JP3821070B2 - Performance display device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、演奏情報の記憶媒体及び演奏内容表示装置にする。
【0002】
【従来の技術】
ピアノなどの鍵盤楽器の初心者は、楽譜に書かれた音符と鍵盤の各鍵との対応が、瞬時には分からない場合がある。そのため、紙の楽譜の音符の音名と色とを対応付けるとともに、鍵盤の各鍵にも同様の色を着色することで、音名と鍵との対応関係を初心者にも分かりやすくしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の様に紙の楽譜の音符に着色しただけのものでは、表示装置に現在演奏すべき音符を表示したり、ユーザの演奏を評価することは非常に困難である。また、着色した楽譜を製作することも容易ではない。さらに、鍵盤の製造者ごとに、各鍵に対応する色が異なる場合がある。
【0004】
本発明の目的は、演奏内容の表示態様を明確に規定することの出来る演奏情報を記録した媒体を提供することである。
【0005】
また、本発明の他の目的は、確実に所望の表示態様で演奏内容を表示することができる演奏内容表示装置を提供することである。
【0006】
また、本発明のさらに他の目的は、楽譜等を読めない初心者にも分かりやすく演奏を練習させることができる演奏内容表示装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、演奏情報は、演奏内容の表示態様を指示する表示情報と、楽音の発音を指示する複数の発音指示情報とを有する。
【0008】
また、本発明の他の観点によれば、演奏内容表示装置は、演奏内容の表示態様を指示する表示情報と、楽音の発音を指示する複数の発音指示情報とを有する演奏情報を記録する記録媒体から前記表示情報を読み出す読みだし手段と、前記読み出した発音指示情報に対応する演奏内容を前記読み出した表示情報に基づく表示態様で出力する出力手段とを有する。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施例による演奏内容表示装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0010】
演奏内容表示装置1のバス2には、RAM3、ROM4、CPU5、外部記憶装置7、検出回路8、表示回路10、音源回路12、効果回路13、MIDIインターフェイス16、通信インターフェイス17、プリンタ出力回路21、発光制御回路23が接続される。
【0011】
ユーザは、検出回路8に接続される複数のパネル操作子9を用いて、各種設定をすることができる。パネル操作子9は、例えば、ロータリーエンコーダ、スイッチ、パッド、フェーダ、スライダ、マウス、文字入力用キーボード、演奏用の鍵盤、ジョイスティック、ジョグシャトル等、ユーザの入力に応じた信号を出力できるものならどのようなものでもよい。
【0012】
また、パネル操作子9は、マウス等の他の操作子を用いて操作するディスプレイ11上に表示されるソフトスイッチ等でもよい。
【0013】
表示回路10は、ディスプレイ11に接続され、各種情報をディスプレイ11に表示することができる。例えば、後述する演奏内容表示111及び判定結果表示112は、ディスプレイ11に表示される。ユーザは、このディスプレイ11に表示される演奏内容表示111を参照して、演奏練習等を行う。また、ディスプレイ11は、外部の表示装置を接続することにより構成してもよい。
【0014】
また、ディスプレイ11に、タッチパネルを用いることができる。この場合は、ディスプレイ11上に表示されるスイッチ等をユーザが押すことによりユーザの指示が入力される。
【0015】
外部記憶装置7は、外部記憶装置用のインターフェイスを含み、そのインターフェイスを介してバス2に接続される。外部記憶装置7は、例えばフロッピ(登録商標)ディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、光磁気ディスク(MO)ドライブ、CD−ROM(コンパクトディスク−リードオンリィメモリ)ドライブ、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ、半導体メモリ等である。
【0016】
外部記憶装置7には、各種パラメータ、各種データ、及び本実施例を実現するためのプログラム及び演奏情報等を記憶することができる。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、表示手段を有する演奏内容表示装置に読み出される演奏情報のデータ構造は、複数の音名のそれぞれに対応する表示態様を示す表示制御情報を記録するヘッダ領域と、楽音の音高を含むノートイベントを含むイベントデータと、該イベントデータを処理するタイミングを制御するタイミングデータとを含む演奏データを記録する演奏データ領域とを有し、前記演奏内容表示装置によって前記演奏情報が読み出されると、前記タイミングデータに基づき、前記イベントデータの音高に基づく音名に対応する前記表示制御情報の表示態様で、前記表示手段の表示が順次表示制御されることを特徴とする。
【0018】
タイマ6は、CPU5に接続されており、基本クロック信号、割り込み処理タイミング等をCPU5に供給する。
【0019】
音源回路12は、外部記憶装置7等に記録された演奏情報MD、演奏操作子15又はMIDIインターフェイスに接続されたMIDI機器18等から供給されるMIDI信号等の演奏信号に応じて楽音信号を生成し、効果回路13を介して、サウンドシステム14に供給する。
【0020】
また、本発明の他の観点によれば、演奏内容表示装置は、複数の音名のそれぞれに対応する表示態様を示す表示制御情報を記録するヘッダ領域と、楽音の音高を含むノートイベントを含むイベントデータと、該イベントデータを処理するタイミングを制御するタイミングデータとを含む演奏データを記録する演奏データ領域とを有するデータ構造の演奏情報を読み出す読出し手段と、前記読出し手段で読み出された演奏情報に基づき演奏内容を表示する表示手段と、前記読み出し手段で読み出された演奏情報の演奏データ領域に含まれる前記タイミングデータに基づき、該演奏データ領域に含まれる前記イベントデータの音高に基づく音名に対応する該演奏情報のヘッダ領域に含まれる表示制御情報の表示態様で、前記表示手段の表示を順次制御する表示制御手段とを有する。
【0021】
サウンドシステム14は、D/A変換器及びスピーカを含み、供給されるデジタル形式の楽音信号をアナログ形式に変換し、発音する。
【0022】
演奏操作子15は、検出回路8に接続され、ユーザの演奏動作に従い、演奏信号を供給する。本実施例では、演奏操作子15として、演奏用の鍵盤(色分け鍵盤)が用いられている。
【0023】
色分け鍵盤が、RGBの3色の発光ダイオードからなる発光部を有する場合は、発光制御回路23が、演奏操作子15に接続される。発光制御回路23は、後述する演奏情報MDの表示情報DT又はDEに基づき色分け鍵盤の発光部を制御する。
【0024】
色分け鍵盤として、予め後述する演奏情報MDの表示情報DT又はDEが示す色と同色に着色(塗装、印刷、色シールを貼る、着色料を混ぜた樹脂で成型等)された鍵盤を用いる場合は、発光制御回路23は、省略される。
【0025】
