JP3821039B2 - Antenna device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定の周波数帯の電磁波の伝搬を阻止するバンドギャップを有する地板を用いたアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来よりモノポールアンテナは、地板表面に電流が流れることにより、鏡像の原理によりダイポールアンテナと等価な特性を示すものとして設計されてきた。この場合、地板の大きさを無限大としたときのアンテナの指向性は、ダイポールアンテナの上半分と同じとなる。しかし、現実には、地板を無限大の大きさにすることは困難であり、有限の大きさの地板を用いることになる。しかし、モノポールアンテナの地板が有限の大きさの場合、地板表面に流れる電流が地板端部で回折し、その回折波の影響で地板裏面へ放射が生ずるため、アンテナ利得の低下および指向性の乱れが生ずるという問題がある。
【0003】
ところで、米国特許第6,262,495号明細書、または、D. Sievenpiper, et.al. , Antennas on High-Impedance Ground Planes, IEEE MTT-S Digest, WEF1-1, 1245(1999)に記載された、高インピーダンスグランド板(HIP:High-Impedance Ground Plane)と称する地板を用いるアンテナ装置がある。HIPは、図1に示すように、誘電体層21の表面に六角形の金属小板23を周期的に2次元配置し、誘電体層21の裏面の金属板22と金属棒であるスルーホール24で結線することにより、隣接する六角形の金属小板23間のギャップがキャパシタンス成分を形成し、六角形の金属小板23の端部→スルーホール24→金属板22→スルーホール24→金属小板23端部の電流経路がインダクタンス成分を形成するようにしたものである。これらキャパシタンス成分およびインダクタンス成分からなるユニットが隣接することにより、LC並列共振回路が形成される。このLC並列共振回路が金属板22上に多数形成されたものが、LC共振周波数において高いインピーダンス特性を有する基板、すなわち、HIPである。
【0004】
上記HIPは、フォトニックバンドギャップマテリアル(PBM)、または、フォトニックバンドギャップ構造の一種と考えることができる。PBMとは、誘電体や金属など異なる2種類の物質を波長オーダーの周期で2次元または3次元に規則正しく並べた構造をとることにより、その内部または平面上で特定周波数の電磁波の伝搬、すなわち、表面電流の伝搬が禁止される周波数領域(バンドギャップと呼ばれる)が形成される材料または構造である。そして、バンドギャップは、マイクロ波帯の電波から光波までそれぞれ特有の構造によって、形成され得る。
【0005】
上記従来技術に記載されたHIPは、マイクロ波ないしミリ波帯の電波に対応したPBMの一種であり、次の2つの特徴を有する。
〔1〕共振周波数において、HIPに入射した電磁波が同相で反射する。なお、通常の金属板では逆相で反射する。
〔2〕HIPには共振周波数およびその近傍の周波数成分を有する表面電流が流れない。
【0006】
上記文献には、同一寸法のモノポールアンテナを金属板上または上記HIP上に実装したときのアンテナ特性を比較した結果が示されている。すなわち、前者(金属板上)では表面電流が発生するため上面方向では直接波と金属板端部での放射波とが干渉を起こしアンテナ指向性にリップルが生じ、かつ、下面方向の放射も多い。一方、後者(HIP上)では表面電流が流れないため前記端部での放射が発生しないので上面方向では指向性のリップルが生じず、かつ、下面方向への放射も低減する。しかしながら、この場合はHIP地板の表面に電流が流れずアンテナの共振が得られないため、利得も低くなっておりアンテナ装置として必要な性能を発揮することができない。
【0007】
本発明は上記点に鑑みて、地板の裏面放射を抑制し、かつ、アンテナの共振を得る、すなわち充分なアンテナ利得を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、少なくとも特定周波数帯の電磁波を表面上にて伝搬する金属板からなる第1基板と、前記第1基板の端部に接する周辺部に設けられ、前記特定周波数帯の電磁波の表面上の伝搬を阻止するバンドギャップを有する第2基板と、を備えた地板と、
前記第1基板の表面上に設けられ、前記特定周波数帯で共振するアンテナ素子と、を有し、
前記アンテナ素子は、モノポールアンテナまたはヘリカルアンテナであり、
前記第1基板の平面形状は円形または多角形であって、その円の半径または多角形の外接円の半径は、前記アンテナ素子の共振周波数に対する波長の1/2以上であることを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、第1基板上には特定周波数帯の電磁波が伝搬し、且つ、その端部に接する周辺部に設けた第2基板上では、第2基板が有するバンドギャップにより前記特定周波数帯の電磁波の伝搬を阻止することができる。したがって、この第1基板と第2基板とからなる基板をアンテナ地板として用いる、すなわち、第1基板上にアンテナ素子としてモノポールアンテナまたはヘリカルアンテナを設け、この第1基板を前記特定周波数帯のイメージ電流を得るための地板として利用し、第2基板により裏面からの放射を抑制して、高い利得のアンテナ装置を得ることができる。なお、前記第1基板の平面形状は円形または多角形であって、その円の半径または多角形の外接円の半径を、アンテナ素子の共振周波数に対する波長の1/2以上とすることにより、アンテナ素子の共振を得ることができる。
