JP3837950B2 - 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料 - Google Patents
脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3837950B2 JP3837950B2 JP02994099A JP2994099A JP3837950B2 JP 3837950 B2 JP3837950 B2 JP 3837950B2 JP 02994099 A JP02994099 A JP 02994099A JP 2994099 A JP2994099 A JP 2994099A JP 3837950 B2 JP3837950 B2 JP 3837950B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fatty acid
- reaction
- acid ester
- oil
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11C—FATTY ACIDS FROM FATS, OILS OR WAXES; CANDLES; FATS, OILS OR FATTY ACIDS BY CHEMICAL MODIFICATION OF FATS, OILS, OR FATTY ACIDS OBTAINED THEREFROM
- C11C3/00—Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom
- C11C3/003—Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom by esterification of fatty acids with alcohols
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C67/00—Preparation of carboxylic acid esters
- C07C67/03—Preparation of carboxylic acid esters by reacting an ester group with a hydroxy group
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L1/00—Liquid carbonaceous fuels
- C10L1/02—Liquid carbonaceous fuels essentially based on components consisting of carbon, hydrogen, and oxygen only
- C10L1/026—Liquid carbonaceous fuels essentially based on components consisting of carbon, hydrogen, and oxygen only for compression ignition
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L1/00—Liquid carbonaceous fuels
- C10L1/10—Liquid carbonaceous fuels containing additives
- C10L1/14—Organic compounds
- C10L1/18—Organic compounds containing oxygen
- C10L1/19—Esters ester radical containing compounds; ester ethers; carbonic acid esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10M—LUBRICATING COMPOSITIONS; USE OF CHEMICAL SUBSTANCES EITHER ALONE OR AS LUBRICATING INGREDIENTS IN A LUBRICATING COMPOSITION
- C10M101/00—Lubricating compositions characterised by the base-material being a mineral or fatty oil
- C10M101/04—Fatty oil fractions
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/10—Biofuels, e.g. bio-diesel
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/54—Improvements relating to the production of bulk chemicals using solvents, e.g. supercritical solvents or ionic liquids
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P30/00—Technologies relating to oil refining and petrochemical industry
- Y02P30/20—Technologies relating to oil refining and petrochemical industry using bio-feedstock
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Emergency Medicine (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は油脂とアルコールを反応させる脂肪酸エステルの製造方法および該製造方法により得られる脂肪酸エステルを含む燃料に関する。
【0002】
【従来の技術】
油脂は、トリグリセリドと呼ばれる脂肪酸とグリセリンのエステルが主成分であり、油脂とアルコールを用いたエステル交換処理により得られる脂肪酸エステルは、工業原料や医薬品等に広く用いられている。
【0003】
油脂をアルコールと反応させてエステル交換することにより、従来の鉱物油にかわる、脂肪酸エステルを含むディーゼル燃料や潤滑油基油を製造する方法が報告されている。例えば、特開平9−235573号公報および特開平7−197047号公報では、苛性ソーダの存在下で廃食用油とメタノールを反応させてディーゼル燃料を製造している。
【0004】
また、米国特許第5713965号明細書には、ヘキサン溶媒中、リパーゼの存在下で油脂とアルコールから脂肪酸エステルを含むディーゼル燃料および潤滑油を製造する手法が開示されている。
【0005】
さらに、加圧下で触媒を添加して油脂とアルコールから脂肪酸エステルの製造を行う例も知られている(Ullmann Enzyklopadie dertechnischen Chemie、第4版、第11巻(1976年)、432頁)。すなわち、10MPa、240℃、7〜8倍過剰のメタノールの条件下、アルカリ触媒もしくは亜鉛触媒を用いて反応を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
これらの、触媒を添加して行う脂肪酸エステルの製造方法は、脂肪酸塩、脂肪酸等の副生による収率の低下、触媒や脂肪酸塩の除去のための工程の複雑化といった問題点があり、より簡便な方法で、高収率で脂肪酸エステルを製造する方法が望まれていた。
また、廃油脂は、従来、そのまま流したり、凝固剤により処理して捨てられたり、焼却したり、土に埋められていたが、環境分解性が悪いため、近年公害問題として注目されており、廃油脂から触媒を添加せずにディーゼル燃料等脂肪酸エステルを含む有用物質を製造する方法は、公害問題、資源の再利用の観点から、有用である。
