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JP3819763B2 - Gas appliance determination device and gas meter having gas appliance determination function - Google Patents

Gas appliance determination device and gas meter having gas appliance determination function Download PDF

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JP3819763B2 JP2001350287A JP2001350287A JP3819763B2 JP 3819763 B2 JP3819763 B2 JP 3819763B2 JP 2001350287 A JP2001350287 A JP 2001350287A JP 2001350287 A JP2001350287 A JP 2001350287A JP 3819763 B2 JP3819763 B2 JP 3819763B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各家庭へのガス供給ライン中に設置され、ガス流量計を有するガスメータなどに利用されるガス器具判定装置に関し、家庭内で使用されるガス器具を判定することができるガス器具判定装置に関する。本発明のガス器具判定装置によれば、使用中のガス器具を特定することにより、ガス器具に対応したより高度な保安機能やサービスを提供することが可能になる。
【0002】
【従来の技術】
各家庭へのガス供給ラインの入り口に、ガス流量計を内蔵したガスメータが取り付けられる。ガスメータは、ガス供給ラインを通過するガス流量を計測し、計測されたガス流量は定期的な請求ガス料金の算出に利用される。かかるガスメータは、ガス流量の計測という基本的な機能に加えて、異常状態発生時にガス供給を遮断するという保安機能を有する。この保安機能によれば、地震の検出やガス漏れ器具の消し忘れなどの異常な使用状態の検出に応答して、ガスメータのガス流路内に設けられた遮断弁によりガスを遮断する。
【0003】
図1は、上記保安機能の一つである安全継続使用時間オーバ時の遮断に利用される安全継続使用時間設定値を示す図である。この機能は、ガス流量の発生が検出されてから、そのガス流量が継続して使用される場合に、継続時間があまり長くなる時は、ガス漏れなどの何らかの異常な使用状態が発生したとみなして、ガスを遮断する機能である。図1に示されるとおり、ガス流量が大きい大型の湯沸かし器は、せいぜい30分程度しか継続して使用されず、一方で、ガス流量が小さいストーブは、長時間継続して使用されるであろうとの前提で、ガス流量が大きい時の安全継続使用時間を短く、ガス流量が小さい時の安全継続使用時間を長く設定している。
【0004】
そして、ガスメータは、ガス流量が発生したり変化した時点で、何らかのガス器具の使用が開始されたと判断して、その流量が継続する時間を計測し、図1に示す安全継続使用時間を超えてその流量が継続する場合に、保安上の理由からガス遮断を行っている。従って、使用中のガス器具を特定することなく、使用ガス流量に基づいて、安全継続使用時間(制限時間)オーバ遮断を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図1に示されるとおり、少ないガス流量レンジに、比較的長時間使用されるストーブと、比較的短時間しか使用されないコンロや小型湯沸かし器など異なるガス器具が存在する。従来のガスメータでは、使用中のガス器具を特定することができないので、長時間使用のストーブに合わせて安全継続使用時間を長く設定している。それに伴い、コンロや小型湯沸かし器に対しては、安全継続使用時間が必ずしも最適とはいえない面がなくもなかった。従って、ガスメータが使用中のガス器具を判別することができれば、それに適した保安機能を提供することができるので好都合である。
【0006】
従来、ガスメータが検出するガス流量から、使用中のガス器具を判定することが種々提案されている。例えば、特開平3−236513号公報には、ガスメータの流量変化認識手段からの情報を季節情報などと複合化して、ファジー推論によりガス器具の種類を判別することが提案されている。しかしながら、その判別ロジックは極めて曖昧であり、非現実的である。従って、従来のガス器具判定方法では、高い精度で使用中のガス器具を判定することができず、判定結果に依存して最適な保安機能やその他のサービスを提供することに利用することはできなかった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、高い精度で使用中のガス器具を判定することができるガス器具判定装置及びそれを有するガスメータを提供することにある。
【0008】
上記目的を達成するための本発明のガス器具判定装置の構成は、ガス供給ラインに接続されるガス器具を判定するガス器具判定装置において、複数種類のガス器具について、燃焼制御に伴って発生する一連のガス流量パターンを分割した部分流量パターンを、制御ステップ毎に分類した流量パターンテーブルと、顧客毎に登録され、ガス器具に対応して制御ステップ毎の前記部分流量パターン及びガス流量を有する登録器具テーブルと、前記ガス供給ラインで検出されたガス流量パターンとマッチングする部分流量パターンを、前記流量パターンテーブルから抽出し、抽出された部分流量パターンの組合せ及び各制御ステップのガス流量とマッチングするガス器具を、前記登録器具テーブルから抽出する登録器具判定手段とを有し、前記流量パターンテーブル及び前記登録器具テーブルにおける複数の制御ステップは、点火時と、その後の初期過渡期と、さらにその後の安定期とを少なくとも有することを特徴とする。
【0009】
上記の構成では、ガス器具が使用された時のガス流量の変化から使用中のガス器具を判定するために、複雑な一連のガス流量の変化を燃焼制御ステップ毎に分割した部分流量パターンという概念を導入する。使用可能性がある複数のガス器具について、部分流量パターンを制御ステップ毎に分類して流量パターンテーブルに登録しておく。更に、顧客が使用するガス器具に対応する部分流量パターンの組合せ及び各部分流量パターンにおけるガス流量を登録器具テーブルに登録しておく。そして、ガス流量計が検出したガス流量パターン及びガス流量とマッチングするガス器具を登録器具テーブルから抽出する。
【0010】
即ち、本発明では、ガス器具の燃焼制御に伴う複雑な一連のガス流量パターンを、制御ステップ毎に分割した部分流量パターンに単純化し、検出されたガス流量パターンとのマッチングを容易にし、さらに、各部分流量パターンにおけるガス流量を考慮してガス器具の判定を可能にする。なお、流量パターンテーブルと登録器具テーブルとは、ガス器具に対応して部分流量パターンが対応付けられた一つのテーブルで実現されても良い。
【0011】
上記の発明におけるより好ましい実施例では、部分流量パターンは、ガス流量パターンの時間に対する流量波形の特徴データを有する。特徴データは、例えば、ある流量に達するまでの時間や、ある時間における流量の範囲や、変化する流量の範囲や比など、ガス器具それぞれの流量パターンの特徴を抽出した判断基準指標である。従って、登録器具判定手段は、ガス流量計が検出したガス流量パターンから上記特徴データを抽出(演算)し、あらかじめ登録している流量パターンテーブルの部分流量パターンの特徴データと一致するか否かの判定を行う。
【0012】
上記の発明のおけるより好ましい実施例では、複数の制御ステップは、点火時と、その後の初期過渡期と、それに続いて流量が安定する安定期とを少なくとも有する。ガス器具には、点火時の流量パターンが異なるものもあれば、同じものもある。従って、点火時の流量パターンだけでガス器具を判定することはできない。点火時に続く初期過渡期の流量パターンや、安定期の流量パターンも同じである。従って、少なくともこれらの3つの制御ステップでの部分流量パターンから、ガス器具を判定することが、判定精度の向上に寄与することができる。
【0013】
また、点火時は、ガス流量が発生してから所定時間(例えば10秒間)までの期間であり、その後の初期過渡期は、点火時の後にガス流量がほぼ一定になる安定期に至るまでの期間である。従って、ガス流量の変化を監視することで、点火時、初期過渡期、安定期を区別することができ、それら期間で分割した分割流量パターンのマッチングをとることが可能になる。
【0014】
登録器具テーブルに登録されるガス流量は、例えば、各部分流量パターンに特徴的な流量であって、複数回の検出の平均値などで求められる固定値、最大値・最小値などのレンジなどで登録される。
【0015】
そして、登録器具判定手段が判定したガス器具について、所定の制限時間を越えた時、ガス遮断・警報の保安機能が実行される。好ましくは、ガス器具毎に制限時間が設定される。登録器具テーブルによる器具判定は精度が高く、そのガス器具毎に設定された制限時間できめ細かい保安機能が実現される。更に好ましくは、監視中に、検出されたガス流量に変動が生じても、制限時間の監視は継続される。
【0016】
更に好ましくは、本発明のガス器具判定装置は、さらに、ガス供給圧力の変動に対応するガス流量の変化の有無に基づいてガス漏れを検出するガス漏れ検出手段を備え、登録器具判定手段が、検出ガス流量の異常値を検出した場合に、前記ガス漏れ検出手段が、ガス漏れ検出を行ってもよい。また、登録器具判定手段が、燃焼制御のいずれかの制御ステップで検出された部分流量パターン及び当該制御ステップのガス流量とマッチングするガス器具を登録器具テーブルから抽出できない場合、ガス漏れ検出手段が、ガス漏れ検出を行ってもよい。ガス漏れ検出を行うことにより、より高い保安レベルを担保することができる。
【0017】
ガス供給圧力は、複数のガス需要家の使用時間、使用状況によって変動する。そのため、大部分のガス器具は、ガス供給圧力が変動しても、燃焼に影響がでないように圧力調整手段であるガスガバナを内蔵している。従って、ガス器具を判定できない場合にはじめて、大部分のガス器具に装着されているガスガバナの有無をガス供給圧力変動時のガス流量の変化の有無から検出することで、ガス漏れの誤り検出の可能性を低下させることができる。逆に、ある圧力以下まで下げない限り、ガス器具の燃焼に支障は生じないので、ガス漏れ検出のために、ガス供給圧力を能動的に変化させてそれに対するガス流量の変化を監視することができる。さらに、能動的に変化させなくても、ガス供給圧力の変化を検出した時のガス流量の変化を監視しても、ガスガバナの存在を検出することができる。
【0018】
なお、流量パターンテーブルと新規器具テーブルとは、ガス器具に対応して部分流量パターンが対応付けられた一つのテーブルで実現されてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0020】
図2は、本実施の形態例におけるガスメータの概略構成図である。ガス供給管12、14の途中にガスメータ10が設置され、下流側のガス供給管14は、顧客宅16内に設置されている1台のまたは複数のガス器具18A、B、Cに接続される。ガス器具は、例えば、給湯器、ファンヒータ、テーブルコンロなどである。
【0021】
ガスメータ10は、ガス流路内に設けられたガス流量検知手段20と、ガス遮断弁22と、ガス圧変動装置としての比例弁35と、ガス圧力センサ34と、ガス流量計からの流量信号を受信して累積ガス量を計量し、更に使用中のガス器具を判定してそれに対応した保安機能を行うガスメータ制御ユニット24とを有する。ガスメータ制御ユニット24は、例えば制御プログラムがインストールされたマイクロコンピュータで実現される。それに伴い、電池26がガスメータ制御ユニット24に接続されている。
【0022】
更に、ガスメータ10には、計量された積算ガス量が表示されるガス量表示部28と、地震の発生を検出する感震器30と、積算ガス量を遠隔のセンタに通知したり、保安機能に対応して監視センタからのガス遮断弁の制御を受けるための通信ユニット32などを有する。それ以外にも、種々のセンサやアクチュエータが設けられる。
【0023】
本実施の形態例におけるガス流量検知手段20は、従来のガスメータで広く使用されていた一定の体積のガスが流れたときにパルス信号を出力する膜式流量計ではなく、2秒以下間隔で瞬間的なガス流量を検出することができる流量計である。例えば、ガス流路に沿って双方向に超音波を送出し、それぞれの伝播時間からガス流速を検出し、ガス配管の断面積との関係から瞬間ガス流量信号を出力する超音波流量計が好ましい。それ以外には、ガス流にカルマン渦を発生させその振動周波数から流速を検出するフルイディックメータや、膜式流量計であってもパルス信号の間隔が従来よりも狭く2秒以下間隔でパルス信号が出力されるものでも良い。或いは、熱線からの温度分布がガス流量に応じて変化したのを検出する熱線式流量計であってもよい。
【0024】
上記のような、比較的短い間隔で瞬間的なガス流量を検出することができるガス流量計を使用することにより、時間に対するガス流量の波形をより正確に検出することができ、流量パターンを基準にしたガス器具の判定を可能にする。
【0025】
図3は、本実施の形態例のガスメータの動作を説明する模式図である。図3において、ガスメータは、通常判定モード、新規登録モード、運転監視モードの3つの動作モードを有する。ガスメータは、通常判定モード又は新規登録モードにより、使用されているガス器具を判定し、運転監視モードにより、その特定したガス器具に適した保安機能(ガス遮断、警報出力など)を実現する。上記3つの動作モードを実行するために、ガスメータは、流量パターンテーブル、新規器具テーブル、登録器具テーブルを有する。
【0026】
流量パターンテーブル50は、燃焼制御に伴って発生する一連のガス流量パターンを分割した部分流量パターンを、制御ステップ毎に分類して格納する。従って、可能性のあるできるだけ多くのまたは全てのガス器具の部分流量パターンが、あらかじめ分析され、それらの部分流量パターンが、制御ステップ毎に分類され、流量パターンテーブル50内に格納されている。
【0027】
新規器具テーブル52は、好ましくは顧客が利用し得るすべてのガス器具とそれに対応する部分流量パターンの組合せとを対応付けて格納する。従って、各顧客宅のガスメータは、同一の新規器具テーブル52を有する。
【0028】
これに対して、登録器具テーブル54は、各顧客毎に利用されているガス器具とそれに対応する部分流量パターンの組み合わせとを対応付けて格納する。この登録器具テーブル54は、後に詳述するように、所定の処理(新規登録モード)により、顧客宅で利用されているガス器具を新規器具テーブル52の中から抽出し、その抽出したガス器具とそれに対応する部分流量パターンの組み合わせを登録器具テーブル54に登録することにより作成される。従って、登録器具テーブル54は、ガスメータ毎(顧客毎)によって異なるテーブルとなる。
【0029】
ガスメータは、ガス流量を検出すると、通常判定モードにより、登録器具テーブルに基づいてガス器具判定を行い、登録器具テーブルに登録されている器具と一致する器具を抽出すると、その器具に対応する運転監視モードに移行する。一致する器具を抽出できない場合は、新規登録モードに移行し、新規器具テーブルに基づいてガス器具判定を行い、一致する器具を抽出すると、運転監視モードに移行する。
【0030】
さらに、新規登録モードにおいても、一致する器具を抽出できない場合は、後述するように、ガス器具がガスガバナ(圧力調整器)を搭載しているかどうかに基づいて、ガス漏れの有無を判定し、所定の保安動作が行われる。
【0031】
なお、後述するように、ガスメータは、新規器具テーブル52及びそれを利用した新規登録モードを備えていなくともよく、別の方法により、顧客宅で利用されるガス器具についての登録器具テーブル54が作成されてもよい。
【0032】
以下、上記各動作を実現するためのガスメータ制御ユニットについて説明しつつ、各動作モード、各テーブルについてさらに詳しく説明する。
【0033】
図4は、本実施の形態例におけるガスメータ制御ユニットの構成図である。ガスメータ制御ユニット24は、マイクロコンピュータにより実現されるので、その構成は、制御プログラムが格納されたROMと、一時的にデータを記憶するRAMと、制御プログラムを実行するALUとからなる。但し、図4には、制御プログラムの各モジュールと、ROMやRAMに記憶されたデータ構成が示される。
【0034】
ガス流量検知手段から例えば2秒以下毎に出力されるガス流量信号S20は、瞬間的なガス流量の情報を有し、メモリ42内に時刻に対応して逐一記憶される。また、ガス流量積算モジュール40は、ガス流量信号S20のガス流量を積算して、ガス量表示部への表示信号S28を出力する。従って、ガス流量積算モジュール40は、ガスメータの基本的な機能を実現する。
【0035】
本実施の形態例のガスメータは、顧客宅内のガス管に接続されるガス器具を使用中のガス流量の変化から判定することができる。ガス器具判定モジュール43は、かかるガス器具判定機能を有する。さらに、ガスメータは、大量のガスが流れたことを検出したり、ガス器具に装着されたガスガバナの有無を検出したりするガス漏れ検出機能を有し、その機能はガス漏れ検出モジュール53により行われる。
【0036】
ガス器具判定モジュール43は、検出したガス流量パターン(時間に対する流量波形)から各制御ステップを判定する制御ステップ判定モジュール44と、制御ステップ毎に分割されたガス流量波形から部分流量パターンを抽出する部分流量パターン抽出モジュール46と、その部分流量パターンを手がかりに、流量パターンテーブル50と新規器具テーブル52又は登録器具テーブル54とから一致するガス器具を抽出するマッチングモジュール48とを有する。
【0037】
本実施の形態例のガスメータは、通常のガス器具判定処理(通常判定モード)では、登録器具テーブル54に基づいて、ガス器具を判定し、登録器具テーブル54からガス器具を抽出できない場合、新規登録モードにより、新規器具テーブル52を参照してガス器具を判定し、それを登録器具テーブル54に登録する。
【0038】
制御ステップ判定モジュール44は、メモリ42に一定時間毎に記憶されたガス流量の波形を解析し、ガス器具の燃焼制御ステップの変化を判定する。即ち、本実施の形態例では、ガス器具の燃焼制御に伴って発生する一連のガス流量パターンを分割した部分流量パターンの単位で、検出ガス流量パターンをあらかじめ登録された部分流量パターンとマッチングをとる。従って、検出されるガス流量パターンが、現在どの制御ステップに対応しているかを判別する必要がある。そのため、制御ステップ判定モジュール44は、メモリ42に記憶された時間に対するガス流量波形のどこからどこまでが、燃焼制御のどの制御ステップに対応するかを判定する。
【0039】
部分流量パターン抽出モジュール46は、検出ガス流量パターンを、制御ステップ判定モジュールにより判別された制御ステップ毎に分割し、その分割された部分流量パターンの特徴データを抽出する。部分流量パターンの特徴データは、パターンマッチングに使用される指標であり、後に詳述されるとおり、流量波形を時間と流量で特徴付けたものである。従って、部分流量パターン抽出モジュール46は、記録されたガス流量波形から、特徴データを抽出する。この特徴データは、マッチングモジュール48により、部分流量パターンとのマッチングに利用される。
【0040】
マッチングモジュール48は、流量パターンテーブル50内を検索し、検出ガス流量から抽出された部分流量パターンにマッチングする流量パターンテーブル50内の部分流量パターンを抽出する。即ち、前述した部分流量パターンの特徴データを指標にして、あらかじめ登録されている部分流量パターンのうち一致するものを、各制御ステップ毎に抽出する。更に、マッチングモジュール48は、登録器具テーブル54を参照して、流量パターンテーブルから抽出された部分流量パターンの組合せとマッチングするガス器具を抽出する。
【0041】
その場合、より好ましくは、検出ガス流量が、登録器具テーブル54の各ガス器具毎の流量値に該当するか否かの判定も行われる。部分流量パターンの組合せだけでは、複数のガス器具が一致する場合があり、それら複数のガス器具から使用中のガス器具を特定するために、ガス流量値も利用されることが好ましい。
【0042】
以上のように、ガス器具判定モジュール43がガス器具を特定することができると、運転監視モジュール56が、運転監視モードを実行し、その特定されたガス器具に最適な保安制御を実行することができる。最も典型的な保安制御は、特定されたガス器具による安全継続使用時間(制限時間)オーバ遮断機能である。つまり、運転監視モジュール56は、特定されたガス器具が、ガス器具の種類毎に設定された安全継続使用時間をオーバして使用継続されているかを監視し、オーバする時に、遮断信号S22を出力してガス遮断弁を遮断したり、警報を出力したりする。従って、従来のようにガス流量に依存した安全継続使用時間の設定ではなく、ガス器具毎に最適に設定された安全継続使用時間(制限時間)に基づいて運転監視を行うことができる。