MIDIインターフェイス(MIDI I/F)16は、電子楽器、その他の楽器、音響機器、コンピュータ等に接続できるものであり、少なくともMIDI信号を送受信できるものである。MIDIインターフェイス16は、専用のMIDIインターフェイスに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインターフェイスを用いて構成してもよい。この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。
【0026】
MIDI機器18は、MIDIインターフェイス16に接続される音響機器及び楽器等である。MIDI機器18の形態は鍵盤楽器に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。また、音源装置、自動演奏装置等を1つの電子楽器本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別体の装置であり、MIDIや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装置を接続するものであってもよい。ユーザは、このMIDI機器18を演奏(操作)することにより演奏信号の入力を行うこともできる。
【0027】
また、MIDI機器18は、演奏情報以外の各種データ及び各種設定を入力するための操作子としても用いることが出来る。
【0028】
通信インターフェイス17は、LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット、電話回線等の通信ネットワーク19に接続可能であり、該通信ネットワーク19を介して、サーバコンピュータ20と接続し、HDD等外部記憶装置7、又はRAM4等内に、サーバコンピュータ20から制御プログラムや本実施例を実現するためのプログラム、演奏情報等をダウンロードすることができる。
【0029】
なお、通信インターフェイス17及び通信ネットワーク19は、有線のものに限らず無線でもよい。また双方を備えていてもよい。
【0030】
プリンタ出力回路21は、後述する演奏情報MD及び演奏情報MDに含まれる表示情報DT又はDEに基づき、カラープリンタ22で印刷するための楽譜データを生成する。生成した楽譜データは、カラープリンタ22でカラー楽譜として、印刷される。カラー楽譜の音符の配色及びディスプレイ11に表示される音符の配色は、同一の表示情報DT又はDEに基づくかぎり同じ配色である。
【0031】
図2は、本実施例による演奏情報MDのフォーマットを表す概念図である。演奏情報MDは、例えばSMF(Standard MIDI File)フォーマットに準拠した、自動演奏情報である。
【0032】
ヘッダには、通常、データフォーマット種類(SMFフォーマットO、1等)等の演奏情報MD全体に関わる情報が記録されている。
【0033】
演奏データRDは、自動演奏をおこうなうための実演奏データであり、イベントデータ(以下単にイベントと呼ぶ)と、該イベントデータを処理するタイミングであるタイミングデータ(以下単にタイミングと呼ぶ)が記録されている。なお、演奏データRDの先頭の、例えば1小節目には、初期設定情報として、各パート(トラック)の再生時の各種再生態様を設定する為のデータである、例えば、音色設定データ、音量設定データ、テンポ設定データなどが記録される。
【0034】
タイミングTEは、イベントデータで表される各種イベントを処理すべき時間を表すデータである。イベントの処理時間は、演奏開始や小節開始からの絶対時間で表してもよいし、前のイベントからの経過時間である相対時間で表すようにしてもよい。
【0035】
イベントデータは、楽曲を再生させる為の各種イベントの内容を表すデータである。イベントには、図2(B)に示すノートオンイベントとノートオフイベントの組合せである楽曲の発生に直接関係する音符を表す音符イベント(ノートイベント)NEと、図示しないピッチチェンジイベント(ピッチベンドイベント)、テンポチェンジイベント、音色チェンジイベントなどの楽曲の再生態様などを設定するための設定イベントが含まれる。
【0036】
それぞれのノートイベントには、音高、音量(ベロシティ)等が記録されている。なお、ノートイベントはノートオンイベントに発音長(ゲートタイム)データを持たせたものでも良い。
【0037】
図2(A)は、上記のような演奏情報MDのヘッダHCに、表示情報DTを埋め込んだ場合の例である。
【0038】
この例では、ヘッダHC内に各音名の音符の表示態様を決定する表示情報DTが、記録されている。本実施例では、表示情報DTとして、複数の音名と、それぞれの音名を表示する色を記憶した色テーブルCTが記録されている。
【0039】
色テーブルに記録する音名は、例えば、1オクターブ内の音名である。本実施例では、図に示すように、音名(C、D、E…B)と、各音名の配色(赤、黄、緑…灰)が各音名に関連付けられて記憶されている。なお、色テーブルCTには、必要に応じて、2オクターブ以上の音名及びそれらに対応する色を記録することもできる。
【0040】
このように、予め各音名の音符の表示態様を決定して色テーブルCTとして、ヘッダHC内に埋め込む場合は、1曲全体(当該演奏情報で表される曲全体)を通して、共通の表示情報(色情報)を持つ。
【0041】
色テーブルCTとして、ヘッダHCに埋め込むと、後述の図2(B)に示す例のように、個々のノートイベントごとの表示態様(色)を制御することは出来ないが、演奏情報MDのデータ量を小さく抑えることができる。また、各音名への配色を容易に変更することができる。例えば、異なる配色の色分け鍵盤を有する装置において、再生する場合にも、簡単に、対応する配色に変更することができる。
【0042】
また、既存の演奏情報のヘッダ内に本実施例の色テーブルCTを表示情報DTとして埋め込むことにより、非常の簡単に本実施例の表示情報を有する演奏情報MDを作成することができる。すなわち、ユーザが所有する色分け鍵盤の配色に対応する色テーブルCTを用いることにより、簡単に、ユーザの所有する機器に対応する表示情報を有する演奏情報MDを作成することができる。また、ユーザが、表示態様(配色)を変更可能な鍵盤を有している場合は、ユーザの所望する配色の色テーブルCTを用いることにより、非常に簡単に、鍵盤の配色をユーザの所望する配色に変更することができる。なお、演奏データ部とは区別されたヘッダHCではなく演奏データ部の先頭に色テーブルを記憶させても良い。この場合も、実質的には、ヘッダに記憶していると考えることができる。
【0043】
図2(B)は、演奏データRD内のノートイベントNE毎に表示情報DEをイベントデータとして記録する例である。
【0044】
図に示すように、1つ1つのノートイベントNEに対して、該ノートイベントのタイミングTEと同タイミングTE’で、当該ノートイベントに対応する音名の表示態様(色)を指定する。例えば、音名「C」の発音を指示するノートイベント(C)NEのタイミングTEと同じタイミングTE’に表示情報(赤)DEが記録される。ここで、タイミングでータが絶対時間で記述されていたらTE=TE’であり、相対時間で記述されていたら、TE’=0である(なお、完全に同タイミングに限らず、近いタイミングとしても良い)。このようにすると、演奏データRD内に記録されている全てのノートイベントに対して個別に色指定をすることができる。ノートイベントと表示情報の前後配置はどちらが前でも良い。
【0045】
