JP3825906B2 - トナー補給容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機やプリンター等の画像形成装置にトナーを補給するためのトナー補給容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真複写機やプリンター等の画像形成装置には現像剤としての微粉末のトナーが使用されている。そして、画像形成装置本体の現像剤が消費された場合には、トナー補給容器を用いて画像形成装置へトナーを補給することが行われている。
【0003】
トナーは極めて微細な粉末であるため、トナー補給作業時にトナーが飛散してオペレータや周囲を汚すという問題があった。このため、トナー補給容器を画像形成装置本体の内部に据え置いて、小さな開口部から少量ずつトナーを排出する方式が提案、実用されている。このような方式にあってはトナーは重力等の作用で自然に排出させるのは困難であり、何らかのトナー撹拌搬送手段が必要となる。そこで、トナー補給容器を画像形成装置本体内に装着したまま使用し、本体側からの駆動によりトナー撹拌搬送部材を回転することでトナーを搬送し、開口部から少量ずつトナーを排出するような構成が従来行われている。
【0004】
一方、開口部を封止する手段としては、可撓性フィルムを熱溶着して封止しておき、これをオペレーターが手で引き剥して開封するということが従来一般的に行われている。摺動開閉可能なシャッター部材によりパッキン部材を介して開口部を封止しておき、オペレーターがシャッター部材を引き出して開封するという方法も広く行われている。あるいは、特開平7−20705号公報に開示されているように、キャップ状の部材を開口部に圧入しておき、これを引き抜いて開封する方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら前記従来例においては次のような問題点があった。
【0006】
いずれの開封手段であっても、開封には相当の力が必要であり、オペレーターが直接手で操作しなければならないので、その負担が重い上に操作自体が面倒である。特開平7−20705号公報に示されるトナー補給容器おいてもトレイ状の部材をオペレーターが手で開閉する力によってキャップ部材の開閉を行っており、本質的には同じである。
【0007】
開封に要する力が大きい場合には、開封の反動でトナーが飛散してオペレーターや周囲を汚すことも希に発生する。
【0008】
さらに、前記のようにトナー補給容器を画像形成装置本体の内部に据え置いて使用する形態の場合、トナー補給容器を画像形成装置本体に装着後に画像形成装置本体側からの駆動によってフィルムを巻き取る等の構成は可能であるが、トナー搬送部材の回転駆動の他にもう一系列駆動系を必要とするため、画像形成装置本体の構成の複雑化かつ大型化し、さらにはコストアップにもなるので好ましくない。
【0009】
本発明は上記従来例の問題点を解決し、簡単な手段で下記のようなトナー補給容器を提供することを目的とする。
【0010】
(1)トナー補給の操作性向上
(2)トナー補給時のトナー飛散、汚れ防止
(3)物流過程におけるトナー漏れ防止
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、内部にトナーを収納し、前記トナーを排出するための開口部を有する容器本体と、前記容器本体に内装される回転搬送部材とからなり、画像形成装置本体に装着されると、回転搬送部材が画像形成装置本体の駆動部材と係合するトナー補給容器であって、前記回転搬送部材の回転軸線が前記開口部を貫通して容器外部へ突出しており、前記開口部は可撓性フィルムによって封止され、前記回転搬送部材の回転によってこれを開封することを特徴とする。
【0012】
また、前記可撓性フィルムは前記開口部の開口周縁に剥離可能に接着され、前記回転搬送部材により押し出されるトナーによって前記接着が剥離されて開封することを特徴とする。
【0013】
さらに前記可撓性フィルムを覆うようなキャップ部材を設けたことを特徴とする。
【0014】
《作用》
前記構成のトナー補給容器は、回転搬送部材の回転軸線が開口部を貫通しており、その開口部が可撓性フィルムによって剥離可能に封止されているので、回転搬送部材を回転させることで容器本体内のトナーが開口部から押し出され、それによって前記可撓性フィルムが剥離されて自動的に開封する作用をする。
【0015】
また、可撓性フィルムを覆うようにキャップ部材を設けたことで、物流過程における落下衝撃や振動衝撃、種々の環境変動を受けても、可撓性フィルムが不用意に剥離してトナーが漏れるといったようなことは防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】
《実施の形態1》
この実施の形態は可撓性フィルムが搬送部材を覆うことを特徴としている。
【0017】