【0043】
一方、マッチングモジュール48が、登録器具テーブル54からガス器具が抽出できない場合がある。例えば、登録器具テーブル54に何も登録されていない初期状態時、又は、登録器具テーブル54に顧客が利用しているガス器具が登録された後に、顧客が新たなガス器具を追加購入したりする場合である。このような場合、マッチングモジュール48は、新規器具テーブル52からその新たなガス器具を特定し、その特定したガス器具とその部分流量パターンの組み合わせを登録器具テーブル54に登録する処理(新規登録モード(後述))を実行する。
【0044】
ガス漏れ検出モジュール53は、登録器具テーブル54及び新規器具テーブル52のどちらからも器具を抽出できない場合に、ガス漏れチェックを実行する。具体的には、ガス流路内の比例弁35を制御して供給ガス圧力を変動させ、それに伴ってガス流量が変動するか否かを監視し、ガス器具に装着されているガスガバナの有無をチェックする。ガス流量が変動しない場合は、ガスガバナが存在し、何らかのガス器具が使用されている、ガス器具判定自体のエラーが発生したが、流量パターンテーブル、新規器具テーブル、登録器具テーブルに登録されていない新規なガス器具が使用されているものとみなすことができる。ガス流量が変動するときは、ガスガバナが存在せずに、ガス管外れなどによるガス漏れが発生しているとみなすことができる。なお、ガバナが装着されていないテーブルコンロは、ガス器具判定により判別されるので、ここでのガス漏れチェックからは除かれている。
【0045】
以下、ガス流量パターン、部分流量パターン、流量パターンテーブル、新規器具テーブル、登録器具テーブルについて、具体的を説明する。
【0046】
図5は、複数のガス器具におけるガス流量パターン例を示す図である。図5には、(1)大型湯沸かし器である給湯器の給湯側バーナー(以下、給湯器(給湯))、(2)小型湯沸かし器、(3)給湯器の風呂追い焚きバーナー(以下、給湯器(風呂追焚)、(4)ファンヒータ、(5)ガスストーブ、(6)テーブルコンロの燃焼制御に伴って発生する一連のガス流量波形が示される。全てのガス流量波形において、横軸が時間、縦軸がガス流量であり、制御ステップとして点火時A、初期過渡期B、安定期Cがそれぞれ示されている。
【0047】
図6、7、8は、点火時、初期過渡時、安定期における部分流量パターン例を示す図である。図5に示した各ガス機器のガス流量パターンを説明すると共に、図6、7、8に示したそれらの部分流量パターンの例を説明する。
【0048】
図5(1)の給湯器(給湯)のガス流量パターンは、点火時Aは、点火に最適なガス流量に制御して緩点火が行われ、所定期間緩点火のガス流量を維持した後、最大ガス流量Qmax(または任意のガス流量)にしてフィードフォワード及びフィードバック制御に入る。やがて、ガス流量が収束しながらガス流量が一定の安定期Cになる。点火時Aと安定期Cとの間の初期過渡期Bでは、給湯器のフィードフォワード制御及びフィードバック制御に応じて、ガス流量の変化の仕方は異なるが、この例では、最大インプット量Qmax(または任意のガス流量)から上下に振幅しながら安定期の一定流量に収束していく第1のパターンである。それ以外には、最大インプット量Qmax(または任意のガス流量)から徐々に減少して安定期の一定流量に収束する第2のパターンや、最大インプット量Qmaxとは異なる任意のガス流量から徐々に増加して安定期の一定流量に収束する第3のパターンなどがある。
【0049】
図6の点火時の部分流量パターンには、上記緩点火のパターンA-1が示される。即ち、緩点火パターンA-1では、点火時に最大ガス流量Qmaxの7〜9割にあたる点火用ガス流量Q1の状態が所定時間tだけ継続し、その後、最大ガス流量Qmax(または任意のガス流量Q2)に変更される。即ち、水温が低い場合などは、最大インプットにすることで急速に加熱され、短時間で設定温度の出湯ができるように制御される。また、水温が低くない場合は、制御された任意のガス流量に制御される。
【0050】
従って、緩点火パターンA-1の特徴データは、一旦緩点火ガス流量Q1が継続する所定時間tが、0.5秒未満から10秒までの範囲内(0.5sec≦t≦10sec)で、その緩点火用ガス流量Q1が、最大ガス流量Qmaxの7〜9割の範囲内(Q1=K(n/3)Qmax、0.7≦K≦0.9)になることである。但し、緩点火されるバーナーの数nに応じて、その最大ガス流量Qmaxは異なる。バーナーが3面ある場合であって、緩点火時に3面全てが点火する場合(n=3)はQ1=KQmaxと、2面のみが点火する場合(n=2)はQ1=K(2/3)Qmaxと、1面のみが点火する場合(n=1)はQ1=K(1/3)Qmaxの何れかである。また、バーナーが2面の場合は、Q1=KQmaxまたはQ1=K(1/2)Qmaxである。バーナーが1面の場合はQ1=KQmaxである。更に、最大インプット量Qmaxは、給湯器の能力(16号、20号、24号、32号など)に依存して異なる。
【0051】
また、図7の初期過渡期の部分流量パターンには、上記した最大ガス流量Qmax(または任意のガス流量)から上下にハンチングしながら一定流量Q3に収束する第1のパターンB-1と、最大ガス流量Qmax(または任意のガス流量)から徐々に減少しながら一定流量Q3に収束する第2のパターンB-2と、任意のガス流量Q2から徐々に上昇しながら一定流量Q3に収束する第3のパターンB-3とが示されている。
【0052】
更に、図8の安定期の部分流量パターンには、上記の一定ガス流量に維持されるパターンC-1が示される。この安定期では、給湯に使われる水量が一定である限り、ほぼ一定のガス流量Q3が維持されるが、フィードフォワード及びフィードバック制御が維持されるので、僅かにガス流量Q3の上下に変動する流量パターンになる。
【0053】
図5に戻り、(2)排気筒を利用したCF式風呂釜や、排気筒を必要としないバランス型のBF式風呂釜の流量パターンでは、点火時Aは、パイロット点火のパターンとなり、その後初期過渡期を経ることなく、一定流量の安定期Cに移る。点火時Aにおいて、最初にパイロットが点火され、パイロットバーナー用にごく少量のガス流量が発生する。この少量のガス流量が継続する時間は約3秒以上であり、その後、ガス流量がバーナーの面数に対応したガス流量になり、バーナーが着火する。CF式風呂釜やBF式風呂釜は、安定期Cでは、比例弁を利用した制御ではなく、バーナーの面切り替えによってその出力が制御される。従って、安定期Cでは、ガス流量は一定であるがバーナー面の切替により段階的に切り替えられる。図5(2)の例では、2面バーナーの例である。また、安定期Cの後でバーナーが消された後では、パイロット用口火のみのガス流量が消費される。更に、別のCF式風呂釜やBF式風呂釜において、点火時Aにダイレクト着火される場合もある。その場合は、点火時に直接最大ガス流量Q2に立ち上がってしまう。
【0054】
CF式風呂釜やBF式風呂釜の他に、小型湯沸かし器においても、図5(2)のような流量パターンが発生する。
【0055】
図6の点火時の部分流量パターンには、口火パターンA-2が示される。この口火パターンA-2では、最初の数秒間(約3秒以上)、パイロット用の少ないガス流量Q1(60Kcal/h≦Q1≦400Kcal/h)に維持され、その後最大ガス流量Qmax(または任意のガス流量Q2)に増やされる。口火用バーナーのガス流量Q1は、緩点火時のガス流量Q1よりも遙かに少ない流量である。また、図6には、固定流量着火パターンA-3も示されていて、これは、短時間(約1秒間)の間に最大ガス流量Qmax(または任意のガス流量Q2)に立ち上がる流量パターンである。更に、図8の安定期の部分流量パターンには、一定パターンC-2が示される。バーナーの面切り替え制御はあるが、それ以外では一定流量Q3に維持されるので、安定期の部分流量パターンは、一定パターンC-2に該当する。
【0056】
図5の(3)給湯器(風呂追焚)は、浴槽内のお湯を小型のバーナーで加熱循環する追い焚きバーナーが燃焼した時のガス流量パターンである。給湯器(給湯)と同様に、点火時Aでは緩点火用のガス流量パターンが発生し、その後追い炊きバーナーの最大ガス流量Qmaxに維持される。従って、この場合は、点火時Aでは緩点火パターンA-1となり、初期過渡期を経ずに、安定期Cでは一定パターンC-2になる。但し、最大ガス流量Qmaxは、(1)給湯器(給湯)の場合に比較するとかなり小さくなる。追い焚き運転では、通常、浴槽温度が設定温度に達すると、運転停止になり自動的にガス流量がなくなる。
【0057】
図5(4)のファンヒータは、点火時Aでは緩点火パターンである。その後、ガス流量は最大インプット量Qmaxでまたはそれ以上の流量で急速に暖房能力を上昇させ、部屋の温度を上昇させる。その後、部屋の温度が上昇するにつれて、ステップ式の比例制御により段階的にガス流量が減少し、一定流量Q3に達する。安定期Cでは、通常、部屋の温度に対してインプットガス量が決定されるステップ式の比例制御が行われ、一定流量Q3を中心として一定のガス流量だけ上下する。
【0058】
従って、このファンヒータの場合は、点火時Aは緩点火パターンA-1であり、初期化過渡期Bはステップ減少パターンB-4に該当し、安定期Cはステップ制御パターンC-3に該当する。
【0059】
別のファンヒータの使用状況によっては、図5(4)に示されるとおり、緩点火パターンA-1から初期過渡期を経ずにQmaxで一定となる一定制御パターンの安定期パターンC-2になる場合もある。例えば、ファンヒータが気温の低い部屋で使用される場合などである。このように、点火した後最大インプット量Qmaxの状態が長時間継続する場合でも、安定期パターンC-2とのマッチング検出し、その時の流量レンジで給湯器(風呂追い炊き)と区別することができる。また、最大インプット量Qmaxは、ファンヒータの能力に応じて異なり、6〜8畳用、8〜14畳用、大部屋用では、その最大インプット量Qmaxは段階的に大きくなる。
【0060】
図8の安定期の部分流量パターンには、上記のステップ制御パターンC-3が示されている。ステップ制御パターンC-3では、一定流量Q3から、部屋の温度の変化などに追従してステップ状にガス流量が上下に制御されている。ステップ式の比例弁が利用されているので、ガス流量の変化ΔQiは、比例弁のステップ幅ΔQになり(ΔQi=±ΔQ)、且つ安定期なので、増加の次は必ず減少し、減少の次は必ず増加する(ΔQi×ΔQi+1<0)。
【0061】
図5(5)のストーブは、点火時Aにおいて、最大ガス流量Qmaxにパイロット用ガス流量を加えたガス流量Q2で点火し、一定時間そのガス流量が維持される。やがて、パイロットバーナー用のガス流量ΔQだけ減少し、安定期Cになる。このパイロットバーナーは、点火時において一定時間燃焼するのみであり、点火時に燃焼側のバーナーが点火せずに立ち消えしてガスがそのまま流出するのを防止する立ち消え安全機能として設けられている。従って、安定期Cにおいてこのパイロットバーナーは燃焼しない。また、安定期Cでは、ガス流量は一定に維持され、大小2段階のガス流量の制御が行われるものも、その場合は、それぞれの段階内でガス流量は一定に維持される。
【0062】
別のストーブの点火時のガス流量パターンとして、固定流量着火パターンになる場合がある。この場合は、パイロットバーナーとともに着火し、その後パイロットバーナーは消えないので、パイロットバーナーに対応するガス流量の減少ΔQは存在せずに、点火時に最大ガス流量になるのみである。
【0063】
図6の点火時パターンには、上記の立ち消え安全用口火パターンA-4と、固定流量着火パターンA-3とが示される。固定流量着火パターンA-3では、前述のとおり短時間(約1秒以内)で最大ガス流量Qmax(または任意のガス流量Q2)に立ち上がるのに対して、立ち消え安全装置用口火パターンA-4では、あるガス流量Q2に立ち上がってからその状態が数秒間(2秒≦t≦5秒)維持され、やがて点火パイロット分のガス流量Qp(100Kcal/h≦Qp≦400Kcal/h)だけ段階的に減少する。
【0064】
図5の(6)テーブルコンロでは、点火時Aでは、ダイレクト着火の流量パターン(固定流量着火パターンA-3)であり、その後の初期過渡期Bでは、ガス流量が大きく変動し、やがて安定期Cに至る。但し、安定期においても、調理によっては手動による流量調整が行われることもある。更に、別のテーブルコンロでは、点火時Aにおいて、立ち消え安全装置用口火パターンA-4になるものも存在している。
【0065】
図7の初期過渡期の部分流量パターンには、コンロ過渡期パターンB-5が示されている。手動によるインプット調節であるので、点火時の最大ガス流量Qmax(または任意のガス流量Q2)から、数秒間(0.5sec≦t≦3sec)で不規則に上下してから、一定流量Q3に至る。一定流量Q3は、点火時の流量よりもΔQだけ低くなっている。従って、ΔQ<0である。
【0066】
以上のように、複数のガス器具の燃焼制御に伴うガス流量パターンを調べてみると、点火時Aにおいて、緩点火パターンA-1、口火パターンA-2、固定流量着火パターンA-3、立ち消え安全装置用口火パターンA-4の4つパターンに分類することができる。従って、流量パターンテーブルの点火時の部分流量パターンは、図6に示されるとおり、4種類の部分流量パターンが登録される。
【0067】
それぞれの流量パターンの特徴データ例は、図6に示されるとおりであり、緩点火パターンA-1では、緩点火ガス流量Q1の時間tが0.5sec≦t≦10secで、緩点火ガス流量Q1がQ1=K(n/k)Qmax(kはバーナー面の数、0.7≦K≦0.9)である。口火パターンA-2では、口火ガス流量Q1が60Kcal/h≦Q1≦400Kcal/h)でその時間tが3sec≦tである。固定流量着火パターンA-3では、ガス流量の立ち上がり時間tがt≦1secである。そして、立ち消え安全装置用口火パターンA-4では、立ち上がりガス流量の時間tが2sec≦t≦5secであり、低下ガス流量Qpが100Kcal/h≦Qp≦400Kcal/hである。
【0068】
更に、初期過渡期Bにおいて、ハンチングパターンB-1、単調減少パターンB-2、単調増加パターンB-3、ステップ減少パターンB-4、コンロ過渡期パターンB-5の5種類の部分流量パターンに分類することができる。従って、図7に示されるとおり、流量パターンテーブルの初期過渡期の部分流量パターンは、上記5種類が登録される。
【0069】
それぞれの流量パターンの特徴データ例は、図7に示されるとおりであり、ハンチングパターンB-1では、上下の変化量ΔQiの絶対値が順次減少し(|ΔQi|>|ΔQi+1|)、その増減が繰り返される(ΔQi×ΔQi+1<0)。また、単純減少パターンB-2では、一定時間t間隔での変化量が徐々に小さくなり(ΔQi>ΔQi+1)、その変化量ΔQiは常に負である(ΔQi<0)。単純増加パターンB-3では、一定時間t間隔での変化量が徐々に小さくなり(ΔQi>ΔQi+1)、その変化量ΔQiは常に正である(ΔQi>0)。ステップ減少パターンB-4では、ガス流量の変化ΔQiが固有のステップ流量ΔQの整数倍(ΔQi=NΔQ)で、変化量ΔQiが常に負である(ΔQi<0)。尚、ステップ流量ΔQは、安定期Cでのガス流量変化量から求めることができる。そして、コンロ過渡期パターンB-5では、短い時間t(0.5sec≦t≦3sec)に任意の流量ΔQだけ減少する(ΔQ<0)。
【0070】
そして、安定期Cにおいては、比例制御パターンC-1、一定パターンC-2、ステップ制御パターンC-3の3種類の部分流量パターンに分類することができる。それに伴い、図7に示されるとおり安定期の部分流量パターンは、上記3種類が登録される。
【0071】
それぞれの流量パターンの特徴データ例は、図8に示されるとおりである。比例制御パターンC-1では、ある一定時間(例えばX=10sec)において、ガス流量の変化量(|Qi−Qi-1|)が、その間の平均流量Qaveの数%(M=0.03)程度以内に抑えられ、且つ、ある一定時間内の最大と最小流量の差(Qmax−Qmin)が100Kcal/h(=L)程度以上である。つまり、比例制御ではガス流量の変化はある程度大きくなる。一定パターンC-2では、比例制御パターンよりガス流量の変化量が小さく、一定時間(例えばX=10sec)における最大と最小流量の差(Qmax−Qmin)が100Kcal/h(=L)程度以内である。ステップ制御パターンC-3では、ガス流量の変化量ΔQiがステップ幅±ΔQであり、増加と減少が交互に繰り返される(ΔQi×ΔQi+1<0)。
【0072】
図9は、本実施の形態例における新規器具テーブルの例を示す図表である。新規ガス器具テーブル52は、好ましくはあらゆるガス器具それぞれについての、部分流量パターンの組み合わせと、各部分流量パターンに対応する流量レンジ、さらには、継続して使用可能な制限時間とを含む。
【0073】
例えば、この図表において、給湯器(給湯)の部分流量パターンの組合せは、点火時Aは緩点火パターンA-1、初期過渡期BはハンチングパターンB-1、単純減少パターンB-2、単純増加パターンB-3のいずれか、安定期Cは比例制御パターンC-1である。そして、各パターンでの流量レンジが示されている。
【0074】
給湯器(給湯)の点火時の流量レンジは、緩点火ガス流量Q1のレンジを示す。また、初期過渡期の流量レンジは、ハンチング、単調減少、単調増加いずれも、実際に検出されるガス流量のレンジである。また、安定期の流量レンジも検出されるガス流量のレンジである。上記の用途の違いにより、この安定期でのガス流量レンジが異なってくる。このように、新規器具テーブル52で設定される流量レンジは、各ガス器具が取り得る比較的広いレンジとなる。
【0075】
更に、BF式風呂釜、CF式風呂釜、小型湯沸かし器の部分流量パターンの組合せは、点火時Aは口火パターンA-2、固定流量着火パターンA-3のいずれか、初期過渡期Bには存在せず、安定期Cは一定パターンC-2である。点火時の流量レンジは、固定流量着火パターンでの流量レンジを示す。口火パターンの場合は、図6のA-2に示したとおり、口火用ガス流量Q1の流量レンジは、特徴データに含まれているので、器具テーブルには示す必要はない。なお、固定流量着火の場合は、点火時と安定期とで流量レンジは同じになる。
【0076】
給湯器(風呂追焚)の部分流量パターンの組合せは、図示されるとおり、点火時Aは緩点火パターンA-1、初期過渡期Bにはなく、安定期Cは一定パターンC-2である。点火時の流量レンジは、緩点火ガス流量のレンジである。
【0077】
また、ファンヒータの部分流量パターンの組合せは、点火時Aは緩点火パターンA-1、初期過渡期Bはステップ減少パターンB-4、安定期Cはステップ制御パターンC-3である。また、点火時の流量レンジは、緩点火ガス流量のレンジであり、初期過渡期及び安定期の流量レンジは、検出されるガス流量のレンジである。尚、前述のとおり、ファンヒータの使用状況によっては、初期過渡期が存在しない場合もある。
【0078】
次に、ストーブの部分流量パターンの組合せは、点火時Aはダイレクト着火パターンA-3または立ち消え安全装置用口火パターンA-4で、初期過渡期Bはなく、安定期Cは一定パターンC-2である。点火時の流量レンジは、着火時のガス流量のレンジである。
【0079】
更に、テーブルコンロの部分流量パターンの組合せは、点火時Aはダイレクト着火パターンA-3または立ち消え安全装置用口火パターンA-4で、初期過渡期Bはコンロ過渡期パターンB-5で、安定期Cは一定パターンC-2である。点火時と初期過渡期のガス流量レンジは同程度の範囲になっており、安定期の流量レンジは、更に広くなっている。
【0080】
このように、新規器具テーブルにおいて、各ガス器具に対応する部分流量パターンの組合せが登録されている。従って、部分流量パターンの組合せから、ガス器具を判定することができる。但し、一部の複数のガス器具において、同じ部分流量パターンの組合せを有する場合がある。例えば、小型湯沸かし器とストーブは、点火時Aで固定流量着火パターンA-3、初期過渡期がなくて、安定期Cで一定パターンC-2と同じ組合せになる。この場合であっても、ストーブよりも小型湯沸かし器のガス流量レンジが高くなっているので、ガス流量を比較することにより、両ガス器具を区別することはできる。
【0081】
図10は、本実施の形態例における登録器具テーブルの例を示す図表である。登録器具テーブル54は、各顧客が利用するガス器具それぞれについての、部分流量パターンの組み合わせと、各部分流量パターンにおける特徴的な流量と、制限時間とを少なくとも含む。
【0082】
