JP3955372B2 - Floor slab formwork - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高架橋などの路面を形成するのに用いられる床版用型枠に関する。詳しくは、予め工場において一体的に製造し、これを現場まで輸送したのち、そこで設置して路面などの床版を形成するための床版用型枠に関する。
【0002】
【背景技術】
高架橋式道路などの床版を形成する施工法として、従来現場において施工していた鉄筋加工、配筋、型枠加工のすべてを工場内で行い、これらを一体化した床版用型枠を製造し、これを現場まで輸送したのち、現場において、橋梁主桁上に床版用型枠を敷設し、その中にコンクリートを打設して床版を形成するプレキャスト工法が知られている。
【0003】
従来、この種のプレキャスト工法に使用される床版用型枠としては、図8に示すように、薄い鋼板101上に複数本のI形ビーム102を互いに平行に配置、固定するとともに、これらのビーム102に対して直交して鉄筋103,104を上下に配置した構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の床版用型枠の構造では、鋼板101上に配置するビーム102の数が少ないとビーム102間の間隔が大きくなり、その結果、鋼板101にうねりなどが生じやすく、これを防止するために、ビーム102の数を多く設けていた。このことは、コストアップにつながるだけでなく、全体の重量が重くなり、取扱、施工性を損なうという課題がある。
【0005】
また、床版用型枠内に打設されたコンクリート105はビーム102によって分断され、つまり、ビーム102によって仕切られる構造のため、この仕切がコンクリートの充填を妨げたり、クラックの発生原因になりやすいという課題もある。
【0006】
本発明の目的は、このような従来の欠点を解消し、経済的で、かつ、取扱、施工性を損なうことなく、しかも、コンクリートの充填をよくしクラックの発生原因を低減できる床版用型枠を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の床版用型枠は、互いに平行に設置された複数の主桁に跨って隣接配置された複数の型枠ユニットと、前記主桁上において前記隣接配置された型枠ユニットを連結する連結機構とを備え、前記型枠ユニットは、底部型枠を構成する薄板状の底板構成部材と、この底板構成部材の上面に一定間隔おきにかつ互いに略平行に設けられ底板上面から所定高さを有する複数本の補強リブと、この補強リブの上にこれらと略直交して配置されかつ長さが底板構成部材の長さ寸法に略対応する長さを有する少なくとも2本の支持ビーム構成部材とを含んで構成され、かつ、それぞれの支持ビーム構成部材が連続するように隣接配置され、前記連結機構は、前記隣接配置された支持ビーム構成部材に跨って配置されこれら支持ビーム構成部材を連結する接合プレートと、この接合プレートに取り付けられるとともに前記主桁上に設置される垂直支持部材とを含んで構成されていることを特徴とする。
【0008】
ここで、底板の大きさは任意であるが、たとえば、トラックなどで輸送できる幅寸法であるのが好ましい。長さ寸法については、施工する道路の幅員寸法に応じて決めればよい。
また、補強リブは、支持ビーム構成部材の長手方向に対して直交する方向へ底板が撓むのを防止できる強度と、型枠内に配置される鉄筋にコンクリートのかぶりを確保できる高さを備えるものであれば、どのような断面形状でもよい。
また、支持ビーム構成部材の断面形状については、Z字形、C字形など任意であるが、コンクリート打設時のパネルを支持できる強度をもつものであればよい。
【0009】
このような構成によれば、底板の上面に一定間隔おきにかつ互いに略平行に設けられた複数本の補強リブによって、底板の幅方向(補強リブの長手方向)の撓みを抑えることができ、また、その補強リブの上にそれと略直交して設けられた少なくとも2本の支持ビーム構成部材によって底板の長手方向(補強リブの長手方向に対して直交する方向)の撓みを抑えることができる。
このことは、少なくとも2本の支持ビーム(支持ビーム構成部材が連続することによって形成される支持ビーム)で済むので、従来の鋼板上に複数本のI形ビームを互いに平行に配置した構成に比べ、経済的に構成できるとともに、軽量化できる。従って、取扱性、施工性を向上させることができる。
【0010】
また、支持ビーム構成部材は、底板の上面から補強リブの高さだけ浮いているから、型枠内にコンクリートを打設したとき、その打設されたコンクリートは、支持ビームと底板との隙間を介して繋がっているから、つまり、従来のように、I形ビームによって仕切られることがないから、コンクリートの充填がスムーズで、クラックの発生原因も低減できる。
しかも、補強リブは底板上面から所定高さを有しているら、コンクリート打設時の鉄筋のかぶりを確保できる。
【0012】
また、床版用型枠が、複数の型枠ユニットの組合わせによって構成されているから、型枠ユニットの数を選択することにより、床版用型枠の長さ寸法を任意に選択できる。従って、施工する道路の幅員寸法が異なっても容易に対応することができる。
