JP3965543B2 - Communication device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置に関し、特に、雑音と音声を切り分けるための基準の設定を行いやすく、かつ、設定された基準がわかりやすい通信装置を提供することにある。
【0002】
【背景技術】
近年、音声認識機能を備え、電話がかかってきたときに、受話器をとることなく音声応答により回線を自動閉結できる音声認識機能付き電話装置が開発されている。
【0003】
また、このような音声認識機能付き電話装置においては、雑音と音声を切り分けるため、予想される雑音レベルが予め設定され、この雑音レベルを超える音声がマイクロホンから入力されたときに、音声応答があったと判断されて、回線が自動的に閉結されるものが多い。
【0004】
そして、中には、雑音と音声を切り分けるための基準となる音声レベルの設定をユーザー自身が行えるものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の音声レベルの設定は、ユーザーの設定操作に従って、装置の内部処理として行われる。このため、どの程度の音声レベルに設定されたのかがユーザーにわかりにくかった。また、どの程度の音声レベルを設定すれば雑音と音声を切り分けられるのかが、ユーザーにわかりにくいという問題もあった。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、雑音と音声を切り分けるための基準の設定を行いやすく、かつ、設定された基準がわかりやすい通信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の通信装置は、マイクロホンにて入力される外部音声の音声レベルを測定しつつ、該外部音声の中から所定の音声レベルを超える外部音声を音声認識する音声認識手段と、回線からの発呼信号受信中に、前記音声認識手段の認識結果に基づいて回線を自動的に閉結する自動閉結手段と、前記音声認識手段における音声認識の基準となる前記音声レベルを設定するためのレベル設定モードに切り替える切り替え手段と、前記レベル設定モードに切り替えられたときに前記音声レベルを手動入力に基づいて設定する音声レベル設定手段と、前記マイクロホンにて入力される外部音声の音声レベル及び前記音声レベル設定手段にて設定される音声レベルを可視的に表示するレベル表示手段と、を有するものである。
【0008】
請求項1記載の通信装置によれば、レベル表示手段にて、外部音声の音声レベル及び設定される音声レベルの両方が可視的に表示されることから、両者を視覚的に対比することが可能となる。このため、どの程度の音声レベルを設定すれば雑音と音声を切り分け得るかを即座に理解することができる。このため、音声レベル設定手段による音声レベルの設定作業が行いやすくなる。また、設定された音声レベルがユーザーにわかりやすくなる。
【0009】
特に、マイクロホンからユーザーが音声を入力すれば、その音声の音声レベルも外部音声の音声レベルとして視覚的に表示されるため、自分の音声レベルと周囲の雑音の音声レベルとの対比を視覚的に行うことが可能となる。従って、音声認識の基準となる音声レベルを、例えば雑音の音声レベルと自分の声の音声レベルの中間の適切なレベルに簡単に設定することが可能となる。
【0010】
請求項2記載の通信装置は、請求項1記載の通信装置において、前記レベル表示手段は、前記マイクロホンにて入力される外部音声の音声レベル及び前記音声レベル設定手段にて設定される音声レベルを並べて表示するものである。
【0011】
請求項2記載の通信装置によれば、外部音声の音声レベル及び設定される音声レベルが並べて表示されることから、両者の対比を一層容易かつ確実に行うことができる。また、外部音声の音声レベル(この場合は、雑音の音声レベル、ユーザーの入力音声の音声レベルとを共用)を目で確認しながら音声認識の基準となる音声レベルを設定することができる。このため、表示手段の構成を簡易としながら、雑音と音声を切り分けるための基準となる音声レベルの設定が一層行いやすく、かつ、設定された音声レベルと外部音声の音声レベルとの高低がわかりやすい通信装置を得ることが可能となる。
【0012】
請求項3記載の通信装置は、請求項1または請求項2に記載の通信装置において、前記外部音声は、前記マイクロホンにて入力される第1の外部音声と、この第1の外部音声の入力後に前記マイクロホンにて入力され前記第1の外部音声の音声レベルよりも高い第2の外部音声を含み、前記レベル表示手段は、前記第1の外部音声の音声レベルと、前記第2の外部音声の音声レベルを前記外部音声の音声レベルとして並べて表示するものである。
【0013】
請求項3記載の通信装置によれば、第1の外部音声と、この第1の外部音声より高い第2の外部音声がレベル表示手段に並べて表示されることから、周囲の雑音の音声レベルと、ユーザーの音声の音声レベルとを並べて対比することができる。このため、両者を並べて対比することにより、どの程度の音声レベルを基準として設定すればよいかを一目で把握することができ、より音声レベル設定作業を行いやすくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る通信装置を、ファクシミリ装置に適用した場合を例にとって、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0015】