かかる状況において、本発明の目的は、油脂とアルコールから、簡便な方法で、高収率で脂肪酸エステルを製造する方法および該脂肪酸エステルを含む燃料等を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、油脂とアルコールを反応させて脂肪酸エステルを製造する方法および脂肪酸エステルを含む燃料について鋭意研究を続け、触媒を添加せず、超臨界状態になる条件で反応を行えば、高収率で反応が進行することを見出し、本発明を完成するに至った。即ち本発明は、下記[1]〜[13]に係るものである。
[1]油脂とアルコールから脂肪酸エステルを製造する方法において、触媒を添加せず、油脂および/またはアルコールが超臨界状態になる条件で反応させる脂肪酸エステルの製造方法。
[2]アルコールが超臨界状態になる条件で反応させる[1]記載の脂肪酸エステルの製造方法。
[3]圧力25.0MPa以下で反応させる[1]又は[2]記載の脂肪酸エステルの製造方法。
[4]アルコールが、下記一般式(1)で示されるものである[1]〜[3]記載の脂肪酸エステルの製造方法。
【化2】
R−OH (1)
(Rは炭素数1から10のヒドロカルビル基、または炭素数2から10の、ヒドロカルビロキシル基で置換されたヒドロカルビル基を示す。)
[5]一般式(1)のRが炭素数1〜4のアルキル基である[4]記載の脂肪酸エステルの製造方法。
[6]一般式(1)のRがメチル基またはエチル基である[5]記載の脂肪酸エステルの製造方法。
[7]一般式(1)のRがメチル基である[6]記載の脂肪酸エステルの製造方法。
[8]油脂が廃油脂である[1]〜[7]記載の脂肪酸エステルの製造方法。
[9]油脂が廃食用油である[1]〜[7]記載の脂肪酸エステルの製造方法。
[10]上記[1]〜[9]記載の製造方法により製造された脂肪酸エステルを含む燃料。
[11]上記[1]〜[9]記載の製造方法により製造された脂肪酸エステルを含むディーゼル燃料。
[12]上記[1]〜[9]記載の製造方法により製造された脂肪酸エステルを含む潤滑油基油。
[13]上記[1]〜[9]記載の製造方法により製造された脂肪酸エステルを含む燃料油添加剤。
以下、本発明について詳細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の製造方法の主反応は、次の反応式(2)で示される。
【0009】
【化3】
【0010】
(式中、R1、R2、R3は互いに独立に、脂肪酸の炭素鎖を示す。R1〜R3の炭素数は油脂の種類によって異なる。R4はヒドロカルビロキシル基で置換されていてもよいヒドロカルビル基を示す)
【0011】
本発明で使用する油脂は、反応式(2)に示される脂肪酸のトリグリセリド 1 を主として含む物質であり、天然油脂でも合成油脂でも良い。
油脂には、代表的なものとして、ラード脂、ニワトリ脂、バター脂、牛脂、ココアバター脂、トウモロコシ油、ラッカセイ油、棉実油、ダイズ油、ヤシ油、オリーブ油、サフラワー油、アマニ油、ココナッツ油、カシ油、アーモンド油、アンズの仁油、牛骨脂、クログルミ油、ヒマシ油、大風子油、シナ脂、タラ肝油、綿実ステアリン、ゴマ油、鹿脂、イルカ脂、イワシ油、サバ油、馬脂、豚脂、骨油、アマニ油、羊脂、牛脚油、パーム油、パーム核油、ネズミイルカ油、サメ油、マッコウクジラ油、桐油、鯨油などがあげられるが、これらには限定されない。また、これらの油脂が複数混合したもの、ジグリセリドやモノグリセリドを含む油脂、一部、酸化、還元等の変性を起こした油脂でもよい。
【0012】
油脂中には油脂以外の成分が混入していてもよい。具体的には、原油、重油、軽油、鉱物油、精油、石炭、脂肪酸、糖類、金属粉、金属塩、蛋白質、アミノ酸、炭化水素、コレステロール、フレーバー、色素化合物、酵素、香料、アルコール、繊維、樹脂、ゴム、塗料、セメント、洗剤、芳香族化合物、脂肪族化合物、スス、ガラス、土砂、含窒素化合物、含硫黄化合物、含リン化合物、含ハロゲン化合物などがあげられるが、これには限定されない。
【0013】
油脂中に含まれる上述の物質は、反応に関与する可能性がある場合、例えば、反応を阻害する可能性がある場合、固体であり製造プロセスで閉塞の可能性がある場合等には、反応前にろ過、蒸留等の手法を用いて取り除いておくのが好ましい。
蒸留の方法としては、減圧蒸留、水蒸気蒸留、分子蒸留、抽出蒸留などがあげられるが、これには限定されない。
本発明において、油脂としては、廃油脂、あるいは廃食用油等も使用可能である。
【0014】
本発明で使用するアルコール(反応式(2)の 2 )は特に限定されないが、一般式
【化4】
R−OH (1)
(Rは炭素数1から10のヒドロカルビル基、または炭素数2から10の、ヒドロカルビロキシル基で置換されたヒドロカルビル基を示す。)
で示されるアルコールが好ましい。
【0015】
Rのうち炭素数1から10のヒドロカルビル基としては、例えば、アルキル基、アラルキル基、アルケニル基、アルキニル基などがあげられる。
【0016】
Rがアルキル基であるアルコールとしては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ヘプタノールなどが例示される。
【0017】
Rがアラルキル基であるアルコールとしてはベンジルアルコール、α−フェネチルアルコール、β−フェネチルアルコールが例示され、ベンジルアルコールが好ましい。
【0018】
Rがアルケニル基であるアルコールとしては、アリルアルコール、1−メチルアリルアルコール、2−メチルアリルアルコール、3−ブテン−1−オ−ル、3−ブテン−2−オ−ルなどが例示され、アリルアルコールが好ましい。
【0019】
Rがアルキニル基であるアルコールとしては、2−プロピン−1−オール、2−ブチン−1−オ−ル、3−ブチン−1−オ−ル、3−ブチン−2−オ−ルなどが例示される。
【0020】
Rが炭素数2から10の、ヒドロカルビロキシル基で置換されたヒドロカルビル基であるアルコールとしては、2−メトキシエタノール、2−メトキシプロパノール、3−メトキシブタノールなどが例示される。
【0021】
この中で、アルコールとしては、Rが炭素数1から4のアルキル基であることが好ましい。具体的には、Rがメチル基であるメタノール、Rがエチル基であるエタノール、Rがプロピル基であるプロパノール、Rがイソプロピル基であるイソプロパノール、Rがn−ブチル基であるn−ブタノール、Rがイソブチル基であるイソブタノール、Rがt−ブチル基であるt−ブタノールが好ましく、より好ましくはメタノール、エタノールであり、さらに好ましくはメタノールである。
アルコールは、単独でも、二種以上を混合して用いても良い。
また、アルコールは、光学異性体が存在する場合には、光学異性体も含む。
【0022】
式(2)の反応で製造される脂肪酸エステル 3 には、代表的なものとして、吉草酸、カプロン酸、エナトン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプテデシル酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ぺペン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコサン酸、モンタン酸、メリシン酸、ラクセル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、ソルビン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、プロピオール酸、ステアロール酸、ネルボン酸、リシノール酸、(+)−ヒドノカルビン酸、(+)−チャウルム−グリン酸などのエステルがあげられるが、これには限定されない。エステルのアルコール残基は、使用したアルコールにより決まる。例えば、アルコールとしてメチルアルコールを使用した場合にはメチルエステル、エチルアルコールを使用した場合には、エチルエステルが得られる。
また、脂肪酸残基に光学異性体が存在する場合には、光学異性体も含む。
また、本製造方法においては、脂肪酸エステルの他に主生成物として、グリセリン 4 が生成する。
【0023】
次に本発明の反応条件について具体的に説明する。