しかも、このことは、各型枠ユニットを分解した状態で現場まで輸送し、現場において、各型枠ユニットを配置したのち、隣接する型枠ユニットを連結すればよいから、大型のトラックを必要とすることなく輸送でき、つまり、輸送経費を低減することができるとともに、簡単に輸送できる。
【0013】
以上の構成において、前記複数の型枠ユニットのうち、両側に位置する型枠ユニットは、それに隣接する型枠ユニットに対して、その最外端側が上方へ傾斜可能に連結されていることが好ましい。
両側に位置する型枠ユニットは、片持ち支持構造となるため、床版用型枠の輸送時における振動や、現場においてコンクリートを打設したときのコンクリートの重量などによって下方へ撓む虞れがあるが、最外端側が上方へ傾斜可能に連結されているから、これらの撓みも少なくできる。
【0014】
また、前記支持ビーム構成部材には、その長手方向に沿って、一部を通じて互いに連通しかつ径の異なる挿入用孔および位置決め孔を有するだるま孔が一定ピッチ間隔で形成されていることが好ましい。
このようにすれば、鉄筋を配置する際にも、まず、鉄筋をだるま孔の径の大きな挿入用孔に挿通すればよいから、挿通が容易である。しかも、その鉄筋を挿入用孔から径の小さな位置決め孔へ移動させると、位置決め孔によって位置決めされるから、鉄筋を正しい位置に位置決めすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態の床版用型枠を用いて形成した高架橋道路を示している。同高架橋道路は、橋脚1の上に複数本(4本)の橋梁主桁2が互いに平行に設置され、これらの橋梁主桁2の上に床版3が形成され、この床版3の上に舗装4が施されかつ壁高欄5が立設された構造である。
【0016】
前記床版3の形成にあたっては、図2に示すように、前記橋梁主桁2の上にこれらに跨って本実施形態の床版用型枠11を配置するとともに、図示していないが、これに隣接して同様な床版用型枠11を橋梁主桁2の長手方向に沿って配置する。続いて、これらに鉄筋(図示省略)を配置したのち、コンクリートを打設する。これにより、床版3が形成される。
【0017】
さて、本実施形態に係る床版用型枠11は、図3に示すように、複数の型枠ユニットによって形成されている。すなわち、中間に配置された3つの中間用型枠ユニット12A,12B,12Cと、これらの両側に配置された端部用型枠ユニット12D,12Eと、隣接する型枠ユニット12A〜12E間を連結する連結機構16とから構成されている。
【0018】
前記各型枠ユニット12A〜12Eは、底部型枠を構成する薄板状の底板構成部材13A〜13Eと、この底板構成部材13A〜13Eの上面に一定間隔おきにかつ互いに略平行に設けられた複数本の補強リブ14A〜14Eと、この補強リブ14A〜14Eの上にこれらと略直交して配置されかつ長さが底板構成部材13A〜13Eの長さ寸法に略対応する長さを有する少なくとも2本の支持ビーム構成部材15A〜15Eとを含んで構成されている。
【0019】
前記底板構成部材13A〜13Eのうち、底板構成部材13A〜13Cは、図4に示すように、幅寸法Wがトラックなどの輸送幅制限内の寸法(たとえば、1.5m)で、長さが所定寸法の薄板状鋼板によって形成され、その長手方向の両端に下方へ傾斜した傾斜部21を備えている。底板構成部材13D,13Eは、幅寸法Wがトラックなどの輸送幅制限内の寸法(たとえば、1.5m)で、長さが底板構成部材13A〜13Cより短い寸法の薄板状鋼板によって形成され、その長手方向の外端に上方へ起立した起立部22を備えている。ここに、これらの底板構成部材13A〜13Eによって床版の底部型枠を構成する薄板状の底板13が構成されている。
【0020】
前記補強リブ14A〜14Eは、図5に示すように、各底部構成部材13A〜13Eの上面から所定高さ、具体的には後述する鉄筋のかぶりを確保できる高さを有する断面コ字形のチャンネル材によって構成されている。チャンネル材の上下のフランジ面23,24には前記支持ビーム構成部材15A〜15Eおよび底板構成部材13A〜13Eと接する位置に接合用孔25が設けられているとともに、これに対応して、支持ビーム構成部材15A〜15Eおよび底板構成部材13A〜13Eにも接合用孔26,27が設けられている。そして、これらに挿入したリベット28によって、支持ビーム構成部材15A〜15E、補強リブ14A〜14Eおよび底板構成部材13A〜13Eが一体的に接合されている。
【0021】
前記支持ビーム構成部材15A〜15Eは、図4および図5に示すように、所定幅の帯状鋼板の折り曲げによって、垂直なウエブ面31の上下に互いに逆方向へかつ水平方向へ突出するフランジ32,33を有する断面Z型の折曲材によって構成されている。なお、これに限らず、垂直なウエブ面の上下に互いに同方向へかつ水平方向へ突出するフランジを有する断面C字型のチャンネル材でもよい。折曲材には、その下方のフランジ33に前記接合用孔26が設けられているとともに、ウエブ面31に一部を通じて互いに連通しかつ径の異なる挿入用孔34Aおよび位置決め孔34Bを有するだるま孔34が上下にかつ長手方向に沿って一定ピッチ間隔で形成されている。ここに、前記各型枠ユニット12A〜12Eの支持ビーム構成部材15A〜15Eによって、補強リブ14A〜14Eの上にこれらと略直交して配置された少なくとも2本の支持ビーム15が構成されている。
