JP3943361B2 - 部品実装方法及び部品実装装置、並びに実装データ作成プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、部品を保持する脱着自在な吸着ノズルを備えた複数の吸着ヘッドを用いて、複数個の小基板からなる多面取り基板の所定位置に部品を順次装着する部品実装方法及び部品実装装置、並びに実装データ作成プログラム及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子回路基板は電子部品が正確に装着されることを前提に、その生産に要する時間を短縮することや、携わる工程及び作業者の工数を削減することが要求されている。また、生産される基板は製品の小型化に伴って小型化が進んでおり、その生産に要する時間を短縮するために一枚の多面取り基板が複数の小基板で構成されることが一般化している。
そして、複数個の小基板から構成される多面取り基板に電子部品を実装する方式として、ステップリピート方式、パターンリピート方式、タスクリピート方式が採用されている。
【0003】
ステップリピート方式は、複数個の小基板からなる多面取り基板に電子部品を装着する際に、同種類の電子部品を吸着ノズルに保持させて、保持させた複数の電子部品を各小基板それぞれに連続的に装着する装着ステップを全ての小基板に適用し、この装着ステップが完了した後に次の装着ステップに移ることで、各小基板に対する電子部品の実装を行う方式である。
【0004】
図8には、上述したステップリピート方式の具体例として、サイズの異なる電
子部品80a、80bを各小基板82a、82b、82cに実装する場合が示されている。まず、大きい方の電子部品80a用の吸着ヘッド(以後「大きい吸着ヘッド」という。)により電子部品80aを吸着して小基板82aの所定位置に装着した後、吸着ヘッドを小さい方の電子部品80b用の吸着ヘッド(以後「小さい吸着ヘッド」という。)に交換すると共に電子部品80bを吸着し、小基板82aの所定位置に装着する。
このようにして小基板82aについて電子部品80a、80bの実装が完了したら、吸着ヘッドを再度大きい吸着ヘッドに交換して電子部品80aを吸着する。以後、小基板82b、82cについて小基板82aと同様の動作を繰り返して、電子部品80a、80bの実装を行う。
【0005】
従って、ステップリピート方式による実装に要する時間は、ノズルにより電子部品80a、80bを吸着する吸着動作が、0.3sec×6回=1.8sec。吸着された電子部品80a、80bを認識する認識動作が、0.4sec×6回=2.4sec。小基板82a、82b、82cの所定位置に電子部品80a、80bを装着する装着動作が、(0.2+0.2sec)×6回=2.4sec。吸着ヘッドのノズルは1個だけ使用しているので、電子部品80a、80bに応じて交換するノズル交換動作が、0.5sec×5回=2.5sec。従って、合計9.1sec要する。
なお、1回の吸着動作に要する時間を0.3sec、吸着した部品の認識動作を0.4sec、電子部品80a、80bを小基板82a、82b、82cに装着する装着動作を0.2sec、ノズルの交換動作を0.5secとして考えるものとする。
【0006】
また、パターンリピート方式は、複数個の小基板からなる多面取り基板に電子部品を装着する際に、一つの小基板に対して電子部品の装着を完了させた後、次の小基板に対する電子部品の装着を行う方式である。
【0007】
図9には、上述したパターンリピート方式の具体例が示されている。まず、第1の吸着ヘッドにより電子部品80aを吸着すると共に第2の吸着ヘッドにより電子部品80bを吸着しておき、第1の吸着ヘッドを小基板82aの所定位置に移動させて電子部品80aを装着した後、第2の吸着ヘッドを所定位置に移動させて電子部品80bを装着する。
このようにして小基板82aについて電子部品80a、80bの実装が完了したら、第1の吸着ヘッドにより電子部品80aを吸着すると共に、第2の吸着ヘッドにより電子部品80bを吸着する。以後、小基板82b、82cについて小基板82aと同様の動作を繰り返して、電子部品80a、80bの実装を行う。
【0008】
従って、パターンリピート方式による実装に要する時間は、吸着動作が、0.3sec×3回=0.9sec。認識動作が、0.4sec×3回=1.2sec。装着動作が、(0.2+0.2sec)×6回=2.4sec。吸着ヘッドのノズルを電子部品80a、80bに応じて2種類使用しているのでノズル交換動作はない。従って、合計4.5sec要する。
【0009】
また、タスクリピート方式は、複数個の小基板からなる多面取り基板に電子部品を装着する際に、同じ吸着ノズルによって保持可能な電子部品を基板に全て装着する装着ステップを全ての小基板に適用し、この装着ステップが完了した後に吸着ノズルを交換して次の装着ステップに移ることで、各小基板に対する電子部品の実装を行う方式である。
