JP3831361B2 - 遠隔制御システムの作動制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転者により所持される携帯機と自動車側に設けられた作動制御装置との相互通信が確立したことを条件として自動車のドアアンロック、エンジン始動許可を行うスマートキーシステムに代表される遠隔制御システムの作動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車においては、セキュリティレベルの向上と利便性の向上とを両立させることを目的として、スマートエントリ機能やスマートイグニッション機能を有するスマートキーシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、スマートエントリ機能とは、対応する携帯機を所持した運転者が自動車に近寄るとドアを自動的にアンロックし、かかる運転者が自動車から遠ざかるとドアを自動的にロックする機能である。一方、スマートイグニッション機能とは、運転者が対応する携帯機、つまり自動車側のIDコードと一致するIDコードを有する携帯機を車内に持ち込むだけでエンジンの始動を許可する機能である。尚、このようにエンジンの始動が許可された状態でエンジン始動スイッチを操作するとエンジンが始動される。
【0003】
このため、これらのスマート機能を用いると、乗車時、降車時、エンジン始動時において煩雑なキー操作を一切行う必要がない。従って、利便性を向上させることができる。しかも、従来のメカニカルキーと比較して複製が格段に困難な携帯機を所持していなければドアアンロックやエンジン始動許可が行われない。従って、セキュリティレベルを向上させることができる。
【0004】
ところで、スマート機能に供される携帯機は電源として電池を備えている。このため、電池切れ時には携帯機と作動制御装置との相互通信が確立されないことからスマート機能が無効になる。そこで、スマート機能に代えてイモビライザ機能を用いることにより、電池切れ時等の事態にも対応できるように配慮されている。ここで、イモビライザ機能とは、対応するイモビライザキー、つまり自動車側のキーコードと一致するキーコードを有するイモビライザキーが使用された場合にエンジン始動許可を行う機能である。尚、イモビライザキーとは、メカニカルキーにトランスポンダを埋め込んだキー又はトランスポンダを有する箱型携帯機等である。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−029385号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような電池切れ等の事態が発生した場合、スマート機能に代えてイモビライザ機能を用いるため、イモビライザキーを使用する場合もある。そして、イモビライザキーを用いる場合、該イモビライザキーがキーシリンダ又はスロットに挿入されたことの検出をトリガにしてスマート機能からイモビライザ機能に切り替える制御が行われているのが現状である。このため、イモビライザキーを挿入するためのキーシリンダやスロットを自動車に設ける必要があることに伴うコスト的又はスペース的な問題が生じる。
【0007】
そこで、キーシリンダやスロットを廃止することも考えられるが、このようにするとスマート機能からイモビライザ機能に切り替えるためのトリガが失われることになって、上記のような事態にイモビライザ機能で対応できなくなる。換言すれば、スマート機能が有効である場合の通常制御からスマート機能が無効である場合の非常制御に切り替えるためには、キーシリンダやスロットを設けざるを得なかった。
【0008】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、キーシリンダやスロットにイモビライザキーを挿入せず、イモビライザ機能に切り替えることが可能な遠隔制御システムの作動制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、通信機能を有する携帯機との相互通信を確立するために所定の第1領域にリクエスト信号を送信する通常制御と、携帯機に起電力を発生させて該携帯機との相互通信を確立するべく前記第1領域よりも狭い第2領域に駆動電波を送信する非常制御とを選択的に行うとともに、前記通常制御又は非常制御に基づく携帯機との相互通信が確立したことを条件として制御対象の作動を許可する作動許可制御を行う制御手段を備え、その制御手段は、通常制御に基づく制御対象の作動を許可していないにも拘わらず、通常制御に基づく制御対象の作動が許可されていることを前提とする操作が行われた場合には、その操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替える。
【0010】