【0022】
前記支持ビーム構成部材15A〜15Eを連結する連結機構16は、たとえば、図6に示すように構成されている。なお、図6は支持ビーム構成部材15B,15D間の連結部機構16であるが、他も同様な構造である。すなわち、連結機構16は、隣接する支持ビーム構成部材15A〜15Eに跨って配置された断面コ字形の接合プレート18と、この接合プレート18に数本のボルトなどによって垂直に取り付けられた垂直支持材17とから構成されている。垂直支持材17の下端は、両側の底板構成部材13A〜13Eの下端と略同じ高さに設定されている。
【0023】
次に、本実施形態の作用を説明する。
工場において、施工する高架橋道路の幅員に対応する長さの床版用型枠11を製造する。これには、予め、中間用型枠ユニット12A,12B,12Cおよび端部用型枠ユニット12D,12Eを製造したのち、各型枠ユニット12A〜12Eのそれぞれの支持ビーム構成部材15A〜15Eが連続するように、各型枠ユニット12A〜12Eを隣接配置し、この隣接する支持ビーム構成部材15A〜15Eの間を垂直支持材17を有する接合プレート18で接合する。
【0024】
この際、両側に位置する型枠ユニット12D,12Eについては、片持ち支持構造となるから、輸送中の振動や、打設したコンクリートの重量により下方へ撓む虞れがあるため、型枠ユニット12B,12Cに対して、その最外端側が上方へ傾斜するように連結する。つまり、接合プレート18に対して、支持ビーム構成部材15D,15Eを傾斜した状態でボルト締めする。
このようにして、所定長さ床版用型枠11を製造したのち、これを現場まで輸送する。この際、床版用型枠11の幅寸法は輸送幅制限内の寸法であるから、そのまま輸送できる。なお、床版用型枠11の長さがトラックでの輸送時に支障がある場合には、支障が生じない範囲の数の型枠ユニットを連結する。
【0025】
現場において、輸送してきた床版用型枠11を橋梁主桁2上に跨って掛け渡すとともに、橋梁主桁2の長手方向に隣接配置する。すると、床版用型枠11の垂直支持材17の下端が橋梁主桁2の上面に乗った姿勢で設置される。この際、各型枠ユニット12A〜12Eの底板構成部材13A〜13Eの端縁と橋梁主桁2の上面との隙間を適宜な手段でシールしておく。
【0026】
次に、図7に示すように、床版用型枠11の支持ビーム15のだるま孔34に鉄筋41を挿通する。このとき、鉄筋41をだるま孔34の挿入用孔34Aに挿通したのち、位置決め孔34B内にスライドさせる。これにより、鉄筋41は位置決め孔34Bによって位置決めされた状態で配置される。また、この鉄筋41に対して鉄筋42を直交して配置し、これらの交点を適宜な手段で結束する。
この状態において、これらの床版用型枠11内にコンクリートを打設する。コンクリートが硬化したのち、その上に舗装4を施し、かつ、両側に壁高欄5を立設する。これにより、高架橋道路を施工することができる。
【0027】
従って、本実施形態によれば、底板13の上面に一定間隔おきにかつ互いに略平行に設けられた複数本の補強リブ14A〜14Eによって、底板13の幅方向(補強リブ14A〜14Eの長手方向)の撓みを抑えることができ、また、その補強リブ14A〜14Eの上にそれと略直交して設けられた少なくとも2本の支持ビーム15によって底板13の長手方向(補強リブ14A〜14Eの長手方向に対して直交する方向)の撓みを抑えることができる。つまり、支持ビーム15は少なくとも2本で済むから、従来の鋼板上に複数本のI形ビームを互いに平行に配置した構成に比べ、経済的に構成することができるとともに、軽量化できる。従って、取扱性、施工性を向上させることができる。
【0028】
また、支持ビーム15は、底板13の上面から補強リブ14A〜14Eの高さだけ浮いているから、床版用型枠11内にコンクリートを打設したとき、その打設されたコンクリートは、支持ビーム15と底板13との隙間を介して繋がっているから、つまり、従来のように、I形ビームによって仕切られることがないから、コンクリートの充填がよくなり、クラックの発生原因も低減することができる。
しかも、補強リブ14A〜14Eは底板13上面から所定高さを有しているら、コンクリート打設時の鉄筋41,42のかぶりを確保できる。
【0029】
また、床版用型枠11を、底板構成部材13A〜13E、補強リブ14A〜14Eおよび支持ビーム構成部材15A〜15Eからなる複数の型枠ユニット12A〜12Eを、それぞれの支持ビーム構成部材15A〜15Eが連続するように隣接配置し、隣接する型枠ユニット12A〜12Eの各支持ビーム構成部材15A〜15Eを連結機構16によって互いに連結可能に構成したので、つまり、床版用型枠11が複数の型枠ユニット12A〜12Eの組合せによって構成されているから、型枠ユニット12A〜12Eの数を選択することにより、床版用型枠11の長さ寸法を任意に選択できる。従って、施工する道路の幅員寸法が異なっても容易に対応することができる。
【0030】
