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JP3834925B2 - Molding material for automotive lamp housing and automotive lamp housing parts - Google Patents

Molding material for automotive lamp housing and automotive lamp housing parts Download PDF

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JP3834925B2
JP3834925B2 JP9374597A JP9374597A JP3834925B2 JP 3834925 B2 JP3834925 B2 JP 3834925B2 JP 9374597 A JP9374597 A JP 9374597A JP 9374597 A JP9374597 A JP 9374597A JP 3834925 B2 JP3834925 B2 JP 3834925B2
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JP
Japan
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parts
lamp housing
copolymer
polymer
molding material
Prior art date
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Inventor
治功 住山
博文 田中
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Techno UMG Co Ltd
Original Assignee
UMG ABS Ltd
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Publication date
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  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐熱性、耐溶剤性、耐候性に優れると共に、レンズとハウジングとの溶着性に優れ、また、ハウジングに対する塗装、メッキ、蒸着、スパッタリングなどの二次加工性も良好な自動車用ランプハウジングの成形材料及び自動車用ランプハウジング部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用ランプハウジングにおいて、ランプハウジングとレンズの組み立て工法としては、メルト接着、熱板溶着、振動溶着、超音波溶着等が挙げられる。これらのうち、メルト接着法では、コスト、耐溶剤性、耐候性等を考慮して、ハウジング材料としてタルク入りポリプロピレンが多く採用されているが、このメルト接着法は、工法的に水漏れの問題があることから、近年では、ハウジング材料として耐熱性ABS、AES、AAS樹脂等を使用した溶着法の採用が増加する傾向にある。
【0003】
一方、自動車用ランプハウジングには、そのデザイン上、ハウジングに塗装、メッキ、蒸着、スパッタリング等の二次加工が施されるものとそうでないものがあり、前者の場合には二次加工の容易さが、また、後者の場合には、ハウジングを構成する樹脂材料自体に耐候性が要求されることとなる。
【0004】
また、自動車用ランプでは、最近の高出力かつ小型化のため、ランプ内の温度がより高温になる傾向にあり、ハウジングを構成する樹脂材料にはより一層の耐熱性が要求されるようになっている。加えて、ガソリン等に対する耐溶剤性の改善も要望されている。
【0005】
しかし、ハウジング材料として、耐熱性ABS、AES、AAS樹脂のようなスチレン系樹脂を用いた場合、耐熱性、衝撃性等について十分に要求特性を満足し得ない。
【0006】
耐熱性、耐衝撃性等の改善を目的としたものとして、特開昭60−212450号公報には、スチレン−マレイミド共重合体とゴム状重合体へのグラフト共重合体或いは更に芳香族ポリカーボネート等を混合した樹脂組成物よりなるハウジング材料が記載されている。
【0007】
また、特公平3−80818号公報には、耐環境応力亀裂性の改良された樹脂組成物として、アクリル酸エステル単独重合体又はその共重合体と、ゴム含有スチレン系樹脂とポリカーボネートとを混合してなる樹脂組成物が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開昭60−212450号公報記載の樹脂組成物では、耐熱性、耐衝撃性の改善はあるものの、芳香族ポリカーボネートに起因する耐溶剤性に問題があり、特に、グラフト共重合体のゴム状重合体として、ブタジエン等を単独使用すると、耐候性にも劣るものとなるという欠点がある。
【0009】
また、特公平3−80818号公報に示された広域な組成範囲では、耐環境応力亀裂において良好な結果は得られるものの、ハウジング用成形材料とした場合、レンズとハウジングとの溶着性については不十分な範囲が含まれている。従って、この樹脂組成物を用いたランプハウジングでは、レンズとの接合部分に剥がれを生じる可能性が極めて高く、ランプ内の水漏れが起こり得るという欠点がある。
【0010】
本発明は、上記従来の問題点を解決し、耐熱性、耐溶剤性、耐候性に優れると共に、ハウジングとレンズとの溶着性に優れ、また、ハウジングの二次加工性(塗装、メッキ、蒸着、スパッタリングなど)にも優れた自動車用ランプハウジング用成形材料及び自動車用ランプハウジング部品を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動車用ランプハウジングの成形材料は、芳香族ポリカーボネート(a) 30〜65重量部と、アクリル酸エステル系重合体を含むゴム成分に芳香族ビニル単量体とシアン化ビニル単量体とをグラフトさせたゴム状重合体であって、該共重合体中のアクリル酸エステル系重合体の含有量が30〜70重量%である共重合体(b) 5〜40重量部と、芳香族ビニル単量体とシアン化ビニル単量体とを共重合させた共重合体(c) 20〜50重量部とを含む熱可塑性樹脂よりなることを特徴とする。
