to the left in FIG.
[0026]
Further, when the iron body (1) is self-supporting, as shown in FIG. 4, the three-point contact between the projections (26) (26) and the upper edge (H) of the cover (22) is performed between the ground surface (F). Forming a space (S).
[0027]
Usually, a small iron is easy to handle, but the recent high power setting has been set to 1000 W to 1200 W, and the temperature outside the main body also becomes higher, but the space (S) has a cord reel (17) and a ground plane ( F) to dissipate heat by improving the air flow between them.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the protrusions projecting from the rear wall surface are provided on both sides of the lower part of the rear portion of the cord reel, the rear wall of the cord reel becomes a point or line contact with the ground plane when the iron body is self-supporting. Even if there is some unevenness on the ground surface, it can be maintained stably. In addition, since each of the protrusions is provided with a convex portion that is laterally displaced and protruded, the distance between the grounding portions is increased, and a more stable self-supporting state can be maintained. Even when the iron body is horizontal and free standing repeatedly when the inclination with respect to the center of gravity is corrected and the ironing operation is performed, a stable self-standing state can be instantaneously transferred.
[0030]
Since both side edges of the cover of the cord reel are superposed on the outer wall of the base, not only can the guide be used when the cord reel is fixed, but also it can be prevented from shaking left and right, and more firmly fixed.
[0031]
Furthermore, when the iron body is self-supporting, since the space between the cover and the ground surface is formed by using the upper edge and the protrusion of the cover of the cord reel as a grounding portion, the heat on the cord reel side of the iron body is Even if the cord wound by energizing the heater without being pulled out is heated, the internal temperature can be prevented from rising due to heat radiation in the space.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a cross-section of a part of an iron with a cord reel of the present invention.
FIG. 2 is a side sectional view of the same.
FIG. 3 is also a rear view.
FIG. 4 is a side view showing the self-supporting state.
[Explanation of symbols]
1 Iron body 2 Base 3 Heater 7 Base 8 Handle 10 Outer wall 17 Code reel 18 Code 22 Cover 24 Projection 26 Projection

Claims

A base having a heater fixed thereto, a base having a handle provided above the base, and a cord reel around which a cord fixed to the rear portion of the base and connected to the heater is wound. An iron with a cord reel, characterized in that protrusions projecting from the rear wall surface are provided on both sides of the lower wall , and convex portions that are further deviated laterally are provided on the rear parts of the projections .

2. The iron with cord reel according to claim 1, wherein the cord reel is provided with a cover surrounding the cord, and both side edges of the cover are superposed on an outer wall of the base .