しかも、このことは、各型枠ユニット12A〜12Eを分解した状態で現場まで輸送し、現場において、各型枠ユニット12A〜12Eを配置したのち、隣接する型枠ユニット12A〜12Eを連結機構16で連結すればよいから、大型のトラックを必要とすることなく輸送でき、つまり、輸送経費を低減することができるとともに、簡単に輸送できる。
【0031】
また、両側に位置する型枠ユニット12D,12Eについては、それに隣接する型枠ユニット12B,12Cに対して、その最外端側が上方へ傾斜した状態で連結したので、コンクリート打設時の撓みを少なくできる。通常、両側に位置する型枠ユニットは、片持ち支持構造であるため、床版用型枠11の輸送時における振動や、現場においてコンクリートを打設したときのコンクリートの重量などによって下方へ撓む虞れがあるが、最外端側が上方へ傾斜可能に連結されているから、これらの撓みも少なくできる。
【0032】
また、支持ビーム構成部材15A〜15Eは、所定幅の帯状鋼板の折り曲げによって形成された断面Z型の折曲材によって構成されているから、予め、所定幅の帯状鋼板に接合用孔26を形成したのち、Z型に折り曲げ加工すれば接合用孔26を高精度に位置出しできる。しかも、断面がZ型であるから、つまり、上方のフランジ32が下方のフランジ33の真上にないから、フランジ33に設けられた接合用孔26にリベット28を差し込んで補強リブ14A〜14Eと接合する際にも、容易に作業することができる。
【0033】
また、支持ビーム構成部材15A〜15Eのウエブ面31に、径の異なる挿入用孔34Aおよび位置決め孔34Bを有するだるま孔34を一定ピッチ間隔で形成してあるから、鉄筋41を配置する際にも、まず、鉄筋41をだるま孔34の径の大きな挿入用孔34Aに挿通すればよいから、挿通が容易である。しかも、その鉄筋41を挿入用孔34Aから径の小さな位置決め孔34Bへ移動させると、位置決め孔34Bによって位置決めされるから、鉄筋41を正しい位置に位置決めすることができる。
【0034】
なお、上記実施形態では、床版用型枠11を現場まで輸送し、橋梁主桁2上に設置したのち、床版用型枠11に鉄筋41,42は配置したが、予め工場において、床版用型枠11内に鉄筋41,42を組み込み、この状態で現場まで輸送するようにしてもよい。このようにすれば、現場での作業をより低減することができる。
【0035】
また、上記実施形態では、橋梁用の床版の形成に使用する床版用型枠について説明したが、本発明の床版用型枠は、必ずしもこれに限られるものでなく、他の床版に使用できる。
【0036】
【発明の効果】
本発明の床版用型枠によれば、経済的に構成できるとともに、取扱、施工性を向上させることができ、しかも、コンクリートの充填をよくしクラックの発生原因を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床版用型枠を用いて施工した高架橋道路を示す断面図である。
【図2】同上高架橋道路の床版施工時の状況を示す斜視図である。
【図3】同上実施形態の床版用型枠を示す斜視図である。
【図4】図3の一部を拡大した斜視図である。
【図5】同上実施形態の床版用型枠の断面図である。
【図6】同上実施形態の床版用型枠において、隣接する型枠ユニットの連結部を示す斜視図である。
【図7】同上実施形態の床版用型枠に鉄筋を配置した状態を示す斜視図である。
【図8】従来の床版構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 橋脚
2 橋梁主桁
3 床版
4 舗装
5 壁高欄
11 床版用型枠
12A〜12E 型枠ユニット
13 底板
13A〜13E 底板構成部材
14A〜14E 補強リブ
15 支持ビーム
15A〜15E 支持ビーム構成部材
16 連結機構
34 だるま孔
34A 挿入用孔
34B 位置決め孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a floor slab form used to form road surfaces such as viaducts. More specifically, the present invention relates to a formwork for a floor slab that is manufactured in advance in a factory and transported to the site, and then installed there to form a floor slab such as a road surface.
[0002]
[Background]
As a method of forming floor slabs for viaduct roads, etc., all of the rebar processing, bar arrangement, and formwork processing that were previously performed in the field are performed in the factory, and the floor slab formwork that integrates them is manufactured. In addition, a precast method is known in which after transporting this to the site, a floor slab form is laid on the bridge main girder and concrete is placed therein to form the floor slab.