【0012】
なお、芳香族ポリカーボネート(a)とゴム状重合体(b)と共重合体(c)との合量を100重量部とする。
【0013】
本発明の自動車用ランプハウジング部品は、このような自動車用ランプハウジング用成形材料を成形してなるものである。
【0014】
芳香族ポリカーボネート(a)とアクリル酸エステル系ゴムを含むゴム状重合体(b)と共重合体(c)とを所定の範囲で配合した樹脂組成物であれば、それ自体、成形加工性、耐熱性、耐溶剤性、耐候性、塗装、メッキ、蒸着、スパッタリング等の二次加工性に優れ、なおかつレンズとの相溶性が高いことにより、ハウジングとレンズとの溶着性にも優れるため、耐熱性、耐溶剤性、耐候性、レンズとハウジングとの溶着性、二次加工性に優れた自動車用ランプハウジングを成形できる。
【0015】
共重合体(c)は、芳香族ビニル単量体とシアン化ビニル単量体と、これらに共重合可能な他の単量体との共重合体であっても良い。
【0016】
また、本発明の成形材料は、更にアクリル酸エステル系重合体以外のゴム成分に芳香族ビニル単量体とシアン化ビニル単量体とをグラフトさせたゴム状重合体(d)を含有していても良い。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
本発明に係る熱可塑性樹脂を構成する芳香族ポリカーボネートとしては、特に制限はなく、一般に入手容易な2,2−ビス−(4−オキシフェニル)プロパンを原料とした芳香族ポリーボネートが好適である。
【0019】
本発明に係るゴム状重合体(b)は、ゴム成分が粒子状に分散し、かつゴム分散粒子に対してその一部が化学的に結合したガラス状重合体よりなる連続相で構成されるものである。
【0020】
このゴム状重合体(b)のゴム成分としては、ブタジエン、ブタジエン重合体、ブタジエンと共重合可能なビニル単量体との共重合体、アクリル酸エステル系重合体、アクリル酸エステル系重合体と共重可能なビニル単量体との共重合体、エチレン−プロピレン又はブテン−非共役ジエン共重合体等が挙げられるが、本発明において、ゴム状重合体(b)は、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、n−ペンチルアクリレート、イソアミルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、2−メチルペンチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレートなどのアクリル酸エステル系重合体を必須成分とし、このようなアクリル酸エステル系重合体を共重合体(b)中に30〜70重量%含有する。このアクリル酸エステル系重合体の含有量が30重量%未満では得られる成形品の衝撃強度が劣り、70重量%を超えると耐熱性に劣るものとなる。本発明においては、更に、ゴム状重合体として、アクリル酸エステル系重合体以外の上記のようなゴム成分に芳香族ビニル単量体とシアン化ビニル単量体とをグラフトさせたゴム状重合体(d)を含有していても良い。
【0021】
ゴム状重合体(b),ゴム状重合体(d)及び共重合体(c)を構成する芳香族ビニル単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、又はこれらの混合物が好ましく用いられるが、これら以外にも必要に応じてp−メチルスチレン、ハロゲン化スチレン等を用いることもできる。また、シアン化ビニル単量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、又はその混合物も用いられるが、特に、アクリロニトリルが好ましい。
【0022】
また、共重合体(c)において必要に応じて用いられる共重合可能な他の単量体としてはマレイミド化合物が挙げられ、例えば、N−メチルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等、特にN−フェニルマレイミドが好ましい。
【0023】
本発明において、ゴム状重合体(b),共重合体(c)及びゴム状重合体(d)の好適な配合組成は次の通りである。
【0024】
ゴム状重合体(b)(重量%)
アクリル酸エステル系重合体:30〜70
アクリル酸エステル系重合体以外のゴム成分:0〜36
芳香族ビニル単量体:15〜40
シアン化ビニル単量体:5〜30
共重合体(c)(重量%)
芳香族ビニル単量体:50〜80
シアン化ビニル単量体:15〜35
マレイミド化合物等の他の単量体:0〜30
ゴム状重合体(d)(重量%)
アクリル酸エステル系重合体以外のゴム成分:30〜70
芳香族ビニル単量体:15〜40
シアン化ビニル単量体:5〜30
本発明の成形材料は、これらの重合体を次のような割合で含有する(ただし、合計で100重量部とする)。
【0025】
芳香族ポリカーボネート(a):30〜65重量部
ゴム状重合体(b):5〜40重量部
共重合体(c):20〜50重量部
ゴム状重合体(d):0〜36重量部
なお、ゴム状重合体(d)を含有する場合、ゴム状重合体(b)とゴム状重合体(d)との合計量は5〜40重量部の範囲であることが好ましい。
【0026】
本発明において、芳香族ポリカーボネートの含有量が30重量部よりも少ないと、得られる成形品の耐衝撃性が劣り、また65重量部よりも多いと、成形加工性及び耐溶剤性が低下する。
【0027】
また、ゴム状重合体(b)の含有量が5重量部未満では、得られる成形品の耐溶剤性が劣るものとなり、また、40重量部を超えると耐熱性に劣るものとなる。
