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JP3824233B2 - バイオセンサ及びバイオセンサの製造方法 - Google Patents

バイオセンサ及びバイオセンサの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は生体試料等を検出するバイオセンサに関し、特に、バイオセンサの小型化に関する。
DNA、タンパク質、抗体分子等の検出対象を短時間に効率良く、正確に認識して検出対象サンプルの構造、機能、重さ、電気的性質等の情報を抽出するバイオセンサはヒトゲノム解析を終了してますます重要になっている。バイオセンサには、例えば、DNAハイブリダイゼーション反応を蛍光強度で測定する方法(例えば、米国特許5,445,934号)や、DNAハイブリダイゼーション反応を表面プラズモン共鳴(SPR)で測定する方法(例えば、特開2001−296172号公報)がある。これ等の光学的方法によって検出する場合には比較的に早く測定結果を得ることが出来る。また、電界印加によって変化するDNA移動量の差を計測する方法(電気泳動)等も使用されている。この場合には比較的に簡単な設備で検出することが出来る。
米国特許第5,445,934号公報 特開2001−296172号公報
しかしながら、前二者の光学的測定を行うものにあっては測定装置が大がかりで測定のコストが高い。後者の電気泳動法は測定結果を得るまでに時間がかかり、大量の試料を検査するのには向いていない。
よって、本発明は短時間で多数の試料を測定することが出来ると共に、一度のみの使用(使い切り)にも向く安価なバイオセンサを提供することを目的とする。
また、本発明はこのようなバイオセンサの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のバイオセンサは、基板と、複数の単位センサと、を含み、上記複数の単位センサの各々はプローブ固定領域と発光素子及び受光素子とを含み、上記発光素子は、上記基板を介して上記プローブ固定領域に照射する光を発し、上記受光素子は、上記プローブ固定領域に固定されたプローブからの光を上記基板を介して受光し、上記基板には、上記複数の単位センサの一つの単位センサとこの単位センサに隣接する単位センサとの間に遮光膜が設けられている、ことを特徴とする。
好ましくは、上記発光素子又は上記受光素子が薄膜回路で形成される。上記発光素子が発光ダイオード、面発光型レーザ及び有機EL素子のうち少なくともいずれかを含む。上受光素子がフォトダイオード、フォトトランジスタ及びCCDのうち少なくともいずれかを含む。上記プローブ固定領域には特定の生体試料と特異的に作用するプローブが固定される。上記生体試料はDNA、タンパク質、抗体のうち少なくともいずれかを含む。上記基板のプローブ固定領域は親液処理が施され、その他の領域は撥液処理が施される。上記基板のプローブ固定領域には金属薄膜が形成される。上記基板にはマイクロレンズが設けられている。上記発光素子からの光は、上記マイクロレンズを介して上記プローブ固定領域に入射する。
かかる構成とすることによって1の基板上にプローブ固定領域と発光素子とを有するバイオセンサの基板が得られる。この基板上で試料をスポッティング(滴下)してハイブリダイゼーションさせる。基板のプローブ固定領域には生体試料と特異的に作用する既知の構造のプローブ(DNA片等)を固定し、ハイブリダイゼーションによって相補的構造を有する生体試料を結合させる。この生体試料に予め蛍光色素を付加したり、結合によって二重螺旋構造となった部分にインタカレータとして蛍光色素が挿入されるようにしても良い。基板に直接形成された発光素子を発光させ、当該プローブに結合した生体試料に伴う蛍光色素に蛍光を発生させる。これを外部から観察することによって生体試料の存在を判別することが出来る。基板と光源が一体化されることで測定装置が簡素化される。なお、試料のスポッティングはインクジェット技術を応用した液滴吐出装置によって自動的に行うことが出来る。
また、本発明のバイオセンサは、透光性基板と、上記透光性基板の一面に設けられたプローブ固定領域と、上記透光性基板の基板の他面に設けられて上記プローブ固定領域の該透光性基板側の光強度を検出する受光素子と、を含む。ここで、受光素子は単位素子のみならず受光機能に関わる回路をも含み得る。
