JP3833602B2 - Underground structure and its construction method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、止水壁を始めとする地中壁、地中杭、地下室、地下タンク、岸壁、橋脚、基礎等の少なくとも一部が地中に構築された地中構造物およびその築造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記地中構造物の築造方法としては、地中を掘削しながら予め製作した複数のセグメントを接合して構造物を構築する工法(分割工法)が知られている。この工法の一例として、例えば特開平8−120697号公報(特許文献1)には、複数のセグメントを用いた地下タンクの築造方法が、また、特開平9−242461号公報(特許文献2)には、同じく複数のセグメントを用いた立杭の構築方法が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−120697号公報
【特許文献2】
特開平9−242461号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記分割工法で構築する場合、セグメントとして予め工場等で製作したものを使用でき、コンクリートの打設・養生が不要となるので、一般的な鉄筋コンクリート造りと比較して工期を短くでき、また、施工スペースを小さくできる等の利点がある。
【0005】
一方、従来の分割工法では、既設セグメントの内周地盤を掘り進めながら既設セグメントの下端に新たなセグメントを継ぎ足して構造物を深さ方向に延伸しているため、地中深度が大きくなると、地中深くまでセグメントを地上から吊り下ろす必要があり、クレーン等の施工設備が大型化し、コストのさらなる増大を招く。
【0006】
この問題点は、地上で構築した函体を地盤に圧入して地下構造物を構築するいわゆる圧入工法(圧入ケーソン工法)により解決することができる。しかしながら、函体をセグメントで分割した場合、セグメント同士の接合部の強度や剛性に不安があるため、函体に強大な圧入力が作用する圧入工法を採用することは難しい。
【0007】
そこで、本発明はセグメント構造の地中構造物を圧入工法で築造可能とし、両工法の利点を享受できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的の達成のため、本発明にかかる地中構造物は、刃口部と、刃口部に立設された圧入支柱と、刃口部の上方かつ圧入支柱の外周に配置され、圧入支柱と連結状態にあり、かつ複数のセグメントを組み合わせてなる壁体部とを備え、少なくとも刃口部が、壁体部内周の掘削および圧入支柱への圧入力の付与により地中に圧入されていることを特徴とするものである。
【0009】
このように複数のセグメントからなる部分を備えた地中構造物は、刃口部を形成する工程と、刃口部に圧入支柱を立設する工程と、刃口部の上方かつ圧入支柱の外周に、複数のセグメントを組み合わせて圧入支柱と連結した壁体部を形成する工程と、壁体部内周を掘削すると共に、圧入支柱に圧入力を付与して少なくとも刃口部を地中に圧入する工程とを含む方法で築造することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、地中構造物としてケーソン函体を例に挙げ、その築造方法の実施形態を図1〜図11に基づいて説明する。なお、以下の説明では、ケーソン函体として上下両端を開口させた中空円筒状のものを例に挙げるが(図5参照)、函体の形状は特に問わない。
【0012】
先ず、図1に示すように、ケーソンの設置予定域で刃口部1を円形状に構築する。この時、刃口部1は在来工法、すなわち、鉄筋の加工・組立、型枠の製作・組立、コンクリートの打ち込み・養生、型枠の取り外し等の一連の工程を経て構築される。次いで刃口部1上の適所(例えば円周方向等間隔)にH形鋼等からなる複数の圧入支柱2が立設される。圧入支柱2は、その上端部が完成後の函体の上縁部よりも若干上方に位置する長さとし、圧入支柱2の上端部は同一平面上に揃えて位置させる。圧入支柱2の下端部は、刃口部1に埋め込んだり、あるいは適当な固定金具を用いて刃口部1に固定する(図示例は刃口部1に埋め込んだ場合を例示する)。
【0013】
次いで、図2に示すように、刃口部1の上方かつ圧入支柱2の外周にクレーン等を用いて複数のセグメント3を積み上げ、セグメントの組み合わせからなる円筒状の壁体部4を形成する。この実施形態において各セグメント3は、壁体部4を、垂直方向の複数箇所で水平方向の分割線により分割すると共に、さらに周方向複数箇所で垂直方向の分割線により分割した形状をなす。図示例では、垂直方向で5段に分割した場合を例示しており、各段のセグメント3に下から3a、3b、…3eの符号を付している。各セグメント3a〜3eの積み上げ後は、その上縁部に圧入支柱2の上端が突出している。
【0014】