本発明に係る実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の実施の形態のトナー補給容器の横断面図で、(A)は封止状態、(B)は開封状態を示す。また、図2は本発明の実施の形態のトナー補給容器に用いられる回転搬送部材の一例を示す分解斜視図である。図3は本実施の形態のトナー補給容器の装着動作及びトナー補給容器TCの装着位置を説明する画像形成装置本体の、(A)は平面図・(B)は正面図・(C)は右側面図である。
【0018】
図1から図3において、1はトナー容器本体、2は回転搬送部材、3は可撓性フィルム、4はトナー補給容器交換用カバー、5は前カバー、6はヒンジ部、をそれぞれ示す。
【0019】
{トナー容器本体}
図において中空密閉容器であるトナー容器本体1の一端側端面の略中央にはトナーを排出する中空円筒形のトナー排出口1a、他端側の端面の略中央には凹部1bを有し、一端側端面にはトナー充填口1cが設けられいる。トナー容器本体1はプラスチックを射出成形、ブロー成形、インジェクションブロー成形等の方法で製造するのが好ましいが、他の材料及び製造方法であっても良い。またトナー容器本体1は、一体的に形成するのが好ましいが、2部分あるいはそれ以上の部分に分割し、それらを溶着、接着等の手段で一体化する方法を取っても良い。
【0020】
{回転搬送部材}
同じく図1において、回転搬送部材2はトナー容器本体1内に収納されているトナーをトナー排出口1aに向かって搬送し、トナー排出口1aから排出するためのものである。回転搬送部材2は図2に示すように軸部2aと軸部2aに固定されてトナー容器本体1内のほぼ全域にわたり配された翼部2bと、軸部2aに固定されトナー排出口1a内及びトナー容器本体1内の一部に配されたスクリュー部2cとからなる。また軸部2aの一端2dは画像形成装置本体14側から回転駆動を受けるべく断面がHカット形状またはDカット形状又は二面幅その他の適当な軸継手形状となっており、反対側の非駆動側軸端部2eは円筒形軸であって前記トナー容器本体1の凹部1bに回転自在に係合する。回転搬送部材2もプラスチックを射出成形等の方法で製造するのが簡便で好ましいが、他の材料及び製造方法であっても、任意に分割、接合して製造しても構わない。
【0021】
翼部2bはシート状で可撓性を有することが好ましく、具体的には、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレン、フッ素樹脂の単層又はこれらの複合層が挙げられ、翼部2bの厚さは50μm〜1mm程度が望ましい。翼部2bは軸部2aの軸線方向に対して位相を連続的に変化させて取り付けられており、軸部2aの回転によりトナーをトナー排出口1aに向かって搬送する作用をする。
【0022】
翼部2bの形状は長方形が好ましく、全長に渡って一体であることが望ましい。また翼部2bには適宜窓2fを形成すると回転トルクを低減できるのでより好ましい。
【0023】
上記軸部2aは中空円筒形の開口部であるトナー排出口1aの中心を挿通している。このトナー排出口1aは例えば離心率の小さい楕円形断面のように実質的に円形と同じ作用を得られる断面形状であればよい。
【0024】
{可撓性フィルム}
トナー排出口1aを封止する可撓性フィルム3は回転搬送部材2のトナー排出口1aから突出した一端2dを覆いながら中空円筒形のトナー排出口1aの外周縁部に剥離可能に接着されて、トナー排出口1aを封止する。可撓性フィルム3のトナー容器本体1への接着方法は、ヒートシールによるのが簡便かつ確実であり最も好ましいが、粘着材や両面テープ或いはホットメルト材を利用しても良い。可撓性フィルム3の材質は延伸されたポリエステルやポリプロピレンが好ましく、ヒートシールの場合には前記材質にEVA(エチレン酢酸ビニル)層等のシーラント層を積層させたものが特に好適である。
【0025】
{トナー補給容器の構成}
トナー容器本体1に回転搬送部材2を組み込み、さらに可撓性フィルム3でトナー排出口1aを封止すればトナー補給容器TCの組み立ては完了する。これにトナー充填口1cより所定量のトナーを充填し、不図示のキャップによりトナー充填口1cを封止すればトナー補給容器TCは完成する。
【0026】
{トナー補給容器の交換方法}
画像形成のプロセスに伴い、トナー補給容器TC内のトナーが略全量消費されると、図示しないトナー補給容器空検知手段による検知を経て、図示しない液晶等の表示手段によりオペレーターはトナー補給容器TCの空を知らされる。
【0027】
本実施の形態に於てはトナー補給容器TCの交換はオペレーター自身が行ない、その手順は以下の通りである。
【0028】
図3の(A)に示す様にまず画像形成装置本体14の前カバー5を開くと、見えるトナー補給容器交換用カバー4(以下、トナー容器カバーという)を回動させて4aの位置まで開く(トナー容器カバー4はヒンジ6を中心に回転可能な構成である)。
【0029】