まず、図2に、本実施形態のファクシミリ装置の外観斜視図を示す。
【0016】
図2において、ファクシミリ装置10は、本体12と、この本体12の左側部に設置された受話器28からなる。この受話器28は、図示しないコードによって本体12に接続されている。また、本体12の右側部には、スピーカ26が設けられている。本体12の上面の前部には、キー入力部16が設けられ、そのキー入力部16の左後部にはLCD18が設けられ、右後部にはマイクロホン27が設けられている。さらに、LCD18及びマイクロホン27の後部には、原稿挿入口20が設けられ、ここから挿入された原稿は、本体12内部のスキャナ52(図3参照)にて読みとられた後、本体12の前面であってキー入力部16の下方に設けられた原稿排出口14から排出される。原稿挿入口20の後部には、複数枚の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ24が着脱可能に取り付けられている。そして、記録紙ホルダ24から供給され印字に使用された記録紙は、原稿排出口14の下方に設けられた記録紙排出口22から排出される。
【0017】
このようなファクシミリ装置10は、図3のブロック図に示されるような電気的構造を有する。つまり、CPU32、ROM34、EEPROM36、RAM38、画像メモリ40、音声メモリ42、計時部43、センサ44、音声認識部45、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下「NCU」という)46、モデム48、バッファ50、スキャナ52、符号化部54、復号化部56、プリンタ58、キー入力部16、LCD18及びアンプ60、61が設けられ、システムバス30を介して互いに接続されている。また、NCU46には、受話器28及び電話回線64が接続される他、モデム48も接続されている。そして、アンプ60にスピーカ26が接続され、アンプ61にマイクロホン27が接続されている。
【0018】
より詳しくは、CPU32は、システムバス30を介して接続された各部を制御する。このCPU32にて実行される制御プログラム及びこの制御プログラムの実行に必要な各種のデータは、ROM34、EEPROM36に格納される。
【0019】
ここで、ROM34に格納される制御プログラムとしては、例えば、音声認識部45における音声認識の基準となる音声レベルを設定するレベル設定プログラムや、このレベル設定プログラムを実行するためのレベル設定モードに切り替えるためのモード切り替えプログラム、音声認識部45の音声認識結果に基づいて回線を自動閉結するための自動閉結プログラム等がある。また、CPU32や音声認識部45等における処理に際して参照される音データ、数データ等の各種データも、ROM34に格納される。
【0020】
EEPROM36には、音声レベルデータ、短縮ダイヤルデータ、各種の音声メッセージを出力するためのデータ等が格納される。
【0021】
RAM38には、受話器28や、マイクロホン27や、電話回線64からNCU46を介して取り込まれた音声が格納される他、CPU32による動作実行時の各種データが一時的に格納される。
【0022】
画像メモリ40は、通信履歴、画像データ及び印刷のためのビットイメージを記憶し、音声メモリ42は、相手側装置へ送出される応答メッセージや、相手側装置から送られてきた入来メッセージを記憶する。計時部43は、現在時刻を計測する。センサ44は、記録紙カバーの開閉状態を検出する。
【0023】
音声認識部45は、マイクロホン27にて取り込まれた音声の中から、所定の音声レベルを超える音声を認識する。この音声認識部45は、例えば音声LSI等により構成することができる。
【0024】
NCU46は、電話回線64,66及び交換機62を介して接続される図示しない相手側装置との間の信号の送受信を行う。
【0025】
モデム48は、このNCU46にて送受信される画像データや音声データ等の通信データの変調・復調を行う。バッファ50は、相手側装置との間で送受信される符号化された画像情報を含むデータを一時的に記憶する。スキャナ52は、原稿挿入口20に挿入された原稿の読み取り面に記された文字・図形を、画像データとして読みとり、符号化部54は、スキャナ52が読みとった画像データを符号化する。一方、復号化部56は、バッファ50又は画像メモリ40に記憶された画像データを読み出して、これを復号化する。プリンタ58は、この復号化されたデータを記録紙に印刷する。キー入力部16は、テンキーや機能キーを含み、これらのキーによって各種の設定操作や電話番号入力操作等を行うことを可能とする。アンプ60は、スピーカ26にて鳴動音や通話音声として出力されるべき音声信号を増幅し、アンプ61は、マイクロホン27にて取り込まれた外部音声を増幅する。
【0026】
なお、本実施形態においては、マイクロホン27がマイクロホンに相当し、音声認識部45が音声認識手段に相当する。また、CPU32及びキー入力部16が、切り替え手段及び音声レベル設定手段に相当し、LCD18がレベル表示手段に相当する。そして、CPU32及びNCU46が自動閉結手段に相当する。
【0027】
このようなファクシミリ装置10において、音声認識部45における音声認識の基準となる音声レベルは、図4のフローチャートに示すような手順で設定される。