登録器具テーブル54は、例えば、ガスメータを管理する事業者(ガスメータ管理者)による設定により作成される。更に具体的には、顧客が、ガスメータ管理者に、使用している各ガス器具の種類(名称、型番など)を通知する。通知は、電話による口頭通知やFAXでもよいし、インターネットを介して、所定のホームページにアクセスして通知してもよい。後にガス器具が追加されたり、変更されたりした場合は、その都度、顧客は、ガスメータ管理者に通知する。ガスメータが、ガスメータ管理者が管理する遠隔のセンタとの通信機能を有する場合、ガスメータ管理者は、センタから、登録器具テーブル54に登録すべき情報(顧客からの通知を受けたガス器具についての部分流量パターンの組み合わせ、各部分流量パターンにおける特徴的な流量、制限時間など)を通信回線を介してデータ送信し、ガスメータの登録器具テーブル54に登録する。ガスメータが通信機能を備えていない場合は、ガスメータ管理者の担当者が、直接、通知を受けた顧客宅を訪問し、ガスメータに対して、登録すべき情報を直接入力してもよい。センタは、登録器具テーブル54に登録するための各ガス器具毎の流量パターンの組み合わせ、及び各部分流量パターンにおける特徴的な流量の情報を格納する器具データベースを有している。
【0083】
このように、ガスメータは、新規器具テーブル52を格納しておく必要はなく、流量パターンテーブル50と登録器具テーブル54(又はこれが一体となったテーブル)とを有し、登録器具テーブル54に基づいたガス器具判定(通常判定モード)を実行する。そして、ガス器具を特定できない場合は、ガス漏れ検出処理を実行する。また、ガス器具を特定できない場合、通信回線を介してセンタに、所定の通知を行ってもよい。通知は、例えば、登録器具テーブル54に登録されていない新しい器具が抽出された旨の情報を含む。これにより、例えば、センタ側から顧客宅に電話し、新しい器具を設置したかどうかを確認し、設置した場合は、その新しい器具について登録器具テーブル54に登録すべき情報を登録することができる。センタへの通知は、ガス漏れ検出処理とともに行われてもよく、その場合、ガス漏れでない場合に、この通知が行われる。ガス漏れと判定された場合は、後述するように、ガス遮断、警報出力、センタ通知などの保安動作が行われる。
【0084】
また、登録器具テーブル54は、以下に詳述するように、新規登録モードにより器具を特定することにより作成されてもよい。すなわち、登録器具テーブル54に登録される器具は、新規登録モードにより特定された器具であって、各器具について登録される部分流量パターンにおける特徴的な流量も、新規登録モードにおいて、実際に検出される流量が登録される。すなわち、新規器具テーブル52に登録されている比較的広い流量レンジではなく、その器具固有の流量(又は流量レンジ)が登録されるので、より精度よく器具を判定することができるようになる。なお、ガスメータ管理者のセンタが備える器具データベースに格納される各器具についての各部分流量パターンにおける特徴的な流量も、この新規登録モードで検出される流量とほぼ類似した値である。ガスメータ管理者は、これらの特徴的な流量を、例えば前もっての実験などにより得ることができる。
【0085】
図10において、例えばストーブの部分流量パターンの組合せは、点火時Aは立ち消え安全装置用口火パターンA-4で、初期過渡期Bはなく、安定期Cは一定パターンC-2である。このとき、立ち消え安全装置用口火パターンA-4に特徴的な流量は、着火時の流量Q2とそこからの低下流量(パイロット流量)Qpであり、2つの固定流量が登録される。
【0086】
登録流量が固定流量である場合は、登録器具テーブルを利用して器具を判定する通常判定時において、各固定流量に対応する検出される各流量が各固定流量とほぼ一致するかどうかが判定される。例えば、検出される流量が、対応する固定流量の±3%以内であれば流量一致と判定する。
【0087】
ストーブは、初期過渡期はないので、部分流量パターン及び流量ともにブランクである。安定期における一定パターンC-2に特徴的な流量は、一定流量Q3であり、例えば、ストーブが2面切換燃焼の場合、2つの固定流量を有する。
【0088】
また、ファンヒータの部分流量パターンの組み合わせは、点火時Aは緩点火パターンA-1、初期過渡期Bはステップ減少パターンB-4、安定期Cはステップ制御パターンC-3である。このとき、点火時Aにおける緩点火パターンA-1に特徴的な流量は、着火時の流量Q1であり、これが固定流量として登録される。
【0089】
安定期Cにおけるステップ制御パターンC-3に特徴的な流量は、検出された各ステップごとの流量であり、各ステップごとの複数の流量が固定流量となり、登録された固定流量のうちの少なくとも1つと一致すればよい。初期過渡期におけるステップ減少パターンB-4における特徴的な流量は、上記安定期における各ステップ流量のうちの最大ステップ流量と最小ステップ流量が流量レンジとして登録される。
【0090】
登録流量が流量レンジである場合は、登録器具テーブルを利用して器具を判定する通常判定時において、検出される流量が流量レンジ内であるかどうかが判定され、流量レンジ内であれば流量一致と判定する。
【0091】
さらに、給湯器(給湯)の部分流量パターンの組み合わせは、点火時Aは緩点火パターンA-1、初期過渡期BはハンチングパターンB-1、安定期Cは比例制御パターンC-1である。このとき、点火時Aにおける緩点火パターンA-1に特徴的な流量は、上記ファンヒータと同様に、着火時の流量Q1であり、これが固定流量として登録される。
【0092】
初期過渡期におけるハンチングパターンB-1における特徴的な流量は、初期過渡期において検出される流量のうちの最大流量と最小流量が流量レンジとして登録される。安定期Cにおける比例制御パターンC-1に特徴的な流量も安定期において検出される流量のうちの最大流量と最小流量が流量レンジとして登録される。
【0093】
このように、登録器具テーブル54には、各器具の部分流量パターンの組み合わせに加えて、各部分流量パターンにおける特徴的な流量として、実際に検出されるその器具固有の流量が固定流量又は流量レンジとして登録され、各制御ステップにおける部分流量パターンとその器具固有の流量とにより、器具判定を行うので、誤判定の可能性が極めて小さく、精度の高い器具判定が可能となる。
【0094】
さらに、登録流量を、季節ごとにそれぞれ登録することで、よりきめ細かい判定が可能となり、複数の器具が抽出される可能性が減少することが期待できる。具体的には、季節毎の登録流量は、次のようにして求めることができる。▲1▼当初登録時の季節を記憶しておき、登録流量を、現在の季節に対する所定の係数を考慮して補正する。又は各季節毎に補正した登録流量を登録器具テーブルに登録しておく。▲2▼当初登録時の季節から他の季節に移った所定時期に、その器具の登録流量を検出して追加登録する。▲3▼上記▲1▼と▲2▼の両方を適用し、とりあえず、他の季節の登録流量を実際に検出できない間は、▲1▼を利用し、他の季節が来たら▲2▼の処理により登録流量を上書き登録する。また、季節(例えば、月又は暦)のほかに、外気温なども補正の因子となりうる。
【0095】
図11及び12は、本実施の形態例におけるガス器具判定モジュール43における判定フローチャート図である。具体的には、図11は、登録器具テーブルに基づいてガス器具を判定する通常判定モードについてのフローチャート、図12は、登録器具テーブルからガス器具を抽出できない場合に、新規登録テーブル52を参照してガス器具を判定する新規登録モードについてのフローチャートである。このフローチャートには、図4で示したガス器具判定モジュール43を構成する各モジュール44、46、48の機能も含まれている。また、ここでは前提として、複数のガス器具が同時に使用される場合は除外している。各ガス器具がそれぞれ単独で使用される場合に限定して、判定方法が示されている。
【0096】
図11において、ガス流量が検出されると(S100)、まず、ガス漏れ検出モジュールが、通常のガス器具の点火時には使用されない大流量か否かをチェックする(S101)。大流量が検出されれば、後述のガス漏れ検出処理を実行する。本実施の形態例では、ここでの大流量か否かの判断は、例えば、10,000Kcal/hを超えて、且つ点火時の部分流量パターンが給湯器パターンA-1以外の場合に、ガス漏れに伴う大流量とみなす。さらに、大流量か否かのチェック工程S101は、その後もバックグラウンドで継続して行われる。つまり、各制御ステップ毎に異常ガス流量の検出が継続される。
【0097】
また、ガス流量の検出に伴い、使用開始時間としてその時の時刻(開始時刻)をメモリ42に記録し、さらに、ガス流量計20からのガス流量信号S20を逐次メモリ42に記録する(S102)。例えば、2秒以下間隔で検出される瞬間ガス流量が、メモリ42に記録される。これにより、時間に対するガス流量の波形が特定可能になる。
【0098】
一定のサンプリング間隔で検出される瞬時ガス流量を監視して、点火時の燃焼制御の終了が、制御ステップ判定モジュール44により検出される。具体的には、ガス流量が検出されてから所定時間(例えば10秒間)経過時に点火時が終了したものと判断することができる。或いは別の方法として、点火後にガス流量がピーク値になった時点で点火時が終了したものと判断しても良いすることも可能である。
【0099】
点火時の燃焼制御の終了が検出されると、検出された点火時のガス流量波形から、特徴データが生成される。そして、その特徴データと一致する部分流量パターンが、図6に例示したような流量パターンテーブル50から抽出される(S104)。
【0100】
部分流量パターンと一致するか否かのマッチング処理は、種々の方法が考えられる。一例としては、検出したガス流量波形の特徴データを抽出し、登録された部分流量パターンの特徴データと一致するか否かをチェックする方法がある。図6に示した例では、緩点火パターンA-1では、最初に緩点火用のガス流量Q1が検出され、その状態が時間t継続する。その後、あるガス流量Q2またはQmaxに変化する。そこで、前述したとおり、緩点火ガス流量Q1が最大ガス流量Qmaxの0.7〜0.9の範囲であり、時間tが0.5〜10秒の範囲にあるのが緩点火パターンA-1の特徴データとすることができる。従って、検出されたガス流量波形から、特徴データとして緩点火ガス流量Q1と時間tとが求められ、その値が流量パターンテーブルの特徴データの範囲に該当するか否かのチェックを行うことで、マッチング処理が行われる。
【0101】
口火パターンA-2では、最初の口火用ガス流量Q1は、絶対値が非常に小さく、例えば、口火用ガス流量Q1が60〜400Kcal/hの範囲であり、口火用ガス流量Q1に維持される時間tが3.0秒以上の範囲であるのが、その特徴データである。従って、検出されるガス流量波形から、特徴データとして最初の流量Q1とそれが維持される時間tとを求め、その値が流量パターンテーブルの特徴データの範囲に該当するか否かのチェックを行うことで、マッチング処理が行われる。
【0102】
また、ダイレクト着火パターンA-3では、ピーク流量Q2に立ち上がる時間tが1.0秒以下と短く、更に、立ち消え安全装置用口火パターンA-4では、ピーク流量Q2に立ち上がってから時間tの後に僅かに流量Qpの低下があり、その時間tは2.0〜5.0秒の範囲であり、低下流量Qpは100〜400Kcal/hである。従って、これらの特徴データt、Qpを検出ガス流量波形から求めて、流量パターンテーブルの特徴データに該当するか否かにより、マッチングが行われる。
【0103】
図11に戻り、部分流量パターンが抽出されると、その部分流量パターンと検出された流量とを有する器具を登録器具テーブルの中から検索する(S106)。一致する器具が抽出されないと、後述する新規登録モードに移行する。または、後述するガス漏れ検出処理に移行してもよい。
【0104】
一致する器具が抽出された場合、その一致する器具の数が判定され(S108)、それが一つである場合、現在使用中の器具はその抽出された器具に特定される。複数である場合、さらに、次の制御ステップでの流量パターンに基づいた器具判定が行われる。
【0105】
点火時を過ぎると、検出される流量の変化が一定になったか否か、つまりガス流量が安定したか否かが検出される(S110)。安定したことが検出されると、安定期になったことが判明し、点火時流量から安定期の間が初期過渡期として判別される。
【0106】
そこで、初期過渡期の検出部分流量パターンの特徴データを求め、流量パターンテーブル50の初期過渡期に分類された部分流量パターンと比較し、部分流量パターンを抽出する(S112)。比較方法は、点火時と同様に、特徴データが該当するか否かにより行われる。
【0107】
そこで、図7を参照して、初期過渡期の部分流量パターンの特徴データを説明すると、ハンチングパターンB-1の場合は、各ピーク流量間の流量差ΔQiを求め、その絶対値が徐々に減少し、且つ流量差ΔQiの符号が交互に変化することが特徴データである。従って、検出された一連のガス流量値から、各ピーク流量値を検出しそれらの流量差ΔQi、ΔQi+1を求めることで、特徴データを生成することができる。
【0108】
単純減少パターンB-2の場合は、検出ガス流量の一定時間t毎の変化流量ΔQiを求めると、その変化流量ΔQiの絶対値は、徐々に小さくなり、且つその変化流量ΔQiの符号は全て負になる。同様に、単純増加パターンB-3の場合は、変化流量ΔQiの絶対値は徐々に小さくなり、且つその符号が全て正になる。ステップ減少パターンB-4の場合は、流量変化ΔQiが、ある単位流量ΔQの整数倍で、且つ流量変化ΔQiの符号が全て負である。コンロ手過渡期パターンB-5では、時間t内に流量変化ΔQが発生し、その時間は0.5〜3.0秒の範囲で、変化ΔQの符号が負である。
【0109】
初期過渡期の部分流量パターンについて、上記の特徴データと比較できるように、検出ガス流量からそれら特徴データを算出し、どのパターンと一致するか否かが行われる。
【0110】
再度図11に戻り、初期過渡期における部分流量パターンが抽出されると、点火時と同様に、その部分流量パターンと検出された流量を有する器具を登録器具テーブルの中から検索する(S114)。一致する器具が抽出されないと、後述する新規登録モードに移行する。または、後述するガス漏れ検出処理に移行する。
【0111】
一致する器具が抽出された場合、その一致する器具の数が判定され(S116)、それが一つである場合、現在使用中の器具はその抽出された器具に特定される。複数である場合、さらに、次の制御ステップ(すなわち安定期)での流量パターンに基づいた器具判定が行われる。
【0112】
次に、安定期の部分流量パターンの特徴データが求められ、流量パターンテーブル50から安定期の部分流量パターンの抽出が行われる(S118)。図8の安定期の部分流量パターンに示されるとおり、比例制御パターンC-1の場合は、一定時間X秒間の複数の検出流量Qiから、平均値Qaveと最大値Qmax、最小値Qminを更新しながら、隣接する検出流量差(|Qi−Qi-1|)が平均値Qaveの数%(例3%)以内で、最大値と最小値の差がある流量(L=100Kcal/h)以上になるのが特徴データである。
【0113】
一定パターンC-2の場合は、同様にして求められた最大値と最小値の差がある流量(L=100Kcal/h)以下になることが特徴データである。更に、ステップ制御パターンC-3の場合は、ステップ幅ΔQiが一定のステップ幅でその符号が交互に変化するのが特徴である。
【0114】
こうして、安定期における部分流量パターンが抽出されると、点火時と同様に、その部分流量パターンと検出される流量を有する器具を登録器具テーブルの中から検索する(S120)。一致する器具が抽出されないと、後述する新規登録モードに移行する。または、後述するガス漏れ検出処理に移行してもよい。
【0115】
一致する器具が抽出された場合、現在使用中の器具はその抽出された器具に特定される。各制御ステップ、すなわち点火時、初期過渡期、安定期それぞれの部分流量パターンと、各流量パターンに対応する特徴的な流量との組み合わせは一通りなので、ステップS120において、一致する器具が抽出される場合は、一つの器具に特定される。
【0116】
使用中の器具が特定されると、その使用開始時刻を、当該器具に対応する登録器具テーブルの開始時刻記録領域に、ステップS102で記憶された開始時刻を書き込み、そのガス器具に適した運転監視モードに移行する(S128)。具体例として、使用時間が、ガス器具毎に設定された制限時間(安全継続使用時間)を超えたか否かが監視される。超えた場合は、警報が出力されたり、ガス遮断弁が遮断される。また、監視中にガス流量が変化した場合であっても、制限時間の監視は継続される。従来のガスメータでは、ガス流量が変化した場合、継続使用が終了したと判断してしまう。しかしながら、本実施の形態例では、高精度に器具を特定することができ、また、その器具の流量パターンを把握しているので、例えば比例制御パターンのように、ガス流量に変動があっても、継続使用と判断することができる。
【0117】
このように本実施の形態例では、各顧客宅で使用している器具についての部分流量パターンの組み合わせと器具固有の流量を登録した登録器具テーブルを作成し、それを利用して器具判定が行われる。従って、あらゆる種類を網羅する膨大の数のガス器具についての流量パターンの組み合わせと、比較的広い流量レンジが設定された新規器具テーブルを利用して器具判定を行う場合より、さらに精度の高い器具判定が可能となる。
【0118】
次に、図12の新規登録モードについて説明する。図11の通常判定モードにおいて、抽出された点火時(A)、初期過渡期(B)、安定期(C)それぞれの部分流量パターンのいずれかから、登録器具テーブルに登録されている器具を特定できない場合、新規登録モードが実行される。
【0119】
図11において、新規登録モードに移行した段階に応じて、必要な処理によって、取得されていない各制御ステップの部分流量パターンを抽出する(S200、S202、S204)。
【0120】
そして、点火時、初期過渡期、安定期それぞれの部分流量パターンが取得されると、その部分流量パターンの組み合わせと一致するガス器具を、新規器具テーブル52から抽出する(S206)。新規器具テーブル52には、現在世の中で利用されている器具ほとんどすべてが登録されているので、新規器具テーブル52を検索することで、部分流量パターンの組み合わせと一致するガス器具が抽出される可能性は極めて高い。一致する器具が抽出されない場合は、後述の図14に示すガス漏れ検出処理に移行する。
【0121】
ステップS206において、新規器具テーブルから抽出された器具は、所定の一時記憶メモリに、各部分流量パターン及び、各部分流量パターンにおける特徴的な流量(登録器具テーブルに登録される流量)を記憶する(S208)。
【0122】
このようにして、新規器具テーブルから器具が特定されると、一旦、その器具は一時記憶メモリに記憶され、さらに、その器具についての特定回数を+1加算する(S210)。そして、新規器具テーブル52から器具が特定されるごとに、同じ器具の特定回数を判定する(S212)。特定回数が所定回数(Nは、例えば5〜10程度)に達すると、その器具を登録器具テーブル54に登録する(S214)。登録器具テーブル54には、器具名、各制御ステップ毎の部分流量パターン、各部分流量パターンにおける特徴的な流量(固定流量又は流量レンジ)、制限時間であり、登録される流量は、新規器具テーブル52に登録されている流量レンジの値ではなく、実際に検出された流量のうちの各部分流量パターンにおける特徴的な流量(好ましくは、複数回における各特徴的な流量の平均値)である。
【0123】
新規器具テーブル52には、登録器具テーブルと比較して非常に多くの器具が登録されているので、一回の器具の特定では、間違った器具を判定する可能性がある。さらに具体的には、流量計のサンプリングタイミングのずれなどにより、部分流量パターンの誤認識、ひいては間違った器具の判定の可能性があるので、複数回の器具の特定により初めて登録器具テーブル54に登録することとしたものである。
【0124】
特定された器具が登録器具テーブルに登録されると、ガス器具毎に登録された制限時間による運転監視モードが実行される(S216)。
【0125】
図13は、運転監視モードのフローチャートである。運転監視モジュール56は、登録器具テーブル54からガス器具が特定されると(又は登録器具テーブルにガス器具が登録されると)、その器具に対して設定されている制限時間Tと運転開始時刻を取得し(S300)、ガス流量Qが検出される間(S302)、開始時刻から制限時間Tを経過しているかどうかを判定し(S304)、経過した場合、遮断や警報などの保安動作を実行する(S306)。制限時間T経過前に、ガス流量が検出されなくなると、器具の使用が停止したものとして、監視動作を終了する。
【0126】
なお、図12のステップS212において、その器具についての特定回数が所定回数未満の場合は、器具を完全に特定できないので、従来のように流量に依存した安全継続使用時間に基づいた運転監視が行われる(S218)。
【0127】