かかる構成とすることによって、試料がスポッティングされる1の基板上にプローブ固定領域と受光素子とを有するバイオセンサの基板が得られる。基板のプローブ固定領域には生体試料と特異的に作用する既知の構造のプローブ(DNA片等)を固定し、ハイブリダイゼーションによって相補的構造を有する生体試料を結合させる。この生体試料には予め蛍光色素を付加しておく。あるいは結合部分にインタカレータとして蛍光色素を挿入する。外部から基板に光を当て当該プローブに結合した生体試料に蛍光を発生させる。これを基板に直接形成された受光素子で観察することによって生体試料の存在を判別することが出来る。基板と受光素子(スキャナ)が一体化されることで測定装置が簡素化される。
また、本発明のバイオセンサは、透光性基板と、上記透光性基板の一面に設けられたプローブ固定領域と、上記透光性基板の他面に設けられて上記プローブ固定領域を該透光性基板側から照射する発光素子と、上記透光性基板の他面に設けられて上記プローブ固定領域の該透光性基板側の反射光の光強度を検出する受光素子と、を含む。ここで、発光素子及び受光素子は単位素子のみならず発光機能及び受光機能に関わる回路をも含み得る。
かかる構成とすることによって、試料がスポッティングされる1の基板上にプローブ固定領域、発光素子及び受光素子を有するバイオセンサの基板が得られる。基板のプローブ固定領域には生体試料と特異的に作用する既知の構造のプローブ(DNA片等)を固定し、ハイブリダイゼーションによって相補的構造を有する生体試料を結合させる。この生体試料には予め蛍光色素を付加しておく。あるいは結合部分にインタカレータとして蛍光色素を挿入する。基板に設けられた発光素子によって生体試料に光を当て当該プローブに結合した生体試料に蛍光を発生させる。これを基板に設けられた受光素子で検出することによって生体試料の存在を判別することが出来る。試料を配列した基板と発光素子と受光素子(スキャナ)とが一体化されることで測定装置が簡素化される。
また、かかる構成は表面プラズモン共鳴(SPR)法を用いて生体試料の検出を行うバイオセンサの形成を可能とする。
本発明のバイオセンサは、透光性基板と、上記透光性基板の一面に設けられた複数のプローブ固定領域と、上記透光性基板に形成され、隣接する上記プローブ固定領域相互間を遮光する遮光領域と、上記透光性基板の他面に各プローブ固定領域毎に設けられて上記プローブ固定領域を該透光性基板側から照射する発光素子及び上記プローブ固定領域の該透光性基板側の反射光の光強度を検出する受光素子と、を含む。
かかる構成とすることによって1の基板上にプローブ固定領域、発光素子及び受光素子の組を1単位とする複数のバイオセンサを有するバイオセンサ基板が得られる。基板の各プローブ固定領域には生体試料と特異的に作用する既知の構造のプローブ(DNA片等)を固定し、ハイブリダイゼーションによって相補的構造を有する生体試料を結合させる。この生体試料には予め蛍光色素を付加しておく。あるいは結合部分にインタカレータとして蛍光色素を挿入する。基板の単位領域毎に設けられた発光素子によって当該プローブ固定領域にスポッティングされた生体試料に光を当て当該プローブに結合した生体試料に蛍光を発生させる。これを当該単位領域に設けられた受光素子で検出することによって各単位領域毎に生体試料の存在を判別することが出来る。試料を配列した基板と発光素子と受光素子(スキャナ)とが一体化されることで測定装置が簡素化される。また、各単位領域を遮光することで隣接領域の発光素子(光源)からの光の漏れを抑制し、受光素子への影響(ノイズ)を軽減する。
なお、各単位領域の発光素子を同時に発させる場合、各発光素子を千鳥状に発光させる場合、任意の発光素子を単独で発光させる場合など、種々のアレイの発光パターンで試料の測定を行うことが出来る。それにより、他の領域から光漏れの影響防止を重視したり、測定時間の短縮を優先したりすることが出来る。
なお、かかる構成も表面プラズモン共鳴(SPR)法を用いて生体試料の検出を行うバイオセンサの形成を可能とする。
好ましくは、上述した透光性基板は上記プローブ固定領域を形成した第1の基板と上記発光素子及び受光素子のうち少なくともいずれかを形成した第2の基板とを張り合わせて形成する。それにより、プローブを形成する基板(第1の基板)が発光素子や受光素子を形成する第2の基板のように半導体製造プロセスに晒されることを可及的に回避して基板の化学物質などによる汚染を防止する。また、基板毎に製造プロセスを並行しそれぞれに製造法やプロセス条件を最適化することによって製造時間の短縮と性能・信頼性の向上を図ることが可能となる。