各セグメント3a〜3eは、その少なくとも一箇所が圧入支柱2に対して連結される。ここでの連結状態は、各セグメント3a〜3eが圧入支柱2の圧入による函体の降下運動に追従できる程度、具体的には圧入に伴う地盤との摩擦で各セグメントが分離・脱落しない程度の強度で足り、後述する圧入手段6で生じた垂直方向の圧入力に耐え得るものである程度までは必要とされない。各セグメント3a〜3eと圧入支柱2とを連結する連結手段は特に限定されず、上記条件を満たす範囲で、ボルトや適当な金具等を用いて連結することができる。各セグメント3a〜3eの材質・組成等も地下構造物の種類・目的・用途等に応じて適宜定められ、例えばコンクリートセグメントやスチールセグメントを用いることができる。スチールセグメントとして、対象となる地中構造物の形状・構造等に合わせて別途製作した専用品を使用する他、鋼矢板等の既製品を使用することもできる。
【0015】
なお、各セグメント3a〜3eは、直接圧入支柱2に連結されている必要は必ずしもなく、支圧柱2に直接連結された他の部材(例えば他のセグメント)と連結することにより、間接的な連結状態とすることもできる。図5に示す例では、一つの圧入支柱2に、円周方向で隣接する二つのセグメント3の対向する端部のみを連結しているが、連結状態はこれに限らず、例えばセグメント3の円周方向両端を圧入支柱2に連結することもできる。さらに上下のセグメント同士を連結してもよい。
【0016】
壁体部4に、土圧や水圧に対する対抗力が要求される場合等には、セグメント3a〜3eの内周部や外周部、あるいはその双方に鉄筋等の補強材を組んでコンクリートを打設する。これにより、壁体部4がコンクリート造りとなって各セグメント3a〜3eが圧入支柱2と完全に一体化されるので、壁体部4の剛性向上を図ることができる。このように壁体部4を一体構造とする場合、各セグメント3a〜3bは必ずしも圧入支柱2と連結する必要はなく、壁体部4の何れかの部分が圧入支柱2と連結されていれば足りる。
【0017】
以上の工程で函体9が完成した後、図3に示すように、圧入支柱2の上方に圧入設備5を配設する。この圧入設備5は、少なくとも二つの圧入支柱2上に載架した加圧桁7と、加圧桁7の両端に配した複数のジャッキ6(センターホールジャッキが望ましい)とで構成される。ジャッキ6は、ケーソンをバランスよく圧入できる位置に配置され、そのロッド6aは加圧桁7を上下動自在に貫通して地盤中にアンカーとして打設されている。なお、圧入設備5の配設は、図2に示す壁体部4の構築と並行して、あるいは壁体部4の構築前(図1に示す工程の直後)に行うこともできる。
【0018】
次いで、ロッド6aが上昇する方向にジャッキ6を起動し、加圧桁7を押し下げる。これにより、ジャッキ6の押圧力は圧入支柱2を介して刃口部1に伝達され、刃口部1が地盤に圧入される。さらにジャッキ6を駆動しながら壁体部4内周を掘削することにより、函体9が最終沈降面まで圧入される。かかる圧入工程では、函体9の外周面と地盤との間に適当な液状滑剤を供給してケーソンの滑りを良くするのが望ましい。その後、圧入設備5を撤去すれば、図4および図5に示すように地下空間8を有する地中構造物が得られる(その後、地下空間8にコンクリート等を満たして中実構造の地中構造物とすることもできる)。
【0019】
図4では、壁体部4の全ての部分を地中に埋設する場合を例示しているが、壁体部4の一部(下方部分)、あるいは刃口部1のみを地中に埋設する場合でも同様の手順を採用することができる。
【0020】
このように本発明では、地中構造物の圧入に際し、圧入力は主として圧入支柱2を介して刃口部1に伝達され、壁体部4を構成する各セグメント3a〜3eには圧入力がほとんど作用しない。従って、剛性・強度面で劣るセグメント構造の壁体部4を圧入工法で築造することが可能となり、圧入工法による利点とセグメント構造の利点とを併せて享受することができる。すなわち、小さな施工スペースで短工期かつ低コストに地中構造物を築造することが可能となる。
【0021】
以上の実施形態では、各セグメント3a〜3eを圧入支柱2の外周に配置する場合を例示したが、セグメント3a〜3eを配置する位置はこれに限定されない。例えば、図6(a)(b)に示すように、H形鋼からなる圧入支柱2のフランジ裏面に各セグメント3a〜3eを配置して壁体部4を構築することもできる。
【0022】
また、分割態様は、上記実施形態で説明したものには限られず、例えば図7に示すように、垂直方向に分割した複数のセグメント3を接合して壁体部4を構築することもできる。図2では、水平方向と垂直方向の分割線で分割しているが、水平方向の分割線のみで分割した円筒状のセグメントを用いることもできる。垂直方向や水平方向の分割線を、図示した一直線状ではなく、段違い状にすれば、壁体部4の強度をさらに向上させることができる。
【0023】
さらに、上記実施形態では、全てのセグメント3a〜3eを積み上げて壁体部4が完成してから地中への圧入を開始しているが、これ以外にも、図8に示すように、下段のセグメント(図示例では3a)を積み上げた後、上段のセグメント(図示例では3b)の積み上げ前に、下段のセグメント3aの高さに対応するストローク分だけ圧入作業を行い、その後に上段のセグメント3bを下段のセグメント3a上に配置することもできる。このように既設セグメント上に上段のセグメントを積み上げる工程と、圧入支柱2へ圧入力を付与して圧入作業を行う工程とを交互に行うことにより、セグメントの積み上げ作業を全て地表面近くで行うことができる。従って、セグメント3a〜3eの積み上げ作業が容易化し、高所にセグメントを吊り上げるための大型のクレーン等が不要となる。
【0024】