【0028】
図4において、スタート時点では、ファクシミリ装置10は受信待機状態にある。この状態において、レベル設定モードに切り替えられると(S1)、マイクロホン27にて周囲の外部音声が取り込まれて音声レベルが測定され、その結果が雑音レベルとしてLCD18に画像表示される(S2)。このS2でマイクロホン27にて取り込まれる外部音声が、第1の外部音声に相当する。
【0029】
このときのLCD18の表示画面を図1(A)に示す。なお、図1は、本実施形態におけるLCD表示の例を示す図である。
【0030】
この図1(A)において、「雑音レベル」の表示の右側に一列に並んだ長方形は、雑音レベルを10段階であらわすメモリであり、塗りつぶされた長方形が1つ増えるほどにレベルが1段階上がることを示す。従って、この例の場合は、雑音レベル2となる。
【0031】
なお、レベル設定モードへの切り替えは、キー入力部16からの手動入力に基づき、ROM34に格納されたモード切り替えプログラムに従って、CPU32により行われる。また、マイクロホン27にて取り込まれた音声の音声レベルは、音声認識部45にて測定され、RAM38に格納される。さらに、LCD18への画像表示は、ROM34に格納されたプログラムと、EEPROM36及びRAM38等に格納されたデータに基づいて、CPU32の制御により実行される。
【0032】
次いで、雑音レベルより高い音声レベルの音声が入力されたか否かが判断され(S3)、入力がない場合には(S3:NO)、マイクロホン27からの音声入力を促すための入力指示メッセージが出力される(S10)。このS3の判断は、ROM34に格納されたプログラムに従い、CPU32が行う。また、入力指示メッセージは、例えば「音声を入力してください」のように、ユーザーに音声入力を促すものであれば、表示出力、音声出力など、その具体的内容及び出力形態は特に問わない。なお、S3で測定される外部音声が、第2の外部音声に相当する。
【0033】
S3で雑音レベルより高いレベルの音声が入力されると(S3:YES)、入力レベルとしてLCD18に画像表示される(S4)。このときのLCD18の表示画面を図1(B)に示す。図示された例の場合は、入力レベル8となる。
【0034】
入力レベルを所定時間表示した後、音声レベル設定画面がLCD18に表示される(S5)。このとき、本実施形態では、現在設定されている音声レベルが表示され、キー入力部16からの入力により設定変更可能とされる。このため、雑音レベルと入力レベルとを切り分けるレベル設定を視覚的に容易にすることができる。具体的には、例えば図1(C)に示すような表示画面となる。なお、図示された例の場合、現在設定されている音声レベルは5となる。
【0035】
その後、キー入力部16を用いて音声レベルの設定入力があったか否かが判断され(S6)、入力があった場合には(S6:YES)、入力に基づいてLCD18における音声レベル表示が変更される(S7)。そして、キー入力部16から決定を示す入力がなされると(S8:YES)、S6で行われた入力に基づいて音声レベルが新たに設定され、EEPROM36に音声レベルデータとして格納される(S9)。このとき、古くなった音声レベルデータは、EEPROM36から消去される。一方、S8で決定を示す入力がない場合は(S8:NO)、音声レベルを新たに設定することなくレベル設定モードが終了する。この場合、S5で表示された音声レベルの設定がそのまま生きることとなる。なお、複数の音声レベルデータをあらかじめ記憶しておいて、設定したレベルに対応した音声レベルデータを選択する構成をとってもよい。
【0036】
また、S6にて音声レベルを設定するための入力がない場合には(S6:NO)、S5で表示された現在の音声レベルの設定を変更する必要があるか否かの判断が行われる(S11)。具体的には、例えば雑音レベルと入力レベルの中間の音声レベルが設定されているか否かが、ROM34に格納された判断プログラムに従い、CPU32により判断される。図示の例の場合には、音声レベル3〜7の範囲であるか否かが判断される。そして、設定変更が必要であれば(S11:YES)、例えば「音声レベルを設定してください」のように、音声レベルの設定をユーザーに促す内容の設定指示メッセージが出力され(S12)、S6に戻る。設定変更が不要である場合には(S11:NO)、現在の音声レベルを変更せずに、レベル設定モードを終了する。なお、S12におけるメッセージの具体的内容及び出力形態は、特に問わない。
【0037】
そして、このような手順により設定された音声レベルを基準として音声認識が行われる。本実施形態のファクシミリ装置10では、回線64を通じて発呼信号を受信した場合に、設定された音声レベルを超える音声が音声認識部45にて認識されると、ROM34に格納された回線閉結プログラムに基づいて、CPU32により、回線が自動的に閉結される。
【0038】
このように、本実施形態では、音声レベル設定の際に、周囲の雑音レベルと、ユーザーの音声のレベルとを視覚的に比較できるため、音声認識の基準として適切な音声レベルを簡単に設定することが可能となる。特に、雑音レベルと入力レベルとが、LCD18に画像表示されることから、両者のレベルを把握しやすく、どの程度の音声レベルに設定すれば雑音と音声応答を切り分けて音声応答を確実に認識し得るかを、直ちに判断することができる。さらに、設定される音声レベルも画像表示されることから、設定された音声レベルがユーザーにわかりやすく、希望の音声レベルの設定を行いやすくなる。