また、上記透光性基板は上記プローブ固定領域を形成した第1の基板と上記受光素子を形成した第2の基板とを特定波長の光を通過させるフィルタ層を介して積層することができる。この場合には、フィルタ層によって試料の蛍光を抽出し、これを受光素子で検出することが可能となる。
上記透光性基板のプローブ固定領域を上記透光性基板に形成されたマイクロレンズ又はマイクロプリズム上に設定することができる。上記発光素子の出射光が上記透光性基板のプローブ固定領域下に形成されたマイクロレンズ又はマイクロプリズムによって上記プローブ固定領域背面に導出される。また、上記透光性基板のプローブ固定領域からの反射光が上記透光性基板に形成されたマイクロレンズ又はマイクロプリズムを介して、上記透光性基板の他面に配置された上記受光素子に導出される。かかる構成は表面プラズモン共鳴(SPR)法を用いて生体試料の検出を行うバイオセンサの形成に好都合である。
好ましくは、上記発光素子又は上記受光素子が薄膜回路で形成される。薄膜回路で発光回路及び受光回路を形成することによってバイオセンサの外形を略試料載置基板の形状で形成することが可能となる。また、エピタキシャルリフトオフプロセス(ELO)による化合物半導体チップの基板間転写や、特開平10−125929号、特開平10−125930号、特開平10−125931号に開示されている半導体薄膜回路の剥離転写技術によって別途の耐熱基板で形成した発光素子、受光素子の半導体薄膜回路をプローブ基板に転写することによって製造しても良い。それにより、性能の良い半導体薄膜回路をバイオセンサ基板に形成することが出来る。また、量産化によってバイオセンサをより安価に提供することが可能となり、汚染の心配がない一回使用タイプのバイオセンサを提供できる。
上記発光素子には、例えば、発光ダイオード、面発光型レーザ及び有機EL素子等が使用される。また、上記受光素子には、例えば、フォトダイオード、フォトトランジスタ及びCCD等が使用される。
上記プローブ固定領域には特定の生体試料と特異的に作用するプローブが固定される。上記生体試料には、例えば、DNA、タンパク質、抗体が含まれる。バイオセンサの基板に予めプローブを固定した状態でクライアントに提供しも良く、また、クライアントでバイオセンサ基板に所望のプローブを固定しても良い。
上記透光性基板のプローブ固定領域は親液処理が施され、その他の領域は撥液処理が施される。それにより、試料のスポッティングや液滴吐出の分配精度が向上する。
上記透光性基板のプローブ固定領域には金属薄膜が形成される。例えば、金が使用される。金をベースとすることにより、DNA片のプローブ固定領域への固定が容易になる。また、表面プラズモン共鳴の測定に使用することが出来る。
本発明のバイオセンサは、薄膜発光素子が一面に形成された基板と、プローブ固定領域が一面に形成された透光性基板と、特定波長の光を通過する薄膜フィルタが形成された基板と、薄膜受光素子が一面に形成された基板と、を一方向に順次に配置してなる。
かかる構成とすることによって薄膜素子を形成した基板を重ね合わせることによってバイオセンサを構成することが可能となる。
また、本発明のバイオセンサは、複数の薄膜発光素子が一面に配列された基板と、上記複数の薄膜発光素子に対応して複数のプローブ固定領域が一面に配列された透光性基板と、特定波長の光を通過する薄膜フィルタが形成された基板と、上記複数のプローブ固定領域に対応して複数の薄膜受光素子が一面に配列された基板と、を一方向に順次に配置してなる。
かかる構成とすることによって薄膜素子を形成した基板を重ね合わせることによってアレイのバイオセンサを構成することが可能となる。
本発明のバイオセンサの製造法は、透光性基板の一面の一部又は全部に親液処理を施し又は金属薄膜を形成してプローブ固定領域を形成する工程と、上記基板の他面にプローブ固定領域に対応して発光素子チップ及び受光素子チップのうち少なくともいずれかを転写する工程と、を含む。
かかる構成とすることによって1の基板にバイオセンサを形成することが可能となる。
本発明のバイオセンサの製造法は、透光性の第1の基板の一面にプローブ固定領域を形成する工程と、第2の基板の一面に前記プローブ固定領域に対応して発光素子チップ及び受光素子チップのうち少なくともいずれかを転写する工程と、上記第1及び第2の基板を張り合わせる工程と、を含む。
かかる構成とすることによって、2つの基板を張り合わせてバイオセンサを作製することが可能となる。
好ましくは、上記基板の形成を行った後にプローブ固定領域にプローブを形成する。それにより、プローブの汚染や製造工程におけるプローブのダメージを可及的に回避することが可能となる。