図9は、圧入設備の他の実施形態を示すもので、ジャッキ6を加圧桁7上に配置するのではなく、加圧桁7に吊り下げた例である。この場合、ジャッキ6’を支持する支持部10は、吊り下げ部材11を介して、函体9の上縁部よりも下方に配置され、この支持部10上にジャッキ6’が取り付けられている。ジャッキ6のロッド6aは支持部10を貫通して地盤にアンカーとして打設されている。この場合、ジャッキ6’を駆動するとその圧入力は支持部10によって受けられ、吊り下げ部材11、加圧桁7、さらには圧入支柱2を介して刃口部1に伝達される。
【0025】
道路下や上屋内等の空頭制限を伴う場所では、必然的に函体の築造高さが制限される。そのため、函体高さを増すには、最初の圧入作業の完了後、圧入設備5を撤去して函体9の上縁を上方に延伸構築し、その後、圧入設備5を再配置して二度目の圧入作業を行う必要があり、工期の長期化や高コスト化を招く。これに対し、図9に示す圧入設備5であれば、空頭制限下でもジャッキ6の高さ分だけ函体9の築造高さを増大させることができ、かかる不具合を回避することが可能となる。
【0026】
この場合、図10に示すように、函体9の上縁部に切欠き13を形成し、この切欠き13内に加圧桁7を配置すれば、さらに加圧桁7の高さ分だけ函体9上方の施工スペースを削減できるので、函体の築造高さを極限まで高めることができる。
【0027】
なお、図9および図10に示す構造は、図1〜図8に示す圧入支柱2に圧入力を作用させる場合だけでなく、図11に示すように、圧入支柱2を使用することなく、圧入力を函体9に直接作用させるような築造方法にも同様に適用することができる。
【0028】
以上の説明では、本発明を筒状のケーソン函体の沈設に適用した場合を例示しているが、本発明の適用範囲はこれに限らず、セグメント構造の壁体部を有する地中構造物に広く適用することができる。また、地中構造物の形状も筒状に限らず、平面的な壁状のものであってもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、セグメント構造の地中構造物であっても圧入工法によって築造することができ、従来両立の難しかった両工法の利点を合わせて享受することができる。従って、地中構造物、特に大深度の地中構造物を、より短工期で低コストに築造することが可能となり、かつ必要施工スペースもさらに小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる地中構造物を築造する際の第一工程を示す断面図である。
【図2】本発明にかかる地中構造物を築造する際の第二工程を示す断面図である。
【図3】本発明にかかる地中構造物を築造する際の第三工程を示す断面図である。
【図4】完成した地中構造物を示す断面図である。
【図5】完成した地中構造物の平面図である。
【図6】地中構造物の他の実施形態を示す平面図である。
【図7】地中構造物の他の実施形態を示す平面図である。
【図8】本発明にかかる地中構造物の築造方法の他例を示す断面図である。
【図9】本発明にかかる地中構造物の築造方法の他例を示す断面図である。
【図10】本発明にかかる地中構造物の築造方法の他例を示す断面図である。
【図11】本発明にかかる地中構造物の築造方法の他例を示す拡大側面図である。
【符号の説明】
1 刃口部
2 圧入支柱
3 セグメント
4 壁体部
5 圧入設備
6 圧入手段(ジャッキ)
7 加圧桁
8 地下空間
9 ケーソン函体
10 支持部
11 吊り下げ部材
13 切欠き部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an underground structure in which at least a part of an underground wall such as a water barrier wall, an underground pile, a basement, an underground tank, a quay, a bridge pier, and a foundation are constructed in the ground, and a method for constructing the underground structure. Is.
[0002]
[Prior art]
As a method for constructing the underground structure, a construction method (division method) is known in which a plurality of segments produced in advance are joined while excavating the underground to construct the structure. As an example of this construction method, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 8-120597 (Patent Document 1) discloses an underground tank construction method using a plurality of segments, and Japanese Patent Laid-Open No. 9-242461 (Patent Document 2). Also discloses a method for constructing a vertical pile using a plurality of segments.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 8-120697 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-242461