本発明の製造方法においては、触媒を添加せずに、油脂および/またはアルコールが超臨界状態になる条件で反応させることを特徴とする。
【0024】
本発明でいう超臨界状態とは次の状態をいう。
物質には、固有の気体、液体、固体の三態があり、さらに、臨界温度以上になると、圧力をかけても凝縮しない流体相がある。この状態を超臨界状態という。
超臨界状態にある流体は液体や気体の通常の性質と異なる性質を示す。超臨界状態の流体の密度は液体に近く、粘度は気体に近く、熱伝導率と拡散係数は気体と液体の中間的性質を示す、“液体ではない溶媒”であり、低粘性、高拡散性のために物質移動が有利となり、また高伝熱性のために高い熱移動性を得ることができる。このような特殊な状態であるため、超臨界状態では、通常の気相液相状態よりも反応性が高くなり、エステル交換反応がより促進される。
【0025】
「油脂および/またはアルコールが超臨界状態になる条件」とは、以下に示す、(a)−(c)の条件を含む。
(a)油脂とアルコールの混合物が超臨界状態になる温度条件。
(b)アルコールが超臨界状態になる温度条件。
(c)油脂が超臨界状態になる温度条件。
上記のうち(a)または(b)の条件で反応を行うことが好ましい。
【0026】
(b)の条件としては具体的には、アルコールとしてメタノールを使用する場合には、メタノールの臨界温度は240℃なので、温度240℃以上で反応を行う。また、エタノールを使用する場合にはエタノールの臨界温度は243℃なので、温度243℃以上で反応を行う。プロパノールの場合には、臨界温度は264℃なので、温度264℃以上で反応を行う。ブタノールを使用する場合には、臨界温度は287℃なので温度287℃以上で反応を行う。イソプロパノールを使用する場合には、臨界温度は236℃なので温度236℃以上で反応を行う。イソブタノールを使用する場合には、臨界温度は275℃なので温度275℃以上で反応を行う。t−ブタノールを使用する場合には、臨界温度は233℃なので温度233℃以上で反応を行う。
【0027】
反応温度の上限は限定的ではないが、400℃以下が好ましい。反応圧力の上限も限定的ではないが、反応装置の耐圧を増すために、コストがかかるので、25.0MPa以下であることが好ましい。
【0028】
本発明は触媒を添加しないことを特徴とする。ここで、添加しないとは、触媒を添加しないか、ごく少量、例えば油脂に対して0.1重量%以下しか添加しないことを意味する。触媒を添加しないことにより、一連の工業プロセスの簡略化、コスト削減を達成できるメリットがある。また、脂肪酸塩もしくは遊離した脂肪酸等の副生物も生成せず、高収率で脂肪酸エステルを製造することができる。
ここに触媒とは、公知のアルカリ触媒、亜鉛触媒等をいい、アルカリ触媒としては例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、アルカリ土類金属のアルコキシド、アルカリ金属のカーボネート、アルカリ土類金属のカーボネート、アルカリ金属のチタネート、アルカリ土類金属のチタネート等があげられる。
【0029】
本発明において反応時間は、油脂およびアルコールの種類、反応条件、及び要求される収率等により適宜決定されるが、一般に1〜480分が好ましく使用できる。反応時間が1分より短いと反応が十分に進行しない。また、480分以上の条件はコスト上好ましくない。
【0030】
油脂中の脂肪酸のトリグリセリド(反応式(2)の1)1モルに対するアルコールのモル比は使用する油脂及びアルコール等の種類により適宜決定されるが、モル比3〜1000の範囲が好ましく使用できる。
【0031】
本反応は種々の反応態様で実施できる。たとえば、バッチ方式で行っても良いし、流通方式で行っても良い。
また、本発明において、脂肪酸とアルコールは、反応中、均一に混合していても良いし、反応できる状態にある限り、二層に分離していてもよい。
二層に分離している場合には、例えば、攪拌下反応を行うことにより二層の接触面積を大きくすることにより、反応をさらに効率よく進めることができる。
【0032】
反応終了後の反応混合物は、脂肪酸エステル、グリセリン、過剰の未反応アルコールを含み、さらに未反応の原料、その他の不純物を含むこともある。
この反応混合物から、それぞれの用途に必要な純度まで、脂肪酸エステルを精製する。
精製の方法は、特に限定されず、製造される脂肪酸エステルの性質に応じて、蒸留、抽出等一般的な方法が適用できる。
例えば、反応後、減圧蒸留により未反応のアルコールを気化させて回収し、常圧に戻して生成した脂肪酸エステルおよび脂肪酸エステルを含む燃料を得る。
未反応のアルコールの分離には、減圧蒸留等の蒸留の他にも代表的なものとしてミキサーセトラー式抽出、液液抽出、パルスコラムを用いた抽出、ジェット式抽出、ボドビエルニアク回転抽出などがあげられるが、これには限定されない。また、アルコールを完全に分離して、脂肪酸エステルのみを取り出してもよいし、アルコールが残留している状態で回収してもよい。
【0033】
本発明の方法で製造される脂肪酸エステルは、原料の油脂の構造によるが、天然油脂を使用する場合は、一般に数種の脂肪酸エステルの混合物になる。この場合には、用途に応じ、混合物のままで使用することもできるし、必要に応じて特定の脂肪酸エステルのみを蒸留、抽出等の一般的な方法で分離して使用することができる。
【0034】
上記のようにして製造した脂肪酸エステルは、ディーゼル燃料などの燃料、潤滑油基油、燃料油添加剤等にその用途の要求に応じて、単独で、あるいは、他の成分と混合して使用することができる。
【0035】
新編自動車工学ハンドブック(社団法人 自動車技術会編)によると、ディーゼル燃料として用いる場合には、着火性、粘度が重要になる。比較的低粘度の脂肪酸エステルを用いると摩耗や焼き付けの原因となるため、ディーゼル機関に適合した粘度の脂肪酸エステルを用いる必要がある。また、分子量が高すぎると臭気や排煙の原因となるので、そのような脂肪酸エステルは好ましくない。
例えば、脂肪酸メチルエステル、脂肪酸エチルエステル、脂肪酸イソプロピルエステル、脂肪酸イソブチルエステル等がディーゼル燃料として好ましく用いられる。このなかで脂肪酸イソプロピルエステル、脂肪酸イソブチルエステルは低温時において特性の高いディーゼル燃料となる。
潤滑油基油として用いる場合にも、粘度が重要になる。夏季用としては高い潤滑性を出すために比較的高粘度であることが望まれるが、冬期や低温の場所で使用する場合には比較的低粘度、低流動性の脂肪酸エステルが望まれる。そのため、幅広い範囲の脂肪酸エステルが潤滑油基油として使用できる。
燃料油添加剤としては、主として摩擦を少なくする目的で脂肪酸エステルを燃料に添加する。潤滑油とほぼ同じ役割をしており、潤滑油基油と同様の性質が望まれる。
【0036】
製造した脂肪酸エステルは、用途により、使用上問題なければ、その範囲において、反応終了後の反応混合物に含まれるグリセリン、過剰の未反応アルコール、さらに未反応の油脂、その他の不純物を含んでいても良い。
また、用途の必要に応じ、本発明の各条件下において、反応を繰り返す等により、さらに転化率を向上させることが出来る。
【0037】
【実施例】
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例における反応物および生成物の量は、ガスクロマトグラフィー質量分析装置(横河電機製)を用いて検出した各物質の全イオン量をもとに、面積百分率法を用いて求めた。油脂の転化率は反応後に残存した油を分取し、反応前後の油の重量から計算した。
なお、実施例および比較例においては、実施例9で新品のダイズ油を用いたのを除き、油脂として、廃油脂の一種である廃ダイズ油を用いた。
【0038】
実施例1
廃ダイズ油4.317gとメタノール1.713gをオートクレ−ブ(SUS316製、長さ15cm、内径0.4cm、内容積9ml)に仕込み、オーブン中に横置きで設置して、300℃まで昇温し反応を開始し、攪拌せずに、反応を行った。30分後オ−トクレ−ブを急冷し、室温に戻った後に反応液をオ−トクレ−ブから取り出した。上記の方法により生成物を同定したところ、脂肪酸メチルエステルが主生成物であり、廃ダイズ油の転化率は100重量%であった。