【0028】
共重合体(c)の含有量が20重量部未満では、ポリカーボネート(a)とゴム状重合体(b)との相溶性の低下を招き、耐溶剤性のみならず、諸物性の低下が見られ、50重量部を超えると耐衝撃性が低下する。
【0029】
ゴム状重合体(d)を配合した場合、そのゴム成分としてブタジエンなどを用いることで、塗装性、メッキ性が、また、エチレン−プロピレン−非共役ジエン系ゴムを用いることで耐候性を維持しながら、塗装性を更に良くすることができる。しかし、この割合が、36重量部を超えると、そのゴム成分がブタジエンの場合では耐候性が、また、エチレン−プロピレン−非共役ジエン系ゴムの場合は耐溶剤性が低下するため、ゴム状重合体(d)は36重量部以下とする。
【0030】
なお、本発明に係るゴム状重合体及び共重合体の製造方法には特に制限はなく、懸濁重合、乳化重合、塊状重合、溶液重合等の一般に公知のいずれの重合技術も採用可能である。
【0031】
本発明の成形材料は、芳香族ポリカーボネート(a)をゴム状重合体(b),共重合体(c)及び必要に応じて更にゴム状重合体(d)と共に通常の混練手段、例えば、押出機、バンバリーミキサー等を用いて均一に混練することによって得ることができる。
【0032】
なお、本発明の成形材料は、その特性を損なわない範囲において、安定剤、可塑剤、紫外線吸収剤、顔料等の添加剤を含有しても良い。
【0033】
本発明の自動車用ランプハウジング部品の代表的な成形製品としては、自動車ヘッドランプケース、ヘッドランプドア、ポジションランプケース、リフレクター、バックランプケース、ブレーキランプケース等が挙げられ、本発明の自動車用ランプハウジング用成形材料により常法に従って容易に成形される。
【0034】
【実施例】
以下に、合成例、実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例中の「部」は「重量部」を意味するものとする。
【0035】
合成例1:ゴム状重合体(b−1)の製造
以下の配合にて、乳化重合法によりAASゴム状重合体を合成した。
【0036】
[ 配合]
スチレン 30部
アクリロニトリル 15部
ポリアクリル酸ブチル 55部
不均化ロジン酸カリウム 1部
水酸化カリウム 0.03部
t−ドデシルメルカプタン 0.1部
クメンハイドロパーオキサイド 0.3部
硫酸第一鉄 0.007部
ピロリン酸ナトリウム 0.1部
結晶ブドウ糖 0.3部
蒸留水 190部
オートクレーブに蒸留水、不均化ロジン酸カリウム、水酸化カリウム及びポリアクリル酸ブチル・ラテックス(固形分)を仕込み、60℃に加熱後、硫酸第一鉄、ピロリン酸ナトリウム、結晶ブドウ糖を添加し、60℃に保持したままスチレン、アクリロニトリル、t−ドデシルメルカプタン及びクメンハイドロパーオキサイドを2時間かけて連続添加し、その後70℃に昇温して1時間保って反応を完結した。かかる反応によって得たAASラテックスに酸化防止剤を添加し、その後硫酸により凝固し、十分水洗後、乾燥してAASグラフト共重合体を得た。
【0037】
合成例2:ゴム状重合体(b−2)の製造
ポリアクリル酸ブチル・ラテックス(固形分)15部の存在下、アクリロニトリル25部、スチレン60部を反応させた以外は、合成例1と同様にしてAASグラフト共重合体を得た。
【0038】
合成例3:ゴム状重合体(b−3)の製造
ポリアクリル酸ブチル・ラテックス(固形分)80部の存在下、アクリロニトリル5部、スチレン15部を反応させた以外は、合成例1と同様にしてAASグラフト共重合体を得た。
【0039】
合成例4:共重合体(c−1)の製造
窒素置換した反応器に水120部、アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ0.002部、ポリビニルアルコール0.5部、アゾイソブチルニトリル0.3部と、アクリロニトリル30部、スチレン70部からなるビニル単量体混合物を加え、開始温度60℃として5時間加熱後、120℃に昇温し、4時間反応後、重合物を取り出した。転化率は98%であった。
【0040】
合成例5:共重合体(c−2)の製造
脂肪酸塩を乳化剤とし、ラウリルパーオキサイドを重合開始剤とし、ドデシルルカプタンを連鎖移動剤として用いて、水中にてメタクリル酸メチル15部、スチレン25部、α−メチルスチレン15部、アクリロニトリル25部、及びN−フェニルマレイミド20部を公知の乳化重合法で重合して共重合体を得た。
【0041】
合成例6:ゴム状重合体(d−1)の製造
ゲル含量が65重量%であるエチレンプロピレン非共役ジエン共重合体ゴムラテックス(エチレン:プロピレン=75:25(部))70部(固形分)に、スチレン70重量%とアクリロニトリル30重量%とからなるビニル単量体混合物30部を合計100部となるようにした以外は合成例1と同様にしてAESグラフト共重合体を得た。
【0042】
合成例7:ゴム状重合体(d−2)の製造
ポリブタジエンラテックス50部の存在下、アクリロニトリル15部、スチレン35部を反応させた以外は、合成例1と同様にしてABSグラフト共重合体を得た。
【0043】
実施例1〜6,比較例1〜9
ポリカーボネート(a)として、帝人化成社製「パンライト−1250」:2,2−ビス−(4−オキシフェニル)プロパンを原料とした芳香族ポリカーボネート樹脂)を用い、上記合成例で合成した重合体を表1,2に示す配合で混合し、バンバリーミキサーにて混練した後、ペレット化した。
【0044】
得られたペレットを用いて縦×横×深さが100mm×220mm×150mmのヘッドランプケースを成形し、下記の方法によりその評価を行った。
【0045】
▲1▼ 落球衝撃試験
1Kgの剛球を1mの高さから、ハウジングの各コーナーへ落下させ割れの状況を観察し、下記基準で評価した。
【0046】
評価基準
◎ 割れ全くなし
○ 割れなしであるが、白化又は変形
× 一ケ所以上割れあり
▲2▼ 熱変形試験
