JP3823431B2 - 遮光性ガラスプレート - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は,ハロゲンヒーターやラジェントヒーター等の加熱調理器等のトッププレートとして利用することができる,低膨張性の遮光性ガラスプレートに関する。
【0002】
【従来技術】
家庭用,業務用のキッチンでは電化が進んでおり, ガスコンロだけでなく,電気を使用した調理器を使うようになってきている。かかる調理器としては,例えば,ハロゲンヒーターやラジェントヒーター等の光発生装置を用いて光を照射することにより被加熱体を加熱するものである。この調理器は,上記光発生装置と,光発生装置の上に設けたヒーター保護用のトッププレートとを有する。ガラスプレートは,ハロゲンやラジェントの光( 可視光線や赤外線) を透過する透光性,及び600℃以上の耐熱性が必要である。そのため,トッププレートとして,透明な結晶化ガラスからなるガラスプレートを用いることができる。
【0003】
しかし,ハロゲンやラジェントの光は眩しい。そこで,ガラスプレートとして使用する結晶化ガラスを以下のような種々の方法により着色して遮光層を形成することが考えられる。
まず,第1に,結晶化ガラス中に無機顔料粉末からなる着色材を溶かし込んだ色ガラスを,上記のガラスプレートとして用いることが考えられる。無機顔料粉末を用いた絵具では,一般に,青, 緑, 黄, 白, 赤など様々な色を出すことができる。
上記色ガラスとしては,例えば透光性のあるブラウン色の日本電気硝子製GC−190, 透光性のあるパープル色のドイツのショット社のセランなどが挙げられる。
【0004】
第2に,結晶化ガラスの上部面に,ガラスフラックスと無機顔料粉末とからなる絵具を印刷,焼き付ける方法が考えられる。絵具は,一般に,低膨張性のガラスフラックス80〜95重量%と,無機顔料粉末5〜20重量%とからなる。
【0005】
第3に,結晶化ガラスの下部面に耐熱塗料を印刷して, 硬化させる方法が考えられる。 第4に, 透明な結晶化ガラスに印刷法によりラスター系の着色層を形成すること( 特公平7−17409号,実公平7−14343号) も考えられる。
【0006】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記の従来のガラスプレートへの着色法においては,以下の問題がある。
第1の色ガラスを用いる方法においては,着色材をガラスの中に溶け込める成分にする必要がある。そのため,着色材になりうるCr2 O3 ,MnO2 ,Fe2 O3 ,CoO,NiO,CuO,V2 O5 ,Bi2 O3 等の遷移金属酸化物を,ガラス中に溶け込むことができる量だけしか添加できないため,多彩な色を出すことができないという問題がある。例えば,ブラウン色の上記GC−190には,着色材として,V2 O5 が0.1重量%だけ含まれている。また,パープル色の上記セランには,着色材として,MnO2 0.65重量%,Fe2 O3 0.23重量%,CoO0.37重量%が添加されており,これらの総量は1.25重量とわずかである。
【0007】
第2の無機顔料粉末からなる絵具を用いる方法においては,ガラスフラックスの熱膨張はほとんど0であるのに対し,無機顔料粉末の熱膨張は比較的大きい。そのため,上記のごとく多量にガラスフラックスを配合すると,図5に示すごとく,絵具90の焼き付け後の冷却時に,ガラスフラックス92と無機顔料粉末91との間の熱膨張差によって,両者の界面に微細なクラック93が生じ,絵具90の結晶化ガラス95への接着強度が著しく劣化する。それゆえ,クラックが生じたガラスプレート97の上に,鍋を置く,落とす等の操作により圧力98が加わると,絵具90が剥がれる場合がある。
【0008】
第3の耐熱塗料を印刷, 硬化させる方法では,耐熱塗料は耐熱性があるとはいえ,有機系の高分子材料であるためにハロゲンやラジエントの熱により分解するために使用することができない。
【0009】