本オートクレーブには、圧力計が付属しないため、反応中の圧力を推定するため、下記の実験を行った。
すなわち、同一のオートクレーブに圧力計を付け、同量の廃ダイズ油とメタノールを仕込み、サンドバスにて同一温度まで昇温して、圧力を測定した。
反応中の圧力の推定値は6.5MPaであった。
結果を表1に示す。
【0039】
実施例2〜3、比較例1
反応温度を変化させた他は実施例1と同様の方法で行った。結果を表1に示す。
220℃では240℃以上で反応させた場合に比較し転化率が著しく低いことが分かる。
【0040】
実施例4
廃ダイズ油5.509gとメタノール1.016gをオートクレ−ブ(SUS316製、内容積9ml)に仕込み、サンドバスにて300℃まで昇温し反応を開始した。30分後オ−トクレ−ブを急冷し、室温に戻った後に反応液をオ−トクレ−ブから取り出した。上記の方法により生成物を同定したところ、脂肪酸メチルエステルが主生成物であり、廃ダイズ油の転化率は95重量%であった。実施例1と同じ方法で測定した反応時の圧力の推定値は0.4MPaであった。
結果を表1に示す。
【0041】
実施例5〜6、比較例2
反応温度を変化させた他は実施例4と同様の方法で行った。結果を表1に示す。
220℃では240℃以上で反応させた場合に比較し転化率が著しく低いことが分かる。
【0042】
実施例7〜8
反応温度、時間を変化させた以外は、実施例1と同じ方法で実施した。結果を表1に示す。
実施例8の条件においては、反応時間が10分間と短いのにもかかわらず、100%の転化率で反応が進行している。
【0043】
実施例9
油脂として、新品のダイズ油(和光純薬製)を用いた以外は、実施例1と同様の方法で実施した。結果を表1に示す。
新品のダイズ油を用いても、廃ダイズ油同様、高転化率で反応が進行した。
【0044】
【表1】
【0045】
実施例1〜9、比較例1、2では、オートクレーブの側面を下にしてオーブンに置き(横置き)、油脂とメタノールの接触面積を大きくして反応を行った。
【0046】
実施例10
廃ダイズ油0.396gとメタノール5.734gをオートクレ−ブ(SUS316製、内容積20ml、圧力計付、内径1.5cm、長さ10cm、日東高圧製)に仕込み、オ−トクレ−ブ内の空気をアルゴンガスで置換した後、サンドバスにて300℃まで昇温し反応を開始した。反応時の圧力は10MPaであった。30分後オ−トクレ−ブを急冷し、室温に戻った後に反応液をオ−トクレ−ブから取り出した。上記の方法により定量したところ、廃ダイズ油の転化率は100重量%で、0.463gの脂肪酸メチルエステルを得た。結果を表2に示す。
【0047】
実施例11
廃ダイズ油0.367gとメタノール3.737gをオートクレ−ブ(SUS316製、長さ15cm、内径0.4cm、内容積9ml、圧力計付)に仕込み、オ−トクレ−ブ内の空気をアルゴンガスで置換した後、サンドバスにて250℃まで昇温し反応を開始した。反応時の圧力は10MPaであった。1時間後オ−トクレ−ブを急冷し、室温に戻った後に反応液をオ−トクレ−ブから取り出した。上記の方法により定量したところ廃ダイズ油の転化率は100重量%で、0.394gの脂肪酸メチルエステルを得た。結果を表2に示す。
【0048】
実施例12
廃ダイズ油 0.305gとメタノール3.759gをオートクレ−ブ(SUS 316製、内容積9ml、圧力計付)に仕込み、オ−トクレ−ブ内の空気をアルゴンガスで置換した後、サンドバスにて240℃まで昇温し反応を開始した。反応時の圧力は10MPaであった。30分後オ−トクレ−ブを急冷し、室温に戻った後に反応液をオ−トクレ−ブから取り出した。上記の方法により定量したところ廃ダイズ油の転化率は74重量%で、0.124gの脂肪酸メチルエステルを得た。結果を表2に示す。
【0049】
比較例3
廃ダイズ油0.325gとメタノール3.738gをオートクレ−ブ(SUS316製、内容積9ml、圧力計付)に仕込み、オ−トクレ−ブ内の空気をアルゴンガスで置換した後、サンドバスにて180℃まで昇温し反応を開始した。反応時の圧力は4MPaであった。60分後オ−トクレ−ブを急冷し、室温に戻った後に反応液をオ−トクレ−ブから取り出した。上記の方法により定量したところ廃ダイズ油の転化率は30重量%であった。結果を表2に示す。
【0050】
実施例13
廃ダイズ油2.117gとメタノール5.991gをオートクレ−ブ(SUS 316製、内容積20ml、圧力計付、内径1.5cm、長さ10cm、日東高圧製)に仕込み、オ−トクレ−ブ内の空気をアルゴンガスで置換した後、サンドバスにて300℃まで昇温し反応を開始した。反応時の圧力は9MPaであった。30分後オ−トクレ−ブを急冷し、室温に戻った後に反応液をオ−トクレ−ブから取り出した。上記の方法により定量したところ廃ダイズ油の転化率は60重量%で、0.572gの脂肪酸メチルエステルを得た。結果を表2に示す。
【0051】
比較例4
廃ダイズ油0.350gとメタノール1.508gをオートクレ−ブ(SUS316製、内容積9ml、圧力計付)に仕込み、オ−トクレ−ブ内の空気をアルゴンガスで置換した後、サンドバスにて200℃まで昇温し反応を開始した。反応時の圧力は2.5MPaであった。60分後オ−トクレ−ブを急冷し、室温に戻った後に反応液をオ−トクレ−ブから取り出した。上記の方法により定量したところ廃ダイズ油の転化率は35重量%であった。結果を表2に示す。
【0052】
比較例5
酢酸メチルを溶媒とし、廃ダイズ油0.095gと大過剰のナトリウムメチラートを80℃、8時間反応させた。廃ダイズ油の転化率は100重量%で、0.033gの脂肪酸メチルエステルが得られた。脂肪酸メチルエステル以外に0.017gの脂肪酸が生成していた。
【0053】
【表2】
【0054】
実施例10〜13、比較例3、4の反応は、オートクレーブの底を下にしてサンドバスに入れて反応を行った。この方法で行うと、油脂とメタノールの接触面積は小さくなり、接触面積の大きい横置きで反応を行った場合に比較し、反応性は低くなった。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、油脂とアルコールから、簡便な方法で、高収率で脂肪酸エステルを製造する方法および該脂肪酸エステルを含む燃料等を提供することができる。本発明の方法を廃油脂に適用すれば、廃油脂から、有用な燃料等が簡便に製造でき、資源の再利用、公害防止の観点から有用である。
Claims (9)
- 油脂とアルコールから脂肪酸エステルを製造する方法において、触媒を添加せず、油脂および/またはアルコールが超臨界状態になる条件で反応させることを特徴とする脂肪酸エステルの製造方法。
- アルコールが超臨界状態になる条件で反応させることを特徴とする請求項1記載の脂肪酸エステルの製造方法。
- 圧力25.0MPa以下で反応させる請求項1又は2記載の脂肪酸エステルの製造方法。
- 一般式(1)のRが炭素数1〜4のアルキル基である請求項4記載の脂肪酸エステルの製造方法。
- 一般式(1)のRがメチル基またはエチル基である請求項5記載の脂肪酸エステルの製造方法。
- 一般式(1)のRがメチル基である請求項6記載の脂肪酸エステルの製造方法。
- 油脂が廃油脂である請求項1〜7のいずれかに記載の脂肪酸エステルの製造方法。
- 油脂が廃食用油である請求項1〜7のいずれかに記載の脂肪酸エステルの製造方法。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02994099A JP3837950B2 (ja) | 1998-09-09 | 1999-02-08 | 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料 |
AU47346/99A AU758877B2 (en) | 1998-09-09 | 1999-09-02 | Method for preparing fatty acid esters and fuel comprising fatty acid esters |