【0010】
図10には、上述したタスクリピート方式の具体例が示されている。まず、大きい吸着ノズルを装着した第1から第3の吸着ヘッドによりそれぞれ電子部品80aを吸着して、小基板82a、82b、82cの所定位置に電子部品80aを次々に装着する。次に、第1から第3の吸着ノズルを小さい吸着ノズルに交換すると共に電子部品80bを吸着し、小基板82a、82b、82cの所定位置に電子部品80bを次々に装着する。
従って、タスクリピート方式による実装に要する時間は、吸着動作が、0.3sec×2回=0.6sec。認識動作が、0.4sec×2回=0.8sec。装着動作が、(0.2+0.2sec×3)+(0.4sec×3)=2.0sec。ノズル交換動作が、0.5sec×3回=1.5sec。従って、合計4.9sec要する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したステップリピート方式及びパターンリピート方式においては、全ての吸着ヘッドを使用するものではなく、非効率的な動作となっているため、電子部品80a、80bの装着に要する時間が長いという問題がある。これは、吸着や認識に要する時間は、一括に動作させることで同時に動作する部品点数によらず一定の時間を要するものであるため、できるだけ多くの吸着ヘッドを使用して同時に動作することで効率的な動作を行うことができる。
このため、タスクリピート方式においては、できるだけ多くの吸着ヘッドを使用してノズル交換時間の短縮化を図っているが、実装位置と吸着ヘッドとの関係によっては、吸着ヘッドの移動距離が長くなって移動時間が長くなったり、吸着ヘッドの移動範囲を越えるため実行できない場合が発生するという問題がある。
【0012】
一方、特開2000−124672号公報には、部品の搭載位置や部品供給部の位置関係を考慮してグループ分けを行い、これらグループ毎に実装時の優先順位を設定することで、パターンリピート方式やステップリピート方式よりも効率を高めた実装を可能にした技術が開示されている。しかし、このグループ分けを行うに当たり、従来から使用される実装データを大幅に変更する必要があり、その作業が煩雑となることから実際の回路基板生産に適用するには問題があった。
【0013】
また、特開昭62−286220号公報には、予め部品の大きさ等に応じて任意の分類に分け、この分類毎に実装を行うことで、テーブルの移動速度を速めても、実装する部品が回路基板上で位置ズレを起こすことが防止される技術が開示されている。しかし、部品の移動時間を短縮できても、回路基板全体の実装処理時間の短縮化を図ることは難しく、実装速度の高速化に対する検討としては不十分なものであった。
【0014】
この発明の目的は、以上のような従来の技術の問題点に着目してなされたものであり、吸着ヘッドを効率的に使用することにより短時間で部品の装着を行うことのできる部品実装方法及び部品実装装置、並びに実装データ作成プログラム及び記録媒体を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る部品実装方法は、部品を保持する脱着自在な吸着ノズルを備えた複数の吸着ヘッドを用いて、複数個の小基板からなる多面取り基板の所定位置に前記部品を、予め作成され前記部品の実装順序が記録された実装データに従って順次装着する部品実装方法であって、特定の種類の部品を前記各小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドを、前記実装データに1つのフラグを設定することで一括して指定し、この指定された吸着ヘッドにより、前記特定の種類の部品を吸着ノズルに吸着して前記各小基板それぞれに装着することを特徴とする。
【0016】
この部品実装方法では、予め作成され部品の実装順序が記録された実装データに従って順次部品を装着する際に、特定の部品を小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドを、実装データに1つのフラグを設定することにより一括して指定しておき、この指定された吸着ヘッドにより特定の部品を吸着して各小基板に装着するので、実装データを容易に作成することができると共に複数の吸着ヘッドを効率よく使用して部品実装動作を行うことができる。
【0017】
また、本発明の部品実装方法は、上述の部品実装方法において、前記特定の種類の部品を前記小基板へ装着する際に、装着に使用する吸着ヘッドを、各小基板に対して一括して指定する場合と、各装着点に個別に指定する場合とを選択的に前記実装データに設定することを特徴とする。
【0018】