本発明によれば、1つの基板又は1つに合成された基板上にプローブ、発光素子、受光素子、マイクロレンズ等を可及的に集めるようにしたので小形で安価なバイオセンサを得ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の基本的な構成を示しており、バイオセンサの各要素が基板又は薄膜で形成されて、各基板が一方向に配置されていることを示している。同図において、バイオセンサは発光素子基板100、プローブ基板200、光学フィルタ300及び受光素子基板400を含んでいる。
発光素子基板100は絶縁基板101の一面(上面)に面発光型レーザ(VCSEL)、発光ダイオード(LED)、有機ELなどの複数の発光素子110を配列して形成されている。後述のように発光素子110の配列はプローブ(あるいはプローブ固定領域)の配列に対応している。発光素子110は個別にあるいは全部同時に発光することが出来る。
プローブ基板200は、図10に示されるように、ガラス、プラスチックなどの透明な基板201の一面(上面)に複数配列されたプローブ固定領域202の各々にプローブとしてDNAプローブ分子(DNA片)210が固定されている。プローブ固定領域あるいはDNAプローブ分子が固定される領域202は1〜500μm、好ましくは、10〜100μmの範囲で形成される。DNAプローブ分子を導入する方法は複数ある。具体的には、プラズマ表面処理等で親水性表面にしたり、金薄膜を蒸着して形成したプローブ固定領域202上に、例えば、末端にアミノ基、またはマレイミド基等を有する自己組織化膜(SAM)を形成する。この末端に形成されたにアミノ基、またはマレイミド基等と、DNAプローブ分子末端に修飾された、コハク酸エステル基、チオール基等とを共有結合させることによってDNAプローブをプローブ固定領域202に結合させることが出来る。
光学フィルタ300は後述のハイブリダイゼーション反応によって二重螺旋構造となったDNAプローブにインタカレートされた色素分子が発生する蛍光の波長の光を通過させ、その他の波長の光(発光素子110の発光光)を減衰させる。なお、生体試料に予め蛍光色素を付加したものをプローブに結合(ハイブリダイゼーション)させても良い。
受光素子基板400は絶縁基板401の一面(プローブ基板200と対向する面)に複数の受光素子410を配置している。受光素子410は電荷結合デバイス(CCD)、フォトダイオード(PD)、フォトトランジスタ等によって構成される。受光素子410はフィルタ300を透過した各プローブ分子膜210の蛍光の強度を測定する。
図2は、図1に示した基板をバイオセンサとして使用する第1の実施例を示すものであり、同図において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
図2(a)に示すように、プローブ基板200のプローブ固定領域202に試料をスポッティングしてハイブリダイゼーション反応を起こさせる。すなわち、プローブ固定領域202に固定化されたDNAプローブ分子膜210上に、蛍光色素を含む相補的なターゲットDNA及び非相補的DNAの微量溶液(生体試料)を液滴吐出(インクジェット)又はマイクロスポッタ等で基板201に配列形成された多数のプローブ固定領域210上に吐出供給させ、DNAプローブ分子とハイブリダイゼーションを生じさせる。DNAプローブ分子は相補的DNAと反応して二重螺旋構造DNAを構成する。この二重螺旋部分に色素分子が挿入(インタカレート)される。DNAプローブ分子は非相補的DNAとは反応せず、二重螺旋DNAを構成しないため、色素は挿入されない。ハイブリダイゼーションを行った後、DNAプローブと二重螺旋を構成しない(結合していない)試料を洗い流す。
その後、図2(b)に示すように、各素子110、410、プローブ固定領域202の位置合せを行いながら発光素子基板100、プローブ基板200、フィルタ300及び受光素子基板400を組み合わせる。フィルタ300及び受光素子基板400はプローブ210とは接種していない。
次に、発光素子基板100の発光素子110を発光させ、試料と二乗螺旋を構成したプローブ210の蛍光色素を励起させて蛍光を発生させる。この蛍光を光学フィルタ300によって選択し、受光素子410(例えば、高感度のCCD)で観測する。発光素子110の発光光は光学フィルタ300によって阻止される。蛍光光の観察の際には、複数の発光素子110を時分割的に発光させることによって漏れ光が影響する範囲内では1つの発光素子を動作させることとし、隣接光の影響を回避することが可能である。後述のように、単位の検出領域相互間に遮光層を設けたり、相互の漏れ光の影響が少ない場合には複数の発光素子を動作させることが可能である。各プローブ210から発生した蛍光の強度は受光素子410で観察される。