次にオペレーターは、装置本体14に装着されている空のトナー補給容器TCを図3の(A)中矢印とは逆方向に引き出し、装置本体14より取り外す。
【0030】
さらにオペレーターは新しいトナー補給容器TCを矢印の向きに装置本体14へと挿入するが、この時回転搬送部材2の一端2dは可撓性フィルム3に覆われたままで装置本体14側の駆動伝達手段の駆動部材(軸継手)(不図示)と係合する。即ち、装置本体側の軸継手と回転搬送部材2の一端2d間には可撓性フィルム3が介在するようになる。
【0031】
最後にトナー容器カバー4を所定の位置まで閉じると、トナー補給容器TCの交換は完了する。更に、前カバー5を閉じる。
【0032】
以上がトナー補給容器交換ステップである。
【0033】
{トナー補給容器の開封}
画像形成装置本体14内に装着されたトナー補給容器TCは、前記のとおり回転搬送部材2の一端2dは可撓性フィルム3に覆われたままで装置本体14側の駆動伝達手段(不図示)と係合する。装置本体14側の駆動伝達手段により、回転搬送部材2と可撓性フィルム3とは一体的に回転駆動力を受けて回転しはじめると、間もなく可撓性フィルム3のトナー排出口1aの周縁に接着されている部分が剥離される(図1(B)参照)。そして回転搬送部材2のスクリュー部2cによりトナー容器本体1内に収納されていたトナーがトナー排出口1aから押し出されて来るが、その力によって可撓性フィルム3はトナー排出口1aの周縁から離間されて開封される。
【0034】
{トナーの排出}
回転搬送部材2が回転すると、回転搬送部材2の翼部2bは前記のように位相差を設けているために、軸部2aの回転に従ってトナーをトナー排出口1aの方へ搬送する作用をし、さらにスクリュー部2cによってトナーはトナー排出口1aからトナー補給容器TC外へ押し出されて、画像形成装置本体14内の不図示の現像器へと供給される。
【0035】
《実施の形態2》
この実施の形態では回転搬送部材が可撓性フィルムを貫通していることを特徴としている。
【0036】
本発明の実施の形態2を図面を参照して具体的に説明する。図4は本発明の実施の形態2のトナー補給容器TCの横断面図で、(A)は封止状態、(B)は開封状態を示す。
【0037】
図4において、符号は実施の形態1に対応している。この符号の付された部材の説明は実施の形態1の説明を援用する。
【0038】
本実施の形態においても可撓性フィルム3はトナー排出口1aの周縁に剥離可能に接着されているが、回転搬送部材2の軸部2aは一端2d側が可撓性フィルム3を貫通して設けられている。貫通部分において、回転搬送部材2の軸部2aは可撓性フィルム3に対して回転自在でしかもトナーが漏れない程度の密閉性を持つように構成されている。このような構成は例えば貫通部にオイルシールやOリングのようなパッキン部材を配置することが考えられ、より好ましくは可撓性フィルム3の材質を弾性と伸縮性を有するものとして、貫通部における可撓性フィルム3の穴径を回転搬送部材2の軸部外径よりも若干小さくしておくことで達成できる。可撓性フィルム3の材質として、具体的にはシリコーンゴムシートやクロロプレンゴム、EPDM等の各種合成ゴムのシートが挙げられ、特に好ましくは「大和グラビアフィルム(商品名)」のように、フィルムに軸を貫通させてもこれを密閉保持し得るような特殊な性質を持つものが好適である。
【0039】
このように構成されたトナー補給容器TCを実施の形態1と同様にして画像形成装置本体14へ装着し、回転搬送部材2の一端2dに回転駆動力を加えると、回転搬送部材2のスクリュー部2c及び翼部2bの作用によりトナー容器本体1内に収容されていたトナーはトナー排出口1aから押し出され、その力によって可撓性フィルム3の接着部を剥離して開封し、さらにトナーを排出して行く。
【0040】
実施の形態1と同様にこの場合もオペレーターはトナー補給容器TCを装置本体14に装着するだけで、開封に関しては何らの作業も負担も必要としない。さらに回転搬送部材2の駆動側の一端2dは実施の形態1と異なって露出しているので、装置本体14側の駆動伝達手段との係合もスムーズにかつ確実に行うことができるのでより好ましい。
【0041】
さらに実施の形態2の変形として、前記貫通部において軸部2aと可撓性フィルム3とを固着する構成も考えられる。軸部2aと可撓性フィルム3を密閉を維持しながら固着するのは、各種接着剤やホットメルト剤により容易に達成できる。このような構成のトナー補給容器TCは、装置本体14に装着された後、回転搬送部材2の一端2dに回転駆動力を加えることで回転搬送部材2と可撓性フィルム3は一体的に回転を始め、その結果可撓性フィルム3のトナー排出口1aの周縁に接着されている部分が剥離される(図4(B)参照)。そして回転搬送部材2のスクリュー部2cによりトナー容器本体1内に収納されていたトナーがトナー排出口1aから押し出されて来るが、その力によって可撓性フィルム3はトナー排出口1aの周縁から離間されて開封される。
