[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3941356B2 - 電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電気光学装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3941356B2
JP3941356B2 JP2000243332A JP2000243332A JP3941356B2 JP 3941356 B2 JP3941356 B2 JP 3941356B2 JP 2000243332 A JP2000243332 A JP 2000243332A JP 2000243332 A JP2000243332 A JP 2000243332A JP 3941356 B2 JP3941356 B2 JP 3941356B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silver
thin film
substrate
iodide
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000243332A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002055338A (ja
Inventor
博 世良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000243332A priority Critical patent/JP3941356B2/ja
Publication of JP2002055338A publication Critical patent/JP2002055338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3941356B2 publication Critical patent/JP3941356B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気光学装置又は半導体装置の製造方法に関するものであり、より詳しくは、銀薄膜からなる反射層、電極もしくは回路配線を有する電気光学装置又は銀薄膜からなる電極もしくは回路配線を有する半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は互いに対向配置された一対の基板の間に液晶物質を挟持した非発光型の表示装置であり、液晶の配向状態に応じて液晶を通過する光を変調させて表示を行うものである。このような液晶表示装置の表示方法としては、透過型のものと反射型のものあるいは半透過反射型のものが知られている。
このうち、図16及び図17に示す半透過反射型の液晶表示装置150は、アクティブマトリクス型のTFD(Thin Film Diode)液晶表示装置であり、一方の基板141と他方の基板142とが所定の間隔を保って対向配置されており、各基板141,142の間には液晶140が挟持されている。ここで一方の基板142は素子基板となっており、ガラス等からなる透明な基板143の下面(対向面)に、マトリクス状に例えばITO(Indium Tin Oxide )等の透明電極からなる複数の電極(画素電極)144及び該画素電極144を制御するTFD148が設けられている。各画素電極144は、ほぼ矩形状に形成され、そのうちの一隅にはTFD148が配置され、この部分が切欠部となっている。TFD148は走査線146に接続され、走査信号とデータ線(対向電極)166とに印加された信号に基づいて、液晶を表示状態、非表示状態又はその中間状態に切り換えて表示動作の制御を行うことができるようになっている。
【0003】
また、図16の液晶表示装置では他方の基板141はフィルタ基板になっていて、ガラス等からなる透明な基板152上に、金属膜からなる反射層154がほぼ全面にわたって形成されている。そして、反射層154の上には、カラーフィルタ160,162,164を介してITOからなりデータ線をなす短冊状の電極(対向電極)166が形成されている。基板上方から入射した自然光80は反射層50で反射して視野に入る。さらに、各カラーフィルタ層160,162,164の中心付近における反射層154には矩形状の小さな窓154aが形成されていて、一方の基板141の外側に配置された光源(バックライト)70からの光が他方の基板142へ透過するようになっている。つまり、この液晶表示装置150は各カラーフィルタ層160,162,164の周縁部では反射層154による反射表示を行い、その中心部では窓154aによる透過表示を行うようになっている。
【0004】