なお、上述の2つの例では、表示態様(色情報)として、「青」「黄」「緑」といった色名情報を持たせる例を示したが、色名に対応した単なる数値や記号でもよい(例えば青=「1」、黄=「2」等)。あるいは、RGBの各色について、所定段階(例えば8段階、256段階等)の輝度を示す輝度情報で色情報をもたせるようにしてもよい。このようにすると、確実に各表示装置が同じ色を再現することができる。さらに、各ノートイベントNEの音量等又は、演奏情報MDで設定されているテンポ等に応じて色情報の輝度を変化させることもできる。
【0046】
黒鍵については、全て黒としてもよいし、白鍵と同じ色で多少濃い色としてもよい(例えばC♯は濃い赤等)。あるいは、全く別の色を指定しても良い。
【0047】
なお、各音名の配色は、演奏情報毎に、異なるようにしてもよい。これにより、例えば初級者用の色、中級者用の色、上級者用の色というように、レベルに応じて色を変えたりすることができる。あるいは、鍵盤装置の種類に応じて配色が異なる場合、鍵盤装置の種類ごとに適切な色が設定された演奏情報を選択することにより、鍵盤装置とマッチした表示が可能になる(例えば、鍵盤装置A用の演奏情報、B用の演奏情報などを別々に用意しておく)。あるいは、演奏情報の中に複数の異なる色設定情報を持たせ、鍵盤装置の種類ごとに適切な色設定情報を選択してもよい。
【0048】
また、上記の2つの例を組み合わせた演奏情報MDを作成しても良い。この場合、ヘッダHC内の表示情報DTの色テーブルCTでデフォルトとなる配色を指定し、個別に又は一時的に表示情報DEにより、デフォルトの配色とは異なる色で、音符等を表示させることが可能となる。
【0049】
図3は、本実施例による演奏情報MDに基づく演奏内容の表示の一例である。本実施形態においては、本来は発音を指示するための演奏情報(ノートイベント)に基づいて演奏内容の表示を行うようにしている。もちろん、演奏情報に基づく発音も、演奏内容表示とあわせて行っても良い。なお、実際には、各音符は、カラー表示であり、また各鍵はカラー光で照らされ、あるいは着色されている。図中カラーの部分は、当該個所又はその近傍に括弧書きで、その配色を示す。また、図では、表示装置(ディスプレイ)と鍵盤が一体である例を示すが、個別のディスプレイ及び鍵盤を用いても良い。
【0050】
ディスプレイ11には、演奏内容(楽譜)表示111及び判定結果112が表示されている。なお、判定結果112は、演奏判定を行わない場合は、省略することができる。
【0051】
演奏内容表示111は、例えば、演奏データRD(図2)のノートイベントNEに対応する音符111nを五線譜上に表示する。演奏データRDの現在位置は、現在位置を表す線ptで示される。次にユーザが演奏すべき音符111nの上には、ポインタnnが配置される。また、各音符111nの上には、運指情報FNを表示することができる。運指情報FNは、例えば、各指に対応する番号を対応する音符111nと同色で表示する。なお、運指情報FNは、省略してもよい。
【0052】
音符111nは、時間経過とともに、破線の矢印で示すように右から左に移動する。各音符111nは、それぞれの音符の下に括弧書きされている色(緑、青、紫、橙等)で表示される。この表示色(配色)は、例えば、図2(A)の表示情報DTの色テーブルCT又は、図2(B)の表示情報DEで指示されるものである。
【0053】
判定結果112は、後述の比較判定部51により判定されるユーザの演奏レベルの判定結果を表示する。
【0054】
色分け鍵盤15kは、演奏情報MDに含まれる表示情報DT又はDEと同じ配色(音符111nと同じ配色)で照光又は着色された鍵を有し、各鍵の操作に応じた演奏信号(ノートイベントNE)を出力する。ユーザは、ディスプレイ11に表示される演奏内容表示111を参照して、演奏すべき音符111nと同配色の鍵を操作する。
【0055】
なお、演奏操作子15が、RGB発光ダイオード(発光部)15Lを備えている場合は、色分け鍵盤15kのそれぞれの鍵(白鍵)は、白であり、発光部15Lからの光により、演奏情報MDに含まれる表示情報DT又はDEと同じ配色(音符111nと同じ配色)になる。
【0056】
発光部15Lは、少なくとも3色(RGB)の発光ダイオードからなり、演奏情報MDに含まれる表示情報DT又はDEで指示される色の光で鍵盤15kの鍵を照射する。各色の発光ダイオードは、表示情報DT又はDEに基づき図1の発光制御回路23によりその輝度等が制御される。
【0057】
なお、演奏内容の表示は、楽譜表示に限らず、ピアノロール表示等の視覚的に演奏内容が表示できるものであれば、どのようなものでも良い。その場合は、各音符(ノートイベント)に対応する表示を、表示情報DT又はDEに対応する配色で表示する。
【0058】
図4は、本実施例の演奏内容表示装置1に、演奏練習機能を付加した例を示す機能ブロック図である。なお、この例では、発光部15L(図3)を有する鍵盤装置15を用いている。
【0059】
演奏情報MDは、例えば、図1の外部記憶装置7等に記憶されており、ユーザの指示により、RAM3等に用意されるバッファに読み出される。読み出された演奏情報MDは、表示部111、色分け鍵盤装置15、比較判定部51に供給される。
【0060】
表示部111は、供給される演奏情報MDに基づき、例えば、図3に示すように、演奏内容の表示を行う。ユーザは、表示部111に表示される演奏内容を参照して、色分け鍵盤装置15を操作して、楽曲の演奏を行う。色分け鍵盤装置15は、供給される演奏情報MDに基づき、表示部111に表示される演奏内容と同じ配色で鍵にカラー光を照射する。色分け鍵盤装置15は、ユーザの演奏操作に応じて、演奏信号を生成し、該演奏信号を比較判定部51に供給する。
【0061】
比較判定部51は、供給される演奏情報MDのノートイベントNEと色分け鍵盤装置15から供給される演奏信号(ノートイベント)とを比較し、一致又は不一致を判定する。例えば、一致する場合は、得点(ポイント)を加算し、不一致の場合は、減点する(又は何もしない)。ここでの判定結果(得点)は、結果表示部112に供給されて表示される。なお、ユーザの演奏の判定結果は、ノートイベントの一致不一致だけでなく、操作タイミングのずれや、ベロシティや、アフタータッチ等を考慮して、算出するようにしてもよい。
【0062】
図5は、図1のCPU5で行う本実施例による演奏内容表示処理の一例を表すフローチャートである。なお、以下の2つのフローチャートでは、タイミングデータについては、考慮していないが、実際には、タイミングデータに基づき音符のリズム等が決定される場合があるので、演奏内容の表示には、タイミングデータも考慮する必要がある。
【0063】
図5(A)は、図2(A)に示す演奏情報MDを用いる場合のフローチャートである。
【0064】
ステップSA1で、演奏内容表示処理をスタートし、ステップSA2にて、演奏情報MDのヘッダに埋め込まれている表示情報DTをバッファ等に読み出す。ステップSA3では、バッファに読み出した表示情報DTの色テーブルCTを表示テーブルとして設定する。以降、演奏内容の表示態様は、この表示テーブルを参照して決定される。
【0065】
ステップSA4では、演奏情報MDから今回のタイミングのノートイベントNEを読み出す。ステップSA5では、ステップSA3で設定した表示テーブルを参照して、ステップSA4で読み出したノートイベントNEに対応する演奏内容(例えば、音符、運指情報等)の表示態様(例えば、配色)を決定する。ステップSA6では、ステップSA5で決定した表示態様に基づきノートイベントNEに対応する演奏内容をディスプレイ11の演奏内容表示部111等に表示する。又は、プリンタ出力回路21に、演奏内容及びその表示態様を供給する。プリンタ出力回路21では、これらの供給される情報に基づき楽譜を印刷するためのデータを生成する。