【0042】
《実施の形態3》
この実施の形態は可撓性フィルムを破断して開封することを特徴とする。
【0043】
本発明の実施の形態3を図面を参照して具体的に説明する。図5は本発明の実施の形態のトナー補給容器の横断面図で、(A)は封止状態、(B)は開封状態を示す。また図6は本発明の実施の形態3のトナー補給容器の正面図である。
【0044】
図5、図6において、符号は実施の形態1に対応している。この符号の付された部材の説明は実施の形態1の説明を援用する。
【0045】
本実施の形態においても可撓性フィルム3はトナー排出口1aの周縁に剥離可能に接着されているが、回転搬送部材2の軸部2aは可撓性フィルム3を貫通して設けられ、さらに前記貫通部において軸部2aと可撓性フィルム3とは密閉性を保ちつつ固着されている。軸部2aと可撓性フィルム3を密閉を維持しながら固着するのは、各種接着剤やホットメルト剤により容易に達成できる。
【0046】
そして可撓性フィルム3にはトナー排出口1aの周縁に沿って、略円形をなすハーフカット或いはミシン目の切り込み3aが入れてある。(図6の1点鎖線部分)。
【0047】
このように構成されたトナー補給容器TCを実施の形態1と同様にして画像形成装置本体14へ装着し、回転搬送部材2の一端2dに回転駆動力を加えることで回転搬送部材2と可撓性フィルム3は一体的に回転を始め、その結果、可撓性フィルム3はトナー排出口1aの周縁に沿って設けられているハーフカット又はミシン目の切り込み3a部分で破断する(図5(B)参照)。そして回転搬送部材2のスクリュー部2cによりトナー容器本体1内に収納されていたトナーがトナー排出口1aから押し出されて来るが、その力によって可撓性フィルム3はトナー排出口1aの周縁から離間されて開封される。
【0048】
実施の形態1と同様にこの場合もオペレーターはトナー補給容器TCを装置本体14に装着するだけで、開封に関しては何らの作業も負担も必要としない。また、可撓性フィルム3のトナー排出口1a周縁への接着部は、剥離することを前提とする必要がないので、強固に接着することができ、その結果、物流過程における落下衝撃や環境変動に遭遇しても、不用意に剥がれたりトナーが漏れたりすることが無くなる。
【0049】
さらに各実施の形態についての変形例として、図7に保護キャップを追加した例を示す。図7において7は保護キャップであり、可撓性フィルム3及び回転搬送部材2の一端2dを覆うようにして取り付けたものである。保護キャップ7は適度な弾性を有し壊れにくいことが望まれるが、具体的にその材質としては、低密度ポリエチレンが最も好適であり、ポリプロピレンや各種のゴム材料も利用できる。保護キャップ7はトナー排出口1aの外径に対して軽圧入またはスナップフィット等の従来公知の手段で固定されるが、軽圧入として密閉性も持たせるのがより好ましい。ただし、保護キャップ7の脱着に際して、可撓性フィルム3のトナー排出口1a周縁部への接着部を剥がしてしまわないように、圧入の程度を調整する必要がある。
【0050】
この変形例の場合には、トナー補給容器TCを交換する前にオペレーターは保護キャップ7を取り外し、後は各実施の形態と全く同様にして画像形成装置本体14へ装着し、回転搬送部材2の回転により開封が行われる。
【0051】
保護キャップ7を付けたトナー補給容器TCに、例えば落下衝撃が加わった場合には、保護キャップ7が直接衝撃を受けて緩和するため、可撓性フィルム3が剥離したりハーフカット部3aから破断したりするような事故を防止できる。減圧環境下や高温高湿環境下に放置されて、内圧が上昇するような場合にも、可撓性フィルム3部分が膨張しても保護キャップ7が押え込むため、可撓性フィルム3が破袋するような事故を防止できる。これは前記のように保護キャップ7を圧入として密閉を保つようにした方がより効果的で好ましい。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば簡単な手段で下記の効果がある。
(1)簡単な操作でトナー補給容器の交換が行える。特に開封を自動で行うので、開封に関わる操作及び力が不要となる。
(2)トナー補給時のトナーの飛散や汚れを防止できる。特に開封は画像形成装置本体内で自動で行うため、開封時のトナー吹き出しや飛散の畏れが無い。
(3)物流過程におけるトナー漏れを防止できる。落下衝撃や環境変動を受けてもトナー排出口からのトナー漏れの無いトナー補給容器を提供できる。
(4)トナーを排出する開口部を小さくすることが出来、トナー汚れを最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のトナー補給容器の横断面図で、(A)は封止状態、(B)は開封状態を示す。
【図2】本発明の実施の形態のトナー補給容器に用いられる回転搬送部材の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態のトナー補給容器の装着動作及びトナー補給容器の装着位置を説明する画像形成装置本体の、(A)は平面図・(B)は正面図・(C)は右側面図である。