【0010】
この場合、請求項2に記載のように、前記アンテナ素子は、同軸線路の内部導体に接続されるとともに、前記第1基板は前記同軸線路の外部導体に接続されているようにすることができる。
【0011】
また、前記第1基板は、請求項3に記載のように所定厚さの誘電体板の面上に設けることができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、前記第2基板は、該第2基板の裏面を形成する導体板と、該導体板上に配置されている誘電体層を挟んで該誘電体層表面に2次元的に各端部が等間隔となるよう配置された同一形状の複数の金属小板と、前記誘電体層内において前記導体板と各金属小板とをそれぞれ電気的に連結する連結体と、を備えたものであることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、第2基板に高インピーダンス基板(HIP)を用いることにより、HIPのバンドギャップを利用して裏面放射を抑制できるアンテナ地板を得ることができる。
【0016】
この場合、請求項5に記載のように、前記第1基板を、同一の金属板を用いて面一に形成されているものとすれば、第1基板および第2基板を同時に製作する、すなわち、製作工程を簡略化することができる。
【0017】
請求項6に記載の発明は、前記第2基板は、所定厚さの第1誘電体層と、前記第1誘電体とは異なる誘電率を有すると共に、前記第1誘電体層中に周期的に分散配置されている同一形状の複数の第2誘電体と、を備えたものであることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、第2基板として、2種類の誘電体物質からなる、いわゆるフォトニックバンドギャップマテリアルを用いて地板を形成することができる。
【0019】
また、上記した各請求項に記載の発明において、請求項7に記載の発明のように、前記第1基板における円または多角形の外接円の外周端部より前記第2基板の端部までの最短距離が、前記波長の1/4以上であるようにするのが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。本第1実施形態のアンテナ装置1は、図2の平面図に示されるように、略正方形をなし、その中心にアンテナ素子としてのモノポールアンテナ30が立設し、その周りに一辺の長さaの正六角形の第1基板10が配されている。第1基板10の端部に接する周辺部には、HIP基板により構成される第2基板20が設けられている。
【0026】
図3は、本第1実施形態の断面構成図である。励振源50からの信号は同軸線路40によってアンテナ装置1へ導かれる。同軸線路40の内部導体41はアンテナ素子としてのモノポールアンテナ30に接続され、外部導体42は誘電体板11の裏面(図3中、紙面下方)上に形成された金属板12に接続されている。金属板12および誘電体板11は、後述する第2基板20の金属板22および誘電体板21と、それぞれ表面および裏面において同一面を形成し、かつ、それぞれ同じ物質により形成されている。なお、この実施形態では、金属板12および誘電体板11により第1基板10を構成するとして説明するが、特許請求の範囲に記載の第1基板は、金属板12を意味している。
【0027】
金属板12は、その表面(図3中、紙面上方)に後述する所定厚さの誘電体板11が設けられると共に、外部導体42を介して接地51に接続され、モノポールアンテナ30の地板として機能する。接地金属板としての金属板12の形状は、第1基板10への投影形状として正六角形となっており、接地金属板の大きさ、すなわち第1基板10の大きさを表わすパラメータaは、アンテナ素子30(または給電点)を中心とする正六角形の外接円の半径に相当する。第1基板10の形状は、正六角形に限らず八角形あるいは他の正多角形、さらには円形であってもよい。何れの場合も、大きさを表わすパラメータ(以下、単に「第1基板の大きさ」という)aは、それら多角形の外接円の半径として定める。
【0028】
第2基板20は、図1に示すHIP基板により構成されている。厚さ3.16mmの比誘電率εr=2.6の誘電体板21を挟んで、裏面(図1および図3中、紙面下方)に金属板22を設け、表面には一辺約3.97mm、厚さ0.04mmの正六角形の金属小板23が互いに0.15mmの間隔を設けて均一に配置されている。さらに金属小板23の中心には、裏面の金属板24と導通する連結体としての直径0.8mmのスルーホール22が設けられている。したがって、幾何学的な関係からスルーホール24間の距離は7mmとなっている。
【0029】
なお、第2基板20の大きさを表わすパラメータ(以下、単に「第2基板の大きさ」という)rは、上記第1基板10の形状を表わす円(円形状そのものあるいは多角形状の外接円)の外周端部より、第2基板の端部までの最短距離として定める。したがって、図2に示すように、第2基板20が第1基板10の円中心と中心を共有する正方形の場合、円周部より第2基板20の一辺までの距離となる。
【0030】
このような寸法とすることにより、図1に示すものと同一構成のHIP基板は、4〜5.5GHzにバンドギャップを有する特性となる。したがって、モノポールアンテナ30の導体棒部の長さ(金属板12から先端までの距離)を15mm(=λ/4、λ:波長)とすれば、その共振周波数は5GHzとなり、第2基板20のバンドギャップ周波数帯内に形成することができる。
【0031】