第4のラスター系着色層は金などの貴金属を主体とする成分であるため, 発色できる色としては黒( ブラック) , 茶( ブラウン) , 紫( パープル) など制限がある。
【0010】
本発明はかかる従来の問題点に鑑み,機械的強度及び耐熱衝撃性に優れ,且つ,色彩の選択幅が大きい遮光性ガラスプレートを提供しようとするものである。
【0011】
【課題の解決手段】
請求項1の発明は,透明な低膨張結晶化ガラスからなるガラスプレートの表面に,無機顔料粉末60〜90重量%とガラスフラックス10〜40重量%とからなる多孔質の遮光層を設けてなり,
且つ,該遮光層においては,隣接する無機顔料粉末同士,又は無機顔料粉末とガラスプレートとの間は,上記ガラスフラックスを溶融,固化してなるガラスにより接着してなることを特徴とする遮光性ガラスプレートである。
【0012】
本発明において最も注目すべきことは,遮光層が,ガラスフラックス10〜40重量%と無機顔料粉末60〜90重量%とからなる多孔層であることである。
【0013】
次に,本発明の作用及び効果について説明する。
本発明においては,上記のごとく,遮光層に含まれる低膨張のガラスフラックスを減量する一方で, 無機顔料粉末を増量している。そのため,遮光層が多孔質となり,耐熱衝撃性が向上する。
【0014】
即ち,遮光層には,ガラスフラックスが10〜40重量%含まれている。そのため,ガラスフラックスは,溶融,固化することにより,無機顔料粉末同士,又は無機顔料粉末とガラスプレートとを接着する接着剤として働く。また,隣接する無機顔料粉末の間に空隙ができ,遮光層が多孔質となる。そのため,遮光層が熱衝撃を受けた場合にも,無機顔料粉末間の空隙によって緩和される。それ故,遮光層にクラックが生じることはなく,遮光層の剥離を防止することができる。
【0015】
一方,ガラスフラックスが10重量%未満の場合には,ガラスフラックスの接着強度が低下して,遮光層がガラスプレートから剥離する場合がある。また,40重量%を超える場合には,ガラスフラックスが無機顔料粉末を溶かし込むようにして固化してガラスプレートと結合する。そのため, 遮光層をガラスプレートに焼き付けた後の冷却時に,ガラスフラックスと無機顔料粉末との熱膨張差により,両者の界面に微細なクラックを生じ,遮光層の強度が著しく劣化する場合がある。
【0016】
また,無機顔料粉末は,遮光層に,青,緑,黄,白,赤,茶など様々な色を付与することができる着色剤である。無機顔料粉末は,遮光層の中に,60〜90重量%含まれている。そのため,多孔質の遮光層を形成することができる。
【0017】
一方,60重量%未満の場合には,ガラスフラックスと無機顔料粉末との界面に微細なクラックが生じて,遮光層の強度が著しく劣化する場合がある。また,90重量%を超える場合には,ガラスフラックスの接着力が低下して,遮光層がガラスプレートから剥離する恐れがある。
【0018】
上記無機顔料粉末としては,例えば,Cr(クロム),Mn(マンガン),Fe(鉄),Co(コバルト),Ni(ニッケル),Cu(銅),Al(アルミニウム),Si(シリコン),Zn(亜鉛),V(バナジウム),Sn(スズ),Pr(プラセオジウム)等の金属の酸化物を用いることができる。
【0019】
また,ガラスプレートは,低膨張結晶化ガラスからなるため,機械的強度に優れている。
以上のように,本発明の遮光性ガラスプレートは,耐熱衝撃性及び機械的強度に優れ,かつ使用可能な色彩の選択幅が大きい。
【0021】
請求項2の発明のように,上記ガラスプレートの表面には,上記遮光層と,金属薄膜とからなる複数の着色層が形成されていることが好ましい。これにより,遮光層に複数の色を付与することができる。
【0022】
ここに,金属薄膜は,例えば,金属と樹脂との混合物を,被塗布面に印刷し,焼き付けることにより形成することができる。上記金属としては,例えば,Au(金),Pt(白金),Pd(パラジウム),Rh(ロジウム),Ru(ルテニウム),Bi(ビスマス),Fe(鉄),Cu(銅),Si(シリコン),Ti(チタン)等を用いることができる。また,上記樹脂としては,コロホニウム,バルサム,アスファルト等を用いることができる。上記金属薄膜は,遮光層の表面に形成されていてもよいし,また遮光層とガラスプレートとの間に形成されていても良い。