ハウジングを150℃のオーブンにて2時間放置し、その変形量を求め、その変形率が1%以内を良(○)、1%を超えるものを不良(×)とした。
【0047】
▲3▼ 耐溶剤性
ハウジングの長辺(横辺)を切り出し、歪みを与える治具に固定し、トヨタブレーキフルード(トヨタ純正DOT4)を塗布し、その歪みの曲率を変化させ、破壊現象が現れる曲率を限界歪みとし、その限界歪みの大きさにより下記基準で評価した。
【0048】
評価基準
◎ 限界歪み 0.7%以上
○ 限界歪み 0.5%〜0.7%
× 限界歪み 0.5%未満
▲4▼ 耐候性
ハウジングをサンシャインウエザオメーター内に放置し、下記条件の促進耐候性試験を行ない、その変色の程度によって下記基準で評価した。
【0049】
試験条件
促進時間:2000時間
促進条件:63±3℃
スプレー:120分中18分
評価基準
◎ ΔE≦2
○ 2<ΔE<5
× 5≦ΔE
▲5▼ 二次加工性(塗装性,メッキ特性)
ハウジングの長辺(横辺)を切り出し、それぞれ、通常の方法により、塗装、メッキを施し、一般に入手できるセロハンテープにより、引き剥がしを行ない、密着性を確認し、剥れ状態を下記基準で評価した。
【0050】
評価基準
◎ 剥がれなし
○ 僅かに剥がれ
× 完全に剥がれ
▲6▼ 熱板溶着性
ハウジングを220℃の熱板に載せ、ハウジングを溶融状態下、瞬時にレンズと接着させた。この接合部を切り出し、引っ張りによる引き剥がしを、引き剥がし条件10Kg/cm2 の定荷重で行い、剥れ状態を下記基準で評価した。
【0051】
評価基準
◎ 剥がれなし
○ 僅かに剥がれ
× 完全に剥がれ
▲7▼ 振動溶着性
ハウジングとレンズとを振動により溶着させ、この接合部を切り出し引っ張りによる引き剥がしを、引き剥がし条件10Kg/cm2 の定荷重で行い、剥がれ状況を下記基準で評価した。
【0052】
評価基準
◎ 剥がれなし
○ 僅かに剥がれ
× 完全に剥がれ
結果を表1,2に示す。
【0053】
【表1】

Figure 0003834925
【0054】
【表2】
Figure 0003834925
【0055】
表1,2より、本発明の組成範囲内の成形材料よりなる自動車用ランプハウジングであれば、耐衝撃性、耐熱性、耐溶剤性、耐候性、二次加工性、レンズ溶着性に優れることが明らかである。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明の自動車用ランプハウジングの成形材料及び自動車用ランプハウジング部品によれば、耐熱性、耐溶剤性、耐候性、レンズとハウジングとの溶着性、二次加工性に優れた自動車用ランプハウジングが提供される。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is an automotive lamp having excellent heat resistance, solvent resistance, weather resistance, excellent weldability between a lens and a housing, and good secondary workability such as coating, plating, vapor deposition, and sputtering on the housing. The present invention relates to a molding material for a housing and a lamp housing part for an automobile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in an automotive lamp housing, as an assembling method of the lamp housing and the lens, there are melt bonding, hot plate welding, vibration welding, ultrasonic welding, and the like. Among these, the melt bonding method employs talc-containing polypropylene as a housing material in consideration of cost, solvent resistance, weather resistance, etc., but this melt bonding method is a problem of water leakage due to the construction method. Therefore, in recent years, there is a tendency for the adoption of a welding method using heat-resistant ABS, AES, AAS resin, or the like as a housing material to increase.
[0003]
On the other hand, there are two types of automotive lamp housings that are subjected to secondary processing such as painting, plating, vapor deposition, sputtering, etc. on the design, and in the former case, the secondary processing is easy. However, in the latter case, the weather resistance is required for the resin material itself constituting the housing.