ここで、放射特性の測定結果について、図4ないし図7を参照して説明する。図4は、図2に示す正方形の外寸(140mm角)を一定とし、第1基板10の大きさaの寸法を種々に変えて製作したアンテナ装置におけるモノポールアンテナ30のリターンロスS11を周波数に対して測定した結果である。なお、図4には比較のため、同一寸法の正方形金属板を地板とした、すなわち第2基板も金属板とした金属地板モノポールアンテナ装置のリターンロス特性も合わせて示してある。図より、金属地板モノポールアンテナと同レベルのリターンロス特性および共振は、a=0.54λの時に得られ、一方a=0.42λ以下では共振が得られていない。
【0032】
図5において、同図(a)に示す座標系で測定した本第1実施形態のモノポールアンテナ素子及びa=0.54λの地板を用いたアンテナ装置1の放射パターンを、上述した金属地板モノポールアンテナの測定結果と共に図5(b)に示す。図より、本第1実施形態のアンテナ装置の方が金属地板の場合と比較して、裏面放射を10dBほど抑制していることがわかる。同時に、表面への放射強度(すなわちアンテナ利得)が約10dB増加している。
【0033】
このことから、第1基板10の大きさaが、ほぼ0.5λ、すなわち半波長程度以上であれば、アンテナ素子30はその波長λに相当する周波数で共振することができる。
【0034】
次に、HIP基板の裏面放射抑制効果についての測定結果を説明する。図6は、第2基板20に用いられるHIP基板上に方形パッチアンテナ36を形成し、給電点41aにおいて図示しない同軸線路の内部導体と接続したものを用いて測定するときの座標系を示している。また、比較のために、図6のHIP基板と同じ寸法および形状の金属板上に誘電体板を挟んで方形パッチアンテナを形成したものについても測定した。図中、xz面をE面、yz面をH面とし、方形パッチアンテナ36の端部と第2基板20との距離をLとしている。
【0035】
図7は、図6のHIP基板に対する方形パッチアンテナの放射パターンの測定結果であり、E面およびH面における波長λで規格化した距離Lに対するFB比を示している。ここで、FB比とは、正面方向のアンテナ利得に対する裏面方向(正面方向に対して180度反転させた軸から±60度方向)のアンテナ利得の比の最大値のことで、この値が大きいほど裏面放射の少ないアンテナである。
【0036】
図7より、L=λ/4=0.25λのとき、金属板上のパッチアンテナに比べてHIP上のパッチアンテナの方が、E面において3dB、H面において1dB程、それぞれ改善されている。そして、Lが大きくなるにつれFB比がさらに改善されることから、E面およびH面ともHIPによる裏面放射の抑制効果が現れるのは、L≧λ/4のときであると言うことができる。したがって、図2に示す本第1実施形態における第2基板20についても、その大きさrを、上記図6におけるLと同様に、λ/4以上とすることにより、裏面放射を抑制し、アンテナ利得を向上させることができる。
【0037】
以上のことから、第1基板10および第2基板20の大きさは、次のように決められる。第1基板の大きさa、すなわち、第1基板10の水平面方向の長さであるアンテナ素子30から第1基板10としての金属板12の端部までの長さaを、波長λに対しλ/2以上とすることにより、アンテナ素子の共振が得られる。また、第2基板20の水平面方向の大きさrを、第1基板10の金属板12の端部から第2基板20の外周端部までの最短距離として、λ/4以上とすることにより、第2基板20が有するバンドギャップ周波数帯の電磁波の裏面放射抑制効果を得ることができる。
【0038】
本第1実施形態においては、アンテナ装置1の正方形基板の一辺を140mmとし、アンテナ素子30の共振周波数5GHz(波長λ=60mm)に対し、a≒35mm>λ/2、r≒35mm>λ/4としている。
【0039】
上述したように、第1基板10の誘電体板11は第2基板20の誘電体板21と同一の誘電体板を用いて面一に形成され、第1基板10の金属板12は第2基板20の裏面の金属板22と同一の金属板を用いて面一に形成されている。したがって、本実施形態のアンテナ装置1の第1および第2基板10、20は、所定厚さ(3.16mm)の正方形(一辺の長さ:140mm)の誘電体板11、21の周辺部のスルーホール24を形成すべき複数箇所に微小貫通孔(φ0.8mm)を設け、表面には正六角形の金属小板のパターンを印刷し、しかる後、表面、裏面およびスルーホール部に、金属めっきなどにより金属膜を形成することにより、容易に製造することができる。
【0040】
なお、本第1実施形態における、誘電体板11、21は比誘電率が2.6の誘電体物質を用いた例を示したが、空気層(比誘電率=1)であってもよい。この場合は、HIPを構成する金属小板23の寸法は、必要なバンドギャップ周波数帯に対して、上記とは異なったものになる。
【0041】
(他の実施形態)
本発明のアンテナ装置、あるいは、アンテナ装置に用いる地板(または基板)は、以下のような他の実施形態とすることができる。
【0042】
(1)第2基板20を、第1実施形態のようなHIP基板ではなく、図8ないし図10に示す誘電率の異なる2種類の誘電体物質を互いに周期的に分散配置したフォトニックバンドギャップマテリアル(PBM)としてもよい。すなわち、図8に示す実施形態では、第2基板20を、第1誘電体層210の中に、円柱状に成形した第1誘電体とは誘電率の異なる第2誘電体211を互いに等間隔に、すなわち2次元周期配置したものである。
【0043】
また、図9に示す実施形態では、第2基板20を、所定の誘電率を有する誘電体層220中に、円柱形状のスルーホール221、すなわち空気層を互いに等間隔に、すなわち2次元周期配置したものである。
【0044】
さらに、図10に示す実施形態では、第2基板20を、所定の誘電率を有する直方体形状の第1誘電体230を誘電率の異なる直方体形状の第2誘電体231と交互に配列、すなわち一方向に周期配列したものである。