図14は、ガス漏れ検出処理のフローチャートである。ガス漏れ検出処理は、新規登録モードで器具を特定できない場合(図12ステップS206)に実施されるが、新規登録モードのないガスメータ(新規器具テーブルを有しないガスメータ)においては、通常判定モードにおいて、器具を特定できない場合に実施される。通常判定モードにおいて、器具を特定できない場合は、図11における新規登録モードに移行する場合である。
【0128】
ガス漏れ検出モジュール53は、比例弁制御信号S53を出力して、比例弁の弁開度を変化させ、ガス供給圧力を変動させる(S400)。そして、そのときのガス流量計の出力に変動が生じるかをチェックする(S402)。比例弁を利用して能動的にガス供給圧力を変動させなくても、ガス需用者のガスの使用状況によって定常的にガス供給圧力は変化しているので、圧力計34がガス供給圧力の変化を検出した時に、ガス流量計20の出力に変動が生じるか否かをチェックしてもよい。
【0129】
図15は、ガス供給圧力とガス流量の関係を示す図である。4つのグラフは、いずれも横軸に時間、縦軸にガス供給圧力とガス流量をとったものであり、図中(1)(2)は、ガスガバナ(圧力調整器)が存在しない時の関係を、図中(3)(4)は、ガスガバナが存在する時の関係をそれぞれ示す。
【0130】
図15(1)では、ガス供給圧力が減少した場合、ガスガバナが存在しないため、それに応答してガス流量が減少している。また、図15(2)でも、ガス供給圧力が増加した場合、ガスガバナが存在しないため、それに応答してガス流量が増加している。
【0131】
図15(3)では、ガス供給圧力が減少した場合、ガスガバナが存在するためにガス流量は変化がなく、図15(4)でも、ガス供給圧力が増加した場合、ガスガバナが存在するためにガス流量に変化はない。実際には、ガスガバナの応答特性の遅れから、ガス流量に僅かな変動が生じ、やがて元の流量に戻ることになる。
【0132】
ガスメータ制御ユニット24は、能動的にガス供給圧力を変動させた場合は、それに対応してガス流量が変化するかをガス流量検出手段20からの検出流量を監視することにより行うことができる。また、能動的ではなく、何らかの要因で発生するガス供給圧力の変動をガス圧力計34からの検出圧力で検出した場合も、それに対応してガス流量が変化するかを監視することができる。また、前者の場合、比例弁やガス遮断弁の弁開度を狭めることによりガス供給圧力を低下させることが主に行われる。
【0133】
ガス漏れ検出モジュール53は、ガス供給圧力の変動に応答してガス流量の変動が検出されると、ガス器具以外からガス漏れが発生していると判断し、ガス遮断またはガス漏れ警報を出力する(S406)。さらに、センタにガス漏れを通知することが好ましい。
【0134】
ガス漏れ検出モジュール53が、ガス供給圧力の変動に応答してガス流量の変動を検出しない場合は、ガス器具判定に何らかの誤りが発生したり、流量パターンテーブルや登録器具テーブル54又は新規器具テーブル52に登録されていないガス器具が使用されている可能性がある。従って、その場合は、従来のように流量に依存した安全継続使用時間をオーバしたか否かの監視が行われる(S404)。さらに、この場合、好ましくは、センタに新しいガス器具の抽出が通知される(S405)。
【0135】
流量パターンテーブルや新規器具テーブルに登録されていない新規なガス器具が使用されて、ガス器具の特定が繰り返しできなくなることが予想される。従って、本実施の形態例では、ガスメータ内の流量パターンテーブルや器具テーブルに新たな部分流量パターンやガス器具を追加できるようにしておくことが好ましい。その追加は、例えば通信回線を利用してそれらのデータを遠隔のセンタから送信し、ガスメータ制御ユニット内の各テーブルに記録することで可能である。
【0136】
図16は、別の実施の形態例におけるガス器具判定装置の概略構成図である。図2では、ガス器具判定機能を持つガスメータ制御ユニットが設けられたガスメータの構成を示したが、図16のガス器具判定装置100は、ガス流量を積算するガスメータの機能はなく、ガス器具判定機能を持つガス器具判定制御ユニット124を有し、ガス流量検出手段20から検出されるガス流量に基づいて、前述と同じ方法でガス器具を判定する。そして、必要に応じてガス遮断弁22が遮断される。ガス器具判定制御ユニット124は、例えばマイクロコンピュータにより実現される。図16のそれ以外の構成は、図2のガスメータと同じであり、同じ引用番号が付されている。
【0137】
図17は、図16のガス器具判定装置に内蔵されるガス器具判定制御ユニット124の構成図である。ガス器具判定装置100は、ガス流量を積算して表示する機能が省略されているので、ガス器具判定制御ユニット124においても、図4の構成からガス流量積算モジュール40が省略されている。それ以外の構成は、図4と同じである。
【0138】
図16に示したガス器具判定装置は、ガスメータとは別にガス供給ラインに取り付けられ、使用中のガス器具の判定を行うことができる。そして、判定したガス器具に対して、必要な運転監視などを行うことができる。
【0139】
尚、図2のガスメータのガスメータ制御ユニットや、図16のガス器具判定制御ユニット単体でも、ガス流量検出手段から検出ガス流量を供給されることで、本発明のガス器具判定装置を構成する。
【0140】
以上説明したガス器具のガス流量パターンや部分流量パターンは、あくまでも一例であり、本発明はそれに限定されるわけではない。上記実施の形態では、制御ステップを、点火時、初期過渡期、安定期に分けたが、それ以外の分割にすることもできる。更に、検出した流量パターンと流量パターンテーブルの部分流量パターンとのマッチングの指標に利用した特徴データも一例であり、それ以外の特徴データでもよい。更に、他のマッチング技術を利用してもよい。例えば、音声認識などに利用されるパターンマッチング技術(例えば時間軸を移動させてマッチングをとる動的計画法など)を利用して、ガス流量波形そのもののマッチングをとってもよい。
【0141】
上記の実施の形態例では、燃焼制御に伴って発生する一連のガス流量パターンを、制御ステップ毎に部分流量パターンに分割し、各制御ステップ毎に流量パターンのマッチングをとっている。従って、より単純化された部分流量パターンのマッチングであるので、検出が容易になり、検出精度及び検出確率を上げることができる。そして、複数の制御ステップで一致する部分流量パターンの組合せから、ガス器具を判定しているので、検出が容易になる。
【0142】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、検出されるガス流量の変化から、使用中のガス器具を容易に判定することができる。従って、判別されたガス器具に最適な運転監視を行うことができる。
【0143】
各顧客毎のガスメータに接続するガス器具についての登録器具テーブルが作成され、それに基づいてガス器具判定が行われるので、高精度な判定が可能となる。
【0144】
さらに、器具が特定されなくとも、ガス漏れ検出処理が作動するので、高い保安レベルが担保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の安全継続使用時間オーバ時の遮断に利用される安全継続使用時間(制限時間)設定値を示す図である。
【図2】本実施の形態例におけるガスメータの概略構成図である。
【図3】本実施の形態例のガスメータの動作を説明する模式図である。
【図4】本実施の形態例におけるガスメータ制御ユニットの構成図である。
【図5】複数のガス器具におけるガス流量パターン例を示す図である。
【図6】流量パターンテーブルの点火時における部分流量パターン例を示す図である。
【図7】流量パターンテーブルの初期過渡時における部分流量パターン例を示す図である。
【図8】流量パターンテーブルの安定期における部分流量パターン例を示す図である。
【図9】本実施の形態例における新規器具テーブルの例を示す図表である。
【図10】本実施の形態例における登録器具テーブルの例を示す図表である。
【図11】本実施の形態例におけるガス器具判定モジュールにおける判定フローチャート(通常判定モード)図である。
【図12】本実施の形態例におけるガス器具判定モジュールにおける判定フローチャート(新規登録モード)図である。
【図13】運転監視モードのフローチャートである。
【図14】ガス漏れ検出処理のフローチャートである。
【図15】ガス供給圧力とガス流量の関係を示す図である。
【図16】別の実施の形態例におけるガス器具判定装置の概略構成図である。
【図17】図16のガス器具判定装置に内蔵されるガス器具判定制御ユニット124の構成図である。
【符号の説明】
10 ガスメータ
18 ガス器具
20 ガス流量計
43 ガス器具判定モジュール(登録器具判定手段)
50 流量パターンテーブル
52 新規器具テーブル
54 登録器具テーブル
53 ガス漏れ検出モジュール
56 運転監視モジュール
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gas appliance determination apparatus installed in a gas supply line to each household and used for a gas meter having a gas flow meter, etc., and relates to a gas appliance determination capable of determining a gas appliance used in a home. Relates to the device. According to the gas appliance determination apparatus of the present invention, it is possible to provide a more advanced security function and service corresponding to the gas appliance by specifying the gas appliance in use.
[0002]
[Prior art]
A gas meter with a built-in gas flow meter is installed at the entrance of the gas supply line to each household. The gas meter measures the gas flow rate passing through the gas supply line, and the measured gas flow rate is used for the periodic calculation of the billed gas charge. In addition to the basic function of measuring the gas flow rate, such a gas meter has a security function of shutting off the gas supply when an abnormal condition occurs. According to this safety function, gas is shut off by a shut-off valve provided in the gas flow path of the gas meter in response to detection of an abnormal use state such as detection of an earthquake or forgetting to turn off the gas leaking instrument.
[0003]
FIG. 1 is a diagram showing a set value of safe continuous use time used for blocking when the safe continuous use time is over, which is one of the security functions. This function assumes that an abnormal usage condition such as a gas leak has occurred if the gas flow is continuously used after the occurrence of the gas flow is detected and the duration is too long. This is a function to shut off the gas. As shown in FIG. 1, a large water heater with a large gas flow rate is continuously used for only about 30 minutes, while a stove with a small gas flow rate will be used continuously for a long time. On the premise, the safe continuous use time when the gas flow rate is large is set short, and the safe continuous use time when the gas flow rate is low is set long.
[0004]
And when the gas flow rate is generated or changed, the gas meter determines that the use of any gas appliance has started, measures the time that the flow rate continues, and exceeds the safe continuous use time shown in FIG. When the flow rate continues, gas is shut off for security reasons. Therefore, the safe continuous use time (time limit) over cutoff is performed based on the flow rate of gas used without specifying the gas appliance in use.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, as shown in FIG. 1, there are different gas appliances such as a stove that is used for a relatively long time and a stove that is used only for a relatively short time and a small water heater in a small gas flow range. In the conventional gas meter, since the gas appliance in use cannot be specified, the safe continuous use time is set to be long in accordance with the long-time use stove. As a result, the continuous use time for safety stoves and small water heaters is not necessarily optimal. Therefore, if the gas meter can discriminate the gas appliance in use, it is advantageous because a security function suitable for it can be provided.
[0006]
2. Description of the Related Art Conventionally, various methods have been proposed for determining a gas appliance in use from a gas flow rate detected by a gas meter. For example, Japanese Patent Laid-Open No. 3-236513 proposes that the information from the flow rate change recognition means of the gas meter is combined with seasonal information and the type of gas appliance is determined by fuzzy inference. However, the discrimination logic is very ambiguous and unrealistic. Therefore, the conventional gas appliance determination method cannot determine the gas appliance in use with high accuracy, and can be used to provide an optimal security function and other services depending on the determination result. There wasn't.
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to provide a gas appliance determination device capable of determining a gas appliance in use with high accuracy and a gas meter having the same.
[0008]
The configuration of the gas appliance determination device of the present invention for achieving the above object is generated in association with combustion control for a plurality of types of gas appliances in a gas appliance determination device for determining a gas appliance connected to a gas supply line. A partial flow pattern obtained by dividing a series of gas flow patterns, a flow pattern table that is classified for each control step, and a registration that is registered for each customer and has the partial flow pattern and gas flow for each control step corresponding to the gas appliance. A partial flow pattern that matches an instrument table and a gas flow pattern detected in the gas supply line is extracted from the flow pattern table, and a gas that matches a combination of the extracted partial flow patterns and a gas flow rate of each control step. A registered appliance judging means for extracting appliances from the registered appliance table. The plurality of control steps in the flow rate pattern table and the registered instrument table have at least an ignition time, a subsequent initial transition period, and a subsequent stable period. It is characterized by doing.