従って、請求項1に記載の発明によれば、通常制御に基づく相互通信が確立されている場合には、対応する携帯機を所持しているだけで制御対象の作動が許可される。このため、対応する携帯機を所持しているユーザは、通常制御に基づく制御対象の作動が許可されていることを前提とする操作を行う。一方、通常制御に基づく相互通信が確立されていない場合でも、ユーザはその旨を知る由もないが故に、相互通信が確立されているものとして前記操作を行う筈である。換言すれば、通常制御に基づく相互通信が確立されているか否かに拘わらず前記操作が行われることから、通常制御に基づく相互通信が確立されていない場合でも、かかる操作を無駄にすることなく有効利用している。具体的には、通常制御に基づく相互通信が確立されていない場合、つまり通常制御に基づく制御対象の作動が許可されていない場合に前記操作が行われると、その操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替えられる。即ち、従来とは異なり、通常制御から非常制御に切り替えるためにキーシリンダやスロットへのキーの挿入を必要としない。
【0011】
ここで、通常制御に基づく制御対象の作動が許可されていることを前提とする操作としては、スマートイグニッション機能により自動車のエンジンの始動が許可されていることを前提とする操作、つまりエンジン始動スイッチの操作が挙げられる。
【0012】
請求項2に記載の発明では、通信機能を有する携帯機との相互通信を確立するために所定の第1領域にリクエスト信号を送信する通常制御と、携帯機に起電力を発生させて該携帯機との相互通信を確立するべく前記第1領域よりも狭い第2領域に駆動電波を送信する非常制御とを選択的に行うとともに、前記通常制御又は非常制御に基づく携帯機との相互通信が確立したことを条件として制御対象の作動を許可する作動許可制御を行う制御手段を備え、その制御手段は、通常制御に基づき作動が許可された制御対象を作動させるための操作手段が兼用されて、通常制御に基づき作動が許可された制御対象を作動させるための通常操作とは異なる態様で前記操作手段が手で直接的に触れられて特殊操作された場合には、その特殊操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替える。
【0013】
従って、請求項2に記載の発明によれば、通常制御に基づき作動が許可された制御対象を作動させるための操作手段、つまり既存の操作手段が通常操作とは異なる態様で手で直接的に触れられて特殊操作されると、その特殊操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替えられる。即ち、従来とは異なり、通常制御から非常制御に切り替えるためにキーシリンダやスロットへのキーの挿入を必要としない。
【0014】
ここで、通常制御に基づき作動が許可された制御対象を作動させるための操作手段としては、スマートイグニッション機能により始動が許可された自動車のエンジンを作動させるためのエンジン始動スイッチが挙げられる。尚、エンジン始動スイッチとしては、プッシュスイッチ、シーソスイッチ、ロータリスイッチ、ベゼルスイッチが挙げられる。
【0015】
そして、プッシュスイッチを用いた特殊操作としては、通常操作よりも多くの回数に亘って操作すること、通常操作よりも長い時間に亘って操作すること、通常操作よりも長いストロークに亘って操作することの少なくともいずれかが挙げられる。一方、シーソスイッチやロータリスイッチを用いた特殊操作としては、通常操作とは異なる方向に操作することが挙げられる。他方、ベゼルスイッチを用いた特殊操作としては、ベゼルを回転させる操作、ベゼルを取り外す操作、ベゼルを押し込む操作のいずれかが挙げられる。
【0016】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の遠隔制御システムの作動制御装置において、前記制御手段は、通常制御から非常制御に切り替えてから所定時間が経過した場合には、非常制御から通常制御に切り替える。
【0017】
従って、請求項3に記載の発明によれば、通常制御では第1領域にリクエスト信号が送信されるのに対し、非常制御では第1領域よりも狭い第2領域に駆動電波が送信される。このため、ユーザにしてみれば、狭い第2領域に携帯機を所持して非常制御に基づく相互通信を確立させることよりも、広い第1領域に携帯機を所持して通常制御に基づく相互通信を確立させることの方が容易である。そこで、非常制御に基づく相互通信が確立され得る所定時間の機会を一旦ユーザに与えた後においては、請求項3に記載の発明のように構成して非常制御よりも通常制御を優先させている。従って、利便性を向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、遠隔制御システム1は、携帯機2と作動制御装置3とを備えている。