【0066】
ステップSA7では、演奏データMDに対応する曲が終了したか否かを判断する。終了していないと判断した場合は、NOの矢印で示すように、ステップSA4に戻る。終了した場合は、YESの矢印で示すステップSA8に進み、演奏内容表示処理を終了する。
【0067】
なお、演奏情報MDのヘッダに複数の表示情報DTが記録されている場合は、その中から1つの表示情報を選択するステップを設ける。
【0068】
図5(B)は、図2(B)に示す演奏情報MDを用いる場合のフローチャートである。
【0069】
ステップSB1では、演奏内容表示処理をスタートし、ステップSB2にて、演奏情報MDから現在のタイミングのノートイベントNEを読み出す。
【0070】
ステップSB3では、演奏情報MDから、ステップSB2で読み出したノートイベントNEに対応する表示情報DEを読み出して、該ノートイベントNEに対応する演奏内容の表示態様を決定する。
【0071】
スッテップSB4では、ステップSB3で決定した表示態様に基づき、ノートイベントNEに対応する演奏内容をディスプレイ11の演奏内容表示部111等に表示する。又は、プリンタ出力回路21に、演奏内容及びその表示態様を供給する。プリンタ出力回路21では、これらの供給される情報に基づき楽譜を印刷するためのデータを生成する。決定した表示態様に基づき音符を表示する。
【0072】
ステップSB5では、演奏データMDに対応する曲が終了したか否かを判断する。終了していないと判断した場合は、NOの矢印で示すように、ステップSB2に戻る。終了した場合は、YESの矢印で示すステップSB6に進み、演奏内容表示処理を終了する。
【0073】
なお、上記の2つのフローチャートでは、表示情報に含まれる色情報のみで表示態様を決定したが、例えば、ノートイベントの音量等のその他のパラメータに従い、表示色の照度や輝度、色相等を変更するようにしても良い。
【0074】
以上、本実施例によれば、演奏情報のヘッダ若しくは演奏データ中に演奏内容の表示態様を決定する表示情報を埋め込むので、確実に所望の表示態様で演奏内容を表示させることが出来る。
【0075】
また、本実施例によれば、演奏情報のヘッダに演奏内容の表示態様を決定する表示情報を色テーブルとして埋め込むので、簡単に他の色テーブルに差し替えることができる。また、複数の色テーブルを記録することもできる。よって、鍵盤の配色の異なる機器間で使用しても、表示装置若しくは印刷された楽譜と鍵盤の配色を簡単に統一することができる。
【0076】
また、本実施例によれば、演奏データ中に演奏内容の表示態様を決定する表示情報を埋め込むので、各ノートイベントごとに表示態様を指示することが出来る。よって、きめ細かな表示態様の変化をつけることが出来る。
【0077】
また、各ノートイベントごとに表示態様を指示することが出来るので、演奏練習の目的だけでなく、音符を時系列順にグラデーション等の配色にすることができる。また、発光部を有する鍵盤を用いる場合は、鍵盤の鍵の色を時間によって変化させるなど、特殊な効果を得ることができる。
【0078】
また、本実施例によれば、表示装置若しくは印刷された楽譜と鍵盤の配色が統一されるので、簡単に演奏練習を行うことができる。さらに、ノートイベントの音量等に従い表示色等の照度や輝度、色相等を変化させ、アクセントなどの音楽的な表情を色彩によって、楽譜上にあらわすことができる。よって、単に鍵盤の鍵と音符の一致だけでなく、音楽的表情を付与するこの練習を行うこともできる。
【0079】
さらに、本実施例によれば、演奏内容の表示態様を決定する表示情報に基づきカラーの楽譜を印刷することができる。よって、表示装置のない色分け鍵盤でも、音符と鍵盤の対応関係を容易に知ることができる。
【0080】
なお、演奏情報(演奏情報)のフォーマットは、演奏イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表した「イベント+相対時間」、演奏イベントの発生時刻を曲や小節内における絶対時間で表した「イベント+絶対時間」、音符の音高と符長あるいは休符と休符長で演奏情報を表した「音高(休符)+符長」、演奏の最小分解能毎にメモリの領域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応するメモリ領域に演奏イベントを記憶した「ベタ方式」等、どのような形式でもよい。
【0081】
なお、本実施例は、本実施例に対応するコンピュータプログラム等をインストールした市販のコンピュータ等によって、実施させるようにしてもよい。
【0082】
その場合には、本実施例に対応するコンピュータプログラム等を、CD−ROMやフロッピー(登録商標)ディスク等の、コンピュータが読み込むことが出来る記憶媒体に記憶させた状態で、ユーザに提供してもよい。
【0083】
そのコンピュータ等が、LAN、インターネット、電話回線等の通信ネットワークに接続されている場合には、通信ネットワークを介して、コンピュータプログラムや各種データ等をコンピュータ等に提供してもよい。
【0084】
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組合せ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、演奏内容の表示態様を明確に規定することの出来る演奏情報を記録した媒体を提供することができる。
【0086】
また、本発明によれば、確実に所望の表示態様で演奏内容を表示することができる演奏内容表示装置を提供することができる。
【0087】
また、本発明によれば、楽譜等を読めない初心者にも分かりやすく演奏を練習させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による演奏内容表示装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施例による演奏情報MDのフォーマットを表す概念図である。
【図3】 本実施例による演奏情報MDに基づく演奏内容の表示の一例である。
【図4】 本実施例の演奏内容表示装置1に、演奏練習機能を付加した例を示す機能ブロック図である。
【図5】 図1のCPU5で行う本発明の実施例による演奏内容表示処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…演奏内容表示装置、2…バス、3…RAM、4…ROM、5…CPU、6…タイマ、7…外部記憶装置、8…検出回路、9…パネル操作子、10…表示回路、11…ディスプレイ、12…音源回路、13…効果回路、14…サウンドシステム、15…演奏操作子、16…MIDI I/F、17…通信I/F、18…MIDI機器、19…通信ネットワーク、20…サーバコンピュータ、21…プリンタ出力回路、22…カラープリンタ、23…発光制御回路、51…比較判定部、111…演奏内容表示部、112…結果表示部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a performance information storage medium and a performance content display device.
[0002]
[Prior art]