各カラーフィルタ層160,162,164は、一方の基板142の画素電極144に対向した位置にマトリクス状に設けられ、青色のカラーフィルタ層(図示「B」)160、緑色カラーフィルタ層(図示「G」)162、赤色カラーフィルタ層(図示「R」)164から構成されている。ここで各カラーフィルタ層は光の3原色(R,G,B)を構成しているので、いずれかの方向でR,G,Bが交互に配置されているのが好ましい。図では左から右へ向かってR,G,Bが繰り返して配置されている。また、各カラーフィルタ層160,162,164は間隔を置いて離して配置されており、それらの間には非画像表示領域(他方の基板142に画素電極144が形成されていない領域)に対応して遮光層156が形成されている。そして、各カラーフィルタ層160,162,164の上に図示しない保護層が形成され、該保護層の上には走査線146の延長方向と交差するようにして、対向電極166が形成されている。
図16に示す液晶表示装置150では、画素電極144を制御するのにTFDを使用した例を示したが、TFDに替えてTFT(Thin Film Transistor)を用いたアクティブマトリクス型の液晶表示装置としても良いのは勿論である。
【0005】
図17には、上記した液晶表示装置150の図16における線A−A’に沿った断面構造を示している。図17において、窓154aの周縁部は各画素電極144の周縁部144aより内側に位置している。また、遮光層156は一方の基板141における基板152上、より詳しくは基板152上に形成された反射層154の上に形成されている。そして遮光層156の周縁部156aは、各画素電極144の周縁部144aより若干外側に位置し、周縁部156aと周縁部144aとの間には、対向する画素電極が存在しない状態で反射層154が形成されている。そして各カラーフィルタ層160,162,164及び遮光層156の上には、例えばアクリル系樹脂からなる保護層168を介して対向電極166が形成されている。
このような構造の液晶表示装置において、反射層154となる金属膜としては、特に制限はないが、光反射率の高い例えばアルミニウム、アルミニウム合金(アルミニウム−ネオジム、アルミニウム−パラジウム−銅等)、銀、ニッケル、チタン又はクロム等の金属の薄膜が使用される。反射層154の光反射率は85%以上、より好ましくは90%が好適で、価格の点も考慮に入れて光反射率は90%台のアルミニウム又はアルミニウム合金が多用されている。
また、走査線146や図示しない信号線には電気抵抗率の低い金属が好ましく、成膜方法やパターニングの容易さを考慮してアルミニウム、クロム、ニッケルまたはタンタル等が多用されている。
また、各種半導体装置においても電極部や配線構造部には電気抵抗率の低い金属を使用しなければならず、成膜方法やパターニングの容易さを考慮してアルミニウム、クロム、ニッケルまたはタンタル等が多用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、反射板用途の金属薄膜と使用しているアルミニウム又はアルミニウム合金の光反射率は高々90%台であり、鮮明な表示画像を得る一層高い光反射率の金属薄膜の使用が求められる。
また、各種半導体装置の性能を向上させるには、電極部や配線構造部の一層電気抵抗率の低い金属を使用して、配線材料での信号伝達速度の向上をはかり、半導体装置の発熱を抑制し消費電力の低減をはかる必要がある。
このような観点から光反射率が高く、かつ電気抵抗率の低い金属を検討すると銀(Ag)が挙げられる。ちなみに銀の光反射率は98%であり、アルミニウム合金の光反射率よりもはるかに高い。また、銀の電気比抵抗(電気抵抗率)は1.50×10-6Ω・cmであり、アルミニウムの32.1×10-6Ω・cm、クロムの13×10-6Ω・cm、タンタルの12.4×10-6Ω・cmあるいはニッケルの6.58×10-6Ω・cm等と比較してはるかに低い比抵抗を有している。低抵抗の導電材料としては、銅(電気比抵抗:1.55×10-6Ω・cm)が挙げられるが、配線材料として銅を利用する場合には酸化対策が必要であり、これをおろそかにすると空気中の酸素や水分で酸化されて容易に酸化銅となるので比抵抗が増加し、本来の銅の低比抵抗特性が損なわれることになる。このため半導体装置における銅の利用は実用には至っていない。銀は銅よりもさらに低い比抵抗を有している。
【0007】
このように銀薄膜が使用できれば、液晶表示装置や各種半導体装置の一層の性能向上が期待できる。従来、銀を使用して液晶表示装置の反射板や回路配線部を形成する場合、あるいは半導体装置の電極や回路配線部を形成するには、銀薄膜を形成後ウエットエッチングによりパターニングする方法が知られていた。しかしながら、ウエットエッチングによりパターニングする方法はパターニング精度の点から問題があり、より一層細くて正確な銀パターンが求められるようになると限界がある。より高精度のパターニングをするにはドライエッチングが有利である。また、除害設備を考慮すると設備面でもドライエッチングが有利である。しかしながら銀薄膜のドライエッチング方法は未だ確立されていない。