【0019】
携帯機2は、運転者(ユーザ)によって所持されるものであり、受信アンテナ11、受信回路12、マイコン13、送信回路14、送信アンテナ15、電池16、トランスポンダ17を備えている。受信回路12は、作動制御装置3からのリクエスト信号を受信アンテナ11を介して受信すると、そのリクエスト信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号をマイコン13に出力する。マイコン13は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであり、メモリ13aを備えている。このメモリ13aには、携帯機2毎に個別に設定されたIDコードが記憶されている。
【0020】
そして、マイコン13は、受信回路12から受信信号が入力されると、リクエスト信号に応答するために前記IDコードを含む信号を送信回路14に出力する。送信回路14は、その出力信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調して送信アンテナ15を介して送信する。電池16は、上記のようにリクエスト信号に応答してIDコードを含む信号を送信するための電源である。トランスポンダ17には、該トランスポンダ17毎、つまり携帯機2毎に個別に設定されたトランスポンダコードが記憶されている。そして、トランスポンダ17は、作動制御装置3からのトランスポンダ駆動電波に基づいて起電力を発生し、前記トランスポンダコードを含む信号を所定周波数(本実施形態では134KHz)の電波として送信する公知の構成である。
【0021】
作動制御装置3は、自動車側に設けられるものであり、送信回路21、送信アンテナ22、受信アンテナ23、受信回路24、給電回路25、送受信回路26、送受信アンテナ27、照合ECU28を備えている。送信回路21は、照合ECU28からのリクエスト信号を所定周波数(本実施形態では134KHz)の電波に変調して送信アンテナ22を介して所定の第1領域A1(図2参照)に送信する。この第1領域A1とは、自動車の室内における略全体に亘る領域である。受信回路24は、携帯機2からのIDコードを含む信号を受信アンテナ23を介して受信すると、その信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号を照合ECU28に出力する。
【0022】
送受信回路26は、給電回路25からの電力に基づいて所定周波数(本実施形態では134KHz)のトランスポンダ駆動電波を生成し、そのトランスポンダ駆動電波を送受信アンテナ27を介して所定の第2領域A2(図2参照)に送信する。この第2領域A2とは、自動車の室内における前記第1領域A1よりも極めて狭い領域、好ましくは運転席に座った状態で手が届く領域、例えばインストルメントパネル中央部の周辺領域である。尚、本実施形態では、第2領域A2は、送受信アンテナ27から20mm〜50mm離間する範囲である。また、送受信回路26は、携帯機2からのトランスポンダコードを含む信号を送受信アンテナ27を介して受信すると、その信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号を照合ECU28に出力する。
【0023】
即ち、前記第1領域A1内、第2領域A2内において携帯機2と作動制御装置3との相互通信が確立可能となっている。
照合ECU28は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであり、メモリ28aを備えている。このメモリ28aには、対応する携帯機2のIDコードと同一のIDコード(自動車側のIDコード)が記憶されている。また、このメモリ28aには、対応する携帯機2のトランスポンダコードと同一のトランスポンダコード(自動車側のトランスポンダコード)が記憶されている。
【0024】
そして、照合ECU28は、前記第1領域A1にリクエスト信号を送信する通常制御と、前記第2領域A2にトランスポンダ駆動電波を送信する非常制御とを選択的に行う切替制御を実行する。尚、照合ECU28による切替制御については後述する。
【0025】
また、照合ECU28は、通常制御により第1領域A1にリクエスト信号を送信したことに基づき受信回路24からIDコードを含む受信信号が入力されると、携帯機2のIDコードと自動車側のIDコードとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、照合ECU28は、IDコード照合を行う。加えて、照合ECU28は、非常制御により第2領域A2にトランスポンダ駆動電波を送信したことに基づき送受信回路26からトランスポンダコードを含む受信信号が入力されると、携帯機2のトランスポンダコードと自動車側のトランスポンダコードとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、照合ECU28は、トランスポンダコード照合を行う。