A beginner of a keyboard instrument such as a piano may not immediately know the correspondence between the notes written on the score and each key on the keyboard. For this reason, some notes on paper scores are associated with their names and colors, and each key on the keyboard is colored in the same color to make it easier for beginners to understand the correspondence between note names and keys. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, it is very difficult to display a note to be played on a display device or to evaluate a user's performance only by coloring the notes of a paper score. Also, it is not easy to produce a colored score. Furthermore, the color corresponding to each key may differ for each keyboard manufacturer.
[0004]
The objective of this invention is providing the medium which recorded the performance information which can prescribe | regulate the display mode of a performance content clearly.
[0005]
Another object of the present invention is to provide a performance content display device capable of reliably displaying performance content in a desired display mode.
[0006]
It is still another object of the present invention to provide a performance content display device that allows a beginner who cannot read a musical score or the like to practice the performance easily.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to one aspect of the present invention, the performance information includes display information for instructing a display mode of the performance content, and a plurality of pronunciation instruction information for instructing the pronunciation of a musical sound.
[0008]
According to another aspect of the present invention, the performance content display device records performance information having display information for instructing a display mode of performance content and a plurality of pronunciation instruction information for instructing pronunciation of a musical sound. Reading means for reading the display information from the medium, and output means for outputting the performance content corresponding to the read pronunciation instruction information in a display mode based on the read display information.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a block diagram showing a hardware configuration of a performance
[0010]
The performance
[0011]
The user can make various settings using a plurality of
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
Further, a touch panel can be used for the
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
[Means for Solving the Problems]
According to one aspect of the present invention, the data structure of the performance information read to the performance content display device having display means includes a header area for recording display control information indicating a display mode corresponding to each of a plurality of pitch names, A performance data area for recording performance data including event data including note events including pitches of musical sounds and timing data for controlling timing for processing the event data, and the performance content display device performs the performance When the information is read, the display of the display means is sequentially display-controlled in the display mode of the display control information corresponding to the pitch name based on the pitch of the event data based on the timing data. .