このような観点から、本発明は銀薄膜を高精度に効率よくドライエッチングして銀パターンを形成し、液晶表示装置の反射板や回路配線部あるいは半導体装置の電極部や回路配線部に利用する方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、一つには、一対の基板間に液晶を保持し、各基板の対向する面にはそれぞれ電極が形成されており、そのうち少なくとも一方の基板の電極と基板の間に銀(Ag)薄膜からなる反射層が形成された電気光学装置の製造方法であって、銀薄膜形成後該銀薄膜をヨウ素(I)化合物の蒸気を用いてドライエッチングして、所定の形状の銀反射層パターンを形成する電気光学装置の製造方法である。
また、別の本発明は、一対の基板間に液晶を保持し、各基板のうち少なくとも一方の対向する面には銀(Ag)薄膜からなる電極又は銀(Ag)薄膜からなるが回路配線が形成された電気光学装置の製造方法であって、銀薄膜形成後該銀薄膜をヨウ素(I)化合物の蒸気を用いてドライエッチングして、所定の形状の銀電極パターン又は銀回路配線パターンを形成とする電気光学装置の製造方法である。
【0009】
さらに、別の本発明は、半導体基板上に銀(Ag)薄膜からなる電極又は回路配線を有する半導体装置の製造方法であって、銀薄膜形成後該銀薄膜をヨウ素(I)化合物の蒸気を用いてドライエッチングして、所定の形状の銀電極パターン又は銀回路配線パターンを形成する半導体装置の製造方法である。
この方法は銀(Ag)薄膜をヨウ素(I)で捕捉してヨウ化銀(AgI)とし、ヨウ化銀がイオン伝導性が高いことを利用して拡散させてエッチングする方法である。この方法によれば銀薄膜を均一にしかも効率良くエッチングすることが可能となり、微細な銀パターンでも精度良く形成することができる。また、エッチングに際して下地層にダメッジを与えることも無く、コスト的にも有利なので液晶表示装置の金属反射層や回路配線、あるいはまた半導体装置の電極又は回路配線として利用することが可能となる。
本発明の電気光学装置又は半導体装置の製造方法においては、前記銀薄膜をヨウ素化合物の蒸気を用いてドライエッチングして所定の形状銀パターンを形成する際に、前記基板を147℃以上の温度に保持し、ヨウ化銀をα相に相転移させてエッチングすることを特徴とする。
ヨウ化銀には三つの変態が有り、常温から137℃で安定なγ相と、137℃から147℃までで安定なウルツァイト構造のβ相及び147℃以上融点までの温度で安定なα相の結晶へと相転移する。α結晶のヨウ化銀はヨウ素原子間に銀原子が無秩序に入り込むので銀との結合力が大きい。この性質とイオン伝導性が高く、拡散しやすいことを利用して銀薄膜をエッチングすれば、微細な銀パターンを精度良くしかも効率よく形成することが可能となる。
【0010】
本発明の電気光学装置又は半導体装置の製造方法では、ヨウ素化合物としてヨウ化水素(HI)、ヨウ化メチル(C25I)、ヨウ化プロピル(C37I)又はヨウ化ブチル(C49I)等の分子量が比較的小さく沸点の低いヨウ素の炭化水素化合物のうちいずれか1種が好適に利用できる。
これらのヨウ素化合物は安定性に優れており、しかも容易に解離して活性なヨウ素を利用できるからである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の電気光学装置又は半導体装置の製造方法は、一般に行われている電気光学装置又は半導体装置の製造方法と同様に、それぞれの設計構造に従った薄膜積層構造を作成し、それらをエッチングによりパターニングして必要な形状の構造を形成するものであり、その際の銀パターンの形成方法としてヨウ素化合物蒸気を利用して銀薄膜をドライエッチングするものである。従って、ここでは銀パターンの形成方法を中心にして説明する。
まず、積層構造の所定位置に銀薄膜を形成する。銀薄膜の形成方法には特に制限は無く、蒸着法やスパッタ法等の物理気相堆積法(PVD)、イオンプレーティング法、あるいは化学気相析出法(CVD)等が利用できる。銀薄膜は基板表面全面に形成するのが一般的である。
次いで、上記銀薄膜にリソグラフィ技術により形成したフォトレジストパターンをマスクとして利用し、ヨウ素化合物蒸気を使用してドライエッチングにより所定形状の銀反射層や微細な電極あるいは配線などの銀回路パターンを形成する。
【0012】
ドライエッチング方式にも特に制限はなく、通常のプラスマエッチング( Plasma Etching :PE)、反応性イオンエッチング( Reactive Ion Etching :RIE)あるいは誘導結合プラズマエッチング( Inductive Coupled Plasma :ICP)等が利用できる。特に本発明の電気光学装置あるいは半導体装置の製造方法においては、ICP方式はプラズマ生成用の高周波電力と基板へのイオンの引き込みのための高周波電力とをそれぞれ独立に供給して制御性を高めているので、飛び難い原子に対しても容易にバイアスをかけることができ、高密度のプラズマが得られるので都合がよい。