[Problems to be solved by the invention]
When constructing with the above-mentioned split construction method, it is possible to use segments that have been produced in advance at the factory, etc., and there is no need for concrete placement and curing, so the construction period can be shortened compared to general reinforced concrete construction, and construction is also possible. There is an advantage that the space can be reduced.
[0005]
On the other hand, in the conventional split method, the structure is extended in the depth direction by digging the inner ground of the existing segment and adding a new segment to the lower end of the existing segment. It is necessary to hang the segment from the ground to the middle, and the construction equipment such as a crane becomes larger, resulting in a further increase in cost.
[0006]
This problem can be solved by a so-called press-in method (press-in caisson method) in which an underground structure is constructed by press-fitting a box constructed on the ground into the ground. However, when the box is divided into segments, there is concern about the strength and rigidity of the joints between the segments, so it is difficult to adopt a press-fitting method in which a strong press input acts on the box.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to make it possible to build an underground structure having a segment structure by a press-fitting method and to enjoy the advantages of both methods.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an underground structure according to the present invention includes a blade edge portion, a press-fit strut erected on the blade mouth portion, and disposed above the blade mouth portion and on the outer periphery of the press-fit strut. And a wall body part formed by combining a plurality of segments, and at least the blade edge part is press-fitted into the ground by excavation of the inner periphery of the wall body and application of pressure input to the press-fit post. It is characterized by this.