【0026】
そして、照合ECU28は、IDコード照合により両IDコードが一致したこと又はトランスポンダコード照合により両トランスポンダコードが一致したことを条件としてエンジンECU40にエンジン始動許可信号を出力するエンジン始動許可制御を行う。
【0027】
エンジン始動スイッチ45は、プッシュスイッチからなり、エンジンを始動させるための押圧操作が行われると、その押圧操作に基づいてエンジン始動位置に切り替わる。そして、エンジンECU40は、前記照合ECU28からエンジン始動許可信号が入力されている状態でエンジン始動スイッチ45が押圧操作されてエンジン始動位置に切り替えられると、図示しないセルモータを制御することにより、エンジンを始動させる。また、エンジン始動スイッチ45は、前記照合ECU28に接続されている。従って、エンジン始動スイッチ45がエンジン始動位置に切り替えられると、その旨が照合ECU28で検出されるようになっている。
【0028】
次に、照合ECU28による切替制御について、図3に示すフローチャートを用いて図1及び図2も参照しながら説明する。
さて、乗車に伴って運転席ドアが開閉されたことをドアカーテシスイッチ(図示略)からの検出信号に基づいて検出すると、照合ECU28は、送信回路21を制御して第1領域A1にリクエスト信号を間欠的に送信する通常制御を実行する(S1)。つまり、対応する携帯機2を車室内に持ち込むだけでエンジンの始動を許可するスマートイグニッション機能を有効にするために、運転席ドアの開閉をトリガとして通常制御を行う。
【0029】
そして、対応する携帯機2を所持している運転者が車室内、つまり第1領域A1内に進入してくると、前記リクエスト信号に応答して携帯機2からIDコードを含む信号が送信されてくる。そして、その送信信号が受信回路24により受信されると、該受信回路24から照合ECU28に受信信号が入力される。
【0030】
すると、照合ECU28は、その受信信号に含まれている携帯機2のIDコードと自動車側のIDコードとが一致しているか否かを判断するIDコード照合を行う(S2)。そして、両IDコードが一致していると判断した場合(S2でYES)、つまり第1領域A1内において通常制御に基づく相互通信が確立された場合には、エンジンECU40にエンジン始動許可信号を出力する(S3)。その結果、運転者によりエンジン始動スイッチ45が押圧操作されてエンジン始動位置に切り替えられると、エンジンECU40により図示しないセルモータが制御されることに基づいて、エンジンが始動される。尚、一般的には、エンジンを始動させるためには、ブレーキがON状態であること、シフトポジションがP(パーキング)位置であること等の条件をも満足させる必要がある。
【0031】
ところで、携帯機2に電池切れが発生している場合には、かかる携帯機2を所持して第1領域A1内に進入してきても、通常制御に基づく相互通信が確立されないことからスマートイグニッション機能が無効になる(S2でNO)。しかし、このように携帯機2に電池切れが発生している場合でも、運転者はその旨を知る由もないが故に、スマートイグニッション機能によりエンジンの始動が許可されていることを前提とする操作、つまりエンジン始動スイッチ45の押圧操作を行う筈である。換言すれば、通常制御に基づく相互通信が確立されているか否かに拘わらず前記押圧操作が行われることから、前記S2でNOと判断した場合には、エンジン始動スイッチ45が押圧操作されたか否かを判断する(S4)。
【0032】
そして、通常制御に基づく相互通信が確立されていない場合に前記押圧操作が行われると(S4でYES)、照合ECU28は、給電回路25及び送受信回路26を制御して第2領域A2にトランスポンダ駆動電波を送信する非常制御を実行する(S5)。つまり、通常制御に基づくエンジンの始動を許可していないにも拘わらず前記押圧操作が行われた場合には、その押圧操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替える。
【0033】
そして、運転者は、スマートイグニッション機能によりエンジンの始動が許可されていることを前提としてエンジン始動スイッチ45を押圧操作してもエンジンが始動されなかったことに基づいて(前記S4でYES)、携帯機2の電池切れに起因してスマートイグニッション機能が無効になっている旨を認識する。尚、通常制御に基づく相互通信が確立されていない場合に前記押圧操作が行われると(S4でYES)、スマートイグニッション機能が無効である旨を表示又は音の少なくとも一方により報知する構成としてもよい。この場合、運転者は、該報知に基づいて、スマートイグニッション機能が無効になっている旨を認識する。そこで、運転者は、このようにスマートイグニッション機能が無効になった場合の緊急操作として、第2領域A2内に携帯機2を持ち込む操作を行う。具体的には、インストルメントパネル中央部に携帯機2を翳す操作を行うことになる。