【0013】
反応室内に導入するガスとしては、ヨウ化水素(HI)、ヨウ化メチル(CH3 I)、ヨウ化エチル(C25I)、ヨウ化プロピル(C37I)又はヨウ化ブチル(C49I)等のヨウ素化合物を使用する。これらの化合物は分子量が比較的小さく安定な化合物であり、沸点も比較的低くて蒸気が得られ易くかつ容易に解離して活性なヨウ素種を利用できるからである。また入手するのも容易である。
ちなみにヨウ化水素の分子量は127.9で沸点は−35℃であり、ヨウ化メチルは分子量が142で沸点は42.5℃、ヨウ化エチルは分子量が156で沸点は72℃、ヨウ化プロピルは分子量が170で沸点は102℃、ヨウ化ブチルは分子量が184で沸点は131℃である。
ヨウ素化合物は単独の蒸気で使用しても良いが、水素やアルゴンをキャリアガスとして使用してヨウ素化合物を10%以上添加した混合ガスとして使用しても良い。混合ガスとして使用すればエッチングが穏やかに進行し、下部の層にダメッジを与えること無くより高精度の銀パターンを得ることができる。
銀薄膜上にフォトレジストをマスクとしたパターンを形成した基板をドライエッチング装置のチャンバー内に挿入し、チャンバー内に上記ヨウ素化合物の蒸気を導入して高周波電力を印加すると、該ヨウ素化合物が解離して活性なヨウ素が発生し、基板露出部の銀と反応してヨウ化銀を生成し、銀薄膜はエッチング除去される。
【0014】
この時、基板温度を147℃以上に加熱してα相のヨウ化銀を生成させる。前述の通り、ヨウ化銀は147℃を境としてウルツァイト構造のβ相からα相へと相転移する。図14と図15に相転移前後のヨウ化銀の結晶構造を示す(バーンズ著「固体物理学」P.54、東海大学出版会発行参照)。図14は147℃未満の温度で安定なβ相の結晶構造であり、図15は147℃以上で安定なα相の結晶構造である。銀のドライエッチングにおいて効果を発揮するのは、図15に示すα相のヨウ化銀であって、大きな白丸で示すヨウ素原子の間の黒丸(6d位置)、白小丸(12d位置)、三角(24h位置)で示す位置にAg原子が無秩序に入り込んでいる。このα相型のヨウ化銀はイオン伝導性が高く拡散し易いので、エッチャントとして使用するとエッチングの均一性を高め、かつエッチング効率を高めることが可能となる。
【0015】
(第1の実施の形態)
本発明の方法により、反射型の液晶表示装置を製造する場合の例について、図面を使用して説明する。
図1から図8は、本発明の方法により反射型の液晶表示装置を製造する場合の断面工程図を示したものである。この第1の実施の形態では、2種類のTFTと1個の蓄積容量を具備したアクティブマトリクス駆動方式で、各画素電極部に銀薄膜からなる反射層を備えた液晶表示装置を例に挙げて説明する。図は対向する一対の基板のうち、駆動素子を備えたいわゆる素子基板を示すものである。
なお、以後の図においては、各層や各部材を図面上で認識できる程度の大きさに表示するため、各層や各部材毎に縮尺を変えてある。
【0016】
先ず、図1に示すようにガラス基板31上に窒化シリコン32と酸化シリコン33からなる絶縁層32を形成し、その上に図示しないアモルファスシリコン層を形成する。その後、該アモルファスシリコン層に対して例えばレーザアニール処理等の加熱処理を施すことにより、アモルファスのシリコン層を再結晶させて結晶性のポリシリコン層とし、エッチングによりパターニングして2箇所のTFT形成位置と1個の蓄積容量形成位置に島状のポリシリコン層40を形成する。ポリシリコン層40の厚さは例えば50nm程度である。次いで基板全面にゲート絶縁層30を形成する。ゲート絶縁層30の厚さは、例えば100〜150nm程度とする。この工程は表示領域1及び周辺領域2において同様に行う。
次に、表示領域1のうちNチャネルTFTを形成する位置及び周辺領域2の全面の領域を、ポリイミド等のレジスト41でマスク処理する。そして表示領域1及び周辺領域2の双方の領域をマスク処理した後、マスクで覆われていない部分に、例えばドナーとしてのPH3 /H2 イオンをゲート絶縁層30を介してポリシリコン層40にドーピングする。この時のドーピング条件は、例えば、31Pのドーズ量が3×1014〜5×1014/cm2 程度であり、エネルギーとしては80KeV程度が必要とされる(図2参照)。
【0017】
次に、PH3 /H2 イオンをドーピングした後レジスト41を剥離し、その後2個のTFTを形成する位置にゲート電極8,9を形成し、1個の蓄積容量を形成する位置に容量電極23を形成する。ゲート電極8,9及び容量電極23を形成するには、基板全面に厚さ約50〜300nmの銀薄膜を真空蒸着またはスパッタした後、該銀薄膜を所定の形状にエッチングして形成する。即ち、前記銀薄膜上のゲート電極及び容量電極の位置にリソグラフィ技術を使用してフォトレジストのマスクパターンを形成し、ドライエッチング装置に装填してヨウ素化合物蒸気を使用してドライエッチングにより所定形状のゲート電極8,9または容量電極23を形成する。なお、この際同時に、基板上に平面的に図示しないデータ線や走査線を形成することもできる。