[0004]
In addition, in the automotive lamp, due to the recent high output and downsizing, the temperature in the lamp tends to be higher, and the resin material constituting the housing is required to have higher heat resistance. ing. In addition, there is a demand for improved solvent resistance against gasoline and the like.
[0005]
However, when a styrene resin such as heat resistant ABS, AES, or AAS resin is used as the housing material, the required characteristics cannot be sufficiently satisfied with respect to heat resistance, impact resistance, and the like.
[0006]
As for the purpose of improving heat resistance, impact resistance and the like, JP-A-60-212450 discloses a graft copolymer to a styrene-maleimide copolymer and a rubbery polymer, or an aromatic polycarbonate, etc. A housing material made of a resin composition in which is mixed is described.
[0007]
Japanese Patent Publication No. 3-80818 discloses a resin composition having improved resistance to environmental stress cracking, in which an acrylate ester homopolymer or a copolymer thereof, a rubber-containing styrenic resin and a polycarbonate are mixed. A resin composition is described.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, although the resin composition described in JP-A-60-212450 has improved heat resistance and impact resistance, it has a problem in solvent resistance due to the aromatic polycarbonate. When butadiene or the like is used alone as the rubbery polymer, there is a drawback that it is inferior in weather resistance.
[0009]
In addition, in the wide composition range disclosed in Japanese Patent Publication No. 3-80818, good results can be obtained in environmental stress cracking resistance. However, when a molding material for housing is used, the weldability between the lens and the housing is not satisfactory. A sufficient range is included. Therefore, the lamp housing using this resin composition has a drawback that the possibility of peeling at the joint portion with the lens is extremely high, and water leakage in the lamp may occur.
[0010]
The present invention solves the above-mentioned conventional problems, is excellent in heat resistance, solvent resistance, and weather resistance, and is excellent in weldability between the housing and the lens, and secondary workability of the housing (painting, plating, vapor deposition) The object is to provide a molding material for an automotive lamp housing and an automotive lamp housing component which are excellent in sputtering and the like.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The molding material of the automotive lamp housing of the present invention comprises 30 to 65 parts by weight of an aromatic polycarbonate (a), an aromatic vinyl monomer and a vinyl cyanide monomer in a rubber component containing an acrylic ester polymer. 5 to 40 parts by weight of a copolymer (b) in which the content of an acrylic ester polymer in the copolymer is 30 to 70% by weight, and an aromatic polymer It is characterized by comprising a thermoplastic resin containing 20 to 50 parts by weight of a copolymer (c) obtained by copolymerizing a vinyl monomer and a vinyl cyanide monomer.
[0012]
The total amount of the aromatic polycarbonate (a), the rubbery polymer (b) and the copolymer (c) is 100 parts by weight.
[0013]
The automotive lamp housing component of the present invention is formed by molding such a molding material for an automotive lamp housing.
[0014]
If it is a resin composition in which a rubber-like polymer (b) containing an aromatic polycarbonate (a) and an acrylate-based rubber and a copolymer (c) are blended within a predetermined range, the moldability, Excellent heat resistance, solvent resistance, weather resistance, secondary workability such as painting, plating, vapor deposition, sputtering, etc. and high compatibility with the lens, so it has excellent weldability between the housing and the lens. Lamp housing for automobiles excellent in performance, solvent resistance, weather resistance, weldability between lens and housing, and secondary workability.
[0015]
The copolymer (c) may be a copolymer of an aromatic vinyl monomer, a vinyl cyanide monomer, and other monomers copolymerizable therewith.
[0016]
The molding material of the present invention further contains a rubbery polymer (d) obtained by grafting an aromatic vinyl monomer and a vinyl cyanide monomer to a rubber component other than the acrylate polymer. May be.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail.
[0018]
The aromatic polycarbonate constituting the thermoplastic resin according to the present invention is not particularly limited, and an aromatic polycarbonate using 2,2-bis- (4-oxyphenyl) propane which is easily available as a raw material is suitable. .
[0019]
The rubber-like polymer (b) according to the present invention is composed of a continuous phase composed of a glassy polymer in which a rubber component is dispersed in the form of particles and a part of the rubber-dispersed particles is chemically bonded. Is.
[0020]
Examples of the rubber component of the rubbery polymer (b) include butadiene, a butadiene polymer, a copolymer of a vinyl monomer copolymerizable with butadiene, an acrylate polymer, and an acrylate polymer. Examples thereof include a copolymer with a copolymerizable vinyl monomer, ethylene-propylene or butene-nonconjugated diene copolymer, etc. In the present invention, the rubbery polymer (b) is methyl acrylate, ethyl acrylate. Acrylate polymers such as n-propyl acrylate, n-butyl acrylate, isobutyl acrylate, n-pentyl acrylate, isoamyl acrylate, n-hexyl acrylate, 2-methylpentyl acrylate, 2-ethylhexyl acrylate, n-octyl acrylate An essential ingredient such as acrylic Containing 30 to 70 wt% in the copolymer ester-based polymer (b). When the content of the acrylic ester polymer is less than 30% by weight, the impact strength of the obtained molded product is inferior, and when it exceeds 70% by weight, the heat resistance is inferior. In the present invention, as the rubbery polymer, a rubbery polymer obtained by grafting an aromatic vinyl monomer and a vinyl cyanide monomer to the rubber component as described above other than the acrylic ester polymer. (D) may be contained.