この部品実装方法では、特定の部品を小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドを、各小基板に対して一括で指定する場合と、各装着点に個別に指定する場合を選択的に実装データに設定するので、複数の吸着ヘッドを効率よく使用して部品実装動作を行うことができる。
【0019】
また、本発明の部品実装装置は、部品を保持する脱着自在な吸着ノズルを備えた複数の吸着ヘッドを用いて、複数個の小基板からなる多面取り基板の所定位置に前記部品を、予め作成され前記部品の実装順序が記録された実装データに従って順次装着する部品実装装置であって、特定の種類の部品を前記各小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドを、1つのフラグを設定することで一括して前記実装データに指定する制御部を備え、この指定された吸着ヘッドにより、前記特定の種類の部品を吸着ノズルに吸着して前記各小基板それぞれに装着することを特徴とする。
【0020】
この部品実装装置では、制御部の制御により予め作成され部品の実装順序が記録された実装データに従って順次部品を装着する際に、制御部が、特定の部品を小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドを、1つのフラグを設定することにより実装データに一括して指定しておき、この指定された吸着ヘッドにより特定の部品を吸着して各小基板に装着するので、実装データを容易に作成することができると共に複数の吸着ヘッドを効率よく使用して部品実装動作を行うことができる。
【0021】
また、本発明の部品実装装置は、上述の部品実装装置において、前記制御部が、前記特定の部品を前記各小基板へ装着する際に、装着に使用する吸着ヘッドを、各小基板に対して一括して指定する場合と、各装着点に個別に指定する場合とを選択的に前記実装データに設定することを特徴とする。
【0022】
この部品実装装置では、制御部が、特定の部品を小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドを、各小基板に対して一括で指定する場合と、各装着点に個別に指定する場合を選択的に実装データに設定するので、複数の吸着ヘッドを効率よく使用して部品実装動作を行うことができる。
【0023】
また、本発明の実装データ作成プログラムは、部品を保持する脱着自在な吸着ノズルを備えた複数の吸着ヘッドを用いて、複数個の小基板からなる多面取り基板の所定位置に前記部品を順次装着する実装順序が記録される実装データをコンピュータに作成させる実装データ作成プログラムであって、特定の種類の部品を前記各小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドを、前記実装データの前記特定の種類の部品のステップに対して1つのフラグで設定するステップと、前記フラグの設定されたステップに対する種類の部品に対して、指定された吸着ヘッドを全ての小基板に対して適用して前記部品を基板上に装着するステップと、を実行させるためのものである。
【0024】
この実装データ作成プログラムでは、部品の実装順序が記録された実装データに従って順次部品を装着するプログラムを作成する際に、特定の部品を小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドを、実装データの特定の部品のステップに対して1つのフラグで設定し、このフラグが設定されたステップに対する部品に対して、全ての小基板について指定された吸着ヘッドを用いて部品を基板上の装着するので、実装データを容易に作成することができると共に複数の吸着ヘッドを効率よく使用して部品実装動作を行うことができる。
【0025】
また、本発明の記録媒体は、部品を保持する脱着自在な吸着ノズルを備えた複数の吸着ヘッドを用いて、複数個の小基板からなる多面取り基板の所定位置に前記部品を順次装着する実装プログラムが記録された記録媒体であって、特定の種類の部品を前記各小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドが、前記実装データに1つのフラグを設定することで一括して指定された実装プログラムが記録されたものである。
【0026】
この記録媒体には、複数個の小基板からなる多面取り基板の所定位置に部品を順次装着する実装プログラムが記録されていて、この実装プログラムには特定の部品を各小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドが1つのフラグを設定することで一括して指定されているので、この記録媒体を用いることによりフラグが設定されたステップに対する部品に対して、全ての小基板について指定された吸着ヘッドを用いて部品を基板上の装着することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る部品実装方法及び部品実装装置、並びに実装データ作成プログラム及び記録媒体の好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
最初に、本発明に係る部品実装方法に用いられる部品実装装置を説明する。
図1は本発明に係る部品実装装置の斜視図、図2は吸着ヘッドの拡大斜視図、図3は制御部の構成を示すブロック構成図である。
【0028】
図1に示すように、部品実装装置100の基台10上面中央のローダ部16、基板保持部18、アンローダ部20には、それぞれ、回路基板12の一対のガイドレール14が設けられ、この各一対のガイドレール14のそれぞれに備えられた搬送ベルトの同期駆動によって、回路基板12は一端側のローダ部16の一対のガイドレール14から部品として例えば電子部品を実装する位置に設けた基板保持部18の一対のガイドレール14に、また、基板保持部18の一対のガイドレール14から他端側のアンローダ部20の一対のガイドレール14に搬送される。基板保持部18では、搬送されてきた回路基板12を位置決め保持して部品装着に備える。
【0029】
回路基板12の上方の基台10の上面の両側部には、Y軸ロボット22、24がそれぞれ設けられ、これら2つのY軸ロボット22、24の間にはX軸ロボット26が懸架されて、Y軸ロボット22、24のY軸モータ25(図3参照)の駆動によりX軸ロボット26がY軸方向に進退可能となっている。また、X軸ロボット26には移載ヘッド28が取り付けられていて、X軸モータ27により移載ヘッド28がX軸方向に進退可能となっており、これにより、移載ヘッド28をX−Y平面内で移動可能にしている。各ロボットは、例えばモータ25、27によりボールネジを正逆回転させ、上記ボールネジに螺合したナット部材をそれぞれの軸方向に進退可能とし、上記ナット部材に進退させるべき部材を固定させることにより構成している。
【0030】
上記X軸ロボット26、Y軸ロボット22、24からなるXYロボット(移載ヘッド移動装置の一部)上に載置され、X−Y平面(例えば、水平面または基台10の上面に大略平行な面)上を自在移動する移載ヘッド28は、例えば抵抗チップやチップコンデンサ等の電子部品が供給される部品供給部の一例としての複数のパーツフィーダ30、またはSOP(Small Outline Packageの略)やQFP(Quad Flat Packageの略)等のICやコネクタ等の比較的大型の電子部品が供給される部品供給部の例としてのパーツトレイ32から、所望の電子部品を吸着ノズル34により吸着して、回路基板12の部品装着位置に装着できるように構成されている。このような電子部品の実装動作は、図3の制御部52に設けられているデータベース54に記憶され予め設定された実装プログラムに基づいて、制御部52により制御される。
【0031】
パーツフィーダ30は、一対のガイドレール14の搬送方向における両側(図1の右上側と左下側)に多数個並設されており、各パーツフィーダ30には、例えば多数の抵抗チップやチップコンデンサ等の電子部品が収容されたテープ状の部品ロールがそれぞれ取り付けられている。
また、パーツトレイ32は、一対のガイドレール14の基板搬送方向と直交する方向が長尺となるトレイ32aが計2個載置可能で、各トレイ32aは部品の供給個数に応じて一対のガイドレール14側にスライドして、Y方向の部品取り出し位置を一定位置に保つ構成となっている。このトレイ32a上には、多数のQFP等の電子部品が載置される。
【0032】
一対のガイドレール14に位置決めされた回路基板12の側方には、吸着ノズル34に吸着された電子部品の二次元的な位置ずれ(吸着姿勢)を検出して、この位置ずれをキャンセルするように移載ヘッド28側で補正させるための部品認識装置36が設けられている。
【0033】
移載ヘッド28は、図2に示すように、部品保持装置の一例としての複数個(本実施形態では4個)の吸着ヘッド38(第1吸着ヘッド38a、第2吸着ヘッド38b、第3吸着ヘッド38c、第4吸着ヘッド38d)を横並びに連結した多連式ヘッドとして構成している。4個の吸着ヘッドは、吸着ノズル34と、吸着ノズル34に上下動作を行わせるための上下機構40と、吸着ノズル34を回転させるためのプーリ46とを備える。
第1吸着ヘッド38aのプーリ46及び第3吸着ヘッド38cのプーリ46にはタイミングベルト44によりθ軸モータ42aの正逆回転駆動力が伝達されて、両方の吸着ノズル34に同時的にθ回転(吸着ノズル34の軸芯回りの回転)を行わせるようにしている。また、第2吸着ヘッド38bのプーリ46及び第4吸着ヘッド38dのプーリ46にはタイミングベルト44によりθ軸モータ42bの正逆回転駆動力が伝達されて、両方の吸着ノズル34に同時的にθ回転を行わせるようにしている。
【0034】
各上下機構40は、例えばZ軸モータ56(図3参照)によりボールネジ、ボールナット等の移動機構を介して吸着ノズルを上下移動させて、選択的に部品保持又は部品装着動作を行えるようにする。あるいは、上下機構40をエアシリンダにより構成し、エアシリンダのオン・オフにより吸着ノズルを上下動させるようにしてもよい。
【0035】
なお、図2に示す通り、θ軸モータ42aの動力がタイミングベルト44で伝達され、吸着ヘッド38a、38cの吸着ノズル34をそれぞれθ回転させ、θ軸モータ42bの動力がタイミングベルト44で伝達され、吸着ヘッド38b、38dの吸着ノズル34をθ回転させるように構成しているが、このような構成は一例であって、各吸着ヘッド38a、38b、38c、38dそれぞれに個別にθ回転させるθ回転用駆動モータが備えられた構造であっても構わない。しかし、移載ヘッド28の重量を小さくするためには、θ回転させるθ回転用駆動モータの数が少ない方が好適である。
【0036】
各吸着ヘッドの吸着ノズル34は交換可能であり、交換する予備の吸着ノズルは電子部品実装装置100の基台10上のノズルストッカ48に予め収容させている。吸着ノズル34には、例えば1.0×0.5mm程度の極小チップ部品を吸着するSサイズノズル、18mm角のQFPを吸着するMサイズノズル等があり、装着する電子部品の種類に応じて使用される。
【0037】
図3には、制御部52の構成が示されている。この制御部52では、中央処理装置であるコンピュータとしてのマイクロコンピュータ58を有しており、このマイクロコンピュータ58には、部品認識装置36のCCDラインセンサが接続されているI/O処理回路60、画像メモリ62、フロッピーディスク等の記録媒体64からデータを読み取る読取り装置66、データベース54が接続されている。
また、マイクロコンピュータ58には、X軸モータ27を作動させるX軸ドライバ68、Y軸モータ25を作動させるY軸ドライバ70、Z軸モータ56を作動させるZ軸ドライバ72、θ軸モータ42を作動させるθ軸ドライバ74が接続されている。
【0038】
次に、上記部品実装装置100の動作について説明する。図4に示すように、一対のガイドレール14のローダ部16から搬入された回路基板12が基板保持部18に搬送されると、移載ヘッド28はXYロボット22、24、26により横方向言い換えればX−Y平面内で移動して、パーツフィーダ30又はパーツトレイ32から所望の電子部品を吸着し、部品認識装置36の姿勢認識カメラ上に移動して電子部品の吸着姿勢を確認し、認識結果に基づきθ軸モータ42を駆動して吸着ノズル34をθ回転させて吸着姿勢の補正動作を行う。その後、回路基板12の部品装着位置に電子部品を装着する。
【0039】
各吸着ヘッド38a、38b、38c、38dは、パーツフィーダ30又はパーツトレイ32から吸着ノズル34により電子部品を吸着するとき、及び、回路基板12の部品装着位置に電子部品を装着するとき、吸着ノズル34を上下機構40の作動によりX−Y平面上から上下方向(Z方向)に下降させる。また、電子部品の種類に応じて、吸着ノズル34を適宜交換して装着動作が行われる。
上記の電子部品の吸着、回路基板12への装着動作の繰り返しにより、回路基板12に対する電子部品の実装を完了させる。実装が完了した回路基板12は基板保持部18からアンローダ部20へ搬出される一方、新たな回路基板がローダ部16から基板保持部18に搬入され、上記動作が繰り返される。
【0040】
次に、図5~図7を参照して、この発明に係る部品実装方法及び実装データ作成プログラム及び記録媒体について説明する。
図5には、多面取り基板76に対する電子部品80の装着に関するデータの一例が示されており、このデータはデータベース54に記憶されている。ステップ1〜3には、電子部品を装着する小基板82の実装動作のパターン番号、電子部品の種類、X座標、Y座標、最適化の有無、使用する吸着ヘッドNo.吸着ノズルの種類、コントロールコマンドの有無が示されている。例えば、ステップ1においては、小基板82aについて、座標(X1、Y1)、最適化を行い、使用される吸着ヘッドNo.は1番であることが示されている。
【0041】
また、ステップ4、5には、部品の種類と、この部品に対する座標、使用する吸着ヘッドNo、吸着ノズルの種類、フラグとしてのコントロールコマンドが示されている。すなわち、ステップ4では、製品Aについて、座標(Xa、Ya)、使用される吸着ヘッドNo.が1番で、吸着ノズルはM用のものを用いること。
また、コントロールコマンドが1でないので、パターンで定められた吸着ヘッドを使用する。一方、ステップ5では、製品Bについて、座標(Xb、Yb)、吸着ヘッドNo.が2番で、吸着ノズルはS用を用い、コントロールコマンドが1であるので、吸着ヘッドNo.2番の吸着ヘッドを使用することが一括して優先的に定められている。
【0042】
図6には、上述したデータに基づいて使用する吸着ヘッドを決定する部品実装方法及び実装データを作成するプログラムが示されている。
スタートしたら、まず、最適化が指定されたステップを抽出して、各ステップにおいて指定された吸着ヘッドNo.を各パターン毎に記憶する。すなわち、ステップ番号i、パターン番号pの初期値を各々i=1、p=0に設定し(S1)、i番目のステップに最適化の指定があるか否かを判断する(S2)。最適化の指定がある場合には、定数Kにi番目のステップで使用される吸着ヘッドNo.を代入して(S3)、このKをL(i)に順次記録して(S4)、全ステップについて終了していない場合には(S5)、iの値を1だけカウントアップしてS2へ戻る(S6)。
【0043】
一方、S2において最適化の指定がないと判断された場合には、パターン数p=i−1とすると共にi=Nとして(S7)、S5において全ステップが終了した(i=N)と判断されて以後の工程が実行される。
【0044】
具体的には、図5のデータにおいて、ステップ1〜3については最適化の指定があるので、L(i)(i=1〜3)には各々使用される吸着ヘッドNo.である「1」、「3」、「4」が格納される。そして、ステップ4、5については、最適化の指定がないので、L(i)(i=4、5)は作成されない。なお、p=3、i=5が代入される。
【0045】
続いて、パターンp=0か否かを判断し(S8)、0の場合にはパターンがないので終了する。0でない場合には、i=p+1として(S9)、定数Kにi番目のステップの吸着ヘッドNo.を代入すると共に(S10)、定数Mにフラグとしてのi番目のステップのコントロールコマンドをMを代入する(S11)。そして、インデックスjを1として(S12)、Kが特定吸着ヘッドNo.か否かを判断し(S13)、一致しない場合にはMが1か否かを判断する(S14)。
【0046】
S13において特定の吸着ヘッドNo.をKに個別に指定していると判断された場合、あるいは使用する吸着ヘッドが一括して指定されているとしてS14においてMが1であると判断された場合には、jパターンiステップで使用される吸着ヘッドNo.を記憶するデータH(j,i)に、吸着ヘッドNo.としてKを格納する(S15)。これを、全パターンについて行う(S16、S17)。
【0047】
一方、S14においてMが1でないと判断された場合には、H(j、i)にS4において作成したL(j)を格納する(S18)。これを、全パターンについて行う(S19、S20)。
そして、S10〜S19を全ステップについて繰り返して使用する吸着ヘッドNo.を決定して(S21、S22)、終了する。以上のようにして実装データを作成するプログラムは、記録媒体64に記録されて使用される。
【0048】
具体的には、S7においてp=3となっているため、S8からS9に進んで、i=3+1=4となる。そして、S10においてKにステップ4の吸着ヘッドNo.である「1」が代入され、S11においてMにステップ4のコントロールコマンドの値「−」が代入される。すなわち、ステップ4では、Kが特定の吸着ヘッドNo.ではなく、且つMが「1」でないため、H(j,i)にはL(j)(j=1〜3)が代入されるので、小基板82a、82b、82cに電子部品「A」を装着する際には、図5のパターンI〜IIIに示されている吸着ヘッドNo.がそのまま使用される。
一方、次のステップ5については、S10においてKにステップ5の吸着ヘッドNo.である「2」が代入され、S11においてMにステップ5のコントロールコマンドの値「1」が代入される。すなわち、ステップ5では、Kが特定の吸着ヘッドNo.2であり、且つMが「1」であるため、H(j,i)には全てKの値「2」が代入される。
【0049】
次に、以上のようにして決定された吸着ヘッドNo.に従って行う電子部品の装着動作について、図7に示す場合を例として説明する。
まず、パターンI〜IIIの小基板82a、82b、82cに電子部品Aを装着する際には、パターンI〜IIIに示されている吸着ヘッドNo.がそのまま使用されるので、小基板82aの部品A1はH(1,4)=1から第1吸着ヘッド38aが使用され、小基板82bの部品A2はH(2、4)=3から第3吸着ヘッド38cが使用され、小基板82cの部品A3はH(3、4)=4から第4吸着ヘッド38dが使用される。続いて、部品Bについては、H(1,5)=H(2,5)=H(3,5)=K=2から、すべての小基板82a、82b、82cについて同じ第2吸着ヘッド38bが使用される。
【0050】
以上の装着動作に要する時間を計算すると、吸着動作が3回で、0.3sec×3=0.9sec、認識動作が同じく3回で、0.4sec×3=1.2sec、装着動作が、(0.2+0.2sec×3)+(0.4sec×3)=2.0secであり、合計4.1secとなる。これは、全ての吸着ヘッドを効率よく使用しているため、先に従来技術の項において説明したステップリピート方式、パターンリピート方式、タスクリピート方式のいずれの場合よりも短時間で部品を装着することができることがわかる。
【0051】
なお、前述の発明の実施形態においては、4個の吸着ヘッド38a、38b、38c、38dを用いて3個の小基板82a、82b、82cから構成される多面取り基板76に、部品A、Bを装着する場合について説明したが、これは一例であり、これに限定されるものではない。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による部品実装方法及び部品実装装置、並びに実装データ作成プログラム及び記録媒体では、吸着ヘッドを効率的に使用することにより電子回路基板の生産効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る部品実装装置の全体を示す斜視図である。
【図2】 吸着ヘッドの拡大斜視図である。
【図3】 制御部の構成を示すブロック構成図である。
【図4】 図1中W−W方向から見た平面図である。
【図5】 多面取り基板に対する電子部品の装着に関するデータの一例である。
【図6】 実装データを作成するプログラムを示すフローチャートである。
【図7】 この発明に係る部品実装方法による動作順序を示す説明図である。
【図8】 従来より知られているステップリピート方式を示す説明図である。
【図9】 従来より知られているパターンリピート方式を示す説明図である。
【図10】 従来より知られているタスクリピート方式を示す説明図である。
【符号の説明】
34 吸着ノズル
38a、38b、38c、38d 吸着ヘッド
52 制御部
58 マイクロコンピュータ(コンピュータ)
64 記録媒体
76 多面取り基板
82a、82b、82c 小基板
100 部品実装装置
A、B 部品
Claims (5)
- 部品を保持する脱着自在な吸着ノズルを備えた複数の吸着ヘッドを用いて、複数個の小基板からなる多面取り基板の所定位置に前記部品を、予め作成され前記部品の実装順序が記録された実装データに従って順次装着する部品実装方法であって、
特定の種類の部品を前記各小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドを、前記実装データに1つのフラグを設定することで一括して指定し、この指定された吸着ヘッドにより、前記特定の種類の部品を吸着ノズルに吸着して前記各小基板それぞれに装着することを特徴とする部品実装方法。 - 前記特定の種類の部品を前記小基板へ装着する際に、装着に使用する吸着ヘッドを、各小基板に対して一括して指定する場合と、各装着点に個別に指定する場合とを選択的に前記実装データに設定することを特徴とする請求項1記載の部品実装方法。
- 部品を保持する脱着自在な吸着ノズルを備えた複数の吸着ヘッドを用いて、複数個の小基板からなる多面取り基板の所定位置に前記部品を、予め作成され前記部品の実装順序が記録された実装データに従って順次装着する部品実装装置であって、
特定の種類の部品を前記各小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドを、1つのフラグを設定することで一括して前記実装データに指定する制御部を備え、
この指定された吸着ヘッドにより、前記特定の種類の部品を吸着ノズルに吸着して前記各小基板それぞれに装着することを特徴とする部品実装装置。 - 前記制御部が、前記特定の種類の部品を前記各小基板へ装着する際に、装着に使用する吸着ヘッドを、各小基板に対して一括して指定する場合と、各装着点に個別に指定する場合とを選択的に前記実装データに設定することを特徴とする請求項3記載の部品実装装置。
- 部品を保持する脱着自在な吸着ノズルを備えた複数の吸着ヘッドを用いて、複数個の小基板からなる多面取り基板の所定位置に前記部品を順次装着する実装順序が記録される実装データをコンピュータに作成させる実装データ作成プログラムであって、
特定の種類の部品を前記各小基板へ装着する際に使用する吸着ヘッドを、前記実装データの前記特定の種類の部品のステップに対して1つのフラグで設定するステップと、
前記フラグの設定されたステップに対する種類の部品に対して、指定された吸着ヘッドを全ての小基板に対して適用して前記部品を基板上に装着するステップと、を実行させるための実装データ作成プログラム。
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