ドライエッチングは、例えば、ICP装置を使用して反応ガスとしてヨウ化メチル( CH3I)、キャリアガスとしてアルゴンを使用する。ヨウ化メチルとアルゴンの混合比率は1:1程度が好ましい。基板温度は147℃以上、好ましくは180℃〜200℃が良い。印加電力は周波数13.56MHz、5kW程度必要である。
【0018】
次に、ゲート電極8,9及び容量電極23を形成した後、ゲート電極8,9及び容量電極23をマスクとして、マスクで覆われていない部分に再度PH3 /H2 イオンをドーピングする。この時のドーピング条件は、例えば、31Pのドーズ量が4〜5×1014/cm2 程度であり、エネルギーとしては60KeV程度が必要とされる。これによりゲート電極8,9及び容量電極23の直下部周辺のポリシリコン層40に、N- 領域を形成する(図3参照)。
次に、図4に示すように基板全面に厚さ20nm程度の酸化シリコンからなる層間絶縁膜35を形成し、表示領域1のNチャネルTFTを形成する位置にレジスト42でマスク処理した後、マスクで覆われていない部分にアクセプタとしてのB26/H2 イオンをドーピングする。この時のドーピング条件は、例えば、11Bのドーズ量が5E14/cm2 以上であり、エネルギーとしては25〜30KeV程度が必要とされる。この工程によりTFTのソース領域とチャネル領域が形成される。
【0019】
次に図5に示すとおり、基板全体を厚さ800nm程度の酸化酸化シリコンからなる層間絶縁膜38で覆い、その後TFTのソース電極及びトレイン電極となる位置並びに容量電極となる位置にコンタクトホールを開口する。
次に、前記コンタクトホールを含む基板全面に図示しない銀薄膜を形成する。銀薄膜の形成には、前述の通り蒸着法やスパッタ法が利用できる。基板全面に銀薄膜を形成した後、各コンタクトホールの電極位置にフォトリソ技術を利用してレジスとマスク処理を施し、再びヨウ素化合物を反応ガスとして利用したドライエッチングにより上記銀薄膜をパターニングして、PチャネルTFT61のソース電極11及びドレイン電極12、NチャネルTFT21のソース電極13及びドレイン電極14並びに蓄積容量22の引出部24を形成する(図6参照)。銀薄膜のドライエッチング方法も、前述の通りで良い。
【0020】
次に図7に示すように、電極を含む基板全面に厚さ20nm程度の窒化シリコンからなる保護膜44を形成し、その上に感光性アクリル樹脂膜45を厚さ500nm程度の形成する。この感光性アクリル樹脂膜45は入射した光が乱反射するように表面に凹凸を形成してある。表面の凹凸を形成するには、例えば感光性アクリル樹脂膜を2層に形成し、第1の感光性アクリル樹脂膜を形成した後に該感光性アクリル樹脂膜に適当な間隔で小孔を設け、その上から再度感光性アクリル樹脂膜を成膜すれば良い。2層の感光性アクリル樹脂膜を形成後、第1の膜の小孔の部分は凹部となり、小孔の無かった部分は凸部となり、2層重ねた感光性アクリル樹脂膜の表面は凹凸面となる。次いで画素電極に通じるドレイン電極14部にコンタクトホールを開口する。
次に図8に示すように、凹凸を有する感光性アクリル樹脂膜45の表面に反射層となる銀薄膜(図示省略)を形成する。銀薄膜は前述の通り蒸着法やスパッタにより形成することができる。次いで該銀薄膜をヨウ素化合物蒸気を使用したドライエッチングにより画素領域にのみ残るようにパターニングして、反射層50を形成する。この場合も銀薄膜のドライエッチング法法は、前述の通りで良い。
本実施形態では反射層や各電極に銀パターンを使用した例について説明したが、信号線やデータ線も同様な方法で比抵抗の極めて低い銀を使用して形成できることは勿論である。
【0021】
最後に基板表面に画素電極となる例えばITO膜を形成し、所定の形状にパターニングして画素電極52を形成する。
このようにして2種類のTFTと1個の蓄積容量を具備したアクティブマトリクス駆動方式の駆動素子を備え、各画素電極部に銀薄膜からなる反射層を備えた液晶表示装置用のいわゆる素子基板が得られる。この素子基板の画素電極52と対向する側にもう一方の基板である対向基板を配置し、2枚の基板間に液晶を封じ込めば液晶表示パネルが完成する。
このようにして得られる液晶表示パネルは、光反射率の高い銀薄膜からなる反射層を有し、電気比抵抗の低い電極や配線部を具備し、画面が鮮明で応答速度の速い極めて高品質の表示画面が得られるので、携帯電話、時計、情報処理装置あるいは投写型表示装置といった各種電気光学装置に利用することができる。
【0022】
(第2の実施形態)
図9から図13は本発明の第2の実施形態に係わるメモリー用のモノシリック型半導体装置を製造する場合の断面工程図を示したものである。