[0003]
Conventionally, as a formwork for a floor slab used in this type of precast method, as shown in FIG. 8, a plurality of I-
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional slab formwork structure, when the number of the
[0005]
In addition, the
[0006]
The object of the present invention is to eliminate the above-mentioned conventional drawbacks, is economical, does not impair the handling and workability, and improves the filling of concrete and can reduce the cause of cracks. To provide a frame.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The formwork for floor slab of the present invention connects a plurality of formwork units arranged adjacent to each other across a plurality of main girders installed in parallel to each other and the formwork units arranged adjacent to each other on the main girder. The mold unit is provided with a thin plate-like bottom plate constituting member constituting the bottom mold and a predetermined height from the upper surface of the bottom plate provided on the upper surface of the bottom plate constituent member at regular intervals and substantially parallel to each other. A plurality of reinforcing ribs, and at least two supporting beam constituent members disposed on the reinforcing ribs substantially perpendicularly to the reinforcing ribs and having a length substantially corresponding to the length of the bottom plate constituent member And the adjacent support beam components are arranged adjacent to each other, and the coupling mechanism is arranged across the adjacent support beam components and connects the support beam components. You And bonding the plate, characterized in that it is configured to include a vertical support member mounted on the main beam with attached to the joining plate.
[0008]
Here, the size of the bottom plate is arbitrary, but for example, it is preferably a width dimension that can be transported by a truck or the like. About a length dimension, what is necessary is just to determine according to the width dimension of the road to construct.