【0034】
すると、前記トランスポンダ駆動電波に基づいて携帯機2のトランスポンダ17が起電力を発生することにより、携帯機2からトランスポンダコードを含む信号が送信されてくる。そして、その送信信号が送受信回路26により受信されると、該送受信回路26から照合ECU28に受信信号が入力される。
【0035】
すると、照合ECU28は、その受信信号に含まれている携帯機2のトランスポンダコードと自動車側のトランスポンダコードとが一致しているか否かを判断するトランスポンダコード照合を行う(S6)。そして、両トランスポンダコードが一致していると判断した場合(S6でYES)、つまり第2領域A2内において非常制御に基づく相互通信が確立された場合には、エンジンECU40にエンジン始動許可信号を出力する(S3)。その結果、運転者によりエンジン始動スイッチ45が押圧操作されてエンジン始動位置に切り替えられると、エンジンECU40により図示しないセルモータが制御されることに基づいて、エンジンが始動される。
【0036】
尚、通常制御に基づく相互通信が確立されない場合としては、携帯機2に電池切れが発生している場合に限定されず、ノイズ等による突発的な通信エラーが発生した場合も考えられる。そして、後者の場合には、以後スマートイグニッション機能が有効となる可能性が高い。そこで、通常制御から非常制御に切り替えて(S5)、その非常制御に基づく相互通信が確立された場合に(S6でYES)、エンジンの始動を許可した後においては(S3)、非常制御から通常制御に復帰する構成とすることが好ましい。ちなみに、通常制御に基づくスマートイグニッション機能が有効であれば、運転者は携帯機2を翳す操作を行う必要がなく簡便であるからである。
【0037】
一方、非常制御に切り替えてから所定時間(本実施形態では30秒間)が経過するまでの間に非常制御に基づく相互通信が確立されなかった場合には(S7でYES)、第1領域A1にリクエスト信号を間欠的に送信する通常制御を実行する(S1)。つまり、かかる場合には、非常制御から通常制御に切り替える。
【0038】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)通常制御に基づくエンジンの始動が許可されていない場合に、エンジン始動スイッチ45の押圧操作が行われると、その押圧操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替えられる。従って、キーシリンダやスロットへのキーの挿入を必要とすることなく、通常制御から非常制御に切り替えることができる。
【0039】
(2)通常制御に基づく相互通信が確立されているか否かに拘わらずエンジン始動時には、上記(1)のようにエンジン始動スイッチ45の操作が行われる。このことから、通常制御に基づく相互通信が確立されていない場合でも、エンジン始動スイッチ45の操作を無駄にすることなく有効利用していると言える。換言すれば、運転者に対して通常の操作とは異なる特別な操作を何ら強制している訳ではなく、運転者を混乱させる余地はない。このように操作性を最大限に尊重していることから、利便性に優れた遠隔制御システム1を提供することができる。
【0040】
(3)上記(2)に加えて、エンジン始動スイッチ45といった既存の操作手段が兼用されることから、特別な操作手段を何ら設ける必要がない。従って、自動車の構成が複雑化されてしまうことを回避することができる。
【0041】
(4)上記(1)のようにキーシリンダやスロットが不要となることから、自動車の部品点数が削減されることに伴うコスト的又はスペース的なメリットも生まれる。
【0042】
(5)通常制御では第1領域A1にリクエスト信号が送信されるのに対し、非常制御では第1領域A1よりも狭い第2領域A2にトランスポンダ駆動電波が送信される。このため、運転者にしてみれば、狭い第2領域A2に携帯機2を所持して非常制御に基づく相互通信を確立させることよりも、広い第1領域A1に携帯機2を所持して通常制御に基づく相互通信を確立させることの方が容易である。そこで、非常制御に基づく相互通信が確立され得る所定時間の機会を一旦運転者に与えた後においては、非常制御から通常制御に切り替えて非常制御よりも通常制御を優先させている。従って、利便性を向上させることができる。
【0043】