先ず、図9に示すようにシリコン基板101上に図示しない酸化シリコンの下地絶縁膜を形成する。次に基板の半分に図示しないシリコン窒化膜からなる保護膜を形成した後、酸化させてシリコン窒化膜からなる保護膜の無い部分にLOCOS( Local Oxidation of Silicon )膜102を形成する。次いで、保護膜と酸化シリコンの下地絶縁膜を除去する。LOCOS膜102の部分は酸化膜が残るが、LOCOS膜102の無い部分は、シリコン基板101が露出する。この状態でボロンイオン(B+ )をイオン注入によりドープして、Pウエル領域103を形成する。
次いで、基板全面にゲート絶縁膜106、ドープトポリシリコン膜107及び絶縁膜108を順次成膜して積層させた後、上記3層を所定形状に順次エッチングして4個の島状パターンを形成する。次いで基板全面に厚いシリコン酸化膜110を成膜し、該シリコン酸化膜110をエッチバックして前記4個の島状パターンの周囲にサイドウオール111を形成する。
さらにサイドウオール111を形成した状態で、リンイオン(P- )をイオン注入して基板101の酸化膜に覆われていない部分に、n+ 拡散領域113を形成する。
【0023】
次に、図10に示すように基板全面にTEOS( Tetraethyl ortho silicon )膜114を形成し、フォトリソグラフィー技術を利用してTEOS膜114にコンタクトホール115を設ける。その後、基板全面にドープトポリシリコン膜117を形成し、フォトリソグラフィー技術を利用して該ドープトポリシリコン膜117をパターニングしてドープトポリシリコンからなる下部電極118を形成する。
次に、下部電極118の表面に図示しない薄い絶縁膜を形成した後、メモリーセルの上部電極となるドープトポリシリコン膜(図示省略)を形成し、フォトリソグラフィー技術を利用してパターニングを行って、図11に示すようにメモリーセルの上部電極120を形成する。さらに、TEOS膜122とBPSG膜124の2層からなる層間絶縁膜を形成し、この層間絶縁膜にフォトリソグラフィー技術を利用してコンタクトホール123を形成する。
【0024】
次に、図12に示すように、コンタクトホール123を含めてビット線のドープトポリシリコン膜125を形成し、その上に層間絶縁膜126を形成し、さらにその上に厚さ約50〜300nmの銀薄膜130を真空蒸着またはスパッタにより形成する。さらに、前記銀薄膜130上の所定の位置にリソグラフィ技術を使用してフォトレジストのマスクパターンを形成し、ドライエッチング装置に装填してヨウ素化合物蒸気を使用したドライエッチングにより、該銀薄膜を所定形状にパターニングして銀配線131を形成する。
ドライエッチングは、例えば、ICP装置を使用して反応ガスとしてヨウ化メチル( CH3I)、キャリアガスとしてアルゴンを使用する。ヨウ化メチルスとアルゴンの混合比率は1:1程度が好ましい。基板温度は147℃以上、好ましくは180℃〜200℃が良い。印加電力は上部電極周波数13.56MHz、5kW程度、下部電極周波数4MHz、5kW程度必要である。
【0025】
次に、図13に示すように、基板全面に層間絶縁膜133を形成し、エッチバックにより表面の平坦化を行った後、再度厚さ約50〜300nmの銀薄膜を真空蒸着またはスパッタにより形成する。さらに、前記銀薄膜上の所定の位置に先の銀配線131と直交する方向、ソグラフィ技術を使用してフォトレジストのマスクパターンを形成し、ドライエッチング装置に装填してヨウ素化合物蒸気を使用して、ドライエッチングにより所定形状の銀配線135を形成する。銀薄膜の形成と該銀薄膜のドライエッチングの方法は、先の銀配線131を形成する場合と同様で良い。
最後に、銀配線135の上に窒化シリコンからなるパッシベーション膜136を形成して、メモリー用のモノシリック型半導体装置を得る。
このようにして得られた半導体装置は、比抵抗の低い銀を回路配線に使用しているので、信号の伝達速度が速く、発熱量も少なくて消費電力の少ない高性能の半導体装置が得られる。しかもドライプロセスによって製造できるので、設備も比較的簡単で効率よく製造できるので、経済的効果も大きい。
【0026】
【発明の効果】
本発明により得られる液晶表示パネルは、光反射率の高い銀薄膜からなる反射層を有し、電気比抵抗の低い電極や配線部を具備し、画面が鮮明で応答速度の速い極めて高品質の表示画面が得られるので、携帯電話、時計、情報処理装置あるいは投写型表示装置といった各種電気光学装置に利用することができる。
また、本発明により得られる半導体装置は、比抵抗の低い銀を電極あるいは回路配線に使用しているので、信号の伝達速度が速く、発熱量も少なくて消費電力の少ない高性能の半導体装置が得られる。しかもドライプロセスによって高精細な回路パターンが製造でき、設備も比較的簡単で効率よく製造できるので、経済的効果も大きい。