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
According to another aspect of the present invention, the performance content display device includes a header area for recording display control information indicating a display mode corresponding to each of a plurality of pitch names, and a note event including a pitch of a musical sound. Reading means for reading performance information having a performance data area for recording performance data including event data including and timing data for controlling timing for processing the event data, and read by the reading means Display means for displaying performance contents based on performance information, and the pitch of the event data included in the performance data area based on the timing data included in the performance data area of the performance information read by the reading means. In the display mode of the display control information included in the header area of the performance information corresponding to the note name based on, the display of the display means is sequentially And a Gosuru display control means.
[0021]
The sound system 14 includes a D / A converter and a speaker, converts a digital musical tone signal supplied to an analog format, and generates a sound.
[0022]
The
[0023]
In the case where the color-coded keyboard has a light-emitting unit composed of light-emitting diodes of three colors of RGB, the light
[0024]
When using a keyboard that is colored in advance (colored, painted, printed, pasted with a color sticker, molded with a resin mixed with a colorant, etc.) as the color-coded keyboard in advance as the color indicated by the display information DT or DE of the performance information MD described later The light
[0025]
The MIDI interface (MIDI I / F) 16 can be connected to an electronic musical instrument, other musical instruments, audio equipment, a computer, and the like, and can transmit and receive at least a MIDI signal. The
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
The communication interface 17 can be connected to a
[0029]
The communication interface 17 and the
[0030]
The
[0031]
FIG. 2 is a conceptual diagram showing the format of the performance information MD according to this embodiment. The performance information MD is automatic performance information that conforms to, for example, the SMF (Standard MIDI File) format.
[0032]
In the header, information related to the entire performance information MD such as a data format type (SMF format O, 1) is usually recorded.
[0033]
The performance data RD is actual performance data for performing an automatic performance, and includes event data (hereinafter simply referred to as an event) and timing data (hereinafter simply referred to as timing) that is a timing for processing the event data. It is recorded. Note that, for example, the first measure of the performance data RD is data for setting various playback modes during playback of each part (track) as initial setting information, for example, tone color setting data, volume setting, etc. Data, tempo setting data, etc. are recorded.
[0034]
The timing TE is data representing the time for processing various events represented by the event data. The event processing time may be expressed as an absolute time from the start of performance or the start of a measure, or may be expressed as a relative time that is an elapsed time from the previous event.
[0035]
The event data is data representing the contents of various events for reproducing the music. The events include a note event (note event) NE representing a note directly related to the occurrence of music, which is a combination of the note-on event and note-off event shown in FIG. 2B, and a pitch change event (pitch bend event) (not shown). , A setting event for setting a reproduction mode of music such as a tempo change event and a tone color change event.
[0036]
In each note event, pitch, volume (velocity), etc. are recorded. The note event may be a note-on event having pronunciation length (gate time) data.
[0037]
FIG. 2A shows an example in which display information DT is embedded in the header HC of the performance information MD as described above.
[0038]
In this example, display information DT for determining the display mode of the note of each pitch name is recorded in the header HC. In the present embodiment, as the display information DT, a color table CT storing a plurality of pitch names and a color for displaying each pitch name is recorded.
[0039]
The pitch names recorded in the color table are pitch names within one octave, for example. In this embodiment, as shown in the figure, the pitch names (C, D, E... B) and the color schemes of the pitch names (red, yellow, green... Gray) are stored in association with the pitch names. . In the color table CT, note names of two octaves or more and colors corresponding to them can be recorded as necessary.
[0040]
Thus, when the display mode of the note of each note name is determined in advance and embedded in the header HC as the color table CT, common display information is transmitted throughout the entire song (the entire song represented by the performance information). (Color information).
[0041]
When the color table CT is embedded in the header HC, the display mode (color) for each note event cannot be controlled as in the example shown in FIG. The amount can be kept small. Also, the color scheme for each note name can be easily changed. For example, in a device having a color-coded keyboard with different color schemes, it is possible to easily change to a corresponding color scheme when playing back.
[0042]
Also, by embedding the color table CT of this embodiment as display information DT in the header of existing performance information, performance information MD having the display information of this embodiment can be created very easily. That is, by using the color table CT corresponding to the color arrangement of the color-coded keyboard owned by the user, it is possible to easily create performance information MD having display information corresponding to the device owned by the user. In addition, when the user has a keyboard whose display mode (color arrangement) can be changed, the color arrangement of the keyboard desired by the user is very easily achieved by using the color table CT of the user's desired color arrangement. The color scheme can be changed. The color table may be stored at the head of the performance data portion instead of the header HC that is distinguished from the performance data portion. Also in this case, it can be considered that it is actually stored in the header.
[0043]
FIG. 2B shows an example in which the display information DE is recorded as event data for each note event NE in the performance data RD.
[0044]
As shown in the figure, for each note event NE, the display mode (color) of the note name corresponding to the note event is designated at the same timing TE ′ as the timing TE of the note event. For example, the display information (red) DE is recorded at the same timing TE ′ as the timing TE of the note event (C) NE that instructs the pronunciation of the note name “C”. Here, if the data is described in absolute time at the timing, TE = TE ′, and if it is described in relative time, TE ′ = 0. Is also good). In this way, it is possible to individually specify colors for all the note events recorded in the performance data RD. Either the note event or the display information may be arranged before or after.
[0045]
In the above-described two examples, an example in which color name information such as “blue”, “yellow”, and “green” is given as the display mode (color information) is shown, but a simple numerical value or symbol corresponding to the color name may be used. (For example, blue = “1”, yellow = “2”, etc.). Alternatively, for each color of RGB, color information may be provided by luminance information indicating luminance at a predetermined level (for example, 8 levels, 256 levels, etc.). In this way, each display device can surely reproduce the same color. Further, the luminance of the color information can be changed according to the volume of each note event NE or the tempo set in the performance information MD.
[0046]
The black keys may be all black, or may be the same color as the white keys and a slightly darker color (for example, C # is dark red). Alternatively, a completely different color may be designated.
[0047]
The color scheme of each note name may be different for each piece of performance information. Thereby, the color can be changed according to the level, such as a color for beginners, a color for intermediates, and a color for advanced users. Alternatively, when the color scheme differs depending on the type of keyboard device, display matching with the keyboard device is possible by selecting performance information in which an appropriate color is set for each type of keyboard device (for example, keyboard device) A performance information for A, performance information for B, etc. are prepared separately). Alternatively, a plurality of different color setting information may be included in the performance information, and appropriate color setting information may be selected for each type of keyboard device.
[0048]
Further, performance information MD combining the above two examples may be created. In this case, a default color scheme is designated in the color table CT of the display information DT in the header HC, and notes or the like are displayed in a color different from the default color scheme by the display information DE individually or temporarily. It becomes possible.
[0049]
FIG. 3 is an example of display of performance contents based on the performance information MD according to the present embodiment. In the present embodiment, the performance contents are displayed based on performance information (note events) for instructing pronunciation. Of course, the pronunciation based on the performance information may be performed together with the performance content display. Actually, each note is displayed in color, and each key is illuminated or colored with color light. In the figure, the color portion indicates the color scheme in parentheses at or near the location. Moreover, although the figure shows an example in which the display device (display) and the keyboard are integrated, an individual display and keyboard may be used.
[0050]
On the
[0051]
The
[0052]
The musical notes 111n move from right to left as time passes, as indicated by the dashed arrows. Each note 111n is displayed in a color (green, blue, purple, orange, etc.) written in parentheses under each note. This display color (color arrangement) is indicated by, for example, the color table CT of the display information DT in FIG. 2A or the display information DE in FIG.
[0053]
The
[0054]
The color-coded
[0055]
When the
[0056]
The
[0057]
The display of the performance content is not limited to the score display, and any display is possible as long as the performance content can be displayed visually, such as a piano roll display. In that case, the display corresponding to each note (note event) is displayed in the color scheme corresponding to the display information DT or DE.
[0058]
FIG. 4 is a functional block diagram showing an example in which a performance practice function is added to the performance
[0059]
The performance information MD is stored in, for example, the
[0060]
The
[0061]
The comparison /
[0062]
FIG. 5 is a flowchart showing an example of a performance content display process according to this embodiment performed by the
[0063]
FIG. 5A is a flowchart when the performance information MD shown in FIG. 2A is used.
[0064]
In step SA1, the performance content display process is started, and in step SA2, the display information DT embedded in the header of the performance information MD is read out to a buffer or the like. In step SA3, the color table CT of the display information DT read into the buffer is set as a display table. Thereafter, the display mode of the performance content is determined with reference to this display table.
[0065]
In step SA4, the note event NE at the current timing is read from the performance information MD. In step SA5, with reference to the display table set in step SA3, the display mode (for example, color scheme) of the performance contents (for example, notes, fingering information, etc.) corresponding to the note event NE read in step SA4 is determined. . In step SA6, the performance content corresponding to the note event NE is displayed on the performance
[0066]
In step SA7, it is determined whether or not the music corresponding to the performance data MD has been completed. If it is determined that the process has not been completed, the process returns to step SA4 as indicated by a NO arrow. If completed, the process proceeds to step SA8 indicated by an arrow “YES” to end the performance content display process.
[0067]
If a plurality of display information DT is recorded in the header of the performance information MD, a step of selecting one display information from the display information DT is provided.
[0068]
FIG. 5B is a flowchart when the performance information MD shown in FIG. 2B is used.
[0069]
In step SB1, the performance content display process is started, and in step SB2, the note event NE at the current timing is read from the performance information MD.
[0070]
In step SB3, the display information DE corresponding to the note event NE read in step SB2 is read from the performance information MD, and the display mode of the performance content corresponding to the note event NE is determined.
[0071]
In step SB4, the performance content corresponding to the note event NE is displayed on the performance
[0072]
In step SB5, it is determined whether or not the music corresponding to the performance data MD has ended. If it is determined that the process has not ended, the process returns to step SB2, as indicated by a NO arrow. If completed, the process proceeds to step SB6 indicated by an arrow “YES” to end the performance content display process.
[0073]
In the above two flowcharts, the display mode is determined only by the color information included in the display information. For example, the illuminance, luminance, hue, etc. of the display color are changed according to other parameters such as the volume of the note event. You may do it.
[0074]
As described above, according to the present embodiment, the display information for determining the display mode of the performance content is embedded in the header of the performance information or the performance data, so that the performance content can be surely displayed in a desired display mode.
[0075]
Further, according to the present embodiment, the display information for determining the display mode of the performance content is embedded in the header of the performance information as a color table, so that it can be easily replaced with another color table. A plurality of color tables can also be recorded. Therefore, even when used between devices having different keyboard color schemes, the color scheme of the display device or the printed musical score and the keyboard can be easily unified.
[0076]
Further, according to the present embodiment, since display information for determining the display mode of the performance content is embedded in the performance data, the display mode can be designated for each note event. Therefore, it is possible to change the display mode in detail.
[0077]
Further, since the display mode can be instructed for each note event, not only the purpose of performance practice, but also the notes can be arranged in a color scheme such as gradation in order of time series. Also, when using a keyboard having a light emitting unit, special effects such as changing the key color of the keyboard with time can be obtained.
[0078]
Further, according to the present embodiment, the display device or the printed musical score and the keyboard color are unified, so that the performance practice can be easily performed. Furthermore, the illuminance, brightness, hue, and the like of the display color can be changed according to the volume of the note event, and musical expressions such as accents can be represented on the score by color. Therefore, it is possible to perform this practice of giving a musical expression as well as just matching the keys and notes of the keyboard.
[0079]
Furthermore, according to the present embodiment, it is possible to print a color score based on display information that determines the display mode of the performance content. Therefore, even with a color-coded keyboard without a display device, the correspondence between the notes and the keyboard can be easily known.
[0080]
The format of performance information (performance information) is “event + relative time”, which indicates the time of occurrence of the performance event as the time from the previous event, and the time of occurrence of the performance event as an absolute time within the song or measure. "Event + absolute time" expressed, note pitch and note length or rest and rest length representing performance information "pitch (rest) + note length", memory area for each performance minimum resolution Can be used in any format such as a “solid method” in which a performance event is stored in a memory area corresponding to the time at which the performance event occurs.
[0081]
In addition, you may make it implement a present Example by the commercially available computer etc. which installed the computer program etc. corresponding to a present Example.
[0082]
In that case, the computer program corresponding to the present embodiment may be provided to the user in a state in which the computer program is stored in a computer-readable storage medium such as a CD-ROM or a floppy (registered trademark) disk. Good.
[0083]
When the computer or the like is connected to a communication network such as a LAN, the Internet, or a telephone line, a computer program or various data may be provided to the computer or the like via the communication network.
[0084]
Although the present invention has been described with reference to the embodiments, the present invention is not limited thereto. It will be apparent to those skilled in the art that various modifications, improvements, combinations, and the like can be made.
[0085]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide a medium on which performance information capable of clearly defining the display mode of performance contents is recorded.
[0086]
Moreover, according to this invention, the performance content display apparatus which can display a performance content in a desired display mode reliably can be provided.
[0087]
In addition, according to the present invention, even a beginner who cannot read a musical score or the like can practice playing easily.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a hardware configuration of a performance
FIG. 2 is a conceptual diagram showing a format of performance information MD according to the embodiment.
FIG. 3 is an example of display of performance contents based on performance information MD according to the present embodiment.
FIG. 4 is a functional block diagram showing an example in which a performance practice function is added to the performance
FIG. 5 is a flowchart showing a performance content display process performed by the
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
複数の音名のそれぞれに対応する表示態様を示す表示制御情報を記録するヘッダ領域と、
楽音の音高を含むノートイベントを含むイベントデータと、該イベントデータを処理するタイミングを制御するタイミングデータとを含む演奏データを記録する演奏データ領域とを有し、
前記演奏内容表示装置によって前記演奏情報が読み出されると、前記タイミングデータに基づき、前記イベントデータの音高に基づく音名に対応する前記表示制御情報の表示態様で、前記表示手段の表示が順次表示制御されることを特徴とするデータ構造。A data structure of performance information read out by a performance content display device having a display means,
A header area for recording display control information indicating a display mode corresponding to each of a plurality of pitch names;
A performance data area for recording performance data including event data including note events including pitches of musical sounds and timing data for controlling timing for processing the event data;
When the performance information is read by the performance content display device, the display means sequentially displays the display control information in a display mode corresponding to the pitch name based on the pitch of the event data based on the timing data. A data structure characterized by being controlled.
前記演奏内容表示装置によって、前記表示イベントが読み出された際には、前記表示手段は、該読み出された表示イベントにより表示制御されることを特徴とする請求項1記載のデータ構造。The performance data area further records display events corresponding to at least some of the note events,
2. The data structure according to claim 1, wherein when the display event is read out by the performance content display device, the display unit is controlled to display by the read display event.
前記読出し手段で読み出された演奏情報に基づき演奏内容を表示する表示手段と、
前記読み出し手段で読み出された演奏情報の演奏データ領域に含まれる前記タイミングデータに基づき、該演奏データ領域に含まれる前記イベントデータの音高に基づく音名に対応する該演奏情報のヘッダ領域に含まれる表示制御情報の表示態様で、前記表示手段の表示を順次制御する表示制御手段と
を有する演奏内容表示装置。A header area for recording display control information indicating a display mode corresponding to each of a plurality of pitch names, event data including a note event including the pitch of a musical sound, and timing data for controlling timing for processing the event data; Reading means for reading performance information having a data structure having performance data areas for recording performance data including:
Display means for displaying performance contents based on performance information read by the reading means;
Based on the timing data included in the performance data area of the performance information read by the reading means, in the header area of the performance information corresponding to the pitch name based on the pitch of the event data included in the performance data area A performance content display device comprising display control means for sequentially controlling the display of the display means in a display mode of the included display control information.
前記表示制御手段は、前記読出し手段に読み出された演奏情報に含まれる前記表示イベントにより前記表示手段を制御することを特徴とする請求項3記載の演奏内容表示装置。The performance data further includes display events corresponding to at least some of the note events,
4. The performance content display device according to claim 3, wherein the display control means controls the display means by the display event included in the performance information read by the reading means.
前記読出し手順で読み出された演奏情報に基づき演奏内容を表示する表示手順と、
前記読み出し手順で読み出された演奏情報の演奏データ領域に含まれる前記タイミングデータに基づき、該演奏データ領域に含まれる前記イベントデータの音高に基づく音名に対応する該演奏情報のヘッダ領域に含まれる表示制御情報の表示態様で、前記表示手順の表示を順次制御する表示制御手順と
を有する演奏内容表示手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。A header area for recording display control information indicating a display mode corresponding to each of a plurality of pitch names, event data including a note event including the pitch of a musical sound, and timing data for controlling timing for processing the event data; A reading procedure for reading performance information having a data structure having a performance data area for recording performance data including:
A display procedure for displaying performance contents based on the performance information read in the reading procedure;
In the header area of the performance information corresponding to the pitch name based on the pitch of the event data included in the performance data area based on the timing data included in the performance data area of the performance information read in the reading procedure The program for making a computer perform the performance content display procedure which has the display control procedure which controls the display of the said display procedure sequentially in the display aspect of the display control information contained.
前記表示制御手順は、前記読出し手順により読み出された演奏情報に含まれる前記表示イベントにより前記表示手順による表示を制御することを特徴とする請求項5記載のプログラム。The performance data further includes display events corresponding to at least some of the note events,
6. The program according to claim 5, wherein the display control procedure controls display by the display procedure according to the display event included in the performance information read by the reading procedure.
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