【0039】
また、本実施形態では、図4のS5において現在の音声レベル設定が表示されることから、現在どの程度の音声レベルに設定されているかを視覚的に判断することができる。さらに、S6で音声レベルの設定入力がない場合に設定変更の要否が判断され、設定変更の必要がない場合に、そのままレベル設定モードを終了することから、不要な作業を省略することができる。そして、設定変更が必要な場合には、設定指示メッセージが出力されることから、不適切な音声レベルにより音声認識が行われ、ファクシミリ装置10が誤動作する事態を防止することが可能となる。
【0040】
なお、本発明は、上述の例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0041】
例えば、図5に示すように、LCD18よりも表示領域の広いLCD100を用い、雑音レベルと入力レベルを並べて表示した後に(図5(A))、音声レベルを表示させることができる(図5(B))。この図5は、LCD表示の他の例を示す図である。図5(A)の場合には、記憶に頼ることなく、目で実際に確認しながら雑音レベルと入力レベルの対比を行うことができるため、適切な音声レベルの範囲を一層迅速に判断することができる。また、図5(B)のように、音声レベルの表示と併せて、その音声レベルが適切か否かの判断結果を表示させる場合には、ユーザーの過誤により不適切な音声レベルが設定されることを防止できる。なお、このような判断は、ROM34に格納されたプログラムに基づいてCPU32が行う。
【0042】
あるいは、図6に示すように、メモリではなく、数字でレベルを表示してもよい。この図6は、LCD表示のさらに他の例を示す図である。図6の場合には、各レベルの表示に必要なスペースが狭くてすむため、表示領域の比較的狭いLCD110を用いながら、雑音レベル、入力レベル、及び音声レベルの全部を並べて表示することが可能となる。このため、設定された音声レベルと、雑音及びユーザーの音声等の外部音声とのレベル関係がわかりやすく、音声レベルの設定を、一層容易かつ確実に行うことが可能となる。従ってコストの上昇を抑制しつつ、使いやすさを向上させることができる。
【0043】
また、音声レベル設定の際におけるユーザーの音声入力及びそれに基づく入力レベルの表示を省略することも可能である。この場合でも、外部の雑音レベル及び設定される音声レベルが視覚的に表示されれば、雑音を誤認識しない音声レベルを簡単に設定することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の通信装置によれば、レベル表示手段にて、外部音声の音声レベル及び設定される音声レベルの両方が可視的に表示されることから、両者を視覚的に対比することが可能となり、音声レベル設定手段による音声レベルの設定作業を行いやすくなる。また、設定された音声レベルがユーザーにわかりやすくなる。
【0045】
請求項2記載の通信装置によれば、外部音声の音声レベル及び設定される音声レベルが並べて表示されることから、雑音と音声を切り分けるための基準となる音声レベルの設定が一層行いやすく、かつ、設定された音声レベルと外部音声の音声レベルとの高低がわかりやすい通信装置を得ることが可能となる。
【0046】
請求項3記載の通信装置によれば、第1の外部音声と、この第1の外部音声より高い第2の外部音声がレベル表示手段に並べて表示されることから、周囲の雑音の音声レベルと、ユーザーの音声の音声レベルとを並べて対比することができる。このため、両者を並べて対比することにより、どの程度の音声レベルを基準として設定すればよいかを一目で把握することができ、より音声レベル設定作業を行いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるLCD表示の例を示す図である。
【図2】本実施形態のファクシミリ装置を示す外観斜視図である。
【図3】本実施形態の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態における音声レベル設定手順を示すフローチャートである。
【図5】LCD表示の他の例を示す図である。
【図6】LCD表示のさらに他の例を示す図である。
【符号の説明】
16 キー入力部(切り替え手段、音声レベル設定手段)
18 LCD(レベル表示手段)
27 マイクロホン
32 CPU(自動閉結手段、切り替え手段、音声レベル設定手段)
45 音声認識部(音声認識手段)
46 NCU(自動閉結手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a communication apparatus, and in particular, to provide a communication apparatus that is easy to set a reference for separating noise and voice and that can easily understand the set reference.
[0002]
[Background]