【0045】
以上、第2基板20を周期構造をもつ誘電体物質からなるPBMで構成しても、裏面放射防止効果が得られる。なお、図10に示した例では、バンドギャップは周期配列される方向(図10では紙面奥行き方向)のみで形成され、したがって裏面放射防止効果も上記方向に生ずる。
【0046】
(2)第1基板10を、第1実施形態のような第2基板20のHIPを構成する金属板22と共通の金属板12とするのではなく、図11ないし図13に示すような形態を採用することができる。なお、第2基板20は、第1実施形態におけるHIP基板であっても、上記(1)に示したPBMによる基板であってもいずれでもよいため、図11ないし図13中、簡略化してハッチングで示している。
【0047】
図11に示す実施形態では、第2基板20の中心部を円形あるいは正六角形などの多角形の穴を穿ち、そこに、モノポールアンテナなどのアンテナ素子30を通す孔を設けた金属板121を嵌め込んだ構造となっている。この金属板121を51で接地された同軸線路40の外部導体42と接続し、金属板121の表面上に内部導体41を伸ばしてモノポールアンテナ30として立設することにより、金属板121を本発明の第1基板10として機能させることができる。
【0048】
図12に示す実施形態では、第2基板20にアンテナ素子としてのモノポールアンテナ30を通す孔を設けると共に、第2基板20の表面でアンテナ素子を中心とする円形あるいは正六角形などの多角形の金属膜(または金属板)122を形成している。この金属膜122に接地された同軸線路の外部導体42を接続することにより、金属膜122はモノポールアンテナ30に対し、アンテナ地板として機能することができる。このように、接地金属板としての金属膜122は、本発明の第1基板として機能し、第1基板への投影形状を円形または正六角形あるいは他の多角形とすることができる。
【0049】
図13に示す実施形態では、第1基板10を上記第1実施形態と同様に、誘電体板11の裏面に金属板12を設けたものを用いるとき、第2基板20をPBM基板(たとえば、上記(1)で説明した)により構成した例を示している。
【0050】
なお、図11ないし13に示した各実施形態において、第1基板10の平面形状は上述のように円形または多角形とすることができるが、円形に近いほど水平面におけるアンテナの指向性が均一となる。また、第1基板および第2基板の大きさを表わすa,rは、第1実施形態と同様、それぞれλ/2以上、及びλ/4以上とすることが望ましい。
【0051】
(3)アンテナ素子は、第1実施形態のようなモノポールアンテナに限らず、図14ないし図19の各斜視図に示すような形態を採用することができる。なお、図中、第1基板10および第2基板20は簡略化して示してある。また、各図において第1基板10は六角形の例を示しているが、円形であってもよい。
【0052】
図14に示す実施形態は、アンテナ素子を逆Fアンテナ31としたものである。すなわち、モノポールアンテナ素子を水平方向に90度折り曲げ、給電点付近を導体311により第1基板に短絡している。
【0053】
図15に示す実施形態は、アンテナ素子の導体棒32を水平方向に曲げ、さらに先端部321を第1基板10に短絡している。これは、クワッドアンテナと称されるループアンテナの一種に相当する。
【0054】
図16に示す実施形態は、アンテナ素子の導体棒(すなわち同軸線路の内部導体41)を水平方向に折り曲げ、折り曲げた導体棒を金属板33としたもので、その金属板33の給電点付近331を第1基板10に短絡している。これも、逆Fアンテナの一種である。
【0055】
図17に示す実施形態では、アンテナ素子の導体棒をらせん状にしたヘリカルアンテナ34を用いている。
【0056】
図18および19に示す実施形態では、アンテナ素子の導体棒を折り曲げ、折り曲げた導体棒部分を円形パッチアンテナ351としている。すなわち、図18(b)または図19(b)にそれぞれ断面の概略構成を示すように、給電点41aで同軸線路の内部導体41と第1基板10に平行に配置される円形パッチ351とを接続すると共に、円形パッチ351と第1基板10との短絡を、図18の例では短絡板352により、あるいは図19の例では2本の導体棒353により、それぞれ短絡している。なお、円形パッチ351は、地板としての第1基板10に投影したとき投影形状は第1基板の内部に存在する、すなわち、変形パッチ351は第1基板10よりはみ出ないようにしている。
【0057】
(4)さらに、第1基板を上述したように、円形あるいは多角形の金属板形状とするのではなく、図20に示すような形態を採用することができる。すなわち、図20に示す実施形態では、第2基板20の表面上に複数の(図20の例では4つ)矩形状の金属板100を、アンテナ素子としてのモノポールアンテナ30を中心として、放射状に配置したもので、いわゆるブラウンアンテナとして知られているものである。この矩形状の金属板100の長手方向の長さ、すなわち放射線方向の長さは、使用する波長λの1/4に設定することにより地板として機能し、モノポールアンテナ30を共振させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のアンテナ装置に用いたHIP基板の形状および寸法を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は平面拡大図である。
【図2】第1実施形態のアンテナ装置の平面図である。
【図3】第1実施形態のアンテナ装置の断面図である。
【図4】第1実施形態のアンテナ装置のリターンロス特性である
