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JP3822456B2 - バージンカバー付エアゾール容器 - Google Patents

バージンカバー付エアゾール容器 Download PDF

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JP3822456B2
JP3822456B2 JP2001113748A JP2001113748A JP3822456B2 JP 3822456 B2 JP3822456 B2 JP 3822456B2 JP 2001113748 A JP2001113748 A JP 2001113748A JP 2001113748 A JP2001113748 A JP 2001113748A JP 3822456 B2 JP3822456 B2 JP 3822456B2
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JP
Japan
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aerosol container
overcap
cover
virgin
virgin cover
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優 清重
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Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、バージンカバー付エアゾール容器に関し、さらに詳しくは使用予定者が使用する前に、第三者の開封、使用を阻止すると共に、使用後は分別廃棄が容易にできるバージンカバー付エアゾール容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エアゾール容器内に充填された内容物を、使用予定者が使用する前に、第三者の開封、使用を阻止する方法として、エアゾール容器本体とキャップとを、すべてシュリンク包装したエアゾール容器が市場で販売されている。このようなシュリンク包装は、包装に必要なシュリンクフィルムを別途準備しなければならず、又、シュリンク包装の工程が別途必要である。さらに包装容器リサイクル法により、シュリンクフィルム自体の素材表示が必要であり、生産過程において手数を必要とするだけでなく、生産コストが高くなるという欠点があった。
【0003】
又、分別廃棄の際に、アルミニウム等の金属で造られたエアゾール容器本体と、合成樹脂製のキャップとを別々に分離して廃棄する必要があるが、エアゾール容器の使用中に容易に分離してしまい、逆に使用後には容易に分離できないという欠点があった。
【0004】
この発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、使用予定者の使用前の開封、使用を阻止するバージン機能を有し、かつ使用前及び使用中は、エアゾール容器とオーバーキャップとが容易に外れず、使用後の廃棄の際には、容易に分離することができるバージンカバー付エアゾール容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、請求項1記載の発明に対応する解決手段は、オーバーキャップを嵌合したスロットショルダーを有するエアゾール容器において、前記オーバーキャップが、スロットショルダーに強く嵌合される係合突起と、押しボタンをバルブステムから取り去った後、指、工具等によって引っ掛けて引っ張られることができる縁部とを有し、前記オーバーキャップは押しボタンの排出口と天面を覆うように構成されたバージンカバーと複数のブリッジによって連結されており、前記縁部は、バージンカバーとの間に指先を差し込む程度の隙間を有している、ことを特徴とするバージンカバー付エアゾール容器である。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1(a)及び(b)において、1はエアゾール容器であり、このエアゾール容器1のスロットショルダー2にはオーバーキャップ3が嵌合されている。このオーバーキャップ3は、複数のブリッジ4で連結されたバージンカバー5が、オーバーキャップ3と一体成形により連結されている。このブリッジ4の幅は、切断容易な幅を呈しており、好ましくは0.5〜2mm程度が好ましい。又、バージンカバー5は、バルブステム9に嵌合された押ボタン6の排出口7及び天面を覆うように構成されており、図3に示すように、バージンカバー5の正面5aの内側には、押ボタン6の排出口7が位置している。又、オーバーキャップ3と、バージンカバー5とは、ブリッジ4で連結されている以外は、隙間8が形成されている。この隙間8は指先を差し込むことができる程度の隙間、10〜20mm程度が好ましい。
【0008】
次に、このオーバーキャップ3とエアゾール容器1とは、オーバーキャップ3の係合突起3aが、エアゾール容器1のスロットショルダー2に強く嵌合されている。係合突起3aとスロットショルダー2との嵌合強さは、使用予定者が開封、使用前にオーバーキャップ3を指で摘んで引張ってもオーバーキャップ3がスロットショルダー2から抜けない程度の強い嵌合であり、かつ使用後に、押しボタン6を外して、オーバーキャップ3の縁部3bに指、工具等を引掛けて引張った場合は、係合突起3aがスロットショルダー2から容易に外れる程度の嵌合である。なお、図1及び図5に示すように、オーバーキャップ3の天面形状は平らな形状を呈しているが、天面が丸い通常の球状の天面であってもよい(図示せず)。又、オーバーキャップとエアゾール容器との嵌合構造は、上記以外に、オーバーキャップがエアゾール容器のビード部に嵌合される場合にも適用できることはいうまでもない。
【0009】
次に、この発明の作用について説明する。まず、使用予定者が、本発明に係るエアゾール容器を開封して使用する場合は、図4に示すように指先を隙間8に差し込んで、バージンカバー5の端面5bに引掛ける。次に、指でバージンカバー5を上方に持ち上げて、オーバーキャップ3とバージンカバー5とを連結しているブリッジ4を切断する。そして、バージンカバー5をオーバーキャップ3から完全に取去ることにより、押ボタン6の押圧操作が可能になる。又、使用予定者が使用後にエアゾール容器1を廃棄する場合は、押ボタン6をバルブステム9から取り去った後、オーバーキャップ3の縁部3bに指、工具等を引掛けて引張ることにより、係合突起3aがスロットショルダー2から容易に外れる。
【0010】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば使用予定者の使用前の開封、使用を阻止するバージン機能を有し、かつ使用前及び使用中は、エアゾール容器とオーバーキャップとが容易に外れず、使用後の廃棄の際には容易に分離することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るバージンカバー付エアゾール容器を示す正面図(図1(a))及び背面図(図1(b))。
【図2】この発明に係るバージンカバー付エアゾール容器を示す平面図。
【図3】この発明に係るバージンカバー付エアゾール容器を示す縦断面図。
【図4】この発明に係るバージンカバー付エアゾール容器のバージンカバーを外している状態を示す断面図。
【図5】この発明に係るバージンカバー付エアゾール容器を示す斜視図。
【符号の説明】
1 エアゾール容器
2 スロットショルダー
3 オーバーキャップ
4 ブリッジ
5 バージンカバー

Claims (1)

  1. オーバーキャップを嵌合したスロットショルダーを有するエアゾール容器において、前記オーバーキャップが、スロットショルダーに強く嵌合される係合突起と、押しボタンをバルブステムから取り去った後、指、工具等によって引っ掛けて引っ張るための縁部とを有し、前記オーバーキャップは押しボタンの排出口と天面を覆うように構成されたバージンカバーと複数のブリッジによって連結されており、前記縁部は、バージンカバーとの間に指先を差し込む程度の隙間を有している、バージンカバー付エアゾール容器。
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