2. Description of the Related Art In recent years, a telephone device with a voice recognition function has been developed that has a voice recognition function and can automatically close a line by voice response without taking a handset when a call is received.
[0003]
In addition, in such a telephone device with a voice recognition function, an expected noise level is set in advance in order to separate noise and voice, and when a voice exceeding the noise level is input from the microphone, there is a voice response. In many cases, the line is automatically closed.
[0004]
In some cases, the user can set a sound level as a reference for separating noise and sound.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional audio level setting is performed as an internal process of the apparatus in accordance with a user setting operation. For this reason, it was difficult for the user to understand how much sound level was set. Also, there is a problem that it is difficult for the user to know how much sound level is set to separate noise and sound.
[0006]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a communication device that makes it easy to set a reference for separating noise and speech and makes the set reference easy to understand.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the communication device according to
[0008]
According to the communication device of the first aspect, since both the audio level of the external audio and the set audio level are visually displayed on the level display means, it is possible to visually compare the two. It becomes. For this reason, it is possible to immediately understand how much sound level can be set to separate noise and sound. For this reason, it becomes easy to perform the sound level setting operation by the sound level setting means. Also, the set audio level is easy to understand for the user.
[0009]
In particular, when the user inputs sound from a microphone, the sound level of that sound is also visually displayed as the sound level of the external sound, so the contrast between your sound level and the sound level of ambient noise can be visually compared. Can be done. Therefore, it is possible to easily set the voice level that is a reference for voice recognition to an appropriate level between the voice level of noise and the voice level of one's own voice, for example.