[0009]
In the above configuration, in order to determine the gas appliance in use from the change in the gas flow rate when the gas appliance is used, the concept of a partial flow pattern obtained by dividing a series of complicated gas flow changes for each combustion control step Is introduced. For a plurality of gas appliances that can be used, partial flow patterns are classified for each control step and registered in the flow pattern table. Further, the combination of partial flow patterns corresponding to the gas appliances used by the customer and the gas flow rate in each partial flow pattern are registered in the registered appliance table. Then, the gas flow rate pattern detected by the gas flow meter and the gas device that matches the gas flow rate are extracted from the registered device table.
[0010]
That is, in the present invention, a complicated series of gas flow patterns associated with the combustion control of the gas appliance is simplified to a partial flow pattern divided for each control step to facilitate matching with the detected gas flow pattern, The gas appliance can be determined in consideration of the gas flow rate in each partial flow rate pattern. The flow rate pattern table and the registered instrument table may be realized by a single table in which partial flow patterns are associated with gas instruments.
[0011]
In a more preferred embodiment of the above invention, the partial flow rate pattern has flow rate waveform characteristic data with respect to the time of the gas flow rate pattern. The characteristic data is, for example, a determination reference index obtained by extracting the characteristics of the flow pattern of each gas appliance, such as the time to reach a certain flow rate, the flow rate range at a certain time, and the changing flow rate range and ratio. Therefore, the registered appliance determination means extracts (calculates) the feature data from the gas flow rate pattern detected by the gas flow meter, and determines whether or not it matches the feature data of the partial flow rate pattern of the previously registered flow rate pattern table. Make a decision.
[0012]
In a more preferred embodiment of the above invention, the plurality of control steps have at least an ignition time, a subsequent initial transition period, and a subsequent stable period in which the flow rate is stabilized. Some gas appliances have different flow patterns during ignition, while others have the same. Therefore, the gas appliance cannot be determined only by the flow rate pattern at the time of ignition. The flow pattern in the initial transition period following ignition and the flow pattern in the stable period are the same. Therefore, determining the gas appliance from at least the partial flow patterns in these three control steps can contribute to the improvement of the determination accuracy.
[0013]
Further, the ignition time is a period from when the gas flow rate is generated to a predetermined time (for example, 10 seconds), and the subsequent initial transition period is a period from the ignition time until the stable period where the gas flow rate becomes substantially constant. It is a period. Therefore, by monitoring the change in the gas flow rate, it is possible to distinguish between the ignition period, the initial transient period, and the stable period, and to match the divided flow rate patterns divided by these periods.
[0014]
The gas flow rate registered in the registered instrument table is, for example, a flow rate characteristic of each partial flow pattern, and is a fixed value obtained from an average value of multiple detections, a range such as a maximum value / minimum value, etc. be registered.
[0015]
When a predetermined time limit is exceeded for the gas appliance determined by the registered appliance determination means, a gas shut-off / alarm security function is executed. Preferably, a time limit is set for each gas appliance. The appliance determination by the registered appliance table is highly accurate, and a fine security function is realized with a time limit set for each gas appliance. More preferably, even if the detected gas flow rate fluctuates during monitoring, monitoring of the time limit is continued.
[0016]
More preferably, the gas appliance determination device of the present invention further includes a gas leak detection unit that detects a gas leak based on the presence or absence of a change in gas flow rate corresponding to a change in gas supply pressure, and the registered appliance determination unit includes: When an abnormal value of the detected gas flow rate is detected, the gas leak detection means may perform gas leak detection. Further, when the registered appliance determination means cannot extract from the registered appliance table a gas appliance that matches the partial flow rate pattern detected in any of the control steps of the combustion control and the gas flow rate of the control step, the gas leak detection means, Gas leak detection may be performed. By performing gas leak detection, a higher security level can be secured.
[0017]
The gas supply pressure varies depending on the usage time and usage status of a plurality of gas consumers. For this reason, most gas appliances incorporate a gas governor as pressure adjusting means so that combustion is not affected even if the gas supply pressure fluctuates. Therefore, only when the gas appliance cannot be determined, it is possible to detect an error in the gas leak by detecting the presence or absence of the gas governor installed in most gas appliances from the presence or absence of changes in the gas flow rate when the gas supply pressure fluctuates. Can be reduced. On the contrary, as long as the pressure is not lowered below a certain pressure, there is no problem with the combustion of the gas appliance. it can. Further, the presence of the gas governor can be detected by monitoring the change in the gas flow rate when the change in the gas supply pressure is detected without being actively changed.
[0018]
The flow rate pattern table and the new instrument table may be realized by a single table in which partial flow patterns are associated with gas instruments.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. However, the embodiment does not limit the technical scope of the present invention, but extends to the invention described in the claims and equivalents thereof.
[0020]
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a gas meter in the present embodiment. The gas meter 10 is installed in the middle of the gas supply pipes 12 and 14, and the downstream gas supply pipe 14 is connected to one or a plurality of gas appliances 18 </ b> A, B, and C installed in the customer premises 16. . Examples of the gas appliance include a water heater, a fan heater, and a table stove.
[0021]
The gas meter 10 receives a flow rate signal from a gas flow rate detection means 20, a gas cutoff valve 22, a proportional valve 35 as a gas pressure fluctuation device, a gas pressure sensor 34, and a gas flow meter provided in the gas flow path. A gas meter control unit 24 that receives and measures the accumulated gas amount, further determines a gas appliance in use, and performs a security function corresponding thereto. The gas meter control unit 24 is realized by, for example, a microcomputer in which a control program is installed. Accordingly, the battery 26 is connected to the gas meter control unit 24.
[0022]
Further, the gas meter 10 displays a gas amount display unit 28 that displays the measured accumulated gas amount, a seismic device 30 that detects the occurrence of an earthquake, notifies the remote gas center of the accumulated gas amount, and a security function. Corresponding to the communication unit 32 for receiving control of the gas shut-off valve from the monitoring center. In addition, various sensors and actuators are provided.
[0023]
The gas flow rate detection means 20 in this embodiment is not a membrane type flow meter that outputs a pulse signal when a certain volume of gas widely used in conventional gas meters flows, but instantaneously at intervals of 2 seconds or less. It is a flow meter that can detect a typical gas flow rate. For example, an ultrasonic flowmeter that sends ultrasonic waves bidirectionally along the gas flow path, detects the gas flow velocity from each propagation time, and outputs an instantaneous gas flow rate signal from the relationship with the cross-sectional area of the gas piping is preferable. . Other than that, even in fluidic meters that generate Karman vortices in the gas flow and detect the flow velocity from the vibration frequency, and membrane type flow meters, the pulse signal interval is narrower than the conventional pulse signal at intervals of 2 seconds or less. May be output. Alternatively, it may be a hot-wire flow meter that detects that the temperature distribution from the hot wire has changed according to the gas flow rate.
[0024]
By using a gas flow meter that can detect the instantaneous gas flow rate at relatively short intervals as described above, the waveform of the gas flow rate with respect to time can be detected more accurately, and the flow rate pattern can be used as a reference. Enables determination of gas appliances.
[0025]
FIG. 3 is a schematic diagram for explaining the operation of the gas meter according to the present embodiment. In FIG. 3, the gas meter has three operation modes: a normal determination mode, a new registration mode, and an operation monitoring mode. The gas meter determines the gas appliance being used in the normal determination mode or the new registration mode, and realizes a safety function (gas cutoff, alarm output, etc.) suitable for the specified gas appliance in the operation monitoring mode. In order to execute the above three operation modes, the gas meter has a flow rate pattern table, a new instrument table, and a registered instrument table.
[0026]
The flow rate pattern table 50 classifies and stores partial flow rate patterns obtained by dividing a series of gas flow rate patterns generated along with combustion control for each control step. Accordingly, as many or all possible gas appliance partial flow patterns are pre-analyzed and the partial flow patterns are classified for each control step and stored in the flow pattern table 50.
[0027]
The new appliance table 52 preferably stores all the gas appliances that can be used by the customer and the combinations of the partial flow patterns corresponding to them. Therefore, each customer's home gas meter has the same new instrument table 52.
[0028]
On the other hand, the registered appliance table 54 stores a gas appliance used for each customer in association with a combination of partial flow patterns corresponding thereto. As will be described in detail later, the registered appliance table 54 extracts gas appliances used at the customer's home from the new appliance table 52 by a predetermined process (new registration mode). It is created by registering a combination of partial flow patterns corresponding to it in the registered instrument table 54. Therefore, the registered appliance table 54 is a table that differs depending on each gas meter (each customer).
[0029]
When the gas meter detects the gas flow rate, it performs gas appliance determination based on the registered appliance table in the normal determination mode, and when an appliance that matches the appliance registered in the registered appliance table is extracted, operation monitoring corresponding to the appliance is performed. Enter mode. If a matching appliance cannot be extracted, the process proceeds to a new registration mode, gas appliance determination is performed based on the new instrument table, and if a matching instrument is extracted, the operation monitoring mode is entered.
[0030]
Furthermore, if a matching instrument cannot be extracted even in the new registration mode, as will be described later, the presence or absence of gas leakage is determined based on whether or not the gas instrument is equipped with a gas governor (pressure regulator). The security operation is performed.
[0031]
As will be described later, the gas meter does not have to include the new instrument table 52 and the new registration mode using the new instrument table 52. The registered instrument table 54 for the gas instrument used at the customer's house is created by another method. May be.
[0032]
Hereinafter, each operation mode and each table will be described in more detail while describing a gas meter control unit for realizing the above operations.
[0033]
FIG. 4 is a configuration diagram of the gas meter control unit in the present embodiment. Since the gas meter control unit 24 is realized by a microcomputer, its configuration includes a ROM that stores a control program, a RAM that temporarily stores data, and an ALU that executes the control program. However, FIG. 4 shows each module of the control program and the data configuration stored in the ROM or RAM.
[0034]
The gas flow rate signal S20 output from the gas flow rate detection means, for example, every 2 seconds or less has instantaneous gas flow rate information, and is stored in the memory 42 one by one corresponding to the time. In addition, the gas flow rate integration module 40 integrates the gas flow rate of the gas flow rate signal S20 and outputs a display signal S28 to the gas amount display unit. Therefore, the gas flow rate integration module 40 realizes the basic function of the gas meter.
[0035]
The gas meter according to the present embodiment can be determined from the change in the gas flow rate during use of the gas appliance connected to the gas pipe in the customer's house. The gas appliance determination module 43 has such a gas appliance determination function. Further, the gas meter has a gas leak detection function that detects that a large amount of gas has flowed or detects the presence or absence of a gas governor attached to the gas appliance, and the function is performed by the gas leak detection module 53. .
[0036]
The gas appliance determination module 43 includes a control step determination module 44 that determines each control step from the detected gas flow rate pattern (flow rate waveform with respect to time), and a part that extracts a partial flow rate pattern from the gas flow rate waveform divided for each control step. It has a flow rate pattern extraction module 46 and a matching module 48 that extracts matching gas appliances from the flow rate pattern table 50 and the new appliance table 52 or registered appliance table 54 using the partial flow pattern as a clue.
[0037]
The gas meter according to the present embodiment determines a gas appliance based on the registered appliance table 54 in the normal gas appliance determination process (normal determination mode), and if the gas appliance cannot be extracted from the registered appliance table 54, the gas meter is newly registered. According to the mode, the gas appliance is determined with reference to the new appliance table 52 and registered in the registered appliance table 54.
[0038]
The control step determination module 44 analyzes the gas flow rate waveform stored in the memory 42 at regular intervals, and determines a change in the combustion control step of the gas appliance. That is, in the present embodiment, the detected gas flow rate pattern is matched with a pre-registered partial flow rate pattern in units of partial flow rate patterns obtained by dividing a series of gas flow rate patterns generated in accordance with combustion control of the gas appliance. . Therefore, it is necessary to determine which control step currently corresponds to the detected gas flow rate pattern. Therefore, the control step determination module 44 determines which part of the gas flow rate waveform with respect to time stored in the memory 42 corresponds to which control step of the combustion control.
[0039]
The partial flow pattern extraction module 46 divides the detected gas flow pattern for each control step determined by the control step determination module, and extracts feature data of the divided partial flow pattern. The characteristic data of the partial flow rate pattern is an index used for pattern matching. As will be described in detail later, the flow rate waveform is characterized by time and flow rate. Therefore, the partial flow rate pattern extraction module 46 extracts feature data from the recorded gas flow rate waveform. This feature data is used by the matching module 48 for matching with the partial flow rate pattern.
[0040]
The matching module 48 searches the flow rate pattern table 50 and extracts a partial flow rate pattern in the flow rate pattern table 50 that matches the partial flow rate pattern extracted from the detected gas flow rate. In other words, using the partial flow pattern characteristic data described above as an index, matching partial flow patterns are extracted for each control step. Further, the matching module 48 refers to the registered instrument table 54 and extracts a gas appliance that matches the combination of the partial flow rate patterns extracted from the flow rate pattern table.
[0041]
In that case, more preferably, it is also determined whether or not the detected gas flow rate corresponds to a flow rate value for each gas device in the registered device table 54. Only a combination of partial flow patterns may match a plurality of gas appliances, and the gas flow value is also preferably used to identify the gas appliance in use from the plurality of gas appliances.
[0042]
As described above, when the gas appliance determination module 43 can identify the gas appliance, the operation monitoring module 56 executes the operation monitoring mode and executes the optimum security control for the identified gas appliance. it can. The most typical safety control is a safety continuous use time (time limit) over cutoff function by the specified gas appliance. In other words, the operation monitoring module 56 monitors whether or not the specified gas appliance has been used continuously beyond the safe continuous use time set for each type of gas appliance, and outputs the cut-off signal S22 when it exceeds. Then shut off the gas shut-off valve or output an alarm. Therefore, the operation monitoring can be performed based on the safe continuous use time (time limit) optimally set for each gas appliance, instead of setting the safe continuous use time depending on the gas flow rate as in the prior art.
[0043]
On the other hand, the matching module 48 may not be able to extract the gas appliance from the registered appliance table 54. For example, the customer purchases a new gas appliance in an initial state where nothing is registered in the registered appliance table 54 or after a gas appliance used by the customer is registered in the registered appliance table 54. Is the case. In such a case, the matching module 48 specifies the new gas appliance from the new appliance table 52 and registers the combination of the specified gas appliance and the partial flow rate pattern in the registered appliance table 54 (new registration mode ( (To be described later)).
[0044]
The gas leak detection module 53 performs a gas leak check when an appliance cannot be extracted from either the registered appliance table 54 or the new appliance table 52. Specifically, the supply valve pressure is controlled by controlling the proportional valve 35 in the gas flow path, and whether or not the gas flow rate is changed accordingly is monitored, and the presence or absence of the gas governor attached to the gas appliance is checked. To check. If the gas flow rate does not fluctuate, there is a gas governor, some gas appliance is used, a gas appliance judgment error has occurred, but the flow pattern table, new instrument table, new instrument not registered in the registered instrument table It can be assumed that a simple gas appliance is used. When the gas flow rate fluctuates, it can be considered that there is no gas governor and gas leakage due to gas pipe disconnection or the like has occurred. In addition, since the table cooker to which the governor is not mounted is determined by the gas appliance determination, it is excluded from the gas leak check here.
[0045]
Hereinafter, the gas flow pattern, the partial flow pattern, the flow pattern table, the new instrument table, and the registered instrument table will be specifically described.
[0046]
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of gas flow patterns in a plurality of gas appliances. FIG. 5 includes (1) a hot water supply side burner (hereinafter referred to as a “hot water heater”), (2) a small water heater, and (3) a hot water bath reheating burner (hereinafter referred to as a “water heater”). (4) Fan heater, (5) Gas stove, (6) A series of gas flow waveforms generated with the combustion control of the table stove are shown. The vertical axis represents the gas flow rate, and the ignition time A, the initial transition period B, and the stable period C are shown as control steps.
[0047]
6, 7, and 8 are diagrams showing examples of partial flow rate patterns during ignition, during initial transition, and during stable periods. The gas flow patterns of the gas devices shown in FIG. 5 will be described, and examples of the partial flow patterns shown in FIGS.
[0048]
The gas flow rate pattern of the hot water heater (hot water supply) in FIG. 5 (1) is that during ignition A, the gas flow rate is controlled to an optimum gas flow rate for ignition, and then the soft ignition is performed. The feedforward and feedback control are entered with the maximum gas flow rate Qmax (or any gas flow rate). Eventually, the gas flow rate converges and the gas flow rate reaches a stable period C. In the initial transition period B between the ignition time A and the stable period C, the gas flow rate varies depending on the feedforward control and feedback control of the water heater, but in this example, the maximum input amount Qmax (or This is a first pattern that converges to a constant flow rate in a stable period while swinging up and down from an arbitrary gas flow rate). Other than that, the second pattern that gradually decreases from the maximum input amount Qmax (or any gas flow rate) and converges to a constant flow rate in the stable period, or gradually from any gas flow rate different from the maximum input amount Qmax. There is a third pattern that increases and converges to a constant flow rate in the stable period.
[0049]
The partial flow pattern at the time of ignition in FIG. 6 shows the above-described slow ignition pattern A-1. That is, in the slow ignition pattern A-1, the state of the ignition gas flow rate Q1 corresponding to 70 to 90% of the maximum gas flow rate Qmax at the time of ignition continues for a predetermined time t, and then the maximum gas flow rate Qmax (or an arbitrary gas flow rate Q2). ). That is, when the water temperature is low, the maximum input is used for rapid heating, and the hot water is discharged at a set temperature in a short time. Further, when the water temperature is not low, the gas flow rate is controlled to be controlled.