【図4】本発明の実施の形態2のトナー補給容器の横断面図で、(A)は封止状態、(B)は開封状態を示す。
【図5】本発明の実施の形態3のトナー補給容器の横断面図で、(A)は封止状態、(B)は開封状態を示す。
【図6】本発明の実施の形態3のトナー補給容器の正面図である。
【図7】保護キャップを追加した本発明の実施の形態のトナー補給容器の横断面図を示す。
【符号の説明】
TC…トナー補給容器
1…トナー容器本体 1aトナー排出口 1b…凹部 1c…トナー充填口
2…回転搬送部材 2a…軸部 2b…翼部 2c…スクリュー部 2d…一端 2e…非駆動側軸端部 2f…窓
3…可撓性フィルム 3a…ハーフカット又はミシン目の切り込み
4…トナー補給容器交換用カバー 4a…位置
5…前カバー
6…ヒンジ部
7…保護キャップ
14…画像形成装置本体
Claims (15)
- 内部にトナーを収納し、前記トナーを排出するための開口部を有する容器本体と、前記容器本体に内装される回転搬送部材とからなり、画像形成装置本体に装着されると、回転搬送部材が画像形成装置本体の駆動部材と係合するトナー補給容器であって、前記回転搬送部材の回転軸線が前記開口部を貫通して容器外部へ突出しており、前記開口部は可撓性フィルムによって封止され、前記回転搬送部材の回転によってこれを開封することを特徴とするトナー補給容器。
- 前記可撓性フィルムは前記開口部の開口周縁に剥離可能に接着され、前記回転搬送部材により押し出されるトナーによって前記接着が剥離されて開封することを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
- 前記可撓性フィルムは前記回転搬送部材の容器本体の外部への突出部を覆いつつ前記開口部を封止していることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
- 前記回転搬送部材は前記可撓性フィルムを貫通していることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
- 前記可撓性フィルムは前記開口部の開口周縁に剥離可能に接着され、前記回転搬送部材は前記可撓性フィルムを貫通し、さらに前記回転搬送部材と前記可撓性フィルムとは前記貫通部において固着されており、前記回転搬送部材の回転により前記可撓性フィルムに回転力を作用させ、前記可撓性フィルムを回転させて前記接着部を剥離して開封することを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
- 前記可撓性フィルムは前記開口部の開口周縁に接着され、前記回転搬送部材は前記可撓性フィルムを貫通し、さらに前記回転搬送部材と前記可撓性フィルムとは前記貫通部において固着されており、前記回転搬送部材の回転により前記可撓性フィルムに回転力を作用させ、前記可撓性フィルムを回転させて破断することで開封することを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
- 前記可撓性フィルムを覆うようなキャップ部材を設けたことを特徴とする請求項1から6の何れか1つに記載のトナー補給容器。
- 前記キャップは前記開口部の外側に嵌め込んで固定したことを特徴とする請求項7に記載のトナー補給容器。
- 前記回転搬送部材は少なくとも一部にスクリュー部を有することを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
- 前記回転搬送部材は少なくとも一部にスクリュー部を有するとともに、一部には可撓性の翼部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
- 前記回転搬送部材の回転軸線は略水平であることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
- 前記回転搬送部材の回転により容器本体に収納されたトナーは略水平方向へ搬送されることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
- 前記開口部の断面形状は実質的に円形であり、その中心と回転搬送部材の回転中心とが略一致していることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
- 前記回転搬送部材と画像形成装置本体の駆動部材は可撓性フィルムを介在して係合可能であることを特徴とする請求項1又は3に記載のトナー補給容器。
- 前記回転搬送部材と画像形成装置本体の駆動部材は直接係合可能であることを特徴とする請求項1又は4に記載のトナー補給容器。
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