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・前記実施形態では、スマートイグニッション機能によりエンジンの始動が許可されていることを前提とした場合に、運転者がエンジン始動スイッチ45を1回だけ押圧操作する通常操作によりエンジンを始動させようとすることを利用している。つまり、通常制御に基づくエンジンの始動が許可されていない場合に前記通常操作が行われると、その通常操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替えている。このような構成に代えて、エンジン始動スイッチ45が通常操作とは異なる態様で特殊操作された場合に、その特殊操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替える構成としてもよい。具体的には、エンジン始動スイッチ45がプッシュスイッチからなる場合には、特殊操作としては、所定時間(例えば10秒間)以内に通常操作よりも多くの回数(例えば3回)に亘って押圧操作すること、通常操作よりも長い時間(例えば10秒間)に亘って押圧操作することの少なくともいずれかが挙げられる。
【0044】
・上記のようにエンジン始動スイッチ45がプッシュスイッチからなる場合には、図4に示すように、通常操作とは異なるストロークに亘って押圧操作することも特殊操作に含まれることとする。具体的には、通常操作として、エンジン始動スイッチ45の被操作部、つまりスイッチノブ45aの表面が第1荷重で基準位置P0から第1ストロークに亘って押圧操作されることにより、エンジン始動スイッチ45は、エンジン始動位置P1に切り替わる。一方、特殊操作として、スイッチノブ45aの表面が前記第1荷重よりも大きい第2荷重で基準位置P0から第1ストロークよりも長い第2ストロークに亘って押圧操作されることにより、エンジン始動スイッチ45は、非常制御を行うための非常位置P2に切り替わる。
【0045】
・前記実施形態とは異なり、エンジン始動スイッチ45がシーソスイッチからなる場合には、図5に示すように、通常操作とは異なる方向に傾動操作することが特殊操作に含まれることとする。具体的には、通常操作として、エンジン始動スイッチ45のスイッチノブ45bが基準位置Q0から一方向に傾動操作されることにより、エンジン始動スイッチ45は、エンジン始動位置Q1に切り替わる。そして、エンジン始動スイッチ45は、スイッチノブ45bの一方向への傾動操作が解除されることに伴って、該スイッチノブ45bがエンジン始動位置Q1から基準位置Q0に復帰するモーメンタリ機能を有している。
【0046】
一方、特殊操作として、スイッチノブ45bが基準位置Q0から他方向に1段階だけ傾動操作されることにより、エンジン始動スイッチ45は、非常制御を行うための非常位置Q2に切り替わる。ただし、かかる傾動操作が解除されてもスイッチノブ45bが非常位置Q2から基準位置Q0に復帰することはなく、新たな傾動操作が行われない限り該スイッチノブ45bは非常位置Q2にて保持される。
【0047】
また、エンジン始動スイッチ45は、スイッチノブ45bが非常位置Q2から他方向に1段階だけ傾動操作されることにより、つまりスイッチノブ45bが基準位置Q0から他方向に2段階に亘って傾動操作されることによりアクセサリ位置Q3に切り替わる。ただし、かかる傾動操作が解除されてもスイッチノブ45bがアクセサリ位置Q3から非常位置Q2に復帰することはなく、新たな傾動操作が行われない限り該スイッチノブ45bはアクセサリ位置Q3にて保持される。このアクセサリ位置Q3とは、カーステレオ等のアクセサリ類に給電するための位置である。
【0048】
さらに、エンジン始動スイッチ45は、スイッチノブ45bがアクセサリ位置Q3から他方向に1段階だけ傾動操作されることにより、つまりスイッチノブ45bが基準位置Q0から他方向に3段階に亘って傾動操作されることによりイグニッション位置Q4に切り替わる。ただし、かかる傾動操作が解除されてもスイッチノブ45bがイグニッション位置Q4からアクセサリ位置Q3に復帰することはなく、新たな傾動操作が行われない限り該スイッチノブ45bはイグニッション位置Q4にて保持される。このイグニッション位置Q4とは、前記アクセサリ類に加えて、カーエアコン等の電装品にも給電するための位置である。
【0049】
また、エンジン始動スイッチ45は、スイッチノブ45bがイグニッション位置Q4から他方向に1段階だけ傾動操作されることにより、つまりスイッチノブ45bが基準位置Q0から他方向に4段階に亘って傾動操作されることによりエンジン始動位置Q5に切り替わる。そして、エンジン始動スイッチ45は、かかる傾動操作が解除されることに伴って、スイッチノブ45bがエンジン始動位置Q5からイグニッション位置Q4に復帰するモーメンタリ機能を有している。このエンジン始動位置Q5とは、非常制御に基づく相互通信が確立したことを条件として始動が許可されたエンジンを始動させるための位置である。
【0050】