Further, the reinforcing rib has a strength capable of preventing the bottom plate from being bent in a direction orthogonal to the longitudinal direction of the support beam constituting member , and a height capable of securing a concrete cover on the reinforcing bars arranged in the mold. Any cross-sectional shape may be used as long as it is a thing.
Further, the cross-sectional shape of the support beam constituting member is arbitrary such as a Z-shape or a C-shape, but may be any as long as it has a strength capable of supporting the panel during concrete placement.
[0009]
According to such a configuration, the plurality of reinforcing ribs provided on the upper surface of the bottom plate at regular intervals and substantially parallel to each other can suppress bending in the width direction of the bottom plate (longitudinal direction of the reinforcing ribs), Further, the bending of the bottom plate in the longitudinal direction (direction perpendicular to the longitudinal direction of the reinforcing rib) can be suppressed by at least two support beam constituent members provided on the reinforcing rib substantially orthogonally to the reinforcing rib.
Since this requires only at least two support beams (support beams formed by continuous support beam constituent members) , this is compared with a configuration in which a plurality of I-shaped beams are arranged parallel to each other on a conventional steel plate. It can be economically configured and can be reduced in weight. Therefore, handling property and workability can be improved.
[0010]
In addition, since the support beam component is lifted from the top surface of the bottom plate by the height of the reinforcing rib, when the concrete is placed in the formwork, the placed concrete has a gap between the support beam and the bottom plate. Since they are connected through each other, that is, they are not partitioned by the I-shaped beam as in the prior art, the filling of the concrete is smooth and the cause of cracks can be reduced.
In addition, if the reinforcing rib has a predetermined height from the upper surface of the bottom plate, it is possible to ensure the covering of the reinforcing bars when placing concrete.
[0012]
Moreover , since the formwork for floor slabs is configured by a combination of a plurality of formwork units, the length dimension of the formwork for floor slabs can be arbitrarily selected by selecting the number of formwork units. Therefore, even if the width dimension of the road to be constructed is different, it can be easily handled.
In addition, this means that each formwork unit is transported to the site in a disassembled state, and after placing each formwork unit on the site, it is only necessary to connect adjacent formwork units, so a large truck is required. It can be transported without the need for transportation, that is, transportation costs can be reduced and transportation can be performed easily.
[0013]
In the above configuration, among the plurality of mold units, the mold unit positioned on both sides is preferably connected to the adjacent mold unit so that the outermost end side can be inclined upward. .
Since the formwork units located on both sides have a cantilevered support structure, there is a risk of bending downward due to vibration during transportation of the formwork for floor slabs or the weight of concrete when placing concrete on site. However, since the outermost end side is connected so as to be inclined upward, these bendings can be reduced.
[0014]
In addition, it is preferable that the support beam constituting member is formed with arbor holes having insertion holes and positioning holes having different diameters that are communicated with each other through a part along a longitudinal direction thereof at a constant pitch interval.
If it does in this way, also when arrange | positioning a reinforcing bar, since the reinforcing bar should just be inserted through the insertion hole with a large diameter of a dart hole first, insertion is easy. In addition, when the reinforcing bar is moved from the insertion hole to the positioning hole having a small diameter, the reinforcing bar is positioned by the positioning hole, so that the reinforcing bar can be positioned at a correct position.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a viaduct road formed using the floor slab form of the present embodiment. In the viaduct road, a plurality of (four) bridge main girders 2 are installed in parallel with each other on the pier 1, and a floor slab 3 is formed on these bridge main girders 2. In this structure, pavement 4 is provided and
[0016]
In forming the floor slab 3, as shown in FIG. 2, the floor slab form 11 of the present embodiment is disposed on the bridge main girder 2 across the bridge main girder 2 and is not shown. A similar floor slab form 11 is arranged along the longitudinal direction of the bridge main girder 2 adjacent to. Subsequently, after placing reinforcing bars (not shown) in these, concrete is placed. Thereby, the floor slab 3 is formed.
[0017]
Now, the formwork 11 for floor slabs according to the present embodiment is formed by a plurality of formwork units as shown in FIG. That is, three
[0018]
Each of the
[0019]
Of the bottom
[0020]
As shown in FIG. 5, the reinforcing ribs 14 </ b> A to 14 </ b> E have a predetermined height from the upper surface of each
[0021]
As shown in FIGS. 4 and 5, the support
[0022]
The connecting
[0023]
Next, the operation of this embodiment will be described.