[0050]
Therefore, the characteristic data of the slow ignition pattern A-1 shows that the slow ignition gas flow rate Q1 is once within a range from less than 0.5 seconds to 10 seconds (0.5 sec ≦ t ≦ 10 sec). That is, the working gas flow rate Q1 is within a range of 70 to 90% of the maximum gas flow rate Qmax (Q1 = K (n / 3) Qmax, 0.7 ≦ K ≦ 0.9). However, the maximum gas flow rate Qmax differs depending on the number n of burners that are lightly ignited. If there are three burners and all three surfaces are ignited during slow ignition (n = 3), Q1 = KQmax, and if only two surfaces are ignited (n = 2), Q1 = K (2 / 3) When Qmax and only one surface is ignited (n = 1), either Q1 = K (1/3) Qmax. When the burner has two surfaces, Q1 = KQmax or Q1 = K (1/2) Qmax. When the burner has one surface, Q1 = KQmax. Furthermore, the maximum input amount Qmax differs depending on the capacity of the water heater (No. 16, No. 20, No. 24, No. 32, etc.).
[0051]
The partial flow rate pattern in the initial transition period of FIG. 7 includes a first pattern B-1 that converges to a constant flow rate Q3 while hunting up and down from the maximum gas flow rate Qmax (or any gas flow rate) described above, A second pattern B-2 that converges to a constant flow rate Q3 while gradually decreasing from the gas flow rate Qmax (or an arbitrary gas flow rate), and a third pattern that converges to a constant flow rate Q3 while gradually increasing from an arbitrary gas flow rate Q2. Pattern B-3 is shown.
[0052]
Furthermore, the partial flow rate pattern in the stable period of FIG. 8 shows the pattern C-1 maintained at the above-described constant gas flow rate. In this stable period, as long as the amount of water used for hot water supply is constant, a substantially constant gas flow rate Q3 is maintained. However, since feedforward and feedback control are maintained, the flow rate slightly fluctuates above and below the gas flow rate Q3. Become a pattern.
[0053]
Returning to FIG. 5, (2) in the flow rate pattern of the CF-type bath tank using the exhaust pipe or the balance type BF-type bath tank that does not require the exhaust pipe, the ignition time A becomes the pilot ignition pattern, and then the initial stage Without going through the transition period, the process proceeds to the stable period C where the flow rate is constant. At the time of ignition A, the pilot is first ignited, and a very small gas flow rate is generated for the pilot burner. The duration of this small gas flow rate is about 3 seconds or more, and then the gas flow rate becomes a gas flow rate corresponding to the number of surfaces of the burner, and the burner is ignited. In the stable period C, the output of the CF-type bath basin and the BF-type bath basin is controlled not by using a proportional valve but by switching the surface of the burner. Therefore, in the stable period C, the gas flow rate is constant, but the gas flow rate is switched stepwise by switching the burner surface. In the example of FIG. 5B, an example of a two-sided burner is shown. In addition, after the burner is turned off after the stable period C, the gas flow rate of only the pilot spark is consumed. Furthermore, in another CF-type bath basin or BF-type bath basin, direct ignition may be performed at the time of ignition A. In that case, the maximum gas flow rate Q2 rises directly at the time of ignition.
[0054]
A flow rate pattern as shown in FIG. 5 (2) occurs in a small water heater in addition to the CF type and BF type.
[0055]
An ignition pattern A-2 is shown in the partial flow rate pattern during ignition in FIG. In this igniting pattern A-2, the pilot gas flow rate Q1 (60 Kcal / h ≦ Q1 ≦ 400 Kcal / h) is maintained for the first few seconds (about 3 seconds or more), and then the maximum gas flow rate Qmax (or any arbitrary flow rate) The gas flow rate Q2) is increased. The gas flow rate Q1 of the igniting burner is much smaller than the gas flow rate Q1 during the slow ignition. FIG. 6 also shows a fixed flow rate ignition pattern A-3, which is a flow rate pattern that rises to the maximum gas flow rate Qmax (or an arbitrary gas flow rate Q2) in a short time (about 1 second). is there. Furthermore, a constant pattern C-2 is shown in the partial flow rate pattern in the stable period of FIG. Although there is burner surface switching control, the constant flow rate Q3 is maintained otherwise, so the partial flow pattern in the stable period corresponds to the constant pattern C-2.
[0056]
The (3) water heater (bathroom reheating) in FIG. 5 is a gas flow rate pattern when a reheating burner that heats and circulates hot water in a bathtub with a small burner burns. As with the water heater (hot water supply), a gas flow pattern for slow ignition is generated at the time of ignition A, and then maintained at the maximum gas flow rate Qmax of the additional cooking burner. Accordingly, in this case, the slow ignition pattern A-1 is obtained at the ignition time A, and the constant pattern C-2 is obtained in the stable period C without passing through the initial transition period. However, the maximum gas flow rate Qmax is considerably smaller than that in the case of (1) a water heater (hot water supply). In reheating operation, when the bathtub temperature reaches the set temperature, the operation is stopped and the gas flow rate is automatically lost.
[0057]
The fan heater of FIG. 5 (4) has a slow ignition pattern at the time of ignition A. After that, the gas flow rate is rapidly increased at the maximum input amount Qmax or higher, and the room temperature is increased. Thereafter, as the room temperature rises, the gas flow rate decreases stepwise by step-type proportional control and reaches a constant flow rate Q3. In the stable period C, step-type proportional control in which the input gas amount is determined with respect to the room temperature is usually performed, and the flow rate is increased or decreased by a constant gas flow rate with the constant flow rate Q3 as the center.
[0058]
Therefore, in the case of this fan heater, the ignition time A is the slow ignition pattern A-1, the initialization transition period B corresponds to the step decrease pattern B-4, and the stable period C corresponds to the step control pattern C-3. To do.
[0059]
Depending on the usage status of another fan heater, as shown in FIG. 5 (4), from the slow ignition pattern A-1 to the stable period pattern C-2, which is constant at Qmax without passing through the initial transition period. Sometimes it becomes. For example, when a fan heater is used in a room where the temperature is low. In this way, even when the maximum input amount Qmax continues for a long time after ignition, it is possible to detect the matching with the stable pattern C-2 and distinguish it from the water heater (bathroom cooking) by the flow rate range at that time. it can. Further, the maximum input amount Qmax varies depending on the capability of the fan heater, and the maximum input amount Qmax increases stepwise for 6-8 tatami mats, 8-14 tatami mats, and large rooms.
[0060]
The above-mentioned step control pattern C-3 is shown in the partial flow rate pattern in the stable period of FIG. In the step control pattern C-3, the gas flow rate is controlled up and down stepwise from a constant flow rate Q3 following a change in room temperature. Since a step type proportional valve is used, the change ΔQi of the gas flow rate becomes the step width ΔQ of the proportional valve (ΔQi = ± ΔQ), and since it is a stable period, it always decreases after the increase and follows the decrease. Always increases (ΔQi × ΔQi + 1 <0).
[0061]
The stove in FIG. 5 (5) is ignited at a gas flow rate Q2 obtained by adding the pilot gas flow rate to the maximum gas flow rate Qmax at the time of ignition A, and the gas flow rate is maintained for a certain time. Eventually, the gas flow rate ΔQ for the pilot burner decreases and the stable period C is reached. This pilot burner only burns for a certain period of time at the time of ignition, and is provided as a safety feature for turning off the combustion side burner without igniting and preventing gas from flowing out at the time of ignition. Therefore, in the stable period C, the pilot burner does not burn. In addition, in the stable period C, the gas flow rate is kept constant, and in some cases where the gas flow rate is controlled in two stages, the gas flow rate is kept constant in each stage.
[0062]
There is a case where a fixed flow rate ignition pattern is used as a gas flow rate pattern at the time of ignition of another stove. In this case, the pilot burner is ignited and then the pilot burner does not disappear. Therefore, there is no gas flow reduction ΔQ corresponding to the pilot burner, and only the maximum gas flow is obtained at the time of ignition.
[0063]
In the ignition pattern of FIG. 6, the above-described extinguishing safety ignition pattern A-4 and the fixed flow rate ignition pattern A-3 are shown. In the fixed flow ignition pattern A-3, the maximum gas flow rate Qmax (or any gas flow rate Q2) rises in a short time (within about 1 second) as described above, whereas in the extinguishing safety device flaming pattern A-4 The state is maintained for a few seconds (2 seconds ≤ t ≤ 5 seconds) after rising to a certain gas flow rate Q2, and then gradually decreases by the gas flow rate Qp (100 Kcal / h ≤ Qp ≤ 400 Kcal / h) for the ignition pilot. To do.
[0064]
In FIG. 5 (6), the table stove has a direct ignition flow rate pattern (fixed flow rate ignition pattern A-3) at the time of ignition A, and the gas flow rate greatly fluctuates in the subsequent initial transition period B, and eventually the stable period. C. However, even during the stable period, manual flow rate adjustment may be performed depending on cooking. In addition, there is another table stove that, at the time of ignition A, becomes a fire extinguishing pattern A-4 for a safety device.
[0065]
The partial flow rate pattern in the initial transition period of FIG. 7 shows a stove transition period pattern B-5. Since the input is manually adjusted, the maximum gas flow rate Qmax at the time of ignition (or an arbitrary gas flow rate Q2) rises and falls irregularly within a few seconds (0.5 sec ≦ t ≦ 3 sec), and then reaches a constant flow rate Q3. The constant flow rate Q3 is lower by ΔQ than the flow rate at the time of ignition. Therefore, ΔQ <0.
[0066]
As described above, when examining the gas flow patterns accompanying the combustion control of a plurality of gas appliances, at the time of ignition A, the slow ignition pattern A-1, the spark pattern A-2, the fixed flow ignition pattern A-3, the extinction It can be classified into four patterns, the A-4 for the safety device. Therefore, as shown in FIG. 6, four types of partial flow patterns are registered as partial flow patterns during ignition of the flow pattern table.
[0067]
The characteristic data example of each flow rate pattern is as shown in FIG. 6, and in the slow ignition pattern A-1, the time t of the slow ignition gas flow rate Q1 is 0.5 sec ≦ t ≦ 10 sec, and the slow ignition gas flow rate Q1 is Q1 = K (n / k) Qmax (k is the number of burner surfaces, 0.7 ≦ K ≦ 0.9). In the firing pattern A-2, the firing gas flow rate Q1 is 60 Kcal / h ≦ Q1 ≦ 400 Kcal / h), and the time t is 3 sec ≦ t. In the fixed flow rate ignition pattern A-3, the rising time t of the gas flow rate is t ≦ 1 sec. In the extinguishing safety device igniting pattern A-4, the rising gas flow rate time t is 2 sec ≦ t ≦ 5 sec, and the lowered gas flow rate Qp is 100 Kcal / h ≦ Qp ≦ 400 Kcal / h.
[0068]
Furthermore, in the initial transition period B, there are five types of partial flow patterns: hunting pattern B-1, monotonic decrease pattern B-2, monotone increase pattern B-3, step decrease pattern B-4, and stove transition period pattern B-5. Can be classified. Accordingly, as shown in FIG. 7, the above five types of partial flow patterns in the initial transition period of the flow pattern table are registered.
[0069]
An example of characteristic data of each flow rate pattern is as shown in FIG. 7. In the hunting pattern B-1, the absolute value of the upper and lower change amounts ΔQi decreases sequentially (| ΔQi |> | ΔQi + 1 |), The increase / decrease is repeated (ΔQi × ΔQi + 1 <0). In the simple decrease pattern B-2, the amount of change at a constant time t interval gradually decreases (ΔQi> ΔQi + 1), and the amount of change ΔQi is always negative (ΔQi <0). In the simple increase pattern B-3, the amount of change at a constant time t interval gradually decreases (ΔQi> ΔQi + 1), and the amount of change ΔQi is always positive (ΔQi> 0). In the step decrease pattern B-4, the change ΔQi of the gas flow rate is an integral multiple of the inherent step flow rate ΔQ (ΔQi = NΔQ), and the change amount ΔQi is always negative (ΔQi <0). The step flow rate ΔQ can be obtained from the gas flow rate change amount in the stable period C. In the stove transition period pattern B-5, the flow rate decreases by an arbitrary flow rate ΔQ (ΔQ <0) in a short time t (0.5 sec ≦ t ≦ 3 sec).
[0070]
And in the stable period C, it can classify | categorize into three types of partial flow patterns, the proportional control pattern C-1, the fixed pattern C-2, and the step control pattern C-3. Accordingly, as shown in FIG. 7, the above three types of partial flow patterns in the stable period are registered.
[0071]
An example of characteristic data of each flow rate pattern is as shown in FIG. In proportional control pattern C-1, the amount of change in gas flow rate (| Qi-Qi-1 |) is within a few percent (M = 0.03) of average flow rate Qave during a certain period of time (for example, X = 10 sec). And the difference between the maximum and minimum flow rates within a certain time (Qmax−Qmin) is about 100 Kcal / h (= L) or more. That is, in proportional control, the change in gas flow rate increases to some extent. In the constant pattern C-2, the amount of change in the gas flow rate is smaller than in the proportional control pattern, and the difference between the maximum and minimum flow rates (Qmax−Qmin) within a fixed time (eg, X = 10 sec) is within about 100 Kcal / h (= L). is there. In the step control pattern C-3, the change amount ΔQi of the gas flow rate is the step width ± ΔQ, and the increase and decrease are alternately repeated (ΔQi × ΔQi + 1 <0).
[0072]
FIG. 9 is a chart showing an example of a new instrument table in the present embodiment. The new gas appliance table 52 preferably includes a combination of partial flow patterns, a flow range corresponding to each partial flow pattern, and a time limit that can be used continuously for each gas appliance.
[0073]
For example, in this chart, the combination of the partial flow patterns of the water heater (hot water supply) is as follows: slow ignition pattern A-1 at ignition A, hunting pattern B-1 at initial transition period B, simple decrease pattern B-2, simple increase One of the patterns B-3, the stable period C is the proportional control pattern C-1. And the flow range in each pattern is shown.
[0074]
The flow rate range at the time of ignition of the water heater (hot water supply) indicates the range of the slow ignition gas flow rate Q1. Further, the flow range in the initial transition period is a range of gas flow rates that are actually detected in any of hunting, monotonous decrease, and monotonic increase. Further, the flow rate range in the stable period is also a range of gas flow rate to be detected. The gas flow range in this stable period varies depending on the above-mentioned application. Thus, the flow range set in the new instrument table 52 is a relatively wide range that each gas instrument can take.
[0075]
In addition, the combination of partial flow patterns of the BF bath, CF bath, and small water heater is either the ignition pattern A-2 or the fixed flow ignition pattern A-3 during ignition, or the initial transition period B The stable period C is a constant pattern C-2. The flow range at the time of ignition indicates a flow range in a fixed flow ignition pattern. In the case of the spark pattern, as shown in A-2 of FIG. 6, the flow range of the gas flow Q1 for the spark is included in the feature data, so it is not necessary to indicate it on the instrument table. In the case of fixed flow ignition, the flow range is the same during ignition and during the stable period.
[0076]
As shown in the figure, the combination of the partial flow patterns of the water heater (bathroom heater) is that the ignition time A is not the slow ignition pattern A-1, the initial transition period B, and the stable period C is the constant pattern C-2. . The flow range at the time of ignition is a range of the slow ignition gas flow rate.
[0077]
The combination of the partial flow rate patterns of the fan heater is a slow ignition pattern A-1 at the time of ignition A, a step decrease pattern B-4 at the initial transition period B, and a step control pattern C-3 at the stable period C. The flow range during ignition is the range of the slow ignition gas flow, and the flow ranges in the initial transition period and the stable period are the ranges of gas flow to be detected. As described above, the initial transition period may not exist depending on the usage status of the fan heater.
[0078]
Next, the combination of partial flow patterns of the stove is the direct ignition pattern A-3 or the extinguishing safety device ignition pattern A-4 at the time of ignition A, there is no initial transition period B, and the stable period C is a constant pattern C-2 It is. The flow range at the time of ignition is a range of the gas flow rate at the time of ignition.
[0079]
Furthermore, the combination of the partial flow patterns of the table stove is the direct ignition pattern A-3 or the extinguishing safety device igniting pattern A-4 during ignition, the initial transition period B is the stove transition pattern B-5, and the stable period C is a constant pattern C-2. The gas flow range at the time of ignition and the initial transition period are in the same range, and the flow range in the stable period is further widened.
[0080]
Thus, the combination of the partial flow rate patterns corresponding to each gas appliance is registered in the new appliance table. Therefore, the gas appliance can be determined from the combination of the partial flow patterns. However, some gas appliances may have the same combination of partial flow patterns. For example, a small water heater and a stove have the same combination as the fixed flow rate ignition pattern A-3 at the time of ignition A, the initial transition period, and the constant pattern C-2 at the stable period C. Even in this case, since the gas flow range of the small water heater is higher than that of the stove, both gas appliances can be distinguished by comparing the gas flow rates.
[0081]
FIG. 10 is a chart showing an example of a registered appliance table in the present embodiment. The registered appliance table 54 includes at least a combination of partial flow patterns, a characteristic flow rate in each partial flow pattern, and a time limit for each gas appliance used by each customer.
[0082]
The registered appliance table 54 is created, for example, by setting by a business operator (gas meter manager) who manages the gas meter. More specifically, the customer notifies the gas meter manager of the type (name, model number, etc.) of each gas appliance used. The notification may be oral notification by telephone or FAX, or may be notified by accessing a predetermined homepage via the Internet. Each time a gas appliance is added or changed, the customer notifies the gas meter manager. When the gas meter has a communication function with a remote center managed by the gas meter manager, the gas meter manager sends information to be registered in the registered instrument table 54 from the center (part on the gas instrument that has been notified by the customer). A combination of flow patterns, a characteristic flow rate in each partial flow pattern, a time limit, etc.) are transmitted via a communication line and registered in the gas meter registration device table 54. If the gas meter does not have a communication function, the person in charge of the gas meter manager may directly visit the customer's home that has received the notification and directly input information to be registered to the gas meter. The center has a device database that stores information on flow rate patterns for each gas device to be registered in the registered device table 54 and characteristic flow rates in each partial flow pattern.