・前記実施形態とは異なり、エンジン始動スイッチ45がロータリスイッチからなる場合には、図6に示すように、通常操作とは異なる方向に回転操作することが特殊操作に含まれることとする。具体的には、通常操作として、エンジン始動スイッチ45のスイッチノブ45cが基準位置R0から一方向に回転操作されることにより、エンジン始動スイッチ45は、エンジン始動位置R1に切り替わる。そして、エンジン始動スイッチ45は、スイッチノブ45cの一方向への回転操作が解除されることに伴って、該スイッチノブ45cがエンジン始動位置R1から基準位置R0に復帰するモーメンタリ機能を有している。
【0051】
一方、特殊操作として、スイッチノブ45cが基準位置R0から他方向に1段階だけ回転操作されることにより、エンジン始動スイッチ45は、非常制御を行うための非常位置R2に切り替わる。また、エンジン始動スイッチ45は、スイッチノブ45cが基準位置R0から他方向に2段階〜4段階に亘って回転操作されることにより、それぞれアクセサリ位置R3、イグニッション位置R4、エンジン始動位置R5に切り替わる。そして、エンジン始動スイッチ45は、イグニッション位置R4からエンジン始動位置R5への回転操作が解除されることに伴って、スイッチノブ45cがエンジン始動位置R5からイグニッション位置R4に復帰するモーメンタリ機能を有している。
【0052】
・図7に示すように、エンジン始動スイッチ45のスイッチノブ45dの周囲に装飾部材としてベゼル45eが設けられている場合、つまりエンジン始動スイッチ45がベゼルスイッチからなる場合には、該ベゼル45eを操作することが特殊操作に含まれることとする。具体的には、ベゼル45eを回転させる操作、ベゼル45eを取り外す操作、ベゼル45eを押し込む操作のいずれかが挙げられる。
【0053】
・図1に破線で示すように、通常制御から非常制御に切り替えるための非常用スイッチ50を前記エンジン始動スイッチ45とは別に設けた構成としてもよい。この場合、非常用スイッチ50が操作された場合には、その操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替える。
【0054】
・上記のようにエンジン始動スイッチ45とは別に非常用スイッチ50を設ける場合には、図8に示すように、エンジン始動スイッチ45と非常用スイッチ50とで外形が略円形状をなすように両者を近接配置する構成としてもよい。即ち、かかる構成にすれば、エンジン始動スイッチ45と非常用スイッチ50とが密接な関係を有していること、つまりエンジン始動スイッチ45を操作してもエンジンが始動されない場合には非常用スイッチ50を操作すればよいことを運転者に認識させることができる。また、好適な意匠感を醸し出すこともできる。
【0055】
・図9に示すように、エンジン始動スイッチ45の径方向に沿ってガイド部45fを凹設することにより、携帯機2を該ガイド部45fに対応させて押圧操作すると、エンジン始動スイッチ45と非常用スイッチ50とが両方オンされる構成としてもよい。換言すれば、ガイド部45fの形状を携帯機2の外形形状と対応させることにより、携帯機2でのエンジン始動スイッチ45及び非常用スイッチ50の押圧操作を運転者に促す構成としてもよい。このように構成すれば、携帯機2を第2領域A2内に持ち込む操作とエンジン始動スイッチ45の押圧操作とを運転者に同時に行わせることができる。従って、携帯機2に電池切れが発生している場合のようにスマートイグニッション機能が無効である場合でも、エンジン始動時の操作性を向上させることができる。
【0056】
・前記実施形態では、リクエスト信号の送信アンテナ(送信アンテナ22)とトランスポンダ駆動電波の送信アンテナ(送受信アンテナ27)とが別体の構成であったが、リクエスト信号の送信アンテナとトランスポンダ駆動電波の送信アンテナとを1つのアンテナにより兼用する構成としてもよい。
【0057】
・前記実施形態では、スマートイグニッション機能を有する遠隔制御システム1に具体化したが、スマートエントリ機能を有する遠隔制御システムに具体化してもよい。例えば、スマートエントリ機能により運転席ドアがアンロックされていることを前提とした場合に、運転者がドアハンドルを1回だけ引っ張る通常操作により運転席ドアを開けようとすることを利用する。つまり、通常制御に基づく運転席ドアのアンロックが許可されていない場合に前記通常操作が行われると、その通常操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替える。
【0058】
・上記のような構成に代えて、ドアハンドルが通常操作とは異なる態様で特殊操作された場合に、その特殊操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替える構成としてもよい。具体的には、特殊操作としては、所定時間(例えば10秒間)以内に通常操作よりも多くの回数(例えば3回)に亘って操作すること、通常操作よりも長い時間(例えば10秒間)に亘って操作することの少なくともいずれかが挙げられる。