BRPI9904089-1A BR9904089B1 (pt) | 1998-09-09 | 1999-09-08 | método para preparar ésteres de ácidos graxos, combustìvel, combustìvel de diesel, óleo básico de lubrificação e aditivo de combustìvel. |
ARP990104504A AR021797A1 (es) | 1998-09-09 | 1999-09-08 | Metodo de preparacion de un ester de acido graso. |
CA002282067A CA2282067C (en) | 1998-09-09 | 1999-09-08 | Method for preparing fatty acid esters and fuel comprising fatty acid esters |
DE69922309T DE69922309T2 (de) | 1998-09-09 | 1999-09-08 | Verfahren zur Herstellung von Fettsäureestern |
AT99117428T ATE283836T1 (de) | 1998-09-09 | 1999-09-08 | Verfahren zur herstellung von fettsäureestern |
EP99117428A EP0985654B1 (en) | 1998-09-09 | 1999-09-08 | Method for preparing fatty acid esters |
CNB99118565XA CN1142993C (zh) | 1998-09-09 | 1999-09-09 | 制备脂肪酸酯的方法和含脂肪酸酯的燃料 |
US09/392,478 US6187939B1 (en) | 1998-09-09 | 1999-09-09 | Method for preparing fatty acid esters and fuel comprising fatty acid esters |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25528598 | 1998-09-09 | ||
JP10-255285 | 1998-09-09 | ||
JP02994099A JP3837950B2 (ja) | 1998-09-09 | 1999-02-08 | 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000143586A JP2000143586A (ja) | 2000-05-23 |
JP3837950B2 true JP3837950B2 (ja) | 2006-10-25 |
Family
ID=26368198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02994099A Expired - Fee Related JP3837950B2 (ja) | 1998-09-09 | 1999-02-08 | 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6187939B1 (ja) |
EP (1) | EP0985654B1 (ja) |
JP (1) | JP3837950B2 (ja) |
CN (1) | CN1142993C (ja) |
AR (1) | AR021797A1 (ja) |
AT (1) | ATE283836T1 (ja) |
AU (1) | AU758877B2 (ja) |
BR (1) | BR9904089B1 (ja) |
CA (1) | CA2282067C (ja) |
DE (1) | DE69922309T2 (ja) |
Families Citing this family (60)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4411370B2 (ja) * | 1998-10-06 | 2010-02-10 | 株式会社Cdmコンサルティング | 油脂類から脂肪酸のアルキルエステルを製造する方法 |
DE19950593A1 (de) * | 1999-10-20 | 2001-05-17 | Siegfried Peter | Verfahren zur Gewinnung einfacher Fettsäure-Ester aus Fett und/oder Öl biologischen Ursprungs |
JP4556268B2 (ja) * | 2000-02-17 | 2010-10-06 | 住友化学株式会社 | 脂肪酸エステルの製造方法 |
CA2336513C (en) * | 2000-02-17 | 2010-08-24 | Tatsuo Tateno | Process for producing fatty acid esters and fuels comprising fatty acid ester |
JP4752118B2 (ja) * | 2000-02-17 | 2011-08-17 | 住友化学株式会社 | 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料 |
AU782699B2 (en) | 2000-12-15 | 2005-08-18 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Method for preparing fatty acid esters from seeds or fruits |
JP4683748B2 (ja) * | 2001-03-07 | 2011-05-18 | ヤンマー株式会社 | 超臨界水又は亜臨界水による被反応物質の反応装置 |
ATE481166T1 (de) * | 2001-03-30 | 2010-10-15 | Revo Internat Inc | Verfahren zur herstellung von fettsäurealkylester unter verwendung eines verbundmetalloxidkatalysators |
JP4997681B2 (ja) * | 2001-09-28 | 2012-08-08 | 住友化学株式会社 | 脂肪酸エステルの製造方法および製造装置 |
ES2201894B2 (es) | 2002-01-18 | 2005-03-01 | Industrial Management, S.A | Procedimiento para producir combustibles biodiesel con propiedades mejoradas a baja temperatura. |
EP1357277B8 (en) * | 2002-04-26 | 2017-10-11 | Nobeco bvba | Cogeneration process using biodiesel as fuel and supplying energy for the production of biodiesel |
AU2003242328A1 (en) * | 2002-06-13 | 2003-12-31 | Kyoto Lonford Development Limited | Process for producing fatty acid alkyl ester composition |
ITMI20022627A1 (it) * | 2002-12-12 | 2004-06-13 | Polimeri Europa Spa | Uso di una miscela di esteri di acidi grassi come combustibile |