[0021]
As the aromatic vinyl monomer constituting the rubber-like polymer (b), the rubber-like polymer (d) and the copolymer (c), styrene, α-methylstyrene, or a mixture thereof is preferably used. In addition to these, p-methylstyrene, halogenated styrene and the like can be used as necessary. As the vinyl cyanide monomer, acrylonitrile, methacrylonitrile, or a mixture thereof may be used, and acrylonitrile is particularly preferable.
[0022]
Examples of other copolymerizable monomers used as necessary in the copolymer (c) include maleimide compounds, such as N-methylmaleimide, N-phenylmaleimide, N-cyclohexylmaleimide, and the like. N-phenylmaleimide is particularly preferable.
[0023]
In the present invention, suitable blending compositions of the rubber-like polymer (b), the copolymer (c) and the rubber-like polymer (d) are as follows.
[0024]
Rubbery polymer (b) (wt%)
Acrylic acid ester polymer: 30-70
Rubber components other than acrylic ester polymers: 0 to 36
Aromatic vinyl monomer: 15-40
Vinyl cyanide monomer: 5-30
Copolymer (c) (wt%)
Aromatic vinyl monomer: 50-80
Vinyl cyanide monomer: 15-35
Other monomers such as maleimide compounds: 0-30
Rubbery polymer (d) (wt%)
Rubber components other than acrylic ester polymers: 30 to 70
Aromatic vinyl monomer: 15-40
Vinyl cyanide monomer: 5-30
The molding material of the present invention contains these polymers in the following proportions (however, the total amount is 100 parts by weight).
[0025]
Aromatic polycarbonate (a): 30 to 65 parts by weight Rubber polymer (b): 5 to 40 parts by weight Copolymer (c): 20 to 50 parts by weight Rubber polymer (d): 0 to 36 parts by weight When the rubber-like polymer (d) is contained, the total amount of the rubber-like polymer (b) and the rubber-like polymer (d) is preferably in the range of 5 to 40 parts by weight.
[0026]
In the present invention, when the content of the aromatic polycarbonate is less than 30 parts by weight, the resulting molded article has poor impact resistance, and when it is more than 65 parts by weight, the moldability and solvent resistance are lowered.
[0027]
Moreover, when the content of the rubber-like polymer (b) is less than 5 parts by weight, the solvent resistance of the obtained molded product is inferior, and when it exceeds 40 parts by weight, the heat resistance is inferior.
[0028]
If the content of the copolymer (c) is less than 20 parts by weight, the compatibility between the polycarbonate (a) and the rubber-like polymer (b) is lowered, and not only the solvent resistance but also various physical properties are lowered. If the amount exceeds 50 parts by weight, the impact resistance is lowered.
[0029]
When rubber-like polymer (d) is blended, butadiene or the like is used as its rubber component, so that paintability and plating properties are maintained, and weather resistance is maintained by using ethylene-propylene-nonconjugated diene rubber. However, the paintability can be further improved. However, if this ratio exceeds 36 parts by weight, the weather resistance is lowered when the rubber component is butadiene, and the solvent resistance is lowered when the rubber component is an ethylene-propylene-nonconjugated diene rubber. The coalescence (d) is 36 parts by weight or less.
[0030]
In addition, there is no restriction | limiting in particular in the manufacturing method of the rubber-like polymer and copolymer which concern on this invention, Any generally well-known polymerization techniques, such as suspension polymerization, emulsion polymerization, block polymerization, and solution polymerization, are employable. .
[0031]
The molding material of the present invention comprises an aromatic polycarbonate (a) and a rubber-like polymer (b), a copolymer (c) and, if necessary, a rubber-like polymer (d) together with ordinary kneading means such as extrusion. It can be obtained by uniformly kneading using a machine, a Banbury mixer or the like.
[0032]
In addition, the molding material of this invention may contain additives, such as a stabilizer, a plasticizer, a ultraviolet absorber, and a pigment, in the range which does not impair the characteristic.
[0033]
Representative molded products of the automotive lamp housing parts of the present invention include automotive headlamp cases, headlamp doors, position lamp cases, reflectors, back lamp cases, brake lamp cases, etc., and automotive lamp housings of the present invention. It is easily molded in accordance with a conventional method using a molding material.
[0034]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to synthesis examples, examples, and comparative examples. However, the present invention is not limited to the following examples unless it exceeds the gist. In the examples, “parts” means “parts by weight”.