このように本発明の電気光学装置または半導体装置の製造方法は、均一性に優れた銀薄膜のエッチングが高能率に行えるので、製造プロセスのドライ化の潮流に沿ったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気光学装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図2】 図1に続く工程断面図である。
【図3】 図2に続く工程断面図である。
【図4】 図3に続く工程断面図である。
【図5】 図4に続く工程断面図である。
【図6】 図5に続く工程断面図である。
【図7】 図6に続く工程断面図である。
【図8】 図7に続く工程断面図である。
【図9】 本発明の半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図10】 図9に続く工程断面図である。
【図11】 図10に続く工程断面図である。
【図12】 図11に続く工程断面図である。
【図13】 図12に続く工程断面図である。
【図14】 β相ヨウ化銀の構造を示す図である。
【図15】 α相ヨウ化銀の構造を示す図である。
【図16】 液晶表示装置を示す斜視図である。
【図17】 図16の線ア−A’に沿った断面図である。
【符号の説明】
8,9・・・・・ゲート電極、21・・・・・NチャネルTFT、22・・・・・蓄積容量、23・・・・・容量電極、30・・・・・絶縁層、40・・・・・ポリシリコン層、50・・・・・反射層、52・・・・・画素電極、61・・・・・PチャネルTFT、70・・・・・光源、80・・・・・自然光、31・・・・・基板、101・・・・・基板、102・・・・・LOCOS膜、103・・・・・Pウエル領域、111・・・・・サイドウオール、113・・・・・n+ 拡散領域、114・・・・・TEOS膜、118・・・・・下部電極、120・・・・・上部電極、122・・・・・TEOS膜、124・・・・・BPSG膜、131,135・・・・・銀配線、140・・・・・液晶、144・・・・・画素電極、148・・・・・TFD、150・・・・・液晶表示装置、154・・・・・反射層、156・・・・・遮光層、

Claims (3)

  1. 一対の基板間に液晶を保持し、各基板の対向する面にはそれぞれ電極が形成されており、そのうち少なくとも一方の基板の電極と基板の間に銀(Ag)薄膜からなる反射層が形成された電気光学装置の製造方法であって、
    銀薄膜形成後該銀薄膜をヨウ素(I)化合物の蒸気を用いてドライエッチングして、所定の形状の銀反射層パターンを形成し、
    前記銀薄膜をヨウ素化合物の蒸気を用いて所定の形状にエッチングする際に、前記基板を147℃以上の温度に保持し、ヨウ化銀をα相に相転移させてエッチングすることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  2. 一対の基板間に液晶を保持し、各基板のうち少なくとも一方の対向する面には銀(Ag)薄膜からなる電極又は銀(Ag)薄膜からなる回路配線が形成された電気光学装置の製造方法であって、
    銀薄膜形成後該銀薄膜をヨウ素(I)化合物の蒸気を用いてドライエッチングして、所定の形状銀電極パターン又は銀回路配線パターンを形成し、
    前記銀薄膜をヨウ素化合物の蒸気を用いて所定の形状にエッチングする際に、前記基板を147℃以上の温度に保持し、ヨウ化銀をα相に相転移させてエッチングすることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  3. 前記ヨウ素化合物がヨウ化水素(HI)、ヨウ化メチル(CH3I)、ヨウ化エチル(C25I)、ヨウ化プロピル(C37I)又はヨウ化ブチル(C49I)のうちいずれか1種であることを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置の製造方法。
JP2000243332A 2000-08-10 2000-08-10 電気光学装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3941356B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000243332A JP3941356B2 (ja) 2000-08-10 2000-08-10 電気光学装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000243332A JP3941356B2 (ja) 2000-08-10 2000-08-10 電気光学装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002055338A JP2002055338A (ja) 2002-02-20