In the factory, the floor slab form 11 having a length corresponding to the width of the viaduct to be constructed is manufactured. For this purpose, after the
[0024]
At this time, since the
In this way, after the floor slab form 11 having a predetermined length is manufactured, it is transported to the site. At this time, since the width dimension of the floor slab form 11 is within the transport width limit, it can be transported as it is. In addition, when the length of the formwork 11 for floor slabs has trouble at the time of transportation with a truck, the number of formwork units of the range which does not produce trouble will be connected.
[0025]
At the site, the transported floor slab form 11 is bridged over the bridge main girder 2 and adjacent to the longitudinal direction of the bridge main girder 2. Then, the lower end of the
[0026]
Next, as shown in FIG. 7, the reinforcing
In this state, concrete is placed in these floor slab forms 11. After the concrete has hardened, pavement 4 is applied thereon, and
[0027]
Therefore, according to the present embodiment, the plurality of reinforcing
[0028]
Further, since the
In addition, if the reinforcing
[0029]
Moreover, the formwork 11 for floor slabs is made up of a plurality of
[0030]
In addition, this means that each
[0031]
Further, the
[0032]
Further, since the support
[0033]
Further, since the dart holes 34 having the
[0034]
In the above embodiment, after the floor slab form 11 is transported to the site and installed on the bridge main girder 2, the reinforcing
[0035]
Further, in the above embodiment, the floor slab form used to form the floor slab for the bridge has been described, but the floor slab form of the present invention is not necessarily limited to this, and other floor slabs are used. Can be used for
[0036]
【The invention's effect】
According to the formwork for floor slabs of the present invention, it can be constructed economically, handling and workability can be improved, concrete filling can be improved, and the cause of occurrence of cracks can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a viaduct road constructed using a floor slab form according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a situation at the time of floor slab construction on the viaduct road.
FIG. 3 is a perspective view showing a floor slab form according to the embodiment.
4 is an enlarged perspective view of a part of FIG. 3;
FIG. 5 is a sectional view of a floor slab form according to the embodiment.
FIG. 6 is a perspective view showing a connecting portion of adjacent mold unit in the floor slab form of the embodiment.
FIG. 7 is a perspective view showing a state in which reinforcing bars are arranged in the floor slab form of the embodiment.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a conventional floor slab structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Bridge pier 2 Bridge main girder 3 Floor slab 4
Claims (3)
前記型枠ユニットは、底部型枠を構成する薄板状の底板構成部材と、この底板構成部材の上面に一定間隔おきにかつ互いに略平行に設けられ底板上面から所定高さを有する複数本の補強リブと、この補強リブの上にこれらと略直交して配置されかつ長さが底板構成部材の長さ寸法に略対応する長さを有する少なくとも2本の支持ビーム構成部材とを含んで構成され、かつ、それぞれの支持ビーム構成部材が連続するように隣接配置され、
前記連結機構は、前記隣接配置された支持ビーム構成部材に跨って配置されこれら支持ビーム構成部材を連結する接合プレートと、この接合プレートに取り付けられるとともに前記主桁上に設置される垂直支持部材とを含んで構成されていることを特徴とする床版用型枠。 A plurality of formwork units arranged adjacent to each other across a plurality of main girders installed in parallel to each other, and a connecting mechanism for connecting the formwork units arranged adjacent to each other on the main girder,
The mold unit includes a thin plate-like bottom plate constituting member constituting the bottom mold, and a plurality of reinforcements provided on the upper surface of the bottom plate constituting member at regular intervals and substantially parallel to each other and having a predetermined height from the upper surface of the bottom plate. A rib, and at least two support beam constituent members disposed on the reinforcing rib substantially perpendicular to the ribs and having a length substantially corresponding to the length dimension of the bottom plate constituent member. And the adjacent support beam components are arranged adjacent to each other,
The connecting mechanism includes a joining plate arranged across the supporting beam constituent members arranged adjacent to each other, and a vertical supporting member attached to the joining plate and installed on the main beam. A formwork for floor slabs characterized by comprising .
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