【0059】
さらに、上記実施形態より把握される技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
〔1〕請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の遠隔制御システムの作動制御装置において、前記制御手段は、通常制御から非常制御に切り替えてから所定時間が経過した場合には、非常制御から通常制御に切り替える遠隔制御システムの作動制御装置。通常制御では第1領域にリクエスト信号が送信されるのに対し、非常制御では第1領域よりも狭い第2領域に駆動電波が送信される。このため、ユーザにしてみれば、狭い第2領域に携帯機を所持して非常制御に基づく相互通信を確立させることよりも、広い第1領域に携帯機を所持して通常制御に基づく相互通信を確立させることの方が容易である。そこで、非常制御に基づく相互通信が確立され得る所定時間の機会を一旦ユーザに与えた後においては、上記〔1〕のように構成して非常制御よりも通常制御を優先させている。従って、利便性を向上させることができる。
【0060】
〔2〕通信機能を有する携帯機と、請求項1〜請求項3、上記〔1〕のいずれか1項に記載の遠隔制御システムの作動制御装置とを備えた遠隔制御システム。このように構成すれば、キーシリンダやスロットへのキーの挿入を必要とすることなく、通常制御から非常制御に切り替えることができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明によれば、キーシリンダやスロットへのキーの挿入を必要とすることなく、通常制御から非常制御に切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠隔制御システムの構成を示すブロック図。
【図2】第1領域、第2領域を示す説明図。
【図3】照合ECUによる切替制御を示すフローチャート。
【図4】プッシュスイッチを用いた特殊操作を説明するための説明図。
【図5】シーソスイッチを用いた特殊操作を説明するための説明図。
【図6】ロータリスイッチを用いた特殊操作を説明するための説明図。
【図7】ベゼルスイッチを用いた特殊操作を説明するための説明図。
【図8】エンジン始動スイッチと非常用スイッチとの好適な配置関係を示す説明図。
【図9】ガイド部を有するエンジン始動スイッチを示す説明図。
【符号の説明】
1…遠隔制御システム、2…携帯機、3…作動制御装置、28…制御手段としての照合ECU、45…操作手段としてのエンジン始動スイッチ、50…非常用スイッチ、A1…第1領域、A2…第2領域。
Claims (3)
- 通信機能を有する携帯機との相互通信を確立するために所定の第1領域にリクエスト信号を送信する通常制御と、携帯機に起電力を発生させて該携帯機との相互通信を確立するべく前記第1領域よりも狭い第2領域に駆動電波を送信する非常制御とを選択的に行うとともに、前記通常制御又は非常制御に基づく携帯機との相互通信が確立したことを条件として制御対象の作動を許可する作動許可制御を行う制御手段を備え、
その制御手段は、通常制御に基づく制御対象の作動を許可していないにも拘わらず、通常制御に基づく制御対象の作動が許可されていることを前提とする操作が行われた場合には、その操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替える遠隔制御システムの作動制御装置。 - 通信機能を有する携帯機との相互通信を確立するために所定の第1領域にリクエスト信号を送信する通常制御と、携帯機に起電力を発生させて該携帯機との相互通信を確立するべく前記第1領域よりも狭い第2領域に駆動電波を送信する非常制御とを選択的に行うとともに、前記通常制御又は非常制御に基づく携帯機との相互通信が確立したことを条件として制御対象の作動を許可する作動許可制御を行う制御手段を備え、
その制御手段は、通常制御に基づき作動が許可された制御対象を作動させるための操作手段が兼用されて、通常制御に基づき作動が許可された制御対象を作動させるための通常操作とは異なる態様で前記操作手段が手で直接的に触れられて特殊操作された場合には、その特殊操作をトリガとして通常制御から非常制御に切り替える遠隔制御システムの作動制御装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の遠隔制御システムの作動制御装置において、前記制御手段は、通常制御から非常制御に切り替えてから所定時間が経過した場合には、非常制御から通常制御に切り替える遠隔制御システムの作動制御装置。
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