AU2003304018A1 (en) | 2003-03-26 | 2004-10-18 | Japan Energy Corporation | Process for producing ester through transesterification with solid acid catalyst |
CN103013587A (zh) * | 2003-05-14 | 2013-04-03 | 马来西亚棕油局 | 生产棕榈生物柴油的方法 |
JP4251575B2 (ja) | 2003-06-30 | 2009-04-08 | 株式会社ジャパンエナジー | エステル交換反応によるエステルの製造方法 |
JP4204926B2 (ja) | 2003-08-07 | 2009-01-07 | 花王株式会社 | 脂肪酸エステルの製造方法 |
WO2005068593A1 (ja) * | 2004-01-19 | 2005-07-28 | Aics Co., Ltd. | 油脂類を原料とする脂肪酸エステルの製造方法及び脂肪酸エステルを含む燃料 |
EE200400060A (et) * | 2004-02-25 | 2005-10-17 | Nordic Alternative Energy OÜ | Meetod ja seade karboksüülhapete estrite pidevaprotsessiliseks transesterifikatsioonikssuperkriitilises monovalentses alkoholis |
JP3842273B2 (ja) * | 2004-06-14 | 2006-11-08 | 株式会社シー・ディー・エムコンサルティング | 脂肪酸アルキルエステル組成物の製造方法 |
JP5066325B2 (ja) * | 2005-01-17 | 2012-11-07 | 株式会社グリーンテックソリューション | 脂肪酸アルキルエステルの製造方法 |
JP2006249066A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-09-21 | Ics Kk | 気液反応効率の向上方法 |
BRPI0502891B1 (pt) * | 2005-07-06 | 2015-11-24 | Fundação Regional Integrada | processo de produção de biodiesel sem catalisador em meio contínuo |
AT502218B1 (de) | 2005-07-25 | 2010-09-15 | Bdi Biodiesel Internat Ag | Verfahren zur herstellung von carbonsäurealkylestern |
US20090131711A1 (en) * | 2005-07-29 | 2009-05-21 | Pos Pilot Plant Corp. | Single-stage esterification of oils and fats |
KR100644246B1 (ko) | 2005-08-26 | 2006-11-10 | 한국화학연구원 | 동·식물유로부터 지방산 알킬 에스테르를 제조하는 방법 |
CN1923990B (zh) * | 2005-08-31 | 2010-12-22 | 中国石油化工股份有限公司 | 制备脂肪酸酯的工艺方法 |
WO2007026032A1 (es) * | 2005-09-01 | 2007-03-08 | Integral Bioenergies Systems, S.L. | Reactor químico para la alcoholisis supercrítica de todo tipo de grasas y aceites con distintos tipos de alcoholes |
JP4219349B2 (ja) | 2005-09-16 | 2009-02-04 | 富士フイルム株式会社 | 脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び燃料 |
KR100806353B1 (ko) * | 2005-11-18 | 2008-02-27 | 노민정 | 초임계 알코올을 이용한 바이오디젤의 제조 방법 |
KR100839363B1 (ko) | 2005-12-26 | 2008-06-20 | 주식회사 에코솔루션 | 초임계 알코올 및 용매를 이용한 바이오디젤의 제조방법 |
JP4836181B2 (ja) * | 2006-02-07 | 2011-12-14 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | アシル化合物の製造法とその装置 |
JP2007261960A (ja) * | 2006-03-01 | 2007-10-11 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | Co2から高級脂肪酸メチルエステルを連続的に製造する方法 |
PL2013319T3 (pl) * | 2006-04-28 | 2019-07-31 | Sk Chemicals Co., Ltd. | Sposób wytwarzania estru alkilowego kwasu tłuszczowego z użyciem destylatu kwasu tłuszczowego |
JP2007332250A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Asahi Kasei Corp | ディーゼルエンジン用燃料の製法 |
EP1884559A1 (en) | 2006-07-26 | 2008-02-06 | Vlaamse Instelling Voor Technologisch Onderzoek (Vito) | Novel method for producing biodiesel using an immobilised catalyst |
HRP20060287A2 (en) * | 2006-08-30 | 2008-03-31 | Kuftinec Josip | Process for production of fatty acid esthers and fuels comprising fatty acid esthers |
JP2010503703A (ja) * | 2006-09-14 | 2010-02-04 | バイオフューエルボックス コーポレイション | 細胞脂質のバイオ燃料への強く効率的な転換方法 |
EP2066417A4 (en) * | 2006-09-29 | 2010-11-24 | Honeywell Int Inc | FUEL FILTER |
WO2008053825A1 (fr) * | 2006-10-31 | 2008-05-08 | Yamaguchi University | Procédé de fabrication d'un ester alkylique d'acide gras |
US8288573B2 (en) | 2006-12-15 | 2012-10-16 | China Petroleum & Chemical Corporation | Process for preparing a bio-diesel |
WO2008071041A1 (fr) | 2006-12-15 | 2008-06-19 | China Petroleum & Chemical Corporation | Procédé de préparation de biodiesel |
EP1944285A1 (en) | 2007-01-10 | 2008-07-16 | Vlaamse Instelling Voor Technologisch Onderzoek (Vito) | Method and apparatus for preparing fatty acid esters with alcohol recycling |