このように、プローブに接近して受光素子が配置されることによってハイブリダイゼーション反応の有無が高い感度で検出可能となる。検出された各受光素子の出力はコンピュータによってデータ処理される。また、各要素が薄い基板で構成されるのでバイオセンサ(検出部分)全体が小型化される。また、本実施例の構成によれば、発光素子基板100、フィルタ300、受光素子基板400を繰り返し使用することが可能となる利点がある。
図3は、1つの基板に発光素子とDNAプローブを配置した第2の実施例を示している。同図において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この実施例では、図1に示された発光素子基板100とプローブ基板200とが1つの複合基板500に纏められている。すなわち、例えば、ガラス、プラスチック等の光透過性の絶縁基板501の一面(下面)に複数の発光素子110が配列されている。上述したように、発光素子110としてはVCSEL、LED、有機ELなどが使用可能である。図11に基板にVCSELを設けた例を示す。
基板501の他面(上面)の複数のプローブ固定領域にはDNAプローブ210が配置されている。なお、図3ではプローブ210が基板501の表面から突起するよう形成されているが、図1の場合と同様に凹部内にプローブ210を形成しても良い。
このような構成は、基板501の一面(上面)にプラズマによって親液処理を施した後、後述のように基板501の他面(下面)に発光素子110のチップを転写し(図13参照)、更に、DNAプローブをプローブ固定領域に固定することによって得ることが出来る。
この発光素子110とプローブ210とを一体化した光源・プローブ基板500を使用すれば前述した図1及び図2に示す構成において基板100あるいは200を1つ減らすことが出来る。また、その分だけバイオセンサを小型化することが可能となる。
図4は実施例2に示した光源・プローブ基板500を2つの基板100及び200を張り合わせて形成した第3の実施例を示している。このようにすれば、発光素子基板100とプローブ基板とを異なる製造法(あるいは製造プロセス)やプロセス条件で別途に製造することが出来る利点がある。
図5は、1つの基板に受光素子とDNAプローブを配置した第4の実施例を示している。同図において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この実施例では、図1に示されたプローブ基板200、フィルタ300及び受光素子基板400が1つの受光・プローブ基板600として纏められている。すなわち、ガラス、プラスチック等の光透過性の絶縁基板401の一面(下面)に複数の受光素子410が配列されている。上述したように、受光素子410としてはPD、CCD、フォトトランジスタ等を使用することが可能である。プローブ基板200の光透過基板201の一面(上面)の複数のプローブ固定領域にはDNAプローブ210が配置されている。なお、図5ではプローブ210が基板201の表面から突起するよう形成されているが、図1の場合と同様に凹部内にプローブ210を形成しても良い。プローブ基板200と受光基板400相互間にフィルタ300が配置されて、プローブ基板200、フィルタ300及び受光素子基板400が積層されて受光・プローブ基板(複合基板)600が形成される。
このような構成は、例えば、ガラス基板201の一面(図示の上面)にプラズマによって親液処理を施してプローブ基板200を得る。ガラス基板401の一面(図示の下面)に受光素子410のチップを転写して(図13参照)受光素子基板400を形成する。フィルタ300は色素を混入したゼラチン膜、色ガラス、回折格子等によって構成することが出来る。プローブ基板200、フィルタ300及び受光素子基板400を張り合わせて受光・プローブ基板600を得る。更に、受光・プローブ基板600の基板201のプローブ固定領域にDNAプローブを固定することによって完成する。
このように構成された受光・プローブ基板600に各プローブに生体試料をスポッティングし、ハイブリダイゼーション反応を生じさせる。DNAプローブ分子は相補的DNAと反応して二重螺旋構造DNAを構成する。この二重螺旋部分に色素分子が挿入される。ハイブリダイゼーションを行った後、DNAプローブと二乗螺旋を構成しない(結合していない)試料を洗い流す。この基板600の上方から発光素子基板100によって励起光を与え、各プローブ210の蛍光の有無を受光素子410で観察する。