[0009]
As described above, the underground structure having a plurality of segments includes a step of forming a blade edge, a step of standing a press-fit post on the blade, and an outer periphery of the press-fit post above the blade edge. In addition, a step of forming a wall body portion connected to the press-fit struts by combining a plurality of segments, excavating the inner periphery of the wall body portion, and applying pressure input to the press-fit struts to press-fit at least the blade edge portion into the ground It can be built by a method including a process.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a caisson box is taken as an example of the underground structure, and an embodiment of the construction method will be described with reference to FIGS. In the following description, a caisson box having a hollow cylindrical shape with both upper and lower ends opened is taken as an example (see FIG. 5), but the shape of the box is not particularly limited.
[0012]
First, as shown in FIG. 1, the
[0013]
Next, as shown in FIG. 2, a plurality of
[0014]
At least one of the
[0015]
The
[0016]
When the
[0017]
After the
[0018]
Next, the
[0019]
In FIG. 4, the case where all the parts of the
[0020]
As described above, in the present invention, when the underground structure is press-fitted, the pressure input is mainly transmitted to the
[0021]
Although the case where each
[0022]
Moreover, the division | segmentation aspect is not restricted to what was demonstrated by the said embodiment, For example, as shown in FIG. 7, the
[0023]
Furthermore, in the said embodiment, although all the
[0024]
FIG. 9 shows another embodiment of the press-fitting equipment, and is an example in which the
[0025]
In places with restrictions on the head, such as under the road or indoors, the building height of the box is inevitably limited. Therefore, in order to increase the box height, after completion of the first press-fitting operation, the press-fitting
[0026]
In this case, as shown in FIG. 10, if a
[0027]
The structure shown in FIGS. 9 and 10 is not limited to the case where pressure input is applied to the press-
[0028]
In the above description, the case where the present invention is applied to the setting of a cylindrical caisson box is illustrated, but the scope of application of the present invention is not limited to this, and an underground structure having a wall portion of a segment structure. Can be widely applied to. The shape of the underground structure is not limited to a cylindrical shape, and may be a planar wall shape.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even an underground structure having a segment structure can be constructed by the press-fitting method, and the advantages of both methods that have been difficult to achieve together can be enjoyed together. Therefore, it is possible to construct underground structures, particularly deep underground structures, in a shorter construction period and at lower cost, and the required construction space can be further reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a first step in building an underground structure according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a second step in building an underground structure according to the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a third step in building an underground structure according to the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a completed underground structure.
FIG. 5 is a plan view of a completed underground structure.
FIG. 6 is a plan view showing another embodiment of the underground structure.
FIG. 7 is a plan view showing another embodiment of the underground structure.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing another example of the underground structure building method according to the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing another example of the underground structure building method according to the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing another example of the underground construction method according to the present invention.
FIG. 11 is an enlarged side view showing another example of the underground structure building method according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
7 Pressing
Claims (2)
刃口部を形成する工程と、刃口部に圧入支柱を立設する工程と、刃口部の上方かつ圧入支柱の外周に、複数のセグメントを組み合わせて圧入支柱と連結した壁体部を形成する工程と、壁体部内周を掘削すると共に、圧入支柱に圧入力を付与して少なくとも刃口部を地中に圧入する工程とを含む地中構造物の築造方法。A method of constructing an underground structure having a portion composed of a plurality of segments,
The step of forming the blade edge, the step of standing the press-fit post on the blade mouth, and the wall body connected to the press-fit post by combining multiple segments above the blade and on the outer periphery of the press-fit post And a method of constructing an underground structure including excavating the inner periphery of the wall body portion and applying a pressure input to the press-fit post to press-fit at least the blade portion into the ground.
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