US7943792B2 (en) * | 2007-04-02 | 2011-05-17 | Inventure Chemical Inc. | Production of biodiesel, cellulosic sugars, and peptides from the simultaneous esterification and alcoholysis/hydrolysis of materials with oil-containing substituents including phospholipids and peptidic content |
WO2008122029A1 (en) * | 2007-04-02 | 2008-10-09 | Inventure Chemical, Inc. | Simultaneous esterification and alcohol ysis/hydrolysis of oil-containing materials with cellulosic and peptidic content |
WO2009002878A1 (en) * | 2007-06-22 | 2008-12-31 | Biofuelbox Corporation | System for production and purification of biofuel |
WO2009002880A1 (en) * | 2007-06-22 | 2008-12-31 | Biofuelbox Corporation | Vessels and methods for synthesis of biofuel |
US7704383B2 (en) * | 2007-10-16 | 2010-04-27 | Honeywell Interational Inc. | Portable fuel desulfurization unit |
EP2218767A4 (en) | 2007-11-05 | 2013-05-15 | Tokyo Inst Tech | PROCESS FOR PRODUCING A MONOESTERIFIED FATTY ACID PRODUCT USING A SOLID ACID CATALYST |
US20090119979A1 (en) * | 2007-11-08 | 2009-05-14 | Imperial Petroleum, Inc. | Catalysts for production of biodiesel fuel and glycerol |
WO2010148652A1 (zh) | 2009-06-26 | 2010-12-29 | 中国石油化工股份有限公司 | 柴油组合物及提高生物柴油氧化安定性的方法 |
TWI472609B (zh) * | 2010-01-27 | 2015-02-11 | Metal Ind Res & Dev Ct | Continuous oil alkylation reactor |
US8858657B1 (en) | 2010-12-22 | 2014-10-14 | Arrowhead Center, Inc. | Direct conversion of algal biomass to biofuel |
KR101395795B1 (ko) | 2011-10-06 | 2014-05-19 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 착유/추출과정을 생략한 통합형 무촉매 연속식 바이오디젤 전환 공정 |
AT513799B1 (de) | 2012-12-18 | 2020-02-15 | Mag Schell Klaus | Verfahren zur Herstellung eines Bio-Diesel-Kraftstoffes mit einem speziell ausgelegten Reaktor und quasi katalytisch wirksamer nanoskalig strukturierter Materialoberfläche des Reaktors |
US9328054B1 (en) | 2013-09-27 | 2016-05-03 | Travis Danner | Method of alcoholisis of fatty acids and fatty acid gyicerides |
EP2857483B1 (en) | 2013-10-03 | 2016-08-24 | Supercritical Ideas, SL | Plant and method for production of fatty acid esters to be used as fuel |
US20180346831A1 (en) * | 2014-12-19 | 2018-12-06 | Inventure Renewables, Inc. | Systems and methods for the non-catalytic production of biodiesel from oils |
KR101726972B1 (ko) * | 2016-02-16 | 2017-04-13 | 성균관대학교산학협력단 | 초임계 알코올을 이용한 래그 레이어의 전환 방법 |
US10988708B2 (en) | 2019-02-25 | 2021-04-27 | Inventure Renewables, Inc. | Systems and methods for fatty acid alkyl ester production with recycling |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2418898A (en) | 1941-11-18 | 1947-04-15 | Lever Brothers Ltd | Reconstitution of glycerides |
US2521742A (en) | 1946-07-16 | 1950-09-12 | Lever Brothers Ltd | Method of treating low-grade fatty materials |
JPS601917B2 (ja) | 1980-09-02 | 1985-01-18 | 味の素株式会社 | 油脂のエステル交換方法 |
DE4122530A1 (de) | 1991-07-08 | 1993-01-14 | Henkel Kgaa | Verfahren zur herstellung von fettsaeureniedrigalkylestern |
US5468887A (en) * | 1992-03-13 | 1995-11-21 | The Dial Corp. | Production of fatty acid methyl esters and soaps therefrom |
DE4338111A1 (de) * | 1993-11-08 | 1995-05-11 | Henkel Kgaa | Verfahren zur Herstellung von Fettsäureniedrigalkylestern |
JPH07197047A (ja) * | 1993-12-30 | 1995-08-01 | Someya Shoten:Kk | ディーゼル燃料およびその製造方法 |
US5532392A (en) * | 1994-01-13 | 1996-07-02 | Gheorghiu; Mihail | Process for the preparation of methyl fatty acid esters starting from natural oil or fat, methyl esters obtained in this way and use thereof |