JP3941356B2 true JP3941356B2 (ja) 2007-07-04

Family

ID=18734205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000243332A Expired - Fee Related JP3941356B2 (ja) 2000-08-10 2000-08-10 電気光学装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3941356B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4060125B2 (ja) * 2002-05-30 2008-03-12 シャープ株式会社 液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶表示装置及びその製造方法
JP5197418B2 (ja) * 2008-08-26 2013-05-15 三菱電機株式会社 反射防止膜及びその製造方法、並びに表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002055338A (ja) 2002-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8368856B2 (en) Transflective liquid crystal display device and method of fabricating the same
US6900856B2 (en) Liquid crystal display device and manufacturing method thereof
KR100515176B1 (ko) 평활 표면의 형태가 향상된 반사 전극을 가지는 액정 표시패널 및 그 제조 방법
US7910928B2 (en) TFT array substrate and method for fabricating the same
US7488983B2 (en) Transflective liquid crystal display device and method of fabricating the same
US7833813B2 (en) Thin film transistor array panel and method of manufacturing the same
US7317208B2 (en) Semiconductor device with contact structure and manufacturing method thereof
US20080131818A1 (en) Method for fabrication liquid crystal display device and diffraction mask therefor
US20060050192A1 (en) Thin film transistor array panel and method for manufacturing the same
JP2798066B2 (ja) 薄膜トランジスター、その製造方法および表示装置
JPH0311744A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
US7956950B2 (en) Liquid crystal displays and methods of fabricating the same
JP3941356B2 (ja) 電気光学装置の製造方法
KR100569715B1 (ko) 평면 구동 방식 액정 표시 장치의 제조 방법
JP3612529B2 (ja) 半透過型液晶表示装置およびその製造方法
JP2842529B2 (ja) 反射型液晶表示装置およびその製造方法
KR100683142B1 (ko) 박막트랜지스터-액정표시장치의 제조방법
JP4455827B2 (ja) 液晶表示装置用基板及びその製造方法及びそれを備えた液晶表示装置
KR101006433B1 (ko) 액정 표시 장치 및 그에 사용되는 기판
KR100267980B1 (ko) 액정표시장치및그제조방법
KR100906956B1 (ko) 반사-투과형 액정표시장치 및 이의 제조 방법
KR101030523B1 (ko) 액정표시장치의 어레이기판 제조방법
KR19990026580A (ko) 유기 절연막을 이용한 액정 표시 장치의 제조 방법
KR20040106771A (ko) 박막 트랜지스터 표시판 및 그의 제조 방법
KR20070020922A (ko) 액정 표시 장치 및 그의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees