JP3818031B2 - Recorded information playback device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録情報再生装置に係り、特に光ディスクの記録情報信号を再生する記録情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、高密度記録された光ディスクの隣接する3つの記録トラックから別々のビームにより再生した信号に基づいて、クロストーク除去を行うと共に中央のトラックからS/N比の良好な再生信号を得るようにした、3ビーム法による記録情報再生装置が種々提案されているが、クロストーク除去のためのプリアンブル信号を予め記録しておくことなく、再生信号のクロストーク除去を行うようにして記録容量を向上した3ビーム法による記録情報再生装置が知られている(特開平9−320200号公報)。
【0003】
従来の記録情報再生装置では、光ディスクの任意の一の記録トラックから一のビームにより再生した第1の読取信号と、その一のトラックの両側に隣接する2本のトラックから別々のビームにより再生した2つの第2の読取信号とを、それぞれサンプリングして第1及び第2のサンプル値系列に変換し、そのうち第2のサンプル値系列から可変係数フィルタによりクロストーク成分を求め、上記の第1のサンプル値系列からこのクロストーク成分を減算器で減算し、更にゼロクロスサンプル抽出手段により、この減算器の出力サンプル値系列中からゼロクロスサンプル値を抽出して、このゼロクロスサンプル値が0に収束するようにフィルタ係数演算手段により上記の可変係数フィルタのフィルタ係数を更新すると共に、判定手段により減算器の出力サンプル値系列から再生信号の判定を行う構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記の従来の記録情報再生装置では、可変係数フィルタのフィルタ係数の更新は、LMS適応アルゴリズムを使用して誤差信号が0になるようにしているが、上記の誤差信号は減算器の出力サンプル値系列中から抽出したゼロクロスサンプル値のみであり、収束が遅く、誤判別が多いという問題がある。また、パーシャルレスポンス等化を行っていないので、ビタビ復号ができず、益々高密度記録される傾向のある光ディスクから読み取ったS/Nの低い再生信号のデータ復元を誤る可能性が高いという問題もある。
【0005】
また、再生信号が光ディスクからTPP(タンジェンシャルプッシュプル法)でよみだされた信号や、ハードディスク及び磁気テープのように微分系の特性を有する場合、図2に示すように、信号が0付近で連続した値をとるので、ゼロクロス検出ではデータ変化点を検出することが出来ない。つまり、クロストーク成分の抽出が不可能であり、クロストーク除去は実現しなかった。
【0006】
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、微分系の信号に対するクロストーク除去を実現し得る記録情報再生装置を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、収束が速くしかも確実に記録媒体の記録情報を再生し得る記録情報再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の問題点を解決するために、記録媒体に記録されている再生すべき任意の一の記録トラックから読み取った第1の再生信号を復号する記録情報再生装置において、前記第1の再生信号から、前記再生すべき任意の一の記録トラックに隣接する少なくとも1つの記録トラックから読み取った第2の再生信号を所定のフィルタリング特性を有するフィルタで処理した信号を減算した信号を出力する第1の減算手段と、前記第1の再生信号がピークか否かを検出してピークポイント情報を出力する検出手段と、前記ピークポイント情報と前記第1の減算手段の出力信号とを受け、前記ピークポイント情報がピークを示すタイミングにおける前記第1の減算手段からの出力信号と所定の値との差分値をエラー信号として出力する第2の減算手段と、前記エラー信号に基づき、前記フィルタのフィルタリング特性を前記エラー信号が最小になるように可変制御する係数生成手段とを有することを特徴とする記録情報再生装置を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる記録情報再生装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。この実施の形態では、記録媒体の一例としての光ディスクの隣接する3本の記録トラック(以下単にトラックと記すこともある)に対し、3つのビームスポットを別々に形成する公知の3ビーム法を用いる。すなわち、図3に示すように、1回転当たり1本のトラックが形成されている光ディスクの任意のトラックTiから記録情報信号を再生するときは、再生専用の光ビームスポットB0をトラックTiに形成し、トラックTiの両側に隣接するトラックTi-1とTi+1のうち内周側トラックTi-1にはビームスポットB1を形成し、外周側トラックTi+1にはビームスポットB2を形成する。
【0009】
これら3つのビームスポットB0、B1、B2は、中央のビームスポットB0を中心として、光ディスクの回転方向上、ビームスポットB1が後方位置(又は前方位置)に、ビームスポットB2が前方位置(又は後方位置)に配置された状態を保ってトラッキングされることは周知の通りである。これら3つのビームスポットB0、B1、B2による反射光は、公知の光学系を別々に通して読取信号に変換される。
【0010】
上記の読取信号のうち、中央の再生すべきトラックTiの読取信号は、図1のA/D変換器11に供給され、内周側の隣接トラックTi-1の読取信号は、図1のA/D変換器12に供給され、外周側の隣接トラックTi+1の読取信号は、図1のA/D変換器13に供給される。A/D変換器11、12、13は入力された読取信号を、マスタークロックでサンプリングしてディジタル信号に変換して、次段のAGC・ATC回路14、15、16に供給し、ここで振幅が一定に制御される自動振幅制御(AGC)及び2値コンパレートの閾値を適切に直流(DC)制御する自動閾値制御(ATC)させる。
【0011】
AGC・ATC回路14の出力信号は、リサンプリングDPLL17に供給される。リサンプリングDPLL17は、自分自身のブロックの中でループが完結しているディジタルPLL(位相同期ループ)回路で、入力信号に対し所望のビットレートでサンプリングしたディジタルデータをリサンプリング(間引き補間)演算して生成し、遅延調整器20を通してトランスバーサルフィルタ21に供給する。また、リサンプリングDPLL17は、リサンプリングデータのピークを検出しており、それにより得られるピークポイント情報を遅延調整器22を通して後述のタップ遅延回路32に供給する。
【0012】
更に、リサンプリングDPLL17は、ビットサンプリングのためのビットクロックBCLKを生成すると共に、リサンプリング演算するための内分する割合を示すパラメータT_ratioを生成し、それらをリサンプリング回路18及び19にそれぞれ供給し、ここでAGC・ATC回路15及び16よりのディジタル信号をパラメータT_ratioが示す割合でビットクロックBCLKでリサンプリング演算を行う。ビットクロックBCLKは、歯抜けクロック(Punctured Clock)である。なお、前記ピークポイント情報はビットサンプリングのデータにおける、正または負のピークレベルをビットクロック単位で示している。
【0013】
リサンプリング回路18及び19よりそれぞれ取り出された信号は、遅延調整器23、24を通してトランスバーサルフィルタ25、26に供給される。前記トランスバーサルフィルタ21及び上記のトランスバーサルフィルタ25、26は、それぞれ乗算器・低域フィルタ(LPF)27、28、29よりフィルタ係数(タップ係数)が入力されてそれに応じた特性のフィルタリング処理を入力信号に対して行う。
【0014】
トランスバーサルフィルタ21は、乗算器・LPF27よりのタップ係数(フィルタ係数)に基づいて波形等化処理を行い、再生すべき所望のトラックからの読取信号の前後の信号との符号間干渉の影響を低減する。このトランスバーサルフィルタ21の出力波形等化後読取信号は、後述の減算器30及び31を通して仮判別回路33に供給され、ここでタップ遅延回路32よりの遅延信号と、パーシャルレスポンス(PR)の種類を示すPRモード信号と、光ディスクに記録されている信号のランレングス制限符号長(最小反転間隔や最大反転間隔)を示すRLLモード信号とが入力され、これらに基づいて仮判別結果を出力する。
【0015】
この仮判別結果と仮判別回路33の入力信号(減算器31の出力信号)とが減算器34において減算され、その差分値がエラー信号としてインバータ35で極性を反転された後、乗算器・LPF27に供給され、ここでトランスバーサルフィルタ21のタップ出力と乗算されて相関が検出され、LPFで積分される。乗算器・LPF27の出力積分値は、上記のエラー信号の値を0にする、トランスバーサルフィルタ21のフィルタ係数(タップ係数)としてトランスバーサルフィルタ21に入力される。
【0016】
上記のトランスバーサルフィルタ21、乗算器・LPF27、仮判別回路33、タップ遅延回路32、減算器34、インバータ35よりなるフィードバックループは、よく知られるLMSアルゴリズムを基本としているが、仮判別回路33は、本発明者が提案した回路であり、パーシャルレスポンス等化を前提とした仮判別(収束目標設定)を行う。
【0017】
ここで、パーシャルレスポンス(PR)特性について説明するに、例えばPR(a,b,−b,−a)の特性を図4(A)に示す孤立波に付与して等化すると、その等化波形はよく知られているように図4(B)に示すようになる。更に、連続波では、この等化波形は、−(a+b),−a,0,a,a+bの5値をとる。この5値をビタビ復号器に入力すると、元のデータ(入力値)とPR等化後の再生信号(出力値)は、過去の信号の拘束を受け、これと(1,X)RLLによって入力信号の"1"は2回以上続かないことを利用すると、図4(C)に示すような状態遷移図で表わすことができることが知られている。
【0018】
図4(C)において、S0〜S5は直前の出力値により定まる状態を示す。この状態遷移図から例えば状態S2にあるときは、入力値がa+2bのとき出力値が1となって状態S3へ遷移し、入力値が2bのとき出力値が1となって状態S4へ遷移するが、それ以外の入力値は入力されないことが分かり、また、もし入力されればそれはエラーであることが分かる。
【0019】
図4(D)は、信号のランレングス制限が(2,X)である場合の状態遷移図を示しており、S5からS1、及びS2からS4の遷移が無くなっていることが分かる。
【0020】
図5は上記のPR(a,b,−b,−a)の特性と仮判別回路33の出力する仮判定値との関係を示す図である。同図において、一番上の行のPRモードは、仮判別回路33に入力される信号の値を示しており、一番左の列のRLLモードは、仮判別回路33に入力される信号を示している。
【0021】
PRモードの値はパーシャルレスポンス特性がPR(1,−1)、PR(1,1,−1,−1)、PR(1,2,−2,−1)、PR(1,3,−3,−1)、PR(2,3,−3,−2)及びPR(3,4,−4,−3)のいずれであるかを示す。特にPR(1,−1)は良く知られているPR4(Partial Response ClassIV)であり、PR(1,1,−1,−1)は良く知られているEPR4(Extended Partial Response ClassIV)である。
【0022】
また、図5において、PR(1,−1)はPR(a,b,−b,−a)のa=0、b=1の場合である。更に、図5において、ゲインGは絶対値の最大値(a+b)を正規化するための乗算係数であり、A/(a+b)で表される(ただし、Aは任意のレベル)
【0023】
減算器31からの波形等化再生信号は、現在時刻における信号D3として取り扱われる。一方、リサンプリング・DPLL17からのピークポイント情報が遅延調整22を介してタップ遅延回路32に供給され、そのタップ遅延出力が仮判別回路33に入力される。仮判別回路33は後述のアルゴリズムに従って、パーシャルレスポンス等化を前提とした仮判別(収束目標設定)を行う。
【0024】
次に、仮判別回路33による動作について、図6のフローチャート等と共に更に詳細に説明する。ここでは、簡単のため、信号のランレングス制限が(2,X)である場合について説明する。ここで、上記のピークポイント情報の値PKが"1"であるときはピークを示しており、これは、図4(C)に示したPR(a,b,−b,−a)の状態遷移図では「a+b」又は「−(a+b)」という値で表わされており、状態S1→S2又は状態S4→S5へ遷移する過程において発生する。
【0025】
この場合、図4(C)中、ピークの極性は、サンプル点の極性で判別できる。しかも、あるピークから次のピークまでの間隔が分かれば、つまり状態S2から状態S5に至るまで、又は状態S5から状態S2に至るまでの遷移数がわかれば、経路が確定し、取り得るべき値が各々のサンプル点に対して明確になる。
【0026】
また、上記の状態遷移図で「a+b」又は「−(a+b)」以外の値、すなわちピークでないときは、上記のピークポイント情報の値PKは"0"である。この状態遷移図から、ピーク(PK=1)は2つ連続して取り出されることはなく、(2,X)の場合は、隣接するPK=1の間には最低2つの"0"が存在する。
【0027】
実際の信号では、ノイズ等の影響により、ピーク自体の検出を誤ることも十分に予想されるが、フィードバック制御の場合、正しい判定のできる確率が誤る確率を上回っていれば、正しい方向に収束していくはずであり、また、十分な積分処理のため、単発のノイズは実用上問題ないと考えられる。
【0028】
以上の点に着目し、仮判別回路33は、まず、タップ遅延回路32を介してビットクロックの周期毎に入力されるピークポイント情報の値PKを識別し、連続する5クロック周期の5つの値がオール"0"であるかどうか(図6のステップ61)、上記の5つの値のうちの最後の値のみが"1"かどうか(図6のステップ62)、上記の5つの値のうちの最初の値のみが"1"かどうか(図6のステップ63)、上記の5つの値のうちの最初と最後の値が"1"で残りの3つの値は"0"かどうかを判別する(図6のステップ64)。
【0029】
これらのパターンは、着目するピークポイント情報の値PKの中央の値を"0"としたとき、前後両側のピークポイント情報の値PKがいずれも"0"である場合であり、このときは信号波形0に張り付いている場合であるので、これらのパターンのいずれかを満たすときは、
Q=0 (1)
なる式により、仮判別値Qを算出する(図6のステップ65)。
【0030】
上記のパターンのいずれでもないときは、連続する5クロック周期の5つのピークポイント情報の値PKが"01010"、"01001"、"10010"、"00010"及び"01000"のうちのいずれかのパターンであるかどうか判別する(図6のステップ66、69〜72)。これら4つのパターンは、連続する5つのピークポイント情報のうち中央値がピーク点を示しておらず、かつ、中央値の前後に隣接する2つのピークポイント情報のいずれかがピーク点を示しているときである。
【0031】
上記の5つのパターンのどれかであるときは、
P=a×G (2)
なる式により、値Pを算出する(図6のステップ73)。ただし、(2)式及び後述の(3)式中、Gは図5に示したゲイン、a、bはPR(a,b,b,a)におけるaとbの値を示す。これらa、b及びGの値は、端子43を介して入力されるPRモード信号、端子44を介して入力されるRLLモード信号により求められる既知の値である。
【0032】
なお、ステップ72でピークポイント情報の値PKが上記以外と判定されたときは、
P=(a+b)×G (2)
なる式により、値Pを算出する(図6のステップ77)。例えば、連続する5つのピークPKの中央値が"1"の場合などがこの場合に相当する。
【0033】
上記のステップ73及び77のいずれかで値Pを算出すると、続いてD型フリップフロップ47から取り出される現在時刻の波形等化信号D3が0以上であるかどうか判別する(図6のステップ74)。現在時刻の波形等化信号D3が0以上であるときは最終仮判定レベルQをPの値とし(図6のステップ75)、負であるときは最終仮判定レベルQを−Pの値とする(図6のステップ76)
【0034】
以上の仮判別処理により得られた仮判定レベルQは、図1の減算器34に供給されて現在時刻の波形等化信号D3との差分をとられてエラー信号とされ、INV35を介して乗算器・LPF27へ出力され、ここで乗算されてから高域周波数成分が除去され、トランスバーサルフィルタ21にタップ係数として出力される。このようにして、図3の減算器52から取り出されるエラー信号が0になるように、トランスバーサルフィルタ21のタップ係数が可変制御されることにより、トランスバーサルフィルタ21による波形等化を収束範囲を拡大させて好適に行うことができる。
【0035】
このように、仮判別回路33は、パーシャルレスポンス等化の種類を示すPRモード信号と、再生信号のランレングス制限符号の種類を示すRLLモード信号と、タップ遅延回路32からの複数のピークポイント情報と、減算器31の出力波形等化後再生信号とを入力として受け、PRモード信号とRLLモード信号で定まる状態遷移と、複数のピークポイント情報のパターンとに基づき、波形等化信号の仮判別レベルQを算出する。この仮判定レベルQは目標値として図1の減算器34に供給され、実際の信号である波形等化後再生信号との差がとられてエラー信号とされる。
【0036】
一方、図1のリサンプリング回路18及び19よりそれぞれ取り出された信号は、遅延調整器23、24により固定の遅延が与えられ、後述の擬似クロストークとの時間合わせを粗く行われてトランスバーサルフィルタ25、26に入力される。このトランスバーサルフィルタ25、26にタップ係数(フィルタ係数)を供給する乗算器・LPF28、29は、前記減算器34から出力されるエラー信号が入力され、ここでトランスバーサルフィルタ25、26のタップ出力と乗算して隣接トラック信号の相関を抽出し、更にその相関値をLPFで積分してトランスバーサルフィルタ25、26に入力する。
【0037】
このようにして、トランスバーサルフィルタ25、26のタップ係数(フィルタ係数)は、隣接トラック信号の相関値に応じて更新され、トランスバーサルフィルタ25、26からは内周側、外周側の各トラックからの読取信号に対応した擬似クロストーク信号が取り出される。これらのトランスバーサルフィルタ25、26の出力擬似クロストーク信号は、トランスバーサルフィルタ21からの波形等化後の再生すべきトラックからの再生信号に、減算器30、31でそれぞれ減算される。これにより、減算器31からは、トランスバーサルフィルタ21からの波形等化後の再生すべきトラックの再生信号中のクロストークと相殺除去されて、S/Nの良好な再生信号として出力される。この実施の形態は、フィードバック処理であるため、安定な動作が実現できる。
【0038】
この実施の形態では、トランスバーサルフィルタ21を含む再生すべきトラックの再生信号の符号間干渉除去ブロックと、トランスバーサルフィルタ25及び26を含む隣接トラックからの再生信号に基づく擬似クロストーク生成ブロックには、いずれも同一のエラー信号を0にするべく各タップ係数(フィルタ係数)を制御しているので、制御の衝突は発生しない。
【0039】
また、クロストーク成分がはっきり識別できるのは、所望トラックの再生信号が平坦のとき(反転間隔が大きい状態)、つまり0付近で連続している状態であり、従来のゼロクロス検出では正しい検出が出来ないのに対し、この実施の形態では、値が0又はa+bというような明確な値に向かって収束させると同時に、これらの値からの誤差をエラー信号として隣接トラック信号との相関をとり、クロストーク成分を抽出するようにしているので、正確、かつ、迅速な収束が可能である。つまり、ゼロクロスやピークポイントだけでなく、パーシャルレスポンス等化に対応したすべてのサンプリングポイントの情報からエラー信号を抽出できるということが特徴である。
【0040】
また、リサンプリングDPLL17を用いる場合、A/D変換器11に用いられるサンプリングクロックはビットクロックに同期しておらず、それは隣接トラックの再生信号のサンプリングクロックについても同様である。一定の位相ずれは擬似クロストーク発生器でも吸収できる(トランスバーサルフィルタ25、26自体もリサンプリング演算器と見ることができる。)が、周波数がずれている場合などでは、サンプリング時間間隔が一定にならないため、従来の擬似クロストーク発生器では対応できない。
【0041】
一方、この実施の形態では、リサンプリングDPLL17により生成した、リサンプリング演算時の内分割合T_ratio及びビットクロックBCLKを利用し、リサンプリング器18、19で隣接トラックからの再生信号のリサンプリング演算を行うようにしているため、周波数ずれに対応できる。また、位相については、後段の遅延調整器23、24により粗く合わせ、後はトランスバーサルフィルタ25及び26を用いた擬似クロストーク発生器に任せるようにしている。これにより、リサンプリングDPLL17を用いることができる。なお、遅延調整器23、24をリサンプリング器18、19の後段に配置したのは、この方が遅延用フリップフロップの段数を少なくできるからで、機能的にはリサンプリング器18、19の前段に配置してもよい。
【0042】
リサンプリングDPLL17は独立にAGC・ATC回路14とトランスバーサルフィルタ21を含む再生すべきトラックの再生信号の符号間干渉除去ブロックとの間に挟まれ、かつ、自分自身のブロックの中でループが完結しているため、確実な収束が期待できる。一方、リサンプリングDPLL17を用いない場合は、外付けの電圧制御発振器(VCO)が必要であり、またA/D変換器でビットサンプリングが行われるため、A/D変換器を含んだPLLループが形成され、A/D変換器として高速なものが要求されるのでコストが高くなる。
【0043】
また、リサンプリングDPLL17を用いない場合は、AGC・ATC回路を含んだPLLループが形成されるため、各々が干渉し、適切な方向へ収束できない場合があり、更に、AGCループ、ATCループ、PLLループをすべて外へ出し、アナログ回路で構成することも考えられるが、電圧制御増幅器(VCA)の追加が必要で、またアナログ回路特有の経時変化・部品ばらつきの悪影響を受ける。以上により、この実施の形態のように、リサンプリングDPLLを用いる構成が望ましいことが明らかであり、特に光ディスクでは記録再生系が周波数特性において高域減衰特性を有するため、オーバーサンプリングに適している。
【0044】
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。図10は本発明になる記録情報再生装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図10の第2の実施の形態は、A/D変換器11〜13と、AGC・ATC回路14〜16の間にディジタルのプリイコライザ(PreEQ)37〜39を用いた点に特徴がある。
【0045】
図11は本発明になる記録情報再生装置の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図13の第3の実施の形態は、A/D変換器11〜13の入力側にアナログのプリイコライザ(PreEQ)41〜43を用いた点に特徴がある。
【0046】
図12は本発明になる記録情報再生装置の第4の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図12の第4の実施の形態は、仮判別にピークポイント情報を用いず固定の閾値を用いて判別する仮判別回路45を設けた点に特徴がある。すなわち、減算器31から取り出された波形等化後の再生信号は、後段のビタビ復号回路へ出力される一方、仮判別回路45に供給され、ここで所定の閾値と比較されてピークポイントが検出され、このピークの連続パターン系列から前述したアルゴリズムで仮判別を行う。
【0047】
この仮判別回路45による仮判別結果と仮判別回路45の入力信号(減算器31の出力信号)とが減算器34において減算され、その差分値がエラー信号としてインバータ35で極性を反転された後、乗算器・LPF27に供給され、上記のエラー信号の値を0にする、トランスバーサルフィルタ21のフィルタ係数(タップ係数)とされてトランスバーサルフィルタ21に入力される。この実施の形態では、リサンプリングDPLL17からのピークポイント情報を用いないので、遅延調整器22及びタップ遅延回路32が不要となる。
【0048】
図13は本発明になる記録情報再生装置の第5の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図13において、光ディスクに形成されたトラック群中の隣接する3つのトラックのうち、中央の再生すべきトラックTiの読取信号は、電圧制御増幅器(VCA)47に入力され、内周側の隣接トラックTi-1の読取信号はVCA48に入力され、外周側の隣接トラックTi+1の読取信号は、VCA49に入力されてレベル及びDCが制御される。
【0049】
VCA47、48、49の各出力読取信号は、次段のA/D変換器50、51、52に供給されてマスタークロックでサンプリングされてディジタル信号に変換され、次段の固定イコライザ(EQ)53、54、55でイコライザ特性が付与された後、AGC・ATC検出回路56、57、58に供給され、ここで振幅が一定に制御される自動振幅制御(AGC)及び閾値を適切に直流(DC)制御する自動閾値制御(ATC)のための利得制御信号及びDC制御信号が生成される。この利得制御信号はVCA47、48、49に供給されて、その利得を可変制御する。これにより、この実施の形態では、AGCとATCをアナログ回路と共に行うことができる。
【0050】
図14は本発明になる記録情報再生装置の第6の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1及び図13と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図16において、光ディスクに形成されたトラック群中の隣接する3つのトラックのうち、中央の再生すべきトラックTiの読取信号は、アナログのAGC・ATC回路61に入力され、内周側の隣接トラックTi-1の読取信号はアナログのAGC・ATC回路62に入力され、外周側の隣接トラックTi+1の読取信号は、アナログのAGC・ATC回路63に入力されて、それぞれ振幅が一定に制御される。
【0051】
AGC・ATC回路61、62、63の各出力読取信号は、次段のA/D変換器50、51、52に供給されてマスタークロックでサンプリングされてディジタル信号に変換され、A/D変換器50の出力だけ次段の固定イコライザ(EQ)53でイコライザ特性が付与される。この実施の形態は、AGCとATCをアナログ回路であるAGC・ATC回路61、62、63のみで行うようにしたものである。
【0052】
図15は本発明になる記録情報再生装置の第7の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図15の第7の実施の形態は、ピークポイント情報を減算器31からビタビ復号器へ出力される波形等化後再生信号から抽出するようにした点に特徴がある。
【0053】
すなわち、減算器31から取り出された波形等化後再生信号は、ピーク検出器65に供給され、ピークポイントが検出される。ピーク検出は、例えば隣接するポイントとの関係で、その傾きの極性が反転したときに、一つ前のサンプリングポイントが存在するタイミングを示す情報を、ピークポイント情報として出力する。ピーク検出器65より取り出されたピークポイント情報は、タップ遅延回路32に入力される。これにより、図1と同様の仮判別アルゴリズムに従って、仮判別結果が得られる。
【0054】
図16は本発明になる記録情報再生装置の第8の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図16に示す第8の実施の形態は、リサンプリングDPLL17、リサンプリング回路18及び19を用いないで、記録情報を再生するようにしたものである。すなわち、AGC・ATC回路14、15、16の各出力ディジタル読取信号は、直接に遅延調整器20、23、24を通してトランスバーサルフィルタ21、25、26に供給される。
【0055】
減算器31より取り出されたクロストークが除去され、かつ、波形等化された再生信号は、仮判別回路33に供給される一方、ピーク検出・位相比較器67に供給され、ここでピーク検出され、その検出ピーク点の位相と電圧制御発振器(VCO)69よりのビットクロックの位相とを位相比較して位相誤差信号として生成される。この位相誤差信号は、ループフィルタ68を通してアナログ又はディジタルの電圧制御発振器(VCO)69に制御電圧として印加され、その出力システムクロック周波数を可変制御する。VCO69の出力システムクロックはビットクロックの自然数倍の周波数であり、装置のクロックが必要な各ブロックに印加される。
【0056】
図17は本発明になる記録情報再生装置の第9の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図11と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図19において、光ディスクに形成されたトラック群中の隣接する3つのトラックのうち、中央の再生すべきトラックTiの読取信号は、アナログのAGC・ATC回路71に入力され、内周側の隣接トラックTi−1の読取信号はアナログのAGC・ATC回路72に入力され、外周側の隣接トラックTi+1の読取信号は、アナログのAGC・ATC回路73に入力されて、それぞれ振幅が一定に制御されると共に閾値を適切に制御される。
【0057】
AGC・ATC回路71の出力読取信号は、次段の固定イコライザ(EQ)41でイコライザ特性が付与された後、A/D変換器11に供給されてビットクロックでサンプリングされてディジタル信号に変換される。また、AGC・ATC回路72、73の各出力読取信号は、A/D変換器12、13に供給されてビットクロックでサンプリングされてディジタル信号に変換される。A/D変換器11、12、13の各出力ディジタル信号は、遅延調整器20、23、24を通してトランスバーサルフィルタ21、25、26に供給される。
【0058】
また、固定イコライザ41の出力アナログ信号は、位相比較器74、ループフィルタ75及び76からなるPLL回路に供給されてビットクロックの自然数倍の周波数のシステムクロックとされる。一方、ピーク検出器77は、例えば隣接するポイントとの関係で、その傾きの極性が反転したときに、一つ前のサンプリングポイントが存在するタイミングを示す情報を、ピークポイント情報としてタップ遅延回路32に供給する。この実施の形態も上記の各実施の形態と同様の特長を有する。
【0059】
図18は本発明になる記録情報再生装置の第10の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図12、図16及び図17と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図18に示す第10の実施の形態は、ATC・AGCをアナログ回路のみで行い、ディジタルVCOを用いずに固定閾値判別を行う構成としたものである。図18において、減算器31から取り出された波形等化後の再生信号は、後段のビタビ復号回路へ出力される一方、仮判別回路45に供給され、ここで所定の閾値と比較されてピークが検出され、このピークポイントの連続パターン系列から前述したアルゴリズムで仮判別を行う。
【0060】
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、ピークに相当する信号のレベルのみに基づき、前記トランスバーサルフィルタのタップ係数及び前記フィルタリングの特性を前記エラー信号が最小になるように可変制御するようにしてもよい。図19は、この場合の第11の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。仮判別回路100は固定の閾値を用いて判別をおこなう。遅延調整22より出力されたピークポイント情報は、タップ遅延回路ではなく、エラー選択101に供給される。エラー選択101は、減算器34より出力されたエラー信号より、ピークのタイミングに対応したエラー信号のみを抽出し、乗算器・LPF28及び29に供給している。
【0061】
図20は本発明になる記録情報再生装置の第12の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図12と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。仮判別回路102は固定の閾値を用いて判別をおこなう。ピーク検出103は、減算器31より出力された出力信号からピークを検出し、ピークポイント情報をエラー選択104に供給する。エラー選択回路104は、減算器34より出力されたエラー信号より、ピークのタイミングに対応したエラー信号のみを抽出し、乗算器・LPF28及び29に供給している。
【0062】
図21は本発明になる記録情報再生装置の第13の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図17と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。仮判別回路105は固定の閾値を用いて判別をおこなう。ピーク検出器77より出力されたピークポイント情報は、タップ遅延回路ではなく、エラー選択106に供給される。エラー選択106は、減算器34より出力されたエラー信号より、ピークのタイミングに対応したエラー信号のみを抽出し、乗算器・LPF28及び29に供給している。
【0063】
図22は本発明になる記録情報再生装置の第14の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図18と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。仮判別回路107は固定の閾値を用いて判別をおこなう。ピーク検出108は、減算器31より出力された出力信号からピークを検出し、ピークポイント情報をエラー選択109に供給する。エラー選択回路109は、減算器34より出力されたエラー信号より、ピークのタイミングに対応したエラー信号のみを抽出し、乗算器・LPF28及び29に供給している。
【0064】
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、パーシャルレスポンス等化を用いずに、クロストーク除去機能だけを用いることもできる。図23は、この場合の第15の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図19と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。トランスバーサルフィルタ、乗算器・LPF、INVが削除され、遅延調整20の出力が減算器30に供給されている。
【0065】
図24は本発明になる記録情報再生装置の第16の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図20と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。トランスバーサルフィルタ、乗算器・LPF、INVが削除され、遅延調整20の出力が減算器30に供給されている。
【0066】
図25は本発明になる記録情報再生装置の第17の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図21と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。トランスバーサルフィルタ、乗算器・LPF、INVが削除され、遅延調整20の出力が減算器30に供給されている。
【0067】
図26は本発明になる記録情報再生装置の第18の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図22と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。トランスバーサルフィルタ、乗算器・LPF、INVが削除され、遅延調整20の出力が減算器30に供給されている。
【0068】
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば図1に示す遅延調整器20、23及び24をAGC・ATC回路14、15及び16の入力側に設けてもよいし、トランスバーサルフィルタ21、25及び26に余裕がある場合は、省略してもよい。
【0069】
また、以上の実施の形態では再生すべきトラックの両側に隣接する2本のトラックに対する2ビームの読取信号についてそれぞれ専用に擬似クロストーク信号を生成する回路系を2系統設けているが、ビームの光ディスクに対する照射角度を検出する公知のチルトセンサを装置が有しているならば、チルトセンサの出力信号に基づき、再生すべきトラックの両側に隣接する2本のトラックに対する2ビームの読取信号のうち、クロストーク成分が多い方のみを選択するスイッチ回路を設けることにより、上記の擬似クロストーク信号生成回路系を一系統のみとすることができる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、微分系の信号に対するクロストーク除去が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のブロック図である。
【図2】微分系の信号の一例の概略説明図である。
【図3】3ビーム法によるビームスポットとトラックとの位置関係の一例の概略説明図である。
【図4】パーシャルレスポンス特性の説明図である。
【図5】PR(a,b,b,a)の特性とランレングス制限規則RLLモードと仮判別器の仮判定値との関係を示す図である。
【図6】図3中の仮判別器の一例の動作説明用フローチャートである。
【図7】本発明による波形等化前と波形等化後の波形例を示す図(その1)である。
【図8】本発明による波形等化前と波形等化後の波形例を示す図(その2)である。
【図9】本発明による波形等化前と波形等化後の波形例を示す図(その3)である。
【図10】本発明の第2の実施の形態のブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態のブロック図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態のブロック図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態のブロック図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態のブロック図である。
【図15】本発明の第7の実施の形態のブロック図である。
【図16】本発明の第8の実施の形態のブロック図である。
【図17】本発明の第9の実施の形態のブロック図である。
【図18】本発明の第10の実施の形態のブロック図である。
【図19】本発明の第11の実施の形態のブロック図である。
【図20】本発明の第12の実施の形態のブロック図である。
【図21】本発明の第13の実施の形態のブロック図である。
【図22】本発明の第14の実施の形態のブロック図である。
【図23】本発明の第15の実施の形態のブロック図である。
【図24】本発明の第16の実施の形態のブロック図である。
【図25】本発明の第17の実施の形態のブロック図である。
【図26】本発明の第18の実施の形態のブロック図である。
【符号の説明】
11〜13 A/D変換器
14〜16 AGC・ATC回路
17 リサンプリングDPLL回路
18、19 リサンプリング回路
20、22、23、24 遅延調整器
21 再生すべきトラックの再生信号の波形等化用トランスバーサルフィルタ
25、26 擬似クロストーク信号生成用トランスバーサルフィルタ
27〜29 乗算器・LPF
30、31、34 減算器
32 タップ遅延回路
32a タップ遅延回路の一部回路
33 仮判別回路
45、100、102、105、107 閾値固定の仮判別回路
65、77、103、108 ピーク検出器
101、104、106、109 エラー選択[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a recorded information reproducing apparatus, and more particularly to a recorded information reproducing apparatus that reproduces a recorded information signal of an optical disc.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, on the basis of signals reproduced by separate beams from three adjacent recording tracks of an optical disc on which high density recording has been performed, crosstalk removal is performed and a reproduction signal having a good S / N ratio is obtained from the central track. Various recording information reproducing apparatuses using the three-beam method have been proposed, but the recording capacity is reduced by removing the crosstalk of the reproduced signal without recording the preamble signal for removing the crosstalk in advance. An improved recorded information reproducing apparatus using a three-beam method is known (Japanese Patent Laid-Open No. 9-320200).
[0003]
In the conventional recorded information reproducing apparatus, the first read signal reproduced from one arbitrary recording track of the optical disk by one beam and the two adjacent tracks on both sides of the one track are reproduced by separate beams. The two second read signals are sampled and converted into first and second sample value series, and a crosstalk component is obtained from the second sample value series by a variable coefficient filter, and the above-described first The crosstalk component is subtracted from the sample value series by a subtractor, and further, the zero cross sample value is extracted from the output sample value series of the subtractor by the zero cross sample extracting means so that the zero cross sample value converges to zero. The filter coefficient of the variable coefficient filter is updated by the filter coefficient calculation means, and subtracted by the determination means. Is the output sample value series configuration for judging the reproduced signal.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional recorded information reproducing apparatus, the error signal is set to 0 using the LMS adaptive algorithm for updating the filter coefficient of the variable coefficient filter. However, the error signal is output from the subtractor. Only the zero-cross sample values extracted from the sample value series have a problem that convergence is slow and misjudgment is often caused. In addition, since partial response equalization is not performed, there is a problem that the Viterbi decoding cannot be performed, and there is a high possibility of erroneous data restoration of a reproduction signal with a low S / N read from an optical disc that tends to be recorded at higher density. is there.
[0005]
In addition, when the reproduction signal is a signal read from the optical disk by TPP (tangential push-pull method) or has a differential characteristic such as a hard disk and a magnetic tape, the signal is close to 0 as shown in FIG. Since it takes continuous values, the data change point cannot be detected by the zero cross detection. That is, it is impossible to extract crosstalk components, and crosstalk removal has not been realized.
[0006]
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a recorded information reproducing apparatus that can realize crosstalk removal for differential signals. Another object of the present invention is to provide a recorded information reproducing apparatus that can quickly and reliably reproduce recorded information on a recording medium.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a recorded information reproducing apparatus for decoding a first reproduced signal read from an arbitrary recording track to be reproduced recorded on a recording medium, wherein the first information A signal obtained by subtracting, from a reproduction signal, a signal obtained by subtracting a signal obtained by processing a second reproduction signal read from at least one recording track adjacent to any one recording track to be reproduced by a filter having a predetermined filtering characteristic is output. 1 subtracting means, detecting means for detecting whether or not the first reproduction signal is a peak and outputting peak point information; receiving the peak point information and an output signal of the first subtracting means; A second subtraction that outputs a difference value between the output signal from the first subtraction means and a predetermined value at a timing when the peak point information indicates a peak as an error signal. And means, based on said error signal, to provide a recording information reproducing apparatus filtering characteristic the error signal of said filter and having a coefficient generating means for variably controlled to be minimized.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows a block diagram of a first embodiment of a recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In this embodiment, a known three-beam method is used in which three beam spots are separately formed for three adjacent recording tracks (hereinafter sometimes simply referred to as tracks) of an optical disc as an example of a recording medium. . That is, as shown in FIG. 3, when a recorded information signal is reproduced from an arbitrary track Ti of an optical disk on which one track is formed per rotation, a reproduction-specific light beam spot B0 is formed on the track Ti. Of the tracks Ti-1 and Ti + 1 adjacent to both sides of the track Ti, a beam spot B1 is formed on the inner track Ti-1 and a beam spot B2 is formed on the outer track Ti + 1.
[0009]
These three beam spots B0, B1, and B2 are centered on the center beam spot B0, the beam spot B1 is at the rear position (or front position), and the beam spot B2 is at the front position (or rear position) in the rotation direction of the optical disc. As is well known, tracking is performed while maintaining the state of the Reflected light from these three beam spots B0, B1, and B2 is converted into a read signal through a known optical system separately.
[0010]
Of the above read signals, the read signal of the track Ti to be reproduced at the center is supplied to the A /
[0011]
The output signal of the AGC /
[0012]
Further, the
[0013]
The signals extracted from the
[0014]
The
[0015]
The provisional discrimination result and the input signal of the provisional discrimination circuit 33 (the output signal of the subtractor 31) are subtracted by the
[0016]
The feedback loop including the
[0017]
Here, the partial response (PR) characteristics will be described. For example, if the characteristics of PR (a, b, -b, -a) are applied to the solitary wave shown in FIG. As is well known, the waveform is as shown in FIG. Further, in the continuous wave, this equalized waveform takes five values of-(a + b), -a, 0, a, and a + b. When these five values are input to the Viterbi decoder, the original data (input value) and the reproduction signal (output value) after PR equalization are subject to past signal constraints and input by this and (1, X) RLL. It is known that if the signal “1” does not last more than twice, it can be represented by a state transition diagram as shown in FIG.
[0018]
In FIG. 4C, S0 to S5 indicate states determined by the immediately preceding output value. From this state transition diagram, for example, when in state S2, when the input value is a + 2b, the output value becomes 1 and transitions to state S3, and when the input value is 2b, the output value becomes 1 and transitions to state S4. However, it is understood that no other input value is input, and if it is input, it is understood that it is an error.
[0019]
FIG. 4D shows a state transition diagram when the signal run length limit is (2, X), and it can be seen that there are no transitions from S5 to S1 and from S2 to S4.
[0020]
FIG. 5 is a diagram showing the relationship between the characteristics of PR (a, b, −b, −a) and the temporary determination value output from the
[0021]
The value of the PR mode has partial response characteristics of PR (1, -1), PR (1, 1, -1, -1), PR (1, 2, -2, -1), PR (1, 3,- 3, -1), PR (2, 3, -3, -2) and PR (3,4, -4, -3). In particular, PR (1, -1) is the well-known PR4 (Partial Response Class IV), and PR (1, 1, -1, -1) is the well-known EPR4 (Extended Partial Response Class IV). .
[0022]
In FIG. 5, PR (1, −1) is a case where a = 0 and b = 1 of PR (a, b, −b, −a). Furthermore, in FIG. 5, the gain G is a multiplication coefficient for normalizing the maximum absolute value (a + b), and is represented by A / (a + b) (where A is an arbitrary level).
[0023]
The waveform equalization reproduction signal from the
[0024]
Next, the operation of the
[0025]
In this case, in FIG. 4C, the polarity of the peak can be determined by the polarity of the sample point. In addition, if the interval from one peak to the next peak is known, that is, the number of transitions from state S2 to state S5, or from state S5 to state S2, the path is determined and a value that can be taken. Becomes clear for each sample point.
[0026]
In the state transition diagram, when the value is not “a + b” or “− (a + b)”, that is, when it is not a peak, the value PK of the peak point information is “0”. From this state transition diagram, two peaks (PK = 1) are not extracted continuously. In the case of (2, X), there are at least two “0” s between adjacent PK = 1. To do.
[0027]
In the actual signal, it is fully expected that the detection of the peak itself will be erroneous due to the influence of noise, etc., but in the case of feedback control, if the probability of correct determination exceeds the probability of error, it will converge in the correct direction. In addition, it is considered that there is no practical problem with single noise because of sufficient integration processing.
[0028]
Paying attention to the above points, the
[0029]
In these patterns, when the central value of the peak point information value PK of interest is “0”, the peak point information values PK on both the front and rear sides are both “0”. Since it is a case of sticking to the
Q = 0 (1)
The provisional discrimination value Q is calculated by the following formula (
[0030]
If none of the above patterns, the value PK of the five peak point information of five consecutive clock cycles is one of “01010”, “01001”, “10010”, “00010”, and “01000”. Whether it is a pattern or not is discriminated (
[0031]
If any of the above five patterns
P = a × G (2)
The value P is calculated by the following equation (
[0032]
When it is determined in
P = (a + b) × G (2)
The value P is calculated by the following formula (
[0033]
When the value P is calculated in any of the
[0034]
The provisional judgment level Q obtained by the above provisional judgment processing is supplied to the
[0035]
As described above, the
[0036]
On the other hand, the signals extracted from the
[0037]
In this way, the tap coefficients (filter coefficients) of the
[0038]
In this embodiment, the intersymbol interference removal block of the reproduction signal of the track to be reproduced including the
[0039]
In addition, the crosstalk component can be clearly identified when the playback signal of the desired track is flat (a state where the inversion interval is large), that is, when it is continuous near zero. In contrast, in this embodiment, the value converges toward a clear value such as 0 or a + b, and at the same time, an error from these values is used as an error signal to correlate with the adjacent track signal, and the cross Since the talk component is extracted, accurate and quick convergence is possible. That is, the feature is that an error signal can be extracted not only from zero crossing and peak point but also from information of all sampling points corresponding to partial response equalization.
[0040]
When the
[0041]
On the other hand, in this embodiment, using the internal ratio T_ratio at the time of the resampling calculation and the bit clock BCLK generated by the
[0042]
The
[0043]
Further, when the
[0044]
Next, another embodiment of the present invention will be described. FIG. 10 shows a block diagram of a second embodiment of the recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as in FIG. The second embodiment of FIG. 10 is characterized in that digital pre-equalizers (PreEQ) 37 to 39 are used between the A /
[0045]
FIG. 11 shows a block diagram of a third embodiment of a recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as in FIG. The third embodiment of FIG. 13 is characterized in that analog pre-equalizers (PreEQ) 41 to 43 are used on the input side of the A /
[0046]
FIG. 12 shows a block diagram of a fourth embodiment of the recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as in FIG. The fourth embodiment shown in FIG. 12 is characterized in that a
[0047]
After the result of provisional discrimination by the
[0048]
FIG. 13 shows a block diagram of a fifth embodiment of a recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as in FIG. In FIG. 13, among the three adjacent tracks in the track group formed on the optical disc, the read signal of the track Ti to be reproduced at the center is input to the voltage control amplifier (VCA) 47 and the adjacent track on the inner circumference side. The read signal of Ti-1 is input to the
[0049]
The output read signals of the
[0050]
FIG. 14 is a block diagram showing a sixth embodiment of the recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as those in FIGS. 1 and 13 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. In FIG. 16, among the three adjacent tracks in the track group formed on the optical disk, the read signal of the track Ti to be reproduced at the center is input to the analog AGC /
[0051]
The output read signals of the AGC /
[0052]
FIG. 15 is a block diagram showing a seventh embodiment of the recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as in FIG. The seventh embodiment of FIG. 15 is characterized in that the peak point information is extracted from the waveform equalized reproduction signal output from the
[0053]
That is, the waveform equalized reproduction signal extracted from the
[0054]
FIG. 16 shows a block diagram of an eighth embodiment of a recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as in FIG. The eighth embodiment shown in FIG. 16 reproduces recorded information without using the
[0055]
The reproduction signal from which the crosstalk taken out from the
[0056]
FIG. 17 is a block diagram showing a ninth embodiment of the recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as those in FIG. 11 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. In FIG. 19, among the three adjacent tracks in the track group formed on the optical disk, the read signal of the track Ti to be reproduced at the center is input to the analog AGC /
[0057]
The output read signal of the AGC /
[0058]
Further, the output analog signal of the fixed
[0059]
FIG. 18 shows a block diagram of a tenth embodiment of a recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as those in FIGS. The tenth embodiment shown in FIG. 18 is configured to perform ATC / AGC only with an analog circuit and perform fixed threshold determination without using a digital VCO. In FIG. 18, the waveform equalized reproduction signal extracted from the
[0060]
Note that the present invention is not limited to the above embodiment, and the error signal minimizes the tap coefficient of the transversal filter and the filtering characteristics based only on the signal level corresponding to the peak. You may make it variably control. FIG. 19 shows a block diagram of the eleventh embodiment in this case. In the figure, the same components as in FIG. The
[0061]
FIG. 20 shows a block diagram of a twelfth embodiment of a recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as those in FIG. The
[0062]
FIG. 21 is a block diagram showing a thirteenth embodiment of recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as those in FIG. The
[0063]
FIG. 22 shows a block diagram of a fourteenth embodiment of a recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as those in FIG. The
[0064]
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and only the crosstalk removal function can be used without using partial response equalization. FIG. 23 shows a block diagram of the fifteenth embodiment in this case. In the figure, the same components as those in FIG. 19 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. The transversal filter, the multiplier / LPF, and the INV are deleted, and the output of the
[0065]
FIG. 24 is a block diagram showing a sixteenth embodiment of a recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as those in FIG. The transversal filter, the multiplier / LPF, and the INV are deleted, and the output of the
[0066]
FIG. 25 shows a block diagram of a seventeenth embodiment of a recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as those in FIG. 21 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. The transversal filter, the multiplier / LPF, and the INV are deleted, and the output of the
[0067]
FIG. 26 is a block diagram showing an eighteenth embodiment of the recorded information reproducing apparatus according to the present invention. In the figure, the same components as those in FIG. 22 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. The transversal filter, the multiplier / LPF, and the INV are deleted, and the output of the
[0068]
The present invention is not limited to the above embodiment. For example, the
[0069]
In the above embodiment, two circuit systems are provided for generating pseudo crosstalk signals exclusively for the read signals of two beams for two tracks adjacent to both sides of the track to be reproduced. If the apparatus has a known tilt sensor for detecting the irradiation angle with respect to the optical disc, based on the output signal of the tilt sensor, of the two-beam read signals for two tracks adjacent to both sides of the track to be reproduced By providing a switch circuit that selects only the one having more crosstalk components, the above-mentioned pseudo crosstalk signal generation circuit system can be made only one system.
[0070]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, crosstalk removal for differential signals can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a first exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic explanatory diagram of an example of a differential signal.
FIG. 3 is a schematic explanatory diagram of an example of a positional relationship between a beam spot and a track by a three-beam method.
FIG. 4 is an explanatory diagram of partial response characteristics.
FIG. 5 is a diagram illustrating a relationship among characteristics of PR (a, b, b, a), a run length restriction rule RLL mode, and a provisional determination value of a provisional classifier.
6 is a flowchart for explaining the operation of an example of a temporary discriminator in FIG. 3;
FIG. 7 is a diagram (part 1) showing an example of a waveform before and after waveform equalization according to the present invention.
FIG. 8 is a diagram (part 2) illustrating a waveform example before and after waveform equalization according to the present invention.
FIG. 9 is a diagram (No. 3) illustrating a waveform example before and after waveform equalization according to the present invention.
FIG. 10 is a block diagram of a second exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a block diagram of a third exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a block diagram of a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a block diagram of a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a block diagram of a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a block diagram of a seventh exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a block diagram of an eighth embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a block diagram of a ninth embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a block diagram of a tenth embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a block diagram of an eleventh embodiment of the present invention.
FIG. 20 is a block diagram of a twelfth embodiment of the present invention.
FIG. 21 is a block diagram of a thirteenth embodiment of the present invention.
FIG. 22 is a block diagram of a fourteenth embodiment of the present invention.
FIG. 23 is a block diagram of a fifteenth embodiment of the present invention.
FIG. 24 is a block diagram of a sixteenth embodiment of the present invention.
FIG. 25 is a block diagram of a seventeenth embodiment of the present invention.
FIG. 26 is a block diagram of an eighteenth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
11-13 A / D converter
14-16 AGC / ATC circuit
17 Resampling DPLL circuit
18, 19 Resampling circuit
20, 22, 23, 24 Delay adjuster
21 Transversal filter for equalizing waveform of playback signal of track to be played
25, 26 Transversal filter for generating pseudo crosstalk signal
27-29 Multiplier / LPF
30, 31, 34 Subtractor
32 tap delay circuit
32a Partial circuit of tap delay circuit
33 Temporary discrimination circuit
45, 100, 102, 105, 107 Temporary discrimination circuit with fixed threshold
65, 77, 103, 108 Peak detector
101, 104, 106, 109 Error selection
Claims (1)
前記第1の再生信号から、前記再生すべき任意の一の記録トラックに隣接する少なくとも1つの記録トラックから読み取った第2の再生信号を所定のフィルタリング特性を有するフィルタで処理した信号を減算した信号を出力する第1の減算手段と、
前記第1の再生信号がピークか否かを検出してピークポイント情報を出力する検出手段と、
前記ピークポイント情報と前記第1の減算手段の出力信号とを受け、前記ピークポイント情報がピークを示すタイミングにおける前記第1の減算手段からの出力信号と所定の値との差分値をエラー信号として出力する第2の減算手段と、
前記エラー信号に基づき、前記フィルタのフィルタリング特性を前記エラー信号が最小になるように可変制御する係数生成手段とを有することを特徴とする記録情報再生装置。In a recorded information reproducing apparatus for decoding a first reproduced signal read from an arbitrary recording track to be reproduced recorded on a recording medium,
A signal obtained by subtracting, from the first reproduction signal, a signal obtained by processing a second reproduction signal read from at least one recording track adjacent to any one recording track to be reproduced by a filter having a predetermined filtering characteristic. First subtracting means for outputting
Detecting means for detecting whether the first reproduction signal is a peak and outputting peak point information;
Receiving the peak point information and the output signal of the first subtracting means, a difference value between the output signal from the first subtracting means and a predetermined value at a timing when the peak point information indicates a peak is used as an error signal. Second subtracting means for outputting;
Coefficient generation means for variably controlling the filtering characteristic of the filter based on the error signal so that the error signal is minimized.
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