【図5】第1実施形態のアンテナ装置の放射パターンを示す図である。
【図6】HIP基板上に方形パッチアンテナを形成したときの放射パターンの測定座標系を示す図である。
【図7】図6に示す座標系で測定したHIP基板上の方形パッチアンテナのFB比の測定結果を示す図である。
【図8】本発明の第2基板のPBMの他の実施形態を示す図である。
【図9】本発明の第2基板のPBMの他の実施形態を示す図である。
【図10】本発明の第2基板のPBMの他の実施形態を示す図である。
【図11】本発明の他の実施形態のアンテナ装置の断面図である。
【図12】本発明の他の実施形態のアンテナ装置の断面図である。
【図13】本発明の他の実施形態のアンテナ装置の断面図である。
【図14】本発明の他の実施形態のアンテナ装置の斜視図である。
【図15】本発明の他の実施形態のアンテナ装置の斜視図である。
【図16】本発明の他の実施形態のアンテナ装置の斜視図である。
【図17】本発明の他の実施形態のアンテナ装置の斜視図である。
【図18】本発明の他の実施形態のアンテナ装置を表わす図である。
【図19】本発明の他の実施形態のアンテナ装置を表わす図である。
【図20】本発明の他の実施形態のアンテナ装置の斜視図である。
【符号の説明】
1…アンテナ装置、10…第1基板、11…誘電体板、
12、121、122…金属板、100…矩形金属板、
20…第2基板、21…誘電体板、22…金属板、23…金属小板、
24…スルーホール(連結体)、210…第1誘電体層、
211…第2誘電体、220…誘電体層、221…スルーホール、
230…第1誘電体、231…第2誘電体、
30…アンテナ素子あるいはモノポールアンテナ、31…逆Fアンテナ、
311…導体、32…導体棒、321…先端部、33…金属板、
34…ヘリカルアンテナ、351…円形パッチアンテナ、352…短絡板、
353…導体棒、36…方形パッチアンテナ、
40…同軸線路、41…内部導体、41a…給電点、42…外部導体、
50…励振源、51…接地。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an antenna device using a ground plane having a band gap that prevents propagation of electromagnetic waves in a specific frequency band.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
Conventionally, monopole antennas have been designed to exhibit characteristics equivalent to those of dipole antennas by the principle of mirror image when current flows on the surface of the ground plane. In this case, the directivity of the antenna when the size of the ground plane is infinite is the same as that of the upper half of the dipole antenna. However, in reality, it is difficult to make the ground plane infinite, and a ground plane having a finite size is used. However, when the ground plane of the monopole antenna is finite, the current flowing on the ground plane surface is diffracted at the edge of the ground plane, and radiation is generated on the back side of the ground plane due to the influence of the diffracted wave. There is a problem that disturbance occurs.
[0003]
By the way, it is described in US Pat. No. 6,262,495 or D. Sievenpiper, et.al., Antennas on High-Impedance Ground Planes, IEEE MTT-S Digest, WEF1-1, 1245 (1999). There is also an antenna device that uses a ground plane called a high-impedance ground plane (HIP). As shown in FIG. 1, the HIP periodically arranges
[0004]
The HIP can be considered as a photonic band gap material (PBM) or a kind of photonic band gap structure. The PBM has a structure in which two different kinds of substances such as dielectrics and metals are regularly arranged in a two-dimensional or three-dimensional manner with a wavelength order period, thereby propagating an electromagnetic wave having a specific frequency inside or on a plane, It is a material or structure in which a frequency region (called a band gap) in which propagation of surface current is prohibited is formed. The band gap can be formed by a unique structure from microwave waves to light waves.
[0005]
The HIP described in the above prior art is a kind of PBM corresponding to microwave or millimeter wave radio waves and has the following two characteristics.
[1] At the resonance frequency, the electromagnetic wave incident on the HIP is reflected in the same phase. A normal metal plate reflects in the reverse phase.
[2] A surface current having a resonance frequency and a frequency component in the vicinity thereof does not flow through the HIP.
[0006]
The above document shows the result of comparing antenna characteristics when monopole antennas of the same size are mounted on a metal plate or on the HIP. That is, since the surface current is generated in the former (on the metal plate), the direct wave and the radiated wave at the end of the metal plate cause interference in the upper surface direction, resulting in ripples in the antenna directivity, and more radiation in the lower surface direction. . On the other hand, since the surface current does not flow in the latter (on the HIP), no radiation is generated at the end portion, so that no directivity ripple occurs in the upper surface direction, and radiation in the lower surface direction is reduced. However, in this case, current does not flow on the surface of the HIP ground plane, and resonance of the antenna cannot be obtained, so that the gain is low and the performance required as an antenna device cannot be exhibited.
[0007]
In view of the above points, an object of the present invention is to suppress backside radiation of a ground plane and obtain antenna resonance, that is, to obtain sufficient antenna gain.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the invention described in
An antenna element provided on the surface of the first substrate and resonating in the specific frequency band,
The antenna element is a monopole antenna or a helical antenna,
The planar shape of the first substrate is circular or polygonal, and the radius of the circle or the circumscribed circle of the polygon is ½ or more of the wavelength with respect to the resonance frequency of the antenna element. .