[0035]
Synthesis Example 1: Production of rubber-like polymer (b-1) An AAS rubber-like polymer was synthesized by an emulsion polymerization method with the following composition.
[0036]
[Combination]
Styrene 30 parts Acrylonitrile 15 parts Polybutyl butyl 55 parts Disproportionated potassium rosin acid 1 part Potassium hydroxide 0.03 parts t-Dodecyl mercaptan 0.1 part Cumene hydroperoxide 0.3 parts Ferrous sulfate 0.007 Part Sodium pyrophosphate 0.1 part Crystal glucose 0.3 part Distilled water 190 parts Autoclave is charged with distilled water, disproportionated potassium rosinate, potassium hydroxide and polybutyl acrylate latex (solid content) at 60 ° C After heating, ferrous sulfate, sodium pyrophosphate and crystalline glucose were added, and styrene, acrylonitrile, t-dodecyl mercaptan and cumene hydroperoxide were continuously added over 2 hours while maintaining the temperature at 60 ° C. The temperature was raised and maintained for 1 hour to complete the reaction. An antioxidant was added to the AAS latex obtained by this reaction, then coagulated with sulfuric acid, sufficiently washed with water, and dried to obtain an AAS graft copolymer.
[0037]
Synthesis Example 2: Production of rubber-like polymer (b-2) Same as Synthesis Example 1 except that 25 parts of acrylonitrile and 60 parts of styrene were reacted in the presence of 15 parts of polybutyl acrylate latex (solid content) Thus, an AAS graft copolymer was obtained.
[0038]
Synthesis Example 3: Production of rubber-like polymer (b-3) Same as Synthesis Example 1, except that 5 parts of acrylonitrile and 15 parts of styrene were reacted in the presence of 80 parts of polybutyl acrylate latex (solid content) Thus, an AAS graft copolymer was obtained.
[0039]
Synthesis Example 4: Production of copolymer (c-1) 120 parts of water, 0.002 part of sodium alkylbenzene sulfonate, 0.5 part of polyvinyl alcohol, 0.3 part of azoisobutylnitrile, and acrylonitrile in a nitrogen-substituted reactor A vinyl monomer mixture consisting of 30 parts and 70 parts of styrene was added, heated to 60 ° C. for 5 hours, heated to 120 ° C., reacted for 4 hours, and the polymer was taken out. The conversion rate was 98%.
[0040]
Synthesis Example 5: Production of copolymer (c-2) 15 parts by weight of methyl methacrylate in water using styrene as a fatty acid salt, lauryl peroxide as a polymerization initiator, dodecyl lucaptan as a chain transfer agent, styrene 25 parts, 15 parts of α-methylstyrene, 25 parts of acrylonitrile and 20 parts of N-phenylmaleimide were polymerized by a known emulsion polymerization method to obtain a copolymer.
[0041]
Synthesis Example 6: Production of rubber-like polymer (d-1) 70 parts (solid content) of ethylene propylene non-conjugated diene copolymer rubber latex (ethylene: propylene = 75: 25 (parts)) having a gel content of 65% by weight AES graft copolymer was obtained in the same manner as in Synthesis Example 1, except that 30 parts of a vinyl monomer mixture composed of 70% by weight of styrene and 30% by weight of acrylonitrile was made 100 parts in total.
[0042]
Synthesis Example 7: Production of rubber-like polymer (d-2) An ABS graft copolymer was prepared in the same manner as in Synthesis Example 1 except that 15 parts of acrylonitrile and 35 parts of styrene were reacted in the presence of 50 parts of polybutadiene latex. Obtained.
[0043]
Examples 1-6, Comparative Examples 1-9
Polymer synthesized in the above synthesis example using “Panlite-1250”: aromatic polycarbonate resin made from 2,2-bis- (4-oxyphenyl) propane as a raw material as polycarbonate (a) Were mixed in the formulation shown in Tables 1 and 2, kneaded with a Banbury mixer, and then pelletized.
[0044]
Using the obtained pellets, a headlamp case having a length × width × depth of 100 mm × 220 mm × 150 mm was formed and evaluated by the following method.
[0045]
(1) Falling ball impact test A 1 Kg hard ball was dropped from a height of 1 m onto each corner of the housing and observed for cracking, and evaluated according to the following criteria.
[0046]
Evaluation Criteria ◎ No crack at all ○ No crack, but whitening or deformation × One or more cracks ▲ 2 ▼ Heat deformation test The housing is left in an oven at 150 ° C for 2 hours, its deformation amount is obtained, and its deformation rate Of less than 1% was judged as good (◯), and over 1% was judged as bad (x).
[0047]
(3) Cut out the long side (horizontal side) of the solvent-resistant housing, fix it to a jig that applies distortion, apply Toyota brake fluid (Toyota genuine DOT4), change the curvature of the distortion, and cause a destruction phenomenon The curvature was defined as the critical strain, and the evaluation was performed according to the following criteria depending on the magnitude of the critical strain.