[0010]
The communication apparatus according to claim 2 is the communication apparatus according to
[0011]
According to the communication device of the second aspect, since the audio level of the external audio and the set audio level are displayed side by side, it is possible to more easily and reliably compare the two. Further, it is possible to set a voice level as a reference for voice recognition while visually confirming the voice level of the external voice (in this case, the voice level of the noise and the voice level of the user input voice are shared). For this reason, while simplifying the configuration of the display means, it is easier to set the sound level as a reference for separating noise and sound, and the communication between the set sound level and the sound level of the external sound is easy to understand An apparatus can be obtained.
[0012]
The communication device according to claim 3 is the communication device according to
[0013]
According to the communication device of the third aspect, since the first external sound and the second external sound higher than the first external sound are displayed side by side on the level display means, the sound level of ambient noise and The user's voice level can be compared side by side. For this reason, by comparing both of them side by side, it is possible to grasp at a glance how much sound level should be set as a reference, and it becomes easier to perform the sound level setting work.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the communication apparatus according to the present invention will be specifically described with reference to the drawings, taking as an example a case where the communication apparatus is applied to a facsimile apparatus.
[0015]
First, FIG. 2 shows an external perspective view of the facsimile apparatus of this embodiment.
[0016]
In FIG. 2, the
[0017]
Such a
[0018]
More specifically, the
[0019]
Here, as the control program stored in the
[0020]
The
[0021]
In the
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
In the present embodiment, the
[0027]
In such a
[0028]
In FIG. 4, the
[0029]
A display screen of the
[0030]
In FIG. 1A, rectangles arranged in a line on the right side of the display of “noise level” are memories representing noise levels in 10 levels, and the level increases by 1 level as the number of filled rectangles increases. It shows that. Therefore, in this example, the noise level is 2.
[0031]
Switching to the level setting mode is performed by the
[0032]
Next, it is determined whether or not a voice having a voice level higher than the noise level is input (S3). If there is no input (S3: NO), an input instruction message for prompting voice input from the
[0033]
When a voice having a level higher than the noise level is input in S3 (S3: YES), an image is displayed on the
[0034]
After the input level is displayed for a predetermined time, an audio level setting screen is displayed on the LCD 18 (S5). At this time, in the present embodiment, the currently set sound level is displayed, and the setting can be changed by an input from the
[0035]
Thereafter, it is determined whether or not a sound level setting input has been made using the key input unit 16 (S6). If there is an input (S6: YES), the sound level display on the
[0036]
If there is no input for setting the audio level in S6 (S6: NO), it is determined whether or not it is necessary to change the current audio level setting displayed in S5 ( S11). Specifically, for example, the
[0037]
And voice recognition is performed on the basis of the voice level set by such a procedure. In the
[0038]
As described above, in the present embodiment, when setting the voice level, the ambient noise level and the user's voice level can be visually compared. Therefore, an appropriate voice level can be easily set as a reference for voice recognition. It becomes possible. In particular, since the noise level and the input level are displayed on the
[0039]
In the present embodiment, since the current audio level setting is displayed in S5 of FIG. 4, it is possible to visually determine what audio level is currently set. Furthermore, if there is no audio level setting input in S6, it is determined whether or not the setting needs to be changed. If there is no need to change the setting, the level setting mode is terminated as it is, so unnecessary work can be omitted. . When a setting change is necessary, a setting instruction message is output, so that voice recognition is performed with an inappropriate voice level, and it is possible to prevent the
[0040]
In addition, this invention is not limited to the above-mentioned example, A various deformation | transformation is possible.
[0041]
For example, as shown in FIG. 5, after using the
[0042]
Alternatively, as shown in FIG. 6, the level may be displayed with a number instead of a memory. FIG. 6 is a diagram showing still another example of the LCD display. In the case of FIG. 6, since the space required for displaying each level is small, it is possible to display all of the noise level, input level, and audio level side by side while using the LCD 110 having a relatively small display area. It becomes. For this reason, the level relationship between the set audio level and external audio such as noise and user's audio is easy to understand, and the audio level can be set more easily and reliably. Therefore, ease of use can be improved while suppressing an increase in cost.