[0009]
According to this invention, an electromagnetic wave in a specific frequency band propagates on the first substrate, and on the second substrate provided in the peripheral portion in contact with the end portion, the specific frequency is caused by the band gap of the second substrate. Propagation of electromagnetic waves in the band can be prevented. Therefore, a substrate composed of the first substrate and the second substrate is used as an antenna ground plane, that is, a monopole antenna or a helical antenna is provided as an antenna element on the first substrate, and the first substrate is an image of the specific frequency band. It can be used as a ground plane for obtaining current, and radiation from the back surface can be suppressed by the second substrate to obtain a high gain antenna device. The planar shape of the first substrate is a circle or a polygon, and the radius of the circle or the circumscribed circle of the polygon is set to ½ or more of the wavelength with respect to the resonance frequency of the antenna element. The resonance of the element can be obtained.
[0010]
In this case, as described in
[0011]
The first substrate may be provided on the surface of a predetermined thickness of the dielectric plate as claimed in claim 3.
[0014]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the second substrate on a surface of the dielectric layer sandwiching a conductor plate forming a back surface of the second substrate and a dielectric layer disposed on the conductor plate. A plurality of metal platelets having the same shape arranged so that their ends are equidistant in dimension, and a connecting body for electrically connecting the conductor plate and each metal plate in the dielectric layer; It is characterized by being provided with .
[0015]
According to this invention, by using a high impedance substrate (HIP) for the second substrate, an antenna ground plane that can suppress backside radiation using the band gap of the HIP can be obtained.
[0016]
In this case, as described in
[0017]
According to a sixth aspect of the present invention, the second substrate has a first dielectric layer having a predetermined thickness and a dielectric constant different from that of the first dielectric, and is periodically formed in the first dielectric layer. wherein the plurality of second dielectric having the same shape which are distributed, in which with a to.
[0018]
According to this invention, a ground plane can be formed using what is called a photonic band gap material which consists of two types of dielectric materials as a 2nd board | substrate.
[0019]
Further, in the invention described in each of the above-described claims, as in the invention described in claim 7, from the outer peripheral end of a circle or a polygon circumscribed circle in the first substrate to the end of the second substrate. The shortest distance is preferably ¼ or more of the wavelength .
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
A first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in the plan view of FIG. 2, the
[0026]
FIG. 3 is a cross-sectional configuration diagram of the first embodiment. A signal from the
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
A parameter r representing the size of the second substrate 20 (hereinafter simply referred to as “the size of the second substrate”) r is a circle representing the shape of the first substrate 10 (the circle itself or a polygonal circumscribed circle). Is defined as the shortest distance from the outer peripheral end of the second substrate to the end of the second substrate. Therefore, as shown in FIG. 2, when the
[0030]
By setting it as such a dimension, the HIP board | substrate of the same structure as what is shown in FIG. 1 becomes a characteristic which has a band gap in 4 to 5.5 GHz. Therefore, if the length of the conductor rod portion of the monopole antenna 30 (distance from the
[0031]
Here, the measurement results of the radiation characteristics will be described with reference to FIGS. FIG. 4 shows the return loss S11 of the
[0032]
In FIG. 5, the radiation pattern of the
[0033]
From this, if the size a of the
[0034]
Next, the measurement result about the back surface radiation | emission suppression effect of a HIP board | substrate is demonstrated. FIG. 6 shows a coordinate system when a
[0035]
FIG. 7 shows the measurement result of the radiation pattern of the rectangular patch antenna with respect to the HIP substrate of FIG. 6, and shows the FB ratio with respect to the distance L normalized by the wavelength λ on the E plane and the H plane. Here, the FB ratio is the maximum value of the ratio of the antenna gain in the back surface direction (± 60 degrees direction from the axis reversed 180 degrees with respect to the front direction) to the antenna gain in the front direction, and this value is large. It is an antenna with less backside radiation.
[0036]
From FIG. 7, when L = λ / 4 = 0.25λ, the patch antenna on the HIP is improved by 3 dB on the E plane and 1 dB on the H plane compared to the patch antenna on the metal plate. . Since the FB ratio is further improved as L increases, it can be said that the effect of suppressing the back-side radiation by HIP appears on both the E and H planes when L ≧ λ / 4. Therefore, the
[0037]
From the above, the sizes of the
[0038]
In the first embodiment, one side of the square substrate of the
[0039]
As described above, the
[0040]
In the first embodiment, the
[0041]
(Other embodiments)
The antenna device of the present invention or the ground plane (or substrate) used for the antenna device can be another embodiment as described below.