【0023】
また,金属薄膜は,上記の金属の樹脂系液体を原料としてペースト化し,上記ガラスプレートの表面にスクリーン印刷することができる。この場合,ペースト化は,エチルセルロース系やニトロセルロース系樹脂を加えて混合することにより行なう。
【0024】
請求項3の発明のように,上記遮光層は,パターン模様を形成していることが好ましい。これにより,遮光性ガラスプレートの意匠性が向上する。
また,上記遮光層は,ガラスプレート全面に形成してもよいし,部分的に形成してもよい。ガラスプレートのうち,調理のため鍋やフライパン等が置かれるとそれらの底に隠れてしまう部分には形成しなくてもよい。
【0025】
請求項4の発明のように,上記ガラスフラックスは,Li2O−Al2O3−SiO2−PbO−B2O3を含むことが好ましい。これにより,ガラスフラックスの熱膨張率が低くなるとともに,遮光層の機械的強度も更に向上する。
【0026】
また,請求項5の発明のように,上記ガラスフラックスには,低膨張性結晶形成剤,結晶化剤,溶融剤,又は接着性向上剤の少なくともいずれかが添加されていることが好ましい。これにより,ガラスフラックスに要求される特性,具体的には結晶性,低膨張性,機械的強度,接着力を更に向上させることができる。
【0027】
低膨張性結晶形成剤は,焼成によりガラスフラックスを結晶化し,低膨張性結晶を析出させる。
上記低膨張性結晶形成剤としては,例えば,Li2 O−Al2 O3 −SiO2 系の低膨張性結晶形成剤を用いることができる。
上記溶融剤は,ガラスフラックスを溶融させて,無機顔料粉末同士,無機顔料粉末とガラスプレートとの間の接着に寄与する。上記溶融剤としては,例えば,PbO−B2 O3 系の溶融剤を用いることができる。
【0028】
上記結晶化剤は上記低膨張性結晶形成剤が結晶化するのを促進させる。上記結晶化剤としては,例えば,TiO2 ,ZrO2 などを用いることができる。
上記接着性向上剤は上記溶融剤の働きを強め, 無機顔料粉末同士,又は無機顔料粉末とガラスプレートとの接着性を向上させる。上記接着性向上剤としては,例えば,Bi2 O3 ,CuOなどを用いることができる。
【0029】
請求項6の発明のように,上記無機顔料粉末は,平均粒径が0.8〜5.0μmであることが好ましい。これにより,遮光層のガラスプレートへの接着性が更に向上する。一方,0.8μm未満の場合,又は5.0μmを越える場合は,遮光層の接着性が低下するおそれがある。
【0030】
請求項7の発明のように,上記遮光層は,厚みが3.0〜50.0μmであることが好ましい。これにより,遮光層のガラスプレートへの接着性が更に向上する。一方,3.0μm未満の場合,又は50.0μmを越える場合は,遮光層の接着性が低下するおそれがある。
【0031】
また,上記の透明な結晶化ガラスには,その中に着色材を添加してなる色ガラスを用いてもよい。例えば,透明性を有するブラウン色,透明性を有するパープル色がある。
【0032】
次に,上記遮光性ガラスプレートの利用例としては,例えば,光発生源を内蔵するケースと,該ケースの上に配置した光透過性のトッププレートとからなり,光の照射により上記トッププレート上に載置した器の中の食物を加熱調理する調理器であって,上記トッププレートは,請求項1〜8に記載のいずれか1項の遮光性ガラスプレートであることを特徴とする調理器がある。これにより,加熱可能な光を透過させつつ,眩しさ感を和らげることができる。また,鍋擦れ等により外圧が加わったとしても,トッププレートが損傷することはない。
【0033】
また,上記遮光性ガラスプレートは,上記遮光層を光発生源側に向けて,上記ケースの上に配置することが好ましい。トッププレートの表面には,遮光層がなく,平滑面となる。そのため,鍋擦れなどにより遮光層が剥げたり, キズが付いたりすることがなく, 清掃性にも優れる。