[0083]
Thus, the gas meter does not need to store the new instrument table 52, and has the flow rate pattern table 50 and the registered instrument table 54 (or a table in which this is integrated), and is based on the registered instrument table 54. A gas appliance determination (normal determination mode) is executed. And when a gas appliance cannot be specified, a gas leak detection process is performed. When the gas appliance cannot be specified, a predetermined notification may be sent to the center via the communication line. The notification includes, for example, information indicating that a new device not registered in the registered device table 54 has been extracted. Thereby, for example, a call is made from the center to the customer's house to check whether or not a new device has been installed. When the device is installed, information to be registered in the registered device table 54 can be registered for the new device. The notification to the center may be performed together with the gas leakage detection process, and in this case, this notification is performed when there is no gas leakage. If it is determined that there is a gas leak, as will be described later, safety operations such as gas shutoff, alarm output, and center notification are performed.
[0084]
The registered instrument table 54 may be created by specifying an instrument in the new registration mode, as will be described in detail below. That is, the appliance registered in the registered appliance table 54 is an appliance specified by the new registration mode, and the characteristic flow rate in the partial flow pattern registered for each appliance is actually detected in the new registration mode. Is registered. That is, since the flow rate (or flow range) unique to the instrument is registered instead of the relatively wide flow rate range registered in the new instrument table 52, the instrument can be determined with higher accuracy. Note that the characteristic flow rate in each partial flow rate pattern for each appliance stored in the appliance database provided in the center of the gas meter manager is also a value substantially similar to the flow rate detected in this new registration mode. The gas meter manager can obtain these characteristic flow rates by, for example, prior experiments.
[0085]
In FIG. 10, for example, the combination of the partial flow patterns of the stove is a fire extinguishing pattern A-4 for the safety device at the time of ignition, no initial transition period B, and a stable period C of a constant pattern C-2. At this time, the flow rates characteristic of the extinguishing safety device igniting pattern A-4 are the flow rate Q2 at the time of ignition and the reduced flow rate (pilot flow rate) Qp from that, and two fixed flow rates are registered.
[0086]
When the registered flow rate is a fixed flow rate, it is determined whether or not each detected flow rate corresponding to each fixed flow rate substantially matches each fixed flow rate at the time of the normal determination for determining the device using the registered device table. The For example, if the detected flow rate is within ± 3% of the corresponding fixed flow rate, it is determined that the flow rate matches.
[0087]
Since the stove has no initial transition period, both the partial flow rate pattern and the flow rate are blank. The flow rate characteristic of the constant pattern C-2 in the stable period is the constant flow rate Q3. For example, when the stove is two-side switching combustion, the flow rate has two fixed flow rates.
[0088]
The combination of the partial flow patterns of the fan heaters is a slow ignition pattern A-1 at the time of ignition A, a step decrease pattern B-4 at the initial transition period B, and a step control pattern C-3 at the stable period C. At this time, the flow rate characteristic of the slow ignition pattern A-1 at the time of ignition A is the flow rate Q1 at the time of ignition, and this is registered as a fixed flow rate.
[0089]
The flow rate characteristic of the step control pattern C-3 in the stable period C is a flow rate for each detected step, and a plurality of flow rates for each step is a fixed flow rate, and at least one of the registered fixed flow rates. It should match with one. As the characteristic flow rate in the step decrease pattern B-4 in the initial transition period, the maximum step flow rate and the minimum step flow rate among the step flow rates in the stable period are registered as a flow rate range.
[0090]
If the registered flow rate is in the flow range, it is determined whether or not the detected flow rate is within the flow range at the normal determination for judging the device using the registered device table. Is determined.
[0091]
Furthermore, the combination of partial flow rate patterns of the water heater (hot water supply) is a slow ignition pattern A-1 at the time of ignition A, a hunting pattern B-1 at the initial transition period B, and a proportional control pattern C-1 at the stable period C. At this time, the flow rate characteristic of the slow ignition pattern A-1 at the time of ignition A is the flow rate Q1 at the time of ignition, similar to the fan heater, and is registered as a fixed flow rate.
[0092]
As the characteristic flow rate in the hunting pattern B-1 in the initial transition period, the maximum flow rate and the minimum flow rate among the flow rates detected in the initial transition period are registered as a flow range. As for the flow rate characteristic of the proportional control pattern C-1 in the stable period C, the maximum flow rate and the minimum flow rate among the flow rates detected in the stable period are registered as the flow range.
[0093]
As described above, in the registered instrument table 54, in addition to the combination of partial flow patterns of each instrument, as a characteristic flow rate in each partial flow pattern, the flow rate inherent to the instrument actually detected is a fixed flow rate or flow range. Since the appliance determination is performed based on the partial flow rate pattern and the flow rate specific to the appliance in each control step, the possibility of erroneous determination is extremely low, and the appliance can be determined with high accuracy.
[0094]
Furthermore, by registering the registered flow rate for each season, it is possible to make a more detailed determination, and it can be expected that the possibility of extracting a plurality of instruments is reduced. Specifically, the registered flow rate for each season can be obtained as follows. (1) The initial registration season is stored, and the registered flow rate is corrected in consideration of a predetermined coefficient for the current season. Alternatively, the registered flow rate corrected for each season is registered in the registered appliance table. (2) The registered flow rate of the appliance is detected and additionally registered at a predetermined time after the initial registration season has shifted to another season. (3) Apply both (1) and (2) above, and for the time being, while the registered flow rate of other seasons cannot actually be detected, use (1), and when other seasons come, The registered flow rate is overwritten by processing. In addition to the season (for example, the month or calendar), the outside temperature can also be a correction factor.
[0095]
11 and 12 are determination flowcharts in the gas appliance determination module 43 in the present embodiment. Specifically, FIG. 11 is a flowchart for the normal determination mode for determining a gas appliance based on the registered appliance table, and FIG. 12 refers to the new registration table 52 when the gas appliance cannot be extracted from the registered appliance table. It is a flowchart about the new registration mode which determines a gas appliance. This flowchart also includes the functions of the modules 44, 46, and 48 that constitute the gas appliance determination module 43 shown in FIG. Further, as a premise here, a case where a plurality of gas appliances are used simultaneously is excluded. The determination method is shown only when each gas appliance is used alone.
[0096]
In FIG. 11, when a gas flow rate is detected (S100), first, the gas leak detection module checks whether or not the flow rate is a large flow rate that is not used when a normal gas appliance is ignited (S101). If a large flow rate is detected, a gas leak detection process described later is executed. In the present embodiment, the determination as to whether the flow rate is large is, for example, more than 10,000 Kcal / h, and when the partial flow rate pattern during ignition is other than the water heater pattern A-1, It is regarded as a large flow rate associated with. Further, the check step S101 for determining whether the flow rate is large is continuously performed in the background thereafter. That is, the detection of the abnormal gas flow rate is continued for each control step.
[0097]
Further, along with the detection of the gas flow rate, the time (start time) at that time is recorded in the memory 42 as the use start time, and further, the gas flow rate signal S20 from the gas flow meter 20 is sequentially recorded in the memory 42 (S102). For example, instantaneous gas flow rates detected at intervals of 2 seconds or less are recorded in the memory 42. Thereby, the waveform of the gas flow rate with respect to time can be specified.
[0098]
The control step determination module 44 detects the end of combustion control at the time of ignition by monitoring the instantaneous gas flow rate detected at a constant sampling interval. Specifically, it can be determined that the ignition time has ended when a predetermined time (for example, 10 seconds) has elapsed since the gas flow rate was detected. Alternatively, as another method, it may be determined that the ignition time has ended when the gas flow rate reaches a peak value after ignition.
[0099]
When the end of combustion control at the time of ignition is detected, feature data is generated from the detected gas flow rate waveform at the time of ignition. Then, a partial flow rate pattern that matches the feature data is extracted from the flow rate pattern table 50 illustrated in FIG. 6 (S104).
[0100]
Various methods can be considered for the matching process of whether or not the partial flow rate pattern matches. As an example, there is a method of extracting feature data of a detected gas flow rate waveform and checking whether or not it matches with registered feature data of a partial flow rate pattern. In the example shown in FIG. 6, in the slow ignition pattern A-1, the gas flow Q1 for slow ignition is first detected, and this state continues for time t. Thereafter, the gas flow rate changes to a certain gas flow rate Q2 or Qmax. Therefore, as described above, the slow ignition gas flow rate Q1 is in the range of 0.7 to 0.9 of the maximum gas flow rate Qmax, and the characteristic data of the slow ignition pattern A-1 is that the time t is in the range of 0.5 to 10 seconds. Can do. Therefore, from the detected gas flow rate waveform, the slow ignition gas flow rate Q1 and the time t are obtained as feature data, and by checking whether the value falls within the feature data range of the flow rate pattern table, A matching process is performed.
[0101]
In the igniting pattern A-2, the initial igniting gas flow rate Q1 has a very small absolute value. For example, the igniting gas flow rate Q1 is in the range of 60 to 400 Kcal / h, and is maintained at the igniting gas flow rate Q1. The characteristic data is that the time t is in the range of 3.0 seconds or more. Accordingly, the initial flow rate Q1 and the time t during which the flow rate is maintained are obtained as feature data from the detected gas flow rate waveform, and it is checked whether the value falls within the feature data range of the flow rate pattern table. Thus, the matching process is performed.
[0102]
In the direct ignition pattern A-3, the time t rising to the peak flow rate Q2 is as short as 1.0 second or less. Further, in the extinguishing safety device firing pattern A-4, the time slightly after the time t after rising to the peak flow rate Q2. There is a decrease in the flow rate Qp, the time t is in the range of 2.0 to 5.0 seconds, and the decrease flow rate Qp is 100 to 400 Kcal / h. Therefore, the feature data t and Qp are obtained from the detected gas flow rate waveform, and matching is performed depending on whether the feature data corresponds to the feature data of the flow rate pattern table.
[0103]
Returning to FIG. 11, when the partial flow rate pattern is extracted, an appliance having the partial flow rate pattern and the detected flow rate is searched from the registered appliance table (S106). If no matching appliance is extracted, the process proceeds to a new registration mode to be described later. Or you may transfer to the gas leak detection process mentioned later.
[0104]
If a matching device is extracted, the number of matching devices is determined (S108), and if it is one, the device currently in use is identified as the extracted device. When there are a plurality of pieces, appliance determination based on the flow rate pattern in the next control step is further performed.
[0105]
After the ignition time, it is detected whether the change in the detected flow rate has become constant, that is, whether the gas flow rate has become stable (S110). When stable is detected, it is determined that the stable period has been reached, and the period from the ignition time flow rate to the stable period is determined as the initial transition period.
[0106]
Therefore, the characteristic data of the detected partial flow rate pattern in the initial transition period is obtained, and compared with the partial flow pattern classified in the initial transition period in the flow rate pattern table 50, and the partial flow pattern is extracted (S112). The comparison method is performed based on whether or not the feature data corresponds to the case of ignition.
[0107]
Accordingly, the characteristic data of the partial flow rate pattern in the initial transition period will be described with reference to FIG. 7. In the case of the hunting pattern B-1, the flow rate difference ΔQi between the peak flow rates is obtained, and the absolute value gradually decreases. In addition, the characteristic data is that the sign of the flow rate difference ΔQi changes alternately. Therefore, feature data can be generated by detecting each peak flow rate value from the detected series of gas flow rate values and obtaining the flow rate difference ΔQi, ΔQi + 1.
[0108]
In the case of the simple decrease pattern B-2, when the change flow rate ΔQi of the detected gas flow rate at a predetermined time t is obtained, the absolute value of the change flow rate ΔQi gradually decreases, and the sign of the change flow rate ΔQi is all negative. become. Similarly, in the case of the simple increase pattern B-3, the absolute value of the change flow rate ΔQi gradually decreases, and the sign thereof becomes all positive. In the case of the step decrease pattern B-4, the flow rate change ΔQi is an integral multiple of a certain unit flow rate ΔQ, and the sign of the flow rate change ΔQi is all negative. In the stove transition pattern B-5, a flow rate change ΔQ occurs within time t, the time is in the range of 0.5 to 3.0 seconds, and the sign of the change ΔQ is negative.
[0109]
For the partial flow rate pattern in the initial transition period, the feature data is calculated from the detected gas flow rate so that it can be compared with the above feature data, and which pattern is matched is determined.
[0110]
Returning to FIG. 11 again, when the partial flow pattern in the initial transition period is extracted, the appliance having the partial flow pattern and the detected flow rate is searched from the registered appliance table in the same manner as at the time of ignition (S114). If no matching appliance is extracted, the process proceeds to a new registration mode to be described later. Or it transfers to the gas leak detection process mentioned later.
[0111]
If a matching instrument is extracted, the number of matching instruments is determined (S116), and if it is one, the instrument currently in use is identified as the extracted instrument. In the case where there are a plurality of pieces, appliance determination based on the flow rate pattern in the next control step (ie, the stable period) is further performed.
[0112]
Next, characteristic data of the partial flow pattern in the stable period is obtained, and the partial flow pattern in the stable period is extracted from the flow pattern table 50 (S118). As shown in the partial flow pattern of the stable period in FIG. 8, in the case of the proportional control pattern C-1, the average value Qave, the maximum value Qmax, and the minimum value Qmin are updated from a plurality of detected flow rates Qi for a certain time X seconds. However, when the adjacent detected flow rate difference (| Qi−Qi-1 |) is within a few percent of the average value Qave (eg 3%), the flow rate has a difference between the maximum and minimum values (L = 100 Kcal / h) or more. This is characteristic data.
[0113]
In the case of the constant pattern C-2, the characteristic data is that the difference between the maximum value and the minimum value obtained in the same manner is a flow rate (L = 100 Kcal / h) or less. Further, in the case of the step control pattern C-3, the step width ΔQi has a constant step width, and its sign changes alternately.
[0114]
When the partial flow rate pattern in the stable period is extracted in this way, the appliance having the partial flow pattern and the detected flow rate is searched from the registered appliance table as in the ignition (S120). If no matching appliance is extracted, the process proceeds to a new registration mode to be described later. Or you may transfer to the gas leak detection process mentioned later.
[0115]
If a matching instrument is extracted, the instrument currently in use is identified as the extracted instrument. Since there are only one combination of the partial flow patterns in each control step, that is, the initial transition period and the stable period, and the characteristic flow rates corresponding to the respective flow patterns, the matching appliances are extracted in step S120. The case is specific to one instrument.
[0116]
When the appliance in use is specified, the use start time is written in the start time recording area of the registered appliance table corresponding to the appliance, and the start time stored in step S102 is written, and operation monitoring suitable for the gas appliance is performed. The mode is changed (S128). As a specific example, it is monitored whether or not the usage time exceeds a time limit (safety continuous usage time) set for each gas appliance. If exceeded, an alarm is output or the gas shutoff valve is shut off. Even when the gas flow rate changes during monitoring, monitoring of the time limit is continued. In the conventional gas meter, when the gas flow rate is changed, it is determined that the continuous use is finished. However, in the present embodiment, the instrument can be specified with high accuracy, and the flow rate pattern of the instrument is grasped. Therefore, even if the gas flow rate fluctuates as in the proportional control pattern, for example. It can be determined that it is used continuously.
[0117]
As described above, in this embodiment, a registered device table in which a combination of partial flow patterns for devices used at each customer's home and a flow rate specific to the device is registered is created, and device determination is performed using the registered device table. Is called. Therefore, more accurate instrument determination than when performing instrument determination using a combination of flow patterns for a vast number of gas instruments covering all types and a new instrument table with a relatively wide flow range. Is possible.
[0118]
Next, the new registration mode in FIG. 12 will be described. In the normal determination mode of FIG. 11, the appliance registered in the registered appliance table is identified from one of the partial flow patterns of the extracted ignition time (A), initial transition period (B), and stable period (C). If not, the new registration mode is executed.
[0119]
In FIG. 11, the partial flow rate patterns of the respective control steps that are not acquired are extracted by necessary processing according to the stage of transition to the new registration mode (S200, S202, S204).
[0120]
When partial flow patterns for ignition, initial transition period, and stable period are acquired, gas appliances that match the combination of the partial flow patterns are extracted from the new instrument table 52 (S206). Since almost all instruments currently used in the world are registered in the new instrument table 52, a search for the new instrument table 52 may extract a gas instrument that matches a combination of partial flow patterns. Is extremely expensive. If a matching instrument is not extracted, the process proceeds to a gas leak detection process shown in FIG.
[0121]
In step S206, the appliance extracted from the new appliance table stores each partial flow pattern and the characteristic flow rate (flow rate registered in the registered appliance table) in each partial flow pattern in a predetermined temporary storage memory ( S208).
[0122]
In this way, once an instrument is specified from the new instrument table, the instrument is temporarily stored in the temporary storage memory, and the specified number of times for the instrument is incremented by +1 (S210). Each time a device is specified from the new device table 52, the specific number of times of the same device is determined (S212). When the specific number reaches a predetermined number (N is, for example, about 5 to 10), the device is registered in the registered device table 54 (S214). The registered instrument table 54 includes an instrument name, a partial flow pattern for each control step, a characteristic flow rate (fixed flow rate or flow range) in each partial flow pattern, a time limit, and the registered flow rate is a new instrument table. It is not the value of the flow rate range registered in 52 but the characteristic flow rate in each partial flow rate pattern among the actually detected flow rates (preferably, the average value of each characteristic flow rate in a plurality of times).
[0123]
In the new instrument table 52, a great number of instruments are registered as compared with the registered instrument table. Therefore, the identification of a single instrument may determine an incorrect instrument. More specifically, there is a possibility of misrecognition of partial flow patterns due to sampling timing deviations of the flow meter, and consequently determination of the wrong instrument, so it is registered in the registered instrument table 54 for the first time by identifying the instrument multiple times. It was decided to do.
[0124]
When the specified appliance is registered in the registered appliance table, the operation monitoring mode based on the time limit registered for each gas appliance is executed (S216).
[0125]
FIG. 13 is a flowchart of the operation monitoring mode. When the gas appliance is specified from the registered appliance table 54 (or when the gas appliance is registered in the registered appliance table), the operation monitoring module 56 sets the time limit T and the operation start time set for the appliance. Acquired (S300), while the gas flow rate Q is detected (S302), it is determined whether the time limit T has elapsed since the start time (S304). (S306). If the gas flow rate is no longer detected before the time limit T elapses, the use of the instrument is stopped and the monitoring operation is terminated.
[0126]
In step S212 in FIG. 12, if the specified number of times for the device is less than the predetermined number, the device cannot be specified completely. Therefore, the operation monitoring based on the safe continuous use time depending on the flow rate is performed as in the past. (S218).
[0127]
FIG. 14 is a flowchart of the gas leak detection process. The gas leak detection process is performed when the appliance cannot be specified in the new registration mode (step S206 in FIG. 12). However, in the gas meter without the new registration mode (the gas meter having no new appliance table), in the normal determination mode, Performed when a device cannot be identified. In the normal determination mode, when the appliance cannot be specified, the mode is shifted to the new registration mode in FIG.
[0128]
The gas leak detection module 53 outputs the proportional valve control signal S53, changes the valve opening degree of the proportional valve, and varies the gas supply pressure (S400). Then, it is checked whether or not the output of the gas flow meter at that time varies (S402). Even if the gas supply pressure is not actively changed by using the proportional valve, the gas supply pressure constantly changes depending on the gas use situation of the gas user. When a change is detected, it may be checked whether or not the output of the gas flow meter 20 varies.
[0129]
FIG. 15 is a diagram showing the relationship between the gas supply pressure and the gas flow rate. In each of the four graphs, time is plotted on the horizontal axis, and gas supply pressure and gas flow are plotted on the vertical axis. (1) and (2) in the figure are relationships when there is no gas governor (pressure regulator). (3) and (4) in the figure show the relationship when the gas governor exists.
[0130]
In FIG. 15 (1), when the gas supply pressure decreases, the gas governor does not exist, so the gas flow rate decreases in response thereto. Also in FIG. 15 (2), when the gas supply pressure increases, the gas governor does not exist, so the gas flow rate increases in response thereto.
[0131]
In FIG. 15 (3), when the gas supply pressure decreases, the gas flow rate does not change because the gas governor exists. In FIG. 15 (4), when the gas supply pressure increases, the gas governor exists and the gas flow rate does not change. There is no change in the flow rate. Actually, a slight fluctuation occurs in the gas flow rate due to a delay in the response characteristic of the gas governor, and eventually the original flow rate is restored.
[0132]
When the gas supply pressure is actively changed, the gas meter control unit 24 can detect whether the gas flow rate changes correspondingly by monitoring the detection flow rate from the gas flow rate detection means 20. In addition, even when a change in the gas supply pressure that is not active but is caused by some factor is detected by the detected pressure from the gas pressure gauge 34, it is possible to monitor whether the gas flow rate changes correspondingly. In the former case, the gas supply pressure is mainly reduced by narrowing the valve opening of the proportional valve or the gas cutoff valve.
[0133]
The gas leak detection module 53 determines that a gas leak has occurred from other than the gas appliance when a change in the gas flow rate is detected in response to a change in the gas supply pressure, and outputs a gas cutoff or gas leak alarm. (S406). Furthermore, it is preferable to notify the center of gas leakage.
[0134]
If the gas leak detection module 53 does not detect a change in the gas flow rate in response to a change in the gas supply pressure, some error occurs in the gas appliance determination, a flow rate pattern table, a registered instrument table 54, or a new instrument table 52. Gas appliances that are not registered with may be used. Therefore, in this case, it is monitored whether or not the safe continuous use time depending on the flow rate has been exceeded as in the prior art (S404). Further, in this case, preferably, the center is notified of the extraction of a new gas appliance (S405).
[0135]
It is expected that a new gas appliance that is not registered in the flow rate pattern table or the new appliance table is used, and the identification of the gas appliance cannot be repeated. Therefore, in the present embodiment, it is preferable that a new partial flow rate pattern or gas appliance can be added to the flow rate pattern table or appliance table in the gas meter. The addition is possible, for example, by transmitting the data from a remote center using a communication line and recording it in each table in the gas meter control unit.
[0136]
FIG. 16 is a schematic configuration diagram of a gas appliance determination apparatus according to another embodiment. 2 shows the configuration of a gas meter provided with a gas meter control unit having a gas appliance determination function. However, the gas appliance determination apparatus 100 of FIG. 16 does not have a gas meter function for integrating gas flow rates, and has a gas appliance determination function. Based on the gas flow rate detected from the gas flow rate detection means 20, the gas appliance is determined by the same method as described above. And the gas cutoff valve 22 is interrupted | blocked as needed. The gas appliance determination control unit 124 is realized by a microcomputer, for example. The other configuration of FIG. 16 is the same as that of the gas meter of FIG. 2, and is given the same reference number.
[0137]
FIG. 17 is a configuration diagram of the gas appliance determination control unit 124 built in the gas appliance determination apparatus of FIG. Since the gas appliance determination apparatus 100 omits the function of integrating and displaying the gas flow rate, the gas flow rate integration module 40 is also omitted from the configuration of FIG. 4 in the gas appliance determination control unit 124. Other configurations are the same as those in FIG.
[0138]
The gas appliance determination apparatus shown in FIG. 16 is attached to the gas supply line separately from the gas meter, and can determine the gas appliance in use. And the required driving | operation monitoring etc. can be performed with respect to the determined gas appliance.
[0139]
Note that the gas meter control unit of the gas meter of FIG. 2 and the gas appliance determination control unit of FIG. 16 alone constitute the gas appliance determination device of the present invention by being supplied with the detected gas flow rate from the gas flow rate detection means.
[0140]
The gas flow rate pattern and the partial flow rate pattern of the gas appliance described above are merely examples, and the present invention is not limited thereto. In the above embodiment, the control step is divided into the ignition time, the initial transition period, and the stable period, but it can be divided into other divisions. Furthermore, the feature data used as an index for matching the detected flow rate pattern with the partial flow rate pattern of the flow rate pattern table is an example, and other feature data may be used. Furthermore, other matching techniques may be used. For example, the gas flow rate waveform itself may be matched by using a pattern matching technique (for example, a dynamic programming method in which matching is performed by moving the time axis) used for voice recognition or the like.
[0141]
In the above embodiment, a series of gas flow patterns generated in accordance with combustion control are divided into partial flow patterns for each control step, and the flow patterns are matched for each control step. Accordingly, since the partial flow rate pattern matching is more simplified, detection is facilitated, and detection accuracy and detection probability can be increased. And since the gas appliance is determined from the combination of the partial flow rate patterns that coincide in a plurality of control steps, the detection becomes easy.
[0142]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the gas appliance in use can be easily determined from the detected change in the gas flow rate. Therefore, optimal operation monitoring can be performed for the determined gas appliance.
[0143]
Since a registered appliance table for gas appliances connected to the gas meter for each customer is created and gas appliance determination is performed based on the registered appliance table, highly accurate determination is possible.
[0144]
Furthermore, even if the appliance is not specified, the gas leak detection process operates, so that a high security level can be secured.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a diagram showing a set value of safe continuous use time (time limit) used for blocking when a conventional safe continuous use time is exceeded.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a gas meter in the present embodiment.
FIG. 3 is a schematic diagram for explaining the operation of the gas meter according to the present embodiment.
FIG. 4 is a configuration diagram of a gas meter control unit in the present embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing examples of gas flow patterns in a plurality of gas appliances.
FIG. 6 is a diagram showing an example of a partial flow rate pattern during ignition of the flow rate pattern table.
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of a partial flow rate pattern during an initial transition of the flow rate pattern table.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of a partial flow rate pattern in a stable period of the flow rate pattern table.
FIG. 9 is a chart showing an example of a new instrument table in the embodiment.
FIG. 10 is a chart showing an example of a registered instrument table in the embodiment.
FIG. 11 is a determination flowchart (normal determination mode) in the gas appliance determination module according to the present embodiment.
FIG. 12 is a determination flowchart (new registration mode) in the gas appliance determination module in the present embodiment.
FIG. 13 is a flowchart of an operation monitoring mode.
FIG. 14 is a flowchart of a gas leak detection process.
FIG. 15 is a diagram showing a relationship between a gas supply pressure and a gas flow rate.
FIG. 16 is a schematic configuration diagram of a gas appliance determination device according to another embodiment.
17 is a configuration diagram of a gas appliance determination control unit 124 built in the gas appliance determination apparatus of FIG.
[Explanation of symbols]
10 Gas meter
18 Gas appliance
20 Gas flow meter
43 Gas appliance determination module (registered appliance determination means)
50 Flow pattern table
52 New instrument table
54 Registered equipment table
53 Gas leak detection module
56 Operation monitoring module

Claims (17)

ガス供給ラインに接続されるガス器具を判定するガス器具判定装置において、
複数種類のガス器具について、燃焼制御に伴って発生する一連のガス流量パターンを分割した部分流量パターンを、制御ステップ毎に分類した流量パターンテーブルと、
顧客毎に登録され、ガス器具に対応して制御ステップ毎の前記部分流量パターン及びガス流量を有する登録器具テーブルと、
前記ガス供給ラインで検出されたガス流量パターンとマッチングする部分流量パターンを、前記流量パターンテーブルから抽出し、抽出された部分流量パターンの組合せ及び各制御ステップのガス流量とマッチングするガス器具を、前記登録器具テーブルから抽出する登録器具判定手段とを有し、
前記流量パターンテーブル及び前記登録器具テーブルにおける複数の制御ステップは、点火時と、その後の初期過渡期と、さらにその後の安定期とを少なくとも有することを特徴とするガス器具判定装置。
In the gas appliance determination apparatus for determining the gas appliance connected to the gas supply line,
For multiple types of gas appliances, a partial flow pattern obtained by dividing a series of gas flow patterns generated in accordance with combustion control, a flow pattern table classified for each control step, and
A registered appliance table registered for each customer and having the partial flow pattern and gas flow rate for each control step corresponding to the gas appliance;
A partial flow pattern that matches a gas flow rate pattern detected in the gas supply line is extracted from the flow rate pattern table, and a gas appliance that matches the extracted partial flow rate pattern combination and the gas flow rate of each control step, have a registration instrument determination means for extracting from the registration instrument table,
The flow pattern table and the registration plurality of control in the instrument table step includes the ignition, then the initial transition period, further followed by the gas appliance determination unit, which comprises at least closed and stable period.
ガス供給ラインに接続されるガス器具を判定するガス器具判定装置において、
顧客毎に登録され、使用されるガス器具について、燃焼制御に伴って発生する一連のガス流量パターンを分割した部分流量パターンとガス流量を、制御ステップ毎に有する登録器具テーブルと、
前記ガス供給ラインで検出されたガス流量パターンとマッチングする部分流量パターンを、前記登録器具テーブルから抽出し、さらに、当該抽出された部分流量パターンの組合せ及び各制御ステップのガス流量とマッチングするガス器具を、前記登録器具テーブルから抽出する登録器具判定手段とを有し、
前記登録器具テーブルにおける複数の制御ステップは、点火時と、その後の初期過渡期と、さらにその後の安定期とを少なくとも有することを特徴とするガス器具判定装置。
In the gas appliance determination apparatus for determining the gas appliance connected to the gas supply line,
For gas appliances registered and used for each customer, a registered appliance table having a partial flow rate pattern and a gas flow rate obtained by dividing a series of gas flow rate patterns generated with combustion control for each control step;
A gas appliance that extracts a partial flow rate pattern that matches the gas flow rate pattern detected in the gas supply line from the registered appliance table, and further matches the combination of the extracted partial flow rate patterns and the gas flow rate of each control step. and have a registration instrument determination means for extracting from the registered instrument table,
The registration plurality of control in the instrument table step includes the ignition, then the initial transition period, further followed by the gas appliance determination unit, which comprises at least closed and stable period.
請求項2において、
前記登録器具テーブルは、前記部分流量パターンを制御ステップ毎に分類した流量パターンテーブルを含むことを特徴とするガス器具判定装置。
In claim 2,
The gas appliance determination apparatus according to claim 1, wherein the registered appliance table includes a flow rate pattern table in which the partial flow rate patterns are classified for each control step.
請求項1又は2において、
前記登録器具判定手段は、点火から所定時間経過時までに検出されたガス流量パターンを、前記点火時の制御ステップにおけるガス流量パターンとすることを特徴とするガス器具判定装置。
In claim 1 or 2 ,
The gas appliance determination apparatus according to claim 1, wherein the registered appliance determination means uses a gas flow rate pattern detected during a predetermined time since ignition as a gas flow rate pattern in the control step at the time of ignition.
請求項1又は2において、
前記登録器具判定手段は、前記点火時の終了後、検出されたガス流量が安定するまでに検出されたガス流量パターンを、前記初期過渡期の制御ステップにおけるガス流量パターンとすることを特徴とするガス器具判定装置。
In claim 1 or 2 ,
The registered appliance determination means uses a gas flow rate pattern detected until the detected gas flow rate is stabilized after the ignition is finished as a gas flow rate pattern in the control step of the initial transition period. Gas appliance determination device.
請求項1又は2において、
前記登録器具判定手段は、検出されたガス流量が安定した時に検出されるガス流量パターンを、前記安定期の制御ステップにおけるガス流量パターンとすることを特徴とするガス器具判定装置。
In claim 1 or 2 ,
The gas appliance determination apparatus according to claim 1, wherein the registered appliance determination means uses a gas flow rate pattern detected when the detected gas flow rate is stabilized as a gas flow rate pattern in the control step in the stable period.
請求項1又は2において、
さらに、ガス供給圧力の変動に対応するガス流量の変化の有無に基づいてガス漏れを検出するガス漏れ検出手段を備えることを特徴とするガス器具判定装置。
In claim 1 or 2 ,
Furthermore, a gas appliance determination device comprising gas leak detection means for detecting a gas leak based on the presence or absence of a change in gas flow rate corresponding to a change in gas supply pressure.
請求項において、
前記登録器具判定手段が、検出ガス流量の異常値を検出した場合、又は、燃焼制御のいずれかの前記制御ステップで検出された部分流量パターン及び当該制御ステップのガス流量とマッチングするガス器具を前記登録器具テーブルから抽出できない場合に、前記ガス漏れ検出手段が、ガス漏れ検出を行うことを特徴とするガス器具判定装置。
In claim 7 ,
When the registered appliance determination means detects an abnormal value of the detected gas flow rate, or a gas appliance that matches the partial flow rate pattern detected in any of the control steps of combustion control and the gas flow rate of the control step, The gas appliance determination apparatus, wherein the gas leak detection means performs gas leak detection when extraction from the registered appliance table is impossible.
請求項において、
前記ガス漏れ検出手段は、前記ガス供給ライン内のガス圧力変動手段に供給ガス圧力を変動させ、それに対応するガス流量の変化を監視することを特徴とするガス器具判定装置。
In claim 7 ,
The gas appliance determination apparatus according to claim 1, wherein the gas leak detection means causes the gas pressure fluctuation means in the gas supply line to fluctuate the supply gas pressure, and monitors a corresponding change in gas flow rate.
請求項において、
前記ガス漏れ検出手段は、前記ガス供給ライン内のガス圧力の変動を検出したときに、それに対応するガス流量の変化を監視することを特徴とするガス器具判定装置。
In claim 7 ,
When the gas leak detection means detects a change in gas pressure in the gas supply line, the gas leak detection means monitors a change in gas flow corresponding thereto.
請求項において、
前記ガス漏れ検知手段が、供給ガス圧力の変動に対応してガス流量の変化を検出したときは、ガス遮断、警報出力又はセンタとの通信のうちの少なくとも一つを行うことを特徴とするガス器具判定装置。
In claim 7 ,
When the gas leak detection means detects a change in the gas flow rate in response to a change in supply gas pressure, the gas leaking means performs at least one of gas shutoff, alarm output, or communication with the center. Instrument determination device.
請求項において、
前記ガス漏れ検知手段が、供給ガス圧力の変動に対応してガス流量の変化を検出しなかったときは、センタに、新しい器具の抽出を通知することを特徴とするガス器具判定装置。
In claim 7 ,
A gas appliance determination apparatus according to claim 1, wherein when the gas leak detection means does not detect a change in the gas flow rate in response to a change in supply gas pressure, the center notifies the center of the extraction of a new appliance.
請求項1乃至12のいずれかにおいて、
さらに、前記登録器具判定手段が判定したガス器具について、所定の制限時間を越えてガス流量が検出された時、ガス遮断又は警報出力を含む保安運転を行う運転監視手段を有することを特徴とするガス器具判定装置。
In any one of Claims 1 to 12 ,
Further, the gas appliance determined by the registered appliance determination means has an operation monitoring means for performing a safety operation including a gas cutoff or an alarm output when a gas flow rate is detected exceeding a predetermined time limit. Gas appliance determination device.
請求項13において、
前記制限時間は、ガス器具毎に設定されていることを特徴とするガス器具判定装置。
In claim 13 ,
The said time limit is set for every gas appliance, The gas appliance determination apparatus characterized by the above-mentioned.
請求項13又は14において、
前記運転監視手段は、検出されたガス流量に変動が生じても、前記制限時間の監視を継続することを特徴とするガス器具判定装置。
In claim 13 or 14 ,
The said operation monitoring means continues monitoring of the said time limit, even if a fluctuation | variation arises in the detected gas flow rate, The gas appliance determination apparatus characterized by the above-mentioned.
請求項1乃至15のいずれかにおいて、
さらに、前記ガス供給ライン内に設置されるガス流量検知手段を有し、前記登録器具判定手段は、前記ガス流量検出手段からガス流量値を供給されることを特徴とするガス器具判定装置。
In any one of Claims 1 thru | or 15 ,
Furthermore, it has a gas flow rate detection means installed in the said gas supply line, The said gas flow determination value is supplied from the said gas flow rate detection means, The gas appliance determination apparatus characterized by the above-mentioned.
請求項1乃至15のいずれかに記載されたガス器具判定装置と、前記ガス供給ライン内に設置されるガス流量検知手段と、前記ガス流量検知手段が検知したガス流量を積算するガス流量積算手段とを有することを特徴とするガスメータ。The gas appliance determination device according to any one of claims 1 to 15 , a gas flow rate detection unit installed in the gas supply line, and a gas flow rate integration unit that integrates the gas flow rate detected by the gas flow rate detection unit And a gas meter.
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