この受光素子410とプローブ210とを一体化した受光・プローブ基板600を使用すれば前述した図1及び図2に示す構成において基板200あるいは400を1つ減らすことが出来る。また、その分だけバイオセンサを小型化することが可能となる。
図6(a)及び同(b)は1つの基板に発光素子、プローブ、受光素子を形成した第5の実施例を示している。同図において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この実施例では、ガラスやプラスチックなどの光透過基板701の一面(上面)側の複数のプローブ固定領域にプローブ210が固定され、基板701の他面(下面)に発光素子110及び受光素子410が配置されている。発光素子110はハイブリダイゼーション反応によってプローブ210にインタカレートされる蛍光色素を励起する。受光素子410は蛍光色素の発光を観察し、相補的DNAの結合の有無を判断する受光レベル信号を出力する。
なお、発光素子110の出力光がプローブ固定領域で反射して受光素子410に戻らない場合には、発光素子110の出力を減衰し、蛍光色素の蛍光を選択的に通過させる光フィルタ300は不要であるが、発光素子110の出力光の一部が受光素子410に入射する場合には基板701と受光素子410との間にフィルタ300を配置することができる。また、フィルタ300の配置に代えて、受光素子410を蛍光色素の蛍光光の波長に対して感度が高く、発光素子110の出力光の波長に対して感度が低い波長選択性のものを使用することとしても良い。
この実施例においても、図6(b)に示すように、基板701を貼り合わせによって形成することが可能である。このようにすれば、発光素子・受光素子基板とプローブ基板とを異なる製造プロセスやプロセス条件で別途に製造することが出来る利点がある。
図7(a)及び同(b)は第6の実施例を示している。同図において図6と対応する部分には同一符号を付している。
図7(a)に示すように、この実施例では1つの基板701に発光素子110、プローブ210及び受光素子410を備える構成において、発光素子110、プローブ210及び受光素子410からなる単位センサ領域相互間に遮光層710が配置されている。遮光層710によって発光素子110の出力光の隣接領域への漏れ、プローブ210の蛍光色素からの蛍光の隣接領域への漏れが防止される。遮光層710は、例えば、基板701にダイシングやエッチングによって形成された溝に黒色樹脂を液滴吐出ヘッドから吐出する(インクジェット法)ことによって形成される。
かかる構成によれば、第5の実施例(図6参照)に示された構成において光の漏れが問題となる場合にこれを解消することが可能となる。
図7(b)は、更に、基板701を2つの基板の積層(張り合わせ)によって構成する例を示している。このようにすれば、発光素子・受光素子基板とプローブ基板とを異なる製造プロセスやプロセス条件で別途に製造することが出来る利点がある。
図8(a)及び同(b)は表面プラズモン共鳴(SPR)法によってDNAプローブへの生体試料のハイブリダイゼーション反応の有無を判別する第7の実施例を示している。同図において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この実施例では、図8(a)に示すようにガラスやプラスチックなどの光透過基板801の一面(上面)の複数のプローブ固定領域に金属薄膜810がスパッタ法、蒸着法などによって形成される。好ましくは約500オングストロームの金(Au)薄膜810が使用される。この金薄膜810の上にチオールにて修飾されたDNAプローブ210が固定される。金薄膜810下(背面)にはマイクロレンズ820によって屈折率が1.50〜1.80程度のプリズムが形成される。
基板801の他面(下面)に発光素子110及び受光素子410が配置されている。プラズマを励起する発光素子110としては、例えば、マイクロレンズで出力ビームを絞ったVCSEL、有機ELドットなどが使用可能である。受光素子410としてはフォトダイオード、CCD等が使用可能である。発光素子110から出力された励起光はマイクロプリズム820を経て金表面810にて反射する。反射光はマイクロプリズム820を経て受光素子410に入射する。金薄膜の表面でDNAプローブ分子のハイブリダイゼーション反応が生じると金薄膜での屈折率が大きく変化する。受光素子によって表面プラズモン共鳴角度の変化が検出される。ハイブリダイゼーション反応が生じない場合には表面プラズモン共鳴角度の変化は生じない。これにより、各プローブ固定領域での反応を短時間で観察することが出来る。