[0048]
Evaluation criteria ◎ Limit strain 0.7% or more ○ Limit strain 0.5% to 0.7%
X Limit strain Less than 0.5% (4) The weatherproof housing was left in a sunshine weatherometer and subjected to an accelerated weather resistance test under the following conditions, and evaluated according to the following criteria depending on the degree of discoloration.
[0049]
Test conditions Acceleration time: 2000 hours Acceleration condition: 63 ± 3 ° C
Spray: 18 minutes out of 120 minutes
Evaluation criteria ◎ ΔE ≦ 2
○ 2 <ΔE <5
× 5 ≦ ΔE
▲ 5 ▼ Secondary workability (paintability, plating characteristics)
Cut out the long side (horizontal side) of the housing, paint and plate by the usual methods, peel off with a cellophane tape that is generally available, check the adhesion, and evaluate the peeling condition according to the following criteria did.
[0050]
Evaluation Criteria ◎ No peeling ○ Slightly peeling × Completely peeling (6) A hot plate weldable housing was placed on a hot plate at 220 ° C., and the housing was instantaneously bonded to the lens in a molten state. This joint portion was cut out and peeled off by pulling with a constant load of 10 kg / cm 2 peeling conditions, and the peeling state was evaluated according to the following criteria.
[0051]
Evaluation criteria ◎ No peeling ○ Slightly peeling × Completely peeling ▲ 7 ▼ Vibration weldability The housing and lens are welded by vibration, this joint is cut out, and peeling by pulling, constant load of 10 kg / cm 2 peeling condition The peeling condition was evaluated according to the following criteria.
[0052]
Evaluation criteria ◎ No peeling ○ Slight peeling × Completely peeling results are shown in Tables 1 and 2.
[0053]
[Table 1]
Figure 0003834925
[0054]
[Table 2]
Figure 0003834925
[0055]
From Tables 1 and 2, if the automotive lamp housing is made of a molding material within the composition range of the present invention, it is excellent in impact resistance, heat resistance, solvent resistance, weather resistance, secondary workability, and lens weldability. Is clear.
[0056]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the molding material of the automotive lamp housing and the automotive lamp housing component of the present invention, the heat resistance, the solvent resistance, the weather resistance, the weldability between the lens and the housing, and the secondary workability are excellent. An automotive lamp housing is provided.

Claims (5)

芳香族ポリカーボネート(a) 30〜65重量部と、
アクリル酸エステル系重合体を含むゴム成分に芳香族ビニル単量体とシアン化ビニル単量体とをグラフトさせたゴム状重合体であって、該共重合体中のアクリル酸エステル系重合体の含有量が30〜70重量%である共重合体(b) 5〜40重量部と、
芳香族ビニル単量体とシアン化ビニル単量体とを共重合させた共重合体(c)
20〜50重量部と
を含む熱可塑性樹脂よりなる自動車用ランプハウジングの成形材料。
30 to 65 parts by weight of aromatic polycarbonate (a),
A rubbery polymer obtained by grafting an aromatic vinyl monomer and a vinyl cyanide monomer to a rubber component containing an acrylate ester polymer, wherein the acrylate ester polymer in the copolymer 5 to 40 parts by weight of copolymer (b) having a content of 30 to 70% by weight;
Copolymer obtained by copolymerizing aromatic vinyl monomer and vinyl cyanide monomer (c)
A molding material for an automotive lamp housing, comprising a thermoplastic resin containing 20 to 50 parts by weight.
請求項1において、該共重合体(c)は、芳香族ビニル単量体とシアン化ビニル単量体と、これらに共重合可能な他の単量体との共重合体であることを特徴とする自動車用ランプハウジングの成形材料。The copolymer (c) according to claim 1, wherein the copolymer (c) is a copolymer of an aromatic vinyl monomer, a vinyl cyanide monomer, and another monomer copolymerizable therewith. Molding material for automotive lamp housing. 請求項1又は2において、該成形材料が更にアクリル酸エステル系重合体以外のゴム成分に芳香族ビニル単量体とシアン化ビニル単量体とをグラフトさせたゴム状重合体(d)を含有することを特徴とする自動車用ランプハウジングの成形材料。3. The molding material according to claim 1, wherein the molding material further contains a rubbery polymer (d) obtained by grafting an aromatic vinyl monomer and a vinyl cyanide monomer to a rubber component other than the acrylate polymer. A molding material for a lamp housing for an automobile. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の自動車用ランプハウジングの成形材料を成形してなる自動車用ランプハウジング部品。An automotive lamp housing part formed by molding the molding material of the automotive lamp housing according to any one of claims 1 to 3. 請求項4において、ランプハウジング部品が、自動車用ヘッドランプケース、ポジションランプケース、バックランプケース、ブレーキランプケース又はリフレクターである自動車用ランプハウジング部品。5. The automotive lamp housing part according to claim 4, wherein the lamp housing part is an automotive head lamp case, a position lamp case, a back lamp case, a brake lamp case, or a reflector.
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