[0042]
(1) The
[0043]
In the embodiment shown in FIG. 9, the
[0044]
Further, in the embodiment shown in FIG. 10, the
[0045]
As described above, even if the
[0046]
(2) The
[0047]
In the embodiment shown in FIG. 11, a
[0048]
In the embodiment shown in FIG. 12, a hole for allowing the
[0049]
In the embodiment shown in FIG. 13, when the
[0050]
In each of the embodiments shown in FIGS. 11 to 13, the planar shape of the
[0051]
(3) The antenna element is not limited to the monopole antenna as in the first embodiment, but may adopt a form as shown in each perspective view of FIGS. In the drawing, the
[0052]
In the embodiment shown in FIG. 14, the antenna element is an
[0053]
In the embodiment shown in FIG. 15, the
[0054]
In the embodiment shown in FIG. 16, the conductor rod of the antenna element (that is, the
[0055]
In the embodiment shown in FIG. 17, a
[0056]
In the embodiment shown in FIGS. 18 and 19, the conductor rod of the antenna element is bent, and the bent conductor rod portion is a
[0057]
(4) Furthermore, as described above, the first substrate is not formed into a circular or polygonal metal plate shape, but a form as shown in FIG. 20 can be adopted. That is, in the embodiment shown in FIG. 20, a plurality of (four in the example of FIG. 20)
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are diagrams showing the shape and dimensions of an HIP substrate used in an antenna device according to a first embodiment of the present invention, where FIG. 1A is a plan view, FIG. 1B is a cross-sectional view, and FIG. It is.
FIG. 2 is a plan view of the antenna device according to the first embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the antenna device of the first embodiment.
FIG. 4 is a return loss characteristic of the antenna device of the first embodiment. FIG. 5 is a diagram showing a radiation pattern of the antenna device of the first embodiment.
FIG. 6 is a diagram showing a measurement coordinate system of a radiation pattern when a rectangular patch antenna is formed on an HIP substrate.
7 is a diagram showing a measurement result of an FB ratio of a rectangular patch antenna on a HIP substrate measured in the coordinate system shown in FIG. 6;
FIG. 8 is a view showing another embodiment of the PBM of the second substrate of the present invention.
FIG. 9 is a view showing another embodiment of the PBM of the second substrate of the present invention.
FIG. 10 is a view showing another embodiment of the PBM of the second substrate of the present invention.
FIG. 11 is a cross-sectional view of an antenna device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a cross-sectional view of an antenna device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a cross-sectional view of an antenna device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a perspective view of an antenna device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a perspective view of an antenna device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a perspective view of an antenna device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a perspective view of an antenna device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a diagram illustrating an antenna device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a diagram illustrating an antenna device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 20 is a perspective view of an antenna device according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
12, 121, 122 ... metal plate, 100 ... rectangular metal plate,
20 ... second substrate, 21 ... dielectric plate, 22 ... metal plate, 23 ... metal plate,
24 ... through hole (connector), 210 ... first dielectric layer,
211 ... second dielectric, 220 ... dielectric layer, 221 ... through hole,
230 ... first dielectric, 231 ... second dielectric,
30 ... Antenna element or monopole antenna, 31 ... Inverted F antenna,
311 ... conductor, 32 ... conductor rod, 321 ... tip, 33 ... metal plate,
34 ... Helical antenna, 351 ... Circular patch antenna, 352 ... Short-circuit plate,
353 ... conductor rod, 36 ... square patch antenna,
40 ... Coaxial line, 41 ... Inner conductor, 41a ... Feed point, 42 ... Outer conductor,
50 ... excitation source, 51 ... grounding.
Claims (7)
前記第1基板の表面上に設けられ、前記特定周波数帯で共振するアンテナ素子と、を有し、
前記アンテナ素子は、モノポールアンテナまたはヘリカルアンテナであり、
前記第1基板の平面形状は円形または多角形であって、その円の半径または多角形の外接円の半径は、前記アンテナ素子の共振周波数に対する波長の1/2以上であることを特徴とするアンテナ装置。Providing at least a first substrate made of a metal plate that propagates electromagnetic waves of a specific frequency band on the surface, and a peripheral portion in contact with an end of the first substrate, and prevents propagation of electromagnetic waves of the specific frequency band on the surface A base plate comprising a second substrate having a band gap to
An antenna element provided on the surface of the first substrate and resonating in the specific frequency band,
The antenna element is a monopole antenna or a helical antenna,
The planar shape of the first substrate is circular or polygonal, and the radius of the circle or the circumscribed circle of the polygon is ½ or more of the wavelength with respect to the resonance frequency of the antenna element. Antenna device.
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