上記光発生源としては,例えば,ハロゲンヒーター,ラジェントヒーター等を用いることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
実施形態例1
本発明の実施例に用いる低膨張のガラスフラックスについて,図1,図2を用いて説明する。
本例の遮光性ガラスプレート7は,図1に示すごとく,低膨張結晶化ガラスからなるガラスプレート6の表面に多孔質の遮光層1を設けてなる。
【0035】
遮光層1は,無機顔料粉末60重量%とガラスフラックス40重量%とからなる。図2に示すごとく,遮光層1における,隣接する無機顔料粉末11同士は,ガラスフラックスが溶融,固化してなるガラス12により接着されている。
隣接する無機顔料粉末11の間には,独立又は連通した空隙10が形成されており,遮光層1を多孔質としている。
【0036】
次に,本例の遮光性ガラスプレートの製造方法について説明する。
まず,主成分がLi2 O−Al2 O3 −SiO2 −PbO−B2 O 3系であるガラスフラックスを調製した。具体的には,4.0重量%のLi2 Oと, 15.0重量%のAl2 O3 と,34.0重量%のSiO2 と, 40.0重量%のPbOと, 4.0wt%のB2 O3 と,2.0wt%のTiO2 と,1.0wt%のZrO2 とを混合して,ガラス原料粉末を得た。次に,ガラス原料粉末を1300〜1450℃で加熱溶融した。次いで,溶融したガラスを水中に流し入れて急冷し, 固化した。次に, この固化物をボールミルにより湿式で微粉砕し, 乾燥して,平均粒径は3〜5μmのガラスフラックスAを得た。
【0037】
次に,15.0重量%のCr2 O3 と, 45.0重量%のFe2 O3 と, 30.0重量%のCo3 O4 と5.0重量%のNiOと3.0重量%のAl2 O3 と2.0wt%のSiO2 とを混合して,黒顔料原料粉末を得た。次いで,黒顔料原料粉末を900〜1000℃で仮焼し, 粉砕後1200〜1400℃で焼成し, さらに微粉砕した。これにより,平均粒径が2〜4μmの無機顔料粉末を得た。
【0038】
次に,上記ガラスフラックスA40重量%と上記の黒色の無機顔料粉末60重量%とを混合し,この混合物100重量部に対して,アクリル系の有機バインダー60重量部を加えて,練り合わせ, ペースト状にした。次いで,このペーストを印刷しやすい粘度になるまでブチルカルビトールアセテート等の有機溶剤で希釈した。これにより,遮光層用原料を得た。
【0039】
また,透明な低膨張結晶化ガラスからなるガラスプレートを準備した。ガラスプレートの大きさは,250×250×4mmとした。
透明な低膨張結晶化ガラスは,以下のようにして作製した。即ち,4.5重量%Li2 O,65.5重量%SiO2 ,22.0重量%Al2 O3 ,0.5重量%Na2 O,0.3重量%K2 O, 0.5重量%MgO,2.0重量%TiO2 , 2.5重量%ZrO2 ,1.0重量%P2 O5 ,1.2重量%As2 O3 の組成になるように調整された原料粉末を約1700℃の高温で溶融し,1400℃の温度で板状にロール成形し,その後ゆっくり除冷した。
【0040】
この成形品を上記のガラスプレートの大きさに切断して,約700℃の温度で一旦加熱して十分にZrO2 ・TiO2 ,ZrO2 などの結晶核を生成させ,約850℃の温度でβ−石英あるいはβ−ユークリプタイトLi2 O・Al2 O3 ・2SiO2 結晶を生成させて低膨張の透明な結晶化ガラス品を得た。このときの結晶化ガラスの厚みは4.0mmであった。
【0041】
次いで,上記遮光層用原料を,ガラスプレートの表面に印刷し,820℃で焼成した。これにより,ガラスプレートの表面に遮光層を焼き付けた。遮光層の厚みは,10μmであった。
以上により, 透明なガラスプレートの表面に黒色の濃い彩色が付けることができた。また, この遮光層はクラックの発生もなく, 剥離することもなく, 透明な熱膨張のほとんど0であるガラスプレートに強固に固着した。
【0042】
次に,得られた遮光性ガラスプレートについて,以下のように機械的強度の測定を行った。即ち,上記遮光性ガラスプレートから100×100mmの大きさに切断したサンプルを,遮光層の側を下方に向けて,その4辺を専用治具に固定した。遮光性ガラスプレートの上面に, 130gの鋼球を落下させた。落下高さは2cmから, 2cmきざみで高くし, 遮光性ガラスプレートが破損するまで行った。遮光性ガラスプレートが破損したときの落下高さを落球強度とした。試験数は10回とした。
【0043】
また,ブランク試験のために,遮光層を印刷,形成していないガラスプレートについても,比較試料として,上記の測定を行った。
【0044】
上記の試験の結果, 本例の遮光性ガラスプレートの落球強度は23.0cmであり, 印刷していないブランク試料の落球強度は25.0cmであった。このことから,ガラスプレートに遮光層を設けた場合にも,機械的強度はほとんど劣化していないことがわかった。
【0045】
実施形態例2
本例の遮光性ガラスプレートは,図3に示すごとく,遮光層1の表面に金属薄膜2を形成したことを特徴とする。
即ち,遮光性ガラスプレート71は,ガラスプレート6の表面に,所望のパターン15を有する遮光層1と,遮光層1を含めてガラスプレート6の表面全体を被覆する金属薄膜2とよりなる。
【0046】
次に,本例の遮光性ガラスプレートの製造方法について説明する。
まず,ルチル結晶からなるTiO2 (酸化チタン)を主成分とする白顔料原料粉末を準備し,これを実施形態例1と同様にして,無機顔料粉末を調製した。
【0047】
次いで,実施形態例1と同様のガラスフラックスA30重量%と,上記の白色の無機顔料粉末70重量%とを混合した。次いで,この混合物100重量部に対して,アクリル系の有機バインダー60重量部を加えて,練り合わせ, ペースト状にした。このペーストを印刷しやすい粘度までブチルカルビトールアセテート等の有機溶剤で希釈して,遮光層用原料を得た。
【0048】
次いで, 上記遮光層形成用原料を,実施形態例1と同様のガラスプレートの表面にスクリーン印刷して,所望のパターンを形成した。次いで,800〜850℃で焼成して, 遮光層をガラスプレートに焼き付けた。遮光層の厚みは,12μmであった。
また,Au30.0重量%と,シリコン10.0重量%と,ビスマス20.0重量%と,Fe40.0重量%とからなる茶色のラスター絵具ペーストを調製した。
【0049】
次に,上記遮光層の上に,上記ラスター絵具ペーストを全面に重ねてスクリーン印刷し, 800〜850℃で焼成して, ガラスプレートの表面に焼き付けた。金属薄膜の厚みは0.01μmであった。これにより, 透明なガラスプレートの裏面に白色の遮光層からなるパターンと茶色の彩色を付すことができた。
【0050】
また, この白色の遮光層, 茶色の金属薄膜の上に,更に遮光層及び金属薄膜を重ねた場合にも,これらの複層着色部にはクラックの発生はなく, 剥離することもなく, 透明な熱膨張のほとんど0であるガラスプレートに強固に固着した。
【0051】
得られた遮光性ガラスプレート( 100×100×4mm) について,実施形態例1と同様な方法で落球試験を行った。この実施形態例2の遮光性ガラスプレートの落球強度は22.5cmであった。
この結果を上述の比較試料の落球試験の結果と比較すると,両者の落球強度は,ほとんど変わらないことがわかった。
【0052】
比較例1
本例においては,ガラスフラックスの含有量を増加させて遮光層を形成した。即ち,80重量%のガラスフラックスAと20重量%の黒色の無機顔料粉末とを混合し,この混合物100重量部に対してアクリル系の有機バインダー60重量部を添加して練り合わせ, ペーストを得た。上記ガラスフラックス及び黒色の無機顔料粉末は,上記実施形態例1と同様のものを用いた。次いで,上記ペーストを印刷しやすい粘度までブチルカルビトールアセテート等の有機溶剤で希釈して,遮光層用原料を得た。
【0053】
次に,遮光層用原料を透明なガラスプレートの表面にスクリーン印刷した。次いで,800〜850℃で焼成して, 遮光層をガラスプレートの表面に焼き付けた。遮光層の厚みは10μmであった。これにより, 透明なガラスプレートの表面に黒色の濃い彩色を付すことができた。
得られた遮光性ガラスプレートには,遮光層とガラスプレートとの間に,微細なクラックが発生していた。
【0054】
次に,遮光性ガラスプレート( 100×100×4mm) について,実施形態例1と同様の方法で落球試験を行った。本例の遮光性ガラスプレートの落球強度は8.3cmであった。この結果を,上記の実施形態例1と比較すると,落球強度は,かなり劣化しており, 実用上問題があることがわかった。
【0055】
比較例2
本例の遮光性ガラスプレートは,実施形態例1と種類の異なるガラスフラックスBを用いて,遮光層への混合比を増加させた点を特徴とする。
本例の遮光性ガラスプレートを製造するに当たっては,まず,ガラスフラックスBを調製した。ガラスフラックスBは,2.5重量%のLi2 O,12.5重量%のAl2 O3 ,52.5重量%のSiO2 ,25.0重量%のPbO,5.0重量%のB2 O3 ,2.5重量%のTiO2 ,2.5重量%のZrO2 ,2.5重量%のBaOを,混合して,ガラス原料粉末を得た。次に,ガラス原料粉末を1300〜1450℃で加熱溶融した。次いで,溶融したガラスを水中に流し入れて急冷し, 固化した。次に, この固化物をボールミルにより湿式で微粉砕し, 乾燥して,平均粒径は3〜5μmのガラスフラックスBを得た。
【0056】
次いで,95重量%の上記ガラスフラックスBと,5重量%の黒色の無機顔料粉末とを混合し,混合物100重量部に対してアクリル系の有機バインダー60重量部を添加して,練り合わせ, ペースト状とした。上記黒色の無機顔料粉末としては,実施形態例1と同様のものを用いた。次いで,このペーストを印刷しやすい粘度までブチルカルビトールアセテート等の有機溶剤で希釈して,遮光層用原料を得た。
【0057】
次いで,遮光層用原料を, ガラスプレートの表面にスクリーン印刷した。ガラスプレートは,実施形態例1と同様のものを用いた。
次いで,800〜850℃で焼成して, 遮光層をガラスプレートに焼き付けた。遮光層の厚みは,12μmであった。これにより, 透明なガラスプレートの裏面に黒色の濃い彩色が付けることができた。
得られた遮光性ガラスプレートは,その黒色の遮光層と透明なガラスプレートとの間に微細なクラックが発生していた。
【0058】
次に,本例の遮光性ガラスプレート( 100×100×4mm) について,実施形態例1と同様の方法で落球試験を行った。その結果,本例の遮光性ガラスプレートの落球強度は5.6cmであった。この結果を実施形態例1と比較したところ,かなり劣化しており,実用上問題があることがわかった。
【0059】
なお,上記実施形態例1,2,比較例1,2及びブランク試験の遮光層の成分,金属薄膜の有無及び落球強度について,表1にまとめて示した。
【0060】
【表1】
【0061】
実施形態例3
本例は,遮光性ガラスプレートをハロゲン調理器のトッププレートとして用いた例である。
即ち,本例のハロゲン調理器は,図4に示すごとく,光発生源51を内蔵するケース52と,ケース52の上に配置したトッププレート70とからなる。
【0062】
トッププレート70は,実施形態例1と同様のガラスプレート6と,その表面を被覆する遮光層1とからなる。ガラスプレート6は,光発生源51が配置された赤外線透過部701を除いて,上記遮光層1により被覆されている。トッププレート70は,ガラスプレート6の側を上方に,遮光層1の側を下方に向けて,ケース52の上に配置する。
光発生源51としては,ハロゲンヒーターを用いる。
ハロゲンヒーターは,温度制御パネル520の中の温度制御装置により,出力の調整が行われる。
【0063】
ハロゲン調理器5は,ハロゲン光510の照射により,トッププレート70の上に載置した容器59の中の食物590を加熱調理する。ハロゲン光510は,トッププレート70により遮られて眩しくなかった。また,トッププレート70の表面は,遮光層がなく,平滑面であるため,鍋擦れなどにより遮光層1が剥れたり, キズが付いたりすることがなく, 清掃もしやすかった。
【0064】
次に,トッププレートについて,可視光及び赤外線の分光透過率を測定し,表2に示した。可視光の代表的な波長として500nmを選び,また赤外線の代表的な波長として1500nmを選んだ。
また,比較のために,上記遮光層の代わりに金属薄膜を表面に形成したガラスプレート(比較試料C1),及び遮光層を形成していないガラスプレート(比較試料C2)を製造した。比較試料C1の金属薄膜は,黒色ラスターペーストをガラスプレートの表面に印刷,形成した。そして,これらの比較試料C1,C2についても,上記と同様に分光透過率を測定した。
【0065】
【表2】
【0066】
同表より知られるように,実施形態例1の遮光性ガラスプレートは,可視光及び赤外線のいずれに対しても透過率が低く,遮光性に優れていることがわかる。一方,金属薄膜を形成したガラスプレート(比較試料C1)は,可視光に対する遮光性は高いが,赤外線に対する遮光性は低いことがわかる。
【0067】
このことから,実施形態例1の遮光層は赤外線を透過しないので,図4に示すトッププレート70の赤外線透過部701には形成することは熱効率の点のみだけで判断すれば好ましくはないが,容器59の内部の食物590を加熱するには十分である。
また,金属薄膜は赤外線を透過するので,赤外線透過部701に形成することができることがわかる。また,金属薄膜は,上記赤外線透過部701を含めてガラスプレート6の表面全体を被覆することもできる。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば,機械的強度及び耐熱衝撃性に優れ,且つ,色彩の選択幅が大きい遮光性ガラスプレートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の遮光性ガラスプレートの断面説明図。
【図2】実施形態例1における,遮光層の断面説明図。
【図3】実施形態例2における,遮光性ガラスプレートの断面説明図。
【図4】実施形態例3における,遮光性ガラスプレートを調理器具のトッププレートとして用いた場合の説明図。
【図5】従来例における,問題点を示す説明図。
【符号の説明】
1...遮光層,
11...無機顔料粉末,
12...ガラス,
2...金属薄膜,
5...調理器,
6...ガラスプレート,
7,71...遮光性ガラスプレート,
70...トッププレート,
Claims (7)
- 透明な低膨張結晶化ガラスからなるガラスプレートの表面に,無機顔料粉末60〜90重量%とガラスフラックス10〜40重量%とからなる多孔質の遮光層を設けてなり,
且つ,該遮光層においては,隣接する無機顔料粉末同士,又は無機顔料粉末とガラスプレートとの間は,上記ガラスフラックスを溶融,固化してなるガラスにより接着してなることを特徴とする遮光性ガラスプレート。 - 請求項1において,上記ガラスプレートの表面には,上記遮光層と,金属薄膜とからなる複数の着色層が形成されていることを特徴とする遮光性ガラスプレート。
- 請求項1又は2において,上記遮光層は,パターン模様を形成していることを特徴とする遮光性ガラスプレート。
- 請求項1〜3のいずれか1項において,上記ガラスフラックスは,Li2O−Al2O3−SiO2−PbO−B2O3を含むことを特徴とする遮光性ガラスプレート。
- 請求項1〜4のいずれか1項において,上記ガラスフラックスには,低膨張性結晶形成剤,結晶化剤,溶融剤,又は接着性向上剤の少なくともいずれかが添加されていることを特徴とする遮光性ガラスプレート。
- 請求項1〜5のいずれか1項において,上記無機顔料粉末は,平均粒径が0.8〜5.0μmであることを特徴とする遮光性ガラスプレート。
- 請求項1〜6のいずれか1項において,上記遮光層は,厚みが3.0〜50.0μmであることを特徴とする遮光性ガラスプレート。
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