[0043]
It is also possible to omit the user's voice input and the input level display based on the voice level when setting the voice level. Even in this case, if the external noise level and the set audio level are visually displayed, it is possible to easily set an audio level that does not misrecognize noise.
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the communication device of the first aspect, since both the audio level of the external audio and the set audio level are visually displayed on the level display means, both are visually displayed. Therefore, it is easy to perform the sound level setting operation by the sound level setting means. Also, the set audio level is easy to understand for the user.
[0045]
According to the communication device according to claim 2, since the sound level of the external sound and the set sound level are displayed side by side, it is easier to set the sound level as a reference for separating noise and sound, and Thus, it is possible to obtain a communication device in which the level between the set audio level and the external audio level is easy to understand.
[0046]
According to the communication device of the third aspect, since the first external sound and the second external sound higher than the first external sound are displayed side by side on the level display means, the sound level of ambient noise and The user's voice level can be compared side by side. For this reason, by comparing both of them side by side, it is possible to grasp at a glance how much sound level should be set as a reference, and it becomes easier to perform the sound level setting work.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of an LCD display in the present embodiment.
FIG. 2 is an external perspective view showing the facsimile apparatus of the present embodiment.
FIG. 3 is a block diagram showing an electrical configuration of the present embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing an audio level setting procedure in the present embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing another example of LCD display.
FIG. 6 is a diagram showing still another example of the LCD display.
[Explanation of symbols]
16 Key input part (switching means, voice level setting means)
18 LCD (level display means)
27
45 Voice recognition unit (voice recognition means)
46 NCU (automatic closing means)
Claims (3)
回線からの発呼信号受信中に、前記音声認識手段の認識結果に基づいて回線を自動的に閉結する自動閉結手段と、
前記音声認識手段における音声認識の基準となる前記音声レベルを設定するためのレベル設定モードに切り替える切り替え手段と、
前記レベル設定モードに切り替えられたときに前記音声レベルを手動入力に基づいて設定する音声レベル設定手段と、
前記マイクロホンにて入力される外部音声の音声レベル及び前記音声レベル設定手段にて設定される音声レベルを可視的に表示するレベル表示手段と、
を有することを特徴とする通信装置。A voice recognizing means for recognizing an external voice exceeding a predetermined voice level from the external voice while measuring a voice level of the external voice inputted by the microphone;
Automatic closing means for automatically closing a line based on a recognition result of the voice recognition means during reception of a call signal from the line;
Switching means for switching to a level setting mode for setting the voice level as a reference for voice recognition in the voice recognition means;
Audio level setting means for setting the audio level based on manual input when switched to the level setting mode;
Level display means for visually displaying the sound level of the external sound input by the microphone and the sound level set by the sound level setting means;
A communication apparatus comprising:
前記レベル表示手段は、前記マイクロホンにて入力される外部音声の音声レベル及び前記音声レベル設定手段にて設定される音声レベルを並べて表示することを特徴とする通信装置。The communication device according to claim 1.
The communication device according to claim 1, wherein the level display means displays the sound level of the external sound input by the microphone and the sound level set by the sound level setting means side by side.
前記外部音声は、前記マイクロホンにて入力される第1の外部音声と、この第1の外部音声の入力後に前記マイクロホンにて入力され前記第1の外部音声の音声レベルよりも高い第2の外部音声を含み、
前記レベル表示手段は、前記第1の外部音声の音声レベルと、前記第2の外部音声の音声レベルを前記外部音声の音声レベルとして並べて表示することを特徴とする通信装置。The communication device according to claim 1 or 2,
The external sound is a first external sound input by the microphone, and a second external sound input by the microphone after the input of the first external sound and higher than the sound level of the first external sound. Including audio,
The level display means displays the sound level of the first external sound and the sound level of the second external sound side by side as the sound level of the external sound.
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