JP3028282B2 (ja) | 1996-02-28 | 2000-04-04 | 有限会社染谷商店 | 廃食用油を原資源として精製する重油バーナー用燃料および廃食用油を原資源としての再利用方法 |
US5713965A (en) * | 1996-04-12 | 1998-02-03 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture | Production of biodiesel, lubricants and fuel and lubricant additives |
FR2752242B1 (fr) | 1996-08-08 | 1998-10-16 | Inst Francais Du Petrole | Procede de fabrication d'esters a partir d'huiles vegetales ou animales et d'alcools |
DE19638460A1 (de) * | 1996-09-19 | 1998-03-26 | Peter Siegfried | Verfahren zur Herstellung von Fettsäureestern |
-
1999
- 1999-02-08 JP JP02994099A patent/JP3837950B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1999-09-02 AU AU47346/99A patent/AU758877B2/en not_active Ceased
- 1999-09-08 DE DE69922309T patent/DE69922309T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-09-08 CA CA002282067A patent/CA2282067C/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-09-08 BR BRPI9904089-1A patent/BR9904089B1/pt not_active IP Right Cessation
- 1999-09-08 AT AT99117428T patent/ATE283836T1/de active
- 1999-09-08 AR ARP990104504A patent/AR021797A1/es active IP Right Grant
- 1999-09-08 EP EP99117428A patent/EP0985654B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-09-09 US US09/392,478 patent/US6187939B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-09-09 CN CNB99118565XA patent/CN1142993C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69922309D1 (de) | 2005-01-05 |
EP0985654A1 (en) | 2000-03-15 |
CA2282067C (en) | 2008-06-10 |
US6187939B1 (en) | 2001-02-13 |
AU4734699A (en) | 2000-03-16 |
BR9904089A (pt) | 2000-10-17 |
JP2000143586A (ja) | 2000-05-23 |
AU758877B2 (en) | 2003-04-03 |
DE69922309T2 (de) | 2005-11-24 |
ATE283836T1 (de) | 2004-12-15 |
EP0985654B1 (en) | 2004-12-01 |
CN1142993C (zh) | 2004-03-24 |
BR9904089B1 (pt) | 2010-10-19 |
CN1247221A (zh) | 2000-03-15 |
AR021797A1 (es) | 2002-08-07 |
CA2282067A1 (en) | 2000-03-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3837950B2 (ja) | 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料 | |
EP1126011B1 (en) | Process for producing fatty acid esters | |
JP4752118B2 (ja) | 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料 | |
JP4872047B2 (ja) | グリセリンを用いてアルキルエステルを製造する方法 | |
US7740710B2 (en) | Use of a mixture of esters of fatty acids as fuel or solvent | |
JP2001271090A (ja) | 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料 | |
EP1878716A1 (en) | Method for transesterification of triglycerides | |
JP4219349B2 (ja) | 脂肪酸アルキルエステルの製造方法及び燃料 | |
JP4556268B2 (ja) | 脂肪酸エステルの製造方法 | |
JP2003055299A (ja) | 脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルを含む燃料 | |
JP2005015562A (ja) | 脂肪酸アルキルエステルの製造方法 | |
JP2000144172A (ja) | 脂肪酸エステル類の製造方法および脂肪酸エステル類の用途 | |
JP5234713B2 (ja) | ヒドロキシアルキルアミドを精製する方法 | |
JP2008007658A (ja) | 脂肪酸エステル組成物の製法 | |
JP4876111B2 (ja) | 脂肪酸石鹸含有量の調整法 | |
JP2000144171A (ja) | 脂肪酸エステル類の製造方法および脂肪酸エステル類の用途 | |
JP5553258B2 (ja) | 脂肪酸アルキルエステルの製造方法 | |
JP2010163567A (ja) | 脂肪酸アルキルエステルの製造方法、並びに、ディーゼル燃料 | |
JP5282951B2 (ja) | 脂肪酸アルキルエステルの製造方法 | |
JP2010180379A (ja) | 脂肪酸アルキルエステルの製造方法、並びに、ディーゼル燃料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060606 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060613 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060711 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060724 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811 Year of fee payment: 3 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D05 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130811 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |