JP3942066B2 - External wall construction method for exterior type electromagnetic shield building - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外装型電磁波シールド建造物の外壁構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現代における情報化社会においては、インターネット、携帯電話、BS放送、デジタル放送、無線などのさまざまな電波が空間を飛び回っている。このような電波の使用は、今後さらに増えることが予想される。
【0003】
しかし、このことは同時に、以下のような弊害を及ぼすことになる。例えば、建物内部に高度情報化対応の電算システム機器、OA機器などを設置している場合は、建物外部からの電波により、誤動作、データの消失などの問題が生じる可能性がある。建物内で従来の配線式内線電話ではなく、PHS方式や無線方式による内線電話を構築する場合は、外部よりの電波によって通信が影響を受ける可能性がある。劇場、スタジオなどのような音響、映像電波が飛び交う場所でも同様の可能性がある。さらに、建物内部で非常に機密性の高い情報を電波として飛び回らせている場合は、それらの情報が建物外部に漏れ、機密性の維持が図れないという問題を生じる可能性がある。
【0004】
そこで、このような問題を解決するため、建物内部を電磁波シールド空間とする必要が生じてくる。そして、建物内部を電磁波シールド空間とする方法としては、建物のある階を対象として、その床、壁、天井等、6面全てを導電性の部材で覆い、これらをアースするという方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この方法は内装型の電磁波シールド法と言うべきものであり、その壁面の処理においては、外壁の内部にもう一重に設けた内壁に対し、あるいは外壁の内面に対し、電磁波シールド材を接着剤あるいは金物で人的に貼り付け、この壁面に貼り付けた電磁波シールド材を床に貼り付けた電磁波シールド材と接続するという作業が必要となる。さらに、床に貼り付ける電磁波シールド材は、床以外の部分、例えば、鉄骨階段などへ作業員により貼り付けることが必要となる。
【0006】
したがって、コストがかかり、しかも工期は長くなるため、建造の各階すべてを電磁波シールド空間とする上での大きな負担となっている。また、この方法は、内壁を改修することを要するため、既存建物の内部を電磁波シールド空間とする場合、内部を使用しながら改装を行うわけにはいかず、改修に着手すること自体を躊躇させるとの問題もある。
【0007】
そこで、本発明の課題は、導電性を確保するに際して、外壁部分の構造に工夫を施し、簡易にかつ施工性に優れた施工が可能にすることにある。
【0008】
【0009】
他の課題については、後述の作用効果との関係で明らかにされる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明は、次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
カーテンウォール構造における、アルミまたはアルミ合金製で外表面にアルマイト皮膜又は焼き付け塗装処理が施され中空部を有する型材を形成し、
その後前記中空部の壁をこのまま破断又は切断するか、予め長手方向に沿って形成した薄肉部にて破断し、外部に露出した溝部を形成し、
これにより溝部内はアルマイト皮膜又は焼き付け塗装処理が施されていないアルミまたはアルミ合金素地面として形成したガラス支持部材の前記溝部内に電磁波シールドガラスを嵌め込み、前記溝部の内面と前記電磁波シールドガラスの導電材料との間を、導電性詰め材により導電状態に接続したことを特徴とする外装型電磁波シールド建造物の外壁構築方法。
【0012】
(作用効果)
従来は、電磁波シールドガラスを設けるとしても、アルマイト皮膜を施した窓枠は導電性を有しないとの固定観念があったために窓枠に対して導電させることは行っておらず、電磁波シールドガラスは、窓枠や金属パネルを介在させることなく、導電性帯び材またはシート材を床に敷設した電磁波シールド材と接続していた。したがって、電磁波シールドガラスはフィックスであることが要求される。
この従来例に対して、アルマイト皮膜を施した窓枠もしくは開口部枠と、導電性金属パネルと、電磁波シールドガラスもしくは導電性面板とを、導電性シール材、導電性バッカー、導電性ガスケットなどの接続材を用いて、通常の外壁面の施工形態で組み立てたとしても、満足できる電磁波シールド性能を有することが判明した。
このために、導電性帯び材またはシート材を床に敷設した電磁波シールド材と接続するとしても、床に敷設した電磁波シールド材を外装面の構成部材と導電状態で接続すれば、導電性帯び材またはシート材を室内から目立たないようにできる。その結果、階を跨って対象の電磁波シールド高さ範囲の外装面を導電性とすることができる。
一般にカーテンウォールにおけるガラス支持部材としては、アルミまたはアルミ合金製で表面にアルマイト皮膜又は焼き付け塗装処理が施されるものを使用する頻度が高い。この点、従来、アルミ自体は高導電性であるが、アルマイト皮膜などの表面処理を施すと非導電性となってしまうと考えられていた。したがって、この面から窓枠を導電部材とすることが想到されなかったものと考えられる。
しかし、導電性型材に長手方向の中空部を形成した型材を使用する場合、この型材にアルマイト皮膜処理を行うと、中空部内はアルマイト皮膜が生成されないので、アルマイト皮膜生成部に比較して高い導電性を示す。その結果、その後前記中空部の壁をこのまま破断(切断をも含む)するか、予め長手方向に沿って形成した薄肉部にて破断し、外部に露出した溝部となし、この溝部内面を電磁波シールド用の導電面とすることにより、その溝部内に電磁波シールドガラスを嵌め込めば、窓枠との導電状態を簡易に確保できる。この導電性の高い溝部は、導電接続が確実であり、より高い電磁波シールド性能が要求される場合に有効である。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
本発明に関係する以下にも説明する態様を以下に列挙する。
<態様1>
建造物のカーテンウォール構造の外壁において、
前記カーテンウォール構造の外壁は、導電性の骨組み部材を支持部材として、導電性金属パネル、導電性窓枠、及びその窓枠開口部内に設けられる電磁波シールドガラスにより外装面が形成され、
対象の電磁波シールド高さ範囲の外装面において、前記導電性金属パネル、導電性窓枠、及び電磁波シールドガラスが導電状態で接続されて電磁波シールド外装面が形成され、この電磁波シールド外装面が電磁波シールド空間の壁面を構成していることを特徴とする外装型電磁波シールド建造物。
従来例では、図47に示すように、電磁波シールド材2の取り付けを、電磁波シールド空間とする階を個別にその床スラブ12a、天井スラブ12b及び外壁内面に行っていた。
しかるに、態様1では、図3に例示されるように、建造物(階層建物を含む)の外装面全体、または必要の階層の外装面を導電性として電磁波シールド空間の壁面を構成しているので、電磁波シールド材2の取り付け面積を大幅に減少し、電磁波シールド材2の使用量が減るとともに、工期が短縮されるので、コストが著しく下がる。しかも、改装の場合には、各フロア内での居住や勤務を阻害することなく、改装が可能である。
また、外装面の形成に際しては、外装面全体を複数の導電性金属パネルで構成する形態と、導電性金属パネル、導電性開口部枠、及びこの開口部枠内に設けられる導電性面板により構成する形態と、あるいはカーテンウォール構造の外壁とし、導電性の骨組み部材を支持部材として、導電性金属パネル、導電性窓枠、及びその窓枠開口部内に設けられる電磁波シールドガラスにより構成する形態とがある。
しかるに、これらの外装面の構成部材相互を導電状態で接続すると、外壁全体を電磁波シールド面とすることができる。
<態様2>
階層建物の複数階が前記電磁波シールド空間とされたものであって、
前記電磁波シールド空間とされる最下階の床スラブ全体、及び電磁波シールド空間とされる最上階の天井スラブまたは屋上全体に、スラブ用電磁波シールド材が取り付けられ、
これらが前記壁面と導電状態で接続されて、
前記電磁波シールド空間が構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の外装型電磁波シールド階層建物。
図4及び図5に例示されているように、階層建物について、必要な階分のみを電磁波シールド空間とすることができる。
<態様3>
カーテンウォール構造の外壁及び屋上を有し、
前記カーテンウォール構造の外壁は、導電性の骨組み部材を支持部材として、導電性金属パネル、導電性窓枠、及びその窓枠開口部内に設けられる電磁波シールドガラスにより外装面が形成され、
対象の電磁波シールド高さ範囲の外装面において、前記導電性金属パネル、導電性窓枠、及び電磁波シールドガラスが導電状態で接続されて電磁波シールド外装面が形成され、この電磁波シールド外装面が電磁波シールド空間の壁面を構成しており、
前記屋上には電磁波シールドシート及び笠木が設けられ、
前記電磁波シールドシートと笠木とが、しかも笠木と前記壁面とが導電状態で接続されて、
前記電磁波シールド空間が構成されていることを特徴とする外装型電磁波シールド建造物。
屋上と外壁とを笠木を介して導電性に接続することで、電磁波シールド空間を構成できる。
<態様4>
外壁を電磁波シールド状態にするものであって、
隣接する導電性金属パネル相互間に、導電性気水密部材を設け、隙間の気水密を図るとともに導電状態に接続してある、
ことを特徴とする外装型電磁波シールド建造物の外壁構造。
隣接する導電性金属パネル相互間に、導電性気水密部材を設けることで、隙間の気水密と導電状態との両者を満足させることができる。
<態様5>
外壁を電磁波シールド状態にするものであって、
導電性金属パネルと窓枠との間に、導電性気水密部材を設け、隙間の気水密を図るとともに導電状態に接続してある、
ことを特徴とする外装型電磁波シールド建造物の外壁構造。
導電性金属パネルと窓枠との間に、導電性気水密部材を設けることで、隙間の気水密と導電状態との両者を満足させることができる。
<態様6>
四周を囲んだ導電性型材内に電磁波シールドガラスを組み込み、前記型材の内面と前記電磁波シールドガラスの導電材料との間を、導電性詰め材により導電状態に接続したことを特徴とする外装型電磁波シールド建造物の窓部構造。
導電性詰め材を用いることにより、型材の内面と前記電磁波シールドガラスの導電材料との間を導電状態に接続することができる。
<態様7>
隣接する電磁波シールドガラスのそれぞれが、その周縁部に配置される導電性ガスケットにより保持され、隣接する電磁波シールドガラス相互が前記導電性ガスケットを介して導電状態に接続されていることを特徴とする外装型電磁波シールド建造物の窓部構造。
ガラスをガスケット主体で保持する形態においては、そのガスケットを導電性とすることにより、電磁波シールドガラスを隣接させたとしても、相互に導電状態に接続することが可能である。
<態様8>
導電性窓枠内において間隔を置いて室内外に2枚の電磁波シールドガラスを嵌めこみ、各電磁波シールドガラスと前記窓枠とを導電状態に接続したことを特徴とする外装型電磁波シールド建造物の窓部構造。
導電性窓枠内において間隔を置いて室内外に2枚の電磁波シールドガラスを嵌め込むと、一枚では電磁波シールド効果が低いとしても、窓自体では所要の電磁波シールド性能を容易に確保できる。
<態様9>
耐火材の少なくとも片面に導電性金属板を設けて複合板とし、この複合板をカーテンウォールの腰部に配置し、前記複合板を保持する導電性保持部材に対して導電状態に接続したことを特徴とする外装型電磁波シールドカーテンウォールの腰部構造。
カーテンウォールにおいては、腰部に耐火材が必要であるところ、耐火材の少なくとも片面に導電性金属板を設けて複合板とし、この複合板をカーテンウォールの腰部に配置することで、複合板を保持する導電性保持部材に対して導電状態に接続すれば、容易に導電状態を確保できる。
<態様10>
耐火材の少なくとも片面全体に電磁波シールドシートまたは電磁波シールドテープを設けて電磁波シールド面材との複層板とし、この複層板をカーテンウォールの腰部に配置し、前記複層板を保持する導電性保持部材に対して導電状態に接続したことを特徴とする電磁波シールドカーテンウォールの腰部構造。
同様に容易に導電状態を確保できる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しつつ詳説する。
<電磁波シールド空間とするための概要>
実施の形態においては、図1及び図3に示すように、建物内部全体を電磁波シールド空間とすることや、あるいは図2、図5及び図6に示すように、連続した所定の階(この例では2階から4階を電磁波シールド空間とする場合を示す。)を電磁波シールド空間とすることができる。そして、このように電磁波シールド空間とする形態は、既存の建物を改装する場合も、新築するに際してでも適用することができる。また、建物の構造としては、鉄骨造でもコンクリート造でもよい。図において、3は電磁波シールドガラス窓、1は導電性金属パネル部分を示す。
【0038】
鉄骨造建物の連続した所定の階を電磁波シールド空間とする場合を示すのが図5であり、コンクリート造建物の連続した所定の階を電磁波シールド空間とする場合を示すのが図6である。このように連続した所定の階を電磁波シールド空間とする場合、外壁に対する作業の他は、最下階の床スラブ12a及び最上階の天井スラブ12bに電磁波シールド材2を取り付け、外壁に取り付けられた部材、導電性金属パネル1、窓枠、電磁波シールドガラス3と電気的に接続すれば足りる。ただ、新たに建物を建築するについて、電磁波シールド空間とする階が定まらない場合は、後日の作業を容易にするため、全ての床スラブ及び屋上スラブに電磁波シールド材を取り付けておくことができる。
【0039】
<開口部が備わる外壁に対する作業>
建物外壁に図1及び図2に示したような開口部3が備わる場合、建物側面の作業としては、図7及び図20に示すように、建物の外壁を、カーテンウォール用の金属パネル1で覆い、外壁に備わる開口部3に、金属製のガラス支持枠4を取り付け、このガラス支持枠4に電磁波シールドガラス5を取り付ける。
【0040】
この作業は、既存の建物、新築建物あるいは外壁のある、なしで異ならない。ただ、既存の建物について既に金属パネル等が使用されている場合は、既存の金属パネルを利用してもよい。
【0041】
<金属パネル・ガラス支持部材と電磁波シールド材の接続>
そして、前記金属パネル1・前記ガラス支持枠4と前記電磁波シールド材2は、以下のように取り付けられる。
【0042】
まず、建物が鉄骨造の場合は、図7及び図9に示すように、電磁波シールド材2として、床スラブ12a(天井スラブについては、屋上以外においては、床スラブと同様である。なお、屋上部の作業は後述する。)に備わるデッキプレート13を利用する。このデッキプレート13は、コンクリート止め14及び導電体20を介し、金属パネル1・ガラス支持枠4と電気的に接続する。この点、前記導電体20を、図8に示すように、床スラブ12aの途中でデッキプレート13と接続するよう構成してもよいが、この方法だと、床スラブ12aを中間で切る必要が生じ、構造的に難しいものとなる。したがって、コンクリート止め14を利用した形態が望ましい。
【0043】
他方、建物がコンクリート造の場合は、図10及び図20に示すように、床スラブ12aの表面に電磁波シールド材2を貼り付け、この電磁波シールド材2は、導電体20を介し、金属パネル1・ガラス支持枠4と電気的に接続する。
【0044】
この場合、電磁波シールド材2としては、金属製シートや金属製不織布などを、導電体20としては、金属メッシュ、金属膜、金属製不織布などを使用できる。
【0045】
<屋上部の作業>
以上に対し、電磁波シールド空間とする階として、建物最上階を含む場合は、床スラブあるいは天井スラブに対する作業の場合と異なり、屋上スラブに対する作業として次のような作業を行う。
【0046】
特に、本実施の形態では、まず、図11、図12及び図21に示すように、前記金属パネル1と、電磁波シールド材2の他、屋上階パラペット導電性金属笠木15を利用する場合を示す。この場合、金属パネル1と屋上階パラペット金属笠木15との目地間、及び屋上階パラペット金属笠木15と電磁波シールド材2との目地間には、それぞれ導電性の目地材6を備え、電気的に接続する。
【0047】
図11及び図21は、屋上スラブ外断熱工法に対応するものであり、屋上スラブ12c直上に断熱層18を設ける場合である。この場合は、建物が鉄骨造の場合(図11)、あるいはコンクリート造の場合(図21)、いずれにおいても断熱層18の上に電磁波シールド材2を貼り付け、その上から防水層及び押さえコンクリート17を設けることになる。
【0048】
他方、図12は、屋上スラブ内断熱工法に対応するものであり、屋上スラブ12c直下に断熱層18を設ける場合である。この場合は、屋上スラブ12cに直接、電磁波シールド材2を貼り付け、その上から防水層及び押さえコンクリート17を設けることになる。
【0049】
屋上スラブ外断熱工法、屋上スラブ内断熱工法いずれの場合においても、押さえコンクリート17の上に電磁波シールド材2を貼り付けることが考えられるが、この方法だと耐候性上、上部に何らかの保護材が必要となる。また、押さえコンクリート17を設けない露出防水によるのであれば、屋上スラブ12cに直接、電磁波シールド材2を貼り付け、その上にから露出防水処理を施すことになる。
【0050】
以上の他にも屋上部の作業としては、種々の形態が考えられるが、例えば、図13に示すように、鉄骨造の屋根を折板19とする場合は、この折板19と屋上階パラペット金属笠木15との目地間に、導電性の目地材6を備え、電気的に接続する。
【0051】
以上で使用する目地材6としては、導電性カーボンを混入したシリコンシーリング、導電性を有するシリコン系のガスケット、又は、金属メッシュを巻き込んだバッカー、又は、金属膜、又は、金属不織布等がある。
【0052】
<金属パネルどうしの接続>
ところで、前記金属パネル1は、1枚で外壁全てを覆うということが困難であるため、実際には、複数枚を接続して建物外壁全体を覆うことになる。
【0053】
そこで、金属パネル1どうしの接続の方法であるが,まず、金属パネル1として、切板タイプのものを使用する場合は、図14及び図15に示すように、金属パネル1,1に、金属四方枠21,21を取り付け、金属四方枠21,21の目地間にシール材41と導電性バッカー材43及び、導電性ガスケット45を備える。これにより、金属パネル1,1が電気的に接続される。また、シール材41と導電性バッカー材43により水密性が、導電性ガスケット45により気密性が確保される。
【0054】
他方、金属パネル1として、曲げ板タイプのものを使用する場合は、図17及び図18に示すように、弁当箱状に曲げられた金属パネル1,1の目地間にシール材41と導電性バッカー材43を、目地底に導電性ガスケット45を備える。これによる効果は、金属パネル1として、切板タイプのものを使用する場合と同様である。
【0055】
<金属パネルとガラス支持部材の接続>
このように電気的に接続される金属パネル1は、さらに開口部に備わるガラス支持枠4と以下のように接続する。
【0056】
まず、金属パネル1として、切板タイプのものを使用する場合は、図16に示すように、金属パネル1に、金属四方枠21を取り付け、この金属四方枠21とガラス支持枠4の目地間にシール材41と導電性バッカー材43及び、導電性ガスケット45を備える。これにより、金属パネル1とガラス支持枠4が電気的に接続される。また、シール材41と導電性バッカー材43により水密性が、導電性ガスケット45により気密性が確保される。
【0057】
他方、金属パネル1として、曲げ板タイプのものを使用する場合は、図19に示すように、弁当箱状に曲げられた金属パネル1とガラス支持枠4との目地間に、シール材41と導電性バッカー材43を、目地底に導電性ガスケット45を備える。これによる効果は、金属パネル1として、切板タイプのものを使用する場合と同様である。
【0058】
<ガラス支持部材と電磁波シールドガラスの接続>
このようにして金属パネル1と接続されるガラス支持枠4は、さらに電磁波シールドガラス5と接続する。
【0059】
まず、ガラス支持構造を乾式とする場合は、図32に示すように、電磁波シールドガラス5の床側端部に導電性シート44を、建物室外側に導電性ガスケット45を設ける。これにより、電磁波シ−ルドガラス5とガラス支持枠4とが、導電性シート44と、導電性ガスケット45を介して、電気的に接続される。また、導電性ガスケット45により、水密性が確保される。
【0060】
他方、ガラス支持構造を湿式とする場合は、図33及び図34に示すように、電磁波シールドガラス5の床側端部に導電性シート44を、建物室外側に導電性ガスケットスペーサー46を設ける。これにより、電磁波シ−ルドガラス5とガラス支持枠4とが、導電性シート44と、導電性ガスケットスペーサー46を介して、電気的に接続される。
【0061】
以上で使用する電磁波シールドガラス5としては、複層ガラスにおいて、内側ガラスの室外面、外側ガラスの室内面、あるいはこれらの各面に、電磁波シールド性を示す金属膜を施したもの、合わせガラスの中間層に電磁波シールドシートを挟み込んだもの、一般ガラスの室内面に電磁波シールド性フィルムを設けたものなどを挙げることができるが、これらの例示に限定されるものではない。
【0062】
<外壁としてガラスカーテンウォールを使用する方法>
以上では、外壁に金属パネルを取り付ける場合を示したが、この他にも、外壁として電磁波シールドガラスからなるカーテンウォールを使用するということが考えられる。
【0063】
この場合、建物側面の作業としては、図35及び図36に示すように、電磁波シールドガラス5を、導電性ガスケット45で固定するということになる。
【0064】
他方、カーテンウォールとして電磁波シールドガラスを使用する場合において、一部の電磁波シールドガラスを開閉式としたい場合は、図37及び図38に示すように、開閉式の電磁波シールドガラス5を導電性ガスケット45で固定し、さらに、無目材23と障子框22、障子框22と縦枠24、及び縦枠24と方立27との目地間に、気密性を持った導電性ガスケット45,45,45を備える。
【0065】
<単窓として取り付ける構造>
また、導電性金属パネルに開口部を設け、ガラス支持枠と電磁波シールドガラス5により、窓を構成できる。この場合、図39及び図40に示すように、金属パネル16と金属製のガラス支持枠4との目地間に、シール材41と導電性バッカー材43を備える。これにより、金属パネル16とガラス支持枠4とが電気的に接続される。
【0066】
また、このガラス支持枠4は、電磁波シールドガラス5を固定する導電性ガスケット45によって、電磁波シールドガラス5と電気的に接続される。
【0067】
<並列窓とする方法>
ところで、以上で使用する電磁波シールドガラスは、電磁波シールド性が40db以上の高性能のものである必要があるが、以下では、電磁波シールド性が25db〜30db程度の低性能のものである場合を示す。
【0068】
この場合は、図41及び図42に示すように、低性能電磁波シールドガラス31を2枚平行並列に設置することにより、電磁波シールド性能を向上させる。低性能電磁波シールドガラス31,31に備わる電磁波シールド処理面31a,31aと金属製のガラス支持枠4、障子框22の目地間には、導電性ガスケット45,45が備わる。これによって、低性能電磁波シールドガラス31,31とガラス支持枠4、障子框22とは、電気的に接続される。
【0069】
そして、この場合、室内側の低性能電磁波シールドガラス31は、メンテナンス用に、片開き式、あるいは内上げ式等の開閉式としておくことを推奨する。その方法としては、低性能電磁波シールドガラス31に備わる電磁波シールド処理面31aと障子框22との目地間に、気密性能をもった導電性ガスケット45を備える。これによって、低性能電磁波シールドガラス31と障子框22は電気的に接続される。そして、この障子框22もまた、導電性ガスケット45によって、下枠26及び縦枠24と電気的に接続される。
【0070】
現状において、電磁波シールド性が40db以上の高性能の電磁波シールドガラスは、製造工程の複雑さから非常に高価なものとなっている。したがって、本形態のように低性能電磁波シールドガラスをある距離をおいて並列に設置すれば、安価に40db以上の電磁波シールド性を確保することができる。また、内部にブラインド32を設置することでオフィス,病院などの窓際空間の負荷を低減できる。さらに、ガラスが2重に設置されているため遮音効果も期待できる。
【0071】
<外壁構造を耐火式とする方法>
外壁構造を耐火式とする場合は、図43及び図44に示すように、開口部に設けるガラスを一般ガラス33とすることができる。この場合、硅酸カルシウム板、ロックウール等からなる耐火材34に、アルミ、スチール、ステンレス等からなる金属パネル1を取り付け、これを電磁波シールドパネルとして、一般ガラス33の裏面に配置する。そして、この電磁波シールドパネルは、導電性ガスケット45によって、方立27及び無目材23,23と電気的に接続する。
【0072】
前記電磁波シールドパネルとしては、図45及び図46に示すように、耐火材34の表面に電磁波シールドシート29及び電磁波シールドテープ30を貼ったものを使用してもよい。
【0073】
<アルミ製窓枠について>
本実施の形態で使用するアルミ製ガラス支持部材(ガラス支持枠4)は、図26に示すように、電磁波シールドガラスを嵌め込む部分に、型材の長手方向に沿って平行に2条の薄肉部35A,35Aを形成することで剥ぎ取り部35を形成しておき、ガラス支持枠4表面にアルマイト皮膜(焼き付け塗装でもよい)等の通常の表面処理を加えたものである。しかしながら、中空部は表面処理に際してアルマイト皮膜が生成されないので、このガラス支持枠4は、使用時において剥ぎ取り部35を剥ぎ取ると、アルミ素地に近い高電通面36を生じる。この剥ぎ取り部35は、図27に示すように、導電性ガスケットを嵌め込む部分にも、また、図28に示すように、電磁波シールド材を嵌め込む部分にも設けるのが好適である。
【0074】
図26に示すガラス支持枠4に電磁波シールドガラスを嵌め込む場合は、図29に示すように、電磁波シールドガラス5の床側端部に導電性シート44を備え、さらに、この導電性シート44とガラス支持枠4の間に導電性ガスケット45を備える。これにより、電磁波シールドガラス5とガラス支持枠4とが、導電性シート44、導電性ガスケット45及びアルミ枠の素地に近い高電通面36とによって、電気的に接続される。また、図27に示すガラス支持枠4に導電性ガスケット45を埋め込む場合は、図30に示すように、電磁波シールドガラス5とガラス支持枠4とを、電磁波シールドガラス5の床側端部に備わる導電性シート44と、導電性ガスケット45と、アルミ枠の素地に近い高電通面36とによって、電気的に接続する。さらに図28に示すガラス支持枠4に電磁波シールドガラス5を埋め込んだ場合は、図31に示すように、電磁波シールド材2とガラス支持枠4とを、アルミ枠の素地に近い高電通面36と、導電性ガスケット45とによって電気的に接続する。
【0075】
<ガスケットの形態について>
図22〜25は、曲げ板タイプの金属パネルどうしを接続する場合に使用する導電性ガスケットの形態と現場接続部の形状を示す。導電性ガスケット45は+型、T型形成材を用いて、工場にて一体接続し、図22に示すような網目状形態とする。ガスケットの端部であり現場において接続する部分は、図23に示すように、導電性のシリコンなどの導電体によって凹形状と凸形状となっており、接続後は図24に示すように、2つのガスケットの端部が嵌合し一体となる。図25は、この導電性ガスケット45によって、金属パネル1,1を導電状態に接続した場合を示すものである。
【0076】
【実施例】
アルミパネルと、アルミ製のガラス支持部材についてアルマイト処理(14μ以上)、またはアルミの複合皮膜(9+7μ)の皮膜処理後のものとを使用して、アルミパネル目地間、アルミパネルとアルミ製ガラス支持部材との目地間を導電性目地材にて接続した場合、表1〜表4に示すように、200MHZ〜3GHZにおいて40db〜50dbの電磁波シールド性能を確保できることを確認した(表1〜表4参照)。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】
【表3】
【0080】
【表4】
【0081】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、導電性を確保するに際して、外壁部分の構造に工夫を施し、簡易にかつ施工性に優れた施工が可能となる。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】 階層建物の全体を電磁波シールド空間とした場合の概念斜視図である。
【図2】 階層建物の連続する複数階を電磁波シールド空間とした場合の概念斜視図である。
【図3】 階層建物の全体を電磁波シールド空間とした場合の概念縦断面図である。
【図4】 階層建物の連続する複数階を電磁波シールド空間とした場合の概念縦断面図である。
【図5】 鉄骨造階層建物の連続する複数階を電磁波シールド空間とした場合の概念縦断面図である。
【図6】 コンクリート造階層建物の連続する複数階を電磁波シールド空間とした場合の概念縦断面図である。
【図7】 鉄骨造建物を電磁波シールド空間とする場合の、最下階の床スラブ部分と外壁部分との接続を示した概念斜視図である。
【図8】 鉄骨造建物の電磁波シールド空間とする最下階の床スラブ部分と外壁部分との接続について、床スラブを切断する場合を示した縦断面図である。
【図9】 鉄骨造建物の電磁波シールド空間とする最下階の床スラブ部分と外壁部分との接続について、コンクリート止めを利用した場合を示した縦断面図である。
【図10】 コンクリート造建物の電磁波シールド空間とする最下階の床スラブ部分と外壁部分との接続について示した縦断面図である。
【図11】 鉄骨造建物の屋上部の処理について、屋上スラブ外断熱工法とする場合の縦断面図である。
【図12】 鉄骨造建物の屋上部の処理について、屋上スラブ内断熱工法とする場合の縦断面図である。
【図13】 屋上部の処理について、鉄骨造の屋根が折板の場合の縦断面図である。
【図14】 切り板タイプの金属パネルどうしの接続を示した縦断面図である。
【図15】 切り板タイプの金属パネルどうしの接続を示した横断面図である。
【図16】 切り板タイプの金属パネルとガラス支持部材の接続を示した縦断面図である。
【図17】 曲げ板タイプの金属パネルどうしの接続を示した縦断面図である。
【図18】 曲げ板タイプの金属パネルどうしの接続を示した横断面図である。
【図19】 曲げ板タイプの金属パネルとガラス支持部材の接続を示した縦断面図である。
【図20】 コンクリート造建物を電磁波シールド空間とする場合の、最下階の床スラブ部分と外壁部分との接続を示した概念斜視図である。
【図21】 コンクリート造建物の屋上部の処理を示した縦断面図である。
【図22】 曲げ板タイプの金属パネルどうしを接続する場合に用いる導電性ガスケットを示した断面図である。
【図23】 曲げ板タイプの金属パネルどうしを接続する場合に用いる導電性ガスケットの接続部分を示した断面図である。
【図24】 曲げ板タイプの金属パネルどうしを接続する場合に用いる導電性ガスケットを接続した場合の断面図である。
【図25】 曲げ板タイプの金属パネルどうしを導電性ガスケットで接続した場合の断面図である。
【図26】 電磁波シールドガラスが嵌合する部分を高電通面とした、金属製のガラス支持部材を示した断面図である。
【図27】 導電性ガスケットが嵌合する部分を高電通面とした、金属製のガラス支持部材を示した断面図である。
【図28】 電磁波シールド材が嵌合する部分を高電通面とした、金属製のガラス支持部材を示した断面図である。
【図29】 図26のガラス支持部材に電磁波シールドガラスを取り付けた場合を示す縦断面図である。
【図30】 図27のガラス支持部材に導電性ガスケットを取り付けた場合を示す縦断面図である。
【図31】 図28のガラス支持部材に電磁波シールド材を取り付けた場合を示す縦断面図である。
【図32】 乾式のガラス支持部材に電磁波シールドガラスを取り付けた場合を示す縦断面図である。
【図33】 湿式のガラス支持部材に電磁波シールドガラスを取り付けた場合を示す縦断面図である。
【図34】 湿式のガラス支持部材に電磁波シールドガラスを取り付けた場合を示す縦断面図である。
【図35】 外壁をガラスカーテンウォールとする場合を示す縦断面図である。
【図36】 外壁をガラスカーテンウォールとする場合を示す横断面図である。
【図37】 外壁を開閉式ガラスカーテンウォールとする場合を示す縦断面図である。
【図38】 外壁を開閉式ガラスカーテンウォールとする場合を示す横断面図である。
【図39】 外壁を金属パネルとする場合を示す縦断面図である。
【図40】 外壁を金属パネルとする場合を示す横断面図である。
【図41】 電磁波シールドガラスを並列に備える場合を示す縦断面図である。
【図42】 電磁波シールドガラスを並列に備える場合を示す横断面図である。
【図43】 外壁を金属パネルと耐火材からなる電磁波シールドパネルとした場合を示す縦断面図である。
【図44】 外壁を金属パネルと耐火材からなる電磁波シールドパネルとした場合を示す横断面図である。
【図45】 外壁を電磁波シールドシートと耐火材からなる電磁波シールドパネルとした場合を示す縦断面図である。
【図46】 外壁を電磁波シールドシートと耐火材からなる電磁波シールドパネルとした場合を示す横断面図である。
【図47】 従来例の電磁波シールド空間を構成する場合の概念縦断面図である。
【符号の説明】
1…導電性金属パネル、2…電磁波シールド材、3…電磁波シールドガラス窓(開口部)、4…ガラス支持枠(ガラス支持部材)、5…電磁波シールドガラス、6…導電性目地材、11…窓、12a…床スラブ、12b…天井スラブ、12c…屋上スラブ、13…デッキプレート、14…コンクリート止メ、15…屋上階パラペット金属笠木、16…金属パネル、17…押さえコンクリート、18…断熱層、19…折板、20…導電体、21…金属四方枠、22…障子框、23…無目材、24…縦枠、25…上枠、26…下枠、27…方立、29…電磁波シールドシート、30…電磁波シールドテープ、31…低性能電磁波シールドガラス、31a…電磁波シールド処理面、32…ブラインド、33…一般ガラス、34…耐火材、35…剥ぎ取り部、36…高電通面、41…シール材、43…導電性バッカー材、44…導電性シート、45…導電性ガスケット、46…導電性ガスケットスペーサー。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for constructing an outer wall of an exterior type electromagnetic shield structure .
[0002]
[Prior art]
In the modern information society, various radio waves such as the Internet, mobile phones, BS broadcasts, digital broadcasts, and radio waves fly around the space. The use of such radio waves is expected to increase further in the future.
[0003]
However, this also has the following adverse effects. For example, when a computer system device or OA device that supports advanced information is installed inside a building, problems such as malfunction and data loss may occur due to radio waves from outside the building. When building a PHS or wireless extension telephone in a building instead of a conventional wired extension telephone, communication may be affected by external radio waves. There is a similar possibility in places where sound and radio waves fly like theaters and studios. Furthermore, if very sensitive information is made to fly around in the building as radio waves, such information may leak outside the building, and there is a possibility that the confidentiality cannot be maintained.
[0004]
Therefore, in order to solve such problems, it is necessary to make the inside of the building an electromagnetic shielding space. As a method of making the inside of a building an electromagnetic shielding space, a method is known in which all six surfaces such as a floor, a wall, a ceiling, etc. are covered with a conductive member for grounding a building and grounded. ing.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, this method should be referred to as an interior-type electromagnetic shielding method. In the treatment of the wall surface, an electromagnetic shielding material is bonded to the inner wall that is additionally provided inside the outer wall or to the inner surface of the outer wall. An operation is required in which the electromagnetic wave shielding material affixed to the wall surface is connected to the electromagnetic wave shielding material affixed to the floor by human affixing with an agent or hardware. Furthermore, the electromagnetic shielding material to be attached to the floor needs to be attached by an operator to a portion other than the floor, for example, a steel staircase.
[0006]
Therefore, the cost is high and the construction period is long, which is a great burden on making all the floors of the construction into an electromagnetic shielding space. In addition, this method requires renovation of the inner wall, so when the interior of an existing building is used as an electromagnetic shielding space, it cannot be refurbished while using the interior, and it is reluctant to start renovation itself. There is also a problem.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to devise the structure of the outer wall portion to ensure conductivity, and to enable construction that is simple and excellent in workability .
[0008]
[0009]
Other issues will be clarified in relation to the effects described below.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention that has solved the above problems is as follows.
<Invention of
In the curtain wall structure, aluminum or an aluminum alloy is used, and a mold material having a hollow portion is formed on the outer surface by an alumite film or baking coating treatment.
After that, the wall of the hollow part is broken or cut as it is, or it is broken at a thin part previously formed along the longitudinal direction to form a groove part exposed to the outside,
As a result, the electromagnetic wave shielding glass is fitted into the groove part of the glass support member formed as an aluminum or aluminum alloy base material that has not been subjected to an alumite film or baking coating in the groove part, and the inner surface of the groove part and the electromagnetic wave shielding glass are electrically conductive. A method for constructing an outer wall of an exterior type electromagnetic wave shield building, wherein the material is connected to a conductive state with a conductive filler.
[0012]
(Function and effect)
Conventionally, even if an electromagnetic wave shielding glass is provided, the window frame with an alumite film has a fixed idea that it has no electrical conductivity, so it is not conducted to the window frame. The conductive band material or sheet material was connected to the electromagnetic wave shielding material laid on the floor without interposing a window frame or a metal panel. Therefore, the electromagnetic wave shielding glass is required to be fixed.
In contrast to this conventional example, a window frame or an opening frame with an alumite film, a conductive metal panel, an electromagnetic shielding glass or a conductive face plate, a conductive sealing material, a conductive backer, a conductive gasket, etc. It has been found that even if the connecting material is used to assemble with a normal outer wall construction, it has satisfactory electromagnetic shielding performance.
For this reason, even if the conductive band material or sheet material is connected to the electromagnetic shielding material laid on the floor, if the electromagnetic shielding material laid on the floor is connected in a conductive state with a component on the exterior surface, the conductive band material Alternatively, the sheet material can be made inconspicuous from the room. As a result, the exterior surface of the target electromagnetic wave shield height range across the floor can be made conductive.
In general, as a glass supporting member in a curtain wall, a member made of aluminum or an aluminum alloy and having a surface subjected to an alumite film or baking coating is frequently used. In this regard, conventionally, aluminum itself is highly conductive, but it has been thought that if surface treatment such as an alumite film is applied, it becomes non-conductive. Therefore, it is considered that the window frame is not considered to be a conductive member from this surface.
However, when using a mold in which a hollow part in the longitudinal direction is formed in the conductive mold, if an alumite film treatment is performed on this mold material, an alumite film is not generated in the hollow part. Showing gender. As a result, the wall of the hollow portion is then broken (including cutting) as it is, or is broken at a thin portion formed in advance along the longitudinal direction to form a groove portion exposed to the outside, and the inner surface of the groove portion is shielded against electromagnetic waves. If the electromagnetic wave shielding glass is fitted in the groove portion, the conductive state with the window frame can be easily secured. This highly conductive groove portion is effective when reliable conductive connection is required and higher electromagnetic shielding performance is required.
[0013]
[0014]
[0015]
[0016]
[0017]
[0018]
[0019]
[0020]
[0021]
[0022]
[0023]
[0024]
[0025]
[0026]
[0027]
[0028]
[0029]
[0030]
[0031]
[0032]
[0033]
[0034]
[0035]
[0036]
The aspects described below related to the present invention are listed below.
<
In the outer wall of the curtain wall structure of the building,
The outer wall of the curtain wall structure has a conductive framework member as a supporting member, and an exterior surface is formed by a conductive metal panel, a conductive window frame, and an electromagnetic wave shielding glass provided in the window frame opening,
On the exterior surface of the target electromagnetic wave shield height range, the conductive metal panel, the conductive window frame, and the electromagnetic wave shield glass are connected in a conductive state to form an electromagnetic wave shield external surface, and the electromagnetic wave shield external surface is an electromagnetic wave shield. An exterior type electromagnetic shielding structure characterized in that it constitutes the wall of the space.
In the conventional example, as shown in FIG. 47, the electromagnetic
However, in the
In forming the exterior surface, the entire exterior surface is composed of a plurality of conductive metal panels, a conductive metal panel, a conductive opening frame, and a conductive face plate provided in the opening frame. Or an outer wall of a curtain wall structure, a conductive frame member as a supporting member, and a conductive metal panel, a conductive window frame, and an electromagnetic wave shielding glass provided in the window frame opening. is there.
However, when these constituent members of the exterior surface are connected to each other in a conductive state, the entire outer wall can be used as an electromagnetic wave shielding surface.
<
A plurality of floors of a hierarchical building is the electromagnetic shielding space,
An electromagnetic shielding material for a slab is attached to the entire floor slab of the lowermost floor that is the electromagnetic shielding space and the ceiling slab or the entire roof of the uppermost floor that is the electromagnetic shielding space,
These are connected to the wall surface in a conductive state,
The exterior type | mold electromagnetic wave shield hierarchy building of any one of Claims 1-3 in which the said electromagnetic wave shield space is comprised.
As illustrated in FIGS. 4 and 5, only a necessary floor can be used as an electromagnetic shielding space for the hierarchical building.
<
It has an outer wall and a rooftop with a curtain wall structure,
The outer wall of the curtain wall structure has a conductive framework member as a supporting member, and an exterior surface is formed by a conductive metal panel, a conductive window frame, and an electromagnetic wave shielding glass provided in the window frame opening,
On the exterior surface of the target electromagnetic wave shield height range, the conductive metal panel, the conductive window frame, and the electromagnetic wave shield glass are connected in a conductive state to form an electromagnetic wave shield external surface, and the electromagnetic wave shield external surface is an electromagnetic wave shield. It constitutes the wall of the space,
The rooftop is provided with an electromagnetic wave shielding sheet and a headboard,
The electromagnetic shielding sheet and the headboard, and the headboard and the wall surface are connected in a conductive state,
An exterior type electromagnetic shielding structure, wherein the electromagnetic shielding space is configured.
An electromagnetic wave shielding space can be configured by connecting the roof and the outer wall to each other through the caps.
<
The outer wall is in an electromagnetic shielding state,
Between the adjacent conductive metal panels, a conductive air-watertight member is provided, and the gap is airtight and connected to a conductive state.
An outer wall structure of an exterior type electromagnetic shielding structure characterized by that.
By providing a conductive air-tight member between adjacent conductive metal panels, both the air-water tightness of the gap and the conductive state can be satisfied.
<
The outer wall is in an electromagnetic shielding state,
Between the conductive metal panel and the window frame, a conductive air / water tight member is provided, which is connected to a conductive state while achieving air / water tightness in the gap,
An outer wall structure of an exterior type electromagnetic shielding structure characterized by that.
By providing a conductive air-watertight member between the conductive metal panel and the window frame, both the air-watertightness of the gap and the conductive state can be satisfied.
<
An exterior type electromagnetic wave characterized in that an electromagnetic wave shielding glass is incorporated in a conductive mold surrounding the four circumferences, and the conductive material of the electromagnetic wave shielding glass is connected between the inner surface of the mold material and the conductive material of the electromagnetic wave shielding glass. Window structure of shield building.
By using the conductive filler, the inner surface of the mold material and the conductive material of the electromagnetic wave shielding glass can be connected in a conductive state.
<Aspect 7>
Each of the adjacent electromagnetic shielding glasses is held by a conductive gasket disposed on the peripheral edge thereof, and the adjacent electromagnetic shielding glasses are connected to each other in a conductive state via the conductive gasket. Type window structure of electromagnetic wave shield building.
In the embodiment in which the glass is mainly held by the gasket, even if the electromagnetic wave shielding glass is made adjacent by making the gasket conductive, it can be connected to each other in a conductive state.
<Aspect 8>
An exterior type electromagnetic shielding building characterized in that two electromagnetic shielding glasses are fitted inside and outside the conductive window frame at intervals, and each electromagnetic shielding glass and the window frame are connected in a conductive state. Window structure.
When two electromagnetic wave shielding glasses are fitted inside and outside the room at intervals in the conductive window frame, even if the electromagnetic wave shielding effect is low with one piece, the window itself can easily ensure the required electromagnetic wave shielding performance.
<Aspect 9>
A conductive metal plate is provided on at least one side of the refractory material to form a composite plate, the composite plate is disposed on the waist of the curtain wall, and connected to the conductive holding member that holds the composite plate in a conductive state. Lumbar structure of an exterior type electromagnetic shielding curtain wall.
In a curtain wall, where a refractory material is required at the waist, a conductive metal plate is provided on at least one side of the refractory material to form a composite plate, and this composite plate is placed on the waist of the curtain wall to hold the composite plate If the conductive holding member is connected to the conductive state, the conductive state can be easily secured.
<Aspect 10>
An electromagnetic shielding sheet or electromagnetic shielding tape is provided on at least one entire surface of the refractory material to form a multilayer plate with the electromagnetic shielding surface material, and this multilayer plate is disposed on the waist of the curtain wall to hold the multilayer plate. A waist structure of an electromagnetic wave shielding curtain wall, wherein the holding member is connected in a conductive state.
Similarly, the conductive state can be easily secured.
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
<Outline for making electromagnetic shielding space>
In the embodiment , as shown in FIG. 1 and FIG. 3, the entire interior of the building is used as an electromagnetic shielding space, or as shown in FIG. 2, FIG. 5, and FIG. Then, the case where the 2nd to 4th floors are used as electromagnetic shielding spaces) can be used as the electromagnetic shielding space. And the form made into an electromagnetic wave shield space in this way can be applied when renovating an existing building or when building a new building. The building structure may be steel or concrete. In the figure, 3 is an electromagnetic shielding glass window, and 1 is a conductive metal panel portion.
[0038]
FIG. 5 shows a case where a predetermined predetermined floor of a steel building is used as an electromagnetic shielding space, and FIG. 6 shows a case where a predetermined predetermined floor of a concrete building is used as an electromagnetic shielding space. When the predetermined predetermined floor is used as the electromagnetic shielding space, the
[0039]
<Working on the outer wall with an opening>
When the building outer wall is provided with the
[0040]
This work is no different with or without existing buildings, new buildings or exterior walls. However, when a metal panel or the like is already used for an existing building, the existing metal panel may be used.
[0041]
<Connection between metal panel / glass support member and electromagnetic shielding material>
And the said
[0042]
First, when the building is a steel structure, as shown in FIGS. 7 and 9, the electromagnetic
[0043]
On the other hand, when the building is made of concrete, as shown in FIGS. 10 and 20, the
[0044]
In this case, a metal sheet, a metal nonwoven fabric, or the like can be used as the
[0045]
<Working on the roof>
On the other hand, when the top floor of the building is included as a floor serving as an electromagnetic shielding space, the following work is performed as work on the roof slab, unlike the work on the floor slab or ceiling slab.
[0046]
In particular, in the present embodiment, first, as shown in FIGS. 11, 12, and 21, in addition to the
[0047]
FIG. 11 and FIG. 21 correspond to the roof slab outer heat insulating method, and is a case where the
[0048]
On the other hand, FIG. 12 corresponds to the heat insulation method in the roof slab, and is a case where the
[0049]
In either case of the heat insulation method outside the roof slab or the heat insulation method inside the roof slab, it is conceivable that the electromagnetic
[0050]
In addition to the above, various forms of rooftop work are conceivable. For example, as shown in FIG. 13, when the steel roof is the folded
[0051]
As the
[0052]
<Connection between metal panels>
By the way, since it is difficult for the
[0053]
Thus, the method of connecting the
[0054]
On the other hand, when using a bent plate type as the
[0055]
<Connection between metal panel and glass support member>
The
[0056]
First, when using a cut plate type as the
[0057]
On the other hand, when using a bent plate type as the
[0058]
<Connection between glass support member and electromagnetic shielding glass>
In this way, the
[0059]
First, when the glass support structure is of a dry type, as shown in FIG. 32, a
[0060]
On the other hand, when the glass support structure is wet, as shown in FIGS. 33 and 34, a
[0061]
As the electromagnetic
[0062]
<Method of using glass curtain wall as outer wall>
Although the case where a metal panel is attached to the outer wall has been described above, it is possible to use a curtain wall made of electromagnetic wave shielding glass as the outer wall.
[0063]
In this case, as the work on the side of the building, as shown in FIGS. 35 and 36, the electromagnetic
[0064]
On the other hand, when the electromagnetic wave shielding glass is used as the curtain wall, when it is desired to make a part of the electromagnetic wave shielding glass openable / closable, as shown in FIGS. In addition, the
[0065]
<Structure to install as a single window>
Moreover, an opening can be provided in the conductive metal panel, and a window can be constituted by the glass support frame and the electromagnetic
[0066]
The
[0067]
<Method of using parallel windows>
By the way, although the electromagnetic wave shielding glass used above needs to have a high performance with an electromagnetic wave shielding property of 40 db or more, the following shows a case where the electromagnetic wave shielding property has a low performance of about 25 db to 30 db. .
[0068]
In this case, as shown in FIG. 41 and FIG. 42, the electromagnetic shielding performance is improved by installing two low performance
[0069]
In this case, it is recommended that the low-performance electromagnetic
[0070]
At present, high-performance electromagnetic shielding glass having electromagnetic shielding properties of 40 db or more is very expensive due to the complexity of the manufacturing process. Therefore, if low performance electromagnetic wave shielding glass is installed in parallel at a certain distance as in the present embodiment, an electromagnetic wave shielding property of 40 db or more can be secured at a low cost. Further, by installing the blind 32 inside, it is possible to reduce the load on a window space such as an office or a hospital. Furthermore, since the glass is installed twice, a sound insulation effect can be expected.
[0071]
<Method to make outer wall structure fireproof>
When the outer wall structure is fireproof, the glass provided in the opening can be a
[0072]
As the electromagnetic wave shielding panel, as shown in FIG. 45 and FIG. 46, a material obtained by attaching an electromagnetic wave shielding sheet 29 and an electromagnetic wave shielding tape 30 to the surface of the
[0073]
<About aluminum window frames>
As shown in FIG. 26, the aluminum glass support member (glass support frame 4) used in the present embodiment has two thin-walled portions parallel to the portion in which the electromagnetic wave shielding glass is fitted along the longitudinal direction of the mold material. The peeled
[0074]
When the electromagnetic wave shielding glass is fitted into the
[0075]
<About gasket type>
22 to 25 show a form of a conductive gasket and a shape of a field connection part used when connecting bent plate type metal panels. The
[0076]
【Example】
Aluminum panel and aluminum glass support member using alumite treatment (14μ or more) or aluminum composite film (9 + 7μ) after film treatment, between aluminum panel joints, aluminum panel and aluminum glass support As shown in Tables 1 to 4, when the joints between the members and the joints were connected, it was confirmed that the electromagnetic shielding performance of 40 db to 50 db could be secured in 200 MHz to 3 GHz (see Tables 1 to 4). ).
[0077]
[Table 1]
[0078]
[Table 2]
[0079]
[Table 3]
[0080]
[Table 4]
[0081]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when ensuring the conductivity, the structure of the outer wall portion is devised, and construction that is simple and excellent in workability can be performed.
[0082]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual perspective view in the case where an entire hierarchy building is used as an electromagnetic shielding space.
FIG. 2 is a conceptual perspective view in a case where a plurality of continuous floors of a hierarchical building are electromagnetic shielding spaces.
FIG. 3 is a conceptual vertical cross-sectional view in the case where the entire hierarchical building is an electromagnetic shielding space.
FIG. 4 is a conceptual longitudinal sectional view when a plurality of continuous floors of a hierarchical building are used as an electromagnetic shielding space.
FIG. 5 is a conceptual longitudinal cross-sectional view in the case where a plurality of continuous floors of a steel structure building are used as an electromagnetic shielding space.
FIG. 6 is a conceptual vertical cross-sectional view when a plurality of continuous floors of a concrete hierarchical building are used as an electromagnetic shielding space.
FIG. 7 is a conceptual perspective view showing the connection between the floor slab portion on the lowest floor and the outer wall portion when a steel structure building is used as an electromagnetic shielding space.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view showing a case where a floor slab is cut for connection between a floor slab portion on the lowest floor and an outer wall portion as an electromagnetic wave shielding space of a steel structure building.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view showing a case where a concrete stopper is used for connection between a floor slab portion on the lowest floor and an outer wall portion as an electromagnetic wave shielding space of a steel structure building.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view showing the connection between the floor slab portion on the lowermost floor and the outer wall portion as an electromagnetic wave shielding space of a concrete building.
FIG. 11 is a vertical cross-sectional view in the case where the roof top slab heat insulation method is used for the processing of the roof of the steel structure building.
FIG. 12 is a longitudinal cross-sectional view in the case of using a roof slab heat insulation method for the processing of the roof of a steel structure building.
FIG. 13 is a longitudinal cross-sectional view of the processing of the rooftop when the steel roof is a folded plate.
FIG. 14 is a longitudinal sectional view showing the connection between cut plate type metal panels.
FIG. 15 is a cross-sectional view showing connection between cut-plate type metal panels.
FIG. 16 is a longitudinal sectional view showing a connection between a cut-plate type metal panel and a glass support member.
FIG. 17 is a longitudinal sectional view showing the connection between bent plate type metal panels.
FIG. 18 is a cross-sectional view showing the connection between bent plate type metal panels.
FIG. 19 is a longitudinal sectional view showing a connection between a bent plate type metal panel and a glass supporting member.
FIG. 20 is a conceptual perspective view showing a connection between a floor slab portion on the lowest floor and an outer wall portion when a concrete building is used as an electromagnetic shielding space.
FIG. 21 is a longitudinal sectional view showing processing of the roof of a concrete building.
FIG. 22 is a cross-sectional view showing a conductive gasket used when connecting bent plate type metal panels.
FIG. 23 is a cross-sectional view showing a connection portion of a conductive gasket used when connecting bent plate type metal panels.
FIG. 24 is a cross-sectional view when a conductive gasket used for connecting bent-plate type metal panels is connected.
FIG. 25 is a cross-sectional view of a case where bent plate type metal panels are connected to each other with a conductive gasket.
FIG. 26 is a cross-sectional view showing a metal glass supporting member having a portion with which electromagnetic wave shielding glass is fitted as a high electric conduction surface.
FIG. 27 is a cross-sectional view showing a metal glass support member having a portion with which a conductive gasket is fitted as a high conductive surface.
FIG. 28 is a cross-sectional view showing a metal glass support member having a portion with which an electromagnetic wave shielding material is fitted as a highly conductive surface.
29 is a longitudinal sectional view showing a case where an electromagnetic wave shielding glass is attached to the glass support member of FIG. 26. FIG.
30 is a longitudinal sectional view showing a case where a conductive gasket is attached to the glass support member of FIG. 27. FIG.
31 is a longitudinal sectional view showing a case where an electromagnetic wave shielding material is attached to the glass support member of FIG. 28. FIG.
FIG. 32 is a longitudinal sectional view showing a case where an electromagnetic wave shielding glass is attached to a dry glass support member.
FIG. 33 is a longitudinal sectional view showing a case where an electromagnetic wave shielding glass is attached to a wet glass supporting member.
FIG. 34 is a longitudinal sectional view showing a case where an electromagnetic wave shielding glass is attached to a wet glass supporting member.
FIG. 35 is a longitudinal sectional view showing a case where the outer wall is a glass curtain wall.
FIG. 36 is a cross-sectional view showing a case where the outer wall is a glass curtain wall.
FIG. 37 is a longitudinal sectional view showing the case where the outer wall is an openable glass curtain wall.
FIG. 38 is a cross-sectional view showing a case where the outer wall is an openable glass curtain wall.
FIG. 39 is a longitudinal sectional view showing a case where the outer wall is a metal panel.
FIG. 40 is a cross-sectional view showing a case where the outer wall is a metal panel.
FIG. 41 is a longitudinal sectional view showing a case where electromagnetic wave shielding glasses are provided in parallel.
FIG. 42 is a cross-sectional view showing a case where electromagnetic wave shielding glasses are provided in parallel.
FIG. 43 is a longitudinal sectional view showing a case where the outer wall is an electromagnetic wave shield panel made of a metal panel and a refractory material.
FIG. 44 is a cross-sectional view showing a case where the outer wall is an electromagnetic wave shield panel made of a metal panel and a refractory material.
FIG. 45 is a longitudinal sectional view showing a case where the outer wall is an electromagnetic wave shielding panel made of an electromagnetic wave shielding sheet and a refractory material.
FIG. 46 is a transverse sectional view showing a case where the outer wall is an electromagnetic wave shielding panel made of an electromagnetic wave shielding sheet and a refractory material.
FIG. 47 is a conceptual longitudinal sectional view in the case of configuring an electromagnetic wave shielding space of a conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
その後前記中空部の壁をこのまま破断又は切断するか、予め長手方向に沿って形成した薄肉部にて破断し、外部に露出した溝部を形成し、 After that, the wall of the hollow part is broken or cut as it is, or is broken at a thin part formed in advance along the longitudinal direction to form a groove part exposed to the outside,
これにより溝部内はアルマイト皮膜又は焼き付け塗装処理が施されていないアルミまたはアルミ合金素地面として形成したガラス支持部材の前記溝部内に電磁波シールドガラスを嵌め込み、前記溝部の内面と前記電磁波シールドガラスの導電材料との間を、導電性詰め材により導電状態に接続したことを特徴とする外装型電磁波シールド建造物の外壁構築方法。 As a result, the electromagnetic wave shielding glass is fitted into the groove part of the glass support member formed as an aluminum or aluminum alloy base material that has not been subjected to an alumite coating or baking coating in the groove part, and the inner surface of the groove part and the electromagnetic wave shielding glass are electrically connected. A method for constructing an outer wall of an exterior type electromagnetic wave shield building, wherein the material is connected to a conductive state with a conductive filler.
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