図8(b)は、更に、基板801を2つの基板の積層(張り合わせ)によって構成する例を示している。このようにすれば、発光素子・受光素子基板とマイクロプリズムが形成されたプローブ基板とを異なる製造プロセスやプロセス条件で別途に製造することが出来る利点がある。
図9は第8の実施例を示している。同図において図8と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。この例(図9(a)及び同図(b))では各単位センサ領域相互間が遮光膜830で遮光されている。それにより、隣接センサの発光素子からの漏洩光、基板内反射光による漏洩光を遮蔽することが可能となり、各単位センサを同時に作動させることが可能となる。
次に、バイオセンサの製造工程について説明する。上述したバイオセンサの基板には発光素子、受光素子が配置される。本実施例ではこの発光素子等の基板への配置は「転写技術」によって行っている。
図11は、ガラス基板上に発光素子(VCSEL)のチップを転写した例を示している。発光素子はポリイミド樹脂あるいはエポキシ樹脂などの薄膜接着層を介してガラス基板やプラスチック基板に固定されている。
図12は、「転写技術」を概念的に説明する説明図であり、ガリウムヒ素基板などの化合物半導体基板に形成した発光素子や受光素子(VCSEL、LED、PD(フォトダイオード)、PTr(フォトトランジスタ)等)のチップを化合物半導体基板から剥離してガラス基板、プラスチック基板、シリコン基板等に張り付ける(転写)。ガラス基板やシリコン基板等は、ガラスTFT基板、シリコンLSI基板等であっても良い。当該剥離転写には、チップの中間層をエッチングしてチップを剥離可能とするエピタキシャルリフトオフ技術(ELO)を利用することが出来る。
図13を参照して「転写技術」を用いたバイオセンサの製造工程について説明する。まず、ガリウム砒素基板10に複数の素子(発光素子、受光素子)を形成する。図示の例では発光素子110を形成している。このとき、発光素子110の下層にアルミニウム砒素(AlAs)層を中間層20として形成しておく。発光素子110の形成後、ダイシングを行ってガリウム砒素基板10の途中まで碁盤の目状に溝を切る(図13(a))。
この溝から横方向にウェットエッチングを行い、中間層20を発光素子チップ110を剥離可能な程度に除去する。接着剤が表面に塗布された中間転写フィルム30を発光素子110上に張り付ける(図13(b))。中間転写フィルム30を引き上げて各発光素子110をガリウム砒素基板10から剥離し、素子チップとして中間転写フィルム30側に移動する(図13(c))。
次に、中間転写フィルム30に移動した発光素子チップ110をガラス基板101の所定位置に転写すべく、位置合せを行う。ガラス基板101の所定位置には予め接着剤103が薄く塗布されている(図13(d))。中間転写フィルム30の背後(上方)からスタンパ40を押し下げて発光素子チップ110をガラス基板101に密着させ固定する。この際、ガラス基板101上に塗布された接着剤103を熱硬化性(あるいは光硬化性)、中間転写フィルム30の接着剤を熱軟化性(あるいは光軟化性)とすることが出来る。スタンパ40にヒータ(図示せず)を設けて適当な温度に加熱することによって発光素子チップ110をガラス基板101に接着することが出来る。接着剤を光硬化性とした場合には紫外線等の照射を行う。また、レーザアブレーションによって中間転写フィルム30からの剥離を促すこととしてもよい(図13(e))。
次に、中間転写フィルム30を引き上げて発光素子チップ110を中間転写フィルム30から基板101に移動する(図13(f))。
このようにして、ガラス基板101の所定位置への発光素子110の転写が行われる。化合物半導体基板に形成した受光素子チップ410についても同様にガラス基板への転写を行うことが出来る。このようにして、ガラス基板やプラスチック基板101に素子チップ110を「転写」することが出来る(図14)。上述のガラス基板101のプローブを形成する面(図示の上面)には予めプラズマ処理などの親液処理を基板上面の一部又は全部に施してプローブ固定領域を複数形成しておき、上記発光素子チップ、受光素子チップの転写後に、更に、当該プローブ固定領域にDNAプローブを固定する。
なお、転写する素子チップは発光素子110でも受光素子410でも良い。1つの基板に発光素子110と受光素子410を転写することによって図6に示すような1つの基板でバイオセンサを構成する複合基板が得られる。
図15は、2つの基板の張り合せによって複合基板を形成する例を説明する図である。図15(a)に示すように、プラズマ処理された基板200と、上述した発光素子110を転写した基板100とを用意する。次に、図15(b)に示すように、接着剤を介して両基板を張り合わせる。更に、親液処理を行った基板200の上面にDNAプローブ分子を固定してプローブ210(図4参照)を形成する。それにより、図4に示した積層基板を得ることが可能となる。
このようにして、基板の張り合せによってもバイオセンサを製造することが出来る。
図1は本発明の実施例に係る薄膜装置を基板に形成してなるバイオセンサを説明する説明図である。 図2は基板を積層してバイオセンサを構成する例を説明する説明図である。 図3は1つの基板の表裏に光源とプローブを形成した例を説明する説明図である。 図4は図3の基板を貼り合わせで形成した例を説明する説明図である。 図5は基板の中間にフィルタを形成した例を説明する説明図である。 図6(a)は基板の一面に発光素子及び受光素子を形成し、他面にプローブを形成した例を説明する説明図である。図6(a)は基板を張り合わせて形成した例を説明する説明図である。 図7は図6の構成に更に遮光領域を形成した例を説明する説明図である。 図8は1つの基板で表面プラズモン共鳴(SPR)法による測定を行うバイオセンサを形成する例を説明する説明図である。 図9は図8の構成に更に遮光領域を形成した例を説明する説明図である。 図10はDNA片によるプローブを説明する説明図である。 図11はガラス基板に転写された薄膜発光素子(VCSEL)・受光素子の例を説明する説明図である。 図12は化合物半導体基板で製造した化合物半導体デバイス(VCSEL、LED、フォトトランジスタ等)の他の基板への転写を説明する概念図である。 図13はエピタキシャルリフトオフプロセス(ELO)を使用してガラス基板に化合物半導体デバイスを転写する過程を説明する工程図である。 図14はELOプロセスで製造された基板を説明する説明図である。 図15は2つの基板の張り合わせ工程を説明する工程図である。
符号の説明
100 発光素子基板、 110 発光素子、200 プローブ基板、210 プローブ、300 フィルタ、400 受光素子基板、410 受光素子

Claims (10)

  1. 基板と、
    複数の単位センサと、を含み、
    前記複数の単位センサの各々はプローブ固定領域と発光素子及び受光素子とを含み、
    前記発光素子は、前記基板を介して前記プローブ固定領域に照射する光を発し、
    前記受光素子は、前記プローブ固定領域に固定されたプローブからの光を前記基板を介して受光し、
    前記基板には、前記複数の単位センサの一つの単位センサとこの単位センサに隣接する単位センサとの間遮光膜が設けられている、
    ことを特徴とするバイオセンサ。
  2. 前記発光素子又は前記受光素子が薄膜回路で形成される、ことを特徴とする請求項に記載のバイオセンサ。
  3. 前記発光素子が発光ダイオード、面発光型レーザ及び有機EL素子のうち少なくともいずれかを含む、ことを特徴とする請求項に記載のバイオセンサ。
  4. 前記受光素子がフォトダイオード、フォトトランジスタ及びCCDのうち少なくともいずれかを含む、ことを特徴とする請求項に記載のバイオセンサ。
  5. 前記プローブ固定領域には特定の生体試料と特異的に作用するプローブが固定される、ことを特徴とする請求項に記載のバイオセンサ。
  6. 前記生体試料はDNA、タンパク質、抗体のうち少なくともいずれかを含む、ことを特徴とする請求項に記載のバイオセンサ。
  7. 前記基板のプローブ固定領域は親液処理が施され、その他の領域は撥液処理が施される、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のバイオセンサ。
  8. 前記基板のプローブ固定領域には金属薄膜が形成される、ことを特徴とする請求項に記載のバイオセンサ。
  9. 請求項に記載のバイオセンサにおいて、
    前記基板にはマイクロレンズが設けられている、ことを特徴とするバイオセンサ。
  10. 請求項に記載のバイオセンサにおいて、
    前記発光素子からの光は、前記マイクロレンズを介して前記プローブ固定領域に入射する、ことを特徴とするバイオセンサ。
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